JP6470532B2 - 組換え細胞、並びに、有機化合物の生産方法 - Google Patents
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テルペンは、イソプレンを構成単位とする一群の炭化水素である。テルペンには、イソプレン(炭素数5)、モノテルペン(炭素数10)、セスキテルペン(炭素数15)、ジテルペン(炭素数20)、トリテルペン(炭素数30)が含まれる。イソプレンは合成ポリイソプレンのモノマー原料であり、特にタイヤ業界において重要な素材である。環式モノテルペンでは、β−ピネン(β-Pinene)、α−ピネン(α-Pinene)、リモネン、α−フェランドレン(α-Phellandrene)等が、接着剤や透明樹脂等のモノマー原料として検討されている(非特許文献3)。セスキテルペンの一種であるファルネセンは、タイヤ原材料として注目されている(特許文献5)。トリテルペンでは、カンゾウの抽出物として知られるグリチルリチン酸などが知られている。
さらに本発明の組換え細胞では、宿主細胞が有する内在性NAD(P)H消費経路の少なくとも1つの発現が下方制御されており、かつ該内在性NAD(P)H消費経路は前記外来性NAD(P)H消費経路とは異なるものである。
そして本発明の組換え細胞は、一酸化炭素及び二酸化炭素からなる群より選ばれた少なくとも1つから、前記外来性NAD(P)H消費経路を介して、炭素数が4以上の有機化合物を生産可能である。
本発明の組換え細胞では、NAD(P)H消費経路のうち、前記有機化合物の生産に関わらない内在性NAD(P)H消費経路の発現が下方制御されているので、NAD(P)Hが前記有機化合物の生産に関わる前記外来性NAD(P)H経路に対して優先的に供給される。そのため、前記有機化合物の生産が効率的に行われる。例えば本発明の組換え細胞を培養することにより、炭素数が4以上の有機化合物を大量に生産することができる。
一方、メタノール経路は、メタノールをホルムアルデヒド(HCHO)、さらにギ酸(HCOOH)に変換する経路と、メタノールから[CH3]−THFを誘導する経路を含んでいる。
すなわち、メチルテトラヒドロ葉酸([CH3]−THF)、一酸化炭素(CO)、及びCoAからアセチルCoAを合成する経路は、アセチルCoA経路とメタノール経路とで共通している。
このように、CODHを有する細菌は広く存在しており、その中から本発明で用いる宿主細胞を適宜選択することができる。例えば、CO、CO/H2(COとH2を主成分とするガス)、もしくはCO/CO2/H2(COとCO2とH2を主成分とするガス)を唯一の炭素源かつエネルギー源とした選択培地を用い、嫌気、微好気、もしくは好気的条件で、宿主細胞として利用できるCODHを有する細菌を分離することができる。
メバロン酸経路を介してアセチルCoAからIPPが合成される際に、NAD(P)Hが消費される。
メバロン酸経路を発現させる遺伝子とは、これらの酵素をコードしており、その発現によりアセチルCoAからIPPを合成させる遺伝子である。
細菌では、Lactobacillus helvecticus (Smeds A et al., DNA seq. 2001, 12(3), 187-190)、Corynebacterium amycolatum、Mycobacterium marinum、Bacillus coagulans、Enterococcus faecalis、Streptococuss agalactiae、Myxococcus xanthus等が挙げられる(Lombard J. et al., Mol. Biol. Evol. 2010, 28(1), 87-99)。
アーキアでは、Aeropyrum属、Sulfolobus属、Desulfurococcus属、Thermoproteus属、Halobacterium属、Methanococcus属、Thermococcus属、Pyrococcus属、Methanopyrus属、Thermoplasma属等が挙げられる(Lombard J. et al., Mol. Biol. Evol. 2010, 28(1), 87-99)。
下方制御される上記酵素は、1つでもよいし、複数でもよい。
また酢酸キナーゼの発現を下方制御することにより、アセチルCoAから酢酸への変換経路において、余計な炭化水素の生成を抑えることができるので、より好ましい。
配列番号1に上記ポプラ由来イソプレン合成酵素をコードする遺伝子(DNA)の塩基配列と対応のアミノ酸配列、配列番号2にアミノ酸配列のみを示す。配列番号1で表される塩基配列を有するDNAは、イソプレン合成酵素をコードする核酸の一例となる。
(a)配列番号2で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質、
(b)配列番号2で表されるアミノ酸配列において、1〜20個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつイソプレン合成酵素の活性を有するタンパク質、
