JP6470693B2 - 通信制御方法及び基地局 - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信システムにおいて用いられる通信制御方法及び基地局に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、ネットワークの消費電力を削減する省電力(エナジーセービング)技術が導入されている(例えば、非特許文献1参照)。例えば、通信トラフィックの少ない夜間などにおいて、基地局が管理しているセルをオフ(Deactivate)する。
また、3GPPでは、リリース12以降において、改良されたエナジーセービング技術が導入される予定である。例えば、一のセルをオフする場合に、近隣セルの送信電力を上昇させる。これにより、当該近隣セルのカバレッジを拡張(セル拡張)し、オフされるセル(オフ対象セル)のカバレッジを補完(エリア補完)することができる。
ここで、近隣セルが、アクセス権を有するユーザ端末のみがアクセス可能なクローズドモードを設定可能なセルであるケースを想定する。
このようなケースにおいて、近接セルにクローズドモードが設定された場合、アクセス権を有さないユーザ端末は、当該近隣セルに接続できないため、セル拡張によってエリア補完が行われたとしても、通信不能になるという問題がある。
3GPP技術報告書 「TR 36.927 V11.0.0」 2012年9月
実施形態に係る通信制御方法は、自セルである第1のセルをオフしようとするオフ対象基地局と、前記第1のセルを補完するためのセル拡張を行うべき拡張対象基地局と、を有する移動通信システムにおいて用いられる。当該通信制御方法は、オフ対象基地局が、アクセス権を有するユーザ端末のみがアクセス可能なクローズドモードを設定可能な第2のセルを管理する拡張対象基地局に対して、セル拡張を行うことを要求するステップAと、前記拡張対象基地局が、第1のセルに接続するユーザ端末が前記第2のセルに接続可能か否かの判定結果に基づく前記要求への応答を、前記オフ対象基地局に送信するステップBと、を備える。
図1は、LTEシステムの構成図である。 図2は、UEのブロック図である。 図3は、eNBのブロック図である。 図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 図5は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス1を説明するシーケンス図である。 図6は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス1を説明する説明図である。 図7は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス1を説明する説明図である。 図8は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス1を説明する説明図である。 図9は、動作シーケンス1におけるeNB200−2の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 図10は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス2を説明するシーケンス図である。 図11は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス2を説明する説明図である。 図12は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス2を説明する説明図である。 図13は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス2を説明する説明図である。 図14は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス2を説明する説明図である。 図15は、動作シーケンス2におけるeNB200−1の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 図16は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス3を説明するシーケンス図である。 図17は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス3を説明する説明図である。 図18は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス3を説明する説明図である。
実施形態に係る通信制御方法は、自セルである第1のセルをオフしようとするオフ対象基地局と、前記第1のセルを補完するためのセル拡張を行うべき拡張対象基地局と、を有する移動通信システムにおいて用いられる。当該通信制御方法は、オフ対象基地局が、アクセス権を有するユーザ端末のみがアクセス可能なクローズドモードを設定可能な第2のセルを管理する拡張対象基地局に対して、セル拡張を行うことを要求するステップAと、前記拡張対象基地局が、第1のセルに接続するユーザ端末が前記第2のセルに接続可能か否かの判定結果に基づく前記要求への応答を、前記オフ対象基地局に送信するステップBと、を備える。
実施形態に係る通信制御方法は、前記オフ対象基地局が、前記応答に基づいて、前記第1のセルをオフするか否かを決定するステップをさらに備える。
実施形態では、前記ステップBにおいて、前記拡張対象基地局は、前記第2のセルに対して、前記クローズドモードを設定していない場合、前記セル拡張を了承する旨を示す前記応答を送信する。
実施形態では、前記第1のセルは、前記クローズドモードを設定可能なセルである。前記ステップAにおいて、前記オフ対象基地局は、前記第1のセルのCSG識別子を含む前記要求を送信し、前記ステップBにおいて、前記拡張対象基地局は、前記第2のセルに対して、前記クローズドモードを設定している場合で、且つ、前記第1のセルのCSG識別子と、前記第2のセルのCSG識別子とが等しい場合、前記セル拡張を了承する旨を示す前記応答を送信する。
実施形態では、前記ステップAにおいて、前記オフ対象基地局は、前記拡張対象基地局を含む複数の拡張対象基地局のそれぞれに、前記要求を送信する。当該通信制御方法は、前記オフ対象基地局が、前記複数の拡張対象基地局のうち2以上の拡張対象基地局のそれぞれから、前記セル拡張を了承する旨を示す前記応答を受信した場合、前記2以上の拡張対象基地局のうち、前記セル拡張に基づく消費電力が最小となる組み合わせの拡張対象基地局のそれぞれに前記セル拡張を行わせることを決定するステップをさらに備える。
実施形態では、前記第1のセルは、前記クローズドモードを設定可能なセルである。前記ステップAにおいて、前記オフ対象基地局は、前記第1のセルのCSG識別子を含む前記要求を送信する。当該通信制御方法は、前記拡張対象基地局が、前記第1のセルのCSG識別子と前記第2のセルのCSG識別子とが異なる場合、前記第1のセルのCSG識別子と前記第2のセルのCSG識別子とをネットワーク装置に送信するステップと、前記ネットワーク装置が、前記第1のセルのCSG識別子と前記第2のセルのCSG識別子とに基づいて、前記第1のセルに接続する前記ユーザ端末が前記第2のセルに接続可能であるか否かを判定するステップCと、をさらに備える。前記ステップBにおいて、前記拡張対象基地局は、前記ステップCにおける判定結果に基づいて、前記応答を、前記オフ対象基地局に送信する。
