JP6472854B1 - 作業装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】全体構成がコンパクトでありながら、ワークに対する作業範囲を大きくとることができ、ワークに対して様々な方向から能率良く作業することが可能な作業装置を提供する。
【解決手段】作業装置は、回転2自由度機構3に搭載されたエンドエフェクタ1により、ワーク2に対して作業を行う。ワーク2は、直動位置決め機構5によってエンドエフェクタ1に対して1軸以上の方向に位置決めされると共に、回転位置決め機構4によってエンドエフェクタ1に対して回転位置決めされる。回転2自由度機構3の中立軸KAと回転位置決め機構4の回転中心軸C3とが成す角度を傾斜角θ、回転2自由度機構3の折れ角の最大値を最大折れ角とθmaxとした場合、
0<θ≦θmax
の関係が成り立つ。
【選択図】図1

Description

この発明は、エンドエフェクタによりワークに対して、加工、流動体の塗布、洗浄、部品の組立て、検査等の作業を行う作業装置に関する。
上記作業装置では、ワークの各面に対してエンドエフェクタで作業ができるように、ワークやエンドエフェクタを様々な角度に位置決めする必要がある。このようなワークやエンドエフェクタの角度位置決め機構が、例えば特許文献1、2に記載されている。特許文献1,2に記載の角度位置決め機構は物品の形状測定装置や検査装置に用いられている。特許文献1の場合、ワークは定盤の上に固定で、エンドエフェクタであるカメラを角度位置決め機構により角度位置決めする。特許文献2の場合、エンドエフェクタであるカメラは固定で、ワークを角度位置決め機構により角度位置決めする。
特開2013−64644号公報 特開2017−26441号公報
特許文献1に記載の角度位置決め機構は、一般的な垂直多関節ロボットの手首関節と同じ構成の回転3軸の回転機構からなる。このような回転3軸の回転機構は、先端の姿勢を少し変更させる場合でも、回転機構全体を大きく動かす必要があるため、動作速度が遅いという課題がある。具体的には、角度位置決め機構の先端の位置を変えずに姿勢を変更する場合、先端の角度変更量に比べて基端側の旋回軸(特許文献1では第1回転軸131に相当)を大きく動かす必要がある。
特許文献2に記載の角度位置決め機構は、垂直多関節ロボットからなる。垂直多関節ロボットからなる角度位置決め機構は、先端の姿勢を少し変えるだけでも、回転3軸の回転機構からなる角度位置決め機構と同じ問題が生じる。また、ロボット全体の移動量が大きいため、安全柵等を設ける必要がある。
したがって、特許文献1,2に記載されているような従来の角度位置決め機構によってエンドエフェクタおよびワークのどちらか一方だけを動かして角度位置決めするのは、動作に時間がかかるため作業能率の向上を図るのが難しく、また、動作が大きいため装置全体のサイズが大きくなる。
この発明の目的は、全体構成がコンパクトでありながら、ワークに対する作業範囲を大きくとることができ、ワークに対して様々な方向から能率良く作業することが可能な作業装置を提供することである。
この発明の作業装置は、エンドエフェクタによりワークに対して作業を行う作業装置であって、基端側部材に対し先端側部材が2自由度で回転可能で前記先端側部材に前記エンドエフェクタが搭載された回転2自由度機構と、前記ワークと前記回転2自由度機構とを相対的に1軸以上の方向に位置決めする直動位置決め機構と、前記ワーク、前記回転2自由度機構、および前記直動位置決め機構のうちの一つまたは複数を搭載して回転する回転位置決め機構とを備える。
前記回転2自由度機構は、前記基端側部材に対して前記先端側部材を基端側の中心軸回りに旋回させる動作と、前記先端側部材に搭載されたエンドエフェクタの作業部を通り前記基端側の中心軸と交差する先端側の中心軸の角度を変更する動作とを行い、
前記基端側の中心軸と前記先端側の中心軸とが一致した状態における前記先端側の中心軸を中立軸と称し、この中立軸と前記先端側の中心軸とが成す角度を折れ角と称し、前記回転2自由度機構の機構上における前記折れ角の最大値である最大折れ角をθmax、前記中立軸と前記回転位置決め機構の回転中心軸とが互いに交差する状態における前記中立軸と前記回転中心軸とが成す角度である傾斜角をθとした場合、
0<θ≦θmax・・・式1
の関係が成り立つ。
この構成によると、回転2自由度機構の先端側部材に搭載されたエンドエフェクタにより、ワークに対して作業を行う。その際、回転2自由度機構によりエンドエフェクタの姿勢を2軸回りに変更して、ワークに対して角度位置決めを行う。また、直動位置決め機構により、ワークと回転2自由度機構とを相対的に1軸以上の方向に位置決めすると共に、回転位置決め機構によりワークとエンドエフェクタとの相対回転位置を位置決めする。
回転位置決め機構の回転中心軸に対して回転2自由度機構の中立軸が傾斜角θだけ傾いているため、折れ角方向、すなわち中立軸と先端側の中心軸の両方を含む平面でのエンドエフェクタの可動範囲θ´は次式のようになる。
θ−θmax≦θ´≦θmax+θ・・・式2
上記可動範囲θ´のうち片側にだけエンドエフェクタが可動であれば、ワーク、回転2自由度機構、および直動位置決め機構のうちの一つまたは複数を回転位置決め機構により回転させることで、エンドエフェクタによりワークの様々な位置に作業をすることができる。つまり、回転2自由度機構を傾斜して設置し、かつ回転位置決め機構を設けることで、回転2自由度機構の最大折れ角よりも広い範囲で作業をすることができる。
また、この構成は、回転2自由度機構が傾斜しておらず、かつ回転位置決め機構を有しない構成と比べて、直動位置決め機構の動作を小さくできるので、装置全体がコンパクトになる。さらに、回転2自由度機構と回転位置決め機構を同時に動作させることで、タクトタイムの短縮を図ることができる。
この発明において、前記回転位置決め機構は、前記ワークを載せて1軸回りに回転する回転テーブルであってもよい。
回転2自由度機構や直動位置決め機構を回転させるよりも、ワークを回転させる方が、回転位置決め機構自体および装置全体をコンパクトにできる。
この発明において、前記回転2自由度機構はリンク作動装置であってもよい。リンク作動装置は、前記基端側部材である基端側のリンクハブに対し前記先端側部材である先端側のリンクハブが3組以上のリンク機構を介して姿勢を変更可能に連結され、前記各リンク機構は、それぞれ前記基端側のリンクハブおよび前記先端側のリンクハブに一端が回転可能に連結された基端側および先端側の端部リンク部材と、これら基端側および先端側の端部リンク部材の他端に両端がそれぞれ回転可能に連結された中央リンク部材とを有し、前記3組以上のリンク機構のうちの2組以上のリンク機構に、前記基端側のリンクハブに対する前記先端側のリンクハブの姿勢を任意に変更させる姿勢制御用アクチュエータが設けられた装置である。
