JP6463171B2 - アンテナ装置および位置検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被検体に導入されたカプセル型医療装置による無線信号を受信する受信アンテナを備えたアンテナ装置、および、該アンテナ装置の受信アンテナの位置を検出する位置検出装置に関する。
内視鏡の分野では、患者等の被検体の消化管内に導入可能な大きさに形成されたカプセル形状の筐体内に撮像機能や無線通信機能等を内蔵したカプセル型内視鏡が知られている。このカプセル型内視鏡は、被検体の口から飲み込まれた後、蠕動運動等によって消化管内等を移動しながら、被検体内部を順次撮像して画像信号を生成し、この画像信号を順次無線送信する。カプセル型内視鏡が無線送信した画像信号は、被検体の外部に設けられた複数の受信アンテナを介して受信装置に受信される。被検体を観察するカプセル型内視鏡システムにおいては、各受信アンテナによる無線信号の受信強度をもとに、カプセル型内視鏡の位置を推定し、カプセル型内視鏡の推定位置を画像信号に対応付けて各画像信号を保持している。
カプセル型内視鏡の位置推定を高精度に行うためには、各受信アンテナを被検体表面の規定された位置にそれぞれ正確に装着する必要がある。そのための構成として、複数の受信アンテナの各々を被検体の体表に個別に貼付する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。しかし、この構成では、被検体の臍や肋骨等の指標に応じて被写体ごとに受信アンテナの装着位置を調整しなければならず、医療従事者の手間と負担がかかる。このような貼付作業の負担を軽減するために、複数の受信アンテナを固定配置したベルトを被検体の胴部に巻き付ける構成や、複数の受信アンテナを固定配置したシートを被検体の胴部に装着する構成が提案されている(例えば、特許文献2および特許文献3参照)。この構成によれば、受信アンテナの位置がベルトあるいはシートに対して固定されるため、各受信アンテナの位置が正確に規定できる。
特開2008−200191号公報 特開2006−271987号公報 特許第5193402号公報
しかしながら、特許文献2および特許文献3に記載の構成では、複数の受信アンテナの位置が固定されており、被検体の体格に応じた受信アンテナの位置を調整することができず、被検体からの無線信号を受信することが難しくなる可能性があるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてされたものであって、被検体の体格に応じて受信アンテナの配置位置を柔軟に調整することができ、カプセル型医療装置の位置推定のために必要となる各受信アンテナの位置情報を正確に取得できるアンテナ装置および位置検出装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるアンテナ装置は、被検体に導入されて該被検体の体内情報を取得するカプセル型医療装置から送信される無線信号を受信する受信アンテナと、前記受信アンテナと電気的に接続するケーブルと、前記ケーブルを収容するとともに前記ケーブルが引き出される引き出し口が設けられ、前記引き出し口から前記被検体の体表に沿って引き出される前記ケーブルの長さが変更可能であり、前記収容部の所定の基準軸に対して前記引き出し口から前記ケーブルが引き出される方向が前記受信アンテナごとに設定されている収容部と、前記収容部から引き出されたケーブルの長さを検知する第1のセンサと、を備えたアンテナユニットを少なくとも3つ有することを特徴とする。
また、本発明にかかるアンテナ装置は、前記収容部は、回転することによって、前記ケーブルの巻き取り、および、送り出しが可能である回転機構をさらに有し、前記第1のセンサは、前記回転機構の回転方向の変位を検知することを特徴とする。
また、本発明にかかるアンテナ装置は、前記収容部を回転可能に支持する支持部材をさらに備え、前記収容部は、前記支持材を基準として該収容部自体が回転可能であり、前記ケーブルは、前記収容部の回転にしたがって引き出される方向が変化し、前記アンテナユニットは、前記収容部の回転方向の変位を検知する第2のセンサをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかるアンテナ装置は、前記少なくとも3つのアンテナユニットがそれぞれ有する前記収容部は、各アンテナユニットの前記ケーブルの引き出し方向と直交する方向に積層されていることを特徴とする。
また、本発明にかかるアンテナ装置は、前記少なくとも3つのアンテナユニットがそれぞれ有する前記収容部は、同一平面上に配置されることを特徴とする。
