JP6458049B2 - 回転電機及び回転電機一体型装置 - Google Patents

回転電機及び回転電機一体型装置 Download PDF

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Description

本発明は、回転電機及び回転電機一体型装置に係り、反負荷側の軸受によって回転軸が片持ちで支持されてなる回転電機及び回転電機一体型装置に関する。
回転電機(電動機(モータ)及び発電機)には、軸電流が、回転軸を支持する軸受に電食を発生させるという問題がある。
特許文献1は、回転軸を支持する軸受として、点接触する玉軸受に変えて線接触するころ軸受を採用することで、単位面積あたりに流れる放電エネルギを抑え、電食を低減する電動機を開示する。更に、特許文献1は、絶縁材として機能するグリースの粘度を低くすることで油膜破壊電圧を低減させることで、放電エネルギを更に抑えることを開示する。なお、特許文献1は、低粘度グリースによって油膜が薄くなり、絶縁性が低下(油膜切れ)する虞に対しては、接触面積が大となるころ軸受を採用することで、トレードオフのバランスを取ることも開示する。
特許文献2は、ガス配管等といった導電性配管の継手部分をボルト接続の際に使用する絶縁ワッシャを開示する。この絶縁ワッシャを耐熱性樹脂から得ることにより、高温下で発生するプリープ現象に起因するボルトの頻繁な増し締めを不要にしつつ絶縁性を確保することを開示する。
特開平10−322965号公報 特開2005−268121公報
ここで、回転軸の一方端部のみを軸受で支持する所謂片軸持ち型回転電機について考える。片軸持ち型回転電機は、例えば、内燃機関等の他の駆動源と回転軸を一体的に接続し、電動機や発電機として利用する場合もある。回転軸の一体化や装置全体の小型化を図るために、電機子等を格納するハウジングも他の駆動源の外部筺体等と一体的に接続するのも一般に行われている。例えば、車両用のエンジン駆動軸と回転電機の回転電機を一体接続すると共にエンジン筺体と回転電機筺体も一体接続するような場合である。
更に他の装置を一体的に付加する場合もある。車両用途の装置の場合、オイルやクーラントポンプを回転電機筺体と一体となるように設置・接続し、ポンプ・回転電機・エンジンが一体に構成される場合もある。ポンプ内にも羽根車を回転させる動力を伝達させるシャフトがあるが、回転電機の回転軸と一体又は独立して設置しているに関わらず、ポンプシャフトを支持する軸受を備えるのが一般的である。なお、エンジンの駆動軸も、種々の軸受を備える。
回転電機のハウジング、エンジン筺体及びポンプ筺体は、一般には導電性部材から構成されることから、このような装置は電気的にも接続されている状態となる。よって、回転電機で発生した軸電流は、エンジン駆動軸からエンジン軸受を介してエンジン筺体へと流れ、その後、電機的に接続された回転電機のハウジングを介して回転電機の軸受に還流したり、回転電機ハウジングから更にポンプ筺体に流れ、ポンプシャフトの軸受に還流したりすることになる。即ち電機的に接続された夫々の装置の軸受で電食が発生する虞がある。
特許文献1のように、回転電機の軸受そのものに絶縁性を持たせれば、回転電機の軸受電食の防止に有効であるが、回転電機と他の装置が一体化した構成であれば、回転電機の軸受のみを電食防止しても、エンジンやポンプといった電気的に接続された回転電機以外の他の装置夫々の軸受電飾を防止することはできない。よって、他の装置の全ての軸受夫々を、同様に絶縁性を持つものとする必要があるが、装置の特性によって必ずしも絶縁性が十分に確保された軸受を適用することができない虞もあり又コスト的にも課題は残る。
この点、特許文献2のように、導電性部材の接続に際し、ボルト・ナット等の留め具の座面側に、絶縁ワッシャを適用し、個々の装置を電気的に非接続とすることで、軸電流の流路を形成しないようすることも考えられる。
