JP6473093B2 - 創部洗浄装置 - Google Patents

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この発明は、人体の手術などにおいて、創部の洗浄に利用される洗浄装置の改良に関する。
人体の手術などにおいて創部の洗浄に利用されるパルス洗浄器として、特許文献1に示されるものがある。
この特許文献1のものでは、内蔵されたモータの駆動により、洗浄液としての生理食塩水を噴射し、また、吸引ユニットに接続された吸引ノズルを介して洗浄後の汚水を吸引するようになっている。
しかるに、前記汚水には、体液のほか、骨片などの人体組織の破片が少なからず混じることとなる。こうした骨片などは前記吸引ユニットと吸引ノズルとを連絡する吸引流路の詰まりの原因となる。このため、この種の洗浄装置にあっては、前記吸引流路中に骨片などをできるだけ入り込ませないようにしながら、創部洗浄後の洗浄液を吸引可能とする要請がある。
また、特許文献1のものでは、本体ケースの後端側が屈曲されて握り部となっており、この握り部を握った状態で本体ケースの屈曲内側に位置される出力調整レバーを人差し指で操作して洗浄液の噴射をなすようにしている。しかし、手術の状況によっては、前記握り部でなく、本体ケースの先端と後端との間となる中央部分を握るようにして創部に洗浄液を噴射させるような場合もあるところ、特許文献1のものでは前記握り部以外の箇所を握った場合、前記出力調整レバーの操作が困難となる。
また、この種の洗浄装置を構成する本体は、洗浄液の供給流路、吸引流路、前記モータに対する電源ケーブルの三者と接続される必要があるところ、本体の取り回しをスムースに行えるようにする観点からはこれらの三者を適切に纏めるようにすることが望まれるところである。
特許第5649382号公報
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種の洗浄装置の使い勝手を合理的に向上させる点にある。
前記課題を達成するために、この発明にあっては、創部洗浄装置を、
本体と、
本体に取り外し可能に組み合わされるノズル体とを備え、
前記ノズル体には、洗浄液の吐出流路と、ノズル側吸引流路とが並び設けられて、創部に吹きかけられた前記洗浄液が前記ノズル側吸引流路より吸引されるようにしてあり、
前記本体には、前記組み合わせ時に前記ノズル側吸引流路の終端に連通する吸引流路の始端が備えられており、
前記吸引流路の前記始端に前記吸引流路の詰まりを生じさせるおそれのある大きさの骨片などの進入を防止するフィルタ部を形成させてなる、ものとした。
前記ノズル側吸引流路の終端に、骨片などの貯留部を形成させておくことが、この発明の好ましい態様の一つとされる。
また、前記貯留部を、始端を前記ノズル側吸引流路の始端とする第一流路の中心軸の側方において、前記第一流路の終端に始端を連通させると共に終端を前記ノズル側吸引流路の終端とする第二流路によって形成させるようにすることが、この発明の好ましい態様の一つとされる。
また、前記本体は、先端部を前記ノズル体の取付部とした実質的に真っ直ぐな胴部と、前記胴部の後端から側方に突き出す握り部とを有すものとすると共に、前記胴部における前記握り部の突き出し側と反対の側の側部に前記洗浄液の吐出機構を構成するモータの駆動回路のスイッチを備えさせるようにすることが、この発明の好ましい態様の一つとされる。
また、前記創部洗浄装置が、前記吸引流路となるチューブと、
前記洗浄液の供給流路となるチューブと、
前記洗浄液の吐出機構を構成するモータの駆動回路を構成する電源ケーブルを開放部から内部に押し込んでこれを保持可能とする断面C字状のチューブと、
隣り合うチューブ間にあって隣り合うチューブ同士を一体化させる薄肉部とを備えた、押し出し成形品としての組みチューブ体を備えてなるものとすることが、この発明の好ましい態様の一つとされる。
この発明によれば、第一に、創部洗浄装置を構成する吸引流路にその詰まりを生じさせるおそれのある大きさの骨片などができるだけ進入しないようにした状態で、創部洗浄後の洗浄液を吸引でき、また、ノズル体内に蓄えられた骨片などは本体からノズル体を取り外すことでノスル体内から除去でき、第二に、本体の真っ直ぐ部を握った場合でも把持部を握った場合でもスイッチの操作が可能であり、第三に本体に接続された二種のチューブと電源ケーブルとを接着したり粘着テープで束ねるといったことをすることなく纏めることができ、創部洗浄装置の使い勝手は合理的に向上される。
