JP6456835B2 - 口腔ケア用組成物 - Google Patents

口腔ケア用組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP6456835B2
JP6456835B2 JP2015541938A JP2015541938A JP6456835B2 JP 6456835 B2 JP6456835 B2 JP 6456835B2 JP 2015541938 A JP2015541938 A JP 2015541938A JP 2015541938 A JP2015541938 A JP 2015541938A JP 6456835 B2 JP6456835 B2 JP 6456835B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
acid
surfactant
water
chlorophenol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015541938A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015536992A (ja
Inventor
ゴラス・パトリシア・エル
モーダス・キャロリン・ジェイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Johnson and Johnson Consumer Inc
Original Assignee
Johnson and Johnson Consumer Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Johnson and Johnson Consumer Inc filed Critical Johnson and Johnson Consumer Inc
Publication of JP2015536992A publication Critical patent/JP2015536992A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6456835B2 publication Critical patent/JP6456835B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/55Phosphorus compounds
    • A61K8/553Phospholipids, e.g. lecithin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/33Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing oxygen
    • A61K8/34Alcohols
    • A61K8/347Phenols
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/90Block copolymers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/92Oils, fats or waxes; Derivatives thereof, e.g. hydrogenation products thereof
    • A61K8/922Oils, fats or waxes; Derivatives thereof, e.g. hydrogenation products thereof of vegetable origin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q11/00Preparations for care of the teeth, of the oral cavity or of dentures; Dentifrices, e.g. toothpastes; Mouth rinses

