JP6462871B2 - 多元接続ネットワークのための拡張接続管理 - Google Patents

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Description

相互参照
[0001]本特許出願は、各々が本出願の譲受人に譲渡された、2015年11月6日に出願された、「Enhanced Connection Management for Multiple Access Networks」と題する、Ozturkらによる米国特許出願第14/935,051号、および2014年11月10日に出願された、「Enhanced Connection Management for Multiple Access Networks」と題する、Ozturkらによる米国仮特許出願第62/077,637号の優先権を主張する。
[0002]本開示は、たとえば、ワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、多元接続ワイヤレス通信システムにおけるワイヤレスデバイスの通信状態に関する。
[0003]ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムであり得る。そのような多元接続システムの例としては、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムがある。
[0004]例として、ワイヤレス多元接続通信システムは、その各々がユーザ機器(UE)と呼ばれることがある、複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、いくつかの基地局を含み得る。基地局は、(たとえば、基地局からUEへの送信のために)ダウンリンクチャネル上でUEと通信し、(たとえば、UEから基地局への送信のために)アップリンクチャネル上でUEと通信し得る。
[0005]ワイヤレスデバイスの様々な動作モードのために通信状態が使用され得る。通信状態は、システム情報を監視すること、ページングチャネルの監視、データ送信をスケジュールするための制御チャネルの監視など、ワイヤレスデバイスと基地局とのための様々な無線プロトコルプロシージャを定義し得る。ワイヤレスデバイスのための通信状態は、ワイヤレスデバイスと基地局との間のリンクの接続ステータスに依存し得る。状態遷移(state transitions)は、通信のいくつかのタイプについて顕著であり得る、データ送信におけるレイテンシを招き得る。限られた電力バジェットの下で動作しながらデータ送信におけるレイテンシを低減することは、ワイヤレス通信における課題を提示する。
[0006]説明する特徴は、一般に、半接続状態動作(semi-connected state operation)のための1つまたは複数の改善されたシステム、方法、および/または装置に関する。半接続状態では、UEはシステム情報およびページングを監視し得、いくつかの例では、モビリティはUE制御され得る。基地局は、基地局にキャンプオンしているか、基地局によってサービスされているか、または他の何らかの形で基地局に接続されたUEについて状態遷移を管理し得、非アクティビティ(inactivity)が検出されたときに、現在接続状態にある特定のUEを半接続状態またはアイドル状態に遷移させるべきかどうかを決定し得る。特定のUEを接続状態から半接続状態に遷移させるべきかどうかは、UEの能力、優先度、またはデータ接続、あるいは基地局における負荷などのコンディションに基づき得る。UEは半接続状態において基地局によってサービスされ続け得、基地局はUEのためのコンテキスト情報および論理トラフィック接続を維持し得る。コンテキストが維持される例では、および論理トラフィック接続が維持されるいくつかの例では、半接続状態から接続状態への遷移がUEのために行われるとき、基地局は、セキュリティモードパラメータを再確立する必要はなく、UEのための制御プレーンおよびユーザプレーンデータを搬送するためのネットワーク内の論理トラフィック接続を再確立する必要もない。いくつかの例では、半接続状態UEのためのコンテキスト情報は、ネイバリング基地局またはコンテキストエリア内の基地局間で共有され得る。
[0007]基地局におけるワイヤレス通信のための方法について説明する。本方法は、基地局によってサービスされる、基地局との接続状態において設定(configured)されたUEについて、UEが接続状態から抜けて遷移される(transitioned out of the connected state)べきと決定することと、UEに、UEが接続状態から抜けて遷移すべきであることを示すことと、UEが接続状態から抜けて遷移すべきであることを示すことに続いて、およびUEが基地局によってサービスされ続けながら、基地局においてUEのためのコンテキストを維持することとを含み得る。
[0008]基地局におけるワイヤレス通信のための装置について説明する。本装置は、基地局によってサービスされる、基地局との接続状態において設定されたUEについて、UEが接続状態から抜けて遷移されるべきと決定するための手段と、UEに、UEが接続状態から抜けて遷移すべきであることを示すための手段と、UEが接続状態から抜けて遷移すべきであることを示すことに続いて、およびUEが基地局によってサービスされ続けながら、基地局においてUEのためのコンテキストを維持するための手段とを含み得る。
[0009]基地局によるワイヤレス通信のためのさらなる装置について説明する。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、本装置に、基地局によってサービスされ、基地局との接続状態において設定されたUEについて、UEが接続状態から抜けて遷移されるべきと決定することと、UEに、UEが接続状態から抜けて遷移すべきであることを示すことと、UEが接続状態から抜けて遷移すべきであることを示すことに続いて、およびUEが基地局によってサービスされ続けながら、基地局においてUEのためのコンテキストを維持することとを行わせるためにプロセッサによって実行可能得る。
[0010]基地局によるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。コードは、基地局によってサービスされ、基地局との接続状態において設定されたUEについて、UEが接続状態から抜けて遷移されるべきと決定することと、UEに、UEが接続状態から抜けて遷移すべきであることを示すことと、UEが接続状態から抜けて遷移すべきであることを示すことに続いて、およびUEが基地局によってサービスされ続けながら、基地局においてUEのためのコンテキストを維持することとを行うために実行可能な命令を含み得る。
[0011]方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UEが接続状態から抜けているとき、UEからアクセス要求を受信することと、UEの接続状態動作について、UEのためのコンテキストをUEに関連付けることと、UEに、UEがUEのためのコンテキストに従って接続状態に遷移すべきであることを示すこととを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0012]方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UEが接続状態から抜けて遷移した後、UEがアイドル状態に遷移すべきであると決定することと、UEに、UEがアイドル状態に遷移すべきであることを示すことと、UEのためのコンテキストを解放することとを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UEがアイドル状態に遷移すべきであると決定することは、アイドルタイマーの満了、過負荷コンディション、UEの少なくとも1つの論理トラフィック接続に関連するデータトラフィックタイプ、少なくとも1つの論理トラフィック接続に関連するアクセスポイント名(APN)、またはそれらの組合せのいずれかに基づく。方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UEに、UEがアイドル状態に遷移すべきであることを示すことは、UEがアイドル状態に遷移すべきであることを示す第2の接続解放メッセージを送ることを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令を含む。
[0013]方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UEが接続状態から抜けて遷移した後、周期的検証間隔(periodic validation interval)に従ってUEに検証ページングメッセージを送信することと、検証応答がUEから受信されない場合、UEのためのコンテキストを解放することとを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0014]方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、ネットワークエンティティから、UEが異なる基地局に再選択したという指示を受信することと、指示を受信したことに応答して、UEのためのコンテキストを解放することとを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0015]方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、基地局のコンテキストエリア、基地局のトラッキングエリア、基地局のネイバーリスト、またはUEのネイバーリストうちの1つまたは複数に関連する少なくとも1つの他の基地局に、UEのためのコンテキストを送ることを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0016]方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UEのためのコンテキストは、UE状態情報、UEセキュリティ情報、UE能力情報、UEのための無線リソース制御(RRC:radio resource control)設定、UEのための少なくとも1つの論理トラフィック接続に関連する識別情報、またはそれらの組合せのいずれかを含み得る。
[0017]方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UEに、UEが接続状態から抜けて遷移すべきであることを示すことは、UEが接続状態から半接続状態に遷移すべきであることを示す第1の接続解放メッセージを送ることを含み、半接続状態は、UEによる少なくとも1つの一時ネットワーク識別子による物理ダウンリンク制御チャネルの監視の抑制、物理ダウンリンク制御チャネルにおけるユーザ固有探索空間の監視の抑制、UEがアイドル状態にあるときのUEのページングのための第2の間欠受信(DRX)サイクルよりも短いUEのページングのための第1のDRXサイクル、UEによるチャネル状態情報の報告の抑制、またはUEのためのアップリンク制御情報リソースの利用可能性の抑制のうちの少なくとも1つに関連する。
[0018]方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、基地局において、UEが接続状態から抜けて遷移した後、UEのためのモビリティ管理エンティティまたはサービングゲートウェイのうちの少なくとも1つとの少なくとも1つの論理トラフィック接続を維持することを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UEのための少なくとも1つの論理トラフィック接続は、制御プレーントラフィックのための論理接続、ユーザプレーントラフィックのための論理接続、またはそれらの組合せのいずれかを含み得る。
[0019]方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UEが接続状態から抜けて遷移されるべきと決定することは、接続状態タイマーの満了、データトラフィックコンディション、サービングゲートウェイからの指示、UEの少なくとも1つの論理トラフィック接続に関連するデータトラフィックタイプ、少なくとも1つの論理トラフィック接続に関連するAPN、またはそれらの組合せのいずれかに基づく。
[0020]方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UE識別情報、UE能力インジケータ、UE設定(UE configuration)、UE優先度情報、UEデータトラフィック履歴、UE接続履歴、UEのデータ接続に関連するパケットデータネットワーク識別子、基地局の負荷コンディション、またはそれらの組合せのいずれかに基づいて、UEが接続状態から抜けて遷移するとき、UEのためのコンテキストが維持されるべきであるかどうかを決定することを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0021]方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、基地局は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))またはLTEアドバンスト(LTE−A)ワイヤレスネットワークの発展型ノードB(eNB)であり得る。
[0022]UEにおけるワイヤレス通信のための方法について説明する。本方法は、ワイヤレス通信ネットワークの第1の基地局によってサービスされるように、接続状態における無線リソース設定を確立することと、第1の基地局から、UEが半接続状態に遷移するべきという指示を受信することと、第1の基地局によってサービスされ続けながら、半接続状態に遷移した後、無線リソース設定の少なくとも一部分を維持することとを含み得る。
[0023]UEにおけるワイヤレス通信のための装置について説明する。本装置は、ワイヤレス通信ネットワークの第1の基地局によってサービスされるように、接続状態における無線リソース設定(radio resource configuration)を確立するための手段と、第1の基地局から、UEが半接続状態に遷移するべきという指示を受信するための手段と、第1の基地局によってサービスされ続けながら、半接続状態に遷移した後、無線リソース設定の少なくとも一部分を維持するための手段とを含み得る。
[0024]UEによるワイヤレス通信のためのさらなる装置について説明する。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、本装置に、ワイヤレス通信ネットワークの第1の基地局によってサービスされるように、接続状態における無線リソース設定を確立することと、第1の基地局から、UEが半接続状態に遷移するべきという指示を受信することと、第1の基地局によってサービスされ続けながら、半接続状態に遷移した後、無線リソース設定の少なくとも一部分を維持することとを行わせるためにプロセッサによって実行可能であり得る。
[0025]UEによるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。コードは、ワイヤレス通信ネットワークの第1の基地局によってサービスされるように、接続状態における無線リソース設定を確立することと、第1の基地局から、UEが半接続状態に遷移するべきという指示を受信することと、第1の基地局によってサービスされ続けながら、半接続状態に遷移した後、無線リソース設定の少なくとも一部分を維持することとを行うために実行可能な命令を含み得る。
[0026]方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1の基地局によってサービスされ続けながら、接続状態に遷移するために無線リソース設定の少なくとも一部分を利用することを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0027]方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1の基地局から自律的(autonomously)に、UEが第2の基地局へのセル再選択を実行すべきであると決定することと、第2の基地局にアクセス要求を送ることと、第1の基地局によってサービスされることから第2の基地局によってサービスされることに遷移することと、第1の無線リソース設定の少なくとも一部分に従って第2の基地局と通信することとを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2の基地局との初期ユーザプレーン通信において、ワイヤレス通信ネットワークのモビリティエンティティに非アクセス層(NAS)メッセージを送ることと、NAS応答メッセージがモビリティエンティティから受信されていないと決定すると、第2の基地局との通信を終了することとを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0028]方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1の基地局から自律的に、UEが第2の基地局へのセル再選択を実行すべきであると決定することと、第1の基地局にアクセス要求を送ることと、ここで、アクセス要求が、第2の基地局へのハンドオーバに関係する1つまたは複数の測定パラメータを含む、第1の基地局によってサービスされることから第2の基地局によってサービスされることに遷移することと、無線リソース設定の少なくとも一部分に従って第2の基地局と通信することとを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0029]方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、半接続状態は、UEによる少なくとも1つの一時ネットワーク識別子による物理ダウンリンク制御チャネルの監視の抑制、物理ダウンリンク制御チャネルにおけるユーザ固有探索空間の監視の抑制、UEがアイドル状態にあるときのUEのページングのための第2の間欠受信(DRX)サイクルよりも短いUEのページングのための第1のDRXサイクル、UEによるチャネル状態情報の報告の抑制、またはUEのためのアップリンク制御情報リソースの利用可能性の抑制のうちの少なくとも1つに関連する。
[0030]方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1の基地局から検証ページングメッセージを受信することと、第1の基地局に検証応答を送ることと、ここで、検証応答が、ランダムアクセスプリアンブルまたはアップリンク制御情報メッセージを含み得る、を行うためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0031]方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、無線リソース設定の少なくとも一部分は、無線リソース制御(RRC)セキュリティ情報、非アクセス層(NAS)セキュリティ情報、UEのための一時ネットワーク識別子、またはそれらの組合せのいずれかを含み得る。
[0032]上記では、以下の発明を実施するための形態がより良く理解され得るように、本開示による例の特徴および技術的利点についてやや広く概説した。以下で、追加の特徴および利点について説明する。開示する概念および具体例は、本開示の同じ目的を実行するための他の構造を変更または設計するための基礎として容易に利用され得る。そのような等価な構成は、添付の特許請求の範囲から逸脱しない。本明細書で開示する概念の特性、それらの編成と動作方法の両方は、関連する利点とともに、添付の図に関連して以下の説明を検討するとより良く理解されよう。図の各々は、例示および説明のみの目的で提供され、特許請求の範囲の限界を定めるものではない。
[0033]以下の図面を参照することにより、本発明の性質および利点のさらなる理解が得られ得る。添付の図において、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、それらの同様の構成要素同士を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれか1つに適用可能である。
[0034]本開示の態様による、ワイヤレス通信システムの一例を示す図。 [0035]本開示の態様による、LTE/LTEアドバンストネットワークアーキテクチャを有するシステムを示す図。 [0036]本開示の態様による、例示的なRRC接続プロシージャの流れ図。 [0037]本開示の態様による、半接続状態動作のための例示的なプロシージャの流れ図。 [0038]本開示の態様による、半接続状態動作を使用するUEのためのモード遷移の例示的な状態図。 [0039]本開示の態様による、半接続状態動作のための例示的なプロシージャの流れ図。 [0040]本開示の態様による、半接続状態動作における検証ページングのための例示的なプロシージャの流れ図。 [0041]本開示の態様による、半接続状態モビリティのための例示的なプロシージャの流れ図。 [0042]本開示の態様による、半接続状態動作のための例示的なコンテキストエリアの図。 [0043]本開示の態様による、半接続状態動作において使用するためのデバイスのブロック図。 [0044]本開示の態様による、半接続状態動作において使用するためのデバイスのブロック図。 [0045]本開示の態様による、半接続状態動作のために設定されたUEのブロック図。 [0046]本開示の態様による、半接続状態動作のためのデバイスのブロック図。 [0047]本開示の態様による、半接続状態動作のためのデバイスのブロック図。 [0048]本開示の態様による、半接続状態動作のための基地局(たとえば、eNBの一部または全部を形成する基地局)のブロック図。 [0049]本開示の態様による、ワイヤレス通信のための方法の一例を示すフローチャート。 [0050]本開示の態様による、ワイヤレス通信のための方法の一例を示すフローチャート。 [0051]本開示の態様による、ワイヤレス通信のための方法の一例を示すフローチャート。
