JP6900334B2 - 映像出力装置、映像出力方法および映像出力プログラム - Google Patents

映像出力装置、映像出力方法および映像出力プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6900334B2
JP6900334B2 JP2018028052A JP2018028052A JP6900334B2 JP 6900334 B2 JP6900334 B2 JP 6900334B2 JP 2018028052 A JP2018028052 A JP 2018028052A JP 2018028052 A JP2018028052 A JP 2018028052A JP 6900334 B2 JP6900334 B2 JP 6900334B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video
subtitle data
output device
unit
subtitles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018028052A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019144817A (ja
Inventor
仁克 大田
仁克 大田
直也 原
直也 原
滉治 山岡
滉治 山岡
ユ キヤ
ユ キヤ
崇章 須永
崇章 須永
嶺 齋藤
嶺 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Communications Corp
Original Assignee
NTT Communications Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Communications Corp filed Critical NTT Communications Corp
Priority to JP2018028052A priority Critical patent/JP6900334B2/ja
Publication of JP2019144817A publication Critical patent/JP2019144817A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6900334B2 publication Critical patent/JP6900334B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、映像出力装置、映像出力方法および映像出力プログラムに関する。
従来、利用者が外国語で何かを伝えようとした場合に、相手に伝えたい言葉(フレーズ)を日本語で翻訳ツールに入力して外国語に翻訳することが知られている。ところが、このような翻訳ツールでは、シチュエーションに応じた言葉のニュアンスが表現できない場合がある。
このような場合には、シチュエーションに応じた言葉のニュアンスを表現するために、外国語の字幕付きの映像を見つけることも考えられる。例えば、動画サイト等から外国語の字幕付きの映像を見つけ出す。
特開2006−148397号公報
しかしながら、従来の手法では、シチュエーションに応じた字幕付きの映像を容易に見つけることができなかったという課題があった。例えば、従来の手法では、動画サイト等の膨大な映像のなかから、利用者が意図する1シーンを手作業で見つけることに手間と時間が掛かってしまい、字幕付きの映像を容易に見つけることができない場合があった。
また、利用者が伝えようとするフレーズを外国語に翻訳し、そのフレーズに対応する字幕付きの映像を見つけたとしても、利用者が外国語に精通していない場合には、見つけた映像が相手に理解してもらえるニュアンスなのか否かが判断できない。このため、シチュエーションに応じた字幕付きの映像を適切に見つけることができない場合があった。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の映像出力装置は、翻訳対象のフレーズの入力を受け付ける受付部と、前記受付部によって受け付けられたフレーズを所定の言語に翻訳し、該翻訳の結果に基づいて、シチュエーションごとにクラスタリングされた字幕データから一つまたは複数の字幕データを選択する選択部と、前記選択部によって選択された前記字幕データに対応する字幕付きの映像に関する情報をユーザ端末に出力する出力部とを有することを特徴とする。
また、本発明の映像出力方法は、映像出力装置によって実行される映像出力方法であって、翻訳対象のフレーズの入力を受け付ける受付工程と、前記受付工程によって受け付けられたフレーズを所定の言語に翻訳し、該翻訳の結果に基づいて、シチュエーションごとにクラスタリングされた字幕データから一つまたは複数の字幕データを選択する選択工程と、前記選択工程によって選択された前記字幕データに対応する字幕付きの映像に関する情報をユーザ端末に出力する出力工程とを含んだことを特徴とする。
また、本発明の映像出力プログラムは、翻訳対象のフレーズの入力を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップによって受け付けられたフレーズを所定の言語に翻訳し、該翻訳の結果に基づいて、シチュエーションごとにクラスタリングされた字幕データから一つまたは複数の字幕データを選択する選択ステップと、前記選択ステップによって選択された前記字幕データに対応する字幕付きの映像に関する情報をユーザ端末に出力する出力ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、シチュエーションに応じた字幕付きの映像を容易に出力することができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施形態に係る映像出力装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、字幕データ記憶部に記憶されるデータの一例を示す図である。 図3は、映像データ記憶部に記憶されるデータの一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係る映像出力装置における字幕データをクラスタリングする処理を説明する図である。 