JP6470659B2 - 機能拡張装置 - Google Patents

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    • G06F1/1632External expansion units, e.g. docking stations

Description

本発明は、機能拡張装置に関する。
近年、情報処理装置はますます小型化されてきており、タブレット型端末や小型のノート型PC(Personal Computer)などの手軽で持ち運びの容易な機器が多数提供されている。このようなタブレット型端末やノート型PCでは、サイズを小さく抑えるために様々な機能が省かれることも多く、例えば拡張コネクタを搭載しない機種も多々ある。
そこで、タブレット型端末やノート型PCには、機能を拡張するための機能拡張装置としてドッキングステーションが提供されるものがある。ドッキングステーションとは、タブレット型端末やノート型PCを接続し、キーボードやその他拡張コネクタなどを接続した機器に提供する装置である。ドッキングステーションの中で、タブレット型端末に対応したものは「クレードル」と呼ばれる場合があり、また、ノート型PCに対応したものは「ポートリプリケータ」と呼ばれる場合がある。以下では、それらをまとめてドッキングステーションと呼ぶ。
ドッキングステーションに接続された情報処理装置は、爪などによって接続を維持するように固定されている。ただし、小型の情報処理装置の持ち運びなどの利点を生かすために、ドッキングステーションからの情報処理装置の取り外しは容易に行えるように設計されている。
このような小型化された情報処理装置は、ドッキングステーションに接続した状態での展示や店頭に置いてお客に使用してもらうことが考えられる。そのような場合、ドッキングステーションからの情報処理装置の取り外しが容易であり、且つ情報処理装置自体も小型であることから、勝手に情報処理装置をドッキングステーションから取り外して持ち出されるおそれがある。また、ドッキングステーションごと情報処理装置を持ち出されるおそれもある。
そこで、目の届かない場所にドッキングステーションに接続させた情報処理装置を置く場合、ドッキングステーション及び情報処理装置に持ち去りを防止するための機構を設ける場合がある。例えば、情報処理装置及びその周辺装置には、ケンジントンという規格のセキュリティ用のスロットが設けられている場合が多い。ここでは、ケンジントンのスロットを用いる盗難防止機構を「ケンジントンロック」という。ケンジントンロックには、移動不可能なものに固定可能なワイヤがついている。そして、ケンジントンロックは、スロットの中に挿入され90度回転することでスロットから抜けなくなり、ワイヤが固定された場所からケンジントンロックが装着された装置の盗難を防止する。このようなケンジントンロックに類似する技術として、例えば、穴に挿入されて90度回転することで、記憶媒体を覆うシャッタが開かないようにする閂部材の移動を阻害する従来技術がある。
しかし、ケンジントンロックをドッキングステーション及び情報処理装置の双方に取り付けた場合、ケンジントンロック用のケーブルがそれぞれから延びることになる。このような状態では、情報処理装置を固定するケンジントンロックのケーブルが正面から見えてしまい、不恰好であった。特に、情報処理装置の場合、小型化を目指す都合上ケンジントンのスロットを厚み方向に配置することは困難であり、正面から見た場合にケーブルを隠すことは困難であった。そこで、セキュリティ用のケーブルを減らす技術として、ポートリプリケータにロックを掛けることで電子機器を係合するポートリプリケータのフックを外すためのレバーを回動不能にする従来技術がある。
なお、情報処理装置に関連する盗難防止の技術として、電子機器を覆うケースのネジの上を板で覆うことでケースを開けられないようにする従来技術がある。
特開2008−65437号公報 特開2009−26234号公報 特開平01−244088号公報
しかしながら、ドッキングステーション側で情報処理装置を抜けなくする従来技術を用いた場合、ドッキングステーションが解体又は破壊されてロック機構にアクセスできるようになってしまうと、ロック機構を取り外すことができる。そのため、容易にロック機構が取り外され、情報処理装置が持ち出されるおそれがある。
