JP6461699B2 - 浮体式フラップゲート - Google Patents

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Description

本発明は、開口の広い建物や地下空間、或いは、陸閘門や滑走路の端部、さらには護岸・堤防のように景観上常時嵩上げのできない、或いは景観上常時嵩上げをしたくない箇所に、増水した水が流れ込まないように、扉体を浮上させて増水した水の流入を阻止する浮体式フラップゲートに関するものである。
例えば、増水時に、増水した水が建物や地下空間に流れ込まないように、流入しようとする水の浮力を利用して扉体を浮上させ、防波堤や防潮壁の開口部を遮断する浮体式フラップゲートがある(例えば特許文献1,2)。
特許文献1,2では、流入初期に扉体の浮上動作が遅れて生活空間や地下空間へ越流することがなく、また、水位低下時にも倒伏がし難くならず、かつ急激に倒伏することもないようにする、扉体の開閉補助機構を備えたものが開示されている。
この特許文献1,2で開示された扉体の開閉補助機構は、ロープの一端を扉体の先端部に、他端は定滑車を介してカウンタウエイト又はばねに取付け、起立又は倒伏途中でカウンタウエイトが最下点又はばねが自然長となるように前記定滑車を設置した構成である。
ところで、特許文献1では、前記扉体の開閉補助機構を、倒伏した扉体の側部に設置された戸当りの内部に設けている。また、特許文献2では、倒伏した扉体の先端面両側のロープ取付け部と相対する位置に設けた収納体の内部に設けている。
特許文献1,2に開示された扉体の開閉補助機構は、扉体の両側部から扉体の開閉を補助するものであるので、扉体の幅(径間)が長くなると扉体の開閉を補助することが困難になることから径間には限界があった。
従って、径間が長くなると扉体の幅方向中間部にも戸当りや収納体等の地上構造物を設ける必要があるが、その中間部に地上構造物を設けることができない、或いはその中間部に地上構造物を設けたくない用途においては、対応することができない。
特開2012−241449号公報 特開2014−118774号公報
本発明が解決しようとする問題点は、浮体式フラップゲートの扉体の開閉補助機構を扉体側部の地上構造物に設ける場合、径間が長くなると扉体の幅方向中間部にも地上構造物を設ける必要があるので、中間部に地上構造物を設けることができない場合は対応することができないという点である。
本発明は、浮体式フラップゲートの扉体の開閉補助機構を、滑走路の端部のように径間が長く、その中間部に地上構造物を設けることができない場合であっても設置できるようにすることを目的としてなされたものである。
本発明は、
増水時に、増水した水の流入を阻止すべく、前記流入する水の方向に高さ方向の平面内で扉体の先端側が基端側の回転軸を支点とする起立揺動が可能なように構成した浮体式フラップゲートであって、
倒伏状態にある扉体の裏面に一端を固定したロープの他端を、倒伏した扉体を格納する格納空間の、前記扉体の先端部側に形成した地下スペースの内部に配置した各2個の定滑車と動滑車を介して案内して前記地下スペースの天井部に固定し、前記ロープを案内する第2の動滑車を取り付けたカウンタウエイトの昇降により、第1の動滑車を取り付けたプッシュアップロッドを昇降させて起立初期の扉体の先端側の押し上げと倒伏終期の急激な倒伏の抑制を行うとともに、前記ロープに作用する張力により、起立終期の衝撃吸収と倒伏初期の水位追従を行う扉体の開閉補助機構を有することを最も主要な特徴としている。
上記の本発明では、扉体の開閉補助機構を、倒伏した扉体を格納する格納空間の、扉体の先端部側に形成した地下スペース内に設置するので、滑走路の端部のように径間が長く、その中間部に地上構造物を設けることができない場合であっても設置することができる。
本発明では、扉体の開閉補助機構により、扉体の起立初期の起立補助、起立終期の衝撃吸収、倒伏初期の水位追従、倒伏終期の倒伏抑制が可能になる。従って、流入初期の越流防止や起立完了時の衝撃を緩和できると共に、倒伏初期には水位ヘの追従性が良くなり、倒伏完了前の急激な倒伏がなくなる。
