JP6458805B2 - 通信システム、基地局、ユーザ機器、通信方法、プログラム - Google Patents

通信システム、基地局、ユーザ機器、通信方法、プログラム Download PDF

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Description

本開示は、通信システム、基地局、ユーザ機器、通信方法、記憶媒体に関する。
第3世代(3G)移動体通信システムの標準化プロジェクト(3GPP:Third Generation Partnership Project)において、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)やLTE-Advancedの検討が行われている。
特許文献1では、LTEにおいて、端末から基地局への無線リソース割当要求の送信周期を制御する方法が開示されている。端末は、基地局に対して無線リソースの割り当てを要求するために、無線リソース割当要求メッセージとして、スケジューリングリクエスト(SR: Scheduling Request)を発行する。特許文献1では、SRを送信するための無線リソースの割り当てを抑えるために、端末が有する送信バッファの滞留量に応じてSRの送信周期を制御する。SRは、端末が基地局(eNode B)へ送信すべき送信データを保持する場合に、基地局に対して上り無線リソースの割り当てを要求するために送信される。端末からSRを受信した場合において、基地局は、SR受信時点での上り無線リソースの空き状況に応じて、当該端末に割り当てる無線リソースを決定する。また基地局は、割り当てた無線リソースを通知するために端末に無線リソース割当通知メッセージ(SG:Scheduling Grant)を送信する。端末は基地局からSGを受信すると、SGによって通知された無線リソースを使用して基地局にデータを送信する。
特開2010−114681号公報
しかしながら、特許文献1には、基地局が端末から受信するバッファ滞留量から実際のバッファ滞留量を推定する具体的な方法が開示されていない。また、特許文献1には、推定されたバッファ滞留量と無線リソース割当通知メッセージ(SG)との関係性が開示されていない。
対して、発明者は、端末の実際のバッファサイズと基地局が推定したバッファサイズとが異なる状況が生じる可能性(問題点)を見出した。
さらに、発明者は、他の可能性(問題点)を見出した。ユーザ機器(端末)のバッファのバッファサイズについて、ユーザ機器と基地局との間で認識が一致しないために、ユーザ機器のアップリンクデータの送信が滞留し、適切な無線リソースのスケジューリングが行われない状況が生じる可能性(問題点)がある。
そこで、例示的な実施形態の目的の1つは、ユーザ機器のバッファサイズに関するユーザ機器と基地局との間の認識の不一致を防止することが可能な通信システム、基地局、ユーザ機器、通信方法、記憶媒体を提供することである。なお、この目的は、本明細書に開示される実施形態が達成しようとする複数の目的の1つに過ぎないことに留意されるべきである。その他の目的又は課題と新規な特徴は、本明細書の記述又は添付図面から明らかにされる。
例示的な実施形態における通信システムは、ユーザ機器と基地局とを有する。該ユーザ機器は、アップリンクデータをバッファリングするよう構成され、前記バッファリングされたアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、送信するように構成され、前記基地局は、前記ユーザ機器に無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、送信するように構成され、前記ユーザ機器は、前記バッファリングされたアップリンクデータの量に基づき、前記基地局における前記許可情報の送信を停止させるための前記バッファ状態報告を送信する。前記基地局は、前記バッファ状態報告を受信し、前記バッファ状態報告に基づき、前記許可情報の送信を停止する。
また、例示的な実施形態における基地局は、ユーザ機器と通信するように構成される。前記基地局は、前記ユーザ機器においてバッファリングされるアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、受信するように構成された受信機を有する。また、基地局は、前記アップリンクデータのための無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、送信するように構成された送信機を有する。また、基地局は、前記基地局における前記許可情報の送信を停止させることを、前記バッファ状態報告が示す場合において、前記許可情報の送信を停止するよう前記送信機を制御するように構成されたプロセッサと、を有する。
また、例示的な実施形態におけるユーザ機器は、アップリンクデータをバッファリングするよう構成されたバッファを有する。またユーザ機器は、前記バッファにバッファリングされているアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、送信するように構成された送信機を有する。またユーザ機器は、前記ユーザ機器に無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、受信するように構成された受信機を有する。またユーザ機器は、前記バッファにバッファリングされているアップリンクデータの量に基づき、前記許可情報の送信を停止させることを示す情報を含むよう、前記送信機を制御するように構成されるプロセッサを有する。
また、例示的な実施形態における基地局の通信方法では、ユーザ機器にバッファリングされるアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、受信し、前記アップリンクデータのための無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、送信し、前記バッファ状態報告が、前記基地局における前記許可情報の送信を停止させることを示す場合において、前記許可情報の送信を停止する。
