JP6467960B2 - ナビゲーションシステム、ナビゲーション方法、及びナビゲーションプログラム - Google Patents

ナビゲーションシステム、ナビゲーション方法、及びナビゲーションプログラム Download PDF

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Description

本発明は、目的地までの経路案内を行うナビゲーションシステム、ナビゲーション方法、及びナビゲーションプログラムに関する。
ナビゲーションシステムは、自位置特定機能、地図表示機能、誘導経路探索機能、及び経路誘導機能等の各種機能を備えていることが一般的である。このようなナビゲーションシステムにおいて、地図表示を行うに当たり、高視点から見た鳥瞰図のような3次元地図を表示するものが、例えば特開2007−26201号公報(特許文献1)によって公知となっている。3次元地図では、多くの場合、道路が地表面に沿って表示されつつ、その周辺に存在する構造物が立体的に表示される。このため、立体化された構造物により、その裏側を通る道路(特に、ユーザにとって重要な情報となり得る「誘導経路」を構成する道路)が遮蔽されて見えなくなってしまう場合がある。このような問題に対して、特許文献1の技術では、構造物に遮蔽される道路(誘導経路を含む)を構造物に重ね合わせて表示することで、構造物と道路との重なりをユーザに認識させていた。
しかし、構造物と道路とを重ね合わせて表示する構成では、構造物と道路とが複雑に入り組んだような場所ではそれらが入り乱れて表示されるため、繁雑となってかえって見づらい場合があった。
特開2007−26201号公報
3次元地図を表示しつつ経路案内を行うナビゲーションにおいて、ユーザに対して見た目の煩雑さを抑えつつ誘導経路を認識させやすくする技術が望まれる。
本開示に係るナビゲーションシステムは、
自位置を示す自位置情報を取得する自位置情報取得部と、
地図データを取得する地図データ取得部と、
出発地から目的地までの誘導経路を探索する誘導経路探索部と、
取得された前記地図データと設定された前記誘導経路とに基づいて、設定視点位置から見た地表画像、構造物画像、及び誘導経路画像を少なくとも含む3次元地図画像を表示画面に表示する表示制御部と、を備え、
前記表示制御部は、前記自位置が対象区間にある場合に、前記設定視点位置を地表面よりも下側に設定するとともに前記地表画像を半透過処理して前記3次元地図画像を描画する。
一般に、地図データに含まれる構造物のデータは、地表面から露出する地上階部分に対応する“正の”高さ情報のみを有し、地表面に埋もれる地下部分に対応する“負の”高さ情報を有していない。このため、上記の構成のように自位置が対象区間にある場合に設定視点位置を地表面よりも下側に設定することで、地図データ上、地表面よりも設定視点位置側には構造物が存在しなくなり、構造物によって誘導経路が遮蔽されること自体がなくなる。よって、例えば構造物と誘導経路との重なりをユーザに認識させる等の目的で構造物と誘導経路とを重ね合わせて表示する必要がなく、誘導経路の見やすさが確保される。その際、地表画像を半透過処理するので、地表面よりも下側の設定視点位置から見て地表面よりも奥側に突出する構造物が透視可能となり、各構造物と誘導経路との位置関係もユーザが容易に把握できる。従って、3次元地図を表示しつつ経路案内を行うナビゲーションにおいて、ユーザに対して見た目の煩雑さを抑えつつ誘導経路を認識させやすくすることができる。
本開示に係るナビゲーションシステムの技術的特徴は、ナビゲーション方法やナビゲーションプログラムにも適用可能である。このようなナビゲーション方法やナビゲーションプログラムも、本明細書によって開示される。
本開示に係るナビゲーション方法は、
自位置を示す自位置情報を取得する自位置情報取得ステップと、
地図データを取得する地図データ取得ステップと、
出発地から目的地までの誘導経路を探索する誘導経路探索ステップと、
取得された前記地図データと設定された前記誘導経路とに基づいて、設定視点位置から見た地表画像、構造物画像、及び誘導経路画像を少なくとも含む3次元地図画像を表示画面に表示する表示制御ステップと、を含み、
前記表示制御ステップでは、前記自位置が対象区間にある場合に、前記設定視点位置を地表面よりも下側に設定するとともに前記地表画像を半透過処理して前記3次元地図画像を描画する。
本開示に係るナビゲーションプログラムは、
自位置を示す自位置情報を取得する自位置情報取得機能と、
地図データを取得する地図データ取得機能と、
出発地から目的地までの誘導経路を探索する誘導経路探索機能と、
取得された前記地図データと設定された前記誘導経路とに基づいて、設定視点位置から見た地表画像、構造物画像、及び誘導経路画像を少なくとも含む3次元地図画像を表示画面に表示する表示制御機能と、をコンピュータに実現させ、
前記表示制御機能は、前記自位置が対象区間にある場合に、前記設定視点位置を地表面よりも下側に設定するとともに前記地表画像を半透過処理して前記3次元地図画像を描画する。
本開示に係る技術のさらなる特徴と利点は、以下の説明によってより明確になるであろう。
実施形態に係るナビゲーションシステムのブロック図 ナビゲーション処理の処理手順を示すフローチャート 通常3D表示処理の処理手順を示すフローチャート 特別3D表示処理の処理手順を示すフローチャート ナビゲーション処理の一例を説明するための模式図 通常3D表示処理の一例を説明するための模式図 通常3D表示処理における3次元地図画像の構成の一例を示す模式図 特別3D表示処理の一例を説明するための模式図 特別3D表示処理における3次元地図画像の構成の一例を示す模式図
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。但し、以下に記載する実施形態によって、本発明の範囲が限定される訳ではない。
本実施形態に係るナビゲーションシステム1は、ユーザに対して地点や経路に関する案内情報を提供するシステムである。本実施形態では、車載用のナビゲーションシステム1を例として説明する。この場合の「ユーザ」は、車両の乗員(主にドライバー)である。本実施形態において、ナビゲーションシステム1を構成する各構成要素は、全てが車両内の装置に備えられても良いし、或いは、一部が通信ネットワーク(例えばインターネット等)を介して車両内の装置と通信可能な外部装置(例えばサーバ等)に備えられても良い。なお、「車両内の装置」には、車両に固定的に搭載される装置(例えば埋込型車載ナビゲーション装置)だけでなく、使用時にのみ車両に持ち込まれる装置(例えばポータブルナビゲーション装置、携帯型情報端末装置、及び多機能携帯電話等)も含まれる。
図1のブロック図に示すように、ナビゲーションシステム1は、マイクロコンピュータやDSP(Digital Signal Processor)等の演算処理装置を中核部材とする演算処理部10を中核として構成されている。演算処理部10は、マイクロコンピュータ等の演算処理装置、メモリやディスク装置等の記憶媒体、及び周辺回路等のハードウェアと、プログラムやパラメータ等のソフトウェアとの協働により、ナビゲーションに係る各種機能を実現させる。
