JP6471082B2 - 新生児用の緊急搬送保育器 - Google Patents

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本発明は、例えば、生まれたばかりの新生児に対して装備が充実していない個人病院または小規模病院では処置できない重大な疾患が見つかった場合に、大病院へ緊急搬送するための搬送用保育器に関するものである。
緊急搬送用ではないが、新生児または乳幼児の保育器は複数のものが公知になっている。
第1の公知技術としては、新生児を収容するベッド部と、該ベッド部を覆い複数の手入窓(処置窓)を有する保護カバーと、該保護カバー内の温度や湿度などを管理するためのコントロールパネルを備えた保育器であって、前記保護カバーは、構成成分として導電性酸化亜鉛を含有する透明なガラスで形成され、可視光線のみを透過し、放射線や電磁波などを遮断する保育器である(特許文献1参照)。
この第1の公知技術に係る保育器においては、新生児を収容するベッド部を覆う保護カバーを、構成成分として導電性酸化亜鉛を含有するガラスで形成することにより、この保護カバーが可視光線のみを不規則な屈折や乱反射を生じることなく透過し、紫外線、赤外線、X線、α線、β線、γ線、電子線、中性子線等を効果的に遮断するので、収容された新生児の目の発育や能の発達や育成状態に悪影響を与えることが少ない。また、この保護カバーは透明で熱伝導率が高く、内部の熱を適度に放散するので、熱のこもりに起因する雑菌繁殖のおそれがなく,内部に収容された新生児の顔色などを観察するときにも支障がない。さらに、保護カバーを構成するガラス自体が紫外線などの遮蔽機能を備えているため、表面損傷による機能低下や経時変化が発生せず、耐久性も優れている、というものである。
また、第2の公知技術は、新生児収納室の側面に設けられている処置窓と、この処置窓を閉鎖および開放する処置扉と、下降および上昇することによって前記新生児収容室の天面を閉鎖および開放する天蓋と、前記新生児収容室を加熱する加熱器とを備えられている保育器において、前記処置窓を閉鎖している最上昇位置と前記処置窓を開放している最下降位置との間で前記処置扉を下降および上昇させ、且つ前記最上昇位置と前記最下降位置との間の中間位置に前記処置扉を停止させることができる、処置扉昇降機構と、前記天蓋の前記下降および上昇の経路から変位している経路で前記加熱器を下降および上昇させる加熱器昇降機構とを具備する保育器である(特許文献2参照)。
この第2の公知技術に係る保育器においては、天蓋及び加熱器がそれらの最上昇位置にあって、処置扉が中間位置にある開放型保育器の状態と、天蓋及び処置扉が夫々最下降位置及び最上昇位置にあり加熱器が最上昇位置にあって加熱器が天蓋等を加熱可能な閉鎖型保育器の状態と、天蓋及び処置扉が夫々最下降位置及び最上昇位置にあり加熱器が最下降位置にあって移動の容易な閉鎖型保育器の状態と、天蓋及び加熱器がそれらの最上昇位置にあって処置扉か最下降位置にある蘇生処置用装置の状態との間で、保育器を切り換えることができる。従って,単一の保育器を四種類の装置の状態で使用することができて多くの装置を備える必要がない、というものである。
さらに、第3の公知技術は、早産児や新生児用の保育器に使用される保育器用フードであって、少なくとも前記保育器用フードの光を受ける面が、電圧の印加により波長が680nm以下の光透過を抑制する機能を有する調光エレクトロクロミック素子からなるフィルタを有している保育器用フードであり、該フードを備えた保育器である(特許文献3参照)。
この第3の公知技術に係る保育器においては、スイッチの入り切りによって、波長が680nm以下の光透過を抑制することができるため、新生児室内の照明を点灯した状態のまま、早産児や新生児の発育に効果的な明暗環境を作ることができる、というものである。
特開2002−153523号公報 特開2010−99243号公報 特開2014−200494号公報