また、ネジを覆う従来技術を用いた場合、ロック時以外にもネジが覆われてしまい、持ち去りを気にしなくてもよい状態で、保守などの作業を行う際に不都合が発生してしまう。また、わざわざ覆いを外す作業が発生するので、保守などの作業が煩雑になる。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、電子機器の持ち去りを確実に防止する機能拡張装置を提供することを目的とする。
本願の開示する機能拡張装置は、一つの態様において、保持部は、電子機器が接続されるとロックして外れないように保持し、第1操作を受けて前記電子機器が外れるように前記ロックを解除する。解除規制部は、第2操作を受けて、前記電子機器が接続された状態の前記保持部の前記ロックの解除を規制する。防止部は、前記保持部によるロック状態において前記解除規制部を固定する固定部材への接触を防止する。前記保持部は、前記電子機器の係止孔と係合することで前記電子機器を係止する係止爪を有し、前記電子機器が接続されて前記係止爪が前記電子機器を係止した状態で、前記第1操作を受けると、スライドして前記係止爪と前記係止孔との係合を外すことで前記ロックを解除する。前記解除規制部は、前記第2操作を受けると、前記保持部の前記スライドする方向に規制部材を配置することで前記ロックの解除を規制する。前記解除規制部は、前記スライドする方向と直交する第1方向に突出し、第1方向に延びる回転軸を中心として回動可能である突出部を有する。前記規制部材は、前記第1方向と直交する第2方向に前記突出部から延伸する板状の部材であり、前記第2操作として前記第1方向を法線とする面に沿って前記突出部を回転させる操作を受けると、長手方向の端部が前記保持部のスライド方向の端部に対向する位置に移動される。
本願の開示する機能拡張装置の一つの態様によれば、電子機器の持ち去りを確実に防止することができるという効果を奏する。
図1は、実施例に係るドッキングステーションにタブレット型端末が接続された状態の正面側斜視図である。 図2は、実施例に係るドッキングステーションにタブレット型端末が接続された状態の背面側斜視図である。 図3は、実施例に係るドッキングステーションの上面側の斜視図である。 図4は、実施例に係るドッキングステーションの底面側の斜視図である。 図5は、実施例に係るドッキングステーションの内部構造を示す斜視図である。 図6は、タブレット型端末が接続されていない状態の図5における領域100を表す図である。 図7は、タブレット型端末が固定された状態の図5における領域100を表す図である。 図8は、盗難防止用ロックが掛けられた状態の図5における領域100を表す図である。 図9は、実施例に係るドッキングステーションにおける盗難防止用ロック機構の動作のフローチャートである。
以下に、本願の開示する機能拡張装置及び電子機器固定方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する機能拡張装置及び電子機器固定方法が限定されるものではない。
図1は、実施例に係るドッキングステーションにタブレット型端末が接続された状態の正面側斜視図である。図2は、実施例に係るドッキングステーションにタブレット型端末が接続された状態の背面側斜視図である。
ここで、以下の説明では、各図のX軸の矢印の向かう方向を「X方向」と言い、X軸の矢印とは逆の方向を「逆X方向」という。また、各図のY軸の矢印の向かう方向を「Y方向」と言い、Y軸の矢印とは逆の方向を「逆Y方向」という。さらに、各図のZ軸の矢印の向かう方向を「Z方向」と言い、Z軸の矢印とは逆の方向を「逆Z方向」という。
また、以下では、ドッキングステーション1にタブレット型端末2が接続された状態でタブレット型端末2の液晶画面21が表に向く側を「正面」という。すなわち、図1及び2において、逆Z方向がドッキングステーション1の正面へ向かう方向となる。逆に、ドッキングステーション1にタブレット型端末2が接続された状態でタブレット型端末2の液晶画面21とは反対側の面が表に向く側を「背面」という。すなわち、図1及び2において、Z方向がドッキングステーション1の背面へ向かう方向となる。さらに、ドッキングステーション1のX方向及び逆X方向の両端面を「側面」という。
図1及び2では、ドッキングステーション1にタブレット型端末2が接続されている。ドッキングステーション1の正面には鍵受12が設けられている。また、ドッキングステーション1は、背面及び側面に、例えば、ネットワーク、プリンタ、キーボード及びマウスなどを接続するための拡張コネクタを有する。