ナビゲーションシステム1(演算処理部10)は、自位置情報取得部11、地図データ取得部12、誘導経路探索部13、表示制御部14、及び誘導案内部18を備えている。表示制御部14は、視点位置設定部15、優先度決定部16、及び遮蔽判定部17を含んでいる。これらの各機能部は、入力されたデータに対して種々の処理を行うための演算部がハードウェア又はソフトウェア(プログラム)或いはその両方により構成されている。また、ナビゲーションシステム1は、地図データベース21及び記憶部22に接続されている。さらに、ナビゲーションシステム1は、GPS(Global Positioning System)受信機31、表示入力装置32、及び音声出力装置33に接続されている。これらは、互いに情報の受け渡しを行うことができるように構成されている。
地図データベース21には、地図データMが格納(記憶)されている。地図データベース21には、地図データMを構成する道路ネットワークの情報が格納されている。地図データMには、複数のノードと各ノード間を接続する道路に対応する複数のリンクとにより構成される道路ネットワークデータが含まれている。また、地図データMには、各リンクのそれぞれについてのリンク長や道路属性(制限速度や道路種別、車線数、道幅、所要時間等)等に応じたリンクコストの情報が含まれている。本実施形態では、地図データMには、各施設の位置を表す座標情報や、名称及びジャンル等を表す属性情報等を含む施設データが含まれている。さらに、地図データMには、道路やその周辺の設置物(例えば信号や標識等)、地形、各構造物(施設等)の外観の基となるデータが含まれている。本実施形態では特に、地図データMには、3D(3-dimensional;3次元)表示の基となる3D画像生成用のデータが含まれている。地図データベース21は、地図表示処理(3D地図表示処理)や目的地検索処理、経路探索処理等の実行の際に参照される。
記憶部22は、地図表示処理や目的地検索処理、経路探索処理等の実行の際に必要な情報を一時記憶する。このような記憶部22としては、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)やフラッシュメモリ等のメモリを例示することができる。図1に示すように、本実施形態の記憶部22は、当該記憶部22における互いに異なる記憶領域として、フレームバッファ22AとZバッファ22Bとを含む。フレームバッファ22Aは、画面全体の表示状態をまとめて保存しておく記憶領域であり、画素毎の色情報が記憶される。Zバッファ22Bは、画面全体の深度をまとめて保存しておく記憶領域であり、対応するフレームバッファ22Aの深さ情報(奥行情報)が記憶される。なお、フレームバッファ22AとZバッファ22Bとが物理的に互いに異なる複数の記憶部(メモリ等)で構成されても良い。
GPS受信機31は、複数のGPS衛星からのGPS信号を予め定められた周期で受信する。表示入力装置32は、表示画面32Aを有し、この表示画面32Aに各種画像や文字列等を表示する。表示入力装置32としては、例えば表示画面32Aにタッチパネルが積層配置されたバックライト付きの液晶ディスプレイや有機EL(electro-luminescence)ディスプレイ等を例示することができる。音声出力装置33は、各種音声(例えば経路案内音声やオーディオ音声等)を出力するもので、例えばスピーカ等を例示することができる。
自位置情報取得部11は、ユーザの現在位置である自位置Ps(図5を参照)を示す自位置情報を取得する。ナビゲーションシステム1が本実施形態のように車載用である場合には、自位置Psは車両の現在位置であり、自位置情報は車両の現在位置を示す自車位置情報である。自位置情報取得部11は、GPS受信機31に接続されている。自位置情報取得部11は、GPS受信機31からの出力に基づいて自位置Psを特定し、当該特定された自位置Psの情報を自位置情報として取得する。なお、ナビゲーションシステム1が方位センサ及び距離センサ等による検出結果の情報を取得可能に構成されている場合には、自位置情報取得部11は、GPS航法と自律航法とを組み合わせて自位置Psをより高精度に特定しても良い。また、自位置情報取得部11は、マップマッチングや画像認識技術を利用してさらに高精度な自位置特定を行うように構成されても良い。本実施形態では、自位置情報取得部11により「自位置情報取得機能」が実現され、自位置情報取得部11が行う処理により「自位置情報取得ステップ」が実行される。
地図データ取得部12は、地図データMを取得する。地図データ取得部12は、地図データベース21に接続されている。地図データ取得部12は、自位置情報取得部11で取得された自位置情報等に基づいて、地図データベース21から必要な地図データMを抽出して取得する。例えば地図データ取得部12は、自位置情報に示される自位置Psの周辺の地図データM(例えば、3D地図表示用の各種データ)を取得する。また、例えば地図データ取得部12は、出発地から目的地までの誘導経路Gを各種の条件に基づいて探索するための基礎となる地図データM(例えば、リンクコストの情報を含む道路ネットワークデータ)を取得する。本実施形態では、地図データ取得部12により「地図データ取得機能」が実現され、地図データ取得部12が行う処理により「地図データ取得ステップ」が実行される。
誘導経路探索部13は、出発地から目的地までの誘導経路G(図6等を参照)を探索する。「出発地」は、自位置情報取得部11で取得されるユーザの現在の自位置Ps(現在位置)の他、例えばユーザによって指定される任意の地点であっても良い。「目的地」は、ユーザによって指定される任意の地点であり、最終目的地の他、経由地や立寄地等の中間目的地であっても良い。ナビゲーションシステム1は、表示入力装置32によってユーザからの目的地(必要な場合には出発地も含む)の入力を受付可能に構成されている。そして、ユーザからの目的地等の入力を受け付けると、誘導経路探索部13は、出発地の位置情報と目的地の位置情報とに基づいて、地図データベース21から取得された地図データMを参照して、出発地から目的地までの誘導経路Gを探索する。本実施形態では、誘導経路探索部13により「誘導経路探索機能」が実現され、誘導経路探索部13が行う処理により「誘導経路探索ステップ」が実行される。
表示制御部14は、ユーザの移動(本例では車両の走行)に伴って変化する自位置Psに応じた自位置周辺の画像を、表示入力装置32の表示画面32Aに表示する。表示制御部14は、取得された地図データMと自位置情報とに基づいて、自位置周辺の地図画像を表示画面32Aに表示する。また、表示制御部14は、出発地から目的地までの誘導経路Gが設定されている場合には、設定された誘導経路Gの画像を地図画像に重ねて表示画面32Aに表示する。表示制御部14は、取得された自位置情報及び地図データMと設定された誘導経路Gとに基づいて、地図画像を表示画面32Aに表示する。本実施形態では、表示制御部14により「表示制御機能」が実現され、表示制御部14が行う処理により「表示制御ステップ」が実行される。