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Description

本発明は、選択されたリン脂質界面活性剤を含む、口腔用組成物に関する。その組成物を使用する方法もまた開示されている。
本発明は、口腔衛生に、特に口及び歯の清浄化のための使用に好適な水性組成物に関する。特に、本発明は、マウスウォッシュ、口内洗浄剤、歯磨き剤、練り歯磨き、ジェル、溶液、又はペルオキシド若しくは非ペルオキシド歯ホワイトニング用ストリップなどのストリップとしての使用に好適な改良された口腔ケア用組成物に関する。
製品の成分を可溶化し、かつ/又は粘膜、具体的には、口を洗浄するために使用されるある界面活性剤の有害な効果によって、「マイルドな」製品を探索することが、長年の精力的な研究の対象であった。「マイルドな」製品とは、成分を可溶化し、効率的に洗浄するだけでなく、口及び歯に心地よい使用感を残し、歯肉又は粘膜に対し炎症又はその他の化学的損傷を与えないものである。
ところで、発明者らは、全く予想外に、特別のリン脂質界面活性剤を選定することにより、製品配合処方の溶解特性を改変し、その得られた組成物を使用すると、非水溶性の抗菌剤などの水不溶性構成成分を可溶化することができるだけでなく、抗菌剤の生物学的利用能を維持又は高めることができることを発見した。更に、組成物のマイルドさが改善され、その結果、病変又は損傷した場合の歯肉を含む、歯及び粘膜の洗浄に安全に組成物を使用することができる。そして、例えば、歯肉炎が存在する場合、過敏な歯肉を清浄化するのに有用である。
上記の目的は、本明細書に提供される組成物によって達成され得ることが発見された。一実施形態で、本発明は、
i.式I
Figure 0006456835
のリン脂質界面活性剤であって、式中、Mは、カリウム又はナトリウムなどのアルカリ金属イオンであり、
は、ハロゲンであり、かつ
Rは、独立して、17個未満の炭素の(又は17個未満の炭素を含有する)直鎖又は分枝鎖のアルキルである、リン脂質界面活性剤と、
ii.1種又は2種以上の非水溶性の生物活性剤と、
iii.少なくとも1種の経口的に受け入れられる溶媒と、を含む、口腔用組成物を提供する。
更なる実施形態において、本発明は、歯垢、歯肉炎、又は歯肉疾患を治療する方法であって、その方法は、虫歯を軽減又は防止し、かつ/又は歯垢、歯肉炎、若しくは歯肉疾患と関連している症状を軽減若しくは防止するのに有効な量の本発明の口腔用組成物をかかる治療を必要としている哺乳類の口腔の組織(すなわち、軟及び硬組織)に塗布する工程を含む、方法に関する。
更なる実施形態において、本発明は、炎症組織に関連した症状を治療又は軽減する方法であって、炎症に関連した症状を軽減するのに有効な本発明の組成物の量をかかる治療を必要としている哺乳類の組織に塗布する工程を含む、方法に関する。
本発明の組成物は、本明細書に記載される本発明の必須要素及び制限事項、並びに本明細書に記載される追加若しくは任意の成分、構成要素、又は制限事項を含み、これらからなり、又はこれらから本質的になることができる。本明細書において使用される場合、用語「を含む(comprising)」(及びその文法的変形)は、「有する(having)」又は「含有する(including)」を包括する意味で用いられ、「のみからなる(consisting only of)」の排他的な意味では使われない。
本明細書で使用される場合、用語「a」及び「the」は、単数の他に複数も包含すると理解される。
別途記載のない限り、引用される全ての文献は、その関連部分について参照により本明細書に組み込まれるが、いずれの文献の引用もそれが本発明に関連する先行技術であることの容認と解釈されるべきではない。更に、全体が参照により本明細書に組み込まれる全ての文書は、これらが本明細書に矛盾しない範囲においてのみ本明細書に組み込まれる。
語句「経口的に受け入れられる」とは、その担体が、過度の毒性、不適合性、不安定性、アレルギー反応等なしに、口腔表面に塗布されるか、又は哺乳類及びヒトが挙げられるがこれらに限定されない生存生物により摂取されるのに好適であることを意味する。
「口腔ケア用組成物」とは、通常の使用過程において、特定の治療薬の全身投与の目的で、意図的に嚥下されないが、むしろ口腔活性の目的で、歯の表面及び/又は口腔組織の実質的に全てに接触するのに十分な時間にわたって口腔内に保持される、生成物を意味する。口腔ケア用組成物は、練り歯磨き、歯磨き剤、歯磨きジェル、歯肉縁下ジェル、口内洗浄剤、溶液、ムース、フォーム、義歯ケア製品、マウススプレー、喉あめ、又は咀嚼錠を含む種々の形態であってもよい。口腔ケア用組成物はまた、口腔表面への直接塗布若しくは付着のためのフロス、ストリップ、又はフィルムに組み込まれてもよく、又は歯ブラシ若しくは回転塗布剤などのデバイス若しくはアプリケータに組み込まれてもよい。かかるアプリケータは、使い捨て又は複数回使用用であってもよい。
語句、アルコールの「軽減されたレベル」は、C2〜C4の一価アルコールの量が、全組成物の容量の、最大10% v/v(又は約10% v/v)、必要に応じて最大5% v/v(又は約5% v/v)、必要に応じて最大1.0% v/v(又は約1.0% v/v)、必要に応じて最大0.1% v/v(又は約0.1% v/v)の量であることを意味する。必要に応じて、本発明の組成物は、C2〜C4の一価アルコール類を含まない。
用語「ハロ」は、ハロゲン族の1つの元素を意味する。好ましいハロ部分としては、フッ素、塩素、臭素、又はヨウ素が挙げられる。
特に明記しない限り、語句「油(類)」又は「油性構成成分(類)」は、任意の疎水性、水不混和性の化合物を意味する。
本発明の油若しくは油性構成成分又はかかる油若しくは油性構成成分の任意の混合物の、用語「疎水性の」、「疎水性、」又は「疎水性の程度」は、オクタノール水分配係数(Kow)によって表される。Kowは、特定の温度において平衡状態にあるオクタノールと水との2相系における、オクタノール相中の油又は油性構成成分の重量濃度と、水相中の油又は油性構成成分の重量濃度と、の比である。Kowの対数は、log Pと呼ばれる。Kowを算出するために用いられる実験値は、典型的には20℃〜25℃の温度で測定される。
あるいは、log P値は、Daylight CISからも入手可能な「C LOG P」プログラムによって計算するのが便利である。このプログラムは、log Pの実験値がPomona92データベースで利用できる場合には、実験によるlogPの値も表に示している。「計算log P」(C log P)は、Hansch及びLeoのフラグメント手法によって求められる(参照により本明細書に組み込まれるComprehensive Medicinal Chemistry、4巻、C.Hansch、P.G.Sammens、J.B.Taylor、及びC.A.Rmasden、編集、p.295、Pergamon Press(1990年)におけるA.Leo参照)。このフラグメント手法は、各油又は油性構成成分の化学構造に基づき、原子の数と種類、原子の連結性、及び化学結合を考慮に入れている。C log P値は、信頼できると考えられており、この物理化学特性の推定に広く使用されていて、log P値の評価のための、実験によるKow法に代わって使用することができる。
油又は油性構成成分のlog Pが高いほど、油又は油性構成成分はより疎水性である(又は疎水性の程度がより大きい)。
百分率、部、及び比率は全て、特に明記しない限り、本発明の組成物の総重量に基づいている。列挙された成分に関連するかかる重量はすべて、記述した特定の成分のレベルに基づいているので、特に明記しない限り、市販の物質に含まれ得るキャリア又は副産物を含まない。
本発明の組成物は、マウスウォッシュ、口内洗浄剤、歯磨き剤、練り歯磨き、ジェル、溶液、又は非ペルオキシド歯ホワイトニングストリップなどのストリップなどの形態であってもよい。
リン脂質界面活性剤
本発明の組成物は、式I:
Figure 0006456835
のリン脂質界面活性剤であって、式中、Mは、カリウム又はナトリウムなどのアルカリ金属イオンであり、
はハロゲンであり、かつ
Rは、独立して、17個未満の炭素の直鎖又は分枝鎖のアルキルであり、必要に応じて (C〜C15)−アルキル、必要に応じて(C〜C15)−アルキル、必要に応じて(C〜C15)−アルキル、必要に応じて(C〜C15)−アルキル、又は必要に応じて(C〜C13)−アルキルであって、
リン脂質界面活性剤は、1未満又は、必要に応じてゼロの不飽和度を有する、リン脂質界面活性剤を含む。ある実施形態において、Rは、17個未満の炭素の直鎖のアルキルである。
好適なリン脂質界面活性剤の例としては、それらに限定されないが、コカミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸、ミリスタミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸、ラウラミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸、及びこれらの混合物が挙げられる。ある実施形態において、リン脂質界面活性剤は、コカミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸、ミリスタミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸、及びこれらの混合物からなる群から選択される。ある実施形態において、リン脂質界面活性剤は、ミリスタミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸である。
リン脂質界面活性剤は、0.01%(又は約0.01%)〜10%(又は約10%)、必要に応じて0.1%(又は約0.1%)〜3%(又は約3%)、又は必要に応じて0.5%(又は約0.5%)〜1.5%(又は約1.5%)の濃度で存在してもよい。
非水溶性の非カチオン性生物活性剤
本発明の組成物はまた、非水溶性の非カチオン生物活性剤を含む。このような剤は、抗カリエス、抗歯垢、抗歯肉炎、又は歯肉疾患治療(又は症状軽減)への有効性、安全性、及び配合処方を考慮する場合に有用であり、その典型的な例を以下に示す。
I.抗菌性の非水溶性の非カチオン性生物活性剤。例えば、以下が挙げられる。
ハロゲン化ジフェニルエーテル類
2’,4,4’−トリクロロ−2−ヒドロキシ−ジフェニルエーテル(トリクロサン)
2,2’−ジヒドロキシ−5,5’−ジブロモ−ジフェニルエーテル
ハロゲン化サリチルアニリド類
4’,5−ジブロモサリチルアニリド
3,4’,5−トリクロロサリチルアニリド
3,4’,5−トリブロモサリチルアニリド
2,3,3’,5−テトラクロロサリチルアニリド
3,3’,5−テトラクロロサリチルアニリド
3,5−ジブロモ−3’−トリフルオロメチルサリチルアニリド
5−n−オクタノイル−3’−トリフルオロメチルサリチルアニリド
3,5−ジブロモ−4’−トリフルオロメチルサリチルアニリド
3,5−ジブロモ−3’−トリフルオロメチルサリチルアニリド(フルロフェン(Flurophene))
安息香酸エステル類
p−ヒドロキシ安息香酸メチルエステル
p−ヒドロキシ安息香酸エチルエステル
p−ヒドロキシ安息香酸プロピルエステル
p−ヒドロキシ安息香酸ブチルエステル
ハロゲン化カルバニリド類
3,4,4’−トリクロロカルバニリド
3−トリフルオロメチル−4,4’−ジクロロカルバニリド
3,3’,4−トリクロロカルバニリド
フェノール化合物類(フェノール及びその同族体、モノ−及びポリ−アルキル並びに芳香族ハロゲン化物(例えば、F、Cl、Br、I)−フェノール、レゾルシノール、及びカテコール並びにそれらの誘導体、並びにビスフェノール化合物を含む)かかるフェノール化合物類としては、とりわけ以下のものが挙げられる。
