JP6460347B2 - 動画生成装置、動画生成プログラムおよび動画生成方法 - Google Patents

動画生成装置、動画生成プログラムおよび動画生成方法 Download PDF

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本発明は、複数の動画を組み合わせて目標の動画とする動画生成装置、動画生成プログラムおよび動画生成方法に関する。
従来、複数の動画を組み合わせて目標の動画とする技術として、1つまたは複数の動画から抽出された複数のシーンを繋ぎ合わせることによって、1つまたは複数の動画のダイジェストを生成する技術が知られている(例えば、特許文献1,2参照。)。
特開2008−022351号公報 特開2010−026981号公報
しかしながら、従来の技術においては、1つまたは複数の動画のダイジェストを生成することができるものの、高度な構成の動画を生成することができないという問題がある。
そこで、本発明は、高度な構成の動画を生成することができる動画生成装置、動画生成プログラムおよび動画生成方法を提供することを目的とする。
本発明の動画生成装置は、動画を収集する動画収集手段と、前記動画収集手段によって収集された複数の動画を組み合わせて目標の動画とする場合の前記複数の動画の再生の順番を決定する再生順番決定手段とを備え、前記再生順番決定手段は、前記目標の動画を構成する要素としての要素動画の再生の順番を示す構成情報に基づいて前記複数の動画の再生の順番を決定することを特徴とする。
この構成により、本発明の動画生成装置は、目標の動画を構成する要素動画の再生の順番を示す構成情報に基づいて複数の動画の再生の順番を決定するので、高度な構成の動画を目標の動画として生成することができる。
本発明の動画生成装置は、前記構成情報を受け付ける構成情報受付手段を備えても良い。
この構成により、本発明の動画生成装置は、利用者が希望する構成情報を受け付け可能であるので、利用者が希望する高度な構成の動画を目標の動画として生成することができる。
本発明の動画生成装置において、前記再生順番決定手段は、前記動画収集手段によって収集された動画と、前記要素動画との合致度に基づいて前記複数の動画を抽出しても良い。
この構成により、本発明の動画生成装置は、目標の動画を構成する要素動画との合致度が高い動画によって目標の動画を構成することができるので、内容が適切な複数の動画によって形成される高度な構成の動画を目標の動画として生成することができる。
本発明の動画生成装置において、前記再生順番決定手段は、前記合致度と、前記動画収集手段によって収集された動画の再生時間とに基づいて前記複数の動画を抽出しても良い。
この構成により、本発明の動画生成装置は、目標の動画を構成する要素動画との合致度が高いだけではなく、再生時間も適切な動画によって目標の動画を構成することができるので、内容だけではなく再生時間も適切な複数の動画によって形成される高度な構成の動画を目標の動画として生成することができる。
本発明の動画生成装置において、前記再生順番決定手段は、前記合致度と、前記動画収集手段によって収集された動画の再生時間と、前記目標の動画の目標の再生時間とに基づいて前記複数の動画を抽出しても良い。
この構成により、本発明の動画生成装置は、目標の動画の再生時間が適切になる動画によって目標の動画を構成することができるので、内容だけではなく再生時間も適切な複数の動画によって形成されて、全体の再生時間も適切な高度な構成の動画を目標の動画として生成することができる。
本発明の動画生成プログラムは、動画を収集する動画収集手段、および、前記動画収集手段によって収集された複数の動画を組み合わせて目標の動画とする場合の前記複数の動画の再生の順番を決定する再生順番決定手段としてコンピューターを機能させ、前記再生順番決定手段は、前記目標の動画を構成する要素としての要素動画の再生の順番を示す構成情報に基づいて前記複数の動画の再生の順番を決定することを特徴とする。
この構成により、本発明の動画生成プログラムを実行するコンピューターは、目標の動画を構成する要素としての要素動画の再生の順番を示す構成情報に基づいて複数の動画の再生の順番を決定するので、高度な構成の動画を目標の動画として生成することができる。
