JP6471646B2 - 表示プログラム、制御装置、および、表示方法 - Google Patents

表示プログラム、制御装置、および、表示方法 Download PDF

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本発明は、表示プログラム、制御装置、および、表示方法に関する。
災害が発生した場合、被災者の救助、避難誘導、避難所の運営、復旧支援などの様々な局面において、通信手段の確保が重要になる。近年、無線LAN(Local Area Network)機能を搭載したスマートフォンやタブレットなどの移動端末が普及したことにより、災害が発生した場合の通信手段として無線LANを活用することが期待されている。例えば、大規模災害が発生した際に、公衆無線LANサービスを提供している事業者が無線LANを無料開放するためのガイドラインの策定も行われている。事業者だけでなく、地方公共団体や企業などでも、災害時に無線LANを開放することが検討されている。
また、近年、ソフトウェアを用いた仮想的なネットワークや、仮想的なネットワークの形成に用いられる技術であるSoftware Defined Networking(SDN)も注目されてきている。SDNでは、ネットワークのトポロジとQoS(Quality of Service)がソフトウェアで設定される。ここで、ネットワーク中のコントローラと呼ばれる制御装置がネットワーク中に含まれている装置の通信状況を監視し、各装置の状況に応じた制御を行う。
特開2014−86881号公報
"大規模災害発生時における公衆無線LANの無料開放に関するガイドライン第1.0版"、[online]、平成26年4月21日、無線LANビジネス推進連絡会、[平成26年9月17日検索]、インターネット、<http://www.wlan-business.org/info/pdf/Wi-Fi_Free_Guideline_v1.01_20140527.pdf>
災害時には、被災者の分布などに関する統計情報を迅速かつ正確に把握することが望ましいが、正確な統計情報を得ることは極めて困難である。
本発明は、災害への対応として開放する無線LANへの接続状況を情報として活用する仕組みを提供することを目的とする。
表示プログラムは、1つ以上のアクセスポイントを制御する制御装置で実行される。制御装置は、災害情報を取得すると、前記災害情報に基づいて、設定を変更するアクセスポイントを特定するとともに、災害設定への移行を指示する移行指示を送信する。災害設定は、当該アクセスポイントに対する設定変更により、通信を許可している第1の識別子とは異なる第2の識別子を用いた通信を許可する設定である。制御装置は、前記災害設定が有効になっているアクセスポイントを特定する。制御装置は、特定したアクセスポイントの各々から、前記第2の識別子を用いて当該アクセスポイントに接続している端末の接続数を取得する。制御装置は、表示要求を取得すると、当該表示要求により要求された表示方法に対応して選択した範囲の前記接続数を、前記表示要求の要求元へ提供する。
災害への対応として開放する無線LANへの接続状況が情報として活用される。
接続中の人数の表示例を説明する図である。 制御装置の構成の例を示す図である。 制御装置のハードウェア構成の例を示す図である。 グループ登録の方法の例を説明する図である。 グループ登録の方法の例を説明する図である。 グループデータベースとAP情報データベースの例を説明する図である。 アクセスポイントの設定の変更方法の例を示す図である。 アクセスポイントの設定の変更方法の例を示すフローチャートである。 各アクセスポイントへの接続人数を取得する方法の例を説明するシーケンス図である。 AP情報データベースの例を説明する図である。 管理画面の表示例を説明する図である。 表示要求に応じて行われる処理の例を説明するシーケンス図である。 表示要求に応じて行われる処理の例を説明するシーケンス図である。 アクセスポイントへの接続数の時間変化の表示例を説明する図である。 アクセスポイントへの接続数の時間変化の表示例を説明する図である。 MAP表示の例を説明する図である。
災害が発生した際に開放するアクセスポイントを制御する制御装置は、制御対象のアクセスポイントに問い合わせを行って情報を取得することができる。そこで、例えば、制御装置が各アクセスポイントについて、接続している端末の数を問合わせ、得られた結果を、制御装置の管理画面などに表示することができる。
図1は、接続中の人数の表示例を説明する図である。制御装置は、災害が発生した際に開放するアクセスポイントの設置位置を地図上のアイコン1で示すことができる。図1の例では、例えば、A地区、B地区、C地区、D地区の4つの地区が含まれる領域のうち、A地区に、災害時に解放する対象のアクセスポイントが設置されている。なお、図1は一例であり、地図上に表示されるアイコン1の数は任意である。また、各アイコン1には、個々のアクセスポイントが対応付けられている。以下、アクセスポイントの設置位置を地図上のアイコンで示す表示のことを「MAP表示」と記載することがある。制御装置のディスプレイにMAP表示が表示されている場合、MAP表示中のアイコン1にマウスカーソル7を重ねると、制御装置は、アイコン1に対応する機器に問い合わせを行って情報を取得し、取得した情報をポップアップ表示する。ここで、ポップアップ表示で表示される情報は、予め、制御装置のオペレータが設定しているものとする。図1の例では、アクセスポイントの識別情報、運用状態、アクセスポイントへ接続している端末の数から推定した被災者数、アクセスポイントに接続している端末が使用しているSSID(Service Set Identifier)が表示されている。図1の例では、選択されたアクセスポイントは、災害の発生によって開放されている状態(緊急運用中)である。また、選択されたアクセスポイントには、「00000JAPAN」というSSIDを用いて、5台の端末が接続している。なお、「00000JAPAN」というSSIDは、災害時のアクセスポイントの無料開放に使用することがガイドラインで推奨されている災害用統一SSIDである。
図1に示すシステムでは、オペレータは、アクセスポイントごとにそのアクセスポイントに対応付けられたアイコン1にマウスカーソル7を重ねて、利用状況を確認することができる。しかし、個別のアクセスポイントについてアイコン1にアクセスしたタイミングで得られた情報だけからは、被災者の支援計画などに結びつく情報を取得することは困難である。オペレータが1つのアイコンに複数回アクセスして得られた情報や、複数のアクセスポイントから得られる情報を手作業でまとめることは煩雑である上、非効率的である。さらに、開放するアクセスポイントの設定がオペレータによって手動で行われると、オペレータの処理が煩雑である上、設定変更に時間がかかるという問題もある。これらの問題は、設定変更の対象となるアクセスポイントの数が多いほど深刻化する。
以下、このような問題点を改善する別の実施形態について、詳しく説明する。
<装置構成>
図2は、制御装置30の構成の例を示す。制御装置30は、通信部31、ユーザインタフェース40、制御部50、記憶部60を備える。通信部31は送信部32と受信部33を有する。制御部50は、移行指示生成部51、特定部52、取得部53、描画処理部54、タイマ55を有する。記憶部60は、アクセスポイント(AP)情報データベース61とグループデータベース62を記憶し、さらに、適宜、制御部50の処理に用いられる情報を記憶する。図2の例では、制御装置30は、ユーザインタフェース40として、表示デバイス41と入力装置42を備えている場合を示しているが、制御装置30は、任意の種類の出力装置と入力装置を任意の数だけ備えることができる。
受信部33は、他の装置からパケットを受信する。送信部32は、他の装置にパケットを送信する。移行指示生成部51は、受信部33を介して災害情報の通知を取得すると、開放の対象となるアクセスポイントを選択し、選択したアクセスポイントを開放するための処理を行う。なお、移行指示生成部51は、アクセスポイントの選択の際に、発生した災害の災害種別、災害の規模、災害の発生場所などの情報を、災害情報から適宜抽出して使用することができる。
