JP6467698B2 - 野球の打撃練習支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、ヘッドマウントディスプレイを用いた野球の打撃練習支援システムに関する。
近年、身体能力の向上や健康の増進のために様々な運動やスポーツ等が行われている。一方で、様々な運動やスポーツ等を適切に行うためには、それらに合った動作を行う必要がある。例えば、野球の打撃練習等のように飛んでくるボールを打ったりするような運動を行う場合には、複雑な身体動作や視覚と運動器の協調動作が要求される。そのため、練習者は、適切な動作が行えているかどうかを把握して、動作の改善を行うために、自身のスイング軌道等を確認することが望ましい。
従来から、練習者の身体動作等を確認するための手法としては、例えば、練習者の動作をビデオカメラ等で録画し、録画した動作映像を再生してテレビやパソコン等のディスプレイに表示させて確認することが一般的に行われている。また、近年は、バット、ラケット、ゴルフクラブ等といった打具に取り付けることができ、加速度センサやジャイロセンサを用いて、スイングの軌道等を計測することができる装置が開発されており(例えば、特許文献1参照)、取得したスイング軌道のデータを無線通信でスマートフォンやタブレットPC等の端末機器に送信して、端末機器の画面にスイング軌道の映像を表示させることによって、練習者は自身のスイング軌道を客観的に確認することができる。
特表2014−512237号公報
しかしながら、従来の手法では、練習者の側方から見た場合の軌道や上方から見た場合の軌道といった客観的な第三者の視点から見た軌道は確認できるものの、実際に動作をする練習者の視点から見た軌道を確認することはできなかった。また、従来の手法では、実際に練習者がボール等を打った際の打具のインパクト位置等を即時に練習者に提示することはできなかった。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、時間や場所の制約を軽減でき、且つ、練習者が様々な視点から動作の軌道を即時に確認することができる野球の打撃練習支援システムを提供することを目的とする。更に、本発明は、ボール等を打った際のインパクト位置を即時に練習者に提示することができる野球の打撃練習支援システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の野球の打撃練習支援システムは、野球の打撃練習を行う練習者の頭部に装着され、前記練習者が扱う用具であるバットの仮想オブジェクトである仮想バットを配置した仮想空間の3次元映像を提示する表示手段を有するヘッドマウントディスプレイと、前記練習者の頭部の位置姿勢を検出する頭部位置検出手段と、前記バットに取り付けられる角速度検出手段と、前記角速度検出手段によって取得された角速度データに基づいて、前記仮想バットの軌道データを算出する演算手段と、前記演算手段によって算出された前記軌道データを記憶する記憶手段と、前記軌道データに基づいて前記仮想空間内での前記仮想バットの軌道映像を生成し、前記頭部位置検出手段によって検出された前記練習者の頭部の位置姿勢に対応する前記仮想空間内の視点位置からの前記軌道映像を前記表示手段に提示させる画像生成手段と、を備え、前記記憶手段は、前記仮想空間内で前記練習者の対戦相手となる仮想投手のオブジェクトデータと、前記仮想投手の動作データと、前記仮想投手から放たれる仮想ボールのオブジェクトデータと、前記仮想ボールの飛翔軌道データとを記憶し、前記仮想投手の前記動作データは、予め実際の投手の投球動作を計測した動作データであり、前記仮想ボールの前記飛翔軌道データは、予め実際の投手が投じたボールの投球軌道を複数台の高速度カメラで同期撮影して得られた画像から前記ボールの位置を算出した飛翔軌道データであり、前記画像生成手段は、前記仮想投手のオブジェクトデータと、前記仮想投手の前記動作データと、前記仮想ボールのオブジェクトデータと、前記仮想ボールの前記飛翔軌道データとに基づいて、前記仮想空間内での前記仮想投手の動作映像及び前記仮想ボールの飛翔軌道映像を生成し、前記表示手段に提示させ、前記演算手段は、前記仮想ボールの前記飛翔軌道データと前記仮想バットの前記軌道データに基づいて、前記仮想空間内で前記仮想ボールと前記仮想バットが衝突した際の前記仮想バットの衝突位置である仮想インパクト位置を算出することを特徴としている。