リンク作動装置は、一般的なパン・チルトの回転2自由度機構に比べ、素早く滑らかに動作することができる。このため、作業能率を向上させることができる。さらに、各リンク機構の内側の空間にエンドエフェクタを配置することができるため、動作範囲が小さくなりコンパクトな装置にすることができる。
この発明において、前記傾斜角θが前記最大折れ角θmaxと一致していてもよい。
この場合、前記式2から、ワークに対する折れ角方向の作業範囲が2θmaxとなり、最大の作業範囲が得られる。
この発明において、前記最大折れ角θmaxが45°以上であり、かつ前記傾斜角θが45°であってもよい。
この場合、ワークに対する折れ角方向の作業範囲が90°以上となり、ワークの上面および側面を作業することができる。
この発明において、前記直動位置決め機構は、前記ワークと前記回転2自由度機構とを相対的に直交3軸方向に位置決めする構成であってもよい。
この場合、エンドエフェクタの様々な姿勢に対して、エンドエフェクタとワークとの距離を一定に保つようにワークの位置を決定することができる。また、直動位置決め機構は直動機構からなるため、直感的なティーチング作業が可能である。
前記直交2自由度機構が前記リンク作動装置である場合、前記回転位置決め機構は前記ワークを載せて1軸回りに回転する回転テーブルであり、前記最大折れ角θmaxが45°以上であり、かつ前記傾斜角θが45°であり、
前記直動位置決め機構は、前記中立軸と前記先端側の中心軸の両方を含む平面、および前記回転テーブルの回転中心軸に対して垂直な平面に沿う方向に動作する直動アクチュエータを有し、この直動アクチュエータのストロークが、次式
Figure 0006472854
但し、
St:直動アクチュエータのストローク
Lp:基端側のリンクハブの球面リンク中心から先端側のリンクハブの球面リンク中心までの距離
θ1:リンク作動装置の中立軸と回転テーブルの回転中心軸とが成す角度である傾斜角
Le:先端側のリンクハブの球面リンク中心からエンドエフェクタの作業部の先端までの距離
WD:エンドエフェクタの作業部の先端からワークの作業対象部までの距離
Lrmax:回転テーブルの回転中心軸からワークの外周までの最大距離
の条件を満たすとよい。
なお、前記基端側のリンクハブの球面リンク中心は、基端側のリンクハブと基端側の端部リンク部材の各回転対偶の中心軸、および基端側の端部リンク部材と中央リンク部材の各回転対偶の中心軸が交差する点を指す。また、前記先端側のリンクハブの球面リンク中心は、先端側のリンクハブと先端側の端部リンク部材の各回転対偶の中心軸、および先端側の端部リンク部材と中央リンク部材の各回転対偶の中心軸が交差する点を指す。
この場合、直動アクチュエータのストロークを最小限にして、作業装置をコンパクトにすることができる。
この発明において、前記エンドエフェクタが、前記ワークを撮影するカメラおよび前記ワークを照らす照明のいずれか、または両方であってもよい。
この場合、作業装置が外観検査装置として構成される。この外観検査装置は、ワークに対して様々な位置や角度から素早く検査することができる。
この発明の作業装置は、エンドエフェクタによりワークに対して作業を行う装置であって、基端側部材に対し先端側部材が2自由度で回転可能で前記先端側部材に前記エンドエフェクタが搭載された回転2自由度機構と、前記ワークと前記回転2自由度機構とを相対的に1軸以上の方向に位置決めする直動位置決め機構と、前記ワーク、前記回転2自由度機構、および前記直動位置決め機構のうちの一つまたは複数を搭載して回転する回転位置決め機構とを備え、前記回転2自由度機構は、前記基端側部材に対して前記先端側部材を基端側の中心軸回りに旋回させる動作と、前記先端側部材に搭載されたエンドエフェクタの作業部を通り前記基端側の中心軸と交差する先端側の中心軸の角度を変更する動作とを行い、前記基端側の中心軸と前記先端側の中心軸とが一致した状態における前記先端側の中心軸を中立軸と称し、この中立軸と前記先端側の中心軸とが成す角度を折れ角と称し、前記回転2自由度機構の機構上における前記折れ角の最大値である最大折れ角をθmax、前記中立軸と前記回転位置決め機構の回転中心軸とが互いに交差する状態における前記中立軸と前記回転中心軸とが成す角度である傾斜角をθとした場合、
0<θ≦θmax
の関係が成り立つため、全体構成がコンパクトでありながら、ワークに対する作業範囲を大きくとることができ、ワークに対して様々な方向から能率良く作業することが可能である。
この発明の第1の実施形態にかかる作業装置の一状態を示す正面図である。 同作業装置の異なる状態を示す正面図である。 比較例としての作業装置の一状態を示す正面図である。 この発明の第2の実施形態にかかる作業装置の一状態を示す正面図である。 同作業装置の異なる状態を示す正面図である。 同作業装置のリンク作動装置の一部を省略した正面図である。 同リンク作動装置の一状態を示す図である。 同リンク作動装置の異なる状態を示す図である。 (A)は図6のXIV−XIV断面図、(B)はその部分拡大図である。 同リンク作動装置の1つのリンク機構を直線で表現した図である。 この発明の第3の実施形態にかかる作業装置の一状態を示す正面図である。 同作業装置の異なる状態を示す正面図である。 同作業装置の各部の寸法を示す図である。 (A),(B)はワークの平面形状の例を示す図である。 この発明の第4の実施形態にかかる作業装置の正面図である。 この発明の第5の実施形態にかかる作業装置の正面図である。 この発明の第6の実施形態にかかる作業装置の正面図である。 この発明の第7の実施形態にかかる作業装置の正面図である。
この発明の実施形態を図面と共に説明する。
[第1の実施形態]
図1、図2は共にこの発明の第1の実施形態にかかる作業装置の正面図であって、互いに異なる状態を示す。この作業装置は、エンドエフェクタ1によりワーク2に対して作業を行う。作業の種類は切削、研磨等の加工、グリース等の流動体の塗布、洗浄、部品の組立て、検査等であり、これら作業のうち1つまたは複数を行う。作業装置は、エンドエフェクタ1が搭載された回転2自由度機構3と、ワーク2を載せて回転する回転テーブル4と、この回転テーブル4を直交3軸方向に移動させてワーク2と回転2自由度機構3とを相対的に直交3軸方向に位置決めする直動位置決め機構5とを備える。