特定部52は、災害の発生によって開放されている状態のアクセスポイントを特定する。取得部53は、特定部52で特定されたアクセスポイントから、そのアクセスポイントに接続している端末の数を取得する。描画処理部54は、取得部53で得られた結果を表示デバイス41などに表示する際に使用するための情報を生成する。タイマ55は、適宜、特定部52がアクセスポイントの特定する時間間隔や、取得部53が情報の取得処理を行う時間間隔の測定に使用される。なお、取得部53は、アクセスポイントが災害の発生により無料開放されていなくても、適宜、ネットワーク中のアクセスポイントへの接続状況の取得など、アクセスポイントの状況を取得するための処理を行っても良い。
AP情報データベース61は、制御装置30が制御するアクセスポイントの情報が含まれている。グループデータベース62は、1つ以上のアクセスポイントを含むグループの情報を格納する。AP情報データベース61とグループデータベース62の例は後述する。
図3は、制御装置30のハードウェア構成の例を示す。制御装置30は、プロセッサ101、メモリ102、入力装置42、出力装置104、バス105、ネットワークインタフェース109を備える。制御装置30は、さらに、記憶装置106、可搬記憶媒体駆動装置107の1つ以上を有していても良い。プロセッサ101は、Central Processing Unit(CPU)を含む任意の処理回路であり、メモリ102や記憶装置106に記憶されたプログラムを実行することができる。プロセッサ101は制御部50を実現する。メモリ102は、記憶部60として動作する。また、ネットワークインタフェース109は、通信部31として動作する。バス105は、プロセッサ101、メモリ102、入力装置42、出力装置104、ネットワークインタフェース109を、相互にデータの送受信が可能になるように接続する。
入力装置42は、キーボードやマウスなど、情報の入力に使用される任意の装置であり、出力装置104は、ディスプレイを含む表示デバイス41など、データの出力に使用される任意の装置である。可搬記憶媒体駆動装置107は、メモリ102や記憶装置106のデータを可搬記憶媒体108に出力することができ、また、可搬記憶媒体108からプログラムやデータ等を読み出すことができる。ここで、可搬記憶媒体108は、Compact Disc Recordable(CD−R)やDigital Versatile Disk Recordable(DVD−R)を含む、持ち運びが可能な任意の記憶媒体とすることができる。
<第1の実施形態>
以下、1つ以上のアクセスポイントを含むグループごとに統計情報が生成される場合について、グループ登録の方法、アクセスポイントの設定の変更処理、運用中の情報の取得方法、表示処理に分けて説明する。
以下では、災害情報の通知前に各アクセスポイントで使用される第1の識別子は、災害の発生前に各アクセスポイントに設定されているSSIDである場合を例として説明する。災害情報の通知後の設定で使用される第2の識別子は、災害による無料開放に起因する通信で使用されるSSIDであるものとする。第2の識別子は、アクセスポイントの無料開放に使用されるSSIDとしてガイドラインで推奨されている災害用統一SSID(00000JAPAN)であってもよく、また、その他のSSIDであってもよい。また、以下の説明では、災害情報の通知による設定変更が行われた後の設定のことを「災害設定」と記載することがある。つまり、災害設定は、第2の識別子を用いた通信が可能な設定である。さらに、以下では、アクセスポイント20の開放のための設定を適用することを、「災害設定を適用する」と記載することがある。
(1)グループ登録の方法の例
オペレータは、統計的なデータをとるために、接続数の合計を取得しようとするアクセスポイント同士が同じグループに含まれるように、災害の発生時に開放するアクセスポイントを、1つ以上のグループに分類する。
図4は、グループ登録の方法の例を説明する図である。図4のD1は、アクセスポイントのグループ分けの際に表示される登録画面(グループ登録タブ)の例である。制御装置20の描画処理部54は、制御装置30の起動の際や防災システムの起動の際に、データを収集する対象のアクセスポイントのグループを登録するための登録画面の情報を生成し、表示デバイス41に出力する。表示デバイス41は、描画処理部54から入力された情報を、表示デバイス41の画面に表示するので、オペレータは、D1に示す画面を視認できる。
D1の例では、登録画面には、登録されているグループのグループIDとグループ名が一覧表示されている。D1では、グループID=G1のグループとしてグループ名=町役場エリアのグループが登録されており、グループID=G2のグループとしてグループ名=総合体育館エリアのグループが登録されている。なお、登録されるグループの数やグループID、グループ名は実装に応じて変更され得る。
登録画面には、新規登録ボタン71、変更ボタン72、削除ボタン73、所属機器編集ボタン74が含まれる。新規登録ボタン71は、グループの新規登録の際に使用される。新規登録ボタン71が押下されると、グループ登録ダイアログボックスが表示される。
D2はグループ登録ダイアログボックスの例である。グループ登録ダイアログボックスには、グループIDの入力に使用される入力ボックス75、グループ名の入力に使用される入力ボックス76、登録ボタン77、キャンセルボタン78が含まれる。オペレータは、入力ボックス75にグループID、入力ボックス76にグループ名を入力した上で、登録ボタン77を押下する。すると、特定部52は、グループ登録ダイアログボックスから入力されたグループIDとグループ名の組み合わせを取得するとともに、その組み合わせをグループデータベース62に登録する。さらに、描画処理部54は、更新後のグループデータベース62を用いて画面の表示を更新することにより、新たにグループデータベース62に登録されたグループの情報を、D1に示す登録画面に表示する。
オペレータは、変更ボタン72を用いて、登録済みのグループの情報を変更することができる。例えば、オペレータは、登録画面に表示されている各グループの情報から変更対象のグループを、カーソルなどを用いて選択する。選択されたグループは、表示色が変更されるなどの強調表示が行われてもよい。特定部52は、選択されているグループを特定する。また、描画処理部54は、いずれかのグループが選択されていることを認識する。いずれかのグループが表示された状態で変更ボタン72が押下されると、描画処理部54は、D2に示すグループ登録ダイアログボックスを表示する。オペレータは、変更後のグループIDとグループ名の組み合わせをグループ登録ダイアログボックスに入力したうえで、登録ボタン77を押下する。すると、特定部52は、グループデータベース62において、選択されているグループのグループIDとグループ名を、グループ登録ダイアログボックスから入力されたグループIDとグループ名の組み合わせに置き換える。その後、描画処理部54は、更新後のグループデータベース62を用いて画面の表示を更新することにより、変更後のグループデータベース62に合わせて、変更後のグループの情報を、D1に示す登録画面に表示する。
削除ボタン73は、登録されているグループの削除の際に使用される。オペレータによって、一覧表示されているグループのいずれかが選択されているときに削除ボタン73が押下されたとする。すると、特定部52は、選択されているグループの情報をグループデータベース62から削除する。この場合も、描画処理部54は、更新後のグループデータベース62を用いて、削除されたグループの情報を含まない一覧表示を、表示デバイス41の画面に表示させる。
所属機器編集ボタン74は、登録されている各グループに含められる機器の編集の際に使用される。オペレータによって、一覧表示されているグループのいずれかが選択されているときに所属機器編集ボタン74が押下されたとする。すると、描画処理部54は、登録ダイアログボックスを表示するための情報を生成するとともに、生成した情報を表示デバイス41の画面に表示させる。
