JP6458692B2 - 車両制御装置 - Google Patents

車両制御装置

Info

Publication number
JP6458692B2
JP6458692B2 JP2015182351A JP2015182351A JP6458692B2 JP 6458692 B2 JP6458692 B2 JP 6458692B2 JP 2015182351 A JP2015182351 A JP 2015182351A JP 2015182351 A JP2015182351 A JP 2015182351A JP 6458692 B2 JP6458692 B2 JP 6458692B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
communication
speed
information
cpu
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015182351A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017056809A (ja
Inventor
雄介 根本
雄介 根本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2015182351A priority Critical patent/JP6458692B2/ja
Publication of JP2017056809A publication Critical patent/JP2017056809A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6458692B2 publication Critical patent/JP6458692B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Description

本発明は、自車の近傍を走行し且つ無線通信(車車間通信)により情報を自車に送信して来る他車の中から、自車の直前を走行し且つ自車がその無線通信により送信されてくる情報を利用しながら追従走行すべき通信追従対象車を特定し、自車をその通信追従対象車に追従走行させる車両制御装置に関する。
従来から知られるこの種の車両制御装置の一つ(以下、「従来装置」と称呼する。)は、無線通信により他車から取得した当該他車のGPS情報に含まれる当該他車の位置と、車のGPS情報に含まれる自車の位置及び自車の前方センサ(自車レーダセンサ)により取得した前方車両(先行車)の相対位置に基づいて推定される前方車両の位置と、が略一致する車両を、通信追従対象車の候補車として扱っている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2011−221653号公報
しかしながら、自車が低速走行を行っている場合、一般には、車両が密集し多くの他車が自車と並走することが多い。このような場合、多少の誤差が含まれるGPS情報の「自車位置及び他車位置」に基いて、多くの他車の中から通信追従対象車の候補車を選択すると、その選択が誤選択である可能性が高くなる。
本発明は上述した課題に対処するためになされたものである。即ち、本発明の目的の一つは、GPS情報を用いながらも、通信追従対象車の候補車をより精度良く選択することが可能な車両制御装置を提供することにある。
本発明の車両制御装置(以下、「本発明装置」とも称呼する。)は、
自車の位置である自車位置を含むGPS情報を取得するGPS手段(70)と、
前記自車の速度である自車速を検出する自車速検出手段(41、40)と、
前記自車の直前を走行している先行車の同自車に対する相対位置に関する情報を測定により取得する相対情報取得手段(61、60)と、
前記自車の周囲に存在する一以上の他車のそれぞれから、無線通信により、前記他車のそれぞれの位置である他車位置及び前記他車のそれぞれの加速度に関連する加速度関連値を含む他車通信情報を取得する無線手段(81、80)と、
前記自車位置、前記自車速、前記相対位置に関する情報及び前記他車通信情報を用いて、前記一以上の他車の中から前記自車が追従走行するべき通信追従対象車を特定する特定手段(20、図2のルーチン及び図5のルーチン)と、
前記特定された通信追従対象車から前記無線通信により取得される前記加速度関連値に基づいて前記自車の加速度を制御することにより同自車を同通信追従対象車に追従走行させる走行制御手段(20、30、40、図6のルーチン)と、
を備える。
更に、前記特定手段は、
前記自車速が閾値車速以上であるときに(ステップ220)、前記他車通信情報に含まれる前記他車位置が前記自車位置及び前記相対位置に関する情報に基づいて定まる前記先行車の位置を基準とした特定範囲内にあるか否かの判定を行ない、その判定に基づき前記他車位置が前記特定範囲内にある可能性が高いと判定した場合、当該他車通信情報を送信してきた他車を前記通信追従対象車の候補車として選択する位置ベース候補選択手段(ステップ225、ステップ235乃至ステップ275)を含み、

前記位置ベース候補選択手段により選択された候補車の中から前記通信追従対象車を特定するように構成されている(図5のルーチン)。
更に、前記位置ベース候補選択手段は、
前記相対位置に基づいて求められ且つ前記自車の進行方向を示す縦方向における前記先行車と前記自車との間の距離を示す縦距離(Dx)と、前記縦方向における前記他車位置と前記自車位置との間の距離を示す他車縦距離(DRx)との差分(Δdx)が第1所定範囲(D1xth<Δd<D2xth)内に含まれ、且つ、
前記相対位置に基づいて求められ且つ前記縦方向と直交する方向を示す横方向における前記先行車と前記自車位置との間の距離を示す横距離(Dy)と、前記横方向における前記他車位置と前記自車位置との間の距離を示す他車横距離(DRy)との差分(Δdy)が第2所定範囲(Δdy=|Dy−Dry|<Dyth)内に含まれる場合、
