JP6458318B2 - 二酸化炭素回収装置 - Google Patents

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Description

この発明は二酸化炭素回収装置に関し、より具体的には、バイオガスと排ガスから二酸化炭素を回収して植物栽培施設に供給すると共に、二酸化炭素が回収されることで純度が高められたバイオガスを適切な空燃比の混合気に調整して内燃機関に供給するようにした二酸化炭素回収装置に関する。
従来から発電所などの大型プラントから排出される排ガスから二酸化炭素を回収することは良く行われているが、近時、特許文献1記載の技術の如く、コージェネレーション装置の発電機を駆動する内燃機関から排出される排ガスに含まれる二酸化炭素を回収して植物栽培施設に供給することでエネルギ効率を高めるようにした二酸化炭素回収装置が提案されている。
特許文献1記載の技術は植物栽培施設において果実などの収穫後の植物残渣をコージェネレーション装置の内燃機関を駆動するエネルギ源として利用し、その燃焼によって生じる排熱を栽培施設の熱源として利用すると共に、内燃機関から排出される排ガスを圧力調整して二酸化炭素貯蔵タンクに貯留した後、植物栽培施設に供給するように構成される。
特開2005−341953号公報
特許文献1記載の技術にあっては、排ガス冷却装置を通過した排ガスは圧縮装置によって適当な圧力に調整され、一旦、二酸化炭素ガス貯蔵タンクに貯留され、次いで栽培施設に供給されるように構成される。
換言すれば、排ガスに含まれる二酸化炭素を吸着剤に吸着させて貯留するのではないことから、回収効率が低く、十分な量の二酸化炭素を回収するためには貯蔵タンクを大型にする必要があって装置が大型化する不都合がある。
また、バイオガス発生装置は、バイオガスの主成分であるメタン(燃料成分)と副成分である二酸化炭素(非燃料成分)のうちの二酸化炭素を除去してバイオガスの純度を高めるために、PSA(圧力スイング吸着)装置を備えている場合が多い。
バイオガスからの二酸化炭素の除去も、排ガスからの二酸化炭素の回収も、どちらも二酸化炭素の回収であり、そのための装置を個別に持つことは、コストの面でも制御効率の面でも得策とは言えない。このため、二酸化炭素回収装置の吸着タンクなどをPSA装置として利用することが望ましい。
また、従来は、高純度化されたバイオガスをタンクに貯蔵するか、そのまま動力源に供給していたため、動力源に適した空燃比にするには、バイオガスと空気の混合気を作るミキサなどの混合気調整用部品が必要となっていた。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、バイオガス発生装置とコージェネレーション装置の内燃機関とから発生される二酸化炭素を回収して植物栽培施設に供給する際に吸着剤を用いることで装置を大型化することなく二酸化炭素を効率的に回収すると共に、二酸化炭素が回収されることで純度が高められたバイオガスを適切な空燃比の混合気に調整して内燃機関に供給するようにした二酸化炭素回収装置を提供することにある。
上記した課題を解決するために、請求項1にあっては、有機物を発酵させてバイオガスを生成させるバイオガス発生装置と、内燃機関で駆動される発電機を有するコージェネレーション装置と、前記バイオガス発生装置と前記コージェネレーション装置の内燃機関とから発生される二酸化炭素を回収して植物栽培施設に供給する二酸化炭素回収/供給手段とを備えた二酸化炭素回収装置において、前記二酸化炭素回収/供給手段が、前記内燃機関から排出される排ガスを吸着タンクに圧送し、前記排ガスに含まれる二酸化炭素を前記吸着タンク内に収容される第1吸着剤に吸着させる第1二酸化炭素吸着手段と、前記バイオガス発生装置で生成されるバイオガスを前記吸着タンクに圧送し、前記バイオガスに含まれる二酸化炭素を前記第1吸着剤に吸着させる第2二酸化炭素吸着手段と、前記吸着タンクの内圧を減圧して前記吸着された二酸化炭素を前記第1吸着剤から脱離させる二酸化炭素脱離手段と、前記吸着タンクに圧送されたバイオガスを掃気ガスによって掃気して生成したバイオガスと掃気ガスとからなる混合気を前記内燃機関に供給する混合気供給手段と前記混合気供給手段によって供給される混合気の掃気ガス中の酸素濃度を検出する混合気濃度検出手段と、前記混合気濃度検出手段によって検出される混合気の掃気ガス中の酸素濃度が所定の値になるように前記掃気ガスによる掃気を制御する掃気制御手段とからなる如く構成した。
請求項2に係る二酸化炭素回収装置にあっては、前記混合気供給手段は、少なくとも酸素を含む気体を掃気ガスとする如く構成した。
請求項3に係る二酸化炭素回収装置にあっては、前記混合気供給手段は、混合気タンクと前記混合気タンクを迂回するバイパスラインとを備え、前記混合気を前記混合気タンクを介して前記内燃機関に供給すると共に、前記混合気を前記バイパスラインを介して前記内燃機関に供給する如く構成した。
請求項4に係る二酸化炭素回収装置にあっては、前記掃気制御手段は、前記内燃機関が非定常運転状態にあるとき、前記混合気供給手段が前記混合気を前記バイパスラインを介して前記内燃機関に供給するように制御する如く構成した。
請求項5に係る二酸化炭素回収装置にあっては、前記混合気供給手段は、前記吸着タンクと前記内燃機関との間に圧力調整機構を備え、前記混合気を前記圧力調整機構を介して前記内燃機関に供給する如く構成した。
請求項6に係る二酸化炭素回収装置にあっては、前記二酸化炭素回収/供給手段は、前記内燃機関から排出される酸素の濃度を検出する酸素濃度検出手段を備える如く構成した。