[0052]技法は、一般に、半接続状態動作のための1つまたは複数の改善されたシステム、方法、および/または装置に関する。UEのための半接続状態は、UE制御モビリティと、アイドル状態間欠受信(DRX)サイクルよりも短いことがある半接続状態DRXサイクルに従ってページングを監視することとを含み得る。追加または代替として、半接続状態は、UEによる少なくとも1つの一時ネットワーク識別子による物理ダウンリンク制御チャネルの監視の抑制、物理ダウンリンク制御チャネルにおけるユーザ固有探索空間の監視の抑制、UEによるチャネル状態情報の報告の抑制、またはUEのためのアップリンク制御情報リソースの利用可能性の抑制など、様々な通信機能の抑制に関連し得る。様々な例では、半接続状態にあるUEのための制御プレーンおよびユーザプレーンデータのためのコンテキストおよび論理トラフィック接続は、次のデータ転送が行われるときにコンテキストおよび論理トラフィック接続が再確立される必要がないように、基地局において維持され得る。
[0053]特定のUEについて半接続状態動作を使用すべきかどうかは、UE特性(たとえば、能力、優先度など)、UEの論理トラフィック接続の特性、または基地局における負荷などのコンディションに基づき得る。たとえば、UEが半接続状態動作に適格であるかどうかは、UEが半接続状態動作をサポートするかどうか、基地局によってサービスされる他のUEと比較したUE優先度、あるいは論理トラフィック接続に関連するデータトラフィックタイプまたはアクセスポイント名(APN)(たとえば、ネットワーク接続のためのゲートウェイのアドレスなど)に依存し得る。いくつかの例では、低レイテンシデータサービスに関連するデータトラフィックタイプまたはAPNを有するUEは、半接続状態動作について優先され得る。半接続状態動作のためのUEの適格性および/または優先度を決定した後、基地局は、UEをアイドル状態に遷移させるための一般的な非アクティビティタイマーよりも短いことがある非アクティビティタイマーに基づいて、UEを接続状態から半接続状態に移し得る。追加または代替として、基地局は、トラフィックコンディション(たとえば、過負荷コンディション)またはサービングゲートウェイからの指示のうちのいずれか1つまたは複数に基づいて、UEを接続状態から半接続状態に移し得る。
[0054]半接続状態では、UEは基地局によってサービスされ続け得、基地局は、UEがまだ基地局のカバレージエリア中にあるかどうかを決定するために、検証ページングを実行し得る。いくつかの例では、基地局は、UEを接続状態からアイドル状態に遷移させるための一般的な非アクティビティタイマーよりも長いことがあるタイマーの満了の後、UEを半接続状態からアイドル状態に移し得る。追加または代替として、基地局は、過負荷コンディション、またはUEの論理トラフィック接続の特性に基づいて、UEを半接続状態からアイドル状態に移し得る。
[0055]いくつかの例では、基地局は、UEが半接続状態にある間、UEからアクセス要求を受信し得、基地局は、接続状態動作について、UEのための維持されたコンテキストをUEに関連付け、UEに、それが接続状態に遷移すべきであることを示し得る。様々な例では、半接続状態動作における動作は、断続的通信における接続状態への遷移に関連するレイテンシを低減し得、UEが接続状態にある時間の量を低減することを通して電力消費を低減し得る。
[0056]以下の説明は、例を与えるものであり、特許請求の範囲に記載される範囲、適用可能性、または例を限定するものではない。本開示の範囲から逸脱することなく、説明する要素の機能および構成において変更が行われ得る。様々な例は、適宜に様々なプロシージャまたは構成要素を省略、置換、または追加し得る。たとえば、説明する方法は、説明する順序とは異なる順序で実行され得、様々なステップが追加、省略、または組み合わせられ得る。また、いくつかの例に関して説明する特徴は、他の例において組み合わせられ得る。
[0057]図1に、本開示の態様による、ワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含む。コアネットワーク130は、ユーザ認証と、アクセス許可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP)接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを与え得る。基地局105は、バックホールリンク132(たとえば、S1など)を通してコアネットワーク130とインターフェースし、UE115との通信のための無線設定およびスケジューリングを実行し得るか、または基地局コントローラ(図示せず)の制御下で動作し得る。様々な例では、基地局105は、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク134(たとえば、X1など)を介して、直接的または間接的のいずれかで(たとえば、コアネットワーク130を通して)、互いと通信し得る。
[0058]基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレス通信し得る。基地局105のサイトの各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを与え得る。いくつかの例では、基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。基地局105のための地理的カバレージエリア110は、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタに分割され得る(図示せず)。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロセル基地局および/またはスモールセル基地局)を含み得る。基地局105の各々は、1つまたは複数の通信技術を使用して通信するように構成され得、異なる技術のための重複する地理的カバレージエリア110があり得る。
[0059]いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100はLTE/LTE−Aネットワークである。LTE/LTE−Aネットワークでは、発展型ノードB(eNB)という用語は、基地局105を表すために使用され得、UEという用語は、LTE/LTE−Aネットワーク上で動作する様々なワイヤレス通信デバイスを表すために使用され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105が様々な地理的領域にカバレージを与える、異種LTE/LTE−Aネットワークであり得る。たとえば、各基地局105は、マクロセル、スモールセル、および/または他のタイプのセルに通信カバレージを与え得る。「セル」という用語は、コンテキストに応じて、基地局、基地局に関連するキャリアまたはコンポーネントキャリア、あるいはキャリアまたは基地局のカバレージエリア(たとえば、セクタなど)を表すために使用され得る3GPP(登録商標)用語である。
[0060]マクロセルは、概して、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、マクロセルと同じまたは異なる(たとえば、ライセンス、アンライセンスなどの)周波数帯域内で動作し得る、低電力基地局である。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセルとフェムトセルとマイクロセルとを含み得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)を同じくカバーし得、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスを与え得る。マクロセルのための基地局はマクロ基地局と呼ばれることがある。スモールセルのための基地局は、スモールセル基地局、ピコ基地局、フェムト基地局またはホーム基地局と呼ばれることがある。基地局は、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セル(たとえば、コンポーネントキャリア)をサポートし得る。
[0061]ワイヤレス通信システム100は同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は近似的に時間的にアライメントされ得る。非同期動作の場合、基地局は異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は時間的にアライメントされないことがある。本明細書で説明する技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
[0062]様々な開示する例に適応し得る通信ネットワークは、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP:Packet Data Convergence Protocol)レイヤにおける通信はIPベースであり得る。無線リンク制御(RLC:Radio Link Control)レイヤが、論理チャネルを介して通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実行し得る。媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Control)レイヤが、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実行し得る。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するためにMACレイヤにおいて再送信を行うためにハイブリッドARQ(HARQ)を使用し得る。制御プレーンでは、UEとシステムアクセスのためのモビリティ管理エンティティ(MME)との間のシグナリングを伝達するために、非アクセス層(NAS)シグナリングが使用される。無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)プロトコルレイヤが、制御プレーンおよびユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立と設定と保守とを行い得る。物理(PHY)レイヤにおいて、トランスポートチャネルは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)または物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)など、物理チャネルにマッピングされ得る。
[0063]UE115はワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され、各UE115は固定または移動であり得る。UE115は、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または他の好適な用語を含むか、またはそのように当業者によって呼ばれることもある。UE115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UEは、マクロ基地局、スモールセル基地局、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。
[0064]ワイヤレス通信システム100に示されている通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク(UL)送信、および/または基地局105からUE115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることがあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることがある。通信リンク125は、周波数分割複信(FDD)動作を使用して(たとえば、対スペクトルリソースを使用して)または時分割複信(TDD)動作を使用して(たとえば、不対スペクトルリソースを使用して)双方向通信を送信し得る。各通信リンク125は、1つまたは複数のキャリアを含み得、ここで、各キャリアは、異なる周波数範囲にわたり、周波数範囲にわたるUL、DL、またはULとDLの両方の上で伝達される情報の変調のためのチャネル構造を定義し得る。たとえば、各キャリアは、1つまたは複数のフォーマッティングチャネル、1つまたは複数の制御チャネル、1つまたは複数のインジケータチャネル、1つまたは複数のデータチャネルなどを含み得る。各キャリアは、チャネル番号と動作帯域内のキャリア周波数との間の関係に基づいて、指定されたチャネル番号(たとえば、E−UTRA絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN:E-UTRA Absolute Radio Frequency Channel Number)など)を有し得る。
[0065]LTE/LTE−Aは、ダウンリンク上の直交周波数分割多元接続(OFDMA)とアップリンク上のシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)とを含む、マルチキャリア変調(MCM)技法を利用する。各MCMキャリアは、トーン、ビンなどと呼ばれることがある、複数のサブキャリア(たとえば、直交サブキャリアなど)からなる波形信号である。各サブキャリアは、情報(たとえば、基準信号、制御情報、オーバーヘッド情報、ユーザデータなど)で変調され得る。隣接するサブキャリア間の間隔は固定であり得、サブキャリアの総数(K)はキャリア帯域幅に依存し得る。たとえば、Kは、それぞれ、1.4、3、5、10、15、または20メガヘルツ(MHz)の(ガード帯域をもつ)対応するキャリア帯域幅に対して、15キロヘルツ(KHz)のサブキャリア間隔の場合、72、180、300、600、900、または1200に等しくなり得る。キャリア帯域幅はサブバンドに区分され得る。たとえば、サブバンドは1.08MHzをカバーし得、キャリアは1つ、2つ、4つ、8つまたは16個のサブバンドを有し得る。
[0066]ワイヤレス通信システム100のいくつかの実施形態では、基地局105および/またはUE115は、基地局105とUE115との間の通信品質と信頼性とを改善するために、アンテナダイバーシティ方式を採用するために複数のアンテナを含み得る。追加または代替として、基地局105および/またはUE115は、同じまたは異なるコード化データを搬送する複数の空間レイヤを送信するために、マルチパス環境上で動作するように構成され得る多入力多出力(MIMO)技法を採用し得る。
[0067]ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたはキャリア上での動作、すなわち、キャリアアグリゲーション(CA)またはマルチキャリア動作と呼ばれることがある特徴をサポートし得る。コンポーネントキャリア(CC)という用語は、CA動作においてUEによって利用される複数のキャリアの各々を指すことがあり、システム帯域幅の他の部分(たとえば、他のキャリアなど)とは別個であり得る。CA動作では、UE115は、より高いデータレートをサポートし得るより大きい動作帯域幅を与えるために、複数のダウンリンクおよび/またはアップリンクCCをコンカレントに利用するように設定され得る。CA動作において使用されるCCは、任意の好適な帯域幅(たとえば、1.4、3、5、10、15、または20メガヘルツ(MHz)など)であり得、いくつかの例では、各個々のCCは、シングルキャリア(たとえば、LTE規格のリリース8またはリリース9に基づくシングルキャリア)と同じ能力を与え得る。したがって、個々のCCは、レガシーUE115(たとえば、LTEリリース8またはリリース9を実装するUE115)との後方互換性があるが、CAのために設定されたかまたはシングルキャリアモードにある他のUE115(たとえば、リリース8またはリリース9後のLTEバージョンを実装するUE115)によっても利用され得る。代替的に、CCは、他のCCと組み合わせて使用されるように設定され得、シングルキャリアモードをサポートするために使用されるいくつかのチャネル(たとえば、フォーマットまたは制御チャネルなど)を搬送しないことがある。様々な例では、CAは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
[0068]図2は、本開示の態様による、LTE/LTEアドバンストネットワークアーキテクチャを有するワイヤレス通信システム200を示す図である。LTE/LTE−Aネットワークアーキテクチャは発展型パケットシステム(EPS:Evolved Packet System)と呼ばれることがある。EPSは、1つまたは複数のUE115にネットワークアクセスサービスを与える、発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)205と、発展型パケットコア(EPC)コアネットワーク130−aとを含み得る。EPSは、1つまたは複数のイントラネット、インターネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、またはパケット交換(PS)ストリーミングサービス(PSS)を含み得る、様々なパケットデータネットワーク(PDN)280に接続し得る。EPSは他のアクセスネットワークと相互接続し得るが、簡単のために、それらのエンティティ/インターフェースは図示されていない。図示のように、EPSはパケット交換サービスを提供するが、当業者が容易に諒解するように、本開示全体にわたって提示する様々な概念は、回線交換サービスを提供するネットワークに拡張され得る。
[0069]コアネットワーク130−aは、1つまたは複数のモビリティ管理エンティティ(MME)220と、サービングゲートウェイ(SGW)240と、ホーム加入者サーバ(HSS)230と、ポリシーおよび課金ルール機能(PCRF:Policy and Charging Rules Function)270と、パケットデータネットワークゲートウェイ(PDN−GW)250とを含み得る。MME220は、UE115とコアネットワーク130−aとの間の制御プレーンシグナリングを処理する制御ノードであり得る。概して、MME220はベアラおよび接続管理を行い得る。HSS230は、ネットワークに関連するUE115のための加入情報を記憶し得る。HSS230は、ネットワークを介してUE115に与えられるサービスについて、認証および許可を実行し得る。すべてのユーザIPパケットはS−GW240を介して転送され得、S−GW240自体はPDN−GW250に接続され得る。PDN−GW250はUEのIPアドレス割振りならびに他の機能を与え得る。PDN−GW250は1つまたは複数のPDN280に接続され得る。PCRF270は、データセッション管理と、課金および請求システムのための適切なインターフェースとを与え得る。
[0070]E−UTRAN205は、基地局105を含み、フラットアーキテクチャに従って構成され、ここで、基地局105は、別個の無線ネットワークコントローラ(RNC)または基地局コントローラ(BSC)なしに動作する。したがって、各基地局105は、Uuインターフェースとして知られる基地局105とUE115との間のエアインターフェース225のためのユーザプレーンおよび制御プレーン終端を与える。
[0071]基地局105は、X2インターフェース210を介して互いに接続され得る。基地局105は、S1−MMEインターフェース235を介して1つまたは複数のMME220に接続され得る。基地局105は、S1−Uインターフェース245を介して1つまたは複数のS−GW240に接続され得る。S1−MMEインターフェース235およびS1−Uインターフェース245は、インターネットプロトコル(IP)インターフェースであり得、物理インターフェースと論理インターフェースの両方を含み得る。たとえば、S1−MMEインターフェース235およびS1−Uインターフェース245の部分は、X2インターフェース210の部分とも共有され得る、同じ物理接続上で実装され得る。
[0072]エアインターフェース225を介した通信は、RRCプロトコルレイヤに従って制御される。RRCプロトコルレイヤの機能は、システム情報のブロードキャスティング、RRC接続制御、ページング、RAT間モビリティ、測定設定および報告、他の無線技術のための能力およびサポートの転送、エラー処理などを含む。UE115は、基地局105とのRRC接続が確立されているとき、E−UTRAN205を介して通信のために接続されると見なされる。RRC接続が確立されない場合、UE115は接続されないと見なされる。
[0073]UE115が基地局105とのRRC接続を確立すると、それは、RRC接続が解放されたときでも、基地局105によってサービスされると見なされ得る。UE115は、UE115が基地局再選択プロセスを実行するか、基地局105またはUE115が別の基地局105へのハンドオーバをトリガするか、UE115が基地局105との無線リンク障害コンディションを経験するか、あるいはネットワークからの切断をトリガする何らかの他のコンディションまで、基地局105によってサービスされ続け得る。UE115が基地局105によってサービスされるとき、UE115とコアネットワーク130−aとの間の通信は、基地局105を介してルーティングされることが予想される。たとえば、第1の基地局105によってサービスされるが接続状態にないUE115は、第1の基地局105からページングを受信すること、および、ページングされると、またはUEが送るべきMOデータを有する場合、第1の基地局105とのRRC接続を再確立することを予想する。UE115が第1の基地局105によってサービスされたままであるが、様々な例では、ページングは、異なる基地局(たとえば、同じトラッキングエリア中の第2の基地局105)から受信され得、UE115は、ページングメッセージを受信すると、第2の基地局105によってサービスされることに切り替わり得る。したがって、UE115は、様々なEPS接続管理(ECM:EPS connection management)状態間で遷移する間、基地局105によって依然としてサービスされ得る。
