JP6469050B2 - エネルギー管理装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、エネルギー管理のためのエネルギー管理装置及び方法に関し、より詳しくは、電気供給者と電気使用者との間に締結する契約電力などを推薦し、電気使用者のエネルギー使用状態情報を提供するエネルギー管理装置及び方法に関する。
普段、家庭や企業では多くの機器を使用し、多量の電力を消費しており、多くの企業ではグリーンIT政策に合わせてエネルギー効率を向上できる様々なアイディア及び製品を提案している。その中、エネルギー節減アルゴリズムを開発し、それを実生活に適用しようとする多様な試みが展開されている。特に、エネルギー管理システム(EMS:EnergyManagement System)はビル自動制御システムに多く適用され、韓国特許公開第10−2009−0066107号公報に開示された技術が代表的に挙げられる。
このようなエネルギー管理システムは、殆どがビルのような単位建物のみに適用され、多数の一般小売店には適用されていない。従来のエネルギー管理システムを適用するためには、単一小売店に直接エネルギー管理システムが適用されねばならないが、零細小売店の特性上、費用負担と管理の問題から小売店単独でエネルギー管理システムを利用するには限界がある。
一方、近年フランチャイズ事業が活発に展開され、フランチャイズ事業の加盟店である小売店は店舗の規模や営業方式が類似する。殆どのフランチャイズ事業の場合は、加盟店の電気料金の50%を本社が支援する。24時間運営されるコンビニのような加盟店は、電気料金が費用の大部分を占めているため、本社及び加盟店ともに電気料金の負担を軽減できるエネルギー管理システムを必要としている。
韓国の電気料金は、基本料金と使用量料金とに大きく分けられるが、韓国だけでなく、殆どの国で適用する料金構造である。基本料金は電気事業者と使用者との間の契約に基づく料金であり、契約電力、最大需要電力、そして超過使用付加金に関連する。使用量料金は、電気使用場所で所定期間使用された電気使用量を計量し、料金単価を適用して計算される。
このように基本料金と使用量料金のうち基本料金は契約電力に関連する。契約電力とは、電気使用者が電気供給者に要請する最大使用電力であると表現できる。例えば、任意の使用者が電気供給者と契約電力30kWの電力契約を締結するということは、如何なる場合でもその使用者は30kWを超える電力は使用しないという双方の契約である。このような契約により、使用者が最大30kWの電力を使用できるように、電気供給者は供給設備を備えて電力を供給するようになる。
このように電気供給者と電気使用者とは最大使用電力に基づいた電力契約を締結するが、使用者がこの契約事項、すなわち契約電力を超えて電力を使用するようになれば、電気供給者は加算金を賦課する。該加算金が超過使用負担金である。
電気供給者は、電気使用者の月平均電力使用量に関係なく、いつでもその最大電力、すなわち契約電力を使用可能な供給設備を備えておかねばならない。しかし、最近まで使用されている機械式電力量計では、低圧顧客の最大使用電力を確認することができない。最大使用電力を計量可能な機械式電力量計もあるが、相対的に高価であるため、大容量顧客である高圧顧客のみに限って適用し、低圧顧客には使用電力量のみを計量する普通の電力量計を供給している。したがって、最近まで、韓国の電気供給者である韓国電力では、唯一の計量値である月使用電力量に基づいて低圧顧客の契約電力を超える電力使用を判断するしかなかった。すなわち、月電力使用量が、最大電力、すなわち契約電力で450時間以上連続して使用した使用量に該当する場合に、契約電力違反による加算金を賦課する消極的な方式を用いている。
しかし、ITと電力電子技術の発展により、電子式電力量計が次々と開発され、最近は電子式電力量計が機械式より安価に供給され、今後のすべての電力量計が電子式に交替される予定である。このような環境変化により、電気供給者は今まで管理できなかった低圧顧客の最大使用電力をリアルタイムで計量できるようになり、約款変更を通じて、月単位ではなく短時間単位の使用量が契約電力を超えれば直ちに超過使用付加金を賦課している。
これにより、低圧顧客、例えば小売店は非常に不利な状況に置かれる。例えば、正常な電気使用状態では問題ないが、大容量機器の起動、設備故障の瞬間、または突然の高温または低温の気象変化時、冷暖房機器のフル稼動により、非正常的な瞬間電力使用が必要な場合があるが、現在の超過使用付加金方式を適用すれば、不可避に超過使用料金を負担するようになるという問題点がある。
そして、通常小売店が電気供給者と締結する契約電力は、特別な基準がなく、小売店が備える電力消費機器の消費電力を単に合算した後、その2、3倍を契約電力として設定して電力契約を締結する。したがって、小売店が実際に使用する電力は契約電力より非常に小さく、不要に高い電気料金を納めている。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、小売店に対して、電気供給者と電気使用者との間に締結する契約電力を合理的に推薦し、電気使用者のエネルギー使用状態情報を提供して、エネルギー節減を誘導できるエネルギー管理装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明の他の目的及び長所は、下記する説明によって理解でき、本発明の実施例によってより明らかに分かるであろう。また、本発明の目的及び長所は、特許請求の範囲に示される手段及びその組合せによって実現することができる。
上記の課題を達成するため、本発明の一態様による、商店のエネルギーを管理するエネルギー管理装置は、前記商店の電力量計から伝送された電力使用量データを受信する受信モジュール;及び冷暖房電力使用量を除いた電力使用量データを用いて基準時間の間の最大電力使用量を算出し、前記基準時間の間の最大電力使用量に基づいて電力量単位時間の間の電力使用量を算出し、前記電力量単位時間の間の電力使用量に冷暖房機の定格消費電力を合算して推薦契約電力を算出する契約電力算出モジュール;を含む。
前記契約電力算出モジュールは、前記電力量単位時間の間の電力使用量に冷暖房機の定格消費電力を合算した後、バッファー係数を乗じて推薦契約電力を算出することができる。
前記基準時間は、電気供給者が契約電力違反を判断する時間であり得る。
前記契約電力算出モジュールは、前記基準時間Aより短時間Bの電力使用量のN区間移動和のうち最大値を前記基準時間の間の最大電力使用量として決定することができる。ここで、前記NはA/Bである。
前記基準時間は、電気供給者が契約電力違反を判断する時間より短時間であり得る。
上記の課題を達成するため、本発明の他の態様による、商店のエネルギーを管理するエネルギー管理装置は、前記商店の電力量計から伝送された電力使用量データを受信する受信モジュール;及び一定期間の冷暖房電力使用量を除いた電力使用量データを用いて固定負荷電力使用量を算出し、前記一定期間で冷暖房電力使用量を含む電力使用量が前記固定負荷電力使用量以上である時間区間を確認し、該確認された時間区間の電力使用量と前記固定負荷電力使用量との比率の和を固定電力倍率として算出する固定電力倍率管理モジュール;を含む。
前記固定電力倍率管理モジュールは、前記一定期間内で、基準時間T1の電力使用量のうち最大電力使用量を前記固定負荷電力使用量として決定することができる。
