JP6471540B2 - 車載通信システム、端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マルチドロップ型の通信路によりマスタスレーブ通信を実行する車載通信システムに関する。
従来、車載機器を制御する多数の電子制御装置(いわゆるECU)を通信路に接続し、一つのECUをマスタノード(以下「マスタ」という)、他のECUをスレーブノード(以下「スレーブ」という)として、マスタスレーブ方式の通信を実行する車載通信システムがある。また、この種の通信システムにおいて、所定のスリープ条件が成立すると、各ECUの機能を制限した低消費電力状態(スリープモード)に遷移して、システム全体としての消費電力を低減する技術が知られている。
更に、車載通信システムでは、スレーブに接続されたスイッチの状態の変化を検出して、スレーブ側からマスタ側にネットワークの起動を要求する場合があり、これを実現する手法の一つとして、以下のものが知られている。
即ち、スリープモード時に、スレーブに接続されたスイッチの状態が変化すると、そのスレーブにおいて通信を制御するマイクロコンピュータ(マイコン)等を起動し、起動したマイコンの通信制御によって通信路にドミナントを含む信号を出力する。マスタは、通信路にドミナントが現れたことを検知すると、自身のマイコンを起動して通信を再開する(特許文献1参照)。
特開2005−142662号公報
しかしながら、上述の従来技術では、スレーブは、スイッチの状態の変化を検出する回路を常時動作させておく必要があるだけでなく、その変化を検出すると直ちに起動が可能な待機状態にマイコンを保持しておく必要がある。このため、スリープ中であってもスレーブへの電源供給を完全に停止することはできないため、消費電力の削減を阻害する要因となっていた。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、スリープモードでのスレーブノードの消費電力を削減する技術を提供することを目的とする。
本発明の車載通信システムは、マルチドロップ型の通信路と、該通信路に接続された複数の端末装置とを備え、端末装置の一つをマスタノード、マスタノード以外をスレーブノードとするマスタスレーブ通信を実行する。
マスタノードは、スリープ遷移部と、ウェイクアップ遷移部とを備える。スリープ遷移部は、予め設定されたスリープ条件が成立すると、スレーブノードへの電源供給を停止することで、当該システムの動作モードを、システム全体が低消費電力状態になるスリープモードに遷移させる。ウェイクアップ遷移部は、スリープモード時に、通信路の信号レベルを監視し、通信路の信号レベルがドミナントに変化すると、スレーブノードへの電源供
給を開始することで、当該システムの動作モードを、システム全体が通常の動作状態になるウェイクアップモードに遷移させる。
スレーブノードは、信号入力端子と、バイパス部とを備える。信号入力端子は、ウェイクアップモードへの遷移を指示するためのスイッチが接続される。バイパス部は、電源供給の停止時に、信号入力端子に接続されたスイッチの状態に応じた信号レベルを、通信路に発生させる。
このように構成された本発明の車載通信システムによれば、スレーブノードは、電源供給が停止されていても、スイッチの状態に応じて通信路の信号レベルを変化させることができる。このため、スリープモード時には、スレーブノードへの電源供給を停止することができる。このため、スレーブノードからの要求に基づくスリープモードからウェイクアップモードへの遷移を可能としつつ、スリープモードにおける消費電力の削減を実現することができる。
本発明の端末装置は、マルチドロップ型の通信路を介してマスタスレーブ通信を実行する車載通信システムにおいてスレーブノードとして使用されるものであり、信号入力端子とバイパス部とを備える。信号入力端子は、ウェイクアップモードへの遷移を指示するためのスイッチが接続される。バイパス部は、自装置への電源供給が停止されている非給電時に、信号入力端子に接続されたスイッチの状態に応じた信号レベルを、通信路に発生させる。
このように構成された本発明の端末装置は、上述した車載通信システムを構成するスレーブノードとして、好適に用いることができる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
車載通信システムの構成を示すブロック図である。 マスタノードのマイコンが実行する処理のフローチャートである。 第2実施形態におけるスレーブノードの構成を示すブロック図である。 第2実施形態の車載通信システムの動作を示す説明図である。