請求項1に係る二酸化炭素回収装置にあっては、バイオガス発生装置とコージェネレーション装置の内燃機関とから発生される二酸化炭素を回収して植物栽培施設に供給する二酸化炭素回収/供給手段が、内燃機関から排出される排ガスを吸着タンクに圧送し、排ガスに含まれる二酸化炭素を吸着タンク内に収容される第1吸着剤に吸着させる第1二酸化炭素吸着手段と、バイオガス発生装置で生成されるバイオガスを吸着タンクに圧送し、バイオガスに含まれる二酸化炭素を第1吸着剤に吸着させる第2二酸化炭素吸着手段と、吸着タンクの内圧を減圧して吸着された二酸化炭素を第1吸着剤から脱離させる二酸化炭素脱離手段と、吸着タンクに圧送されたバイオガスを掃気ガスによって掃気して生成したバイオガスと掃気ガスとからなる混合気を内燃機関に供給する混合気供給手段と、混合気供給手段によって供給される混合気の掃気ガス中の酸素濃度を検出する混合気濃度検出手段と、混合気濃度検出手段によって検出される混合気の掃気ガス中の酸素濃度が所定の値になるように掃気ガスによる掃気を制御する掃気制御手段とからなる如く構成したので、コージェネレーション装置で生成される電力や排熱を植物栽培施設の電気負荷や熱源などに利用することでエネルギ効率を高めることができると共に、吸着剤を用いて二酸化炭素を吸着(回収)することで装置を大型化することなく二酸化炭素を効率的に回収することができる。また、バイオガスからの二酸化炭素回収(バイオガスの高純度化)と排ガスからの二酸化炭素回収を同一装置で行うことができ、装置全体として構成の簡素化、小型化、低コスト化を図ることができる上、吸着タンクの大きさや設置数、吸着剤の量などを適宜変更することで、所望のバイオガス純度とコストとのバランスを考慮した装置構成を容易に構築することができる。
さらに、吸着タンクに圧送されたバイオガスを掃気ガスによって掃気して生成したバイオガスと掃気ガスとからなる混合気を内燃機関に供給する混合気供給手段と、混合気供給手段によって供給される混合気の掃気ガス中の酸素濃度を検出する混合気濃度検出手段と、混合気濃度検出手段によって検出される混合気の掃気ガス中の酸素濃度が所定の値になるように前記掃気ガスによる掃気を制御する掃気制御手段とからなる如く構成したので、簡易な構成で内燃機関に供給する混合気を適切な空燃比に調整することができる。
請求項2に係る二酸化炭素回収装置にあっては、混合気供給手段は、少なくとも酸素を含む気体を掃気ガスとする如く構成したので、上記した効果に加え、内燃機関に供給する混合気をより適切な空燃比に調整することができる。
請求項3に係る二酸化炭素回収装置にあっては、混合気供給手段は、混合気タンクと混合気タンクを迂回するバイパスラインとを備え、混合気を混合気タンクを介して内燃機関に供給すると共に、混合気を前記バイパスラインを介して前記内燃機関に供給する如く構成したので、上記した効果に加え、内燃機関に供給する混合気の圧力と空燃比を安定させることができると共に、内燃機関に供給する混合気をより一層適切な空燃比に調整することができる。
請求項4に係る二酸化炭素回収装置にあっては、掃気制御手段は、内燃機関が非定常運転状態にあるとき、混合気供給手段が混合気をバイパスラインを介して内燃機関に供給するように制御する如く構成したので、上記した効果に加え、掃気によって濃度調整された混合気を内燃機関に直接、即ち、即時に供給することで、内燃機関に供給する混合気をより一層適切な空燃比に調整することができる。
請求項5に係る二酸化炭素回収装置にあっては、混合気供給手段は、吸着タンクと内燃機関との間に圧力調整機構を備え、混合気を圧力調整機構を介して内燃機関に供給する如く構成したので、上記した効果に加え、混合気を適切な圧力で内燃機関に供給することができる。
請求項6に係る二酸化炭素回収装置にあっては、二酸化炭素回収/供給手段は、内燃機関から排出される酸素の濃度を検出する酸素濃度検出手段を備える如く構成したので、上記した効果に加え、燃焼前後の空燃比を確認して精度をより向上させることで、内燃機関に供給する混合気をより一層適切な空燃比に調整することができる。
この発明の第1実施形態に係る二酸化炭素回収装置を全体的に示す模式図である。 図1に示す二酸化炭素回収装置のうちのコージェネレーション装置を全体的に示す模式図である。 図1に示す装置の一部の拡大説明図である。 図1に示す装置の動作を示すシーケンス図である。
以下、添付図面に即してこの発明に係る二酸化炭素回収装置を実施するための形態について説明する。
図1はこの発明の実施形態に係る二酸化炭素回収装置を全体的に示す模式図、図2は図1に示す二酸化炭素回収装置を構成するコージェネレーション装置を全体的に示す模式図、図3は図1に示す装置の一部の拡大説明図である。
図1において符号1は二酸化炭素回収装置を示す。二酸化炭素回収装置1は、コージェネレーション装置10から排出される二酸化炭素を回収してビニールハウスなどからなる植物栽培施設(以下「ハウス」という)2に供給する。また、併設したバイオガス発生装置3で生成されるバイオガスからも二酸化炭素を回収してハウス2に供給すると共に、二酸化炭素が回収されることで純度が高められたバイオガスをコージェネレーション装置10に燃料として供給するように構成される。ハウス2は例えば、野菜などの植物を栽培する施設である。
理解の便宜上、図2を参照して先ずコージェネレーション装置10を説明すると、コージェネレーション装置10は、商用電源(商用電力系統)12から電気負荷14(例えばハウス2の照明器具など)に至る交流電力の給電路16に接続可能な発電機(オルタネータ)20と、発電機20を駆動する内燃機関(以下「エンジン」という)22と、エンジン22の冷却水と熱交換可能な熱交換器24などを備える。発電機20とエンジン22などは一体化され、ケース28の内部に収容される。商用電源12は、単相3線からAC100/200Vで50Hzまたは60Hzの交流電力を出力する。
エンジン22は、メタンを主成分とするバイオガス(以下、単に「ガス」という)を燃料とする水冷4サイクルの単気筒OHV型の火花点火式のエンジンであり、例えば163ccの排気量を備える。エンジン22のシリンダヘッドとシリンダブロック22aはケース28に対して水平方向(横向き)に配置され、その内部に1個のピストンが往復動自在に配置される。
供給された混合気はシリンダブロック22aの下部に形成された燃焼室(図示せず)に吸気弁(図示せず)が開弁されるとき流入し、点火プラグ22bによって点火される。点火プラグ22bは、図示しないバッテリの出力がパワートランジスタやイグニッションコイルなどからなる点火装置22cを介して供給されると、燃焼室に臨む電極間に火花放電を生じ、混合気を着火して燃焼させる。
燃焼によって生じた排ガス(排気)は排気弁(図示せず)が開弁されるとき、排気熱交換器22dに流れ、そこでエンジン22の冷却水と熱交換された後、排気管38と排気チャンバ(マフラ)40を通ってケース28の外(庫外)に排出される。