前記固定電力倍率管理モジュールは、前記基準時間T1より短時間T2の電力使用量のM区間移動和のうち最大値を前記固定負荷電力使用量として決定することができる。ここで、前記MはT1/T2である。
前記固定電力倍率管理モジュールは、少なくとも2つの商店の固定電力倍率の平均と各商店の固定電力倍率との比率を比較固定電力倍率として算出することができる。
前記固定電力倍率管理モジュールは、前記比率の和の平均を固定電力倍率として算出することができる。
上記の課題を達成するため、本発明のさらに他の態様による、商店のエネルギーを管理するエネルギー管理装置は、前記商店の電力量計から伝送された電力使用量データを受信する受信モジュール;及び一定期間の前記電力使用量データを用いて、現在契約電力を一定値ほど減少させながら、減少前の契約電力による電気料金と比べた電気料金の利得と損失との和を算出し、該電気料金の利得と損失との和が0以上になる最も小さい契約電力を適正契約電力として選択する契約電力倍率管理モジュール;を含む。
前記契約電力倍率管理モジュールは、前記一定期間の月毎に電気料金の利得及び損失を算出するが、前記電気料金として、基準時間の間の電力使用量が前記一定値ほど減少させた契約電力より小さい場合は減少前契約電力と減少後契約電力との差を用いて、基準時間の間の電力使用量が前記一定値ほど減少させた契約電力より大きい場合は前記基準時間の間の電力使用量と前記減少後契約電力との差にペナルティ付加比率を乗じた値を用いることができる。
前記基準時間は、電気供給者が契約電力違反を判断する時間であり、前記契約電力倍率管理モジュールは、前記基準時間T1より短時間T2の電力使用量のM区間移動和のうち最大値を前記基準時間の間の電力使用量として用いる。ここで、前記MはT1/T2である。
上記の課題を達成するため、本発明のさらに他の態様による、商店のエネルギーを管理するエネルギー管理装置は、前記商店の電力量計から伝送された電力使用量データを受信する受信モジュール;及び一定期間の前記電力使用量データを用いて基準時間T1より短時間T2の電力使用量のM区間移動和のうち最大値を算出し、該最大値と現在契約電力との比率を契約電力倍率として出力する契約電力倍率管理モジュール;を含む。ここで、前記MはT1/T2である。
上記の課題を達成するため、本発明のさらに他の態様による、商店のエネルギーを管理するエネルギー管理装置は、過去電気料金データ及び前記商店の電力量計から伝送された電力使用量データを受信する受信モジュール;及び前記過去電気料金データを用いて電力量単位時間の間の電力使用量を算出し、該電力量単位時間の間の電力使用量と現在契約電力を用いて比較契約電力倍率を算出する契約電力倍率管理モジュール;を含む。
上記の課題を達成するため、本発明のさらに他の態様による、エネルギー管理装置のエネルギー管理方法は、商店の電力量計から伝送された電力使用量データを受信する段階;冷暖房電力使用量を除いた電力使用量データを用いて基準時間の間の最大電力使用量を算出する段階;及び前記基準時間の間の最大電力使用量に基づいて電力量単位時間の間の電力使用量を算出し、前記電力量単位時間の間の電力使用量に冷暖房機の定格消費電力を合算して推薦契約電力を算出する段階;を含む。
上記の課題を達成するため、本発明のさらに他の態様による、エネルギー管理装置のエネルギー管理方法は、商店の電力量計から伝送された電力使用量データを受信する段階;一定期間の冷暖房電力使用量を除いた電力使用量データを用いて固定負荷電力使用量を算出する段階;前記一定期間で冷暖房電力使用量を含む電力使用量が前記固定負荷電力使用量以上である時間区間を確認する段階;及び前記確認された時間区間の電力使用量と前記固定負荷電力使用量との比率の和を固定電力倍率として算出する段階;を含む。
上記の課題を達成するため、本発明のさらに他の態様による、エネルギー管理装置のエネルギー管理方法は、商店の電力量計から伝送された電力使用量データを受信する段階;及び一定期間の前記電力使用量データを用いて、現在契約電力を一定値ほど減少させながら、減少前の契約電力による電気料金と比べた電気料金の利得と損失との和を算出し、該電気料金の利得と損失との和が0以上になる最も小さい契約電力を適正契約電力として選択する段階;を含む。
上記の課題を達成するため、本発明のさらに他の態様による、エネルギー管理装置のエネルギー管理方法は、商店の電力量計から伝送された電力使用量データを受信する段階;一定期間の前記電力使用量データを用いて基準時間T1より短時間T2の電力使用量のM区間移動和のうち最大値を算出する段階;及び前記最大値と現在契約電力との比率を契約電力倍率として出力する段階;を含む。ここで、前記MはT1/T2である。
上記の課題を達成するため、本発明のさらに他の態様による、エネルギー管理装置のエネルギー管理方法は、過去電気料金データ及び前記商店の電力量計から伝送された電力使用量データを受信する段階;前記過去電気料金データを用いて電力量単位時間の間の電力使用量を算出する段階;前記電力量単位時間の間の電力使用量と現在契約電力を用いて比較契約電力倍率を算出する段階;を含む。
本発明は、電力消費者が有している電力消費機器の定格消費電力を単純合算して契約電力を推薦せず、電子式電力量計で収集する電力使用量データを用いて契約電力を算出し推薦することで、実際の使用量に最適な契約電力を推薦でき、電力消費者の電気料金負担を軽減させることができる。
また、本発明は、電力消費者のエネルギー使用状態を数値化して提供することで、エネルギー節減可能性を判断することができる。
また、本発明は、電力消費者のエネルギー使用状態を他の電力消費者のエネルギー使用状態と比べて提供することで、エネルギーの使用状態を客観的に判断してエネルギー節減を誘導することができる。
本発明の一実施例による電力及び電力使用量を説明するための図である。 本発明の一実施例によるエネルギー管理システムの構成を示した図である。 本発明の一実施例によるエネルギー管理装置を示した図である。 本発明の一実施例による契約電力推薦方法を説明するフロー図である。 図3のエネルギー管理プログラムの他の実施例を示した図である。 本発明の一実施例による固定電力倍率を算出する方法を説明するフロー図である。 本発明の一実施例による月毎のピーク電力と契約電力を示した図である。 図3のエネルギー管理プログラムの他の実施例を示した図である。 図3のエネルギー管理プログラムのさらに他の実施例を示した図である。
上述した目的、特徴及び長所は添付された図面を参照した以下の詳細な説明を通じてより明確になり、それによって本発明が属する技術分野で通常の知識を持つ者が本発明の技術的思想を容易に実施できるはずである。また、本発明の説明において、本発明と関連する公知技術の具体的な説明が本発明の要旨を不要に曖昧にし得ると判断される場合はその詳細な説明を省略する。以下、添付された図面を参照して本発明による望ましい一実施例を詳しく説明する。
契約電力とは、電気使用者が最大で使用可能な瞬間最大電力であって、最大需要電力を意味する。このように契約電力は最大需要電力を意味するが、使用電力の瞬時値で最大需要電力を判断し、付加金を賦課することは使用者にとって非常に不利である。
したがって、殆どの国では一定需要時間(すなわち、基準需要時間)を決め、その期間の平均電力を最大需要電力と見なし、韓国だけでなく殆どの国で15分をその基準需要時間として決めている。結果的に、1ヶ月の期間における最大需要電力はその1ヶ月間の15分平均電力のうち最も高い値を意味し、電気供給者は1ヶ月という期間で契約電力、すなわち最大需要電力を超える電力が使用されれば付加金を賦課する。