前記他車位置が前記特定範囲内にある可能性が高いと判定し、
前記第1所定範囲を前記自車速に比例して大きくなるように設定するように構成された、車両制御装置。
位置ベース候補選択手段によれば、他車通信情報に含まれる他車位置が「自車位置及び相対位置に基づいて定まる先行車の位置」を基準とした特定範囲内にある可能性が高いと判定された場合、当該他車通信情報を送信してきた他車が通信追従対象車の候補車として選択される。但し、位置ベース候補選択手段は、前記他車位置が前記特定範囲内にある可能性が高いか否かの判断を、自車速が閾値車速以上であるときに行ない、自車速が閾値車速未満であるときには行わない。この結果、多くの他車が密集して自車と並走する可能性が高い場合(例えば、渋滞路における低速走行時)には、本発明装置は、「GPS情報による自車位置及びGPS情報による他車位置」に基づく通信追従対象車の候補車選択を行わない。その結果、本来は通信追従対象車の候補車でない他車を候補車として選択してしまう可能性を低減することができる。
上記説明においては、発明の理解を助けるために、実施形態に対応する発明の構成に対して、実施形態で用いた名称及び/又は符号を括弧書きで添えているが、発明の各構成要素は、前記符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。本発明の他の目的、他の特徴及び付随する利点は、以下の図面を参照しつつ記述される本発明の実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る車両制御装置(通信追従対象車特定装置)の概略構成図である。 図2は、図1に示した車両制御ECUのCPUが実行するルーチンを示したフローチャートである。 図3は、自車及び他車との位置関係を示した概略図である。 図4は、自車及び他車との位置関係を示した概略図である。 図5は、図1に示した車両制御ECUのCPUが実行するルーチンを示したフローチャートである。 図6は、図1に示した車両制御ECUのCPUが実行するルーチンを示したフローチャートである。 図7の(A)及び(B)は、自車及び他車が並走する様子を示した図である。
以下、本発明の実施形態に係る車両制御装置について図面を参照しながら説明する。先ず、本明細書、図面及び特許請求の範囲等において使用される主たる用語について説明する。
・自車:自己の車両(着目している車両)
・他車:自車以外の車両
・先行車:自車が備えるセンサ(自車レーダセンサ、相対情報取得手段)により捕捉している自車の直前を走行している他車
・他車通信情報:自車が無線通信(車車間通信)を介して他車から取得する当該他車に関する情報
・通信車:他車通信情報を送信してくる他車
・通信追従対象車:自車が無線通信を介して取得する他車通信情報に基づいて当該自車の加速度を制御し、以て、当該自車が追従走行すべき先行車
・候補車:通信追従対象車の候補である(通信追従対象車である可能性がある)他車
なお、後述するように、本発明の実施形態に係る車両制御装置は、一以上の他車の中から通信追従対象車を特定する装置(即ち、通信追従対象車特定装置)を含むと言うことができる。更に、他車は「自車が搭載している車両制御装置」と同様な車両制御装置を備えているとして説明する。
(構成)
図1に示したように、本発明の実施形態に係る車両制御装置VCは自車10に搭載されている。
車両制御装置VCは、車両制御ECU20、エンジン制御ECU30、ブレーキ制御ECU40、ステアリング制御ECU50、センサECU60、GPS装置70及び無線制御ECU80を備える。これらのECUは、通信・センサ系CAN(Controller Area Network)101を介してデータ交換可能(通信可能)となっている。なお、ECUは、エレクトリックコントロールユニットの略称であり、CPU、ROM、RAM及びインターフェース等を含むマイクロコンピュータを主要構成部品として有する電子制御回路である。CPUは、メモリ(ROM)に格納されたインストラクションを実行することにより後述する各種機能を実現する。
車両制御ECU20は、後述するセンサ以外の「複数の車両制御用センサ21」、及び、CACCスイッチ22、と接続され、これらのセンサ21及びスイッチ22からの信号を受け取るようになっている。
CACCスイッチ22は、自車10の乗員によって操作されるON−OFFスイッチである。CACCスイッチ22は、その位置がオン位置に設定されると、CACC要求信号を出力するようになっている。なお、CACCは、協調追従走行制御(Cooperative Adaptive Cruise Control)を意味する。
エンジン制御ECU30は、アクセル操作量センサ31、及び、その他の複数のエンジン制御用センサ(図示略)と接続され、これらのセンサの検出信号を受け取るようになっている。
アクセル操作量センサ31は、アクセル操作子としてのアクセルペダル91の操作量(以下、「アクセル操作量」と称呼する。)APを検出し、そのアクセル操作量APを表す信号を出力する。
エンジン制御ECU30は、スロットル弁アクチュエータ及び燃料噴射弁等のエンジンアクチュエータ32と接続されている。エンジン制御ECU30は、エンジンアクチュエータ32を駆動することによって、図示しないエンジンが発生するトルクを変更し、自車10の加速度を調整するようになっている。
ブレーキ制御ECU40は、ブレーキ操作量センサ41、車速センサ42、及び、その他の複数の制動制御用センサ(図示略)と接続され、これらのセンサの検出信号を受け取るようになっている。
ブレーキ操作量センサ41は、ブレーキ操作子としてのブレーキペダル93の操作量(以下、「ブレーキ操作量」と称呼する。)BPを検出し、そのブレーキ操作量BPを表す信号を出力する。