(c)配列番号2で表されるアミノ酸配列と60%以上の相同性を示すアミノ酸配列を有し、かつイソプレン合成酵素の活性を有するタンパク質。
なお(c)におけるアミノ酸配列の相同性については、より好ましくは80%以上、さらに好ましくは90%以上、特に好ましくは95%以上である。
GPP合成酵素とNPP合成酵素については、いずれか一方のみを採用してもよいし、両方を採用してもよい。
NPP合成酵素、環式モノテルペン合成酵素、及びこれらをコードする遺伝子についても同様である。
配列番号3に上記シロイヌナズナ由来GPP合成酵素をコードする遺伝子(DNA)の塩基配列と対応のアミノ酸配列、配列番号4にアミノ酸配列のみを示す。配列番号3で表される塩基配列を有するDNAは、GPP合成酵素をコードする遺伝子の一例となる。
(a)配列番号4で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質、
(b)配列番号4で表されるアミノ酸配列において、1〜20個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつゲラニル二リン酸合成酵素の活性を有するタンパク質、
(c)配列番号4で表されるアミノ酸配列と60%以上の相同性を示すアミノ酸配列を有し、かつゲラニル二リン酸合成酵素の活性を有するタンパク質。
なお(c)におけるアミノ酸配列の相同性については、より好ましくは80%以上、さらに好ましくは90%以上、特に好ましくは95%以上である。
配列番号5に上記トマト由来NPP合成酵素をコードする遺伝子(DNA)の塩基配列と対応のアミノ酸配列、配列番号6にアミノ酸配列のみを示す。配列番号5で表される塩基配列を有するDNAは、NPP合成酵素をコードする遺伝子の一例となる。
(d)配列番号6で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質、
(e)配列番号6で表されるアミノ酸配列において、1〜20個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつネリル二リン酸合成酵素の活性を有するタンパク質、
(f)配列番号6で表されるアミノ酸配列と60%以上の相同性を示すアミノ酸配列を有し、かつネリル二リン酸合成酵素の活性を有するタンパク質。
なお(f)におけるアミノ酸配列の相同性については、より好ましくは80%以上、さらに好ましくは90%以上、特に好ましくは95%以上である。
配列番号7に上記トマト由来β−フェランドレン合成酵素をコードする遺伝子(DNA)の塩基配列と対応のアミノ酸配列、配列番号8にアミノ酸配列のみを示す。
配列番号9に上記ラベンダー由来のβ−フェランドレン合成酵素をコードする遺伝子(DNA)の塩基配列と対応のアミノ酸配列、配列番号10にアミノ酸配列のみを示す。
配列番号7又は配列番号9で表される塩基配列を有するDNAは、β−フェランドレン合成酵素をコードする遺伝子の一例となる。
(g)配列番号8又は10で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質、
(h)配列番号8又は10で表されるアミノ酸配列において、1〜20個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつβ−フェランドレン合成酵素の活性を有するタンパク質、
(i)配列番号8又は10で表されるアミノ酸配列と60%以上の相同性を示すアミノ酸配列を有し、かつβ−フェランドレン合成酵素の活性を有するタンパク質。
なお(i)におけるアミノ酸配列の相同性については、より好ましくは80%以上、さらに好ましくは90%以上、特に好ましくは95%以上である。
例えば、宿主細胞が細菌等の原核生物の場合には、当該ベクターとして、宿主細胞において自立複製可能ないしは染色体中への組み込みが可能で、挿入された上記遺伝子(DNA)を転写できる位置にプロモーターを含有しているものを用いることができる。例えば、当該ベクターを用いて、プロモーター、リボソーム結合配列、上記遺伝子(DNA)、および転写終結配列からなる一連の構成を宿主細胞内で構築することが好ましい。
また、エネルギー源として水素(H2)を同時に提供することが好ましい。
本様相においても、これらのC1化合物については、1つのみを用いてもよいし、2つ以上を組み合わせて用いてもよい。また、エネルギー源として水素(H2)を同時に接触させることが好ましい。
・CO
・CO2
・CO/H2
・CO2/H2
・CO/CO2/H2
・CO/HCOOH
・CO2/HCOOH
・CO/CH3OH
・CO2/CH3OH
・CO/H2/HCOOH
・CO2/H2/HCOOH
・CO/H2/CH3OH
・CO2/H2/CH3OH
・CO/CO2/H2/HCOOH
・CO/CO2/H2/CH3OH
・CH3OH/H2
・HCOOH/H2
・CH3OH
・HCOOH
