JP6467468B2 - 室内用物干具 - Google Patents

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Description

本発明は、室内で洗濯物を干すのに用いられる室内用物干具に関する。
従来の室内用物干具としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された室内用物干具は、物干し竿と、掛止棒とを備えている。掛止棒の一端部は、カーテンレールに掛止できるように構成されている。また、掛止棒の他端部は、物干し竿を取り付けられるように構成されている。この掛止棒は、一端部がカーテンレールに掛止された状態で、当該カーテンレールと直交するように水平に延在する。掛止棒の他端部に物干し竿を取り付けることにより、カーテンレールの内側(室内側)に物干し竿を設置することができる。
特開平11−57290号公報
上述の室内用物干具を用いれば、室内の窓際に洗濯物を干すことができる。ところが、その場合、窓の外から洗濯物が見られてしまうという問題がある。この点、部屋のカーテン(上記カーテンレールに吊るされたカーテン)を閉めることにより、窓の外から洗濯物が見えないようにすることができる。しかしながら、それでは、室内の採光が必要以上に妨げられてしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、部屋のカーテンを開けたままでも窓の外から洗濯物を見えにくくすることが可能な室内用物干具を提供することを目的とする。
本発明による室内用物干具は、室内で洗濯物を干すのに用いられる室内用物干具であって、上記洗濯物が掛けられる本体部と、上記本体部を上記室内における窓の近傍に固定するための固定部と、上記本体部に掛けられた上記洗濯物と上記窓とを隔てるように、上記本体部又は上記固定部から垂下する幕状の第1の遮蔽部材と、を備えることを特徴とする。
この室内用物干具においては、洗濯物が掛けられる本体部が、固定部によって室内における窓の近傍に固定される。これにより、室内の窓際に洗濯物を干すことができる。しかも、本体部に掛けられた洗濯物と窓とを隔てるように垂下する第1の遮蔽部材が設けられている。このように第1の遮蔽部材で洗濯物と窓とを隔てることにより、窓の外から洗濯物を見えにくくすることができる。
本発明によれば、部屋のカーテンを開けたままでも窓の外から洗濯物を見えにくくすることが可能な室内用物干具が実現される。
本発明による室内用物干具の第1実施形態を示す側面図である。 図1の室内用物干具を示す平面図である。 物干棒12が基部14に対して折り畳まれる様子を示す側面図である。 本発明による室内用物干具の第2実施形態を示す平面図である。 図4の室内用物干具を示す側面図である。 本体部40の一部を示す正面図である。 本体部40の一部を示す正面図である。 本体部40の一部を示す正面図である。 変形例に係る室内用物干具を示す側面図である。 梯子状部材60を示す正面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による室内用物干具の第1実施形態を示す側面図である。また、図2は、図1の室内用物干具を示す平面図である。室内用物干具1は、室内で洗濯物を干すのに用いられる室内用物干具であって、本体部10、固定部20、遮蔽部材32(第1の遮蔽部材)、及び遮蔽部材34(第2の遮蔽部材)を備えている。
本体部10は、洗濯物が掛けられる部分である。本実施形態において本体部10は、物干棒12、基部14、及び支持部材16を含んでいる。物干棒12は、物干し用の棒である。物干棒12には、洗濯物が直接に又はハンガー等を介して掛けられる。図1及び図2においては、物干棒12に掛けられた洗濯物94を模式的に示している。物干棒12は、窓92(ガラス窓)に対して垂直に延在している。物干棒12の長さは、例えば、30〜60cm程度である。また、物干棒12の太さは、例えば、1〜2cm程度である。
基部14は、棒状をしており、鉛直方向に延在するように固定部20に接続されている。物干棒12は、基部14に連結されている。詳細には、物干棒12の一端(窓92に近い側の端部)が、基部14の上端に連結されている。基部14の長さは、例えば、30〜60cm程度である。また、基部14の太さは、例えば、1〜2cm程度である。