車速センサ42は、自車の速度(自車速)Vjを検出し、その自車速Vjを表す信号を出力する。
ブレーキ制御ECU40は、油圧制御装置を含むブレーキアクチュエータ43と接続されている。ブレーキアクチュエータ43は、ブレーキペダル93の踏力によって作動油を加圧するマスタシリンダと、各車輪に設けられる周知のホイールシリンダを含む摩擦ブレーキ装置と、の間の油圧回路(何れも、図示略)に配設される。ブレーキアクチュエータ43はホイールシリンダに供給する油圧を調整する。ブレーキ制御ECU40は、ブレーキアクチュエータ43を駆動することにより各車輪に制動力を発生させ、自車10の加速度(負の加速度、即ち、減速度)を調整するようになっている。
ステアリング制御ECU50は、自車10の操舵輪の操舵角αを検出する操舵角センサ51、及び、その他の複数のステアリング制御用センサ(図示略)と接続され、これらのセンサの検出信号を受け取るようになっている。
ステアリング制御ECU50は、図示しない電動式パワーステアリング装置のモータである操舵アクチュエータ52と接続され、その操舵アクチュエータ52を駆動するようになっている。
センサECU60は自車レーダセンサ61と接続されている。自車レーダセンサ61は、周知のミリ波レーダセンサである。自車レーダセンサ61は、センサECU60の指示に従って自車10の前方にミリ波を送信する。そのミリ波は、先行車11により反射される。自車レーダセンサ61は、この反射波を受信する。
センサECU60は、自車レーダセンサ61から送信されたミリ波と受信した反射波との位相差、反射波の減衰レベル及びミリ波を送信してから反射波を受信するまでの時間等に基づいて、相対速度Vr、車間距離Dr、横距離Dy(図4を参照。)、及び相対方位θp等を所定時間の経過毎に取得する。センサECU60は、相対速度Vr、車間距離Dr、横距離Dy及び相対方位θp等をそのRAMに時系列的に格納(記憶)する。なお、自車レーダセンサ61及びセンサECU60によって取得される「相対速度Vr、車間距離Dr、横距離Dy及び相対方位θp等を含む情報(データ)」は「自車レーダセンサ情報」とも称呼される。更に、自車10が備えている上述のセンサにより取得される情報と、自車レーダセンサ情報と、を合わせて「自車センサ情報」と呼する場合がある。更に、車間距離Dr及び横距離Dyは、自車10に対する先行車11の相対位置に関する情報である。
相対速度Vrは、自車10の速度SPDjと先行車11の速度SPDsとの差(=SPDs−SPDj)である。
車間距離Drは、自車10と先行車11と間の距離である(図4を参照。)。
横距離Dyは、自車10の進行方向と直交する方向(自車進行直交方向)の先行車11の車幅中心位置の変位距離(横ずれ距離)である(図4を参照。)。
相対方位θpは、自車10の進行方向に対する先行車11の進行方向の角度(相対方位)である。
GPS装置70は、周知であり、GPS衛星から送信されたGPS信号に基づいて「自車10が走行している位置(自車位置)Pj、進行方向DIRj及びGPS信号の信頼度(即ち、位置精度の信頼度)Rj等を含む情報(GPS情報)」を所定時間が経過する毎に取得し、取得したGPS情報に含まれるデータをそのRAMに時系列的に格納するようになっている。自車10の位置は経度X及び緯度Yにより特定され、進行方向DIRjは北を基準とした方位角により特定される。他車がその他車のGPS装置によりGPS衛星から取得する「他車の位置(他車位置)Pc及び進行方向DIRc」も同様に特定される。
無線制御ECU80は、他車との無線通信(車車間通信)を行うための無線アンテナ81と接続されている。無線制御ECU80は、他車(図1においては他車11〜13)から送信されて来る他車に関する情報(即ち、他車通信情報)を、その他車通信情報を送信してきた他車を識別するID(他車ID)と共に所定時間が経過する毎に受信する。無線制御ECU80は、無線通信により受信した情報を、他車ID別に且つ時系列的にそのRAMに格納するようになっている。
他車通信情報は、他車(即ち、通信車)の運転状態を表す下記の情報を含んでいる。
(A)通信車のブレーキ制御ECU40が取得した当該通信車の車速(通信車速度)Vc。
(B)通信車のGPS装置70が取得した当該通信車の位置Pc。
(C)通信車の車両制御装置が、後述する「協調追従走行制御(CACC)及び車間距離制御(ACC:Adaptive Cruise Control)」の何れも実行していない場合において、当該通信車の車両制御ECU20が当該通信車の「アクセル操作量AP及びブレーキ操作量BP」に基づいて算出した当該通信車の要求加速度Gc。
(D)通信車の車両制御装置が「協調追従走行制御及び車間距離制御」の何れかの制御を実行している場合において、その制御を行うために算出している(当該通信車に要求している)加速度である要求加速度Gc。
(E)通信車の車速(他車速)Vcを当該通信車の車両制御ECU20が時間微分することにより取得している当該通信車の実加速度Ga(=dVc/dt)。
無線制御ECU80は、所定時間が経過する毎に、後続車(自車10の後方を走行している車両)のために、自車10についての上記他車通信情報を外部に送信(発信)するようになっている。
(作動)
車両制御ECU20のCPU(以下、「CPU」と表記した場合、特に断りがない限り、車両制御ECU20のCPUを指す。)は、CACCスイッチ22がオン位置に設定されている場合、所定時間が経過する毎に図2にフローチャートにより示したルーチンを実行するようになっている。なお、CACCスイッチ22がオフ位置に設定されているとき、エンジン制御ECU30は、アクセル操作量AP及びエンジン回転速度等に基づいてエンジンアクチュエータ32を制御し、ブレーキ制御ECU40は、ブレーキ操作量BP及び自車速Vj(或いは、各車輪の車輪速)等に基づいてブレーキアクチュエータ43を制御する。