また、例示的な実施形態における記憶媒体は、基地局の通信方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶する。当該プログラムは、ユーザ機器にバッファリングされるアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、受信し、前記アップリンクデータのための無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、送信し、前記バッファ状態報告が、前記基地局における前記許可情報の送信を停止させることを示す場合において、前記許可情報の送信を停止すること、をコンピュータに実行させる。
本発明の例示的な実施形態によれば、ユーザ機器のバッファサイズに関するユーザ機器と基地局との間の認識の不一致を防止することができる。
第1の例示的な実施形態の通信システムを示す図である。 第1の例示的な実施形態のユーザ機器を示す図である。 第1の例示的な実施形態の基地局を示す図である。 第2の例示的な実施形態の通信システムを示す図である。 第2の例示的な実施形態の動作を示したシーケンスチャートである。 第2の例示的な実施形態の動作の一例を示す図である。 第2の例示的な実施形態の動作の他の例を示す図である。
以下では、具体的な実施形態の詳細が、図面を参照しながら示される。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
以下に説明される複数の実施形態は、独立に実施されることもできるし、適宜組み合わせて実施されることもできる。これら複数の実施形態は、互いに異なる新規な特徴を有している。したがって、これら複数の実施形態は、互いに異なる目的又は課題を解決することに寄与し、互いに異なる効果を奏することに寄与する。
<第1の例示的な実施形態>
図1は、第1の例示的な実施形態の通信システムを示す。
図1において、通信システム1は、ユーザ機器2と基地局3とを有する。
ユーザ機器2は、アップリンクデータをバッファリングするように構成される。また、ユーザ機器2は、バッファリングされるアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、送信するように構成される。
また、基地局3は、ユーザ機器2に無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、送信するように構成される。ここで、ユーザ機器2は、バッファリングされているアップリンクデータの量に基づき、基地局3における許可情報の送信を停止させることを示すバッファ状態報告を送信する。
なお、図面中の矢印の向きは、一例を示すものであり、ブロック間の信号の向きを限定するものではない。
図2は、第1の例示的な実施形態のユーザ機器を示す。
図2において、ユーザ機器2は、バッファ21と送信機22と受信機23とプロセッサ24とを有する。バッファ21は、アップリンクデータをバッファリングするように構成される。送信機22は、当該バッファにバッファリングされているアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、送信するように構成される。また、受信機23は、ユーザ機器2に無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、受信するように構成される。プロセッサ24は、バッファ21にバッファリングされているアップリンクデータの量に基づき、バッファ状態報告が基地局における許可情報の送信を停止させることを示す情報を含むよう、送信機22を制御するように構成される。なお、送信機22及び受信機23は一体となって、送受信機または送受信回路として動作してもよい。
なお、図面中の矢印の向きは、一例を示すものであり、ブロック間の信号の向きを限定するものではない。
図3は、第1の例示的な実施形態の基地局を示す。
図3において、基地局3は、受信機31と送信機32とプロセッサ33とを有する。
受信機31は、ユーザ機器2にバッファリングされるアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、受信するように構成される。送信機32は、アップリンクデータのための無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、送信するように構成される。プロセッサ33は、バッファ状態報告が、基地局3における許可情報の送信を停止させることを示す場合において、許可情報の送信を停止するよう送信機32を制御するように構成される。なお、受信機31及び送信機32は一体となって、送受信機または送受信回路として動作してもよい。
本実施形態によれば、ユーザ機器2のアップリンクデータの量に関する、ユーザ機器2と基地局3との間の認識不一致の発生を防止することが可能である。このように、認識不一致の発生を防止することにより、ユーザ機器2のバッファにアップリンクデータが滞留することが抑制される。ユーザ機器2と基地局3との間の認識がより高い精度で一致する(最適化される)ことにより、基地局における許可情報による無線リソース割り当てが最適化される。
例えば、本実施形態によれば、プロセッサ33が、バッファ状態報告が前記基地局における許可情報の送信を停止させることを示す場合において、許可情報の送信を停止するよう送信機32を制御する。このため、ユーザ機器2のアップリンクデータの量に関するユーザ機器2と基地局3との間の認識不一致の発生を防止することが可能である。
なお、図面中の矢印の向きは、一例を示すものであり、ブロック間の信号の向きを限定するものではない。
<第2の例示的な実施形態>
図4は、第2の例示的な実施形態の通信システムを示す。
図4において、通信システムは、ユーザ機器400と基地局500とを有する。
ユーザ機器400は、LTEに関するユーザ機器(UE:User Equipment)である。基地局500は、LTEに関する基地局(eNBまたはeNodeB(evolved Node B))である。
なお、図面中の矢印の向きは、一例を示すものであり、ブロック間の信号の向きを限定するものではない。
ユーザ機器400は、第1の物理層制御部410、MAC(ミディアムアクセス制御またはMedium Access Controlという)レイヤ部420、バッファ430を有する。