本実施形態の表示制御部14は、地図画像として、少なくとも3次元地図画像Iを表示画面32Aに表示する。3次元地図画像Iは、地表面Sから予め定められた高さ(正及び負の両方の値を含む)だけ離れた位置(有限の高さ位置)に設定された仮想的な視点位置である設定視点位置Vから、自位置Psの進行方向に向かって斜めに地表面S側を見た鳥瞰図のような立体的地図画像である。本実施形態では、3次元地図画像Iを生成するための基準の1つである設定視点位置Vは、視点位置設定部15によって動的に設定される。視点位置設定部15は、自位置Psにおける鉛直方向に沿って設定視点位置Vを上下に移動させる(図5を参照)。そして、視点位置設定部15は、設定視点位置Vを、地表面Sよりも上側だけでなく、一定条件下で地表面Sよりも下側に設定する。つまり、視点位置設定部15は、自位置Psにおける鉛直方向に沿って、地表面Sを跨いで上側と下側との間で設定視点位置Vを移動させる。この視点位置設定部15による設定視点位置Vの上下移動に伴い、3次元地図画像Iは、俯角が正の値を取る状態と負の値を取る状態(言い換えれば、仰角が正の値を取る状態)との間で変化する。この点に関しては後述する。
なお、表示制御部14は、地図画像として2次元地図画像(通常の平面的地図画像)をも表示画面32Aに表示可能に構成されても良い。この場合、表示制御部14は、ユーザの指示操作に基づいて、3次元地図画像Iと2次元地図画像とを切替可能に表示画面32Aに表示しても良い。
図7に示すように、3次元地図画像Iには、地表画像Is、構造物画像Ic、及び誘導経路画像Igが少なくとも含まれ、本実施形態では地物画像If及び自位置画像Ipがさらに含まれている。地表画像Isは、地表面S(図5を参照)の様子を模写した画像であり、本例では地表面Sに設けられる平面道路を模写した道路画像と、平面道路の背景となる大地の様子を模写した背景画像とを含む。構造物画像Icは、例えばビルや店舗等の建築物や、高架道路やダム等の土木構造物(平面道路を除く)等の構造物C(図6を参照)を模写した画像である。誘導経路画像Igは、設定された誘導経路Gを模写した画像である。地物画像Ifは、例えば道路標示や標識、信号機等の各種の地物を模写した画像である。自位置画像Ipは、自位置Psを示す自位置マークの画像である。表示制御部14は、これらの地表画像Is、構造物画像Ic、誘導経路画像Ig、地物画像If、及び自位置画像Ipを優先度に応じた順で重ね合わせて3次元地図画像Iを生成する。なお、ここで言う「優先度に応じた順で重ね合わせる」とは、地表面Sの位置において、相対的に優先度の高い画像が相対的に優先度の低い画像に比べて設定視点位置V側に位置するように重ね合わせることを意味する。各画像の優先度の大小は、優先度決定部16によって決定される。
なお、例えば構造物C等のように高さ情報を有する立体物の表示に関しては、表示制御部14は、地表面Sの位置における各画像の優先度に応じた順での重ね合わせとは別に、立体物の描画処理を行う。このような立体物の描画処理(3次元描画処理)には、例えば設定視点位置Vに応じた陰面消去処理等が含まれる。表示制御部14は、例えばZバッファ法によって3次元描画処理を行う。つまり、表示制御部14は、表示画面32Aを構成する各画素に色情報(色コードで示される)と深さ情報(Z値で示され、Z値が小さいほど設定視点位置Vに近いことを表す)とを含ませ、色情報をフレームバッファ22Aに記憶させるとともに、深さ情報をZバッファ22Bに記憶させる。そして、表示制御部14は、各画像を重ね合わせた際に各画素のZ値がその時点でのZ値よりも小さい場合に、当該画素に対応するZ値及びフレームバッファ22Aの色コードを更新する。このようにして、表示制御部14は、各画素について、最も設定視点位置Vに近い位置にあるものだけを表示画面32Aに書き込む。なお、表示制御部14は、3次元地図画像Iを描画するに際して、3次元地図画像Iを構成する各画像のうちの特定の画像を、透視できるように半透過させることもできる。
図5に示すように、誘導案内部18は、誘導案内地点Pg及び当該誘導案内地点Pgよりも進行方向手前側の予め定められた予告地点Pnにおいて、誘導案内地点Pgでの進行方向を案内する。誘導案内地点Pgは、誘導経路Gに沿ってユーザを円滑に進行させるための誘導案内を行う対象地点である。誘導案内地点Pgには、例えば右左折等の進行方向転換を行うべき交差点や、本線から退出すべき分岐地点等が含まれる。予告地点Pnは、誘導案内地点Pgよりも進行方向手前側の1箇所又は複数箇所に設定されている。1箇所以上の予告地点Pnは、誘導経路Gにおける誘導案内地点Pgに対して例えば200m、500m、1km、・・・手前の地点(単なる例示であってそれ以外の位置であっても構わない)に設定されている。誘導案内部18は、自位置情報に基づいて、自位置Psが誘導経路G上の予告地点Pnに到達した場合に、当該予告地点Pnに対応付けられた誘導案内地点Pgで取るべき進行方向を事前に案内する。予告案内は、例えば音声出力装置33からの音声案内によって行われる。
本実施形態のナビゲーションシステム1の特徴的な処理によれば、表示制御部14は、自位置Psが対象区間Tにある場合と、対象区間T以外の非対象区間Nにある場合とで、3次元地図画像Iを描画する態様を異ならせる。ここで、対象区間Tは、誘導経路Gにおける誘導案内地点Pgを含みかつ当該誘導案内地点Pgよりも進行方向手前側の予め定められた範囲内の区間に設定される。対象区間Tは、誘導経路Gに沿う最手前側の予告地点Pnよりも誘導案内地点Pg側の区間に設定される。例えば対象区間Tは、誘導案内地点Pgよりも進行方向手前側の例えば100m、300m、700m、・・・の範囲(単なる例示であってそれ以外の範囲であっても構わない)の区間に設定される。なお、対象区間Tは、定まった長さの範囲に前もって設定されても良いし、大まかに設定された上で事後的に正確な範囲が確定されても良い。後者の場合、例えば、後述するように誘導経路G上の予告地点Pnから設定視点位置Vを次第に下方に移動させた場合に設定視点位置Vが地表面Sに一致する地点と、誘導案内地点Pgとの間の区間が、対象区間Tとされても良い。
本実施形態では、自位置Psに応じて地表面Sよりも上側に設定された特定の設定視点位置Vから見た場合に、誘導経路Gが周辺の構造物Cによって遮蔽されて直視できなくなる部分を有することが、対象区間Tとして設定されるための加重的条件となっている。つまり、本実施形態の対象区間Tは、誘導経路Gにおける誘導案内地点Pg及び当該誘導案内地点Pgよりも進行方向手前側の予め定められた範囲内の区間のうち、自位置Psに応じて地表面Sよりも上側に設定された設定視点位置Vから見た場合に誘導経路Gの少なくとも一部が周辺の構造物Cによって遮蔽されて見えなくなる区間とされている。
なお、誘導経路Gの少なくとも一部が周辺の構造物Cによって遮蔽されて見えなくなるか否かの判定は、遮蔽判定部17によって行われる。遮蔽判定部17による遮蔽判定は、例えば2次元平面内又は3次元的空間での演算によって行われる。2次元平面内での遮蔽判定は、例えば誘導案内地点Pgの手前の予め定められた判定地点と誘導経路Gの各点とを結ぶ直線が、地図データM上の構造物Cと交わるか否かを判定することにより行われる。3次元的空間での遮蔽判定は、例えば誘導案内地点Pgの手前の判定地点における設定視点位置Vと誘導経路Gの各点とを結ぶ直線が、高さを考慮した構造物Cと交わるか否かを判定することにより行われる。