[0074]概して、UE115のために定義されるECM状態は、RRC接続ステータスに起因し得る。UE115は、RRC接続が確立されないとき、アイドル状態(たとえば、RRC_IDLE)にあると見なされ得る。アイドル状態では、UE115は、システム情報を監視し、ネイバーセル測定およびセル選択/再選択などを実行し得る。したがって、アイドル状態におけるモビリティはUE制御され得る。アイドル状態では、UE115は、間欠受信(DRX)サイクルに従ってページングチャネルを監視し得るが、共有データチャネルに関連する制御チャネルを監視せず、したがって、基地局105は、エアインターフェース225を介した、アイドル状態にあるUE115のためのアップリンクまたはダウンリンクデータ送信をスケジュールしない。
[0075]UE115がRRC接続を有するとき、それは接続状態(たとえば、RRC_CONNECTED)にあると見なされる。接続状態にあるとき、UE115は、システム情報を監視し、チャネルフィードバックを与え、ネイバーセル測定および測定報告などを実行する。さらに、UEは、それがそれのためにスケジュールされたデータを有するかどうかを決定するために、共有データチャネル(たとえば、PDSCH)に関連する制御チャネル(たとえば、PDCCH)を監視し、UEが送るべきデータを有する場合、割り振られたリソース上でスケジューリング要求を送信し得る。接続状態では、UE115はまた、モバイルアラート情報など、システム情報の更新をトリガするために使用され得るページングチャネルを監視し得る。
[0076]アイドル状態と接続状態との間の移行は、RRC接続をセットアップするためのプロシージャによって制御され得る。たとえば、UEは、基地局105を介して通信するために、UE115のためのページングメッセージの受信によって、またはUE115に存在するデータによってトリガされ得る、RRC接続をセットアップするためのランダムアクセスプロシージャを実行し得る。接続状態にあるUE115について、基地局105は、データアクティビティなしにある時間が経過した後、UE115をアイドル状態に移し得る。UE115を接続状態からアイドル状態に移すための非アクティビティタイマーは、一般に、10〜30秒の範囲内に設定され得る。
[0077]図3に、本開示の態様による、例示的なRRC接続プロシージャの流れ図300を示す。流れ図300は、UE115−aがアイドルモードから接続モードに遷移するためのシグナリングを示す。流れ図300は、モバイル発信(MO:mobile originated)データまたはモバイル着信(MT:mobile terminated)データのいずれかのためのRRC接続を確立するために使用され得る。例示的なRRC接続プロシージャは、RRC接続セットアッププロシージャ310と専用無線ベアラセットアッププロシージャ320とを伴う。
[0078]RRC接続セットアッププロシージャ310は、UE115−aによって開始されるが、MOデータの場合UE115−aによって、または(たとえば、ページングメッセージなどを介して)MTデータの場合ネットワークによってのいずれかでトリガされ得る。たとえば、UE115−aは、ユーザが、リモートIPアドレスにデータを送るかまたはボイス呼を開始するアプリケーションを開始するとき、RRC接続セットアッププロシージャ310をトリガし得る。RRC接続セットアッププロシージャ310は、ランダムアクセスチャネル(RACH)上でUE115−aによって基地局105−aに送られるランダムアクセスメッセージ311を含む。基地局105−aは、RRC接続要求313を含むレイヤ3メッセージングのためのリソースを割り当てるランダムアクセス応答(RAR)312で応答する。基地局105−aは、次いで、RRC接続セットアップメッセージ314を送り、UE115−aは、RRC接続完了メッセージ315で応答する。
[0079]UE115−aが少なくともRRC接続セットアッププロシージャ310を完了しているとき、UE115−aは、コアネットワーク130との通信のために基地局105−aによってサービスされる(たとえば、UE115−aとコアネットワーク130−aとの間の通信が基地局105−aを介してルーティングされるように構成される)と見なされる。様々な例では、UE115−aは、UE115−aが基地局再選択プロセスを実行するか、基地局105−aまたはUE115−aが別の基地局105へのハンドオーバをトリガするか、UE115−aが基地局105−aとの無線リンク障害コンディションを経験するか、あるいはネットワークからの切断をトリガする何らかの他のコンディションまで、基地局105−aによってサービスされ続け得る。したがって、UE115は、様々なECM状態間で遷移する間、基地局105によって依然としてサービスされ得る。
[0080]基地局105−aが複数のMME220に接続された場合、基地局は、UEのための好適なMME220−aを選択し、(たとえば、HSSなどを介して)UE115−aの認証を実行する。基地局105−aは、次いで、NASセキュリティキーを含み得る初期UEメッセージ321(たとえば、アタッチメッセージ)を送ることを含み得る、専用無線ベアラセットアッププロシージャ320を開始し、サービスのためにUE115−aを登録する。MME220−aは、UEのためのセッションを作成するために、S−GW240−aとメッセージング330を交換し得る。MME220−aは、次いで、認証およびNASセキュリティセットアップ(たとえば、NAS鍵を割り当てることなど)を完了し得る。MME220−aは、次いで、UE識別情報、NASセキュリティ情報、トラッキングエリア情報(たとえば、UEがそれの内で登録されたトラッキングエリアのセットなど)などを含み得る、初期コンテキストセットアップ要求メッセージ322で応答する。基地局105−aは、セキュリティモードコマンド323を送ることと、セキュリティモード完了メッセージ324を受信することとを含む、UE115−aのためのセキュリティ認証を実行する。基地局105−aは、UEのための識別情報(たとえば、セル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)など)と、無線リソース情報と、セッションのベアラを介したUEによる通信のための情報とを含み得る、RRC接続再設定メッセージ325を送る。UEは、RRC接続再設定完了メッセージ326でRRC再設定に肯定応答する。
[0081]基地局105−aは、MME220−aに初期コンテキストセットアップ応答メッセージ327を送ることによって、専用無線ベアラセットアッププロシージャ320を完了する。初期コンテキストセットアップ応答メッセージ327は、サービス品質(QoS)情報と、UE115−aに関連する論理接続のための識別子(たとえば、eNBおよびMME S1アプリケーションプロトコル識別情報(AP ID)、トンネルエンドポイント識別子(TEID)など)とを含み得る。MME220−aは、S−GW240−aにダウンリンクトランスポートレイヤアドレスとTEIDとを与えるベアラ変更要求328をS−GW240−aに送り得る。S−GW240−aは、ベアラ変更応答メッセージ329中の肯定応答で応答し得る。
[0082]RRC接続セットアッププロシージャ310と専用無線ベアラセットアッププロシージャ320とが成功した場合、UE115−aは接続状態350に移る。専用無線ベアラセットアッププロシージャ320は、S1−MMEインターフェース235−a上でUE115−aのための論理接続S1−C370を確立する。論理接続S1−C370は、eNBおよびMME S1 AP IDによって識別されたUE115−aに固有の制御プレーン情報を搬送するために使用される。専用無線ベアラセットアッププロシージャ320はまた、S1−Uインターフェース245−a上でUE115−aのための論理接続S1−U375を確立する。論理接続S1−U375は、基地局105−aとS−GW240−aとの間で、TEIDによって識別されたUE115−aのためのユーザプレーンデータを搬送するために使用される。
[0083]専用無線ベアラセットアッププロシージャ320はまた、基地局105−aにおいてUEコンテキスト360を確立し、MME220−aにおいてUEコンテキスト365を確立する。UEコンテキスト360および365は、UE115−aのためのサービスを維持するための情報を含む。たとえば、UEコンテキスト360および365は、UE状態情報、UEセキュリティ情報、UE能力情報、UEのための無線リソース制御(RRC)設定、UEのための論理トラフィック接続に関連する識別情報(たとえば、S1 AP ID、TEIDなど)、またはそれらの任意の組合せを含み得る。基地局105−aにおけるUEコンテキスト360は、基地局105−aがS1−C370およびS1−U375論理接続上でUE115−aのためのデータおよび制御プレーン情報をルーティングすることを可能にする。
[0084]ネットワーク負荷および他のファクタに応じて、RRC接続セットアッププロシージャ310は30〜60msかかり得、専用無線ベアラセットアッププロシージャ320は100ms程度かかり得る。多くのタイプのモバイルアプリケーションについて、これらのプロシージャは、断続的通信に顕著なレイテンシをもたらし得る。たとえば、メッセージング、ゲーミング、および他のアプリケーションでは、データは断続的であり得るが、100ms程度のレイテンシが性能の顕著な劣化を引き起こし得る。しかしながら、モバイルデバイスは電力使用においても制約され、UE115が、それらの受信機が基地局105からの通信を監視することを可能にする時間の量を低減することは、UE115における電力使用を低減する際の重要なファクタである。したがって、限られた電力バジェットの下で動作しながら断続的通信のためのレイテンシを低減することは、LTE/LTE−Aシステムなど、多元接続システムにおける課題を生じる。
[0085]説明する態様によれば、UE115、基地局105、MME220、またはS−GW240を含むワイヤレス通信システム100および200の構成要素は、半接続状態にあるUE115の動作のために構成され得る。半接続状態では、UE115は、RRC接続を再確立する際のレイテンシを低減するために、RRCコンテキスト情報を維持しながら、モビリティを制御し、システム情報およびページングを監視し得る。基地局105は、基地局105にキャンプオンしており、基地局105によってサービスされ、および/またはさもなければ基地局105に接続されたUE115について状態遷移を管理し得、非アクティビティが検出されたとき、現在接続状態にある特定のUE115を半接続状態またはアイドル状態に遷移させるべきかどうかを決定し得る。半接続状態にあり、基地局105によって依然としてサービスされているUE115について、基地局105は、コンテキスト情報を維持し、いくつかの例では、さらに、確立された論理トラフィック接続を維持し得る。コンテキストおよび論理トラフィック接続が維持される例では、半接続状態から接続状態への遷移がUEのために行われるとき、基地局105は、セキュリティモードパラメータを再確立する必要はなく、UEのための制御プレーンおよびユーザプレーンデータを搬送するためのネットワーク内の論理トラフィック接続を再確立する必要もない。
[0086]特定のUE115を接続状態から半接続状態に遷移させるべきかどうかは、UEの能力、優先度、または論理トラフィック接続の特性に基づき得る。論理トラフィック接続の特性は、たとえば、論理トラフィック接続に関連するデータトラフィックタイプまたはAPNを含み得る。追加または代替として、基地局105は、基地局105における負荷などのコンディション、またはUE115をアイドル状態に遷移させるための一般的な非アクティビティタイマーよりも短いことがある非アクティビティタイマーに基づいて、UE115を接続状態から半接続状態に遷移させ得る。いくつかの例では、基地局105は、UEの論理トラフィック接続の特性、データトラフィックコンディション(たとえば、過負荷コンディション、アドレス空間コンディションなど)、またはS−GWからの指示に基づいて、UE115を接続状態から半接続状態に移し得る。
[0087]いくつかの例では、基地局105は、UE115を接続状態から半接続状態に移すと、非アクティビティタイマーを開始し得る。UE115が(たとえば、MTまたはMOデータなどの結果として)接続状態に遷移する前に非アクティビティタイマーが満了した場合、基地局105は、UE115を半接続状態からアイドル状態に移し得る。いくつかの例では、非アクティビティタイマーは、UE115を接続状態からアイドル状態に遷移させるための一般的な非アクティビティタイマーよりも長いものであり得る。いくつかの例では、基地局105は、過負荷コンディション、またはUE115のデータ接続の特性に基づいて、UE115を半接続状態からアイドル状態に移し得る。
[0088]いくつかの例では、基地局は、UEが半接続状態にある間、UEからアクセス要求を受信し得、基地局は、接続状態動作について、UEのための維持されたコンテキストをUEに関連付け、UEに、それが接続状態に遷移すべきであることを示し得る。様々な例では、半接続状態動作における動作は、断続的通信における接続状態への遷移に関連するレイテンシを低減し得、UEが接続状態にある時間の量を低減することを通して電力消費を低減し得る。
[0089]図4に、本開示の態様による、半接続状態動作のための例示的なプロシージャの流れ図400を示す。流れ図400は、たとえば、図1または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100または200におけるUE115のための半接続状態動作を示し得る。
[0090]流れ図400では、UE115−aは基地局105−aとの接続状態350において開始し、ここで、UE115−aは、ダウンリンク制御チャネル(たとえば、PDCCHなど)を監視し、RRC接続380上で基地局105−aとデータを交換し得る。
[0091]基地局105−aは、UE識別情報、UE能力インジケータ、UE設定、UE優先度情報、UEデータトラフィック履歴、UE接続履歴、UE115−aの論理接続の特性(たとえば、パケットデータネットワーク識別子、APN、データトラフィックタイプなど)、基地局の負荷コンディションなどを含む様々なファクタに基づいて、状態動作について、接続されたUE115を分類し得る。たとえば、基地局105−aは、いくつかのUE115が、低レイテンシ動作のために設定されたか、または断続的トラフィックを有し、通信におけるレイテンシに敏感であるアプリケーションを使用していると決定し得る。したがって、基地局105−aは、いくつかの接続されたUE115を、半接続状態動作を使用するように分類し得、他のUE115は、半接続状態動作のないレガシー状態動作に分類され得る。基地局105−aは、半接続状態動作に分類されたUE115と、レガシー状態動作に分類されたUE115とに、異なる接続状態非アクティビティタイマーを適用し得る。たとえば、半接続状態動作に分類されたUE115は、レガシー状態動作に分類されたUEのための接続状態非アクティビティタイマーよりも短い、関連する接続状態非アクティビティタイマーを有し得る。
[0092]基地局105−aは、ブロック440において、UE115−aが接続状態から抜けて遷移すべきであると決定し得る。たとえば、UE115−aは半接続状態動作に分類され得、基地局105−aは、UE115−aのための接続状態非アクティビティタイマーが満了していると決定し得る。追加または代替として、基地局105−aは、データトラフィックコンディション(たとえば、基地局105−aにおける高い負荷など)、またはS−GW240−aからの、UE115がもはやセッションをアクティブに使用していないという指示に基づいて、UE115−aを接続状態から抜けさせ得る。したがって、基地局105−aは、UE115−aが接続状態から半接続状態に遷移すべきであると決定し得る。
[0093]基地局105−aは、UE115−aにメッセージ(たとえば、RRC接続解放)445を送り得、メッセージ445において、UE115−aが半接続状態(SCS:semi-connected state)460に遷移することを示し得る。UE115−aが半接続状態460にあるとき、基地局105−aは、UEコンテキスト360を維持し、いくつかの例では、UE115−aのための論理トラフィック接続(たとえば、S1−C370、S1−U375など)を維持し得る。UEは、RRC接続380上での通信のための論理制御チャネル、データチャネル、およびセキュリティに関係する情報を含み得る、RRCコンテキスト385を維持し得る。
[0094]半接続状態460では、UE115−aは、ページングメッセージングについてページングチャネル490を監視し得る。UE115−aは、アイドル状態のためのDRXサイクルとは異なり得るDRXサイクルに従って、ページングチャネル490を監視し得る。たとえば、半接続状態にあるUE115のためのDRXサイクルは、アイドル状態にあるUEのためのDRXサイクルの何分の1かであり得る。したがって、特定のアイドル状態DRXサイクル(たとえば、32個、64個、128個または256個のフレームなど)のために設定されたUE115について、半接続状態DRXサイクルは、DRXサイクル除数(たとえば、2、4、8など)によって除算されたアイドル状態DRXサイクルであり得る。追加または代替として、基地局105−aは、デフォルト半接続状態DRXサイクルをブロードキャストし得る。さらに、UE115は、基地局105−aと、異なる半接続状態DRXサイクルまたはDRXサイクル除数をネゴシエートし得る。
[0095]追加または代替として、半接続状態は、UE115によるユーザ固有ネットワーク識別子(たとえば、C−RNTI、SPS−RNTIなど)による物理ダウンリンク制御チャネルの監視の抑制、物理ダウンリンク制御チャネルにおけるユーザ固有探索空間の監視の抑制、UEによるCSIの報告の抑制、UEのためのアップリンク制御情報リソースの利用可能性の抑制、または共有物理アップリンクデータチャネル上の基準信号(たとえば、SRSなど)送信リソースの利用可能性の抑制など、1つまたは複数の通信機能の抑制に関連し得る。
[0096]図5に、本開示の態様による、半接続状態動作を使用するUE115のためのモード遷移の例示的な状態図500を示す。状態図500は、たとえば、図1または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100または200におけるUE115のための半接続状態動作を示し得る。
[0097]電源投入505時に、UE115はアイドル状態510において開始し得る。UE115は、アイドル状態510において、システム情報を監視すること、ネイバーセル測定およびセル選択/再選択を実行することなどを含み得るアイドル状態プロシージャ515を実行し得る。UE115は、接続状態350に遷移するために、RRCセットアッププロシージャ525を実行し得る。RRCセットアッププロシージャ525は、電源投入の後に実行され得るか、または送信のためのMOまたはMTデータの存在によってトリガされ得る。RRCセットアッププロシージャ525は、たとえば、RRC接続をセットアップするためのランダムアクセスプロシージャを実行することを含み得る。UE115を接続状態に遷移させることは、基地局105およびMME220においてUEコンテキストを確立することを含む。さらに、UE固有論理トラフィック接続が、基地局105とMME220との間(たとえば、S1−C論理接続)、および基地局105とS−GW240との間(たとえば、S1−U論理接続)でUE115のためにセットアップされる。
[0098]接続状態350において、UE115は接続状態プロシージャ555を実行する。接続状態プロシージャ555は、たとえば、システム情報を監視することと、ネイバーセル測定を実行することと、要求時に基準信号(たとえば、SRSなど)を送ることと、制御プレーンシグナリングを送信および受信することと(たとえば、チャネルフィードバックおよびネイバー測定報告を与えること、UE115がそれのためにスケジュールされたデータを有するかどうかを決定するために制御チャネルを監視すること、それが送るべきデータを有する場合、割り振られたリソース上でスケジューリング要求を送信することなど)、ユーザプレーンデータを送信および受信することと(たとえば、コード化データパケットを送信および受信することなど)を含み得る。
[0099]いくつかの例では、接続状態プロシージャ555は接続状態DRX(c−DRX)動作を含み得る。接続状態DRX動作は、接続状態DRXサイクルに従って実行されるオンおよびオフ受信期間を含む。接続状態DRX動作では、UE115は、各接続状態DRXサイクルについて、指定されたオン持続時間の間それの受信機を有効化し、データ関連DCIと非データ関連DCIの両方についてPDCCHを監視する。たとえば、UE115は、PDCCHの1つまたはユーザ固有探索空間と1つまたは複数の共通探索空間とを監視し得、非ユーザ固有ネットワーク識別子(たとえば、ページングRNTI(PRTI)など)、ならびにユーザ固有ネットワーク識別子(たとえば、C−RNTI、SPS−RNTIなど)に従って監視し得る。UE115は、短い接続状態DRXサイクルにおいて開始し得、非アクティビティ期間の後に長い接続状態DRXサイクルに遷移し得る。接続状態DRX動作は非DRX動作モードに勝って電力を節約するが、UE115は、フレームまたはサブフレームのかなりの割合の間依然としてパワーオンされており、オン持続時間中にサウンディング基準信号(SRS)など、何らかのシグナリングを送信する。したがって、接続状態DRX動作を使用する潜在的電力節約は制限される。さらに、接続状態DRXにあるUE115は、いくつかのタイプのシグナリングのためのアップリンクリソース(たとえば、SRリソース、SRSリソース、チャネル状態情報(CSI)報告リソースなど)を割り振られ、したがって接続状態DRX動作においてサポートされ得るUE115の数は、利用可能な物理リソースによって制限され得る。