支持部材16は、棒状をしており、斜め方向に延在している。支持部材16の中心軸は、物干棒12及び基部14の中心軸を含む平面(窓92に垂直な鉛直面)内に存在する。支持部材16は、一端が物干棒12に接続され、他端が基部14に接続されている。支持部材16の長さは、例えば、10〜20cm程度である。また、支持部材16の太さは、例えば、0.5〜2cm程度である。物干棒12、基部14及び支持部材16の材料としては、例えば、プラスチック、木、金属等を用いることができる。
図3に示すように、物干棒12は、基部14に対して折畳み可能であることが好ましい。かかる構成は、例えば、物干棒12が基部14に対して回動できるように物干棒12の一端を基部14の上端に固定するとともに、支持部材16が基部14に対して回動できるように支持部材16の他端を基部14に固定することにより実現することができる。その場合、支持部材16は、一端が物干棒12から離間できるように設けられる。室内用物干具1の使用時、支持部材16は、一端が物干棒12の下面に接することにより、物干棒12を下から支持する。これにより、物干棒12が水平方向に延在した状態が維持される。このとき、支持部材16の一端を後述する吊下棒33に引っ掛けることにより、支持部材16を物干棒12に対して一時的に固定することができる。なお、物干棒12の下面に溝や穴等の凹部を設け、支持部材16の一端を当該凹部に引っ掛けることによっても、支持部材16を物干棒12に対して一時的に固定することが可能である。
図1及び図2に戻って、固定部20は、本体部10を室内における窓92の近傍に固定するための部分である。本実施形態において固定部20は、複数の吸盤22,24を含んでいる。各吸盤22,24は、窓92に吸着する。具体的には、各吸盤22,24は、窓92の内側(室内側)の面に吸着する。吸盤22と吸盤24とは、平面視(図2参照)で互いに重なるように上下方向に並んで、窓92に取り付けられている。吸盤22及び吸盤24には、それぞれ、基部14の上端及び下端が接続されている。
遮蔽部材32は、幕状をしている。遮蔽部材32は、本体部10に掛けられた洗濯物94と窓92とを隔てるように、本体部10又は固定部20から垂下する。本実施形態において遮蔽部材32は、本体部10から垂下している。詳細には、遮蔽部材32は、吊下棒33を介して本体部10に取り付けられている。吊下棒33は、遮蔽部材32を吊り下げるための棒であり、遮蔽部材32の上端を保持している。吊下棒33は、その中央部において物干棒12の下面に接続され、物干棒12と直交するように水平方向に延在している。これにより、遮蔽部材32は、窓92と略平行に広がった状態で、本体部10から垂下する。
遮蔽部材32の横の長さ(水平方向の長さ)は、例えば、30〜60cm程度である。また、遮蔽部材32の縦の長さ(鉛直方向の長さ)は、例えば、30〜80cm程度である。遮蔽部材32は、例えば布製である。遮蔽部材32は、織布からなっていてもよいし、不織布からなっていてもよい。遮蔽部材32は、ある程度の光透過性を有することが好ましい。また、遮蔽部材32は、通気性を有することが好ましい。遮蔽部材32は、メッシュ状をしていてもよい。吊下棒33の長さは、例えば、30〜60cm程度である。また、吊下棒33の太さは、例えば、0.5〜1cm程度である。吊下棒33の材料としては、例えば、プラスチック、木、金属等を用いることができる。
遮蔽部材34は、幕状をしている。遮蔽部材34は、遮蔽部材32とは別体に設けられており、遮蔽部材32から離間している。遮蔽部材34は、本体部10に掛けられた洗濯物94を挟んで遮蔽部材32と反対側に設けられている。遮蔽部材34は、本体部10から垂下する。詳細には、遮蔽部材34は、吊下棒35を介して本体部10に取り付けられている。吊下棒35は、遮蔽部材34を吊り下げるための棒であり、遮蔽部材34の上端を保持している。吊下棒35は、その中央部において物干棒12の下面に接続され、物干棒12と直交するように水平方向に延在している。これにより、遮蔽部材34は、窓92と略平行に広がった状態で、本体部10から垂下する。