また、本発明にかかる位置検出装置は、被検体に導入されて該被検体の体内情報を取得するカプセル型医療装置から送信される無線信号を受信する受信アンテナと、前記受信アンテナと電気的に接続するケーブルと、前記ケーブルを収容するとともに前記ケーブルが引き出される引き出し口が設けられ、前記引き出し口から前記被検体の体表に沿って引き出される前記ケーブルの長さが変更可能であり、前記収容部の所定の基準軸に対して前記引き出し口から前記ケーブルが引き出される方向が前記受信アンテナごとに設定されている収容部と、前記収容部から引き出されたケーブルの長さを検知する第1のセンサと、を備えたアンテナユニットを少なくとも3つ有するアンテナ装置と、前記アンテナ装置において、各アンテナユニットにおける前記第1のセンサによって検知された前記収容部から引き出された前記ケーブルの長さ、各アンテナユニットにおける前記収容部から引き出される前記ケーブルの前記基準軸に対する方向、および、各アンテナユニットのそれぞれの前記引き出し口の前記基準軸に対する位置関係をもとに、各受信アンテナの位置を検出する位置検出部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる位置検出装置は、予め求められた、各アンテナユニットにおける前記収容部の前記基準軸に対する前記引き出し口から前記ケーブルが引き出される方向を示す引き出し方向情報、および、各アンテナユニットのそれぞれの前記引き出し口の前記基準軸に対する位置関係を示す引き出し口位置情報を記憶する記憶部をさらに備え、前記位置検出部は、前記記憶部に記憶された前記引き出し方向情報および前記引き出し口位置情報と、各アンテナユニットにおける前記第1のセンサによってそれぞれ検知された前記収容部から引き出された前記ケーブルの長さとをもとに各受信アンテナの位置を検出することを特徴とする。
また、本発明にかかる位置検出装置は、前記収容部は、回転することによって、前記ケーブルの巻き取り、および、送り出しが可能である回転機構をさらに有し、前記第1のセンサは、前記回転機構の回転方向の変位を検知し、前記位置検出部は、前記アンテナ装置において、各アンテナユニットにおける前記第1のセンサによって検知された前記回転機構の回転方向の変位をもとに、各受信アンテナの位置を検出することを特徴とする。
また、本発明にかかる位置検出装置は、前記アンテナユニットは、前記収容部を回転可能に支持する支持部材と、前記収容部の回転方向の変位を検知する第2のセンサと、をさらに備え、前記位置検出部は、各アンテナユニットにおける前記第2のセンサによってそれぞれ検知された前記収容部の回転による回転方向の変位をもとに、前記収容部の回転後における前記収容部から引き出される前記ケーブルの前記基準軸に対する方向と、前記収容部の回転後における各アンテナユニットのそれぞれの前記引き出し口の前記基準軸に対する位置関係とを求め、該求めた前記ケーブルの前記基準軸に対する方向および前記引き出し口の前記基準軸に対する位置関係と、各アンテナユニットにおける前記第1のセンサによってそれぞれ検知された前記収容部から引き出された前記ケーブルの長さと、をもとに各受信アンテナの位置を検出することを特徴とする。
本発明にかかるアンテナ装置によれば、被検体に導入されて該被検体の体内情報を取得するカプセル型医療装置から送信される無線信号を受信する受信アンテナと、受信アンテナと電気的に接続するケーブルと、ケーブルを収容するとともにケーブルが引き出される引き出し口が設けられた収容部であって、収容部から引き出されるケーブルの長さが変更可能である収容部と、を有するアンテナユニットを少なくとも3つ備えるため、被検体の体格に応じて受信アンテナの配置位置を柔軟に調整することができるとともに、アンテナユニットは、収容部から引き出されたケーブルの長さを検知する第1のセンサをさらに備え、収容部の所定の基準軸に対して引き出し口からケーブルが引き出される方向がアンテナユニットごとに設定されているため、カプセル型医療装置の位置推定のために必要となる各受信アンテナの位置情報を正確に取得することができる。さらに、本発明にかかるアンテナ装置によれば、1つ1つの受信アンテナの位置を変えることができるため、重点的に観察したい部位に受信アンテナを増やすといったことや、食道と大腸を観察対象としたときに受信アンテナ1つを食道の近くに配置するといった、状況に応じたフレキシブルな受信アンテナの配置が可能になる。
また、本発明にかかる位置検出装置によれば、アンテナ装置の各アンテナユニットにおける第1のセンサによってそれぞれ検知された収容部から引き出されたケーブルの長さ、各アンテナユニットにおける収容部から引き出されるケーブルの基準軸に対する方向、および、各アンテナユニットのそれぞれの引き出し口の基準軸に対する位置関係をもとに、各受信アンテナの位置を検出する位置検出部を備えるため、被検体の体格に応じて受信アンテナの配置位置を柔軟に調整することができ、カプセル型医療装置の位置推定のために必要となる各受信アンテナの位置情報を正確に取得できる。
