JP6472012B1 - 買い取り価格算出方法及び買い取り価格算出システム - Google Patents

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Abstract

本発明は、中古レコードの買い取り価格を売り手に通知する買い取り価格算出方法であって、売り手の携帯端末2から送信された中古レコードのジャケットの画像を認識して、その型番が認識できるとき、中古レコードの販売価格に関する情報とジャケット画像から認識できる品質情報とに基づいて買い取り価格を決定し、その価格を売り手の携帯端末2に通知する。一方、型番が認識できないとき、売り手の携帯端末2に型番を問い合わせる。また、型番が無いと判断されたとき、売り手の携帯端末2にその判断結果を通知する。

Description

本発明は、例えば、中古レコードの査定価格を迅速に提示する査定評価方法及び査定評価システムに関するものである。
中古レコードの販売する者(以下、「買い手」という。)は、広く、中古レコードを保有する者(以下、「売り手」という。)からの情報を得たいという希望がある。
この場合、売り手は、自己の保有する中古レコードを、一旦、買い手に、中古レコードを梱包して、郵送する方法がある。
しかし、査定額が想定より低かったりすると売り手は販売に応じず、再度、中古レコードを梱包して、返却することになる。
その結果、買い手には、コストと手間がかかることになる。
一方、買い手が、売り手の自宅を訪問して、その場で、査定額を算出する方法もある。
この場合、売り手は、自宅に買い手を入れることになるので、売り手としては、躊躇する場合がある。
また、買い手は、自動車等の移動手段を使うことになり、これも、コストと手間がかかる。
中古物品の査定システムにおいて、データベースに商品(CD)の画像データ(ジャケット表面)を蓄積させ、入力された撮影画像とのパターン認識によってタイトルを自動認識し、さらに付属品の有無、傷の有無等をチェックして買取価格を表示する構成が記載されている。
また、引用文献1記載の発明において、画像のマッチングで得られたタイトルのみで価格を表示するようにすることが開示されている。(例えば、特許文献1)
しかし、中古レコードの場合、上記の方法だけでは、正確な査定ができず、画像のマッチングで得られたタイトルのみでは、買い取り参考価格は決定することは、商売上、リスクを伴う。
特開2002−259528号公報
すなわち、特定の中古レコードであっても、いつ製造されたか、どこの国で製造されたか等によって、同じ中古レコードのレコードでも、貨幣価値が、著しく異なるからである。
この問題を解決するために、売り手から送られてきたジャケットの画像データからは、買い取り価格を決定するのは、買い手にとって、その後の再販売時に、損を出すリスクを伴う。
一般に、中古レコードを扱う者は、アーティスト名、タイトルに加えて、型番で管理してデータを所有する。それらの情報と、予め保存された画像データで、照合することができれば良いと考えた。現在の技術では、それが可能である。
一方、買い取り価格を正確に設定しないと、売り手も、なかなか売らない。
とりわけ、ネットオークションの時代となり、売り手も、自己が所有する中古レコードの価値を知っている。だから、可能な限り、市場価格を把握しておく必要がある。
一般に、ヤフーオークション、E−bAYなどの、オークションが知られている。
それらの情報を予め、型番情報に、対応させておくことを考えた。
本発明の買い取り価格算出方法は、中古レコードの買い取り価格を買い取り希望者に通知する買い取り価格算出方法であって、買い取り希望者が使用する携帯端末に、少なくとも、中古レコードの買い取り希望者の連絡先を入力する画面と、撮影された中古レコードのジャケットの画像を添付する画面とを表示し、携帯端末から送信された画像を認識して、画像から中古レコードの型番が認識できるとき、携帯端末に、型番に対応した中古レコードの販売価格に関する情報と、画像から認識できる又は画面上に提示したガイドラインにそって買い取り希望者から申告された品質情報に基づいて決定する買い取り価格を通知し、画像から中古レコードの型番が認識できないとき、画像から中古レコードの型番情報を特定し、型番情報を携帯端末に通知し、画像から型番がないと判断されたとき、携帯端末に判断結果を通知し、買い取り希望者は、通知された型番情報から中古レコードに対応する型番を選択し、選択された型番に基づく、買い取り価格を携帯端末に通知するものである。
前記構成によれば、レコードは、一般に統一された番号がないが、規格品番のような型番が付されている。そして、型番により、市場価格が決まることが多い。そこで、画像認識された中古レコードの型番を頼りにして、査定価格を提示することができる。
ジャケットの保存状態により、買い取り価格をより詳細に設定することが可能となる。
また、本発明の買い取り価格算出方法は、希望者から追加のレコード盤を撮影した画像を提供してもらったとき、レコードの外観から読み取れる品質に関する情報と、刻印されたマトリクス情報を加味して、買い取り価格を携帯端末に通知するようにしても良い。
このようにすることで、レコード自体の画像から、中古レコードの保存状態、マトリクス番号より、より正確に、査定価格を決めることができる。
前記構成の買い取り価格は、中古レコードの販売価格に所定の掛け率で算出し、前記画像から認識する品質情報に基づいて、算出された買い取り価格を変動させて決定する買い取り価格算出方法であっても良い。