発明の具体的な説明に先立って電力と電力量との意味の差異を説明する。
電力とは、ある一瞬間に電力系統に接続された負荷施設で消費する全体電力であり、その単位は[W]または[kW]を主に使用する。瞬時電力とは瞬時に現れる電力であって、ある瞬間に現れる電力である。
電力使用量(以下、電力量と混用される)とは一定期間使用された電力の量を意味し、期間は通常1時間であり、単位は[Wh]または[kWh]を使用する。すなわち、電力使用量=電力*時間である。他の表現を用いれば、電力使用量は1時間の間の瞬時電力の平均であると言える。
平均電力とは前記電力使用量を時間で除した値であり、数式で表せば、平均電力=電力使用量/時間である。
上述したように、電気供給者は15分毎に使用した電力使用量を累算し、平均電力を計算して最大需要電力を求める。
例えば、15分間100kWの電力を使用し続けば、電力使用量は25kWh(=100kW*0.25時間)である。そして、その電力使用量を0.25時間(すなわち、15分)で除すれば、平均電力は100kW(25kWh/0.25時間)になる。または、100kWの電力を1時間使用し続けば、電力使用量は100kWh(=100kW*1時間)である。他の表現を用いれば、100kWの瞬時電力が1時間維持される場合、瞬時電力の1時間平均は100kWであるため、電力使用量は100kWhになる。
図1は、本発明の一実施例による電力及び電力使用量を説明するための図である。
図1の(a)は、上述した15分間100kWの電力を持続的に使用したときの電力グラフである。図1の(a)における電力使用量は100kW*0.25時間(15分)の25kWhである。そして、15分間の平均電力は電力使用量を時間で除した値であって、25kWh/0.25時間の100kWである。このような15分間のパターンを1時間維持すると仮定すれば、1時間の電力使用量は100kWhである。他の表現を用いれば、100kWの瞬時電力が1時間維持されるため、瞬時電力の1時間平均は100kWであり、電力使用量は100kWhである。または、15分間の電力使用量が25kWhであるため、ここに4を乗じれば1時間の電力使用量である100kWhが求められる。
図1の(b)は、15分のうち最初7.5分間は100kWの電力を持続的に使用し、残り7.5分間は電力を使用しなかったときの電力グラフである。図1の(b)における電力使用量は100kW*0.125時間(7.5分)の12.5kWhである。そして、15分間の平均電力は電力使用量を時間で除した値であって、12.5kWh/0.25時間の50kWである。このような15分間のパターンを1時間維持すると仮定すれば、1時間の電力使用量は12.5kWhに4を乗じた50kWhである。他の表現を用いれば、15分間の瞬時電力の平均が50kWであり、このパターンを1時間維持するため、瞬時電力の1時間の平均は50kWであり、電力使用量は50kWhである。
図1の(c)は、15分のうち最初7.5分間は100kWの電力を持続的に使用し、残り7.5分間は50kWの電力を使用したときの電力グラフである、図1の(c)における電力使用量は{100kW*0.125時間(7.5分)+50kW*0.125時間(7.5分)}の18.75kWhである。そして、15分間の平均電力は電力使用量を時間で除した値であって、18.75kWh/0.25時間の75kWである。このような15分間のパターンを1時間維持すると仮定すれば、1時間の電力使用量は18.75kWhに4を乗じた75kWhである。他の表現を用いれば、15分間の瞬時電力の平均が75kWであり、このパターンを1時間維持するため、瞬時電力の1時間平均は75kWであり、電力使用量は75kWhである。
図1を参照すれば、基準需要時間を15分にしたとき、図1の(a)例における最大需要電力は上記計算した15分間の平均電力である100kWであり、図1の(b)例における最大需要電力は上記計算した15分間の平均電力である50kWであり、図1の(c)例における最大需要電力は上記計算した15分間の平均電力である75kWである。したがって、例えば、契約電力が80kWである場合、図1の(a)例では最大需要電力が100kWであって契約電力である80kWを超えるため付加金が賦課され、図1の(b)及び(c)例では最大需要電力がそれぞれ50kW及び75kWであって契約電力である80kWを超えないため付加金が賦課されない。
本発明は、低圧顧客、例えば小売店の契約電力、すなわち電気供給者である韓国電力と電気消費者である小売店との間の契約電力を、個別電気消費者である小売店毎に推薦することを例に挙げて説明するが、これに制限されることはなく、同一方式で電力を契約する電力消費者にはすべて適用することができる。
本発明は、所定基準時間の間の電力使用量を用いて契約電力を推薦する。ここで、前記所定基準時間は5分にしても良く、10分にしても良く、15分にしても良い。以下の実施例では、前記所定基準時間を5分または15分にする。5分または15分にする理由は、通常電気供給者が契約電力に基づいて付加金を賦課する基準需要時間を15分にしているためである。すなわち、5分間の電力使用量を基準に契約電力を算出して推薦することで、実際小売店で5分間過度に電力を使用しても、残り10分間契約電力を超えないようにエネルギー制御を行わせるためである。そして、15分間の電力使用量を基準に契約電力を算出して推薦する場合は、小売店の実際電力使用パターンに最も近い契約電力を推薦することができる。なお、このような所定基準時間を電力使用量基準時間と称する。
本発明は、小売店に電子式電力量計を導入しながら、小売店のエネルギー管理システムを採用する。すなわち、小売店のエネルギー管理システムは小売店内の電力機器の電力消費を制御してエネルギーを節減する。
図2は、本発明の一実施例によるエネルギー管理システムの構成を示した図である。
図2を参照すれば、本実施例によるエネルギー管理システムは、管理サーバ110、統合管制センタ170、複数の商店を含む。
管理サーバ110は、商店の情報と各商店の電力データを受信して保存し、各商店のエネルギー管理のための政策を各商店の管制機120に伝送することができる。また、管理サーバ110は、各商店の電力データを用いて各商店毎に契約電力を推薦でき、または、後述する固定電力倍率、契約電力倍率などを算出して各商店に伝送することができる。
管理サーバ110は、前記情報を用いて各商店毎に調光値プラン及び冷暖房ガイド温度を生成し、各商店の管制機120に伝送することもできる。各商店の管制機120は、管理サーバ110から受信した調光値プランを用いて商店内の照明を制御し、前記冷暖房ガイド温度に基づいて商店内の温度を制御する。
また、管理サーバ110は、各商店の面積情報、定格消費電力、日平均POS(PointOf Sale)データ値を保存し、また、各商店の総電力使用量、冷暖房機毎の電力使用量、照明電力使用量を受信して保存する。
統合管制センタ170は、前記管理サーバ110から各商店のエネルギー消費状態、契約電力、または各商店毎の特性データ(例えば、固定電力倍率、契約電力倍率など)を受信し、管制画面を生成して管理者端末に伝送することができる。