図1は、本発明の実施の形態1に係るカプセル型内視鏡システムの概略構成を示す模式図である。 図2は、図1に示すアンテナユニットの要部の側面図である。 図3は、図1に示すホルダー内部に保持される各収容部の側面図である。 図4は、図1に示すアンテナ装置の要部の平面図である。 図5Aは、実施の形態1における引き出し口の他の例を説明する図である。 図5Bは、実施の形態1における引き出し口の他の例を説明する図である。 図6は、実施の形態1におけるアンテナ装置の要部の他の例の平面図である。 図7は、実施の形態1におけるアンテナ装置の要部の他の例の平面図である。 図8は、実施の形態1におけるアンテナ装置の要部の他の例の平面図である。 図9は、実施の形態2にかかるアンテナユニットの要部の側面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面とともに詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。すなわち、本発明は、各図で例示された形状、大きさおよび位置関係のみに限定されるものではない。また、以下の説明において、被検体の体内に導入されて被検体の体内画像を撮像するカプセル型内視鏡装置から無線信号を受信するアンテナ装置を含むカプセル型内視鏡システムを例示するが、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、同一の構成には同一の符号を付して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るカプセル型内視鏡システムの概略構成を示す模式図である。
図1に示すカプセル型内視鏡システム100は、被検体2に導入されて該被検体2の体内画像を取得して無線送信するカプセル型内視鏡装置1(カプセル型医療装置)と、カプセル型内視鏡装置1から送信される無線信号を受信するアンテナ装置3と、アンテナ装置3が着脱自在に接続され、アンテナ装置3が受信した無線信号に所定の処理を行って記録または表示する受信装置4と、カプセル型内視鏡装置1によって撮像された被検体2の体内画像に対して所定の処理を施し表示する画像処理装置5と、を備える。
カプセル型内視鏡装置1は、被検体2内を撮像する撮像機能と、被検体2の体内を撮像して得られた画像信号を含む無線信号を受信アンテナ33A〜33Cへ送信する無線機能と、を有する。カプセル型内視鏡装置1は、被検体2内に飲み込まれることによって被検体2内の食道を通過し、消化管腔の蠕動運動によって被検体2の体腔内を移動する。カプセル型内視鏡装置1は、被検体2の体腔内を移動しながら微小な時間間隔、例えば0.5秒間隔(例えば2fps)で被検体2の体腔内を逐次撮像し、撮像した被検体2内の画像信号を生成してアンテナ装置3へ順次送信する。
アンテナ装置3は、面ファスナー等で脱着可能であるバンド30と、バンド30の所定位置に取り付けられたホルダー31と、カプセル型内視鏡装置1から無線送信される無線信号を受信する受信アンテナ33A〜33Cをそれぞれ有するアンテナユニット3A〜3Cと、を備える。
バンド30は、被検体2の基準位置(例えば、臍や腰骨等)に合わせて被検体2の体表に巻き付けた後に面ファスナー等で固定される。ホルダー31は、後述する各アンテナユニット3A〜3Cの各収容部を保持する。
アンテナユニット3A〜3Cは、それぞれ同構成を成し、被検体2の任意の位置に貼り付け可能であるアンテナパッド32A〜32C、アンテナパッド32A〜32Cにそれぞれ固定された受信アンテナ33A〜33C、受信アンテナ33A〜33Cとそれぞれ電気的に先端が接続するケーブル34A〜34C、ケーブル34A〜34Cをそれぞれ収容するとともに各ケーブル34A〜34Cが引き出される引き出し口35A〜35Cが設けられた後述する収容部36A〜36C(図2参照)をそれぞれ有する。ケーブル34A〜34Cは、引き出し口35A〜35Cから被検体2の体表に沿ってそれぞれ引き出され、引き出し口35A〜35Cから引き出されるケーブル34A〜34Cの長さはそれぞれ変更可能である。アンテナ装置3の要部の詳細な構成は、図2〜図4を参照して後述する。
受信装置4は、アンテナ装置3とケーブル41で接続しており、各受信アンテナ33A〜33Cを介してカプセル型内視鏡装置1から送信された無線信号に含まれる被検体2内の画像信号を記録または被検体2内の画像信号に対応する画像を表示する。受信装置4は、メモリ42aを有し、各受信アンテナ33A〜33Cの位置を検出する位置検出部42と、画像信号に対応する画像を表示する受信表示部43と、受信装置4を操作するための指示情報の入力を受け付ける操作部44と、を備える。また、受信装置4は、各受信アンテナ33A〜33Cを介して、カプセル型内視鏡装置1から送信された無線信号を受信し、この受信した無線信号の受信強度(受信電界強度)を受信アンテナ33A〜33Cごとに算出して記録するとともに、位置検出部42によって検出された受信アンテナ33A〜33Cの位置と、各受信アンテナ33A〜33Cにおける無線信号の受信強度とをもとに被検体2内におけるカプセル型内視鏡装置1の位置を推定する。受信装置4は、カプセル型内視鏡装置1から受信した無線信号に含まれる画像信号と、各受信アンテナ33A〜33Cが受信した無線信号の受信強度と、カプセル型内視鏡装置1が生成した画像信号の時刻情報と、を対応付けて記録する。実施の形態1では、受信装置4が複数の受信アンテナ33A〜33Cの各々の位置を検出する位置検出装置として機能する。