本発明の動画生成方法は、動画を収集する動画収集ステップと、前記動画収集ステップによって収集された複数の動画を組み合わせて目標の動画とする場合の前記複数の動画の再生の順番を決定する再生順番決定ステップとを備え、前記再生順番決定ステップは、前記目標の動画を構成する要素としての要素動画の再生の順番を示す構成情報に基づいて前記複数の動画の再生の順番を決定するステップであることを特徴とする。
この構成により、本発明の動画生成方法は、目標の動画を構成する要素としての要素動画の再生の順番を示す構成情報に基づいて複数の動画の再生の順番を決定するので、高度な構成の動画を目標の動画として生成することができる。
本発明の動画生成装置、動画生成プログラムおよび動画生成方法は、高度な構成の動画を生成することができる。
本発明の一実施の形態に係る動画生成装置のハードウェア構成のブロック図である。 図1に示す動画コンテンツの一例を示す図である。 図1に示す職業データの一例を示す図である。 図1に示す構成情報の一例を示す図である。 図1に示す制御部の機能のブロック図である。 職業データを生成する場合の図1に示す動画生成装置の動作のフローチャートである。 動画コンテンツを収集する場合の図1に示す動画生成装置の動作のフローチャートである。 目標の動画コンテンツを生成する場合の図1に示す動画生成装置の動作のフローチャートである。 図1に示すシーン抽出部によって最適なシーンが抽出される動画コンテンツの一例を示す図である。 合致度を算出する場合の図1に示す動画生成装置の動作のフローチャートである。 図9に示す各シーンと、要素動画1〜4のそれぞれとの合致度の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係る動画生成装置の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る動画生成装置10のハードウェア構成のブロック図である。
図1に示すように、動画生成装置10は、種々の操作が入力されるマウス、キーボードなどの入力デバイスである操作部11と、種々の情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部12と、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワーク経由で外部の装置と有線または無線で通信を行うネットワーク通信デバイスであるネットワーク通信部13と、放送波を受信する放送波受信デバイスである放送波受信部14と、各種の情報を記憶する半導体メモリー、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶デバイスである記憶部20と、動画生成装置10全体を制御する制御デバイスである制御部30とを備えている。動画生成装置10は、PC(Personal Computer)などのコンピューターによって構成されることが可能である。
記憶部20は、動画を生成するための動画生成プログラム21を記憶している。動画生成プログラム21は、動画生成装置10の製造段階で動画生成装置10にインストールされていても良いし、SDカード、USB(Universal Serial Bus)メモリーなどの外部の記憶媒体から動画生成装置10に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上から動画生成装置10に追加でインストールされても良い。
記憶部20は、収集した動画コンテンツ22aを蓄積する収集コンテンツ蓄積部22と、「パティシエ」、「宇宙飛行士」、「看護師」などの職業に関する種々の情報を示す職業データ23aを種々の職業について含む職業データベース23と、目標の動画コンテンツを構成する要素としての要素動画の再生の順番を示す構成情報24aを目標の動画コンテンツの種類毎に含む構成情報データベース24と、生成した動画コンテンツ25aを蓄積する生成コンテンツ蓄積部25と、生成した動画コンテンツのプレイリスト26aを蓄積するプレイリスト蓄積部26とを構成している。
図2は、動画コンテンツ22aの一例を示す図である。
