JP6458711B2 - 燃料タンク保護構造 - Google Patents

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本発明は、燃料タンク保護構造に関する。
下記特許文献1には、床下に車両幅方向及び車両前後方向に沿って燃料タンクを配置し、燃料タンクの車両幅方向の中央部をフロアトンネルに入り込ませた構成が開示されている。なお、床下に燃料タンクを配置した構成として、特許文献2、3に記載されたものがある。
特開2000−085382号公報 特開2006−056510号公報 特開2006−051938号公報
上記特許文献1に記載の構成では、車両側方から衝突を受ける側突時に、燃料タンクへの荷重入力を低減するには改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、側突時に燃料タンクへの荷重入力の影響を低減することができる燃料タンク保護構造を得ることが目的である。
請求項1の発明に係る燃料タンク保護構造は、車両前後方向に延在される左右一対のアンダリインフォースと、前記左右一対のアンダリインフォースの車両幅方向内側で車両前後方向に延在されるトンネルの左右に配置され、車両前後方向に延在される左右一対のトンネルリインフォースと、前記左右一対のアンダリインフォースの間に配置され、少なくとも一部が前記トンネルの内部に入り込んだ燃料タンクと、前記燃料タンクの車両上下方向の下側に配置され、前記左右一対のアンダリインフォースのうちの左右一方側のアンダリインフォースと前記左右一対のトンネルリインフォースのうちの左右他方側のトンネルリインフォースとを接続するフレーム部材と、を有する。
請求項1記載の本発明によれば、車両前後方向に延在される左右一対のアンダリインフォースが設けられており、左右一対のアンダリインフォースの車両幅方向内側で車両前後方向に延在されるトンネルの左右には、車両前後方向に延在される左右一対のトンネルリインフォースが設けられている。左右一対のアンダリインフォースの間には、燃料タンクが配置されており、燃料タンクの少なくとも一部がトンネルの内部に入り込んでいる。また、燃料タンクの車両上下方向の下側には、左右一方側のアンダリインフォースと左右他方側のトンネルリインフォースとを接続するフレーム部材が設けられている。これによって、側突時に左右一方側のアンダリインフォースに加わる荷重がフレーム部材を介して左右他方側のトンネルリインフォースに伝達されることで、トンネルの車両前後方向と直交する断面の潰れ変形が抑制される。このため、トンネルと燃料タンクとの干渉が抑制され、燃料タンクへの荷重入力の影響を低減することができる。
本発明に係る燃料タンク保護構造によれば、側突時に燃料タンクへの荷重入力の影響を低減することができる。
一実施形態に係る燃料タンク保護構造が適用される車両の下部を車両下方側から見上げた状態で示す斜視図である。 図1に示す燃料タンク保護構造を示す断面図(図3中の2−2線に沿った断面図)である。 図1に示す燃料タンク保護構造を示す平面図である。 (A)は、車両幅方向の一方側にバリアが衝突する前の燃料タンク保護構造の状態を示す模式的な断面図であり、(B)は、車両幅方向の一方側にバリアが衝突したときの燃料タンク保護構造の変形状態を示す模式的な断面図である。
本発明の実施形態に係る燃料タンク保護構造について図面に基づいて説明する。なお、各図において適宜示される矢印FR、矢印UP、矢印RH、及び矢印LHは、それぞれ本発明の実施形態に係る燃料タンク保護構造が適用された車両の前方向、上方向、前方向を向いた場合の右方向及び左方向を示している。以下、単に前後、上下、左右の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、前方向を向いた場合の左右を示すものとする。
図1〜図4を用いて、本発明に係る燃料タンク保護構造の一実施形態について説明する。図1には、本実施形態の燃料タンク保護構造10が車両下方側から見上げた状態で斜視図にて示されている。図1に示されるように、本実施形態の燃料タンク保護構造10は、車両12の下部13に適用されている。すなわち、本実施形態の燃料タンク保護構造10は、車両下部構造と言い換えることができる。車両12の下部13には、車室14の床部を構成するフロアパネル16が設けられている。