[0100]いくつかの例によれば、基地局105は、接続状態350から直接アイドル状態510に、または半接続状態460にUE115を遷移させることができる。基地局105は、接続状態350にあるUE115について、UE115が半接続状態動作を使用するように分類されることになるか否かを決定することができる。UEを半接続状態動作に分類すべきかどうかを決定することは、UE識別情報、UE能力、UE設定、UE優先度情報、UEデータトラフィック履歴、UE接続履歴、UE115のデータ接続に関連するパケットデータネットワーク(PDN)識別子、基地局の負荷コンディションなどに基づき得る。たとえば、基地局105は、基地局105の物理または論理リソース(たとえば、メモリ、コンカレントプロセス、アドレス空間など)の使用など、様々な負荷コンディションを評価することができる。場合によっては、基地局105は、優先度情報、データトラフィック履歴、PDN識別子(たとえば、アクセスポイント名(APN)など)などに従って、半接続状態において動作する能力をもつ接続状態UE115を順序付け得る。基地局105は、順序がより高いUE115を、半接続状態動作を使用するように分類し得、順序がより低いUEを、レガシー状態動作を使用するように分類し得る。
[0101]接続状態350にあるUE115の分類に基づいて、基地局105は、UE115について非アクティビティタイマーを決定し得る。半接続状態動作を使用するように分類されたUE115は、関連する接続状態非アクティビティタイマーの満了時に、接続状態350から半接続状態460に遷移され得る。追加または代替として、基地局105は、データトラフィックコンディション、またはUE115がもはやセッションをアクティブに使用していないというS−GWからの指示に基づいて、接続状態にあるUE115を接続状態から抜けさせ得る。
[0102]基地局105は、UE115を半接続状態460に遷移させるために、UE115にメッセージ530(たとえば、RRC接続解放(SCS))を送り得る。いくつかの例では、これは、UE115が半接続状態を使用する能力を有すると基地局105が決定することに続き得る。メッセージ530は、さらに、UE115がそれに遷移すべきである状態(たとえば、半接続)を示すためのフラグを含み得る。半接続状態460への遷移の後、UEは、基地局105によって依然としてサービスされ得る(たとえば、UE115は、UE115とコアネットワーク130との間の通信が基地局105を介してルーティングされるように依然として設定され得る)。半接続状態460において、基地局105は、接続状態350において確立されたUEコンテキストおよび/または論理トラフィック接続を維持する。
[0103]UE115が、半接続状態を使用する能力を有しないか(たとえば、レガシーUE)、または他の理由(たとえば、低優先度UE、低優先度アプリケーションまたはトラフィック、セルまたは基地局負荷など)のために半接続状態460に遷移されるべきでないかのいずれかであると基地局105が決定した場合、基地局105は、メッセージ545(たとえば、RRC接続解放(IDLE)545)を使用して、UE115を直接アイドル状態510に遷移させることができる。メッセージ545は、さらに、UE115がそれに遷移すべきである状態(たとえば、アイドル)を示すためのフラグを含み得る。
[0104]半接続状態460において、UE115は半接続状態プロシージャ565を実行し得る。半接続状態プロシージャ565は、モビリティプロシージャ(たとえば、セル再選択など)を実行すること、システム情報を監視すること、ページングチャネルを監視することなどを含み得る。追加または代替として、半接続状態460は、接続状態350と比較して様々な通信機能の抑制に関連し得る。たとえば、UEは、ユーザ固有ネットワーク識別子(たとえば、C−RNTI、SPS−RNTIなど)を用いてスクランブルされた巡回冗長検査(CRC)ビットを有するPDCCHにおけるダウンリンク制御情報を監視することを抑制し得るか、またはユーザ固有探索空間中の制御情報を監視することを抑制し得る。アップリンクリソースの利用可能性およびCSIのアップリンク報告も抑制され得る。すなわち、UEは、SRおよび/またはCSIのためのPUCCH上のリソース、またはSRSのためのPUSCH上のリソースを割り振られないことがある。UE115は、上記で説明した、アイドル状態510のためのDRXサイクルと同じまたは異なり得るDRXサイクルに従って、半接続状態においてページングを監視し得る。ページングを監視することは、半接続状態DRXサイクルに従って、および非ユーザ固有ネットワーク識別子(たとえば、ページングRNTI(P−RNTI)など)に従って、ページングオケージョン中に共通探索空間を監視することによって実行され得る。
[0105]UE115が半接続状態460にあり、MOまたはMTデータの存在が検出された場合、接続状態350への遷移がトリガされる。たとえば、UE115が、送るべきMOデータを有するか、またはUEがそれによってサービスされている基地局105においてUE115のためのMTデータがあることを示すページングメッセージングを受信した場合、UE115は、RRCセットアッププロシージャ535を実行する。いくつかの例では、RRCセットアッププロシージャ535は、ランダムアクセスプロシージャを実行することを含む。RRCセットアッププロシージャ535は、概して、RRCセットアッププロシージャ525と同じプロシージャであり得るか、または場合によっては異なり得る。たとえば、RRCセットアッププロシージャ535は、UEコンテキスト情報が基地局105において維持されるので、より少数のメッセージングステップを用いて実行されることが可能であり得る。たとえば、UE115のためのRRC接続のためにセキュリティ情報が再確立される必要がないことがある。
[0106]UE115がそれによってサービスされている基地局105は、様々な理由で、UE115を半接続状態460からアイドル状態510に遷移させ得る。たとえば、基地局105は、UE115が半接続状態に入ると、タイマーを開始し得、UE115がまだ半接続状態にある間にタイマーがしきい値レベルのデータアクティビティなしに満了した場合、UE115はアイドル状態に遷移され得る。追加または代替として、基地局105は、過負荷コンディションなどのデータトラフィックまたは負荷コンディションが基地局105において起こった場合、UE115をアイドル状態に遷移させ得る。たとえば、多数のUE115が接続または半接続状態にある場合、基地局105が、UE115に割り当てられたC−RNTIのためのアドレス空間を使い果たすことが考えられる。多数のUEコンテキストまたは論理トラフィック接続(たとえば、S1−CおよびS1−U接続)を維持するためのメモリまたは他の制約に基づいて、他のデータトラフィックまたは負荷コンディションが起こり得る。いくつかの例では、基地局105は、データトラフィックタイプまたはAPNの一方または両方に基づいて、1つまたは複数のUE115をアイドル状態に遷移させ得る。データトラフィックまたは負荷コンディションが起こった場合、基地局105は、優先度(たとえば、UE優先度、PDN接続優先度など)の順に、半接続状態において経過した時間の順に、または優先度と経過した時間との組合せの順に、いくつかの半接続UEをアイドル状態に遷移させ得る。UE115をアイドル状態に遷移させるために、基地局105はメッセージ540(たとえば、RRC接続解放)を送り得る。
[0107]図6に、本開示の態様による、半接続状態動作のための例示的なプロシージャの流れ図600を示す。流れ図600は、たとえば、図1または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100または200におけるUE115のための半接続状態動作を示し得る。
[0108]流れ図600の最初に、UE115−aは、図4または図5を参照しながら説明した半接続状態460にあり得る。UE115−aが、送るべきMOデータを有するか、またはUE115−aがそれによってサービスされている基地局105−aにおいてUEのためのMTデータがあることを示すページングメッセージング490を受信した場合、UE115−aは、RRCセットアッププロシージャ610を実行する。RRCセットアッププロシージャ610は、たとえば、RACH上でのランダムアクセスプリアンブル611の送信と、ランダムアクセス応答(RAR)612を受信することと、RRC接続要求613、RRC接続セットアップ614、RRC接続セットアップ完了615などのRRC接続メッセージの交換とを含み得る。しかしながら、UE状態情報、UEセキュリティ情報、UE能力情報、UEのための無線リソース制御(RRC)設定、またはUEのための少なくとも1つの論理トラフィック接続に関連する識別情報(たとえば、C−RNTIなど)は、半接続状態460において維持され得る。したがって、RRCセットアッププロシージャ610は、一般にRRC接続再設定メッセージングにおいて交換されるセキュリティモードコマンドまたは他の情報を交換することを含む必要がないことがある。いくつかの例では、RRCセットアッププロシージャ610は(セル負荷に応じて)20〜60ms中に完了され得、このことは、アイドル状態からのRRCセットアップから約50〜100msまたはそれ以上を節約し得る。
[0109]RRCセットアッププロシージャ610のためのメッセージの数をさらに低減するために、様々な技法が使用され得る。たとえば、スケジューリング要求(SR)、バッファステータス報告(BSR)、またはRRC接続要求613が、ランダムアクセスプリアンブル611中に含まれ得る。場合によっては、ランダムアクセスプリアンブル611を送信するときに前の接続状態動作からの同期(たとえば、タイミングアドバンスなど)を再利用することは、(たとえば、スモールセルまたは低モビリティシナリオなどにおける)RRCセットアッププロシージャ610のための時間を低減し得る。追加または代替として、半接続状態にあるUEは、ランダムアクセスプリアンブルなしに、UEがそれによってサービスされている基地局にSRを送ることが可能であり得る。たとえば、半接続状態にあるUE115は、アップリンク制御チャネル(たとえば、PUCCH)のSRリソースを割り当てられ得る。しかしながら、半接続状態UE115に、基地局におけるSRリソースを割り当てることは、基地局によってサービスされながら、同時に半接続状態にあり得るUE115の数を制限し得る。いくつかの例では、SRリソースの割振りは、(たとえば、ページングメッセージングなどを介して)半接続モードにあるUEについて半静的に実行され得る。一例では、UEは、半接続状態への初期移行時にSRリソースを割り振られ得、SRリソースは、タイマーの満了時に、または(たとえば、基地局105が負荷コンディションを検出した場合などに)メッセージングを介して割振り解除され得る。
[0110]ブロック620において、基地局105−aは、UE115−aを、記憶されたUEコンテキスト360と、接続モードにあるときにUE115−aのために確立された論理接続(たとえば、S1−C370、S1−U375など)とに関連付け得る。したがって、UE115−aは、UE115−aがそれによってサービスされている基地局105−aにおいてUEコンテキスト360を再確立する必要なしに、およびいくつかの例では、S1インターフェース上で制御プレーンとユーザプレーンデータとを搬送するための論理トラフィック接続を再確立する必要なしに、半接続状態460から接続状態350に遷移され得る。セキュリティ情報が半接続状態460において維持されるので、RRC接続380は同じeNB鍵(KeNB:eNB key)を使用し得、UE115とMME220との間の通信のためのNASセキュリティ鍵も維持され得る。
[0111]図7に、本開示の態様による、半接続状態動作における検証ページングのための例示的なプロシージャの流れ図700を示す。流れ図700は、たとえば、図1または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100または200におけるUE115のための半接続状態動作のための検証ページングを示し得る。
[0112]流れ図700の最初に、UE115−aは、図4または図5を参照しながら説明した半接続状態460にあり得る。UE115−aが半接続状態460にある間、UE115−aがそれによってサービスされている基地局105−aは、周期的検証間隔に関連し得る検証ページングメッセージ730をUE115−aに周期的に送り得る。検証ページングメッセージ730は、UE115−aのためのページングオケージョン中のページングメッセージによって示され得、それは、所定の検証ページングRNTI(V−RNTI)を用いてマスキングされる。
[0113]第1の検証ページングメッセージ730−aについて、基地局105−aは、UE115−aから検証ページング応答735を受信し得る。検証ページング応答735は、たとえば、UE115−aが検証ページングメッセージ730−aを受信したことを示すランダムアクセスプリアンブルであり得る。ランダムアクセスプリアンブルは、UEが検証ページングメッセージ730に応答していることを示す情報を含み得る。たとえば、ランダムアクセスプリアンブルは、検証ページングに応答するための所定のまたは割り当てられたプリアンブル(たとえば、非競合プリアンブルなど)であり得る。
[0114]第2の検証ページングメッセージ730−bについて、基地局105−bは、タイマー740の満了の前に、UE115−aから検証ページング応答735を受信しないことがある。検証ページング応答735を受信しないことに基づいて、基地局105−aは、UE115−aが、基地局105−aのサービスエリア外に移動した、または場合によっては到達不可能になったと決定し得る。したがって、基地局105−aは、ブロック745において、UEコンテキスト360および/または論理トラフィック接続(たとえば、S1−C370、S1−U375など)を解放し得る。基地局105−aがページング検証応答を受信することができない場合にUE115−aが検証ページングメッセージ730を受信することが可能であり得るので、基地局105−aは、UE115−aがアイドル状態に遷移すべきであることを示すRRC接続解放(図示せず)を送り得る。これは、基地局105−aとUE115−aとの間の状態同期を維持するのを助け得る。UE115−aはまた、タイマーを維持し得、検証ページングメッセージ730を受信することなしにタイマーが満了すると、半接続状態からアイドル状態に遷移し得る。アイドル状態に遷移した後でも、UE115−aが異なる基地局に再選択したかまたは新しいトラッキングエリアに入ったとネットワークが決定するまで、UE115−aは基地局105−aによって依然としてサービスされ得る。
[0115]図8に、本開示の態様による、半接続状態モビリティのための例示的なプロシージャの流れ図800を示す。流れ図800は、たとえば、図1または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100または200におけるUE115のための半接続状態モビリティを示し得、ここで、半接続状態におけるモビリティはUE115によって制御され得る。
[0116]流れ図800の最初に、UE115−aは、基地局105−aによってサービスされ得、図4または図5を参照しながら上記で説明したように、半接続状態460にあり得る。ある時点において、UE115−aは、(たとえば、ネイバーセル測定などに基づいて)それが、基地局105−bへのセル再選択を実行(たとえば、UE115−aによってサービスされることから基地局105−bによってサービスされることに遷移)すべきであると決定し得る。いくつかの例では、基地局105−bは、基地局105−aのコンテキストエリア、基地局105−aのトラッキングエリア、基地局105−aのネイバーリスト、またはUE115−aのネイバーリストうちの1つまたは複数に関連し得る。UE115−aは、UE115−aが次いで基地局105−bによってサービスされるように、たとえば、ランダムアクセスプロシージャとRRC接続セットアップメッセージングとを含み得るセル再選択メッセージング810を基地局105−bに送り得る。セル再選択メッセージング810中で、UE115−aは、UE115−aがそれに接続され、および/またはそれによってサービスされていた前のセルを示し得る。
[0117]セル再選択メッセージング810に基づいて、基地局105−bは、UE115−aのためのUEコンテキスト360を取得するために、基地局105−aにコンテキストフェッチメッセージ820を送り得る。コンテキストフェッチメッセージ820は、たとえば、順方向ハンドオーバメッセージまたはコンテキストフェッチ専用メッセージであり得る。基地局105−aはUEコンテキスト360で応答し得、基地局105−bは、UE115−aとのさらなる接続状態または半接続状態動作のために、UEコンテキスト360をUE115−aに関連付け得る。たとえば、基地局105−bは、UEコンテキスト360に従ってUE115−aとの新しいRRC接続880を確立し得る。基地局105−bは、UE115−aのための論理トラフィック接続(たとえば、S1−C870、S1−U875など)を確立し得る。場合によっては、基地局105−aはまた、基地局105−aにおけるUE115−aのためのS1−CおよびS1−U論理トラフィック接続に関連するS1 AP IDおよびTEIDを基地局105−bに転送し得る。基地局105−bは、次いで、基地局105−b内で一意でないことがない限り、それぞれ、論理トラフィック接続S1−C870およびS1−U875のための同じS1 AP IDおよびTEIDを再利用し得る。したがって、UE115−aのための接続状態350は、基地局105−bがUEコンテキスト360を復元する必要なしに、基地局105−bにおいて確立され得る。
[0118]いくつかの例では、セル再選択メッセージング810は、セル再選択が半接続状態セル再選択(たとえば、NAS再選択プロシージャ)であることを示し得る。たとえば、UE115−aは、半接続状態セル再選択を示すセル再選択メッセージング810の一部として、接続要求メッセージ(たとえば、RRC接続要求)中にインジケータ(たとえば、RRC確立原因、UE状態のインジケータなど)を含め得る。追加または代替として、基地局105−aは、基地局105−bにUEコンテキスト360を送るとき、UE115−aがセル再選択より前に基地局105−aとの半接続状態にあったことを示し得る。様々な例では、ネットワークエンティティは、基地局105−aに、UE115−aが異なる基地局に再選択したことを示す指示を送り得る。送信側ネットワークエンティティは、たとえば、UE115−a、MME、またはUE115−aがそれに再選択した基地局(たとえば、基地局105−b)であり得る。たとえば、指示はコンテキストフェッチメッセージ820中に含まれ得る。基地局105−aは、指示に基づいて、基地局105−aにおいて維持されるUEコンテキスト360を解放し得る。
[0119]場合によっては、基地局105−bは、UEコンテキスト360を受信した後、急速に(たとえば、非アクティビティタイマーの満了を待つことなしに、など)UE115−aを半接続状態(図示せず)に遷移させ得る。したがって、セル再選択が半接続状態セル再選択であるという指示は、UE開始型セル再選択のための電力消費を低減し得る。いくつかの実施形態では、UEコンテキストは複数の基地局105間で共有され得、このことは、半接続状態にあるUEのためのセル再選択プロシージャを低減するか、またはなくし得る。いくつかの例では、コンテキストエリアは、UE115のためのコンテキスト情報の共有のために使用される。
[0120]図9に、本開示の態様による、半接続状態動作のための例示的なコンテキストエリアの図900を示す。図900は、たとえば、図1または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100または200におけるコンテキストエリアを示し得る。
[0121]図900はコンテキストエリア905−aおよび905−bを示す。コンテキストエリア905内の基地局105のセルによってサービスされる各UE115について、基地局105は、そのUE115のためのコンテキストをコンテキストエリア905の他の基地局105と共有し得る。基地局105は、UE115が接続状態にあるとき、コンテキストを共有し得るか、または基地局105は、UEが半接続状態に遷移するとき、コンテキストを共有し得る。UE115が、コンテキストエリアから外に移動した(たとえば、新しいコンテキストエリア905内のセルに再選択した)場合、新しいセルはコンテキストフェッチを実行し得、UEのためのコンテキストは、古いコンテキストエリア905の基地局105によって解放され得る。
[0122]コンテキストエリア905内で移動する半接続状態にあるUE115は、新しいセルに接続するためにランダムアクセスプロシージャを実行することなしに再選択(たとえば、コンテキストエリア905内の新しいセルにキャンプオン)し得る。したがって、セル再選択およびコンテキストフェッチプロシージャは、コンテキストエリア905内のモビリティのために必要とされないことがある。しかしながら、UE115のために交換されるべきMOまたはMTデータがあるとき、UE115は、現在選択されたセルについてランダムアクセスプロシージャを実行し得、論理接続が、データ送信が行われるセルにおいて(たとえば、同じまたは異なるS1 AP IDまたはTEIDを使用して)再確立され得る。