遮蔽部材34の横の長さは、例えば、30〜60cm程度である。また、遮蔽部材34の縦の長さは、例えば、30〜80cm程度である。遮蔽部材34は、例えば布製である。遮蔽部材34は、織布からなっていてもよいし、不織布からなっていてもよい。遮蔽部材34は、通気性を有することが好ましい。遮蔽部材34は、メッシュ状をしていてもよい。吊下棒35の長さは、例えば、30〜60cm程度である。また、吊下棒35の太さは、例えば、0.5〜1cm程度である。吊下棒35の材料としては、例えば、プラスチック、木、金属等を用いることができる。
遮蔽部材32の遮光率は、遮蔽部材34の遮光率よりも低い。遮光率は、JIS規格(JIS L1055:2009)に定められた遮光性試験方法のA法により測定することができる。なお、各遮蔽部材32,34には、図柄が描かれていてもよい。かかる図柄としては、例えば、動物、スイーツ(デザート)、乗り物、又は、アニメや漫画等のキャラクターの図柄が挙げられる。
室内用物干具1の効果を説明する。室内用物干具1においては、洗濯物94が掛けられる本体部10が、固定部20によって室内における窓92の近傍に固定される。これにより、室内の窓際に洗濯物94を干すことができる。しかも、本体部10に掛けられた洗濯物94と窓92とを隔てるように垂下する遮蔽部材32が設けられている。このように遮蔽部材32で洗濯物94と窓92とを隔てることにより、窓92の外から洗濯物94を見えにくくすることができる。したがって、部屋のカーテンを開けたままでも窓92の外から洗濯物94を見えにくくすることが可能な室内用物干具1が実現されている。
室内用物干具1によれば、室内の窓際に洗濯物94を干せるため、洗濯物94を比較的早く乾かすことができる。また、洗濯物94を室内に干すことは、部屋の乾燥を防ぐのにも役立つ。さらに、室内用物干具1は、携帯するのにも適している。そのため、室内用物干具1は、例えば、旅行時の宿泊先で室内に洗濯物を干したい場面においても有用である。
固定部20は、窓92に吸着する吸盤22,24を含んでいる。これにより、窓92に対する室内用物干具1の取付け及び取外しを容易に行うことができる。特に固定部20は、複数の吸盤22,24を含んでいる。複数の吸盤22,24を用いることにより、本体部10を窓際に安定的に固定しやすくなる。
本体部10は、物干棒12を含んでいる。このように物干し用の部材として棒を用いることにより、当該部材が窓92に対して垂直に延在するように室内用物干具1を設置することができる。実際、本実施形態において物干棒12は、窓92に対して垂直に延在している。この場合、物干棒12が窓92に対して平行に延在する場合に比して、窓92の内側の空間をより有効に活用することができる。また、遮蔽部材32,34を設ける領域を確保しやすくなる。
本体部10は、物干棒12が連結された基部14を含んでいる。これにより、物干棒12の強度を高めることができる。物干棒12の強度が高まれば、より多くの洗濯物94を物干棒12に掛けられるようになる。また、本体部10は、支持部材16を含んでいる。これにより、物干棒12が水平方向に延在した状態を安定的に維持しやすくなる。ただし、基部14及び支持部材16を設けることは、必須でない。基部14及び支持部材16を設けない場合、物干棒12の一端を吸盤22に対して直接に接続すればよい。
物干棒12が基部14に対して折畳み可能である場合、非使用時、室内用物干具1をコンパクトに収納することができる。
遮蔽部材32に図柄が描かれている場合、遮蔽部材32ひいては室内用物干具1の美観を高めることができる。特に、動物、スイーツ、乗り物又はキャラクターの図柄は、子供を喜ばせるのに好適である。
遮蔽部材32がメッシュ状をしている場合、遮蔽部材32の通気性を高めることができる。遮蔽部材32の通気性を高めることは、洗濯物94を乾きやすくするのに有利である。
遮蔽部材32が光透過性を有する場合、遮蔽部材32を透過した日光を洗濯物94に当てることができる。このため、遮蔽部材32が光透過性を有しない場合に比して、洗濯物94が乾きやすくなる。
遮蔽部材32が布製である場合、遮蔽部材32ひいては室内用物干具1全体の軽量化を図ることができる。また、通気性及び光透過性を有する遮蔽部材32を容易に実現することができる。