図1は、この発明の一実施の形態にかかる創部洗浄装置の全体構成を示した側面図である。 図2は、前記創部洗浄装置の平面図である。 図3は、前記創部洗浄装置の断面構成図である。 図4は、図3の要部を拡大して示した断面構成図である。 図5は、創部洗浄装置の本体の取付部の側面構成図である。 図6は、創部洗浄装置の本体の取付部を図5の左側から見て示した構成図であり、ノズル体の基部を同時に断面にして示しおり、バネによってノズル体の基部をロックした状態を示している。 図7は、創部洗浄装置の本体の取付部を図5の左側から見て示した構成図であり、ノズル体の基部を同時に断面にして示しおり、バネによるノズル体の基部のロックを解除した状態を示している。 図8は、創部洗浄装置を構成する本体における洗浄液コネクタ、シリンダ、及び吸引コネクタを一体に備えた部品の正面図である。 図9は、図8におけるA−A線位置での断面図である。 図10は、図8におけるB−B線位置での断面図である。 図11は、創部洗浄装置を構成するノズル体における基部構成部分の斜視図である。 図12は、創部洗浄装置を構成するバネの斜視図である。 図13は、創部洗浄装置を構成する組みチューブ体の側面図である。 図14は、創部洗浄装置を構成する組みチューブ体の平面図である。 図15は、創部洗浄装置の握り部を握った様子を示した側面図である。 図16は、創部洗浄装置の胴部を握った様子を示した側面図である。 図17は、創部洗浄装置を構成するモータの駆動回路の回路図である。
以下、図1〜図17に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について、説明する。この実施の形態にかかる創部洗浄装置は、人体の手術などにおいて、創部の洗浄に利用されるものである。
かかる創部洗浄装置は、本体1と、この本体1に取り外し可能に組み合わされるノズル体2とを備えている。
図示の例では、ノズル体2は、創部に指向されるノズル体2の先端を構成するマズルカバー23と、これと反対のノズル体2の基部22を構成する基部構成部分24と、両者間に位置される中間部分25とを組み合わせた構造となっている(図4参照)。
前記本体1には、洗浄液の吐出機構が内蔵されると共に、洗浄液の吸引流路3の一部が内蔵されている。洗浄液としては、典型的には、生理食塩水が使用される。また、前記吸引流路3は、公知の吸引装置の吸引流路3の一部をなすものである。
前記ノズル体2には、本体1への組み合わせ時に、前記吐出機構に接続される吐出流路20と、前記吸引流路3に連通されるノズル側吸引流路21とが形成されている。
前記本体1にノズル体2を組み合わせた状態において、本体1外から供給される洗浄液が、前記吐出機構によって、ノズル体2の吐出流路20に送り込まれ、ノズル体2より創部に吹きかけられるようになっている。それと共に、吹きかけられた洗浄液は、ノズル側吸引流路21と前記吸引流路3とを通じて吸引されさらに本体1外に送り出されるようになっている。
この実施の形態にあっては、前記本体1は、先端部を前記ノズル体2の取付部7aとした実質的に真っ直ぐな胴部7と、前記胴部7の後端から側方に突き出す握り部8とを有すると共に、前記胴部7における前記握り部8の突き出し側と反対の側の側部7bに前記洗浄液の吐出機構を構成するモータ4cの駆動回路4のスイッチ4aを備えた構成となっている。前記握り部8は、前記胴部7の中心軸に対し交叉する向きに、前記握り部8の後端から突き出すようになっている。
図示の例では、前記取付部7aは、ノズル体2の基部22、つまり、ノズル体2における創部に指向される先端側と反対の側を、前方から受け入れ、これにはめ付くような構造となっている。
図中符号9は取付部7aを覆うフード、符号10はロック用のバネ、符号11は取付部7aの内奥部から前方に突き出す洗浄液コネクタ、符号12は取付部7aの内奥部から前方に前端部12bを突き出す吸引コネクタである。