また、本発明では、扉体の開閉補助機構を、倒伏した扉体を格納する格納空間の、扉体の先端部側に形成した地下スペース内に設置するので、径間が長い扉体の中間部に地上構造物を設けることができない場合であっても設置することができる。
本発明の浮体式フラップゲートの概略構成図で、(a)は側面から見た図、(b)は正面から見た図である。 本発明の浮体式フラップゲートを平面から見た概略構成図である。 扉体の開閉補助機構を構成する滑車群の第1の動滑車を支持するプッシュアップロッドを説明する図で、(a)は側面から見た図、(b)は正面から見た図である。 起立初期における扉体の開閉補助機構について説明する図で、(a)は側面から見た図、(b)は正面から見た図である。 起立中期における図4と同様の図である。 起立終期における図4と同様の図である。 倒伏初期における図4と同様の図である。 倒伏中期における図4と同様の図である。 倒伏終期における図4と同様の図である。 扉体の開閉補助機構を構成する滑車群の第1の動滑車を支持するプッシュロッドの上限ストロークの設定について説明する図である。 扉体の開閉補助機構を構成するカウンタウエイトの重量の設定について説明する図である。
本発明は、径間が長い扉体の中間部に地上構造物を設けることができない場合であっても設置することができるようにするという目的を、扉体の開閉補助機構を、倒伏した扉体を格納する格納空間の、扉体の先端部側に形成した地下スペース内に設置することで実現した。
本発明を実施するための形態を、図1〜図11を用いて詳細に説明する。
図1〜図3は本発明の浮体式フラップゲートの概略構成を示した図である。
図1〜図3において、1は例えば防波堤や防潮壁に設けた開口部の路面rsに設置される本発明の浮体式フラップゲートである。この浮体式フラップゲート1は、海洋(或いは河川)から生活空間や地下空間に水wが流入しようとする際、流入する水wの水圧を利用して、基端側2aの回転軸2cを支点として扉体2の先端側2bを起立揺動させて前記開口部を水密状態に遮断するものである。
本発明の浮体式フラップゲート1は、図1(a)に示すように、倒伏状態にある扉体2の裏面2dにワイヤロープ4の一端を取付けている。この扉体2の裏面2dへのワイヤロープ4の取付け例として、図1及び図2に示した例では、扉体2の裏面2dの例えば扉体2の高さ方向中間部の両側にブラケット3を取付け、これらブラケット3にワイヤロープ4の一端を取付けている。このワイヤロープ4の他端は、倒伏した扉体2の先端側2bの、前記ブラケット3と相対する位置の扉体2の格納空間5に形成した地下スペース5aに引き込まれている。
前記地下スペース5aの内部には、例えばカウンタウエイト6と、カウンタウエイトの上面の両側に設けた圧縮ばね10と、各2個の定滑車7a,7b及び動滑車8a,8bからなる滑車群が関連配置されている。そして、前記引き込まれたワイヤロープ4の他端を、この滑車群を介してカウンタウエイト6の上方に案内し、当該位置の地下スペース5aの天井部に固定することで、扉体2の幅より若干狭い幅のカウンタウエイト6を吊り下げている。
前記滑車群のうち第1の定滑車7aは、地下スペース5aのワイヤロープ4の引込み部に、第2の定滑車7bは、カウンタウエイト6の吊下げ位置上部の地下スペース5aの天井部に、それぞれ設けている。
一方、第1の動滑車8aは、前記第1の定滑車7aと第2の定滑車7bの間で昇降移動するプッシュアップロッド9の下端に回転自在に取り付けている。また、第2の動滑車8bは、カウンタウエイト6に取り付けている。
なお、前記プッシュアップロッド9の昇降移動時、倒伏状態の扉体2の先端側2b及び基端側2aの方向への移動は、上部と下部のガイドローラ9a,9bによって規制されている。また、扉体2の幅方向への移動は、上下のサイドローラ9c、9dによって規制されている。また、このプッシュアップロッド9の上下方向の昇降移動は、上限ストッパ9eと下限ストッパ9fによって規制され、上端には押し上げローラ9gを取り付けている。