室内用物干具1には、遮蔽部材34が設けられている。これにより、窓の外からだけでなく、室内からも洗濯物94を見えにくくすることができる。ただし、遮蔽部材34を設けることは、必須でない。
遮蔽部材32の遮光率は、遮蔽部材34の遮光率よりも低い。このように遮蔽部材32の遮光率を低くすることにより、より大量の日光を洗濯物94に当てることができる。ただし、遮蔽部材32の遮光率を遮蔽部材34の遮光率より低くすることは、必須でない。遮蔽部材32の遮光率は、遮蔽部材34の遮光率より高くてもよいし、遮蔽部材34の遮光率に等しくてもよい。
遮蔽部材34に図柄が描かれている場合、遮蔽部材34ひいては室内用物干具1の美観を高めることができる。特に、動物、スイーツ、乗り物又はキャラクターの図柄は、子供を喜ばせるのに好適である。
遮蔽部材34がメッシュ状をしている場合、遮蔽部材34の通気性を高めることができる。遮蔽部材34の通気性を高めることは、洗濯物94を乾きやすくするのに有利である。
遮蔽部材34が布製である場合、遮蔽部材34ひいては室内用物干具1全体の軽量化を図ることができる。また、通気性を有する遮蔽部材34を容易に実現することができる。
(第2実施形態)
図4は、本発明による室内用物干具の第2実施形態を示す平面図である。また、図5は、図4の室内用物干具を示す側面図である。室内用物干具2は、室内で洗濯物を干すのに用いられる室内用物干具であって、本体部40、固定部20、遮蔽部材32、及び遮蔽部材34を備えている。固定部20の構成は、第1実施形態で説明したとおりである。ただし、本実施形態において吸盤22と吸盤24とは、側面視(図5参照)で互いに重なるように左右方向に並んで、窓92に取り付けられている。
本体部40は、洗濯物が掛けられる部分である。本実施形態において本体部40は、物干紐42、紐収納部44、及び紐受部46を含んでいる。物干紐42は、物干し用の紐である。物干紐42には、洗濯物が直接に又はハンガー等を介して掛けられる。図4においては、物干紐42に掛けられた洗濯物94を模式的に示している。物干紐42は、窓92に対して平行に延在している。物干紐42の長さは、例えば、30〜60cm程度である。また、物干紐42の太さは、例えば、1〜5mm程度である。
図6〜図8は、本体部40の一部(物干紐42、紐収納部44及び紐受部46からなる部分)を示す正面図である。紐収納部44は、物干紐42の一端を固定するとともに物干紐42を収納可能である。物干紐42は、図7に示すように、紐収納部44から引き出すことができる。紐収納部44は、物干紐42から引き出された物干紐42を自動的に巻き取る機構を有している。かかる機構は、例えば紐収納部44にゼンマイバネを内蔵させることにより、実現することができる。紐受部46は、図8に示すように、紐収納部44から引き出された物干紐42の他端を固定する。紐受部46は、物干紐42の他端を掛止できるように構成されている。
図4及び図5に戻って、本体部40は、補助棒52,54を含んでいる。補助棒52の一端(窓92に近い側の端部)は、吸盤22に接続されている。補助棒52は、窓92に対して垂直に延在している。紐収納部44は、補助棒52に接続されており、補助棒52を介して吸盤22に取り付けられている。補助棒54の一端(窓92に近い側の端部)は、吸盤24に接続されている。補助棒54は、窓92に対して垂直に延在している。紐受部46は、補助棒54に接続されており、補助棒54を介して吸盤24に取り付けられている。各補助棒52,54の長さは、例えば、30〜60cm程度である。また、各補助棒52,54の太さは、例えば、1〜2cm程度である。補助棒52,54の材料としては、例えば、プラスチック、木、金属等を用いることができる。
遮蔽部材32は、吊下棒33を介して本体部40に取り付けられている。吊下棒33は、補助棒52及び補助棒54の下面に接続され、補助棒52及び補助棒54と直交するように水平方向に延在している。遮蔽部材32及び吊下棒33のその他の構成は、第1実施形態で説明したとおりである。
遮蔽部材34は、吊下棒35を介して本体部40に取り付けられている。吊下棒35は、補助棒52及び補助棒54の下面に接続され、補助棒52及び補助棒54と直交するように水平方向に延在している。上述の紐収納部44及び紐受部46は、吊下棒33と吊下棒35との間に位置する。遮蔽部材34及び吊下棒35のその他の構成は、第1実施形態で説明したとおりである。
