JP3127841U - 乳幼児用拘束用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】乳幼児を確実に拘束でき、かつ、使い勝手も良い拘束用具を提供する。
【解決手段】乳幼児1を仰臥または伏臥の状態で拘束する拘束用具であって、乳幼児を乗せる基体30と、基体30に装着するカバー40と、カバーの乳幼児を乗せる面40A、または基体30の乳幼児を乗せる一面30Aに設けられ、乳幼児の胴体部分1Aを拘束する胴体帯部材3と、カバーの乳幼児を乗せる面40Aまたは基体の乳幼児を乗せる一面30Aに設けられ、乳幼児1の両腕1B,1Cを拘束する一対の帯部材4,5を備えている。
【選択図】図7

Description

本考案は、乳幼児用の拘束用具に関する。
従来から、乳幼児のオムツを交換する際には、乳幼児が横に回転したり、寝返りをうったり、起き上がったりするため、オムツの交換は手間や労力がかかる作業となっていた。そして、このようなオムツを換える作業を容易にするため、乳幼児のオムツ交換の際に、乳幼児が拘束を嫌がり寝返りをうつのを防止する器具が知られている。
たとえば、特許文献1に記載の寝返り抑制ベルトは、固定ベルトの中間に固定部材を設け、両端に長さ調節部材付脱着器を設けている。そして、長さ調節部材付脱着器より延長されたベルトを、寝返りを抑制する抑制ベルトとして固定部材に通し、更に抑制ベルトの両端に長さ調節部材付脱着器を設けている。このようにして、オムツ交換の際、乳幼児の寝返りを抑制し、容易なオムツ交換を可能にしている。
また、特許文献2に記載のオムツ交換時の暴れ防止具は、乳幼児の肩巾または腰より大きい板状態の軽量物に簡易式脱着器により取付けられた肩または腕を固定する固定装置を取付け乳幼児の肩または腕を固着する。このようにして、乳幼児のオムツ交換時に乳
幼児が暴れるのを防止し、円滑なオムツの交換を可能にしている。
特開2004−130039号公報 特開平9−108254号公報
特許文献1において提案されている寝返り抑制ベルトは、一本のベルトにより軽量物を縛る固定ベルトと、乳幼児を拘束する抑制ベルトとを構成し、オムツ交換を容易にしようとするものである。しかしながら、この寝返り抑制ベルトを持っていても、固定ベルトにより縛ることができる軽量物が周囲になければ、単体では寝返り抑制ベルトを使用することができない。また、ベルトを縛る対象の軽量物として適切なものを選び、かつ乳児を縛る位置を調整しなければ、乳児の起き上がりの動作を防止できない。
特許文献2において提案されている暴れ防止具は、板に設けた穴に、マジックテープ(登録商標)付きのベルトを通して、ベルトにより乳幼児の腕または肩を固定している。しかしながら、これでは、両腕または両肩を固定できても腰を固定できないので、柔軟性のある乳幼児の横方向への回転を抑制することができない。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであり、乳幼児を確実に拘束でき、かつ、使い勝手も良い拘束用具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の考案は、乳幼児を仰臥または伏臥の状態で拘束する拘束用具であって、基体と、幼児を乗せる基体の一面に設けられ、乳幼児の胴体部分を拘束する胴体帯部材と、基体の一面に設けられ、乳幼児の両腕を拘束する一対の帯部材を備えることを特徴としている。
請求項2の考案は、乳幼児を仰臥または伏臥の状態で拘束する拘束用具であって、乳幼児を乗せる基体に装着するカバーと、カバーの乳幼児を乗せる面に設けられ、乳幼児の胴体部分を拘束する胴体帯部材と、カバーの乳幼児を乗せる面に設けられ、乳幼児の両腕を拘束する一対の帯部材を備えることを特徴としている。