以下に本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1.2,構成]
車載通信システム1は、図1に示すように、複数の電子制御装置(ECU)10,30と、通信路50と、給電線60と、電源スイッチ部20と、入力スイッチ部40とを備える。
通信路50は、通信用の端末装置としてECU10,30を接続するマルチドロップ型の線路からなる。以下では、いずれのECUも信号を出力していない場合の信号レベルを、レセッシブ(ここではハイレベル)、いずれか一つのECUでもロウレベルを出力した場合の信号レベルをドミナント(ここではロウレベル)という。
ECU10,30は、通信路50を介して、LIN(Local Interconnect Network)等のマスタスレーブ方式の通信プロトコルに従った通信を実行する。以下では、マスタノードとして機能するECU10をマスタ10、スレーブノードとして機能するECU30を
スレーブ30という。マスタ10およびスレーブ30の詳細については後述する。
給電線60は、車載バッテリ(図示せず)を電源(電圧VB)として、マスタ10およびスレーブ30に電源供給を行う。但し、マスタ10には常時給電され、スレーブ30には、電源スイッチ部20を介して給電されるように構成されている。
電源スイッチ部20は、給電線60を導通,遮断する接点部21と、接点部21を駆動するコイル(電磁石)22からなるリレーによって構成されている。コイル22は、マスタ10からの指示によって、通電状態が制御され、接点部21は、通電時に閉じた状態(オン状態)となり、非通電時に開放された状態(オフ状態)となる。
入力スイッチ部40は、物理的に操作されるスイッチからなり、一端がスレーブ30の信号入力端子Tに接続され、他端が接地されている。つまり、信号入力端子Tは、入力スイッチ部40がオン状態の時に接地され、入力スイッチ部40がオフ状態の時にフローティング状態となる。なお、入力スイッチ部40は、例えば、車両の扉等の可動部の動きに連動して操作されるものであってもよいし、操作者によって直接操作されるものであってもよい。
[1.3.スレーブ]
スレーブ30は、電源回路31、トランシーバ32、マイクロコンピュータ(マイコン)33、抵抗34、バイパス部35を備える。
電源回路31は、給電線60を介して所定電圧VB(本実施形態では12V)での給電を受け、これを制御用電圧(例えば、5V)に変換してスレーブ30の各部に供給する。
トランシーバ32は、マイコン33により生成された送信データTXを符号化して通信路50に送出すると共に、通信路50を伝搬する信号を受信し復号化した受信データRXを、マイコン33に供給する。
バイパス部35は、接点部351およびコイル352を備えたリレーにより構成されている。接点部351は、信号入力端子Tを、マイコン33に接続されるマイコン側端子TMまたは通信路50に接続される通信路側端子TLのいずれかに接続する。コイル352は、一端が給電線60に直結され、他端が接地されている。そして、接点部351は、コイル352の非通電時には通信路側端子TLに接続された状態となり、コイル352の通電時にはマイコン側端子TMに接続された状態となるように構成されている。
抵抗34は、一端が給電線60に直結され、他端がマイコン側端子TMに接続されており、マイコン側端子TMのプルアップ抵抗として機能する。
つまり、信号入力端子Tは、給電線60を介してスレーブ30への電源供給が行われている時には、バイパス部35を介してマイコン33に接続され、スレーブ30への電源供給が停止している時には、バイパス部35を介して通信路50に接続される。
マイコン33は、CPU,ROM,RAM,IOポート等を備える周知のものである。マイコン33は、電源回路31からの給電を受けて動作し、マスタスレーブ方式のスレーブノードとしての通信機能を実現する。また、バイパス部35のマイコン側端子TMに接続されるIOポートから、入力スイッチ部40の操作状態を読み取り、通信機能を用いてマスタ10に通知する機能も有する。
[1.4.マスタ]
マスタ10は、電源回路11、トランシーバ12、マイコン13、抵抗14を備える。
電源回路11、トランシーバ12は、スレーブ30の電源回路31、トランシーバ32
と同様であるため、ここでの説明は省略する。
抵抗14は、一端が給電線60に直結され、他端が通信路50に接続されており、通信路50のプルアップ抵抗として機能する。