図3に示す如く、排気チャンバ40は壁面からプレート40aが対向するように交互に突出されて迷路状を呈すると共に、液溜まり40bが形成されて排ガス中の液(水分)はそこで可能な限りトラップされ、後述するように系外に排出されるように構成される。
排気熱交換器22dには触媒装置22d1が一体的に配置され、排ガス中の有害成分を除去するように構成される。触媒装置22d1としては、有害成分を除去する特性を備えるものを選択して使用する。
エンジン22のシリンダブロック22aの下部にはオイルタンク(オイルパン)22fが形成され、そこにエンジン22のエンジンオイル(潤滑油)が貯留される。
発電機20は多極コイルを備え、クランクシャフトの上端に取り付けられるフライホイール(図示せず)の内側のクランクケース上に固定され、フライホイールとの間で相対回転するとき、交流電力を発電する。発電機20は、商用電源12(または図示しないバッテリ)から通電されるとき、エンジン22をクランキングするスタータモータとしても機能する。
発電機20の出力はインバータユニット42に送られ、そこでAC100/200V(単相)に変換される。
インバータユニット42は、発電機20から出力された交流を直流に整流する三相ブリッジ回路42aと、三相ブリッジ回路42aで整流された直流を所定の電圧値まで昇圧する昇圧回路42bと、昇圧された直流を交流に変換するインバータ(INV)ブリッジ回路42cと、インバータユニット42の動作を制御するCPU42dと、電源部42eと、インバータブリッジ回路42cの出力先を商用電源12と停電時の発電出力(停電時に使用される電源コンセント)46との間で切り換えるスイッチ42fと、インバータブリッジ回路42cとスイッチ42fとの間の電圧を検出する電圧センサ42gとを備える。
スイッチ42fの切り換えは、コージェネレーション装置10の動作を制御するECU(Electronic Control Unit。電子制御ユニット)44によって実行される。ECU44は、CPU,ROM,RAM,I/O、カウンタ、インディケータなどを有するマイクロコンピュータからなる。
インバータユニット42からの出力は配電盤48に送られる。配電盤48は、過電流の通電などを防止する主幹ブレーカ48aと、インバータユニット42の出力に商用電源12の電力を加えて(連系させて)電気負荷14に供給する分電盤48bと、専用ブレーカ48cと、商用電源12から主幹ブレーカ48aに至る給電路16に配置されてそこを流れる交流電力の電流に応じた信号を出力する電流センサ48dなどを備える。
熱交換器24は、ハウス2の熱源50を流れる媒体(水など)をコージェネレーション装置10側の循環路52を流れるエンジン22の冷却水(不凍液)と熱交換させて昇温する。具体的には、熱源50と循環路52とが局部的に接近して熱交換器24を形成し、熱交換器24で冷却水はハウス2の熱源50に熱を伝えて冷却される。
循環路52はエンジン22と熱交換器24を接続し、一端がエンジン22の冷却水出口22hに接続され、他端がエンジン22の冷却水入口22iに接続される。従って、エンジン22のシリンダブロック22aを通って昇温された冷却水は循環路52を流れて熱交換器24で熱交換させられた後、再びエンジン22に戻される。尚、循環路52には、冷却水を循環させるためのポンプ52aが設けられる。
上記した電圧センサ42gなどの出力はECU44に送られ、ECU44は入力したセンサ出力に基づいて発電機20とエンジン22などの動作を制御すると共に、後述するように二酸化炭素回収装置1の動作も制御する。
次いで、図1を参照して二酸化炭素回収装置1の構成を説明する。
二酸化炭素回収装置1は、図示の如く、上記したコージェネレーション装置10の発電機20を駆動するエンジン22から排出される排ガスに含まれる二酸化炭素を回収する一方、併設したバイオガス発生装置3で生成されるバイオガスからも二酸化炭素を回収し、野菜などの植物を栽培するハウス2に供給するように構成され、2個の吸着タンク60a,60b(「吸着タンク60」と総称する)と、1個の貯留タンク62を備える。
先ず、排ガスの流れに焦点を当てて具体的に説明すると、エンジン22の排気チャンバ40は第1導管64(とその分岐管64a)を介して吸着タンク60に接続され、吸着タンク60は第2導管66(とその分岐管66a)を介して貯留タンク62に接続される。排ガスあるいは排ガスに含まれていた二酸化炭素はエンジン22の排気チャンバ40から第1導管64、吸着タンク60、第2導管66、貯留タンク62、第3導管70を通ってハウス2に供給される。
このように、吸着タンク60、より詳しくは吸着タンク60a,60bはエンジン22の排気チャンバ40から排出される排ガスの流れにおいて下流に配置されると共に、貯留タンク62は吸着タンク60のさらに下流に配置される。
吸着タンク60は、図示は省略するが、内部空間が棚で多数の小さな室に分割され、排ガスがそこを通って流れると共に、室のそれぞれには吸着剤(以下「第1吸着剤」という)72が収容されるように構成される。
第1吸着剤72はハスクレイ(商品名)をペレット化してなると共に、所定のペレット数あるいは重量ごとにネットなどに収容されてなり、室のそれぞれに配置される。
貯留タンク62も内部空間が棚で多数の小さな室に分割され、脱離された二酸化炭素がそこを通って流れると共に、室のそれぞれには吸着剤(以下「第2吸着剤」という)74が収容されるように構成される。第2吸着剤74もハスクレイ(商品名)をペレット化してなると共に、所定のペレット数あるいは重量ごとにネットなどに収容されてなり、室のそれぞれに配置される。尚、第1吸着剤72と第2吸着剤74は、圧力変化に応じて十分に二酸化炭素を吸着するものであれば、どのようなものでも良い。
第1導管64(とその分岐管64a)には排ガスの流れにおいて上流側から第1三方弁76と第1除湿タンク78と第1圧縮機80と第2三方弁82と第1乾燥部84と第1、第2開閉弁86,90が配置されると共に、第1乾燥部84はバイパス管92で第1除湿タンク78の上流側に接続される。バイパス管92には第3開閉弁94が配置される。
第2導管66(とその分岐管66a)には排ガスの流れにおいて上流側から第4、第5開閉弁96,100とバッファタンク102と第3三方弁103と第2圧縮機104と第2乾燥部106が配置される。第2導管66とその分岐管66aは、第4、第5開閉弁96,100の上流側で第1、第2リリーフ弁(逆止弁)110,112を介して開放される。
