JP6456811B2 - 作業用手袋 - Google Patents

作業用手袋 Download PDF

Info

Publication number
JP6456811B2
JP6456811B2 JP2015246141A JP2015246141A JP6456811B2 JP 6456811 B2 JP6456811 B2 JP 6456811B2 JP 2015246141 A JP2015246141 A JP 2015246141A JP 2015246141 A JP2015246141 A JP 2015246141A JP 6456811 B2 JP6456811 B2 JP 6456811B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glove
glove member
film
water
adhesive tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015246141A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017110317A (ja
Inventor
和信 中藤
和信 中藤
Original Assignee
株式会社トンボ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社トンボ filed Critical 株式会社トンボ
Priority to JP2015246141A priority Critical patent/JP6456811B2/ja
Publication of JP2017110317A publication Critical patent/JP2017110317A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6456811B2 publication Critical patent/JP6456811B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Gloves (AREA)

Description

本発明は、作業用手袋に関し、例えば、消防隊員及び消防団員が消防活動をする際に好適に用いることができる防水機能を有する作業用手袋に関する。
特許文献1には、手袋内装部材と防水インナーと手袋外皮部材の各指先部分の止着を確実に行ない、同止着部分に良好な防水性と耐久性のある止着強度を確保する作業用手袋が開示されている。この作業用手袋は、手袋外皮部材と、手袋内装部材と、これらの間に介在される手袋形の防水インナーとを具備する手袋であって、防水インナーの各指先部の内面と外面とに各々縫着用テープを接着すると共に、内面側の縫着用テープに設けた突き出し部と、手袋内装部材の指先部内側との間、及び外面側の縫着用フープに設けた突き出し部と手袋外皮部材の指先部外側との間を各々に縫着し、手袋内装部材の引き出されるのを防止する。
特開2007−321308号公報
しかし、特許文献1に開示されている作業用手袋は、防水インナーの各指先部の内面と外面とに各々縫着用テープを接着しているが、この場合、実際に作業用手袋が水に触れるなどした場合に、その水が縫着用テープまで到達すると、縫着用テープの粘着性が低下して、防水インナーと手袋外皮部材又は手袋内装部材とが剥がれてしまうことがある。とりわけ、手袋外皮部材及び手袋内装部材における縫着用テープの貼付箇所が布である場合には、貼付面が粗いため粘着の維持も困難である。
一方、作業用手袋が水に触れる場合に、その水が縫着用テープまで到達することを完全に防止しようとすると、作業用手袋の構造が複雑になったり、作業用手袋の製造に手間がかかることで作業用手袋がコストアップしたりといった問題も生じ得る。
そこで、本発明は、作業用手袋が水に触れても、その水が縫着用テープまで到達しにくい作業用手袋の耐久性を向上させることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の作業用手袋は、
作業用手袋本体を構成する内側手袋部材及び外側手袋部材と、
前記内側手袋部材と前記外側手袋部材との間に位置する防水フィルムと、
前記外側手袋部材と前記防水フィルムとを貼り合わせる接着テープと、
前記接着テープと前記外側手袋部材との間に位置する浸水低減フィルムと、
を備える。
すなわち、一例として示すと、本発明の作業用手袋は、
作業用手袋本体を構成する内側手袋部材及び外側手袋部材と、
前記外側手袋部材の少なくとも各指部の内側先端部に縫い付けられている浸水低減フィルムと、
前記内側手袋部材と前記外側手袋部材との間に位置する防水フィルムと、
前記浸水低減フィルムと前記防水フィルムとの間に貼付される接着テープと、
を備える。
本発明によると、浸水低減フィルムを設けることで、接着テープが浸水することを低減でき、また、浸水低減フィルムは、内側手袋部材及び外側手袋部材に比して、接着テープとの接着面が密であるため、接着テープと内側手袋部材及び外側手袋部材とが剥がれにくくなる。
前記外側手袋部材は、前記指部に縫い付けられた皮部を備え、前記浸水低減フィルムは、前記皮部とともに前記指部に縫い付けてもよい。また、前記防水フィルムは、前記内側手袋部材と一体化されていてもよい。
発明の実施の形態
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態の作業用手袋100の掌側から見た概略図である。図2は、図1に示す作業用手袋100を手の甲側から見た斜視図である。図3は、図1及び図2に示す作業用手袋100の分解図である。図4は、図1等に示す外側手袋部材20を裏返した状態の図である。
