JP6468791B2 - 画像処理装置、撮像装置、画像処理システム、画像処理方法および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置、画像処理システム、画像処理方法および画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像の高解像化に伴う弊害の低減を目的とする画像処理装置、撮像装置、画像処理システム、画像処理方法および画像処理プログラムに関する。
近年、表示装置の高精細化に伴って画像の高画質化が望まれている。画質を向上させるためには、画像の高解像化やノイズ低減などが重要となる。高解像化には、単純なシャープネス処理の他、ウィナーフィルタなどの逆フィルタを用いた処理、あるいは最小二乗法に基づいた推定を行う超解像処理などがある。しかしながら、これらの処理は画像の解像感を向上させる一方で、ノイズの増幅やリンギングなどの弊害を発生させ、画質の低下を招いてしまう。
そこで、特許文献1では、逆フィルタによる高解像化を行う際、画像のエッジ部とそれ以外の領域で高解像化の強度を変化させ、ノイズ増幅を抑えつつ高解像化画像を生成する手法が開示されている。
また、特許文献2では、NLM(Non−local Means)フィルタと呼ばれる被写体空間の自己相似性を利用したノイズ低減手法が提案されている。NLMフィルタは、注目画素の信号値を、注目画素の周辺に位置する複数の画素の加重平均された信号値で置換することでノイズを低減する手法である。この際、加重平均で用いる重みは、注目画素の近傍の部分領域における各信号値を成分としたベクトルと、注目画素の周辺に位置する画素から同様に生成したベクトル間の距離に応じて決定される。これにより、エッジの解像感を保ちつつ、画像からノイズを除去することが可能となる。
特開2011−71930号公報 米国特許第8427559号明細書
しかしながら、特許文献1で開示された手法では、非エッジ領域における高解像化の強度を低下させるだけで、エッジ領域では従来と同様にノイズ増幅とリンギングが発生してしまう。また、高解像化された画像に対して、特許文献2で開示された手法を用いた場合、増幅されたノイズは低減されるものの、強く発生したリンギングはエッジと判定されてしまうため除去することができない。
このような課題を鑑みて、本発明は、画像の高解像化に伴って発生する複数の弊害を同時に低減可能な画像処理装置、撮像装置、画像処理システム、画像処理方法および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一側面としての画像処理装置は、入力画像を高解像化した第1の画像と、前記第1の画像よりも解像度合が小さい第2の画像と、を取得する第1の取得手段と、前記第1の画像から注目画素を選択する選択手段と、前記第2の画像から、前記注目画素に対応する画素を含む第1のデータと、複数の第2のデータを取得する第2の取得手段と、前記第1および第2のデータの相関に基づいて、前記複数の第2のデータごとに重みを決定する決定手段と、前記第1の画像から前記複数の第2のデータに対応する複数の参照画素の信号値を取得する第3の取得手段と、前記複数の参照画素の信号値と前記重みから算出した信号値に基づいて、前記注目画素に対応する出力画素を生成する生成手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明の他の側面としての撮像装置は、結像光学系が結像する被写体像を撮像して前記入力画像を出力する撮像手段と、前記入力画像を高解像化した第1の画像と、前記第1の画像よりも解像度合が小さい第2の画像と、を取得する第1の取得手段と、前記第1の画像から注目画素を選択する選択手段と、前記第2の画像から、前記注目画素に対応する画素を含む第1のデータと、複数の第2のデータを取得する第2の取得手段と、前記第1および第2のデータの相関に基づいて、前記複数の第2のデータごとに重みを決定する決定手段と、前記第1の画像から前記複数の第2のデータに対応する複数の参照画素の信号値を取得する第3の取得手段と、前記複数の参照画素の信号値と前記重みから算出した信号値に基づいて、前記注目画素に対応する出力画素を生成する生成手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明の他の側面としての画像処理システムは、結像光学系が結像する被写体像を撮像して前記入力画像を出力する撮像手段と、前記入力画像を高解像化して第1の画像と、前記第1の画像よりも解像度合が小さい第2の画像を生成する画像生成手段と、前記第1および第2の画像を取得する第1の取得手段と、前記第1の画像から注目画素を選択する選択手段と、前記第2の画像から、前記注目画素に対応する画素を含む第1のデータと、複数の第2のデータを取得する第2の取得手段と、前記第1および第2のデータの相関に基づいて、前記複数の第2のデータごとに重みを決定する決定手段と、前記第1の画像から前記複数の第2のデータに対応する複数の参照画素の信号値を取得する第3の取得手段と、前記複数の参照画素の信号値と前記重みから算出した信号値に基づいて、前記注目画素に対応する出力画素を生成する生成手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明の他の側面としての画像処理方法は、入力画像を高解像化した第1の画像と、前記第1の画像よりも解像度合が小さい第2の画像と、を取得するステップと、前記第1の画像から注目画