実施形態では、前記ステップCにおいて、前記ネットワーク装置は、前記ユーザ端末がアクセス権を有するセルのCSG識別子が設定されたリストにおいて、前記第2のセルのCSG識別子が設定されている場合に、前記第1のセルのCSG識別子が設定されている場合、前記第1のセルに接続する前記ユーザ端末が前記第2のセルに接続可能であると判定する。
実施形態では、前記ステップCにおいて、前記ネットワーク装置は、前記第1のセルへのアクセス権を有するユーザ端末の集合が、前記第2のセルへのアクセス権を有するユーザ端末の集合の部分集合であると判定した場合、前記第1のセルに接続する前記ユーザ端末が前記第2のセルに接続可能であると判定する。
実施形態における基地局(eNB200−1)は、自セルである第1のセルをオフしようとするオフ対象基地局と、前記第1のセルを補完するためのセル拡張を行うべき拡張対象基地局と、を有する移動通信システムにおいて、前記オフ対象基地局に該当する基地局である。当該基地局は、アクセス権を有するユーザ端末のみがアクセス可能なクローズドモードを設定可能な第2のセルを管理する前記拡張対象基地局に対して、前記セル拡張を行うことを要求する要求情報を送信する送信部と、前記第1のセルに接続する前記ユーザ端末が前記第2のセルに接続可能か否かの判定結果に基づく前記要求情報への応答を、前記拡張対象基地局から受信する受信部と、を備える。
実施形態における基地局(eNB200−2)は、自セルである第1のセルをオフしようとするオフ対象基地局と、前記第1のセルを補完するためのセル拡張を行うべき拡張対象基地局と、を有する移動通信システムにおいて、前記拡張対象基地局に該当する基地局である。当該基地局は、アクセス権を有するユーザ端末のみがアクセス可能なクローズドモードを設定可能な第2のセルを管理する制御部と、前記セル拡張を行うことを要求する要求情報を前記オフ対象基地局から受信する受信部と、前記第1のセルに接続する前記ユーザ端末が前記第2のセルに接続可能か否かの判定結果に基づく前記要求情報への応答を、前記オフ対象基地局に送信する送信部と、を備える。
[実施形態]
(LTEシステム)
図1は、実施形態に係るLTEシステムの構成図である。
図1に示すように、LTEシステムは、複数のUE(User Equipment)100と、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)10と、EPC(Evolved Packet Core)20と、を含む。E−UTRAN10及びEPC20は、ネットワークを構成する。
UE100は、移動型の無線通信装置であり、接続を確立したセル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100はユーザ端末に相当する。
E−UTRAN10は、複数のeNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は基地局に相当する。eNB200は、セルを管理しており、セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。
なお、「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
セルは、設定されるアクセスモードに応じて、「CSG(Closed Subscriber Group)セル」、「ハイブリッド(Hybrid)セル」、又は「オープン(Open)セル」と称される。
CSGセルは、アクセス権を有するUE100(「メンバーUE」と称される)のみがアクセス可能なセルであり、CSG IDをブロードキャストする。UE100は、自身がアクセス権を有するCSGセルのCSG IDのリスト(ホワイトリスト:CSG white list)を保持しており、当該ホワイトリストと、CSGセルがブロードキャストするCSG IDと、に基づいて、アクセス権の有無を判断する。
ハイブリッドセルは、メンバーUEが非メンバーUEよりも有利に取り扱われるセルであり、CSG IDに加えて、非メンバーUEにも解放されたセルであることを示す情報をブロードキャストする。UE100は、ホワイトリストと、ハイブリッドセルがブロードキャストするCSG IDと、に基づいて、アクセス権の有無を判断する。
オープンセルは、メンバーであるか否かを問わずUE100が同等に取り扱われるセルであり、CSG IDをブロードキャストしない。UE100の視点では、オープンセルは一般的なセルと同一である。
また、eNB200は、例えば、無線リソース管理(RRM)機能と、ユーザデータのルーティング機能と、モビリティ制御及びスケジューリングのための測定制御機能と、を有する。
また、eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。また、eNB200は、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。
なお、eNB200は、1又は複数のセル(大セル)を管理するマクロ基地局(Macro eNB)であってもよいし、大セルよりもカバー範囲が狭い特定セル(小セル)を管理するHeNB(Home evolved Node−B)であってもよい。HeNBは、屋内に設置可能な小規模な固定型無線通信装置である。
EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300と、OAM400(Operation and Maintenance)と)を含む。また、EPC20は、コアネットワークに相当する。
MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行うネットワークノードであり、制御局に相当する。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行うネットワークノードであり、交換局に相当する。
MMEは、UE100に対する各種モビリティ管理や認証処理などを行う。MMEは、CSGセル/ハイブリッドセルへのアクセス権についてUE100の認証(以下、「CSG認証」と称する)を行う。
CSGセルへの一般的なハンドオーバ手順は、S1インターフェイスを使用する。MMEは、UE100のCSG認証、具体的には、UE100が当該CSGセルのメンバーUEであるか否かの確認を行う。UE100が当該CSGセルのメンバーUEであることが確認された場合(すなわち、CSG認証成功の場合)、当該CSGセルへのUE100のハンドオーバが可能になる。これに対し、UE100が当該CSGセルのメンバーUEであることが確認されない場合(すなわち、CSG認証失敗の場合)、当該CSGセルへのUE100のハンドオーバは拒否される。
OAM400は、オペレータによって管理されるサーバ装置であり、E−UTRAN10の保守及び監視を行う。
次に、UE100及びeNB200の構成を説明する。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、アンテナ101と、無線送受信機110と、ユーザインターフェイス120と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130と、バッテリ140と、メモリ150と、プロセッサ160と、を有する。メモリ150及びプロセッサ160は、制御部を構成する。
UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160’としてもよい。
アンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。アンテナ101は、複数のアンテナ素子を含む。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、アンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。
GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。
バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160によって実行されるプログラムと、プロセッサ160による処理に使用される情報と、を記憶する。
プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200(後述するMeNB200A、PeNB200B及びPeNB200Bを含む)は、アンテナ201と、無線送受信機210と、ネットワークインターフェイス220と、メモリ230と、プロセッサ240と、を有する。メモリ230及びプロセッサ240は、制御部を構成する。なお、メモリ230をプロセッサ240と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ240’としてもよい。
アンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。アンテナ201は、複数のアンテナ素子を含む。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、アンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240によって実行されるプログラムと、プロセッサ240による処理に使用される情報と、を記憶する。
プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。
図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルのレイヤ1乃至レイヤ3に区分されており、レイヤ1は物理(PHY)レイヤである。レイヤ2は、MAC(Media Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、を含む。レイヤ3は、RRC(Radio Resource Control)レイヤを含む。
物理レイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。物理レイヤは、物理チャネルを用いて上位レイヤに伝送サービスを提供する。UE100の物理レイヤとeNB200の物理レイヤとの間では、物理チャネルを介してデータが伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMACレイヤとeNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータが伝送される。eNB200のMACレイヤは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式など)、及び割り当てリソースブロックを決定するMACスケジューラを含む。
RLCレイヤは、MACレイヤ及び物理レイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとeNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータが伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRCレイヤは、制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRCレイヤとeNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のための制御信号(RRCメッセージ)が伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間にRRC接続がある場合、UE100は接続状態であり、そうでない場合、UE100はアイドル状態である。
RRCレイヤの上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)レイヤは、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
(実施形態に係る動作シーケンス)
次に、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス1−3について、説明する。
(1)動作シーケンス1
まず、動作シーケンス1について、図5から図9を用いて説明する。図5は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス1を説明するシーケンス図である。図6から図8は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス1を説明する説明図である。図9は、動作シーケンス1におけるeNB200−2の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
実施形態において、移動通信システムは、eNB200−1及びeNB200−2を有する。eNB200−1とeNB200−2とは、互いに隣接eNBの関係にある(図6(A)参照)。
eNB200−1及びeNB200−2のそれぞれは、アクセス可能なUE100を規定するアクセスモードを設定可能なセルを管理する。eNB200−1及びeNB200−2のそれぞれは、は、「クローズド(Closed)モード」、「ハイブリッド(Hybrid)モード」及び「オープン(Open)モード」のアクセスモードを自セルに設定可能である。
クローズドモードが設定されたセルは、CSGセルに対応し、ハイブリッドモードが設定されたセルは、ハイブリッドセルに対応し、オープンモードが設定されたセルは、オープンセルに対応する。
また、eNB200−1は、自セルをオフしようとするオフ対象基地局に該当し、eNB200−2は、eNB200−1のセルを補完するためのセル拡張を行うべき(少なくともセル拡張を行う基地局の候補となる)拡張対象基地局に該当する。
eNB200−1は、以下の第1から第3の判断方法の何れかに従って、自セルをオフするか否かを判断できる。
第1の判断方法として、eNB200−1は、eNB200−1及び/又はeNB200−2におけるトラフィック状況(接続UE数、送受信データ量、又は無線リソース使用率など)の時間変動に基づいて、自セルをオフするか否かを判断する。例えば、送受信データ量などの少ない時間帯においてeNB200−1は自セルをオフすると判断する。
第2の判断方法として、eNB200−1は、OAM(Operation and Maintenance)からの指示(エナジーセービングON/OFFコマンド)に基づいて、自セルをオフするか否かを判断する。
第3の判断方法として、eNB200−1は、eNB200−1及び/又はeNB200−2の電源供給状況に基づいて、エナジーセービングを行うか否かを判断する。例えば、eNB200−1は、eNB200−1への電源供給が遮断された場合(バッテリ駆動となった場合)、eNB200−1のバッテリ残量が規定値を下回った場合、又はeNB200−1の自家発電電力(ソーラー等)の出力電力が規定値を下回った場合などにおいて、eNB200−1は自セルをオフすると判断する。なお、eNB200−1は、eNB200−2からの電源供給状況の通知によって、eNB200−2の電源供給状況を把握できる。
以下において、eNB200−1が、自セルをオフすると判定したと仮定して説明を進める。