図2に示すように、動画コンテンツ22aは、映像情報22bと、映像情報22bに埋め込まれていたり映像情報22bに付随したりする情報としてのメタ情報22cとを含んでいる。
例えば、メタ情報22cは、映像情報22bがデジタル放送の情報である場合にはEPG(Electronic Program Guide)を含んでいる。また、メタ情報22cは、映像情報22bに付されたタイトル、字幕、解説文、説明文、コメントなどのデータを含んでいる。
図3は、職業データ23aの一例を示す図である。
図3に示すように、職業データ23aは、対象の職業の職業名23bと、職業名23bの同義語23cと、対象の職業に関連するキーワード(以下「関連キーワード」と言う。)23dと、対象の職業に対する関連キーワード23d毎の関連度23eとを含んでいる。
例えば、職業「パティシエ」の職業データ23aにおいて、職業名23bは、「パティシエ」であり、同義語23cは、「菓子職人」、「洋菓子職人」、「スイーツ職人」などの用語であり、関連キーワード23dは、「お菓子」などの用語である。
図4は、構成情報24aの一例を示す図である。
図4に示す構成情報24aの動画コンテンツの種類は職業紹介である。図4に示す構成情報24aに基づいて構成される動画コンテンツは、要素動画1、要素動画2、要素動画3、要素動画4の順番で再生される。
図4に示す要素動画1は、職業に関する旬な情報を提供するシーンの動画である。要素動画1の抽出基準としては、更新日時が新しい動画の合致度が高く評価される。また、要素動画1の抽出基準としては、旬な話題や、旬な有名人がメタ情報に含まれている動画の合致度が高く評価される。動画生成装置10は、更新日時が新しい多数の動画コンテンツのメタ情報を解析することによって旬な話題や、旬な有名人を把握する。具体的には、更新日時が新しい動画コンテンツに含まれる話題や、有名人が、旬な話題や、旬な有名人として把握される。ここで、旬な話題や、旬な有名人は、更新日時が新しい多数の動画コンテンツのメタ情報における出現頻度が考慮されて把握されても良い。なお、何れの程度の更新日時が動画生成装置10によって新しいと判断されるかは、設定次第である。
図4に示す要素動画2は、職業のメインの仕事内容に関する情報を提供するシーンの動画である。要素動画2の抽出基準としては、対象の職業の職業データ23aに含まれる関連キーワードがメタ情報に含まれている数が多い動画ほど、合致度が高く評価される。
図4に示す要素動画3は、職業のサブの仕事内容に関する情報を提供するシーンの動画である。要素動画3の抽出基準としては、対象の職業の職業データ23aに含まれる関連キーワードがメタ情報に含まれている数が少ない動画ほど、合致度が高く評価される。ただし、対象の職業の職業データ23aに含まれる関連キーワードがメタ情報に含まれている数が特定の数より少ない動画は、要素動画3から除外されることが好ましい。また、目標の動画コンテンツが職業紹介の動画コンテンツであるので、要素動画3の抽出基準としては、「準備」、「トレーニング」、「練習」などの特定のキーワードがメタ情報に含まれている動画の合致度が高く評価される。
図4に示す要素動画4は、職業のやりがいに関する情報を提供するシーンの動画である。要素動画4の抽出基準としては、「やりがい」、「楽しい」、「やる気」、「モチベーション」などの特定のキーワードがメタ情報に含まれている動画の合致度が高く評価される。
図1に示す制御部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、記憶部20またはROMに記憶されているプログラムを実行する。
図5は、制御部30の機能のブロック図である。
図1および図5に示すように、制御部30は、記憶部20に記憶されている動画生成プログラム21を実行することによって、動画コンテンツを収集する動画収集手段31、動画収集手段31によって収集された複数の動画コンテンツを組み合わせて目標の動画コンテンツとする場合の複数の動画コンテンツの再生の順番を決定する再生順番決定手段32、および、目標の動画コンテンツを構成する要素としての要素動画の再生の順番を示す構成情報を受け付ける構成情報受付手段としてのコンテンツ構成入力部33として機能する。