素を選択するステップと、前記第2の画像から前記注目画素に対応した画素を含む第1のデータを取得するステップと、前記第2の画像から複数の第2のデータを取得するステップと、前記第1および第2のデータの相関に基づいて、前記複数の第2のデータごとに重みを決定するステップと、前記第1の画像から前記複数の第2のデータに対応する複数の参照画素の信号値を取得するステップと、前記複数の参照画素の信号値と前記重みから算出した信号値に基づいて、前記注目画素に対応する出力画素を生成するステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明の他の側面としての画像処理プログラムは、入力画像を高解像化した第1の画像と、前記第1の画像よりも解像度合が小さい第2の画像と、を取得するステップと、前記第1の画像から注目画素を選択するステップと、前記第2の画像から前記注目画素に対応した画素を含む第1のデータを取得するステップと、前記第2の画像から複数の第2のデータを取得するステップと、前記第1および第2のデータの相関に基づいて、前記複数の第2のデータごとに重みを決定するステップと、前記第1の画像から前記複数の第2のデータに対応する複数の参照画素の信号値を取得するステップと、前記複数の参照画素の信号値と前記重みから算出した信号値に基づいて、前記注目画素に対応する出力画素を生成するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、画像の高解像化に伴って発生する複数の弊害を同時に低減可能な画像処理装置、撮像装置、画像処理システム、画像処理方法および画像処理プログラムを提供することができる。
実施例1の撮像装置の外観図である。 実施例1の撮像装置のブロック図である。 実施例1の画像処理方法のフローチャートである。 実施例1の画像処理部の構成図である。 画像の解像度合に関する説明図である。 実施例1の第1の画像と第2の画像との関係図である。 弊害低減処理の説明図である。 実施例2の画像処理方法のフローチャートである。 実施例2の第1の画像と第2の画像との関係図である。 実施例3の画像処理システムの外観図である。 実施例3の画像処理システムのブロック図である。 実施例4の撮像システムの外観図である。 実施例4の撮像システムのブロック図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
具体的な実施形態の説明に移る前に、本発明の高解像化に伴う弊害の低減方法に関して概要を述べておく。簡単のため、説明はモノクロ画像を例にして行う。カラー画像の場合は、各成分に対して同様の処理を実行すればよい。
まず、逆フィルタや超解像処理を用いて、入力画像を高解像化した第1の画像を生成する。この際、第1の画像には高解像化に伴う弊害(ノイズ増幅やリンギングなど)が発生している。
次に、第1の画像から弊害低減の対象となる注目画素を選択する。そして、第2の画像から注目画素に対応する画素(注目対応画素)を含む部分領域を注目対応データ(第1のデータ)として取得する。ここで、第2の画像とは、第1の画像と同一の被写体空間を撮像し、かつ解像度合が第1の画像より小さい画像のことである。すなわち、第2の画像は、第1の画像に対して高解像化の弊害が小さい、あるいは弊害がそもそも存在していない。第2の画像の例として、入力画像そのものや、入力画像に第1の画像より弱い高解像化を施した画像などが挙げられる。また、解像度合とは、画像のコントラストや周波数分布などを指すが、その詳細に関しては後述する。
次に、第2の画像から部分領域である参照対応データ(第2のデータ)を複数取得し、それぞれ注目対応データとの相関値を算出する。相関値に応じて、各参照対応データの重みが決定される。重みは、相関が高いほど、つまり参照対応データが注目対応データと似ているほど大きくなるように決定される。
次に、参照対応データと対応する参照画素の信号値を第1の画像から取得し、参照対応データで算出した重みを用いて、信号値の加重平均値を算出する。そして、注目画素の信号値を加重平均値で置換することにより、弊害の低減が終了する。
以上のように、弊害の少ない(あるいは、ない)第2の画像から相関値を算出することで、弊害の影響が抑制された高精度な重みを得ることができる。この重みを用いて平均化を行うことで、従来のNLMフィルタのノイズ低減効果に加え、リンギング等のその他弊害も抑える効果が得られる。
本実施例では、本発明の画像処理方法を撮像装置100に適用した場合について説明する。図1は撮像装置100の外観図、図2は撮像装置100のブロック図である。
画像取得部101は、結像光学系と撮像素子を有している。撮像素子としては、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)などが挙げられる。撮影時、画像取得部101に入射した光は結像光学系によって集光され、撮像素子でアナログの電気信号に変換される。アナログの電気信号は、A/Dコンバータ102でデジタル信号となり、画像処理部103に入力される。画像処理部(画像処理装置)103は、所定の処理に加えて、高解像化処理とそれに伴う弊害の低減処理を行う。これらの処理に関しては、後述する。また、これらの処理では、記憶部104に記憶された画像取得部101の光学特性や、状態検出部109で検出された画像取得部101の撮影条件に関する情報が使用される。ここで、光学特性とは、画像取得部101内の結像光学系における収差や回折、またはデフォーカスに関する情報(例えば、光学伝達関数や点像強度分布)を指す。