請求項に記載の野球の打撃練習支援システムは、前記練習者に対して音声を出力する音声出力手段を備え、前記記憶手段は、前記仮想インパクト位置に応じた複数の音声データを記憶し、前記演算手段は、前記記憶手段から前記仮想インパクト位置に対応する所定の音声データを求め、前記音声出力手段は、前記練習者に対して前記所定の音声データに基づく音声を出力することを特徴としている。
請求項に記載の野球の打撃練習支援システムは、前記練習者の位置姿勢を計測する位置姿勢計測手段を備え、前記記憶手段は、前記仮想空間内に配置される仮想練習者のオブジェクトデータを記憶し、前記画像生成手段は、前記位置姿勢計測手段によって計測された前記練習者の位置姿勢データと、前記仮想練習者のオブジェクトデータとに基づいて前記仮想空間内での前記仮想練習者の動作映像を生成し、前記表示手段に提示させることを特徴としている。
請求項1に記載の野球の打撃練習支援システムによれば、練習者が扱う用具であるバットに角速度検出手段が取り付けられており、演算手段は、角速度検出手段によって取得された角速度データに基づいて、バットの仮想オブジェクトである仮想バットの軌道データを算出し、画像生成手段は、軌道データに基づいて仮想バットの軌道映像を生成し、頭部位置検出手段によって検出された練習者の頭部の位置姿勢に対応する仮想空間内の視点位置からの軌道映像を練習者の頭部に装着されるヘッドマウントディスプレイの表示手段に提示させるので、時間や場所の制約を軽減でき、且つ、練習者は頭部を動かすことで、仮想空間内の様々な視点から仮想バットの軌道映像を確認することができる。また、本発明に係る野球の打撃練習支援システムでは、ヘッドマウントディスプレイの表示手段に仮想バットの軌道映像を提示するので、練習者は動作後、軌道映像を確認するために移動する必要がなく、即時に軌道映像を確認することができる。また、軌道データは記憶手段に記憶されるので、必要に応じて後から軌道映像を確認することができる。
さらに、請求項に記載の野球の打撃練習支援システムによれば、画像生成手段は、記憶手段に記憶されている仮想投手のオブジェクトデータと、仮想投手の動作データと、仮想投手から放たれる仮想ボールのオブジェクトデータと、仮想ボールの飛翔軌道データとに基づいて、仮想空間内での仮想投手の動作映像及び仮想ボールの飛翔軌道映像を生成し、表示手段に提示させるので、練習者は、時間や場所に制約されることなく、実世界で実際の投手が行う動作や投手から放たれるボールの軌道を見ながら身体動作を行うような感覚を仮想空間内の映像として体験することができる。また、演算手段は、仮想ボールの飛翔軌道データと仮想バットの軌道データに基づいて、仮想空間内で仮想ボール仮想バットが衝突した際の仮想バットの衝突位置である仮想インパクト位置を算出するので、練習者は、自身の身体動作によって仮想ボール仮想バットのどの位置に衝突したのかを即時に確認することができる。
請求項に記載の野球の打撃練習支援システムによれば、演算手段は、記憶手段に記憶されている複数の音声データの中から仮想インパクト位置に対応する所定の音声データを求め、音声出力手段は、練習者に対して演算手段によって求められた所定の音声データに基づく音声を出力するので、練習者は、出力された音声によって、仮想ボール仮想バットのどの位置に衝突したのかを聴覚的にある程度把握することができると共に、より実世界に近い感覚を体験することができる。
請求項に記載の野球の打撃練習支援システムによれば、練習者の位置姿勢を計測する位置姿勢計測手段を備え、記憶手段は、仮想空間内に配置される仮想練習者のオブジェクトデータを記憶し、画像生成手段は、位置姿勢計測手段によって計測された練習者の位置姿勢データと、仮想練習者のオブジェクトデータとに基づいて仮想空間内での仮想練習者の動作映像を生成し、表示手段に提示させるので、練習者は、自身がどのように動作しているかを容易に確認することができる。
本発明の実施形態に係る野球の打撃練習支援システムの構成の一例を示す概略ブロック図である。 本発明の実施形態に係る野球の打撃練習支援システムを練習者が使用している際の状態の一例を示す概略模式図である。 仮想空間の一例を示す概略模式図である。