動画収集手段31は、ネットワーク通信部13および放送波受信部14を介して職業に関する動画コンテンツを収集するコンテンツ収集部31aと、コンテンツ収集部31aによって収集された動画コンテンツから特定の職業の動画コンテンツを選択するコンテンツ選択部31bと、コンテンツ選択部31bによって選択された動画コンテンツのメタ情報を取得するメタ情報取得部31cと、コンテンツ選択部31bによって選択された動画コンテンツの映像情報が入力される映像情報入力部31dと、映像情報入力部31dに入力された映像情報をシーン毎に分割するシーン分割部31eとを含んでいる。
再生順番決定手段32は、シーン分割部31eによって分割されたシーンの中から要素動画として最適なシーンを抽出するシーン抽出部32aと、シーン抽出部32aによって抽出された複数のシーンを合成して1本の動画コンテンツを生成するコンテンツ生成部32bと、シーン抽出部32aによって抽出された複数のシーンのプレイリストを登録するプレイリスト登録部32cとを含んでいる。
次に、動画生成装置10の動作について説明する。
まず、職業データ23aを生成する場合の動画生成装置10の動作について説明する。
制御部30は、動画生成プログラム21を実行することによって、図6に示すように自動的に職業データ23aを生成する。
図6は、職業データ23aを生成する場合の動画生成装置10の動作のフローチャートである。
図6に示すように、制御部30は、ネットワーク通信部13を介してネットワーク上から動画生成装置10が対象としている何れかの職業に関するウェブサイトの文章を抽出する(S101)。
次いで、制御部30は、S101において抽出した文章(以下「対象文章」と言う。)に関する職業を特定する(S102)。
次いで、制御部30は、対象文章に対して形態素解析を行う(S103)。
次いで、制御部30は、S103における形態素解析の結果、S102において特定した職業(以下「対象職業」と言う。)の同義語が対象文章に存在すれば、対象文章から対象職業の同義語を抽出する(S104)。
次いで、制御部30は、S103における形態素解析の結果、対象文章に特定の程度以上の頻度で出現する名詞を関連キーワードとして抽出する(S105)。
次いで、制御部30は、S104およびS105における抽出結果に基づいて対象職業の職業データ23aを更新する(S106)。すなわち、制御部30は、S104において抽出した同義語が対象職業の職業データ23aに含まれていなければ、対象職業の職業データ23aに同義語23cとして追加する。また、制御部30は、S105において抽出した関連キーワードが対象職業の職業データ23aに含まれていなければ、対象職業の職業データ23aに関連キーワード23dとして追加する。また、制御部30は、S105における抽出結果に基づいて、S105において抽出した関連キーワードの関連度23eを対象職業の職業データ23aにおいて更新する。
制御部30は、S106の処理の後、未だ対象にしていない文章に対してS101の処理を実行する。
以上においては、制御部30が自動的に職業データ23aを生成しているが、利用者が操作部11などを介して手動で職業データ23aを編集しても良い。
次に、動画コンテンツ22aを収集する場合の動画生成装置10の動作について説明する。
図7は、動画コンテンツ22aを収集する場合の動画生成装置10の動作のフローチャートである。
図7に示すように、コンテンツ収集部31aは、ネットワーク通信部13および放送波受信部14を介して職業に関する動画コンテンツを収集する(S131)。ここで、コンテンツ収集部31aは、職業データベース23に含まれる職業データ23aの職業名23b、同義語23cおよび関連キーワード23dの何れかが含まれるメタ情報を含む動画コンテンツを収集する。
次いで、コンテンツ収集部31aは、収集した動画コンテンツを動画コンテンツ22aとして収集コンテンツ蓄積部22に蓄積して(S132)、S131の処理を実行する。
次に、目標の動画コンテンツを生成する場合の動画生成装置10の動作について説明する。
以下、理解を容易にするために、目標の動画コンテンツとして「パティシエ」に関する職業紹介動画コンテンツを生成する場合を例として説明する。