例えば、新生児が早産児(在胎37週未満で出生した児)の内、低出生体重児(2500g未満)や、肺などの呼吸器疾患および心臓などの循環器疾患等のような疾病をもって生まれた場合に、個人病院や小規模病院では治療設備(NICU等)がないので、治療設備が整った大規模病院に救急車またはヘリコプターで緊急搬送する必要があるが、前記第1、2、3の公知技術に係る保育器は、いずれも定着型の保育器であって,保育器内部を病状に合った適切な状態に維持しながら、新生児を安全に緊急搬送には使用できないのである。
仮に、前記公知の保育器を使用し、患者をシートベルトで緩く臥床台に固定して救急車やヘリコプターで大病院へ緊急搬送するようになった場合は、道路の状態(段差があったりデコボコ状態であったり)や車の混み具合によってブレーキを掛けたりスピードを上げたり、急ブレーキを掛けたりする際に衝撃を受けるし、ヘリコプターの場合は、飛んでいる時は振動を受け、屋上のヘリポートに着地した時の衝撃や、ヘリポートからカートリッジに乗せられて病室までの搬送の際に衝撃を受けるので、患者の新生児がシートベルトからすり抜けて、カバー又はフードの壁にぶつかってしまったり、又は、シートベルトをきつく締めつけると皮膚が擦れて擦り傷ができたりする恐れがある。
いずれにしても、前記第1〜3の公知技術に係る保育器においては、その病院内での使用にのみ限定されており、新生児の患者を外部の病院に緊急搬送するためには、実質的に利用できないという問題点を有している。
従って、この種の新生児の保育器においては、院内でも普通に使用できるし、緊急時には緊急搬送用として使用できるようにすることに解決課題がある。
本発明は、前記課題を解決する具体的手段として、保育器本体の上部に開閉できるフードが取り付けられると共に、マットレスを備えた臥床台を有する病院内で新生児の保育に使用される保育器であって、前記臥床台上のマットレスに代えて一部に概ね新生児を収容できる大きさに刳り抜かれた穴を有するウレタンスポンジの他に、ゲル材、水を含む液体または気体を袋詰めにしたもの、綿またはゴム全般のいずれか1つからなる低反発のクッション部材を設置し、該低反発のクッション材の前記穴と同じ形状に形成した同質で厚みの薄い低反発の床クッション材を床材として穴の底部に敷設し、前記穴内に収用した新生児の患者と一緒に前記穴を有する低反発のクッション材を押さえるシートベルトを設けたことを特徴とする緊急搬送用に使用できる保育器を提供するものである。
本発明に係る緊急搬送用に使用できる保育器において、前記新生児を収納できる大きさに刳り抜かれた穴は、低反発の調整クッション部材でその大きさを調整できること;および、前記保育器本体には、バッテリーが装備されていること、を付加的な要件として含むものである。
本発明に係る緊急搬送用に使用できる保育器によれば、通常は院内で生まれた新生児を収容して保育できるものであるが、新生児が普通ではなく疾病をもって生まれた時に、個人病院や小規模病院では治療設備(NICU等)がないため、治療設備が整った大規模病院に救急車またはヘリコプターで緊急搬送する必要があるときに、臥床台の一部を簡単に変更することで緊急搬送用に変更し、しかも、新生児の患者を安全に安定した状態で緊急搬送することができるという優れた効果を奏する。
さらに、本発明に係る緊急搬送用に使用できる保育器は、緊急用に変更するための部材および構造は極めて簡単であり、それらの部材は製造時の消毒した状態を維持したまた保管・管理ができるのであり、安全性が高く保管・管理のスペースも少なくて済むという優れた効果を奏する。