以下、本発明に係る野球の打撃練習支援システムの実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本発明に係る野球の打撃練習支援システム(以下、練習支援システムという)1は、主に練習者2の身体動作の確認を行うためのものであって、図1及び図2に示すように、練習者2の頭部に装着され、練習者2に対して仮想空間の3次元映像を提示するための表示部31を有するヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDという)3と、練習者2の頭部の位置姿勢を検出する頭部位置検出センサ(頭部位置検出手段)32と、練習者2が扱うバット(用具)20に取り付けられる角速度センサ(角速度検出手段)4と、練習者2に対して音声を出力するスピーカ(音声出力手段)5と、練習者2の位置姿勢を計測する位置姿勢計測センサ(位置姿勢計測手段)6と、表示部31に提示する映像等の生成や各種の演算処理等を行うためのコンピュータ7とを備えている。
HMD3は、練習者2に対して奥行きを持った3次元映像を提示することが可能な表示部31を有するものであって、後述する画像生成部(画像生成手段)11によって生成される各種の仮想オブジェクト等が配置された仮想空間の3次元映像を表示部31に提示できるように構成されている。HMD3は、練習者2の頭部に装着されることにより、練習者2の両眼を覆うように表示部31が配置される。表示部31は、詳しくは図示しないが、例えば、右目用と左目用の画像表示面をそれぞれ有しており、視差のある画像を左右の画像表示面にそれぞれ表示することによって3次元映像が練習者2に対して提示される。これにより、HMD3を頭部に装着した練習者2は、実世界に近い感覚を仮想空間内の3次元映像として体験することができる。
頭部位置検出センサ32は、練習者2の頭部の位置姿勢を検出するためのものであって、本実施形態に係る練習支援システム1では、HMD3に一体として設けられている。頭部位置検出センサ32は、練習者2の頭部の絶対座標系における練習者2の頭部の位置及び姿勢を検出し、その検出信号をコンピュータ7へと出力するように構成されている。頭部位置検出センサ32は、HMD3と一体として設けられているので、HMD3が練習者2の頭部に装着されることによって、練習者2の頭部の動きを追跡して位置及び姿勢を検出することができ、その検出結果をHMD3が提示する仮想空間の3次元映像にフィードバックすることにより、練習者2に対して練習者2の頭部の動きに応じた視点位置から見た3次元映像を提示することができる。このような機能を備えるHMD3としては、例えば、Oculus VR社のOculus Rift等を好適に用いることができる。尚、頭部位置検出センサ32は、HMD3とは別に設けて、練習者2の頭部に装着するように構成しても良い。
角速度検出センサ4は、図2に示すように、例えば、練習者2が扱うバット20のグリップ付近に取り付けられており、練習者2がバット20をスイングした際の角速度を検出する。この角速度検出センサ4によって検出された角速度データの検出信号は、コンピュータ7へと出力される。この角速度検出センサ4としては、例えば、ATR社の小型無線多機能センサTSND121等を用いることができる。尚、本実施形態に係る練習支援システム1では、バット20を用いた野球の打撃練習の場合を例に説明しているが、これに限定されるものではなく、他のスポーツに対しても利用可能であり、例えば、テニスやゴルフの場合には、それぞれラケットやゴルフクラブに角速度センサ4を取り付けるようにすれば良い。また、バット20等の用具を使用しないスポーツ等を行う場合には、練習者2が動作を行う身体部位(例えば、腕や脚等)に角速度センサ4を取り付けるようにすれば良い。また、異なる位置に複数の角速度センサ4を取り付けるようにしても良い。
スピーカ5は、練習者2に対して音声を出力するものであって、例えば、仮想空間内の状況に応じた音声を練習者2に対して出力する。尚、音声を練習者2に対して出力する手段は、スピーカ5に限定されるものではなく、例えば、イヤホーン等の他の音声出力手段であっても良い。