[0123]コンテキストエリア905は、ネイバリング基地局105のグループを含み得、アイドル状態UEページングのために使用されるトラッキングエリアと同じまたは同様の、基地局105のグループを含み得る。追加または代替として、コンテキストエリア905は、基地局105の異なるグループであり得る。たとえば、トラッキングエリアは、概して、UE115がMOまたはMT通信間の長い時間期間の間それにあり得るアイドル状態にUE115がある間のトラッキングエリア更新の必要を低減するために、比較的多数の基地局105を含む。UE115は、アイドル状態にあるよりも少ない時間の間半接続状態にあり得るので、コンテキストエリア905は、場合によっては、トラッキングエリアよりも小さい、基地局105のグループを含み得る。いくつかの例では、コンテキストエリア905は、基地局105の重複するセットを含み得る。したがって、いくつかの基地局105は、2つ以上のコンテキストエリア905中に含まれ得る。様々な例では、UE115は、単一のコンテキストエリア905に、または複数のコンテキストエリア905に割り当てられ得る。
[0124]半接続状態動作を使用して、UE115のための様々な情報がより長い時間期間の間保たれ得る。たとえば、半接続状態にあるUE115のために維持または転送されるコンテキストは、UE状態情報、UEセキュリティ情報、UE能力情報、UEのための無線リソース制御(RRC)設定、UEのための論理トラフィック接続に関連する識別情報、またはそれらの組合せを含み得る。たとえば、eNB鍵(KeNB)は、半接続状態動作のいくつかのサイクル全体にわたって保たれ得、半接続状態モビリティプロシージャのために基地局105間で転送され得る。しかしながら、これらのプロシージャのためのセキュリティは、概して、様々な状況において比較的長い持続時間の間接続状態のままであり得るUE115と同様であり、セキュリティは、接続状態イントラE−UTRANモビリティにおいて基地局105間で転送される。
[0125]いくつかの実施形態では、UE115は、半接続状態から接続状態に遷移するとき、初期データ転送時にセキュリティ検証を実行し得る。場合によっては、UE115は、半接続状態にあった後、UE115からの第1のデータ通信を用いてMMEにNASメッセージを送り得る。UE115がMMEから適切なNAS返答を受信しない場合、UEは、送信を停止し、(たとえば、異なるセルにおいて)接続を再確立することができる。NASメッセージは別個のセキュリティ鍵(NAS鍵)を使用するので、UE115は、次いで、それが、KeNBをインターセプトした不正なeNBに接続していないことを認証することができる。転送された最初のパケットが損なわれ得るが、UE115は、ネットワークとのセキュア通信を急速に再確立することができる。
[0126]図10に、本開示の態様による、半接続状態動作において使用するための装置1005のブロック図1000を示す。装置1005は、図1〜図9を参照しながら説明したUE115の1つまたは複数の態様の一例であり得る。装置1005は、受信機1010、半接続状態モジュール1015、および/または送信機1020を含み得る。装置1005はまた、プロセッサ(図示せず)であるか、それを含むか、またはそれの一部であり得る。これらのモジュールの各々は互いと通信していることがある。
[0127]受信機1010は、パケット、ユーザデータ、および/または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネルなど)に関連する制御情報など、情報を受信するように動作可能な少なくとも1つの無線周波数(RF)受信機を含み得る。受信機1010は、UE状態動作のためのメッセージング(たとえば、RRCメッセージング、ページング、制御およびデータ送信など)を受信するように構成され得る。情報は、半接続状態モジュール1015に、および装置1005の他の構成要素に受け渡され得る。
[0128]半接続状態モジュール1015は、基地局によってサービスされ続けながら接続状態から半接続状態に移ることの指示を受信すること、半接続状態から接続を再確立すること(たとえば、ランダムアクセスプリアンブル、RRCセットアッププロシージャなど)、モビリティプロシージャ(たとえば、セル再選択など)を実行すること、システム情報を監視すること、ページングチャネルを監視することなど、半接続状態動作プロシージャを管理し得る。追加または代替として、半接続状態モジュール1015は、UEによる少なくとも1つの一時ネットワーク識別子による物理ダウンリンク制御チャネルの監視の抑制、物理ダウンリンク制御チャネルにおけるユーザ固有探索空間の監視の抑制、UEによるチャネル状態情報の報告の抑制、またはUEのためのアップリンク制御情報リソースの利用可能性の抑制など、半接続状態において動作する間の様々な通信機能の抑制を管理し得る。
[0129]送信機1020は、装置1005の他の構成要素から受信された1つまたは複数の信号を送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機を含み得る。送信機1020は、UE状態動作のためのメッセージング(たとえば、RRCメッセージング、ページング、制御およびデータ送信など)を送信し得る。いくつかの例では、送信機1020は、トランシーバにおいて受信機1010とコロケートされ得る。
[0130]図11に、本開示の態様による、半接続状態動作において使用するための装置1005−aのブロック図1100を示す。装置1005−aは、図1〜図9を参照しながら説明したUE115、または図10を参照しながら説明した装置1005の1つまたは複数の態様の一例であり得る。装置1005−aは、受信機1010−a、半接続状態モジュール1015−a、および/または送信機1020−aを含み得、これらは、装置1005の対応するモジュールの例であり得る。装置1005−aはまた、プロセッサ(図示せず)であるか、それを含むか、またはそれの一部であり得る。これらの構成要素の各々は、互いと通信していることがある。半接続状態モジュール1015−aは、ページングモジュール1130、半接続状態モビリティモジュール1140、UE状態マネージャ1150、および/またはNASセキュリティ検証モジュール1160を含み得る。受信機1010−aおよび送信機1020−aは、それぞれ、図10を参照しながら説明した受信機1010および送信機1020の機能を実行し得る。
[0131]UE状態マネージャ1150は、装置1005−aを実装するUE115について状態遷移を管理し得る。たとえば、UE状態マネージャ1150は、基地局によってサービスされ続けながら、(たとえば、基地局からのシグナリングなどに基づいて)半接続状態に入ることを決定し得る。UE状態マネージャ1150は、半接続状態においてRRCコンテキスト情報(たとえば、デバイス識別情報、セキュリティ情報など)を維持し得る。
[0132]半接続状態モビリティモジュール1140は、半接続状態にあるUE115についてモビリティを管理し得る。たとえば、半接続状態モビリティモジュール1140は、より強いセルを示すセル測定値に基づいて、セル再選択(たとえば、異なる基地局によってサービスされることに遷移することなど)を開始し得る。半接続状態モビリティモジュール1140は、異なる基地局によってサービスされることの変更をトリガするために、異なる基地局にアクセス要求を送ることによって、半接続状態においてセル再選択を実行し得、異なる基地局は、次いで、コンテキストに従って接続を再確立するためのUEコンテキストをフェッチし得る。追加または代替として、それが異なる基地局に再選択すべきであると決定すると、半接続状態モビリティモジュール1140は、異なる基地局へのハンドオーバを開始するために、元の基地局との接続状態への復帰を開始し得る。
[0133]ページングモジュール1130は、UE115が半接続状態にある間、検証ページングを受信し得る。たとえば、ページングモジュール1130は、上記で説明した、アイドル状態のためのDRXサイクルと同じまたは異なり得るDRXサイクルに従って、半接続状態において検証ページングメッセージを監視し得る。ページングモジュール1130はまた、(たとえば、所定の検証ページングRNTI(V−RNTI)などを使用して)基地局からの検証ページングを監視し、それに応答し得る。検証ページングメッセージが受信されたとき、ページングモジュール1130は、検証応答メッセージ(たとえば、ランダムアクセスプリアンブル、アップリンク制御情報メッセージなど)を送り得る。
[0134]いくつかの例では、UE状態マネージャ1150は、MOまたはMTデータの存在に基づいて、半接続状態から接続状態への遷移をトリガし得る。UE状態マネージャ1150は、接続状態に再び入るために、RRCセットアッププロシージャを実行し得、このことは、UEがそれによってサービスされている基地局105においてUEコンテキスト情報が維持されるので、アイドル状態からのRRCセットアップよりも少ないメッセージングステップを用いて実行され得る。たとえば、UE115のためのRRC接続のためにセキュリティ情報が再確立される必要がないことがある。
[0135]NASセキュリティ検証モジュール1160は、第2の基地局との接続を再確立すると、データの初期転送を用いてNASセキュリティ検証プロシージャを実行し得る。たとえば、NASセキュリティ検証モジュール1160は、半接続状態モビリティプロシージャの後、新しい基地局を介して第1のユーザプレーンデータ転送を用いてMMEにNASメッセージを送り得る。MMEが適切なNAS応答で返答しない場合、NASセキュリティ検証モジュール1160は、セキュリティが損なわれたと決定し得、新しい基地局との通信を終了し得る。
[0136]図10または図11を参照しながら説明した装置1005の構成要素の機能は、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサ(たとえば、CPU、コアなど)によって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令を用いて実装され得る。たとえば、説明する構成要素は、1つまたは複数のプロセッサ上で実行するためにコンパイルされ得るか、あるいは1つまたは複数のプロセッサによってランタイムにおいて解釈され得る、1つまたは複数の機能、サブルーチン、クラス、モジュール、および/またはパッケージに組み込まれた命令を表し得る。追加または代替として、装置1005の様々な構成要素は、当技術分野で知られている任意の様式でプログラム(たとえば、ハードウェア記述言語(HDL)から構成、合成など)され得る、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および/あるいは他のセミカスタム構成要素または集積回路(IC)を使用して、ハードウェアで個々にまたはまとめて実装され得る。
[0137]図12に、本開示の態様による、半接続状態動作のために設定されたUE115−bのブロック図1200を示す。UE115−bは、図1〜図9を参照しながら説明したUE115の一例であり得る。UE115−bはまた、図10および図11を参照しながら説明した装置1005の1つまたは複数の態様の一例であり得る。
[0138]UE115−bは、概して、通信を送信するための構成要素と通信を受信するための構成要素とを含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。UE115−bは、(1つまたは複数の)アンテナ1240と、(1つまたは複数の)トランシーバ1235と、(1つまたは複数の)プロセッサモジュール1205と、(ソフトウェア/ファームウェアコード1220を含む)メモリ1215とを含み得、それらはそれぞれ、(たとえば、1つまたは複数のバス1245を介して)直接的または間接的に互いに通信し得る。(1つまたは複数の)トランシーバ1235は、上記で説明したように、(1つまたは複数の)アンテナ1240、および/あるいは1つまたは複数のワイヤードまたはワイヤレスリンクを介して、1つまたは複数のネットワークと双方向に通信するように構成され得る。たとえば、(1つまたは複数の)トランシーバ1235は、基地局105および/または他のUE115と双方向に通信するように構成され得る。(1つまたは複数の)トランシーバ1235は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために(1つまたは複数の)アンテナ1240に与え、(1つまたは複数の)アンテナ1240から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。UE115−bは単一のアンテナ1240を含み得るが、UE115−bは、複数のワイヤレス送信を同時に送信および/または受信することが可能な複数のアンテナ1240を有し得る。(1つまたは複数の)トランシーバ1235は、複数のコンポーネントキャリアを介して1つまたは複数の基地局105と同時に通信することが可能であり得る。
[0139]UE115−bは、半接続状態動作に関係する図1〜図9を参照しながら上記で説明した特徴および/または機能の一部または全部を実行および/または制御するように構成され得る、半接続状態モジュール1015−bを含み得る。いくつかの例では、半接続状態モジュール1015−bは、ソフトウェア/ファームウェアコード1220の一部であり得、プロセッサモジュール1205に本明細書で説明する様々な機能(たとえば、半接続状態動作のためのRRC接続動作を実行すること、半接続状態DRXサイクルに従ってページングを監視することなど)を実行させるように構成された命令を含み得る。半接続状態モジュール1015−bは、図10または図11を参照しながら説明した半接続状態モジュール1015の一例であり得る。
[0140]メモリ1215は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と読取り専用メモリ(ROM)とを含み得る。メモリ1215は、実行されたとき、プロセッサモジュール1205に本明細書で説明する様々な機能を実行させるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア/ファームウェアコード1220を記憶し得る。代替的に、コンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア/ファームウェアコード1220は、プロセッサモジュール1205によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ、実行されたとき)コンピュータに本明細書で説明する機能を実行させるように構成され得る。プロセッサモジュール1205は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)などを含み得る。
[0141]図13に、本開示の態様による、半接続状態動作のための装置1305のブロック図1300を示す。いくつかの例では、装置1305は、図1〜図9を参照しながら説明した基地局105のうちの1つまたは複数の態様の一例であり得る。いくつかの例では、装置1305は、LTE/LTE−A eNBおよび/またはLTE/LTE−A基地局の一部であるか、またはそれを含み得る。装置1305はまた、プロセッサであり得る。装置1305は、基地局トランシーバ1310、UE状態マネージャ1315、および/またはネットワーク通信マネージャ1320を含み得る。これらのモジュールの各々は互いと通信していることがある。
[0142]いくつかの例では、基地局トランシーバ1310は、UE状態管理のためのUEとの通信(たとえば、RRCメッセージング、ページング、制御およびデータ送信など)を受信送信および受信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機と少なくとも1つのRF受信機とを含み得る。基地局トランシーバ1310は、図1または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100または200など、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で、様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を通信するために使用され得る。
[0143]ネットワーク通信マネージャ1320は、様々なネットワークプロトコル(たとえば、S1プロトコル、X2プロトコルなど)を使用して、通信ネットワークの様々なエンティティ(たとえば、MME、S−GW、P−GW、他の基地局105など)と通信するように構成され得る。ネットワーク通信マネージャ1320は、様々なネットワーキングプロトコルを使用してネットワーキングメッセージングをフォーマット、符号化、復号、変調、復調、送信、および受信するためのワイヤードおよび/またはワイヤレス通信構成要素を含み得る。
[0144]UE状態マネージャ1315は、基地局105にキャンプオンし、基地局105によってサービスされ、および/またはさもなければ基地局105に接続されたUEについて状態動作を管理し得る。たとえば、UE状態マネージャ1315は、(たとえば、接続状態非アクティビティタイマー、データトラフィックコンディション、およびS−GWからの指示などに基づいて)接続状態にあるUE115が、基地局105によってサービスされ続けながら、接続状態から抜け出されるべき(should be moved out of the connected state)であると決定し得る。UE状態マネージャ1315は、半接続状態にあるUE115のためのUEコンテキスト360および/または論理トラフィック接続(たとえば、S1−C、S1−Uなど)を維持し得る。
[0145]UE状態マネージャ1315は、UE115にUE状態動作を管理するためのメッセージングを(たとえば、基地局トランシーバ1310を介して)通信し得る。たとえば、UE状態マネージャ1315は、UEから制御チャネル、ランダムアクセスチャネル、およびRRCメッセージングを受信し得、適切なUE状態行為を決定し得る。UE状態マネージャ1315は、UE115に状態動作のためのメッセージング(たとえば、RRCメッセージングなど)を通信し得、UE115を接続状態から抜けて遷移させる際に、UE115がそれに遷移すべきである状態(たとえば、半接続またはアイドル)を示し得る。
[0146]図14に、本開示の態様による、半接続状態動作のための装置1305−aのブロック図1400を示す。いくつかの例では、装置1305−aは、図1〜図9を参照しながら説明した基地局105、または図13を参照しながら説明した装置1305のうちの1つまたは複数の態様の一例であり得る。いくつかの例では、装置1305−aは、LTE/LTE−A eNBおよび/またはLTE/LTE−A基地局の一部であるか、またはそれを含み得る。装置1305−aはまた、プロセッサであるか、それを含むか、またはそれの一部であり得る。装置1305−aは、基地局トランシーバ1310−a、UE状態マネージャ1315−a、および/またはネットワーク通信マネージャ1320−aを含み得る。これらのモジュールの各々は互いと通信していることがある。
[0147]いくつかの例では、基地局トランシーバ1310−aは、図13を参照しながら説明した基地局トランシーバ1310の1つまたは複数の態様の一例であり得る。いくつかの例では、ネットワーク通信マネージャ1320−aは、図13を参照しながら説明したネットワーク通信マネージャ1320の1つまたは複数の態様の一例であり得る。
[0148]UE状態マネージャ1315−aは、UE状態動作マネージャ1430、UE状態通信モジュール1440、UEコンテキスト管理モジュール1450、および/またはUE論理接続管理モジュール1460を含み得る。UE状態動作マネージャ1430は、接続状態UE115について、UE115が接続状態から抜け出されるべきであると決定し得る。UE状態通信モジュール1440は、UE状態動作のためのメッセージングをUE115と通信し得る。たとえば、UE状態通信モジュール1440は、UEに、それが接続状態から抜けて遷移すべきであることを示し得る。
[0149]UEコンテキスト管理モジュール1450は、UEが接続状態を出た後、UEのためのUEコンテキストを管理し得る。たとえば、UEコンテキスト管理モジュール1450は、UE状態情報、UEセキュリティ情報、UE能力情報、UEのためのRRC設定、またはUEのための少なくとも1つの論理トラフィック接続に関連する識別情報を含み得る、半接続状態において装置1305−aによってサービスされるUEのためのUEコンテキストを維持し得る。UE論理接続管理モジュール1460は、制御プレーントラフィックまたはユーザプレーントラフィックのための論理接続など、UE115のための論理接続を管理し得る。たとえば、UE論理接続管理モジュール1460は、半接続状態にあるUE115のための論理接続(たとえば、S1−C、S1−Uなど)を維持し得る。
[0150]UE状態動作マネージャ1430は、いくつかの接続状態UEを半接続状態動作に分類し、他の接続状態UEを半接続状態動作に分類しないことがある。UEを半接続状態動作に分類すべきかどうかを決定することは、UE識別情報、UE能力、UE設定、UE優先度情報、UEデータトラフィック履歴、UE接続履歴、UE115のデータ接続に関連するパケットデータネットワーク(PDN)識別子、基地局の負荷コンディションなどに基づき得る。たとえば、UE状態動作マネージャ1430は、基地局105の物理または論理リソース(たとえば、メモリ、コンカレントプロセス、アドレス空間など)の使用など、様々な負荷コンディションを評価することができ、半接続状態において動作する能力をもつ接続状態UEについて、半接続状態を使用するための優先順序を決定し得る。