フェノール及びその同族体
フェノール
2メチル−フェノール
3メチル−フェノール
4メチル−フェノール
4エチル−フェノール
2,4−ジメチル−フェノール
2,5−ジメチル−フェノール
3,4−ジメチル−フェノール
2,6−ジメチル−フェノール
4−n−プロピル−フェノール
4−n−ブチル−フェノール
4−n−アミル−フェノール
4−tert−アミル−フェノール
4−n−ヘキシル−フェノール
4−n−ヘプチル−フェノール
2−メトキシ−4−(2−プロペニル)−フェノール(オイゲノール)
モノ−及びポリ−アルキル並びにアラルキルハロフェノール類
メチル−p−クロロフェノール
エチル−p−クロロフェノール
n−プロピル−p−クロロフェノール
n−ブチル−p−クロロフェノール
n−アミル−p−クロロフェノール
sec−アミル−p−クロロフェノール
n−ヘキシル−p−クロロフェノール
シクロヘキシル−p−クロロフェノール
n−ヘプチル−p−クロロフェノール
n−オクチル−p−クロロフェノール
O−クロロフェノール
メチル−o−クロロフェノール
エチル−o−クロロフェノール
n−プロピル−o−クロロフェノール
n−ブチル−o−クロロフェノール
n−アミル−o−クロロフェノール
tert−アミル−o−クロロフェノール
n−ヘキシル−o−クロロフェノール
n−ヘプチル−o−クロロフェノール
p−クロロフェノール
o−ベンジル−p−クロロフェノール
o−ベンジル−m−メチル−p−クロロフェノール
o−ベンジル−m,m−ジメチル−p−クロロフェノール
o−フェニルエチル−p−クロロフェノール
o−フェニルエチル−m−メチル−p−クロロフェノール
3−メチル−p−クロロフェノール
3,5−ジメチル−p−クロロフェノール
6−エチル−3−メチル−p−クロロフェノール
6−n−プロピル−3−メチル−p−クロロフェノール
6−iso−プロピル−3−メチル−p−クロロフェノール
2−エチル−3,5−ジメチル−p−クロロフェノール
6−secブチル−3−メチル−p−クロロフェノール
2−iso−プロピル−3,5−ジメチル−p−クロロフェノール
6−ジエチルメチル−3−メチル−p−クロロフェノール
6−iso−プロピル−2−エチル−3−メチル−p−クロロフェノール
2−secアミル−3,5−ジメチル−p−クロロフェノール
2−ジエチルメチル−3,5ジメチル−p−クロロフェノール
6−secオクチル−3−メチル−p−クロロフェノール
p−ブロモフェノール
メチル−p−ブロモフェノール
エチル−p−ブロモフェノール
n−プロピル−p−ブロモフェノール
n−ブチル−p−ブロモフェノール
n−アミル−p−ブロモフェノール
sec−アミル−p−ブロモフェノール
n−ヘキシル−p−ブロモフェノール
シクロヘキシル−p−ブロモフェノール
o−ブロモフェノール
tert−アミル−o−ブロモフェノール
n−ヘキシル−o−ブロモフェノール
n−プロピル−m,m−ジメチル−o−ブロモフェノール
2−フェニルフェノール
4−クロロ−2−メチルフェノール
4−クロロ−3−メチルフェノール
4−クロロ−3,5−ジメチルフェノール
2,4−ジクロロ−3,5−ジメチルフェノール
3,4,5,6−テラブロモ(terabromo)−2−メチルフェノール
5−メチル−2−ペンチルフェノール
4−イソプロピル−3−メチルフェノール
5−クロロ−2−ヒドロキシジフェニルメタン(hydroxydiphenylemthane)。
レゾルシノール及びその同族体
レゾルシノール
メチル−レゾルシノール
エチル−レゾルシノール
n−プロピル−レゾルシノール
n−ブチル−レゾルシノール
n−アミル−レゾルシノール
n−ヘキシル−レゾルシノール
n−ヘプチル−レゾルシノール
n−オクチル−レゾルシノール
n−ノニル−レゾルシノール
フェニル−レゾルシノール
ベンジル−レゾルシノール
フェニルエチル−レゾルシノール
フェニルプロピル−レゾルシノール
p−クロロベンジル−レゾルシノール
5−クロロ−2,4−ジヒドロキシジフェニルメタン
4’−クロロ−2,4−ジヒドロキシジフェニルメタン
5−ブロモ−2,4−ジヒドロキシジフェニルメタン
4’−ブロモ−2,4−ジヒドロキシジフェニルメタン。
ビスフェノール化合物類
ビスフェノールA
2,2’−メチレンビス(4−クロロフェノール)
2,2’−メチレンビス(3,4,6−トリクロロフェノール)(ヘキサクロロフェン)
2,2’−メチレンビス(4−クロロ−6−ブロモフェノール)
ビス(2−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)スルフィド
ビス(2−ヒドロキシ−5−クロロベンジル)スルフィド。
その他の抗菌性の非水溶性の非カチオン性生物活性剤としては、それらに限定されないが、脂肪酸化合物(例えば、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ミリストレイン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレイン酸、リノレライド酸、アラキドン酸、及びこれらの混合物)、及びその全体が参照により本明細書に組み込まれている(Mordasらへ付与された)米国特許公報第2011/0123462号に記載されているような長鎖脂肪族アルコール類(その例としては、1−デセン−3−オル、シス−4−デセン−1−オル、トランス−2−デセン−1−オル、シス−2−ノネン−1−オル、シス−4−デセナール、トランス−2−デセナール、シス−7−デセナール、シス−5−オクテン−1−オル、トランス−2−オクテン−1−オル、1−オクテン−3−オル、シス−3−ノネン−1−オル、トランス−2−ノネン−1−オル、シス−6−ノネン−1−オル、9−デンセン−1−オル、トランス−2−ウンデセン−1−オル、トランス−2−ドデセン−1−オル、トランス−2−オクテナール、トランス−2−ノネナール、6−ノネナール、シス−2−デセナール、トランス−2−ウンデセナール、トランス−2−ドデセナール、シス−3−オクテン−1−オル、3−オクテン−2−オル、10−ウンデセン−1−オル、トランス−2−トリデセン−1−オル、それらの立体異性体、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない)が挙げられる。
1種又は2種以上の生物活性精油もまた、抗菌性の非水溶性の非カチオン性生物活性剤として有用である。かかる精油の非限定的例としては、
チモール、すなわち[イソプロピル−m−クレゾールとしても既知の(CHCHC(CH)OH、]は、水にわずかに可溶性であり、アルコールに可溶性である。
サリチル酸メチル、すなわち[冬緑油としても既知のCOHCOOCH]は、その抗菌性機能と共に香味料を更に提供する。
ユーカリプトール(シネオールとしても既知のC1018O、)はテルペンエーテルであり、清涼感のある、ピリッとした味感を提供する。ユーカリプトールは、所望であれば、ある配合処方中でチモールの代わりに同じ量で使用することができ、
メントール(ヘキサヒドロチモールとしても既知のCH(C)OH))もアルコールにわずかだけ可溶性であり、かなり揮発性である。メントールは、任意の消毒作用に加えて、清涼感、ヒリヒリ感を提供する。
II.抗炎症性及び/又は鎮痛性の非水溶性の非カチオン性生物活性剤。例えば、以下が挙げられる。
置換レゾルシノール類(例えば、4−ヘキシルレゾルシノール及び4−オクチルレゾルシノール)、(E)−3−(4−メチルフェニルスルホニル)−2−プロペンニトリル(例えば、Sigma−Aldrich(St.Louis,Mo.)より市販の「Bay11−7082」)、テトラヒドロクルクミノイド(例えば、Sabinsa Corporation(Piscataway,N.J.)から入手可能なTetrahydrocurcuminoid CG)、桐木材の抽出物、及びそれらの組合せなどのNFkB−インヒビター;キハダの皮質抽出物(PCE)、ナツシロギク(Tanacetum parthenium)、ショウガ(Zingiber officinale)、イチョウ(Ginko Biloba)、ハグマノキ(Cotinus coggygria)、ゴジベリー(Lycium barbarum)、マリアアザミ抽出物(Silybum marianum)、スイカズラ(Lonicera japonica)、ペルーバサルム(Myroxylon pereirae)、セージ(Salvia officinalis)、クランベリー抽出物(Vaccinium oxycoccos)、アマランス油(Amaranthus cruentus)、ザクロ(Punica granatum)、イェルバ・マテ(Ilex paraguariensis Leaf Extractの葉抽出物)、白いユリの花抽出物(Lilium Candidum)、オリーブの葉抽出物(Olea europaea)、フロレチン(リンゴ抽出物)、lifenol(ホップ類:Humulus lupulus)抽出物、リコカルコン(甘草:Glycyrrhiza inflate抽出成分)、symrelief(ビサボロール及びショウガ抽出物)、マグノロール(Houpu magnolia[Magnolia officinalisの樹皮抽出物]、ホーノキオール(Magnolia grandiflorisの球果、樹皮、及び葉からの抽出物]、及びこれらの混合物;サリチル酸誘導体(例えば、アスピリン)、パラアミノフェノール誘導体(例えば、アセトアミノフェン)、インドール及びインデン酢酸(インドメタシン、スリンダク、及びエトドラク)、ヘテロアリール酢酸(トルメチンジクロフェナク及びケトロラク)、アリールプロピオン酸誘導体(イブプロフェン、ナプロキセン、ケトプロフェン、フェノプレン(fenopren)、オキサプロジン(oxaprozine))、アントラニル酸(メフェナム酸、メクロフェナム酸)、エノール酸(enolic acid)(ピロキシカム、テノキシカム、フェニルブタゾン、及びオキシフェンタトラゾン(oxyphenthatrazone))、及びこれらの混合物などの非ステロイド性抗炎症剤。
その他の有用な非水溶性の非カチオン性生物活性剤は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている、Doron Friedmanに付与された米国特許公報第2007/0190080号に見出すことができる。
非水溶性の非カチオン性生物活性剤は、抗炎症性、鎮痛性、抗カリエス性、抗歯垢性、抗歯肉炎性などの生物活性を得て、又は歯肉疾患の症状を軽減するのに有効な量で口腔用組成物に存在する。非水溶性の非カチオン性生物活性剤の抗菌有効量は、全組成物の、約0.01重量%〜、必要に応じて0.01重量%〜約5重量%、必要に応じて約0.03重量%〜約1重量%、又は必要に応じて約0.03重量%〜約0.5重量%の範囲である。非カチオン性生物活性剤が非水溶性である、又は実質的に非水溶性であることは、25℃において水への溶解度が約1重量%未満、必要に応じて約0.5重量%未満、又は必要に応じて約0.1重量%未満であることを意味する。
ある実施形態において、生物活性精油類は、口腔内で抗菌活性を提供するのに有効な量で使用される。ある実施形態において、生物活性精油類は、口腔内で鎮痛活性又は抗炎症活性を提供するのに有効な量で使用される。具体的な実施形態においては、開示された組成物内に存在する生物活性精油類の総量は、組成物の、0.001%(又は約0.001%)〜0.35%(又は約0.35%)w/v、又は必要に応じて0.16%(又は約0.16%)〜0.28%(又は約0.28%)w/vであってもよい。