管理サーバ110と商店管制機120、そして管理サーバ110と統合管制センタ170は、通信網を通じて通信を行う。ここで、通信網はインターネット網、GSM(GlobalSystem for Mobile Communication)、EDGE(Enhanced Data GSM Environment)、WCDMA(WidebandCode Division Multiple Access)、CDMA(Code Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)などの通信網であり得、本出願の出願時点で未だ開発されていない通信網を含む。
図2に示されたように、各個別商店には商店管制機120、調光器140、メーター器150、冷暖房制御機160が設けられる。
商店管制機120は、メーター器150から電力使用記録を収集し、管理サーバ110に伝送することができる。商店管制機120は、管理サーバ110から照明制御のための調光値プランを受信し、その受信された調光値プランに従って調光器140に照明制御命令を伝送する。また、商店管制機120は、管理サーバ110から冷暖房ガイド温度と勧告温度を受信し、その冷暖房ガイド温度と勧告温度に基づいて冷暖房制御機160を制御して温度制御を行う。
また、商店管制機120は、メーター器150から受信される電力使用データを用いて契約電力を推薦でき、さらに管理サーバ110から他の商店の電力使用データを受信して保存することができる。商店管制機120は、後述する固定電力倍率、契約電力倍率を算出して表示することができる。
調光器140は、照明を制御する照明制御手段であって、前記商店管制機120の制御命令に従って商店内の照明を所定明るさに制御する。冷暖房制御機160は、エアコン、温風機などの冷暖房機を制御する制御手段であって、前記商店管制機120の制御命令に従ってエアコンまたは温風機を稼動して室内を所定温度に制御する。
メーター器150は、商店の電力使用量を測定して商店管制機120に伝送する。
統合管制センタ170は、前記管理サーバ110と連結され、サーバで作成したプランと分析データ、そして商店で送信したデータを前記管理サーバ110から受信して管制サービスを提供する。
契約電力の推薦
1)5分間電力使用量最大値を用いた契約電力の推薦
推薦契約電力は、5分間最大電力使用量を用いて下記[数1]によって計算される。
ここで、5分間最大電力使用量は、冷暖房機を除いた特定期間における5分間電力使用量のうち最大値である。5分間最大電力使用量に乗じられる定数「12」は1時間の電力使用量を計算するための定数である。すなわち、1時間は、上述したように、電力使用量単位時間であり、5分間電力使用量を1時間の電力使用量に変換するための定数である。すなわち、5分間電力使用量を1時間維持するときを仮定し、1時間の電力使用量を算出するものである。冷暖房機の定格消費電力は冷暖房機の定格容量を示し、2台以上を使用する場合は合算し、1つの機器で冷房と暖房の機能を共に提供しながら各機能で定格容量が異なる場合は大きい値を用いる。
前記定数「1.2」は安定率であって、換言すれば、契約電力のバッファ役割をするバッファ係数である。本実施例では「1.2」に設定するが、1ないし2の値を有し得る。すなわち、特別な事情がない限り、商店で冷暖房機器を全て稼動し、また全ての照明をつけることはない。照明の場合、70%を最大として照明制御を行い、不可避な場合は残り30%の照明もつけることができる。冷暖房機器も同様である。したがって、推薦契約電力はこのような不可避な状況に備えるためのバッファリング消費電力をカバーできるように前記バッファ係数を乗じる。
前記[数1]の意味を例に挙げて説明する。契約電力を120kWとすれば、120kWの消費電力で1時間使用する場合、電力使用量は120kWhになる。一方、120kWの消費電力で15分間のみ使用し、残り45分間は電力を使用しなかった場合、1時間の電力使用量は120kWに0.25(すなわち、1/4)時間を乗じた30kWhである。また、120kWの消費電力で5分間使用し、残り55分間は電力を使用しなければ、1時間の電力使用量は120kWに1/12時間を乗じた10kWhである。すなわち、電力使用量は1時間単位であるが、1時間未満の電力使用量の値をそのまま契約電力にすれば、契約電力が非常に低い水準の値になって、基準需要時間である15分間に契約電力を超える状況が生じるようになる。したがって、1時間の電力使用量を契約電力にするため、5分間電力使用量に12を乗じて1時間で使用した電力使用量の値を契約電力の基礎にする。
2)15分間最大電力使用量を用いた契約電力の推薦
推薦契約電力は、15分間最大電力使用量を用いて下記[数2]によって計算される。
[数1]と[数2]とを比べると、[数1]で5分間最大電力使用量に乗じられる定数は「12」である一方、[数2]で15分間最大電力使用量に乗じられる定数は「4」である。すなわち、[数1]と[数2]ともに1時間使用した電力使用量を計算し、その値を契約電力の基礎にする。
15分間最大電力使用量は、5分単位電力使用量の3区間移動和で算出することができる。例えば、5分単位で1区間ないし5区間があると仮定すれば、1〜3区間の和、2〜4区間の和、3〜5区間の和のように、一区間ずつ移動しながら3つの5分間電力使用量の和を計算し、そのうちの最大値を前記15分間最大電力使用量として選択する。その他の[数2]の意味は[数1]における説明と同様である。
図3は、本発明の一実施例によるエネルギー管理装置を示した図である。
図3を参照すれば、エネルギー管理装置300は、メモリ310、メモリ制御機321、1つ以上のプロセッサ(CPU)322、周辺インターフェース323、入出力(I/O)ザブシステム330、ディスプレイ装置341、入力装置342及び通信回路352を含む。これら構成要素は1つ以上の通信バスまたは信号線を介して通信する。図3に示した多くの構成要素は、1つ以上の信号処理及び/またはアプリケーション専用集積回路(applicationspecific integratedcircuit)を含み、ハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアとソフトウェアとの組合せで具現され得る。
メモリ310は、高速ランダムアクセスメモリを含み得、また1つ以上の磁気ディスク貯蔵装置、フラッシュメモリ装置のような不揮発性メモリ、または他の不揮発性半導体メモリ装置を含み得る。
一実施例において、メモリ310は1つ以上のプロセッサ322から遠く離れて位置する貯蔵装置、例えば通信回路352と、インターネット、イントラネット、LAN(LocalArea Network)、WLAN(WideLAN)、SAN(Storage AreaNetwork)など、またはこれらの適切な組合せのような通信ネットワーク(図示せず)を通じてアクセスされるネットワーク付着型貯蔵装置(Network Attached Storage)をさらに含むことができる。プロセッサ322及び周辺インターフェース323のようなエネルギー管理装置300の他の構成要素によるメモリ310へのアクセスはメモリ制御機321によって制御することができる。
メモリ310は、エネルギー管理装置300の各種情報とプログラムを保存することができる。メモリ310は、電子式電力量計によって計量された電力使用量の情報(日付、時間、電力使用量など)、及び計算された推薦契約電力の情報を保存することができる。
周辺インターフェース323は、エネルギー管理装置300の入出力周辺装置をプロセッサ322及びメモリ310と連結する。1つ以上のプロセッサ322は、多様なソフトウェアプログラム及び/またはメモリ310に保存されている命令語セットを実行し、エネルギー管理装置300のための多くの機能を行ってデータを処理する。