前記フード9の内側に洗浄液コネクタ11が位置され、吸引コネクタ12はフード9の外側に位置されている。図示の例では、洗浄液コネクタ11、後述のシリンダ16、吸引コネクタ12は一体化された部品となっている(図8〜図10参照)。
前記バネ10は、金属線材よりなり、左右の脚部10a、10aと、この左右の脚部10a、10aの基端間に亘る連絡部10bとを有し、フード9の外側に形成された溝9aを利用して、フード9の外側に取り付けられている(図5〜図7参照)。バネ10の左右の脚部10a、10aの中間部は、フード9に形成した割り溝9bを通じてフード9の内側に入り込んでいる。図示の例では、フード9内にノズル体2の基部22を前方より入れ込みきると、基部22の外側に形成させた段差22aにバネ10の脚部10aの中間部が引っかかり、これにより、フード9内にノズル体2の基部22を入れ込みきった状態、つまり、本体1にノズル体2を組み合わせた状態が維持されるようになっている(図6)。この組み合わせ状態において、本体1の洗浄液コネクタ11がノズル体2の吐出流路20に接続され、かつ、吸引コネクタ12がノズル体2のノズル側吸引流路21に接続されるようになっている(図3)。
前記本体1と前記ノズル体との組み合わせ状態は、前記バネ10の連絡部10bを押圧操作することで解除可能となっている。前記組み合わせ状態から前記バネ10の連絡部10bを押圧すると、バネ10の脚部10aの先端がフード9の外側に形成されたカム部9cに当たりバネ10は脚部10aの中間部をフード9の外側に移動させる向きに弾性変形されるようになっている(図7)。これにより、バネ10とノズル体2の前記引っかかりを解いて、フード9内、つまり、前記取付部7a内からノズル体2の基部22を抜き出し、本体1とノズル体2とを分離できるようになっている。なお、図示の例では、フード9の外側に更にバネ10のカバー13が取り付けられており、前記バネ10の押圧操作は、このカバー13を介して行うようになっている。
再び前記本体1に前記ノズル体2を組み合わせるに際しては、ノズル体2の基部22の外側であって前記段差22aより後方に形成されたカム面22b(図11参照)にバネ10の脚部10aの中間部が当たってバネ10が弾性変形されるようになっており、この中間部が段差22aに引っかかる入れ込み終了位置に向けたフード9内へのノズル体2の基部22のはめ込みが円滑になされるようになっている。
図3中、符号4cはモータ、符号14はピストン、符号15はモータ4cの回転力をピストン14の移動力に変換するギヤ、符号16はシリンダである。これらは、本体1の胴部7内であって、取付部7aと握り部8との間に、内蔵されている。モータ4cが駆動されるとギヤ15が回転しピストン14が前後動するようになっている。シリンダ16の側部と前端にはそれぞれ一方向弁17、18が設けられている(図3、図4、図9、図10)。図示の例では、ピストンの後退時には前端の一方向弁18が閉じ側部の一方向弁17が開いてシリンダ16内に洗浄液が吸引され、ピストンの前進時には前端の一方向弁18が開き側部の一方向弁17が閉じて洗浄液がシリンダ16内から送り出されるようになっている(図示は省略するが、洗浄液の供給流路5は一方向弁17の設置位置においてシリンダ16に連絡されている。)。そして、このように送り出される洗浄液が、前記洗浄液コネクタ11を通じて前記ノズル体2の吐出流路20に送り込まれるようになっている。
前記モータ4cの駆動回路4のスイッチ4aは、図3中符号4bで示す中心軸を中心に、その前端側を押し込んだ第一ポジションと、その後端側を押し込んだ第二ポジションと、いずれも押し込まないニュートラルポジションとの三つのポジションのいずれか一つのポジションに選択的に位置づけられるようになっている(図3の状態はニユートラルポジション)。図17に前記駆動回路4の一例を示す。図17中符号4dは前記駆動回路4を構成する第一電源(電池)、符号4eは第二電源(電池)、符号4aはスイッチ、符号4cはモータである。第一ポジションでは第一電源4dを含んだ回路が閉成され、一方、第二ポジションでは第一電源4d及び第二電源4eを直列に接続した回路が閉成されるようにしておく。これにより、モータ4cに付与される電圧を変えて第二ポジションにある場合には単位時間当たりの洗浄液の吐出量が増加されるようにしている。