また、撮影条件とは、撮影時における画像取得部101の状態を指し、例えば絞りの状態やフォーカス位置、露光中における撮像装置100のぶれ軌跡、またはズームレンズにおける焦点距離などである。状態検出部109は、撮影条件に関する情報をシステムコントローラ107から得てもよいし、制御部108から得てもよい。処理後の画像は、画像記録媒体106に所定のフォーマットで保存される。この際、同時に撮影条件に関する情報を保存してもよい。また、すでに画像記録媒体106に保存されている画像を読み出して、画像処理部103で高解像化と弊害低減処理を行ってもよい。画像記録媒体106に保存された画像を鑑賞する際は、画像が液晶ディスプレイなどの表示部105に出力される。以上に述べた一連の制御は、システムコントローラ107により行われ、画像取得部101の機械的な駆動はシステムコントローラ107の指示によって制御部108で行われる。
次に、図3のフローチャートを用いて、画像処理部103で行われる高解像化の弊害に対する低減処理方法に関して詳細に説明する。図3に示す方法は、コンピュータに各ステップの機能を実行させるための画像処理プログラムとして具現化が可能である。また、図4は、画像処理部103の構成図である。
ステップS101では、第1の取得手段103aが画像取得部101で得られた入力画像を取得する。入力画像には、撮影時の様々な要因、例えば、画像取得部101における結像光学系の収差や回折、撮像素子でのサンプリング、または露光中における撮像装置100のぶれ等によって被写体空間の情報が失われている。さらに入力画像には、撮像素子などで発生したノイズが存在している。
ステップS102では、第1の取得手段103aが入力画像から解像力が異なる2つの高解像化画像を生成する。これらのうち、解像度合の高い方を第1の画像、解像度合の低い方を第2の画像と呼ぶ。ただし、第2の画像は入力画像そのもの、あるいは入力画像に平滑化フィルタ等の低解像化処理を施した画像でも構わない。しかし望ましくは、後述するように第2の画像の解像度合が入力画像の解像度合以上であるほうがよい。
ここで、解像度合とは、画像がどの程度、被写体空間の情報を所持しているかを表すものであり、例えばその指標として、画像のコントラストや最大解像周波数、あるいは周波数分布が挙げられる。ここで、最大解像周波数とは、スペクトル強度がしきい値以上となる最大空間周波数の絶対値を指す。しきい値は、画像に求める画質から決定するとよい。コントラストや最大解像周波数は値が大きいほど、解像度合が大きいことを意味する。また、解像度合を高精度に判定する例として、画像の周波数分布の積分値が挙げられる。図5にその概要を示す。図5では簡単のため、画像のある1次元方向における空間周波数のスペクトル強度のみを示している。横線部の面積は第1の画像200のスペクトル強度211に対する積分値を表し、縦線部の面積は第2の画像300のスペクトル強度311に対する積分値を表している。実際は、空間周波数が2次元になっているため、積分値は体積に該当する。これらの積分値が大きいほど、解像度合が大きいことを意味する。また、他の解像度合を表す方法として、高解像化のパラメータを用いる方法がある。ただし、この場合、第1の画像200と第2の画像300が同一の手法で高解像化されていないと、パラメータによる解像度合の大小判定ができない。
入力画像に施す高解像化についていくつか例を挙げておく。高解像化手法としては、ウィナーフィルタ等の逆フィルタを用いた処理の他、RL(Richardson−Lucy)法や事後確率最大化法などの超解像処理が挙げられる。これらの処理で必要となる入力画像に発生した劣化情報は、劣化が収差や回折の場合は結像光学系の設計値や測定値から取得し、露光中のぶれの場合は撮像装置100に搭載したジャイロセンサー等から取得することができる。あるいは、Blind Deconvolutionと呼ばれる、入力画像から劣化情報を推定して高解像化を行う手法を用いてもよい。
しかし、上述したいずれの手法を用いたとしても、高解像化した画像には弊害としてノイズ増幅やリンギングが発生してしまう。これらの弊害は、高解像化の強度を高めるほどに大きくなる。そのため、高解像化された第1の画像200では弊害が表出しやすい。そこで、本発明では、第1の画像200の解像感を保ちつつ、弊害を抑制することを目的としている。
次に、各高解像化の手法に関して、解像度合を表すパラメータを説明しておく。例えばウィナーフィルタによる処理は、周波数空間上において以下の式(1)で表される。
Gは入力画像の周波数分布、Hは入力画像に生じた劣化を表す光学伝達関数、HはHの複素共役、Fは高解像化された画像の周波数分布を表す。Fをフーリエ変換(あるいは、逆フーリエ変換)すれば、高解像化された画像が得られる。ここで、Γが高解像化の強度を表すパラメータであり、この値を0に近付けるほど、解像度合が増すことになる。
次に、以下の式(2)で表されるような実空間上における超解像処理を考える。
Xは入力画像、Kは入力画像に生じた劣化を表す点像強度分布、Yは高解像化された画像、*は畳み込み演算を表す。A(Y)は正則化項と呼ばれる項で、高解像化に伴う弊害を抑制する役割を担っているが、これによって弊害が完全に抑えられるわけではない。正則化項の例としては、1次平均ノルムやTV(Total Variation)ノルム等がある。ここで、λが正則化項の効果をどの程度強めるかを表すパラメータであり、一般に0に近いほど解像度合が増すことになる。