位置姿勢計測センサ6は、練習者2の位置及び姿勢を計測するためのものであって、例えば、赤外線センサを用いて、赤外線センサから練習者2までの距離を計測し、練習者2の大きさや骨格等の様々な動きを検出するものとして、マイクロソフト社のKinect(登録商標)やASUS社のXtion Pro(登録商標)等を用いることができる。また、その他、ステレオマッチング方式等、従来公知の手法を用いて練習者2の位置姿勢を計測するようにしても良い。このような位置姿勢計測センサ6によって得られた信号は、コンピュータ7へと出力される。
コンピュータ7は、表示部31に提示する映像等の生成や各種の演算処理等を行うためのものであって、例えば、CPU(Central Proceessing Unit)8と、ハードディスク9と、演算部10と、画像生成部11と、RAM(Random Access Memory:記憶部)12と、表示部13と、操作部14等を備えている。また、これら各部は、図1に示すように、互いにシステムバス15に接続され、このシステムバス15を介して種々のデータ等が入出力されて、CPU8の制御の下、種々の処理が実行される。
ハードディスク9は、HMDの表示部31に提示する映像等の生成や各種の演算処理等を行うための処理プログラム等を格納している。尚、本実施形態では、処理プログラムをハードディスク9に格納している例を示しているが、これに代えて、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体(不図示)に格納しておき、この記録媒体から処理プログラムを読み出すように構成することも可能である。
演算部10は、ハードディスク9に格納される処理プログラムに基づいて、CPU8の制御の下、各種の演算処理等を行う。また、画像生成部11は、ハードディスク9に格納される処理プログラムに基づいて、CPU8の制御の下、HMD3の表示部31に提示する仮想空間の映像等の生成を行う。このような演算部10及び画像生成部11の機能を果たすものとして、例えば、ユニティ・テクノロジー社のUnity等を用いるようにしても良い。
RAM12は、ハードディスク9から読み出された処理プログラムを一時的に記憶したり、CPU8の作業領域等として用いられるものである。また、RAM12では、表示部31に提示される仮想空間内に配置される各種の仮想オブジェクトを画像生成部11によって生成するためのオブジェクトデータ16、動作データ17、飛翔軌道データ18、音声データ19等が記憶されている。
表示部13は、例えば、液晶ディスプレイ等から構成されるものであって、HMD3の表示部31に提示される映像や演算部10によって算出される結果等を表示したりするものである。操作部14は、マウスやキーボード等で構成されており、練習者2が種々のデータ及び操作指令等の入力を行うために使用されるものである。尚、表示部13と操作部14をタッチパネルとして、一体的に構成しても良い。
本実施形態に係る練習支援システム1では、例えば、仮想オブジェクトとして、練習者2が扱うバット20の仮想オブジェクトである仮想バット(仮想動作体)、練習者2の仮想オブジェクトである仮想練習者、仮想空間内での練習者2の対戦相手となる仮想投手(仮想対戦相手)、仮想投手から放たれる仮想ボール(仮想飛翔体)、背景となる仮想ホームベース等を画像生成部11によって生成するための各種のオブジェクトデータ16がRAM12に記憶される。RAM12に記憶する仮想投手の動作データ17としては、例えば、予め実際の投手の投球動作をモーションキャプチャシステム等によって計測した動作データを用いる。また、RAM12に記憶する仮想ボールの飛翔軌道データ18としては、例えば、予め実際の投手が投じたボールの投球軌道を複数台の高速度カメラで同期撮影して得られた画像からボールの位置を3次元DLT法で算出した軌道データ等を用いる。また、RAM12に記憶する音声データ19としては、例えば、実際にピッチングマシンから投射されたボールをバット20で打った際のインパクト時の打球音をバット20のインパクト位置に応じてICレコーダ等で記録した複数の音声データ等を用いる。