図1及び図2に示されるように、フロアパネル16の車両幅方向の外側(車両幅方向の両端部)には、略車両前後方向に沿ってそれぞれ延在されるロッカ18、18が設けられている。ロッカ18、18は、車両正面視にて左右対称に形成されている。ロッカ18、18は、車両幅方向の外側に配設されたロッカアウタパネル20と、車両幅方向内側に配設されたロッカインナパネル22と、を含んで構成されている。
ロッカアウタパネル20及びロッカインナパネル22は、車両幅方向に沿った断面にて、互いに向き合う側が開口された略ハット状に形成されている。ロッカアウタパネル20の上端部と下端部には、上下一対のフランジ部20Aが略車両上下方向に沿ってそれぞれ張り出している。ロッカインナパネル22の上端部と下端部には、上下一対のフランジ部22Aが略車両上下方向に沿ってそれぞれ張り出している。ロッカアウタパネル20とロッカインナパネル22の上下一対のフランジ部20A、22A同士が溶接等により接合されることで、ロッカ18、18は、それぞれ略車両前後方向に延在する閉断面構造とされている。
フロアパネル16は車両12の左右で分割されており、車両背面視にて(前方向を向いた場合の)車両幅方向の左側と右側に配置された一対のフロアパネル16A、16Bで構成されている。フロアパネル16の車両幅方向中央部(フロアパネル16Aとフロアパネル16Bの間)には、略車両前後方向に延在されるトンネル24が設けられている。トンネル24は、フロアパネル16から車両上下方向の上方側に突出している。具体的には、トンネル24は、車両幅方向に沿った断面にて、車両下方側に開口する略ハット状に形成されている。本実施形態では、車両幅方向両側のフロアパネル16A、16Bとトンネル24とは一体的に形成されているが、フロアパネル16A、16Bとトンネル24とを異なる部材で形成し、溶接等により一体化する構成でもよい。
本実施形態では、車両背面視にて車両幅方向右側のフロアパネル16Bには、トンネル24と隣接する位置に車両上方側に突出する凸部17が形成されている。本実施形態では、凸部17の車両上下方向の高さは、フロアパネル16Bの一般部及びフロアパネル16Aの上面の高さよりも高く設定されている(図2参照)。なお、フロアパネル16A、16Bは本実施形態の構成に限定されるものでなく、変更が可能である。
フロアパネル16A、16Bの車両幅方向の外側端部には、車両上方側に屈曲された屈曲部16C、16Cが形成されている。屈曲部16C、16Cは、ロッカ18のロッカインナパネル22の車両上下方向の中間部の内側面に溶接等により接合されている。また、フロアパネル16A、16Bの車両前後方向の前側には、車両上方及び車両前方側に延在されるダッシュパネル26が設けられている(図1参照)。
フロアパネル16(フロアパネル16A、16B)の車両上下方向の下側には、車両幅方向両側に略車両前後方向に延在される左右一対のアンダリインフォースメント(アンダリインフォース、以下「アンダR/F」と記載する)28、28が設けられている。左右一対のアンダR/F28、28は、車両骨格部材とされており、車両幅方向におけるトンネル24とロッカ18、18の間にほぼストレートに配置されている。言い換えると、左右一対のアンダR/F28、28の車両幅方向内側にトンネル24が配置されている。左右一対のアンダR/F28、28は、左右対称に形成されている。なお、左右一対のアンダR/F28、28の車両前後方向の前部は、それぞれフロントサイドメンバ60に接続されている。フロントサイドメンバ60は、アンダR/F28の車両前後方向の前部から車両前方及び車両上方側に斜め方向に配置される傾斜部を介して略車両前方側に延在されている。
アンダR/F28は、車両幅方向に沿った断面にて、車両上方側に開口する略ハット状に形成されている。より具体的には、アンダR/F28は、車両下方側に窪んだ略U字状の凹状部28Aと、凹状部28Aの左右一対の上端部から車両幅方向両側に張り出したフランジ部28B、28Bと、を備えている。アンダR/F28のフランジ部28B、28Bが、フロアパネル16(フロアパネル16A、16B)の下面に溶接等により接合されることで、アンダR/F28とフロアパネル16とで閉断面が構成されている。