図5に示すように、ステップS101において、eNB200−1は、eNB200−2にセル拡張を行うことを要求するためのES要求を送信する。eNB200−2は、ES要求を受信する。
ES要求は、アクセス権の有無によってUE100の取り扱い方が異なるセルの識別子であるCSG ID(CSG Identity: CSG識別子)と、セルのアクセスモードがクローズドモードに設定されているかハイブリッドモードに設定されているかを示すCSG指標(CSG Indication)とを含む。
CSG指標が「true」の場合、セルがクローズドモードに設定されていることを示す。CSG指標が「false」の場合、セルがハイブリッドモード又はオープンモードに設定されていることを示す。
eNB200−1は、クローズドモードを設定可能な(又はクローズドモードが設定された)セルをeNB200−2が管理していることを知っている場合に、CSG ID及びCSG指標を含むES要求をeNB200−2に送信してもよいし、隣接セルを管理する隣接eNBであるeNB200−2に、CSG ID及びCSG指標を含むES要求をeNB200−2に暫定的に送信してもよい。
ステップS102において、eNB200−2は、受信したES要求に基づいて、ES要求を行ったeNB200−1のセル(以下、セル1と称する)と自セル(以下、セル2と称する)とにおけるCSGの関係を判定する。すなわち、eNB200−2は、セル1に接続するUE100−1が、セル2に接続可能か否かを判定する。eNB200−2は、判定結果に基づいて、ES要求(すなわち、自セルを拡張することを)を了承するか否かを決定する。
以下、判定の一例について、具体的に説明する。
(a)セル2のアクセスモードがクローズに設定されている場合
(a−1)セル1のCSG IDとセル2のCSG IDが等しい場合
図6(A)に示すように、セル1のCSG指標1は、trueであり、セル1のCSG ID1は、Aである。セル2のCSG指標2は、trueであり、セル2のCSG ID2は、Aである。
この場合、eNB200−2は、セル1とセル2とでCSG IDが等しいため、図6(B)に示すように、eNB200−2がセル拡張を行った場合、セル1に接続するUE100−1は、セル2に接続可能であると判定する。
(a−2)セル1のCSG IDとセル2のCSG IDが異なる場合
図6(C)に示すように、セル1のCSG指標1は、trueであり、セル1のCSG ID1は、Aである。セル2のCSG指標2は、trueであり、セル2のCSG ID2は、Bである。
この場合、eNB200−2は、セル1とセル2とでCSG IDが異なるため、eNB200−2がセル拡張を行った場合、セル1に接続するUE100−1は、セル2に接続不能であると判定する。
(b)セル2のアクセスモードがオープンモードに設定されている場合
図7(A)に示すように、セル1のCSG指標1は、trueであり、セル1のCSG ID1は、Aである。セル2のCSG指標2は、falseであり、セル2のCSG ID2は、ない。
この場合、eNB200−2は、自セルがオープンモードに設定されているため、図7(B)に示すように、eNB200−2がセル拡張を行った場合、セル1に接続するUE100−1は、セル2に接続可能であると判定する。
(c)セル2のアクセスモードがハイブリッドモードに設定されている場合
図8(A)に示すように、セル1のCSG指標1は、trueであり、セル1のCSG ID1は、Aである。セル2のCSG指標2は、falseであり、セル2のCSG ID2は、Cである。
この場合、eNB200−2は、自セルがハイブリッドモードに設定されているため、図8(B)に示すように、eNB200−2がセル拡張を行った場合、セル1に接続するUE100−1は、セル2に接続可能であると判定する。
次に、ステップS102におけるeNB200−2の動作の一例を説明する。
ステップS151において、eNB200−2は、eNB200−1からES要求を受信する。
ステップS152において、eNB200−2は、eNB200−1(すなわち、セル1)のアクセスモードがクローズモードであるか否かを判定する。eNB200−2は、「YES」の場合(eNB200−1のアクセスモードがクローズモードである場合)、ステップS153の処理を実行し、「NO」の場合、ステップS155の処理を実行する。
ステップS153において、eNB200−2は、eNB200−2(すなわち、セル2)のアクセスモードがオープンモード又はハイブリッドモードであるか否かを判定する。eNB200−2は、「YES」の場合(eNB200−2のアクセスモードがオープンモード又はハイブリッドモードである場合)、ステップS158の処理を実行し、「NO」の場合、ステップS154の処理を実行する。
ステップS154において、eNB200−2は、eNB200−1(すなわち、セル1)のCSG IDと、eNB200−2(すなわち、セル2)のCSG IDとが等しいか否かを判定する。eNB200−3は、「YES」の場合(eNB200−1のCSG IDと、eNB200−2のCSG IDとが等しい場合)、ステップS158の処理を実行し、「NO」の場合、ステップS159の処理を実行する。
ステップS155において、eNB200−2は、eNB200−1(すなわち、セル1)のアクセスモードがハイブリッドモードであるか否かを判定する。eNB200−2は、「YES」の場合(eNB200−1のアクセスモードがハイブリッドモードである場合)、ステップS156の処理を実行し、「NO」の場合、ステップS157の処理を実行する。
ステップS156において、eNB200−2は、eNB200−2(すなわち、セル2)のアクセスモードがオープンモード又はハイブリッドモードであるか否かを判定する。eNB200−2は、「YES」の場合(eNB200−2のアクセスモードがオープンモード又はハイブリッドモードである場合)、ステップS158の処理を実行し、「NO」の場合、ステップS159の処理を実行する。
なお、eNB200−2は、ステップS156において「No」と判定した場合、ステップS154の処理を実行してもよい。
ステップS157において、eNB200−2は、eNB200−1(すなわち、セル1)のアクセスモードがオープンモードであるか否かを判定する。eNB200−2は、「YES」の場合(eNB200−1のアクセスモードがオープンモードである場合)、ステップS158の処理を実行し、「NO」の場合、ステップS159の処理を実行する。
ステップS158において、eNB200−2は、セル1に接続するUE100−1が、セル2に接続可能と判定し、この判定結果に基づいて、ES要求を了承する旨の応答を行うと決定する。
一方、ステップS159において、eNB200−2は、セル1に接続するUE100−1が、セル2に接続不能と判定し、この判定結果に基づいて、ES要求を拒否する旨の応答を行うと決定する。
図5の説明に戻る。eNB200−2は、ステップS102の判定結果に基づいて、ES要求への応答を行う。なお、eNB200−2は、ステップS102の判定結果だけでなく、他の要因を考慮して、最終的にES要求を了承するか否かを判定してもよい。
eNB200−2は、ES要求を了承する旨の応答を行うと決定した場合、ステップS103の処理を実行し、ES要求を拒否する旨の応答を行うと決定した場合、ステップS106の処理を実行する。
ステップS103において、eNB200−2は、ES要求を了承する旨の応答をeNB200−1に送信する。eNB200−1は、ES要求を了承する旨の応答を受信する。