画像処理装置5は、受信装置4を介して取得した被検体2内の画像信号に対応する画像を表示する。画像処理装置5は、画像信号に対応する画像を表示する表示部51と、受信装置4から画像信号等を読み取るクレードル52と、マウス54aやキーボード54b等の操作入力部54と、を備える。クレードル52は、受信装置4が装着された際に、受信装置4から画像信号、この画像信号に関連付けられた受信アンテナ33A〜33Cの各受信強度、カプセル型内視鏡装置1が生成した画像信号の時間情報およびカプセル型内視鏡装置1の識別情報等を取得し、取得した各種情報を画像処理装置5へ転送する。操作入力部54は、ユーザによる入力を受け付ける。ユーザは、操作入力部54を操作しつつ、画像処理装置5が順次表示する被検体2内の画像を見ながら、被検体2内部の生体部位、例えば食道、胃、小腸および大腸等を観察し、被検体2を診断する。なお、カプセル型内視鏡装置1の位置の推定は、受信装置4ではなく画像処理装置5で行ってもよい。また、画像処理装置5に位置検出部42を設け、受信アンテナ33A〜33Cの各位置の検出を画像処理装置5で行ってもよい。
次に、図1で示したアンテナ装置3の構成について説明する。アンテナユニット3A〜3Cは、いずれも同構造であるため、アンテナユニット3A〜3Cのうちアンテナユニット3Aを例に説明する。
図2は、図1に示すアンテナユニット3Aの要部の側面図である。図2に示すように、アンテナユニット3Aは、収容部36A内部に、ケーブル34Aと、回転コネクタ37A(回転機構)と、歯車38Aと、第1のセンサ39Aと、を有する。
収容部36Aは、円盤状の土台361A上に、片側が開口した略中空円柱形であって側面にケーブル34Aの先端が引き出される引き出し口35Aが設けられた筐体362Aが取り付けられた構成を有する。この引き出し口35Aは、硬質材料で形成されており、この引き出し口35Aから引き出されるケーブル34Aの引き出し方向を後述する一定の方向にガイドする。なお、引き出されたケーブル34Aは、収容部36A内に設けられたストッパ(不図示)で留められる。
回転コネクタ37Aは、ケーブル34Aの基端に接続し、巻き取り方向に回転することによってケーブル34Aを巻尺のように巻き取り、送り出し方向に回転することによって巻き取ったケーブル34Aの送り出しが可能である。回転コネクタ37Aの中心は、収容部36Aの中心と一致するように土台361A上に配置される。
歯車38Aは、中心が回転コネクタ37Aの中心と一致するように回転コネクタ37Aと接続し、回転コネクタ37Aの回転に同期して回転する。歯車38Aは、たとえば、金属製である。
第1のセンサ39Aは、歯車38Aの外周側に設けられた回転センサであり、歯車38Aの回転方向の変位を検知して、歯車38Aと同期して回転する回転コネクタ37Aの回転方向の変位を検知する。第1のセンサ39Aは、磁気センサ、静電容量センサ等の近接センサによって構成される。第1のセンサ39Aが磁気センサである場合には、コイルと歯車38Aの歯の部分との距離に応じてコイルを通過する磁束が変化するため、第1のセンサ39Aは、磁束の変化回数をカウントする。歯車38Aの歯の間隔は予め求められており、歯車38Aは回転コネクタ37Aの回転と同期して回転するため、第1のセンサ39Aのカウント数に対して、回転コネクタ37Aの回転方向の変位の値も対応付けられる。回転コネクタ37Aの回転方向の変位の値で、収容部36Aから引き出されるケーブル34Aの長さも決まる。言い換えると、第1のセンサ39Aのカウント数には、収容部36Aから引き出されるケーブル34Aの長さが対応付け可能であるため、第1のセンサ39Aは、収容部36Aから引き出されたケーブル34Aの長さを検知すると言える。第1のセンサ39Aは、カウント数そのものを受信装置4の位置検出部42に出力してもよく、カウント数をケーブル34Aの長さに変換して受信装置4の位置検出部42に出力してもよい。なお、第1のセンサ39Aは、光電センサであってもよく、この場合には、歯車38Aの上方から歯車38Aの外周のいずれかにスポット光を照射し、歯車38Aの下方に設けられた光電センサにおける受光回数、すなわち光電センサ上を通過した歯車38Aの歯の数をカウントすればよい。
図3は、ホルダー31内部に保持される各収容部36A〜36Cの側面図である。図3に示すように、各収容部36A〜36Cは、各収容部36A〜36Cの中心が一致するように、各アンテナユニットのケーブル34A〜34Cの引き出し方向と直交する方向に積層されている。