第3導管70には第6開閉弁114が配置されると共に、貯留タンク62の下流側は第6開閉弁114の上流側で第2、第3バイパス管116,120を介して吸着タンク60の上流側に接続される。第2、第3バイパス管116,120には第7、第8開閉弁122,124が配置される。
第1、第2、第3三方弁76,82,103は電磁制御弁からなり、ECU44の指令に応じて動作し、上流から流れる排ガスを下流側と大気とのいずれかに流す、あるいは大気を導入して下流に流すように構成される。第1圧縮機80の下流に第2三方弁82が配置されることで、水分を含む排ガスを、第1乾燥部84を通過させることなく、大気に放出することが可能なように構成される。
第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8開閉弁86,90,94,96,100,114,122,124も電磁制御弁からなり、ECU44の指令に応じて動作して上流から流れるガスを下流に流す/流さないように構成される。
第1除湿タンク78も吸着タンク60と貯留タンク62と同様、内部空間が棚で多数の小さな室に分割され、排ガスがそこを通って流れると共に、室のそれぞれにはシリカゲルなどからなる乾燥剤が収容され、ガスが通過するときに除湿されるように構成される。
第1、第2圧縮機80,104はコージェネレーション装置10の発電機20の出力、より具体的にはインバータユニット42で生成された発電機20の出力を供給されて駆動され、上流から供給されるガスを圧縮して下流に吐出する一方、駆動されない場合はガスを流さないように構成される。これにより、第1、第2圧縮機80,104は、コージェネレーション装置10のエンジン22の負荷の如何に関わらず、安定した電力を供給されて動作するように構成される。
第1、第2乾燥部84,106の内部には不飽和ポリエステル樹脂などに種々の充填剤、硬化開始剤などを混合したものをマット状のガラス繊維に含浸させると共に、それにシリカゲルなどの乾燥剤を混入させたシートが配置され、そこを排ガスが通過して除湿されるように構成される。
第2導管66に配置されるバッファタンク102は第2圧縮機104が動作するときに上流側が過度の負圧となるのを防止するためのものであり、内部にフィルタや迷路などが設けられて第1吸着剤72が万一破損したとき、破片が第2圧縮機104に吸引されるのを防止すると共に、第2圧縮機104の吸引側の圧力が過度の負圧になるのを防止する。
第2導管66とその分岐管66aに配置される第1、第2リリーフ弁110,112について説明すると、第1、第2リリーフ弁110,112は第2導管66とその分岐管66aからさらに分岐される第2分岐管661,66a1に配置される。
第2分岐管661は第1リリーフ弁110の配置位置と先端(開放端)6610との間にベンチュリ部6611が形成される。図3に示す如く、ベンチュリ部6611は管6612とそこに配置される開閉弁6613とを介して排気チャンバ40の液溜まり40bに接続される。尚、開閉弁6613は除去しても良い。
これにより、吸着タンク60aに充填された排ガスの圧力が第1リリーフ弁110の設定圧、例えば0.7MPa程度を超えると、排ガスの一部は第1リリーフ弁110を押し開いてベンチュリ部6611に流入する。ベンチュリ部6611においては流速の上昇によって生じた負圧によって液溜まり40bにトラップされていた水が吸引されて第2分岐管661の先端6610から大気に放出される。
また、図1に示す如く、分岐管66aの第2分岐管66a1はエンジン22に接続されるように構成される。即ち、吸着タンク60aに充填された排ガスの圧力がリリーフ弁112の設定圧、例えば0.7MPa程度を超えると、排ガスの一部はリリーフ弁112を押し開いて第2分岐管66a1を流れ、エンジン22の燃焼室の排気弁下流の排気ポートにEGR(Exhaust Gas Recirculation)、より詳しくは外部EGRあるいは内部EGR(Air Injection)として供給され、エネルギ効率を高めるように構成される。尚、第2分岐管66a1に分岐管66aと同様にベンチュリ部を備える構成としても良い。
また、コージェネレーション装置10とハウス2との間には除湿器130が配置される。除湿器130は第1、第2乾燥部84,106と同様の構造を有し、シリカゲルなどの乾燥剤を混入させたシートを備え、そこをハウス2内の湿気を含んだ空気が流れて除湿され、除湿された空気は再びハウス2に戻るように構成される。
除湿器130において、除湿後の乾燥剤はエンジン22からの加熱された冷却水あるいは排ガスとの熱交換によって再生される。また、ハウス2の熱源50を流れる媒体(水など)を商用電源12側の循環路52を流れるエンジン22の冷却水と熱交換させて昇温することは先に述べた通りである。
また、排気チャンバ40の下流側には酸素センサ(酸素濃度検出手段)132が配置されて排ガスに含まれる酸素の濃度を検出する。より詳しくは、酸素センサ132は、排ガス中の酸素の濃度に応じた出力を生じる。
続いて、バイオガスの流れに焦点を当てて具体的に説明すると、バイオガス発生装置3は第4導管126と第1導管64(とその分岐管64a)を介して吸着タンク60に接続される。吸着タンク60は第2導管66(とその分岐管66a)と第5導管128を介してコージェネレーション装置10の発電機20を駆動するエンジン22に接続される。
バイオガス発生装置3は、例えば有機性廃棄物を発酵処理してメタンを主成分とするガス状物質(バイオガス)を生成する装置である。生成されるバイオガスにはメタン(燃料成分)以外に二酸化炭素(非燃料成分)が多く含まれる。
バイオガス発生装置3で生成されたバイオガスは、第4導管126、第1導管64、吸着タンク60、第2導管66、第5導管128を通ってエンジン22に燃料として供給される。バイオガスに含まれていた二酸化炭素は、排ガスに含まれていた二酸化炭素と同様に、吸着タンク60、第2導管66、貯留タンク62、第3導管70を通ってハウス2に供給される。