一部の実施形態においては、本発明の組成物は、チモール、ユーカリプトール、メントール、サリチル酸メチル、又は/及びこれらの混合物からなる群から選択される生物活性精油を含有する。ある実施形態において、組成物は、全4種のこれらの生物活性精油を含有する。
ある実施形態において、チモールは、組成物の、0.001%(又は約0.001%)〜0.25%(又は約0.25%)w/v、又は必要に応じて0.04%(又は約0.04%)〜0.07%(又は約0.07%)w/vの量で使用される。ある実施形態において、ユーカリプトールは、組成物の、0.001%(又は約0.001%)〜0.11%(又は約0.11%)w/v、又は必要に応じて0.085%(又は約0.085%)〜0.10%(又は約0.10%)w/vの量で使用されてもよい。ある実施形態において、メントールは、組成物の、0.001%(又は約0.001%)〜0.25%(又は約0.25%)w/v、又は必要に応じて0.035%(又は約0.035%)〜0.05%(又は約0.05%)w/vの量で用される。ある実施形態において、サリチル酸メチルは、組成物の、0.001%(又は約0.001%)〜0.08%(又は約0.08%)w/v、又は必要に応じて0.04%(又は約0.04%)〜0.07%(又は約0.07%)w/vの量で使用される。
経口的に受け入れられる溶媒
本発明の組成物は、経口的に受け入れられる溶媒を更に含む。経口的に受け入れられる溶媒としては、水、C〜Cの一価アルコール類、プロピレングリコール、及びこれらの混合物が挙げられるがこれらに限定されない。存在する場合、C〜Cの一価アルコール類は、低濃度で存在する。
任意の構成成分
本発明の抗菌特性はlog RLU(相対光単位)データを用いて例示することができる。陰性対照(典型的には滅菌水)に対して、log RLUが減少すると、測定系内に存在する生菌の数も対応して減少する。ある実施形態において、本発明の組成物は、少なくとも0.5(又は約0.5)、必要に応じて1.0(又は約1.0)、必要に応じて2.0(又は約2.0)、又は必要に応じて3.0(又は約3.0)の(陰性対照に対して)log RLU値の減少を示す。
ある実施形態において、本発明の組成物は、M−ファクタで測定すると、0.5(又は約0.5)超、必要に応じて1.0(又は約1.0)超、必要に応じて2.0(又は約2.0)超、必要に応じて3.0(又は約3.0)超という高水準の抗菌活性を示す(「M−ファクタ」は、陰性対照として使用された水のlog RLU(相対光単位)値から、試験されている口内洗浄剤組成物のlog RLU値を引いたものに等しい)。これに加えて、本発明の経口口内洗浄剤組成物は(人間の肉眼にとって)澄んでおり、美的に魅力のある製品である。
本発明の組成物は、限定されない例と共に以下の段落に記載される、任意の(集合的に経口的に受け入れられる担体又は賦形剤と称される)構成成分を更に含む。これらの経口的に受け入れられる担体材料としては、局所的経口投与に好適である、1種又は2種以上の相溶性のある固体又は液体賦形剤又は希釈剤が挙げられる。「相溶性のある」とは、組成物の構成成分が、組成物の安定性及び/又は有効性を実質的に低減し得る方法で相互作用することなく、混合され得ることを意味する。好適な担体又は賦形剤は、当該技術分野において周知である。それらの選択は、味、費用、及び貯蔵性などの二次的な検討事項によって決まる。任意の構成成分の大まかなリストが以下に提供されるが、好適な任意の(賦形剤及び担体を含む)構成成分のより詳細な考察は、(Baigらに付与された)米国特許公報第2011/0089073号で見ることができ、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。
溶媒系
ある実施形態において、本発明の口内洗浄剤組成物はまた、少なくとも1種のポリオール溶媒及び少なくとも1種の糖アルコールを含む溶媒系を含む。
ポリオール溶媒
本発明の溶媒系における使用に好適なポリオール又は多価アルコール溶媒は、ポリハイドリックアルカン類(プロピレングリコール、グリセリン、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、1,3−プロパンジオールなど)、ポリハイドリックアルカンエステル類(ジプロピレングリコール、エトキシジグリコール)、ポリアルケングリコール類(ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなど)、及びこれらの混合物を含む。ある実施形態において、ポリオール溶媒は、組成物の、1.0%(又は約1.0%)〜30.0%(又は約30.0%)w/v、又は必要に応じて3.0%(又は約3.0%)〜15.0%(又は約15.0%)w/vの量で存在してもよい。
糖アルコール溶媒
糖アルコール溶媒(類)は、経口及び摂取可能な製品に従来使用されている、マルチヒドロキシ官能性化合物から選択されてもよい。ある実施形態において、糖アルコール(類)は非代謝性及び非発酵性の糖アルコール(類)であるべきである。具体的な実施形態においては、糖アルコール類としては、キシリトール、ソルビトール、マニトール、マルチトール、イノシトール、アリトール、アルトリトール、ダルシトール、ガラクチトール、グルシトール、ヘキシトール、イジトール、ペンチトール、リビトール、エリスリトール、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。必要に応じて、糖アルコールは、ソルビトール及びキシリトール又はこれらの混合物からなる群から選択される。必要に応じて、糖アルコールは、ソルビトールである。
ある実施形態において、活性成分の分散又は溶解において効果的に補佐するために添加される糖アルコール(類)の総量は、組成物の30% w/v(又は約30% w/v)を超えるべきではない。必要に応じて、糖アルコールの総量は、組成物の20% w/v(又は約20% w/v)を超えるべきではない。糖アルコールは、組成物の、1.0%(又は約1.0%)〜30.0%(又は約30.0%)w/v、又は必要に応じて10.0%(又は約10.0%)〜20.0%(又は約20.0%)w/vの量であってもよい。
ある実施形態において、活性成分の分散又は溶解において効果的に補佐するために添加される溶媒系の総量は、組成物の60% w/v(又は約60% w/v)を超えるべきではない。必要に応じて、溶媒系の総量は、組成物の25% w/v(又は約25% w/v)を超えるべきではない。溶媒系は、組成物の、2%(又は約2%)〜60%(又は約60%)w/v、又は必要に応じて10%(又は約10%)〜20%(又は約20%)w/vの量であってもよい。
ある実施形態において、組成物中の糖アルコールのポリオール溶媒に対する重量比は、10:1(又は約10:1)〜1:10(又は約1:10)、必要に応じて5:1(又は約5:1)〜1:5(又は約1:5)、必要に応じて1:3(又は約1:3)であるべきである。
追加的な界面活性剤
ある実施形態において、本発明は、存在する場合、精油類の可溶化を補佐するために式Iのリン脂質界面活性剤に加えて界面活性剤を含有するが、かかる追加的な界面活性剤は精油類の生物学的利用能に影響を与えないことが条件である。好適な例としては、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、及びこれらの混合物が挙げられる。
本明細書において有用なアニオン性界面活性剤としては、サルコシン型界面活性剤又はサルコシネート、ココイルメチルタウリンナトリウム等のタウレート、トリデセス硫酸ナトリウム又はラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルサルフェート、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、ラウロイルイセチオン酸ナトリウム、ラウレスカルボン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。多くの好適なアニオン性界面活性剤が(Agricolaらに付与された)米国特許第3,959,458号に開示されており、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。
本発明の組成物に用いることができる非イオン性界面活性剤としては、アルキレンオキシド基(性質上親水性)と、性質上脂肪族又はアルキル芳香族であり得る有機疎水性化合物との縮合によって生成される化合物が挙げられるが、これらに限定されない。好適な非イオン性界面活性剤の例としては、アルキルポリグルコシド、例えば、商品名CRODURET(Croda Inc.,Edison,NJ)として市販されているエトキシル化水素添加ヒマシ油、及び/又は脂肪族アルコールエトキシレート、アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、エチレンオキシドと、プロピレンオキシドとエチレンジアミンとの反応生成物との、縮合に由来する生成物、脂肪族アルコールのエチレンオキシド縮合物、長鎖三級アミンオキシド、長鎖三級ホスフィンオキシド、長鎖ジアルキルスルホキシド、及びこれらの混合物が挙げられるがこれらに限定されない。同様に非イオン性界面活性剤としては、ポリ(オキシエチレン)−ポリ(オキシプロピレン)ブロックコポリマーが有用である。そのようなコポリマーはポロキサマーとして商業的に既知であり、エチレンキシド及びプロピレノキシドのさまざまな含量を有する幅広い構造及び分子量で生成されている。本発明による非イオン性ポロキサマーは毒性が無く、直接的な食品添加物として受け入れられている。それらは、安定し、水性系において容易に分散可能であり、経口製剤用の幅広い配合成分と相溶性がある。これらの界面活性剤は、約10〜30、好ましくは10〜25のHLB(親水性−親油性バランス)を有するべきである。
したがって、本発明に有用な非イオン性界面活性剤としては、それらに限定されないが、以下のポロキサマーが挙げられる。
105 188 237 334
108 215 238 335
124 217 284 338
184 234 288 407
185 235 333
一般的に、これらのポリ(オキシエチレン)−ポリ(オキシプロピレン)ブロックコポリマーは、組成物の総容量の重量(% w/v)に対して、約0.04% w/v〜約6.0% w/vを、必要に応じて0.1% w/v〜0.3% w/vを占めるべきである。非イオン性界面活性剤の別の有用な部類は、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、例えば、商品名Tweenで販売される材料である。そのような材料の例としては、モノラウリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(Tween 20)、モノパルミチン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(Tween 40)、モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(Tween 60)、モノステアリン酸ポリオキシエチレン(4)ソルビタン(Tween 61)、トリステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(Tween 65)、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(Tween 80)、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(5)ソルビタン(Tween 81)、及びトリオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(Tween 85)、並びにこれらの混合物が挙げられる。存在する場合、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類は、約0.04% w/v〜約6.0% w/v、必要に応じて約0.2% w/v〜約0.8% w/vの濃度で存在する。