上述したように、表示制御部14は、自位置Psが対象区間Tにある場合と非対象区間Nにある場合とで、3次元地図画像Iの描画態様を異ならせる。表示制御部14は、自位置Psが非対象区間Nにある場合には、設定視点位置Vを地表面Sよりも上側に設定して、一般的な鳥瞰図のような3次元地図画像Iを描画する(図6を参照)。一方、表示制御部14は、自位置Psが対象区間Tにある場合には、設定視点位置Vを地表面Sよりも下側に設定するとともに地表画像Isを半透過処理して3次元地図画像Iを描画する(図8を参照)。つまり、表示制御部14は、自位置Psが対象区間Tにある場合には、地中から地表面Sを見上げて透視した仰視透視図のような3次元地図画像Iを描画する。
以下、本実施形態の表示制御部14を中核として実行される3次元地図表示処理を含むナビゲーション処理のより具体的な処理内容の一例について、図2〜図9を参照して説明する。なお、以下の3次元地図表示処理の手順は、ナビゲーションシステム1の各機能部を構成するハードウェア又はソフトウェア(プログラム)或いはその両方により実行される。各機能部がプログラムにより構成される場合には、ナビゲーションシステム1が有する演算処理装置が、上記の各機能部を構成するプログラムを実行する(各機能を実現させるための)コンピュータとして動作する。
図2に示すように、まず、自位置情報取得部11により自位置Psを示す自位置情報が取得され(#01)、地図データ取得部12により自位置Ps周辺の地図データMが取得される(#02)。次に、ユーザからの目的地の入力を受け付けるとともに、出発地の一例としての自位置Psと入力された目的地とに基づいて、誘導経路探索部13により、出発地から目的地までの誘導経路Gが探索される(#03)。そして、表示制御部14により、取得された地図データMと設定された誘導経路Gとに基づいて、非対象区間Nにおいて、通常3D表示処理が実行される(#04)。
通常3D表示処理では、図3に示すように、表示制御部14(視点位置設定部15)により、設定視点位置Vが自位置Psにおける地表面Sよりも鉛直上側の予め定められた高さの第一位置V1に設定される(#11)。第一位置V1は、鉛直方向に沿う設定視点位置Vの可動範囲の上限を規定する位置となる。第一位置V1は、例えば地上5m、10m、20m、・・・等の一律の高さ位置に設定されても良いし、ナビゲーションシステム1が本実施形態のように車載用である場合には、例えば車種に応じて異なる位置(例えば車高に応じた高さ位置)に設定されても良い。また、表示制御部14(優先度決定部16)により、3次元地図画像Iを構成する地表画像Is、構造物画像Ic、誘導経路画像Ig、地物画像If、及び自位置画像Ipの優先度の順が決定される(#12)。
図3及び図7に示すように、非対象区間Nにおける優先度は、自位置画像Ipが最も高く、自位置画像Ip→地物画像If→誘導経路画像Ig→構造物画像Ic→地表画像Isの順に低くなるように設定される。なお、図7では、非対象区間Nにおける設定視点位置Vが地表面Sよりも上側に設定される点に鑑み、より優先度の高い画像を同図の上側に示している。その後、表示制御部14により、設定された優先度に応じた順で各画像が重ね合わされるとともに3次元描画処理が実行される(#13)。非対象区間Nでは、3次元地図画像Iを構成する各画像は、いずれも半透過処理がなされることなくそのまま重ね合わされる。これにより、一般的な鳥瞰図のような3次元地図画像Iが描画される(図6を参照)。
通常3D表示処理は、自位置Psが直近の誘導案内地点Pgに対応付けられた予告地点Pn(複数存在する場合にはそのうちのいずれかの地点、例えば最手前側の地点)を通過するまで(#05:No)実行される。やがて、自位置Psが予告地点Pnを通過すると(#05:Yes)、当該予告地点Pnにおいて、誘導案内部18により、その先の誘導案内地点Pgでの進行方向が案内される(#06)。この予告案内は、図5に示すように、例えば「500m先、右折です」等の音声案内によってなされると好適である。また、遮蔽判定部17により、誘導経路Gが構造物Cによって遮蔽される部分を有するか否かが判定され(#07)、遮蔽されると判定された場合に限り(#07:Yes)、特別3D表示処理が実行される(#08)。なお、その場合には、ステップ#06の予告案内の後に、例えば「視点位置を変更します」等の音声案内等、特別3D表示処理の開始を予告する案内がなされても良い(図5を参照)。
特別3D表示処理は、誘導案内部18による予告地点Pnでの予告案内に合わせて開始される。特別3D表示処理では、表示制御部14(視点位置設定部15)により、設定視点位置Vが、上述した第一位置V1から鉛直下側に向けて移動される。すなわち、表示制御部14は、誘導案内部18による予告地点Pnでの案内に同期させて設定視点位置Vの下側への移動を開始する。なお、一定の関係性を有している限り、多少のタイミングのずれが生じても良く、そのような場合もここで言う「同期させる」の概念に含まれる。
設定視点位置Vは、第一位置V1から地表面Sよりも下側の第二位置V2まで連続的に移動される。なお、「連続的に」とは、一定のペースで徐々に変化するさまを意味する。よって、完全にリニアに変化する態様だけでなく、制御周期に応じて僅かずつ段階的に変化する態様も、「連続的に」の概念に含まれる。第二位置V2は、鉛直方向に沿う設定視点位置Vの可動範囲の下限を規定する位置となる。第二位置V2は、例えば地表面Sに対して第一位置V1とは反対の高さ位置(深さ位置)に設定することができる。第二位置V2は、例えば地下5m、10m、20m、・・・等の一律の深さ位置に設定されても良いし、ナビゲーションシステム1が本実施形態のように車載用である場合には、例えば車種に応じて異なる位置(例えば車高に応じた深さ位置)に設定されても良い。
より具体的には、特別3D表示処理では、表示制御部14(視点位置設定部15)により、設定視点位置Vが、その時点における設定視点位置Vに対して規定量ΔVだけ鉛直下側に移動される(#21)。設定視点位置Vが未だ地上側(地表面Sよりも上側)に位置する場合には(#22:Yes)、表示制御部14により、その時点での設定視点位置Vに基づいて3次元地図画像Iが描画される(#23)。このステップ#23の描画制御の内容は、設定視点位置Vの位置が異なるだけで、上述した通常3D表示処理の内容と実質的に同じである。設定視点位置Vの下側への移動(#21)とそれに伴う3次元地図画像Iの再描画(#23)とを繰り返し、やがて設定視点位置Vが地下側(地表面Sよりも下側)となると(#22:No)、表示制御部14により、地表画像Isの半透過処理がなされる(#24)。また、表示制御部14(優先度決定部16)により、3次元地図画像Iを構成する地表画像Is、構造物画像Ic、誘導経路画像Ig、地物画像If、及び自位置画像Ipの優先度の順が決定される(#25)。
図4及び図9に示すように、対象区間Tにおける優先度は、自位置画像Ipが最も高く、自位置画像Ip→地物画像If→誘導経路画像Ig→地表画像Is→構造物画像Icの順に低くなるように設定される。ステップ#12の処理との関係では、構造物画像Icと地表画像Isとの優先度の順が入れ替えられる。なお、図9では、対象区間Tにおける設定視点位置Vが地表面Sよりも下側に設定される点に鑑み、より優先度の高い画像を同図の“下側”に示している。その後、表示制御部14により、設定された優先度に応じた順で各画像が重ね合わされるとともに3次元描画処理が実行される(#26)。これにより、地表面Sよりも下側から見た仰視透視図のような3次元地図画像Iが描画される(図8を参照)。設定視点位置Vの下側への移動(#21)とそれに伴う地表面Sよりも下側から見た3次元地図画像Iの再描画(#26)は、設定視点位置Vが第二位置V2に到達するまでの間(#27:No)、繰り返し実行される。やがて設定視点位置Vが第二位置V2に到達すると(#27:Yes)、設定視点位置Vの移動が停止される(設定視点位置Vが第二位置V2に固定される)。