図5は、登録ダイアログボックスの例を示す。登録ダイアログボックスには、AP情報データベース61に記録されているアクセスポイントの情報が表示される。図5の例では、各アクセスポイントについて、アクセスポイント名、無線LANコントローラのIPアドレス、設置場所、プロファイル、アクセスポイントIDが記録されている。アクセスポイント名は、アクセスポイントの識別に使用される識別子である。無線LANコントローラIPは、そのエントリに情報が記録されているアクセスポイントを制御する無線LANコントローラに割り当てられているIPアドレスである。設置場所は各アクセスポイントの設置場所である。プロファイルは、各アクセスポイントの設定の内容であり、アクセスポイントIDはアクセスポイントの識別に使用される。
例えば、図5の例では、アクセスポイント名=町役場AP_1というアクセスポイントは、町役場に設置され、プロファイルは「災害緊急時開放」、アクセスポイントIDは「ap101_1」である。なお、以下の説明では、プロファイル=災害緊急時開放に設定されているアクセスポイントは、災害等の発生に応じて無料開放されるアクセスポイントであるとする。また、アクセスポイント名=町役場AP_1のアクセスポイントを制御する無線LANコントローラには、172.168.1.1というIPアドレスが割り当てられている。
同様に、アクセスポイント名=公民館AP_1というアクセスポイントは、公民館に設置され、プロファイルは「災害緊急時開放」、アクセスポイントIDは「ap102_1」である。また、アクセスポイント名=野球場AP_1というアクセスポイントは、総合体育館に設置され、プロファイルは「災害緊急時開放」、アクセスポイントIDは「ap201_1」である。さらに、公民館AP_1と野球場AP_1のいずれのアクセスポイントも、172.168.1.1というIPアドレスが割り当てられた無線LANコントローラによって制御されている。
なお、図5は一例に過ぎず、実装に応じて、登録ダイアログボックス中の情報要素は変更され得る。例えば、無線LANコントローラIPの代わりに、個々のアクセスポイントに割り当てられたIPアドレスが登録ダイアログボックス中に含まれていても良い。
各アクセスポイントの情報の先頭にはチェックボックスが表示されている。オペレータは、選択中のグループに含める対象のアクセスポイントに対応付けられたチェックボックスにチェックマークを入力した後に登録ボタン77を押下したとする。すると、特定部52は、チェックマークが入力されているエントリのアクセスポイントが、選択されているグループに含まれていることを、AP情報データベース61に格納する。
図6は、グループデータベース62とAP情報データベース61の例を説明する図である。グループデータベース62は、登録されているグループごとに、番号、グループID、グループ名を記録する。番号はグループデータベース62での情報の管理に使用されるインデックス値である。なお、各情報に対して、列名の他に、データ型、制約が登録されても良い。グループデータベース62の例として、図6では、グループID=G1、グループ名=町役場エリアの情報を示しているが、グループデータベース62には、任意の数のグループの情報が含まれている。
AP情報データベース61は、登録されているアクセスポイントごとに、番号、時刻、アクセスポイント名(AP名)、プロファイル名、接続中人数、グループID、ステータスを記録する。番号はAP情報データベース61での情報の管理に使用されるインデックス値である。AP情報データベース61の接続中人数フィールドには、アクセスポイントに接続している端末の数が接続中人数として記録される。なお、接続中人数は、アクセスポイントかそのアクセスポイントを管理する無線LANコントローラのいずれかから、取得部53が取得する。AP情報データベース61の時刻フィールドには、接続中人数の値が取得された時刻が記録される。このため、グループへのアクセスポイントの登録時点では、図6に示すように、時刻フィールドと接続中人数フィールドには情報が含まれていない。グループIDは、アクセスポイントが属するグループのIDであり、ステータスはアクセスポイントの運用状態である。例えば、町役場AP_1が通常運用されているときに、町役場AP_1をグループID=G1(町役場エリアグループ)に含めるための処理が行われたとする。この場合、町役場AP_1というAP名のアクセスポイントが所属するグループのグループIDはG1に設定され、アクセスポイントのステータスは通常運用中として記録されている。なお、町役場AP_1に設定されているプロファイルは災害緊急時開放であるので、プロファイル名は「災害緊急時開放」に設定される。なお、AP情報データベース61には、アクセスポイントに割り当てられたIPアドレスや、アクセスポイントの制御に使用される無線LANコントローラのIPなどが記録されても良い。
(2)アクセスポイントの設定の変更処理
次に、災害等の発生に応じて、1つ以上のアクセスポイントの設定を、制御装置30から変更する場合の処理の例を説明する。以下、説明を簡単にするために、制御装置30が直接、アクセスポイントの制御を行う場合を例として説明するが、制御装置30は、無線LANコントローラを介して、間接的にアクセスポイントを制御しても良い。
図7は、アクセスポイントの設定の変更方法の例を示す図である。図7の例では、ネットワークN1とネットワークN2がWAN(Wide Area Network)5を介して接続されており、ネットワークN1はインターネット6に接続されている。ネットワークN1には、制御装置30とルータ3(3a、3b)が含まれている。ネットワークN1には、オプションとして、制御装置30以外の通信装置4(4a、4b)が含まれていても良い。ネットワークN1、N2の形成にSDNが使用される場合、制御装置30は、SDNコントローラとして動作できるものとする。
ネットワークN2は、ルータ3cとアクセスポイント20を含む。アクセスポイント20は、初期状態では、第1の識別子を用いて通信を行っており、第1の識別子を使用して通信を要求していない端末にはアクセスを許可しないように設定されているものとする。また、端末15は、アクセスポイント20で使用されている第1の識別子を保持していないものとする。このため、初期状態では、アクセスポイント20は端末15から通信の確立を要求されても、端末15に対して通信を許可しない。
手順P1に示すように、制御装置30は、災害情報発報装置10と通信する。災害が発生した場合や災害に対する警戒が呼び掛けられる場合、災害情報発報装置10は、制御装置30に災害に関する情報を通知する。
手順P2において、制御装置30中の移行指示生成部51は、災害情報発報装置10から受信したパケットを用いて災害に関する情報を特定すると共に、災害設定の対象となるアクセスポイント20を特定する。ここで、災害設定が適用されたアクセスポイント20では、不特定のユーザとの間で、第1の識別子とは異なる第2の識別子を用いて通信が行われるものとする。第2の識別子は、端末15が予め保持している情報であるか、災害の発生に伴って、端末15が取得可能な情報であるものとする。例えば、第2の識別子は、災害用統一SSIDであっても良い。制御装置30は、災害設定を適用する対象のアクセスポイント20を特定すると、災害設定の適用可否を確認する情報を、表示デバイス41に出力することにより、特定したアクセスポイント20をオペレータに通知する。
その後、移行指示生成部51は、入力装置42などを介して、オペレータから災害設定の適用を要求する情報を取得したとする。この場合、移行指示生成部51は、災害設定の対象となるアクセスポイント20を設定するための指示を送出する(手順P3)。アクセスポイント20では、手順P3で受信した指示に基づいて、第2の識別子を用いた通信を行うことができるように設定が行われたとする。
手順P4において、端末15は、第2の識別子を用いてアクセスポイント20に通信の確立を要求する。この時点では、すでにアクセスポイント20は第2の識別子を用いた通信を行うように設定されているので、端末15は、アクセスポイント20を介した通信が可能である。このため、端末15のユーザは、アクセスポイント20を介して、ネットワークN1中の装置やインターネット6中の装置などと通信できる。図7は、端末15がインターネット6中の装置と通信する場合を示している。
このように、実施形態にかかる設定変更方法では、オペレータは、災害情報に基づいて開放することが推奨されるアクセスポイント20の提示を制御装置30から受けることができる。さらに、提示されたアクセスポイント20を開放するための変更要求を制御装置30に入力すると、提示された1つ以上のアクセスポイント20を開放するための処理を制御装置30が行う。従って、設定を変更するアクセスポイントの選択や設定の変更が簡便になる。