品質情報を持って買い取り時に、変動させることで売り手のインセティブをアップできる。
決定した前記買い取り価格に一定の幅をもたせた買い取り価格を前記携帯端末に通知する買い取り価格算出方法であっても良い。
買い取りの性質上、決めつけの価格を提示するリスクを避けて、一定の幅をもって価格を提示することができる。
また、このシステムは、中古レコードの買い取り希望者の使用する携帯端末から送信される中古レコードのジャケットの画像を受信し、中古レコードの買い取り価格を携帯端末に通知する買い取り価格算出システムであって、携帯端末とネットワークを介して送受信を行う送受信部と、中古レコードのジャケットの画像データ情報が保存される第1のデータベースと、第1のデータベースに紐づけられた中古レコードの型番情報が保存される第2のデータベースと、中古レコードの販売価格に関する情報が保存される第3のデータベースと、中古レコードの品質情報が保存される第4のデータベースと、画像を認識する画像認識部と、画像認識部により認識された画像データから中古レコードの型番が認識できるとき、対応する第2のデータベースに保存される型番を抽出し、画像データから中古レコードの型番が認識できないとき、画像データに対応する第2のデータベースに保存される型番情報を抽出し、抽出された型番情報を送受信部を介して携帯端末へ通知し、画像データから型番がないと判定したとき、型番がないことを送受信部を介して携帯端末に通知する型番抽出部と、画像データから第4のデータベースに保存される品質情報に基づいて品質状態を判定する品質判定部と、買い取り希望者が通知された型番情報から選択した型番または型番抽出部が抽出した型番に対応する、第3のデータベースに保存される販売価格に関する情報、および、品質判定部が判定した品質状態に基づいて買い取り価格を決定する買い取り価格決定部と、を備える買い取り価格算出システム、とすることで、達成できる。
前記構成によれば、レコードは、一般に統一された番号がないが、規格品番のような型番が付されている。そして、型番により、市場価格が決まることが多い。そこで、画像認識された中古レコードの型番を頼りにして、査定価格を提示することができる。
ジャケットの保存状態により、買い取り価格をより詳細に設定することが可能となる。
また、このシステムでは、買い取り価格決定部は、希望者から追加のレコード盤を撮影した画像を提供してもらったとき、レコードの外観から読み取れる品質に関する情報と、刻印されたマトリクス情報を加味して、買い取り価格を決定するようにしても良い。
このようにすることで、レコード自体の画像から、中古レコードの保存状態、マトリクス番号より、より正確に、査定価格を決めることができる。
中古レコードを管理する上で、型番を用いるので、それのデータベースは、既に、存在する。一方、画像データを照合する際の、技術も向上している。出願人の情報により、照合の成功率は、約90%である。また、出願人は、オークションサイト等で、中古レコードの現在の販売価格を、型番情報に対応する形で、データベース化している。となると、両者を紐づけて管理することで、画像データから市場の販売価格を把握できる。それにプラスして、画像データから認識できる品質情報も加味することで、より正確な買い取り価格を提示できる。
本発明に基づき構成した買い取り価格算出システムの概略全体構成の例を示す図である。 サーバーの例を示す図である。 (a)は第1のデータベースの概念図、(b)は第2のデータベースの概念図、(c)は第3のデータベースの概念図、(d)は第4のデータベースの概念図である。 第5のデータベースの概念図である。 売り手の携帯端末の表示画面の例を示し、(a)は売り手が中古レコードの査定を依頼する場合の表示画面、(b)は連絡先を入力する場合の表示画面、(c)は画像を添付する場合の表示画面、(d)はデータを送信する場合の表示画面である。 売り手の携帯端末の表示画面の例を示し、買い取り価格を表示させる場合の表示画面である。 売り手の携帯端末の表示画面の例を示し、(a)は型番の選択画面、(b)は選択した型番の送信画面である。 売り手の携帯端末の表示画面の例を示し、中古レコードを買い取りできない場合の表示画面である。 買い取り価格算出方法の手順の一例を示すフローチャートである。 同一アーティスト、かつ、同一タイトルの例で、型番が複数の候補として挙げられている売り手側の携帯端末の表示画面である。
そこで、次に、スマートフォン等の写真撮影の機能がついた携帯端末から、撮影した中古レコードのジャケットの画像データを張り付ける画面を備える。
その両方の情報を、サーバーに送信する。
サーバー側では、予め保存された中古レコードの画像データから、送られてきた画像データをマッチングする処理を行う。
その次に、マッチングした画像データに紐づけられた型番情報が保存されたデータを特定する。
型番情報は、上記の説明のように、いくつもの数があり、その全ての情報を買い手に無線通信手段を用いて返信する。