制御部30は、「パティシエ」に関する職業紹介動画コンテンツの視聴が操作部11などを介して利用者から要求されると、図8に示す動作を実行する。なお、制御部30は、図7に示す動作によって新しい動画コンテンツ22aが収集コンテンツ蓄積部22に蓄積されたタイミングや、毎日、毎週などの定期的なタイミングで、図8に示す動作を実行しても良い。
図8は、目標の動画コンテンツを生成する場合の動画生成装置10の動作のフローチャートである。
図8に示すように、コンテンツ選択部31bは、収集コンテンツ蓄積部22に蓄積されている動画コンテンツ22aから「パティシエ」の動画コンテンツを選択する(S161)。ここで、コンテンツ選択部31bは、「パティシエ」の職業データ23aの職業名23b、同義語23cおよび関連キーワード23dの何れかが含まれるメタ情報を含む動画コンテンツを選択する。
次いで、コンテンツ選択部31bは、S161において選択した動画コンテンツのメタ情報をメタ情報取得部31cに渡す(S162)とともに、S161において選択した動画コンテンツの映像情報を映像情報入力部31dに渡す(S163)。
次いで、シーン分割部31eは、S163において映像情報入力部31dに入力された映像情報をシーン毎に分割する(S164)。
ここで、シーン毎の分割の手法は、公知の方法が採用されることができる。例えば、シーン分割部31eは、映像情報において変化量が多いタイミング、すなわち、映像の切り替わりのタイミングでシーンを分割しても良い。また、シーン分割部31eは、映像情報に含まれる音声情報の音量の変化において谷になっているタイミング、すなわち、音声の盛り上がりにおいて区切りとなるタイミングでシーンを分割しても良い。また、シーン分割部31eは、映像情報に含まれる音声情報に基づいて無音のタイミングでシーンを分割しても良い。
また、シーン分割部31eは、S162においてメタ情報取得部31cによって取得されたメタ情報を利用して、S164において映像情報をシーン毎に分割しても良い。例えば、シーン分割部31eは、動画コンテンツの流れを示すメタ情報、すなわち、「ここでゲストが登場です。」など、シーンを区切ることを可能にするメタ情報が動画コンテンツに含まれていた場合には、動画コンテンツの流れを示すメタ情報に基づいたタイミングでシーンを分割しても良い。また、シーン分割部31eは、動画コンテンツに含まれるメタ情報の量が映像情報の時間軸に応じて変化する場合、メタ情報の量の変化において谷になっているタイミング、すなわち、メタ情報の盛り上がりにおいて区切りとなるタイミングでシーンを分割しても良い。
シーン抽出部32aは、S164の処理の後、S164において分割されたシーンの中から、「パティシエ」に関する職業紹介動画コンテンツの要素動画として最適なシーンを抽出する(S165)。ここで、シーン抽出部32aは、S161〜S164の処理が実行された複数の動画コンテンツの中から最適なシーンを抽出することが好ましい。
具体例として、シーン抽出部32aが図9に示す動画コンテンツA〜Dの中から最適なシーンを抽出する例について説明する。
図9は、シーン抽出部32aによって最適なシーンが抽出される動画コンテンツの一例を示す図である。
図9において、動画コンテンツAは、「パティシエ」に関するメタ情報を含む「ニュース番組」であり、シーン分割部31eによってA1〜A10のシーンに分割されている。ここで、映像情報における時間軸においてそれぞれのシーンに対応付けられているメタ情報によれば、シーンA2、A4、A7およびA9の具体的な内容は以下の通りである。シーンA2は、パティシエの世界大会の出場に関するシーンである。シーンA4は、パティシエの仕事内容に関するシーンである。シーンA7およびシーンA9は、パティシエとは無関係のニュースに関するシーンである。
動画コンテンツBは、「パティシエ」に関するメタ情報を含む「ドキュメンタリー番組」であり、シーン分割部31eによってB1〜B10のシーンに分割されている。ここで、映像情報における時間軸においてそれぞれのシーンに対応付けられているメタ情報によれば、シーンB1、B3、B5およびB8の具体的な内容は以下の通りである。シーンB1は、有名パティシエの紹介に関するシーンである。シーンB3は、パティシエの仕事内容の紹介に関するシーンである。シーンB5は、パティシエの仕事場の紹介に関するシーンである。シーンB8は、パティシエに対するインタビューに関するシーンである。