一実施例において、周辺インターフェース323、プロセッサ322及びメモリ制御機321は、チップ320のような単一チップ上で具現することができる。他の実施例において、これらは別個のチップ320で具現することができる。
I/Oザブシステム330は、ディスプレイ装置341、入力装置342のようなエネルギー管理装置300の入出力周辺装置と周辺インターフェース323との間にインターフェースを提供する。
ディスプレイ装置341は、LCD(liquid crystal display)技術またはLPD(light emitting polymer display)技術を使用し、このようなディスプレイ装置341は容量型、抵抗型、赤外線型などのタッチディスプレイであり得る。タッチディスプレイは、エネルギー管理装置300と使用者との間に出力インターフェース及び入力インターフェースを提供する。タッチディスプレイは使用者に視覚的な出力を表示する。視覚的出力は、テキスト、グラフィック、ビデオ、及びこれらの組合せを含むことができる。視覚的出力の一部または全部はユーザーインターフェース対象に対応し得る。タッチディスプレイは使用者入力を受けるタッチ感知面を形成する。
プロセッサ322は、エネルギー管理装置300に連関した動作を行って命令語を実行するように構成されたプロセッサであって、例えば、メモリ310から検索された命令語を用いて、エネルギー管理装置300の構成要素間の入力及び出力データの受信と操作を制御することができる。
一実施例において、ソフトウェア構成要素は、OS(OperatingSystem)311、グラフィックモジュール(命令語セット)312及びエネルギー管理プログラム(命令語セット)313がメモリ310に搭載される(設けられる)。
OS311は、例えば、ダーウイン(Darwin)、RTXC、LINUX、UNIX、OSX、WINDOWSまたはVxWorks、アンドロイドなどのような内装OSであり得、一般的なシステムタスク(例えば、メモリ管理、貯蔵装置制御、電力管理など)を制御及び管理する多様なソフトウェア構成要素及び/または装置を含み、多様なハードウェアとソフトウェア構成要素との間の通信を促す。
グラフィックモジュール312は、ディスプレイ装置341上にグラフィックを提供し表示するための周知の多くのソフトウェア構成要素を含む。「グラフィック(graphics)」という用語は、テキスト、ウェブページ、アイコン(例えば、ソフトキーを含むユーザーインターフェース対象)、デジタルイメージ、ビデオ、アニメーションなどを制限なく含み、使用者に表示できるあらゆる対象を含む。
通信回路352は、外部ポートを介した通信またはRF信号による通信を行う。通信回路352は電気信号のRF信号への変換またはその逆の変換を行い、RF信号を通じて通信ネットワーク、他の移動型ゲートウェイ装置及び通信装置と通信することができる。また、通信回路352は、有無線LANまたは電力線通信などを通じて電子式電力量計と通信するか、または、電子式電力量計で測定した計量データを保存する装備と通信して電力使用量に対する情報を受信することができる。
通信回路352は、例えばアンテナシステム、RFトランシーバ、1つ以上の増幅器、チューナー、1つ以上のオシレータ、デジタル信号処理器、CODECチップセット、加入者識別モジュール(subscriberidentity module、SIM)カード、メモリなどを含み得、このような機能を果たすための周知の回路を含むことができる。通信回路352は、ワールドワイドウェブ(WorldWide Web、WWW)と呼ばれるインターネット、イントラネット、セルラ電話ネットワーク、無線LAN及び/またはMAN(metropolitanarea network)のような無線ネットワーク、そして近距離無線通信によって他の装置と通信することができる。無線通信は、GSM、EDGE、WCDMA、CDMA、TDMA、VoIP(Voiceover Internet Protocol)、Wi−MAX、ブルートゥース、ジグビー(zigbee)、NFC(Near Field Communication)または本出願の出願時点で未だ開発されていない通信プロトコルを含むその他の適切な通信プロトコルを含むが、これに限定されず、複数の通信標準、プロトコル及び技術のいずれも用いることができる。
入力装置342は、キーボード、タッチパッド、マウス又はタッチペンなどの物理的な入力インターフェースを通じて使用者入力を受信でき、またはディスプレイ装置341のタッチディスプレイと連携して使用者入力を受信することができる。入力装置342は、使用者から電子式電力量計で測定した計量データの入力を受けることができる。
エネルギー管理プログラム313は、メモリ310に保存された電子式電力量計によって測定された瞬時電力プロファイルを用いて推薦契約電力を算出し、その算出した推薦契約電力をディスプレイ装置341に表示するか、又は、文字メッセージなどを通じて使用者に通知することができる。
図3に示されたように、エネルギー管理プログラム313は、受信モジュール301、契約電力算出モジュール303及び契約電力推薦モジュール305を含む。
受信モジュール301は、通信回路352または入力装置342を通じて電子式電力量計によって測定された電力使用量データを受信し、メモリ310に保存する。
契約電力算出モジュール303は、前記メモリ310に保存された電力使用量データを用いて前記[数1]または前記[数2]によって推薦契約電力を算出し、メモリ310に保存する。契約電力算出モジュール303は、一定期間毎に周期的に契約電力を算出することができる。ここで周期は週単位であも良く、月単位でも良く、特に制限されない。
契約電力推薦モジュール305は、前記契約電力算出モジュール303によって算出された推薦契約電力をディスプレイ装置341に表示するか、又は、文字メッセージなどを通じて使用者に通知することができる。
契約電力推薦モジュール305は、電気供給者の政策に従って月単位で来月の契約電力を推薦するか、又は、年一回で契約電力を推薦することができる。例えば、年一回で電気供給者と消費者との間の契約電力を契約し、途中に契約電力の修正が不可能な場合、月単位で計算された契約電力のうちの最大値の契約電力を推薦することができる。
図4は、本発明の一実施例による契約電力推薦方法を説明するフロー図である。
図4を参照すれば、エネルギー管理装置300は、通信回路352または入力装置342を通じて契約電力を推薦しようとする該当月の電力使用量データを受信する(S401)。
エネルギー管理装置300は、前記電力使用量データを用いて前記[数1]または[数2]によって推薦契約電力を算出し、メモリ310に保存する。[数1]を例に挙げて説明すれば、エネルギー管理装置300は該当月の電力使用量データを用いて5分間電力使用量のうち最大値を算出する(S403)。そしてエネルギー管理装置300は、算出した5分間最大電力使用量を1時間の電力使用量に計算し、冷暖房機の定格消費電力の和及びバッファ係数を反映して推薦契約電力を算出し、メモリ310に保存する(S405)。
エネルギー管理装置300は、算出された推薦契約電力をディスプレイ装置に出力して表示する(S407)。
固定電力倍率(FPR:Fixed Power Ratio)
