JP6473255B1 - ハサミ - Google Patents

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Abstract

【課題】切断対象物の造形を崩したり壊したりすることなく、切断対象物の上方でハンドルを操作できて容易に切断することができるハサミを提供する。【解決手段】一対のハンドルとハンドルの開閉動作に伴い開閉する一対の刃とを備えるハサミであって、刃の一方を固定刃として切断対象物の剪断が生じる点の軌跡である切断ラインと平行に維持し、他方の刃を可動刃として前記固定刃に対して移動させながら剪断する場合に、ハンドルを回動するハンドル軸は、前記切断ラインの上方に位置するように構成した。【選択図】図1A

Description

本発明は、ハサミに関する。
一般にハサミは、刃とハンドルを有する一対の部材を要(かなめ)と呼ばれる連結軸で互いに交差するように連結している。この構造により、ハンドルを開閉させることにより、刃が開閉し、切断対象物を剪断することができる。
ハサミの刃の剪断力によって切断対象物に剪断が生じる点の軌跡を切断ラインとすると、刃の一方は切断ラインの上方、他方は切断ラインの下方に位置する。同様に、ハンドルの一方は切断ラインの上方、他方は切断ラインの下方に位置する。
このため、水平な平面上に置かれた物を切断するときは、切断対象物を少し持ち上げ、切断対象物の下方に刃の一方とハンドルの一方を挿入してその位置で切断しなければならない。
しかし、平面から持ち上げた物をハサミで切断する場合、切断対象物の下方でハンドルを握らなければならず、ハサミの操作が困難であった。また、操作しやすいようにハンドル部だけを持ち上げると、ハンドルの反対側の先端部が下がり、切断対象物が置かれた平面を先端部が傷つける可能性があった。
これに対して、引用文献1は、刃線が上に湾曲するように刃部を形成し、下の刃の先端部分に適当な幅及び長さのガード体を設けたハサミを提案している。下の刃の先端部分にガード体を設けることにより、上述したようにハンドル部を持ち上げた時に、先端部が切断対象物の置かれた平面を傷つけないようになっている。
また、引用文献2は、刃部のみならず、ハサミ全体を上に湾曲するように形成した金切り鋏を提案している。
引用文献3は、ピザを切断するカッターを提案している。このピザカッターによれば、切断する対象物を持ち上げないで切断することができる。
実用新案登録第3213847号 実用新案登録第3116357号 特開平11−56214号公報
引用文献1,2のハサミでは、刃部とハンドル部が湾曲して全体として曲線形状になっているが、刃部とハンドル部が完全にずれていないため、対象物を持ち上げなければならないことに変わりがなかった。しかし、切断対象物によっては、持ち上げること自体が好ましくないことがある。特に、食材(例えばパン生地や、パイ、ピザ、板海苔)を切るときは、折り曲げる、または、表面を傷つける、または、形が崩れるなどの問題があった。
また、引用文献1,2のハサミでは、ハンドル部が完全に切断対象物の上方に位置しないため、切断ラインの近傍でハサミのハンドルを開閉することになる。このため、ハンドルや指が切断面にあたって、料理の造形が崩れたり、壊したり、指が汚れたりすることがあった。また、ハンドルに対し刃が小さく、小刻みに切らざるを得なかった。
引用文献3のピザ用のカッターは、切断するために対象物を持ち上げることなく切断することができる。しかし、このカッターによれば、切断対象物を置いている面を傷つけてしまう問題があった。また、皿の上などで切る際に、手元が滑るため気遣いが大きかった。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、切断対象物の造形を崩したり壊したりすることなく、かつ、指を汚さず切断対象物の上方でハンドルを操作して切断することができるハサミを提供することを目的とする。
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下のとおりである。
本発明の一態様に係るハサミは、一対のハンドルと前記ハンドルの開閉動作に伴い開閉する一対の刃とを備え、
前記刃の一方を固定刃として切断対象物の剪断が生じる点の軌跡である切断ラインと平行に維持し、他方の刃を可動刃として前記固定刃に対して移動させながら剪断する場合に、前記ハンドルを回動するハンドル軸は、前記切断ラインの上方に位置する。
本発明の一態様に係るハサミは、
刃同士を枢動可能に連結する刃軸と、
ハンドル同士を枢動可能に連絡するハンドル軸と、
前記刃の開閉と前記ハンドルの開閉が連動するように、前記ハンドルの一方と前記刃の一方を回動可能に連結する連結軸と、を備え、
前記固定刃を前記切断ラインと平行に維持しながら剪断する場合に、前記ハンドルが前記切断対象物の上方に位置するように構成してもよい。
前記ハンドル軸を、前記切断ラインから2cm以上上方に離して設けてもよい。
前記刃軸と前記ハンドル軸の略中間位置に前記連結軸を設けてもよい。
前記刃軸を、前記切断ラインから上方に離して設けてもよい。
前記可動刃の刃線が前記切断ラインに対して凸に湾曲していいてもよい。
前記固定刃の刃線が前記切断ラインに対して凹に湾曲していてもよい。
前記固定刃の刃先曲線径R1は、前記可動刃の刃先曲線径R11より大きいようにしてもよい。
前記固定刃の刃先曲線径R1:前記可動刃の刃先曲線径R11=1:0.5〜1:0.8
であってもよい。
前記可動刃と前記固定刃が前記ハンドルの任意の開度において略等角度で交差するようにしてもよい。
前記可動刃と前記固定刃が前記ハンドルの開度を一定の角度閉じるごとに略一定の距離切り進むようにしてもよい。
前記可動刃に複数の略三角形の三角刃を設けてもよい。
前記固定刃に複数の略三角形の三角刃を設けてもよい。
前記三角刃は、ハンドル側の斜辺が先端部側の斜辺に比して刃線に対して垂直に近い角度を有していてもよい。
前記固定刃または前記可動刃の側面の一部に、前記固定刃と前記可動刃が互いに所定の角度で所定の力で押しつけながら剪断を行うように付勢する弾力部を設けてもよい。