さらに、ドッキングステーション1は、例えば、図示していないが、背面にケンジントンの規格に対応したスロットを有する。そして、ドッキングステーション1の背面のスロットには、図2に示すように、ケンジントンロック3が挿入されロックされる。ケンジントンロック3は、ワイヤ31を有する。ワイヤ31は、他の固定物に接続されている。固定物に接続されたワイヤ31を有するケンジントンロック3は、ドッキングステーション1の盗難防止機構である。
タブレット型端末2は、ドッキングステーション1の各種拡張コネクタに接続された機器やネットワークを使用することで、拡張した機能を利用できる。このタブレット型端末2が、「電子機器」の一例にあたる。
図3は、実施例に係るドッキングステーションの上面側の斜視図である。ここでは、図1において、Y方向にあるドッキングステーション1の面を上面という。図3に示すように、ドッキングステーション1は、鍵受12、固定用フック13及び14、固定ボタン15及び解除ボタン16を有する。
鍵受12は、鍵11が差し込まれる鍵穴を有する。鍵受12の裏、すなわちドッキングステーション1の内部には、後述するように固定用フック13及び14の移動を規制するための盗難防止用ロック機構が配置される。図3は、鍵受12の鍵穴に鍵11が差し込まれた状態を表す。
鍵受12の鍵穴に差し込まれた鍵11が旋回させられることで、後述するように、盗難防止用ロックが掛かる。この鍵11の旋回が、「第2操作」の一例にあたる。
固定用フック13及び14は、タブレット型端末2に設けられた図示しない係止孔に挿入される。以下では、この固定用フック13及び14がタブレット型端末2の係止孔とぶつからずに挿抜できる固定用フック13及び14の位置を係止解除位置という。そして、後述する固定ボタン15が押下されることで、固定用フック13及び14は、係止解除位置からX方向にスライドしタブレット型端末2の係止孔と係合する。これにより、固定用フック13及び14は、接続されたタブレット型端末2がドッキングステーション1から抜けないように係止する。以下では、固定用フック13及び14がタブレット型端末2の係止孔と係合している状態を、タブレット型端末2が固定された状態という。この固定用フック13及び14が、「係止爪」の一例にあたる。
固定ボタン15は、タブレット型端末2をドッキングステーション1に固定するためのボタンである。固定ボタン15は、ドッキングステーション1にタブレット型端末2が接続される際に、ドッキングステーション1のドッキングステーション1に対向する端部で逆Y軸方向に押下される。固定ボタン15が押下されると、タブレット型端末2の係止孔に挿入された状態で係止解除位置にあった固定用フック13及び14がX方向にスライドし係止孔と係合する。
解除ボタン16は、固定用フック13及び14とタブレット型端末2の係止孔との係合を外し、タブレット型端末2の固定を解除してドッキングステーション1から外せる状態にするためのボタンである。固定用フック13及び14がタブレット型端末2の係止孔と係合した状態で解除ボタン16が押下されると、固定用フック13及び14は、逆X方向へスライドし係止解除位置へと移動し、タブレット型端末2の係止孔との係合が外される。この解除ボタン16の押下が、「第1操作」の一例にあたる。
図4は、実施例に係るドッキングステーションの底面側の斜視図である。ここでは、図1において、逆Y方向にあるドッキングステーション1の面を底面という。図4は、鍵受12の鍵穴に鍵11が差し込まれた状態を表す。
図4に示すように、ドッキングステーション1は底面側でねじ止めがされており、ドライバを用いて分解するか、又は、筐体を破壊するかしなければ内部へアクセスすることはできない。ただし、ドッキングステーション1は、ドライバを用いれば容易に分解可能であり、また、筐体自体も強度は高くなく少しの力で破壊することも可能である。
そして、図5は、実施例に係るドッキングステーションの内部構造を示す斜視図である。図5は、図4の状態で、ドッキングステーション1の底面側のネジを外し、底面の筐体を取り去った状態を表す。ドッキングステーション1の内部には、各種拡張コネクタが取り付けられた基板が配置される。また、ドッキングステーション1の内部には、基板を冷却するためのファンなども取り付けられる。さらに、ドッキングステーション1の内部には、鍵受12の裏側、すなわち破線で囲われた領域100に盗難防止用ロック機構が配置される。