マイコン13は、CPU,ROM,RAM,IOポート等を備える周知のものである。マイコン13は、電源回路11からの給電を受けて動作し、マスタスレーブ方式のマスタノードとしての通信機能を実現する。また、電源スイッチ部20を操作して、スレーブ30への電源供給を制御すること等により、車載通信システム1の動作モードを遷移させる機能を有する。なお、動作モードは、マスタ10,スレーブ30間の通信が可能なウェイクアップモードと、スレーブ30への電源供給を停止した低消費電力状態となるスリープモードとからなる。
以下では、マスタ10のマイコン13が実行する動作モードの遷移に関わる処理を、図2のフローチャートを参照して説明する。
本処理は、動作モードがスリープモードの時に起動する。
本処理が起動すると、マイコン13は、S110にて、通信路50の信号レベルを監視し、ドミナントを検出したか否かを判断する。ドミナントを検出していなければ、同ステップを繰り返すことで待機し、ドミナントを検出するとS120に進む。
S120では、電源スイッチ部20のコイル22を通電して接点部21を閉じた状態にすることで、スレーブ30への電源供給を開始する。これにより、車載通信システム1の動作モードはスリープモードからウェイクアップモードに遷移する。
続くS130では、通信路50を介したスレーブ30との通信を開始する。
続くS140では、予め設定されたスリープ条件が成立したか否かを判断する。スリープ条件は、例えば、全てのスレーブ30からスリープ要求を受信することや、マスタ10の内部状態が予め設定された状態に変化すること等が考えられる。
スリープ条件が成立していなければ、同ステップを繰り返すことで待機し、スリープ条件が成立するとS150に進む。
S150では、通信路50を介したマスタスレーブ通信により、入力スイッチ部40が接続されているスレーブ30から、入力スイッチ部40の状態を獲得する。
続くS160では、獲得した状態がオフ状態であるか否かを判断する。オフ状態でなければS150に戻り、オフ状態であればS170に進む。
S170では、電源スイッチ部20のコイル22への通電を停止して接点部21を開放した状態にすることで、スレーブ30への電源供給を停止して、本処理を終了する。これにより、車載通信システム1の動作モードはウェイクアップモードからスリープモードに遷移する。
[1.5.動作]
このように構成された車載通信システム1では、動作モードがスリープモードの場合、電源スイッチ部20がオフ状態となるためスレーブ30への電源供給が停止され、マスタ10とスレーブ30との通信が不能な状態となる。但し、スレーブ30への電源供給が行われていないため、車載通信システム1全体としては低消費電力状態となる。このとき、スレーブ30では、バイパス部35への給電も止まるため、信号入力端子Tは通信路側端子TLに接続された状態に保持される。これにより、入力スイッチ部40の状態が直に通信路50に反映されることになる。具体的には、入力スイッチ部40がオフ状態の時には、通信路50の信号レベルはレセッシブとなり、入力スイッチ部40がオン状態の時には
、通信路50の信号レベルはドミナントとなる。
そして、スリープモードの時に、入力スイッチ部40が操作され、通信路50の信号レベルがドミナントに変化すると、これを検出したマスタ10は、電源スイッチ部20をオン状態にしてスレーブ30の電源供給を開始することにより、動作モードをウェイクアップモードに遷移させる。これにより、スレーブ30が起動し、マスタ10とスレーブ30とのマスタスレーブ通信が可能となる。このときスレーブ30では、バイパス部35への給電も行われるため信号入力端子T(ひいては入力スイッチ部40)は、通信路50から切り離され、マイコン側端子TMに接続される。つまり、マイコン33は、入力スイッチ部40の操作状態を読み取ることが可能な状態となる。
また、ウェイクアップモードの時に、スリープ条件が成立すると、マスタ10は、電源スイッチ部20をオフ状態とすることでスレーブ30への電源供給を停止する。これにより、車載通信システム1の動作モードは、スリープモードに遷移する。つまり、マスタ10とスレーブ30との通信が不能な状態、かつ低消費電力の状態、かつ入力スイッチ部40操作状態が通信路50の信号レベルに反映させることが可能な状態となる。
[1.6.効果]
以上説明したように、車載通信システム1では、スレーブ30が、スリープモードの時に、信号入力端子Tに接続された入力スイッチ部40の状態を、通信制御機能を有するマイコン33を起動することなく、通信路50の信号レベルに反映させることができるように構成されている。