バッファ430は、少なくとも一つのロジカルチャネル431を有する。バッファ430は、ロジカルチャネル431毎に、PDCP(Packet Data Convergence Protocolまたはパケットデータ収束プロトコルという)レイヤまたはRLC(無線リンク制御またはRadio Link Controlという)レイヤにおいて送信可能なデータをバッファ(記憶または保存ともいう)する。図4の例では、ロジカルチャネル431のゼロ番からN番まで其々において、送信可能なデータがバッファされている。
MACレイヤ部420は、データ送信部421と第1のメモリ422とを有する。MACレイヤ部420は、バッファ430にバッファされるデータのバッファサイズ(Buffer Size)を算出するように構成される。このバッファサイズは、ロジカルチャネル1つ毎に示されてもよい。またバッファサイズは、複数のロジカルチャネルのグループであるロジカルチャネルグループ(LCG:Logical Channel Group)単位で示されてもよい。LCGは、複数のロジカルチャネル(LCH:Logical Channel)がマッピングされたLCHのグループである。またLCGは、MACレイヤ部420において、バッファ状態報告(BSR: Buffer Status Report)を生成する単位として用いられてもよい。
また、MACレイヤ部420の第1のメモリ422は、算出したバッファサイズ(バッファ量ともいう)を記憶(保存)する。
また、MACレイヤ部420は、第1のメモリ422に記憶されるバッファサイズに基づき、バッファ状態報告として、BSR(Buffer Status Report)を生成する。例えば、BSRは、ロジカルチャネルグループを識別する識別子と、当該ロジカルチャネルグループにおいてバッファされるバッファサイズとを含んでもよい。バッファサイズは、実際のデータサイズ(またはバッファサイズ)を示すものでもよいし、第1のバッファサイズから第2のバッファサイズの間の所定の範囲に実際のデータサイズ(データサイズ)があることを示すインデックス値で示されてもよい。
また、MACレイヤ部420のデータ送信部421は、生成したBSRをアップリンクに送信する。また、データ送信部421は、基地局500からの許可情報に基づき割り当てられるリソースを用いて、アップリンクデータを送信する。
MACレイヤ部420は、MACレイヤにおいて送信するためのアップリンクデータ(UL Data)を生成する。
MACレイヤ部420は、第1の物理層制御部410との間で情報のやり取り(入出力または送受信ともいう)を行う。
第1の物理層制御部410は、基地局500の第2の物理層制御部510との間で、情報の送受信を行う。また、第1の物理層制御部410は、MACレイヤ部420との間で情報のやり取りを行う。
なお、ユーザ機器400は、図4に示されるように、タイマー440を有してもよい。
基地局500は、第2の物理層制御部510とMACレイヤ520とを有する。MACレイヤ部520は、スケジューラ制御部521と、第2のメモリ522とを有する。
基地局500は、ユーザ機器400が送信したBSRを受信する。
MACレイヤ部520は、第2の物理層制御部510を介してBSRを受信する。
スケジューラ制御部521は、受信したBSRに基づき、ユーザ機器400のバッファ430にバッファされたバッファサイズを推定する。
スケジューラ制御部521は、推定したバッファサイズに基づき、推定バッファサイズに対応する許可情報として、アップリンクグラント情報(UL-Grant: Uplink-Grant)をユーザ機器400に送信する。このUL-Grantはリソース割り当て情報である。なお、スケジューラ制御部521は単にスケジューラと称することもできる。
第2のメモリ522には、ユーザ機器400のバッファ430の推定バッファサイズが記憶(保存)される。
図5は、第2の例示的な実施形態の動作を示したシーケンスチャートである。
S1において、ユーザ機器400は、PDCP又はRLCレイヤにおけるバッファ430のLCH(ロジカルチャネル)毎に滞留しているデータのBuffer量から、LCG(ロジカルチャネルグループ)毎の滞留Buffer量(バッファサイズ)を算出する。
S2において、ユーザ機器400は、算出したBufferの量(算出バッファサイズ)を第1のメモリ422に保存する。
S3において、ユーザ機器400は、第1のメモリ422に保存されるバッファサイズからBSRを生成する。例えば、ユーザ機器400は、保存されるバッファサイズから求められるBSRのインデックス値を計算し、これをBSRとして生成する。
S4において、ユーザ機器400は、BSRを基地局500に送信する。
S5において、基地局500は、受信したBSRに基づき、ユーザ機器400のアップリンクバッファサイズ(UL Buffer Size)を推定する。
S6において、基地局500は、推定したバッファサイズをLCG毎に第2のメモリ522に保存する。
S7において、基地局500は、推定したバッファサイズに基づき、許可情報としてアップリンクグラント情報(UL-Grant)をユーザ機器400に送信する。
S8において、基地局500は、実際にUL-Grantで割り当てたサイズ等を、推定したバッファサイズから減算して、第2のメモリ522の推定バッファサイズを更新する。
S9において、ユーザ機器400は、基地局500から受信した許可情報(UL-Grant)にて示される(識別される)リソース割り当ての情報に基づき、アップリンクデータの送信を行う。なお、S7とS8のタイミングは、逆であってもよい。
<BSRについて>
ここで、バッファ状態報告の一例として示されたBSR(Buffer Status Report)の詳細が示される。
BSRは、例えば、周期的なBSR(Periodic BSR)、通常のレギュラーBSR(Regular BSR)、パディングBSR(Padding BSR)の何れであってもよい。
以下において、特にPeriodic BSRとRegular BSRに関する詳細が示される。
<Periodic BSR>