回転2自由度機構3は、基端側部材3aに対し先端側部材3bが2自由度で回転可能な機構であって、天井面6に固定の設置枠7に基端側部材3aが固定され、先端側部材3bにエンドエフェクタ1が搭載される。設置枠7における回転2自由度機構3が設置される設置面7aは、鉛直方向に対して反時計回りの方向に傾く、すなわちワーク2の可動域の側を向く傾斜面(傾斜角θ)であり、回転2自由度機構3は斜めの吊り下げ姿勢で設置されている。
この実施形態の回転2自由度機構3はパン・チルト機構からなる。詳しくは、回転2自由度機構3は、前記基端側部材3aと、この基端側部材3aに対して回転軸心C1回りに回転可能な第1回転部材3cと、この第1回転部材3cに対して回転軸心C2回りに回転可能な第2回転部材3dと、この第2回転部材3dに固定された前記先端側部材3bとからなる。
この実施形態の場合、回転軸心C1は設置枠7の設置面7aに直交し、回転軸心C2は回転軸心C1と直交している。基端側部材3aに対して第1回転部材3cは、回転軸心C1回りに360°の範囲で回転可能である。また、第1回転部材3cに対して第2回転部材3dは、回転軸心C2回りの有限範囲(後で説明する)内で回転可能である。よって、基端側部材3aに対して先端側部材3bが、回転軸心C1回りに旋回する動作と、回転軸心C2回りに角度変更する動作とが可能である。
言い換えると、回転2自由度機構3は、基端側部材3aに対して先端側部材3bを回転軸心C1である基端側の中心軸KA回りに旋回させる動作と、先端側部材3bに搭載されたエンドエフェクタ1の作業部1aを通り基端側の中心軸KAと交差する先端側の中心軸KBの角度を変更する動作とが可能である。
回転2自由度機構3において、基端側の中心軸KAと先端側の中心軸KBとが一致した状態、つまり先端側の中心軸KBが図1、図2の紙面と平行である状態(図1、図2の状態)における先端側の中心軸KBを「中立軸KN」とする。この実施形態のように、基端側の中心軸KAと第1回転部材3cの回転軸心C1が一致する場合、常に中立軸KNと基端側の中心軸KAとが一致する。中立軸KNと先端側の中心軸KBとが成す角度を折れ角と称し、回転2自由度機構3の機構上における前記折れ角の最大値を最大折れ角θmaxとした場合、中立軸KNの傾斜角θは、
0<θ≦θmax・・・式1
を満たす角度とされている。
回転テーブル4は、後述する支持台74の上に設置され、鉛直方向の回転中心軸C3回りに回転可能である。回転テーブル4の上面は水平面とされ、その上にワーク2が載せられる。回転テーブル4は、請求項で言う「回転位置決め機構」に相当し、さらにこの実施形態の場合、ワーク2を支持するワーク支持体でもある。
直動位置決め機構5は、紙面の左右方向(X軸方向)に進退するX軸直動アクチュエータ71と、紙面と直交する前後方向(Y軸方向)に進退するY軸直動アクチュエータ72と、上下方向(Z軸方向)に進退するZ軸直動アクチュエータ73とからなる。これら各直動アクチュエータ71,72,73は、それぞれモータ71a,72a,73aで駆動される。
X軸直動アクチュエータ71は地面8に設置され、このX軸直動アクチュエータ71のステージにY軸直動アクチュエータ72が設置され、このY軸直動アクチュエータ72のステージにZ軸直動アクチュエータ73が設置されている。そして、Z軸直動アクチュエータ73のステージに固定された水平状の支持台74の上に、回転テーブル4が設けられている。
この作業装置の動作を説明する。
この作業装置は、回転2自由度機構3の先端側部材3bに搭載されたエンドエフェクタ1により、回転テーブル4に載せられたワーク2に対して作業を行う。その際、回転2自由度機構3によりエンドエフェクタ1の姿勢を回転軸心C1,C2の2軸回りに変更して、ワーク2に対して角度位置決めを行う。つまり、エンドエフェクタ1の回転軸心C1回りの旋回位置および回転軸心C2回りの折れ曲がり位置を決定する。また、直動位置決め機構5によりエンドエフェクタ1に対してワーク2を直交3軸方向に位置決めすると共に、回転テーブル4によりエンドエフェクタ1に対してワーク2の回転位置を位置決めする。
図1はワーク2の左側面に対して作業を行っている状態を示し、図2はワーク2の上面に対して作業を行っている状態を示す。ワーク2の右側面や前後側面については、回転テーブル4を回転させることで、図1と同じ状態で作業を行うことができる。中立軸KNの傾斜角θと最大折れ角θmaxとの関係につき、θ≦θmaxとしているため、図2のように、回転2自由度機構3に搭載したエンドエフェクタ1を作業部1aが真下を向く姿勢にすることができる。
回転テーブル4の回転中心軸C3に対して回転2自由度機構3の中立軸KNが傾斜角θだけ傾いているため、図1、図2の紙面と平行な平面におけるエンドエフェクタ1の可動範囲θ´は次式のようになる。
θ−θmax≦θ´≦θmax+θ・・・式2
回転テーブル4でワーク2を回転させることで、ワーク2の前後左右各面に作業をすることができるため、エンドエフェクタ1が図1の位置と図2の位置との間で移動可能であれば、エンドエフェクタ1によりワーク2の様々な位置に作業をすることができる。換言すると、エンドエフェクタ1が図2よりも図の左側へ移動させる必要がない。つまり、回転2自由度機構3を傾斜して設置し、かつ回転テーブル4を設けることにより、回転2自由度機構3の最大折れ角θmaxよりも広い範囲で作業をすることができる。
比較のための作業装置を図3に示す。この作業装置は、回転テーブルが設けられておらず、回転2自由度機構3が真下を向いて設置されている。この作業装置の場合、ワーク2の右側面に作業するときは、実線で示すようにワーク2をエンドエフェクタ1の左側に移動させ、ワーク2の左側面に作業するときは、鎖線で示すようにワーク2をエンドエフェクタ1の右側に移動させる。つまり、エンドエフェクタ1によりワーク2の全側面に作業をする場合、直動位置決め機構5によりワーク2を大きく動かす必要がある。このため、装置全体が大きくなると共に、ワーク2の移動に要する時間が長くなり、作業効率が悪い。
これに対し、第1の実施形態にかかる作業装置は、直動位置決め機構5の動作を小さくできるので、装置全体がコンパクトになる。さらに、回転2自由度機構3と回転テーブル4とを同時に動作させることで、タクトタイムの短縮を図ることができる。
この実施形態のように、回転位置決め機構がワーク2を載せて1軸回りに回転する回転テーブル4であると、回転位置決め機構が回転2自由度機構3や直動位置決め機構5を回転させる構成よりも、装置全体をコンパクトにできる。なお、後で示すように、回転位置決め機構が回転2自由度機構3や直動位置決め機構5を回転させる構成であってもよい。
また、この実施形態のように、直動位置決め機構5がワーク2を直交3軸方向に位置決めする構成であると、エンドエフェクタ1の様々な姿勢に対してワーク2との距離を一定に保つようにワーク2の位置を決定することができる。また、直動位置決め機構5は複数の直動機構からなる直動アクチュエータ71,72,73で構成されるため、直感的なティーチング作業が可能である。