以下、例示に基づき本発明を更に詳しく説明する。図1は、本発明に基づき構成した買い取り価格算出システムの概略構成図、図2は、買い取り価格算出システムが備えるサーバーの概略構成図である。買い取り価格算出システム1は、中古レコードの買い取り希望者(売り手)の使用する携帯端末2から送信される中古レコードのジャケットの画像を受信し、中古レコードの買い取り価格を携帯端末2に通知するものであって、携帯端末2とネットワーク3を介して送受信を行う送受信部4と、中古レコードのジャケットの画像データ情報が保存される第1のデータベースD1と、第1のデータベースD1に紐づけられた中古レコードの型番情報が保存される第2のデータベースD2と、中古レコードの販売価格に関する情報が保存される第3のデータベースD3と、中古レコードの品質情報が保存される第4のデータベースD4(D4には、買い手が提示する品質情報に関するガイトラインも含む。)と、画像を認識する画像認識部5と、画像認識部5により認識された画像データから中古レコードの型番が認識できるとき、対応する第2のデータベースD2に保存される型番を抽出し、画像データから中古レコードの型番が認識できないとき、画像データに対応する第2のデータベースD2に保存される型番情報を抽出し、抽出された型番情報を送受信部4を介して携帯端末2へ通知し、画像データから型番がないと判定したとき、型番がないことを送受信部4を介して携帯端末2に通知する型番抽出部6と、画像データから第4のデータベースD4に保存される品質情報に基づいて品質状態を判定する品質判定部7と、買い取り希望者が通知された型番情報から選択した型番または型番抽出部6が抽出した型番に対応する、第3のデータベースD3に保存される販売価格に関する情報、および、品質判定部7が判定した品質状態に基づいて買い取り価格を決定する買い取り価格決定部8と、を備えている。
すなわち、買い取り価格算出システム1は、売り手の携帯端末2にインストールされたアプリケーションを介して売り手の携帯端末2との間で情報のやり取りを行って売り手の中古レコードに関する情報を取得し、売り手の中古レコードを査定してその買い取り価格(査定価格、なお、現在の画像データ収集の技術の限界から、実際には、査定価格が、表示上と異なる場合がある。)を売り手の携帯端末2に通知するものであり、所定のプログラムに従って所定の演算等を行うサーバー9を備えている。
サーバー9はコンピュータによって構成されている。コンピュータには本発明の買い取り価格算出方法を実施するプログラムが記憶されており、このプログラムの実行により、送受信部4、画像認識部5、型番抽出部6、品質判定部7、買い取り価格決定部8等の機能が構成され、買い取り価格算出方法が実施される。
サーバー9の送受信部4は、例えばインターネット等のネットワーク3に接続されおり、売り手の携帯端末2とデータ通信を行うことができる。
図3(a)に、第1のデータベースD1の概念を示す。第1のデータベースD1には今まで販売されたレコードのタイトルとそのジャケットの画像が予め保存されている。本実施形態では、タイトルとジャケット画像に加え、アーティスト名も予め保存されている。第1のデータベースD1には可能な限り多くのタイトルのデータを保存することが好ましく、日本国内で販売されたレコードについては勿論のこと、海外で販売されたレコードについても保存されている。
図3(b)に第2のデータベースD2の概念を示す。第2のデータベースD2には、レコードのタイトル毎にその型番情報が予め保存されている。上述の通り、1つのタイトルについて複数の型番が存在する。第2のデータベースD2には、同じタイトルについて存在する複数の型番が纏めて登録されている。なお、1つのタイトルについて存在する型番が1つの場合には、その1つの型番のみ登録されている。
第1のデータベースD1と第2のデータベースD2は、アーティスト名とタイトル名とで紐付けられている。
図3(c)に第3のデータベースD3の概念を示す。第3のデータベースD3には、中古レコードの販売価格に関する情報が予め保存されている。販売価格に関する情報として、本実施形態では複数のオークションサイトの落札価格を参考にして決定された販売価格が登録されている。例えば、図4に示すように、複数のオークションサイトでの落札価格を型番別に予めデータベース化しておき、これらの落札価格を参考に販売価格が決定される。ここで、オークションサイトのみならず、実店舗での販売価格を加味しても良い。例えば、複数のオークションサイトの落札価格の平均を販売価格にしたり、複数のオークションサイトの落札価格の最高値〜最安値とした幅を持たせた販売価格にすることができる。
複数のオークションサイトの落札価格に関するデータベースD5は随時更新される。そのため、第3のデータベースD3に保存される販売価格も随時更新される。したがって、第3のデータベースD3に登録されている販売価格を、常に最新の市場取引を反映させた値にすることができる。第3のデータベースD3に登録される販売価格としては、上述のように、例えば○円〜○円のように幅をもたせたものでも良いし、例えば○円のようにピンポイントの価格にしても良い。第3のデータベースD3に登録される販売価格は、レコードのタイトルの型番毎に決定される。
図3(d)に第4のデータベースD4の概念を示す。第4のデータベースD4には、中古レコードの品質情報が保存される。また、本実施形態では、売り手の携帯端末2から送信されてきた売り手に関する情報とジャケットの画像も第4のデータベースD4に保存される。中古レコードの品質情報として、本実施形態では売り手の中古レコードのジャケットの保存状態、ジャケットに付属する帯等の附属品の有無等の情報が登録される。ここで、ジャケットの保存状態は、例えば3段階評価(例えば、良い,普通,悪い)されるが、これに限るものではない。ジャケットの保存状態の段階的な評価や附属品の有無の判断は、売り手から送られてきたジャケットの画像に基づいて行われる。ジャケットの保存状態の段階的評価や附属品の有無の判断は、作業員がジャケットの画像を見ながら行っても良いし、コンピュータが自動的に行っても良い。第4のデータベースD4に保存されるデータは、売り手が売ろうとする中古レコード毎に纏めて保存されている。