さらに、前述のRL法などの、一度高解像化を施した画像を新たな初期画像として高解像化を反復させるような手法では、その反復回数も解像度合を表すパラメータとなり得る。すなわち、第1の画像200を生成するために反復演算をしている途中の高解像化画像を第2の画像300とすることができる。この場合、第2の画像300を別に生成する計算負荷が削減される。
ステップS103では、選択手段103bが図6に示されるように第1の画像200から弊害を除去したい注目画素201を選択する。ただし、注目画素201の位置はこれに限定されず、一度に複数の画素(例えば、2×2の画素群)を選択しても構わない。
ステップS104では、第2の取得手段103cが図6に示されるように第2の画像300から第1の画像200の注目画素201に対応する画素(注目対応画素と呼ぶ)を含む部分領域である注目対応データ(第1のデータ)303を取得する。すなわち、注目画素201と注目対応画素301は各画像に対して同一の位置に存在しており、第1の画像200内の注目画素201が選択されると、第2の画像300内の注目対応画素301と注目対応データ303が決定される。注目対応データ303のサイズや形状は図5に示したものに限定されないが、注目対応データ303は信号の分布に関する情報を持っている必要があるため、複数の画素から形成されていなければならない。もし注目対応画素301が複数の画素から形成されている場合、注目対応画素301と注目対応データ303は一致していても構わない。
ステップS105では、まず、図6に示されるように、注目対応画素301の周囲に参照対応データ(第2のデータ)305a〜305cを取得する範囲を表す参照対応データ取得領域304を設定する。ただし、参照対応データ取得領域304のサイズや形状はこれに限定されず、第2の画像300の全体を参照対応データ取得領域304としても構わない。しかしながら、注目対応データ303の類似構造はその周囲に存在している可能性が高いので、計算負荷の低減から参照対応データ取得領域304を注目対応データ303の周辺に制限することが望ましい。次に、第2の取得手段103cが参照対応データ取得領域304内から参照対応画素302a〜302cとそれを含む参照対応データ305a〜305cを複数取得する。参照対応画素302a〜302cと参照対応データ305a〜305cのサイズや形状はそれぞれ、注目対応画素301と注目対応データ303に必ずしも一致しなくてよい。これは、ステップS106の相関値の算出時に、縮小変換等を用いて互いのサイズや形状を合わせることができるためである。ただし、この変換を行った場合、ステップS109の加重平均算出で用いる参照画素にも、同様の変換を施す必要がある。さらに、入力画像がカラー画像の場合、注目対応データとは異なる色成分から参照対応データを取得してもよい。例えば、RGB(Red,Green,Blue)画像において注目対応データをR成分から選択していた場合でも、G成分およびB成分から参照対応データを取得してもよい。これは高解像化に伴う弊害の強さが、一般にRGB成分間でそれほど変化しないためである。なお、本実施例では、参照画素および参照対応データをそれぞれ3つずつ取得しているが、それ以上取得しても構わない。
ステップS106では、複数の参照対応データ305a〜305cそれぞれとの注目対応データ303に対する相関値を算出する。相関値の算出には、SIFT(Scale−Invariant Feature Transform)やSURF(Speeded−Up Robust Features)などの特徴ベースの手法、または後述する領域ベースの手法を用いるとよい。特徴ベースの手法では特徴量に着目するため、注目対応データと参照対応データの画素数が異なっていても相関値が算出できる。一方、領域ベースの手法では互いの信号値の差に着目するため、両者の画素数を合わせないと正しく算出ができない。ただし、特徴ベースより領域ベースの相関算出の方が相似性を高精度に判定できるため、領域ベースの手法を用いることが望ましい。領域ベースの相関算出式の例として、以下の2つを挙げておくが、算出方法はこれに限定されるものではない。
<相関算出式の例1>
相関算出式の例1では、注目対応データと参照対応データの信号差の二乗平均平方根を使用する。注目対応データおよび参照対応データを画像の部分領域として、つまり行列で扱う場合は、相関算出式gは以下の式(3)で表される。
Tは注目対応データにおける各画素の信号値を成分Tijとする行列、NはTの行数、MはTの列数、Rはk番目の参照対応データの各信号値を成分とする行列である。Ρは以下の式(4)を満たし、Ρijはその成分を表す。
RkはRの行数、MRkはRの列数である。また、σ(R,N/NRk,M/MRk)は、行列Rの行数をN/NRk倍、列数をM/MRk倍にする変換(画像でいえば拡大、あるいは縮小)を表す。σの変換には、バイリニア補間やバイキュービック補間などを用いるとよい。
対象データと参照データをそれぞれ、各信号値が成分のベクトルとして扱う場合、式(3)は以下の式(5)のように書き換わる。
tは注目対応データの各信号値を成分tとしたベクトル、rはk番目の参照対応データの各信号値を成分としたベクトル、ρは行列Ρの各成分を1次元に並び換えたベクトルで、ρの成分がρである。
式(3)および(5)で表される相関算出式は、注目対応データと参照対応データの差分を見ているため、値が0に近いほど両者の相似性が高いことを意味する。