図5は、翻訳対象の日本語のフレーズとシチュエーションの入力画面の一例を示す図である。 図6は、字幕付きの映像の出力結果画面の一例を示す図である。 図7は、ユーザの習熟度に応じた字幕付きの映像の出力処理を説明する図である。 図8は、第1の実施形態に係る映像出力装置の字幕付き映像を出力する処理の一連の流れを説明する図である。 図9は、シチュエーションとしてカジュアルが選択された場合の出力結果例を説明する図である。 図10は、シチュエーションとしてフォーマルが選択された場合の出力結果例を説明する図である。 図11は、シチュエーションとしてビジネスが選択された場合の出力結果例を説明する図である。 図12は、第1の実施形態に係る映像出力装置における字幕付きの映像の出力処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図13は、第1の実施形態に係る映像出力装置における字幕データをクラスタリングする処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図14は、映像出力プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
以下に、本願に係る映像出力装置、映像出力方法および映像出力プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態により本願に係る映像出力装置、映像出力方法および映像出力プログラムが限定されるものではない。
[第1の実施形態]
以下の実施の形態では、第1の実施形態に係る映像出力装置10の構成、映像出力装置10の処理の流れを順に説明し、最後に第1の実施形態による効果を説明する。
[映像出力装置の構成]
図1は、第1の実施形態に係る映像出力装置の構成例を示すブロック図である。図1を用いて、映像出力装置10の構成を説明する。図1に示すように、映像出力装置10は、ユーザ端末20およびサーバ30とネットワーク40を介して接続されている。
ここでユーザ端末20は、例えば、デスクトップ型PC、タブレット型PC、ノート型PC、携帯電話機、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理装置である。また、サーバ30は、例えば、字幕付きの映像データ等の動画を配信する動画サイトのサーバ装置である。なお、図1に示す構成は一例にすぎず、具体的な構成や各装置の数は特に限定されない。
また、図1に示すように、この映像出力装置10は、通信処理部11、制御部12および記憶部13を有する。以下に映像出力装置10が有する各部の処理を説明する。
通信処理部11は、各種情報に関する通信を制御する。例えば、通信処理部11は、翻訳対象のフレーズのみ、もしくは、翻訳対象のフレーズおよび該フレーズが適用されるシチュエーションをユーザ端末20から受信する。また、通信処理部11は、サーバ30から字幕付きの映像データを受信する。
記憶部13は、制御部12による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、字幕データ記憶部13aおよび映像データ記憶部13bを有する。例えば、記憶部13は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置などである。なお、字幕データ記憶部13aおよび映像データ記憶部13bに記憶されるデータは、後述する収集部12aおよびクラスタリング部12bによって事前に格納されたデータである。
字幕データ記憶部13aは、シチュエーションごとにクラスタリングされた映像の字幕データに関する情報を記憶する。ここで字幕データとは、映像に含まれる外国語の字幕のフレーズを示すものとする。例えば、字幕データ記憶部13aは、図2に例示するように、シチュエーションとして、「カジュアル」、「フォーマル」、「ビジネス」の3つのシチュエーションにクラスタリングされた字幕データを記憶する。なお、以下の説明では「カジュアル」、「フォーマル」、「ビジネス」の3つのシチュエーションが設定されている場合を例に挙げて適宜説明するが、この例に限定されるものではなく、例えば、「デート」や「ジョーク」等の他のシチュエーションが設定されていてもよい。図2は、字幕データ記憶部に記憶されるデータの一例を示す図である。図2の例では、図2の(1)にシチュエーション「カジュアル」にクラスタリングされた字幕データを例示し、図2の(2)にシチュエーション「フォーマル」にクラスタリングされた字幕データを例示し、図2の(3)にシチュエーション「ビジネス」にクラスタリングされた字幕データを例示しているものとする。
また、図2の例では、字幕データ記憶部13aは、字幕データを一意に識別する「字幕ID」と、字幕のフレーズを示す「字幕」と、字幕データの特徴ベクトルを示す「ベクトル」と、字幕が付されていた映像を一意に識別する「映像ID」と、映像において字幕が表示される開始時間を示す「タイムコード」とを対応付けて記憶する。なお、図2に例示した情報は一例であり、これに限定されるものではない。また、図2に例示するベクトルは、例えば、必要なデータの特徴をn次元の数ベクトルで表記される特徴ベクトルであるが、ここではベクトルA等と簡略的に記載している。また、図2に例示するタイムコードは、映像において字幕が表示される開始時間のみを記載しているが、例えば、「1:31〜1:36」というように、開始時間と終了時間を含むものであってもよい。
具体例を挙げて説明すると、字幕データ記憶部13aは、図2の(1)に例示する「カジュアル」のクラスタリングにおいて、字幕ID「C1」と、字幕「Thanks」と、ベクトル「ベクトルA」と、映像ID「1」と、タイムコード「1:31」とを対応付けて記憶する。これは、字幕ID「C1」の字幕「Thanks」について、特徴ベクトルが「ベクトルA」であり、「Thanks」の字幕が表示される映像の映像IDが「1」であり、「Thanks」の字幕が表示されるタイムコードが「1:31」であることを意味する。
映像データ記憶部13bは、字幕付きの映像に関するデータを記憶する。例えば、映像データ記憶部13bは、図3に例示するように、映像を一意に識別する「映像ID」と、映像のタイトルである「動画タイトル」と、映像を投稿した投稿者が付したタグである「タグ」とを対応付けて記憶する。図3の例を挙げて説明すると、映像データ記憶部13bは、映像ID「1」と、動画タイトル「映画「ABC」予告」と、タグ「サスペンス」とを対応付けて記憶する。これは、映像ID「1」の映像のタイトルが「映画「ABC」予告」であり、投稿者に「サスペンス」というタグが付されたことを意味する。なお、字幕付きの映像コンテンツについては、映像データ記憶部13bが記憶しておいてもよいし、映像出力装置10側では記憶しなくてもよい。