室内用物干具2の効果を説明する。室内用物干具2においては、洗濯物94が掛けられる本体部40が、固定部20によって室内における窓92の近傍に固定される。これにより、室内の窓際に洗濯物94を干すことができる。しかも、本体部40に掛けられた洗濯物94と窓92とを隔てるように垂下する遮蔽部材32が設けられている。このように遮蔽部材32で洗濯物94と窓92とを隔てることにより、窓92の外から洗濯物94を見えにくくすることができる。したがって、部屋のカーテンを開けたままでも窓92の外から洗濯物94を見えにくくすることが可能な室内用物干具2が実現されている。
本体部40は、物干紐42を含んでいる。このように物干し用の部材として紐を用いることにより、室内用物干具2の軽量化を図ることができる。また、非使用時、室内用物干具2をコンパクトに収納するのに有利である。
本体部40は、紐収納部44及び紐受部46を含んでいる。このため、室内用物干具2の使用時には紐収納部44と紐受部46との間に物干紐42を張る一方で、非使用時には物干紐42を紐収納部44内に収納させることができる。これにより、非使用時、物干紐42が邪魔になりにくいという利点が得られる。ただし、紐収納部44及び紐受部46を設けることは、必須でない。紐収納部44及び紐受部46を設けない場合、物干紐42の一端及び他端をそれぞれ補助棒52及び補助棒54に対して直接に接続すればよい。
紐収納部44は、物干紐42を自動的に巻き取る機構を有している。このため、紐収納部44から引き出された物干紐42を紐収納部44内に容易に戻すことができる。室内用物干具2のその他の効果は、室内用物干具1と同様である。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。上記実施形態においては、物干し用の部材が棒(物干棒12)又は紐(物干紐42)である場合を例示した。しかし、物干し用の部材は、図9及び図10に示すように、梯子状をしていてもよい。図9は、変形例に係る室内用物干具を示す側面図である。同図においては、物干し用の梯子状部材60が、補助棒56を介して固定部20に取り付けられている。補助棒56の一端は、固定部20に接続されている。補助棒56は、窓92に対して垂直に延在している。梯子状部材60は、その上端において補助棒56に接続されており、鉛直方向に延びている。
図10は、梯子状部材60を示す正面図である。梯子状部材60は、支柱62(第1の支柱)、支柱64(第2の支柱)、及び複数の桟66からなる。各支柱62,64は、鉛直方向に延在している。各桟66は、水平方向に延在するように支柱62と支柱64との間に渡されている。各桟66には、洗濯物が直接に又はハンガー等を介して掛けられる。
上記実施形態においては、固定部20が吸盤(吸盤22,24)を含む場合を例示した。しかし、固定部20は、吸盤の代わりに、あるいは吸盤と共に、窓のサッシを挟持するクリップを含んでいてもよい。固定部20は、複数のクリップを含んでいてもよい。かかるクリップで窓のサッシを挟持することによっても、本体部を窓際に固定することができる。特に複数のクリップを用いることにより、本体部を窓際に安定的に固定しやすくなる。
上記実施形態においては、遮蔽部材32が本体部から垂下する場合を例示した。しかし、遮蔽部材32は、固定部20から垂下するように設けられていてもよい。
1 室内用物干具
2 室内用物干具
10 本体部
12 物干棒
14 基部
16 支持部材
20 固定部
22 吸盤
24 吸盤
32 遮蔽部材(第1の遮蔽部材)
33 吊下棒
34 遮蔽部材(第2の遮蔽部材)
35 吊下棒
40 本体部
42 物干紐
44 紐収納部
46 紐受部
52 補助棒
54 補助棒
56 補助棒
60 梯子状部材
62 支柱(第1の支柱)
64 支柱(第2の支柱)
66 桟
92 窓
94 洗濯物

Claims (22)

  1. 室内で洗濯物を干すのに用いられる室内用物干具であって、
    前記洗濯物が掛けられる本体部と、
    前記本体部を前記室内における窓の近傍に固定するための固定部と、