画像認識部5は、売り手から送られてきた中古レコードのジャケットの画像を認識し、第1のデータベースに登録されているジャケットの画像とのマッチングを行って同一の画像を検索し、同一であるとマッチングされた画像のタイトルを、売り手から送られてきた中古レコードのタイトルであると判断する。このようにして特定したタイトルを画像認識部5は型番抽出部6に供給する。
型番抽出部6は、売り手から送られてきたジャケットの画像の中から型番をサーチする。このとき、画像の全て範囲をサーチ範囲にしても良いが、予め、タイトル毎に型番が付されている位置に関する情報をデータベース化しておき、この情報に基づいてサーチ範囲を決めても良い。そして、サーチ範囲をサーチした結果、型番を認識できたときには、第2のデータベースD2に登録されている型番と比較する。すなわち、型番抽出部6は第2のデータベースD2を参照し、画像認識部5によって特定されたタイトルについて登録されている型番の中に、サーチによって認識した型番があるか否かを判断し、同一の型番が見つかれば、その型番が売り手の中古レコードの型番であると判断し、その型番を買い取り価格決定部8に供給する。
一方、同一の型番が見つからない場合には、第2のデータベースD2に登録されている同一タイトルの型番の全てを送受信部4に供給する。送受信部4は、型番抽出部6から供給された型番を売り手の携帯端末2に送信する(図7(a))。
また、型番抽出部6は、サーチ範囲をサーチした結果、型番を認識できなかったときにも、第2のデータベースD2に登録されている同一タイトルの型番の全てを送受信部4に供給する。送受信部4は、型番抽出部6から供給された型番を売り手の携帯端末2に送信する(図7(a))。
さらに、型番抽出部6は、所定のサーチ範囲をサーチした結果、型番が無いと判定したときは、型番がない旨の信号を送受信部4に供給する。送受信部4は型番が無い旨の信号を売り手の携帯端末2に送信する(図8)。
品質判定部7は、第4のデータベースD4に保存される品質情報に基づいて品質状態を判定する。本実施形態では、第4のデータベースD4には品質情報として、売り手の中古レコードのジャケットの保存状態、附属品の有無等の情報が登録されているので、これらに基づいて品質状態を判定する。判定は、例えば5段階評価(例えば、E++,E+,E,E−,E−−等)する。ただし、5段階評価に限るものではなく、3段階評価でも良く、その他でも良い。例えば、ジャケットの保存状態:「良い」、附属品:「有り」の場合は「E++」、ジャケットの保存状態:「良い」、附属品:「無し」の場合は「E+」、ジャケットの保存状態:「普通」、附属品:「有り」の場合は「E」、ジャケットの保存状態:「普通」、附属品:「無し」の場合は「E−」、ジャケットの保存状態:「悪い」、附属品:「無し」の場合は「E−−」と評価する。判定された品質情報は、買い取り価格決定部8に供給される。また、買い手から品質状態に関するガイドラインを提示して売り手の申告制にしても良く、更には、帯、付属品などの明記を予め行うようにしても良い。
買い取り価格決定部8は、第3のデータベースD3を参照し、売り手の中古レコードの型番に対応する販売価格を検出する。そして、この販売価格と品質判定部7から供給された品質情報とに基づいて売り手の中古レコードの買い取り価格を決定する。ここで、売り手の中古レコードの型番として、型番抽出部6から型番が供給されてきた場合にはその型番を使用し、型番抽出部6から型番が供給されてきていない場合には売り手の携帯端末2から送信されてきた型番を使用する。
買い取り価格決定部8は、中古レコードの買い取り価格(査定額)を、第3のデータベースD3に登録されている中古レコードの販売価格に所定の掛け率を掛けて算出し、更に、算出された買い取り価格を品質情報に基づいて変動させることで、買い取り価格を決定する。例えば、第3のデータベースD3に登録されている販売価格に所定の掛け率(例えば、10%)を掛け、その値に品質情報に応じた額の増減(例えば、E++:200円増額,E+:100円増額,E:増減無し,E−:100円減額,E−−:200円減額等)を行って買い取り価格を決定する。
このとき、○円〜○円のように幅を持たせた買い取り価格にしても良いし、○円のようにピンポイントの買い取り価格にしても良い。例えば、第3のデータベースD3に登録されている販売価格が○円〜○円のように幅を持ったものである場合には、買い取り価格も幅を持ったものとしても良く、第3のデータベースD3に登録されている販売価格が○円のようにピンポイントの場合には、買い取り価格もピンポイントの価格にしても良い。買い取り価格に幅を持たせた場合には、買い取りの性質上、決めつけの価格を提示するリスクを避けることができる。
決定された買い取り価格は、送受信部4に供給され、売り手の携帯端末2に送信される。
携帯端末2は、売り手によって使用される端末である。携帯端末2として、例えば、スマートフォン,携帯電話,タブレット等の使用が可能である。携帯端末2は、インターネット等のネットワーク3を介してサーバー9の送受信部4と通信する機能を有する。携帯端末2には、サーバー9との間で必要情報のやり取りを可能にするアプリケーションがインストールされている。このアプリケーションの実行により、携帯端末2の表示部2aには、処理に応じた所定の画面が表示される。
図5(a)は、売り手が中古レコードの査定を依頼する場合の画面を示している。携帯端末2の表示部2aには、売り手の連絡先を入力するボタン(連絡先ボタン)10と、査定を希望する中古レコードのジャケットの画像を添付するボタン(画像添付ボタン)11が表示されている。なお、送信ボタン12も表示されているが、この状態では送信ボタン12は暗くなっており、タップすることができない。