ステップS104において、eNB200−1は、eNB200−2からの応答に基づいて、セル1をオフするか否かを決定する。eNB200−1は、eNB200−2からの応答がES要求を了承する旨の応答であるため、セル1をオフすると決定する。eNB200−1は、エナジーセービングモードをONに設定し、セル1をオフする。
ステップS105において、eNB200−2は、セル2を拡張することによって、セル1のカバレッジを補完する。
なお、ステップS104の処理とステップS105の処理とが行われるタイミングは、同時でもよいし、一方の処理が他方の処理よりも先に行われてもよい。
一方、ステップS106において、eNB200−2は、ES要求を拒否する旨の応答をeNB200−1に送信する。eNB200−1は、ES要求を拒否する旨の応答を受信する。
eNB200−1は、eNB200−2からの応答に基づいて、セル1をオフするか否かを決定する。eNB200−1は、eNB200−2からの応答がES要求を拒否する旨の応答であるため、セル1をオフしないと決定する。eNB200−1は、セル1をオフしないと決定した場合、隣接セルリストに基づいて、他のeNB200に対して、ES要求を送信する。eNB200−1は、eNB200−1からのES要求を受信した他のeNB200から、ES要求を了承する旨の応答を受信した場合に、セル1をオフする。当該他のeNB200は、セルを拡張し、セル1のカバレッジを補完する。
(2)動作シーケンス2
次に、動作シーケンス2について、図10から図15を用いて説明する。なお、上述した動作シーケンス1と異なる部分を中心に説明し、同様の部分は、説明を適宜省略する。
図10は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス2を説明するシーケンス図である。図11から図14は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス2を説明する説明図である。図15は、動作シーケンス2におけるeNB200−1の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
上述した動作シーケンス1では、eNB200−1は、1つのeNB200にES要求を送信して、1つのES要求への応答に基づいて、セル1をオフするか否かを決定していた。一方、動作シーケンス2では、eNB200−1は、複数のeNB200にES要求を送信して、複数のES要求への応答に基づいて、セル1をオフするか否かを決定する。
図10に示すように、ステップS201において、eNB200−1は、隣接eNBであるeNB200−2及びeNB200−3のそれぞれにES要求1を送信する。eNB200−2及びeNB200−3のそれぞれは、ES要求1を受信する。ES要求1は、ステップS101のES要求に対応する。
ステップS202において、ステップS102と同様に、eNB200−2は、受信したES要求に基づいて、ES要求を行ったeNB200−1のセル(以下、セル1と称する)と自セル(以下、セル2と称する)とにおけるCSGの関係を判定する。同様に、eNB200−3は、セル1と自セル(以下、セル3と称する)とにおけるCSGの関係を判定する。
eNB200−2及びeNB200−3のそれぞれが、ES要求を了承する場合、ステップS210の処理が実行される。eNB200−2が、ES要求を了承し、eNB200−3が、ES要求を拒否する場合、ステップS230の処理が実行される。eNB200−2及びeNB200−3のそれぞれが、ES要求を拒否する場合、ステップS240の処理が実行される。
ステップS210において、eNB200−2及びeNB200−3のそれぞれは、ES要求を了承する旨の応答(ES要求応答)をeNB200−1に送信する。eNB200−2からのES要求応答は、セル2のCSG ID2とセル2のCSG指標2とを含み、eNB200−3からのES要求応答は、セル3のCSG ID3とセル2のCSG指標3とを含む。
eNB200−1は、受信したES要求応答に基づいて、セル1をオフするか否かを決定する。さらに、eNB200−1は、複数のeNB200からES要求を了承する旨の応答を受信した場合、複数のeNB200の中からセル拡張を行わせるeNB200(拡張対象eNB)を決定する。
以下、決定の一例について、具体的に説明する。
(a)セル1のCSG IDとセル2のCSG IDが等しく、セル1のCSG IDとセル3のCSG IDが異なる場合
図11(A)に示すように、セル1のCSG指標1は、trueであり、セル1のCSG ID1は、Aである。セル2のCSG指標2は、trueであり、セル2のCSG ID2は、Aである。セル3のCSG指標3は、falseであり、セル3のCSG ID3は、Cである。
この場合、eNB200−1は、セル1とセル2とでCSG IDが等しいため、図11(B)に示すように、eNB200−2を拡張対象eNBに決定する。
(b)セル2のアクセスモードがオープンモードに設定され、セル3のアクセスモードがオープンモードに設定されていない場合
図12(A)に示すように、セル1のCSG指標1は、trueであり、セル1のCSG ID1は、Aである。セル2のCSG指標2は、falseであり、セル2のCSG ID2は、ない。セル3のCSG指標3は、falseであり、セル3のCSG ID3は、Cである。
この場合、eNB200−1は、セル2のアクセスモードがオープンモードに設定されているため、図12(B)に示すように、eNB200−2を拡張対象eNBに決定する。
(c)セル1、セル2及びセル3のそれぞれのCSG IDが等しい場合
図13(A)に示すように、セル1のCSG指標1は、trueであり、セル1のCSG ID1は、Aである。セル2のCSG指標2は、trueであり、セル2のCSG ID2は、Aである。セル3のCSG指標3は、trueであり、セル3のCSG ID3は、Aである。
この場合、eNB200−1は、セル1、セル2及びセル3のそれぞれのCSG IDが等しいため、図13(B)に示すように、一方のeNB200−2を拡張対象eNBに決定する。或いは、図13(C)に示すように、eNB200−1は、eNB200−2及びeNB200−3を拡張対象eNBに決定する。
(d)セル2及びセル3のそれぞれのアクセスモードがオープンモードに設定されている場合
図14(A)に示すように、セル1のCSG指標1は、trueであり、セル1のCSG ID1は、Aである。セル2のCSG指標2は、falseであり、セル2のCSG ID2は、ない。セル3のCSG指標3は、falseであり、セル3のCSG ID3は、ない。
この場合、eNB200−1は、セル2及びセル3のそれぞれのアクセスモードがオープンモードに設定されているため、図14(B)に示すように、一方のeNB200−2を拡張対象eNBに決定する。或いは、図14(C)に示すように、eNB200−1は、eNB200−2及びeNB200−3を拡張対象eNBに決定する。
次に、ステップS210において、複数のeNB200からES要求の応答を受信するeNB200−1の動作の一例を説明する。
ステップS250において、eNB200−1は、複数のeNB200(隣接eNB)からES要求の応答を受信する。
ステップS260において、eNB200−1は、eNB200−1がES要求を送信した複数のeNB200のうち、1つのeNB200を選択して、以下の処理を行う。eNB200−1は、複数のeNB200を全て選択するまで、以下の処理を繰り返す。
ステップS261において、eNB200−1は、選択されたeNB200からのES要求応答が、ES要求を了承する旨の応答であるか否かを判定する。eNB200−1は、「YES」の場合(選択されたeNB200からのES要求応答が、ES要求を了承する旨の応答である場合)、ステップS262の処理を実行し、「NO」の場合、選択されたeNB200に関する処理を終了する。