請求項3の考案は、乳幼児を仰臥または伏臥の状態で拘束する拘束用具であって、乳幼児を乗せる基体と、基体に装着するカバーと、カバーの乳幼児を乗せる面または基体の乳幼児を乗せる一面に設けられ、乳幼児の胴体部分を拘束する胴体帯部材と、カバーの乳幼児を乗せる面または基体の乳幼児を乗せる一面に設けられ、乳幼児の両腕を拘束する一対の帯部材を備えることを特徴としている。
請求項4の考案は、請求項1,2または3記載の乳幼児用拘束用具において、一対の帯部材は、胴体帯部材よりも上方または下方に設けられていることを特徴としている。
請求項5の考案は、請求項2、3または4記載の乳幼児用拘束用具において、カバーは、少なくともその一部が開口可能な袋状を成し、少なくともその開口部の一部を閉じる封止部材を備えていることを特徴としている。
請求項6の考案は、請求項2ないし5の何れかに記載の乳幼児用拘束用具において、カバーは、乳幼児を乗せる面が撥水性素材または撥水加工が施されていることを特徴としている。
請求項7の考案は、請求項1,3,4,5または6記載の乳幼児用拘束用具において、基体は、硬質ウレタンまたは樹脂で構成され、乳幼児を載置したときに乳幼児の下半身が位置する部分が窪んでいることを特徴としている。
請求項8の考案は、請求項1ないし7の何れかに記載の乳幼児用拘束用具において、基体またはカバーの少ないも一方が、クッション部材で構成されていることを特徴としている。
請求項9の考案は、請求項1ないし8の何れかに記載の乳幼児用拘束用具において、胴体帯部材及び一対の帯部材が、その両端がそれぞれ着脱可能とされ、それぞれの長さが変更可能であることを特徴としている。
本考案によれば、基体と、幼児を乗せる基体の一面に設けられ、乳幼児の胴体部分を拘束する胴体帯部材と、基体の一面に設けられ、乳幼児の両腕を拘束する一対の帯部材を備えているので、基体に対して乳幼児の両腕と胴体を確実に拘束することができるので、寝返りや起き上がりを有効に防止でき、オムツ交換時の使い勝手がよい。
本考案によれば、乳幼児を乗せる基体に装着するカバーと、カバーの乳幼児を乗せる面に設けられ乳幼児の胴体部分を拘束する胴体帯部材と、カバーの乳幼児を乗せる面に設けられ、乳幼児の両腕を拘束する一対の帯部材を備えているので、カバーだけを持ち歩いて、既設の乳幼児用の基体に対して装着することで、乳幼児の両腕と胴体を確実に拘束することができるので、寝返りや起き上がりを有効に防止でき、オムツ交換時の使い勝手がよく、携帯性にも優れたものになる。
本考案によれば、乳幼児を乗せる基体と、基体に装着するカバーと、カバーの乳幼児を乗せる面または基体の乳幼児を乗せる一面に設けられ、乳幼児の胴体部分を拘束する胴体帯部材及び乳幼児の両腕を拘束する一対の帯部材を備えているので、基体で乳幼児を支えつつも両腕と胴体を確実に拘束することができるので、寝返りや起き上がりを有効に防止でき、オムツ交換時の使い勝手がよい。
本考案によれば、一対の帯部材を胴体帯部材よりも上方または下方に設けたので、乳幼児の体型に合わせて両手を上げた状態または下げた状態で拘束することができるので、確実な拘束状態を維持しながらもより使い勝手がよくなる。
本考案によれば、カバーが少なくともその一部が開口可能な袋状を成し、少なくともその開口部の一部を閉じる封止部材を備えているので、基体に対して容易にカバーを着脱することができるので、カバーの交換や取付けを容易に行なえ、使い勝手が良くなる。
本考案によれば、カバーの乳幼児を乗せる面が撥水性素材または撥水加工を施されているので、オムツ交換時にお漏らしをした場合でもカバーへのしみ込みを防止できると共に、容易に拭き取る事ができるので、使い勝手がよい。
