JP6465909B2 - 故意ではない設定変化に対する抵抗が増加され、付属ツール連結が改善された流体フロー制御デバイス、ローター、および磁石 - Google Patents

故意ではない設定変化に対する抵抗が増加され、付属ツール連結が改善された流体フロー制御デバイス、ローター、および磁石 Download PDF

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関連出願の相互参照
本出願は、2012年6月21日に出願された米国仮出願第61/662,664号の優先権を主張し、本明細書では、その全体が参照により組み込まれている。
[01]本開示は、概して、移植可能な生理学的シャントシステム、および、関連の流体フロー制御デバイス、ならびに、それとともに使用するための付属品に関する。より具体的には、本開示は、故意ではない設定変化に対する抵抗が増加された移植可能な医療用流体フロー制御デバイス、ローター、および磁石に関するデバイス、システム、および方法を提供する。また、本開示は、調節ツールなどのような流体フロー制御デバイス付属品との磁気的な連結の改善を提供する移植可能な医療用流体フロー制御デバイス、ローター、および磁石に関するデバイス、システム、および方法を提供する。
[02]全体として、流体フロー制御デバイスは、脳室からの脳脊髄液(CSF)のフローを制御するための、および、脳室の中への流体の逆流を防止するための一方向制御弁を含む。流体フロー制御デバイスの1つの例が、たとえば、「Implantable Adjustable Fluid Flow Control Valve」という表題の米国特許第5,637,083号に開示されており、その全体は、参照により本明細書に組み込まれている。水頭症(幼児、子供、および大人に影響を及ぼし得る神経学的疾患)は、脳室(または、脳の空洞)の中の流体(たとえば、CSFなど)の望ましくない蓄積から結果として生じ、その蓄積は、脳に過度の圧力を加える可能性があり、幼児において、頭蓋骨を変形させる力を及ぼす可能性がある。水頭症の治療は、流体フロー制御デバイスとして一般的に説明され得る1つまたは複数のカテーテルおよびシャントバルブを含むドレナージまたはシャントシステムを利用して、脳室からCSFを排出させることを必要とすることが多い。シャントバルブ(または、流体フロー制御デバイス)は、様々な構成を有することが可能であり、また、デバイスの弁機構が、流体が弁を通って流れ始めること、および、脳から排出されることが許容され得る閾値圧力レベルに設定され得る点において、調節可能にすることができる。流体フロー制御デバイスは、皮下に移植可能であり、経皮的に調節可能にすることができる。フロー制御デバイスは、いくつかの圧力設定を有することが可能であり、外部の磁気的な調節ツールを介して、様々な圧力設定に調節可能にすることができる。弁開放圧力を選択的に調節するために弁機構および調節機構と相互作用する磁気的なローターまたはローターアッセンブリをデバイスが含むという点において、いくつかの流体フロー制御デバイスは磁気的である。磁気的なローターまたはローターアッセンブリは、1つまたは複数の外部の磁気的な調節ツールと磁気的に連結することが可能である。磁化されているローターは、整列された水平方向の極性を有するように配置または構成されている単一の磁石または2つの磁石を含むことが多い。磁気的な調節ツールは、患者の中に移植されている流体フロー制御デバイスのローター磁石に外部から(すなわち、患者の外部から)連結するように設計されており、連結すると、ローターが注意深く回転させられ、それによって、デバイスの圧力設定を非侵襲的に調節することが可能であるようになっている。調節ツールは、磁石を含むことが可能であり、磁石は、弁が移植された後に、外部から(または、組織を通して)ローターに連結し、ローターを駆動するために、1つまたは複数のローター磁石に合わせて設置することが可能である。典型的に、調節ツールは、たとえば、患者の頭部に、および、移植されたデバイスに近接して、外部に設置される。このように、非侵襲的な様式で、弁ローターを所望の位置へ設定することが可能である。
[03]整列された水平方向の極性を有する単一の磁石または2つから構成される磁石を有するローターまたはローターアッセンブリは、このように配置されている内部の磁気的なエレメントが外部磁界に整列する傾向があり得るので、磁気的なローターが強力な近くの磁界によって移動または故意ではない設定調節の影響を受けやすくなることを引き起こす可能性がある。したがって、磁気的なローターは、磁気共鳴イメージング(MRI)処置において遭遇するような強力な外部磁界(たとえば、最大3.0テスラのMRI磁界)の存在下にあるときに、意図的でなく調節される可能性がある。意図的でない調節は、ローターがある位置へ移動することを結果として生じさせる可能性があり、それによって、流体フロー制御デバイスの圧力設定が、特定の患者に関して最適なもの以外になる。どのように弁またはデバイス(そして、それによって磁気的なローター)がMRIに進入するかということに応じて、MRI機器の磁界は、ローターを新しい設定へ回す(すなわち、回転させる)ように働く可能性があり、または、弁がMRI磁界に対して90度の角度でMRI機器に進入する場合には、MRI磁界が、ローターを反転させる(傾斜させる)ように働く可能性がある。したがって、患者が強力な外部磁界の存在下にいるとき、または、いたときには毎回、潜在的に意図しない調節は、外部付属品および/または調節ツールを介して、確認および/または再調節を必要とする可能性がある。したがって、故意ではない設定変化に対する抵抗の増加を提供する流体フロー制御デバイス、ローター、および/または磁石に対する必要性が存在している。
[04]流体フロー制御デバイスまたは弁圧力設定の意図的な調節、検証、および指示は、外部ツールおよび/または付属品(たとえば、ロケーター、インジケーター、および/または調節ツールを含む)を介して達成することが可能である。上記に説明されているように、調節ツールは、移植されたローターアッセンブリに連結し、ローターアッセンブリを回転させ、それによって、デバイスまたは弁圧力閾値を設定するための、1つまたは複数の磁石を含むことが可能である。しかし、使用の間に、調節ツールは、移植された弁から距離をおいて位置付けされており、患者の外部にあるので、調節ツール磁石と1つまたは複数の弁磁石との間のデバイスコンポーネントおよび/または組織は、その2つの磁気的な連結を妨げる可能性がある。この妨げは、磁界強度の減少を結果として生じさせ、圧力設定の意図的な調節をより挑戦的なものにしている。したがって、移植された流体フロー制御デバイスと関連の外部の磁気的に連結可能な付属品との間の磁気的な連結または磁界強度を改善または増加させることが望ましい可能性がある。
[05]Negreによる米国特許第5,643,194号は、皮下の弁、および、それを外部から設定するためのデバイスを説明している。Negreは、ローターの中に装着されている2つの微小磁石と、ローターを所定の位置にロックするためのロッキング手段とを説明している。説明されているロッキング手段は、ローターを適切な場所にロックするために、内部デバイスパーツが機械的なストッパーに係合するように直線的に移動することを必要とする。機械的なパーツを移動させることは、製品の寿命を減少させ、機械的な摩耗を増加させる傾向があるので、このタイプの機構を回避することが望ましい可能性がある。加えて、流体フロー制御デバイスなどのような移植可能な医療用デバイスの中で可能な限り少ないスペースを利用するか、または占めるコンポーネントを設計することが望ましいことが多い。Negreによって説明されているロッキング機構は、望ましくない方法で、または、不必要に、いくつかの理由のためにスペースを利用する可能性があり、その理由の最たるものとしては、開示されている特定の可動パーツを必要とするということがある可能性がある。この設計の別の不利益は、生物学的破片が、望ましくない方法で可動パーツと干渉し、または、可動パーツを動かなくさせる可能性がより高いということである。
[06]Wilsonらによる米国特許出願公開第2012/0046595号は、移植可能で調節可能な弁を説明している。Wilsonらは、弁ユニットのためのローターを説明しており、ローター磁石は、ローターの回転の軸線に対してある角度で存在するように配置されている磁化の軸線を有することが可能であり、インジケーターまたは調節ツールとの相互作用の改善を意図的に実現する。Wilsonらは、角度を付けられた磁化の軸線が、弁アッセンブリの中で磁石を物理的に傾斜させることによって実現され、磁石自身が、弁の平坦なまたは水平方向の平面的な表面に対して角度を付けられた平面の中に存在するようになっているということを説明している。また、Wilsonらによって説明されている様式で、磁石を物理的に傾斜させること、または、磁石に角度を付けることは、望ましくない方法で、デバイスの中のスペースを利用する可能性がある。
[07]いくつかの実施形態では、本開示は、調節可能な流体フロー制御デバイスのためのローターアッセンブリであって、ローターアッセンブリは、ベース部と、ベース部の中に装着されている2つの磁石とを含み、2つの磁石のそれぞれは、実質的に垂直方向の配向に偏極され、互いに対して反対側に配向されている、ローターアッセンブリを提供する。いくつかの実施形態では、ローターアッセンブリは、中央開口部を含むベース部を含むことが可能であり、単一の磁石または複数の磁石は、ベース部の中に埋め込むことが可能である。本開示による一実施形態は、カートリッジハウジングと、カートリッジハウジングの中に少なくとも部分的に受け入れられているローターアッセンブリとを含む、カートリッジアッセンブリをさらに含むことが可能である。カートリッジハウジングは、ローターアッセンブリの中央開口部に係合するように構成されている中央ローターピボットまたは軸を含むことが可能であり、中央ローターピボットまたは軸の周りに、ローターアッセンブリが回転するように構成される。中央ローターピボットは、少なくとも1つのスプラインを含むことが可能であり、ローター中央開口部は、少なくとも1つの溝部を含むことが可能であり、少なくとも1つの溝部は、少なくとも1つのスプラインに係合するように構成されており、少なくとも1つの溝部が少なくとも1つのスプラインに係合すると、ローターピボットの周りのローターアッセンブリの回転が阻止されるようになっている。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのスプラインが、複数のスプラインを含み、いくつかの実施形態では、少なくとも1つの溝部が、複数の溝部を含む。
[08]いくつかの実施形態では、少なくとも1つのスプライン、または、複数のスプラインのそれぞれのスプラインは、ローターピボットの高さよりも小さいスプライン高さを含み、ローターアッセンブリは、ローターピボットに沿って垂直方向上向きに持ち上がるように構成されており、少なくとも1つの溝部が、ローターアッセンブリが垂直方向上向きに十分な距離を持ち上げられるときに、少なくとも1つのスプラインを解除するように構成されるようになっているか、または、少なくとも1つの溝部の下側端部が、少なくとも1つのスプラインの上側端部と間隔を置いて配置された関係となり、かつ、少なくとも1つのスプラインの上側端部の上方にあるようになっている。ローターアッセンブリは、少なくとも1つの溝部が少なくとも1つのスプラインから解除されると、ローターピボットの周りを回転するように構成させることが可能である。