第4導管126は、第3乾燥部142の下流で第1導管64の分岐管64aの上流において第1導管64と合流する。また、第5導管128は、第2導管66の分岐管66aの下流でバッファタンク102の上流において第2導管66から分岐する。
このように、吸着タンク60はバイオガス発生装置3で生成されるバイオガスの流れにおいて下流に配置されると共に、エンジン22は吸着タンク60のさらに下流に配置される。
第4導管126にはバイオガスの流れにおいて上流側から第4三方弁134と第2除湿タンク136と第3圧縮機138と第5三方弁140と第3乾燥部142が配置されると共に、第3乾燥部142はバイパス管144で第2除湿タンク136の上流側に接続される。バイパス管144には第9開閉弁146が配置される。
また、第5導管128にはバイオガスの流れにおいて上流側から第10、第11開閉弁148,150と混合気タンク152と第12開閉弁154と圧力調整機構156が配置されると共に、混合気タンク152を迂回するバイパス管158、より具体的には第11開閉弁150の上流側と第12開閉弁154の下流側とを接続するバイパス管158が配置される。バイパス管158には第13開閉弁160が配置される。
第4、第5三方弁134,140も電磁制御弁からなり、ECU44の指令に応じて動作し、上流から流れるバイオガスを下流側と大気とのいずれかに流す、あるいは大気を導入して下流に流すように構成される。また、第3圧縮機138の下流に第5三方弁140が配置されることで、水分を含むバイオガスを、第3乾燥部142を通過させることなく、大気に放出することが可能なように構成される。
第2除湿タンク136、第3圧縮機138、第3乾燥部142も、第1除湿タンク78、第1、第2圧縮機80,104、第1、第2乾燥部84,106と同様に構成される。また、第9、第10、第11、第12、第13開閉弁146,150,154,160も電磁制御弁からなり、ECU44の指令に応じて動作して上流から流れるガスを下流に流す/流さないように構成される。
第5導管128には、エンジン22の上流側に、エンジン22に供給される混合気(後述)の圧力を調整するための圧力調整機構156が介挿され、吸着タンク60から供給される混合気の圧力を調整してエンジン22に供給する。
圧力調整機構156は圧力調整弁からなり、ECU44の指令に応じて動作し、上流から流れる混合気の圧力を調整(減圧)してエンジン22に側に流すように構成される。
また、圧力調整機構156の上流側、混合気タンク152の内部、吸着タンク60の内部には第1、第2、第3混合気濃度検出センサ(混合気濃度検出手段)162,164,166がそれぞれ配置されて、混合気中の酸素濃度、即ち、混合気の掃気ガス中の酸素濃度を検出する。より詳しくは、第1、第2、第3混合気濃度検出センサ162,164,166は、混合気中の酸素の濃度に応じた出力を生じる。第1、第2、第3混合気濃度検出センサ162,164,166の出力はECU44に送られる。
次いで図4シーケンス図を参照して二酸化炭素回収装置1の動作を説明する。この動作は具体的にはコージェネレーション装置10のECU44によって実行される。
以下説明すると、SEQ.1(第2二酸化炭素吸着手段)はバイオガスに含まれる二酸化炭素の吸着(回収)モードであり、バイオガス発生装置3で生成されるバイオガスを吸着タンク60に圧送して充填し、吸着タンク60に充填されたバイオガスに含まれる二酸化炭素を第1吸着剤72に吸着させて回収することで、バイオガスを高純度化する。尚、以下の説明において、吸着タンク60は吸着タンク60aを使用する場合を例示して説明する。
SEQ.1においては、第4三方弁134をガスを下流の第2除湿タンク136に流すように動作させ、発電機20の電力を供給して第3圧縮機138をオン(駆動)し、第5三方弁140をガスを下流の第3乾燥部142に流すように動作させると共に、第9開閉弁146を閉鎖してバイオガスを下流の吸着タンク60aに流す。
SEQ.1においては、さらに、第1開閉弁86を開放すると共に、第2,4,7開閉弁90,96,122を閉鎖することで、第3乾燥部142などで水分を除去されたバイオガスを第3圧縮機138で圧送して吸着タンク60aに供給し、バイオガスに含まれる二酸化炭素を第1吸着剤72に吸着させる。
即ち、吸着タンク60aの内部の圧力を第1リリーフ弁110の設定圧(0.7MPa程度)になるまで加圧し、その圧力下で二酸化炭素を第1吸着剤72に吸着させる。このとき、ガスを連続的に供給することから、吸着タンク60a内の二酸化炭素分圧が吸着によって減少することがないため、高効率で二酸化炭素を回収することができる。
SEQ.2(混合気供給手段)は吸着タンク60aに充填されたバイオガスの掃気ガスによる供給(混合気供給)モードであり、吸着タンク60aに充填され、二酸化炭素が第1吸着剤72に吸着(回収)されることで純度が高められたバイオガスを少なくとも酸素を含む気体、より具体的には大気からなる掃気ガスによって掃気して生成したバイオガスと掃気ガスとからなる混合気をエンジン22に供給する。
SEQ.2においては、第4,7,10開閉弁96,122,148を開放し、第1,6,8開閉弁86,114,124を閉鎖し、第3三方弁103をガスを下流の第2圧縮機104に流すように動作させると共に、発電機20の電力を供給して第2圧縮機104をオンする。これにより、第3三方弁103から導入した大気は、第2圧縮機104によって吸着タンク60aに圧送され、そこに充填されたバイオガスを掃気する。
掃気されたバイオガスは大気(掃気ガス)と混合されて混合気を形成し、混合気タンク152あるいはバイパス管158を通って、圧力調整機構156を介してエンジン22に供給される。圧力調整機構156はその供給圧をエンジン22への供給に適した圧力まで減圧する。
ECU44(掃気制御手段)は、エンジン22が定常運転を行っている場合、即ち、エンジン22で必要とされる空燃比が一定の場合は、さらに、第11、第12開閉弁150,154を開放すると共に、第13開閉弁160を閉鎖することで、混合気が混合気タンク152を通るように制御する。これにより、混合気タンク152内に滞留することで圧力と空燃比が安定した混合気が供給される。