本考案によれば、基体が硬質ウレタンまたは樹脂で構成され、乳幼児を載置したときに乳幼児の下半身が位置する部分が窪んでいるので、材料コストを低減しながら同時に窪みからオムツを着脱できるため、寝返りや起き上がりをより有効に防止しながらも、より使い勝手がよくなる。
本考案によれば、基体またはカバーの少ないも一方が、クッション部材で構成されているので、乳幼児の載せた時の座りがよく、確実な寝返りや起き上がりを有効に防止しながらもより使い勝手がよくなる。
本考案によれば、胴体帯部材及び一対の帯部材が、その両端がそれぞれ着脱可能とされ、それぞれの長さが変更可能であるので、乳幼児の体型に合わせて対応することができるので、寝返りや起き上がりを有効に防止しながらもより使い勝手がよくなる。
以下、本考案の実施の形態について図面を用いて説明する。
(第一の形態)
図1に示す乳幼児用拘束用具は、乳幼児1を仰臥または伏臥の状態で拘束する拘束用具であって、基体となるボード2と、乳幼児1を乗せるボート2の一面2Aに設けられ、乳幼児1の胴体部分1Aを拘束する胴体帯部材3と、ボート2の一面2Aに設けられ、乳幼児1の両腕1B,1Cを拘束する一対の帯部材4,5を備えている。
ボード2は樹脂で形成されている。ボード2の形状は、乳幼児1を一面2Aに載置したときに、乳幼児の下半身1Dが位置する部分にくぼみ部6が形成されている。このくぼみ部6は、傾斜面であっても良いし、半球状であっても良いし、断面U字形状であっても良い。あるいは、ボード全体が弓状に湾曲した形状であっても良い。このような弓状に湾曲した形状である場合、乳幼児1を載せると、乳幼児1の姿勢が、両肩が体の中心に向かって寄せられる姿勢となるので、この姿勢により乳幼児1の動きを規制することができる。
胴体帯部材3は、その両端3a,3bがそれぞれ着脱可能となるように構成されていて、その両端3a,3bを互いに連結することで、閉鎖したリング状になり、胴体部分1Aをボード2に拘束する。一対の帯部材4,5も、それぞれの両端4a,4b、5a,5bがそれぞれ着脱可能となるように構成されていて、各両端を互いに連結することで、閉鎖したリング状になり、両腕1B,1Cをボード2に拘束する。本形態において、一対の帯部材4,5は、胴体帯部材3よりも上方に配置されていて、両腕1B,1Cをボード2の上方に上げた状態で拘束するようになっている。一対の帯部材4,5の配置場所は、胴体帯部材3よりも上方に限定されるものではなく、胴体帯部材3よりも下方に配置して、両腕1B,1Cを下げた状態で拘束するようにしてもよい。
胴体帯部材3及び一対の帯部材4,5の、ボート2への取付けは、ボード2に胴体帯部材3及び一対の帯部材4,5が挿通可能な大きさの開口部7,8,9を設け、開口部7,8,9にそれぞれ胴体帯部材3と一対の帯部材4,5を挿通させればよい。
このような構成の乳幼児用拘束用具によると、ボード2に対して乳幼児1を、例えば仰向けに寝かせ、離れている両端3a,3bを持って胴体帯部材3を胴体1Aに巻きつけ両端3a,3bを連結するように装着する。次に、両腕1B,1Cの上にして、帯部材4,5離れている両端4a,4b及び両端5a,5bを持って両腕1B,1Cに巻きつけ各両端をそれぞれ連結するように装着する。このため、図2に示すように、乳幼児1の胴体1Aと両腕1B,1Cとを確実にボード2に拘束することができるので、寝返りや起き上がりを有効に防止でき、オムツ交換時やベビーパウダーや薬等を付ける際の使い勝手がよい。
本形態においては、ボード2を樹脂で構成しているので、水を使用する場所、例えば、入浴時に乳幼児を保持する場合にも利用することが可能である。この場合、胴体帯部材3及び一対の帯部材4,5にも水はけの良い材料を用いればよい。