フロアパネル16(フロアパネル16A、16B)の車両上下方向の下側には、トンネル24の左右(車両幅方向両側)に略車両前後方向に延在される左右一対のトンネルリインフォースメント(トンネルリインフォース、以下「トンネルR/F」と記載する)30、32が設けられている。左右一対のトンネルR/F30、32は、車両幅方向におけるトンネル24とアンダR/F28、28との間であって、トンネル24の基部(フロアパネル16との接続部)に沿って配置されている。トンネルR/F30、32は、車両骨格部材とされている。
トンネルR/F30、32は、車両幅方向に沿った断面にて、車両上方側に開口する略ハット状に形成されている。より具体的には、車両背面視にて車両幅方向左側のトンネルR/F30は、車両下方側に窪んだ略U字状の凹状部30Aと、凹状部30Aの左右一対の上端部から車両幅方向両側に張り出したフランジ部30B、30Bと、を備えている。トンネルR/F30のフランジ部30B、30Bが、フロアパネル16Aの下面に溶接等により接合されることで、トンネルR/F30とフロアパネル16Aとで閉断面が構成されている。
車両背面視にて車両幅方向右側のトンネルR/F32は、車両下方側に窪んだ略U字状の凹状部32Aと、凹状部32Aの左右一対の上端部から車両幅方向両側に張り出したフランジ部32B、32Bと、を備えている。トンネルR/F32は、フロアパネル16Bの凸部17の下側に配置されている。このため、凹状部32Aの車両上下方向の長さは、凹状部30Aの車両上下方向の長さよりも長く設定されている。トンネルR/F32のフランジ部32B、32Bが、フロアパネル16Bの下面に溶接等により接合されることで、トンネルR/F32とフロアパネル16Bとで閉断面が構成されている。
トンネル24の車両上下方向の下側には、燃料タンク34が配置されている。燃料タンク34は、左右一対のアンダR/F28、28の間に配置されている。本実施形態では、燃料タンク34の一部としての上部34Aが、トンネル24の内部に入り込んでいる。さらに、車両断面視にて燃料タンク34の車両幅方向両側の外壁面が、左右一対のトンネルR/F30、32の間に納まるように配置されている。燃料タンク34は、車両断面視にて角部をR状に湾曲させた略台形状に形成されている。燃料タンク34の周囲には、タンクバンド(図示省略)が架け渡されている。図示を省略するが、燃料タンク34は、タンクバンド及びこのタンクバンドを支持するバンド支持ブラケット(図示省略)を介して車体(例えば、クロスメンバなど)に支持されている。
なお、燃料タンク34の形状及び大きさは、本実施形態の構成に限定するものではなく、変更が可能である。例えば、燃料タンクが左右一対のアンダR/F28、28の間に配置されていれば、燃料タンクの一部がトンネル24の内部に入り込むと共に、燃料タンクの幅方向両側がトンネルR/F30、32の車両幅方向外側に延在されていてもよい。
図1〜図3に示されるように、燃料タンク34の車両上下方向の下側には、左右一方側としての車両幅方向左側のアンダR/F28と左右他方側としての車両幅方向右側のトンネルR/F32とを接続するフレーム部材36が配置されている。車両平面視にて、フレーム部材36は、略矩形及び無端状の枠体で構成されており、フレーム部材36の車両幅方向の一部が燃料タンク34と重なるように配置されている(図1及び図3参照)。フレーム部材36は、長手方向と直交する方向の断面にて略矩形筒状のパイプで構成されている。
より具体的には、図1及び図3に示されるように、フレーム部材36は、車両幅方向外側に配置された外側フレーム部36Aと、外側フレーム部36Aの車両前後方向の前端部から車両幅方向内側に延びた前側フレーム部36Bと、外側フレーム部36Aの車両前後方向の後端部から車両幅方向内側に延びた後側フレーム部36Cと、を備えている。また、フレーム部材36は、車両平面視にて前側フレーム部36Bの車両幅方向の右側端部から車両後方右側及び車両上方側に略L字状に折れ曲がる折り曲げ部36Dと、車両平面視にて後側フレーム部36Cの車両幅方向の右側端部から車両前方右側及び車両上方側に略L字状に折れ曲がる折り曲げ部36Eと、を備えている。さらに、フレーム部材36は、折り曲げ部36Dの車両幅方向の右側端部と折り曲げ部36Eの車両幅方向の右側端部とを車両前後方向に繋ぐ内側フレーム部36Fと、を備えている。