制御部12は、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、収集部12a、クラスタリング部12b、受付部12c、選択部12dおよび出力部12eを有する。ここで、制御部12は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphical Processing Unit)などの電子回路やASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路である。
収集部12aは、外部のサーバ30から外国語の字幕付きの映像のデータを収集する。例えば、収集部12aは、動画を配信する動画サイトのサーバ30から映像コンテンツ、字幕データおよびタイムコードを収集する。また、収集部12aは、収集した映像コンテンツ、映像コンテンツの映像ID、動画タイトルおよびタグの情報を映像データ記憶部13bに格納する。なお、映像コンテンツについては映像データ記憶部13bに格納しなくともよい。
クラスタリング部12bは、字幕付きの映像に含まれる各字幕データをベクトル化し、該各字幕データのベクトルに応じて、各字幕データを各シチュエーションにクラスタリングする。例えば、クラスタリング部12bは、外国語の字幕付きの映像に含まれる字幕データを抽出し、各字幕データをベクトル化する。なお、各字幕データのベクトルへの変換手法については、特に限定されるものではなく、例えば、機械学習で用いられている既存の手法を利用するものとする。
そして、クラスタリング部12bは、各字幕データをベクトル化した後、各字幕データのベクトルに応じて、カジュアル、フォーマルおよびビジネスのうちいずれかのシチュエーションに各字幕データをクラスタリングする。なお、各字幕データをクラスタリングする処理をAI(Artificial Intelligence)に実行させるようにしてもよい。例えば、クラスタリング部12bは、ラベル付けされた字幕データを教師データとして構築されたモデルを用いて、各字幕データをクラスタリングするよういしてもよい。
ここで、図4を用いて、第1の実施形態に係る映像出力装置10における字幕データをクラスタリングする一連の処理の流れを説明する。図4は、第1の実施形態に係る映像出力装置における字幕データをクラスタリングする処理を説明する図である。図4に例示するように、映像出力装置10は、動画を配信する動画サイトのサーバ30から外国語の字幕付きの映像を収集する(図4の(1)参照)。
そして、映像出力装置10は、字幕付きの映像に含まれる各字幕データをベクトル化し、各字幕データを各シチュエーションにクラスタリングする処理をAIによって実行する(図4の(2)参照)。その後、映像出力装置10は、クラスタリングされた結果に応じて、字幕データを字幕データ記憶部13aに格納する(図4の(3)参照)。
なお、上述した映像データを収集したり、クラスタリングしたりする処理は、字幕データ記憶部13aおよび映像データ記憶部13bに記憶するデータを構築するための処理であり、後述の字幕付きの映像データを出力する処理のために事前に行われる処理である。このため、映像出力装置10が、収集部12aおよびクラスタリング部12bを有していなくともよく、例えば、他の装置で映像データの収集やクラスタリングを行い、字幕データ記憶部13aおよび映像データ記憶部13bに記憶するデータを他の装置から予め受信してもよい。
受付部12cは、翻訳対象のフレーズの入力および該フレーズが適用されるシチュエーションの選択を受け付ける。例えば、受付部12cは、ユーザ端末20に表示された入力画面に入力された翻訳対象の日本語のフレーズとシチュエーションとを受け付ける。ここで、図5の例を用いて、翻訳対象の日本語のフレーズとシチュエーションの入力画面の一例について説明する。図5は、翻訳対象の日本語のフレーズとシチュエーションの入力画面の一例を示す図である。
図5に例示するように、ユーザ端末20では、日本語のフレーズを入力するためのテキストボックスと、シチュエーションを選択するためのプルダウンリストと、字幕付きの映像の出力を指示するためのボタンとが表示される。例えば、図5に例示するように、ユーザ端末20に表示された入力画面において、テキストボックスに「ありがとう」と入力し、プルダウンリストからシチュエーションとして「カジュアル」を選択した上で、「SEARCH」と記載されたボタンを押下することで、翻訳対象のフレーズ「ありがとう」および該フレーズが適用されるシチュエーション「カジュアル」がユーザ端末20から映像出力装置10に送信される。なお、ユーザがシチュエーションの選択を行う場合に限定されるものではなく、例えば、ユーザがシチュエーションの選択せずに、映像出力装置10が、ユーザによって入力された日本語のフレーズから自動でシチュエーションを決定してもよい。
選択部12dは、受付部12cによって受け付けられたフレーズを所定の言語に翻訳し、該翻訳の結果と受付部12cによって受け付けられたシチュエーションに基づいて、シチュエーションごとにクラスタリングされた字幕データから一つまたは複数の字幕データを選択する。なお、フレーズを翻訳する処理については、どのような手法であってもよく、例えば、既存の翻訳ツール等を用いて翻訳してもよい。
また、選択部12dは、例えば、翻訳の結果をベクトル化し、シチュエーションごとにクラスタリングされた字幕データのうち、選択されたシチュエーションの字幕データのベクトルのなかから翻訳の結果のベクトルと距離が近い字幕データを選択する。
ここで、字幕データを選択する処理をAIに実行させるようにしてもよい。例えば、選択部12dは、翻訳の結果のベクトルと受付部12cによって受け付けられたシチュエーションを入力として、翻訳の結果のベクトルと距離が近い字幕データを選択するための学習済モデルを用いて、シチュエーションごとにクラスタリングされた映像の字幕データから一つまたは複数の字幕データを選択する。なお、選択する字幕データの数は、どのように決定されてもよく、例えば、予め決められていてもよいし、ユーザによって任意に設定可能であってもよい。