[09]本開示による一層さらなる実施形態は、ベース部の外側周囲部に沿った少なくとも1つの切り欠き部を含むベース部と、ベース部の中に埋め込まれている1つまたは複数の磁石を含むローターまたはローターアッセンブリと、ローターアッセンブリをその中に少なくとも部分的に受け入れるように構成されているカートリッジハウジングとを含むカートリッジアッセンブリであって、ローターアッセンブリは、カートリッジハウジングの中で回転するように構成されており、ローターアッセンブリは、カートリッジハウジングの底部表面に対して垂直方向上向きに持ち上がるように構成されている、カートリッジアッセンブリを提供する。カートリッジハウジングは、ローターピボットを含むことが可能であり、ローターピボットの周りに、ローターまたはローターアッセンブリが、回転するように構成されている。いくつかの実施形態では、カートリッジハウジングは、少なくとも1つのタブを含む内側壁部を含み、少なくとも1つのタブは、少なくとも1つの切り欠き部に係合するように構成されており、少なくとも1つの切り欠き部が少なくとも1つのタブに係合すると、カートリッジハウジングの中でのローターアッセンブリの回転が阻止されるようになっており、いくつかの実施形態では、少なくとも1つのタブは、内側壁部の高さよりも小さい高さを含み、少なくとも1つのタブは、ローターアッセンブリが持ち上げられるときに、少なくとも1つの切り欠き部から解除されるように構成されており、少なくとも1つの切り欠き部の下側端部が、少なくとも1つのタブの上側端部と間隔を置いて配置された関係となり、かつ、少なくとも1つのタブの上側端部の上方にあるようになっている。ローターは、少なくとも1つの切り欠き部が少なくとも1つのタブから解除されると、カートリッジハウジングの中で回転するように構成させることが可能である。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの切り欠き部が、複数の切り欠き部を含み、いくつかの実施形態では、少なくとも1つのタブが、複数のタブを含む。カートリッジハウジングがローターピボットおよび複数の切り欠き部を含むいくつかの実施形態では、ローターピボットが、少なくとも1つのスプラインをさらに含み、ローターアッセンブリが、少なくとも1つの溝部を含む。
[10]いくつかの実施形態では、カートリッジアッセンブリが、いくつかの実施形態のうちのいずれかに開示されているようなローターアッセンブリを含むことが可能であり、ローターアッセンブリは、調節ツールに磁気的に連結可能であり、さらに、調節ツールと磁気的に連結すると、垂直方向上向きに持ち上がるように構成されている。
[11]本開示によるいくつかの実施形態は、調節可能な流体フロー制御デバイスのためのローターアッセンブリであって、ローターアッセンブリは、中心垂直軸線を含むベース部と、ベース部の中に装着された2つの磁石とを含み、それぞれの磁石は、平面的な表面を含み、2つの磁石のそれぞれは、ベース部の中に埋め込まれており、それぞれの磁石の平面的な表面が、中心垂直軸線に対して実質的に垂直な平面の中に存在するようになっており、それぞれの磁石は、中心垂直軸線に対して、0度から90度未満の分極の角度を含む、ローターアッセンブリを提供する。それぞれの磁石は、水平方向の平面的な表面、および、水平方向の磁石軸線を含むことが可能であり、それぞれの磁石の分極の角度は、水平方向の磁石軸線に対して、0度を超え90度以下の角度を含むことが可能である。いくつかの実施形態では、角度を付けられた磁化または分極を有する磁石を有するローターアッセンブリは、単一のローター磁石を形成するように互いに連結されている角度的に偏極された2つの磁石を含むことが可能である。
[12]本開示によるシステムは、入口部と、入口部から間隔を置いて配置された出口部と、入口部から出口部への流体のフローを制御するための弁機構とを含む移植可能な流体フロー制御デバイスとを含み、弁機構は、ボール、および、ローターアッセンブリと相互作用するように構成されているスプリング、ならびに、固定された二重同心円状の階段ステップアレイ(stair−step array)を含む。ローターアッセンブリは、外部から印加された磁界に応答して、階段ステップアレイに対して回転するように構成させることが可能であり、そのような回転は、階段ステップアレイに対してローターアッセンブリを上昇または下降させ、ローターアッセンブリは、ベース部を含み、ベース部は、ベース部の中に装着された2つの磁石を含み、2つの磁石のそれぞれは、実質的に垂直方向の、または、垂直方向の配向で偏極され、互いに対して反対側に配向され得、または、水平方向の磁石軸線に対してある角度で偏極され得る。
[13]本開示によるシステムは、入口部と、入口部から間隔を置いて配置された出口部と、入口部から出口部への流体のフローを制御するための弁機構とを含む、移植可能な流体フロー制御デバイスを含み、弁機構は、ボール、および、ローターアッセンブリと相互作用するように構成されているスプリング、ならびに、固定された二重同心円状の階段ステップアレイを含む。ローターアッセンブリは、外部から印加された磁界に応答して、階段ステップアレイに対して回転するように構成させることが可能であり、そのような回転は、階段ステップアレイに対して、ローターアッセンブリを上昇または下降させ、ローターアッセンブリは、ベース部を含み、ベース部は、ベース部の中に装着された磁石、および、機械的なストッパーを含み、機械的なストッパーは、デバイスが強力な磁界の存在下にあるときに、ローターアッセンブリの意図的でない回転を禁止するように構成されており、デバイスの圧力設定を調節するために、ローターアッセンブリの意図的な回転を可能にするようにさらに構成されている。
[14]本開示による方法は、角度を付けられた分極または磁化を有する磁石を製造または作り出す方法を含むことが可能であり、それによって、角度を付けられた磁化を含む磁石は、材料粒子に沿って磁気的な材料を機械加工することによって製造または作り出すことが可能であり、それは、磁石の分極の所望の角度に等しい角度を含むことが可能である。
[15]本開示と一体になって有用である皮下に移植可能なおよび経皮的に調節可能な流体フロー制御デバイスの斜視図である。 [16]図1の流体フロー制御デバイスの側断面図である。 [17]図1のデバイスの分解図である。 [18]図2のデバイスの一部分の三次元の断面図である。 [19]本開示と一体になって有用なローターアッセンブリおよび磁石の上面断面図である。 [20]一実施形態による流体フロー制御デバイスのためのローターアッセンブリの上面断面図である。 [21]図6のローターアッセンブリの側面断面図である。 [22]一実施形態による、2つのローター磁石を仮想線で示している、図6および図6Aのローターアッセンブリ三次元の図である。 [23]一実施形態によるローター磁石の三次元の図である。 [24]一実施形態によるカートリッジハウジングの三次元の図である。 [25]図10のカートリッジアッセンブリの上面図である。 [26]ローターアッセンブリおよびカートリッジハウジングの一部分が仮想線で示されている図9Bのカートリッジアッセンブリの側面図である。 [27]一実施形態によるカートリッジアッセンブリの三次元の図である。 [28]一実施形態によるカートリッジアッセンブリの三次元の分解図である。 [29]一実施形態によるローターアッセンブリを示す図である。 一実施形態によるローターアッセンブリを示す図である。 一実施形態によるローターアッセンブリを示す図である。 一実施形態によるローターアッセンブリを示す図である。 一実施形態によるローターアッセンブリを示す図である。 [30]一実施形態によるカートリッジハウジングを示す図である。 一実施形態によるカートリッジハウジングを示す図である。 一実施形態によるカートリッジハウジングを示す図である。 [31]一実施形態によるローターアッセンブリを示す図である。 一実施形態によるローターアッセンブリを示す図である。 一実施形態によるローターアッセンブリを示す図である。 一実施形態によるローターアッセンブリを示す図である。 一実施形態によるローターアッセンブリを示す図である。 [32]一実施形態によるカートリッジハウジングを示す図である。 一実施形態によるカートリッジハウジングを示す図である。 一実施形態によるカートリッジハウジングを示す図である。 [33]一実施形態によるローターアッセンブリを示す図である。 一実施形態によるローターアッセンブリを示す図である。 一実施形態によるローターアッセンブリを示す図である。 一実施形態によるローターアッセンブリを示す図である。 一実施形態によるローターアッセンブリを示す図である。 [34]一実施形態によるカートリッジハウジングを示す図である。 一実施形態によるカートリッジハウジングを示す図である。 一実施形態によるカートリッジハウジングを示す図である。 [35]本開示による実施形態に有用な磁石のための従来の磁石極性の説明図である。 [36]本開示による実施形態に有用な磁石のための角度を付けられた磁石極性の説明図である。 [37]本開示による実施形態に有用な磁石のための角度を付けられた磁石極性の説明図である。 [38]本開示による、様々な磁化角度において磁化されているローター磁石に関する、流体フロー制御デバイス付属ツールと流体フロー制御デバイスのローターアッセンブリとの間の引力を図示するプロットである。
[39]図1は、本開示によるデバイスおよびアッセンブリと一体になって有用となり得る流体フロー制御デバイス20を示している。流体フロー制御デバイス20は、患者(図示せず)の皮下に移植することが可能であり、経皮的に調節可能であり得る。流体フロー制御デバイス20は、入口コネクタ22および出口コネクタ24を含み、それは、それぞれ、1本の外科的チュービング(図示せず)の一方の端部を受け入れるためのものである。入口部22は、カテーテル(図示せず)に流体接続するように構成されており、カテーテルは、患者の頭蓋骨を通して、圧力下の脳脊髄液(CSF)を含有する脳室の中へ挿入することが可能である。出口コネクタ24は、遠位カテーテルに流体接続するように構成されており、遠位カテーテルは、患者の身体の中の別の場所へCSFを方向付けする役目を果たす。図2は、断面2−2に沿った図1の流体フロー制御デバイスの断面図を示している。流体フロー制御デバイス20は、図4を参照してさらに詳細に説明される流体貯蔵部60、弁機構38、およびローターアッセンブリ100を含む。また、図2には、本明細書で以下にさらに説明される外部ツール140が示されている。