ここで、注目対応データおよび参照対応データの信号から直流成分(平均値を指し、画像の明るさに相当する)を減算してもよい。相関算出によって判定したいのは、注目対応データと参照対応データの持つ構造がどの程度似ているかであるため、その明るさ(直流成分)は無関係である。また、両者の相関が最も高くなるように、参照対応データのコントラストを調整してもよい。これは参照対応データの交流成分をスカラー倍することに相当する。このとき、式(3)は、以下の式(6)のように書き換わる。
aveとΡaveは、それぞれ行列TとΡにおける各信号値の平均値である。平均値は、均一の重みで算出してもよいし、加重平均にしてもよい。cは、コントラストを調整する係数であり、最小二乗法から以下の式(7)で表される。
式(6)で相関値を算出した場合、ステップS109の加重平均算出時にも同様に明るさとコントラストの調整を施す必要がある。
<相関算出式の例2>
相関算出式の例として、SSIM(Structure Similarity)を使用してもよい。SSIMを用いた相関算出式は、以下の式(8)で表される。
L,C,Sはそれぞれ、明るさ、コントラスト、その他の構造に関する評価関数であり、0〜1の値をとる。各々の値が1に近いほど、比較する2つの信号が近いことを意味する。α,β,γは、各評価項目の重みを調整するパラメータである。ここで、α=0とすれば直流成分(明るさ)の差し引かれた相関算出が行われ、β=0とすれば交流成分のスカラー倍(コントラストの調整)を相関算出時に加味する必要がなくなるため、式(6)と同様の評価を行うことができる。
なお、複数の相関算出式を組み合わせて相関値を算出しても構わない。また、領域ベースの相関算出、例えば、相関算出式の例1または例2を用いる際、参照対応データに等長変換を施して注目対応データとの相関値が最も高くなるようにしてもよい。等長変換とは、例えば、恒等変換や回転変換、あるいは反転変換などである。この際、最も相関値が高くなった変換を、ステップS109の加重平均算出時にも施すこととなる。より相似性の高い参照対応データを見つけることで、弊害低減の効果を向上させることができる。ただし、計算量は増大してしまうので、弊害低減の効果と計算量を比較して、等長変換を施すかを決めるとよい。
ステップS107では、決定手段103dが、ステップS106で算出された相関値から複数の参照対応データ305a〜305cのそれぞれに対する重みを決定する。相関が高いほど、参照対応データは注目対応データと類似しているので、重みが大きくなるように設定する。例えば、式(5)を用いて、以下の式(9)のように重みを決定する。
はk番目の参照対応データに対応した重み、hはフィルタの強さを表す。Zは重みwの規格化因子であり、以下の式(10)を満たす。
ただし、重みを決定する方法はこれに限定されない。例えば、相関値と対応した重みのテーブルを所持しておき、そのテーブルを参照して重みを決定してもよい。
ステップS108では、第3の取得手段103eが、第1の画像200から第2の画像300における複数の参照対応画素302a〜302cそれぞれに対応する複数の参照画素202a〜202cの信号値を取得する。参照対応画素302a〜302cと参照画素202a〜202cは、各々の画像に対して同一の位置に位置している。なお、本ステップはステップS105からステップS109の間なら、いつ実行しても構わない。また、本実施例では、参照画素を3つ取得しているが、それ以上取得しても構わない。
ステップS109では、ステップS107で決定された重みを用いて、参照画素の信号値における加重平均を算出する。そして、生成手段103fが、算出した加重平均で注目画素の信号値を置換し、注目画素201から弊害が除去された出力画素を生成する。注目画素の近傍の構造と似た構造の信号値が重み付けされて平均化されるため、注目画素の構造(言い換えると、エッジの解像感)を保ったまま、高解像化で増幅されたノイズが低減される。さらに、重みをリンギングの少ない第2の画像から算出したことで、リンギングを被写体空間の本来の構造と区別することができ、ノイズと同様に平均化によってリンギングが低減されることとなる。
ここまでの処理の流れを図7に示す。第2の画像300から算出された重みw(k=1,2,3・・・)を用いて、参照画素202a〜202cの加重平均である平均信号値203を算出する。そして、平均信号値203で注目画素201の信号値を置換する。ここで、加重平均信号値saveは、以下の式(11)のように算出した。
はk番目の参照画素における信号値である。注目画素と参照画素が複数の画素を有する場合、sおよびsaveはベクトル量となる。ただし、加重平均の算出方法はこれに限らず、例えば非線型結合などを用いてもよい。
また、ステップS106での相関値の算出において、直流成分の減算とコントラストの調整を行っている場合は、参照画素に対応する明るさとコントラストの調節を行ってから加重平均を算出しなければならない。これは式(4)のサイズ変換や、等長変換に関しても同様である。
また、本実施例では弊害低減のために置換処理を用いたが、信号値の加重平均を参考にして学習型の弊害低減処理を使用してもよい。
ステップS110では、入力画像の既定の領域を処理し終えたかを判定する。弊害を低減したい画素を全て処理し終えたなら終了し、まだ残っている場合はステップS103に戻って新たな注目画素を選択する。
以上のような処理により、画像の高解像化に伴って発生する複数の弊害を同時に低減することができる。
次に、本発明の効果を高めるための望ましい条件について説明する。