一方、ECU44(掃気制御手段)は、エンジン22が非定常運転を行っている場合、即ち、エンジン22で必要とされる空燃比が変化する場合は、さらに、第13開閉弁160を開放すると共に、第11、第12開閉弁150,154を閉鎖することで、混合気が混合気タンク152を迂回してバイパス管158を通るように制御する。これにより、掃気によって濃度調整された混合気が吸着タンク60aからエンジン22に直接、即ち、即時に供給される。
エンジン22で必要とされる空燃比は、定常運転時(アイドリング、部分負荷、全負荷)にはバイオガス(メタン)の理論空燃比17.2前後の一定値となるが、非定常運転時には瞬間的に大きな値となるため、非定常運転時は掃気によって濃度調整された混合気を吸着タンク60aからエンジン22に直接供給して、急激な要求濃度変化に対応する。
ECU44(掃気制御手段)は、第1混合気濃度検出センサ162で検出された混合気中の酸素濃度がエンジン22で必要とされる空燃比に相当する値(所定の値)になっているか確認し、必要に応じて、SEQ.2の掃気時間を変更する。具体的には、混合気中の酸素濃度を増加させて空燃比をリーンにする場合は掃気時間を長くして混合気に含まれる掃気ガス(大気)を増加させ、混合気中の酸素濃度を減少させて空燃比をリッチにする場合は掃気時間を短くして混合気に含まれる掃気ガスを減少させる。
酸素センサ132を併用してエンジン22における燃焼前後における空燃比の確認を行っても良い。即ち、第1混合気濃度検出センサ162で燃焼前の空燃比を、酸素センサ132で燃焼後の空燃比を確認することで、燃焼前後の空燃比を確認して精度をより向上させることができる。
ECU44(掃気制御手段)は、さらに、第1混合気濃度検出センサと第2混合気濃度検出センサの差分(濃度勾配)も考慮してSEQ.2の掃気時間を適宜設定することで、エンジン22に供給する混合気の空燃比を調整する。また、第3混合気濃度検出センサを併用してバイオガス掃気後の吸着タンク60内の混合気中の酸素濃度を確認することで、精度をより一層向上させることができる。
また、吸着タンク60あるいは混合気タンク152を複数設け、それぞれの掃気時間を変えることで、予め空燃比の異なる混合気を調整しておくこともできる。この場合、試験等によって事前にエンジン22の想定される運転状態(アイドリング、部分負荷、全負荷などの定常運転および非定常運転)で必要とされる空燃比に相当する値(所定の値)を測定し、その濃度の混合気を調整しておけば、圧力と空燃比が安定した混合気を効率良く供給することができる。
SEQ.3(第1二酸化炭素吸着手段)は排ガスに含まれる二酸化炭素の吸着(回収)モードであり、エンジン22から排出される排ガスを吸着タンク60aに圧送して充填し、吸着タンク60aに充填された排ガスに含まれる二酸化炭素を第1吸着剤72に吸着させて回収する。
SEQ.3においては、第1三方弁76をガスを下流の第1除湿タンク78に流すように動作させ、発電機20の電力を供給して第1圧縮機80をオンし、第2三方弁82をガスを下流の第1乾燥部84に流すように動作させると共に、第3開閉弁94を閉鎖して排ガスを下流の吸着タンク60aに流す。
SEQ.3においては、さらに、第1開閉弁86を開放すると共に、第2,4,7開閉弁90,96,122を閉鎖することで、第1乾燥部84などで水分を除去された排ガスを第1圧縮機80で圧送して吸着タンク60aに充填し、排ガスに含まれる二酸化炭素を第1吸着剤72に吸着させる。
SEQ.1とSEQ.3の吸着処理は、順次実行しても良いが、複数設けた吸着タンク60のそれぞれで並行して実行しても良い。複数の吸着タンク60で並行して実行する場合には、バイオガスと排ガスを連続して流すことも可能になる。
SEQ.4は吸着タンク60aに充填された排ガスの掃気モードであり、SEQ.3で吸着タンク60aに圧送、充填された排ガスを、後述するように貯留タンク62に充填された二酸化炭素で掃気する。
SEQ.4においては、第7開閉弁122を開放し、第1,4,6,8開閉弁86,96,114,124を閉鎖すると共に、第2圧縮機104をオフすることで、後述するように貯留タンク62に充填された二酸化炭素で吸着タンク60aに充填された排ガスを掃気する。
後述するように、貯留タンク62には、例えば1.0MPa程度で二酸化炭素が充填される。このため、貯留タンク62に充填されている二酸化炭素の一部は、貯留タンク62と吸着タンク60aの内圧が第1リリーフ弁110の設定圧(0.7MPa程度)に低下するまで吸着タンク60aに流入して第1リリーフ弁110から排出され、吸着タンク60aに充填された有害成分を含む排ガスを掃気する。
SEQ.1とSEQ.3の吸着処理は、連続して実行することで第1吸着剤72への二酸化炭素の吸着量を増加させ、二酸化炭素の回収量を多くすることができるが、SEQ.2とSEQ.3の間にSEQ.4の掃気処理を実行しても良い。
SEQ.5(二酸化炭素脱離手段、二酸化炭素貯留手段)は吸着された二酸化炭素の脱離、貯留モードであり、吸着タンク60aの内圧を減圧して第1吸着剤72に吸着された二酸化炭素を脱離させ、貯留タンク62に圧送して第2吸着剤74に吸着させて貯留する。
SEQ.5においては、第4開閉弁96を開放し、第3三方弁103をガスを下流の第2圧縮機104に流すように動作させ、発電機20の電力を供給して第2圧縮機104をオンすると共に、第1、第5、第6、第7、第8、第10開閉弁86,100,114,122,124,148を閉鎖する。
これにより、第2圧縮機104によって吸着タンク60aの内部の圧力は減圧されると共に、貯留タンク62の内部の圧力が加圧され、吸着タンク60aの第1吸着剤72に吸着されていた二酸化炭素が脱離される。脱離された二酸化炭素は第2乾燥部106で除湿された後、第2圧縮機104によって貯留タンク62に圧送され、貯留タンク62の第2吸着剤74に吸着されて貯留される。
より詳しくは、第2圧縮機104によって吸着タンク60aの内部の圧力を大気圧以下まで減圧することで第1吸着剤72に吸着されていた二酸化炭素を脱離させる。
また、貯留タンク62の内部の圧力はSEQ.4の掃気処理によってリリーフ弁110の設定圧(0.7MPa程度)になっているため、第2圧縮機104によって脱離された二酸化炭素が供給されることでさらに上昇して、例えば1.0MPa程度に加圧される。