表示制御部14(視点位置設定部15)による設定視点位置Vの第一位置V1から第二位置V2への視点移動は、特別3D表示処理の制御周期、第一位置V1と第二位置V2との高さの差、及びステップ#21における規定量ΔVに応じて、一定の時間をかけてゆっくりとなされる。このため、自位置Psが非対象区間Nから対象区間Tへと移行する場合に、3次元地図画像Iの表示態様を、非対象区間Nにおける一般的な鳥瞰図型から対象区間Tにおける本実施形態に特徴的な仰視透視図型へと徐々に変化させることができる。よって、例えばそれらが瞬時に切り替わるような構成と比較して、仰視透視図型の3次元地図画像Iを視認するユーザに対して与え得る違和感を低減することができる。
設定視点位置Vが地表面Sよりも下側に設定されて描画される仰視透視図型の3次元地図画像Iでは、誘導経路Gよりも設定視点位置V側には構造物Cが存在せず、構造物Cによって誘導経路Gが遮蔽されることがない。よって、例えば構造物Cと誘導経路Gとの重なりをユーザに認識させる等の目的で構造物Cと誘導経路Gとを重ね合わせて表示する必要がなく、誘導経路Gの見やすさが確保される。その際、合わせて地表画像Isを半透過処理するので、地表面Sよりも下側の設定視点位置Vから見て地表面Sよりも奥側(上側)に突出する構造物Cが透視可能となり、各構造物Cと誘導経路Gとの位置関係もユーザが容易に把握できる。従って、ユーザに対して見た目の煩雑さを抑えつつ誘導経路Gを認識させやすくすることができる。
地表面Sよりも下側の第二位置V2から見た仰視透視図型の3次元地図画像Iの表示を伴う経路誘導は、自位置Psが誘導案内地点Pgに到達するまでの間(#09:No)、継続的に行われる。やがて自位置Psが誘導案内地点Pgを通過して再度非対象区間Nに進入すると(#09:Yes)、再度、ステップ#04と同様の通常3D表示処理が実行される(#10)。
ステップ#08からステップ#10への移行に際しては、表示制御部14(視点位置設定部15)により、設定視点位置Vが第二位置V2から第一位置V1へと戻される。この場合における設定視点位置Vの第二位置V2から第一位置V1への移動速度は、上述した特別3D表示処理における設定視点位置Vの第一位置V1から第二位置V2への移動速度よりも速く設定されている。設定視点位置Vの第二位置V2から第一位置V1への移動速度は、特別3D表示処理における第一位置V1から第二位置V2への移動速度に比べて、例えば2倍〜1000倍の速さであって良い。また、設定視点位置Vの第二位置V2から第一位置V1への移動速度は、無限大とされても良く、この場合、第二位置V2から第一位置V1へと瞬時に設定視点位置Vが移動される。第一位置V1から見た鳥瞰図型の3次元地図画像Iは一般的であるし、誘導案内地点Pgの通過後は(誘導経路Gの形状にも依存するが)構造物Cによって誘導経路Gが遮蔽される可能性が低いので、設定視点位置Vを速やかに第一位置V1に戻しても特に問題はない。なお、設定視点位置Vが地下側(地表面Sよりも下側)から地上側(地表面Sよりも上側)となる時点で、地表画像Isの半透過処理が解除されるとともに、構造物画像Icと地表画像Isとの優先度の順が戻される。
〔その他の実施形態〕
(1)上記の実施形態では、自位置Psが非対象区間Nと対象区間Tとの間を移行する場合に、表示制御部14が設定視点位置Vを第一位置V1から第二位置V2へと連続的に移動させる構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば表示制御部14が、設定視点位置Vを第一位置V1から第二位置V2へと瞬時に移動させても良い。この場合、表示される3次元地図画像Iは、鳥瞰図型から仰視透視図型へと瞬時に切り替わることになる。
(2)上記の実施形態では、表示制御部14が、第一位置V1から第二位置V2への設定視点位置Vの移動を一定時間で完了するように行う構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば表示制御部14が、第一位置V1から第二位置V2への設定視点位置Vの移動を、自位置Psの移動に応じて一定距離で完了するように行っても良い。
(3)上記の実施形態では、地表画像Isに背景画像と道路画像とが含まれている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば地表画像Isが背景画像だけで構成され、3次元地図画像Iを構成する画像として、背景画像からなる地表画像Isとは別に道路画像が設けられても良い。この場合、対象区間Tにおける優先度は、自位置画像Ip→地物画像If→誘導経路画像Ig→道路画像→地表画像(背景画像)Is→構造物画像Icの順に低くなるように設定されると良い。この場合、道路画像の半透過処理は行われなくても良い。また、非対象区間Nにおける優先度は、自位置画像Ip→地物画像If→誘導経路画像Ig→構造物画像Ic→道路画像→地表画像(背景画像)Isの順に低くなるように設定されると良い。
(4)上記の実施形態では、特別3D表示処理において、表示制御部14が予告地点Pnでの案内に同期させて設定視点位置Vの移動を開始する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、表示制御部14が、例えば予告案内とは無関係なタイミングで設定視点位置Vの移動を開始しても良い。
(5)上記の実施形態では、表示制御部14が3次元地図画像Iを描画するに際して、Zバッファ法による3次元描画処理を行う構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、表示制御部14が、例えばZソート法、スキャンライン法、及びレイトレーシング法等の他の手法によって3次元描画処理を行っても良い。
(6)上記の実施形態では、対象区間Tが、誘導経路Gにおける誘導案内地点Pg及び当該誘導案内地点Pgよりも進行方向手前側の予め定められた範囲内の区間のうち、自位置Psに応じて地表面Sよりも上側に設定された設定視点位置Vから見た場合に誘導経路Gの少なくとも一部が周辺の構造物Cによって遮蔽されて見えなくなる区間とされている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば構造物Cとの位置関係によらずに、誘導経路Gにおける誘導案内地点Pg及び当該誘導案内地点Pgよりも進行方向手前側の予め定められた範囲内の区間が対象区間Tとされても良い。或いは、誘導案内地点Pgとの位置関係によらずに、自位置Psに応じて地表面Sよりも上側に設定された設定視点位置Vから見た場合に、誘導経路Gの少なくとも一部が周辺の構造物Cによって遮蔽されて見えなくなる区間(例えば道なりにカーブする区間)が対象区間Tとされても良い。或いは、誘導案内地点Pgや構造物Cとの位置関係によらずに、誘導経路Gにおける任意の区間又は全区間が対象区間Tとされても良い。