[40]図3は、図1の流体フロー制御デバイス20の分解図である。流体フロー制御デバイス20は、ローターアッセンブリ100(図2)を収容するために、カートリッジハウジング41を含むカートリッジアッセンブリ40を含む。図4は、図2の断面の三次元の部分図を示している。弁機構38は、入口コネクタ22から出口コネクタ24への流体フロー「F」を制御するための手段を提供している。より具体的には、弁機構38は、フラッシング貯蔵部60からカートリッジ出口流体通路50への流体フロー「F」を制御する。弁機構38は、ボール94を含み、ボール94は、弁座92に対して着座し、流体通路90を通る流体のフローを制御する。圧力スプリング96が、ボール94の下方に、および、ボール94に接触して配設され、弁座92に対してボール94を付勢し、入口部22と出口部24との間の流体圧力差が、選択されたまたは所望の弁開放圧力を超えるまで、通路90を閉鎖した状態に維持する。圧力スプリング96は、ボール94の反対側の端部において、ローターアッセンブリ100の第1の上側表面98によって支持されている。ローターアッセンブリ100は、磁石120を含むか、または、本明細書で下記に説明されている磁石のいずれかを含むことが可能である。磁石120は、ベース部122の中に設けられており、ベース部122は、上側表面98および下側表面104を画定している。1つまたは複数の磁石120は、ベース部122の中に埋め込まれているか、または、カプセル化され得る。図5は、単一のローター磁石120がその中に埋め込まれているベース部122を含むローターアッセンブリ100の上面図を示している。
[41]図4に戻ると、ローターアッセンブリ100の下側表面104は、下側表面104から突出する単一のまたは複数の突起部を含むことが可能である。たとえば、下側表面104は、単一のまたは複数のレッグ部、タブ、またはフット部を含むことが可能である。図4は、内側レッグ部134および外側レッグ部136(図4に示されている)を示しており、1つまたは複数の突起部の他の構成が下記に説明されている。それにかかわらず、1つまたは複数の突起部は、単一の階段ステップアレイ602(図13A)、または、固定された二重同心円状の階段ステップアレイ102の複数の内側ステップ108および外側ステップ110のうちの選択された1つのいずれかに対抗して荷重に耐えるように構成されている。ローターアッセンブリ100は、下記に説明されているように、印加された磁界に応答して回転するように構成されている。
[42]単一の階段ステップアレイ602(図13A)または二重同心円状の階段ステップアレイ102は、選択される弁機構38の開放圧力を変化させるために、ボール94に加えられる付勢力の量の調節を可能にする。ローターアッセンブリ100の下側表面104は、階段ステップアレイ102、602によって支持されており、階段ステップアレイ102、602は、表面104から突き出ている1つまたは複数の突起部(すなわち、図4では、レッグ部134、136)と相互作用し、弁機構38に対するローターアッセンブリ100の相対高さを変化させる。たとえば図4、図9Aに示されている二重同心円状の階段ステップアレイ102は、ローターピボット106を取り囲む複数の内側ステップ108と、内側ステップ108の周りに周囲に延在する、対応する複数の外側ステップ110とを含む。内側ステップ108および外側ステップ110は、中心ローター軸線Aに対して互いに反対側のそれらのステップが、同じアーチに対応し(subtend)、同じレベルに位置付けされるように構築されている。
[43]ローターアッセンブリ100は、ローター磁石120を含み、ローター磁石120は、単一の磁石(図示のように)、もしくは、水平方向に整列された極性を有する2つから構成される磁石を含むことが可能であるか、または、本明細書で下記に説明されている磁石のいずれかを含むことが可能である。外部の磁気的なツールまたは付属品140(図2)が使用され、ローターアッセンブリ100の位置を調節するか、位置付けするか、または検証することが可能である。内側レッグ部134および外側レッグ部136が、小さなこぶを含むものとして図2および図4に図示されているが、しかし、レッグ部134および136は、様々な形状を有する突起部などのような他の構成を含むことが可能であるか、または、上記に説明されているような他の突起部を含むことが可能である。
[44]ローターアッセンブリ、カートリッジ、カートリッジハウジング、ベース部、磁石、および/または、それに有用な他のハウジングまたはアッセンブリを含む、本明細書で開示または説明されている流体フロー制御デバイスエレメント、および/または、本明細書において様々な実施形態の中に示されている流体フロー制御デバイスエレメントのいずれかは、流体フロー制御デバイス20に有用であるか、または、本明細書で説明されているエレメントのいずれかに有用であり得るということが理解されるべきである。単に1つに例として、ローターアッセンブリ655およびカートリッジハウジング610(図12A、図13A)は、流体フロー制御デバイス20のローターアッセンブリ100およびカートリッジハウジング41の代わりまたは代用として使用することが可能である。別の例として、磁石315および325(図11)は、磁石120の代わりもしくは代用として、または、磁石300および310(たとえば、図8)などの代用として、使用することが可能である。同様に、本明細書で開示されている流体フロー制御デバイスエレメントのいずれかは、様々な他の流体フロー制御デバイス(図示せず)において有用である可能性がある。
[45]図6は、一実施形態によるローターアッセンブリ200の上面断面図を示している。ローターアッセンブリ200は、ハウジングまたはベース部222、および、ベース部222の中に埋め込まれている2つの磁石(第1の磁石300および第2の磁石310)を含む。外側リング228は、ベース部222の円周部の周りのリップ部を画定している。外側リング228は、より明確に図6Aに示されており、図6Aは、図6のローターアッセンブリ200の側面断面図である。リング228は、ロックステップ(lock−step)タブ266を含むことが可能であり、ロックステップタブ266は、流体フロー制御デバイスの一部分と相互作用し、ストッパーとして機能し、階段ステップアレイ(たとえば、402(図9A))に対するローターアッセンブリ200の回転を360°未満に限定することが可能である。しかし、いくつかの実施形態では、リング228は、ロックステップタブ266なしで提供することが可能である。小さなこぶの形態で図示されている内側レッグ部234および外側レッグ部236は、ベース部222の下側表面270から垂れ下がり、流体フロー制御デバイス20の一部分(たとえば、二重同心円状の階段ステップアレイ(たとえば、402(図9A))など)と相互作用するように構成されている。
[46]図7は、ローターアッセンブリ200の三次元の図であり、ローターアッセンブリ200では、ロックステップタブ266が外側リング228から突き出ていることを見ることが可能である。内側レッグ部234および外側レッグ部236は、仮想線で部分的に示されている。また、磁石300、310も、ベース部222の中に仮想線で示されている。磁石300、310は、ベース部222の中に装着または埋め込むことが可能であり、磁石300、310が、ベース部222の中で互いに対して様々な距離に位置付けされるようになっている。磁石300、310は、非常に極めて接近して位置付けし、それによって磁石300、310が、互いにもう少しで接触するか、または接触した状態になることが可能である。同様に、磁石300、310は、(図示のように)磁石300、310の間のスペースの中に位置付けすることが可能である。
[47]第1の磁石300および第2の磁石310は、(上面図または上面断面図において)おおよそ真っ直ぐな縁部または辺を有する5角形の形状を含むものとしてそれぞれ示されている。しかし、磁石300、310は、単にいくつかの例として、円形、半円形、球形、半球形、楕円形、もしくは多角形を含む、任意の形状、または形状の組み合わせを含むことが可能である。第1の磁石300および第2の磁石310は、実質的に同様に形状付けされた構成およびサイズを含むことが可能であるか、または、上記に説明されているいくつかの形状のうちの異なる1つをそれぞれ含むことが可能である。それにかかわらず、磁石300および310の両方は、垂直方向に、または実質的に垂直方向に(すなわち、ローターアッセンブリ200の中心垂直ローター軸線A’に実質的に平行の方向に)偏極されており、磁石300および310の極性P1、P2は、それぞれ、反対向きに整列されている。したがって、矢印P1およびP2によって示されているように、磁石300および310は、垂直方向の極性をそれぞれ含み、互いに対して反対側の極性または逆の極性を含む。
[48]図8は、ローターアッセンブリ200から離れている1つの磁石300の三次元の図を示しており、上記に説明されている垂直方向の極性を示している。磁石300は、矢印P1によって指示されている垂直方向または実質的に垂直方向に偏極されている。極性P1は、磁石300の水平方向の平面的な上側表面320に対して垂直方向または実質的に垂直方向である。
[49]開示されている様式で垂直方向の極性P1、P2を含む磁石300、310を含むローターアッセンブリ(たとえば、200)は、磁気共鳴イメージング(MRI)処置の間などに、強力なまたは近くの外部磁界に整列することに抵抗しようとすることが可能である。その理由は、磁石300および310の極性P1、P2の反対向きの整列が、外部磁界に整列する磁石300、310(ひいては、ローターまたはローターアッセンブリ)の正味の傾向を効果的に相殺するからである。したがって、計画的な調節を依然として実施しながら、故意ではない圧力設定変化を最小化または回避することが可能である。弁開放圧力を変化させるためのローターアッセンブリ200の意図的なまたは計画的な調節は、外部調節ツール(たとえば、140(図2))を使用して達成することが可能であり、外部調節ツールは、同時に、ローターアッセンブリ磁石300、310に対して補完的な配置に構成された極性を含むツール磁石(図示せず)を提示する。
[50]図9Aから図10を参照して、ローターアッセンブリおよびカートリッジアッセンブリの代替的な実施形態が説明されることとなる。図9Aは、ローターアッセンブリ455を受け入れるためのカートリッジアッセンブリ400を示している。図9Aに示されているように、カートリッジハウジング410は、ローターアッセンブリ455の少なくとも一部分を受け入れるように構成されているキャビティー430を含み、それによって、カートリッジハウジング410およびローターアッセンブリ455は、図10に示されているようなカートリッジアッセンブリ400を形成する。カートリッジハウジング410は、上記に説明されている階段ステップアレイ102と同様の固定された二重同心円状の階段ステップアレイ402を含む底部表面404を含む。中央ローターピボットまたは軸420は、ローターアッセンブリ455の中央開口部250に係合するように構成されており、ローターアッセンブリ455が、中央ローターピボット420に沿って、様々な軸線方向の場所に位置付けされるときに、ローターアッセンブリ455が、中央ローターピボット420の周りに回転することができるようになっている。中央ローターピボット420を含むということは、ローターアッセンブリ455をキャビティー430の中に位置付けするのを助けることが可能であり、したがって、ローターピボット420は、ローターアッセンブリ455の位置を制御することを支援する。加えて、中央ローターピボット420は、中心垂直枢動軸線A’’を含み、少なくとも1つのスプライン422を含むことが可能である。中央ローターピボット420は、任意の数のスプライン422を含むことが可能であり、すなわち、複数のスプライン(たとえば、図9Aに示されている2つのスプラインとともに2つ以上のスプライン422)を含むことが可能である。スプライン422は、スプライン高さ「h」、スプライン幅「w」、およびスプライン深さ「d」を含む。スプライン高さ「h」は、中央ローターピボット420の高さ「h」未満とすることが可能であり、スプライン幅「w」および深さ「d」は、任意の幅または深さとすることが可能であり、有利には、中央ピボット420の直径「d」に対して小さくすることが可能である。上記にかかわらず、いくつかの実施形態では、スプライン幅「w」および/またはスプライン深さ「d」は、ローターピボット直径「d」と等しくするか、または、ローターピボット直径「d」よりも大きくすることが可能である。