図4は、図1に示すアンテナ装置3の要部の平面図である。ケーブル34A〜34Cは、被検体2の体表に沿ってホルダー31内の各収容部36A〜36C(不図示)からそれぞれ引き出される。ホルダー31は、ホルダー31の中心Ptと各収容部36A〜36Cの中心とが一致するように、各収容部36A〜36Cを各アンテナユニット3A〜3Cのケーブル34A〜34Cの引き出し方向と直交する方向に積層して保持する。ホルダー31および各収容部36A〜36Cには、ホルダー31の中心Ptおよび各収容部36A〜36Cの中心を通る所定の基準軸Laが設定されている。本実施の形態1におけるアンテナ装置3では、各ケーブル34A〜34Cは、所定の基準軸Laを持つ収容部36A〜36Cから被検体2の体表に沿って引き出され、収容部36A〜36Cの所定の基準軸Laに対して引き出し口35A〜35Cからケーブル34A〜34Cが引き出される方向が受信アンテナ33A〜33Cごとに設定されている。
図4の例では、アンテナユニット3Aについては、所定の基準軸Laに対して引き出し口35Aからケーブル34Aが引き出される方向は、中心Ptと引き出し口35Aの中央とを結ぶ直線に沿って、中心Ptから引き出し口35Aに向かう方向に設定されている。したがって、ケーブル34Aの引き出し方向に対応する引き出し口35Aおよび中心Ptを結ぶ直線と、基準軸Laとが成す角は規定されることとなり、図4の例では角度θとなる。アンテナユニット3Bについては、所定の基準軸Laに対して引き出し口35Bからケーブル34Bが引き出される方向は、中心Ptと引き出し口35Bの中央とを結ぶ直線に沿って、中心Ptから引き出し口35Bに向かう方向に設定されている。したがって、ケーブル34Bの引き出し方向に対応する引き出し口35Bおよび基準軸La上の中心Ptを結ぶ直線と、基準軸Laとが成す角も規定されることとなり、図4の例では角度θとなる。アンテナユニット3Cについては、所定の基準軸Laに対して引き出し口35Cからケーブル34Cが引き出される方向は、中心Ptと引き出し口35Cの中央とを結ぶ直線に沿って、中心Ptから引き出し口35Cに向かう方向に設定されている。したがって、ケーブル34Cの引き出し方向に対応する引き出し口35Cおよび基準軸La上の中心Ptを結ぶ直線と、基準軸Laとが成す角も規定されることとなり、図4の例では角度θとなる。このように、各ケーブル34A〜34Cの引き出し方向と基準軸Laとが成す各角度θ〜θは、ケーブル34A〜34Cが引き出される個所を各引き出し口35A〜35Cによって限定し、収容部36A〜36Cに所定の基準軸Laを設けることによって規定することができる。
なお、図1および図4では、ケーブル34A〜34Cが、基準軸Laに対して所定の方向に直線的に引き出されているように図示するが、実際には人体には丸みがあるので、収容部36A〜36Cから引き出されるケーブル34A〜34Cの基準軸Laに対する方向は、基準軸Laがある平面に投影されたケーブル34A〜34Cの各投影線の基準軸Laに対する方向と言える。或いは、受信アンテナ33A〜33Cの中心と引き出し口35A〜35Cとをそれぞれ結ぶ曲線が平面に投影された各直線が、基準軸Laと成す方向であると言える。
受信装置4における位置検出部42は、各アンテナユニット3A〜3Cにおける第1のセンサによってそれぞれ検知された収容部36A〜36Cから引き出されたケーブル34A〜34Cの長さ、各アンテナユニット3A〜3Cにおける収容部36A〜36Cから引き出されるケーブル34A〜34Cの基準軸Laに対する方向、および、各アンテナユニット3A〜3Cのそれぞれの引き出し口35A〜35Cの基準軸Laに対する位置関係をもとに、各受信アンテナ33A〜33Cの位置を演算して検出する。
上述した各角度θ〜θは、各アンテナユニット3A〜3Cにおける収容部36A〜36Cから引き出されるケーブル34A〜34Cの基準軸Laに対する方向を示す引き出し方向情報として予め求められ、位置検出部42のメモリ42aに保持される。そして、各アンテナユニット3A〜3Cのそれぞれの引き出し口35A〜35Cの基準軸La上の中心Ptに対する位置関係も、引き出し口位置情報として予め求められ、位置検出部42のメモリ42aに保持される。位置検出部42は、メモリ42aに保持された角度θ〜θ、引き出し口35A〜35Cの基準軸La上の中心Ptに対する位置関係、および、各アンテナユニット3A〜3Cの第1のセンサから出力された収容部36A〜36Cから引き出されたケーブル34A〜34Cの各長さに対する検知結果を基に、各受信アンテナ33A〜33Cの位置を演算する。位置検出部42は、ホルダー31の中心Ptを極座標の原点として、各アンテナユニット3A〜3Cの第1のセンサによって検知されたケーブル34A〜34Cの引き出し長さをもとにホルダー31の中心Ptを原点として伸ばされたケーブル34A〜34Cの各長さを求め、該求めたケーブル34A〜34Cの各長さを各動径とし、各角度θ〜θをそれぞれの偏角として、各受信アンテナ33A〜33Cの局座標を演算する。各受信アンテナ33A〜33Cの位置を局座標で算出できれば、直交座標に変換することもできる。