出力部12eは、選択部12dによって選択された字幕データに対応する字幕付きの映像に関する情報をユーザ端末20に出力する。具体的には、出力部12eは、選択部12dによって選択された字幕データに対応する映像のタイムコード情報が示す開始時間を基準として、該開始時間以前のタイムコード情報を用いて、字幕付きの映像に関する情報をユーザ端末20に出力する。ここで、出力部12eは、字幕付きの映像に関する情報として、字幕付きの映像そのものをユーザ端末20に出力してもよいし、字幕付きの映像にアクセスするためのURLをユーザ端末20に出力してもよい。例えば、出力部12eは、選択部12dによって選択された字幕データに対応する映像IDおよびタイムコードから字幕付きの映像にアクセスするためのURLを生成し、該URLを用いて、字幕付き映像をサーバ30から取得し、タイムコードが示すシーンから字幕付きの映像の再生が開始されるように映像付き映像をユーザ端末20に出力する。また、例えば、出力部12eは、選択部12dによって選択された字幕データに対応する字幕付きの映像にアクセスするためのURLをユーザ端末20に出力してもよい。この場合には、ユーザ端末20側でURLにアクセスして字幕付き映像をサーバ30から取得し、取得した映像付き映像を再生可能に表示する。
ここで、図6の例を用いて、字幕付きの映像の出力結果画面について説明する。図6は、字幕付きの映像の出力結果画面の一例を示す図である。なお、図6の出力結果画面は、前述の図5に示したようにテキストボックスに「ありがとう」と入力し、シチュエーションとして「カジュアル」を選択した場合に出力された出力結果画面の一例である。
図6に例示するように、ユーザ端末20において、字幕付きの映像の出力結果画面として、3つの映像データが表示されている。図6に例示するように、出力結果画面では、各映像データについて、映像の中央付近に映像を再生する再生ボタンが表示され、映像の上部に動画タイトルが表示され、映像の下部に英語のセリフが表示されている。例えば、図6の左側の映像では、動画タイトルとして「映画「ABC」予告」が表示され、映像中の英語のセリフとして「Thanks」が表示されている。このように、映像出力装置10では、ユーザが翻訳対象のフレーズを入力しシチュエーションを選択するだけで、シチュエーションに応じた字幕付きの映像を容易に出力することができる。
また、出力部12eは、選択部12dによって選択された字幕データに対応する映像のタイムコード情報が示す開始時間より所定時間前(例えば、3秒前)の開始時間のタイムコード情報を用いて、字幕付きの映像に関する情報をユーザ端末20に出力するようにしてもよい。例えば、出力部12eは、選択部12dによって選択された字幕データに対応する映像ID「1」の映像のタイムコードが「1:31」である場合には、予め決められた3秒前の「1:28」から始まる映像を出力する。このように、字幕付きの映像を該当のフレーズが登場するシーンよりも少し前のシーンから見られるように表示することで、この映像の1シーンでなぜ該当のフレーズが出てきたのかを分かるように映像を出力することが可能である。また、上記した所定時間は、予め決められた時間に限定されるものではなく、例えば、ユーザが任意に設定できるようにしてもよい。
また、上記のように予め決められた所定時間前のタイムコードの字幕付きの映像を出力した場合に、映像が途中から再生されてユーザに分かり難い映像となる場合があるため、出力部12eは、選択部によって選択された字幕データに対応する映像のタイムコード情報と、映像における各シーンの先頭を示すチャプタデータまたはインデックスデータを用いて、字幕付きの映像に関する情報をユーザ端末20に出力することで、シーンが切り替わる先頭の箇所から再生するようにしてもよい。例えば、出力部12eは、チャプタが付いている映像の場合には、字幕データに対応する映像のタイムコードの直前にあるチャプタの先頭から映像を再生するようにしてもよい。
また、出力部12eは、所定の言語に対するユーザの習熟度に応じて所定時間を動的に決定するようにしてもよい。例えば、出力部12eは、外国語に対するユーザの習熟度に応じて所定時間を決定し、選択部12dによって選択された字幕データに対応する映像のタイムコード情報が示す開始時間より所定時間前の開始時間のタイムコード情報を用いて、字幕付きの映像を出力するようにしてもよい。なお、ここでユーザの習熟度とは、どのように決められたものでもよく、例えば、ユーザごとに予め設定されているものであってもよいし、ユーザ自身によって入力されたものであってもよい。また、習熟度と所定時間との対応付けについても、任意に設定できるものとする。さらに、習熟度が、所定のパラメータに基づいて自動的に設定されてもよい。例えば、ユーザが所定の外国語学習コンテンツの利用時間や利用回数等を基に自動的に習熟度を設定するようにしてもよい。また、同じユーザであっても映像のジャンルごとに習熟度を設定するようにしてもよい。例えば、映像のジャンルが「旅行」については、習熟度が「高」、映像のジャンルが「料理」については、習熟度が「低」と設定し、出力する映像のジャンル「旅行」である場合には、習熟度「高」、出力する映像のジャンル「料理」である場合には、習熟度「低」として、所定時間を決定するようにしてもよい。また、ジャンルと習熟度をそれぞれ独立したパラメータとして扱ってもよく、ジャンルに応じて所定時間を変更してもよいし、習熟度に応じて所定時間を変更するようにしてもよい。
ここで、図7を用いて、ユーザの習熟度に応じた字幕付きの映像の出力処理について説明する。図7は、ユーザの習熟度に応じた字幕付きの映像の出力処理を説明する図である。なお、図7の例では、習熟度が「高」、「中」、「低」の3段階で分かれている場合を例に説明する。図7に例示するように、出力部12eは、選択部12dによって選択された字幕データに対応する映像のタイムコードが「1:31」であり、ユーザの習熟度が「高」である場合には、所定時間を「3秒」に決定し、「1:31」から3秒遡った「1:28」から始まる映像を出力する。また、出力部12eは、ユーザの習熟度が「中」である場合には、所定時間を「10秒」に決定し、「1:31」から10秒遡った「1:21」から始まる映像を出力する。また、出力部12eは、ユーザの習熟度が「低」である場合には、所定時間を「20秒」に決定し、「1:31」から20秒遡った「1:11」から始まる映像を出力する。なお、出力した映像にタイムコードの数字を表示するようにしてもよいし、タイムコードの数字を表示しなくてもよい。また、タイムコードついての具体的な数値や表示態様等についてはあくまで一例であり、これに限定されるものではない。