この第1の実施形態は、上部に回転2自由度機構3を固定して設置し、下部に直動位置決め機構5および回転テーブル4を設置した構成であるが、これに限定されない。例えば、上部に直動位置決め機構5および回転2自由度機構3を設置し、下部に回転テーブル4を設置してもよい。また、上部に直動位置決め機構5のうちのX軸、Y軸直動アクチュエータ71,72、および回転2自由度機構3を設置し、下部に直動位置決め機構5のうちのZ軸直動アクチュエータ73、および回転テーブル4を設置してもよい。さらに、直動位置決め機構5のX軸、Y軸、Z軸の各直動アクチュエータ71,72,73を上記以外の配置で上部と下部に分散して設置してもよい(図17参照)。
また、第1の実施形態は、ワークディスタンス、すなわちエンドエフェクタ1からワーク2までの距離を一定に保つために直動位置決め機構5として直交3軸の直動機構を採用しているが、ワーク2の作業範囲や作業内容によっては、直動位置決め機構5の軸数を増やしても減らしてもよい(図示せず)。また、回転2自由度機構3の中立軸KNの傾斜方向は、この実施形態のような鉛直方向に対して反時計回り方向に限らず、時計回り方向等の任意の方向に傾けてもよい。
[第2の実施形態]
図4、図5は共にこの発明の第2の実施形態にかかる作業装置の正面図であって、互いに異なる状態を示す。この作業装置は、エンドエフェクタ1が搭載される回転2自由度機構として、リンク作動装置3Aが用いられている。
図6はリンク作動装置3Aの一部を省略した正面図である。リンク作動装置3Aは、パラレルリンク機構10と、このパラレルリンク機構10を作動させる姿勢制御用アクチュエータ11とで構成される。パラレルリンク機構10は、基端側部材である基端側のリンクハブ12に対し先端側部材である先端側のリンクハブ13を、複数のリンク機構14を介して姿勢変更可能に連結したものであり、図4、図5のように、基端側のリンクハブ12が設置枠7に固定され、先端側のリンクハブ13にエンドエフェクタ1が搭載される。
リンク作動装置3Aについて詳しく説明する。
図7はリンク作動装置3Aの一状態を示す図、図8はリンク作動装置3Aの異なる状態を示す図である。リンク作動装置3Aのパラレルリンク機構10は、基端側のリンクハブ12に対し先端側のリンクハブ13を3組のリンク機構14を介して姿勢変更可能に連結してなる。図6では、1組のリンク機構14のみが示されている。リンク機構14の数は、4組以上であってもよい。
図6〜図8において、各リンク機構14は、基端側の端部リンク部材15、先端側の端部リンク部材16、および中央リンク部材17で構成され、4つの回転対偶からなる4節連鎖のリンク機構をなす。基端側および先端側の端部リンク部材15,16はL字状をなし、一端がそれぞれ基端側のリンクハブ12および先端側のリンクハブ13に回転自在に連結されている。中央リンク部材17は、両端に基端側および先端側の端部リンク部材15,16の他端がそれぞれ回転自在に連結されている。
パラレルリンク機構10は、2つの球面リンク機構を組み合わせた構造であって、リンクハブ12,13と端部リンク部材15,16の各回転対偶、および端部リンク部材15,16と中央リンク部材17の各回転対偶の中心軸が、基端側と先端側においてそれぞれの球面リンク中心PA,PB(図6)で交差している。また、基端側と先端側において、リンクハブ12,13と端部リンク部材15,16の各回転対偶とそれぞれの球面リンク中心PA,PBからの距離も同じであり、端部リンク部材15,16と中央リンク部材17の各回転対偶とそれぞれの球面リンク中心PA,PBからの距離も同じである。端部リンク部材15,16と中央リンク部材17との各回転対偶の中心軸は、ある交差角γ(図6)を持っていてもよいし、平行であってもよい。
図9(A)は図6のXIV−XIV断面図であって、同図に、基端側のリンクハブ12と基端側の端部リンク部材15の各回転対偶の中心軸O1と、中央リンク部材17と基端側の端部リンク部材15の各回転対偶の中心軸O2と、基端側の球面リンク中心PAとの関係が示されている。つまり、中心軸O1と回転軸心O2とが交差する点が球面リンク中心PAである。先端側のリンクハブ13および先端側の端部リンク部材16の形状ならびに位置関係も図6と同様である(図示せず)。図の例では、リンクハブ12(13)と端部リンク部材15(16)との各回転対偶の中心軸O1と、端部リンク部材15(16)と中央リンク部材17との各回転対偶の中心軸O2とが成す角度αが90°とされているが、前記角度αは90°以外であってもよい。
3組のリンク機構14は、幾何学的に同一形状をなす。幾何学的に同一形状とは、図10に示すように、各リンク部材15,16,17を直線で表現した幾何学モデル、すなわち各回転対偶と、これら回転対偶間を結ぶ直線とで表現したモデルが、中央リンク部材17の中央部に対する基端側部分と先端側部分が対称を成す形状であることを言う。図10は、一組のリンク機構14を直線で表現した図である。この実施形態のパラレルリンク機構10は回転対称タイプで、基端側のリンクハブ12および基端側の端部リンク部材15と、先端側のリンクハブ13および先端側の端部リンク部材16との位置関係が、中央リンク部材17の中心線Cに対して回転対称となる位置構成になっている。各中央リンク部材17の中央部は、共通の軌道円上に位置している。
基端側のリンクハブ12と先端側のリンクハブ13と3組のリンク機構14とで、基端側のリンクハブ12に対し先端側のリンクハブ13が直交2軸回りに回転自在な2自由度機構が構成される。言い換えると、基端側のリンクハブ12に対して先端側のリンクハブ13を、回転が2自由度で姿勢変更自在な機構である。この2自由度機構は、コンパクトでありながら、基端側のリンクハブ12に対する先端側のリンクハブ13の可動範囲を広くとれる。
例えば、球面リンク中心PA,PBを通り、リンクハブ12,13と端部リンク部材15,16の各回転対偶の中心軸O1(図9)と直角に交わる直線をリンクハブ12,13の中心軸QA,QBとした場合、基端側のリンクハブ12の中心軸QAと先端側のリンクハブ13の中心軸QBとの折れ角θ(図10)の最大値を約±90°とすることができる。また、基端側のリンクハブ12に対する先端側のリンクハブ13の旋回角φ(図10)を0°〜360°の範囲に設定できる。折れ角θは、基端側のリンクハブ12の中心軸QAに対して先端側のリンクハブ13の中心軸QBが傾斜した垂直角度のことであり、旋回角φは、基端側のリンクハブ12の中心軸QAに対して先端側のリンクハブ13の中心軸QBが傾斜した水平角度のことである。