図1〜図3に示されるように、フレーム部材36の外側フレーム部36Aの上壁(上面)は、アンダR/F28の凹状部28Aの底壁(下面)と溶接等からなる接合部38により接合されている。なお、図3では、複数の接合部のうち、一部の接合部38のみが図示されている。また、本実施形態では、外側フレーム部36Aの上壁(上面)の高さと、凹状部28Aの底壁(下面)の高さを合わせるため、外側フレーム部36Aの上壁が車両上方側に突出しているが、フレーム部材36は、この構成に限定するものではない。
図1〜図3に示されるように、フレーム部材36の内側フレーム部36Fの上壁(上面)は、トンネルR/F32の凹状部32Aの底壁(下面)と溶接等からなる接合部39により接合されている。なお、図3では、複数の接合部のうち、一部の接合部39のみが図示されている。
図1〜図3に示されるように、燃料タンク34の車両上下方向の下側には、左右一方側としての車両幅方向右側のアンダR/F28と左右他方側としての車両幅方向左側のトンネルR/F30とを接続するフレーム部材40が配置されている。車両平面視にて、フレーム部材40は、略矩形及び無端状の枠体で構成されており、フレーム部材40の車両幅方向の一部が燃料タンク34と重なるように配置されている(図1及び図3参照)。フレーム部材40は、長手方向と直交する方向の断面にて略矩形筒状のパイプで構成されている。
より具体的には、図1及び図3に示されるように、フレーム部材40は、車両幅方向外側に配置された外側フレーム部40Aと、外側フレーム部40Aの車両前後方向の前端部から車両幅方向内側(車両幅方向左側)に延びた前側フレーム部40Bと、を備えている。さらに、フレーム部材40は、外側フレーム部40Aの車両前後方向の後端部から車両幅方向内側(車両幅方向左側)に延びた後側フレーム部40Cと、前側フレーム部40Bの車両幅方向の左側端部と後側フレーム部40Cの車両幅方向の左側端部とを車両前後方向に繋ぐ内側フレーム部40Dを備えている。フレーム部材36の折り曲げ部36Dは、前側フレーム部40Bとの干渉を避けるために設けられており、フレーム部材36の折り曲げ部36Eは、後側フレーム部40Cとの干渉を避けるために設けられている。
図1〜図3に示されるように、フレーム部材40の外側フレーム部40Aの上壁(上面)は、アンダR/F28の凹状部28Aの底壁(下面)と溶接等からなる接合部42により接合されている。なお、図3では、複数の接合部のうち、一部の接合部42のみが図示されている。
図1〜図3に示されるように、フレーム部材40の内側フレーム部40Dの上壁(上面)は、トンネルR/F30の凹状部30Aの底壁(下面)と溶接等からなる接合部43により接合されている。なお、図3では、複数の接合部のうち、一部の接合部43のみが図示されている。
図1及び図2に示されるように、フロアパネル16Bの凸部17の車両上下方向の下側には、車両12の前部側に設けられたエンジン(図示省略)に接続される排気管46が略車両前後方向に沿って配置されている。本実施形態では、排気管46は、車両背面視にて車両幅方向右側のトンネルR/F32の車両幅方向外側に配置されている。
また、図2に示されるように、ロッカ18の車両上下方向の上側には、サイドドア48が配置されている。
次に、本実施形態の燃料タンク保護構造10の作用及び効果について説明する。
図2及び図4(A)、(B)では、前方向を向いた場合の車両12の車両幅方向左側の側部がバリア50に衝突する例が示されている。図2及び図4(A)、(B)に示されるように、車両12の車両幅方向左側の側部がバリア50に衝突する側突時には、車両幅方向左側のアンダR/F28に加わる荷重がフレーム部材36を介して車両幅方向右側のトンネルR/F32に伝達される。すなわち、図4中の矢印Aに示す側突時の大入力によりロッカ18に押されてフロアパネル16Aが変形し、車両幅方向左側のアンダR/F28が車両幅方向右側に移動する。アンダR/F28の移動に伴ってフレーム部材36が入力とは逆側(車両幅方向右側)のトンネルR/F32を押す。これにより、フロアパネル16Bが変形し、トンネルR/F32が車両幅方向右側の矢印B方向に移動する。これによって、トンネル24を車両幅方向に開く方向の力を発生させる。このため、トンネル24の車両前後方向と直交する断面の潰れ変形が抑制される。また、フレーム部材36が車両平面視にて略矩形及び無端状の枠体で形成されているため、側突時の入力を分散させることができる。したがって、トンネル24が燃料タンク34と干渉することが抑制され、燃料タンク34への荷重入力による影響を低減することができる。よって、燃料タンク34の形状を保持することができる。