しかしながら、一般にワッシャの強度は低く、強度的には使用範囲は狭小である。例えば、高強度ボルトを使用しての大きい締め付けトルクが必要な環境では、破損等の事情により使用することができない。また、特許文献2では、高温下での機能低下による増し締めの対策として耐熱性樹脂からなるワッシャを開示するが、高締め付けトルクといった圧力に関する開示はなく、利用範囲は従来からのワッシャの域を脱しえない。
片軸持ち型回転電機を用いる場合に、装置設計の自由度を確保しつつ低コストで使用環境に対する耐久性を有する軸受電食の防止手法が望まれる。
上記課題を解決するために、例えば、特許請求の範囲に記載の構成を適用する。即ち固定子に面対向して配置された回転子と固定された回転軸と、前記回転軸の一方端部付近に配置された軸受と、前記回転軸よりも径方向端部が大であり、中央部を前記回転軸の他方端面と対向させて回転軸径方向に延伸し、該回転軸と同方向に回転する他の回転体と連結する連結部と、一方端面が開口する概略筒形状の内筒空間を有し、他方端面で前記軸受を支持して、前記固定子、回転子及び回転軸を前記内筒空間に配置する筺体とを有する片軸持ち型の回転電機であって、前記回転軸の他方端面と、前記連結部との当接面の間に配置するシート状の第1絶縁部材と、前記連結部を、前記回転軸の他方端面側に回転軸方向から締結する複数のボルトと、前記連結部と、前記ボルトとの当接面との間に配置するシート状の第2絶縁部材と、前記ボルトの外周を絶縁するスリーブと、を有する構成である。
更には、前記ボルトを貫通する貫通穴を有し、前記第2絶縁部材と前記ボルト座面との間に配置する当板を備える構成である。
本発明によれば、軸電流の影響を受ける軸受の電食を効率的に防止することができる。本発明の他の課題・構成・効果は、以下の記載から明らかになる。
本発明を適用した第1実施形態による片軸持ち型回転電機の構成を示す側断面図である。 第1実施形態による回転電機と、エンジン及びポンプとを一体に構成した回転電機一体型装置の概要構成を示す模式図である。 第1実施形態による回転電機とエンジンとの連結部分の構造を示す側断面図である。 第1実施形態による回転軸の負荷側端面、連結部及び当板を負荷側から反負荷側に向かって回転軸方向から夫々観察した様を示す模式図である。 第1実施形態による回転軸と、連結部との連結部分に関する要部拡大側断面図である。 第2実施形態による連結部と、フライホイルとの連結部分に関する要部拡大側断面図である。
以下、図面を用いて、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
本発明を適用した第1実施形態による回転電機100の例を説明する。
図1に、回転電機100の側断面構成を示す。なお、同図において、回転軸7の延伸方向のうち連結部8を配置する側(同図右側)を負荷側、軸受6を配置する方向(同図左側)を反負荷側と称する。
回転電機100は、外ハウジング1、内ハウジング2、エンドブラケット3、固定子4、回転子5、軸受6、回転軸7及び連結部8を備える。外ハウジング1は、その内周面と部分的に外周面が接触する概略筒形状の内ハウジング2を内包し、両者の反負荷側の端部が、エンドブラケットと接続される。エンドブラケット3の中央付近には、軸受6が配置される。軸受6には、回転軸7の反負荷側が接続され、回転軸7を回転可能に支持する。回転軸7の周面に固定された回転子5は、径方向に所定のギャップを介して固定子4と磁極が対向するように配置される。固定子4は、外周面が内ハウジング2の内周面と接触し、持しされる。回転軸7の負荷側端部付近には、連結部8が配置される。連結部8は、後述するエンジン120のシャフト軸121と一体的に接続固定する際に、連結部分として機能する。