図8は、アクセスポイントの設定の変更方法の例を示すフローチャートである。ステップS1において、移行指示生成部51は、入力されたパケットから災害情報を含むパケットを選択する。ここで、災害情報発報装置10は、気象庁防災サーバ、全国瞬時警報システム(J−Alert)の送信元の装置、災害情報を通知する民間システムのサーバなどである。また、移行指示生成部51は、災害情報発報装置10として動作する装置に割り当てられたIP(Internet Protocol)アドレス、災害情報が掲載されたWebページの情報、メールの送信元などの情報を記憶している。そこで、移行指示生成部51は、記憶しているアドレスなどの情報を用いて、災害情報を含むパケットを選択し、選択したパケットから災害情報を取得する。移行指示生成部51は、災害情報から、災害種別、災害の規模、災害の発生場所を抽出する(ステップS2)。
その後、移行指示生成部51は、災害情報に含まれている災害種別、規模、発生場所の組み合わせを用いて、災害設定を適用するアクセスポイント20を選択する。さらに、移行指示生成部51は、災害設定で使用されるSSID(第2のSSID)を特定する(ステップS3)。なお、第2のSSIDは、災害設定において、不特定の端末15とアクセスポイント20の間の通信に使用される第2の識別子である。
ステップS4において、移行指示生成部51は、選択したアクセスポイント20のリストをオペレータに提示するために、表示デバイス41に出力する。なお、これらの処理の際に、移行指示生成部51は、災害設定の適用対象となるアクセスポイント20の情報と共に第2のSSIDを、表示デバイス41に出力しても良い。
その後、移行指示生成部51は、オペレータからの変更要求を取得したかを判定する。移行指示生成部51は、オペレータからの変更要求を取得するまで待機する(ステップS5でNo)。変更要求は、入力装置42などから入力される。移行指示生成部51は、オペレータからの変更要求を取得すると、選択したアクセスポイント20の設定を変更するための制御を行う(ステップS5でYes、ステップS6)。
(3)運用中の情報の取得方法
図9は、各アクセスポイント20への接続人数を取得する方法の例を説明するシーケンス図である。以下、災害設定で使用されるSSIDで通信している人数を求めるために、制御装置30とアクセスポイント20の間で行われる処理の例を説明する。
ループ端L1とL2で挟まれた処理は、制御装置30中の制御部50によって定期的に行われる。以下、ループ端L1とL2で挟まれた処理を、説明の都合上、「人数取得ループ」と記載することがある。特定部52は、人数取得ループの処理を行うタイミングであるかを、適宜、タイマ55から取得した時刻情報を用いて判定する(ステップS11)。特定部52は、予め、人数取得ループの処理を行う周期を記憶しており、人数取得ループの処理を行うタイミングになっていない場合、処理を終了する(ステップS11でNo)。一方、人数取得ループの処理を行うタイミングである場合、特定部52は、AP情報データベース61を参照することにより、稼働中のAP情報データベース61の台数や稼働中の各アクセスポイント20にアクセスするために使用する情報(アクセスポイント情報)を取得する(ステップS12、S13)。なお、アクセスポイント情報には、例えば、アクセスポイント20に割り当てられたIPアドレス等が含まれる。
稼働中のアクセスポイント20の情報を取得すると、特定部52と取得部53は、ループ端L11とL12で挟まれた処理を行う。以下、ループ端L11とL12で挟まれた処理を、説明の都合上、「装置別取得ループ」と記載することがある。特定部52は、処理対象のアクセスポイント20を選択し、選択したアクセスポイント20が災害などの理由により無料開放中であるかを判定する(ステップS14)。この判定処理により、特定部52は、無料開放中のアクセスポイント20を特定している。ここで、特定部52は、選択したアクセスポイント20において災害設定が適用されているかを判定することにより、災害設定を要求済みであって、かつ、災害設定が適用中のアクセスポイント20を、接続数の取得対象として特定している。すなわち、災害設定の適用を要求しても切り替えが失敗しているアクセスポイント20に対しては、取得部53の処理対象から除外している。
処理対象のアクセスポイント20が開放中である場合、取得部53は、処理対象のアクセスポイント20に第2の識別子を用いて接続している端末15の数を、アクセスポイント20に接続している被災者の人数として要求する(ステップS15)。ここで、第2の識別子は災害設定で使用されるSSIDである。また、処理対象のアクセスポイント20に災害設定で使用されるSSIDを用いて接続している端末15の数は、処理対象のアクセスポイント20に接続している被災者の人数の概算値として使用される。換言すると、ステップS15の処理により、取得部53は、処理対象のアクセスポイント20に対して、そのアクセスポイント20にアクセスしている被災者の人数を問い合わせているといえる。アクセスポイント20は、災害設定で使用されるSSIDを用いて自装置と通信している端末15の数(被災者の人数の概算値)を特定する(ステップS16)。アクセスポイント20は、災害設定で使用されるSSIDを用いて自装置と通信している端末15の数を、制御装置30に送信する(ステップS17)。
取得部53は、受信部33を介して、アクセスポイント20からのパケットを取得する。取得部53は、取得したパケットから、パケットの送信元のアクセスポイント20に対して、災害設定で使用されるSSIDを用いて接続している端末15の数を取得し、被災者の人数の概算値として特定する。取得部53は、被災者の人数の概算値を、処理対象のアクセスポイント20に対応付けて、AP情報データベース61に格納する(ステップS18)。記憶部60は、AP情報データベース61への格納処理の結果を取得部53に通知する(ステップS19)。
一方、処理対象のアクセスポイント20が開放中ではない場合、取得部53は、処理対象のアクセスポイント20への問い合わせを行わない(ステップS14でNo)。その後、特定部52は、稼働中の全てのアクセスポイント20に注目したかを判定する(ループ端L12)。稼働中の全てのアクセスポイント20に注目していない場合、特定部52は、処理対象とするアクセスポイント20を、処理対象としていないアクセスポイント20に変更して、ステップS14以降の処理を繰り返す。一方、稼働中の全てのアクセスポイント20に注目した場合、特定部52は、装置別取得ループの処理を終了すると共に、人数取得ループの処理も終了する。
なお、図9では、説明を簡単にするために、災害等によって開放されているアクセスポイント20に対してのみ、接続人数の確認が行われる場合を例として説明したが、開放されていないアクセスポイント20に対しても接続人数の確認が行われても良い。この場合、取得部53は、各アクセスポイント20に対して、接続に使用しているSSID別に接続人数を問合わせる。このため、開放されていないアクセスポイント20については、本来そのアクセスポイント20が通信に使用する第1の識別子(第1のSSID)を用いて接続している人数のみを問合わせる。一方、開放中のアクセスポイント20に対しては、第1の識別子を用いて接続している人数と、災害設定で使用される第2の識別子(第2のSSID)を用いて接続している人数の両方を問合わせる。するとアクセスポイント20は、SSID別に、接続している端末15の数を、各SSIDを使用して接続しているユーザ数として、制御装置30に通知する。
さらに、取得部53は、各アクセスポイント20に接続状況を問い合わせる代わりに、無線LANコントローラごとに問い合わせを行っても良い。取得部53が無線LANコントローラごとに問い合わせを行う場合、取得部53は、無線LANコントローラに対して、問い合わせの対象となるアクセスポイント20を識別するための情報を通知する。なお、アクセスポイント20を通知する情報としては、アクセスポイントID、アクセスポイント20に割り当てられたIPアドレス、アクセスポイント名などが使用されうる。無線LANコントローラは、取得部53から通知された情報で識別されるアクセスポイント20から、災害設定で使用されるSSIDで通信している端末15の数を取得し、得られた値を制御装置30に通知する。