図6は、タブレット型端末が接続されていない状態の図5における領域100を表す図である。図7は、タブレット型端末が固定された状態の図5における領域100を表す図である。図8は、盗難防止用ロックが掛けられた状態の図5における領域100を表す図である。以下では、まず、領域100における各部材について説明する。
固定用ネジ103は、盗難防止用ロック機構をドッキングステーション1の筐体に固定するためのネジである。盗難防止用ロック機構は、複数のネジでドッキングステーション1の筐体に固定されているが、少なくとも固定用ネジ103を外さなければ、盗難防止用ロック機構は、ドッキングステーション1の筐体から外れない。
スライド部材110は、金属で形成されている。そして、スライド部材110は、X方向に延びる形状を有しており、図6〜8では示されていないがY方向に突出する固定用フック13及び14を有する。すなわち、スライド部材110がX方向又は逆X方向にスライドすることで、固定用フック13及び14がスライドする。さらに、スライド部材110は、ネジ保護部材111及びロック板受部材112を有する。このスライド部材110が、「保持部」の一例にあたる。
ネジ保護部材111も、金属で形成されている。ネジ保護部材111は、スライド部材110がスライドすることで、固定用フック13及び14と共にスライドする。ネジ保護部材111は、固定用フック13及び14が係止解除位置にある場合、固定用ネジ103を覆う位置から外れた場所に位置する。そして、固定用フック13及び14がタブレット型端末2の係止孔と係合した状態で、ネジ保護部材111は、固定用ネジ103を覆う場所に位置する。ネジ保護部材111は、金属でできているので、固定用ネジ103を覆うことで外部からの固定用ネジ103へのアクセスを確実に防止することができる。このネジ保護部材111が、「防止部」の一例にあたる。
ロック板受部材112は、盗難防止用ロックが掛けられた場合、後述するロック板102に接触してスライド部材110のスライドを止める部位である。ロック板受部材112は、スライド部材110からZ方向に突出するXZ平面上の面を有する板部材を有する。さらに、ロック板受部材112は、XZ平面方向の板部材の盗難防止用ロック機構側の端部がY方向に直角に屈曲されており、スライド部材110のスライド方向と直交するYZ平面上にロック板102との接触面を有する。ロック板受部材112のロック板102との接触面は、盗難防止用ロックが掛けられた場合にロック板102に対向する場所に位置する。
盗難防止用ロック機構は、鍵受12、ロック部品101を有する。ロック部品101は、XY平面の方向に突出するロック板102を有する。
ロック部品101は、鍵受12の鍵穴と連結されている。そして、鍵受12に挿入された鍵11が回されることで、ロック部品101は、回転軸Rを中心に回転する。このロック部品101が、「解除規制部」の一例にあたる。
ロック板102は、ロック部品101が回転軸Rを中心に回転することで、XY平面上を回転する。そして、ロック板102の長手方向の端部が、ロック板受部材112に対向する場所に位置した状態で盗難防止用ロックが掛かる。この状態で、解除ボタン16が押下された場合、ロック板102は、ロック板受部材112と接触しスライド部材110のスライドを防止する。これにより、固定用フック13及び14は、タブレット型端末2の係止孔と係合した状態を維持する。したがって、タブレット型端末2は、ドッキングステーション1に固定された状態が維持される。このロック板102が、「規制部材」の一例にあたる。
また、ロック板102は、盗難防止用ロックが掛かった状態では、長手方向がロック板受部材112へ向かう方向に位置する。すなわち、ロック板102は、スライド部材110がスライドすると、ロック板受部材112に接触する端部から長手方向に向けて、固定用フック13及び14とタブレット型端末2の係止孔との係合を外そうとする力を受ける。このように、ロック板102は、長手方向に対して力を受けるため、固定用フック13及び14とタブレット型端末2の係止孔との係合を外そうとする力に対しては強い強度を有する。したがって、無理にスライド部材110をスライドさせようとしても、ロック板102は、壊れ難く、盗難防止用ロックが掛かった状態を維持することができる。