なお、基端側のリンクハブ12の中心軸QAは請求項で言う「基端側の中心軸」に相当し、先端側のリンクハブ13の中心軸QBは請求項で言う「先端側の中心軸」に相当する。基端側のリンクハブ12の中心軸QAと先端側のリンクハブ13の中心軸QBとが一致した状態における先端側のリンクハブ13の中心軸QAが、リンク作動装置3Aの中立軸QNである。この中立軸QNは、基端側のリンクハブ12の中心軸QAと一致する。
基端側のリンクハブ12に対する先端側のリンクハブ13の姿勢変更は、基端側のリンクハブ12の中心軸QAと先端側のリンクハブ13の中心軸QBとの交点Oを回転中心として行われる。図7は、基端側のリンクハブ12の中心軸QAと先端側のリンクハブ13の中心軸QBが同一線上にある原点位置の状態を示し、図8は、基端側のリンクハブ12の中心軸QAに対して先端側のリンクハブ13の中心軸QBが或る作動角をとった状態を示す。姿勢が変化しても、基端側と先端側の球面リンク中心PA,PB間の距離L(図10)は変化しない。
各リンク機構14が次の各条件を満たす場合、幾何学的対称性から基端側のリンクハブ12および基端側の端部リンク部材15と、先端側のリンクハブ13および先端側の端部リンク部材16とは同じに動く。よって、パラレルリンク機構10は、基端側から先端側へ回転伝達を行う場合、基端側と先端側は同じ回転角になって等速で回転する等速自在継手として機能する。
条件1:各リンク機構14におけるリンクハブ12,13と端部リンク部材15,16との回転対偶の中心軸O1の角度および長さが互いに等しい。
条件2:リンクハブ12,13と端部リンク部材15,16との回転対偶の中心軸O1および端部リンク部材15,16と中央リンク部材17との回転対偶の中心軸O2が、基端側および先端側において球面リンク中心PA,PBで交差する。
条件3:基端側の端部リンク部材15と先端側の端部リンク部材16の幾何学的形状が等しい。
条件4:中央リンク部材17における基端側部分と先端側部分の幾何学的形状が等しい。
条件5:中央リンク部材17の対称面に対して、中央リンク部材17と端部リンク部材15,16との角度位置関係が基端側と先端側とで同じである。
図6〜図8に示すように、基端側のリンクハブ12は、基端部材20と、この基端部材20と一体に設けられた3個の回転軸連結部材21とで構成される。図9(A)に示すように、基端部材20は中央部に円形の貫通孔20aを有し、この貫通孔20aの周囲に3個の回転軸連結部材21が円周方向に等間隔で配置されている。貫通孔20aの中心は、基端側のリンクハブ12の中心軸QA(図6)上に位置する。各回転軸連結部材21には、軸心が基端側のリンクハブ12の中心軸QAと交差する回転軸22が回転自在に連結されている。この回転軸22に、基端側の端部リンク部材15の一端が連結される。
1つの基端側の端部リンク部材15およびその両端周辺部を取り出した図9(B)に示すように、前記回転軸22は、大径部22a、小径部22b、および雄ねじ部22cを有し、小径部22bで2個の軸受23を介して回転軸連結部材21に回転自在に支持されている。軸受23は、例えば深溝玉軸受、アンギュラ玉軸受等の玉軸受である。これらの軸受23は、回転軸連結部材21に設けられた内径溝24に嵌合状態で設置され、圧入、接着、加締め等の方法で固定してある。他の回転対偶部に設けられる軸受の種類および設置方法も同様である。
回転軸22は、大径部22aで後記減速機構62の出力軸62aに同軸上に配置される。その配置構造については、後で説明する。また、回転軸22には、この回転軸22と一体に回転するように、基端側の端部リンク部材15の一端が連結される。すなわち、基端側の端部リンク部材15の一端に形成された切欠き部25内に回転軸連結部材21を配置し、回転軸22の小径部22bを、基端側の端部リンク部材15の一端における前記切欠き部25の両側部分である内外一対の回転軸支持部26,27にそれぞれ形成された貫通孔、および軸受23の内輪に挿通してある。そして、回転軸22の大径部22aの外周に嵌合するスペーサ28を介し、基端側の端部リンク部材15と減速機構62の出力軸62aとをボルト29で固定すると共に、外側の回転軸支持部27よりも突出した回転軸22の雄ねじ部22cにナット30を螺着してある。軸受23の内輪と一対の回転軸支持部26,27との間に、スペーサ31,32を介在させてあり、ナット30を螺着時に軸受23に予圧を付与する構成である。
基端側の端部リンク部材15の他端には、中央リンク部材17の一端に回転自在に連結された回転軸35が連結される。この中央リンク部材17の回転軸35は、リンクハブ12の回転軸22と同様に、大径部35a、小径部35b、および雄ねじ部35cを有し、小径部32bで2個の軸受36を介して中央リンク部材17の一端に回転自在に支持されている。すなわち、基端側の端部リンク部材15の他端に形成された切欠き部37内に中央リンク部材17の一端を配置し、回転軸35の小径部35bを、基端側の端部リンク部材15の他端における前記切欠き部37の両側部分である内外一対の回転軸支持部38,39にそれぞれ形成された貫通孔、および軸受36の内輪に挿通してある。そして、外側の回転軸支持部39よりも突出した回転軸35の雄ねじ部35cにナット40を螺着してある。軸受36の内輪と一対の回転軸支持部38,39との間に、スペーサ41,42を介在させてあり、ナット40を螺着時に軸受36に予圧を付与する構成である。
図6〜図8に示すように、先端側のリンクハブ13は、平板状の先端部材50と、この先端部材50の内面に円周方向等配で設けられた3個の回転軸連結部材51とで構成される。3個の回転軸連結部材51が配置される円周の中心は、先端側のリンクハブ13の中心軸QB上に位置する。各回転軸連結部材51は、軸心が先端側のリンクハブ13の中心軸QBと交差する回転軸52が回転自在に連結されている。この先端側のリンクハブ13の回転軸52に、先端側の端部リンク部材16の一端が連結される。先端側の端部リンク部材16の他端には、中央リンク部材17の他端に回転自在に連結された回転軸55が連結される。先端側のリンクハブ13の回転軸52および中央リンク部材17の回転軸55も、前記回転軸35と同じ形状であり、かつ2個の軸受(図示せず)を介して回転軸連結部材51および中央リンク部材17の他端にそれぞれ回転自在に連結されている。
リンク作動装置3Aの姿勢制御用アクチュエータ11は、減速機構62を備えたロータリアクチュエータであり、基端側のリンクハブ12の基端部材20の下面に、前記回転軸22と同軸上に設置されている。姿勢制御用アクチュエータ11と減速機構62は一体に設けられ、モータ固定部材63により減速機構62が基端部材20に固定されている。この例では、3組のリンク機構14のすべてに姿勢制御用アクチュエータ11が設けられているが、3組のリンク機構14のうち少なくとも2組に姿勢制御用アクチュエータ11を設ければ、基端側のリンクハブ12に対する先端側のリンクハブ13の姿勢を確定することができる。