図10は、AP情報データベース61の例を説明する図である。図10は、図9に示す処理などにより、災害設定で使用されるSSIDを用いてアクセスポイント20に接続している端末の数が記録されたときのAP情報データベース61の例である。例えば、制御装置30が図6に示すAP情報データベース61を保持しているときに、町役場AP_1というアクセスポイント20においての緊急時運用が開始されたとする。ここで、「緊急時運用」は、通常の運用に加えて、災害などの発生による無料開放が行われていることを表わすものとする。また、緊急時運用中の町役場AP_1というアクセスポイント20から以下の情報が通知されたとする。
アクセスポイント名:町役場AP_1
時刻 :2015/7/30 7:00
接続中人数 :3
すると、取得部53は、町役場AP_1から通知されたパケットの情報を用いて、AP情報データベース61を、図6の状態から図10に示すように変更する。
(4)表示処理
次に、ユーザから接続数の表示が要求された場合に行われる表示処理の例を説明する。オペレータが、防災システムのユーザインタフェース中で、管理タブを選択すると、描画処理部54は、接続数に関する情報の表示が要求されたと判定する。すると、描画処理部54は、AP情報データベース61やグループデータベース62に記録されている情報を用いて、管理画面を表示するための情報を生成する。
図11は、管理画面の表示例を説明する図である。グループの設定とグループへの機器の登録が終わった後で、オペレータが図4に示す防災システムの管理タブを選択したとする。管理タブでは、一覧表示とMAP表示が選択できる。MAP表示が選択されている場合、描画処理部54は、図1などに示すような地図と、各アクセスポイント20に対応付けたアイコン1を表示するための画像データを生成する。一方、一覧表示が選択される場合、描画処理部54は、図11に示すように、防災システム中のアクセスポイントの情報をグループごとに表示するための処理を行う。
ここで、描画処理部54は、一覧表示が選択された場合は、各アクセスポイント20の情報をグループごとに表示することが要求されたと判定する。以下、分かりやすくするために、表示結果を参照しながら説明するが、表示結果は、描画処理部54で生成された情報が表示デバイス41中の画面に表示されることによって視認される。
図11は、町役場エリア(グループID=G1)と、総合体育館エリア(グループID=G2)の2つのグループが設定されている場合の表示例である。一覧表示の生成の際に、描画処理部54は、グループ名とグループIDの対応を、グループデータベース62から取得する。さらに、描画処理部54は、AP情報データベース61を用いて、各グループに含まれるアクセスポイント20を特定する。図11の例では、町役場エリアのグループには、町役場AP_1、公民館AP_1、公民館AP_2が含まれており、総合体育館エリアのグループには、野球場AP_1、野球場AP_2、屋内ジムAP_1が含まれている。また、薙刀場APというアクセスポイント名のアクセスポイント20は、いずれのグループにも属していない。
一覧表示では、各アクセスポイント20の情報がグループごとに確認できるように表示されている。さらに、描画処理部54は、システム中のアクセスポイント20に関する情報を、AP情報データベース61から取得する。図11の例では、AP情報データベース61には、アクセスポイント20ごとに、アクセスポイント名、無線LANコントローラのIPアドレス、設置場所、プロファイル、アクセスポイントID、ステータス、接続中人数が記録されているとする。なお、無線LANコントローラのIPアドレスは、エントリ中のアクセスポイント20を制御する無線LANコントローラに割り当てられたIPアドレスである。
接続中人数は、そのエントリのアクセスポイント20に対して、災害設定で使用されるSSIDを用いて接続している端末15の数である。図9において、ループ端L11とL12で挟まれた処理(装置別取得ループ)を参照しながら説明したように、取得部53は、特定部52が緊急時運用中であると判定したアクセスポイント20について、災害設定で使用されるSSIDによる接続数を取得する。このため、接続中人数は、緊急時運用中のアクセスポイント20については有効値が得られるが、通常運用中のアクセスポイント20については、無効値となる。図11では、野球場AP_1、野球場AP_2、屋内ジムAP_1は、いずれも通常運用中であるため、災害設定で使用されるSSIDを用いた接続処理を行わない。このため、野球場AP_1、野球場AP_2、屋内ジムAP_1においては、接続中人数は、無効値(SSID無効化中)となっている。
描画処理部54は、グループごとに、接続中人数の合計値も計算して、合計値を表示する。図11の例では、町役場AP_1に対して災害設定で使用されるSSIDを用いて接続している端末15が15台であることから、町役場AP_1を介して通信している被災者は15人と推定される。同様に、公民館AP_1に対して災害設定で使用されるSSIDを用いて接続している端末15が10台であることから、公民館AP_1を介して通信している被災者は10人と推定される。また、公民館AP_2に対して災害設定で使用されるSSIDを用いて接続している端末15が5台であることから、公民館AP_1を介して通信している被災者は5人と推定される。描画処理部54は、町役場エリアのアクセスポイント20を使用している被災者を、町役場AP_1、公民館AP_1、公民館AP_2の各々での接続人数の合計とする。すなわち、15+10+5=30人が町役場エリアの被災者であることを、合計値として表示する。
一方、薙刀場APのように、いずれのグループにも所属していないアクセスポイント20については、描画処理部54は、統計情報が要求されていないと判定する。このため、描画処理部54は、いずれのグループにも属していないアクセスポイント20については、緊急時運用中の場合は接続中人数を表示するが合計値を表示しないように、表示情報を生成する。
なお、一覧表示の際に表示される画面には、表示されている各アクセスポイント20に対する処理を行うための選択ボタンも含まれても良い。図11の例では、緊急時運用開始ボタン81a、緊急時運用停止ボタン82a、緊急時運用開始ボタン81b、緊急時運用停止ボタン82bが含まれている。緊急時運用開始ボタン81aは、システム中の全てのアクセスポイント20を緊急時運用に設定することにより、災害設定で使用されるSSIDを用いた接続の要求をシステム中の全アクセスポイント20で許可する際に使用される。一方、緊急時運用停止ボタン82aは、システム中の全てのアクセスポイント20を通常運用に設定することにより、災害設定で使用されるSSIDを用いた接続の要求をシステム中の全アクセスポイント20で禁止する際に使用される。緊急時運用開始ボタン81bは、アクセスポイント名の先頭に設定されたチェックボックスで選択したアクセスポイント20を緊急時運用に設定する際に使用される。一方、緊急時運用停止ボタン82aは、アクセスポイント名の先頭に設定されたチェックボックスで選択したアクセスポイント20を通常運用に設定する際に使用される。
また、図11に示すように、管理画面には、適宜、システムログが表示されても良い。システムログには、トラップ種別、トラップ発生日時、トラップ内容が含まれている。トラップ種別には、発生した処理が自動処理で行われたか、オペレータの手動処理により行われたかが記録される。また、トラップの内容には、ステータスの変更が試みられたアクセスポイント20を特定する情報と、ステータスの変更が行われたかを示す情報などが記録される。
図12Aと図12Bは、表示要求に応じて行われる処理の例を説明するシーケンス図である。なお、図12Aと図12Bで説明する処理は一例であり、例えば、ステップS33とS46の処理が省略されるなど、実装に応じて、処理が変更されても良い。