図2に、回転電機100と、他の装置とを一体的に構成した装置例を示す。図2(a)において、エンジン120は、4つのピストン・シリンダを備える内燃機関であり、筺体からクランクシャフト等のシャフト軸121の端部が露出し、その先端部にはフライホイル121を備える。本実施形態において、フライホイル121は、連結部8と共にシャフト軸121と、回転電機100の回転軸7とを直接連結する機能を有する。エンジン120の筺体は、フライホイルハウジング33を介して回転電機100の外ハウジング1の負荷側に形成されたフランジと構造的及び電気的に接続される。
また、回転電機100の反負荷側方向には、エンジン120等に冷却液やオイル(以下、「冷却液等」という。)を供給する為のポンプ130が設置される。ポンプ100は、冷却液等を循環させる羽根車(不図示)を有し、その羽根車に駆動力を伝達するポンプ軸132と接続される。ポンプ軸132は、両端部付近の夫々が軸受131で回転可能に支持されると共に、一方端部がギヤ等の導電性部材を介して回転電機100の回転軸7と接続される。本実施の形態では、両者の接続として、ポンプ軸132の負荷側端部に外歯車132aが形成され、当該負荷側端部を回転電機100の回転軸7の反負荷側端部の軸心部分に形成された内歯車7cに挿入・歯合させるスプラインギアを適用するものとする(図1参照。)。なお、電気的な接続関係があればスプラインギアに限定するものではない。
エンジン120のシャフト軸121の回転に伴って回転軸7が回転することで、回転電機100は発電を行い又ポンプ130は、冷却液等の循環を行うようになっている。なお、本実施形態において、回転電機100は、発電機として機能するものとして説明するが、本発明はこれに限るものではなく、エンジン120等に駆動力を供給する電動機(モータ)であってもよい。
ここで、エンジン120のシャフト軸121から、筺体、フライホイルハウジング125、回転電機100のハウジング(外ハウジング1及び内ハウジング2を含む。)、軸受6、ポンプ130の筺体、軸受131、ポンプ軸132及び回転軸7までは、連結部8とフライホイル122との間を除き、電気的に接続された状態であるものとする。
よって、仮に連結部8とフライホイル122との間が電気的に接続された状態になるとした場合には、図2(b)に示すように、上述した図2(a)の構成は、経路77A、77B、77Cという軸電流の帰還経路が構成される状態となる。
このような状態では、仮に回転電機100の軸受6を絶縁したとしても、依然としてポンプ130の2つの軸受131の夫々には、経路24B及び24Cには帰還経路が残り、これらの軸受電食の課題が残る。2つの軸受131の一方のみを更に絶縁したとしても、他方の帰還経路は残る。同様に、エンジン120のシャフト軸121を支持する軸受等(不図示)にも、軸受電食が発生する。
本実施形態では、軸電流の全帰還経路24A、24B及び24Cの共通経路である連結部8とフライホイル122の間を絶縁することで、電気的な接続状態にある全ての軸受の電食を防止することを特徴の一つとする。
図3〜図5に、連結部8とフライホイル122との連結部分の構成を示す。
図3において、回転軸7の負荷側端部は、外周を切削等することによって小径化された柱体形状の突出部7aを有する。また、回転軸7の負荷側端部において、突出部7aの付け根から回転軸7外周に至るまでの径方向段差面7bには、回転軸方向に締めこまれるボルト40のボルト穴40aが複数設けられる
連結部8は、外ハウジング1の内径よりも小で且つ回転軸7の径よりも大となる金属性の円盤部材からなる。連結部8は、中央に、この突出部7aの径よりも所定サイズ大となる内径の穴部30を中心に有する。また、連結部8の穴部30の周囲に沿って、ボルト40を貫通させるため複数の貫通穴31を有し、それよりも径方向外側の外周付近に、フライホイル31とボルト止めするための複数の貫通穴32を有する。
当板37は、所定の厚みからなる金属性の円筒形状からなり、突出部7aの径と概略同径或いは僅かに大となる内径のリング形状となる。また、当板37は、両端部間にボルト40を貫通させるための貫通穴39を複数有する。