図9(B)において、減速機構62はフランジ出力であって、大径の出力軸62aを有する。出力軸62aの先端面は、出力軸62aの中心線と直交する平面状のフランジ面64となっている。出力軸62aは、前記スペーサ28を介して、基端側の端部リンク部材15の回転軸支持部26にボルト29で接続されている。基端側のリンクハブ12と基端側の端部リンク部材15の回転対偶部の前記回転軸22の大径部22aが、減速機構62の出力軸62aに設けられた内径溝67に嵌っている。
リンク作動装置3Aは、各姿勢制御用アクチュエータ11を回転駆動することで、パラレルリンク機構10が作動する。詳しくは、姿勢制御用アクチュエータ11を回転駆動すると、その回転が減速機構62を介して減速して回転軸22に伝達される。それにより、基端側のリンクハブ12に対する基端側の端部リンク部材15の角度が変わり、基端側のリンクハブ2に対する先端側のリンクハブ3の姿勢が変更される。
図4、図5に示すように、エンドエフェクタ1は、先端側のリンクハブ13の先端部材50に、その中央の貫通孔50a(図8参照)に嵌め込んだ状態で搭載される。エンドエフェクタ1の作業部1aの中心軸は、先端側のリンクハブ13の中心軸QBと一致している。図示の例では、各リンク機構14の内側の空間にエンドエフェクタ1の大半部分が位置するように、先端側のリンクハブ13にエンドエフェクタ1が搭載されている。エンドエフェクタ1には、電線やホース等を内包するケーブル77が接続されている。このケーブル77は、各リンク機構14の内側の空間および基端部材10の貫通孔10a(図9参照(A))を通って、リンク作動装置3Aの外部に延びている。
回転2自由度機構がリンク作動装置3Aからなるこの作業装置も、回転2自由度機構3がパン・チルト機構からなる第1の実施形態と同様に、設置枠7の設置面7aに傾斜状態で設置される。そして、リンク作動装置3Aの機構上における折れ角の最大値を最大折れ角θmaxとした場合、リンク作動装置3Aの中立軸QNの傾斜角θが、
0<θ≦θmax・・・式1
を満たす角度とされている。
この作業装置も、第1の実施形態と同様に、リンク作動装置3Aの先端側のリンクハブ13に搭載されたエンドエフェクタ1により、回転テーブル4に載せられたワーク2に対して作業を行う。その際、リンク作動装置3Aの旋回角φおよび折れ角θを変更することで、エンドエフェクタ1の姿勢を2軸回りに変更して、ワーク2に対して角度位置決めを行う。また、直動位置決め機構5によりエンドエフェクタ1に対してワーク2を直交3軸方向に位置決めすると共に、回転テーブル4によりエンドエフェクタ1に対してワーク2の回転位置を位置決めする。
図4はワーク2の左側面に作業を行っている状態を示し、図5はワーク2の上面に作業を行っている状態を示す。ワーク2の右側面や前後側面については、回転テーブル4を回転させることで、図4と同じ状態で作業を行うことができる。中立軸QNの傾斜角θと最大折れ角θmaxとの関係につき、θ≦θmaxとしているため、図5のように、リンク作動装置3Aに搭載したエンドエフェクタ1を作業部1aが真下を向く姿勢にすることができる。
回転テーブル4の回転中心軸C3に対してリンク作動装置3Aの中立軸QNが傾斜角θだけ傾いているため、図4、図5の紙面と平行な平面におけるエンドエフェクタ1の可動範囲θ´は次式のようになる。
θ−θmax≦θ´≦θmax+θ・・・式2
回転テーブル4でワーク2を回転させることで、ワーク2の前後左右各面に作業をすることができるため、エンドエフェクタ1が図4の位置と図5の位置との間で移動可能であれば、エンドエフェクタ1によりワーク2の様々な位置に作業をすることができる。換言すると、エンドエフェクタ1が図5よりも図の左側へ移動させる必要がない。つまり、リンク作動装置3Aを傾斜して設置し、かつ回転テーブル4を設けることにより、リンク作動装置3Aの最大折れ角θmaxよりも広い範囲で作業をすることができる。
この作業装置は、回転2自由度機構をリンク作動装置3Aとしたことにより、以下の利点がある。すなわち、リンク作動装置3Aは、第1の実施形態のようなパン・チルト機構からなる回転2自由度機構3に比べて、素早く滑らかに動作することができる。このため、作業能率が良い。さらに、各リンク機構14の内側の空間にエンドエフェクタ1を配置することができるため、動作範囲が小さくなりコンパクトな構成とすることができる。
この第2の実施形態は、上部にリンク作動装置3Aを固定して設置し、下部に直動位置決め機構5および回転テーブル4を設置した構成であるが、これに限定されない。例えば、上部に直動位置決め機構5およびリンク作動装置3Aを設置し、下部に回転テーブル4を設置してもよい。また、上部に直動位置決め機構5のうちのX軸、Y軸直動アクチュエータ71,72、およびリンク作動装置3Aを設置し、下部に直動位置決め機構5のうちのZ軸直動アクチュエータ73、および回転テーブル4を設置してもよい。さらに、直動位置決め機構5のX軸、Y軸、Z軸の各直動アクチュエータ71,72,73を上記以外の配置で上部と下部に分散して設置してもよい。
また、第2の実施形態は、ワークディスタンスを一定に保つために直動位置決め機構5として直交3軸の直動機構を採用しているが、ワーク2の作業範囲や作業内容によっては、直動位置決め機構5の軸数を増やしても減らしてもよい(図示せず)。また、リンク作動装置3Aの傾斜方向は、この実施形態のような鉛直方向に対して反時計回り方向に限らず、時計回り方向等の任意の方向に傾けてもよい。
[第3の実施形態]
図11、図12は共にこの発明の第3の実施形態にかかる作業装置の正面図であって、互いに異なる状態を示す。この作業装置は、第2の実施形態と同様に回転2自由度機構がリンク作動装置3Aからなるが、リンク作動装置3Aの中立軸QNの傾斜角θが第2の実施形態と異なっている。すなわち、第3の実施形態では、傾斜角θが45°とされている。また、リンク作動装置3Aの最大折れ角θmaxは45°以上とされている。
このように、最大折れ角θmaxが45°以上であり、かつ傾斜角θが45°であると、ワーク2に対する折れ角方向の作業範囲が90°以上となり、ワーク2の上面および側面を作業することができる。なお、傾斜角θを最大折れ角θmaxと一致させると、前記式2から、ワーク2に対する折れ角方向の作業範囲が2θmaxとなり、最大の作業範囲が得られる。