ユーザ機器400は、周期的BSRタイマー(periodicBSR-Timer)を有する。Periodic BSRは、周期的BSRタイマーが満了した時に、送信すべきアップリンクデータがある場合に送信される。また、periodicBSR-Timerは、UL-Grantが割り当てられ、BSRが割り当てられるタイミングで、リスタートする。このため、UL-Grantが割り当てられ続ける限り、Periodic BSRがperiodicBSR-Timer長の周期で送信される。
<Regular BSR>
Regular BSRは、以下の(1)から(3)の処理の流れで、送信される。
(1)以下のA)かつB)かつC)の場合、ユーザ機器400が基地局500に対して、スケジューリングリクエスト(SR: Scheduling Request)を送信する。
A)ユーザ機器400のバッファ430に送信すべきデータが存在する。
B)retxBSR-Timerと呼ばれるTimerが満了した。
C)UL-Grantが割り当てられてない。
(2)基地局500は、スケジューリングリクエストを受信すると、ユーザ機器400へRegular BSR送信のための許可情報(UL-Grant)を送信する。
(3)上記(2)のUL-Grantに基づき、ユーザ機器400は、Regular BSRを送信する。
retxBSR-Timerは、UL-Grantが割り当てられ、かつBSRが割り当てられるタイミングでリスタートする。このため、Regular BSR送信に必要なSRは、最短でretxBSR-Timer長の期間で送信される。また、retxBSR-Timerは、一定期間BSRが送信されていないことを検出するために使用される。
また、3GPPにおいて、periodicBSR-Timer長とretxBSR-Timer長が以下のように設定される。periodicBSR-Timer<retxBSR-Timerと設定されるため、Periodic BSRの送信周期<SRが送信可能な最短の期間となる。
・periodicBSR-Timerの範囲は、5[ms]から2560[ms]である。
・retxBSR-Timerの範囲は、320[ms]から10240[ms]である。
ここで、タイマー440は、periodicBSR-Timer及びretxBSR-Timerの少なくとも一方から構成することができる。
図6及び図7は、第2の例示的な実施形態の動作を示す。
図6及び図7において、基地局500(eNB)での推定バッファサイズの推移と、基地局500がUL-Grantを送信するタイミングとが、示される。
図6の例において、始点のタイミングにおいて、ユーザ機器400(UE)のバッファ430は、データ量(バッファサイズ)として「x1」のアップリンクデータをバッファしている。ここで例えば、バッファサイズが「x1」である場合、「x1」に対応するBSRのインデックス値は「a」であると仮定する。
図6において、ユーザ機器400がバッファサイズ「ゼロ」を通知するまで、基地局500がUL-Grantを割り当て続ける(UL-Grantが送信され続ける)。ユーザ機器400からバッファサイズ「ゼロ」が通知された場合に、基地局500はUL-Grant割り当てを停止する。このように基地局500とユーザ機器400との間において、バッファ430のアップリンクのバッファサイズに関する認識が一致した時に、基地局500がUL-Grantの割り当てを停止することにより、不要なUL-Grantが送信されることが防止される。
図7において、ユーザ機器400がバッファサイズ「ゼロ」を通知するまで、基地局500がUL-Grantを割り当て続ける。ユーザ機器400からバッファサイズ「ゼロ」以外が通知された場合、基地局500は、バッファサイズに応じたUL-Grant割り当てを行う。
<図6及び図7に関する共通動作>
(1)ユーザ機器400は、バッファサイズ「x1」に対応するBSRのインデックス値として「a」を示すBSRを基地局500に送信する。
(2)基地局500は、受信したBSRに基づき、ユーザ機器400のバッファ430のバッファサイズが「x2」であると推定する。
(3)基地局500は、ユーザ機器400に割り当て可能なリソースで、かつ、送信可能なデータサイズが「y1」であるとする場合(ここで、「y1」は「x2」より小さい)、ユーザ機器400へ割り当てるデータサイズが「y1」であることを示す許可情報(UL-Grant)を送信する。また、基地局500は、推定バッファサイズを「y1」減算し、推定バッファサイズを「x2−y1」に更新する。
(4)ユーザ機器400は、UL-Grantで示される情報に基づき、アップリンクデータを基地局500に送信する。
(5)基地局500での推定バッファサイズが「0」となるまで、上記(1)〜(4)の動作が繰り返される。ただし、上記(1)及び(2)は、BSR(Periodic、Regular及びPadding BSR)の送受信タイミングにおいて実施される動作である。なお、図6において、基地局500での推定バッファサイズが「y2」で、割り当てるデータサイズが「y2」となるようなUL-Grantを送信する場合において、推定バッファサイズは、「ゼロ」になるものとする。
(6)基地局500での推定バッファサイズがゼロとなった場合、基地局500はユーザ機器400へ毎サブフレーム又は一定周期で連続して、BSRのためのUL-Grantを送信する。ここで、UL-Grantは、BSRが送信可能かつ、可能な限り少ない割り当てサイズを示すものとする。ユーザ機器400は、上記UL-Grantで通知された情報に基づき、BSRを送信する。
<図6の場合>
(7−a)上記(6)の動作中に、ユーザ機器400からBSRでバッファサイズが「ゼロ」であることを通知された場合、基地局500は、UL-Grantの割り当てを停止する。この場合、基地局500は、ユーザ機器400にバッファリングされたアップリンクデータの量が、ゼロまたは実質的にゼロであると判定してもよい。この判定に基づき、UL-Grantの割り当てが停止されてもよい。
<図7の場合>
(7−b)上記(6)の動作中に、ユーザ機器400からBSRでバッファサイズが「ゼロより大きい」旨の通知がされた場合、基地局500は、推定バッファサイズが通知された値(図7の場合は「z2」の値)で更新した後、上記(1)〜(7)の動作を繰り返す。