これにより、車載通信システム1によれば、スレーブノードからの要求に基づくスリープモードからウェイクアップモードへの遷移を可能としつつ、スリープモードでは、スレーブ30への電源供給を完全に停止することができるため、スリープモードでの消費電力の削減を実現することができる。
また、マスタ10は、スリープモードに遷移する際に、スレーブ30から入力スイッチ部40の状態を獲得し、オフ状態であることが確認されてから遷移する。つまり、入力スイッチ部40がオン状態のままスリープモードに遷移すると、直ちに、通信路50にドミナントが出力されてウェイクアップモードに遷移してしまうことになるが、このような事態を回避することができる。
なお、マスタ10は、入力スイッチ部40の状態を獲得する際に、車両の使用者に対して入力スイッチ部40をオフ状態にすることを促すための処理(表示や警報)を行うようにしてもよい。
[2,第2実施形態]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
前述した第1実施形態では、スレーブのバイパス部35がリレーを用いて構成されている。これに対し、第2実施形態では、トランジスタを用いて構成されている点で第1実施形態とは相違する。
[2.1.スレーブ]
本実施形態において、スレーブ30aは、図3に示すように、スレーブ30の構成から抵抗34およびバイパス部35が省略され、代わりにバイパス部36を備える。
バイパス部36は、抵抗361、ダイオード362、トランジスタ363を備える。ダイオード362は、アノードが給電線60に直結されている。抵抗361は、一端がダイオード362のカソードに接続され、他端が信号入力端子Tとマイコン33の入力ポートとを接続する信号線に接続されている。トランジスタ363は、エミッタが通信路50に接続され、コレクタが接地され、ベースが抵抗361とダイオード362との接続点に接続されたPNP型トランジスタからなる。
但し、マイコン33の入力ポートには、入力ポートを介して外部からマイコン33内部への電流の流入を阻止するダイオード332と、ダイオード332のアノード側をプルアップする抵抗331が接続されているものとする。
[2.2.動作]
本実施形態では、図4に示すように、動作モードがウェイクアップモードの場合、即ち、給電線60を介してスレーブ30aに対する電源供給が行われている場合、信号入力端子Tの信号レベルに関わらず、トランジスタ363のベースはハイレベルに固定され、トランジスタ363はオフ状態となる。つまり、信号入力端子Tの信号レベルに応じて通信路50が変化することはなく、マイコン33の入力ポートに入力される。
一方、動作モードがスリープモードの場合、即ち、給電線60を介してスレーブ30aに対する電源供給が行われていない場合、トランジスタ363のベースは、開放状態となる。このため、入力スイッチ部40がオフ状態の間は、トランジスタ363はオフ状態を維持するが、入力スイッチ部40がオン状態になると、抵抗361経由でトランジスタ363のベースがロウレベルになるため、トランジスタ363はオン状態となる。これにより、通信路50の信号レベルはロウレベル、即ちドミナントに変化させることができ、第1実施形態の場合と同様の動作を実現することができる。
[2.3.効果]
以上説明したように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。更に、本実施形態によれば、大型部品であるリレーを用いることなくスレーブ30aが構成されるため、装置規模を小型化することができる。
[3.他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得る。
(1)上記実施形態では、マスタ10とスレーブ30または30aが1対1で接続されているが、スレーブは複数存在していてもよい。この場合、スレーブの少なくとも一つに、信号入力端子Tおよびバイパス部35(または36)が設けられていればよい。
(2)上記実施形態における一つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分散させたり、複数の構成要素が有する機能を一つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加または置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
1…車載通信システム 10…マスタノード(電子制御装置) 30,30a…スレーブノード(電子制御装置) 11,31…電源回路 12,32…トランシーバ 13,