CACCスイッチ22がオン位置に設定されている場合、所定のタイミングになると、CPUは図2のステップ200から処理を開始し、以下に述べるステップ205乃至ステップ215の処理を順に行い、ステップ220に進む。
ステップ205:CPUは、通信車(n)の他車通信情報の最新情報を無線制御ECU80から受け取る。通信車(n)とは、車車間通信により送信されてくる他車通信情報を自車10が受信している場合における当該車車間通信を行っている任意の他車(n)を意味する。この他車通信情報には、少なくとも、以下の情報が含まれている。
・通信車(n)の最新の位置Pc(n)=(Xc,Yc)=(Xcnew,Ycnew)。
・通信車(n)の車速(他車速)Vc
・通信車(n)がGPS衛星から取得したGPS信号についての信頼度(位置精度の信頼度)Rc
・通信車(n)がGPS衛星から取得した通信車(n)の進行方向DIRc
ステップ210:CPUは、自車10の位置及び進行方向を基準とした座標系に通信車(n)の位置Pcを変換する。より具体的に述べると、CPUは、自車10の進行方向を、自車10の最新の位置Pj(=(Xjnew,Yjnew))と、一定時間前の自車10の位置Pj(=Xjold,Yjold))と、に基づいて決定する。或いは、CPUは、GPS衛星から自車の進行方向を取得する。CPUは、図3に示したように、自車10の進行方向を新たな座標軸xに設定し、自車10の進行方向(即ち、x軸方向)と直交する方向を新たな座標軸yに設定する。なお、x軸は、自車10の前進方向において「+」の値となる軸であり、自車10の後進方向において「−」の値となる軸である。y軸は、自車10の前進方向を基準にした場合の左方向において「+」の値となる軸であり、自車10の前進方向を基準にした場合の右方向において「−」の値となる軸である。この座標変換を行うことにより、自車10の位置Pj及び通信車(n)の位置Pcは、以下のようになる。

自車位置Pj=(xj,yj)
通信車(n)の位置Pc=(xc,yc)
ステップ210:CPUは、自車センサ情報(車間距離Dr、横距離Dy及び相対速度Vr等)の最新情報をセンサECU60から受け取る(図4を参照。)。
次に、CPUはステップ220にて、自車10が低速走行中であるか否か(即ち、自車速Vjが低速判定閾値(閾値車速)VjLo以下であるか否か)を判定する。自車10が低速走行中である場合、CPUはステップ220にて「Yes」と判定し、ステップ295に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。
これに対し、自車10が低速走行中でなければ、CPUはステップ220にて「No」と判定してステップ225に進み、先行車11と通信車(n)との相対位置が略一致しているか否かを判定する。即ち、図4から理解されるように、通信車(n)の位置Pcが、先行車RVの位置Prを基準とした特定範囲A内に存在しているか否かを判定する。
より具体的に述べると、CPUはステップ220にて以下に述べる条件1及び条件2の両方が満足されるか否かを判定する。
(条件1)図4に示した縦方向位置差分Δdxが、自車速Vjが大きくなるほど絶対値が大きくなる第1縦閾値(前側閾値)DxFth(但し、DxFth<0)よりも大きく、且つ、自車速Vjが大きくなるほど大きくなる第2縦閾値(後側閾値)DxRth(但し、Dxrth>0)よりも小さい。即ち、下記(1)式が成立することが条件1の成立条件である。(1)式中の各変数は(2)乃至(5)式により算出される。(4)式及び(5)式中の係数k1f、k2f、k1r及びk2rは所定の正の定数である。
Figure 0006458692
Figure 0006458692
Figure 0006458692
Figure 0006458692
Figure 0006458692
上記(4)式及び上記(5)式から理解されるように、第1縦閾値(前側閾値)DxFthの大きさ及び第2縦閾値(後側閾値)DxRthの大きさは、何れも自車速Vjに比例して大きくなるように設定される。この理由は、自車10及び先行車11が高速走行している場合、無線通信の通信遅延時間が通信車縦位置DRxに影響を及ぼすからである。この通信遅延時間による影響を任意の他車に対して精度良く補正することは実際には困難である。そこで、第1縦閾値DxFthの大きさ及び第2縦閾値DxRthの大きさを何れも自車速Vjに比例させることにより、通信遅延時間による影響を補償している。
(条件2)図4に示した横方向位置差分Δdyが、所定の閾値Dyth(一定値)以下である。即ち、下記(6)式が成立することが条件2の成立条件である。(6)式中の各変数は下記(7)式により算出される。
Figure 0006458692
Figure 0006458692
上記条件1及び上記条件2の両方が成立している場合、CPUはステップ225にて「Yes」と判定し(即ち、相対位置は略一致していると判定し)、ステップ230に進み、先行車11と通信車(n)との速度が略一致しているか否かを判定する。
より具体的に述べると、CPUはステップ230にて以下に述べる条件3が満足されるか否かを判定する。
(条件3)自車10の進行方向における通信車(n)の速度Vc1と先行車の速度Vfrとの差の絶対値(|Vc1−Vfr|が速度閾値Vth以内である。なお、速度Vfrは「自車センサベース先行車速度Vfr」とも称呼される。CPUは、自車速Vjと相対速度Vrとの和を先行車速度Vfrとして算出する(Vfr=Vj+Vr)。更に、CPUは、自車10がGPS衛星から取得した自車10の進行方向DIRjと、通信車(n)から受信した通信車(n)の「進行方向DIRc及び車速Vc」と、に基づいて自車10の進行方向における通信車(n)の速度Vc1を算出する。