上述のとおり、本実施形態によれば、基地局がユーザ機器のアップリンクバッファのサイズが「ゼロ」であると推定した後、ユーザ機器がバッファ状態報告(BSR)を基地局に送信する。このため、ユーザ機器のバッファサイズが基地局に通知されるまでの期間であっても、許可通知が送信され続ける。従って、基地局とユーザ機器との間において、ユーザ機器のアップリンクバッファのサイズの認識に仮に不一致が発生した場合であっても、UL-Grant割り当てまでの待ち時間が無くなる(または短くなる)ため、ユーザ機器のアップリンクデータの滞留が抑制され得る。
また、上述のとおり、ユーザ機器が、ユーザ機器のバッファサイズが「ゼロ」である旨を基地局に通知した場合には、この通知に基づき、基地局はUL-Grant割り当てを停止する。つまり、この通知に基づき、基地局はユーザ機器のアップリンクのバッファサイズを推定せずに、UL-Grantの割当を停止できる。この結果、基地局による不要なUL-Grant割り当てが防止される。
また、上述のとおり、ユーザ機器のバッファに送信すべきアップリンクデータが存在することを認識するまで待つケース(例えば、UL Data送信のためにretxBSR-Timerが満了するまで待つケース)の発生が防止できる。すなわち、基地局が、待ち時間無しで、ユーザ機器にリソース割り当てすることが可能となる。
<第3の例示的な実施形態>
第3の例示的な実施形態が以下にて示される。
本実施形態では、上記図6の動作説明における(6)において、基地局500での推定バッファサイズが「ゼロ」となった後に、以下の条件を満たす場合、基地局500はユーザ機器400へBSRを送信するためのUL-Grantの送信を制約(制限)する。例えば、UL-Grantの送信が停止されてもよいし、UL-Grantの所定時間あたりの送信頻度が制限されてもよい。
上述の条件とは、BSRのためのUL-Grantが所定回数DTX(Discontinuous Transmission)判定となった場合である。つまり、ユーザ機器400がUL-Grantを所定回数受信できない場合、またはUL-Grantを見落としている場合等である。
基地局500が複数回数UL-Grant送信したにも関わらず、ユーザ機器400でDTX判定となる原因の1つは、基地局500での推定バッファサイズが「ゼロ」となった後に、ユーザ機器400がセル端近傍に移動し、基地局500から送信されるUL-Grantを認識するために必要な電力を確保できないことが考えられる。このような場合に、UL-Grantが継続して送信され続けても、正常処理できる可能性は低い。
上述のとおり、UL-Grantの送信が制約されることにより、不要なUL-Grantの発生が防止され得る。
<他の実施形態>
上述のとおり、ユーザ機器(UE)と基地局(eNB)との間のデータ通信のため、ユーザ機器は、アップリンクバッファにバッファリングされたアップリンクデータの量(UL Buffer量)をeNBへ報告(report)する。
例えば、UL Buffer量はインデックス値(Index値)で示される。このインデックス値を含むバッファ状態報告(BSR: Buffer Status Report)がユーザ機器からeNBに報告(report)される。また、eNBは、このBSRを受信する。BSRのインデックス値は、アップリンクデータの量が、ある値からある値の範囲にあることを示す。eNBは、このインデックス値から実際にUEのバッファにバッファリングされているバッファ量を推定する。eNBは、UL-Grantを用いてUEに無線リソースを割当てる。eNBは、この割り当てたサイズを、推定Buffer量から減算し、推定Buffer量の値を更新する。したがって、実際のUEが持つUL Buffer量と、eNBが推定したUL Buffer量とに関する認識に関し、eNBとUE間で一致しないケースが発生しうる。例えば、eNBが推定Buffer Sizeに対応するUL-Grantを送信した時点で、eNBはUL Bufferが無い(ゼロ)とみなしてしまう可能性がある。この場合、たとえ実際にUEのUL Bufferに送信されるべきアップリンクデータが存在していたとしても、eNB はUEに対して、UEが持つUL Buffer量を全て送信するために必要なUL-Grantを割り当てない可能性がある。なぜならば、eNBは、UL Bufferが無いとみなし、UL-Grant送信を停止するからである。すなわち、eNBがUEにUL Bufferが実際に存在すると認識するまで、UEのUL Bufferに送信すべきアップリンクデータが存在するにも関わらず、このアップリンクデータのための無線リソースが割り当てられない可能性がある。この可能性を発明者は発見した。
上述の実施形態は、例えば、次の状況において、有用である。
ユーザ機器のretxBSR-Timerが満了した後、Regular BSRが基地局へ送信される場合、基地局は、UEのバッファに送信すべきアップリンクデータが存在することを認識する。しかし、retx BSR-Timerが満了する前の時間は、最後にUL-Grantが割り当てられた時間から一定時間経過した時間となるため、Regular BSRが送信されるまでに、待ち時間が発生しうる。この結果、UL-Grantによる割り当てが行われるまで遅延が発生する可能性がある。この遅延は、具体的には以下のケースにて起こりうる。
(1)新データのタイミングミス。
第1のケースは、ユーザ機器がBSRを送信した直後に、ユーザ機器のバッファに新たにUL Data が到着した場合である。
(2)誤認識。
第2のケースは、基地局が送信したUL-Grantをユーザ機器が受信できず、ユーザ機器は実際にUL Data を送信できなかったにも関わらず、基地局がユーザ機器からの送信があったと誤認識する場合である。
(3)ユーザ機器と基地局との算出方法による誤解。
基地局がUL Dataに含まれるPDCPレイヤ、RLCレイヤまたはMACレイヤにおけるデータのヘッダーやMAC Control Element 等を考慮したバッファサイズの推定を行っていなかった場合で、かつ、ユーザ機器のアップリンクのバッファサイズが、PDCPまたはRLCレイヤでのバッファサイズを基に算出されている場合である。