まず、第2の画像の解像度合は、入力画像の解像度合以上であることが望ましい。もし、第2の画像の解像度合が第1の画像の解像度合に比べて小さ過ぎると、加重平均で生成した出力画像は第1の画像より解像感が低下する。これは第1の画像よりも解像度合の小さい第2の画像から重みを算出するため、類似性の低い構造でも重みが大きくなってしまうからである。そのため、入力画像よりも第2の画像の解像度合を低下させることは避けるほうが望ましい。
また、第2の画像の解像度合は、第1の画像の解像度合に応じて決定することが望ましい。第1および第2の画像の解像度合が近いと、両者に出現した弊害も同程度となってしまい、弊害除去の効果が得られにくくなるためである。逆に第1および第2の画像の解像度合が離れ過ぎても、前述したように出力画像の解像感が低下してしまう。
また、入力画像を撮影した際の撮影条件から第2の画像の解像度合を決定することが望ましい。さらに望ましくは、撮影条件には、ISO感度と輝度レベルの情報が含まれているとよい。これは入力画像に発生しているノイズは、撮影時のISO感度や入力画像の輝度レベルによって変化するためである。つまり、入力画像に発生しているノイズが大きいほど、高解像化時に増幅されるノイズも大きくなるので、より解像度合が小さい画像、言い換えるとノイズ増幅が小さい画像を第2の画像としたほうがノイズ低減効果を向上させられる。
また、第2の画像の解像度合に応じて、ステップS107で決める重みを変化させることが望ましい。さらに望ましくは、第1および第2の画像の解像度合の差が大きいほど、注目対応データと相関が強い参照対応データの重みを、相関が弱いものの重みで除した値が大きくなるようにするとよい。注目対応データと相関が強い参照対応データほど、重みがより大きくなるようにパラメータを調節することで、より相似性の高い構造だけが重視されるようになり、解像感の低下を防ぐことができる。例えば、式(9)では、hを0に近付けることに相当する。
以上のような構成により、画像の高解像化に伴って発生する複数の弊害を同時に低減可能な撮像装置を提供することができる。
図8,9を用いて、注目画素における弊害の大きさに応じて処理を切り換え可能な本実施例の画像処理方法を撮像装置100に適用した場合について説明する。図8は本実施例の画像処理方法のフローチャート、図9は本実施例の第1の画像500と第2の画像600との関係図である。なお、以下の説明では、実施例1の処理フローと同様の部分を省略する。また、図8に示す方法は、コンピュータに各ステップの機能を実行させるための画像処理プログラムとして具現化が可能である。
ステップS201〜S204は、実施例1におけるステップS101〜S104と同様であるので説明を省略する。
ステップS205では、第2の取得手段103cが第1の画像500内の注目画素501を含む注目データ(第3のデータ)503を取得する。そして、第2の取得手段103cは、注目データ503と第2の画像600内の注目対応画素601を含む注目対応データ603との相関値を算出する。ただし、注目画素501や注目データ503のサイズと形状、および位置はこれに限定されない。相関値の算出には、実施例1で挙げた手法などを用いるとよい。また、注目データ503の形状やサイズは、必ずしも注目対応データ603と一致している必要はない。
ステップS206では、第2の取得手段103cがステップS205で算出された相関値が既定の条件を満たすか否かの判定を行う。注目データ503と注目対応データ603との相関値が規定の条件を満たす(相関が高い)場合はステップS207、条件を満たさない(相関が低い)場合はステップS210に進む。なお、本実施例では、第2の取得手段103cによって、注目データ503と注目対応データ603との相関値を算出し、算出された相関値が既定の条件を満たすか否かの判定を行っているが、他の構成によって行ってもよい。
ここで、規定の条件を満たすと判定された場合は、注目データ503における高解像化の弊害が弱いことを意味しているので、従来のNLMフィルタと同様の処理を実行する。一方、既定の条件を満たさないと判定された場合は弊害の影響が強いので、ステップS210〜S213では、実施例1のステップS105〜S108と同様に、弊害低減処理を実行する。
ステップS207では、第1の画像500から複数の参照画素502a〜502cと参照画素502a〜502cを含む部分領域である参照データ505a〜505cを取得する。参照データ505a〜505cのサイズおよび形状は、必ずしも注目データ503と一致している必要はない。また、注目画素501の周辺に参照データ取得領域504を設定して、その中から複数の参照データを取得してもよい。なお、本実施例では、参照画素および参照データをそれぞれ3つずつ取得しているが、それ以上取得しても構わない。
ステップS208では、実施例1のステップS106で説明した方法と同様の方法で、注目データ503と参照データ505a〜505cとの相関値を算出する。
ステップS209では、実施例1のステップS107で説明した方法と同様の方法で、ステップS208で算出された相関値から各参照データの重みを決定する。
ステップS214では、決定された重みを用いて参照画素502a〜502cの信号値における加重平均を算出する。そして、算出した加重平均を用いて、実施例1のステップS109と同様に注目画素501から弊害が除去された出力画素を生成する。
ステップS215は、実施例1のステップ110と同様に弊害除去したい画素が残っている場合は、ステップS203に戻る。