地下スペース5aの内部に関連配置された、上記構成の第1、第2の定滑車7a,7b、第1、第2の動滑車8a,8b、カウンタウエイト6、プッシュアップロッド9からなる扉体2の開閉補助機構を備えた本発明の浮体式フラップゲート1は、扉体2の起立時、及び扉体2の倒伏時は、以下に説明するような作用を奏する。
(扉体2の起立初期:図4)
浸水が所定の水位に達したことにより扉体2に作用する浮力及びカウンタウエイト6により作用しているプッシュアップロッド9の押し上げ力による起立方向の旋回力が扉体2の重量Fmによる倒伏方向の旋回力より大きくなると扉体2は浮上を開始する。
(扉体2の起立中期:図5)
プッシュアップロッド9が上昇限に到達した後は、扉体2の裏面2dの没水部に作用する水圧Fwによる起立方向の旋回力が、扉体2の重量Fmとカウンタウエイト6によってワイヤロープ4に発生する張力Ftによる倒伏方向の旋回力に勝って、扉体2は起立方向に旋回して起立する。
(扉体2の起立終期:図6)
扉体2が起立限の近くまで起立した時には、カウンタウエイト6は上昇限位置近傍まで移動しており、圧縮ばね10が圧縮される。従って、カウンタウエイト6の重量Wと圧縮ばね10の圧縮力によってワイヤロープ4に発生する張力Ftが、扉体2の起立方向の旋回の制動力として倒伏方向に作用する。
(扉体2の倒伏初期:図7)
水位の低下により、扉体2の裏面2dの没水部に作用する水圧Fwによる起立方向の旋回力が減少すると、扉体2の重量Fmとカウンタウエイト6によってワイヤロープ4に発生する張力Ftによる倒伏方向の旋回力と釣り合う位置まで倒伏方向に旋回する。なお、起立上限付近では、ワイヤロープ4に発生する張力Ftには圧縮ばね力も加わる。
(扉体2の倒伏中期:図8)
扉体2の重量Fmとカウンタウエイト6によってワイヤロープ4に発生する張力Ftによる倒伏方向の旋回力と、扉体2の裏面2dの没水部に作用する水圧Fwによる起立方向の旋回力がバランスしながら倒伏方向に旋回する。扉体2の倒伏により、扉体2の重量Fmによる倒伏方向の旋回力が増大するが、扉体2の裏面2dにプッシュアップロッド9が当接した後は、プッシュアップロッド9の押し上げ力による起立方向の旋回力により倒伏動作は減速する。
(扉体2の倒伏終期:図9)
水位の低下により扉体2の裏面2dの没水部に作用する水圧Fwによる浮上力がなくなると、扉体2の重量Fmによる倒伏方向の旋回力により扉体2は格納空間5に着床する。この時、カウンタウエイト6によるプッシュアップロッド9の押し上げ力は、扉体2の重量Fmによる倒伏方向の旋回力に勝るほどの起立方向の旋回力はないものの、プッシュアップロッド9の押し上げ力により着床時の衝撃は緩和される。
(プッシュアップロッド9の昇降移動の上限ストロークStの設定:図10)
起立初期、倒伏終期に上記作用を奏するため、プッシュアップロッド9の昇降移動の上限ストロークSt、すなわち当該上限ストロークStとなる扉体2の起立角度θは、以下のように設定する。
図10に示すように、扉体2の高さ方向の長さをL、扉体2の厚さをD、プッシュアップロッド9による上昇力の作用位置(扉体2の回転軸2cからの距離)をLpとすると、プッシュアップロッド9の昇降移動の上限ストロークStは、下記(1)式で求めることができる。
St=(Lp−D・sinθ)tanθ+D(1−cosθ)…(1)
プッシュアップロッド9の上限ストロークStにおける扉体2の先端標高H(=L・sinθ+D)の4/5の水深hの時に、下記(2)式のように、扉体2の裏面2dに作用する水圧Fwにより発生する起立方向の旋回力(=Fw×Lw)が、扉体2の重量Fm及びワイヤロープ4の張力Ftにより発生する倒伏方向の旋回力(=Fm×Lm+Ft×Lt)に勝るようにする。
Fw×Lw(=Ph1×L×B×L/2+1/2・(Ph2−Ph1)×L×B×L/3)
≧Fm×Lm+Ft×Lt…(2)
但し、Fw:扉体2の裏面2dに作用する水圧
Lw:扉体2の裏面2dに作用する水圧力の重心距離
(扉体2の回転軸2cからの距離)
Ph1:扉体2の裏面2dの先端の水深h1(=D・cosθ−H/5)の作用水圧
Ph2:扉体2の裏面2dの基端の水深h2(=h1+L・sinθ)の作用水圧
Fm:扉体2の空中重量