連絡先ボタン10がタップされると、連絡先入力画面が表示される(図5(b))。売り手は、表示された案内に従って所定事項を入力する。例えば、氏名入力欄13に氏名を、メールアドレス入力欄14にメールアドレスを入力する。そして、入力完了ボタン15がタップされると、図5(a)の初期画面に戻る。ここで、「氏名」には、ペンネームなどの匿名でも良い。ただし、実際に弊社で買取を希望された場合は個人情報登録をしてもらうことにする。
また、画像添付ボタン11がタップされると、携帯端末2のカメラ機能が起動される。売り手が査定を希望する中古レコードのジャケットを撮影すると、撮影した画像16が表示され、この画像で良いか否かの確認のためにOKボタン17と撮り直しボタン18が表示される(図5(c))。そして、OKボタン17がタップされると、図5(a)の初期画面に戻る。一方、撮り直しボタン18がタップされると、再度カメラ機能が起動され、撮り直しが可能になる。撮り直しは、何回でも可能である。
連絡先の入力とジャケットの画像の添付の両方が完了すると、初期画面の送信ボタン12が明るくなり、タップ可能となる(図5(d))。この状態で、送信ボタン12がタップされると、売り手の連絡先と査定を希望する中古レコードのジャケットの画像が、サーバー9に送信される。
図6は、買い取り価格の表示画面を示している。本実施形態では、買い取り価格の他に、査定を行った中古レコードのアーティスト名、タイトル名、型番も表示される。サーバー9の型番抽出部6が売り手から送られてきた中古レコードのジャケットの画像に基づいて型番を特定することができた場合にこの画面が表示される。
図7(a)は、査定を希望する中古レコードのジャケットの型番の選択画面を示している。サーバー9の型番抽出部6が型番を特定することができなかった場合にこの画面が表示される。本実施形態では、売り手から送られてきた画像に基づいて特定された中古レコードのアーティスト名及びタイトル名と共に、そのタイトルで存在し得る型番が全て列挙されて表示される。列挙されている各型番の先頭にはラジオボタンが設けられており、ラジオボタンのタップによって1つの型番を選択可能になっている。売り手は、中古レコードの現物を確認することで型番を調べ、表示されている型番の中から1つの型番を選択する。1つの型番が選択されると送信確認画面が表示され(図7(b))、送信ボタン19がタップされると選択された型番がサーバー9に送信される。送信された型番は、送受信部4を介して買い取り価格決定部8に供給される。なお、同一のタイトルで複数の型番があるとき、その型番に対応する全部の買い取り価格を送信する構成であっても良い。また、型番不明の場合、データベース上の同タイトル全ての型番を対象として買取価格幅を売り手にご提示する構成であっても良い。
図8は、中古レコードの買い取りができない場合の画面を示している。売り手から送られてきた画像に基づく型番抽出部6の判断で、型番が無いと判断された場合にこの画面が表示される。本実施形態では、申し訳ございません。該当するレコードが見つかりませんでした。該当レコードの調査、仮査定を担当者へご依頼なさいますか?旨が表示部2aに表示される。
次に、買い取り価格算出方法の一例について説明する。買い取り価格算出方法は、買い手のサーバー9と売り手の携帯端末2とを備えるシステムを用いて実施される。サーバー9は予めインストールされている所定のプログラムを実行し、携帯端末2は予めインストールされている所定のアプリケーションを実行する。これにより、買い取り価格算出方法が実施される。
図9は、買い取り価格算出方法を示すフローチャートの一例である。売り手が携帯端末2のアプリケーションを起動すると、携帯端末2の表示部2aには連絡先の入力と査定を希望する中古レコードのジャケットの画像の添付を促す初期画面が表示される(図5(a))。そして、売り手が連絡先の入力(図5(b))と画像の添付(図5(c))を行い、送信ボタン12(図5(d))をタップすると、売り手の連絡先とジャケットの画像がサーバー9に送信される。送信された情報は、サーバー9の送受信部4によって受信される(ステップS91)。送受信部4は、売り手の連絡先と画像を第4のデータベースD4に保存すると共に、画像を画像認識部5と型番抽出部6に供給する。
続くステップS92では、売り手が売ろうとする中古レコードの型番を特定する。先ず、画像認識部5が売り手から送られてきた画像を認識し、第1のデータベースD1に登録されているジャケットの画像とのマッチングを行って同一の画像を検索し、同一であるとマッチングされた画像のタイトルを、売り手から送られてきた中古レコードのタイトルであると判断する。このタイトルは型番抽出部6に供給される。
型番抽出部6は、売り手から送られてきた画像の中から型番をサーチし、型番を認識できたときには、第2のデータベースD2に登録されている型番と比較する。すなわち、型番抽出部6は第2のデータベースD2を参照し、画像認識部5によって特定されたタイトルについて登録されている型番の中に、サーチによって認識した型番があるか否かを判断し、同一の型番が見つかれば、その型番が売り手の中古レコードの型番であると判断し、その型番を買い取り価格決定部8に供給してステップS93に進む。
一方、同一の型番が見つからない場合には、ステップS94に進み、第2のデータベースD2に登録されている同一タイトルの型番の全てを送受信部4に供給する。このとき、アーティスト名及びタイトル名も一緒に送受信部4に供給する。送受信部4は、型番抽出部6から供給された型番等の情報を売り手の携帯端末2に送信する。