以上のような構成により、画像の高解像化に伴って発生する複数の弊害を同時に低減可能な撮像装置を提供することができる。
本実施例では、実施例1,2で説明した画像処理方法を画像処理システムに適用した例について説明する。本実施例の画像処理システムでは、撮像装置と画像処理方法を行う画像処理装置が個別に存在し、それらを接続することで高解像化された画像の弊害低減を行う。図10は本実施例の画像処理システムの外観図、図11は画像処理システムのブロック図である。
撮像装置401は、結像光学系が結像する被写体像を撮像することで入力画像を取得する。撮像装置401で取得された入力画像は、通信部403を介して画像処理装置402に入力される。この際、必要に応じて撮像装置401の光学特性(光学伝達関数や点像強度分布)や撮影時の撮影条件(焦点距離、絞り値、ISO感度など)に関する情報が記憶部404に記憶される。高解像化部405は、入力画像から異なる解像力の第1の画像と第2の画像を生成する。ただし、撮像装置401が高解像化処理を行い、画像処理装置402に既に生成された第1の画像と第2の画像を入力してもよい。また、第2の画像を入力画像そのものとしてもよい。第1および第2の画像は、弊害低減部406に入力され、画像処理(弊害低減処理)が実行される。処理後の出力画像は、通信部403を介して表示装置407、記録媒体408、出力装置409のいずれか、または複数に出力される。表示装置407は、例えば液晶ディスプレイやプロジェクタ等である。ユーザーは、表示装置407を介して、処理途中の画像を確認しながら作業を行うことができる。記録媒体408は、例えば半導体メモリ、ハードディスク、ネットワーク上のサーバー等である。出力装置409は、プリンタなどである。画像処理装置402は、必要に応じて現像処理やその他の画像処理を行う機能を有していてよい。
以上のような構成により、画像の高解像化に伴って発生する複数の弊害を同時に低減可能な画像処理システムを提供することができる。
本実施例では、実施例1,2で説明した画像処理方法を撮像システムに適用した例について説明する。図12は本実施例の撮像システムの外観図、図13は撮像システムのブロック図である。本実施例の撮像システムは、撮像装置が無線で接続されたサーバーに画像を転送し、サーバー内で高解像化とそれに伴う弊害低減処理を行う。
サーバー703は、通信部704を有し、ネットワーク702を介して撮像装置701に接続されている。撮像装置701で撮影が行われると、入力画像が自動的、あるいは手動でサーバー703に入力される。その際、必要に応じて撮像装置701の光学特性や撮影条件に関する情報も入力される。なお、サーバー703に入力される画像は入力画像の代わりに、第1の画像と第2の画像でもよい。サーバー703に入力された入力画像は、記憶部705に記憶される。その後、入力画像には画像処理部706で高解像化処理と、弊害低減処理が施され、出力画像が生成される。出力画像は撮像装置701に出力されるか、記憶部705に記憶される。
以上のような構成により、画像の高解像化に伴って発生する複数の弊害を同時に低減可能な撮像システムを提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されたものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形、及び変更が可能である。
103 画像処理部(画像処理装置)
103a 第1の取得手段
103b 選択手段
103c 第2の取得手段
103d 決定手段
103e 第3の取得手段
103f 生成手段
200 第1の画像
201 注目画素
202a〜202c 参照画素
203 平均信号値
300 第2の画像
301 注目対応画素
303 注目対応データ(第1のデータ)
304 参照対応データ取得領域
305a〜305c 参照対応データ(第2のデータ)

Claims (15)

  1. 入力画像を高解像化した第1の画像と、前記第1の画像よりも解像度合が小さい第2の画像と、を取得する第1の取得手段と、
    前記第1の画像から注目画素を選択する選択手段と、
    前記第2の画像から、前記注目画素に対応する画素を含む第1のデータと、複数の第2のデータを取得する第2の取得手段と、
    前記第1および第2のデータの相関に基づいて、前記複数の第2のデータごとに重みを決定する決定手段と、
    前記第1の画像から前記複数の第2のデータに対応する複数の参照画素の信号値を取得する第3の取得手段と、
    前記複数の参照画素の信号値と前記重みから算出した信号値に基づいて、前記注目画素に対応する出力画素を生成する生成手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の取得手段は、入力画像に基づいて前記第1および第2の画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の取得手段は、前記第2の画像の解像度合が前記入力画像の解像度合以上となるように、前記第2の画像を生成することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の取得手段は、前記第1の画像の解像度合に応じて前記第2の画像の解像度合を決定することを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1の取得手段は、前記入力画像を撮影した際の撮影条件に基づいて前記第2の画像の解像度合を決定することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記撮影条件は、ISO感度と輝度レベルであることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1の取得手段は、前記入力画像に反復演算を施すことで、前記第1および第2の画像を生成し、