[51]中央ローターピボット420が2つ以上のスプライン422を含む場合には、複数のスプライン422のそれぞれのスプライン高さ「h」は、同じにするか、または異なるようにすることが可能である。換言すれば、スプライン422の高さ「h」は、変化させることが可能である。1つまたは複数のスプライン422は、ローターアッセンブリ455の中央開口部250が中央ローターピボット420の上をスライドさせられるときに、ローターアッセンブリ455(図10)の上の少なくとも1つの溝部260に係合するように構成されており、ローターアッセンブリ455が、カートリッジハウジング410のキャビティー430の中に少なくとも部分的に位置付けされるようになっている。上記に示されているよ
うに、ローターアッセンブリ455をカートリッジハウジング410と連結することによって、カートリッジアッセンブリ400が生成される。カートリッジアッセンブリ400は、流体フロー制御デバイス20などのような流体フロー制御デバイスとともに使用するように構成されている。カートリッジアッセンブリ400は、流体フロー制御デバイスの中に位置付けさせることが可能であり、ローターアッセンブリ455が、弁機構38(図1)と相互作用し、患者の脳の中の脳脊髄液のフローを制御するようになっている。したがって、カートリッジ流体出口部440は、弁機構38を越えたCSF、および、デバイスからのCSFの通過を可能にするように構成されている。
[52]図10に示されているように、ローターアッセンブリ455は、磁石315および325を含み、磁石315および325は、曲線的な側部または湾曲した側部(図示せず)を含むことが可能である。この実施形態では、磁石315および325は、ローターアッセンブリ455の中央開口部250の周りに間隔を置いて配置された関係で位置付けされており、したがって、ローターアッセンブリ455が図示のようにカートリッジハウジング410の中に位置付けされるときに、中央ローターピボット420の周りに間隔を置いて配置される。磁石315および325は、上記に説明されている磁石300および310と同様とすることが可能であり、磁石315および325が、実質的に反対の垂直方向の極性を含むようになっている。しかし、磁石315および325は、水平方向の極性(たとえば、図2および図18を参照して説明される)を含むことが可能であり、または、本明細書では図19〜図21に関してより十分に下記に説明されているように、角度を付けられた分極を含む単一または複数の磁石を含むことが可能である。追加的に、ローターアッセンブリ455は、ローターピボット420と連結するための磁石開口部(図示せず)を備える単一の磁石(図示せず)を含むことが可能である。
[53]ローターアッセンブリ455は、中央開口部250の中に、または、中央開口部250に沿って、少なくとも1つの溝部260を含み、また、任意の数の溝部260を含むことが可能であり、すなわち、複数の溝部(たとえば、図9Aおよび図10に示されているように、5つの溝部260)を含むことが可能である。それぞれの溝部260は、溝部260ごとに変化するサイズおよび形状を有することが可能であるが、しかし、それぞれの溝部260は、中央ローターピボット420のそれぞれのスプライン422に(たとえば、その上をスライドすることによって)係合するように構成されている。スプライン422の数、および、溝部260の数は、異なることが可能であるが、しかし、少なくともスプライン422と同じ数の溝部260を含むことが望ましい可能性があり、すなわち、スプライン422よりも多くの溝部260が存在する可能性があり、または、存在しない可能性がある。
[54]ローターアッセンブリ455は、カートリッジハウジング410の中に少なくとも部分的に設置されるように構成されており、それによって、1つまたは複数の溝部260が、1つまたは複数のスプライン422に係合するように構成されており、ローターアッセンブリ455の下側表面470(図9Bおよび図9C)から垂れ下がる1つまたは複数の内側レッグ部334および外側レッグ部336が、カートリッジハウジング410の底部表面404に隣接するか、極めて接近するか、または接触するようになっている。参考の点として、レッグ部334、336が底部表面404と接触しているときに、レッグ部334、336は、二重同心円状の階段ステップアレイ402と接触している。表面470および404の近接にかかわらず、溝部260が、少なくとも部分的にスプライン422の上をスライドするか、または、スプライン422に係合する限り、ローターアッセンブリ455は、中央ローターピボット420の周りを回転することを阻止されることとなる。したがって、少なくとも1つの溝部260(または、複数の溝部)が、少なくとも1つのスプライン422(または、複数のスプライン)に係合するように構成されており、係合しているときには、中央ローターピボット420の周りのローターアッセンブリ455の回転が阻止されるようになっている。この点において、スプライン422および溝部260の構成は、中央ローターピボット220の周りのローターアッセンブリ455の故意ではないまたは望ましくない回転を禁止する機械的なストッパーとしての役割を果たす。たとえば、上記に説明されているように、機械的なストッパーがなければローターアッセンブリ455を外部磁界に整列させるのに十分に強力な外部磁界の存在下に、流体フロー制御デバイス20(または、デバイスのローター、ローターアッセンブリ、もしくは磁石)があるときに、このタイプの機械的なストッパーが望まれる可能性がある。
[55]ローターまたはローターアッセンブリの回転が望まれる場合には、すなわち、計画的な調節が望まれるか、または必要とされる場合には、ローターアッセンブリ455は、ローターピボット420に沿って垂直方向にまたは上向きに持ち上がるように構成されている。ローターアッセンブリ455が、垂直方向に(上向きに)持ち上げられ、少なくとも1つの溝部260の下側端部262が、少なくとも1つのスプライン422の上側端部423と間隔を置いて配置された関係となり、かつ、少なくとも1つのスプライン422の上側端部423の上方にあるようになるときには、少なくとも1つの溝部260が、少なくとも1つのスプライン422から解除され、それによって、解除は、ローターアッセンブリ455がローターピボット420の周りに自由に回転することを可能にする。上記に説明されているように、ローターピボット420の周りに回転する自由は、弁設定の調節を可能にする。
[56]図11は、カートリッジアッセンブリ(すなわち、カートリッジアッセンブリ500)の別の実施形態の分解図を示している。カートリッジアッセンブリ500は、上記に説明されている流体出口部440と同様のカートリッジ流体出口部540を含むカートリッジハウジング510を含む。同様に、ハウジング510は、上記に説明されている階段ステップアレイ102および402と同様の固定された二重同心円状の階段ステップアレイ502を含む。ローターアッセンブリ555は、本明細書で上記に説明されている磁石のいずれかを含むことが可能であり、たとえば、単一の磁石または2つの磁石を含むことが可能であり、ここで、1つまたは複数の磁石は、垂直方向の極性、実質的に垂直方向の極性、または水平方向の極性を含むことが可能であり、図19〜図21を参照して説明されている、反対向きに整列されている垂直方向の極性または角度を付けられた極性を含むことが可能である。2つの外側レッグ部436は、仮想線で示されており、上記に説明されているレッグ部236および336と同様である。図示されているようなカートリッジハウジング510は、カートリッジハウジング410を参照して上記に説明されているような中央ローターピボットを含んでいないが、しかし、カートリッジハウジング510は、中央ローターピボット420(図10)と同様のローターピボット(図示せず)を含むことが可能である。同様に、中央ローターピボット(図示せず)は、図9A〜図10を参照して上記に説明されているような少なくとも1つのまたは複数のスプラインおよび/または溝部を含むことが可能である。
[57]ハウジング510は、ハウジング510の内側壁428の上に、または内側壁428に隣接して、少なくとも1つのタブ424を含む。ハウジング510は、任意の数のタブ424を含むことが可能であり、すなわち、カートリッジハウジング510は、複数のタブ424(たとえば、2つ以上のタブ424)を含むことが可能であり、2つのタブが、図11に示されている。タブ424は、様々な形状、サイズ、および構成を含むことが可能であり、長方形タブが、単に1つの例示的な実施形態として、図11に示されている。タブ424は、タブ高さ「h」、タブ幅「w」、およびタブ深さ「d」を含み、ここで、「h」は、内側壁部428の高さ「h」未満とすることが可能であり、「w」および/または「d」は、カートリッジハウジング壁部411の幅「w」と比較して、相対的に小さくすることが可能である。タブ424の相対的に小さい幅「w」および/または深さ「d」を維持することは、有利には、カートリッジアッセンブリ510の中において、最小限または最小の量のスペースを必要とするか、または消費することが可能であり、それは、本明細書で上記に説明されている理由のために望ましい可能性がある。したがって、タブは、薄型であると考えることが可能である。上記にかかわらず、代替的に、タブ幅「w」および/または深さ「d」は、カートリッジ壁部幅「w」に等しくするか、または、カートリッジ壁部幅「w」よりも大きくすることが可能である。