前記可動刃を前記固定刃に対してほぼ垂直に設けてもよい。
前記固定刃に受け板を設けてもよい。
前記固定刃と前記可動刃を取り外し可能な刃軸を有していてもよい。
前記固定刃の先端部にローラーを設けてもよい。
本発明によれば、切断対象物の造形を崩したり壊したりすることなく、切断対象物の上方でハンドルを操作できて容易に切断することができるハサミを提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施形態によるハサミの側面図である。 本発明の一実施形態によるハサミの先端部を開いたところを示した側面図である。 本発明の一実施形態によるハサミを使用している状態を示した説明図である。 本発明の一実施形態によるハサミを使用している状態を示した説明図である。 本発明の一実施形態によるハサミの先端部を開いたところを示した側面図である。 本発明の一実施形態によるハサミの先端部を閉じたところを示した側面図である。 本発明の一実施形態によるハサミの正面図である。 図4(A)(B)(C)は、本発明の一実施形態によるハサミの分解図である。 本発明の一実施形態によるハサミの側面図である。 本発明の一実施形態によるハサミの側面図である。 図7(A)(B)は、本発明の一実施形態によるハサミの側面図と正面図である。 本発明の一実施形態によるハサミの側面図である。 本発明の一実施形態によるハサミの正面図である。 本発明の一実施形態によるハサミの先端部を開いたところを示した側面図である。 本発明の一実施形態によるハサミの側面図である。 図10(A)は、本発明の一実施形態によるハサミの可動ハンドルを連結軸より低い位置になるまで刃を開いたところを示した側面図である。図10(B)、(C)、(D)(E)は、同様に、それぞれ、5度、15度、20度、25度、傾斜した位置まで刃を閉じたところを示した側面図である。 本発明の一実施形態によるハサミの刃の動きを説明した説明図である。 本発明の一実施形態によるハサミの刃の動きを説明した説明図である。 本発明の一実施形態によるハサミの側面図である。 図14(A)(B)は、本発明の一実施形態によるハサミの三角刃の作用を説明した説明図である。 本発明の一実施形態によるハサミの先端部を開いたところを示した側面図である。 本発明の一実施形態によるハサミの先端部を閉じたところを示した側面図である。 本発明の一実施形態によるハサミの側面図と部分拡大図である。 本発明の一実施形態によるハサミの側面図である。 本発明の一実施形態によるハサミの正面図である。 本発明の一実施形態によるハサミの斜視図である。
以下に本発明の実施形態を、図面を用いて説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、以下の実施の形態において、その構成要素は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、「Aからなる」、「Aよりなる」、「Aを有する」、「Aを含む」と言うときは、特にその要素のみである旨明示した場合等を除き、それ以外の要素を排除するものでないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。
図1Aは本発明の一実施形態によるハサミの側面を示している。
図1Aに示すように、ハサミ1は、刃部2とハンドル部3を有している。刃部2とハンドル部3の間の部分は、特に指し示す必要がある場合は、接続部50ということにする。
刃部2は固定刃4と可動刃5を有している。固定刃4と可動刃5は刃軸6によって回動可能に連結されている。
刃軸6は、固定刃4と可動刃5を合わせた状態の略中心ライン上に設けられている。
ハンドル部3は、固定ハンドル7と可動ハンドル8を有している。固定ハンドル7と可動ハンドル8は、ハンドル軸9によって回動可能に連結されている。
例えば、ハンドル軸9は、両刃を閉じて刃面を水平にした状態で、刃軸6の上部に設けられ、刃軸6から1.5cm~5cm上部、好ましくは2cm~4cm上部に設けられている。
ここで、固定刃4とは、刃の一方を切断ライン(ハサミの刃の交差によって切断対象物に剪断が生じる点の軌跡)に平行に維持して切断するときの該刃をいう。すなわち、固定刃4は、切断ラインに対して角度を固定的に維持するため「固定刃」という。可動刃5は、固定刃4に対して移動する刃をいう。固定ハンドル7とは、固定刃4と一体に形成されているハンドルをいう。固定刃4の角度を一定にして切断をするため、固定ハンドル7の角度が一定に保たれる。可動ハンドル8は、可動刃5と連動して回動するハンドルをいう。
可動刃5と可動ハンドル8は、互いに連動して回動するように、連結部10で連結されている。連結部10は、長孔11と連結軸12を有している。連結軸12は長孔11内で摺動可能になっている。連結軸12が長孔11の中でスライドすることにより、可動刃5の回動による、連結部10と刃軸6とハンドル軸9の三点間の距離の変化を吸収できるようになっている。
ハンドル軸9は、切断ラインから2cm以上(例えば、2〜4cm)上方に離れて設けられている。例えば、切断対象の厚さと、ハンドル部3のハンドル軸周辺の幅(すなわち、ハンドル部3を軸材で止めるための周りの幅)の1/2の長さの合計の距離が確保できる長さ以上に、ハンドル軸9は、切断ラインから上方に離れていればよい。
具体的には、例えばピザを切ることを想定すると、ピザの厚さ1.5cmと、ハンドル部3のハンドル軸周辺の幅の1/2の約5mmの合計値は2cmとなる。そこで、ハンドル軸9を、切断ラインから2cm以上上方に離して設ければ、ハンドル部3が食材に当たらずに切断することができる。
ここで、連結部10は、例えば、両刃を閉じて刃面を平行にした状態で、ハンドル軸の前方(刃先側)についており、ハンドル軸から1cmから4cm前方、好ましくは1.5cmから3.5cm前方に設けられている。
図1Bは、ハサミ1の作用を説明的に示している。