回転軸7の突出部7aに、穴部30介して連結部8を設置し、その後、当板37を設置し、これらをボルト40で締めこむことで、連結部8が回転軸7に固定されるようになっている。
また、フライホイル122は、外周側が回転軸方向に肉厚となる反筒形状の円盤からなり、中心付近が、複数のボルト123によって、シャフト軸121の端部に固定される。フライホイル122の外周側肉厚部分に、複数のボルト穴が設けられ、連結部8外周側の貫通穴32を介してボルト35を締めこむことで、連結部8と固定される。
図5に、回転軸7の負荷側端部付近と、連結部8との要部拡大図を示す。連結部8を回転軸7及び当板37で挟んでボルト固定するに際し、回転軸7の径方向段差面7bに、絶縁部材45Aを設置する。絶縁部材45は、径方向段差面7bと概略同形の薄いシート状の環状部材からなる。即ち径方向段差面7bと、連結部8との当接面に絶縁部材45Aが設置されることとなる。
本実施形態では、絶縁紙としてアラミド繊維を織り込んだものを適用するものとする。絶縁紙は、厚みが均一で絶縁性に優れており、薄い故に回転軸7及びシャフト軸121に対するスラスト方向の寸法差に与える影響が殆どなく、好適である。更には、アラミド繊維を含む絶縁紙は、必要な耐熱性、機械的強度の面においても優れる。このため本実施形態は、高強度ボルトによる強固な締め付けトルクが要求され、ボルト座面等に絶縁ワッシャ等を使用できない環境にも適用することができる。
絶縁部材45Aと同様に、当板37と、連結部8と間の当接面にも概略同形・同種の絶縁紙からなる絶縁部材45Bを設置する。更に、ボルト40のネジ山を外周側から覆うスリーブ44を配置する。スリーブ44は、樹脂等からなる筒形状の絶縁部材であり、少なくとも回転軸段差面7bから、ボルト40の座面までを覆う長さとなっている。
径方向段差面7bと連結部8の間の当接面に絶縁部材45Aを、連結部8と当板44の間の当接面に絶縁部材45Bを夫々配置し、貫通穴31及び32の内径空間に予め配置若しくはボルト40にスリーブ44を予め設置してボルト40で固定することで、回転軸7と、連結部8とが絶縁されるようになっている。なお、連結部8中央の穴部30の内径は、回転軸7の突出部7bの外形よりも大であることから、回転軸方向に同一の位置決めがされたボルト穴にボルト40を介して固定することで、穴部30と、突出部7bの外周と間に空隙の非接触が確保される。
このように第1実施形態によれば、回転電機100及び回転電機100を起点とする他の機器の軸電流経路を遮断することができ、回転電機100と電気的な接続状態にある軸受の電食を防止することができる。
また、回転軸7は、全ての軸電流経路の共通経路であることから、当該回転軸7を絶電することのみで、他の装置を含めた全ての軸受の電食を防止することがでる。経済性や部品選択の自由度で優位であると言える。
また、第1実施形態では、耐熱性及び機械的強度に優れる絶縁紙を使用するため、ワッシャのような使用環境の制限がなく、更には、ボルト止め時のワッシャ・プレートといった微細部品が不要で、組立作業でも優位である。特に、本実施形態では、ボルト40の座面は当板8と直設接触する構成であることから、ボルト40を回し締めする際、ワッシャのように絶縁部材45Bが、座面との回転摩擦によって損傷する虞が低下し、回転軸方向の締め圧を受けるのみである(絶縁部材45Aも同様である。)。
なお、第1実施形態では、当板8を設ける例であるが、必ずしも必須の構成ではなく、当板8を設置することなく、ボルト座面と絶縁部材45Bを直接当接する構成とすることも可能である。
また、本実施形態では、薄い絶縁部材を使用するため、スラスト方向寸法に与える影響が無いという優位性があると言える。
更に、回転電機100は、他の装置との軸直結構成等の用途に用いる片持ち型回転電機であることから、予め回転軸7と連結部8とが絶縁されている構成であると、他の装置と組み付ける際に、絶縁作業が不要となり、装置組立が容易という効果を期待することができる。
〔第2実施形態〕