ステップS262において、eNB200−1は、セル1のCSG IDと選択されたeNB200のセルのCSG IDが等しいか否かを判定する。eNB200−1は、「YES」の場合(セル1のCSG IDと選択されたeNB200のセルのCSG IDが等しい場合)、ステップS263の処理を実行し、「NO」の場合、ステップS264の処理を実行する。
ステップS263において、eNB200−1は、選択されたeNB200の優先度を「2」とし、選択されたeNB200を拡張対象eNBの候補として登録する。そして、選択されたeNB200に関する処理を終了する。
ステップS264において、eNB200−1は、選択されたeNB200(のセル)のアクセスモードがオープンモードであるか否かを判定する。eNB200−1は、「YES」の場合(選択されたeNB200のアクセスモードがオープンモードである場合)、ステップS265の処理を実行し、「NO」の場合、ステップS266の処理を実行する。
ステップS265において、eNB200−1は、選択されたeNB200の優先度を「1」とし、選択されたeNB200を拡張対象eNBの候補として登録する。そして、選択されたeNB200に関する処理を終了する。
ステップS266において、eNB200−1は、選択されたeNB200の優先度を「0」とし、選択されたeNB200を拡張対象eNBの候補として登録する。そして、選択されたeNB200に関する処理を終了する。
なお、実施形態において、優先度の数値が大きいほど優先されることを示す。従って、優先度が「2」が最も優先度が高い。
ステップS270において、eNB200−1は、優先度が最も高い拡張対象eNBの候補の優先度が「1」であるか否かを判定する。eNB200−1は、「YES」の場合(優先度が最も高い拡張対象eNBの候補の優先度が「1」である場合)、ステップS271の処理を実行し、「NO」の場合、ステップS272の処理を実行する。
ステップS271において、eNB200−1は、優先度が最も高い拡張対象eNBの候補を拡張対象eNB(エリア拡大(セル拡張)するeNB200)と決定する。
ステップS272において、eNB200−1は、優先度が最も高い拡張対象eNBの候補が複数存在する場合、セル拡張に基づく消費電力が最小となる組み合わせの拡張対象eNBの候補を決定するために、複数の優先度が最も高い拡張対象eNBの候補のそれぞれを組み合わせて、組み合わせ毎にセル拡張に基づく消費電力(の予想値)を算出する。
例えば、eNB200−1は、接続UEに関係ない報知メッセージを送信するための固定的な送信電力情報を、複数の優先度が最も高い拡張対象eNBの候補のそれぞれから(或いは、上位のネットワーク装置から)取得する。eNB200−1は、送信電力情報に基づいて、組み合わせ毎にセル拡張に基づく消費電力を算出する。eNB200−1は、送信電力情報に加えて、優先度が最も高い拡張対象eNBの候補の位置関係も考慮して、組み合わせ毎にセル拡張に基づく消費電力を算出してもよい。
eNB200−1は、消費電力を算出するために必要な情報(例えば、eNB200の最大送信電力など)を優先度が最も高い拡張対象eNBの候補に要求してもよいし、上位のネットワーク装置に問い合わせてもよい。また、ES要求応答に予め必要な情報が含まれていてもよい。
ステップS273において、eNB200−1は、セル拡張に基づく消費電力が最小となる組み合わせに含まれる拡張対象eNBの候補のそれぞれを拡張対象eNBと決定する。
なお、eNB200−1は、優先度が最も高い拡張対象eNBの候補がひとつである場合は、当該拡張対象eNBの候補を拡張対象eNBと決定する。
図10の説明に戻る。eNB200−1は、上述の決定に基づいて、ES要求2を送信する。ES要求2は、ES要求1に対してES要求を了承する旨の応答を送信したeNB200に、セル拡張を行わせるか否かを通知するための情報である。従って、eNB200−1は、セル拡張を行わせるeNB200に対して、セル拡張を行わせる旨の情報(Expansion依頼)を含むES要求2を送信し、セル拡張を行わないeNB200に対して、セル拡張を行わない旨の情報(cancel)を含むES要求2を送信する。
eNB200−1は、1つのeNB200にセル拡張を行わせる(すなわち、1つのeNB200によってエリア補完が行われる)場合、ステップS211からS213のいずれかの処理を実行し、2つ以上のeNB200(実施形態において2つのeNB200)にセル拡張を行わせる場合、ステップS221の処理を実行する。
ステップS211において、eNB200−1は、セル1のCSG IDとセル2のCSG IDが等しく、セル1のCSG IDとセル3のCSG IDが異なると判定した場合、eNB200−2に「Expansion依頼」を示す情報を含むES要求2を送信し、eNB200−3に「cancel」を示す情報を含むES要求2を送信する。
ステップS212において、eNB200−1は、セル2のアクセスモードがオープンモードに設定され、セル3のアクセスモードがハイブリッドモードに設定されている場合、eNB200−2に「Expansion依頼」を示す情報を含むES要求2を送信し、eNB200−3に「cancel」を示す情報を含むES要求2を送信する。
ステップS213において、eNB200−1は、その他の条件に基づいて、eNB200−2にセル拡張を行わせて、eNB200−3にセル拡張を行わせないと決定した場合、eNB200−2に「Expansion依頼」を示す情報を含むES要求2を送信し、eNB200−3に「cancel」を示す情報を含むES要求2を送信する。
ステップS214及びS215は、動作パターン1のステップS104及びS105に対応する。
ステップS221において、eNB200−1は、eNB200−2及びeNB200−3のそれぞれに、「Expansion依頼」を示す情報を含むES要求2を送信する。
なお、このES要求2は、セルの拡大範囲を示す情報(例えば、送信電力を指定する情報)を含んでもよい。
ステップS222及びS223は、動作パターン1のステップS104及びS105に対応する。
次に、ステップS230において、eNB200−2は、ES要求を了承する旨の応答をeNB200−1に送信する。eNB200−3は、ES要求を拒否する旨の応答をeNB200−1に送信する。
eNB200−1は、受信したES要求応答に基づいて、セル1をオフするか否かを決定する。具体的には、eNB200−1は、ES要求を了承する旨の応答をeNB200−2から受信しているので、セル1をオフすると決定する。
eNB200−1は、eNB200−2に「Expansion依頼」を示す情報を含むES要求2を送信する。なお、eNB200−1は、eNB200−3に対してES要求応答1に対する応答は行わない。
ステップS232及びS233は、動作パターン1のステップS104及びS105に対応する。
次に、ステップS240において、eNB200−2及びeNB200−3のそれぞれは、ES要求を拒否する旨の応答をeNB200−1に送信する。eNB200−1は、受信したES要求応答に基づいて、セル1をオフしないと決定し、実施形態に係る処理を終了する。
(3)動作シーケンス3
次に、動作シーケンス3について、図16から図18を用いて説明する。なお、上述した動作シーケンス1及び2と異なる部分を中心に説明し、同様の部分は、説明を適宜省略する。