上記条件3が成立している場合、CPUはステップ230にて「Yes」と判定し(即ち、速度が略一致していると判定し)、ステップ235に進んで以下の処理を行う。
・CPUは、今回の判定(ステップ225及びステップ230の処理)において、速度及び位置は一致(略一致)していると判定する。
・CPUは、今回の判定を含む直近N回の判定のうち、速度及び位置が一致していると判定した回数Mを取得する。
その後、CPUはステップ245に進む。
これに対し、CPUは、ステップ225及びステップ230の何れかにおいて「No」と判定した場合、ステップ240に進んで以下の処理を行う。
・CPUは、今回の判定(ステップ225及びステップ230の処理)において、速度及び位置は不一致である判定する。
・CPUは、今回の判定を含む直近N回の判定のうち、速度及び位置が一致していると判定した回数Mを取得する。
その後、CPUはステップ245に進む。
続いて、CPUは以下に述べるステップ245乃至ステップ255の処理を順に行い、ステップ260に進む。
ステップ245:CPUは、値Mを値Nにより除することによって、一致判定割合HW(=M/N)を算出する。
ステップ250:CPUは、通信車(n)がGPS衛星から取得したGPS信号についての信頼度(位置精度の信頼度)Rcと、自車10がGPS衛星から取得したGPS信号についての信頼度(位置精度の信頼度)Rjと、のうち、小さい方(min(Rc,Rj))を相対位置信頼度Rrとして取得する。
ステップ255:CPUは、判定割合閾値HWthを相対位置信頼度Rrに基づいて取得する。より具体的に述べると、CPUは、図2のブロックB1内に示したルックアップテーブルMapHWth(Rr)に「ステップ250にて取得した相対位置信頼度Rr」を適用することにより、判定割合閾値HWthを決定する。このテーブルMapHWth(Rr)によれば、判定割合閾値HWthは、相対位置信頼度Rrが第1の値になるまでは「1」よりも大きい一定値となり、相対位置信頼度Rrが第1の値を超えて第2の値になるまでは次第に減少し、相対位置信頼度Rrが第2の値以上であるとき「1」よりも小さい一定値となるように求められる。なお、ブロックB1内の一点鎖線により示したように、判定割合閾値HWthは第2の値になるまでは「1」よりも大きい一定値となり、相対位置信頼度Rrが第2の値以上であるとき「1」よりも小さい一定値となるように求められてもよい。
次に、CPUはステップ260に進み、一致判定割合HWが判定割合閾値HWth以上であるか否かを判定する。一致判定割合HWが判定割合閾値HWth以上である場合、CPUはステップ260にて「Yes」と判定してステップ265に進み、速度時系列データを用いた比較に基づいて、通信車(n)が通信追従対象車の候補車(以下、単に「候補車」とも称呼する。)である可能性があるか否かを判定する。換言すると、CPUはステップ265にて、通信車(n)が候補車である可能性が中程度以上であるか否かを判定する。
より具体的に述べると、CPUはステップ265にて以下の条件4及び条件5の両方が成立しているか否か判定する。
(条件4)下記(8)式に従って別途計算されている第1速度類似度指標値e1の直近n個の平均値ave(e1)が、第1類似度閾値e1thよりも小さい。
Figure 0006458692
第1速度類似度指標値e1は、自車センサベース先行車速度Vfrと通信車速度Vcとの平均2乗誤差である。よって、第1速度類似度指標値e1は、自車センサベース先行車速度Vfrと通信車速度Vcとが、過去の時点(所定時間前の時点)から現時点までの期間において近しい値を取り続けているほど小さくなる。即ち、第1速度類似度指標値e1の平均値ave(e1)は、自車センサベース先行車速度Vfrと通信車速度Vcとが類似している程度を表す指標値(誤差統計量の一つ)である。
(条件5)下記(9)式に従って別途計算されている第2速度類似度指標値e2の直近n個の平均値ave(e2)が、第2類似度閾値e2thよりも小さい。
Figure 0006458692
上記(9)式においてdVcは、通信車速度Vcの最新値Vc(t)と所定時間(Δt)前の通信車速度Vc(t−Δt)との差(=Vc(t)−Vc(t−Δt))である。
上記(9)式においてdVfrは、自車センサベース先行車速度Vfrの最新値Vfr(t)と所定時間(Δt)前の自車センサベース先行車速度Vfr(t−Δt)との差(=Vfr(t)−Vfr(t−Δt))である。
第2速度類似度指標値e2は、自車センサベース先行車速度Vfrの所定時間Δtあたりの変化量と通信車速度Vcの所定時間Δtあたりの変化量との差の絶対値の正規化値である。よって、第2速度類似度指標値e2は、自車センサベース先行車速度Vfrと通信車速度Vcとが同じような変化をしている場合に小さくなる。即ち、第2速度類似度指標値e2の平均値ave(e2)は、自車センサベース先行車速度Vfrと通信車速度Vcとが類似している程度を表す指標値(誤差統計量の一つ)である。
上記条件4及び上記条件5のうちの少なくとも一方が成立している場合、CPUはステップ265にて「Yes」と判定してステップ270に進み、着目している通信車(n)が「通信追従対象車の候補車」であるとしてRAMにその旨を記憶する。即ち、CPUは、通信車(n)のIDを候補車のIDとして認識し、そのIDを「候補車のIDを格納しているRAMの所定領域」に格納する。
これに対し、CPUがステップ260及びステップ265の少なくとも一方にて「No」と判定する場合、CPUはステップ275に進み、着目している通信車(n)は「通信追従対象車の候補車」ではないとして、通信車(n)のIDを「候補車のIDを格納しているRAMの所定領域」から削除する。
なお、CPUは、上記条件4及び上記条件5のうちの少なくとも一方が成立した場合にステップ265からステップ270に進み、上記条件4及び上記条件5の何れもが成立していないない場合にステップ265からステップ275に進んでもよい。