上述した実施形態の対象となる無線通信システムは、3GPP LTE(Long Term Evolution)、3GPP W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、WiMAX(Worldwide interoperability for Microwave Access)等に適用可能であるが、これらに限定されない。
また、上記の無線通信システム及び無線通信端末は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。また、上記の通信システムの制御方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、CD−R(Compact Disc - Recordable)、CD−R/W(Compact Disc - Rewritable)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc-ROM)、DVD−R(Digital Versatile Disc - Recordable)、DVD−R/W(Digital Versatile Disc-Rewritable)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。
また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
また、上述した各実施の形態は、適宜組み合わせて実施されることが可能である。また、本発明は、上述した各実施の形態に限定されず、様々な態様で実施されることが可能である。
(付記)
前述の実施形態の一部または全部は、以下の各付記のようにも記載することができる。しかしながら、以下の各付記は、あくまでも、本発明の単なる例示に過ぎず、本発明は、かかる場合のみに限るものではない。
(付記1)
ユーザ機器と基地局とを有する通信システムであって、
前記ユーザ機器は、
アップリンクデータをバッファリングするよう構成され、
前記バッファリングされるアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、送信するよう構成され、
前記基地局は、
前記ユーザ機器に無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、送信するよう構成され、
前記ユーザ機器は、
前記バッファリングされているアップリンクデータの量に基づき、前記許可情報の送信を停止するよう要求することを示す前記バッファ状態報告を送信する、
通信システム。
(付記2)
ユーザ機器と通信可能に構成される基地局であって、
前記ユーザ機器にバッファリングされるアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、受信するよう構成される受信機と、
前記アップリンクデータのための無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、送信するよう構成される送信機と、
前記バッファ状態報告が、前記許可情報の送信を停止する要求を示す場合において、
前記許可情報の送信を停止するよう前記送信機を制御するプロセッサと、
を有する基地局。
(付記3)
前記基地局は、
前記制御に基づき、前記許可情報の送信を停止する、
付記2記載の基地局。
(付記4)
前記基地局は、前記バッファ状態報告に基づき、前記ユーザ機器のバッファサイズを推定することが可能に構成される、
付記2または3記載の基地局。
(付記5)
前記推定された前記ユーザ機器のバッファサイズがゼロであり、かつ、前記推定後に送信される前記許可情報が所定回数ユーザ機器にて受信できない場合、
前記許可情報の送信が制限される、
付記4記載の基地局。
(付記6)
前記バッファ状態報告が前記許可情報の送信停止を要求することを示す場合、
前記基地局は、前記ユーザ機器にバッファリングされているアップリンクデータの量が実質的にゼロであると、判定する、
付記2乃至5の何れか1項に記載の基地局。
(付記7)
前記バッファ状態報告が、前記許可情報の送信停止を要求することを示さない場合、
前記基地局は、前記許可情報の送信を停止しない、
付記2乃至6の何れか1項に記載の基地局。
(付記8)
ユーザ機器であって、
アップリンクデータをバッファリングするよう構成されたバッファと、
前記バッファにバッファリングされているアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、送信するよう構成される送信機と、
前記ユーザ機器に無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、受信するよう構成される受信機と、
前記バッファにバッファリングされているアップリンクデータの量に基づき、
前記バッファ状態報告が前記許可情報の送信停止を要求することを示す情報を含むよう、前記送信機を制御可能に構成されるプロセッサと、
を有するユーザ機器。
(付記9)
ユーザ機器の通信方法であって、
アップリンクデータをバッファリングし、
前記バッファリングされているアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、送信し、
前記ユーザ機器に無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、受信し、
前記バッファリングされているアップリンクデータの量に基づき、
前記バッファ状態報告が前記許可情報の送信停止を要求することを示す情報を含むよう、前記送信機を制御する、
ユーザ機器の通信方法。
(付記10)
ユーザ機器の通信方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
アップリンクデータをバッファリングするプロセスと、
前記バッファリングされているアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、送信するプロセスと、
前記ユーザ機器に無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、受信するプロセスと、
前記バッファリングされているアップリンクデータの量に基づき、