(7)上記の実施形態では、ナビゲーションシステム1に地図データベース21が備えられている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えばナビゲーションシステム1の提供主体とは別異の主体によって提供される地図データベース(地図データM)を利用して、ユーザに対して地点や経路に関する案内情報が提供されても良い。この場合、地図データ取得部12は、例えば地図サーバ等の外部装置から通信ネットワーク(例えばインターネット等)を介して地図データMを取得するように構成されても良い。
(8)上記の実施形態では、車載用のナビゲーションシステム1を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば多機能携帯電話や携帯型情報端末装置等にインストールされたナビアプリ(ナビゲーションソフトウェア)によってナビゲーションシステム1が構成されても良い。
なお、上述した各実施形態(上記の実施形態及びその他の実施形態を含む;以下同様)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎないと理解されるべきである。従って、当業者は、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
〔実施形態の概要〕
以上をまとめると、本開示に係るナビゲーションシステムは、好適には、以下の各構成を備える。
[1]
ナビゲーションシステム(1)であって、
自位置(Ps)を示す自位置情報を取得する自位置情報取得部(11)と、
地図データ(M)を取得する地図データ取得部(12)と、
出発地から目的地までの誘導経路(G)を探索する誘導経路探索部(13)と、
取得された前記地図データ(M)と設定された前記誘導経路(G)とに基づいて、設定視点位置(V)から見た地表画像(Is)、構造物画像(Ic)、及び誘導経路画像(Ig)を少なくとも含む3次元地図画像(I)を表示画面(32A)に表示する表示制御部(14)と、を備え、
前記表示制御部(14)は、前記自位置(Ps)が対象区間(T)にある場合に、前記設定視点位置(V)を地表面(S)よりも下側に設定するとともに前記地表画像(Is)を半透過処理して前記3次元地図画像(I)を描画する。
一般に、地図データに含まれる構造物のデータは、地表面から露出する地上階部分に対応する“正の”高さ情報のみを有し、地表面に埋もれる地下部分に対応する“負の”高さ情報を有していない。このため、上記の構成のように自位置が対象区間にある場合に設定視点位置を地表面よりも下側に設定することで、地図データ上、地表面よりも設定視点位置側には構造物が存在しなくなり、構造物によって誘導経路が遮蔽されること自体がなくなる。よって、例えば構造物と誘導経路との重なりをユーザに認識させる等の目的で構造物と誘導経路とを重ね合わせて表示する必要がなく、誘導経路の見やすさが確保される。その際、地表画像を半透過処理するので、地表面よりも下側の設定視点位置から見て地表面よりも奥側に突出する構造物が透視可能となり、各構造物と誘導経路との位置関係もユーザが容易に把握できる。従って、3次元地図を表示しつつ経路案内を行うナビゲーションにおいて、ユーザに対して見た目の煩雑さを抑えつつ誘導経路を認識させやすくすることができる。
[2]
前記表示制御部(14)は、前記自位置(Ps)が前記対象区間(T)以外の非対象区間(N)にある場合には、前記設定視点位置(V)を地表面(S)よりも上側に設定して前記3次元地図画像(I)を描画し、かつ、前記自位置(Ps)が前記非対象区間(N)と前記対象区間(T)との間を移行する場合には、前記設定視点位置(V)を地表面(S)よりも上側の位置と地表面(S)よりも下側の位置との間で連続的に移動させる。
この構成によれば、非対象区間では、設定視点位置が地表面よりも上側に設定されて一般的な3次元地図画像(以下、「上方視点の3次元地図画像」と言う)が描画される。よって、例えば上方視点の3次元地図画像の表示態様でも構造物によって誘導経路が遮蔽されないような区間において、ユーザに対して見慣れた態様の3次元地図画像を表示しつつ経路案内を行うことができる。必要に応じて地表面よりも下側の設定視点位置から見た3次元地図画像(以下、「下方視点の3次元地図画像」と言う)を表示する場合には、設定視点位置を連続的に移動させるので、3次元地図画像の俯角を正から負へと徐々に変化させることができる。よって、あまり一般的ではない下方視点の3次元地図画像を表示する場合にも、当該3次元地図画像を視認するユーザに対して与え得る違和感を低減することができる。
[3]
前記自位置(Ps)が前記非対象区間(N)から前記対象区間(T)へ移行する場合における前記設定視点位置(V)の移動速度が、前記自位置(Ps)が前記対象区間(T)から前記非対象区間(N)へ移行する場合における前記設定視点位置(V)の移動速度よりも遅く設定されている。
この構成によれば、上方視点の3次元地図画像から下方視点の3次元地図画像への表示変更が、その逆の表示変更に比べてゆっくりとなされる。よって、下方視点の3次元地図画像への急速な表示変更を抑制することができ、ユーザに対して与え得る違和感を有効に低減することができる。
[4]
前記対象区間(T)が、前記誘導経路(G)における誘導案内地点(Pg)及び当該誘導案内地点(Pg)よりも進行方向手前側の区間を含むように設定され、
前記誘導案内地点(Pg)及び当該誘導案内地点(Pg)よりも進行方向手前側の予め定められた予告地点(Pn)において、前記誘導案内地点(Pg)での進行方向を案内する誘導案内部(18)をさらに備え、
前記表示制御部(14)は、前記誘導案内部(18)による前記予告地点(Pn)での案内に同期させて前記設定視点位置(V)の移動を開始する。
誘導経路における誘導案内地点では進行方向の変更を伴う場合があり、当該進行方向の変更後の誘導経路がその周囲の構造物によって遮蔽されている可能性がある。よって、上記の構成のように誘導案内地点及びその手前側の区間を含むように対象区間が設定されて当該区間において下方視点の3次元地図画像が表示されると、誘導経路が見やすい態様で表示されるので、ユーザに対して的確な経路誘導を行いやすくなる。また、誘導案内部による予告案内に同期させて設定視点位置の移動を開始することで、視点移動に伴う3次元地図画像の表示変更が行われることをユーザに対して事前に認知させることができる。よって、ユーザの知らないうちに下方視点の3次元地図画像に表示変更されることを抑制することができ、ユーザに対して与え得る違和感を有効に低減することができる。
[5]
前記3次元地図画像(I)は、前記地表画像(Is)、前記構造物画像(Ic)、及び前記誘導経路画像(Ig)を優先度に応じた順で重ね合わせて生成され、
前記対象区間(T)以外の非対象区間(N)における前記優先度が、前記誘導経路画像(Ig)、前記構造物画像(Ic)、及び前記地表画像(Is)の順に設定され、
前記対象区間(T)における前記優先度が、前記誘導経路画像(Ig)、前記地表画像(Is)、及び前記構造物画像(Ic)の順に設定されている。