このように、出力部12eは、ユーザの習熟度が高いほど該当のフレーズが登場するシーンの直前から見られるように表示し、ユーザの習熟度が低いほど該当のフレーズが登場するシーンから遡ったシーンから見られるように表示する。このため、例えば、ユーザの入力した日本語が「チェックインお願いします」であって、映像がホテルのチェックイン時の動画である場合に、習熟度が高いユーザはチェックイン時のやり取りのシーンをいきなり見ることができ、一方、習熟度が低いユーザはホテルに入ってくるシーンから見ることができるので、映像においてなぜ入力したフレーズが出てきているかが分かり易くなる。このため、出力部12eは、ユーザの習熟度に応じて、最適な字幕付き映像を出力することができる。
上述したように、第1の実施形態に係る映像出力装置10では、利用が選択したシチュエーションに基づき、利用者が相手に伝えたいフレーズとして利用できるような字幕付き映像を利用者に提供することが可能である。ここで、図8を用いて、第1の実施形態に係る映像出力装置10の字幕付き映像を出力する処理の一連の流れを説明する。図8は、第1の実施形態に係る映像出力装置の字幕付き映像を出力する処理の一連の流れを説明する図である。図8に例示するように、映像出力装置10は、ユーザ端末20に表示された入力画面に入力された翻訳対象の日本語のフレーズとシチュエーションとを受け付ける(図8の(1)参照)。
そして、映像出力装置10では、AIによって、翻訳の結果をベクトル化する(図8の(2)参照)。そして、映像出力装置10では、AIによって、シチュエーションごとにクラスタリングされた字幕データのうち、選択されたシチュエーションの字幕データのベクトルのなかから翻訳の結果のベクトルと距離が近い字幕データを選択する(図8の(3)参照)。
その後、映像出力装置10は、例えば、字幕データに対応する映像のタイムコード情報が示す開始時間より所定時間前(例えば、3秒前)の開始時間のタイムコード情報を用いて、字幕付きの映像をユーザ端末20に出力する。これにより、ユーザ端末20は、字幕付きの映像を表示する(図8の(4)参照)。例えば、ユーザ端末20では、動画サイトの再生画面が埋め込まれたWebページ等を表示する。
このように、第1の実施形態に係る映像出力装置10では、相手に伝えたいフレーズを外国語に翻訳し、AIが各シチュエーションに相応しい表現で翻訳された字幕付きの映像を利用者に提供することが出来る。ここで、図9〜図11の例を用いて、各シーンが選択された場合における出力結果例を説明する。図9は、シチュエーションとしてカジュアルが選択された場合の出力結果例を説明する図である。図10は、シチュエーションとしてフォーマルが選択された場合の出力結果例を説明する図である。図11は、シチュエーションとしてビジネスが選択された場合の出力結果例を説明する図である。
図9〜図11の例では、相手に伝えたい日本語のフレーズとして「ありがとう」を入力した場合を例に説明する。図9に例示するように、ユーザが、相手に伝えたい日本語のフレーズとして「ありがとう」を入力し、シチュエーションを「カジュアル」と選択した場合には、映像出力装置10は、「ありがとう」を翻訳し、翻訳結果(例えば、「Thank you」)をベクトル化する。
そして、映像出力装置10は、字幕データ記憶部13aを参照し、「カジュアル」にクラスタリングされた字幕データのベクトルなかから翻訳の結果のベクトルと距離が近い字幕データ「Thanks」を選択する。そして、映像出力装置10は、字幕データ「Thanks」に対応する映像IDおよび映像のタイムコードを用いて、該タイムコードから字幕付きの映像の再生が開始されるように映像を出力する。
次に、図10に例示するように、ユーザが、相手に伝えたい日本語のフレーズとして「ありがとう」を入力し、シチュエーションを「フォーマル」と選択した場合にも同様に、映像出力装置10は、「ありがとう」を翻訳し、翻訳結果をベクトル化する。
そして、映像出力装置10は、字幕データ記憶部13aを参照し、「フォーマル」にクラスタリングされた字幕データのベクトルなかから翻訳の結果のベクトルと距離が近い字幕データ「I can never thank you enough」を選択する。そして、映像出力装置10は、字幕データ「I can never thank you enough」に対応する映像IDおよび映像のタイムコードを用いて、該タイムコードから字幕付きの映像の再生が開始されるように映像を出力する。
次に、図11に例示するように、ユーザが、相手に伝えたい日本語のフレーズとして「ありがとう」を入力し、シチュエーションを「ビジネス」と選択した場合にも同様に、映像出力装置10は、「ありがとう」を翻訳し、翻訳結果をベクトル化する。
そして、映像出力装置10は、字幕データ記憶部13aを参照し、「ビジネス」にクラスタリングされた字幕データのベクトルなかから翻訳の結果のベクトルと距離が近い字幕データ「I appreciate it」を選択する。そして、映像出力装置10は、字幕データ「I appreciate it」に対応する映像IDおよび映像のタイムコードを用いて、該タイムコードから字幕付きの映像の再生が開始されるように映像を出力する。
このように、映像出力装置10では、同一の日本語のフレーズであっても、シチュエーションが異なる場合には、外国語のセリフも映像の内容も異なるシチュエーションに相応しい映像を出力することができるので、シチュエーションに応じた字幕付きの映像を容易に出力することができる。
また、その他の例として、例えば、映像出力装置10では、相手に伝えたい日本語のフレーズとして「教えてくれないでしょうか」が入力された場合に、映像出力装置10は、シチュエーションが「カジュアル」が選択された場合には、字幕データ「Let me know」の字幕付きの映像の再生が開始されるように映像を出力し、シチュエーションが「フォーマル」が選択された場合には、字幕データ「Would you please let me know」の字幕付きの映像の再生が開始されるように映像を出力し、シチュエーションが「ビジネス」が選択された場合には、字幕データ「Do you mind expaining」の字幕付きの映像の再生が開始されるように映像を出力する。
[映像出力装置の処理手順]