33…マイクロコンピュータ 14,34,331,361…抵抗 20…電源スイッチ部 21,351…接点部 22,352…コイル 35,36…バイパス部 40…入力スイッチ部 50…通信路 60…給電線 332,362…ダイオード 351…接点部 363…トランジスタ

Claims (5)

  1. マルチドロップ型の通信路(50)と、前記通信路とは別に設けられた電源供給を行うための給電線(60)と、前記通信路および前記給電線に接続された複数の端末装置とを備え、前記端末装置の一つをマスタノード(10)、該マスタノード以外をスレーブノード(30,30a)とするマスタスレーブ通信を実行する車載通信システムにおいて、
    前記マスタノードは、
    予め設定されたスリープ条件が成立すると、前記給電線を介した前記スレーブノードへの電源供給を停止することで、当該システムの動作モードを、システム全体が低消費電力状態になるスリープモードに遷移させるスリープ遷移部(13:S140〜S170)と、
    前記スリープモード時に、前記通信路の信号レベルを監視し、該通信路の信号レベルがドミナントに変化すると、前記スレーブノードへの電源供給を開始することで、当該システムの動作モードを、システム全体が通常の動作状態になるウェイクアップモードに遷移させるウェイクアップ遷移部(13:S110〜S120)と、
    を備え、
    前記スレーブノードは、
    前記ウェイクアップモードへの遷移を指示するためのスイッチが接続される信号入力端子(T)と、
    電源供給の停止時に、前記信号入力端子に接続されたスイッチの状態に応じた信号レベルを、前記通信路に発生させるバイパス部(35,36)と、
    を備え
    前記バイパス部は、前記給電線に直結され、該給電線を介した電源供給の有無により作動状態が変化することで、前記信号入力端子と前記通信路とを接続する経路を、前記給電線からの電源供給が停止されている非給電時に導通し、前記給電線からの電源供給が行われている給電時に遮断する回路を用いて構成されていることを特徴とする車載通信システム。
  2. 電源供給を行う給電線(60)とは別に設けられたマルチドロップ型の通信路(50)を介してマスタスレーブ通信を実行する車載通信システムにおいてスレーブノードとして使用される端末装置であって、
    システム全体が低消費電力状態になる動作モードであるスリープモードから、システム全体が通常の動作状態になる動作モードであるウェイクアップモードへの遷移を指示するためのスイッチが接続される信号入力端子(T)と、
    前記給電線を介した自装置への電源供給が停止されている非給電時に、前記信号入力端子に接続されたスイッチの状態に応じた信号レベルを、前記通信路に発生させるバイパス部(35,36)と、
    を備え
    前記バイパス部は、前記給電線に直結され、該給電線を介した電源供給の有無により作動状態が変化することで、前記信号入力端子と前記通信路とを接続する経路を、前記給電線からの電源供給が停止されている非給電時に導通し、前記給電線からの電源供給が行われている給電時に遮断する回路を用いて構成されていることを特徴とする端末装置。
  3. 前記バイパス部(35)を構成する前記回路
    一端が前記給電線に直結されたコイル(352)と、前記コイルの通電状態によって作動する接点部(351)とを有したリレーを用いて構成されていることを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記バイパス部(36)を構成する前記回路は、
    アノードが自装置への給電線に接続されたダイオード(362)と、
    一端が前記ダイオードのカソードに接続され、他端が前記信号入力端子に接続された抵抗(361)と、
    エミッタが前記通信路に接続され、コレクタが接地され、ベースが前記ダイオードと前記抵抗との接続点に接続されたPNP型のトランジスタ(363)と、
    を用いて構成されていることを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
  5. 前記信号入力端子は、少なくともウェイクアップモードの時には、前記通信路を介してマスタスレーブ通信を実行する通信制御部に接続されていることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の端末装置。
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