    前記本体部に掛けられた前記洗濯物と前記窓とを隔てるように、前記本体部又は前記固定部から垂下する幕状の第1の遮蔽部材と、
    前記本体部に掛けられた前記洗濯物を挟んで前記第1の遮蔽部材と反対側に設けられ、前記本体部から垂下する幕状の第2の遮蔽部材と、を備え
    前記第1の遮蔽部材の遮光率は、前記第2の遮蔽部材の遮光率よりも低いことを特徴とする室内用物干具。
  2. 請求項1に記載の室内用物干具において、
    前記固定部は、前記窓に吸着する吸盤を含む室内用物干具。
  3. 請求項2に記載の室内用物干具において、
    前記固定部は、複数の前記吸盤を含む室内用物干具。
  4. 請求項1に記載の室内用物干具において、
    前記固定部は、前記窓のサッシを挟持するクリップを含む室内用物干具。
  5. 請求項4に記載の室内用物干具において、
    前記固定部は、複数の前記クリップを含む室内用物干具。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の室内用物干具において、
    前記本体部は、物干し用の棒を含む室内用物干具。
  7. 請求項6に記載の室内用物干具において、
    前記物干し用の棒は、前記窓に対して垂直に延在する室内用物干具。
  8. 請求項7に記載の室内用物干具において、
    前記本体部は、鉛直方向に延在するように前記固定部に接続された棒状の基部を含み、
    前記物干し用の棒は、前記基部に連結されている室内用物干具。
  9. 請求項8に記載の室内用物干具において、
    前記本体部は、斜め方向に延在する棒状の支持部材を含み、
    前記支持部材は、一端が前記物干し用の棒に接続され、他端が前記基部に接続されている室内用物干具。
  10. 請求項8又は9に記載の室内用物干具において、
    前記物干し用の棒は、前記基部に対して折畳み可能である室内用物干具。
  11. 請求項1乃至5の何れかに記載の室内用物干具において、
    前記本体部は、物干し用の紐を含む室内用物干具。
  12. 請求項11に記載の室内用物干具において、
    前記本体部は、前記物干し用の紐の一端を固定するとともに当該物干し用の紐を収納可能な紐収納部と、
    前記紐収納部から引き出された前記物干し用の紐の他端を固定する紐受部と、を含む室内用物干具。
  13. 請求項12に記載の室内用物干具において、
    前記紐収納部は、当該紐収納部から引き出された前記物干し用の紐を自動的に巻き取る機構を有する室内用物干具。
  14. 請求項1乃至5の何れかに記載の室内用物干具において、
    前記本体部は、物干し用の梯子状部材を含み、
    前記梯子状部材は、鉛直方向に延在する第1及び第2の支柱と、水平方向に延在するように前記第1の支柱と前記第2の支柱との間に渡された複数の桟とからなる室内用物干具。
  15. 請求項1乃至14の何れかに記載の室内用物干具において、
    前記第1の遮蔽部材には、図柄が描かれている室内用物干具。
  16. 請求項15に記載の室内用物干具において、
    前記第1の遮蔽部材に描かれた前記図柄は、動物、スイーツ、乗り物、又はキャラクターの図柄である室内用物干具。
  17. 請求項1乃至16の何れかに記載の室内用物干具において、
    前記第1の遮蔽部材は、メッシュ状をしている室内用物干具。
  18. 請求項1乃至17の何れかに記載の室内用物干具において、
    前記第1の遮蔽部材は、布製である室内用物干具。
  19. 請求項1乃至18の何れかに記載の室内用物干具において、
    前記第2の遮蔽部材には、図柄が描かれている室内用物干具。
  20. 請求項19に記載の室内用物干具において、
    前記第2の遮蔽部材に描かれた前記図柄は、動物、スイーツ、乗り物、又はキャラクターの図柄である室内用物干具。
  21. 請求項乃至20の何れかに記載の室内用物干具において、
    前記第2の遮蔽部材は、メッシュ状をしている室内用物干具。
  22. 請求項乃至21の何れかに記載の室内用物干具において、
    前記第2の遮蔽部材は、布製である室内用物干具。
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