グループの設定とグループへの機器の登録が終わった後で、オペレータが統計情報の表示要求を、制御装置30の入力装置42から入力したとする(ステップS31)。入力装置42は入力された情報を描画処理部54に出力し、描画処理部54は、オペレータから統計情報が要求されたと判定する(ステップS32)。一方、ユーザインタフェース40では、オペレータからの誤操作などを防止するために、画面のマスキング処理を行う(ステップS33)。
描画処理部54は、グループ単位での統計情報の表示が要求されているかを判定する(ステップS34)。例えば、図11を参照しながら説明した例では、描画処理部54は、管理タブの一覧表示が要求された場合には、グループ単位での統計情報の表示が要求されていると判定する。グループ単位での統計情報の表示が要求されている場合、描画処理部54は、グループデータベース62からグループ情報を読み出す(ステップS35、S36)。描画処理部54は、グループ情報のデータを用いて、各グループに含まれているアクセスポイント20を特定する(ステップS37)。描画処理部54は、表示するアクセスポイントのリストをグループごとに生成する(ステップS38)。
例えば、図11に示すように、グループが設定されているとする。この場合、描画処理部54は、町役場エリアグループの表示アクセスポイントリストには、町役場AP_1、公民館AP_1、公民館AP_2を含める。一方、総合体育館エリアの表示アクセスポイントリストとして、描画処理部54は、野球場AP_1、野球場AP_2、屋内ジムAP_1を含める。一方、描画処理部54は、薙刀場APをいずれのグループにも含めない。なお、表示アクセスポイントリストは、描画処理部54において、図11に示すようなグループ単位の表示を行うための情報を生成するためのリストとして使用される。
一方、ステップS34において、グループ単位での統計情報の表示が要求されていないと判定された場合、描画処理部54は、画面表示されているカーソルなどを用いて選択されているアクセスポイント20を特定する(ステップS34でNo)。描画処理部54は、描画処理部54が特定したアクセスポイント20を、情報の取得が要求されたアクセスポイント20として、表示アクセスポイントリストに含める(ステップS39)。表示アクセスポイントリストが生成されると、描画処理部54は、表示アクセスポイントに含まれている各アクセスポイント20についてのデータを、AP情報データベース61から取得する(ステップS40、S41)。
ループ端L21とL22で挟まれた処理は、描画処理部54によって定期的に行われる。以下、ループ端L21とL22で挟まれた処理を、説明の都合上、「統計処理ループ」と記載することがある。描画処理部54は、表示アクセスポイントリスト中のアクセスポイント20を選択し、選択したアクセスポイント20に対応付けられた接続中人数を合計値に加算する(ステップS42)。ここで、接続中人数は、選択されたアクセスポイント20に対して、災害設定用のSSIDでアクセスしている端末15の数である。描画処理部54は、得られた合計値を用いて、統計情報を更新する(ステップS43)。ここで、統計情報は、グループごとの接続人数の合計値と、グループ内の各アクセスポイント20での接続中人数の組み合わせである。その後、描画処理部54は、表示アクセスポイントリスト中の全てのアクセスポイント20に注目したかを判定する(ループ端L22)。表示アクセスポイントリスト中の全てのアクセスポイント20に注目していない場合、描画処理部54は、未選択のアクセスポイント20を選択して、ステップS42以降の処理を繰り返す。一方、表示アクセスポイントリスト中の全てのアクセスポイント20に注目した場合、描画処理部54は、統計処理ループの処理を終了する。
描画処理部54は、統計処理ループで得られた統計情報やステップS40、S41などでAP情報データベース61から取得した情報を含めて、表示デバイス41の画面への表示画面情報を生成する(ステップS44)。ここで、表示画面情報は、例えば、図11に示すような表示を行うための情報である。描画処理部54は、生成した表示画面情報を表示デバイス41に出力する(ステップS45)。
表示デバイス41は、描画処理部54から表示画面情報を取得すると、画面のマスキングを解除する(ステップS46)。さらに、表示デバイス41は、画面に、統計情報を含む表示画面情報を表示する(ステップS47)。
このように、第1の実施形態にかかるシステムでは、グループごとにアクセスポイント20への接続を行っている端末数の統計情報を表示できるため、効率的に接続数の統計結果が得られる。また、アクセスポイント20への接続数は、アクセスポイント20の設置位置に位置する被災者の数の概算に使用可能であるので、第1の実施形態では、被災者の支援計画などに結びつく情報を迅速かつ正確に取得することができるといえる。さらに、第1の実施形態にかかるシステムを用いて、複数のアクセスポイントの設定の切り替えを並行して行うことができるので、災害時に使用されるSSIDを用いた通信を許可するための設定への切り替えも迅速に行われる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態では、特定のアクセスポイント20に接続中の端末15の数の経時変化を簡便に取得するための方法について説明する。第2の実施形態においても、アクセスポイントの設定の変更処理と運用中の情報の取得方法は、第1の実施形態と同様である。また、グループ設定が行われる場合、第2の実施形態でのグループ登録の方法も第1の実施形態と同様である。なお、第2の実施形態では、AP情報データベース61には、各アクセスポイント20について、災害設定での通信に使用されるSSIDを用いて接続している接続数とその接続数が得られた時刻の組合せが記録されている。
第2の実施形態にかかる防災システムのユーザインタフェース中の管理タブは、統計情報の表示対象を選択するためのGUIと、表示方法をグラフ表示とテーブル表示のいずれかに設定するためのGUIを含む。
図13は、アクセスポイント20への接続数の時間変化の表示例を説明する図である。図13の例では、リストボックス85で表示対象のアクセスポイント20が選択され、グラフ表示とテーブル表示がラジオボタン86で選択される。図13は、町役場AP_1がリストボックス85によって指定されており、かつ、テーブル表示がラジオボタン86で選択されている場合の表示例を示している。なお、図13では、災害用統一SSID(00000JAPAN)を用いて接続している端末の数の経時変化が示されているが、災害設定で使用される識別子は災害用統一SSID以外でも良い。
描画処理部54は、リストボックス85によって、システム中のアクセスポイント20が選択されると、選択されたアクセスポイント20について、所定期間の接続数の情報の表示が要求されたと判定する。そこで、描画処理部54は、所定期間に得られた接続数と時刻の組み合わせをAP情報データベース61から取得する。テーブル表示がラジオボタン86で選択されている場合、描画処理部54は、AP情報データベース61から取得した情報の組み合わせを、時系列に添ってテーブル状に配置するための表示画面情報を生成し、表示デバイス41に出力する。表示デバイス41の画面に表示画面情報に対応する表示が行われることにより、図13に示す表示が得られる。なお、所定期間は、予め設定されていても良く、また、AP情報データベース61に記録されている全ての期間に設定されても良い。
一方、グラフ表示がラジオボタン86で選択されている場合、描画処理部54は、AP情報データベース61から取得した情報の組み合わせをグラフに表示した表示画面情報を生成する。以下の説明では、時刻を横軸、接続数(接続人数)を縦軸に表わしたグラフを含む表示画面情報が生成される。
図14は、アクセスポイントへの接続数の時間変化の表示例を説明する図である。図14のグラフには、図13に示したテーブル表示に使用されたデータと、その後の接続数の時間変化も含まれている。
第2の実施形態では、特定のアクセスポイント20への接続数の経時変化をテーブルやグラフで表示できるため、効率的に接続数の統計結果が得られる。また、オペレータは、特定のアクセスポイント20への被災者のアクセス状況を容易に予測できるため、被災者の支援計画などに結びつく情報を迅速かつ正確に取得することができる。
<その他>
なお、実施形態は上記に限られるものではなく、様々に変形可能である。以下にその例をいくつか述べる。