図13は、回転2自由度機構としてリンク作動装置3Aを用いた作業装置の各部の寸法を示す図である。このようなリンク作動装置3Aを用いた作業装置において、中立軸QNと先端側のリンクハブ13の中心軸QBの両方を含む平面、および回転テーブル4の回転中心軸3Cに対して垂直な平面に沿う方向に動作する直動アクチュエータであるX軸直動アクチュエータ71のストロークStは、次式
Figure 0006472854
の条件を満たすように設計するとよい。
ここで、
St:X軸直動アクチュエータ71のストローク
Lp:基端側のリンクハブ12の球面リンク中心PAから先端側のリンクハブ13の球面リンク中心PBまでの距離
θ1:基端側のリンクハブ12の中心軸QAに対する回転テーブル4の回転中心軸C3の傾斜角
Le:先端側のリンクハブ13の球面リンク中心PBからエンドエフェクタ1の作業部1aの先端までの距離
WD:エンドエフェクタ1の作業部1aの先端からワーク2の作業対象部2aまでの距離
Lrmax:回転テーブル4の回転中心軸C3からワーク2の外周までの最大距離
とする。
なお、図13は第3の実施形態を図示例としているが、これ以外の作業装置についても、上記寸法関係が言える。
この理由について説明する。
図13の実線はエンドエフェクタ1によりワーク2の左側面に対して作業する状態を示し、鎖線はエンドエフェクタ1によりワーク2の上面に対して作業する状態を示している。ワーク2の右側面に対して作業をする場合は、エンドエフェクタ1はそのままで回転テーブル4を回転中心軸C3回りに180°回転させればよい。従って、実線位置と鎖線位置との間でワーク2を移動させることができれば、ワーク2の側面および上面のすべてについて作業をすることが可能である。
式3の右辺の第1項は、球面リンク中心PA,PB間の距離Lpの水平距離の1/2を示す。式3の右辺全体は、実線位置の回転テーブル4の回転中心軸C3と鎖線位置の回転テーブル4の回転中心軸C3の水平距離を示している。この水平距離よりもX軸直動アクチュエータ71のストロークStを大きくすることで、実線位置と鎖線位置との間でワーク2を移動させることができる。
つまり、式3の条件を満たすように設計することにより、X軸直動アクチュエータ71のストロークStを最小限にして、作業装置をコンパクトにすることができる。図示例のように、最大折れ角θmaxが45°以上、傾斜角θが45°である場合、ワーク2の様々な位置に対して、エンドエフェクタ1により折れ角方向の範囲0〜90°で作業することができる。
なお、基本的には、ワーク2の重心と回転テーブル4の回転中心軸C3を一致させて、回転テーブル4にワーク2を搭載する。しかし、図14(A),(B)に示す例のように、ワーク2の重心Gからワーク2の外周までの距離が一定でない場合もあるため、ワーク2の外周の最大距離をLrmaxとしている。
図13の例では、リンク作動装置3Aの傾斜角θを含む平面がX軸直動アクチュエータ71のストロークStと平行であるため、X軸直動アクチュエータ71のストロークStを式3で規定している。リンク作動装置3Aの中立軸QNがY軸方向に傾いている構成である場合には、Y軸直動アクチュエータ72のストロークStを式3で規定してもよい。また、リンク作動装置3Aの中立軸QNがX軸方向およびY軸方向の両方に傾いている構成である場合には、X軸直動アクチュエータ71およびY軸直動アクチュエータ72のストロークStを式3で規定してもよい。
[第4の実施形態]
図15はこの発明の第4の実施形態にかかる作業装置の正面図である。この作業装置は外観検査装置として構成され、第3の実施形態に対して、エンドエフェクタをカメラ80と照明81にすると共に、画像処理システム82を別途設置してある。カメラ80と画像処理システム82は、配線83によって接続されている。画像処理システム82は、地面8に建てられた支柱84の上端に固定の支持板85の上に設けられている。また、リンク作動装置3Aが設置される設置枠7は、前記支持板85に吊り下げ状態で設けられている。他は、第3の実施形態と同じである。
この外観検査装置は、部品生産ラインで製造される部品等の欠陥の有無や表面状態の確認等を行う装置であって、検査対象物であるワークの検査対象部位に照明81で光を当てながらカメラ80で撮影する。カメラ80で撮影された画像データが配線83を介して画像処理システム82に送られ、画像処理システム82によって欠陥の有無や表面状態の確認等が行われる。この外観検査装置は、第3の実施形態と同じく、折れ角方向の作業範囲が最大90°であるため、ワーク2の上面と側面の検査が可能である。
図15はリンク作動装置3Aにカメラ80を取り付けた外観検査装置であるが、カメラ80以外のエンドエフェクタを取り付けることにより、他の作業装置として構成することができる。例えば、グリースを塗布するディスペンサを取り付けた場合、グリース塗布装置となる。洗浄液を塗布するノズルを取り付けた場合、洗浄装置となる。部品の組立を行うチャックを取り付けた場合、組立装置となる。このように、リンク作動装置3Aまたは他の回転2自由度機構に各種エンドエフェクタを選択して取り付けることで、幅広い産業の作業装置に適応できる。
[第5の実施形態]
図16はこの発明の第5の実施形態にかかる作業装置の正面図である。この作業装置は、第1の実施形態に対して、回転テーブル4(図1、図2)を無くし、回転2自由度機構3を鉛直方向の回転中心軸C4回りに回転させる回転位置決め機構90が追加されている。回転テーブル4を無くしたことにより、ワーク2は、Z軸直動アクチュエータ73のステージに固定された水平状の支持台74の上に載せられる。この場合、支持台74が、ワーク2を支持するワーク支持体になる。回転位置決め機構90は、天井面6に設置され、設置枠7ごと回転2自由度機構3を回転中心軸C4回りに回転させる。他は第1の実施形態と同じである。
この作業装置も、第1の実施形態と同様に、折れ角方向の片側についてのエンドエフェクタ1の作業範囲が(θmax+θ)となり、ワーク2の様々な位置に様々な角度で作業することができる。この実施形態のように回転2自由度機構3を回転させる代わりに、直動位置決め機構5を1軸回りに回転させる構成としても、同様の作用・効果が得られる(図示せず)。
[第6の実施形態]
図17はこの発明の第6の実施形態にかかる作業装置の正面図である。この作業装置は、第1の実施形態に対し、直動位置決め機構5のうちのZ軸直動アクチュエータ73を天井面6に設置し、このZ軸直動アクチュエータ73により設置枠7ごと回転2自由度機構3を上下方向(Z軸方向)に進退させるようにしている。X軸直動アクチュエータ71およびY軸直動アクチュエータ72は、第1の実施形態と同様に床面側に設置され、Y軸直動アクチュエータ72のステージに回転テーブル4が設置されている。他は第1の実施形態と同じである。