前記バッファ状態報告が前記許可情報の送信停止を要求することを示す情報を含むよう、前記送信機を制御するプロセスと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記11)
ユーザ機器と基地局とを有する通信システムであって、
ユーザ機器は、
アップリンクデータをバッファリングするよう構成され、
前記バッファリングされるアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、送信するよう構成され、
前記基地局は、
前記ユーザ機器に無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、送信するよう構成され、
前記ユーザ機器は、
前記バッファリングされているアップリンクデータの量に基づき、前記基地局における前記許可情報の送信を停止させる前記バッファ状態報告を送信する、
前記基地局は、
前記バッファ状態報告を受信し、
受信したバッファ状態報告に基づき、前記許可情報の送信を停止する、
通信システム。
(付記12)
前記基地局は、前記バッファ状態報告に基づき、前記ユーザ機器のバッファサイズを推定することが可能に構成される、
付記11記載の通信システム。
(付記13)
前記推定された前記ユーザ機器のバッファサイズがゼロであり、かつ、前記推定後に送信される前記許可情報が所定回数ユーザ機器にて受信できない場合、
前記許可情報の送信が制限される、
付記12記載の通信システム。
(付記14)
前記バッファ状態報告が、前記許可情報の送信停止を要求することを示さない場合、
前記基地局は、前記許可情報の送信を停止しない、
付記11乃至13の何れか1項に記載の通信システム。
(付記15)
前記推定された前記バッファサイズがゼロであり、かつ、
前記推定の後に受信する前記バッファ状態報告が、記基地局における前記許可情報の送信を停止させることを示さない場合、
前記許可情報の送信が継続される、
付記12記載の通信システム。
(付記16)
ユーザ機器と通信可能に構成される基地局であって、
前記ユーザ機器にバッファリングされるアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、受信するよう構成される受信機と、
前記アップリンクデータのための無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、送信するよう構成される送信機と、
前記バッファ状態報告が、前記基地局における前記許可情報の送信を停止させることを示す場合において、
前記許可情報の送信を停止するよう前記送信機を制御するプロセッサと、
を有する基地局。
(付記17)
ユーザ機器であって、
アップリンクデータをバッファリングするよう構成されたバッファと、
前記バッファにバッファリングされているアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、送信するよう構成される送信機と、
前記ユーザ機器に無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、受信するよう構成される受信機と、
前記バッファにバッファリングされているアップリンクデータの量に基づき、
前記バッファ状態報告が前記許可情報の送信停止させることを示す情報を含むよう、前記送信機を制御可能に構成されるプロセッサと、
を有するユーザ機器。
(付記18)
基地局の通信方法であって、
ユーザ機器にバッファリングされるアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、受信し、
前記アップリンクデータのための無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、送信し、
前記バッファ状態報告が、前記基地局における前記許可情報の送信を停止させることを示す場合において、
前記許可情報の送信を停止する、
基地局の通信方法。
(付記19)
基地局の通信方法をコンピュータに事項させるためのプログラムであって、
ユーザ機器にバッファリングされるアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、受信するプロセスと、
前記アップリンクデータのための無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、送信するプロセスと、
前記バッファ状態報告が、前記基地局における前記許可情報の送信を停止させることを示す場合において、
前記許可情報の送信を停止するプロセスと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記20)
基地局の通信方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶する記憶媒体であって、
ユーザ機器にバッファリングされるアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、受信し、
前記アップリンクデータのための無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、送信し、
前記バッファ状態報告が、前記基地局における前記許可情報の送信を停止させることを示す場合において、
前記許可情報の送信を停止すること、
をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶する記憶媒体。
この出願は、2014年9月3日に出願された日本出願特願2014−179456を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 通信システム
2 ユーザ機器
3 基地局
21 バッファ
22 送信機
23 受信機
24 プロセッサ
31 受信機
32 送信機
33 プロセッサ
400 ユーザ機器
410 第1の物理層制御部
420 MACレイヤ部
421 データ送信部
422 第1のメモリ
430 バッファ
431 ロジカルチャネル
440 タイマー
500 基地局
510 第2の物理層制御部
520 MACレイヤ部