また、ステップS92において、型番抽出部6は、サーチ範囲をサーチした結果、型番を認識できなかったときにも、ステップS94に進み、第2のデータベースD2に登録されている同一タイトルの型番の全てを送受信部4に供給する。このとき、アーティスト名及びタイトル名も一緒に送受信部4に供給する。送受信部4は、型番抽出部6から供給された型番等の情報を売り手の携帯端末2に送信する。
ステップS94では、売り手の携帯端末2の表示部2aに、中古レコードのアーティスト名及びタイトル名と共に、そのタイトルで存在し得る型番が全て列挙されて表示される(図7(a))。列挙されている各型番の先頭にはラジオボタンが設けられており、ラジオボタンのタップによって1つの型番を選択可能になっている。売り手は、中古レコードの現物を確認することで型番を調べ、表示されている型番の中から1つの型番を選択する。1つの型番が選択されると送信確認画面が表示され(図7(b))、送信ボタン19がタップされると選択された型番がサーバー9に送信される。送信された型番は、送受信部4を介して買い取り価格決定部8に供給され、ステップS93に進む。なお、売り手側が、1つの型番に絞り込むことが難しい場合もあり、その際は、1つの候補だけではなく、複数の候補も選択できる仕組みとなっている。
図10は、同一アーティスト、かつ、同一タイトルの例で、型番が複数の候補として挙げられている。この売り手が、どの型番かを把握できない可能性も考慮した。その他、複数の候補の選択も可能とし、複数選択された場合は、全部の査定価格を提示することにしても良い。
ステップS93では、買い取り価格の算出が行われる。先ず、品質判定部7が第4のデータベースD4に保存されている品質情報に基づいて中古レコードの品質状態を判定する。本実施形態では、第4のデータベースD4には品質情報として、売り手の中古レコードのジャケットの保存状態、附属品の有無等の情報が登録されているので、これらに基づいて品質状態を判定する。判定は、例えば5段階評価(例えば、E++,E+,E,E−,E−−等)され、買い取り価格決定部8に供給される。
買い取り価格決定部8は、第3のデータベースD3を参照し、売り手の中古レコードの型番に対応する販売価格を検出する。このとき、売り手の中古レコードの型番として、型番抽出部6から型番が供給されてきた場合にはその型番を使用し、型番抽出部6から型番が供給されてきていない場合には売り手の携帯端末2から送信されてきた型番を使用する。そして、この販売価格と品質判定部7から供給された品質情報とに基づいて売り手の中古レコードの買い取り価格を決定する。例えば、第3のデータベースD3に登録されている販売価格に所定の掛け率(例えば、10%)を掛け、その値に品質情報に応じた額の増減(例えば、E++:200円増額,E+:100円増額,E:増減無し,E−:100円減額,E−−:200円減額等)を行って買い取り価格を決定する。
決定された買い取り価格は、送受信部4に供給され、売り手の携帯端末2に送信される。これにより、売り手の携帯端末2の表示部2aには買い取り価格が表示される(図6)。本実施形態では、買い取り価格の他に、査定を行った中古レコードのアーティスト名、タイトル名、型番も表示される。
一方、ステップS92において、型番抽出部6がサーチ範囲をサーチした結果、型番が無いと判定したときは、ステップS95に進み、型番がない旨の信号を送受信部4に供給する。送受信部4は、型番が無い旨の信号を売り手の携帯端末2に送信する。この信号を受け取った携帯端末2は、『申し訳ございません。該当するレコードが見つかりませんでした。該当レコードの調査、仮査定を担当者へご依頼なさいますか?』などを表示する(図8)。
市場にはタイトルが同じであっても型番が異なる中古レコードが流通しており、型番毎にその取引価格が異なる場合がある。本発明によれば、型番の違いを考慮して買い取り価格を算出することができる。
また、買い取り価格の算出に際し、中古レコードの品質状態を参照するので、査定対象の中古レコードの品質状態に応じた価格を算出することができる。
また、買い取り価格の算出に際し、複数のオークションサイトの落札価格を考慮するので、取引実情に即した価格を設定することができ、売り手に納得感を与えることができる。
なお、上述の説明では、買い取り価格決定部8は、中古レコードの販売価格を参照する際、中古レコードの型番に基づく販売価格を参照するようにしていたが、売り手からマトリクス番号に関する情報も追加提供してもらい、型番に加えてマトリクス番号にも基づく販売価格を参照するようにしても良い。売り手からのマトリクス番号に関する情報の提供の手段としては、例えば、少なくともマトリクス番号が設けられている部分を含むレコード盤自体の画像を提供してもらうことが考えられる。例えば、このようなレコード盤自体の画像を、携帯端末2から中古レコードのジャケットの画像を送信してもらう際に一緒に送信してもらうことが考えられる。
提供された画像より、マトリクス番号を特定する手段としては、例えば、型番を特定する場合と同様の手段が考えられる。また、売り手側からの自己申告制にしても良い。予め、最初の査定開始の初期画面で、例えば、お手軽査定とマトリクスなどまで入力頂くコレクター査定で振り分ける構成にしても良い。