本発明において有用な両性界面活性剤としては、脂肪族ラジカルが直鎖又は分枝鎖状であり得、また脂肪族置換基の1つが約8〜約18個の炭素原子を含有し、1つがアニオン性水溶性基、例えば、カルボキシレート、スルホネート、サルフェート、ホスフェート、又はホスホネートを含有する、脂肪族第二級及び第三級アミンの誘導体が挙げられるがこれらに限定されない。好適な両性界面活性剤の例としては、アルキルイミノ−ジプロピオネート、アルキルアンホグリシネート(alkylamphoglycinate)(モノ又はジ)、アルキルアンホプロピオネート(alkylamphoproprionate)(モノ又はジ)、アルキルアンホアセテート(モノ又はジ)、N−アルキルβ−アミノプロプリオン酸(aminoproprionic acid)、アルキルポリアミノカルボキシレート、リン酸化イミダゾリン、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルタイン(sultaine)、アルキルアミドスルタイン、及びこれらの混合物が挙げられるがこれらに限定されない。ある実施形態において、両性界面活性剤は、アルキルアミドプロピルベタイン、ラウロアンホアセテートナトリウム等のアンホアセテート、及びこれらの混合物からなる群から選択される。上記界面活性剤のうちいずれの混合物も使用することができる。アニオン性、非イオン性、及び両性界面活性剤のより詳細な考察は、Lennonへ付与された米国特許第7,087,650号、Martinらへ付与された同第7,084,104号、Sekiguchiらへ付与された同第5,190,747号、及び同第4,051,234号(Gieskeら)で見ることができ、それらの特許のそれぞれは、全体として参照により本明細書に組み込まれる。
ある実施形態において、追加的な界面活性剤は、ポリ(オキシエチレン)−ポリ(オキシプロピレン)ブロックコポリマー界面活性剤である。ある実施形態において、そのポリ(オキシエチレン)−ポリ(オキシプロピレン)ブロックコポリマー界面活性剤は、約22のHLBを有するポロキサマー407である。このようなポリマーは、商品名Pluronic F−127(登録商標)(BASF−WYANDOTTE)で販売されている。
その他の任意の構成成分
本発明の組成物はまた、増粘剤、補強保湿剤、キレート剤、ホワイトニング剤、及び香味料、保存剤、pH調節剤などのような添加剤を含む1種又は2種以上の任意の成分を非排他的に含むことができる。本発明の組成物のpHは、必要に応じて5(又は約5)未満、必要に応じて4.5(又は約4.5)未満の範囲に、又は必要に応じて4.4(又は約4.4)〜3(又は約3)、又は必要に応じて3.5(又は約3.5)〜4.2(又は約4.2)の範囲内に維持される。
組成物に適切な粘度を付与することが可能である市販の増粘剤が、本発明での使用に好適である。好適な増粘剤の例としては、1)式:HO−(CHCHO)Hのポリエチレングリコール(式中、zは、約3〜約200の整数)、並びに2)約16〜約22の炭素原子を含有する脂肪酸、エトキシ化ポリオールの脂肪酸エステル、脂肪酸及びグリセリンのモノ及びジエステルのエトキシ化誘導体;ヒドロキシアルキルセルロース、アルキルセルロース、ヒドロキシアルキルアルキルセルロース、並びにこれらの混合物の、モノ又はジエステルが非排他的に挙げられる。好ましい増粘剤としては、ポリエチレングリコールエステル、より好ましくは、商標名「PEG 6000 DS」でStepan Company(Northfield,Illinois)又はComiel,S.p.A.(Bologna,Italy)から入手可能である、PEG−150ジステアレートが挙げられる。
好適なキレート剤の例としては、本発明の組成物を保護し保存することができるものが挙げられる。好ましくは、キレート剤は、エチレンジアミン四酢酸(「EDTA」)であり、より好ましくは、Dow Chemical Company(Midland,Michigan)から商品名「Versene 100XL」で市販されているEDTA四ナトリウムであり、組成物の総重量に対して約0〜約0.5パーセント、好ましくは約0.05パーセント〜約0.25パーセントの量で存在する。
好適な保存剤としては、安息香酸ナトリウム及びポリソルベートが挙げられ、組成物の総重量に対して約0〜約0.2パーセント、好ましくは約0.05〜約0.10パーセントの量で存在する。
ある実施形態において、本発明の組成物は、生物学的利用能に作用する化合物を含まないか、又は本質的に含まない。本明細書で使用される場合、「生物学的利用能に作用する化合物」は、精油類と結合することにより、ないしは別の方法で、精油類を不活性化するなどの、組み込まれた任意の精油類の生物学的利用能を負の方向に作用させる化合物を意味する。生物学的利用能に作用する化合物に関連して使用される場合、「本質的に含まない」とは、全組成物の重量(w/v)の5%(又は約5%)、必要に応じて3%(又は約3%)、必要に応じて1%(又は約1%)、又は必要に応じて0.1、又は必要に応じて0.01%(又は約0.01%)未満の量の生物学的利用能に作用する化合物を有する配合処方と定義される。ある実施形態において、生物学的利用能に作用する化合物としては、ポロキサマーなどのポリエチレンオキシド/ポリプロピレンオキシドブロックコポリマー、シクロデキストリン、Tweenなどのポリソルベート、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。追加的に又は代替的に、生物学的利用能に作用する化合物は、任意の油又は油性構成成分を含むことができ、油又は油性構成成分は、1種の油若しくは油性構成成分又は(複数種の)油若しくは(複数種の)油性構成成分の混合物であって、その油又は油性構成成分の疎水性(又は疎水性の度合い)が、非水溶性の非カチオン性生物学的活性剤の疎水性(又は疎水性の度合い)よりも低い。ある実施形態において、油又は油性構成成分のlog Pは、2.1(又は約2.1)、必要に応じて2.0(又は約2.0)以下又はそれ未満である。ある実施形態において、生物学的利用能に作用する油又は油性構成成分は、少なくとも1種の有機酸であるか、又は有機酸を含む。かかる有機酸としては、それらに限定されないが、アスコルビン酸、ソルビン酸、クエン酸、グリコール酸、乳酸及び酢酸、安息香酸、サリチル酸、フタル酸、フェノールスルホン酸、コハク酸、並びにこれらの混合物が挙げられ、必要に応じて、有機酸は、安息香酸、ソルビン酸、コハク酸、クエン酸、及びこれらの混合物からなる群から選択され、又は必要に応じて、有機酸は、安息香酸である。
本発明の生物学的利用能作用特性を最少化するために、本発明の組成物内へ油又は油性構成成分が組み込まれる場合、油又は油性構成成分は、その全体が参照として本明細書に組み込まれている、Mordasらへ付与された米国特許公報第2012/0003162号に開示されるようにプレミックスの形態で組み込まれてもよい。
上記の組成物は、好適な容器において、所望の構成成分を組み合わせ、それらを機械的に撹拌されるプロペラ、へらなど、当該技術分野で既知の任意の従来の混合手段において、周囲条件下で混合することによって調製され得る。混合の順序は重要ではない。
本明細書において適宜例示的に開示される発明は、本明細書において具体的には開示されていない任意の構成成分(component)、成分(ingredient)、又は工程がなくても好適に実行され得る。本発明の本質及びその実施方法を更に説明するためにいくつかの実施例を以下に示す。しかしながら、本発明がこれらの詳細に限定されると見なすべきではない。
以下の実施例は説明のためのみのものであり、決して本発明を限定するものとして解釈すべきではない。当業者は、添付の特許請求の範囲の趣旨及び範囲内において変形例が可能であることを認識するであろう。
(実施例I)
単一種のバイオフィルムアッセイ実験I
7種の精油系の口内洗浄剤配合処方を、口腔ケア製品での使用が認可されている種々のリン脂質界面活性剤を組み込んで調製し(すなわち、表1の実施例A〜Gの配合処方)、インビトロで単一種のミュータンス菌バイオフィルムモデルを使用して試験した。24時間ミュータンス菌バイオフィルムをポリスチレンペグプレート上(96個ペグ、試験群当たりN=6)で成育する。続いてペグを配合処方A〜Gのそれぞれ、並びに陽性対照及び陰性対照で30秒間処置した。処置は、単一30秒処置として適用される。陽性対照は、市販の精油系口内洗浄剤である。陰性対照は、滅菌水である。
処置後、バイオフィルムを中和しすすぐ。バイオフィルムをMisonix超音波液体処理装置(Farmingdale,NY)を使用して音波処理によって採取する。Celsis Rapid Detection RapiScreenキット(Celsis International PLC,Chicago)を使用して、細菌をCelsis Luminexで溶解し、次いで溶解した細菌からのアデノシン三リン酸(ATP)を、Berthold(Wildbad,Germany)によって供給されるバイオルミネッセンスマーカーLB960マイクロプレート照度計を使用して測定する。データをlog RLU(相対光単位)で報告し、log RLUの減少は、バイオフィルム基材上に残存する生菌がより少ないことを示している。
8種の配合処方並びにミュータンス菌バイオフィルムの殺菌試験の結果をlog RLU単位で表1に示す。滅菌水(陰性対照)のlog RLUは7.69であり、市販の精油系口内洗浄剤(陽性対照)のlog RLUは5.98である。最終的配合処方のpHは、約4.2(±0.1)であると求められる。表1の配合処方は、従来の混合技術を使用して調製した。
Figure 0006456835
ミリスタミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸、水中40%(Croda Inc.,Edison,NJ)
コカミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸、水中41%(Colonial Chemical,Inc.,South Pittsburg,TN)
ミリスタミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸、水中39%(Colonial Chemical,Inc.,South Pittsburg,TN)
リノールアミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸、水中29%(Colonial Chemical,Inc.,South Pittsburg,TN)
ボラージアミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸ナトリウム、水中35%(Colonial Chemical,Inc.,South Pittsburg,TN)
ヤシ油アルキルPG−ジモニウムクロリドリン酸ナトリウム、水中31%(Croda Inc.,Edison,NJ)
ヒマワリ種子アミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸ナトリウム、水中31%(Colonial Chemical,Inc.,South Pittsburg,TN)