動画コンテンツCは、「パティシエ」に関するメタ情報を含む「バラエティー番組」であり、シーン分割部31eによってC1〜C10のシーンに分割されている。ここで、映像情報における時間軸においてそれぞれのシーンに対応付けられているメタ情報によれば、シーンC2、C4、C7およびC10の具体的な内容は以下の通りである。シーンC2は、有名パティシエの紹介に関するシーンである。シーンC4は、パティシエの仕事内容の紹介に関するシーンである。シーンC7およびシーンC10は、パティシエとは無関係の出演タレントのコメントに関するシーンである。
動画コンテンツDは、「パティシエ」に関するメタ情報を含む「専門学校の紹介動画」であり、シーン分割部31eによってD1〜D10のシーンに分割されている。ここで、映像情報における時間軸においてそれぞれのシーンに対応付けられているメタ情報によれば、シーンD1、D4、D6およびD8の具体的な内容は以下の通りである。シーンD1は、パティシエとは何かを示すシーンである。シーンD4は、ケーキ作りの作業風景に関するシーンである。シーンD6は、作業準備の風景に関するシーンである。シーンD8は、先輩のインタビューに関するシーンである。
シーン抽出部32aは、S165の処理において、S164において分割された各シーンと、「パティシエ」に関する職業紹介動画コンテンツの要素動画との合致度を算出する。
図10は、合致度を算出する場合の動画生成装置10の動作のフローチャートである。
図10に示すように、シーン抽出部32aは、変数iに1を代入する(S201)。
次いで、シーン抽出部32aは、最適なシーンを抽出するための複数のシーンの群(以下「対象シーン群」と言う。)のうち、i番目のシーンと、職業「パティシエ」との相関度を、i番目のシーンに対応付けられているメタ情報に基づいて特定の規則で算出する(S202)。
次いで、シーン抽出部32aは、S202において算出した相関度が特定の閾値以上であるか否かを判断する(S203)。
シーン抽出部32aは、相関度が特定の閾値未満である、すなわち、i番目のシーンと、「パティシエ」との関連性が低いとS203において判断すると、i番目のシーンと、職業紹介の構成情報24aの要素動画1〜4のそれぞれとの合致度を全て0にする(S204)。
一方、シーン抽出部32aは、相関度が特定の閾値以上であるとS203において判断すると、i番目のシーンと、職業紹介の構成情報24aの要素動画1〜4のそれぞれとの合致度を、職業紹介の構成情報24aのシーン抽出基準に基づいて算出する(S205)。ここで、シーンの分割前の動画コンテンツの全体に対するメタ情報は、i番目のシーンと、職業紹介の構成情報24aの要素動画1〜4のそれぞれとの合致度の算出においてシーンの分割数に応じて合致度への貢献が軽減される。例えば、シーンの分割数分の1に軽減される。
シーン抽出部32aは、S204またはS205の処理の後、変数iを1増加して(S206)、変数iが対象シーン群の全てのシーンの数を超えたか否かを判断する(S207)。
シーン抽出部32aは、変数iが対象シーン群の全てのシーンの数を超えていないとS207において判断すると、S202の処理を実行する。
一方、シーン抽出部32aは、変数iが対象シーン群の全てのシーンの数を超えたとS207において判断すると、図10に示す動作を終了する。
例えば、シーン抽出部32aは、図9に示す各シーンと、要素動画1〜4のそれぞれとの合致度を図11に示すように算出する。
図11は、図9に示す各シーンと、要素動画1〜4のそれぞれとの合致度の一例を示す図である。
図11においては、特徴的なシーンのみを示しているが、実際には、シーンA1〜A10、B1〜B10、C1〜C10およびD1〜D10のそれぞれと、要素動画1〜4のそれぞれとの合致度が得られる。
シーン抽出部32aは、図11に示す合致度に基づいて要素動画1〜4のそれぞれに最適なシーンを抽出する。例えば、シーン抽出部32aは、要素動画1〜4のそれぞれに最適なシーンとして、要素動画1〜4のそれぞれに対する合致度が最大のシーンを抽出する。すなわち、シーン抽出部32aは、要素動画1〜4に最適なシーンとして、それぞれ、シーンA2、C4、B5、D8を抽出する。