これに対して、従来の盗難防止用ロックの場合、板状のロック板102の厚み方向で固定用フック13及び14とタブレット型端末2の係止孔との係合を外そうとする力を受ける。そのため、従来の方法は、固定用フック13及び14とタブレット型端末2の係止孔との係合を外そうとする力によって壊れることが多い。このように、本実施例に係る盗難防止用ロック機構は、従来の盗難防止用ロックに比べて壊れにくいため、より確実にタブレット型端末2の持ち去りを防ぐことができる。
次に、図6〜8を参照して、盗難防止用ロック機構の動作をまとめて説明する。図6はタブレット型端末2が接続されていない状態であるので、固定用フック13及び14は、係止解除位置にある。上述したように、固定用フック13及び14が係止解除位置にある状態では、ネジ保護部材111は、固定用ネジ103を覆う位置から外れた位置にある。すなわち、タブレット型端末2が接続されていない状態では、固定用ネジ103は、ドライバなどを用いて外すことができる。
図6は鍵11が回されていない状態であり、ロック板102は、長手方向がY方向に位置する。また、図6の状態では、鍵11を回転させようとしても、ロック板102がスライド部材110に接触するため回転することができない。
そして、図6の状態でタブレット型端末2がドッキングステーション1に接続されると、固定ボタン15がタブレット型端末2により押下され、スライド部材110がX方向にスライドし図7に示す状態となる。この場合、スライド部材110がX方向にスライドすることで固定用フック13及び14が係止解除位置からスライドしタブレット型端末2の係止孔と係合する。
そして、スライド部材110がX方向にスライドすることで、図7に示すようにネジ保護部材111が固定用ネジ103を覆う位置に移動する。図7では、ネジ保護部材111が固定用ネジ103を覆っているため、固定用ネジ103は見えていない。これにより、固定用ネジ103は、アクセスを受け付けない状態となる。すなわち、図7の状態では、固定用ネジ103をドライバで外して、盗難防止用ロック機構をドッキングステーション1の筐体から外すことは困難である。
ただし、この状態では、タブレット型端末2は、ドッキングステーション1に固定されているが、盗難防止用ロックが働いていないため、解除ボタン16が押下されることで、スライド部材110が逆X方向にスライドし、固定用フック13及び14が係止解除位置に移動して固定用フック13及び14とタブレット型端末2の係止孔との係合が解除される。このように、図7の状態では、タブレット型端末2の固定は容易に解除される。
そこで、図7の状態から鍵11が回され、ロック板102が、回転しX方向に延伸する位置に移動すると図8で示す盗難防止用ロックが掛かった状態となる。図8の状態では、ロック板102の長手方向の端部の面が、ロック板受部材112の接触面に対向する場所に位置する。この状態で、解除ボタン16が押下された場合、スライド部材110が逆X方向へのスライドを開始するが、ロック板受部材112は、スライド方向である逆X方向でロック板102の端部と接触する。このため、スライド部材110のスライドは規制され、固定用フック13及び14とタブレット型端末2の係止孔とが係合した状態が維持され、タブレット型端末2は、ドッキングステーション1から外れない。
また、ロック板102は、盗難防止用ロックが掛かった状態では、回転軸RからX方向、すなわちロック板受部材112へ向かう方向が長手方向となる状態となる。これにより、上述したように、ロック板102は、固定用フック13及び14とタブレット型端末2の係止孔との係合を外そうとする力に対しては強い強度を有する。
次に、図9を参照して、実施例に係るドッキングステーション1における盗難防止用ロック機構の動作の流れについて説明する。図9は、実施例に係るドッキングステーションにおける盗難防止用ロック機構の動作のフローチャートである。
タブレット型端末2は、ドッキングステーション1に挿入され、ドッキングステーション1と接続する(ステップS1)。
固定用フック13及び14は、タブレット型端末2の係止孔に挿入される。そして、タブレット型端末2によって、固定ボタン15が押下される。そして、スライド部材110がスライドすることで、固定用フック13及び14は、係止解除位置から移動して、タブレット型端末2の係止孔と係合する。これにより、タブレット型端末2は、固定用フック13及び14により固定される(ステップS2)。
この時、スライド部材110がスライドすることで、ネジ保護部材111は、移動して固定用ネジ103を覆う(ステップS3)。
この後、鍵11を使用して盗難防止用ロック機構が作動したか否かにより、ドッキングステーション1の動作が分岐する(ステップS4)。