この構成によれば、対象区間及び非対象区間のいずれの区間においても、最も優先度の高い誘導経路画像に含まれる誘導経路をユーザに対してはっきりと認識させることができる。また、非対象区間と対象区間とで地表画像と構造物画像との優先度の順を入れ替えることで、下方視点の3次元地図画像の表示時に、地表画像の半透過処理とも合わせて、地表面よりも奥側に構造物が透けて見えるような視覚効果を伴って3次元地図画像が表示される。よって、下方視点の3次元地図画像を、ユーザにとって認識しやすい態様で表示することができる。
[6]
前記対象区間(T)が、
(A)前記誘導経路(G)における誘導案内地点(Pg)及び当該誘導案内地点(Pg)よりも進行方向手前側の予め定められた範囲内の区間、
(B)前記自位置(Ps)に応じて地表面(S)よりも上側に設定された前記設定視点位置(V)から見た場合に、前記誘導経路(G)の少なくとも一部が周辺の構造物(C)によって遮蔽されて見えなくなる区間、及び
(C)前記誘導経路(G)における誘導案内地点(Pg)及び当該誘導案内地点(Pg)よりも進行方向手前側の予め定められた範囲内の区間のうち、前記自位置(Ps)に応じて地表面(S)よりも上側に設定された前記設定視点位置(V)から見た場合に、前記誘導経路(G)の少なくとも一部が周辺の構造物(C)によって遮蔽されて見えなくなる区間、
のいずれかに設定されている。
誘導経路における誘導案内地点では進行方向の変更を伴う場合があり、当該進行方向の変更後の誘導経路がその周囲の構造物によって遮蔽されている可能性がある。また、誘導経路における誘導案内地点とは無関係の区間であっても、その少なくとも一部が周辺の構造物によって実際に遮蔽されて見えなくなる場合がある。そこで、上記の(A)〜(C)の区間に対象区間が設定されて当該区間において下方視点の3次元地図画像が表示されると、誘導経路が見やすい態様で表示されるので、ユーザに対して的確な経路誘導を行いやすくなる。よって、本開示に係る技術を適用する対象区間としては、上記の(A)〜(C)の区間が特に適している。
本開示に係るナビゲーション方法は、好適には、以下の構成を備える。
[7]
ナビゲーション方法であって、
自位置(Ps)を示す自位置情報を取得する自位置情報取得ステップ(#01)と、
地図データ(M)を取得する地図データ取得ステップ(#02)と、
出発地から目的地までの誘導経路(G)を探索する誘導経路探索ステップ(#03)と、
取得された前記地図データ(M)と設定された前記誘導経路(G)とに基づいて、設定視点位置(V)から見た地表画像(Is)、構造物画像(Ic)、及び誘導経路画像(Ig)を少なくとも含む3次元地図画像(I)を表示画面(32A)に表示する表示制御ステップ(#21〜#27)と、を含み、
前記表示制御ステップ(#21〜#27)では、前記自位置(Ps)が対象区間(T)にある場合に、前記設定視点位置(V)を地表面(S)よりも下側に設定するとともに前記地表画像(Is)を半透過処理して前記3次元地図画像(I)を描画する。
本開示に係るナビゲーションプログラムは、好適には、以下の構成を備える。
[8]
ナビゲーションプログラムであって、
自位置(Ps)を示す自位置情報を取得する自位置情報取得機能(11/#01)と、
地図データ(M)を取得する地図データ取得機能(12/#02)と、
出発地から目的地までの誘導経路(G)を探索する誘導経路探索機能(13/#03)と、
取得された前記地図データ(M)と設定された前記誘導経路(G)とに基づいて、設定視点位置(V)から見た地表画像(Is)、構造物画像(Ic)、及び誘導経路画像(Ig)を少なくとも含む3次元地図画像(I)を表示画面(32A)に表示する表示制御機能(14/#21〜#27)と、をコンピュータに実現させ、
前記表示制御機能(14/#21〜#27)は、前記自位置(Ps)が対象区間(T)にある場合に、前記設定視点位置(V)を地表面(S)よりも下側に設定するとともに前記地表画像(Is)を半透過処理して前記3次元地図画像(I)を描画する。
なお、上述したナビゲーションプログラムを記録した記録媒体(光ディスクやフラッシュメモリ等)も、本明細書によって開示される。
これらのナビゲーション方法やナビゲーションプログラムによれば、上述したナビゲーションシステムと同様、3次元地図を表示しつつ経路案内を行うナビゲーションにおいて、ユーザに対して見た目の煩雑さを抑えつつ誘導経路を認識させやすくすることができる。
本開示に係るナビゲーションシステム、ナビゲーション方法、及びナビゲーションプログラムは、上述した各効果のうち、少なくとも1つを奏することができれば良い。
本開示に係る技術は、例えば目的地までの経路案内を行うナビゲーションシステムに利用することができる。
1 ナビゲーションシステム
11 自位置情報取得部
12 地図データ取得部
13 誘導経路探索部
14 表示制御部
15 視点位置設定部
16 優先度決定部
17 遮蔽判定部
18 誘導案内部
21 地図データベース
22 記憶部
32 表示入力装置
32A 表示画面
Ps 自位置
M 地図データ
G 誘導経路
Pg 誘導案内地点
Pn 予告地点
T 対象区間
N 非対象区間
I 3次元地図画像
Is 地表画像
Ic 構造物画像
Ig 誘導経路画像
V 設定視点位置

Claims (10)

  1. 自位置を示す自位置情報を取得する自位置情報取得部と、
    地図データを取得する地図データ取得部と、
    出発地から目的地までの誘導経路を探索する誘導経路探索部と、
    取得された前記地図データと設定された前記誘導経路とに基づいて、設定視点位置から見た地表画像、構造物画像、及び誘導経路画像を少なくとも含む3次元地図画像を表示画面に表示する表示制御部と、を備え、
    前記表示制御部は、前記自位置が対象区間にある場合に、前記設定視点位置を地表面よりも下側に設定するとともに前記地表画像を半透過処理して前記3次元地図画像を描画し、かつ、前記自位置が前記対象区間以外の非対象区間にある場合に、前記設定視点位置を地表面よりも上側に設定して前記3次元地図画像を描画し、かつ、前記自位置が前記非対象区間と前記対象区間との間を移行する場合には、前記設定視点位置を地表面よりも上側の位置と地表面よりも下側の位置との間で連続的に移動させ、
    前記自位置が前記非対象区間から前記対象区間へ移行する場合における前記設定視点位置の移動速度が、前記自位置が前記対象区間から前記非対象区間へ移行する場合における前記設定視点位置の移動速度よりも遅く設定されているナビゲーションシステム。
  2. 前記対象区間が、前記誘導経路における誘導案内地点及び当該誘導案内地点よりも進行方向手前側の区間を含むように設定され、
    前記誘導案内地点及び当該誘導案内地点よりも進行方向手前側の予め定められた予告地点において、前記誘導案内地点での進行方向を案内する誘導案内部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記誘導案内部による前記予告地点での案内に同期させて前記設定視点位置の移動を開始する請求項に記載のナビゲーションシステム。
  3. 自位置を示す自位置情報を取得する自位置情報取得部と、
    地図データを取得する地図データ取得部と、
    出発地から目的地までの誘導経路を探索する誘導経路探索部と、
    取得された前記地図データと設定された前記誘導経路とに基づいて、設定視点位置から見た地表画像、構造物画像、及び誘導経路画像を少なくとも含む3次元地図画像を表示画面に表示する表示制御部と、を備え、