Appl Biochem Biotechnol (2012) 168:1384_1393 、Bioprocess Biosyst Eng (2014) 37:245_260を参照し、C. ljungdahliiのadhE1 (CLJU_c16510)上流配列、lox66配列、クロラムフェニコール耐性遺伝子(FM201786)、lox71配列、及びC. ljungdahliiのadhE2(CLJU_c16520)下流配列を含むpUC-ΔadhE-Cat(配列番号11)を作製した。
また、Clostridium/E.coliバイナリーベクターであるpJIR750ai(Sigma-Aldrich)を改変し、β−フェランドレン合成酵素遺伝子(GenBank Accession No.: FJ797957; Schilmiller, A. L., et al., Proc Natl Acad Sci U S A., 2009, 106, 10865-70.)、ネリル二リン酸(NPP)合成酵素遺伝子(GenBank Accession No.: FJ797956)、クロラムフェニコール耐性遺伝子(FM201786)、をコドン改変した塩基配列含むpSK1-PHS-NPPS(配列番号12)を構築した。
また、配列番号12の配列に加えて放線菌由来メバロン酸経路遺伝子クラスター(Pseudomonas mevalonii由来mvaAを含む)をさらに含むpSK1-PHS-NPPS-MVA(配列番号13)を構築した。各配列については、Clostridium属細菌のコドン使用頻度を考慮しコドン改変を行っている。
pUC-ΔadhE-Catを、Leang C. et al.,Appl Environ Microbiol. 2013 79(4), 1102-9で推奨の手法を用いてC. ljungdahlii(DSM13528/ATCC55383)に導入し、10μg/mL クロラムフェニコールを含むATCC1754寒天培地(1.5% Agar)で選抜し、adhE1、adhE2ノックアウト株(ΔadhE株)を作製した。ΔadhE株コンピテントセルを、Leang C. et al.,Appl Environ Microbiol. 2013 79(4), 1102-9で推奨の手法で作製した。pUCΔadhE株コンピテントセルを、Bioprocess Biosyst Eng (2014) 37:245_260記載の手法でCre-recombinase処理することによって、クロラムフェニコール耐性遺伝子を除去し、クロラムフェニコール感受性株(ΔadhEΔCm株)を取得した。
DSM13528/ATCC55383株にpSK1-PHS-NPPS、pSK1-PHS-NPPS-MVAを、ΔadhEΔCm株にpSK1-PHS-NPPS-MVAをそれぞれLeang C. et al.,Appl Environ Microbiol. 2013 79(4), 1102-9記載の手法を用いてエレクトロポレーションにて導入し、10μg/mLクロラムフェニコール入りATCC1754寒天培地(フルクトース入り、1.5%Agar)で選抜した。
上記(3)で選抜したpSK1-PHS-NPPS導入DSM13528/ATCC55383株、pSK1-PHS-NPPS-MVA導入DSM13528/ATCC55383株、pSK1-PHS-NPPS-MVA導入ΔadhEΔCm株を、それぞれ37℃、嫌気条件下で培養した。10μg/mL クロラムフェニコール入りATCC1754培地(ただしpH=5.0、フルクトース非含有)5mLに植菌し、CO/CO2/H2=33/33/34%(体積比)の混合ガスを27mL容の密閉可能なヘッドスペースバイアル容器に仕込み、0.25MPa(絶対圧)のガス圧で充填し、アルミキャップで密封した後、振とう培養した。増殖が認められたものにつき、OD600が1.0に到達した時点で培養を終了し、気相をガスクロマトグラフ質量分析計(島津GCMS-QP2010 Ultra)にて分析した。
pUC57(GenBank Accession No.Y14837)にC. ljungdahlii(DSM13528/ATCC55383)のadhE1 (CLJU_c16510)上流配列、adhE2 (CLJU_c16520)下流配列、放線菌由来メバロン酸経路遺伝子(Pseudomonas mevalonii由来mvaAを含む)、ポプラ由来イソプレン合成酵素遺伝子(GenBank Accession No.: AM410988.1)、及びクロラムフェニコール耐性遺伝子(FM201786) (Appl Biochem Biotechnol. 2012 May;167(2):338-47.)を含む遺伝子クラスターを導入したpUC-ΔadhE-IspS-MVA(配列番号14)を構築した。また、pJIR750ai(Sigma-Aldrich)改変配列にポプラ由来イソプレン合成酵素遺伝子(GenBank Accession No.: AM410988.1)、およびクロラムフェニコール耐性遺伝子(FM201786)、放線菌由来メバロン酸経路遺伝子(Pseudomonas mevalonii由来mvaAを含む)を導入したpSK1-IspS-MVA(配列番号15)を構築した。各配列については、Clostridium属細菌のコドン使用頻度を考慮しコドン改変を行っている。