[58]カートリッジハウジング510が2つ以上のタブ424を含む場合には、複数のタブ424のそれぞれのタブ高さ「h」は、同じにするか、または異なるようにすることが可能である。換言すれば、タブ424の高さ「h」は、変化させることが可能である。1つまたは複数のタブ424は、ローターアッセンブリ555がハウジング510のキャビティー430’の中に少なくとも部分的に位置付けられるときに、ローターアッセンブリ555の周囲部にある少なくとも1つの切り欠き部224に係合するように構成されている。少なくとも1つの切り欠き部224は、任意の数の切り欠き部224を含むことが可能であり、すなわち、複数の切り欠き部(たとえば、図14に(いくつかは仮想線で)示されているように、9個の切り欠き部224)を含むことが可能である。それぞれの切り欠き部224は、切り欠き部224ごとに変化し得る様々なサイズおよび形状を含むことが可能であるが、しかし、それぞれの切り欠き部224は、カートリッジハウジング510のそれぞれのタブ424に(たとえば、その上をスライドすることによって)係合するように構成されている。タブ424および切り欠き部224の数は、異なることが可能であるが、しかし、少なくともタブ424と同じ数の切り欠き部224を含むことが望ましい可能性があり、すなわち、タブ424よりも多くの切り欠き部224が存在する可能性がある。ローターアッセンブリ555は、カートリッジハウジング510の中に少なくとも部分的に設置されるように構成されており、それによって、少なくとも1つの切り欠き部224が、少なくとも1つのタブ424に係合するように構成されており、ローターアッセンブリ555の下側表面570(または、下側表面570から垂れ下がる1つまたは複数の内側レッグ部434および外側レッグ部436)が、カートリッジハウジング510の底部表面504に隣接するか、極めて接近するか、または接触するようになっている。表面570(または、レッグ部434、436)および404’の近接にかかわらず、切り欠き部224が、少なくとも部分的にタブ424の上をスライドするか、または、タブ424に係合する限り、ローターアッセンブリ555は、カートリッジハウジング510の中で回転することを阻止されることとなる。したがって、少なくとも1つの切り欠き部224は、少なくとも1つのタブ424に係合するように構成されており、係合しているときには、ローターアッセンブリ555の回転が阻止されるようになっている。この点において、タブ424および切り欠き部224の構成は、カートリッジハウジング510の中でのローターアッセンブリ555の故意ではないまたは望ましくない回転を禁止する機械的なストッパーとしての役割を果たす。たとえば、上記に説明されているように、機械的なストッパーがなければローターアッセンブリ555を外部磁界に整列させるのに十分に強力な外部磁界の存在下に、ローターアッセンブリ555を含む流体フロー制御デバイス20があるときに、このタイプの機械的なストッパーが望まれる可能性がある。ローターまたはローターアッセンブリの回転が望まれる場合には、すなわち、計画的な調節が望まれるか、または必要とされる場合には、ローターアッセンブリ555は、表面404’に対して垂直方向にまたは上向きに持ち上がるように構成されている。ローターアッセンブリ555が、垂直方向に(上向きに)持ち上げられ、少なくとも1つの切り欠き部224の下側端部225が、少なくとも1つのタブ424の上側端部425と間隔を置いて配置された関係となり、かつ、少なくとも1つのタブ424の上側端部425の上方にあるようになるときには、少なくとも1つの切り欠き部224が、少なくとも1つのタブ424から解除され、それによって、解除は、ローターアッセンブリ555がカートリッジハウジング510の中で自由に回転することを可能にする。
[59]カートリッジアッセンブリ400と同様に、ローターアッセンブリ555をカートリッジハウジング510と連結することによって、カートリッジアッセンブリ500が生成される。カートリッジアッセンブリ400と同じように、カートリッジアッセンブリ500は、流体フロー制御デバイス20などのような流体フロー制御デバイスとともに使用するように構成されている。カートリッジアッセンブリ500は、流体フロー制御デバイスの中に位置付けさせることが可能であり、ローターアッセンブリ555が、弁機構38(図2)と相互作用し、患者の脳の中の脳脊髄液のフローを制御するようになっている。したがって、カートリッジ流体出口部540は、弁機構38を越えた、および、デバイス20からのCSFの通過を可能にするように構成されている。
[60]カートリッジアッセンブリ400および500の上記構成を考慮に入れて、ローターアッセンブリ455、555の回転、および、したがって、流体フロー制御デバイス(たとえば、20)(その中にカートリッジアッセンブリ400、500が設置され得る)の圧力設定の調節が、上記に説明されているように、調節ツール140などのような外部ツールを介して計画的に実施され得る。調節ツール140は、ローターアッセンブリ455、555の中に埋め込まれている1つまたは複数のローター磁石(たとえば、120、300、315、325、615、317、327など)と磁気的に連結し、上記に説明されている様式でローターアッセンブリ455、555を持ち上げるように構成されており、すなわち、それによって、少なくとも1つの溝部260または切り欠き部224が、上方へ上昇させられ、少なくとも1つのスプライン422またはタブ424から解除され、ローターアッセンブリ455、555の回転を許容し、したがって、ローターアッセンブリ455、555の調節を介してデバイス圧力設定調節を許容する。所望の回転、ひいては所望の圧力設定が実現されると、ローターアッセンブリ455、555は、外部ツール140から磁気的に分離され得、少なくとも1つの溝部260または切り欠き部224が、少なくとも1つのスプライン422またはタブ424に再度または最初に係合することを許容されるようになっており、1つまたは複数の溝部260からの1つまたは複数のスプライン422の解除(ローターアッセンブリ455の場合)が再度実現されるまで、または、1つまたは複数の切り欠き部224からの1つまたは複数のタブ424の解除(ローターアッセンブリ555の場合)が再度実現されるまで、中央ローターピボット420の周りのローターアッセンブリ455、555のさらなる回転、または、カートリッジハウジング410、510の中でのローターアッセンブリ455、555のさらなる回転が禁止される。
[61]図12A〜図12Eは、別の実施形態によるローターアッセンブリを示している。ローターアッセンブリ655は、カートリッジハウジング610の中央ローターピボットまたは軸620に係合するための中央開口部650を有するハウジングまたはベース部622を含む(図13A〜図13C)。ローターアッセンブリ655は、ベース部622に埋め込まれている磁石615を含む。磁石615は、単一の磁石を含み、単一の磁石は、一方の端部に溝部616を有し、溝部付きの端部の反対側に、矢印形状の端部または先の尖った端部617を有している。磁石615のこの構成は、X線または蛍光透視法などのようなイメージング技法を使用する状況で、弁の流体フローの方向を指示することを支援することが可能である。磁石615の分極は、矢印P5によって指示されており、矢印P5は、ローターアッセンブリ655の下側表面670に対して水平方向の分極を示している。代替的に、磁石615は、本明細書で説明されているような他の磁石構成を含むことが可能であり、たとえば、垂直方向に、実質的に垂直方向に、または、角度を付けられた方向に偏極されている1つまたは複数の磁石を含むことが可能である。この実施形態では、磁石615は、ローター中央開口部650に整列されている磁石中央開口部651を含む。
[62]ローターアッセンブリ655は、アッセンブリ655の下側表面670から下向きに突き出ている突出部642を含む。突出部642は、ステム部分644およびヘッド部分646を含む。しかし、突出部642は、様々な構成および形状を含むことが可能であり、ここで、突出部642の形状または構成は、カートリッジハウジング610のタブもしくはストッパー632に係合するか、または、カートリッジハウジング610のタブもしくはストッパー632の中に、もしくはそれらの間に、適合するように構成されるようになっている(図13A)。図12Cに示されているように、突出部642は、下側表面または底部表面647、長さ「P」、ステム部分幅「Pw1」、およびヘッド部分幅「PW2」、ならびに、突出部高さ「P」(図12E)を有している。幅、長さ、および高さは、ローターアッセンブリ655によって占められるスペースを最小化するように十分に小さくサイズ決めされていながら、故意ではない設定変化に対する必要な抵抗を提供するのに実質的に十分な突出部642を提供するように選択することが可能である(下記にさらに説明されている)。突出部642のヘッド646は、図示のように曲線的な角部を含むことが可能であるか、または、他の幾何学形状または形状を含むことが可能である。
[63]図12A〜図12Eに示されているように、突出部642は、ベース部622に沿って半径方向に位置付けされており、突出部642が、磁石615の分極P5の角度に対して実質的に垂直となるようになっている。換言すれば、突出部642は、磁石615の周囲部の周りに半径方向に位置付けされており、突出部642が、P5に対して90度の角度となるようになっている。このように突出部642を位置決めすることは、ロックされた位置からローターを引っ張るかまたは持ち上げることとなる力を最小化することを意図している。たとえば、ローターアッセンブリ655が、カートリッジハウジング610のキャビティー630の中に設置されるときに、磁石615に作用する外力(たとえば、上記に説明されているように、ローター655が、MRI機器の磁界に対して実質的に90度の角度でMRIデバイスに進入する場合)は、P5に対して垂直な軸線に沿ってローターアッセンブリ655を前後にわずかに揺らすことが可能である。説明されている揺動または傾斜運動の可能性にかかわらず、この「揺動(rocking)」または傾斜運動は、突出部642を直接的に引っ張り上げず、または、突出部642に作用しない(すなわち、突出部642が持ち上がることを引き起こさない)ので、突出部642は、ストッパー632の間のロックされた位置に留まろうとする。上記を考慮したとしても、突出部642は、代替的に、磁石615の周囲部の周りで、任意の半径方向の場所において、ベース部622に沿って位置付けさせることが可能である。
[64]図13A〜図13Cは、別の実施形態によるカートリッジハウジングを示しており、上記の図12A〜図12Eを参照して説明されているように、ローターアッセンブリ655と一体になってとりわけ有用である。カートリッジハウジング610のいくつかの特徴は、本明細書で説明されている他のカートリッジハウジングと同様とすることが可能である。たとえば、カートリッジハウジング610は、カートリッジ流体出口部640、中央ローターピボットまたは軸620を含み、概して同様の外側ハウジングプロファイルを含むことが可能である。加えて、カートリッジハウジング610は、655などのようなローターアッセンブリを受け入れるためのキャビティー630を含む。ローターアッセンブリ655がカートリッジハウジング610の中に設置されると、アッセンブリは、カートリッジアッセンブリ400および500を参照して説明されているものなどのようなカートリッジアッセンブリ(図示せず)を画定することが可能である。しかし、本明細書で説明されている他のカートリッジハウジングとの1つの顕著な違いは、二重同心円状の階段ステップアレイ(たとえば、402)とは対照的に、単一の階段ステップアレイ602を含むカートリッジハウジング610である。ローターアッセンブリ655が、単一の突起部または突出部642だけを含むので、単一の階段ステップアレイ602だけが設けられている。他の階段ステップアレイと同様に、階段ステップアレイ602は、流体フロー制御デバイス(たとえば、弁20)の5つの設定に対応する5つのステップ(603、604、605、606、607)を含む。単一突出部のローターアッセンブリ、単一の階段ステップアレイのカートリッジハウジングの組み合わせは、より製造がしやすい可能性のある設計を結果として生じさせ、相対的に小さく潜在的に壊れやすい機構を回避する。