盗難防止用ロック機構が作動した場合(ステップS4:肯定)、ロック部品101が回転し、ロック板102は、回転軸Rからロック板受部材112に向かう方向に延伸する位置まで回転する。すなわち、ロック板102は、長手方向の端部がロック板受部材112と対向する位置まで移動する(ステップS5)。
この状態で、解除ボタン16が押下される(ステップS6)。この場合、ロック板102とロック板受部材112とが接触し、ロック板102が、スライド部材110のスライドを規制する(ステップS7)。
これにより、タブレット型端末2がドッキングステーション1に固定された状態が維持される(ステップS8)。
一方、盗難防止用ロック機構が作動しない場合(ステップS4:否定)、その状態で解除ボタン16が押下される(ステップS9)。この場合、スライド部材110がスライドし固定用フック13及び14が係止解除位置まで移動することで、タブレット型端末2のドッキングステーション1に対する固定が解除される(ステップS10)。
この時、スライド部材110がスライドすることで、ネジ保護部材111は、固定用ネジ103の上から移動する(ステップS11)。これにより、固定用ネジ103は、外部からアクセス可能となる。
ドッキングステーション1に対する固定が解除されているので、タブレット型端末2は、取り外される(ステップS12)。
以上に説明したように、本実施例に係るドッキングステーションは、盗難防止用ロック機構作動時に、盗難防止用ロック機構を筐体に固定するネジが覆われる。これにより、盗難防止用ロックが掛かっている場合、ドッキングステーションの分解や破壊によって盗難防止用ロック機構を取り外すことが困難になる。したがって、ドッキングステーションに接続された電子機器の持ち出しを確実に防止することができる。
また、本実施例に係るドッキングステーションは、電子機器の固定を解除しようとする力を、ロック板の長手方向に向かう力としてロック板の端部で受ける。これにより、電子機器の固定を解除しようとする力に対して強い強度を保つことができるので、より確実に電子機器の持ち出しを防止することができる。
さらに、本実施例に係るドッキングステーションは、接続された電子機器に対してワイヤなどのケーブルを用いて直接固定することなく、電子機器に対して盗難防止用ロックを掛けることができる。そのため、電子機器が接続された状態のドッキングステーションの見た目を良好にすることができる。
1 ドッキングステーション
2 タブレット型端末
3 ケンジントンロック
11 鍵
12 鍵受
13,14 固定用フック
15 固定ボタン
16 解除ボタン
31 ワイヤ
101 ロック部品
102 ロック板
103 固定用ネジ
110 スライド部材
111 ネジ保護部材
112 ロック板受部材

Claims (2)

  1. 電子機器が接続されるとロックして外れないように保持し、第1操作を受けて前記電子機器が外れるように前記ロックを解除する保持部と、
    第2操作を受けて、前記電子機器が接続された状態の前記保持部の前記ロックの解除を規制する解除規制部と、
    前記保持部によるロック状態において前記解除規制部を固定する固定部材への接触を防止する防止部と
    を備え
    前記保持部は、前記電子機器の係止孔と係合することで前記電子機器を係止する係止爪を有し、前記電子機器が接続されて前記係止爪が前記電子機器を係止した状態で、前記第1操作を受けると、スライドして前記係止爪と前記係止孔との係合を外すことで前記ロックを解除し、
    前記解除規制部は、前記第2操作を受けると、前記保持部の前記スライドする方向に規制部材を配置することで前記ロックの解除を規制し、
    前記解除規制部は、前記スライドする方向と直交する第1方向に突出し、第1方向に延びる回転軸を中心として回動可能である突出部を有し、
    前記規制部材は、前記第1方向と直交する第2方向に前記突出部から延伸する板状の部材であり、前記第2操作として前記第1方向を法線とする面に沿って前記突出部を回転させる操作を受けると、長手方向の端部が前記保持部のスライド方向の端部に対向する位置に移動される、
    ことを特徴とする機能拡張装置。
  2. 前記防止部は、前記解除規制部の前記固定部材である固定用ネジを金具で覆うことを特徴とする請求項1に記載の機能拡張装置。
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