C. ljungdahlii(DSM13528/ATCC55383)にLeang C. et al.,Appl Environ Microbiol. 2013 79(4), 1102-9記載の手法を用いて、pUC-ΔadhE-IspS-MVAをエレクトロポレーションにて導入し、10μg/mLクロラムフェニコール入りATCC1754寒天培地(フルクトース入り、1.5%Agar)で選抜した。pUC-ΔadhE-IspS-MVAの遺伝子導入によるadhE1、adhE2の欠損とイソプレン遺伝子のゲノム導入が確認できたものをΔadhE-IspS-MVA株とした。また、C. ljungdahlii(DSM13528/ATCC55383)、実施例1で作製したΔadhEΔCm株にそれぞれLeang C. et al.,Appl Environ Microbiol. 2013 79(4), 1102-9記載の手法を用いて、pSK1-IspS-MVAをエレクトロポレーションにてそれぞれ導入し、10μg/mLクロラムフェニコール入りATCC1754寒天培地(フルクトース入り、1.5%Agar)で選抜した。
上記(2)で取得したΔadhE-IspS-MVA株, pSK1-IspS-MVA導入DSM13528/ATCC55383, pSK1-IspS-MVA導入ΔadhEΔCm株を、それぞれ37℃、嫌気条件下で培養した。10μg/mLクロラムフェニコールを含有するATCC medium 1754 PETC培地(ただし、pH=5.0 フルクトース非含有)5mLを27mL容の密閉可能なヘッドスペースバイアル容器に仕込み、CO/CO2/H2=33/33/34%(体積比)の混合ガスを0.25MPa(絶対圧)のガス圧で充填し、アルミキャップで密封した後、振とう培養した。OD600が1.0に到達した時点で培養を終了し、気相をガスクロマトグラフ質量分析計(島津GCMS-QP2010 Ultra)にて分析したところ、ΔadhE-IspS-MVA株では平均185mgイソプレン/乾燥菌体(g)、pSK1-IspS-MVA導入ΔadhEΔCm株では平均74mgイソプレン/乾燥菌体(g)、pSK1-IspS-MVA導入DSM13528/ATCC55383では平均15mgイソプレン/乾燥菌体(g)が検出された。
以上より、宿主細胞にイソプレンの前駆体を産生する外来メバロン酸経路を導入するとともに、宿主NAD(P)H消費経路であるadhE1、adhE2遺伝子をノックアウトすることで効率よくイソプレンを生産することができることが示された。また、相同組換えでゲノムに該塩基配列を組み込むことでより、効率よくイソプレンを生産することができることが示された。
Claims (8)
- Clostridium属細菌又はMoorella属細菌の組換え細胞であって、
外来遺伝子として、メバロン酸経路を発現させる第一遺伝子とイソプレン合成酵素をコードする第二遺伝子とを有し、かつ前記第一遺伝子と前記第二遺伝子が前記組換え細胞内で発現し、
内在性のadhE1遺伝子及びadhE2遺伝子の一部又は全部が欠失して、これらの遺伝子によるエタノール脱水素酵素の発現が欠失しており、
前記第一遺伝子と前記第二遺伝子がゲノムに組み込まれており、
一酸化炭素及び二酸化炭素からなる群より選ばれた少なくとも1つから、前記メバロン酸経路を介してイソプレンを生産可能である組換え細胞。 - Clostridium ljungdahliiである請求項1に記載の組換え細胞。
- 前記メバロン酸経路は、放線菌のメバロン酸経路である請求項1又は2に記載の組換え細胞。
- 前記メバロン酸経路のHMG−CoAリダクターゼとして、NADH依存性のHMG−CoAリダクターゼを含む請求項1又は2に記載の組換え細胞。
- 前記HMG−CoAリダクターゼは、Pseudomonas mevalonii由来mvaA (P13702)である請求項4に記載の組換え細胞。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の組換え細胞を、一酸化炭素及び二酸化炭素からなる群より選ばれた少なくとも1つのC1化合物を炭素源として用いて培養し、当該組換え細胞にイソプレンを生産させるイソプレンの生産方法。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の組換え細胞に、一酸化炭素及び二酸化炭素からなる群より選ばれた少なくとも1つのC1化合物を接触させ、当該組換え細胞に前記C1化合物からイソプレンを生産させるイソプレンの生産方法。
- 一酸化炭素を主成分とするガス、一酸化炭素と水素とを主成分とするガス、二酸化炭素と水素とを主成分とするガス、又は一酸化炭素と二酸化炭素と水素とを主成分とするガスを、前記組換え細胞に提供する請求項6又は7に記載のイソプレンの生産方法。
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