図15は、MAP表示の例を説明する図である。MAP表示において、画面中に示されている領域中に設置されたアクセスポイント20の各々に対応付けて、アイコン1a〜1fが表示されている。このとき、例えば、オペレータが、アイコン1aをマウスカーソル7で選択したとする。すると、描画処理部54は、選択されたアイコン1aに対応付けられたアクセスポイント20を特定する。図15の例では、アイコン1aは、町役場AP_1を示しているとする。この場合、描画処理部54は、アイコン1aが選択されたことによって、町役場AP_1についての接続数の経時変化が要求されたと判定して、図13や図14に示すような画面を表示させるための処理を行っても良い。
さらに、図15において、アイコン1aが選択されたとき、描画処理部54は、アイコン1aに対応付けられている町役場AP_1を含むグループの情報が要求されたと判定しても良い。この場合、描画処理部54は、AP情報データベース61の町役場AP_1に対するエントリを用いて、町役場AP_1がグループID=G1のグループに含まれていることを特定する。さらに、グループデータベース62を用いて、グループID=G1のグループが町役場エリアのグループであることも特定する。すると、第1の実施形態で説明した手順と同様の処理により、図11を参照しながら説明した画面のうちの町役場エリアのグループを表示するための処理が行われる。
図13と図14を参照しながら、特定のアクセスポイント20への接続数の経時変化が表示される場合について説明したが、経時変化の表示対象として特定のグループが選択されても良い。例えば、統計情報表示装置名の選択に使用されるリストボックス85によって、グループデータベース62中のグループが選択できるように設定され得る。グループが経時変化の表示対象として選択された場合、描画処理部54は、選択されているグループに含まれている全てのアクセスポイント20での接続数を取得し、時刻ごとに合計値を求める。描画処理部54は、グラフ表示又はテーブル表示において、災害設定での通信に使用されるSSIDを用いて通信している端末の接続数のグループ内のアクセスポイント20での合計値を、時刻情報に対応付けて表示するための画面表示情報を生成する。
なお、図15で特定のアイコン1が選択されたときに、そのアイコンに対応付けられたアクセスポイント20を含むグループについての接続数の経時変化が要求されたと認識するように、描画処理部54が設計されても良い。この場合、例えば、アイコン1aが選択されたことによって、町役場エリアのグループに含まれるアクセスポイント20での接続数の合計の経時変化が、グラフやテーブルとして表示される。
さらに、以上の説明で使用したデータベースやグラフィカルユーザインタフェースは一例であり、これらに含まれる情報要素は、実装に応じて変更され得る。また、以上の説明では、制御装置30の表示デバイス41において表示処理が行われる場合を例としたが、一覧表示や接続数の時間変化など統計情報を含む表示画面やグラフィカルユーザインタフェースは、制御装置30以外の装置の画面に表示されても良い。この場合、制御装置30は、描画処理部54で生成された描画情報を、表示画面やグラフィカルユーザインタフェースを表示する装置に送信する。さらに、表示画面やグラフィカルユーザインタフェースの表示のタイミング等も実装に応じて変更され得る。例えば、図4に示すグループの登録画面は、制御装置30や防災システムの起動時の他に、登録した条件の変更の際や新たな条件の設定の際にも表示されうる。
さらに、第1の実施形態と第2の実施形態の両方を実現するシステムが使用されても良い。この場合、オペレータが操作しやすくするために、第1の実施形態で説明したように、一覧表示が行われるタブと、第2の実施形態のように経時変化が観測できるタブが個別にシステムに含まれても良い。例えば、オペレータが一覧表示のタブを選択すると、第1の実施形態と同様の処理により、図11を参照しながら説明したような一覧表示画面が得られる。同様に、オペレータが経時変化を参照するためのタブを選択すると、描画処理部54は、接続数の経時変化の表示が要求されたと判定して、処理を行う。このため、経時変化を参照するためのタブの選択により、第2の実施形態で説明したような経時変化を表示する画面が表示される。
さらに、第1の実施形態においても、第2の実施形態の図13などに示すリストボックスなどの選択用のGUIに、グループが選択可能な選択肢として表示されるように変形されても良い。この場合、リストボックスで選択されたグループに属するアクセスポイント20への接続数とその合計値が表示される。
上述の第1および第2の実施形態を含む実施形態に関し、以下の付記を開示する。
(付記1)
1つ以上のアクセスポイントを制御する制御装置で実行されるプログラムであって、
災害情報を取得すると、前記災害情報に基づいて、設定を変更するアクセスポイントを特定するとともに、当該アクセスポイントに対する設定変更により、通信を許可している第1の識別子とは異なる第2の識別子を用いた通信を許可する災害設定への移行を指示する移行指示を送信し、
前記災害設定が有効になっているアクセスポイントを特定し、
特定したアクセスポイントの各々から、前記第2の識別子を用いて当該アクセスポイントに接続している端末の接続数を取得し、
表示要求を取得すると、当該表示要求により要求された表示方法に対応して選択した範囲の前記接続数を、前記表示要求の要求元へ提供する
処理を前記制御装置に実行させることを特徴とする表示プログラム。
(付記2)
前記制御装置は、1つ以上のアクセスポイントのグループへの所属状況を特定するグループ情報を記憶しており、
前記提供する処理は、前記グループ情報を参照して当該グループに属するアクセスポイントから前記範囲を特定し、
特定したアクセスポイントで得られた接続数と前記グループの情報を関連付けて前記要求元に提供する
処理を前記制御装置に実行させることを特徴とする付記1に記載の表示プログラム。
(付記3)
前記グループ情報に記憶されたグループを選択肢として選択可能に表示する選択領域を前記要求元に表示し、
前記選択領域で選択された選択グループの情報が入力されると、前記選択グループに属するアクセスポイントでの接続数を特定し、
前記選択グループに属するアクセスポイントでの接続数を前記要求元に提供する
処理を前記制御装置に実行させることを特徴とする付記2に記載の表示プログラム。
(付記4)
前記災害設定が有効になっているアクセスポイントから、当該アクセスポイントでの前記接続数を複数回にわたって取得すると共に、取得した接続数を、前記接続数を取得した時刻に対応付けて記憶し、
前記接続数の時間変化を表わす表示の要求を取得すると、所定の期間の情報が表示対象として選択されたと判定し、
前記所定の期間に含まれる時刻に取得された接続数を、当該接続数が得られた時刻、および、当該接続数が得られたアクセスポイントと対応付けて前記要求元に提供する
処理を前記制御装置に実行させることを特徴とする付記1〜3のいずれか1項に記載の表示プログラム。
(付記5)
1つ以上のアクセスポイントを制御する制御装置であって、
災害情報を受信する受信部と、
前記災害情報に基づいて、設定を変更するアクセスポイントを特定するとともに、当該アクセスポイントに対する設定変更により、通信を許可している第1の識別子とは異なる第2の識別子を用いた通信を許可する災害設定への移行を指示する移行指示を送信する送信部と、
前記災害設定が有効になっているアクセスポイントを特定する特定部と、
特定したアクセスポイントの各々から、前記第2の識別子を用いて当該アクセスポイントに接続している端末の接続数を取得する取得部と、
表示要求を取得すると、当該表示要求により要求された表示方法に対応して選択された範囲の前記接続数を、表示装置に表示させる表示部
を備えることを特徴とする制御装置。
(付記6)
前記制御装置は、
1つ以上のアクセスポイントのグループへの所属状況を特定するグループ情報を記憶する記憶部と、
前記提供する処理は、前記グループ情報を参照して当該グループに属するアクセスポイントから前記範囲を特定し、
特定したアクセスポイントで得られた接続数と前記グループの情報を関連付けた表示情報を描画する描画処理部
をさらに備え、
前記表示部は前記表示情報を前記表示装置に表示させる
ことを特徴とする付記5に記載の制御装置。
(付記7)
前記表示部は、前記グループ情報に記憶されたグループを選択肢として選択可能に表示する選択領域を前記要求元に表示し、