図1Bに示すように、ハサミ1を使用するときは、固定刃4を切断ライン13に平行に維持しながら、切断を行う。固定ハンドル7は、固定刃4と一体に形成されているため、平行に前後に移動するが、回動はしない。これに対して可動ハンドル8は、ハンドル軸9を中心に回動する。可動ハンドル8の回動と連動して可動刃5が刃軸6を中心に回動する。刃軸6とハンドル軸9と連結部10の位置関係は、刃部2とハンドル部3の動きが同じになるように配置されている。すなわち、固定ハンドル7と可動ハンドル8が閉じると、固定刃4と可動刃5が閉じ、反対に、固定ハンドル7と可動ハンドル8を開くと、固定刃4と可動刃5が開くようになっている。
切断をする際は、ハサミ1のハンドルの反対側の先端部を開いて固定刃4を図示しない切断対象物の下方に挿入し、固定刃4を切断対象物と平行に配置する。可動刃5は切断対象物の上方に位置させる。すなわち、固定刃4の先端部15は切断対象物の下方に位置し、可動刃5の先端部16は切断対象物の上方に位置し、固定刃4は切断対象物とほぼ平行に位置している。この時の可動ハンドル8の最も低い位置のラインが下位位置ライン14である。ハサミ1の先端部15,16が開いたこの状態から、固定ハンドル7と可動ハンドル8を閉じることにより、可動刃5が下方に回動し、固定刃4に向かって移動する。可動刃5が閉じることによって、切断対象物に剪断力が作用し、固定刃4の刃線17と可動刃5の刃線18が交差する前に、切断対象物に剪断が生じ切断される。この切断対象物に剪断が生じる高さのライン(切断対象物に剪断が生じる点の軌跡)が切断ライン13である。
一回の切断が終わると、再び固定刃4と可動刃5を開き、固定刃4を先端部15に向けて平行移動させる。これによってまた図1Bの状態になる。
図1Bから明らかなように、本発明によれば、ハサミ1の刃部2とハンドル部3が屈折して形成されている。このため、ハンドル部3を完全に切断対象物の上方に位置させて操作することができる。ハンドル部3を開閉しても、可動ハンドル8の最も低い位置の下位位置ライン14が切断ライン13の上方に位置し、切断対象物から完全に上方でハンドル部3を握って操作することができる。また、一回の切断後にハサミ1を推し進める際に、固定ハンドル7の角度を変えずに前方に推し進めることにより、固定刃4が切断対象物の置かれた平面に平行に前方に進むことができる。これにより、切断の動作がスムーズに繰り返され、切断をスムーズに行うことができる。
ここでのハンドルは、両方が内部に指を入れるリング状になっている。一方で、
ハンドルに開閉ばねを設け、手を離すと開く構造としてもよい。
さらに、一方、または両方を棒状としても良い。
図2Aは、ハサミ1を使用して、食材の一例としてピザ19を皿20上に載置したまま切断し始める状態を示している。
図2Aに示すように、切断を始めるには、固定刃4と可動刃5を開いて、固定刃4の先端部15をピザ19と皿20の間に挿入し(図2Aに示す状態)、それから固定刃4をピザ19の下方にピザ19と平行に位置させる。この場合、固定刃4の先端部15の幅が小さく形成されていることにより、図2Aに示すように、指21によって固定ハンドル7と可動ハンドル8を開いたまま保持し、特にピザ19を持ち上げることなく、固定刃4の先端部15をピザ19と皿20の間に挿入することができる。
固定刃4をピザ19の下方に位置させた後は、固定ハンドル7と可動ハンドル8を握りしめることにより、固定刃4と可動刃5が閉じ、ピザ19を切断することができる。
図2Bは、ピザ19を皿20上に載置したまま切断している状態を示している。固定刃4の刃線17を皿20と平行を維持したまま、切断の度に固定刃4を先端部15の方向に平行移動させている状態を示している。
図2Bに示すように、本実施形態によれば、可動ハンドル8を開いた場合であっても、可動ハンドル8の最も低い位置の高さは、ピザ19よりも上方にある。このため、ハンドル部3の操作を終始ピザ19の上方で行うことができる。
また、固定刃4と可動刃5を開いたまま前方に推し進めることにより、固定刃4が継続的にピザ19の下方に差し込まれるので、ピザ19を持ち上げる必要がない。
すなわち、本実施形態によれば、常にピザ19の上方でハンドルを握ることができ、操作が容易である。また、切断対象物を平面体のままに変形させず切断することができる。具体的には、ピザ19を持ち上げる必要がなく、持ち上げによってピザ19が折れたり、傾斜によって調理した形が崩れたりすることがない。さらに、指やハンドル部がピザ19に当たることがなく、衝突によってピザ19の外形が崩れることがない。衛生面でも清潔に保たれる。さらに、皿20に対して鋭利な部分を突き立てることを防止し、皿20の表面を傷つけることがない。なおここでは、皿20としているが、ホットプレート上やまな板状でも同様である。
ここでは、切断対象をピザとしたが、お好み焼きや、チゲなど、そして焼肉や開いた魚や野菜などをホットプレート上などで切るときも同様である。
図3Aは、本発明の一実施形態によるハサミの先端部を開いた状態の側面を示している。なお、以下の説明では、前出の部分と同一の部分については、同一の符号を付して重複する説明を省略することがある。
本実施形態のハサミ1aは、固定刃4aと固定ハンドル7aが接続部50によって接続され、クランク状に屈折している。可動ハンドル8aが固定ハンドル7aの上方に位置している。固定ハンドル7aと可動ハンドル8aはハンドル軸9aによって回動可能に連結されている。固定刃4aと可動刃5aは、刃軸6aによって回動可能に連結されている。連結部10aは、刃軸6aとハンドル軸9aの略中間位置に設けられている。
例えば、ハンドル軸9aは、両刃を閉じて刃面を水平にした状態で、刃軸6aの上部に設けられ、刃軸6aから2.5cm~6cm上部、好ましくは3cm~5cm上部に設けられている。
連結部10aは、孔11aと連結軸12aを有している。孔11aは、可動刃5aの回動によるハンドル軸9aと連結部10aと刃軸6aの三点間の距離の変化を吸収できるようになっている。
固定刃4aと可動刃5aが開かれた状態では、連結部10aは、刃軸6aとハンドル軸9aより、ややハンドル部3a側に位置する。
図3Bは、ハサミ1aの先端部を閉じた状態の側面を示している。