商店の負荷は、固定(常時)負荷と変動(流動)負荷とに区分できる。固定負荷は商店を運営しながら必須に使用される電力使用量を意味し、変動負荷は使用者の操作などを通じて間歇的に発生し、商店運営に必須ではない電力使用量を意味する。したがって、特定期間における商店の固定負荷以上の電力使用量を判断すれば、該当商店のエネルギー節減可能性を判断することができる。本実施例では特定期間における商店の固定負荷以上の電力使用量の比率の和を固定電力倍率と称し、下記[数3]のようにして求めることができる。ここで、特定期間は、時間、日、週、月単位であり得る。下記[数3]では比率の和を平均したが(すなわち、固定負荷以上の電力使用量が現れる区間の数(n)で除する)、これに制限されず、平均しないこともあり得る。
ここで、Pfixedは固定負荷であって、特定期間における、冷暖房使用量を除いた5分間電力使用量の12区間移動和のうち最大値である。Pは、同じ特定期間内で1時間単位の電力使用量のうち前記固定負荷以上の電力使用量を示した区間の電力使用量であって、冷暖房使用量を含む電力使用量である。nは、固定負荷以上の電力使用量を示した区間の個数であって、Pの区間の個数である。
例を挙げて説明すれば、夜12時から一日24時間で、Pfixedは12時から1時までの電力使用量、12時5分から1時5分までの電力使用量、12時10分から1時10分までの電力使用量のように、5分単位で移動しながら算出した1時間単位の電力使用量のうち最大値である。Pは、区間の重複なく、1時間単位の電力使用量である。
上述した固定電力倍率は単一商店の値である。このような固定電力倍率は複数の商店同士で比較することができる。すなわち、フランチャイズチェーン店のように類似の面積、類似の業種の商店同士で固定電力倍率を比較することができる。全体商店の固定電力倍率の平均を求め、その平均値に対する各商店の固定電力倍率の比率を求めることで、各商店の固定電力倍率を相互比べることができる。これを数式で表せば、下記[数4]のようである。
ここで、cFPR(cFPR:compared FPR)は、全体商店の固定電力倍率の平均に対するi(1ないしn)商店の固定電力倍率の比率を示す値であって、比較固定電力倍率である。FPRはi商店の固定電力倍率であり、FPRaverageは全体商店の固定電力倍率の平均である。
図5は、図3のエネルギー管理プログラム313の他の実施例を示した図である。図5を参照すれば、エネルギー管理プログラム313は固定電力倍率管理モジュール501をさらに含む。
固定電力倍率管理モジュール501は、メモリ310に保存されている電子式電力量計によって測定された電力使用量データを用いて固定負荷を算出する。固定電力倍率管理モジュール501は、特定期間における、冷暖房使用量を除いた5分間電力使用量の12区間移動和のうち最大値を固定負荷として決定する。
また、固定電力倍率管理モジュール501は、メモリ310に保存されている電子式電力量計によって測定された電力使用量データを用いて、前記特定期間における1時間単位の冷暖房使用量を含む電力使用量を算出する。
固定電力倍率管理モジュール501は、前記算出した固定負荷と前記1時間単位の冷暖房使用量を含む電力使用量とを比べて、前記[数4]によって固定電力倍率を算出する。固定電力倍率管理モジュール501は、算出した固定電力倍率をディスプレイ装置341に表示するか、又は、文字メッセージなどを通じて使用者に通知することができる。
また、固定電力倍率管理モジュール501は、商店同士の固定電力倍率の比較結果を算出することができる。固定電力倍率管理モジュール501は、メモリ310に保存されている各商店毎の電力使用量データを用いて、特定期間における各商店毎の固定電力倍率を算出して平均を算出する。固定電力倍率管理モジュール501は、全体商店の固定電力倍率の平均を求め、その平均値に対する各商店の固定電力倍率の比率を算出して、ディスプレイ装置341に表示するか、又は、文字メッセージなどを通じて使用者に通知することができる。
エネルギー管理装置300は、商店内に設けられ、各商店の固定電力倍率を算出することができる。また、エネルギー管理装置300は、商店のエネルギー政策を総括する中央サーバに設けられ、各商店の電子式電力量計で測定した瞬時電力プロファイルまたは電子式電力量計で測定したリアルタイム電力使用量情報を受信し、上述した商店同士の固定電力倍率の比較結果を算出して、算出結果を各商店の端末機に伝送するか又は商店主の携帯端末やパソコンに伝送することができる。エネルギー管理装置300の通信回路352は、各商店内に設けられた電子式電力量計または各商店内に設けられたゲートウェイからリアルタイム電力使用量を収集し、メモリ310に保存することができる。
図6は、本発明の一実施例による固定電力倍率を算出する方法を説明するフロー図である。
図6を参照すれば、エネルギー管理装置300は通信回路352または入力装置342を通じて複数商店の特定期間の電力使用量データを受信する(S601)。
エネルギー管理装置300は、前記電力使用量データを用いて前記[数3]によって各商店の固定電力倍率を算出し、メモリ310に保存する。具体的には、次のようである。
エネルギー管理装置300は、商店の電力使用量データを用いて該当商店の固定負荷を計算する(S603)。エネルギー管理装置300は、特定期間における、冷暖房使用量を除いた5分間電力使用量の12区間移動和のうち最大値を固定負荷として決定する。そしてエネルギー管理装置300は、同じ特定期間内で区間の重複なく1時間単位の電力使用量を算出し、前記固定負荷以上の電力使用量を示した区間を確認する(S605)。ここでの電力使用量は冷暖房使用量を含む電力使用量である。
エネルギー管理装置300は、前記計算した固定負荷、及び前記確認した固定負荷以上の電力使用量を示した区間の電力使用量を用いて、前記[数3]によって該当商店の固定電力倍率を算出しメモリ310に保存する(S607)。エネルギー管理装置300は、算出された固定電力倍率をディスプレイ装置341に表示するか、又は、通信回路352を通じて文字メッセージで使用者に通知することができる。
次いで、エネルギー管理装置300は、商店同士の固定電力倍率の比較結果を算出するため、メモリ310に保存された各商店毎の固定電力倍率を用いて全体商店の固定電力倍率の平均値を算出する(S609)。そしてエネルギー管理装置300は、全体商店の固定電力倍率の平均値に対する各商店の固定電力倍率の比率を算出する(S611)。エネルギー管理装置300は算出された比率をディスプレイ装置341に表示するか、又は、通信回路352を通じて文字メッセージで使用者に通知することができる。
契約電力倍率(CPR:Contract Power Ratio)
契約電力倍率は、商店の契約電力と電力使用量との差を示す指標である。契約電力倍率を用いて商店の契約電力設定の適否を判断でき、契約電力修正及び補完の可能性を確認することができる。契約電力は、上述したように、電気供給者と電気需要者との間で締結する電力使用に関する契約であり、15分間を基準にする。したがって、契約電力倍率を求めるための電力使用量を計算するとき、15分間の電力使用量を用いる。15分間の電力使用量は5分単位の電力使用量の移動和で求める。具体的に、契約電力倍率は下記[数5]のように求める。
ここで、Pcontractは商店の契約電力である。Pmaxは特定期間における5分間電力使用量の3区間(すなわち、15分)移動和のうち最大値である。移動和の意味は上述したため、ここでは省略する。CPRは商店の契約電力倍率であって、その値が0.8未満であれば契約電力状態が良好であることを意味し、0.8ないし0.89の値であれば注意が必要な段階であり、0.9ないし0.99であれば警戒、1.0以上であれば契約電力状態が適切ではなく付加金が過剰賦課され得ることを意味する。すなわち、1.0以上は、実際電力使用量が契約電力以上であることを意味する。