Figure 0006456835
ミリスタミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸、水中40%(Croda Inc.,Edison,NJ)
コカミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸、水中41%(Colonial Chemical,Inc.,South Pittsburg,TN)
ミリスタミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸、水中39%(Colonial Chemical,Inc.,South Pittsburg,TN)
リノールアミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸、水中29%(Colonial Chemical,Inc.,South Pittsburg,TN)
ボラージアミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸ナトリウム、水中35%(Colonial Chemical,Inc.,South Pittsburg,TN)
ヤシ油アルキルPG−ジモニウムクロリドリン酸ナトリウム、水中31%(Croda Inc.,Edison,NJ)
ヒマワリ種子アミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸ナトリウム、水中31%(Colonial Chemical,Inc.,South Pittsburg,TN)
表1は、リン脂質界面活性剤の存在及び独自性に応じて、(M−ファクタ値の形態での)殺菌作用が1.46〜2.24の範囲である(log RLUは5.45〜6.23)ことを示す。具体的には、R(式Iにあるような)が17個未満の炭素のアルキルであるリン脂質界面活性剤が最も高い活性を示す(1.95より大きいM−ファクタ値[5.98未満のlog RLU])。
(実施例II)
溶媒システム及びTween界面活性剤の存在の評価
Arlasilk PTCの商標名で販売されているリン脂質界面活性剤を組み込むが、ポリオール/糖アルコール溶媒系を添加しない、2種の精油系口内洗浄剤配合処方を調製(表2の配合処方実施例H及びI)する。実施例IのみがTween 20を含有した。
2種の配合処方を、インビトロで単一種ミュータンス菌バイオフィルムモデルを使用して試験をする。24時間ミュータンス菌バイオフィルムをポリスチレンペグプレート上(96個ペグ、試験群当たりN=6)で成育する。続いてペグを配合処方H及びIのそれぞれ、並びに陽性対照及び陰性対照で30秒間処置した。処置は、単一30秒処置として適用される。陽性対照は、市販の精油系口内洗浄剤である。陰性対照は、滅菌水である。
処置後、バイオフィルムを中和しすすぐ。バイオフィルムをMisonix超音波液体処理装置(Farmingdale,NY)を使用して音波処理によって採取する。Celsis Rapid Detection RapiScreenキット(Celsis International PLC,Chicago)を使用して、細菌をCelsis Luminexで溶解し、次いで溶解した細菌からのアデノシン三リン酸(ATP)を、Berthold(Wildbad,Germany)より供給されるバイオルミネッセンスマーカーLB960マイクロプレート照度計を使用して測定する。データをlog RLU(相対光単位)で報告し、log RLUの減少は、バイオフィルム基材上に残存する生菌がより少ないことを示している。
2種の配合処方並びにミュータンス菌バイオフィルムの殺菌試験の結果をlog RLU単位で表2に示す。7.56±0.09(95%信頼区間)のlog RLU値を、滅菌水の平均log RLUを表す陰性対照として使用する。この平均は、この実施例で記述した方法を使用して52個の異なる滅菌水のlog RLUを評価することによって求めた。同様に、5.48±0.11(95%信頼区間)のlog RLU値を、表2に精油系(EO)配合処方で例示された式を有する試料に対する平均log RLUを表す陽性対照として使用する。この平均log RLUは、この実施例で記述した方法を使用して、表2にEO配合処方で例示した式を有する66個の異なる試料のlog RLUを評価することによって求めた。
表2の最終配合処方は、陽性対照の平均log RLUを確立するために使用した種々のEO配合処方の試料を含めて、必要に応じて1MHCl又はNaOHを用いて約pH 4.2(±0.1)に調節される。表2の配合処方は従来の混合技術を使用して調製した。
Figure 0006456835
コカミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸、水中47%(Croda,South Pittsburg,TN)
列挙したEO配合処方の式をそれぞれ有する、66個の異なる試料の平均log RLU値
**52個の異なる滅菌水試料の平均log RLU値
表2は、リン脂質界面活性剤を含有するが、任意のポリオール/糖アルコール溶媒系を含まない配合処方が、Tween 20の存在で、殺菌作用が減少することを呈することを示し、Tween 20含有の実施例Iに関してより低い殺菌作用を示すこと(log RLU=7.75)に対して、「Tween 20」を含有しない実施例Hのより高い殺菌作用を示している(log RLU=6.06)。
(実施例III)
複数処置静的バイオフィルムアッセイ法
更に、本発明の非−エタノール含有配合処方(すなわち、表3の実施例JからQ)を、複数処置静的バイオフィルムアッセイ法を使用して試験する。配合処方は、従来の混合技術を使用して調製する。最終配合処方のpHは、約4.2(±0.1)であると求められる。24時間−唾液バイオフィルムは、ポリスチレンペグプレート上(96個ペグ、試験群毎にN=16)で生育される。続いて、ペグを配合処方J〜Qのそれぞれ、並びに陽性対照及び陰性対照で30秒間処置した。処置は、合計5回の処置に対して毎日2回適用される。陽性対照は、市販の精油系口内洗浄剤である。陰性対照は、滅菌水である。
処置後、バイオフィルムを中和しすすぐ。バイオフィルムをMisonix超音波液体処理装置(Farmingdale,NY)を使用して音波処理によって採取する。Celsis Rapid Detection RapiScreenキット(Celsis International PLC,Chicago)を使用して、細菌をCelsis Luminexで溶解し、次いで、溶解した細菌からのアデノシン三リン酸(ATP)を、Berthold(Wildbad,Germany)より供給されるバイオルミネッセンスマーカーLB960マイクロプレート照度計を使用して測定する。データをlog RLU(相対光単位)で報告し、log RLUの減少は、バイオフィルム基材上に残存する生菌がより少ないことを示している。
Figure 0006456835
ミリスタミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸、水中40%(Croda Inc.,Edison,NJ)
コカミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸、水中41%(Colonial Chemical,Inc.,South Pittsburg,TN)
Figure 0006456835
ミリスタミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸、水中40%(Croda Inc.,Edison,NJ)
コカミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸、水中41%(Colonial Chemical,Inc.,South Pittsburg,TN)
表3で示すように、本発明の実施例J〜Oのそれぞれは、殺菌作用に更なる改善(すなわち、より高いM−ファクタ値)を示し、2.97以上のM−ファクタ値(すなわち、4.25以下のlog RLU値)を呈した。
〔実施の態様〕
(1) 口腔用組成物であって、
i.式:
Figure 0006456835
のリン脂質界面活性剤であって、
式中、Mは、カリウム又はナトリウムなどのアルカリ金属イオンであり、
は、ハロであり、かつ
Rは、独立して、17個未満の炭素を含有する直鎖又は分枝鎖のアルキルである、リン脂質界面活性剤と、
ii.1種又は2種以上の非水溶性の非カチオン性生物活性剤と、
iii.少なくとも1種の経口的に受け入れられる溶媒と、を含む、口腔用組成物。
(2) Mが、ナトリウムである、実施態様1に記載の組成物。
(3) 前記Rが、(C〜C15)−アルキルである、実施態様1に記載の組成物。
(4) 前記Rが、(C〜C15)−アルキルである、実施態様3に記載の組成物。
(5) 前記Rが、(C〜C15)−アルキルである、実施態様4に記載の組成物。
(6) 前記リン脂質界面活性剤が、コカミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸(cocamidopropyl PG-dimonium chloride phosphate)、ミリスタミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸(myristamidopropyl PG-dimonium chloride phosphate)、ラウラミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸(lauramidopropyl PG-dimonium chloride phosphate)、及びこれらの混合物からなる群から選択される、実施態様5に記載の組成物。
(7) 前記リン脂質界面活性剤が、コカミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸、ミリスタミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸、及びこれらの混合物からなる群から選択される、実施態様6に記載の組成物。
(8) 前記1種又は2種以上の非水溶性の非カチオン性生物活性剤が、生物活性精油である、実施態様1に記載の組成物。
(9) 前記生物活性精油が、チモール、ユーカリプトール、メントール、サリチル酸メチル、及びこれらの混合物からなる群から選択される、実施態様8に記載の組成物。
(10) 前記生物活性精油が、チモール、ユーカリプトール、メントール、及びサリチル酸メチルの混合物である、実施態様9に記載の組成物。
(11) 第2の界面活性剤を更に含む、実施態様1に記載の組成物。
(12) 前記第2の界面活性剤が、非イオン性界面活性剤である、実施態様11に記載の組成物。
(13) 前記非イオン性界面活性剤が、ポリ(オキシエチレン)−ポリ(オキシプロピレン)ブロックコポリマー界面活性剤である、実施態様12に記載の組成物。
(14) 前記組成物が、C〜Cの一価アルコール類を本質的に含まない、実施態様1に記載の組成物。
(15) 前記組成物が、C〜Cの一価アルコール類を含まない、実施態様14に記載の組成物。
(16) 歯垢、歯肉炎、又は歯肉疾患を治療する方法であって、歯垢、歯肉炎、又は歯肉疾患に伴う症状を軽減するのに有効な量の実施態様1に記載の組成物をかかる治療を必要としている哺乳類の口腔の組織に塗布する工程を含む、方法。
(17) 炎症組織に伴う症状を治療又は軽減する方法であって、炎症に伴う症状を軽減するのに有効な量の実施態様1に記載の組成物をかかる治療を必要としている哺乳類の前記組織に塗布する工程を含む、方法。