521 スケジューラ制御部
522 第2のメモリ

Claims (8)

  1. ユーザ機器と基地局とを有する通信システムであって、
    前記ユーザ機器は、
    アップリンクデータをバッファリングするよう構成され、
    前記バッファリングされたアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、送信するように構成され、
    前記基地局は、
    前記ユーザ機器に無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、送信するように構成され、
    前記ユーザ機器は、
    前記バッファリングされたアップリンクデータの量に基づき、前記基地局における前記許可情報の送信を停止させるための前記バッファ状態報告を送信し、
    前記基地局は、
    前記バッファ状態報告を受信し、
    前記バッファ状態報告に基づき、前記許可情報の送信を停止し、
    前記基地局は、
    前記バッファ状態報告に基づき、前記ユーザ機器のバッファサイズを推定するように構成され、
    前記推定した前記バッファサイズがゼロであり、かつ、前記推定の後に送信した前記許可情報が所定回数ユーザ機器にて受信できなかった場合、前記許可情報の送信を制限する
    通信システム。
  2. ユーザ機器と通信するように構成された基地局であって、
    前記ユーザ機器においてバッファリングされるアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、受信するように構成された受信機と、
    前記アップリンクデータのための無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、送信するように構成された送信機と、
    前記基地局における前記許可情報の送信を停止させることを、前記バッファ状態報告が示す場合において、
    前記許可情報の送信を停止するよう前記送信機を制御するように構成されたプロセッサと、
    を有し、
    前記基地局は、
    前記バッファ状態報告に基づき、前記ユーザ機器のバッファサイズを推定するように構成され、
    前記推定した前記バッファサイズがゼロであり、かつ、前記推定の後に送信した前記許可情報が所定回数ユーザ機器にて受信できなかった場合、前記許可情報の送信を制限する
    基地局。
  3. 前記バッファ状態報告が、前記基地局における前記許可情報の送信を停止させることを示す場合、
    前記基地局は、前記ユーザ機器にバッファリングされたアップリンクデータの量が実質的にゼロであると、判定する、
    請求項2に記載の基地局。
  4. 前記バッファ状態報告が、前記基地局における前記許可情報の送信を停止させることを示さない場合、
    前記基地局は、前記許可情報の送信を停止しない、
    請求項2または3に記載の基地局。
  5. 前記推定された前記バッファサイズがゼロであり、かつ、
    前記推定の後に受信する前記バッファ状態報告が、記基地局における前記許可情報の送信を停止させることを示さない場合、
    前記許可情報の送信が継続される、
    請求項2に記載の基地局。
  6. ユーザ機器であって、
    アップリンクデータをバッファリングするように構成されたバッファと、
    前記バッファにバッファリングされたアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、送信するように構成された送信機と、
    前記ユーザ機器に無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、受信するように構成された受信機と、
    前記バッファにバッファリングされているアップリンクデータの量に基づき、
    前記バッファ状態報告が前記許可情報の送信を停止させることを示す情報を含むよう、前記送信機を制御するように構成されたプロセッサと、
    を有し、
    基地局によって前記バッファ状態報告に基づき推定されたバッファサイズがゼロであり、かつ、前記推定の後に送信された前記許可情報が所定回数前記受信機にて受信できなかった場合、前記許可情報の送信が制限される
    ユーザ機器。
  7. 基地局の通信方法であって、
    ユーザ機器にバッファリングされるアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、受信し、
    前記アップリンクデータのための無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、送信し、
    前記バッファ状態報告が、前記基地局における前記許可情報の送信を停止させることを示す場合において、
    前記許可情報の送信を停止し、
    前記バッファ状態報告に基づき、前記ユーザ機器のバッファサイズを推定し、
    前記推定した前記バッファサイズがゼロであり、かつ、前記推定の後に送信した前記許可情報が所定回数ユーザ機器にて受信できなかった場合、前記許可情報の送信を制限する
    基地局の通信方法。
  8. 基地局の通信方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    ユーザ機器にバッファリングされるアップリンクデータの量を識別するバッファ状態報告を、アップリンクにおいて、受信し、
    前記アップリンクデータのための無線リソースを割当てるための許可情報を、ダウンリンクにおいて、送信し、
    前記バッファ状態報告が、前記基地局における前記許可情報の送信を停止させることを示す場合において、
    前記許可情報の送信を停止し、
    前記バッファ状態報告に基づき、前記ユーザ機器のバッファサイズを推定し、
    前記推定した前記バッファサイズがゼロであり、かつ、前記推定の後に送信した前記許可情報が所定回数ユーザ機器にて受信できなかった場合、前記許可情報の送信を制限する
    プログラム。
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