[65]上述のように、カートリッジハウジングは、カートリッジハウジング内側壁部637から内向きに突き出ているロックまたはストッパー632を含む。ロック632のそれぞれは、上側表面631を含み、それぞれのロック632の上側表面631は、同じ平面の中に存在している(たとえば、図13Bに示されているように)。ロック632は、内側壁部637の周りに半径方向に位置付けされており、アレイ602の5つの階段ステップに対応する5つのロック632が示されている。それぞれの個別のロック632は、平坦化された縁部634を含むことが可能であり、縁部634は、ロック632がローターピボット620に向かって突き出るにつれて、内向きに角度が付いている。この平坦な角度を付けられた構成は、突出部642が2つのロック632の間に設けられ、または位置付けされているときに、突出部642のステム644がロック632とラインツーライン(line to line)の接続を有することを可能にする。追加的に、ロック632の上側縁部633は面取りされており、突出部642が2つのロック632の間の第1の位置から他の2つのロック632の間の第2の位置へ計画的に持ち上げられるときに、ロック632に沿って、および、ロック632の上方で、突出部642のスムーズな移行を提供することが可能であり、突出部642が、2つの位置のそれぞれにおいて、アレイ602の異なる階段ステップの上に乗るようになっている。たとえば、突出部642は、第1の位置において、階段ステップ604の上に乗ることが可能であり、第2の位置において、階段ステップ605の上に乗ることが可能であり、その他同様である。
[66]図13Bは、線A−Aに沿ったカートリッジハウジング610の側断面図である。階段ステップアレイ602の一部分が、ロック632のうちのいくつかと同様に、見ることが可能である。図13Cは、カートリッジハウジング610の上面図であり、壁部637の周りのロック632の配置を示している。ローターアッセンブリ655は、カートリッジハウジング(たとえば、610)のキャビティー(たとえば、630)の中に設置されるように構成されている。中央ローターピボット620は、ローターアッセンブリ655の中央開口部650に係合するように構成されており、ローターアッセンブリ655が中央ローターピボット620に沿って様々な軸線方向の場所に位置付けされるときに、ローターアッセンブリ655が中央ローターピボット620の周りに回転することが可能であるようになっている。しかし、突出部642は、ローターアッセンブリ655がキャビティー630の中へ下げられるときに、ハウジング610のストッパー632同士の間に適合するように構成されており、ローターアッセンブリ655の底部表面647が、ストッパー632の上側表面631よりも低く位置付けされるようになっている。突出部642がこのように2つのストッパー632の間に位置付けされるときには、ローターアッセンブリ655は、第1のロックされた位置にあることが可能であり、中央ローターピボット620の周りに回転することを阻止されることとなる。この点において、突出部642およびロック632の相互作用は、中央ローターピボット620の周りのローターアッセンブリ655の故意ではないまたは望ましくない回転を禁止する機械的なストッパーとしての役割を果たす。たとえば、上記に説明されているように、機械的なストッパーがなければローターアッセンブリ655を外部磁界に整列させるのに十分に強力な外部磁界の存在下に、流体フロー制御デバイス20(または、デバイスのローター、ローターアッセンブリ、もしくは磁石)があるときに、このタイプの機械的なストッパーが望まれる可能性がある。
[67]逆に、ローターアッセンブリ655の回転が望まれる場合には、すなわち、計画的な調節が望まれるか、または必要とされる場合には、ローターアッセンブリ655は、突出部642の下側表面647がロック632の上側表面の上方に位置付けされるまで、垂直方向にまたは上向きに持ち上がるように構成されている。この第1のロック解除された位置において、ローターアッセンブリ655は、ローターピボット620の周りに自由に回転することができる。ローターピボット620の周りに自由に回転することができることは、上記に説明されているように、たとえば、第2のロックされた位置への弁設定の調節を可能にする(すなわち、第1のロックされた位置においてステップ表面647が乗るものとは異なる階段ステップアレイ602のステップの上に、表面647または突出部642が乗るようになっている)。
[68]図14A〜図14Eおよび図15A〜図15Cは、さらなる実施形態によるローターアッセンブリおよびカートリッジハウジングを示している。ローターアッセンブリ755は、ベース部722の下側表面770から延在する追加的な突起部(レッグ部752)を除いて、ローターアッセンブリ655と同様である。レッグ部752は、二重同心円状の階段ステップアレイ702(図15A)の(ステップ703’、704’、705’、706’、707’を有する)内側階段ステップアレイ702’’との相互作用のために、レッグ部752がサイズ決めされる限り、様々な形状、構成、およびサイズを含むことが可能である。突出部742は、上記に説明されている突出部642と同様であり、同様に、磁石715の分極に対して垂直に位置付けされている。レッグ部752は、中央開口部750に隣接または近接して位置付けされている。レッグ部752は、たとえば、図4〜図9のフット部134、234、334を参照して上記に説明されているように、内側階段ステップアレイ702’’と相互作用する。二重同心円状の階段ステップアレイ102と同様に、階段ステップアレイ702’、702’’は、中心ローター軸線720に対して互いに反対側のそれらのステップが同じアーチに対応し、同じレベルに位置付けされるように構築されている。したがって、レッグ部752の下側表面または縁部751は、突出部742の下側表面747と同じ平面の中に存在している。レッグ部752は、たとえば、内側レッグ部134、234(図4〜図9)などを参照して上記に説明されているように、内側階段ステップアレイ702’’と相互作用する。突出部742は、(外側階段ステップ703、704、705、706、707を有する)外側階段ステップアレイ702’と相互作用するように構成されており、突出部642およびストッパー632と同様に、ストッパー732(図15A〜図15C)同士の間に存在するように構成されており、突出部742の下側表面747がストッパー732の上側表面731よりも低いときに、中央ローターピボットまたは軸720の周りのローターアッセンブリ755の回転が本質的に禁止されるようになっており、一方、下側表面747が上側表面731の上方になるようにローターアッセンブリ755を上昇させることが、上記に説明されているように設定を調節するために、ローターアッセンブリ755が軸720の周りに回転することを可能にする。
[69]図16A〜図14Eおよび図17A〜図15Cは、さらなる実施形態によるローターアッセンブリおよびカートリッジハウジングを示している。ローターアッセンブリ855は、ローターアッセンブリ655および755と同様である。ローターアッセンブリは、2つの突起部844および846が、互いに連結されている場合には、単一の突起部642(図12B)と類似し得るという点において、ローターアッセンブリ655と同様である。ローターアッセンブリは、アッセンブリが、ベース部822の下側表面870から延在する2つの突出部または突起部、タブ846、およびステム844を含むという点において、ローターアッセンブリ755と同様である。タブ846は、二重同心円状の階段ステップアレイ802(図17A)の(ステップ803’、804’、805’、806’、807’を有する)内側階段ステップアレイ802’’との相互作用のために、タブ852がサイズ決めされる限り、様々な形状、構成、およびサイズを含むことが可能である。ローターアッセンブリ755との違いは、タブ846が(中央開口部850に隣接するというよりも)中央開口部850から半径方向に間隔を置いて配置されているということである。タブ846は、たとえば、図4〜図9および図14Bのフット部134、234、334およびレッグ部752を参照して上記に説明されているように、内側階段ステップアレイ802’’と相互作用する。
[70]ステム844が、同様に、磁石815の分極に対して垂直に位置付けされているという点において、ステム844は、上記に説明されている突出部または突起部642および742と同様である。ステム844は、(外側階段ステップ803、804、805、806、807を有する)外側階段ステップアレイ802’と相互作用するように構成されており、突起部642、742およびストッパー632、732と同様に、ストッパー832(図17A〜図17C)同士の間に存在するように構成されている。タブ846の下側表面または縁部848は、ステム844の下側表面847と同じ平面の中に存在している。内側アレイ802’は、内側アレイ702’よりも半径方向に幅が広い可能性があるが、階段ステップアレイ802は、アレイ702と同様である。したがって、ステム844の下側表面847が、カートリッジハウジング810のストッパー832の上側表面831よりも低いときに、中央ローターピボットまたは軸820の周りのローターアッセンブリ855の回転が本質的に禁止され、一方、下側表面847が上側表面831の上方になるようにローターアッセンブリ855を上昇させることが、上記に説明されているように設定を調節するために、ローターアッセンブリ855が軸820の周りに回転することを可能にする。
[71]本明細書で説明されている様々なローターアッセンブリおよびカートリッジハウジングは、適切なポリマーなどのような様々な適切な材料を含むことが可能である。単に、いくつかの非限定的な例として、たとえば、ローターアッセンブリは、ポリスルホンを含むことが可能であり、カートリッジハウジングは、ポリスルホン、アセタール、PEEK、ポリフェニレン、ポリフェニルスルホン、ポリエーテルスルホンを含むことが可能である。任意の適切な材料を使用することが可能であり、任意の適切な材料は、たとえば、(全体的に参照されている)中央ローターピボットまたは軸の破壊を防止するのに十分に高い引張強度を有する任意の材料を含むことが可能である。
[72]図18は、ローターアッセンブリ(たとえば、100、200、455、555)に有用な2つの磁石350、360を示している。磁石350および360は、矢印P3およびP4で指示されている従来の水平方向の分極を示している。すなわち、それぞれの磁石350、360は、磁石の平面的な上側表面351、361に対して水平方向の平面内に磁化されている。別の方式で述べれば、磁石は、水平方向の磁石の中心軸線A1またはA2に対して実質的に垂直の方向に磁化されている。図19は、一実施形態による2つの磁石317および327を示している。磁石317および327は、実質的に平坦であり得る水平方向の平面的な上側表面520および521を含む。また、磁石317および327は、水平方向の磁石軸線H1およびH2をそれぞれ含む。従来の磁石350および360の水平方向の極性P3、P4とは対照的に、磁石317および327は、矢印P1’およびP2’で指示されている角度を付けられた磁化を含み、ここで、水平方向の磁石軸線H1またはH2に対する分極の角度は、0度を超え90度未満の任意の角度とすることが可能である。たとえば、分極の角度は、水平方向の磁石軸線H1またはH2に対して、おおよそ0度を超え、20度以下とすることが可能である。