Claims (8)

  1. 口腔用組成物であって、
    i.コカミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸のアルカリ金属塩、ミリスタミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸のアルカリ金属塩、ラウラミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸のアルカリ金属塩、及びこれらの混合物からなる群から選択されるリン脂質界面活性剤と、
    ii.チモール、ユーカリプトール、メントール、サリチル酸メチル、及びこれらの混合物からなる群から選択される、1種又は2種以上の非水溶性の非カチオン性生物活性剤と、
    iii.少なくとも1種の経口的に受け入れられる溶媒と、を含み、
    前記口腔用組成物が、10% v/vまでの〜Cの一価アルコール類を含むか又はC 〜C の一価アルコール類を含まない、
    口腔用組成物。
  2. 前記リン脂質界面活性剤のリン酸部分がナトリウムホスフェートである、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記リン脂質界面活性剤が、コカミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸のアルカリ金属塩、ミリスタミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸のアルカリ金属塩、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の組成物。
  4. 前記1種又は2種以上の非水溶性の非カチオン性生物活性剤が、チモール、ユーカリプトール、メントール、及びサリチル酸メチルの混合物である、請求項1に記載の組成物。
  5. 第2の界面活性剤を更に含む、請求項1に記載の組成物。
  6. 前記第2の界面活性剤が、非イオン性界面活性剤である、請求項5に記載の組成物。
  7. 前記非イオン性界面活性剤が、ポリ(オキシエチレン)−ポリ(オキシプロピレン)ブロックコポリマー界面活性剤である、請求項6に記載の組成物。
  8. 前記組成物が、C〜Cの一価アルコール類を含まない、請求項1に記載の組成物。
JP2015541938A 2012-11-13 2013-11-08 口腔ケア用組成物 Active JP6456835B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/675,436 2012-11-13
US13/675,436 US20140134115A1 (en) 2012-11-13 2012-11-13 Oral care compositions
PCT/US2013/069219 WO2014078198A1 (en) 2012-11-13 2013-11-08 Oral care compositions