図3Bに示すように、固定刃4aと可動刃5aが閉じられた状態では、連結部10aは、刃軸6aとハンドル軸9aより、やや刃部2a側に移動する。可動ハンドル8aが固定ハンドル7aの上方に位置するこの構造においても、固定ハンドル7aと可動ハンドル8aの動きは、固定刃4aと可動刃5aの動きと同期する。すなわち、固定ハンドル7aと可動ハンドル8aを閉じると、固定刃4aと可動刃5aが閉じ、固定ハンドル7aと可動ハンドル8aを開くと、固定刃4aと可動刃5aが開くようになっている。
本実施形態のハサミ1aは、固定刃4aを取り外し可能な刃軸6aを有している。刃軸6aは、貫通孔22と嵌合部23を有している。この取り外しの機能についてはさらに後述する。
図3Cは、ハサミ1aの正面を示している。
図3Cに示すように、本実施形態では、連結部10a近傍に弾力部24が設けられている。弾力部24は可動ハンドル8a側に位置する折曲部25と、可動刃5aに位置する折曲部26とを有している。弾力部24は、折曲部25,26により、可動刃5aをわずかに傾斜させ、固定刃4aに対して可動刃5aが所定の角度で、かつ、所定の力で圧しながら剪断するようにしている。
このようにすることにより、固定刃4aと可動刃5aは、側面の全体で摺接するのではなく、刃線の交差する一点で剪断力を生じさせるようになり、少ない力で鋭い切れ味を生じさせることができる。
図4は、本発明の一実施形態によるハサミを分解した側面を示している。
本実施形態の刃軸6aは貫通孔22と嵌合部23を有している。貫通孔22は、細長形状の貫通部を有し、嵌合部23は貫通孔22を貫通することができる頭部を有している。可動刃5aを外すときは、孔11aと連結軸12aの連結を外し、可動刃5aを略90度回転させ、貫通孔22と嵌合部23の形状を一致させ、刃軸6aの連結を外す。このように刃軸6aの連結を簡単に外すことができるようにすることにより、可動刃5aを簡単に取り外すことができる。可動刃5aを取り外せることにより、可動刃5aと固定刃4aを洗浄でき、常に清潔に保つことができる。また、ハサミ1aの各部材の隙間に溜まりがちな汚れも簡単に落とすことができるため、特に食材を切断する場合は衛生面からも有効である。
また、ここでの嵌合の方法は一例であり、ここで記載の方法でなくとも良いものである。
図5は、本発明の一実施形態によるハサミの側面を示している。
本実施形態のハサミ1bは、図3,4のハサミ1aと類似の構成を有しているが、固定刃4bにローラー27を有している。ローラー27は軸28によって固定刃4bの先端部15bに回転可能に取り付けられている。軸28は、固定刃4bの幅の中心線29よりわずかに下方に設けられ、ローラー27の下部が固定刃4bの下面よりわずかに突出するようになっている。
図5に示すように、本実施形態のハサミ1bによれば、ローラー27は例えば皿面を転がり、その作用により、ハサミ1bを推し進めることが容易である。本実施形態では、ハサミ1bの前進によって、ピザ19が自然と持ち上がって、スムーズに切断することができる。ローラー27が固定刃4bの下面よりわずかに突出するようになっているため、ローラー27が図示しないピザ19の皿に対して転動する。限定することなく、固定刃4bの先端部15bの角は丸く形成するのが好ましい。
図6は、本発明の一実施形態によるハサミの側面を示している。
本実施形態のハサミ1cは、図5のハサミ1bとほぼ同様の構成を有しており、固定刃4cの先端部15cにローラー27cを有している。ただし、本実施形態のローラー27cの軸28cは、固定刃4cの幅の中心線29cよりわずかに上方に設けられ、ローラー27cの上部が固定刃4cの上縁よりわずかに突出するようになっている。
本実施形態においても、ハサミ1cの前進によって、ピザ19が自然と持ち上がって、ローラーがピザ下面を転がり、スムーズに切断することができる。ローラー27cが固定刃4cの上縁よりわずかに突出するようになっているため、ローラー27cがピザ19に対して転動する。限定することなく、固定刃4cの先端部15cの角は丸く形成するのが好ましい。
図7は、本発明の他の実施形態によるハサミ1dを示している。
図7において、理解容易のため、可動刃の図示を省略している。図は、ハサミ1dの側面と正面を示している。図示しない可動刃は、取り外し可能な刃軸6dによって固定刃4dと回動可能に連結されている。刃軸6dは、図3に示したものと同様の貫通孔22とこてい嵌合部23を有している。図示しない可動刃は、図3Aの可動刃5aと同様のものとすることができる。
図7のハサミ1dは、固定刃4dに受け板30を設けている。受け板30は、可動刃の反対側の固定刃4dの側面の下部に水平に設けられている。受け板30は、固定刃4dに取り付けられた別部材でもよく、取り外せてもよい。または、固定刃4dの一部を折り曲げたものでもよい。
ハサミ1dは、図3A,図3B,図4で示した固定刃4dと可動刃(不図示)が互いに所定の角度で所定の力で圧し合いながら剪断を行えるようにした弾力部24を有している。
本実施形態によれば、ピザ等を切断する場合、切断したものが受け板30上に載置され、そのまま取り分けることができる。
ここで、受け板30の平面形状を図示していないが、3角形や長方形、楕円形などでも良く、板は網目状や、すのこ状(duckboards)や、ワイヤーを折り曲げたものなどでも良い。
図8Aは本発明の他の実施形態によるハサミの先端部を閉じたところの側面を示している。図8Bは該ハサミの先端部を閉じたところの正面を示している。図8Cは該ハサミの先端部を開いたところの側面を示している。以下の説明は、図8A−8Cを併せて参照することにより、明らかになる。
本実施形態のハサミ1eは、固定刃4eをほぼ水平に設け、固定刃4eに対して可動刃5eをほぼ垂直に設けている。可動刃5eと摺接する固定刃4eの縁は、鋭角的な刃になっている。
図7の固定刃4dが横断面概略L字形状になっているのに対して、本実施形態の固定刃4eは水平になっており、極めて低い位置で切断対象物を切断することができるようになっている。固定刃4eの刃は、水平面の可動刃5eと摺接する辺のエッジを鋭角的形成したものからなっている。この固定刃4eの刃に対して可動刃5eは垂直に当たりながら切断する直角当たり刃構造になっている。