本発明の好ましい実施の形態に係る緊急搬送用に使用できる保育器の全体を示した斜視図である。 同実施の形態に係る保育器の正面図である。 同実施の形態に係る保育器の平面図である。 同実施の形態に係る保育器で、前面側フードを開いた状態を示し、図3のA−A線に沿う拡大断面図である。 同実施の形態に係る保育器で、病院内で使用される臥床台を示す斜視図である。 同実施の形態に係る保育器で、同臥床台のトレーの構成を示す裏面側の斜視図である。 同実施の形態に係る保育器で、同臥床台を本体部に取り付ける初期位置状態を示すと共に要部の一部を拡大して示した断面図である。 同実施の形態に係る保育器で、同臥床台を本体部に取り付ける中間位置状態を示した断面図である。 同実施の形態に係る保育器で、同臥床台を本体部に取り付ける最終取付位置を示した断面図である。 本発明に係る緊急搬送用に使用できる保育器で、院内使用状態から緊急搬送用に臥床台を変更するためのクッション部材を分離して示した説明図である。 同実施の形態に係る保育器で、クッション部材をトレーに組み込んだ臥床台を示す斜視図である。 同実施の形態に係る保育器で、クッション部材をトレーに組み込んだ臥床台を示す側面図である。 同実施の形態に係る保育器で、クッション部材をトレーに組み込み且つシートベルトを取り付けた臥床台を示す斜視図である。 同実施の形態に係る保育器で、クッション部材をトレーに組み込み且つシートベルトを取り付けた臥床台を示す側面図である。
本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。まず、図1〜図4において、本発明に係る保育器1は、酸素濃度および温度調整機能等を備えた本体部2の上部に、透明な樹脂で形成されたフード3が配設されたものであり、該フ−ド3は、厚みの薄い前側フード3aと厚みの厚い後側フード3bとに分割され、それぞれは前後方向に開閉できるように、例えば、蝶番などにより回転可能に取り付けられており、前側フード3aと後側フード3bとの開口部側の当接部が開かないようにロック手段4によりロックされている。
前側フード3aと後側フード3bには、それぞれ両手をフード3内に挿入して施術ができるように一対の手入窓が設けられ、該手入窓は、通常は軸受け部5を介して開閉自在に取り付けられた扉6により係止部7を係止させて閉塞されており、必要が生じた時にそれぞれ係止部7を外して扉6を開いて両手をフード3内に挿入することができるのである。なお、符号8は、各種調整機能を設定するためのボードである。
上記説明の構成を有する保育器は、従来技術と同様な構造であるが、本発明は、本体部2の上部9、即ち、フード3内に設置される2種類の臥床台に特徴が存するのである。
つまり、病院内で通常通りに使用される使用される臥床台と緊急搬送用に使用される臥床台とがあって、図4においては、まだ、本体部2の上面(上部)9に臥床台が取り付けられていない状況を示すものである。
そこで、最初に、図5に示したように、病院内で通常通りに使用される臥床台10について説明する。臥床台10は、本体部2の上部9でフード3内に納まる大きさに、金属またはプラスチックで形成したトレー11上に所要の厚みを有するマットレス12を敷設したものであり、その裏面側には、図6に示したように、U字状のストロークの長いものと短いものとからなる各1対の立ち上がりガイドレール13a、13bと14a、14bとが所要の間隔をもって、トレー11の長辺側を横切る方向に且つ短辺側寄りに設けられている。これらガイドレールは、本体部2の上面(上部)9に所要の間隔をもって4個所に取り付けられたインシュレータ15a、15b、16a、16bが夫々嵌まって摺動可能にガイドされ、且つ着脱可能に取り付けられる。なお、各ガイドレールにおけるU字状の底部内側に張り出したフランジ部13c、13d、14c、14dが夫々形成されると共に、そのフランジ部に至る位置の底面に、夫々段差部13e、13f、14e、14fが形成されている。
前記マットレス12の上面には、図7に示したように、自由に取り替えができるシート17が敷設されている。また、前記インシュレータ15a、15b、16a、16bは、拡大して示したように、本体部分は円柱状の弾性材、例えば、ゴムで形成され、各上端部にリング状の滑り材18a〜18dが夫々一体的に取り付けられたものであり、各インシュレータ15a〜16bの下端部は、本体部2の上面における天板19の設定された位置(4個所)に設けた凹み部20に起立状態で強固に取り付けられている。なお、トレー11の両側面の立ち上がり壁11aには、複数(例えば3個所)のシートベルト取り付け部21が所要間隔をもって設けられている。