以上説明した本実施の形態1によれば、各ケーブル34A〜34Cの収容部36A〜36Cから引き出せる長さは変更可能であるため、被検体2の体格に応じて受信アンテナ33A〜33Cの配置位置を柔軟に調整することが可能である。言い換えると、本実施の形態1によれば、受信アンテナ33A〜33Cの取り付け位置を柔軟に変更することができるため、様々な被検体2に適切に対応することが可能である。また、本実施の形態1によれば、1つ1つの受信アンテナ33A〜33Cの位置を変えることができるため、重点的に観察したい部位に受信アンテナ33A〜33Cを増やすといったことや、食道と大腸を観察対象としたときに受信アンテナ33A〜33Cの1つを食道の近くに配置するといったように、状況に応じたフレキシブルな受信アンテナ33A〜33Cの配置が可能になる。さらに、本実施の形態1によれば、アンテナユニット3A〜3Cにおける第1のセンサによってそれぞれ検知された収容部36A〜36Cから引き出されたケーブル34A〜34Cの長さ、各アンテナユニット3A〜3Cにおける収容部36A〜36Cから引き出されるケーブル34A〜34Cの基準軸Laに対する方向、および、各アンテナユニット3A〜3Cのそれぞれの引き出し口35A〜35Cの基準軸Laに対する位置関係をもとに、各受信アンテナの位置を演算するため、被検体2に配置された受信アンテナ33A〜33Cの正確な位置情報を取得することができ、カプセル型医療装置に対する高精度な位置推定を実現できる。
なお、位置検出部42による各受信アンテナ33A〜33Cの位置検出処理は、受信装置4の電源が入れられた場合(検査直前など)に実行し、検出した各受信アンテナ33A〜33Cの位置情報は、患者ID情報や時間情報等の識別情報と対応付けて、受信装置4或いは画像処理装置5に保持させる。これによって、カプセル型内視鏡装置1が生成した画像信号に、各受信アンテナ33A〜33Cの位置情報を対応付けることができる。
また、歯車38Aに代えて、一定の切込みを入れた円盤状の金属板を回転コネクタ37Aと同期して回転できるようにし、第1のセンサ39Aが金属板の切込みをカウントする構成であっても、回転コネクタ37Aの回転方向の変位を検知可能である。
また、図5Aおよび図5Bは、本実施の形態1における引き出し口の他の例を説明する図である。本実施の形態1では、引き出し口を、図5Aおよび図5Bに示す引き出し口135Aのように、図5Aに示す縮んだ状態から、図5Bの矢印で示すケーブル34Aの引き出し方向に沿って延伸することができる構成にしてもよい。
また、図6は、本実施の形態1におけるアンテナ装置の要部の他の例の平面図である。図6に示すように、被検体2の基準位置(例えば、臍や腰骨等)に合わせてホルダー231を位置決めできるように、ホルダー231の表面に中心Ptを通る十字状のマーク230を設けてもよい。この場合は、図1に示すバンド30を削除してもよい。マーク230のうち、基準軸Laを通るライン先端の一方に矢を設け、ホルダー231の上下が分かるようにすれば、位置決めも円滑に実行できる。
また、図7は、本実施の形態1におけるアンテナ装置の要部の他の例の平面図である。実施の形態1では、図7に示すように、各ケーブル34A〜34Cの引き出し口35A〜35Cからの引き出し方向が、ホルダー331の外周の接線L1〜L3に対して一定の角度θ´〜θ´で設定される構成を採用することが可能である。中心Ptはホルダー331に対して不動であるため、各接線L1〜L3の基準軸Laに対する方向を予め求めて位置検出部42のメモリ42aに保持しておき、位置検出部42は、メモリ42a内に保持した各情報を用いて、ホルダー331の中心Ptに応じた座標変換を各部位の位置に対して行ってから、各受信アンテナ33A〜33Cの位置検出を行えば足りる。
図8は、本実施の形態1におけるアンテナ装置の要部の他の例の平面図である。図8に示すように、ホルダー431内の各収容部36A〜36Cを、同一平面上に配置して、全体の厚さを薄くしてもよい。この場合も、中心Psはホルダー431に対して不動であるため、位置検出部42は、各収容部36A〜36Cの中心Pa〜Pcとホルダー431の中心Psとの位置関係を求めておき、ホルダー431の中心Psに応じた座標変換を各部位の位置に対して行ってから、各受信アンテナ33A〜33Cの位置検出を行えば足りる。
(実施の形態2)
図9は、実施の形態2にかかるアンテナユニットの要部の側面図である。図9では、3つのアンテナユニットのうち1つのアンテナユニット53Aを例に示す。