ボード2の材料としては樹脂に限定するものではなく、発泡材や硬質ウレタン、クッション材を用いても良い。この場合、入浴時の使用には濡れてしまうので不向きであるが、オムツ交換時やベビーパウダーや薬等を付ける際には、クッション性が増すので、ボード2に寝かせた乳幼児1座りがよくなるとともに、外部からの乳幼児1を保護できるので好ましい。
(第二の形態)
図3に示す乳児用拘束用具は、乳幼児1を乗せる基体としての載置台20に装着するカバー10と、カバー10の乳幼児1を乗せる面10Aに、胴体帯部材3及び一対の帯部材4,5を有している。カバー10は、布材で形成されていて、少なくともその一部が開口可能な袋状を成し、その開口部10Bを閉じる封止部材となるジッパー11を備えている。
本形態において、胴体帯部材3及び一対の帯部材4,5は、カバー10に縫い付けるので、その材質にはカバー10と同様、布材を用いる。カバー10、胴体帯部材3及び一対の帯部材4,5に用いる布材としては、コットン、ガーゼ綿などの乳幼児1の肌に優しい材質であるのが好ましい。本形態においても、一対の帯部材4,5は、胴体帯部材3よりも上方に配置しても良いし、下方に配置してもよい。
カバー10に用いる材質としては、乳幼児1を寝かせたときに外部からの衝撃から保護できるように、少なくとも乳幼児1を乗せる面10Aの裏面にクッション材を付設したり、あるいは面10Aそのものをクッション材で形成しても良い。
このようなカバー10に胴体帯部材3及び一対の帯部材4,5を設けた乳児用拘束用具の使用方法としては、例えば、図4に示すように、休憩所などに設置されているベビーベッドと称される折りたたみ式あるいは据え置きタイプの載置台20に開口部10Bを開いた状態で装着し、装着後にジッパー11を占める。このとき、カバー10が載置台20に対して大き過ぎるとカバーがずれてしまうとともに、胴体帯部材3及び一対の帯部材4,5で胴体1Aや両腕1B、1Cを拘束してもカバー10が載置台20から浮いてしまい、乳幼児1の姿勢を拘束状態に保持することができないので、カバー10の大きさは載置台20の規格に対応する大きさとするのが好ましい。
あるいは、開口部10Bを開閉する封止部材をジッパー11ではなく、図5に示すように、ゴムバンド12等の伸び縮みする材質を開口部10Bの両端に固定し、カバー10を載置台20に装着した後にゴムバンド12を載置台20に引っ掛けたり、ゴムバンド12同士を引っ掛けて、カバー10を載置台20に対してゴムの弾性力を利用して弛みのないように装着するようにしても良い。
このようなカバー10に胴体帯部材3及び一対の帯部材4,5を設けた乳児用拘束用具とすると、乳幼児1の胴体1Aと両腕1B,1Cとを確実に拘束した状態に保持することができるので、寝返りや起き上がりを有効に防止でき、オムツ交換時やベビーパウダーや薬等を付ける際の使い勝手がよい。また、載置台20に対して容易にカバー10を着脱することができるので、カバー10の交換や取付けを容易に行なえ、汚れた場合に洗濯したりすることが可能であり、使い勝手がより良くなる。
カバー10の乳幼児1を乗せる面10Aを、撥水性素材としたり、あるいは乳幼児1を乗せる面10Aに撥水加工を施すと、オムツ交換時にお漏らしをした場合でもカバー10へのしみ込みを防止できると共に、容易に拭き取る事ができるので、使い勝手がよくなるので好ましい。
(第三の形態)
図6に示す乳児用拘束用具は、乳幼児を乗せる基体となるボード30と、ボードに装着する布製のカバー40と、カバー40の乳幼児を乗せる面40Aまたはボード30の乳幼児を乗せる一面30Aに、胴体帯部材3及び一対の帯部材4,5を設けたものである。