[73]示されている磁石327の実施形態では、15度の磁化の角度が示されている。しかし、磁石317、327は、任意の磁化の角度を含むことが可能であるということが理解されるべきである。磁石315および325は、本明細書で上記に説明されているローターアッセンブリ(たとえば、100、200、455、555)のいずれか、または、任意の他のローターアッセンブリまたは流体フロー制御デバイス(たとえば、20)の中で使用することが可能である。磁石317および327は、ローターアッセンブリ100、200、455、555、カートリッジハウジング410、510、または流体フロー制御デバイス20の中に位置付けまたは埋め込むことが可能であり、水平方向の平面的な表面520、521が、ローターアッセンブリ100、200、455またはカートリッジハウジング410、510の中心垂直ローター軸線または中心垂直枢動軸線A、A’、またはA’’(図2、図7、および図10)に対して実質的に垂直な平面の中に存在し、一方、磁石315、325の磁化または分極が、水平方向の磁石軸線A、A’、またはA’’に対してある角度のままであるようになっている。換言すれば、磁石315、327自身は、ベース部(たとえば、122、222、522)またはカートリッジハウジング(たとえば、41、410、510)に対して、実質的にまたはほとんど傾斜しておらず、むしろ、磁石315、325の磁化または分極は、さらに下記に説明されることとなる磁石317、327を作り出すときに使用される加工方法および/または製造方法によって、「傾斜させられる」か、または、角度を付けられる。図20は、代替的な実施形態を説明しており、ここでは、磁石317および327が互いに接合または連結されており、したがって、単一の磁石を形成することが可能であるということを除いて、磁石317および327は、磁石315および327と同様である。
[74]計画的な調節、流体フロー制御デバイスの圧力設定の場所もしくは指示、またはシャントバルブが望まれるときに、磁石317、327の磁化または分極P1’、P2’を傾斜させること、または角度付けすることは、外部デバイスツール140と1つまたは複数のローター磁石(たとえば、300、315、310、325など)との間に、より強力な磁力を可能にするか、または、より強力な磁力を結果として生じさせることが可能である。流体フロー制御デバイス20の移植の部位と、移植されたデバイスに近接する患者の外部の領域との間に位置付けされている組織は、ツール140とローターアッセンブリ100、200、455との間の磁気的な連結または十分な連結を妨げる可能性がある。
磁化または分極P1’、P2’を角度付けすることは、有利には、外部ツール140とローター磁石(たとえば、317、327)との間により高い磁力を作り出すことが可能であり、消磁に対するより良好な抵抗を提供することが可能であり、中央ローターピボット420(図9A)などのような軸またはローターピボットとともに使用されるときに、MRI環境の中に追加的な摩擦(それは、MRI磁界との整列に抵抗することを支援する)を生成させることが可能であるということが見出された。外部ツールとローター磁石との間のより高い力は、図21のグラフに図示されている。図21は、たとえば、図19を参照して上記に説明されているような、力(ニュートン)対水平方向の磁石軸線からの磁化角度(度)の、コンピューターシミュレーションしたプロットである。プロットに図示されているように、力は、磁
石がおおよそ0度から20度の間の磁化角度を含む場所で、最大になり得る。
[75]上記に開示されているように角度を付けられた分極を有する磁石を作り出すまたは製造するために、磁石315、317、325、327を、ある角度で機械加工することが可能である。一般的な磁石、および、流体フロー制御デバイスと一体になって有用ないくつかの磁石は、典型的にまたは従来から、たとえば、上記に説明されている磁石350および360によって図示されているように、磁石寸法に平行な磁気的な材料の粒子で機械加工される。その代わりに、および、開示にしたがって、材料の粒子が所望の分極角度(たとえば、P1’、P2’)に一致するように、磁気的な材料が機械加工される場合には、角度を付けられた極性P1’、P2’を、上記に説明されているように、連結強度の増加およびスペース節約設計の利点を有する状態に維持しながら、1つまたは複数の磁石(たとえば、317、327)は、実質的に物理的に平坦な(または、上記に説明されているように水平方向の)構成で、ローターアッセンブリ(たとえば、200、455、555)の中に位置付けさせることが可能である。
[76]本開示は、好適な実施形態を参照して説明されてきたが、当業者は、本開示の精神および範囲から逸脱することなく、形式的におよび詳細に変化させることが可能であるということが認識されることとなる。
以下、親出願の出願当初の特許請求の範囲に記載されていた本願発明の態様を将来の分割出願に備えて記載する。
本願発明の第1の態様は、中央開口部を有するベース部、前記ベース部の中に装着されている磁石、および、前記ベース部の下側表面から延在する突出部を含むローターアッセンブリと、
前記中央開口部に係合するように構成されている中央ローターピボット、階段ステップアレイ、および、複数のストッパーを含むカートリッジハウジングであって、前記複数のストッパーのうちの2つのストッパーが、その間に前記突出部を受け入れ、前記中央ローターピボットの周りの前記ローターアッセンブリの回転を制限するように構成されている、カートリッジハウジングと
を含む、調節可能な流体フロー制御デバイスのためのカートリッジアッセンブリである。
本願発明の第2の態様は、第1の態様に記載のカートリッジアッセンブリにおいて、
前記磁石が、水平方向に偏極されており、前記突出部が、前記磁石分極に対して実質的に垂直である前記ベース部に沿って、半径方向の場所に位置付けされている、カートリッジアッセンブリである。
本願発明の第3の態様は、第1の態様に記載のカートリッジアッセンブリにおいて、
前記突出部が、ステム部分およびヘッド部分を含み、
前記ステム部分が、ステム縁部を含み、前記ストッパーが、ストッパー縁部を含み、前記ストッパー縁部は、前記突出部が2つのストッパーの間に位置付けされるときに、前記ステム縁部とのラインツーラインの接触を提供するように構成されている、カートリッジアッセンブリである。
本願発明の第4の態様は、第1の態様に記載のカートリッジアッセンブリにおいて、前記突出部の下側表面が、前記階段ステップアレイのステップの上に乗るように構成されている、カートリッジアッセンブリである。
本願発明の第5の態様は、第1の態様に記載のカートリッジアッセンブリにおいて、前記ローターアッセンブリが、調節ツールに磁気的に連結するように構成されており、それにより、前記ローターアッセンブリが、前記調節ツールと磁気的に連結すると、前記階段ステップアレイおよび前記ストッパーに対して上向きに持ち上がるように構成されている、カートリッジアッセンブリである。
本願発明の第6の態様は、第5の態様に記載のカートリッジアッセンブリにおいて、
前記ローターアッセンブリが持ち上げられ、前記突出部の前記下側表面が、前記複数のストッパーの上側表面の上方に位置付けされるようになっているときに、前記ローターアッセンブリが、前記中央ローターピボットの周りに回転するように構成されている、カートリッジアッセンブリである。
本願発明の第7の態様は、第1の態様に記載のカートリッジアッセンブリにおいて、
前記複数のストッパーが、カートリッジハウジング内側壁部から半径方向内向きに突き出ている5つのストッパーを含み、前記階段ステップアレイの5つのステップのそれぞれの単一のステップが2つの連続するストッパーの間に設けられるように、前記5つのストッパーが間隔を置いて配置されている、カートリッジアッセンブリである。
本願発明の第8の態様は、中央開口部を有するベース部、前記ベース部の中に装着されている磁石、ステムを含む第1の突出部、および、前記ベース部の下側表面から延在するタブを含む第2の突出部を含むローターアッセンブリと、
前記中央開口部に係合するように構成されている中央ローターピボット、
二重同心円状の階段ステップアレイ、および、 複数のストッパーであって、前記複数のストッパーのうちの2つのストッパーが、その間に前記ステムを受け入れ、前記中央ローターピボットの周りの前記ローターアッセンブリの回転を制限するように構成されている、複数のストッパー
を含む、カートリッジハウジングと
を含む、調節可能な流体フロー制御デバイスのためのカートリッジアッセンブリである。
本願発明の第9の態様は、第8の態様に記載のカートリッジアッセンブリにおいて、
前記磁石が、水平方向に偏極されており、前記ステムが、前記磁石分極に対して実質的に垂直である前記ベース部に沿って、半径方向の場所に位置付けされている、カートリッジアッセンブリである。
本願発明の第10の態様は、第1の態様に記載のカートリッジアッセンブリにおいて、
前記ステムが、ステム縁部を含み、前記ストッパーが、ストッパー縁部を含み、前記ストッパー縁部は、前記突出部が2つのストッパーの間に位置付けされるときに、前記ステム縁部とのラインツーラインの接触を提供するように構成されている、カートリッジアッセンブリである。
本願発明の第11の態様は、第1の態様に記載のカートリッジアッセンブリにおいて、
前記二重同心円状の階段ステップアレイが、内側および外側階段ステップアレイを含み、前記ステムの下側表面が、前記外側階段ステップアレイのステップの上に乗るように構成されており、前記タブの下側表面が、前記内側階段ステップアレイのステップの上に乗るように構成されている、カートリッジアッセンブリである。
本願発明の第12の態様は、第1の態様に記載のカートリッジアッセンブリにおいて、
前記ローターアッセンブリが、調節ツールに磁気的に連結するように構成されており、それにより、前記ローターアッセンブリが、前記調節ツールと磁気的に連結すると、前記二重同心円状の階段ステップアレイおよび前記ストッパーに対して上向きに持ち上がるように構成されている、カートリッジアッセンブリである。
本願発明の第13の態様は、第12の態様に記載のカートリッジアッセンブリにおいて、
前記ローターアッセンブリが持ち上げられ、前記ステムの前記下側表面が、前記複数のストッパーの上側表面の上方に位置付けされるようになっているときに、前記ローターアッセンブリが、前記中央ローターピボットの周りに回転するように構成されている、カートリッジアッセンブリである。
本願発明の第14の態様は、中心垂直軸線を含むベース部と、
前記ベース部の中に装着された2つの磁石であって、それぞれの磁石は、平面的な表面を含み、
前記2つの磁石のそれぞれは、前記ベース部の中に埋め込まれており、それぞれの磁石の前記平面的な表面が、前記中心垂直軸線に対して実質的に垂直な平面の中に存在するようになっており、
それぞれの磁石は、前記中心垂直軸線に対して、0°以上から90°未満の分極の角度を含む、2つの磁石とを含む、調節可能な流体フロー制御デバイスのためのローターアッセンブリである。