Lm:扉体2の回転軸2cの中心から重心までの水平距離(≒1/2・cosθ)
Ft:ワイヤロープ4の張力(=W/2×α、α:滑車などの機械効率)
Lt:ワイヤロープ4の引張り位置までの距離
(扉体2の回転軸2cの中心から引張方向への垂直距離)
B:扉体2の幅
(カウンタウエイト6の重量Wの設定:図11)
図11に示すように、扉体2が浮上を開始する水深をhとした場合、水深がhの時に扉体に作用する浮力Fwは、下記(3)式で求めることができる。
Fw=Ph×L×B…(3)
起立時、倒伏時に上記作用を奏するため、前記水深hが倒伏状態にある扉体2の厚さDの2/3〜4/5の時に扉体2の起立が開始するよう、下記(4)式で求めることができるプッシュアップロッド9の押し上げ力Fpを設定する。すなわちカウンタウエイト6の重量Wを設定する。
Fp=W×α−w2…(4)
但し、w2:プッシュアップロッド9の重量
そして、前記水深hが倒伏状態にある扉体2の厚さDの2/3〜4/5の時の扉体2の裏面2dに作用する水圧Fwにより発生する起立方向の旋回力及びプッシュアップロッド9の押し上げ力Fpによる起立方向の旋回力(=Fw×Lw+Fp×Lp)と、扉体2の重量Fmにより発生する倒伏方向の旋回力(=Fm×Lm)が等しくなるように、カウンタウエイト6の重量Wを決定する。
本発明は、前記の例に限るものではなく、各請求項に記載の技術的思想の範疇であれば、適宜実施の形態を変更しても良いことは言うまでもない。
例えば、本発明の浮体式フラップゲート1の扉体2は径間の長いものに限らず、径間の短いものであってもよい。
また、第1、第2の定滑車7a,7bや第1、第2の動滑車8a,8bの設置位置やカウンタウエイト6の形状やレイアウトは、カウンタウエイト6の昇降に伴ってプッシュアップロッド9を昇降できるものであれば、実施例の設置位置やレイアウトに限らない。
また、圧縮ばね10は扉体2の起立限でクッションの役割を果たすものであれば、設置する個数やレイアウトは実施例で説明したものに限らない。また、同様の作用を奏するものであれば、圧縮ばね10に限らない。また、圧縮ばね10は設置しなくてもよい。
また、実施例のように、扉体2の起立時の荷重をワイヤロープ4でのみ支持せず、起立時の荷重を支持する部材を別途設ける場合は、ワイヤロープ4の必要強度を下げることができる。
1 浮体式フラップゲート
2 扉体
2a 基端側
2b 先端側
2c 回転軸
2d 裏面
4 ワイヤロープ
5 格納空間
5a 地下スペース
6 カウンタウエイト
7a 第1の定滑車
7b 第2の定滑車
8a 第1の動滑車
8b 第2の動滑車
9 プッシュアップロッド
10 圧縮ばね

Claims (3)

  1. 増水時に、増水した水の流入を阻止すべく、前記流入する水の方向に高さ方向の平面内で扉体の先端側が基端側の回転軸を支点とする起立揺動が可能なように構成した浮体式フラップゲートであって、
    倒伏状態にある扉体の裏面に一端を固定したロープの他端を、倒伏した扉体を格納する格納空間の、前記扉体の先端部側に形成した地下スペースの内部に配置した各2個の定滑車と動滑車を介して案内して前記地下スペースの天井部に固定し、前記ロープを案内する第2の動滑車を取り付けたカウンタウエイトの昇降により、第1の動滑車を取り付けたプッシュアップロッドを昇降させて起立初期の扉体の先端側の押し上げと倒伏終期の急激な倒伏の抑制を行うとともに、前記ロープに作用する張力により、起立終期の衝撃吸収と倒伏初期の水位追従を行う扉体の開閉補助機構を有することを特徴とする浮体式フラップゲート。
  2. 前記2個の定滑車のうち、第1の定滑車は、前記地下スペースへの前記ロープの引込み部に設ける一方、第2の定滑車は、前記カウンタウエイトの吊下げ位置に設けることを特徴とする請求項1に記載の浮体式フラップゲート。
  3. 前記カウンタウエイトの上面に圧縮ばねを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の浮体式フラップゲート。
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