第1実施形態では、回転軸7と、連結部8との接続部を絶縁する構成であった。第2実施形態では、連結部8とフライホイル122との接続部を絶縁することを特徴の一つとする。なお、以下の説明で、回転軸7と連結部8の連結構成は第1の実施形態の構成ではなく電気的な絶縁の無い構成で連結されているものとする。また、第1実施形態と同様の機能・作用を有する部材は同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
図6に、連結部8とフライホイル122との接続部分の要部拡大図を示す。第2実施形態は、連結部8の外周側に設けられた貫通穴32を介して、当該貫通穴32と回転軸方向に同位置決めされ、フライホイル122の端面に形成されたボルト穴にボルト35を締めこみ、固定するようになっている。
ボルト35の座面と、連結部8との間には、絶縁部材50Aを配置する。絶縁部材50Aは、ボルト35のヘッドよりも大径且つボルトヘッドの外周形状と概略同形状のリング形状を有する。また、絶縁部材50Aは、第1実施形態の絶縁部材45Aと同様にアラミド繊維を織り込んだ絶縁紙を適用するものとする。
連結部8と、フライホイル122との間には、絶縁部材50Bを配置する。絶縁部材50Bは、絶縁部材50Aと同様にアラミド繊維を織り込んだ絶縁紙であり、フライホイル122と、連結部8との当接面の形状に概略応じた環状形状を有する。
ボルト35は、外周のネジ山を覆うように、樹脂等の絶縁材からなる筒形状のスリーブ53を設置するようになっている。スリーブ53は、ボルト35と、貫通穴32の内径との絶縁を行うことから、少なくとも連結部8の厚さ分と同程度の長さがよい。
本構成により、連結部8と、フライホイル122を絶縁することができ、軸電流の経路を遮断し、軸受の電食を防止することができる。
なお、第2実施形態では、回転軸7と連結部8の連結構成は第1の実施形態の構成ではなく、電気的絶縁がない連結としたが、上述の第2実施形態の構成に第1実施形態の構成を適用すれば、更に、軸電食防止の角度が向上するのは言うまでもない、
以上、本発明を実施するための第1及び第2実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更や置換が可能である。例えば、連結部8、必ずしも円盤形状である必要はなく、楕円形や種々の矩形或いはボルト止め位置のみを直線的に包含する長方形板状部材やこれの組合せであってもよい。
また、回転軸7の負荷側端部に突出部7aを必ずしも設ける必要はなく、回転軸7の負荷側端面が平面であってもよい。
更には、回転電機100ではなく、これと接続するエンジン120のフライホイル122と、シャフト軸121との構成に、上述の回転軸7と、連結部8との接続構成を適用してもよい。
また、回転電機100の電機子構成は、ラジアルギャップ型に限定されるものではなくアキシャルギャップ型であってもよい。
1…外ハウジング、2…内ハウジング、3…エンドブラケット、4…固定子、5…回転子、6…軸受、7…回転軸、7a…突出部、7b…径方向段差面、7c…内歯車、8…連結部、30…穴部、31・32・39…貫通穴、37…当板、35・40…ボルト、40a…ボルト穴、44・53…スリーブ、45A…絶縁部材、45B…絶縁部材、50A・50B…絶縁部材、
77A・77B・77C…軸電流の還流経路、100…回転電機、120…エンジン、121…シャフト軸、122…フライホイル、125…フライホイルハウジング、130…ポンプ、131…軸受、132…ポンプシャフト、132a…外歯車

Claims (5)

  1. 固定子に面対向して配置された回転子と固定された回転軸と、
    前記回転軸の一方端部付近に配置された軸受と、
    前記回転軸よりも径方向端部が大であり、中央部を前記回転軸の他方端面と対向させて回転軸径方向に延伸し、該回転軸と同方向に回転する他の回転体と連結する連結部と、