本実施形態によれば、固定刃4eが水平面になっているため、切断の開始から最後まで切断対象物を持ち上げる必要が全くない。さらに、切断後は、固定刃4e自体が受け皿の役割を果たすため、切断したものをそのまま取り分けることができる。本実施形態のハサミ1eによれば、特に造形を崩す等の心配がある調理物に好適に使用することができる。さらに、固定刃4eに上記図7で示した受け皿部を別部材で設けても良い、また取り外すなどや形状も図7と同様とする。
図9は、本発明の他の実施形態によるハサミの側面を示している。
本実施形態のハサミ1fは、それぞれ刃とハンドルを有する一対の部材を連結部10fによって回動可能に連結した構造を有している。ここで、ハサミ1fの刃のうち、切断ライン13と平行に維持しながら剪断する時の刃を、固定刃4fとする。固定刃4fは、切断ライン13に対して角度を固定的に維持するため「固定刃」という。固定刃4fに対して移動する刃を可動刃5fという。切断ライン13は、前述した通り、ハサミの刃が交差して閉じるときに、切断対象物に剪断が生じる点の軌跡である。一対のハンドル7f,8fの開閉動作に伴い、一対の刃4f,5fが開閉するようになっている。
ハサミ1fは、刃部2fとハンドル部3fを有している。固定刃4fと一体的に形成されたハンドルを固定ハンドル7fといい、可動刃5fと一体的に形成されたハンドルを可動ハンドル8fという。
固定刃4fと固定ハンドル7fは、比較的長い接続部50によって接続され、全体として概略クランク状に形成されている。可動刃5fと可動ハンドル8fは、固定側に比してやや浅い概略クランク状に形成されている。両部材は、連結部10fで連結され、連結部10fの連結軸軸12fを中心に回動できるようになっている。なお、図9、及び、後述の図10、図13、図16、図17の態様においては、連結軸は、ハンドルを回動するハンドル軸の機能を果たすとともに、刃を回動する刃軸の機能も果たす。
図9に示すように、ハンドル軸12fは、接続部50とクランク形状により、従来切断ライン13上付近に設けられることに比べ、切断ライン13上付近から離して設けられている。この構成により、連結部10fを通る水平線31は、切断ライン13より高さh1だけ高くなっている。
ハンドル軸12fは、切断ラインから2cm以上(例えば、2〜4cm)上方に離れて設けられている。例えば、切断対象の厚さと、ハンドル部3fのハンドル軸周辺の幅(すなわち、ハンドル部3fを軸材で止めるための周りの幅)の1/2の長さの合計の距離が確保できる長さ以上に、ハンドル軸12fは、切断ラインから上方に離れていればよい。
具体的には、例えばピザを切ることを想定すると、ピザの厚さ1.5cmと、ハンドル部3のハンドル軸周辺の幅の1/2の約5mmの合計値は2cmとなる。そこで、ハンドル軸9を、切断ラインから2cm以上上方に離して設ければ、ハンドル部3が食材に当たらずに切断することができる。
本実施形態では、連結部10fの軸は刃部2fを回動する軸であるとともに、ハンドル部3fを回動する軸になっている。このハンドル部3fを回動する軸は、切断対象物の剪断が生じる点の軌跡である切断ライン13と平行に、刃部2fの一方(固定刃4f)を維持しながら剪断する場合、切断ライン13の上方に位置している。
連結軸12fが切断ライン13から離れて設けられていることにより、図9に示すように、可動刃5fの刃線18f上の点m1は、半径r1で回転して固定刃4fの刃線17f上の点m1’に到達する。同様に、可動刃5fの刃線18f上の点m2は、半径r2で回転して固定刃4fの刃線17f上の点m2’に到達する。点m1の軌跡と切断ライン13の交差する角度は、点m2の軌跡と切断ライン13の交差する角度より大きい。また、可動刃5fの刃線18f上の点m1から点m2までの距離は、固定刃4fの刃線17f上の点m1’ら点m2’まの距離より長い。このため、可動刃5fは、固定刃4fに対してスライスしながら切断ライン13を通過することになる。スライスしながら剪断を行うことにより、単なる剪断に比して切れ味を増すことができる。
さらに、本実施形態では、可動刃5fの刃線18fが切断ライン13に対して凸に湾曲している。また、固定刃4fの刃線17fは、切断ライン13に対して凹に湾曲している。具体的には、本実施形態では、可動刃5fの刃線18fは半径R1(約13cm)の円弧になっていて切断ライン13に対して凸に湾曲し、固定刃4fの刃線17fは半径R11(約20cm)の円弧になっていて切断ライン13に対して凹に湾曲している。なお、刃線18fと刃線17fは、両者が湾曲している場合に限られず、片方が湾曲している場合もある。刃線18fと刃線17fの曲率を適宜調整することにより、可動刃5fと固定刃4fが固定ハンドル7fと可動ハンドル8fの任意の開度において等角度で交差することができる。また、刃線18fと刃線17fの曲率を適宜調整することにより、固定ハンドル7fと可動ハンドル8fの開度を一定の角度閉じるごとに、一定の距離を切り進むことができる。このことを、図10Aから図10Eと、図11と図12を用いて説明する。
図10Aから図10Eは、可動ハンドル8fを閉じる方向に動かした状態を示し、連結軸12fを通る水平線31に対して、可動ハンドル8fの握り点と連結軸12fを結んだ可動ハンドル線32の角度を、最初の開いた角度(図10A)、5度(図10B)、15度(図10C)、20度(図10D)、25度(図10E)に閉じた状態を示している。
まず、図11と図12を用いて、可動刃5fの刃線18fと固定刃4fの刃線17fが互いにスライスしながら剪断でき、交差する角度θ0を変えることができることを説明する。
ここでは例えば、切断ライン13より高さh1を約3cm、刃の長さLを約7cmとしたものを示す。
固定刃先曲線半径R1を20cm、可動刃先曲線半径R11を13cmに略沿った例を示す。このように固定刃先曲線径R1>可動刃先曲線径R11、または、R1:R11を1:0.5〜1:0.8とすることで、図10で示した様な動きを実現できる。