本願発明の第15の態様は、第14の態様に記載のローターアッセンブリにおいて、
それぞれの磁石が、前記中心垂直軸線に対して、70°を超え90°未満の分極の角度を含む、ローターアッセンブリである。
本願発明の第16の態様は、第14の態様に記載のローターアッセンブリにおいて、 前記2つの磁石が、互いに連結されている、ローターアッセンブリである。
本願発明の第17の態様は、第16の態様に記載のローターアッセンブリにおいて、
前記2つの磁石部分のそれぞれが、材料粒子を含む磁気的な材料を含み、前記材料粒子が、前記磁石の分極の前記角度に等しい角度を含む、ローターアッセンブリである。
本願発明の第18の態様は、
入口部と、
前記入口部から間隔を置いて配置された出口部と、
前記入口部から前記出口部へ流体の前記フローを制御するための弁機構と、
階段ステップアレイおよび複数のストッパーを含むカートリッジハウジングであって、前記複数のストッパーは、前記カートリッジハウジングの内側壁部の周りに間隔を置いて配置されている、カートリッジハウジングと、
ベース部の中に装着されている磁石、および、前記ベース部の下側表面から突き出ている突出部を含むローターアッセンブリと
を含む移植可能な流体フロー制御デバイスであって、
前記ローターアッセンブリは、前記カートリッジハウジングの中に少なくとも部分的に設置されるように構成されており、前記突出部は、前記複数のストッパーの2つのストッパーの間に存在するように構成され、前記ローターアッセンブリが、前記カートリッジハウジングの中の第1のロックされた位置にあるようになっている、流体フロー制御デバイスである。
本願発明の第19の態様は、第18の態様に記載の流体フロー制御デバイスにおいて、
前記ローターアッセンブリが、調節ツールに磁気的に連結するように構成されており、それにより、前記ローターアッセンブリが、前記調節ツールと磁気的に連結すると、前記階段ステップアレイおよび前記ストッパーに対して上向きに持ち上がるように構成されている、移植可能な流体フロー制御デバイスである。
本願発明の第20の態様は、第18の態様に記載の流体フロー制御デバイスにおいて、
前記突出部が、前記ベース部の周りに半径方向に沿って間隔を置いて配置されており、前記突出部が前記磁石の極性に対して実質的に垂直となるようになっている、移植可能な流体フロー制御デバイスである。

Claims (20)

  1. 中央開口部を有するベース部、前記ベース部の中に装着されている磁石、および、前記ベース部の下側表面から延在する突出部を含むローターアッセンブリと、
    前記中央開口部に係合するように構成されている中央ローターピボット、階段ステップアレイ、および、隣接する2つのステップ間の境界の上方でカートリッジハウジングの内壁から各々突出する複数のストッパーを含むカートリッジハウジングであって、前記複数のストッパーのうちの2つのストッパーが、その間に前記突出部を受け入れ、前記中央ローターピボットの周りの前記ローターアッセンブリの回転を禁止するように構成されている、カートリッジハウジングと
    を含む、
    移植可能な流体フロー制御デバイスのためのカートリッジアッセンブリ。
  2. 請求項1に記載のカートリッジアッセンブリにおいて、
    前記磁石が、水平方向に偏極されており、前記突出部が、前記磁石分極に対して垂直である前記ベース部に沿って、半径方向の場所に位置付けされている、カートリッジアッセンブリ。
  3. 請求項1に記載のカートリッジアッセンブリにおいて、
    前記突出部が、ステム部分およびヘッド部分を含み、
    前記ステム部分が、ステム縁部を含み、前記ストッパーが、ストッパー縁部を含み、前記ストッパー縁部は、前記突出部が2つのストッパーの間に位置付けされるときに、前記ステム縁部とのラインツーラインの接触を提供するように構成されている、カートリッジアッセンブリ。
  4. 請求項1に記載のカートリッジアッセンブリにおいて、前記突出部の下側表面が、前記階段ステップアレイのステップの上に乗るように構成されている、カートリッジアッセンブリ。
  5. 請求項1に記載のカートリッジアッセンブリにおいて、前記ローターアッセンブリが、調節ツールに磁気的に連結するように構成されており、それにより、前記ローターアッセンブリが、前記調節ツールと磁気的に連結すると、前記階段ステップアレイおよび前記ストッパーに対して上向きに持ち上がるように構成されている、カートリッジアッセンブリ。
  6. 請求項5に記載のカートリッジアッセンブリにおいて、
    前記ローターアッセンブリが持ち上げられ、前記突出部の前記下側表面が、前記複数のストッパーの上側表面の上方に位置付けされるようになっているときに、前記ローターアッセンブリが、前記中央ローターピボットの周りに回転するように構成されている、カートリッジアッセンブリ。
  7. 請求項1に記載のカートリッジアッセンブリにおいて、
    前記複数のストッパーが、カートリッジハウジング内側壁部から半径方向内向きに突き出ている5つのストッパーを含み、前記階段ステップアレイの5つのステップのそれぞれの単一のステップが2つの連続するストッパーの間に設けられるように、前記5つのストッパーが間隔を置いて配置されている、カートリッジアッセンブリ。
  8. 中央開口部を有するベース部、前記ベース部の中に装着されている磁石、ステムを含む第1の突出部、および、前記ベース部の下側表面から延在するタブを含む第2の突出部を含むローターアッセンブリと、
    前記中央開口部に係合するように構成されている中央ローターピボットを有するカートリッジハウジングと
    二重同心円状の階段ステップアレイ
    前記階段ステップアレイに位置決めされた複数のストッパーであって、前記複数のストッパーのうちの2つのストッパーが、その間に前記ステムを受け入れ、前記中央ローターピボットの周りの前記ローターアッセンブリの回転を禁止するように構成されている、複数のストッパーとを含み、
    前記複数のストッパーは、各々、隣接する2つのステップ間の境界の上方で、前記カートリッジハウジングの内壁から突出している、
    移植可能な流体フロー制御デバイスのためのカートリッジアッセンブリ。
  9. 請求項8に記載のカートリッジアッセンブリにおいて、
    前記磁石が、水平方向に偏極されており、前記ステムが、前記磁石分極に対して垂直である前記ベース部に沿って、半径方向の場所に位置付けされている、カートリッジアッセンブリ。
  10. 請求項1に記載のカートリッジアッセンブリにおいて、
    前記ステムが、ステム縁部を含み、前記ストッパーが、ストッパー縁部を含み、前記ストッパー縁部は、前記突出部が2つのストッパーの間に位置付けされるときに、前記ステム縁部とのラインツーラインの接触を提供するように構成されている、カートリッジアッセンブリ。
  11. 請求項1に記載のカートリッジアッセンブリにおいて、
    二重同心円状の階段ステップアレイが、内側および外側階段ステップアレイを含み、前記ステムの下側表面が、前記外側階段ステップアレイのステップの上に乗るように構成されており、前記タブの下側表面が、前記内側階段ステップアレイのステップの上に乗るように構成されている、カートリッジアッセンブリ。
  12. 請求項1に記載のカートリッジアッセンブリにおいて、
    前記ローターアッセンブリが、調節ツールに磁気的に連結するように構成されており、それにより、前記ローターアッセンブリが、前記調節ツールと磁気的に連結すると、二重同心円状の階段ステップアレイおよび前記ストッパーに対して上向きに持ち上がるように構成されている、カートリッジアッセンブリ。
  13. 請求項12に記載のカートリッジアッセンブリにおいて、
    前記ローターアッセンブリが持ち上げられ、前記ステムの前記下側表面が、前記複数のストッパーの上側表面の上方に位置付けされるようになっているときに、前記ローターアッセンブリが、前記中央ローターピボットの周りに回転するように構成されている、カートリッジアッセンブリ。
  14. 請求項1に記載のカートリッジアッセンブリにおいて、
    前記ローターアッセンブリのベース部が、中心垂直軸線を含み、
    2つの磁石が前記ベース部の中に装着され、それぞれの磁石は、平面的な表面を含み、
    前記2つの磁石のそれぞれは、前記ベース部の中に埋め込まれており、それぞれの磁石の前記平面的な表面が、前記中心垂直軸線に対して垂直な平面の中に存在するようになっており、
    前記それぞれの磁石は、前記中心垂直軸線に対して、0°以上から90°未満の分極の角度を含む、移植可能な流体フロー制御デバイスのためのローターアッセンブリ。
  15. 請求項14に記載のローターアッセンブリにおいて、
    それぞれの磁石が、前記中心垂直軸線に対して、70°を超え90°未満の分極の角度を含む、ローターアッセンブリ。
  16. 請求項14に記載のローターアッセンブリにおいて、
    前記2つの磁石が、互いに連結されている、ローターアッセンブリ。
  17. 請求項16に記載のローターアッセンブリにおいて、
    前記2つの磁石部分のそれぞれが、材料粒子を含む磁気的な材料を含み、前記材料粒子が、前記磁石の分極の前記角度に等しい角度を含む、ローターアッセンブリ。
  18. 入口部と、
    前記入口部から間隔を置いて配置された出口部と、
    前記入口部から前記出口部へ流体の前記フローを制御するための弁機構と、
    階段ステップアレイおよび複数のストッパーを含むカートリッジハウジングであって、前記複数のストッパーは、隣接する2つのステップ間の境界の上方で前記カートリッジハウジングの内壁から各々突出しており、且つ隣接する2つのステップ間の境界の上方で前記カートリッジハウジングの内側壁部の周りに間隔を置いて配置されている、カートリッジハウジングと、
    ベース部の中に装着されている磁石、および、前記ベース部の下側表面から突き出ている突出部を含むローターアッセンブリと
    を含む移植可能な流体フロー制御デバイスであって、
    前記ローターアッセンブリは、前記カートリッジハウジングの中に少なくとも部分的に設置されるように構成されており、前記突出部は、前記複数のストッパーの2つのストッパーの間に存在するように構成され、前記ローターアッセンブリが、前記カートリッジハウジングの中の第1のロックされた位置にあることにより、中央ローターピボットの周りの前記ローターアッセンブリの回転を禁止するようになっている、
    流体フロー制御デバイス。
  19. 請求項18に記載の流体フロー制御デバイスにおいて、
    前記ローターアッセンブリが、調節ツールに磁気的に連結するように構成されており、それにより、前記ローターアッセンブリが、前記調節ツールと磁気的に連結すると、前記階段ステップアレイおよび前記ストッパーに対して上向きに持ち上がるように構成されている、移植可能な流体フロー制御デバイス。
  20. 請求項18に記載の流体フロー制御デバイスにおいて、
    前記突出部が、前記ベース部の周りに半径方向に沿って間隔を置いて配置されており、前記突出部が前記磁石の極性に対して垂直となるようになっている、移植可能な流体フロー制御デバイス。
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