    一方端面が開口する概略筒形状の内筒空間を有し、他方端面で前記軸受を支持して、前記固定子、回転子及び回転軸を前記内筒空間に配置する筺体とを有する片軸持ち型の回転電機であって、
    前記回転軸の他方端面と、前記連結部との当接面の間に配置するシート状の第1絶縁部材と、
    前記連結部を、前記回転軸の他方端面側に回転軸方向から締結する複数のボルトと、
    前記連結部と、前記ボルトとの当接面との間に配置するシート状の第2絶縁部材と、
    前記ボルトの外周を絶縁するスリーブと、を有し、
    前記ボルトを貫通する貫通穴を有し、前記第2絶縁部材と前記ボルト座面との間に配置する当板を備え
    前記筺体の開口側端部が、前記他の回転体を包含する他の装置の筺体と電気的に接続するものである片軸持ち型の回転電機。
  2. 請求項1に記載の片軸持ち型の回転電機であって、
    前記第1及び第2絶縁部材が、絶縁紙である片軸持ち型の回転電機。
  3. 請求項2に記載の片軸持ち型の回転電機であって、
    前記絶縁紙が、アラミド繊維を包含するものである片軸持ち型の回転電機。
  4. 固定子と、回転軸に固定された回転子と、前記回転軸の一方端部を回転可能に支持する軸受と、一方端部側が開口する概略筒形状の内筒空間を有し、他方端面で前記軸受を支持すると共に前記固定子、回転子、回転軸及び軸受を前記内筒空間に配置する筺体とを有する回転電機と、
    前記筺体の開口端部と電気的に接続された筺体を有し、内部に前記回転軸と同一方向に回転するシャフトを配置する第1装置とを備え、
    前記回転軸よりも径方向端部が大であり、中央部を前記回転軸の他方端面と対向させて回転軸径方向に延伸する第1連結部と、
    前記シャフトよりも径方向端部が大であり、中央部を前記シャフトの端面と対向させて回転軸方向に延伸する第2連結部と、
    前記回転軸の他方端面と前記シャフトの端面とが対向するように、前記第1連結部と前記第2連結部とが、径方向端部側で連結されてなる回転電機一体型装置であって、
    前記回転軸の他方端面と前記第1連結部との当接面の間に配置するシート状の第1絶縁部材と、
    前記第1連結部を、前記回転軸の他方端面側に回転軸方向から締結する複数のボルトと、
    前記ボルトと、前記ボルトとの当接面との間に配置するシート状の第2絶縁部材と、
    前記ボルトの外周を絶縁するスリーブと、を有し、
    前記ボルトを貫通する貫通穴を有し、前記第2絶縁部材と前記ボルト座面との間に配置する当板を備える回転電機一体型装置。
  5. 固定子に面対向して配置された回転子と固定された回転軸と、
    前記回転軸の一方端部付近に配置された軸受と、
    前記回転軸よりも径方向端部が大であり、前記回転軸の他方端部付近から回転軸径方向に延伸し、該回転軸と同方向に回転する他の回転体と連結する為の連結部と、
    一方端面が開口する概略筒形状の内筒空間を有し、他方端面で前記軸受を支持して、前記固定子、回転子及び回転軸を前記内筒空間に配置する筺体とを有する片軸持ち型の回転電機であって、
    前記連結部が、該連結部の外周に沿って回転軸方向に貫通する複数の貫通穴を等間隔で有し、
    前記他の回転体の端面から径方向に延伸し、前記貫通穴に対応するボルト穴が形成された他の連結部と、前記連結部とを回転軸方向から締結する為のボルトと、前記ボルトの座面と、前記連結部との当接面に配置されたシート状の第1絶縁部材と、
    前記他の連結部と、前記連結部との当接面に配置されたシート状の第2絶縁部材と、
    前記ボルトの外周と前記貫通穴の内周を絶縁するスリーブとを有し、
    前記ボルトを貫通する貫通穴を有し、前記第1絶縁部材と前記ボルト座面との間に配置する当板を備え
    前記筺体の開口側端部が、前記他の回転体を包含する他の装置の筺体と電気的に接続するものである回転電機。
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