画像生成部11では、従来公知のコンピュータグラフィックス技術に基づいて、図3に示すように、各種のオブジェクトデータ16を用いて各種の仮想オブジェクトが配置される仮想空間の3次元映像を生成し、表示部31に提示する。また、画像生成部11では、それぞれ動作データ17及び飛翔軌道データ18に基づいて、仮想投手の動作及び仮想ボールの飛翔軌道の3次元映像を順次生成して、表示部31に提示する。尚、図3に示す仮想空間では、仮想バット21、仮想ボール22、仮想ホームベース23のみを図示しており、仮想練習者、仮想投手等は省略して図示している。また、図3に示す仮想空間では、y軸は地面から見た上向きを正方向、z軸は仮想ホームベース23から見てピッチャーマウンド方向を正方向として設定している。
以下、この練習支援システム1による処理動作等について図面を説明する。尚、練習支援システム1による処理動作は、ハードディスク9に格納された処理プログラムに従ってCPU8の制御の下、演算部10及び画像処理部11等により実行されるものである。
まず、練習支援システム1による処理動作を行うに際して、練習者2は、図2に示すように、HMD3を頭部に装着し、グリップに角速度4が取り付けられたバット20を持って構える。HMD3の表示部31には、練習者2に対して仮想練習者、仮想バット、仮想投手、仮想ボール等が配置されている仮想空間の3次元映像が提示される。その際、HMD3に設けられる頭部位置検出センサ32によって練習者2の頭部の位置及び姿勢が検出され、その検出信号がコンピュータ7へと出力され、画像生成手段11では、この検出信号に基づいて、練習者2の頭部の位置及び姿勢に対応する仮想空間内の視点位置からの3次元映像を表示部31に提示させる。
そして、画像生成部11は、RAM12に記憶されている動作データ17及び飛翔軌道データ18に基づいて仮想投手の投球動作及び仮想投手から投じられる仮想ボールの飛翔軌道の3次元映像を順次生成して、表示部31に提示する。練習者2が、これらの投球動作映像及び飛翔軌道映像に合わせてバット20をスイングすると、角速度検出センサ4は、このバット20の角速度を検出し、この検出された角速度データの検出信号はコンピュータ7へと出力される。また、位置姿勢計測センサ6によって計測された練習者2の位置及び姿勢の計測信号もコンピュータ7へと出力される。
演算部10では、コンピュータ7へ出力された角速度データに積分処理を施し、仮想空間内の座標と対応付けることにより仮想バットのスイング軌道データを算出し、その算出した軌道データをRAM12等の記憶手段へと記憶させる。画像生成部11では、この軌道データに基づいて、仮想空間内での前記仮想動作体の軌道映像を順次生成し、表示部31に提示させる。また、画像生成部11では、練習者2の位置及び姿勢データに基づいて、仮想練習者の動作映像を順次生成し、表示部31に提示させる。
また、演算部10では、仮想バットの軌道データと仮想ボールの飛翔軌道データとに基づいて、仮想空間内で仮想バットと仮想ボールが衝突した際の仮想バットの衝突位置である仮想インパクト位置である3次元座標を算出する。更に、演算部10では、RAM12に記憶されている複数の音声データから仮想インパクト位置に対応する所定の音声データを求め、スピーカ5によって練習2に対して音声データに基づく打球音を出力する。また、バット20に振動用のモータ等を取り付けておき、仮想バットと仮想ボールが衝突した際に仮想インパクト位置に応じた振動を練習者2に対して与えるようにモータを駆動させるようにしても良い。
このように練習支援システム1では、頭部位置検出センサ32によって検出された練習者2の頭部の位置姿勢に対応する仮想空間内の視点位置から見た仮想バットのスイング軌道映像を表示部31に提示させることができるので、練習者2は頭部を動かすことで、仮想空間内の様々な視点から仮想バットのスイング軌道映像を確認することができる。また、練習支援システム1では、仮想バットと仮想ボールが衝突した際の仮想インパクト位置を即時に算出することができるので、練習者2は、仮想バットの芯の位置と仮想ボールの中心とのずれ等をスイング毎に確認することができる。
尚、本実施形態では、1人の練習者2が、練習支援システム1を使用する場合の例を示しているが、例えば、練習支援システム1を複数設けておき、インターネット通信を利用して練習者2と、別の場所にいる指導者が一つの仮想空間を共有して、お互いの仮想空間上の動作映像等を確認できるようにすることも可能である。これにより、指導者は、練習者2のバッティング動作やスイング軌道等を自身の頭部に装着している表示部31の映像として様々な視点から確認することができるので、指導ポイント等を容易且つ迅速に把握することができる。また、指導者は、練習者2に対して、自身のバッティング動作やスイング軌道等を練習者2の装着しているHMD3の表示部31に映像として提示することにより、効果的な指導を行うこともできる。