前記スイッチ4aは、前記胴部7における前記握り部8の突き出し側と反対の側の側部に設けられていることから、第一に、握り部8を握るようにして本体1を把持したときには、図15に示されるように、親指でスイッチ4aが操作できる。また、第二に、握り部8を利用せずに胴部7をつかむようにして本体1を把持したときには、図16に示されるように、親指以外の指でスイッチ4aを操作することができる。また、前記のように本体1よりノズル体2を取り外す際、あるいは、一旦取り外したノズル体2を再び本体1に組み合わせるに際しては、スイッチ4aに指を触れさせることなく、その作業をなすことができる。
また、この実施の形態にあっては、創部洗浄装置は、前記吸引流路3となるチューブ6aと、
前記洗浄液の供給流路5となるチューブ6bと、
前記洗浄液の吐出機構を構成するモータ4cの駆動回路4を構成する電源ケーブル4fを開放部から内部に押し込んでこれを保持可能とする断面C字状のチューブ6cと、
隣り合うチューブ間にあって隣り合うチューブ同士を一体化させる薄肉部6dとを備えた、押し出し成形品としての組みチューブ体6を備えている。
図示の例では、前記電源ケーブル4fは、前記第一電源4d及び第二電源4eとモータ4cとを接続するようになっている。
断面C字状のチューブ6cは、図示の例では、供給流路5となるチューブ6bと一体化されている。具体的には、断面C字状のチューブ6cの開口側と反対の背部と供給流路5となるチューブ6bの外面部との間に両者を一体化させる薄肉部6dが形成されている(図13、図14参照)。これにより、前記吸引流路3となるチューブ6aと前記供給流路5となるチューブ6bと前記電源ケーブル4fとを三者を纏めて扱うことが都合の良い箇所では断面C字状のチューブ6cに電源ケーブル4fを保持させることで一体化させておくことができる。また、三つのチューブ6a、6b、6cは薄肉部6dを破断することで必要な範囲で容易に分離することもできることから、三者を別々に、あるいは、三者の内の二者と残りの一者とを別に扱うことが都合の良い箇所(例えば、組みチューブ体6と本体1との接続箇所など)では、前記一体化を解除した状態として利用することもできる。
一方、前記ノズル体2には、洗浄液の吐出流路20と、ノズル側吸引流路21とが並び設けられて、創部に吹きかけられた前記洗浄液が前記ノズル側吸引流路21より吸引されるようにしてある。
図示の例では、前記ノズル体2は、前記洗浄液の吐出流路20を構成する第一管部分26と、前記ノズル側吸引流路21を構成する第二管部分27とを、第一管部分26の側方に第二管部分27が位置され、かつ、第一管部分26の中心軸と第二管部分27の中心軸とが実質的に平行をなすようにした状態で、一体化させることで構成されている。図中符号23はノズル体2の先端、つまり、創部に指向される側に取り付けられた軟質プラスチック製のマズルカバーであり、マズルカバー23内において吐出流路20の終端20aの側方にノズル側吸引流路21の始端21a(一次側)が位置されるようになっている。前記ノズル体2の基部22側において、第一管部分26の外側に前記段差22aとカム面22bとが形成されている。
また、前記本体1には、前記組み合わせ時に前記ノズル側吸引流路21の終端21b(二次側)に連通する吸引流路3の始端3aが備えられている。図示の例では、前記吸引コネクタ12が吸引流路3の始端3aとして機能するようになっている。具体的には、図示の例では、前記組み合わせ時に、前記吸引コネクタ12が後方よりノズル側吸引流路21内に入り込み、これにより、前記ノズル側吸引流路21の終端21bに前記吸引流路3の始端3aが連通されるようになっている。前記吸引コネクタ12は、筒状をなすと共に、本体1内に位置される後端部12aに対し、本体1内において前記吸引流路3となるチューブ6aが接続されるようになっている(図3参照)。