この構成は、第1の実施形態のようにワーク2および回転テーブル4を片持ち状の支持台74で支持しないため、ワーク2を安定して支持することができる。このため、特にワーク2の方が回転2自由度機構3よりも質量が大きい場合、ワーク2の位置決め精度が向上する。また、大型のモータやZ軸直動アクチュエータ73を用いる必要がないため、コンパクトな構成が可能となる。
[第7の実施形態]
図18はこの発明の第7の実施形態にかかる作業装置の正面図である。この作業装置は、第1の実施形態に対し、回転位置決め機構として、ワーク2を回転させる回転テーブル4に加えて、直動位置決め機構5全体を鉛直方向の回転中心軸C5回りに回転させる回転テーブル91を設置した構成である。他は第1の実施形態と同じである。
この構成にすることで、移動量の小さな動きは回転テーブル4で行わせ、移動量の大きな動きは回転テーブル91で行わせるといった使い分けをすることができる。これにより、動作時間の短縮化が期待できる。
以上、実施例に基づいて本発明を実施するための形態を説明したが、ここで開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…エンドエフェクタ
2…ワーク
3…回転2自由度機構
3a…基端側部材
3b…先端側部材
3A…リンク作動装置(回転2自由度機構)
4…回転テーブル(回転位置決め機構)
5…直動位置決め機構
11…姿勢制御用アクチュエータ
12…基端側のリンクハブ(基端側部材)
13…先端側のリンクハブ(先端側部材)
14…リンク機構
15…基端側の端部リンク部材
16…先端側の端部リンク部材
17…中央リンク部材
71…X軸直動アクチュエータ
72…Y軸直動アクチュエータ
73…Z軸直動アクチュエータ
80…カメラ(エンドエフェクタ)
81…照明(エンドエフェクタ)
90…回転テーブル(回転位置決め機構)
91…回転テーブル(回転位置決め機構)
KA…基端側の中心軸
KB…先端側の中心軸
KN…中立軸
QA…基端側のリンクハブの中心軸(基端側の中心軸)
QB…先端側のリンクハブの中心軸(先端側の中心軸)

Claims (8)

  1. エンドエフェクタによりワークに対して作業を行う作業装置であって、
    基端側部材に対し先端側部材が2自由度で回転可能で前記先端側部材に前記エンドエフェクタが搭載された回転2自由度機構と、
    前記ワークと前記回転2自由度機構とを相対的に1軸以上の方向に位置決めする直動位置決め機構と、
    前記ワーク、前記回転2自由度機構、および前記直動位置決め機構のうちの一つまたは複数を搭載して回転する回転位置決め機構とを備え、
    前記回転2自由度機構は、前記基端側部材に対して前記先端側部材を基端側の中心軸回りに旋回させる動作と、前記先端側部材に搭載されたエンドエフェクタの作業部を通り前記基端側の中心軸と交差する先端側の中心軸の角度を変更する動作とを行い、
    前記基端側の中心軸と前記先端側の中心軸とが一致した状態における前記先端側の中心軸を中立軸と称し、この中立軸と前記先端側の中心軸とが成す角度を折れ角と称し、前記回転2自由度機構の機構上における前記折れ角の最大値である最大折れ角をθmax、前記中立軸と前記回転位置決め機構の回転中心軸とが互いに交差する状態における前記中立軸と前記回転中心軸とが成す角度である傾斜角をθとした場合、
    0<θ≦θmax
    の関係が成り立つことを特徴とする作業装置。
  2. 請求項1に記載の作業装置において、前記回転位置決め機構は、前記ワークを載せて1軸回りに回転する回転テーブルである作業装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の作業装置において、前記回転2自由度機構は、前記基端側部材である基端側のリンクハブに対し前記先端側部材である先端側のリンクハブが3組以上のリンク機構を介して姿勢を変更可能に連結され、前記各リンク機構は、それぞれ前記基端側のリンクハブおよび前記先端側のリンクハブに一端が回転可能に連結された基端側および先端側の端部リンク部材と、これら基端側および先端側の端部リンク部材の他端に両端がそれぞれ回転可能に連結された中央リンク部材とを有し、前記3組以上のリンク機構のうちの2組以上のリンク機構に、前記基端側のリンクハブに対する前記先端側のリンクハブの姿勢を任意に変更させる姿勢制御用アクチュエータが設けられたリンク作動装置である作業装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の作業装置において、前記傾斜角θが前記最大折れ角θmaxと一致する作業装置。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の作業装置において、前記最大折れ角θmaxが45°以上であり、かつ前記傾斜角θが45°である作業装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の作業装置において、前記直動位置決め機構は、前記ワークと前記回転2自由度機構とを相対的に直交3軸方向に位置決めする作業装置。
  7. 請求項3に記載の作業装置において、前記回転位置決め機構は前記ワークを載せて1軸回りに回転する回転テーブルであり、前記最大折れ角θmaxが45°以上であり、かつ前記傾斜角θが45°であり、
    前記直動位置決め機構は、前記中立軸と前記先端側の中心軸の両方を含む平面、および前記回転テーブルの回転中心軸に対して垂直な平面に沿う方向に動作する直動アクチュエータを有し、この直動アクチュエータのストロークが、次式
    Figure 0006472854
    但し、
    St:直動アクチュエータのストローク
    Lp:基端側のリンクハブの球面リンク中心から先端側のリンクハブの球面リンク中心までの距離
    θ1:基端側のリンクハブの中心軸と回転テーブルの回転中心軸とが成す角度である傾斜角
    Le:先端側のリンクハブの球面リンク中心からエンドエフェクタの作業部の先端までの距離
    WD:エンドエフェクタの作業部の先端からワークの作業対象部までの距離
    Lrmax:回転テーブルの回転中心軸からワークの外周までの最大距離
    の条件を満たす作業装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の作業装置において、前記エンドエフェクタが、前記ワークを撮影するカメラおよび前記ワークを照らす照明のいずれか、または両方である作業装置。
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