図9に示すアンテナユニット53Aは、土台361Aに設けられたケーブル34A巻き取用の回転コネクタ37A、歯車38Aおよび第1のセンサ39Aを内部に収容する収容部5361Aを備える。アンテナユニット53Aは、収容部5361Aを回転可能に支持する円盤状の所定の支持土台5362Aをさらに備え、収容部5361A自体が支持土台5362Aを基準として回転可能である。したがって、収容部5361Aの回転にしたがって引き出し口35Aも回転することに伴い、ケーブル34Aが引き出される方向も変化する。アンテナユニット53Aは、収容部5361Aの回転に同期して回転する支持土台5362A上に設けられた歯車538Aと、収容部5361Aの回転による収容部5361Aの周方向の変位を検知する第2のセンサ539Aとを、さらに備える。
歯車538Aは、例えば金属製であり、歯車538Aの歯の間隔は予め求められている。第2のセンサ539Aは、歯車538Aの外周側に設けられた回転センサであり、歯車538Aの周方向の変位を検知して、歯車538Aと同期して回転する収容部5361Aの回転方向の変位を検知する。第2のセンサ539Aは、第1のセンサ39Aと同様に、磁気センサ、静電容量センサ、光電センサ等の近接センサによって構成される。第2のセンサ539Aが磁気センサである場合には、磁束の変化回数をカウントし、カウント数そのものを受信装置4の位置検出部42に出力してもよく、カウント数を収容部5361Aの周方向の変位に変換して受信装置4の位置検出部42に出力してもよい。第2のセンサ539Aは、収容部5361Aが、時計回り、または、反時計まわりのいずれでも回転可能である場合には、収容部5361Aの回転方向についても検知できる構成であることが望ましい。
位置検出部42は、各アンテナユニットにおける第2のセンサによってそれぞれ検知された収容部の回転による回転方向の変位をもとに、収容部の回転後における収容部から引き出されるケーブル34A〜34Cの基準軸Laに対する方向と、収容部の回転後における各アンテナユニットのそれぞれの引き出し口35A〜35Cの基準軸Laに対する位置関係とを求める。位置検出部42は、該求めたケーブル34A〜34Cの基準軸Laに対する方向および引き出し口35A〜35Cの基準軸Laに対する位置関係と、各アンテナユニットにおける第2のセンサによってそれぞれ検知された収容部から引き出されたケーブル34A〜34Cの長さと、をもとに各受信アンテナ33A〜33Cの位置を演算して検出する。
この実施の形態2のように、各収容部自体を回転して、ケーブル34A〜34Cが引き出される方向を調整できるようにすることによって、受信アンテナ33A〜33Cの取り付け位置をさらに柔軟に変更することができる。また、実施の形態2では、位置検出部42は、回転後の収容部の周方向の変位をもとに、収容部の回転後における収容部から引き出されるケーブル34A〜34Cの基準軸Laに対する方向と、収容部の回転後における各アンテナユニットのそれぞれの引き出し口35A〜35Cの基準軸Laに対する位置関係とを求めた上で各受信アンテナ33A〜33Cの位置を演算するため、被検体2に配置された受信アンテナ33A〜33Cの正確な位置を取得することも可能である。
なお、実施の形態1,2では、3つのアンテナユニットを有するアンテナ装置について説明したが、アンテナユニットの数は3つに限定されることなく、3つ以上あればよい。
また、本実施の形態1,2にかかる位置検出部42、並びに、他の構成部で実行される各処理に対する実行プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよく、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
1 カプセル型内視鏡装置
2 被検体
3 アンテナ装置
3A〜3C,53A アンテナユニット
4 受信装置
5 画像処理装置
30 バンド
31,231,331,431 ホルダー
32A〜32C アンテナパッド
33A〜33C 受信アンテナ
34A〜34C,41 ケーブル
35A〜35C,135A 引き出し口
36A〜36C,5361A 収容部
37A 回転コネクタ
38A,538A 歯車
39A 第1のセンサ
42 位置検出部
43 受信表示部
44 操作部
51 表示部
52 クレードル
54 操作入力部
54a マウス
54b キーボード
230 マーク
361A 土台
362A 筐体
539A 第2のセンサ
5362A 支持土台

Claims (9)

  1. 被検体に導入されて該被検体の体内情報を取得するカプセル型医療装置から送信される無線信号を受信する受信アンテナと、
    前記受信アンテナと電気的に接続するケーブルと、
    前記ケーブルを収容するとともに前記ケーブルが引き出される引き出し口が設けられた収容部であって、前記引き出し口から前記被検体の体表に沿って引き出される前記ケーブルの長さが変更可能であり、当該収容部の所定の基準軸に対して前記引き出し口から前記ケーブルが引き出される方向が前記受信アンテナごとに設定されている収容部と、
    前記収容部から引き出されたケーブルの長さを検知する第1のセンサと、