    前記第1の画像に施される前記反復演算の回数は、前記第2の画像に施される前記反復演算の回数よりも多いことを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記決定手段は、前記第2の画像の解像度合に応じて、前記重みを決定することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記決定手段は、前記第1の画像と前記第2の画像の解像度合の差が大きいほど、前記第1のデータと相関が強い前記第2のデータの重みを、前記第1のデータと相関が弱い前記第2のデータの重みで除した値が大きくなるように、前記重みを決定することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記第2の取得手段は、前記第1の画像から前記注目画素を含む第3のデータを取得し、前記第1および第3のデータの相関に基づいて、前記第2のデータを取得するどうか判定することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 結像光学系が結像する被写体像を撮像して入力画像を出力する撮像手段と、
    前記入力画像を高解像化した第1の画像と、前記第1の画像よりも解像度合が小さい第2の画像と、を取得する第1の取得手段と、
    前記第1の画像から注目画素を選択する選択手段と、
    前記第2の画像から、前記注目画素に対応する画素を含む第1のデータと、複数の第2のデータを取得する第2の取得手段と、
    前記第1および第2のデータの相関に基づいて、前記複数の第2のデータごとに重みを決定する決定手段と、
    前記第1の画像から前記複数の第2のデータに対応する複数の参照画素の信号値を取得する第3の取得手段と、
    前記複数の参照画素の信号値と前記重みから算出した信号値に基づいて、前記注目画素に対応する出力画素を生成する生成手段と、を有することを特徴とする撮像装置。
  12. 結像光学系が結像する被写体像を撮像して入力画像を出力する撮像手段と、
    前記入力画像を高解像化して第1の画像と、前記第1の画像よりも解像度合が小さい第2の画像を生成する画像生成手段と、
    前記第1および第2の画像を取得する第1の取得手段と、
    前記第1の画像から注目画素を選択する選択手段と、
    前記第2の画像から、前記注目画素に対応する画素を含む第1のデータと、複数の第2のデータを取得する第2の取得手段と、
    前記第1および第2のデータの相関に基づいて、前記複数の第2のデータごとに重みを決定する決定手段と、
    前記第1の画像から前記複数の第2のデータに対応する複数の参照画素の信号値を取得する第3の取得手段と、
    前記複数の参照画素の信号値と前記重みから算出した信号値に基づいて、前記注目画素に対応する出力画素を生成する生成手段と、を有することを特徴とする画像処理システム。
  13. 入力画像を高解像化した第1の画像と、前記第1の画像よりも解像度合が小さい第2の画像と、を取得するステップと、
    前記第1の画像から注目画素を選択するステップと、
    前記第2の画像から前記注目画素に対応した画素を含む第1のデータを取得するステップと、
    前記第2の画像から複数の第2のデータを取得するステップと、
    前記第1および第2のデータの相関に基づいて、前記複数の第2のデータごとに重みを決定するステップと、
    前記第1の画像から前記複数の第2のデータに対応する複数の参照画素の信号値を取得するステップと、
    前記複数の参照画素の信号値と前記重みから算出した信号値に基づいて、前記注目画素に対応する出力画素を生成するステップと、を有することを特徴とする画像処理方法。
  14. 前記第1の画像から前記注目画素を含む第3のデータを取得するステップと、
    前記第1のデータと前記第3のデータとの相関を求めるステップと、
    前記相関に基づいて、前記複数の第2のデータを取得するステップを行うかどうか判定するステップと、を更に有することを特徴とする請求項13に記載の画像処理方法。
  15. 入力画像を高解像化した第1の画像と、前記第1の画像よりも解像度合が小さい第2の画像と、を取得するステップと、
    前記第1の画像から注目画素を選択するステップと、
    前記第2の画像から前記注目画素に対応した画素を含む第1のデータを取得するステップと、
    前記第2の画像から複数の第2のデータを取得するステップと、
    前記第1および第2のデータの相関に基づいて、前記複数の第2のデータごとに重みを決定するステップと、
    前記第1の画像から前記複数の第2のデータに対応する複数の参照画素の信号値を取得するステップと、
    前記複数の参照画素の信号値と前記重みから算出した信号値に基づいて、前記注目画素に対応する出力画素を生成するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
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