そして、この実施の形態にあっては、前記吸引流路3の前記始端3a、図示の例では、前記吸引コネクタ12の前記本体1の外側に位置される前端部12bに、前記吸引流路3の詰まりを生じさせるおそれのある大きさの骨片などの進入を防止するフィルタ部19を形成させている。図示の例では、吸引コネクタ12の前端部12bは、断面円形状を呈すると共に、この円の中心において直角に交わる二つの仕切り体19a、19aによって4つに分割されている(図8参照)。これにより、前記大きさの骨片などが前記吸引流路3に入り込む事態を防止するようになっている。すなわち、この実施の形態にあっては、前記二つの仕切り体19a、19aによって前記フィルタ部19を構成させている。
なお、かかるフィルタ部19は、前記吸引流路3の詰まりを生じさせるおそれのある大きさの骨片などの進入を防止する構造のものであれば良く、例えば、前記吸引流路3の前記始端を塞ぐメッシュなど、こうした骨片などの進入防止機能を持つものであればいかなる構造のものであっても構わない。
この実施の形態にかかる創部洗浄装置にあっては、吸引される洗浄液中に含まれる骨片などを前記吸引流路3に入り込ませずに、ノズル体2のノズル側吸引流路21内に留めさせることができる。これにより、前記吸引流路3、より具体的には、前記吸引流路3となるチューブに前記骨片などを原因とする詰まりができるだけ生じないようにすることができる。ノズル側吸引流路21内に留まった骨片などは、本体1からノズル体2を取り外すことで、ノズル体2内から除去することができる。
また、この実施の形態にあっては、前記ノズル側吸引流路21の終端21bに、骨片などの貯留部28が形成されている。
具体的には、この実施の形態にあっては、前記貯留部28を、始端29aを前記ノズル側吸引流路21の始端21aとする直線的な第一流路29の中心軸の側方において、前記第一流路29の終端29bに始端30aを連通させると共に終端30bを前記ノズル側吸引流路21の終端21bとする直線的な第二流路30によって形成させてなる(図4参照)。そして、図示の例では、前記吸引コネクタ12は、後方より前記第二流路30の長さ方向中程の位置まで入り込むようになっており、前記吸引コネクタ12の前端部12bと第二流路30の始端30aとの間が前記貯留部28として機能するようにしてある(図4参照)。
なお、当然のことながら、本発明は以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成し得るすべての実施形態を含むものである。
1 本体
2 ノズル体
20 吐出流路
21 ノズル側吸引流路
3 吸引流路
3a 始端
19 フィルタ部

Claims (3)

  1. 本体と、
    本体に取り外し可能に組み合わされるノズル体とを備え、
    前記ノズル体には、洗浄液の吐出流路と、ノズル側吸引流路とが並び設けられて、創部に吹きかけられた前記洗浄液が前記ノズル側吸引流路より吸引されるようにしてあり、
    前記本体には、前記組み合わせ時に前記ノズル側吸引流路の終端に連通する吸引流路の始端が備えられており、
    前記吸引流路の前記始端に前記吸引流路の詰まりを生じさせるおそれのある大きさの骨片などの進入を防止するフィルタ部を形成させてなると共に、
    前記ノズル側吸引流路の終端側に、骨片などの貯留部を、始端を前記ノズル側吸引流路の始端とする第一流路の中心軸の側方において、前記第一流路の終端に始端を連通させると共に終端を前記ノズル側吸引流路の終端とする第二流路によって形成させてなる、創部洗浄装置。
  2. 前記本体は、先端部を前記ノズル体の取付部とした実質的に真っ直ぐな胴部と、前記胴部の後端から側方に突き出す握り部とを有すると共に、前記胴部における前記握り部の突き出し側と反対の側の側部に前記洗浄液の吐出機構を構成するモータの駆動回路のスイッチを備えてなる、請求項1に記載の創部洗浄装置。
  3. 前記吸引流路となるチューブと、
    前記洗浄液の供給流路となるチューブと、
    前記洗浄液の吐出機構を構成するモータの駆動回路を構成する電源ケーブルを開放部から内部に押し込んでこれを保持可能とする断面C字状のチューブと、
    隣り合うチューブ間にあって隣り合うチューブ同士を一体化させる薄肉部とを備えた、押し出し成形品としての組みチューブ体を備えてなる、請求項1又は請求項2に記載の創部洗浄装置。
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