このように、貯留タンク62での貯留のときの圧力が吸着タンク60での吸着のときの圧力よりも高い圧力に加圧されるため、脱離された二酸化炭素を貯留タンク62で確実に貯留することができる。尚、貯留タンク62の第2吸着剤74は吸着タンク60の第1吸着剤72よりも十分多く収容しておくのが望ましい。
SEQ.1からSEQ.5までの処理は、貯留タンク62の二酸化炭素貯留容量(吸着容量)に応じて繰り返し実行するが、吸着タンク60aにバイオガスのみを流してSEQ.1,2,5のみを繰り返し実行しても良く、吸着タンク60aに排ガスのみを流してSEQ.3,4,5のみを繰り返し実行しても良い。
また、吸着タンク60aにバイオガスのみを流してSEQ.1,2,5のみを実行する一方、吸着タンク60bに排ガスのみを流してSEQ.3,4,5のみを実行しても良い。
さらに、複数の吸着タンク60a,60b,60c,60dを設け、吸着タンク60aと吸着タンク60bに交互にバイオガスを流してSEQ.1とSEQ.2,5を交互に実行する一方、吸着タンク60cと吸着タンク60dに交互に排ガスを流してSEQ.3とSEQ.4,5を交互に実行しても良い。尚、吸着タンク60を複数設ける場合には、適宜な開閉弁、切換弁などの構成も追加する必要がある。
SEQ.6は貯留された二酸化炭素の放出(供給)モードであり、貯留タンク62の内圧を解放して第2吸着剤74に吸着された二酸化炭素を脱離させ、ハウス2に放出する。
SEQ.6においては、第6開閉弁114を開放し、第7、第8開閉弁122,124を閉鎖すると共に、第2圧縮機104をオフする。それにより、貯留タンク62の第2吸着剤74に吸着(貯留)されていた二酸化炭素は放出されてハウス2にそのまま流入する。
このとき、貯留タンク62内の二酸化炭素は、例えば1.0MPa程度で貯留されているため、第6開閉弁114を開放するのみで、ハウス2に容易に供給することができる。また、適宜な案内パイプを設けることで、ハウス2の植物群のうちで所望の植物にピンポイントで供給することができる。
以上の如く、この発明の実施形態にあっては、有機物を発酵させてバイオガスを生成させるバイオガス発生装置3と、内燃機関(エンジン)22で駆動される発電機(オルタネータ)20を有するコージェネレーション装置10と、前記バイオガス発生装置3と前記コージェネレーション装置10の内燃機関(エンジン)22とから発生される二酸化炭素を回収して植物栽培施設(ハウス)2に供給する二酸化炭素回収/供給手段とを備えた二酸化炭素回収装置1において、前記二酸化炭素回収/供給手段が、前記内燃機関(エンジン)22から排出される排ガスを吸着タンク60に圧送し、前記排ガスに含まれる二酸化炭素を前記吸着タンク60内に収容される第1吸着剤72に吸着させる第1二酸化炭素吸着手段(ECU44,SEQ.3)と、前記バイオガス発生装置3で生成されるバイオガスを前記吸着タンク60に圧送し、前記バイオガスに含まれる二酸化炭素を前記第1吸着剤72に吸着させる第2二酸化炭素吸着手段(ECU44,SEQ.1)と、前記吸着タンク60の内圧を減圧して前記吸着された二酸化炭素を前記第1吸着剤72から脱離させる二酸化炭素脱離手段(ECU44,SEQ.5)と、前記吸着タンク60に圧送されたバイオガスを掃気ガスによって掃気して生成したバイオガスと掃気ガスとからなる混合気を前記内燃機関に供給する混合気供給手段(ECU44,SEQ.2)と、前記混合気供給手段によって供給される混合気の掃気ガス中の酸素濃度を検出する混合気濃度検出手段(第1、第2、第3混合気濃度検出センサ162,164,166)と、前記混合気濃度検出手段によって検出される混合気の掃気ガス中の酸素濃度が所定の値(エンジン22で必要とされる空燃比に相当する値)になるように前記掃気ガスによる掃気を制御する掃気制御手段(ECU44)とからなる如く構成したので、コージェネレーション装置で生成される電力や排熱を植物栽培施設の電気負荷や熱源などに利用することでエネルギ効率を高めることができると共に、吸着剤を用いて二酸化炭素を吸着(回収)することで装置を大型化することなく二酸化炭素を効率的に回収することができる。また、バイオガスからの二酸化炭素回収(バイオガスの高純度化)と排ガスからの二酸化炭素回収を同一装置で行うことができ、装置全体として構成の簡素化、小型化、低コスト化を図ることができる上、吸着タンクの大きさや設置数、吸着剤の量などを適宜変更することで、所望のバイオガス純度とコストとのバランスを考慮した装置構成を容易に構築することができる。
さらに、吸着タンクに圧送されたバイオガスを掃気ガスによって掃気して生成したバイオガスと掃気ガスとからなる混合気を内燃機関(エンジン)22に供給する混合気供給手段(ECU44,SEQ.2)と、混合気供給手段によって供給される混合気の掃気ガス中の酸素濃度を検出する混合気濃度検出手段と、混合気濃度検出手段によって検出される混合気の掃気ガス中の酸素濃度が所定の値(エンジン22で必要とされる空燃比に相当する値)になるように掃気ガスによる掃気を制御する掃気制御手段(ECU44)とからなる如く構成したので、内燃機関(エンジン)22に供給する混合気を適切な空燃比に調整することができる。
上記において、混合気濃度検出手段として、混合気中の酸素濃度、即ち、混合気の掃気ガス中の酸素濃度を検出する第1、第2、第3混合気濃度検出センサ162,164,166を例示したが、要は混合気中の酸素濃度が検出されれば良いので、バイオガスの濃度を検出して混合気中の酸素濃度を推定するように構成しても上記と等価である。
また、前記混合気供給手段(ECU44,SEQ.2)は、少なくとも酸素を含む気体を掃気ガスとする如く構成したので、上記した効果に加え、簡易な構成で内燃機関(エンジン)22に供給する混合気をより適切な空燃比に調整することができる。
即ち、高純度バイオガスを大気等で掃気して十分に可燃範囲を確保できる濃度の混合気を生成することで、内燃機関(エンジン)22で必要とされる混合気を予め作ることができ、ミキサなどの混合気調整用部品の削減が可能となる。また、掃気時の圧力を利用することで、過給とすることも可能であることから、混合気量を増加させることができ、単位流量あたりの出力が大きくなり、仮にバイオガスに含まれる二酸化炭素の除去が確実に行われなかったとしても、過給により燃焼成分を増加させることができ、エンジン22の出力低下を防止することができる。