[0151]基地局105によってサービスされている接続状態UE115の分類に基づいて、UE状態動作マネージャ1430は、UE分類に依存し得る、UE115のための接続状態非アクティビティタイマーを決定し得る。半接続状態動作を使用するように分類されたUE115は、関連する接続状態非アクティビティタイマーの満了時に接続状態から半接続状態に遷移され得、半接続状態動作を使用するように分類されないUEは、接続状態からアイドル状態に直接遷移され得る。
[0152]UE状態動作マネージャ1430は、様々な理由で、基地局105によってサービスされているUE115を半接続状態からアイドル状態に遷移させ得る。たとえば、UE状態動作マネージャ1430は、UE115が半接続状態に入ると、タイマーを開始し得、UE115がまだ半接続状態にある状態でタイマーが満了した場合、UE115はアイドル状態に遷移され得る。追加または代替として、UE状態動作マネージャ1430は、過負荷コンディションなどの負荷コンディションが基地局105において起こった場合、UE115をアイドル状態に遷移させ得る。たとえば、多数のUE115が接続または半接続状態にある場合、基地局105が、UE115に割り当てられたC−RNTIのためのアドレス空間を使い果たすことが考えられる。多数のUEコンテキストまたは論理トラフィック接続(たとえば、S1−CおよびS1−U接続)を維持するためのメモリまたは他の制約に基づいて、他の負荷コンディションが起こり得る。負荷コンディションが起こった場合、UE状態動作マネージャ1430は、優先度(たとえば、UE優先度、PDN接続優先度など)の順に、半接続状態において経過した時間の順に、または優先度と経過した時間との組合せの順に、いくつかの半接続UEをアイドル状態に遷移させ得る。いくつかの例では、基地局105は、データトラフィックタイプまたはAPNの一方または両方に基づいて、1つまたは複数のUE115をアイドル状態に遷移させ得る。UE115をアイドル状態に遷移させるために、UE状態通信モジュール1440は、基地局トランシーバ1310−aを介してメッセージ(たとえば、RRC接続解放)を送り得る。
[0153]基地局トランシーバ1310−aは、半接続状態において基地局105によってサービスされているUE115についてページングを実行し得る。半接続状態のためのDRXサイクルは、上記で説明したように、アイドル状態のためのDRXサイクルと同じまたは異なり得る。基地局トランシーバ1310−aは、接続状態に再び入るためのメッセージング(たとえば、ランダムアクセスプリアンブル、RRC接続セットアップなど)を半接続状態にあるUEから受信し得る。UE状態動作マネージャ1430は、UEコンテキスト管理モジュール1450とUE論理接続管理モジュール1460とによって維持される、記憶されたコンテキストおよび/または論理接続にUE115を関連付け得る。
[0154]いくつかの例では、基地局トランシーバ1310−aは、半接続状態において基地局105によってサービスされているUE115について、検証ページングを実行し得、このことは、検証ページングメッセージを送信することを含み得る。半接続状態にあるUE115が検証応答で検証ページングメッセージに応答しない場合、UEコンテキスト管理モジュール1450およびUE論理接続管理モジュール1460は、UEのためのUEコンテキストおよび/または論理トラフィック接続を解放し得る。
[0155]ネットワーク通信マネージャ1320−aは、UEコンテキストを他の基地局と共有し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1320−aは、装置1305−aのコンテキストエリア、装置1305−aのトラッキングエリア、装置1305−aのネイバーリスト、またはUE115のネイバーリストの基地局とUEコンテキストを共有し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1320−aは、UEコンテキストを、UE115のために維持されるネイバーリスト中の基地局と共有し得る。
[0156]図13または図14を参照しながら説明した装置1305の構成要素の機能は、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサ(たとえば、CPU、コアなど)によって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令を用いて実装され得る。たとえば、説明する構成要素は、1つまたは複数のプロセッサ上で実行するためにコンパイルされ得るか、あるいは1つまたは複数のプロセッサによってランタイムにおいて解釈され得る、1つまたは複数の機能、サブルーチン、クラス、モジュール、および/またはパッケージに組み込まれた命令を表し得る。追加または代替として、装置1305の様々な構成要素は、当技術分野で知られている任意の様式でプログラム(たとえば、ハードウェア記述言語(HDL)から構成、合成など)され得る、1つまたは複数のASIC、FPGA、および/あるいは他のセミカスタム構成要素またはICを使用して、ハードウェアで個々にまたはまとめて実装され得る。
[0157]図15に、本開示の態様による、半接続状態動作のための基地局105−b(たとえば、基地局の一部または全部を形成する基地局)のブロック図1500を示す。いくつかの例では、基地局105−bは、図1〜図9を参照しながら説明した基地局105のうちの1つまたは複数の態様、ならびに/あるいは図13および/または図14を参照しながら説明したように、基地局として構成されたときの装置1305のうちの1つまたは複数の態様の一例であり得る。基地局105−bは、図1〜図9、図13または図14を参照しながら説明した基地局および/または装置の特徴および機能のうちの少なくともいくつかを実装するかまたは可能にするように構成され得る。
[0158]基地局105−bは、基地局プロセッサモジュール1510、(ソフトウェア/ファームウェアコード1525を含む)基地局メモリモジュール1520、1つまたは複数の基地局トランシーバモジュール1550、1つまたは複数の基地局アンテナ1555、および/またはUE状態マネージャ1315−bを含み得る。基地局105−bはまた、基地局通信モジュール1530および/またはネットワーク通信モジュール1540のうちの1つまたは複数を含み得る。これらのモジュールの各々は、1つまたは複数のバス1535上で、直接的または間接的に互いと通信していることがある。
[0159]UE状態マネージャ1315−bは、UE115のための半接続状態管理に関係する図1〜図9を参照しながら上記で説明した特徴および/または機能の一部または全部を実行および/または制御するように構成され得る。いくつかの例では、UE状態マネージャ1315−bは、ソフトウェア/ファームウェアコード1525の一部であり得、基地局プロセッサモジュール1510に本明細書で説明する様々な機能(たとえば、UEが半接続状態動作を利用すべきであるかどうかを決定すること、UE状態動作に関係するシグナリングをUEと交換する、UEコンテキストおよび論理接続を管理する、など)を実行させるように構成された命令を含み得る。UE状態マネージャ1315−bは、図13および図14を参照しながら説明したUE状態マネージャ1315の一例であり得る。
[0160]基地局メモリモジュール1520は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および/または読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。基地局メモリモジュール1520は、実行されたとき、基地局プロセッサモジュール1510に本明細書で説明する様々な機能を実行させるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア/ファームウェアコード1525を記憶し得る。代替的に、コンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア/ファームウェアコード1525は、基地局プロセッサモジュール1510によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ、実行されたとき)基地局プロセッサモジュール1510に本明細書で説明する機能のうちのいくつかを実行させるように構成され得る。
[0161]基地局プロセッサモジュール1510は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。基地局プロセッサモジュール1510は、(1つまたは複数の)基地局トランシーバ1550、基地局通信モジュール1530、および/またはネットワーク通信モジュール1540を通して受信された情報を処理し得る。基地局プロセッサモジュール1510はまた、(1つまたは複数の)アンテナ1555を通した送信のために(1つまたは複数の)トランシーバ1550に送られるべき情報、1つまたは複数の他の基地局105−mおよび105−nへの送信のために基地局通信モジュール1530に送られるべき情報、ならびに/または図1を参照しながら説明したコアネットワーク130の1つまたは複数の態様の一例であり得る、コアネットワーク1545への送信のためにネットワーク通信モジュール1540に送られるべき情報を処理し得る。
[0162](1つまたは複数の)基地局トランシーバ1550は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために(1つまたは複数の)基地局アンテナ1555に与え、(1つまたは複数の)基地局アンテナ1555から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。(1つまたは複数の)基地局トランシーバ1550は、いくつかの例では、1つまたは複数の基地局送信機および1つまたは複数の別個の基地局受信機として実装され得る。(1つまたは複数の)基地局トランシーバ1550は、図1〜図12を参照しながら説明したUE115のうちの1つまたは複数など、1つまたは複数のUEまたは装置と、(1つまたは複数の)アンテナ1555を介して双方向に通信するように構成され得る。基地局105−bは、たとえば、複数の基地局アンテナ1555(たとえば、アンテナアレイ)を含み得る。基地局105−bは、ネットワーク通信モジュール1540を通してコアネットワーク1545と通信し得る。基地局105−bはまた、基地局通信モジュール1530を使用して、基地局105−mおよび105−nなど、他の基地局と通信し得る。
[0163]図16は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のための方法1600の一例を示すフローチャートである。明快のために、方法1600について、図1〜図9、または図15を参照しながら説明した基地局105のうちの1つまたは複数の態様、および/あるいは図13または図14を参照しながら説明した装置1305のうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明する。いくつかの例では、基地局105が、以下で説明する機能を実行するように基地局105の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能のうちの1つまたは複数を実行し得る。
[0164]ブロック1605において、基地局105は、基地局によってサービスされ、基地局との接続状態において設定されたUE115について、UE115が接続状態から抜けて遷移されるべきと決定する。たとえば、基地局105は、UE識別情報、UE能力、UE設定、UE優先度情報、UEデータトラフィック履歴、UE接続履歴、UE115のデータ接続に関連するPDN識別子、基地局の負荷コンディションなどに基づいて、UE115を、半接続状態動作を使用するように分類していることがある。場合によっては、UE115が接続状態から抜け出されるべきであると決定することは、半接続状態を使用するように分類されないUEのための接続状態非アクティビティタイマーよりも短いように構成され得る、接続状態非アクティビティタイマーの満了に起因し得る。いくつかの例では、UE115が接続状態から抜け出されるべきであると決定することは、データトラフィックコンディション、サービングゲートウェイからの指示、データトラフィックタイプ、またはAPNのうちのいずれか1つまたは複数に基づき得る。ブロック1605における(1つまたは複数の)動作は、図14を参照しながら説明したUE状態動作マネージャ1430を使用して実行され得る。
[0165]ブロック1610において、基地局105は、UE115に、UE115が接続状態から抜けて遷移すべきであることを示す。たとえば、基地局105は、メッセージ(たとえば、RRC接続解放)をUE115に送り得、メッセージにおいて、UE115が半接続状態に遷移することを示し得る。ブロック1605における(1つまたは複数の)動作は、図13または図14を参照しながら説明したUE状態動作マネージャ1430または基地局トランシーバ1310を使用して実行され得る。
[0166]ブロック1615において、基地局105は、UE115が接続状態から抜けて遷移すべきであることを示すことに続いて、およびUE115が基地局105によってサービスされ続けながら、基地局においてUE115のためのコンテキストを維持する。ブロック1605における(1つまたは複数の)動作は、図14を参照しながら説明したUEコンテキスト管理モジュール1450またはUEコンテキスト管理モジュール1450を使用して実行され得る。
[0167]図17は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のための方法1700の一例を示すフローチャートである。明快のために、方法1700について、図1〜図9、または図15を参照しながら説明した基地局105のうちの1つまたは複数の態様、および/あるいは図13または図14を参照しながら説明したデバイスのうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明する。いくつかの例では、基地局105が、以下で説明する機能を実行するように基地局105の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能のうちの1つまたは複数を実行し得る。
[0168]ブロック1705において、基地局105は、UE115を、基地局105によってサービスされ続けながら、半接続状態になるように移す。半接続状態では、基地局105は、UEのためのコンテキストを維持し得、いくつかの例では、UE115のための論理トラフィック接続情報を維持し得る。基地局はまた、UE115に検証ページングメッセージを周期的に送信することと、検証応答がUE115から受信されない場合にコンテキストを解放することとによって、検証ページングを実行し得る。
[0169]ブロック1710において、基地局105は、アクセス要求がUE115から受信されたかどうかを決定する。UE115がアクセス要求を送った場合、基地局105は、UE115とのRRC接続を再確立し、ブロック1715において、接続状態動作について、半接続状態にあるUE115のために維持されるUEコンテキストおよび/または論理トラフィック接続をUE115に関連付ける。基地局105は、ブロック1720において、UE115に、それが維持されたコンテキストに従って接続状態に遷移すべきであることを示す。したがって、基地局105は、前の接続状態動作中に確立された、保存されたUEコンテキストおよび/または論理トラフィック接続に従って、RRC接続を再確立し得る。ブロック1710、1715、および1720における(1つまたは複数の)動作は、図13または図14を参照しながら説明したUE状態動作マネージャ1430または基地局トランシーバ1310を使用して実行され得る。
[0170]ブロック1710において、アクセス要求が受信されていないと基地局105が決定した場合、基地局105は、ブロック1725において、それがUE115をアイドル状態に移すべきであるかどうかを決定する。たとえば、基地局105は、UE115が半接続状態に入ると、タイマーを開始し得、UE115がまだ半接続状態にある状態でタイマーが満了した場合、UE115はアイドル状態に遷移され得る。いくつかの例では、基地局105は、過負荷コンディションに基づいてUE115をアイドル状態に遷移させ得る。いくつかの例では、UEをアイドル状態に移すという決定は、データトラフィックタイプまたはAPNの一方または両方に基づき得る。基地局105は、ブロック1730において、UEに、UEがアイドル状態に遷移すべきであることを示す。基地局105は、ブロック1735においてUEコンテキストおよび/または論理トラフィック接続を解放する。様々な例では、UE115は、アイドル状態に遷移した後、基地局105によってサービスされ続け得る。ブロック1725、1730、および1735における(1つまたは複数の)動作は、図13または図14を参照しながら説明したUE状態動作マネージャ1430または基地局トランシーバ1310を使用して実行され得る。
[0171]図18は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のための方法1800の一例を示すフローチャートである。明快のために、方法1800について、図1〜図9または図12を参照しながら説明したUE115のうちの1つまたは複数の態様、および/あるいは図9または図10を参照しながら説明したデバイスのうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明する。いくつかの例では、UE115は、以下で説明する機能を実行するようにUE115の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して以下で説明する機能のうちの1つまたは複数を実行し得る。
[0172]ブロック1805において、UEは、ワイヤレス通信ネットワーク(たとえば、図1または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100または200)の第1の基地局(たとえば、基地局105)によってサービスされるように、接続状態における無線リソース設定を確立し得る。たとえば、UEは、ネットワークアタッチプロシージャを実行し、第1の基地局とのRRC接続を確立し得、ワイヤレス通信ネットワークまたは他のネットワーク(たとえば、インターネットなど)のエンティティとの1つまたは複数のパケットデータネットワーク(PDN)セッションを確立し得る。したがって、UEは、第1の基地局との接続状態(たとえば、RRC_CONNECTEDなど)にあり、第1の基地局によってサービスされ得る。
[0173]ブロック1810において、UEは、第1の基地局から、UEが半接続状態に遷移するべきという指示を受信する。たとえば、第1の基地局は、UEが半接続状態に遷移すべきであることを示す接続解放メッセージ(たとえば、RRC接続解放など)をUEに送り得る。
[0174]ブロック1815において、UEは、第1の基地局によってサービスされ(たとえば、UEとコアネットワークとの間の通信が第1の基地局を介してルーティングされるように設定され)続けながら、半接続状態に遷移した後、無線リソース設定の少なくとも一部分を維持する。たとえば、UEは、半接続状態においてUEが第1の基地局によって引き続きサービスされ続けながら、ワイヤレス通信ネットワークとの無線リソース接続に関連するUEコンテキスト情報を維持し得る。たとえば、UEは、RRCセキュリティ情報、NASセキュリティ情報、UEのための一時ネットワーク識別子(たとえば、C−RNTIなど)などを含む接続情報を記憶し得る。
[0175]半接続状態では、UEは、システム情報を監視し得、ワイヤレス通信ネットワークからのページングについてページングチャネルを監視し得る。UEは、システム情報またはページングを監視しないとき、それの受信機を無効化(たとえば、パワーダウンなど)し得る。いくつかの例では、UEは、アイドル状態において使用されるDRXサイクルとは異なり得るDRXサイクルに従って、ページングチャネルを監視し得る。たとえば、半接続状態のためのDRXサイクルは、アイドル状態のためのDRXサイクルの何分の1かであり得る。したがって、UEが特定のアイドル状態DRXサイクル(たとえば、32個、64個、128個または256個のフレームなど)のために設定された場合、半接続状態DRXサイクルは、DRXサイクル除数(たとえば、2、4、8など)によって除算されたアイドル状態DRXサイクルであり得る。半接続状態DRXサイクルまたはDRXサイクル除数は、基地局からのブロードキャスト情報(たとえば、システム情報など)中で受信され得る。追加または代替として、UEは、基地局と、異なる半接続状態DRXサイクルまたはDRXサイクル除数をネゴシエートし得る。
[0176]半接続状態では、UEは、同じく、基地局からの検証ページングを監視し、それに応答し得る。たとえば、UEは、所定の検証ページングRNTI(V−RNTI)を使用して検証ページングメッセージを監視し得る。検証ページングメッセージが受信されたとき、UEは、検証応答メッセージ(たとえば、ランダムアクセスプリアンブル、アップリンク制御情報メッセージなど)を送り得る。一例では、UEは、ランダムアクセスチャネル上の検証ページングに応答するための所定のまたは割り当てられたプリアンブル(たとえば、非競合プリアンブルなど)で応答し得る。
[0177]追加または代替として、UEは、半接続状態において動作しながら、UEによる少なくとも1つの一時ネットワーク識別子による物理ダウンリンク制御チャネルの監視を抑制すること、またはUEによるチャネル状態情報の報告を抑制することなど、様々な通信機能を抑制し得る。