リアルタイム電力使用量の外に、電力料金告知書を用いて契約電力倍率を求めることができる。該契約電力倍率をpCRP(PreCRP)と称し、下記[数6]によって求めることができる。
告知書は、電気料金告知書に基づいて求めた適正契約電力であり、実際電気供給者と締結した契約電力ではなく、電気料金告知書に基づいて適切であると推定した契約電力である。また、Pcontractは、実際商店と電力供給会社とで締結した契約電力である。P告知書(適正契約電力)は、以下のように求めることができる。
前記pCRPが1に近ければ、契約電力が適正水準であり、1より小さければ契約電力が過度に設定されている可能性が高く、1より大きければピークペナルティの可能性、すなわち過剰な付加金が賦課される可能性がある。ここで、αは1ヶ月で最も一日電力使用量が大きいときを仮定するために導入した変数であって、例えば1.5である。また、βは安定率であって、契約電力のバッファ役割をするバッファ係数であると換言でき、例えば1.2である。
eCPR(Extened CPR)
eCPRは、商店の電力使用量の推移分析を通じて契約電力の修正可能性を確認可能な指標である。上述したように、契約電力の超過使用による付加金は月単位で算出される。月内で契約電力以上のピーク電力が生じれば、電気料金の基本料にペナルティ料金が賦課される。現在は基本料の2.5倍がペナルティ料金として賦課される。このとき、ピーク電力発生は15分単位で把握する。すなわち、1ヵ月中、15分単位で電力を算出して一回でも電力が契約電力を超えた場合、その月にはペナルティ料金が賦課される。一方、商店の契約電力が高く、契約電力以上のピーク電力が生じない場合、該商店は基本料を過度に多く支払っていることになる。したがって、契約電力が高い商店の場合は、契約電力を低めることで、特定月には契約電力以上のピーク電力が生じてペナルティ料金が賦課されても、他の月には契約電力以上のピーク電力が生じなく、基本料金が節減されることになるため、1年を基準に基本料金の節減額がペナルティ料金より大きければ、契約電力を修正することが望ましい。eCPRはこのような契約電力の修正案を見つけるときに用いる指標である。
図面を用いて説明すれば、次のようである。図7は、本発明の一実施例による月毎のピーク電力と契約電力を示した図である。ここで、ピーク電力は1ヵ月における15分間電力の最大値を意味する。図7において、従来契約電力は商店と電気供給者とで締結している契約電力であり、修正契約電力は従来契約電力を修正した例である。
図7を参照すれば、従来契約電力下では契約電力以上のピーク電力が現れる月がなく、ペナルティ料金がない。しかし、契約電力が相当高く、毎月高い基本料を負担している。したがって、図7に示されたように、修正契約電力に従来契約電力を変更することができる。契約電力を修正契約電力に変更する場合、2月、4月、5月、9月は契約電力以上のピーク電力が生じてペナルティ料金を負担するようになる。しかし、これら月の基本料は既に割り引かれており、その他の月でも契約電力が低減されたため基本料が割り引かれる。このように基本料の割引額が2月、4月、5月、9月のペナルティ料金より大きければ、従来契約電力より修正契約電力に契約電力を設定することが有利である。このような原理によって次のようにeCPRを算出する。
まず、月毎に15分間電力の最大値を算出する。1年間の電力使用記録を用いてeCPRを算出する場合、12ヶ月の各月毎に15分間電力の最大値を算出する。ここで、各月毎の15分間電力の最大値をPmax(i)(iは1ないし12)とする。そして、15分間電力は5分単位の移動で計算された値である。
次いで、現在の契約電力(Pcontract)から1ずつ減少させながら臨時契約電力(Ptemp_contract)を設定し、その臨時契約電力に基づく1年間の月毎利得及び損失の和を計算する。ここで、月毎利得及び損失の和をCgain(i)とすれば、1年間の利得及び損失の和は次のようである。下記式において、αはペナルティ付加比率であって、例えば2.5である。
また、Cgain(i)は次のようである。
すなわち、臨時契約電力が15分間電力より大きい場合、ペナルティはなく、契約電力を低めると基本料が安くなるため、利得が発生する。一方、臨時契約電力が15分間電力より小さい場合、ペナルティが賦課され、ペナルティは15分間電力から臨時契約電力を引いた値にペナルティ付加比率(現在2.5)を乗じた値である。この値は損失になる。ここでは、ペナルティ賦課の際、基本料の割引を反映していないが、ペナルティ賦課による損失と同時に、契約電力の低減とともに発生する基本料の利得を反映することができる。
このように、臨時契約電力を1ずつ減少させながら、1年間の利得及び損失の和が0以上になる、最小臨時契約電力を算出することができ、その臨時契約電力が最適の契約電力(Popt_contract)になる。したがって、この最適の臨時契約電力を新たな契約電力として推薦することができる。または、現在の契約電力と前記最適の臨時契約電力との間の比率を次のように計算して、eCPRとして使用者に通知することもできる。
このとき、Popt_contractは前記算出された最適の臨時契約電力そのものでもあり、または最適の臨時契約電力に安定率、例えば1ないし1.2の値が乗じられた値でもあり得る。
eCPRが1であれば現在の契約電力が適切であることを意味し、1より大きければ契約電力の修正が不可能であることを意味し、1より小さければ契約電力の修正が可能な状態であることを意味する。
eCPRの算出において、1年間の電力使用記録を用いることを説明したが、これに制限されず、その期間は6ヶ月であっても良く、またはその以上でもその以下でも良い。実施形態によって期間は適切に選択し適用することができる。
図8は、図3のエネルギー管理プログラム313の他の実施例を示した図である。図8を参照すれば、エネルギー管理プログラム313は契約電力倍率管理モジュール801をさらに含む。
契約電力倍率管理モジュール801は、メモリ310に保存された商店の電力使用量データを用いて月毎に15分間電力の最大値を算出する。契約電力倍率管理モジュール801は、1年間の電力使用記録を用いる場合、12ヶ月の各月毎に15分間電力の最大値を算出する。15分間電力は5分単位の移動によって計算された値である。
契約電力倍率管理モジュール801は、現在の契約電力(Pcontract)から1ずつ減少させながら臨時契約電力(Ptemp_contract)を設定し、その臨時契約電力に基づく1年間の月毎料金の利得及び損失の和を計算する。すなわち、臨時契約電力が15分間電力より大きい場合、ペナルティはなく、契約電力が低められると基本料が安くなるため、利得が発生する。一方、臨時契約電力が15分間電力より小さい場合、ペナルティが賦課され、ペナルティは15分間電力から臨時契約電力を引いた値にペナルティ付加比率(現在は2.5)を乗じた値である。この値は損失になる。ここでは、ペナルティ賦課の際、基本料の割引を反映していないが、ペナルティ賦課による損失と同時に、契約電力の低減とともに発生する基本料の利得を反映することができる。