次に、図12および図13を用いて、第1の実施形態に係る映像出力装置10による処理手順の例を説明する。図12は、第1の実施形態に係る映像出力装置における字幕付きの映像の出力処理の流れの一例を示すフローチャートである。図13は、第1の実施形態に係る映像出力装置における字幕データをクラスタリングする処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、図12を用いて、字幕付きの映像の出力処理の流れの一例を説明する。図12に例示するように、映像出力装置10の受付部12cがユーザ端末20から日本語のフレーズおよび該フレーズが適用されるシチュエーションの入力を受け付けると(ステップS101肯定)、選択部12dは、受付部12cによって受け付けられた日本語のフレーズを外国語に翻訳し(ステップS102)、翻訳結果をベクトル化する(ステップS103)。
続いて、選択部12dは、ユーザが選択したシチュエーションのクラスタから翻訳結果のベクトルと距離が近いベクトルの字幕データを選択する(ステップS104)。そして、出力部12eは、選択部12dによって選択された字幕データに対応する字幕付きの映像に関する情報をユーザ端末20に出力する(ステップS105)。例えば、出力部12eは、選択部12dによって選択された字幕データに対応する映像IDおよびタイムコードから字幕付きの映像にアクセスするためのURLを生成し、該URLを用いて、字幕付き映像をサーバ30から取得し、タイムコードが示すシーンから字幕付きの映像の再生が開始されるように映像付き映像をユーザ端末20に出力する。
次に、図13を用いて、字幕データをクラスタリングする処理の流れの一例を説明する。なお、図13で説明する処理は、図12で説明した処理が行われる前に事前に行われている処理である。図13に例示するように、映像出力装置10の収集部12aは、外国語の字幕付きの映像のデータを収集する(ステップS201)。そして、クラスタリング部12bは、外国語の字幕付きの映像に含まれる字幕データを抽出し、各字幕データをベクトル化する(ステップS202)。
そして、クラスタリング部12bは、字幕データを各シチュエーションにクラスタリングする(ステップS203)。例えば、クラスタリング部12bは、各字幕データをベクトル化した後、各字幕データのベクトルに応じて、カジュアル、フォーマルおよびビジネスのうちいずれかのシチュエーションに各字幕データをクラスタリングする。その後、クラスタリング部12bは、クラスタリングされた結果に応じて、字幕データを字幕データ記憶部13aに格納する(ステップS204)。
(第1の実施形態の効果)
第1の実施形態に係る映像出力装置10は、翻訳対象のフレーズの入力および該フレーズが適用されるシチュエーションの選択を受け付け、フレーズを所定の言語に翻訳し、該翻訳の結果とシチュエーションに基づいて、シチュエーションごとにクラスタリングされた字幕データから一つまたは複数の字幕データを選択する。そして、映像出力装置10は、選択した字幕データに対応する字幕付きの映像に関する情報をユーザ端末20に出力する。このため、映像出力装置10では、シチュエーションに応じた字幕付きの映像を容易にユーザ端末20に対して出力することが可能である。
また、従来では外国語の単語を翻訳して利用者が相手に伝えたいフレーズを作文する等していたが、映像出力装置10では、利用者が相手に伝えたいフレーズをAIが選択し、字幕付きの映像を利用者に提供することが可能である。また、映像出力装置10では、翻訳対象のフレーズとシチュエーションを選択するだけで、相手に伝えたい内容の映像をすぐに選択できるため、時間の有効活用も可能である。
また、映像出力装置10では、相手に伝えたいフレーズを外国語に翻訳し、AIが各シーンに相応しい表現で翻訳された字幕付きの映像を選択し、利用者に提供することが出来る。また、映像出力装置10では、字幕付きの映像が該当の1シーンよりも少し前のシーンから提供するので、相手に伝えたい内容と字幕付きの映像の内容が違ったとしても、どのように違ったのかを理解することが可能である。
(システム構成等)
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、本実施の形態において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
(プログラム)
また、上記実施形態において説明した映像出力装置が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。例えば、実施形態に係る映像出力装置10が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述した映像出力プログラムを作成することもできる。この場合、コンピュータが映像出力プログラムを実行することにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、かかる映像出力プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録された映像出力プログラムをコンピュータに読み込ませて実行することにより上記実施形態と同様の処理を実現してもよい。
図14は、映像出力プログラムを実行するコンピュータを示す図である。図14に例示するように、コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有し、これらの各部はバス1080によって接続される。
メモリ1010は、図14に例示するように、ROM(Read Only Memory)1011及びRAM1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、図14に例示するように、ハードディスクドライブ1090に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、図14に例示するように、ディスクドライブ1100に接続される。例えば磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が、ディスクドライブ1100に挿入される。シリアルポートインタフェース1050は、図14に例示するように、例えばマウス1110、キーボード1120に接続される。ビデオアダプタ1060は、図14に例示するように、例えばディスプレイ1130に接続される。