図16は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス3を説明するシーケンス図である。図17及び図18は、実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス3を説明する説明図である。
上述した動作シーケンス1では、eNB200−2が、セル1に接続するUE100−1が、セル2に接続可能か否かを判定していた。一方、動作シーケンス3では、ネットワーク(ネットワーク装置)が、セル1に接続するUE100−1が、セル2に接続可能か否かを判定する。
図16において、ステップS301は、ステップS101に対応する。
ステップS302においてeNB200−2は、eNB200−1から受信したES要求に含まれていたCSG ID1と、セル2のCSG ID2とが異なる場合、セル1に接続するUE100−1が、セル2に接続可能か否かの判定を要求するための判定要求をネットワーク(例えば、MMEなどのネットワーク装置)に送信する。ネットワーク装置は、判定要求を受信する。判定要求は、eNB200−1から受信したES要求に含まれていたCSG ID1及びCSG指標1と、セル2のCSG ID2及びセル2のCSG指標2とを含む。
ステップS303において、ネットワークは、判定要求に応じて、CSGの関係を判定する。ステップS303は、ステップS102と同様の判定を行うが、以下の点が異なる。
ネットワークは、セル1とセル2とのCSG指標が等しく、セル1とセル2とのCSGIDが異なる場合、UE100のホワイトリストの設定状況に基づいて、CSG IDの関係を判定する。ネットワークは、CSG IDの関係に基づいて、セル2の拡張によって、エリア補完可能かどうか(すなわち、セル1に接続するUE100−1が、セル2に接続可能か否か)を判定する。
具体的には、ネットワークは、少なくともeNB200−1のセル1に接続しているUE100のホワイトリストにおいて、CSG ID1が設定されている場合に、CSG ID2が(必ず)設定されている場合、エリア補完可能と判断する。
或いは、ネットワークは、少なくともeNB200−1のセル1に接続しているUE100−1の集合Aが、eNB200−2のセル2へのアクセス権を有するUE100の集合Bの部分集合である(すなわち、A⊆B)と判定した場合、エリア補完可能と判断する。
以下、判定のケースについて、具体的に説明する。
(a)CSG指標が「true」を示す場合
図17(A)に示すように、セル1のCSG指標1は、trueであり、セル1のCSG ID1は、Aである。セル2のCSG指標2は、trueであり、セル2のCSG ID2は、Dである。
このケースにおいて、ネットワークは、エリア補完可能と判定した場合、図17(B)に示すように、eNB200−2がセル拡張を行った場合、セル1に接続するUE100−1は、セル2に接続可能であると判定する。
(a)CSG指標が「false」を示す場合
図18(A)に示すように、セル1のCSG指標1は、falseであり、セル1のCSG ID1は、Aである。セル2のCSG指標2は、falseであり、セル2のCSG ID2は、Dである。
このケースにおいて、ネットワークは、エリア補完可能と判定した場合、図18(B)に示すように、eNB200−2がセル拡張を行った場合、セル1に接続するUE100−1は、セル2に接続可能であると判定する。
図16の説明に戻る。ネットワークは、判定結果がエリア補完可能である場合(セル1に接続するUE100−1は、セル2に接続可能である場合)、ステップS304の処理が行われる。一方、ネットワークは、判定結果がエリア補完不能である場合(セル1に接続するUE100−1は、セル2に接続不能である場合)、ステップS308の処理が行われる。
ステップS304において、ネットワークは、判定要求に対する応答として、エリア補完可能であることを示す判定結果を含む判定要求応答を送信する。eNB200−2は、判定要求応答を受信する。
ステップS305からS307は、ステップS103からS105に対応する。
一方、ステップS308において、ネットワークは、判定要求に対する応答として、エリア補完不能であることを示す判定結果を含む判定要求応答を送信する。eNB200−2は、判定要求応答を受信する。
ステップS309は、ステップS106に対応する。
(実施形態のまとめ)
実施形態において、eNB200−1がeNB200−2に対してES要求する。eNB200−1のセル1に接続するUE100−1がeNB200−2のセル2に接続可能か否かの判定結果に基づくES要求応答を、eNB200−1に送信する。また、eNB200−1は、応答に基づいて、セル1をオフするか否かを決定する。これにより、eNB200−1は、セル1に接続するUE100−1がセル2に接続可能である場合に、セル1をオフにでき、セル1に接続するUE100−1がセル2に接続不能である場合に、セル1をオフにすることを中止できるため、セル1をオフにすることによるUE100−1が通信不能になることを回避することができる。従って、通信品質の低下を抑制しつつエナジーセービングを実現できる。
実施形態において、eNB200−2は、セル2に対して、クローズドモードを設定していない場合、セル拡張を了承する旨を示すES応答を送信する。これにより、クローズドモードに設定されているセル2は、セル1に接続するUE100−1が接続可能であるため、セル1をオフにすることによるUE100−1が通信不能になることを回避することができる。
実施形態において、セル1は、クローズドモードを設定可能なセルである。eNB200−1は、セル1のCSG ID1を含むES要求を送信する。eNB200−2は、セル2に対して、クローズドモードを設定している場合で、且つ、セル1のCSG ID1と、セル2のCSG ID2とが等しい場合、セル拡張を了承する旨を示す応答を送信する。これにより、セル1のCSG ID1とセル2のCSG ID2とが等しい場合、セル1のCSG ID1を有するUE100−1は、セル2に接続可能であるため、セル1をオフにすることによるUE100−1が通信不能になることを回避することができる。
実施形態において、eNB200−1は、複数のeNB200のそれぞれに、ES要求を送信する。eNB200−1は、複数のeNB200のそれぞれから、セル拡張を了承する旨を示すES要求応答を受信した場合、2以上のeNB200のうち、セル拡張に基づく消費電力が最小となる組み合わせのeNB200のそれぞれにセル拡張を行わせることを決定する。これにより、セル拡張に基づく消費電力を最小に抑えることができる。
実施形態において、eNB200−1は、セル1のCSG ID1を含むES要求を送信する。eNB200−2が、CSG ID1と CSG ID2とが異なる場合、CSG ID1と CSG ID2とを含む判定要求をネットワークに送信する。ネットワークが、CSG ID1と CSG ID2とに基づいて、セル1に接続するUE100−1は、セル2に接続可能であるか否かを判定する。eNB200−2は、判定結果に基づいて、ES要求応答を、eNB200−1に送信する。これにより、CSG ID1と CSG ID2とが異なっている場合であっても、セル1に接続するUE100−1が接続可能であることが判定可能であるため、セル1をオフにすることによるUE100−1が通信不能になることを回避することができる。
実施形態において、ネットワークは、UE100がアクセス権を有するセルのCSG IDが設定されたリストにおいて、CSG ID2が設定されている場合、CSG ID1が設定されている場合、セル1に接続するUE100−1が接続可能であるであると判定する。また、ネットワークは、セル1へのアクセス権を有するUE100の集合Aが、セル2へのアクセス権を有するUE100の集合Bの部分集合であると判定した場合、セル1に接続するUE100−1が接続可能であるであると判定する。これらにより、ネットワークは、CSG ID1と CSG ID2とが異なっている場合であっても、セル1に接続するUE100−1が接続可能であることが判定可能である。