市場にはタイトル及び型番が同じであってもマトリクス番号が異なる中古レコードが流通しており、マトリクス番号毎にその取引価格が異なる場合がある。型番に加えてマトリクス番号にも基づく販売価格を参照することで、マトリクス番号の違いを考慮して買い取り価格を算出することができ、取引実情にさらに即した価格を算出することができる。
また、売り手からレコード盤自体の画像を提供してもらったときには、第3のデータベースD3に登録する中古レコードの品質情報に、レコード盤自体の保存状態も加えることができる。すなわち、レコード盤自体の画像からレコード盤自体に傷があるか否か等の保存状態が分かるので、この情報も品質情報に加えることができる。ここで、レコード盤自体の保存状態は、例えば3段階評価(例えば、良い,普通,悪い)されるが、これに限るものではない。この保存状態の段階的評価は、作業員がレコード盤自体の画像を見ながら行っても良いし、コンピュータが自動的に行っても良い。また、買い手から品質状態に関するガイドラインを提示して売り手の申告制にしても良く、更には、帯、付属品などの明記を予め行うようにしても良い。
この場合には、買い取り価格の算出に際し、中古レコードのジャケットの外観に基づく品質状態に加え、レコード盤自体の品質状態をも参照するので、査定対象の中古レコードの品質状態により即した価格を算出することができる。
このように、売り手から追加のレコード盤を撮影した画像を提供してもらうようにしたときには、買い取り価格決定部8が、レコードの外観から読み取れる品質に関する情報と、刻印されたマトリクス情報を加味して、買い取り価格を決定するようにしても良い。
(ノン・コレクター向け)
(1)売り手の操作として、連絡先とスマホ等から撮影したジャケットの画像データを買い手に無線通信手段を用いて送信する。買い手は、送られてきた型番情報を基に、それが分かるか否かを確認する。具体的には、まず、画像データを確認して、マッチングを行う。その結果、該当するジャケットの画像が見つかる場合は、次に、型番情報を読み込む。売り手は、再度、自己の手元にある中古レコードのジャケットから、型番の記載された情報を読み取る。買い取りのアプリケーションには、画面上、売り手の連絡先、例えば、メールアドレス、電話番号等、入力する画面を備える。
(2)その結果、型番が、例えば、EAS-50042であれば、その情報を買い手に、送信する。型番が複数ある場合は、その候補を全部、売り手に送信する。それを受けて、売り手が、自己の中古レコードのジャケットから、型番を送信する。
(3)ところで、出願人は、売り手から購入した中古レコードを管理する方法として、中古レコードに付されている型番により、データを保存している。
例えば、過去に販売された国内で発行された「ビートルズ」の「アビーロード」だけでも、下記に記載したほどの種類があり、それぞれに販売価格が異なる。
EAS-50042、CP32-5332、UICY-78529、EAS-90072、EAS-80560、TYCP-60013、TOCP-51122、MFSL 1-023、以外にその他約20型番ある。
(4)そこで、(1)と(2)を紐づける。すなわち、予め保存された画像データ、例えば、「ビートルズ」の「アビーロード」のジャケットの画像データと、上記の型番を紐づけることを、まず、考えた。その次に、買い手から送られたジャケットの画像データと予め保存された画像データをマッチングさせることで、買い取り価格の精度を上げられると考えた。
(5)次に、現在、オークションサイトがあり、全ての商品がネットでオークションにかけられる時代となった。中古レコードも、例外ではなく、落札価格により、おおよその市場における特定の中古レコードの価格も、公知となっている。そこで、その市場価格については、随時、変動するものであり、希少価値があれば、徐々に、市場価格はあがる。あたかも、株式市場のチャートのように株価に変動があるように、中古レコードも同じことが言える。この情報を予めデータベースで保存しておく。そして、型番で整理した上記の情報と市場価格を紐づけることで、適正な市場の価格を保存しておくデータベースを作成しておく。
(6)更に、(5)のデータベースに対応する型番をマッチングさせる。その結果、当該中古レコードの市場の販売価格が分かる。
(7)そして、予め用意された掛け率を適合させる。例えば、市場価格の中古レコードが、1000円として、予め、用意された掛け率が10%であれば、買い取り価格は、100円となり、それを売り手に送信する。
(8)そして、品質管理情報は、次のように、決めておく。買い取り価格を決定する主たる要因は、上記の通りである。つまり、市場価格に対して、予め掛け率を用意しておくことで、例えば、10%から50%の掛け率のようにする。
更には、掛け率については、問題点が残る。在庫過多(内部要因)とそのレコードが再発売されると価値が下がる(外的要因)がある。それらの情報については、型番から整理された情報に予め、内部要因と外部要因の有無を、記録しておく。
その他、売り手側の品質の保存状態を考慮する必要がある。例えば、帯、インサート、インナースリーブは、あるべき、ジャケットの日焼けにより変色、キズ、破れ、スレ、水やカビによるダメージ、テープもしくはテープ剥がしの跡、書き込み、但し、サインは、証明書があれば、付加価値が付く。また、未開封であれば、新品と同じという評価がされるべきである。
例えば、その結果、例えば、50%の掛け率を引き下げるたり、逆に、上げたりすることを考慮することになる。
(9)この問題点は、別のデータベースを作っておき、標準を設定(E)し、それよりも付加価値を付けるべき事項をE+、それよりも買い取り価格を下げる事項をE−と、偏差を設けることにした。これらを、画像の認識をする際に、同時に、品質の評価を、付随して行うことにした。