図8に示すように、コンテンツ生成部32bは、S165の処理の後、S165において抽出された複数のシーンを合成して1本の動画コンテンツを生成する(S166)。すなわち、コンテンツ生成部32bは、シーンA2、C4、B5、D8を、この順番で合成して1本の動画コンテンツを生成する。そして、コンテンツ生成部32bは、S166において生成した動画コンテンツを、「パティシエ」に関する職業紹介の動画コンテンツ25aとして生成コンテンツ蓄積部25に蓄積する(S167)。
次いで、プレイリスト登録部32cは、S165において抽出された複数のシーンのプレイリストを生成する(S168)。すなわち、プレイリスト登録部32cは、シーンA2、C4、B5、D8を、この順番で再生するためのプレイリストを生成する。そして、プレイリスト登録部32cは、S168において生成したプレイリストを、「パティシエ」に関する職業紹介の動画コンテンツ用のプレイリスト26aとしてプレイリスト蓄積部26に登録して(S169)、図8に示す動作を終了する。
なお、動画生成装置10は、コンテンツ生成部32bおよびプレイリスト登録部32cの何れか一方のみを備えても良い。
以上に説明したように、動画生成装置10は、目標の動画コンテンツを構成する要素動画の再生の順番を示す構成情報24aに基づいて複数の動画(シーン)の再生の順番を決定する(S165)ので、高度な構成の動画コンテンツを目標の動画コンテンツとして生成することができる。例えば、動画生成装置10は、類似のシーンばかりによって構成された動画コンテンツではなく、複数の異なる種類のシーンによって構成された動画コンテンツを生成することができる。
動画生成装置10は、利用者が希望する構成情報24aをコンテンツ構成入力部33によって受け付け可能であるので、利用者が希望する高度な構成の動画コンテンツを目標の動画コンテンツとして生成することができる。
動画生成装置10は、動画収集手段31によって収集されたシーンと、構成情報24aの要素動画との合致度に基づいて複数のシーンを抽出する(S165)ので、目標の動画コンテンツを構成する要素動画との合致度が高いシーンによって目標の動画コンテンツを構成することができる。したがって、動画生成装置10は、内容が適切な複数の動画によって形成される高度な構成の動画コンテンツを目標の動画コンテンツとして生成することができる。
ここで、シーン抽出部32aは、動画収集手段31によって収集されたシーンと、構成情報24aの要素動画との合致度だけではなく、各シーンの再生時間にも基づいてS165において複数のシーンを抽出しても良い。例えば、シーン抽出部32aは、再生時間が30秒以上2分未満であって合致度が最大になるシーンを要素動画として選択しても良い。この構成により、動画生成装置10は、目標の動画コンテンツを構成する要素動画との合致度が高いだけではなく、再生時間も適切なシーンによって目標の動画コンテンツを構成することができるので、内容だけではなく再生時間も適切な複数のシーンによって形成される高度な構成の動画コンテンツを目標の動画コンテンツとして生成することができる。
更に、シーン抽出部32aは、動画収集手段31によって収集されたシーンと、構成情報24aの要素動画との合致度と、各シーンの再生時間とだけではなく、目標の動画コンテンツの目標の再生時間にも基づいてS165において複数のシーンを抽出しても良い。例えば、シーン抽出部32aは、シーン個々の再生時間が30秒以上2分未満であるとともに動画コンテンツ全体の再生時間が5分未満であって、動画コンテンツ全体の合致度が最大になるシーンを要素動画として選択しても良い。この構成により、動画生成装置10は、目標の動画コンテンツの再生時間が適切になるシーンによって目標の動画コンテンツを構成することができるので、内容だけではなく再生時間も適切な複数の動画によって形成されて、全体の再生時間も適切な高度な構成の動画コンテンツを目標の動画コンテンツとして生成することができる。
動画生成装置10は、常に動画コンテンツを自動的に収集する(S131)ので、最新の状況に対応した動画コンテンツを生成することができる。