    を備えたアンテナユニットを少なくとも3つ有することを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記収容部は、回転することによって、前記ケーブルの巻き取り、および、送り出しが可能である回転機構をさらに有し、
    前記第1のセンサは、前記回転機構の回転方向の変位を検知することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記収容部を回転可能に支持する支持部材をさらに備え、
    前記収容部は、前記支持材を基準として該収容部自体が回転可能であり、
    前記ケーブルは、前記収容部の回転にしたがって引き出される方向が変化し、
    前記アンテナユニットは、
    前記収容部の回転方向の変位を検知する第2のセンサをさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記少なくとも3つのアンテナユニットがそれぞれ有する前記収容部は、各アンテナユニットの前記ケーブルの引き出し方向と直交する方向に積層されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
  5. 前記少なくとも3つのアンテナユニットがそれぞれ有する前記収容部は、同一平面上に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
  6. 被検体に導入されて該被検体の体内情報を取得するカプセル型医療装置から送信される無線信号を受信する受信アンテナと、前記受信アンテナと電気的に接続するケーブルと、前記ケーブルを収容するとともに前記ケーブルが引き出される引き出し口が設けられた収容部であって、前記引き出し口から前記被検体の体表に沿って引き出される前記ケーブルの長さが変更可能であり、当該収容部の所定の基準軸に対して前記引き出し口から前記ケーブルが引き出される方向が前記受信アンテナごとに設定されている収容部と、前記収容部から引き出されたケーブルの長さを検知する第1のセンサと、を備えたアンテナユニットを少なくとも3つ有するアンテナ装置と、
    前記アンテナ装置において、各アンテナユニットにおける前記第1のセンサによって検知された前記収容部から引き出された前記ケーブルの長さ、各アンテナユニットにおける前記収容部から引き出される前記ケーブルの前記基準軸に対する方向、および、各アンテナユニットのそれぞれの前記引き出し口の前記基準軸に対する位置関係をもとに、各受信アンテナの位置を検出する位置検出部と、
    を備えたことを特徴とする位置検出装置。
  7. 予め求められた、各アンテナユニットにおける前記収容部の前記基準軸に対する前記引き出し口から前記ケーブルが引き出される方向を示す引き出し方向情報、および、各アンテナユニットのそれぞれの前記引き出し口の前記基準軸に対する位置関係を示す引き出し口位置情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記位置検出部は、前記記憶部に記憶された前記引き出し方向情報および前記引き出し口位置情報と、各アンテナユニットにおける前記第1のセンサによってそれぞれ検知された前記収容部から引き出された前記ケーブルの長さとをもとに各受信アンテナの位置を検出することを特徴とする請求項6に記載の位置検出装置。
  8. 前記収容部は、回転することによって、前記ケーブルの巻き取り、および、送り出しが可能である回転機構をさらに有し、
    前記第1のセンサは、前記回転機構の回転方向の変位を検知し、
    前記位置検出部は、前記アンテナ装置において、各アンテナユニットにおける前記第1のセンサによって検知された前記回転機構の回転方向の変位をもとに、各受信アンテナの位置を検出することを特徴とする請求項6または7に記載の位置検出装置。
  9. 前記アンテナユニットは、
    前記収容部を回転可能に支持する支持部材と、
    前記収容部の回転方向の変位を検知する第2のセンサと、
    をさらに備え、
    前記位置検出部は、各アンテナユニットにおける前記第2のセンサによってそれぞれ検知された前記収容部の回転による回転方向の変位をもとに、前記収容部の回転後における前記収容部から引き出される前記ケーブルの前記基準軸に対する方向と、前記収容部の回転後における各アンテナユニットのそれぞれの前記引き出し口の前記基準軸に対する位置関係とを求め、該求めた前記ケーブルの前記基準軸に対する方向および前記引き出し口の前記基準軸に対する位置関係と、各アンテナユニットにおける前記第1のセンサによってそれぞれ検知された前記収容部から引き出された前記ケーブルの長さと、をもとに各受信アンテナの位置を検出することを特徴とする請求項6〜8のいずれか一つに記載の位置検出装置。
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