(10)そして、型番がない中古レコードの取り扱いこの場合、中古レコードのジャケットの画像データをもらっても、紐づけられた型番情報がないことになる。
その場合は、そもそも、買い取り価格がつかないものか、それとも、とてつもない骨董品のような価値があるかもしれないので、上記の売り手の連絡先に、何らかの返信をする。
(コレクター向け)
(1)コレクターは、更に、神経質である。レコードの内側にうっすら刻み込まれた番号があり、例えば、III2B6715のような番号がある。これは、レコード・コレクターたちの間で良く使われる「マトリックス番号」を意味する。これは、マトリックス番号で製造枚数が少なかったものや、マトリックス番号が若ければよりオリジナルでも音質がよい、等を示す記号になるので、中古レコードにおける判断基準のひとつになることが多い。そこで、マトリクス番号を、加味して、査定価格をプラスの方向で、加味することも考えられる。
(2)そして、実施例1の情報に加えて、売り手が、レコード本体の画像を送ったときは、マトリクス番号を加味する。この点、予め、用意されたマトリクス情報から、貴重か否かを判断する。
(3)更に、品質情報は、次の通りである。盤面は、スレ、キズ、塩ビやけ、反りの有無である。
1 買い取り価格算出システム
2 携帯端末
3 ネットワーク
4 送受信部
5 画像認識部
6 型番抽出部
7 品質判定部
8 買い取り価格決定部
9 サーバー
D1 第1のデータベース
D2 第2のデータベース
D3 第3のデータベース
D4 第4のデータベース

Claims (5)

  1. 中古レコードの買い取り価格を買い取り希望者に通知する買い取り価格算出方法であって、
    前記買い取り希望者が使用する携帯端末に、少なくとも、中古レコードの買い取り希望者の連絡先を入力する画面と、撮影された中古レコードのジャケットの画像を添付する画面とを表示し、
    前記携帯端末から送信された前記画像を認識して、
    前記画像から中古レコードの型番が認識できるとき、前記携帯端末に、前記型番に対応した中古レコードの販売価格に関する情報と、前記画像から認識できる又は前記画面上に提示したガイドラインにそって買い取り希望者から申告された品質情報に基づいて決定する買い取り価格を通知し、
    前記画像から中古レコードの型番が認識できないとき、前記画像から中古レコードの型番情報を特定し、前記型番情報を前記携帯端末に通知し、
    前記画像から型番がないと判断されたとき、前記携帯端末に判断結果を通知し、
    前記買い取り希望者は、通知された前記型番情報から前記中古レコードに対応する型番を選択し、
    選択された型番に基づく、買い取り価格を前記携帯端末に通知する買い取り価格算出方法。
  2. 前記希望者から追加のレコード盤を撮影した画像を提供してもらったとき、レコードの外観から読み取れる品質に関する情報と、刻印されたマトリクス情報を加味して、買い取り価格を前記携帯端末に通知する請求項1記載の買い取り価格算出方法。
  3. 前記買い取り価格は、中古レコードの販売価格に所定の掛け率で算出し、前記画像から認識する品質情報に基づいて、算出された買い取り価格を変動させて決定する請求項1又は2記載の買い取り価格算出方法。
  4. 中古レコードの買い取り希望者の使用する携帯端末から送信される前記中古レコードのジャケットの画像を受信し、前記中古レコードの買い取り価格を前記携帯端末に通知する買い取り価格算出システムであって、
    前記携帯端末とネットワークを介して送受信を行う送受信部と、
    中古レコードのジャケットの画像データ情報が保存される第1のデータベースと、
    前記第1のデータベースに紐づけられた中古レコードの型番情報が保存される第2のデータベースと、
    中古レコードの販売価格に関する情報が保存される第3のデータベースと、
    中古レコードの品質情報が保存される第4のデータベースと、
    前記画像を認識する画像認識部と、
    前記画像認識部により認識された画像データから中古レコードの型番が認識できるとき、対応する前記第2のデータベースに保存される型番を抽出し、前記画像データから中古レコードの型番が認識できないとき、前記画像データに対応する前記第2のデータベースに保存される型番情報を抽出し、抽出された型番情報を前記送受信部を介して前記携帯端末へ通知し、前記画像データから型番がないと判定したとき、型番がないことを前記送受信部を介して前記携帯端末に通知する型番抽出部と、
    前記画像データから前記第4のデータベースに保存される品質情報又は前記携帯端末の画面上に提示したガイドラインにそって買い取り希望者から申告された品質情報に基づいて品質状態を判定する品質判定部と、
    買い取り希望者が通知された前記型番情報から選択した型番または前記型番抽出部が抽出した型番に対応する、前記第3のデータベースに保存される販売価格に関する情報、および、前記品質判定部が判定した品質状態に基づいて買い取り価格を決定する買い取り価格決定部と、
    を備える買い取り価格算出システム。
  5. 前記買い取り価格決定部は、前記希望者から追加のレコード盤を撮影した画像を提供してもらったとき、レコードの外観から読み取れる品質に関する情報と、刻印されたマトリクス情報を加味して、買い取り価格を決定する
    請求項4記載の買い取り価格算出システム。
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