[0178]半接続状態にある間、UEは、ブロック1820においてUE開始型モビリティプロシージャを実行し得る。たとえば、UEは、(たとえば、ネイバーセル測定などに基づいて)UEが第1の基地局によってサービスされることから第2の基地局によってサービスされることに遷移するように、第2の基地局へのセル再選択をUEが実行すべきであると決定し得る。
[0179]UEはまた、ブロック1825においてワイヤレス通信ネットワークに再接続する。たとえば、UEは、ワイヤレス通信ネットワークを介した通信のためのMOまたはMTデータの指示時に、第1の基地局との接続を再確立し得る。UEは、維持されたUEコンテキスト情報、およびまたは維持された論理トラフィック接続に従って、(たとえば、ランダムアクセスプロシージャを実行することなどによって)第1の基地局との接続を再確立し得る。
[0180]UEは、第2の基地局へのセル再選択を自律的に実行し得る。たとえば、UEは、第2の基地局との接続を確立するために、ランダムアクセスプロシージャを実行し得る。UEは、それが第1の基地局に接続されていたことを示し得、第2の基地局は、UEが半接続状態にあった間に第1の基地局において維持されたコンテキストを受信するために、コンテキストフェッチを実行し得る。したがって、UEは、第1の基地局との前の接続からの1つまたは複数のUEコンテキスト情報パラメータに従って、第2の基地局との接続(たとえば、RRC接続)を確立し、第2の基地局によってサービスされることに遷移し得る。
[0181]代替的に、UEが第2の基地局に再選択すべきであると決定すると、UEは、第2の基地局へのハンドオーバを開始するために、第1の基地局との接続状態に戻り得る。たとえば、UEは、第1の基地局によってサービスされながら、半接続状態からの第1の基地局へのアクセス要求を実行し得、ハンドオーバが開始されるべきであることを示す測定パラメータを第1の基地局に送り得る。したがって、UEは、第1の基地局との接続状態に再び入り得、第1の基地局は、第2の基地局にUEをハンドオーバするために接続状態ハンドオーバプロシージャを開始し、第2の基地局によってサービスされることに遷移し得る。
[0182]ブロック1830において、第2の基地局との接続を再確立すると、UEは、データの初期転送を用いてNASセキュリティ検証プロシージャを実行する。たとえば、UEは、第2の基地局を介して第1のユーザプレーンデータ転送を用いてMMEにNASメッセージを送り得る。MMEが適切なNAS応答で返答しない場合、UEは、セキュリティが損なわれたと決定し得、第2の基地局との通信を終了し得る。UEは、次いで、セキュア通信のための新しいセキュリティ情報を受信するために、ワイヤレス通信ネットワークの異なるセル(たとえば、異なる基地局など)との接続を再確立し得る。
[0183]したがって、方法1600、1700、および1800はワイヤレス通信を提供し得る。いくつかの例では、図16、図17、またはを参照しながら説明した方法1600、1700、または1800のうちの2つまたはそれ以上からの態様が組み合わせられ得る。方法1600、1700、および1800は例示的な実装形態にすぎないこと、および方法1600、1700、または1800の動作は、他の実装形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。
[0184]本明細書で説明した技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、および他のシステムなどの様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。IS−2000リリース0およびAは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS−856(TIA−856)は、一般に、CDMA2000 1xEV−DO、高速パケットデータ(HRPD:High Rate Packet Data)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標):Wideband CDMA)およびCDMAの他の変形態を含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)などの無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E−UTRA:Evolved UTRA)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE−A:LTE-Advanced)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。本明細書で説明した技法は、アンライセンスおよび/または共有帯域幅を介したセルラー(たとえば、LTE)通信を含む、上述のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術のために使用され得る。ただし、上記の説明では、例としてLTE/LTE−Aシステムについて説明し、上記の説明の大部分においてLTE用語が使用されるが、本技法はLTE/LTE−A適用例以外に適用可能である。
[0185]添付の図面に関して上記に記載された詳細な説明は、例について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入る例のみを表すものではない。「例」および「例示的」という語は、この説明で使用されるとき、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明する技法の理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。いくつかの事例では、説明した例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造および装置がブロック図の形式で示されている。
[0186]情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0187]本明細書の開示に関して説明した様々な例示的なブロックおよび構成要素は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成としても実装され得る。
[0188]本明細書で説明する機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態が、本開示および添付の特許請求の範囲および趣旨内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記で説明した機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実装する特徴は、機能の部分が、異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、2つ以上の項目の列挙中で使用されるとき、「および/または」という語は、列挙された項目のうちのいずれか1つが単独で採用され得ること、または列挙された項目のうちの2つ以上の任意の組合せが採用され得ることを意味する。たとえば、組成が構成要素A、B、および/またはCを含んでいるものとして表される場合、その組成は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの組合せ、AとCの組合せ、BとCの組合せ、またはAとBとCの組合せを含んでいることがある。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)中で使用される「または」は、たとえば、項目の列挙「のうちの少なくとも1つ」を指す句が単一のメンバーを含むそれらの項目の任意の組合せを指すような包含的列挙を示す。一例として、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」は、A、B、C、A−B、A−C、B−C、およびA−B−C、ならびに複数の同じ要素をもつ任意の組合せ(たとえば、A−A、A−A−A、A−A−B、A−A−C、A−B−B、A−C−C、B−B、B−B−B、B−B−C、C−C、およびC−C−C、またはA、B、およびCの任意の他の順序)を包含するものとする。
[0189]コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM(登録商標))、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を含むことができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
[0190]本明細書で使用する、「に基づいて」という句は、条件(condition)の閉集合への参照と解釈されないものとする。たとえば、「条件(condition)Aに基づいて」と説明される例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく条件(condition)Aと条件(condition)Bの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用する、「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同様に解釈されたい。
[0191]本開示についての以上の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように与えたものである。本開示への様々な修正は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] 基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、
前記基地局によってサービスされ、前記基地局との接続状態において設定されたユーザ機器(UE)について、前記UEが前記接続状態から抜けて遷移されるべきと決定することと、
前記UEに、前記UEが前記接続状態から抜けて遷移すべきであることを示すことと、
前記UEが前記接続状態から抜けて遷移すべきであることを前記示すことに続いて、および前記UEが前記基地局によってサービスされ続けながら、前記基地局において前記UEのためのコンテキストを維持することと
を備える、方法。
[C2] 前記UEが前記接続状態から抜けているとき、前記UEからアクセス要求を受信することと、
前記UEの接続状態動作について、前記UEのための前記コンテキストを前記UEに関連付けることと、
前記UEに、前記UEが前記UEのための前記コンテキストに従って前記接続状態に遷移すべきであることを示すことと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C3] 前記UEが前記接続状態から抜けて遷移した後、前記UEがアイドル状態に遷移すべきであると決定することと、
前記UEに、前記UEが前記アイドル状態に遷移すべきであることを示すことと、
前記UEのための前記コンテキストを解放することと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C4] 前記UEが前記アイドル状態に遷移すべきであると前記決定することが、アイドルタイマーの満了、過負荷コンディション、前記UEの少なくとも1つの論理トラフィック接続に関連するデータトラフィックタイプ、前記少なくとも1つの論理トラフィック接続に関連するアクセスポイント名(APN)、またはそれらの組合せのいずれかに基づく、C3に記載の方法。
[C5] 前記UEが前記接続状態から抜けて遷移した後、周期的検証間隔に従って前記UEに検証ページングメッセージを送信することと、
検証応答が前記UEから受信されない場合、前記UEのための前記コンテキストを解放することと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C6] ネットワークエンティティから、前記UEが異なる基地局に再選択したという指示を受信することと、
前記指示を受信したことに応答して、前記UEのための前記コンテキストを解放することと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C7] 前記基地局のコンテキストエリア、前記基地局のトラッキングエリア、前記基地局のネイバーリスト、または前記UEのネイバーリストうちの1つまたは複数に関連する少なくとも1つの他の基地局に、前記UEのための前記コンテキストを送ることをさらに備える、C1に記載の方法。
[C8] 前記UEのための前記コンテキストが、UE状態情報、UEセキュリティ情報、UE能力情報、前記UEのための無線リソース制御(RRC)設定、前記UEのための少なくとも1つの論理トラフィック接続に関連する識別情報、またはそれらの組合せのいずれかを備える、C1に記載の方法。
[C9] 前記UEに、前記UEが前記接続状態から抜けて遷移すべきであることを前記示すことは、前記UEが前記接続状態から半接続状態に遷移すべきであることを示す第1の接続解放メッセージを送ることを備え、前記半接続状態は、前記UEによる少なくとも1つの一時ネットワーク識別子による物理ダウンリンク制御チャネルの監視の抑制、前記物理ダウンリンク制御チャネルのユーザ固有探索空間の監視の抑制、前記UEがアイドル状態にあるときの前記UEのページングのための第2の間欠受信(DRX)サイクルよりも短い前記UEのページングのための第1のDRXサイクル、前記UEによるチャネル状態情報の報告の抑制、または前記UEのためのアップリンク制御情報リソースの利用可能性の抑制のうちの少なくとも1つに関連する、C1に記載の方法。
[C10] 前記基地局において、前記UEが前記接続状態から抜けて遷移した後、前記UEのためのモビリティ管理エンティティまたはサービングゲートウェイのうちの少なくとも1つとの少なくとも1つの論理トラフィック接続を維持すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C11] 前記UEのための前記少なくとも1つの論理トラフィック接続が、制御プレーントラフィックのための論理接続、ユーザプレーントラフィックのための論理接続、またはそれらの組合せのいずれかを備える、C10に記載の方法。
[C12] 前記UEが前記接続状態から抜けて遷移されるべきと前記決定することが、接続状態タイマーの満了、データトラフィックコンディション、サービングゲートウェイからの指示、前記UEの少なくとも1つの論理トラフィック接続に関連するデータトラフィックタイプ、前記少なくとも1つの論理トラフィック接続に関連するアクセスポイント名(APN)、またはそれらの組合せのいずれかに基づく、C1に記載の方法。
[C13] UE識別情報、UE能力インジケータ、UE設定、UE優先度情報、UEデータトラフィック履歴、UE接続履歴、前記UEのデータ接続に関連するパケットデータネットワーク識別子、前記基地局の負荷コンディション、またはそれらの組合せのいずれかに基づいて、前記UEが前記接続状態から抜けて遷移するとき、前記UEのための前記コンテキストが維持されるべきであるかどうかを決定すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C14] 前記基地局が、ロングタームエボリューション(LTE)またはLTEアドバンスト(LTE−A)ワイヤレスネットワークの発展型ノードB(eNB)を備える、C1に記載の方法。
[C15] 基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
前記メモリに記憶された命令と
を備え、前記命令が、前記装置に、
前記基地局によってサービスされ、前記基地局との接続状態において設定されたユーザ機器(UE)について、前記UEが前記接続状態から抜けて遷移されるべきと決定することと、
前記UEに、前記UEが前記接続状態から抜けて遷移すべきであることを示すことと、
前記UEが前記接続状態から抜けて遷移すべきであることを前記示すことに続いて、および前記UEが前記基地局によってサービスされ続けながら、前記基地局において前記UEのためのコンテキストを維持することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、
装置。
[C16] 前記メモリに記憶され、前記装置に、
前記UEが前記接続状態から抜けているとき、前記UEからアクセス要求を受信することと、
前記UEの接続状態動作について、前記UEのための前記コンテキストを前記UEに関連付けることと、
前記UEに、前記UEが前記UEのための前記コンテキストに従って前記接続状態に遷移すべきであることを示すことと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、C15に記載の装置。
[C17] 前記メモリに記憶され、前記装置に、
前記UEが前記接続状態から抜けて遷移した後、前記UEがアイドル状態に遷移すべきであると決定することと、
前記UEに、前記UEが前記アイドル状態に遷移すべきであることを示すことと、
前記UEのための前記コンテキストを解放することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、C15に記載の装置。
[C18] 前記メモリに記憶され、前記装置に、
前記UEが前記接続状態から抜けて遷移した後、周期的検証間隔に従って前記UEをページングすることと、
前記ページングに対する応答が前記UEから受信されない場合、前記UEのための前記コンテキストを解放することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、C15に記載の装置。
[C19] 基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
前記基地局によってサービスされ、前記基地局との接続状態において設定されたユーザ機器(UE)について、前記UEが前記接続状態から抜けて遷移されるべきと決定するための手段と、
前記UEに、前記UEが前記接続状態から抜けて遷移すべきであることを示すための手段と、
前記UEが前記接続状態から抜けて遷移すべきであることを前記示すことに続いて、および前記UEが前記基地局によってサービスされ続けながら、前記基地局において前記UEのためのコンテキストを維持するための手段と
を備える、装置。
[C20] 前記UEが前記接続状態から抜けているとき、前記UEからアクセス要求を受信するための手段と、
前記UEの接続状態動作について、前記UEのための前記コンテキストを前記UEに関連付けるための手段と、
前記UEに、前記UEが前記UEのための前記コンテキストに従って前記接続状態に遷移すべきであることを示すための手段と
をさらに備える、C19に記載の装置。
[C21] 前記UEが前記接続状態から抜けて遷移した後、前記UEがアイドル状態に遷移すべきであると決定するための手段と、
前記UEに、前記UEが前記アイドル状態に遷移すべきであることを示すための手段と、
前記UEのための前記コンテキストを解放するための手段と
をさらに備える、C19に記載の装置。
[C22] 前記UEが前記接続状態から抜けて遷移した後、周期的検証間隔に従って前記UEに検証ページングメッセージを送信するための手段と、
検証応答が前記UEから受信されない場合、前記UEのための前記コンテキストを解放するための手段と
をさらに備える、C19に記載の装置。
[C23] ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
ワイヤレス通信ネットワークの第1の基地局によってサービスされながら、接続状態における無線リソース設定を確立することと、
前記第1の基地局から、前記UEが半接続状態に遷移するべきという指示を受信することと、
前記第1の基地局によってサービスされ続けながら、前記半接続状態に遷移した後、前記無線リソース設定の少なくとも一部分を維持することと
を備える、方法。
[C24] 前記第1の基地局によってサービスされ続けながら、接続状態に遷移するために前記無線リソース設定の前記少なくとも一部分を利用すること
をさらに備える、C23に記載の方法。
[C25] 前記UEによって、および前記第1の基地局から自律的に、前記UEが第2の基地局へのセル再選択を実行すべきであると決定することと、
前記第2の基地局にアクセス要求を送ることと、
前記第1の基地局によってサービスされることから前記第2の基地局によってサービスされることに遷移することと、
前記無線リソース設定の前記少なくとも一部分に従って前記第2の基地局と通信することと
をさらに備える、C23に記載の方法。
[C26] 前記第2の基地局との初期ユーザプレーン通信において、前記ワイヤレス通信ネットワークのモビリティエンティティに非アクセス層(NAS)メッセージを送ることと、
NAS応答メッセージが前記モビリティエンティティから受信されていないと決定すると、前記第2の基地局との通信を終了することと
をさらに備える、C25に記載の方法。
[C27] 前記UEによって、および前記第1の基地局から自律的に、前記UEが第2の基地局へのセル再選択を実行すべきであると決定することと、
前記第1の基地局にアクセス要求を送ることと、ここにおいて、前記アクセス要求が、前記第2の基地局へのハンドオーバに関係する1つまたは複数の測定パラメータを備える、
前記第1の基地局によってサービスされることから前記第2の基地局によってサービスされることに遷移することと、
前記無線リソース設定の前記少なくとも一部分に従って前記第2の基地局と通信することと
をさらに備える、C23に記載の方法。