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015536992A JP2015536992A (ja) 2015-12-24
JP6456835B2 true JP6456835B2 (ja) 2019-01-23

Family

ID=50681892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015541938A Active JP6456835B2 (ja) 2012-11-13 2013-11-08 口腔ケア用組成物

Country Status (11)

Country Link
US (1) US20140134115A1 (ja)
EP (1) EP2919749B1 (ja)
JP (1) JP6456835B2 (ja)
CN (1) CN104797236B (ja)
AU (1) AU2013345094B2 (ja)
BR (1) BR112015010790B8 (ja)
CA (1) CA2888998C (ja)
ES (1) ES2692724T3 (ja)
MX (1) MX359779B (ja)
RU (1) RU2675266C2 (ja)
WO (1) WO2014078198A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10653597B2 (en) * 2016-04-14 2020-05-19 Conopco, Inc. Antimicrobial composition comprising thymol, terpineol and a cationic phospholipid
US20220395438A1 (en) * 2019-11-04 2022-12-15 Universitat Autonoma De Barcelona Tooth whitening composition
US20220354785A1 (en) * 2021-04-22 2022-11-10 Nicoventures Trading Limited Oral lozenge products

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2143037C (en) * 1994-05-02 2002-04-30 Atma Chaudhari Alcohol free mouthwash
US6585961B1 (en) * 2001-11-30 2003-07-01 Richard F. Stockel Antimicrobial compositions
US20050048005A1 (en) * 2003-08-26 2005-03-03 Stockel Richard F. Antimicrobial compositions for dental applications
US20070243275A1 (en) * 2006-04-13 2007-10-18 Gilbard Jeffrey P Methods and compositions for the treatment of infection or infectious colonization of the eyelid, ocular surface, skin or ear
CN105213247A (zh) * 2006-09-29 2016-01-06 宝洁公司 包含凝胶网络的口腔组合物
US20080253976A1 (en) * 2007-04-16 2008-10-16 Douglas Craig Scott Personal Care Compositions Comprising An Antimicrobial Blend of Essential Oils or Constituents Thereof
TW200904485A (en) * 2007-05-18 2009-02-01 Alcon Res Ltd Phospholipid compositions for contact lens care and preservation of pharmaceutical compositions
US9084902B2 (en) * 2010-06-30 2015-07-21 Mcneil-Ppc, Inc. Non-alchohol bioactive essential oil mouth rinses
WO2012018519A1 (en) * 2010-08-03 2012-02-09 Isp Investments Inc. An alcohol-free slightly-alcoholic oral care composition and a process for preparing same
DE102011084155A1 (de) * 2011-10-07 2012-07-12 Henkel Ag & Co. Kgaa Deodorierende Wirkstoffkombinationen

Also Published As

Publication number Publication date
EP2919749A1 (en) 2015-09-23
AU2013345094B2 (en) 2018-08-16
WO2014078198A1 (en) 2014-05-22
CA2888998C (en) 2021-06-29
RU2675266C2 (ru) 2018-12-18
ES2692724T3 (es) 2018-12-04
CN104797236B (zh) 2018-08-21
CA2888998A1 (en) 2014-05-22
MX359779B (es) 2018-10-09
EP2919749B1 (en) 2018-09-19
RU2015122461A (ru) 2017-01-10
EP2919749A4 (en) 2016-03-16
BR112015010790B1 (pt) 2019-12-31
JP2015536992A (ja) 2015-12-24
BR112015010790B8 (pt) 2022-08-30
MX2015005975A (es) 2015-09-16
CN104797236A (zh) 2015-07-22
US20140134115A1 (en) 2014-05-15
AU2013345094A1 (en) 2015-05-07
BR112015010790A2 (pt) 2017-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6704731B2 (ja) 口腔ケア組成物
US20080031831A1 (en) Oral anti-calculus compositions and methods of use thereof
US10130576B2 (en) Oral care compositions
JP6456835B2 (ja) 口腔ケア用組成物
JP6441241B2 (ja) 口腔ケア組成物
JP2019531327A (ja) 低エタノール口内洗浄剤配合物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160902

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170808

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20171108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6456835

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250