図11において、固定刃4fの刃線17fに対して、可動円33の円弧上に可動刃5fの刃線18fがあるとする。可動円33の中心から偏心した所に連結軸12fが位置する。
図12は、可動円33が連結軸12fを中心に回転している様子を示している。図12において、可動円33が連結軸12fを中心に、一定の角度ごとに回転し、位置33−1、位置33−2、位置33−3に移動した状態を示している。このとき、可動刃5fの刃線18fはそれぞれ位置18f−1、位置18f−2、位置18f−3に移動する。
可動刃5fの刃線18fが、固定刃4fの刃線17fを擦過した距離は、図より明らかなように、可動円33が一定の角度ごとに回転するのにも関わらず、位置33−1、位置33−2、位置33−3ごとに擦過した距離が伸びる。すなわち、可動刃5fが一定角度ごとに回転すると、固定刃4fとの擦過距離が伸び、スライスしながら切断していることが分かる。
なお、図11の例は、連結軸の位置O’と切断ライン13の距離(高さ)h1は約3cm、連結軸の位置O’と可動刃の円弧の中心Oの偏心距離R2は約2.8cm、可動刃の円弧の半径R1は約6cm、可動刃の刃の長さLは約7cmとして説明したが、これらの位置関係は以下の範囲内で適宜定めることができる。
すなわち、可動刃の刃の長さLは5cm〜15cm(好ましくは6cm〜12cm)、連結軸の位置O’と切断ライン13の距離(高さ)h1は2cm〜7cm(好ましくは2.5cmから5cm)、可動刃の刃線(18f)の円弧の半径R1は8cm〜23cm(好ましくは9cmから18cm)、連結軸の位置O’と可動刃の刃線(18f)の円弧の中心Oの偏心距離R2は半径R1の0.3以上(好ましくは0.4〜1.0)の範囲内で適宜定めることができる。
また、可動円33の曲率を変化させることにより、刃線18fと刃線17fの交差する角度が変化する。すなわち、刃線18Fとは線17Fのカーブの形状を変えることにより、刃線18fと刃線17fの交差する角度と、切り進む距離を変えることができる。
このため、刃線18fと刃線17fのカーブの形状を設計選択することにより、図10に示すように、可動ハンドル8fを一定角度ごとに回転させることにより、一定の距離L1,L2,L3を切り進むことができる。また、可動ハンドル8fの開度(回転角度)に関わらず、刃線17fと刃線18fの交差する角度θ0を一定にすることができる。
なお、切り進む距離を一定にすることと、刃線17fと刃線18fの交差する角度を一定にすることは、いずれか一方を設計選択することができる。また、刃線18fと刃線17fのカーブは、いずれか一方の刃線のみに設けるようにしてもよい。
従来のハサミでは、ハンドルを一定の角度ごとに回転させると、刃の切り進む距離が伸びる。したがって、ハサミの先端部に行くほど、切り進むのが速くなる。これに対して、本発明により切り進む距離を一定にすると、ハンドルの操作と刃の切り進む距離が等しくなり、正確に切断対象物を切断することができる。
また、従来のハサミでは、ハンドルを一定の角度ごとに回転させると、刃の先端では、刃の交差する角度が小さくなり、かつ、切断点が遠くなるため、切断に大きな力を要することになる。しかし、本発明により、可動ハンドル8fの開度(回転角度)に関わらず、刃線17fと刃線18fの交差する角度θ0を一定にすると、一定の力で切断することができ、刃の先端においてはモーメントの増加のみとなり、剪断するための力を減少させることができる。
ここでは、ハンドルの操作と刃の切り進む距離が等しくなる例を示すが、固定刃と可動刃の湾曲形状を変えたり、ゆがませるなど形状を変形させたり、それらを組み合わせることで、ハンドルの操作と刃の切り進む距離を局部的に変化させるなどと、広い応用が可能である。
図13は、本発明の他の実施形態によるハサミの側面を示している。
本実施形態のハサミ1gは、図9のハサミ1fと類似の構成を有している。すなわち、刃部2gと、ハンドル部3gと、固定刃4gと、可動刃5gと、固定ハンドル7gと、可動ハンドル8gと、連結部10gと、連結軸12gと、刃線17gと、刃線18gと、接続部50を備えている。特に、相違点として、可動刃5gに複数の略三角形の三角刃35を設けている。
三角刃35は、刃線18gに沿って連続的に設けられ、各三角刃35は、ハンドル側の斜辺36が先端部側の斜辺37に比して刃線18gに対して垂直に近い角度(θ2>θ1)を有している。三角刃35の作用についてはまた後述する。
なお、ハサミ1gは、ハサミ1fと同様に、可動刃5gの刃線18gが切断ライン13に対して凸に湾曲し、固定刃4gの刃線17gが切断ライン13に対して凹に湾曲した構成となっている。刃線17gと刃線18gのカーブの形状を調整することにより、ハンドルの開度に関わらず刃線17gと刃線18gの交差の角度を一定にできる、あるいは、ハンドルを一定の角度閉じるごとに一定の距離切り込むことができるなどの作用効果は、図9−12で説明した通りである。
図14は、ハサミ1gの三角刃35の作用を説明した図である。
図14の上部に示すように、食材39が細かい形状である場合は三角刃35の谷間で、捉えて切断することができる。本実施形態において、三角刃35は、ハンドル側の斜辺36が先端部側の斜辺37に比して、刃線に対して垂直に近い角度を有している。前述したように、本実施形態では、可動刃5gが固定刃4gに対してスライスする動きを有している。このため、食材39をさらに三角刃35の谷間で捉えやすく、食材39を逃がさずに切断することができ、効率よく切断することができる。
図14の下部に示すように、食材40が三角刃35に比して大きい場合、三角刃35の頂点38に力が集中するため、食材40を捉えることができる。頂点38が鋭い形状を有しているため、ハンドルを閉じることにより、頂点38が食材40に切り込み、続く剪断やスライスの作用によって効率よく切断をすることができる。
図15Aは、本発明の他の実施形態によるハサミの先端部を開いたところの側面を示している。図15Bは、該ハサミの先端部を閉じたところの側面を示している。