更に、CPUは、CACCスイッチ22がオン位置に設定されている場合、所定時間が経過する毎に図5にフローチャートにより示したルーチンを実行するようになっている。
従って、所定のタイミングになると、CPUは図5のステップ500から処理を開始し、以下に述べるステップ510乃至ステップ560の処理を順に行い、ステップ570に進む。
ステップ510:CPUは、候補車(n)からの他車通信情報を無線制御ECU80から受け取る。
ステップ520:CPUはステップ520に進み、自車センサベース先行車速度Vfrの時系列データと、通信車速度Vc(この場合、車車間通信により取得される候補車の速度)の時系列データと、の間の相関係数(速度相関係数)coefを下記(10)式に従って算出する。なお、相関係数の算出方法は周知である。速度相関係数coefは、自車センサベース先行車速度Vfrの時系列データと、通信車速度Vcの時系列データと、の間に正の相関があり且つその相関が強いほど「1」に近づく。
Figure 0006458692
ステップ530:CPUは、速度相関係数coefを0〜1までの確率Pcoefに変換する。より具体的に述べると、CPUは、予めの実験により定められたルックアップテーブルMapPcoef(coef)に速度相関係数coefを適用することによって確率Pcoefを求める。確率Pcoefは、速度相関係数coefにより表される「候補車(n)が通信追従対象車である確率」である。ルックアップテーブルMapPcoef(coef)によれば、確率Pcoefは、速度相関係数coefが「1」に近づくほど「1」に近づく値として算出される。
ステップ540:CPUは、図2のステップ260にて算出している「候補車の第1速度類似度指標値e1」を0〜1までの確率Pe1に変換する。より具体的に述べると、CPUは、予めの実験により定められたルックアップテーブルMapPe1(e1)に第1速度類似度指標値e1を適用することによって確率Pe1を求める。確率Pe1は、第1速度類似度指標値e1により表される「候補車(n)が通信追従対象車である確率」である。ルックアップテーブルMapPe1(e1)によれば、確率Pe1は、第1速度類似度指標値e1が小さくなるほど「1」に近づく値として算出される。
ステップ550:CPUは、他のパラメータにより確率Potherを求める。確率Potherは、他のパラメータにより表される「候補車(n)が通信追従対象車である確率」である。確率Potherについては、特許第5522193号に記載の確率α1〜α7のうちの一以上の任意の組み合わせの積であってもよく、「1」であってもよい。
ステップ560:CPUは、確率Pe1、確率Pcoef及び確率Potherの積を「候補車(n)が通信追従対象車である最終的な確率Pn」として算出する。
ステップ570:CPUは、RAMに候補車として格納されている通信車(n)の総てについて確率Pnを算出したか否かを判定する。RAMに候補車として格納されている通信車(n)の総てについて確率Pnを算出していない場合、CPUはステップ570にて「No」と判定してステップ510に戻る。これに対し、RAMに候補車として格納されている通信車(n)の総てについて確率Pnを算出済みである場合、CPUはステップ570にて「Yes」と判定してステップ580に進み、確率Pnが閾値Pth以上である候補車の中から最も高い確率Pnを有する候補車を、通信追従対象車として特定する。なお、確率Pnが閾値Pth以上である候補車が存在しない場合、CPUは通信追従対象車はないと判定する。
更に、CPUは、所定時間が経過する毎に図6にフローチャートにより示したルーチンを実行するようになっている。
従って、所定のタイミングになると、CPUは図6のステップ600から処理を開始してステップ610に進み、CACCスイッチ22の位置がオン位置に設定されているか否かを判定する。CACCスイッチ22の位置がオフ位置に設定されていると、CPUはステップ610からステップ695に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。
CACCスイッチ22の位置がオン位置に設定されていると、CPUはステップ610にて「Yes」と判定してステップ620に進み、通信追従対象車が特定済みであるか否かを判定する。通信追従対象車が特定済みである場合、CPUは以下に述べるステップ630乃至ステップ660の処理を順に行い、ステップ695に進んで本ルーチンを一旦終了する。
ステップ630:CPUは、通信追従対象車から車車間通信により送信されてくる要求加速度Gcに所定のゲインKgを乗じた値をフィードフォワード要求加速度FFGとして算出する。ゲインKgは、本例において「1」であるが、特開2015−51716号公報に記載している手法により自車10の運転状態に応じて設定されてもよい。なお、CPUは、通信追従対象車から送信されてくる他車通信情報に通信追従対象車の実際の加速度Gaが含まれている場合、要求加速度Gcにハイパスフィルタを施した値と、加速度Gaにローパスフィルタを施した値と、の和をフィードフォワード要求加速度FFGとして求めても良い。
ステップ640:CPUは、下記の(11)式に従ってフィードバック要求加速度FBGを算出する。ΔDは車間偏差、Dtgtは目標車間距離、Vrは前述した相対速度である。なお、目標車間時間Ttgtは一定値であるが、運転者の図示しないスイッチの操作により変更されてもよい。
Figure 0006458692
ステップ650:CPUは、フィードフォワード要求加速度FFGとフィードバック要求加速度FBGとの和を、最終的な自車10の目標加速度Gtgtとして算出する。なお、CPUは、フィードフォワード要求加速度FFG及びフィードバック要求加速度FBGの加重平均値を目標加速度Gtgtとして算出してもよい。