また、図示を省略するが、車両12の車両幅方向右側の側部がバリアに衝突する側突時には、車両幅方向右側のアンダR/F28に加わる荷重がフレーム部材40を介して車両幅方向左側のトンネルR/F30に伝達される(図2参照)。これによって、トンネル24を車両幅方向に開く方向の力を発生させることで、トンネル24の車両前後方向と直交する断面の潰れ変形が抑制される。このため、トンネル24が燃料タンク34と干渉することが抑制され、燃料タンク34への荷重入力による影響が低減される。したがって、燃料タンク34の形状を保持することができる。
ここで、図示を省略するが、比較例として、燃料タンクをフロアパネルの下側に車両幅方向及び車両前後方向に沿って配置する構成について説明する。比較例の構成では、燃料タンクの容量を確保するために、フロアパネルの下側に燃料タンクを車両幅方向に広く配置する。この構成では、アンダR/F(アンダリインフォースメント)等の車両骨格部材の配置が難しく、又は、アンダR/F等の車両骨格部材を燃料タンクと干渉しないように大きく湾曲させる必要がある。また、フロアパネルの下側に燃料タンクを車両幅方向に広く配置するため、燃料タンクが側突時の荷重入力による影響を受けやすい。また、シートの下側全体に燃料タンクを配置するため、燃料タンクの高さ方向の寸法を小さくすることができず、乗員のシートへの着座位置、すなわちヒップポイントを高さ方向に低くする(下げる)ことができない。
これに対し、本実施形態の燃料タンク保護構造10では、側突時のトンネル24の車両前後方向と直交する断面の潰れ変形が抑制されるため、燃料タンク34への荷重入力による影響が低減され、燃料タンク34の形状を保持することができる。また、燃料タンク保護構造10では、燃料タンク34の上部34Aをトンネル24の内部に配置することで、比較例の構成と較べて、フロアパネル16の位置が高くなることを抑制することができる。このため、乗員のシートへの着座位置、すなわちヒップポイントを高さ方向に低くすることができる。また、燃料タンク保護構造10では、比較例の構成と較べて、燃料タンク34の路面との干渉を抑制することができる。
なお、本実施形態の燃料タンク保護構造10では、フレーム部材36、40は、車両背面視にて略矩形及び無端状の枠体で形成されているが、本発明はこの構成に限定するものではない。例えば、フレーム部材は、一本、又は複数の棒状の部材であってもよいし、板状の部材であってもよい。
また、本実施形態の燃料タンク保護構造10では、燃料タンク34の上部34Aがトンネル24の内部に配置されると共に、燃料タンク34が左右一対のトンネルR/F30、32の間に配置されているが、本発明はこの構成に限定するものではない。すなわち、燃料タンクの少なくとも一部がトンネルの内部に配置され、燃料タンクが左右一対のアンダR/F28、28の間に配置される構成であればよい。
10 燃料タンク保護構造
12 車両
24 トンネル
28 アンダリインフォースメント(アンダリインフォース)
30 トンネルリインフォースメント(トンネルリインフォース)
32 トンネルリインフォースメント(トンネルリインフォース)
34 燃料タンク
34A 上部(一部)
36 フレーム部材
40 フレーム部材

Claims (1)

  1. 車両前後方向に延在される左右一対のアンダリインフォースと、
    前記左右一対のアンダリインフォースの車両幅方向内側で車両前後方向に延在されるトンネルの左右に配置され、車両前後方向に延在される左右一対のトンネルリインフォースと、
    前記左右一対のアンダリインフォースの間に配置され、少なくとも一部が前記トンネルの内部に入り込んだ燃料タンクと、
    前記燃料タンクの車両上下方向の下側に配置され、前記左右一対のアンダリインフォースのうちの左右一方側のアンダリインフォースと前記左右一対のトンネルリインフォースのうちの左右他方側のトンネルリインフォースとを接続するフレーム部材と、
    を有する燃料タンク保護構造。
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