本実施形態のハサミ1hは、図3A,図3B,図4のハサミ1aと概略同様の構造を有している。すなわち、刃部2hと、ハンドル部3hと、固定刃4hと、可動刃5hと、固定ハンドル7hと、可動ハンドル8hと、刃軸6hと、ハンドル軸9hと、連結部10hと、孔11hと、連結軸12hと、接続部50を備えている。特に、相違点として、ハサミ1aに比して接続部50を伸ばし、刃軸6hを切断ライン13から離れた位置に設けている。
刃軸6hを切断ライン13から離して設けたことにより、刃軸6hから可動刃5hの刃線18hまで距離が存在する。このため、刃軸6hを中心に可動刃5hが回動すると、図15Aと図15Bを比較して明らかなように、可動刃5hの刃線18hが、切断ライン13に対してスライスしながら切断することができる。この動きにより、通常の剪断力に加えて、スライスによる切断が加わり、切れ味を増すことができる。
さらに、本実施形態では、可動刃5hの刃線18h上に、複数の略三角形の三角刃35hを設けている。既に説明したように、三角刃35hは、切断対象物を逃げないように捉え、かつ、三角刃35hの頂点によって切断対象物に切り込む作用を有しているので、前述したスライスの作用と相まって、一層切れ味を増すことができる。
また、本実施形態のハサミ1hは、固定刃4hの刃線17hが切断ライン13に対して凹に湾曲している。また、可動刃5hの刃線18hは、切断ライン13に対して凸に湾曲している。
既に説明したように、固定刃4hの刃線17hと可動刃5hの刃線18hのカーブの形状を調整することにより、刃線同士の交差角度を一定にして可動刃5hの先端部16hと固定刃4hの先端部15h近傍での剪断力を減少させることができる。また、固定刃4hの刃線17hと可動刃5hの刃線18hのカーブの形状を調整することにより、固定ハンドル7hと可動ハンドル8hを一定の角度閉じるごとに、一定の距離切り進むようにすることができる。これにより、切断のコントロールが容易なハサミを得ることができる。
なお、本実施形態では、三角刃35hは可動刃5hにのみ設けているが、固定刃4hにも設けるようにしてよい。
図16は、本発明の他の実施形態によるハサミの先端部を開いたところの側面を示している。
本実施形態のハサミ1iは、図9のハサミ1fと概略同様の構造を有している。すなわち、刃部2iと、ハンドル部3iと、固定刃4iと、可動刃5iと、固定ハンドル7iと、可動ハンドル8iと、連結部10iと、連結軸12iと、刃線17iと、刃線18iと、接続部50を備えている。特に、相違点として、可動刃5iの刃線18i上に、複数の略三角形の三角刃35iを設けている。また、本実施形態では、固定刃4iの刃線17i上にも、複数の略三角形の三角刃35iを設けている。本実施形態では、固定刃4iと固定ハンドル7iが比較的長い接続部50によって接続され、概略クランク状に形成されているため、連結部10iが切断ライン13から離れている。
既に説明したように、三角刃35iは、切断対象物を逃げないように捉え、かつ、三角刃35iの頂点によって切断対象物に切り込む作用を有している。また、ハサミ1fと同様にスライスする作用を有し、三角刃35iとスライス切断が相まって、一層切れ味を増すことができる。
さらに、本実施形態では、三角刃35iの斜辺に傾斜面42と傾斜面43を設けている。傾斜面42と傾斜面43は、三角刃35iの斜辺や頂点をより鋭くするとともに、切り裂いたものを外側に排出する作用を有している。これにより、鋭く切断し、切断面を開くことによって、切断面をきれいに保つことができる。
前述の三角刃同士は、噛み合わせにより、お互いが三角刃の谷部付近で食い込みを起こしやすい。
片側だけでも、凹み湾曲刃はこの食い込みを起こしやすい。
このため刃の内側を面取りして刃逃げを設けることで防ぐことができる。
なお、本実施形態では、連結部10iが取り外し可能な連結軸12iを有し、固定刃4iと可動刃5iを容易に分解し、汚れを除去し易く衛生的に使用することができる。
図17Aは、本発明の他の実施形態によるハサミの先端部を閉じたところの側面を示している。図17Aは該ハサミの先端部を閉じたところの正面を示している。図17Cは該ハサミの斜視図を示している。これらの図面を併せて参照しながら以下説明する。
本実施形態のハサミ1jは、図16のハサミ1iと概略同様の構造を有している。すなわち、刃部2jと、ハンドル部3jと、固定刃4jと、可動刃5jと、固定ハンドル7jと、可動ハンドル8jと、連結部10jと、連結軸12jと、三角刃35jと、接続部50を備えている。特に、相違点として、可動刃5jと可動ハンドル8jの接続部50に弾力部45を設けている。
弾力部45は、接続部50の一部をいったん外側に折り曲げ、再び内側に折り曲げた折曲部46からなる。この折曲部46により、可動刃5jは、図17Bに示すように、固定刃4jに対して、角度を有して当接し、かつ、弾力部45の弾力によって固定刃4jに付勢されている。これにより、剪断時に、固定刃4jと可動刃5jが隙間なく一点で交差し、鋭く切断することができる。
なお、本実施形態は、可動刃5jに複数の三角刃35jを有している。三角刃35jは、図16の三角刃35iと同様に、斜辺に傾斜面を設けている。傾斜面を設けることにより、三角刃35jの斜辺や頂点がより鋭くなり、かつ、切り裂いたものを外側に排出する作用を有し、これにより、切断対象物を鋭くきれいに切断することができる。
また、ハサミ1jは、取り外し可能な連結部10jと連結軸12jを有し、固定刃4jと可動刃5jを容易に分解でき、汚れを除去し衛生的に使用することができる。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した実施形態に限定されるものではない。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、1h、1i、1j:ハサミ
2、2a、2b、2c、2e、2f、2g、2h、2i、2j:刃部
3、3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3i、3j:ハンドル部