ここで、図14に例示するように、ハードディスクドライブ1090は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093、プログラムデータ1094を記憶する。すなわち、上記の、映像出力プログラムは、コンピュータ1000によって実行される指令が記述されたプログラムモジュールとして、例えばハードディスクドライブ1090に記憶される。
また、上記実施形態で説明した各種データは、プログラムデータとして、例えばメモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶される。そして、CPU1020が、メモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出し、各種処理手順を実行する。
なお、映像出力プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1090に記憶される場合に限られず、例えば着脱可能な記憶媒体に記憶され、ディスクドライブ等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、映像出力プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ネットワーク(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等)を介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
上記の実施形態やその変形は、本願が開示する技術に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 映像出力装置
11 通信処理部
12 制御部
12a 収集部
12b クラスタリング部
12c 受付部
12d 選択部
12e 出力部
13 記憶部
13a 字幕データ記憶部
13b 映像データ記憶部
20 ユーザ端末
30 サーバ
40 ネットワーク

Claims (10)

  1. 翻訳対象のフレーズの入力を受け付ける受付部と、
    前記受付部によって受け付けられたフレーズを所定の言語に翻訳し、該翻訳の結果に基づいて、シチュエーションごとにクラスタリングされた字幕データから一つまたは複数の字幕データを選択する選択部と、
    前記選択部によって選択された前記字幕データに対応する字幕付きの映像に関する情報をユーザ端末に出力する出力部と
    を有することを特徴とする映像出力装置。
  2. 前記受付部は、前記翻訳対象のフレーズの入力とともに、前記フレーズが適用されるシチュエーションの選択を受け付け、
    前記選択部は、前記翻訳の結果と前記受付部によって受け付けられたシチュエーションに基づいて、前記シチュエーションごとにクラスタリングされた字幕データから一つまたは複数の字幕データを選択することを特徴とする請求項1に記載の映像出力装置。
  3. 外部のサーバから字幕付きの映像のデータを収集する収集部と、
    前記収集部によって収集された前記字幕付きの映像に含まれる各字幕データをベクトル化し、該各字幕データのベクトルに応じて、各字幕データを各シチュエーションにクラスタリングするクラスタリング部と
    をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の映像出力装置。
  4. 前記選択部は、前記翻訳の結果をベクトル化し、前記シチュエーションごとにクラスタリングされた字幕データのうち、選択されたシチュエーションの字幕データのベクトルのなかから前記翻訳の結果のベクトルと距離が近い字幕データを選択することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の映像出力装置。
  5. 前記選択部は、前記翻訳の結果のベクトルと前記受付部によって受け付けられたシチュエーションを入力として、前記翻訳の結果のベクトルと距離が近い字幕データを選択するための学習済モデルを用いて、前記シチュエーションごとにクラスタリングされた映像の字幕データから一つまたは複数の字幕データを選択することを特徴とする請求項2または3に記載の映像出力装置。
  6. 前記出力部は、前記選択部によって選択された前記字幕データに対応する映像のタイムコード情報が示す開始時間を基準として、該開始時間以前のタイムコード情報を用いて、字幕付きの映像に関する情報を前記ユーザ端末に出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の映像出力装置。
  7. 前記出力部は、前記所定の言語に対するユーザの習熟度に応じて所定時間を決定し、前記選択部によって選択された前記字幕データに対応する映像のタイムコード情報が示す開始時間より前記所定時間前の開始時間のタイムコード情報を用いて、字幕付きの映像に関する情報を前記ユーザ端末に出力することを特徴とする請求項6に記載の映像出力装置。
  8. 前記出力部は、前記選択部によって選択された前記字幕データに対応する映像のタイムコード情報と、前記映像における各シーンの先頭を示すチャプタデータまたはインデックスデータを用いて、字幕付きの映像に関する情報を前記ユーザ端末に出力することを特徴とする請求項6に記載の映像出力装置。
  9. 映像出力装置によって実行される映像出力方法であって、
    翻訳対象のフレーズの入力を受け付ける受付工程と、
    前記受付工程によって受け付けられたフレーズを所定の言語に翻訳し、該翻訳の結果に基づいて、シチュエーションごとにクラスタリングされた字幕データから一つまたは複数の字幕データを選択する選択工程と、
    前記選択工程によって選択された前記字幕データに対応する字幕付きの映像に関する情報をユーザ端末に出力する出力工程と
    を含んだことを特徴とする映像出力方法。
  10. 翻訳対象のフレーズの入力を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップによって受け付けられたフレーズを所定の言語に翻訳し、該翻訳の結果に基づいて、シチュエーションごとにクラスタリングされた字幕データから一つまたは複数の字幕データを選択する選択ステップと、
    前記選択ステップによって選択された前記字幕データに対応する字幕付きの映像に関する情報をユーザ端末に出力する出力ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とする映像出力プログラム。