そして、図7に示した位置に、臥床台10をセットして、滑らせるように本体部2に押し込むことにより、図8に示したように、各インシュレータ15a〜16bが夫々段差部13e、13f、14e、14fに当接するが、それでもさらに押し込むことにより、各インシュレータの滑り材18a〜18dが段差部を乗り越えて、図9に示したように、フランジ部13c、13d、14c、14dの内側に嵌まり込むと共に、段差部の分だけ臥床台10が上方に浮き上がって、実質的にインシュレータ15a〜16bのゴムで形成された本体部分で臥床台10が弾性的に支持され、衝撃を緩衝する役目も果たしているのである。
次に、緊急搬送用に使用される臥床台10について、図10〜図14に基づいて説明する。
この緊急搬送用の臥床台10においては、使用されるトレー11は前記院内で使用されるものと共通するものが使用され、その上部に敷設するマットレス12の代わりに、図10に示した低反発のクッション部材(以下、クッション材ともいう)が使用される。この低反発のクッション部材として、例えば、ウレタンスポンジの中央部に新生児を収容できる所要形状・大きさの刳り抜き穴22を有する低反発のクッション材23と、該刳り抜き穴22の底部に設置する厚みの薄い低反発の床クッション材24と、刳り抜き穴22の大きさを調整する調整クッション材25とから構成されるものであり、これらクッション部材を図11、図12に示したように、トレー11にセットして使用されるものである。因みに、クッション材23の幅は330±10mmで、長さが620±10mmで、厚みが80±10mmである。なお、所要形状・大きさの刳り抜き穴については、例えば、平均的な新生児の大きさに合わせて人型形状にするのが好ましいが、要するに、新生児が収容できれば良いので種々の形状と大きさが考えられる。
そして、図13、図14に示したように、トレー11のシートベルト取り付け部21に対して、夫々シートベルト26a〜26cが架け渡され、一方の側面、好ましくは、前面側の側面で、例えば、ベルクロ(登録商標)ファスナー等により係合できるようにしてあり、実際の使用時において、前記所要形状・大きさの刳り抜き穴22内に新生児の患者を寝かせて収容した後に、クッション材23と共に患者が穴22から抜け出さないように軽く締めつけるようにするのである。なお、低反発のクッション部材として使用できる材料として、前記したウレタンスポンジの他に、例えば、ゲル材、水を含む液体または気体を袋詰めしたもの、綿またはゴム全般のいずれか1つからなるものも使用可能対象とするものである。さらに、保育器1の緊急搬送時に使用した場合に、救急車またはヘリコプター側に適合する電源がない時に、保育器1における酸素濃度および温度調整機能等を制御するための電源として、図4に示したように、本体部2に所要のバッテリー27を装備しており、常に正常な状態で、例えば、少なくとも3〜6時間程度は駆動状態が維持されるようになっている。
















いずれにしても、本発明に係る保育器1は、通常は育児室に設置して生まれたばかりの新生児を収容し、新生児に異常がなければ、看護師が複数日に渡って面倒を見るようにしているが、仮に、早産児の内、低出生体重児や、肺などの呼吸器疾患および心臓などの循環器疾患等のような疾病をもって生まれた場合に、個人病院や小規模病院では治療設備(NICU等)がないので、治療設備が整った大規模病院に救急車またはヘリコプターで緊急搬送する必要があるので、通常の状態で使用される保育器1のマットレス12を取り外し、図10に示した低反発のクッション部材をトレー11にセットし、シートベルト26a〜26cも取り付け、刳り抜き穴22内に新生児の患者を寝かせて収容し、クッション材と一緒に患者をシートベルトで軽く押さえるように締め付け、救急車やヘリコプターに乗せて搬送することができるのである。