4、4a、4b、4c、4d、4e、4f、4g、4h、4i、4j:固定刃
5、5a、5b、5c、5e、5f、5g、5h、5i、5j:可動刃
6、6a、6b、6c、6d、6e、6h:刃軸
7、7a、7b、7c、7d、7e、7f、7g、7h、7i、7j:固定ハンドル
8、8a、8b、8c、8d、8e、8f、8g、8h、8i、8j:可動ハンドル
9、9a、9b、9c、9d、9e、9h:ハンドル軸
10、10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10h、10i、10j:連結部
11、11a、11e、11h:長孔
12、12a、12d、12e、12f、12g、12h、12i、12j:連結軸
13:切断ライン
14:下位位置ライン
15、15b、15c、15h、16、16h:先端部
17、17a、17d、17f、17g、17h、17i、18、18f、18g、18h、18i:刃線
19:ピザ
20:皿
21:指
22:貫通孔
23:嵌合部
24:弾力部
25、26:折曲部
27、27c:ローラー
28、28c:軸
29、29c:中心線
2a、2f:刃部
30:受け板
31:水平線
32:可動ハンドル線
33:可動円
35、35h、35i、35j:三角刃
36、36i、37、37i:斜辺
38,38i:頂点
39:食材
40:食材
42、43:傾斜面
45:弾力部
46:折曲部
50:接続部

Claims (18)

  1. 一対のハンドルと前記ハンドルの開閉動作に伴い開閉する一対の刃とを備えるハサミであって、
    一対の前記刃同士を枢動可能に連結する刃軸と、
    一対の前記ハンドル同士を枢動可能に連結するハンドル軸と、
    前記刃の開閉と前記ハンドルの開閉が連動するように、前記ハンドルの一方と前記刃の一方を回動可能に連結する連結軸と、を備え、
    前記刃の一方を固定刃として切断対象物の剪断が生じる点の軌跡である切断ラインと平行に維持し、他方の刃を可動刃として前記固定刃に対して移動させながら剪断する場合に、前記ハンドルを回動するハンドル軸が、前記切断ラインの上方に位置し、
    前記ハンドルを開いた状態及び前記ハンドルを閉じた状態のいずれにおいても、
    前記ハンドル軸が、上下方向において前記刃軸の上方に位置し、
    前記連結軸が、上下方向において前記ハンドル軸と前記刃軸の間に位置し、
    前記ハンドル軸が、前後方向において前記刃軸と略同位置にある
    ことを特徴とするハサミ。
  2. 前記ハンドル軸を、前記切断ラインから2cm以上上方に離して設けたことを特徴とする請求項に記載のハサミ。
  3. 前記刃軸と前記ハンドル軸の略中間位置に前記連結軸を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のハサミ。
  4. 前記刃軸を、前記切断ラインから上方に離して設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のハサミ。
  5. 前記可動刃の刃線が前記切断ラインに対して凸に湾曲していることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のハサミ。
  6. 前記固定刃の刃線が前記切断ラインに対して凹に湾曲していることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のハサミ。
  7. 前記固定刃の刃先曲線径R1は、前記可動刃の刃先曲線径R11より大きいことを特徴とする請求項に記載のハサミ。
  8. 前記固定刃の刃先曲線径R1:前記可動刃の刃先曲線径R11=1:0.5〜1:0.8
    であることを特徴とする請求項に記載のハサミ。
  9. 前記可動刃と前記固定刃が前記ハンドルの任意の開度において略等角度で交差することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のハサミ。
  10. 前記可動刃と前記固定刃が前記ハンドルの開度を一定の角度閉じるごとに略一定の距離切り進むことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のハサミ。
  11. 前記可動刃に複数の略三角形の三角刃を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のハサミ。
  12. 前記固定刃に複数の略三角形の三角刃を設けたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載のハサミ。
  13. 前記三角刃は、ハンドル側の斜辺が先端部側の斜辺に比して刃線に対して垂直に近い角度を有していることを特徴とする請求項11〜12のいずれか一項に記載のハサミ。
  14. 前記固定刃または前記可動刃の側面の一部に、前記固定刃と前記可動刃が互いに所定の角度で所定の力で押しつけながら剪断を行うように付勢する弾力部を設けたことを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載のハサミ。
  15. 前記可動刃を前記固定刃に対してほぼ垂直に設けたことを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載のハサミ。
  16. 前記固定刃に受け板を設けたことを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載のハサミ。
  17. 前記固定刃と前記可動刃を取り外し可能な刃軸を有していることを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載のハサミ。
  18. 前記固定刃の先端部にローラーを設けたことを特徴とする請求項1〜17のいずれか一項に記載のハサミ。
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