前記描画処理部は、
前記選択領域で選択された選択グループの情報が入力されると、前記選択グループに属するアクセスポイントでの接続数を特定し、
前記選択グループに属するアクセスポイントでの接続数を表示するための描画情報を描画し
前記表示部は、前記描画情報を前記表示装置に表示させる
ことを特徴とする付記6に記載の制御装置。
(付記8)
前記取得部は、前記災害設定が有効になっているアクセスポイントから、当該アクセスポイントでの前記接続数を複数回にわたって取得し、
前記記憶部は、取得した接続数を、前記接続数が取得された時刻に対応付けて記憶し、
前記描画処理部は、
前記接続数の時間変化を表わす表示の要求を取得すると、所定の期間の情報が表示対象として選択されたと判定し、
前記所定の期間に含まれる時刻に取得された接続数を、当該接続数が得られた時刻、および、当該接続数が得られたアクセスポイントと対応付けて描画し、前記表示装置に表示させる
ことを特徴とする付記6に記載の制御装置。
(付記9)
1つ以上のアクセスポイントを制御する制御装置が、
災害情報を取得すると、前記災害情報に基づいて、設定を変更するアクセスポイントを特定するとともに、当該アクセスポイントに対する設定変更により、通信を許可している第1の識別子とは異なる第2の識別子を用いた通信を許可する災害設定への移行を指示する移行指示を送信し、
前記災害設定が有効になっているアクセスポイントを特定し、
特定したアクセスポイントの各々から、当該アクセスポイントに前記第2の識別子を用いて接続している端末の接続数を取得し、
表示要求を取得すると、当該表示要求により要求された表示方法に対応して選択した範囲の前記接続数を、前記表示要求の要求元へ提供する
処理を行うことを特徴とする表示方法。
(付記10)
前記制御装置は、
1つ以上のアクセスポイントのグループへの所属状況を特定するグループ情報を記憶しており、
前記提供する処理は、前記グループ情報を参照して当該グループに属するアクセスポイントから前記範囲を特定し、
特定したアクセスポイントで得られた接続数と前記グループの情報を関連付けて前記要求元に提供する
ことを特徴とする付記9に記載の表示方法。
(付記11)
前記グループ情報に記憶されたグループを選択肢として選択可能に表示する選択領域を前記要求元に表示し、
前記選択領域で選択された選択グループの情報が入力されると、前記選択グループに属するアクセスポイントでの接続数を特定し、
前記選択グループに属するアクセスポイントでの接続数を前記要求元に提供する
処理を前記制御装置がさらに行うことを特徴とする付記10に記載の表示方法。
(付記12)
前記災害設定が有効になっているアクセスポイントから、当該アクセスポイントでの前記接続数を複数回にわたって取得すると共に、取得した接続数を、前記接続数を取得した時刻に対応付けて記憶し、
前記接続数の時間変化を表わす表示の要求を取得すると、所定の期間の情報が表示対象として選択されたと判定し、
前記所定の期間に含まれる時刻に取得された接続数を、当該接続数が得られた時刻、および、当該接続数が得られたアクセスポイントと対応付けて前記要求元に提供する
処理を前記制御装置が行うことを特徴とする付記9〜11のいずれか1項に記載の表示方法。
1 アイコン
3 ルータ
4 通信装置
5 WAN
6 インターネット
7 マウスカーソル
10 災害情報発報装置
15 端末
20 アクセスポイント
30 制御装置
31 通信部
32 送信部
33 受信部
40 ユーザインタフェース
41 表示デバイス
42 入力装置
50 制御部
51 移行指示生成部
52 特定部
53 取得部
54 描画処理部
55 タイマ
60 記憶部
61 AP情報データベース
62 グループデータベース
101 プロセッサ
102 メモリ
104 出力装置
105 バス
106 記憶装置
107 可搬記憶媒体駆動装置
108 可搬記憶媒体
109 ネットワークインタフェース

Claims (6)

  1. 1つ以上のアクセスポイントを制御する制御装置で実行されるプログラムであって、
    災害情報を取得すると、前記災害情報に基づいて、設定を変更するアクセスポイントを特定するとともに、当該アクセスポイントに対する設定変更により、通信を許可している第1の識別子とは異なる第2の識別子を用いた通信を許可する災害設定への移行を指示する移行指示を送信し、
    前記災害設定が有効になっているアクセスポイントを特定し、
    特定したアクセスポイントの各々から、前記第2の識別子を用いて当該アクセスポイントに接続している端末の接続数を取得し、
    表示要求を取得すると、当該表示要求により要求された表示方法に対応して選択した範囲の前記接続数を、前記表示要求の要求元へ提供する
    処理を前記制御装置に実行させることを特徴とする表示プログラム。
  2. 前記制御装置は、1つ以上のアクセスポイントのグループへの所属状況を特定するグループ情報を記憶しており、
    前記提供する処理は、前記グループ情報を参照して当該グループに属するアクセスポイントから前記範囲を特定し、
    特定したアクセスポイントで得られた接続数と前記グループの情報を関連付けて前記要求元に提供する
    処理を前記制御装置に実行させることを特徴とする請求項1に記載の表示プログラム。
  3. 前記グループ情報に記憶されたグループを選択肢として選択可能に表示する選択領域を前記要求元に表示し、
    前記選択領域で選択された選択グループの情報が入力されると、前記選択グループに属するアクセスポイントでの接続数を特定し、
    前記選択グループに属するアクセスポイントでの接続数を前記要求元に提供する
    処理を前記制御装置に実行させることを特徴とする請求項2に記載の表示プログラム。
  4. 前記災害設定が有効になっているアクセスポイントから、当該アクセスポイントでの前記接続数を複数回にわたって取得すると共に、取得した接続数を、前記接続数を取得した時刻に対応付けて記憶し、
    前記接続数の時間変化を表わす表示の要求を取得すると、所定の期間の情報が表示対象として選択されたと判定し、
    前記所定の期間に含まれる時刻に取得された接続数を、当該接続数が得られた時刻、および、当該接続数が得られたアクセスポイントと対応付けて前記要求元に提供する
    処理を前記制御装置に実行させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示プログラム。
  5. 1つ以上のアクセスポイントを制御する制御装置であって、
    災害情報を受信する受信部と、
    前記災害情報に基づいて、設定を変更するアクセスポイントを特定するとともに、当該アクセスポイントに対する設定変更により、通信を許可している第1の識別子とは異なる第2の識別子を用いた通信を許可する災害設定への移行を指示する移行指示を送信する送信部と、
    前記災害設定が有効になっているアクセスポイントを特定する特定部と、
    特定したアクセスポイントの各々から、前記第2の識別子を用いて当該アクセスポイントに接続している端末の接続数を取得する取得部と、
    表示要求を取得すると、当該表示要求により要求された表示方法に対応して選択された範囲の前記接続数を、表示装置に表示させる表示部
    を備えることを特徴とする制御装置。
  6. 1つ以上のアクセスポイントを制御する制御装置が、
    災害情報を取得すると、前記災害情報に基づいて、設定を変更するアクセスポイントを特定するとともに、当該アクセスポイントに対する設定変更により、通信を許可している第1の識別子とは異なる第2の識別子を用いた通信を許可する災害設定への移行を指示する移行指示を送信し、
    前記災害設定が有効になっているアクセスポイントを特定し、
    特定したアクセスポイントの各々から、当該アクセスポイントに前記第2の識別子を用いて接続している端末の接続数を取得し、
    表示要求を取得すると、当該表示要求により要求された表示方法に対応して選択した範囲の前記接続数を、前記表示要求の要求元へ提供する
    処理を行うことを特徴とする表示方法。
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