尚、本発明の実施の形態は上述の形態に限るものではなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
野球の打撃練習支援システム
2 練習者
20 バット(用具)
3 ヘッドマウントディスプレイ(HMD)
31 表示部
32 頭部位置検出センサ
4 角速度センサ
5 スピーカ(音声出力手段)
6 位置姿勢計測センサ(位置姿勢計測手段)
7 コンピュータ
10 演算部(演算手段)
11 画像生成部(画像生成手段)
16 オブジェクトデータ
17 動作データ
18 飛翔軌道データ
19 音声データ
21 仮想バット(仮想動作体)
22 仮想ボール(仮想飛翔体)

Claims (3)

  1. 野球の打撃練習を行う練習者の頭部に装着され、前記練習者が扱う用具であるバットの仮想オブジェクトである仮想バットを配置した仮想空間の3次元映像を提示する表示手段を有するヘッドマウントディスプレイと、
    前記練習者の頭部の位置姿勢を検出する頭部位置検出手段と、
    前記バットに取り付けられる角速度検出手段と、
    前記角速度検出手段によって取得された角速度データに基づいて、前記仮想バットの軌道データを算出する演算手段と、
    前記演算手段によって算出された前記軌道データを記憶する記憶手段と、
    前記軌道データに基づいて前記仮想空間内での前記仮想バットの軌道映像を生成し、前記頭部位置検出手段によって検出された前記練習者の頭部の位置姿勢に対応する前記仮想空間内の視点位置からの前記軌道映像を前記表示手段に提示させる画像生成手段と、を備え
    前記記憶手段は、前記仮想空間内で前記練習者の対戦相手となる仮想投手のオブジェクトデータと、前記仮想投手の動作データと、前記仮想投手から放たれる仮想ボールのオブジェクトデータと、前記仮想ボールの飛翔軌道データとを記憶し、
    前記仮想投手の前記動作データは、予め実際の投手の投球動作を計測した動作データであり、
    前記仮想ボールの前記飛翔軌道データは、予め実際の投手が投じたボールの投球軌道を複数台の高速度カメラで同期撮影して得られた画像から前記ボールの位置を算出した飛翔軌道データであり、
    前記画像生成手段は、前記仮想投手のオブジェクトデータと、前記仮想投手の前記動作データと、前記仮想ボールのオブジェクトデータと、前記仮想ボールの前記飛翔軌道データとに基づいて、前記仮想空間内での前記仮想投手の動作映像及び前記仮想ボールの飛翔軌道映像を生成し、前記表示手段に提示させ、
    前記演算手段は、前記仮想ボールの前記飛翔軌道データと前記仮想バットの前記軌道データに基づいて、前記仮想空間内で前記仮想ボールと前記仮想バットが衝突した際の前記仮想バットの衝突位置である仮想インパクト位置を算出することを特徴とする野球の打撃練習支援システム。
  2. 前記練習者に対して音声を出力する音声出力手段を備え、
    前記記憶手段は、前記仮想インパクト位置に応じた複数の音声データを記憶し、
    前記演算手段は、前記記憶手段から前記仮想インパクト位置に対応する所定の音声データを求め、
    前記音声出力手段は、前記練習者に対して前記所定の音声データに基づく音声を出力することを特徴とする請求項に記載の野球の打撃練習支援システム。
  3. 前記練習者の位置姿勢を計測する位置姿勢計測手段を備え、
    前記記憶手段は、前記仮想空間内に配置される仮想練習者のオブジェクトデータを記憶し、
    前記画像生成手段は、前記位置姿勢計測手段によって計測された前記練習者の位置姿勢データと、前記仮想練習者のオブジェクトデータとに基づいて前記仮想空間内での前記仮想練習者の動作映像を生成し、前記表示手段に提示させることを特徴とする請求項1または2に記載の野球の打撃練習支援システム。
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