契約電力倍率管理モジュール801は、臨時契約電力を1ずつ減少させながら、前記1年間の利得及び損失の和が0以上になる、最小臨時契約電力を算出することができ、その臨時契約電力が最適の契約電力(Popt_contract)として選択される。契約電力倍率管理モジュール801は、前記最適の臨時契約電力を新たな契約電力として使用者に推薦することができる。契約電力倍率管理モジュール801はディスプレイ装置341に表示するか、又は、文字メッセージなどを通じて使用者に通知することができる。
また、契約電力倍率管理モジュール801は、現在の契約電力と前記最適の臨時契約電力との比率を計算し、ディスプレイ装置341に表示するか、又は、文字メッセージなどを通じて使用者に通知することができる。
図9は、図3のエネルギー管理プログラム313のさらに他の実施例を示した図である。図9を参照すれば、エネルギー管理プログラム313は冷暖房制御モジュール901をさらに含む。エネルギー管理装置300は商店内冷暖房制御機などに連結され、商店の室内温度情報を収集するか、又は、自体センサを用いて商店の室内温度をセンシングすることができる。
冷暖房制御モジュール901は、最初駆動の際、商店の室内温度情報を用いて現在冷房モードであるか、それとも、暖房モードであるかを判断する。冷暖房制御モジュール901は一定時間(例えば5分間)収集した室内温度情報を用いて、以前の室内温度より現在の室内温度が高ければ暖房モードであると判断し、以前の室内温度より現在の室内温度が低ければ冷房モードであると判断する。
暖房モードにおける温度制御
冷暖房制御モジュール901は、現在モードが暖房モードである場合、室内温度がガイド温度より一定値T1以上高ければ、通信回路352を通じて暖房機器に最低温度(例えば、18℃)に設定するための制御命令を伝送する。
冷暖房制御モジュール901は、前記制御命令を送信したにもかかわらず、室内温度がガイド温度より一定値T2(ここで、T2は前記T1より高い)以上高ければ、通信回路352を通じて暖房機器にオフ制御命令を伝送する。
冷暖房制御モジュール901は、冷暖房機器をオフして室内温度が一定温度以下(ここでの温度はガイド温度より低い値)になれば、暖房機器にオン制御命令及び最低温度(例えば、18℃)に設定するための制御命令を伝送する。
冷房モードにおける温度制御
一般に、冷房機のオン状態では、一定温度までは温度が迅速に低下する。そして、一定温度からは目的とした特定温度まで低下するのに長時間がかかる。すなわち、冷房機はオン状態であるが室内温度は下がらない(または、ゆっくり下がる)区間が生じ、このような区間は電力ロス区間である。したがって、本実施例ではこのような電力ロス区間に進入すれば、自動に冷房機を送風モードに変更するか又はターンオフさせる。
冷暖房制御モジュール901は、冷房モードで室内温度が一定温度を一定時間維持するか、室内温度の低下比率が低くなる時点、または、特定温度に達したとき、通信回路352を通じて送風モードに変更する制御命令またはオフ制御命令を冷房機に伝送する。
本明細書は多くの特徴を含んでいるが、これら特徴が本発明の範囲または特許請求の範囲を制限すると解釈されてはならない。また、本明細書で個別的な実施例で説明された特徴は単一実施例として組み合わせられて具現され得る。逆に、本明細書で単一実施例として説明された多様な特徴は個別的に多様な実施例で具現されるか、又は、適切に組み合わせられて具現され得る。
図面では動作が特定の手順で説明されたが、これら動作が図示された特定の手順で行われるか、一連の連続された手順で行われるか、または、所望の結果を得るために全ての説明された動作が行われると理解されてはならない。特定環境では、マルチタスキング及び並列プロセッシングが有利であり得る。さらに、上述した実施例では多様なシステム構成要素が区分されているが、全ての実施例でそのような区分を要求することはない。上述したプログラム構成要素及びシステムは、一般に単一ソフトウェア製品またはマルチプルソフトウェア製品にパッケージで具現され得る。
上述したような本発明の方法は、プログラムで具現されてコンピューター可読の記録媒体(CD−ROM、RAM、ROM、フロッピーディスク、ハードディスク、光磁気ディスクなど)に記録され得る。このような過程は本発明が属する技術分野で通常の知識を持つ者が容易に実施できるため、これ以上の詳しい説明は省略する。
以上の本発明は、本発明が属する技術分野で通常の知識を持つ者が本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で様々に置換、変形及び変更できるため、上述した実施例及び添付された図面によって限定されるものではない。
300:エネルギー管理装置
310:メモリ
320:チップ
321:メモリ制御機
322:CPU
323:周辺インターフェース
330:I/Oザブシステム
341:ディスプレイ装置
342:入力装置
352:通信回路
301:受信モジュール
303:契約電力算出モジュール
305:契約電力推薦モジュール

Claims (6)

  1. 商店のエネルギーを管理するエネルギー管理装置において、
    前記商店の電力量計から伝送された電力使用量データを受信する受信モジュールと、
    冷暖房電力使用量を除いた電力使用量データを用いて基準時間の間の最大電力使用量を算出し、前記基準時間の間の最大電力使用量に基づいて電力量単位時間の間の電力使用量を算出し、冷暖房機の定格消費電力を保存する保存部に保存された前記定格消費電力のうち前記電力使用量データを受信した店舗に設置されている冷暖房機の定格消費電力と前記電力量単位時間の間の電力使用量を合算して推薦契約電力を算出する契約電力算出モジュールと、
    前記推薦契約電力を提示する提示部と、
    を含むエネルギー管理装置。
  2. 前記契約電力算出モジュールは、前記電力量単位時間の間の電力使用量に冷暖房機の定格消費電力を合算した後、バッファ係数を乗じて推薦契約電力を算出することを特徴とする請求項1に記載のエネルギー管理装置。
  3. 前記基準時間は、電気供給者が契約電力違反を判断する時間であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエネルギー管理装置。
  4. 前記契約電力算出モジュールは、前記基準時間Aより短時間Bの電力使用量のN区間(NはA/B)移動和のうち最大値を前記基準時間の間の最大電力使用量として決定することを特徴とする請求項3に記載のエネルギー管理装置。
  5. 前記基準時間は、電気供給者が契約電力違反を判断する時間より短時間であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエネルギー管理装置。
  6. エネルギー管理装置のエネルギー管理方法において、
    前記エネルギー管理装置が商店の電力量計から伝送された電力使用量データを受信する段階と、
    前記エネルギー管理装置が冷暖房電力使用量を除いた電力使用量データを用いて基準時間の間の最大電力使用量を算出する段階と、
    前記エネルギー管理装置が前記基準時間の間の最大電力使用量に基づいて電力量単位時間の間の電力使用量を算出し、冷暖房機の定格消費電力を保存する保存部に保存された定格消費電力のうち前記電力使用量データを受信した店舗に設置されている冷暖房機の定格消費電力と前記電力量単位時間の間の電力使用量を合算して推薦契約電力を算出する段階と、
    前記推薦契約電力を提示する段階と、
    を含むエネルギー管理方法。
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