なお、緊急用として使用される保育器1については、頻繁に使用される訳ではないので、別途準備して置くには、予算上の問題もあるし、衛生上の保管場所や機能のチェックにおいても問題があるので、通常状態で使用される保育室に設置してある保育器の臥床台10上のマットレスを、クッション部材に代えると共にシートベルトを取り付けるだけで、安全で理想的な救急用の保育器として使用できるのである。また、クッション部材とシートベルトについては、医療品製造メーカーで、製造して消毒した状態でビニール袋に入れて密閉しコンパクトに包装した状態のものが、そのまま所要の保管部所または保管庫に保管されており、全体として安全で少スペースで保管できるのである。
本発明に係る緊急搬送用に使用できる保育器1は、保育器本体2の上部に開閉できるフード3a、3bが取り付けられると共に、マットレス12を備えた臥床台10を有する病院内で新生児の保育に使用される保育器であって、前記臥床台10上にマットレス12に代えてウレタンスポンジ等からなるクッション部材を配設し、該クッション部材の一部に概ね人型に刳り抜かれた穴22を有する低反発クッション材23を設置し、該クッション材の前記穴と同じ形状の低反発クッション材24を床材として穴内に敷設し、前記穴内に寝かせた新生児の患者と一緒にクッション材23を押さえるシートベルト26a〜26cを設けたことを特徴とする緊急搬送用に使用できる保育器であって、通常は、院内において生まれた新生児を収容し、看護士が複数日面倒を見るために使用するものであるが、新生児が普通ではなく疾病をもって生まれた時に、個人病院や小規模病院では治療設備(NICU等)がないため、治療設備が整った大規模病院に救急車またはヘリコプターで緊急搬送する必要があるときに、臥床台の一部を簡単に変更することで緊急搬送用に変更し、しかも、新生児の患者を安全に安定した状態で緊急搬送することができるので、治療設備(NICU等)がない個人病院や小規模病院に設置すれば、搬送用保育器として広く利用できるのである。
1 保育器
2 本体部
3 フード
3a 前側フード
3b 後側フード
4 ロック手段
5 軸受け部
6 扉
7 係止部
8 ボード
9 上面
10 臥床台
11 トレー
11a 立ち上がり壁
12 マットレス
13a、13b、14a、14b ガイドレール
13c、13d、14c、14d フランジ部
13e、13f、14e、14f 段差部
15a、15b、16a、16b インシュレータ
17 シート
18a〜18d 滑り材
19 天板
20 凹み部
21 シートベルト取り付け部
22 刳り抜き穴
23 クッション材
24 床クッション材
25 調整クッション材
26a〜26c シートベルト
27 バッテリー

Claims (3)

  1. 保育器本体の上部に開閉できるフードが取り付けられると共に、マットレスを備えた臥床台を有する病院内で新生児の保育に使用される保育器であって、
    前記臥床台上のマットレスに代えて一部に概ね新生児を収容できる大きさに刳り抜かれた穴を有するウレタンスポンジまたは、ゲル材、水を含む液体または気体を袋詰めにしたもの、綿またはゴム全般のいずれか1つからなる低反発のクッション部材を設置し、
    低反発のクッション材の前記穴と同じ形状に形成した同質で厚みの薄い低反発の床クッション材を床材として穴の底部に敷設し、
    前記穴内に収用した新生児の患者と一緒に前記穴を有する低反発のクッション材を押さえるシートベルトを設けたこと
    を特徴とする緊急搬送用に使用できる保育器。
  2. 前記新生児を収納できる大きさに刳り抜かれた穴は、低反発の調整クッション部材でその大きさを調整できること
    を特徴とする請求項1に記載の緊急搬送用に使用できる保育器。
  3. 前記保育器本体には、バッテリーが装備されていること
    を特徴とする請求項1に記載の緊急搬送用に使用できる保育器。
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