ステップ660:CPUは、自車10の実際の加速度が目標加速度Gtgtに一致するように、エンジン制御ECU30及びブレーキ制御ECU40に目標加速度Gtgtを送信する。エンジン制御ECU30及びブレーキ制御ECU40は、目標加速度Gtgtに応じて、エンジンアクチュエータ32及びブレーキアクチュエータ43をそれぞれ制御(駆動)する。この結果、自車10の実際の加速度が目標加速度Gtgtに一致させられる。以上の処理によりCACCが実行される。
一方、CPUがステップ620の処理を行う際、通信追従対象車の特定が終了していない場合(通信追従対象車が存在しない場合、及び、通信追従対象車が存在しなくなった場合も含む。)、CPUはステップ620にて「No」と判定してステップ670に進み、フィードフォワード要求加速度FFGの値を「0」に設定し、その後、ステップ640以降に進む。この結果、ACCが実行される。なお、車間偏差ΔDが閾値車間偏差以上になる場合、自車速Vjが所定速度になるようにフィードバック要求加速度FBGが変更される。
以上、説明したように、CPUは図2に示したルーチンを実行することにより、相対位置が略一致し(ステップ225を参照。)、且つ、先行車の速度Vfrと速度が略一致している(ステップ230を参照。)通信車(n)であって、それらの一致頻度(一致判定割合HW)が閾値HWthより高い通信車(n)を候補車として選択している。従って、車両制御ECU20が総ての通信車(n)に対して「通信追従対象車を特定する際に使用される種々の値(例えば、候補車(n)が通信追従対象車である種々の確率)の計算」を行う場合に比べ、車両制御ECU20の計算負荷が軽減される。
ところで、図7の(A)に示したように高速走行中においては車間距離が比較的大きくなり且つ自車10に並走する他車が少ない。これに対し、図7の(B)に示したように低速走行中においては車間距離が小さくなり且つ自車10に並走する他車が多くなる(車両が密集する)ので、候補車ではない通信車(n)を候補車であると誤判定する可能性が高くなる。そこで、CPUは図2のステップ220の処理を行うことにより、自車10が低速走行中である場合、候補車の選択を実行しないようになっている。この結果、上記誤判定が発生する可能性を低減することができる。
更に、CPUは図2のステップ255にて相対位置信頼度Rrが低い場合、判定割合閾値HWthを「1」よりも大きい値に設定している。この結果、相対位置信頼度Rrが低い場合、CPUがステップ260にて「Yes」と判定しなくなる。即ち、相対位置信頼度Rrが低く、ステップ225での相対位置の一致判定の精度が良好でない場合にその一致判定の結果に基づいて通信車(n)が候補車として選択されることがない。よって、候補車ではない通信車(n)を候補車であると誤判定する可能性を低減することができる。
更に、CPUはステップ265において、速度時系列データを用いた比較を行っている。この結果、候補車ではない通信車(n)を候補車であると誤判定する可能性を一層低減することができる。なお、ステップ265の速度時系列データを用いた比較において使用される速度類似度指標値は、上述の第1速度類似度指標値e1及び第2速度類似度指標値e2に限定されることはなく、例えば、図5のステップ520にて算出される速度相関係数coef等の一般的な誤差統計量を用いてもよい。
本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、自車速Vjは、図示しない各車輪に設けられた車輪速センサの検出信号に基づいて取得されてもよい。更に、自車レーダセンサ61は、光波(例えばレーザー)又は超音波等を発信及び受信するセンサであってもよい。
更に、ステップ230の判定を省略してもよい。この場合、CPUはステップ225にて「Yes」と判定するとステップ235に進む。加えて、ステップ265の判定を省略してもよい。この場合、CPUはステップ260にて「Yes」と判定したとき、ステップ270に進む。
10…自車、11…先行車、20…車両制御ECU、30…エンジン制御ECU、32…エンジンアクチュエータ、40…ブレーキ制御ECU、42…車速センサ、43…ブレーキアクチュエータ、60…センサECU、61…自車レーダセンサ、70…GPS装置、80…無線制御ECU、81…無線アンテナ。

Claims (1)

  1. 自車の位置である自車位置を含むGPS情報を取得するGPS手段と、
    前記自車の速度である自車速を検出する自車速検出手段と、
    前記自車の直前を走行している先行車の同自車に対する相対位置に関する情報を測定により取得する相対情報取得手段と、
    前記自車の周囲に存在する一以上の他車のそれぞれから、無線通信により、前記他車のそれぞれの位置である他車位置及び前記他車のそれぞれの加速度に関連する加速度関連値を含む他車通信情報を取得する無線手段と、
    前記自車位置、前記自車速、前記相対位置に関する情報及び前記他車通信情報を用いて、前記一以上の他車の中から前記自車が追従走行するべき通信追従対象車を特定する特定手段と、
    前記特定された通信追従対象車から前記無線通信により取得される前記加速度関連値に基づいて前記自車の加速度を制御することにより同自車を同通信追従対象車に追従走行させる走行制御手段と、
    を備える車両制御装置において、
    前記特定手段は、
    前記自車速が閾値車速以上であるときに、前記他車通信情報に含まれる前記他車位置が前記自車位置及び前記相対位置に関する情報に基づいて定まる前記先行車の位置を基準とした特定範囲内にあるか否かの判定を行い、その判定に基づき前記他車位置が前記特定範囲内にある可能性が高いと判定した場合、当該他車通信情報を送信してきた他車を前記通信追従対象車の候補車として選択する位置ベース候補選択手段を含み、
    前記位置ベース候補選択手段により選択された候補車の中から前記通信追従対象車を特定するように構成され、