[その他実施形態]
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、上述した実施形態において、動作パターン3では、eNB200−2は、eNB200−1から受信したES要求に含まれていたCSG ID1と、セル2のCSG ID2とが異なる場合、判定要求をネットワークに送信していたが、これに限られない。eNB200−2は、ES要求を受信した場合に、判定要求をネットワークに送信してもよい。或いは、eNB200−2は、セル2がオープンモードに設定されていない場合に、判定要求をネットワークに送信してもよい。
また、上述した実施形態において、動作シーケンス1から3は、適宜組み合わされて実施されてもよい。
また、上述した実施形態では、本発明をLTEシステムに適用する一例を説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
なお、日本国特許出願第2013−244258号(2013年11月26日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
実施形態に係る通信制御方法及び基地局によれば、近接セルがアクセス権を有するユーザ端末のみがアクセス可能なクローズドモードを設定可能なセルである場合において、通信品質の低下を抑制しつつエナジーセービングを実現可能にする。

Claims (10)

  1. 自セルである第1のセルをオフしようとするオフ対象基地局と、前記第1のセルを補完するためのセル拡張を行うべき拡張対象基地局と、を有する移動通信システムにおいて用いられる通信制御方法であって、
    前記オフ対象基地局が、アクセス権を有するユーザ端末のみがアクセス可能なクローズドモードを設定可能な第2のセルを管理する前記拡張対象基地局に対して、前記セル拡張を行うことを要求するステップAと、
    前記拡張対象基地局が、前記第1のセルに接続するユーザ端末が前記第2のセルに接続可能か否かの判定結果に基づく前記要求への応答を、前記オフ対象基地局に送信するステップBと、を備え、
    前記第1のセルは、前記クローズドモードを設定可能なセルであり、
    前記ステップAにおいて、前記オフ対象基地局は、前記第1のセルのCSG識別子を含む前記要求を送信し、
    前記判定結果は、前記CSG識別子に基づいている通信制御方法。
  2. 前記オフ対象基地局が、前記応答に基づいて、前記第1のセルをオフするか否かを決定するステップをさらに備える請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 前記ステップBにおいて、前記拡張対象基地局は、前記第2のセルに対して、前記クローズドモードを設定していない場合、前記セル拡張を了承する旨を示す前記応答を送信することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  4. 記ステップBにおいて、前記拡張対象基地局は、前記第2のセルに対して、前記クローズドモードを設定している場合で、且つ、前記第1のセルのCSG識別子と、前記第2のセルのCSG識別子とが等しい場合、前記セル拡張を了承する旨を示す前記応答を送信することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  5. 前記ステップAにおいて、前記オフ対象基地局は、前記拡張対象基地局を含む複数の拡張対象基地局のそれぞれに、前記要求を送信し、
    前記オフ対象基地局が、前記複数の拡張対象基地局のうち2以上の拡張対象基地局のそれぞれから、前記セル拡張を了承する旨を示す前記応答を受信した場合、前記2以上の拡張対象基地局のうち、前記セル拡張に基づく消費電力が最小となる組み合わせの拡張対象基地局のそれぞれに前記セル拡張を行わせることを決定するステップをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の通信制御方法。
  6. 記拡張対象基地局が、前記第1のセルのCSG識別子と前記第2のセルのCSG識別子とが異なる場合、前記第1のセルのCSG識別子と前記第2のセルのCSG識別子とをネットワーク装置に送信するステップと、
    前記ネットワーク装置が、前記第1のセルのCSG識別子と前記第2のセルのCSG識別子とに基づいて、前記第1のセルに接続する前記ユーザ端末が前記第2のセルに接続可能であるか否かを判定するステップCと、をさらに備え、
    前記ステップBにおいて、前記拡張対象基地局は、前記ステップCにおける判定結果に基づいて、前記応答を、前記オフ対象基地局に送信することを特徴とする請求項2に記載の通信制御方法。
  7. 前記ステップCにおいて、前記ネットワーク装置は、前記ユーザ端末がアクセス権を有するセルのCSG識別子が設定されたリストにおいて、前記第2のセルのCSG識別子が設定されている場合に、前記第1のセルのCSG識別子が設定されている場合、前記第1のセルに接続する前記ユーザ端末が前記第2のセルに接続可能であると判定することを特徴とする請求項6に記載の通信制御方法。
  8. 前記ステップCにおいて、前記ネットワーク装置は、前記第1のセルへのアクセス権を有するユーザ端末の集合が、前記第2のセルへのアクセス権を有するユーザ端末の集合の部分集合であると判定した場合、前記第1のセルに接続する前記ユーザ端末が前記第2のセルに接続可能であると判定することを特徴とする請求項6に記載の通信制御方法。
  9. 自セルである第1のセルをオフしようとするオフ対象基地局と、前記第1のセルを補完するためのセル拡張を行うべき拡張対象基地局と、を有する移動通信システムにおいて、前記オフ対象基地局に該当する基地局であって、
    アクセス権を有するユーザ端末のみがアクセス可能なクローズドモードを設定可能な第2のセルを管理する前記拡張対象基地局に対して、前記セル拡張を行うことを要求する要求情報を送信する送信部と、
    前記第1のセルに接続する前記ユーザ端末が前記第2のセルに接続可能か否かの判定結果に基づく前記要求情報への応答を、前記拡張対象基地局から受信する受信部と、を備え、
    前記第1のセルは、前記クローズドモードを設定可能なセルであり、
    前記要求情報は、前記第1のセルのCSG識別子を含み、
    前記判定結果は、前記CSG識別子に基づいていることを特徴とする基地局。
  10. 自セルである第1のセルをオフしようとするオフ対象基地局と、前記第1のセルを補完するためのセル拡張を行うべき拡張対象基地局と、を有する移動通信システムにおいて、前記拡張対象基地局に該当する基地局であって、
    アクセス権を有するユーザ端末のみがアクセス可能なクローズドモードを設定可能な第2のセルを管理する制御部と、
    前記セル拡張を行うことを要求する要求情報を前記オフ対象基地局から受信する受信部と、
    前記第1のセルに接続する前記ユーザ端末が前記第2のセルに接続可能か否かの判定結果に基づく前記要求情報への応答を、前記オフ対象基地局に送信する送信部と、を備え、
    前記第1のセルは、前記クローズドモードを設定可能なセルであり、
    前記要求情報は、前記第1のセルのCSG識別子を含み、
    前記判定結果は、前記CSG識別子に基づいていることを特徴とする基地局。
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