ボード30の材質としては、カバー40をその外周に装着したときに、すなわち、カバー30の中に入って収まったときに、芯材として機能させる場合には、拘束した乳幼児1が動いたときに、それに合わせて変形しない方が好ましいので、硬質ウレタンや発砲ウレタンなどの材質の板状部材を用いるのが好ましい。無論、樹脂製の板材を用いてもよい。また、図1に示したボート2のように乳幼児の下半身1Dが位置する部分に、傾斜面、半球状、断面U字形状のくぼみ部60を形成しても良い。あるいは、ボード40の形状としては平板状ではなく、ボード全体が弓状に湾曲した形状であっても良い。本形態における胴体帯部材3及び一対の帯部材4,5の取付けについては、カバー40に設ける場合には、第二の形態同様、カバー40の乳幼児1を乗せる面40Aに縫い付ければよい。
乳幼児1を乗せる面40Aには、クッション材を縫い付けられていて、乳幼児1を寝かせたときに外部からの衝撃から保護できるとともに、座りよくなるように構成されている。
カバー40は、その一部が開口可能であり、ボード30が収容可能な大きさの袋状を成し、その開口部40Bを閉じる封止部材としてホック33が開口部40B近傍に設けられている。
このような構成の乳児用拘束用具によると、ボード30に装着されたカバー40の面40Aに乳幼児1を乗せる面40Aに乳幼児1を仰向けに寝かせ、離れている両端3a,3bを持って胴体帯部材3を胴体1Aに巻きつけ両端3a,3bを連結するように装着する。次に、両腕1B,1Cの上にして、帯部材4,5離れている両端4a,4b及び両端5a,5bを持って両腕1B,1Cに巻きつけ各両端をそれぞれ連結するように装着する。このため、図7に示すように、ボード30で乳幼児1の体全体を支えつつも胴体1Aと両腕1B,1Cを確実に拘束することができるので、寝返りや起き上がりを有効に防止でき、オムツ交換時やベビーパウダーや薬等を付ける際の使い勝手がよい。また、カバー40をボード30から取外すことができるので、汚れた場合には取外して洗濯することが可能であり、衛生的である。
本形態では、胴体帯部材3及び一対の帯部材4,5をカバー40に縫い付けているが、この場合、カバー40が延びてしまったり、ボード30に対して動いてしまうと、乳幼児1を拘束した状態で保持するのが難しいこともある。このため、図8に示すように、胴体帯部材3及び一対の帯部材4,5を配置するボード30の部位に、胴体帯部材3及び一対の帯部材4,5が挿通可能な大きさの開口部36,37,38を設け、開口部36,37,38にそれぞれ胴体帯部材3と一対の帯部材4,5を挿通させるとともに、各開口部と対面するカバー30の部位にスリット39をそれぞれ設け、各スリットから開口部36,37,38に挿通した胴体帯部材3と一対の帯部材4,5の各両端をそれぞれ突出させるようにしてもよい。
このようにすると、胴体帯部材3と一対の帯部材4,5によって拘束された乳幼児1が動いた場合でも、胴体帯部材3と一対の帯部材4,5は剛性のあるボード30によって支持されるので、カバー40に縫い付ける場合よりも延びを抑えられ、乳幼児1を拘束した状態に維持し易くなる。また、胴体帯部材3と一対の帯部材4,5は開口部36,37,38に挿通されているだけなので、汚れた場合には取外して洗濯をすることができ、衛生的である。
上述した胴体帯部材3及び一対の帯部材4,5の両端の着脱形態としては、各両端にマジックテープ(登録商標)のような凹凸係合部を設ける、ボタンとボタンホールなどの係脱部を設ける、雄雌状のホックなどを設ける形態が挙げられる。また、上述した胴体帯部材3及び一対の帯部材4,5の形態としては、ベルト、紐、マジックテープ(登録商標)そのもの、ゴム紐などが挙げられる。
各形態において、一対の帯部材4,5は基体に対して斜めに配置して、乳幼児の両腕1B,1Cを斜めに拘束するようにしたが、胴体帯部材3同様、略横長に配置して両腕1B,1Cを横方向から拘束するようにしても良い。