    前記位置ベース候補選択手段は、
    前記相対位置に基づいて求められ且つ前記自車の進行方向を示す縦方向における前記先行車と前記自車との間の距離を示す縦距離と、前記縦方向における前記他車位置と前記自車位置との間の距離を示す他車縦距離と、の差分が第1所定範囲内に含まれ、且つ、
    前記相対位置に基づいて求められ且つ前記縦方向と直交する方向を示す横方向における前記先行車と前記自車位置との間の距離を示す横距離と、前記横方向における前記他車位置と前記自車位置との間の距離を示す他車横距離と、の差分が第2所定範囲内に含まれる場合、
    前記他車位置が前記特定範囲内にある可能性が高いと判定し、
    前記第1所定範囲を前記自車速に比例して大きくなるように設定するように構成された、車両制御装置。
JP2015182351A 2015-09-15 2015-09-15 車両制御装置 Active JP6458692B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015182351A JP6458692B2 (ja) 2015-09-15 2015-09-15 車両制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015182351A JP6458692B2 (ja) 2015-09-15 2015-09-15 車両制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017056809A JP2017056809A (ja) 2017-03-23
JP6458692B2 true JP6458692B2 (ja) 2019-01-30

Family

ID=58389300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015182351A Active JP6458692B2 (ja) 2015-09-15 2015-09-15 車両制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6458692B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4674491B2 (ja) * 2005-05-20 2011-04-20 日産自動車株式会社 先行車追従制御装置
JP5152244B2 (ja) * 2010-04-06 2013-02-27 トヨタ自動車株式会社 追従対象車特定装置
JP2014151675A (ja) * 2013-02-05 2014-08-25 Toyota Motor Corp 追従走行制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017056809A (ja) 2017-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9399397B2 (en) Cruise control apparatus
US8200419B2 (en) Braking control system and braking control method
JP5924322B2 (ja) 車両走行制御装置
JP6380309B2 (ja) 車両の制御装置
JP6347243B2 (ja) 車両制御装置
JP6350465B2 (ja) 車両の制御装置
US20170072957A1 (en) Control apparatus of vehicle and following travel system
JP6265191B2 (ja) 車両の制御装置
JP6825528B2 (ja) 車両運転支援装置
US20190217883A1 (en) Vehicle control device and control method for vehicle
CN109937368B (zh) 用于控制车辆的方法
US11280894B2 (en) Object detection device, object detection method and non-transitory computer readable storage medium for storing programs thereof
JP2017136897A (ja) 車両走行制御装置
JP2011186953A (ja) 車群走行制御装置
JP6520596B2 (ja) 通信追従対象車特定装置
CN112428991B (zh) 车辆控制方法、装置、介质、设备及车辆
JP6398925B2 (ja) 車両制御装置
JP6458692B2 (ja) 車両制御装置
US20210323545A1 (en) Driver assistance apparatus
US11555919B2 (en) Radar calibration system
JP6361886B2 (ja) 車両走行制御装置
JP6365476B2 (ja) 車両制御装置
JP6954251B2 (ja) 車両制御システム
JP6418116B2 (ja) 車両制御装置
US20240101125A1 (en) Information processing device, vehicle, and information processing system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181210

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6458692

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151