また、前記混合気供給手段(ECU44,SEQ.2)は、混合気タンク152と前記混合気タンク152を迂回するバイパスライン(バイパス管)158とを備え、前記混合気を前記混合気タンク152を介して前記内燃機関(エンジン)22に供給すると共に、前記混合気を前記バイパスライン(バイパス管)158を介して前記内燃機関(エンジン)22に供給する如く構成したので、上記した効果に加え、内燃機関に供給する混合気の圧力と空燃比を安定させることができる。
また、前記掃気制御手段(ECU44)は、前記内燃機関(エンジン)22が非定常運転状態にあるとき、前記混合気供給手段(ECU44,SEQ.2)が前記混合気を前記バイパスライン(バイパス管)158を介して前記内燃機関(エンジン)22に供給するように制御する如く構成したので、上記した効果に加え、掃気によって濃度調整された混合気を内燃機関(エンジン)22に直接、即ち、即時に供給することで、内燃機関(エンジン)22に供給する混合気をより一層適切な空燃比に調整することができる。
また、前記混合気供給手段(ECU44,SEQ.2)は、前記吸着タンク60と前記内燃機関(エンジン)22との間に圧力調整機構156を備え、前記混合気を前記圧力調整機構156を介して前記内燃機関(エンジン)22に供給する如く構成したので、上記した効果に加え、混合気を適切な圧力で内燃機関(エンジン)22に供給することができる。
また、前記二酸化炭素回収/供給手段は、前記内燃機関(エンジン)22から排出される酸素の濃度を検出する酸素濃度検出手段(酸素センサ132)を備える如く構成したので、上記した効果に加え、燃焼前後の空燃比を確認して精度をより向上させることで、内燃機関(エンジン)22に供給する混合気をより一層適切な空燃比に調整することができる。
尚、実施形態において、エンジン22の排気量などを具体的な値で示したが、これらに限定されるものではない。また、バイオガスとしてメタンを主成分とするものを例示したが、副成分として二酸化炭素を含むものであれば他の物質を主成分とするものであっても良い。
1 二酸化炭素回収装置、2 ハウス(植物栽培施設)、3 バイオガス発生装置、10 コージェネレーション装置、14 電気負荷、20 発電機、22 エンジン(内燃機関)、44 ECU(電子制御ユニット。二酸化炭素回収/供給手段、第1、第2二酸化炭素吸着手段、二酸化炭素脱離手段、バイオガス供給手段、バイオガス放出手段、バイオガス掃気手段、二酸化炭素貯留手段)、60 吸着タンク、62 貯留タンク、64,66,70,126,128 第1、第2、第3、第4、第5導管、6611 ベンチュリ部、72,74 第1、第2吸着剤、76,82,103,134,140 第1、第2、第3、第4、第5三方弁、78,136 第1、第2除湿タンク、80,104,138 第1、第2、第3圧縮機、84,106,142 第1、第2、第3乾燥部、86,90,94,96,100,114,122,124,148,150,154,160 第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10、第11、第12、第13開閉弁、92,116,120,144,158 バイパス管(バイパスライン)、110,112 リリーフ弁、130 除湿器、132 酸素センサ(酸素濃度検出手段)、154 混合気タンク、162,164,166 第1、第2、第3混合気濃度検出センサ(混合気濃度検出手段)、156 圧力調整機構

Claims (6)

  1. 有機物を発酵させてバイオガスを生成させるバイオガス発生装置と、内燃機関で駆動される発電機を有するコージェネレーション装置と、前記バイオガス発生装置と前記コージェネレーション装置の内燃機関とから発生される二酸化炭素を回収して植物栽培施設に供給する二酸化炭素回収/供給手段とを備えた二酸化炭素回収装置において、前記二酸化炭素回収/供給手段が、前記内燃機関から排出される排ガスを吸着タンクに圧送し、前記排ガスに含まれる二酸化炭素を前記吸着タンク内に収容される第1吸着剤に吸着させる第1二酸化炭素吸着手段と、前記バイオガス発生装置で生成されるバイオガスを前記吸着タンクに圧送し、前記バイオガスに含まれる二酸化炭素を前記第1吸着剤に吸着させる第2二酸化炭素吸着手段と、前記吸着タンクの内圧を減圧して前記吸着された二酸化炭素を前記第1吸着剤から脱離させる二酸化炭素脱離手段と、前記吸着タンクに圧送されたバイオガスを掃気ガスによって掃気して生成したバイオガスと掃気ガスとからなる混合気を前記内燃機関に供給する混合気供給手段と、前記混合気供給手段によって供給される混合気の掃気ガス中の酸素濃度を検出する混合気濃度検出手段と、前記混合気濃度検出手段によって検出される混合気の掃気ガス中の酸素濃度が所定の値になるように前記掃気ガスによる掃気を制御する掃気制御手段とからなることを特徴とする二酸化炭素回収装置。
  2. 前記混合気供給手段は、少なくとも酸素を含む気体を掃気ガスとすることを特徴とする請求項1記載の二酸化炭素回収装置。
  3. 前記混合気供給手段は、混合気タンクと前記混合気タンクを迂回するバイパスラインとを備え、前記混合気を前記混合気タンクを介して前記内燃機関に供給すると共に、前記混合気を前記バイパスラインを介して前記内燃機関に供給することを特徴とする請求項1または2記載の二酸化炭素回収装置。
  4. 前記掃気制御手段は、前記内燃機関が非定常運転状態にあるとき、前記混合気供給手段が前記混合気を前記バイパスラインを介して前記内燃機関に供給するように制御することを特徴とする請求項3記載の二酸化炭素回収装置。
  5. 前記混合気供給手段は、前記吸着タンクと前記内燃機関との間に圧力調整機構を備え、前記混合気を前記圧力調整機構を介して前記内燃機関に供給することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の二酸化炭素回収装置。
  6. 前記二酸化炭素回収/供給手段は、前記内燃機関から排出される酸素の濃度を検出する酸素濃度検出手段を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の二酸化炭素回収装置。
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