(a)は本考案に係る乳幼児用拘束用具の第1の実施形態を示す平面図、(b)は乳幼児用拘束用具の側面断面図である。 図1に示す乳幼児用拘束用具による乳幼児の拘束状態を示す平面視図である。 本考案に係る乳幼児用拘束用具の第2の実施形態を示す平面視図である。 図3に示す乳幼児用拘束用具による乳幼児の拘束状態を示す平面視図である。 乳幼児用拘束用具の第2の実施形態の変形例を示す平面視図である。 本考案に係る乳幼児用拘束用具の第3の実施形態を示す平面視図である。 図6に示す乳幼児用拘束用具による乳幼児の拘束状態を示す平面視図である。 乳幼児用拘束用具の第4の実施形態の変形例を示す平面図である。
符号の説明
1 乳幼児
1A 胴体部分
1B,1C 乳幼児の両腕
2,20,30 基体
2A,40A 基体の一面
3 胴体帯部材
3a,3b 両端
4,5 一対の帯部材
4(a,b)、5(a,b) 両端
10,40 カバー
20A,30A 乳幼児を乗せる面
11,12,33 封止部材

Claims (9)

  1. 乳幼児を仰臥または伏臥の状態で拘束する拘束用具であって、
    基体と、
    前記乳幼児を乗せる前記基体の一面に設けられ、前記乳幼児の胴体部分を拘束する胴体帯部材と、
    前記基体の一面に設けられ、前記乳幼児の両腕を拘束する一対の帯部材を備えることを特徴とする乳幼児用拘束用具。
  2. 乳幼児を仰臥または伏臥の状態で拘束する拘束用具であって、
    前記乳幼児を乗せる基体に装着するカバーと、
    前記カバーの乳幼児を乗せる面に設けられ、前記乳幼児の胴体部分を拘束する胴体帯部材と、
    前記カバーの乳幼児を乗せる面に設けられ、前記乳幼児の両腕を拘束する一対の帯部材を備えることを特徴とする乳幼児用拘束用具。
  3. 乳幼児を仰臥または伏臥の状態で拘束する拘束用具であって、
    前記乳幼児を乗せる基体と、
    前記基体に装着するカバーと、
    前記カバーの乳幼児を乗せる面、または前記基体の乳幼児を乗せる一面に設けられ、前記乳幼児の胴体部分を拘束する胴体帯部材と、
    前記カバーの乳幼児を乗せる面または基体の乳幼児を乗せる一面に設けられ、前記乳幼児の両腕を拘束する一対の帯部材を備えることを特徴とする乳幼児用拘束用具。
  4. 前記一対の帯部材は、前記胴体帯部材よりも上方または下方に設けられていることを特徴とする請求項1,2または3記載の乳幼児用拘束用具。
  5. 前記カバーは、少なくともその一部が開口可能な袋状を成し、少なくともその開口部の一部を閉じる封止部材を備えていることを特徴とする請求項2、3または4記載の乳幼児用拘束用具。
  6. 前記カバーは、前記乳幼児を乗せる面が撥水性素材または撥水加工が施されていることを特徴とする請求項2ないし5の何れかに記載の乳幼児用拘束用具。
  7. 前記基体は、硬質ウレタンまたは樹脂で構成され、乳幼児を載置したときに乳幼児の下半身が位置する部分が窪んでいることを特徴とする請求項1、3、4,5または6記載の乳幼児用拘束用具。
  8. 前記基体または前記カバーの少ないも一方は、クッション部材で構成されていることを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載の乳幼児用拘束用具。
  9. 前記胴体帯部材及び一対の帯部材は、その両端がそれぞれ着脱可能とされ、それぞれの長さが変更可能であることを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載の乳幼児用拘束用具。
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JP2017093485A (ja) * 2015-11-18 2017-06-01 アトムメディカル株式会社 新生児用の緊急搬送保育器

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