[C28] 前記半接続状態は、前記UEによる少なくとも1つの一時ネットワーク識別子による物理ダウンリンク制御チャネルの監視の抑制、前記物理ダウンリンク制御チャネルのユーザ固有探索空間の監視の抑制、前記UEがアイドル状態にあるときの前記UEのページングのための第2の間欠受信(DRX)サイクルよりも短い前記UEのページングのための第1のDRXサイクル、前記UEによるチャネル状態情報の報告の抑制、または前記UEのためのアップリンク制御情報リソースの利用可能性の抑制のうちの少なくとも1つに関連する、C23に記載の方法。
[C29] 前記第1の基地局から検証ページングメッセージを受信することと、
前記第1の基地局に検証応答を送ることと、前記検証応答が、ランダムアクセスプリアンブルまたはアップリンク制御情報メッセージを備える、
をさらに備える、C23に記載の方法。
[C30] 前記無線リソース設定の前記少なくとも一部分が、無線リソース制御(RRC)セキュリティ情報、非アクセス層(NAS)セキュリティ情報、前記UEのための一時ネットワーク識別子、またはそれらの組合せのいずれかを備える、C23に記載の方法。
[C31] ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
前記メモリに記憶された命令と
を備え、前記命令が、前記装置に、
ワイヤレス通信ネットワークの第1の基地局によってサービスされながら、接続状態における無線リソース設定を確立することと、
前記第1の基地局から、前記UEが半接続状態に遷移するべきという指示を受信することと、
前記第1の基地局によってサービスされ続けながら、前記半接続状態に遷移した後、前記無線リソース設定の少なくとも一部分を維持することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、
装置。
[C32] 前記メモリに記憶され、前記装置に、
前記第1の基地局によってサービスされ続けながら、接続状態に遷移するために前記無線リソース設定の前記少なくとも一部分を利用すること
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、C31に記載の装置。
[C33] 前記メモリに記憶され、前記装置に、
前記UEによって、および前記第1の基地局から自律的に、前記UEが第2の基地局へのセル再選択を実行すべきであると決定することと、
前記第2の基地局にアクセス要求を送ることと、
前記第1の基地局によってサービスされることから前記第2の基地局によってサービスされることに遷移することと、
前記無線リソース設定の前記少なくとも一部分に従って前記第2の基地局と通信することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、C31に記載の装置。
[C34] 前記メモリに記憶され、前記装置に、
前記UEによって、および前記第1の基地局から自律的に、前記UEが第2の基地局へのセル再選択を実行すべきであると決定することと、
前記第1の基地局にアクセス要求を送ることと、ここにおいて、前記アクセス要求が、前記第2の基地局へのハンドオーバに関係する1つまたは複数の測定パラメータを備える、
前記第1の基地局によってサービスされることから前記第2の基地局によってサービスされることに遷移することと、
前記無線リソース設定の前記少なくとも一部分に従って前記第2の基地局と通信することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、C31に記載の装置。
[C35] ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
ワイヤレス通信ネットワークの第1の基地局によってサービスされながら、接続状態における無線リソース設定を確立するための手段と、
前記第1の基地局から、前記UEが半接続状態に遷移するべきという指示を受信するための手段と、
前記第1の基地局によってサービスされ続けながら、前記半接続状態に遷移した後、前記無線リソース設定の少なくとも一部分を維持するための手段と
を備える、装置。
[C36] 前記第1の基地局によってサービスされ続けながら、接続状態に遷移するために前記無線リソース設定の前記少なくとも一部分を利用するための手段
をさらに備える、C35に記載の装置。
[C37] 前記UEによって、および前記第1の基地局から自律的に、前記UEが第2の基地局へのセル再選択を実行すべきであると決定するための手段と、
前記第2の基地局にアクセス要求を送るための手段と、
前記第1の基地局によってサービスされることから前記第2の基地局によってサービスされることに遷移するための手段と、
前記無線リソース設定の前記少なくとも一部分に従って前記第2の基地局と通信するための手段と
をさらに備える、C35に記載の装置。
[C38] 前記UEによって、および前記第1の基地局から自律的に、前記UEが第2の基地局へのセル再選択を実行すべきであると決定するための手段と、
前記第1の基地局にアクセス要求を送るための手段と、ここにおいて、前記アクセス要求が、前記第2の基地局へのハンドオーバに関係する1つまたは複数の測定パラメータを備える、
前記第1の基地局によってサービスされることから前記第2の基地局によってサービスされることに遷移するための手段と、
前記無線リソース設定の前記少なくとも一部分に従って前記第2の基地局と通信するための手段と
をさらに備える、C35に記載の装置。

Claims (30)

  1. 基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、
    前記基地局によってサービスされ、前記基地局との接続状態において設定されたユーザ機器(UE)について、前記UEが前記接続状態から抜けて遷移されるべきと決定することと、
    前記UEに、前記UEが前記接続状態から抜けて遷移すべきであることを示すことと、ここにおいて、前記UEに、前記UEが前記接続状態から抜けて遷移すべきであることを前記示すことは、前記UEが前記接続状態から半接続状態に遷移すべきであることを示す第1の接続解放メッセージを送ることを備え、前記半接続状態は、前記UEによる少なくとも1つの一時ネットワーク識別子による物理ダウンリンク制御チャネルの監視の抑制、前記物理ダウンリンク制御チャネルのユーザ固有探索空間の監視の抑制、または前記UEがアイドル状態にあるときの前記UEのページングのための第2の間欠受信(DRX)サイクルよりも短い前記UEのページングのための第1のDRXサイクル、のうちの少なくとも1つに関連する、
    前記UEが前記接続状態から抜けて遷移すべきであることを前記示すことに続いて、および前記UEが前記基地局によってサービスされ続けながら、前記基地局において前記UEのためのコンテキストを維持することと
    を備える、方法。
  2. 前記UEが前記接続状態から抜けているとき、前記UEからアクセス要求を受信することと、
    前記UEの接続状態動作について、前記UEのための前記コンテキストを前記UEに関連付けることと、
    前記UEに、前記UEが前記UEのための前記コンテキストに従って前記接続状態に遷移すべきであることを示すことと
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記UEが前記接続状態から抜けて遷移した後、前記UEが前記アイドル状態に遷移すべきであると決定することと、
    前記UEに、前記UEが前記アイドル状態に遷移すべきであることを示すことと、
    前記UEのための前記コンテキストを解放することと
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記UEが前記アイドル状態に遷移すべきであると前記決定することが、アイドルタイマーの満了、過負荷コンディション、前記UEの少なくとも1つの論理トラフィック接続に関連するデータトラフィックタイプ、前記少なくとも1つの論理トラフィック接続に関連するアクセスポイント名(APN)、またはそれらの組合せのいずれかに基づく、請求項3に記載の方法。
  5. 前記UEが前記接続状態から抜けて遷移した後、周期的検証間隔に従って前記UEに検証ページングメッセージを送信することと、
    検証応答が前記UEから受信されない場合、前記UEのための前記コンテキストを解放することと
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  6. ネットワークエンティティから、前記UEが異なる基地局に再選択したという指示を受信することと、
    前記指示を受信したことに応答して、前記UEのための前記コンテキストを解放することと
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記基地局のコンテキストエリア、前記基地局のトラッキングエリア、前記基地局のネイバーリスト、または前記UEのネイバーリスト、のうちの1つまたは複数に関連する少なくとも1つの他の基地局に、前記UEのための前記コンテキストを送ることをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  8. 前記UEのための前記コンテキストが、UE状態情報、UEセキュリティ情報、UE能力情報、前記UEのための無線リソース制御(RRC)設定、前記UEのための少なくとも1つの論理トラフィック接続に関連する識別情報、またはそれらの組合せのいずれかを備える、請求項1に記載の方法。
  9. 前記基地局において、前記UEが前記接続状態から抜けて遷移した後、前記UEのためのモビリティ管理エンティティまたはサービングゲートウェイのうちの少なくとも1つとの少なくとも1つの論理トラフィック接続を維持すること
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  10. 前記UEのための前記少なくとも1つの論理トラフィック接続が、制御プレーントラフィックのための論理接続、ユーザプレーントラフィックのための論理接続、またはそれらの組合せのいずれかを備える、請求項に記載の方法。
  11. 前記UEが前記接続状態から抜けて遷移されるべきと前記決定することが、接続状態タイマーの満了、データトラフィックコンディション、サービングゲートウェイからの指示、前記UEの少なくとも1つの論理トラフィック接続に関連するデータトラフィックタイプ、前記少なくとも1つの論理トラフィック接続に関連するアクセスポイント名(APN)、またはそれらの組合せのいずれかに基づく、請求項1に記載の方法。
  12. UE識別情報、UE能力インジケータ、UE設定、UE優先度情報、UEデータトラフィック履歴、UE接続履歴、前記UEのデータ接続に関連するパケットデータネットワーク識別子、前記基地局の負荷コンディション、またはそれらの組合せのいずれかに基づいて、前記UEが前記接続状態から抜けて遷移するとき、前記UEのための前記コンテキストが維持されるべきであるかどうかを決定すること
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  13. 前記基地局が、ロングタームエボリューション(LTE)またはLTEアドバンスト(LTE−A)ワイヤレスネットワークの発展型ノードB(eNB)を備える、請求項1に記載の方法。
  14. 基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
    前記メモリに記憶された命令と
    を備え、前記命令が、前記装置に、
    前記基地局によってサービスされ、前記基地局との接続状態において設定されたユーザ機器(UE)について、前記UEが前記接続状態から抜けて遷移されるべきと決定することと、
    前記UEに、前記UEが前記接続状態から抜けて遷移すべきであることを示すことと、ここにおいて、前記UEに、前記UEが前記接続状態から抜けて遷移すべきであることを前記示すことは、前記UEが前記接続状態から半接続状態に遷移すべきであることを示す第1の接続解放メッセージを送ることを備え、前記半接続状態は、前記UEによる少なくとも1つの一時ネットワーク識別子による物理ダウンリンク制御チャネルの監視の抑制、前記物理ダウンリンク制御チャネルのユーザ固有探索空間の監視の抑制、または前記UEがアイドル状態にあるときの前記UEのページングのための第2の間欠受信(DRX)サイクルよりも短い前記UEのページングのための第1のDRXサイクル、のうちの少なくとも1つに関連する、
    前記UEが前記接続状態から抜けて遷移すべきであることを前記示すことに続いて、および前記UEが前記基地局によってサービスされ続けながら、前記基地局において前記UEのためのコンテキストを維持することと
    を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、
    装置。
  15. 前記メモリに記憶され、前記装置に、
    前記UEが前記接続状態から抜けているとき、前記UEからアクセス要求を受信することと、
    前記UEの接続状態動作について、前記UEのための前記コンテキストを前記UEに関連付けることと、
    前記UEに、前記UEが前記UEのための前記コンテキストに従って前記接続状態に遷移すべきであることを示すことと
    を行わせるために前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、請求項14に記載の装置。
  16. 前記メモリに記憶され、前記装置に、
    前記UEが前記接続状態から抜けて遷移した後、前記UEが前記アイドル状態に遷移すべきであると決定することと、
    前記UEに、前記UEが前記アイドル状態に遷移すべきであることを示すことと、
    前記UEのための前記コンテキストを解放することと
    を行わせるために前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、請求項14に記載の装置。
  17. 前記メモリに記憶され、前記装置に、
    前記UEが前記接続状態から抜けて遷移した後、周期的検証間隔に従って前記UEをページングすることと、
    前記ページングに対する応答が前記UEから受信されない場合、前記UEのための前記コンテキストを解放することと
    を行わせるために前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、請求項14に記載の装置。
  18. ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
    ワイヤレス通信ネットワークの第1の基地局によってサービスされている間の接続状態において無線リソース設定を確立することと、
    前記第1の基地局から、前記UEが半接続状態に遷移するべきという指示を受信することと、ここにおいて、前記半接続状態は、前記UEによる少なくとも1つの一時ネットワーク識別子による物理ダウンリンク制御チャネルの監視の抑制、前記物理ダウンリンク制御チャネルのユーザ固有探索空間の監視の抑制、または前記UEがアイドル状態にあるときの前記UEのページングのための第2の間欠受信(DRX)サイクルよりも短い前記UEのページングのための第1のDRXサイクル、のうちの少なくとも1つに関連する、
    前記第1の基地局によってサービスされ続けながら、前記半接続状態に遷移した後、前記無線リソース設定の少なくとも一部分を維持することと
    を備える、方法。
  19. 前記第1の基地局によってサービスされ続けながら、接続状態に遷移するために前記無線リソース設定の前記少なくとも一部分を利用すること
    をさらに備える、請求項18に記載の方法。
  20. 前記UEによって、および前記第1の基地局から自律的に、前記UEが第2の基地局へのセル再選択を実行すべきであると決定することと、
    前記第2の基地局にアクセス要求を送ることと、
    前記第1の基地局によってサービスされることから前記第2の基地局によってサービスされることに遷移することと、
    前記無線リソース設定の前記少なくとも一部分に従って前記第2の基地局と通信することと
    をさらに備える、請求項18に記載の方法。
  21. 前記第2の基地局との初期ユーザプレーン通信において、前記ワイヤレス通信ネットワークのモビリティエンティティに非アクセス層(NAS)メッセージを送ることと、
    NAS応答メッセージが前記モビリティエンティティから受信されていないと決定すると、前記第2の基地局との通信を終了することと
    をさらに備える、請求項20に記載の方法。
  22. 前記UEによって、および前記第1の基地局から自律的に、前記UEが第2の基地局へのセル再選択を実行すべきであると決定することと、
    前記第1の基地局にアクセス要求を送ることと、ここにおいて、前記アクセス要求が、前記第2の基地局へのハンドオーバに関係する1つまたは複数の測定パラメータを備える、
    前記第1の基地局によってサービスされることから前記第2の基地局によってサービスされることに遷移することと、
    前記無線リソース設定の前記少なくとも一部分に従って前記第2の基地局と通信することと
    をさらに備える、請求項18に記載の方法。
  23. 前記第1の基地局から検証ページングメッセージを受信することと、
    前記第1の基地局に検証応答を送ることと、前記検証応答が、ランダムアクセスプリアンブルまたはアップリンク制御情報メッセージを備える、
    をさらに備える、請求項18に記載の方法。
  24. 前記無線リソース設定の前記少なくとも一部分が、無線リソース制御(RRC)セキュリティ情報、非アクセス層(NAS)セキュリティ情報、前記UEのための一時ネットワーク識別子、またはそれらの組合せのいずれかを備える、請求項18に記載の方法。
  25. ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
    前記メモリに記憶された命令と
    を備え、前記命令が、前記装置に、
    ワイヤレス通信ネットワークの第1の基地局によってサービスされている間の接続状態において無線リソース設定を確立することと、
    前記第1の基地局から、前記UEが半接続状態に遷移するべきという指示を受信することと、ここにおいて、前記半接続状態は、前記UEによる少なくとも1つの一時ネットワーク識別子による物理ダウンリンク制御チャネルの監視の抑制、前記物理ダウンリンク制御チャネルのユーザ固有探索空間の監視の抑制、または前記UEがアイドル状態にあるときの前記UEのページングのための第2の間欠受信(DRX)サイクルよりも短い前記UEのページングのための第1のDRXサイクル、のうちの少なくとも1つに関連する、
    前記第1の基地局によってサービスされ続けながら、前記半接続状態に遷移した後、前記無線リソース設定の少なくとも一部分を維持することと
    を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、
    装置。
  26. 前記メモリに記憶され、前記装置に、
    前記第1の基地局によってサービスされ続けながら、接続状態に遷移するために前記無線リソース設定の前記少なくとも一部分を利用すること
    を行わせるために前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、請求項25に記載の装置。
  27. 前記メモリに記憶され、前記装置に、
    前記UEによって、および前記第1の基地局から自律的に、前記UEが第2の基地局へのセル再選択を実行すべきであると決定することと、
    前記第2の基地局にアクセス要求を送ることと、
    前記第1の基地局によってサービスされることから前記第2の基地局によってサービスされることに遷移することと、
    前記無線リソース設定の前記少なくとも一部分に従って前記第2の基地局と通信することと
    を行わせるために前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、請求項25に記載の装置。
  28. 前記メモリに記憶され、前記装置に、
    前記UEによって、および前記第1の基地局から自律的に、前記UEが第2の基地局へのセル再選択を実行すべきであると決定することと、
    前記第1の基地局にアクセス要求を送ることと、ここにおいて、前記アクセス要求が、前記第2の基地局へのハンドオーバに関係する1つまたは複数の測定パラメータを備える、
    前記第1の基地局によってサービスされることから前記第2の基地局によってサービスされることに遷移することと、
    前記無線リソース設定の前記少なくとも一部分に従って前記第2の基地局と通信することと
    を行わせるために前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、請求項25に記載の装置。
  29. 前記メモリに記憶され、前記装置に、
    ネットワークエンティティから、前記UEが異なる基地局に再選択したという指示を受信することと、
    前記指示を受信したことに応答して、前記UEのための前記コンテキストを解放することと
    を行わせるために前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、請求項14に記載の装置。
  30. 前記メモリに記憶され、前記装置に、
    前記基地局を含むコンテキスト共有のために構成されたエリア、前記基地局のトラッキングエリア、前記基地局のネイバーリスト、または前記UEのネイバーリスト、のうちの1つまたは複数に関連する少なくとも1つの他の基地局に、前記UEのための前記コンテキストを送ること
    を行わせるために前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、請求項14に記載の装置。
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