JP2018028052A 2018-02-20 2018-02-20 映像出力装置、映像出力方法および映像出力プログラム Active JP6900334B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018028052A JP6900334B2 (ja) 2018-02-20 2018-02-20 映像出力装置、映像出力方法および映像出力プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018028052A JP6900334B2 (ja) 2018-02-20 2018-02-20 映像出力装置、映像出力方法および映像出力プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019144817A JP2019144817A (ja) 2019-08-29
JP6900334B2 true JP6900334B2 (ja) 2021-07-07

Family

ID=67773813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018028052A Active JP6900334B2 (ja) 2018-02-20 2018-02-20 映像出力装置、映像出力方法および映像出力プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6900334B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6760676B1 (ja) * 2019-12-18 2020-09-23 Jeインターナショナル株式会社 チャットボットサーバー装置、学習装置、チャットボットシステム、チャットボットサーバー装置の動作方法、学習装置の動作方法、プログラム、および記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019144817A (ja) 2019-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Morris et al. Rich representations of visual content for screen reader users
US10325397B2 (en) Systems and methods for assembling and/or displaying multimedia objects, modules or presentations
US10831796B2 (en) Tone optimization for digital content
KR20210054491A (ko) 검색, 추천, 및 발견을 촉진하기 위해 머신-학습 추출물들 및 시맨틱 그래프들을 이용하여 구조화된 데이터를 생성하는 방법들 및 시스템들
CN112449253B (zh) 交互式视频生成
KR20180136265A (ko) 구간 영상 검색 및 제공 장치, 방법 및 컴퓨터-판독가능 매체
US20140164371A1 (en) Extraction of media portions in association with correlated input
CN101840414A (zh) 从网络文本创建动画的设备和方法
US20160117311A1 (en) Method and Device for Performing Story Analysis
US10140259B2 (en) Method and system for dynamically generating multimedia content file
CN108780439A (zh) 用于内容丰富且用于教导阅读并实现理解的系统和方法
CN113392273A (zh) 视频播放方法、装置、计算机设备及存储介质
Doherty et al. Assessing quality in human-and machine-generated subtitles and captions
JP2011128362A (ja) 学習システム
US20150111189A1 (en) System and method for browsing multimedia file
KR20150117914A (ko) 다수 사용자 참여형 언어 학습 시스템
JP6373243B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP6900334B2 (ja) 映像出力装置、映像出力方法および映像出力プログラム
JP2020095615A (ja) 生成装置、生成方法および生成プログラム
KR102202372B1 (ko) 영상 컨텐츠를 재사용하여 사용자 인터랙션을 인지할 수 있는 인터랙티브 미디어 제작 시스템 및 그 운용방법
Law Creativity and television drama: A corpus-based multimodal analysis of pattern-reforming creativity in House MD
WO2012145561A1 (en) Systems and methods for assembling and/or displaying multimedia objects, modules or presentations
KR101303975B1 (ko) 영어문장 학습 프로그램을 기록한 컴퓨터로 판독가능한 기록매체
KR20230129616A (ko) 비디오 타임 앵커
KR102350359B1 (ko) 음성 인식 알고리즘을 이용한 영상 편집 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20180312

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200716

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210616

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6900334

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250