    前記表示制御部は、前記自位置が前記誘導経路における誘導案内地点及び当該誘導案内地点よりも進行方向手前側の区間を含むように設定された対象区間にある場合に、前記設定視点位置を地表面よりも下側に設定するとともに前記地表画像を半透過処理して前記3次元地図画像を描画し、
    前記誘導案内地点及び当該誘導案内地点よりも進行方向手前側の予め定められた予告地点において、前記誘導案内地点での進行方向を案内する誘導案内部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記誘導案内部による前記予告地点での案内に同期させて前記設定視点位置の移動を開始するナビゲーションシステム。
  4. 前記表示制御部は、前記自位置が前記対象区間以外の非対象区間にある場合には、前記設定視点位置を地表面よりも上側に設定して前記3次元地図画像を描画し、かつ、前記自位置が前記非対象区間と前記対象区間との間を移行する場合には、前記設定視点位置を地表面よりも上側の位置と地表面よりも下側の位置との間で連続的に移動させる請求項に記載のナビゲーションシステム。
  5. 前記3次元地図画像は、前記地表画像、前記構造物画像、及び前記誘導経路画像を優先度に応じた順で重ね合わせて生成され、
    前記対象区間以外の非対象区間における前記優先度が、前記誘導経路画像、前記構造物画像、及び前記地表画像の順に設定され、
    前記対象区間における前記優先度が、前記誘導経路画像、前記地表画像、及び前記構造物画像の順に設定されている請求項1から4のいずれか一項に記載のナビゲーションシステム。
  6. 前記対象区間が、(A)前記誘導経路における誘導案内地点及び当該誘導案内地点よりも進行方向手前側の予め定められた範囲内の区間、(B)前記自位置に応じて地表面よりも上側に設定された前記設定視点位置から見た場合に、前記誘導経路の少なくとも一部が周辺の構造物によって遮蔽されて見えなくなる区間、及び(C)前記誘導経路における誘導案内地点及び当該誘導案内地点よりも進行方向手前側の予め定められた範囲内の区間のうち、前記自位置に応じて地表面よりも上側に設定された前記設定視点位置から見た場合に、前記誘導経路の少なくとも一部が周辺の構造物によって遮蔽されて見えなくなる区間、のいずれかに設定されている請求項1から5のいずれか一項に記載のナビゲーションシステム。
  7. 自位置を示す自位置情報を取得する自位置情報取得ステップと、
    地図データを取得する地図データ取得ステップと、
    出発地から目的地までの誘導経路を探索する誘導経路探索ステップと、
    取得された前記地図データと設定された前記誘導経路とに基づいて、設定視点位置から見た地表画像、構造物画像、及び誘導経路画像を少なくとも含む3次元地図画像を表示画面に表示する表示制御ステップと、を含み、
    前記表示制御ステップでは、前記自位置が対象区間にある場合に、前記設定視点位置を地表面よりも下側に設定するとともに前記地表画像を半透過処理して前記3次元地図画像を描画し、かつ、前記自位置が前記対象区間以外の非対象区間にある場合に、前記設定視点位置を地表面よりも上側に設定して前記3次元地図画像を描画し、かつ、前記自位置が前記非対象区間と前記対象区間との間を移行する場合には、前記設定視点位置を地表面よりも上側の位置と地表面よりも下側の位置との間で連続的に移動させ、
    前記自位置が前記非対象区間から前記対象区間へ移行する場合における前記設定視点位置の移動速度を、前記自位置が前記対象区間から前記非対象区間へ移行する場合における前記設定視点位置の移動速度よりも遅くするナビゲーション方法。
  8. 自位置を示す自位置情報を取得する自位置情報取得ステップと、
    地図データを取得する地図データ取得ステップと、
    出発地から目的地までの誘導経路を探索する誘導経路探索ステップと、
    取得された前記地図データと設定された前記誘導経路とに基づいて、設定視点位置から見た地表画像、構造物画像、及び誘導経路画像を少なくとも含む3次元地図画像を表示画面に表示する表示制御ステップと、を含み、
    前記表示制御ステップでは、前記自位置が前記誘導経路における誘導案内地点及び当該誘導案内地点よりも進行方向手前側の区間を含むように設定された対象区間にある場合に、前記設定視点位置を地表面よりも下側に設定するとともに前記地表画像を半透過処理して前記3次元地図画像を描画し、
    前記誘導案内地点及び当該誘導案内地点よりも進行方向手前側の予め定められた予告地点において、前記誘導案内地点での進行方向を案内する誘導案内ステップをさらに含み、
    前記表示制御ステップでは、前記誘導案内ステップによる前記予告地点での案内に同期させて前記設定視点位置の移動を開始するナビゲーション方法。
  9. 自位置を示す自位置情報を取得する自位置情報取得機能と、
    地図データを取得する地図データ取得機能と、
    出発地から目的地までの誘導経路を探索する誘導経路探索機能と、
    取得された前記地図データと設定された前記誘導経路とに基づいて、設定視点位置から見た地表画像、構造物画像、及び誘導経路画像を少なくとも含む3次元地図画像を表示画面に表示する表示制御機能と、をコンピュータに実現させ、
    前記表示制御機能は、前記自位置が対象区間にある場合に、前記設定視点位置を地表面よりも下側に設定するとともに前記地表画像を半透過処理して前記3次元地図画像を描画し、かつ、前記自位置が前記対象区間以外の非対象区間にある場合に、前記設定視点位置を地表面よりも上側に設定して前記3次元地図画像を描画し、かつ、前記自位置が前記非対象区間と前記対象区間との間を移行する場合には、前記設定視点位置を地表面よりも上側の位置と地表面よりも下側の位置との間で連続的に移動させ、
    前記自位置が前記非対象区間から前記対象区間へ移行する場合における前記設定視点位置の移動速度を、前記自位置が前記対象区間から前記非対象区間へ移行する場合における前記設定視点位置の移動速度よりも遅くするナビゲーションプログラム。
  10. 自位置を示す自位置情報を取得する自位置情報取得機能と、
    地図データを取得する地図データ取得機能と、
    出発地から目的地までの誘導経路を探索する誘導経路探索機能と、
    取得された前記地図データと設定された前記誘導経路とに基づいて、設定視点位置から見た地表画像、構造物画像、及び誘導経路画像を少なくとも含む3次元地図画像を表示画面に表示する表示制御機能と、をコンピュータに実現させ、
    前記表示制御機能は、前記自位置が前記誘導経路における誘導案内地点及び当該誘導案内地点よりも進行方向手前側の区間を含むように設定された対象区間にある場合に、前記設定視点位置を地表面よりも下側に設定するとともに前記地表画像を半透過処理して前記3次元地図画像を描画し、
    前記誘導案内地点及び当該誘導案内地点よりも進行方向手前側の予め定められた予告地点において、前記誘導案内地点での進行方向を案内する誘導案内機能をさらにコンピュータに実現させ、
    前記表示制御機能は、前記誘導案内機能による前記予告地点での案内に同期させて前記設定視点位置の移動を開始させるナビゲーションプログラム。
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