職業紹介の動画コンテンツは、児童、生徒または学生が進路を決定する場合に役立つ。ここで、職業紹介の動画コンテンツは、人間が1つ1つ制作することもできる。しかしながら、人間が職業紹介の動画コンテンツを1つ1つ制作する場合、職業紹介の動画コンテンツの制作に手間がかかるので、限られた少数の職業の紹介の動画コンテンツのみが制作されているというのが現状である。また、人間が職業紹介の動画コンテンツを1つ1つ制作する場合、職業紹介の動画コンテンツの制作に手間がかかるので、職業紹介の動画コンテンツがなかなか更新されず、職業紹介の動画コンテンツの内容が古くなってしまうというのが現状である。その結果、児童、生徒または学生は、職業に対するイメージが曖昧なまま進路を決定しなければならず、就業意欲が減退するとともに、就業後に仕事に不満を抱えることになる。しかしながら、動画生成装置10は、職業紹介の動画コンテンツを人間に1つ1つ制作させるのではなく、多数の職業の紹介の動画コンテンツを自動で生成するので、児童、生徒または学生に職業に対するイメージを明確に把握させた上で進路を決定させることができる。
なお、動画生成装置10は、職業紹介の動画コンテンツ以外の動画コンテンツを生成する構成でも良い。例えば、動画生成装置10は、時事問題の動画コンテンツを生成する構成でも良い。
本発明の動画生成装置は、本実施の形態において1つのコンピューターによって実現されているが、複数の電子機器によって実現されても良い。また、本実施の形態においてプログラムによって実現されていた構成の少なくとも1つは、ハードウェアによって実現されても良い。
A1〜A10、B1〜B10、C1〜C10、D1〜D10 シーン(動画)
1〜4 要素動画
10 動画生成装置
21 動画生成プログラム
24a 構成情報
25a 動画コンテンツ(目標の動画)
26a プレイリスト(目標の動画)
31 動画収集手段
32 再生順番決定手段
33 コンテンツ構成入力部(構成情報受付手段)

Claims (4)

  1. 動画を収集する動画収集手段と、
    前記動画収集手段によって収集された複数の動画を組み合わせて目標の動画とする場合の前記複数の動画の再生の順番を決定する再生順番決定手段とを備え、
    前記再生順番決定手段は、前記目標の動画を構成する要素としての要素動画の再生の順番を示す構成情報に基づいて前記複数の動画の再生の順番を決定し、
    前記再生順番決定手段は、前記動画収集手段によって収集された動画と、前記要素動画との合致度と、前記動画収集手段によって収集された動画の再生時間と、前記目標の動画の目標の再生時間とに基づいて前記複数の動画を抽出することを特徴とする動画生成装置。
  2. 前記構成情報を受け付ける構成情報受付手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の動画生成装置。
  3. 動画を収集する動画収集手段、および、
    前記動画収集手段によって収集された複数の動画を組み合わせて目標の動画とする場合の前記複数の動画の再生の順番を決定する再生順番決定手段としてコンピューターを機能させ、
    前記再生順番決定手段は、前記目標の動画を構成する要素としての要素動画の再生の順番を示す構成情報に基づいて前記複数の動画の再生の順番を決定し、
    前記再生順番決定手段は、前記動画収集手段によって収集された動画と、前記要素動画との合致度と、前記動画収集手段によって収集された動画の再生時間と、前記目標の動画の目標の再生時間とに基づいて前記複数の動画を抽出することを特徴とする動画生成プログラム。
  4. 動画を収集する動画収集ステップと、
    前記動画収集ステップによって収集された複数の動画を組み合わせて目標の動画とする場合の前記複数の動画の再生の順番を決定する再生順番決定ステップとを備え、
    前記再生順番決定ステップは、前記目標の動画を構成する要素としての要素動画の再生の順番を示す構成情報に基づいて前記複数の動画の再生の順番を決定するステップであり、
    前記再生順番決定ステップは、前記動画収集ステップによって収集された動画と、前記要素動画との合致度と、前記動画収集ステップによって収集された動画の再生時間と、前記目標の動画の目標の再生時間とに基づいて前記複数の動画を抽出するステップであることを特徴とする動画生成方法。
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