図1〜図4に示すように、本実施形態の作業用手袋100は、以下説明する、内側手袋部材10と、外側手袋部材20と、浸水低減フィルム30と、防水フィルム40と、接着テープ50とに大別される。
内側手袋部材10は、作業用手袋の装着者の手に接する部材である。内側手袋部材10は、これらに限定されるものではないが、保温性能に優れた起毛布帛材や、綿糸又は毛糸などからなるニット、毛皮等が好適に用いることができる。内側手袋部材10は、0.5mm〜1.0mm程度、好ましくは、0.7mm〜0.8mm程度の厚さとすればよいが、これよりも薄くしてもよいし、厚くしてもよい。
図1,図2に示すように、外側手袋部材20は、内側手袋部材10の外側全体を覆う部材である。外側手袋部材20は、布帛部22と、布帛部22の指部24及び掌部26に縫い付けられた皮部28とを備える。
布帛部22は、これらに限定されるものではないが、上記のようなニット、芳香族ポリアミド系樹脂などを含む合成樹脂などとすることができる。布帛部22は、1.0mm〜4.0mm程度、好ましくは、1.2mm〜3.0mm程度の厚さとすればよいが、これよりも薄くしてもよいし、厚くしてもよい。また、布帛部22に代えて天然又は人口の皮革などとすることもできる。
皮部28は、これらに限定されるものではないが、合成皮革、人工皮革、天然皮革などとすることができる。皮部28は、1.0mm〜4.0mm程度、好ましくは、1.2mm〜3.0mm程度の厚さとすればよいが、これよりも薄くしてもよいし、厚くしてもよい。
浸水低減フィルム30は、作業用手袋100が水に触れたときであっても、接着テープ50が浸水すること低減するものである。また、浸水低減フィルム30は、内側手袋部材10及び外側手袋部材20に比して、接着テープ50との接着面が密であるため、これらの間に水が入り込むことを防止でき、接着テープ50と内側手袋部材10及び外側手袋部材20とを剥がれにくくすることができる。
図4に示すように、浸水低減フィルム30は、外側手袋部材20の布帛部22の少なくとも指部24の内側先端部に位置させている。本実施形態では、浸水低減フィルム30は、外側手袋部材20に対して例えば縫い付けているが、これ以外の手法で取り付けてもよい。
当該縫い付けの場合には、余計な製造工程が増加することを回避するために、皮部28を縫い付ける際に、これとともに浸水低減フィルム30を指部24等に縫い付けるとよい。浸水低減フィルム30は、指部24の略全体、更には、布帛部22の略全体といった広範囲に縫い付けるようにしてもよい。
ここで重要なのは、浸水低減フィルム30は、内側手袋部材10及び外側手袋部材20に比して、接着テープ50との接着面が密であるため、接着テープ50と内側手袋部材10及び外側手袋部材20とを剥がれにくくすることにあるので、浸水低減フィルム30の位置は、必ずしも外側手袋部材20の布帛部22の少なくとも指部24の内側先端部でなくともよく、接着テープ50の位置に応じて決定すればよい。
もっとも、作業用手袋100の開口部付近よりも、指部24又はその付近とする方が、川上での対応となるので、内側手袋部材10と外側手袋部材20と防水フィルム40との一体性の維持の点では好ましい。
浸水低減フィルム30は、これらに限定されるものではないが、ナイロン、ポリエチレン、塩化ビニル、ニトリルゴムなどの各種人工ゴム又は天然ゴムとすることができる。そして、作業用手袋100の装着者の作業性が低下しないように、いずれの材料を採用したとしても、0.01〜0.03mm程度の薄手のものとするとよい。
防水フィルム40は、内側手袋部材10を覆うことで、内側手袋部材10が濡れることを回避するフィルムである。防水フィルム40は、これらに限定されるものではないが、ナイロン、ポリエチレン、塩化ビニル、ニトリルゴムなどの各種人工ゴム又は天然ゴムとすることができる。防水フィルム40は、内側手袋部材10又は外側手袋部材20に対して、いわゆる両面テープなどを用いて貼付すればよい。
或いは、防水フィルム40は、内側手袋部材10と一体化されていてもよい。すなわち、内側手袋部材10に対して、防水フィルムをラミネート加工のように貼り付けてもよい。また、必要に応じて、内側手袋部材10は、強度維持のために、縫製部分を熱接着テープなどで覆うこともできる。
図4に示すように、接着テープ50は、浸水低減フィルム30と防水フィルム40とを接着するものである。接着テープ50は、これに限定されるものではないが、両面テープを用いることができる。また、接着テープ50は、防水機能を有するものを用いることができる。
図5は、図1等に示す作業用手袋100の製造工程例を示す図である。なお、図5に示す製造工程は一例であって、これに限定されるものではない点に留意されたい。
図5(a)に示すように、本実施形態では、内側手袋部材10に対して、両面テープなどを通じて防水フィルム40を貼付する。もっとも、防水フィルム40は、内側手袋部材10と外側手袋部材20との間に位置していればよいので、防水フィルム40の貼付対象は、外側手袋部材20側、具体的には、以下説明する、外側手袋部材20に貼付された接着テープ50とすることもできる。
図5(b)に示すように、本実施形態では、外側手袋部材20を作成する。具体的には、まず、外側手袋部材20の少なくとも指部24の内側先端部に対して、2枚重ね又は折り畳んで2重にした浸水低減フィルム30を配置する。そして、その状態で布帛部22の指部24及び掌部26に対して所望の糸などを用いて、皮部28を縫い付ける。つづいて、所望の長さにカットされた接着テープ50であるところの両面テープの一方の面の剥離紙を剥がして、各指部24の少なくとも指部24の内側先端部に浸水低減フィルム30に貼付する。
図5(c)に示すように、本実施形態では、図5(a)に示す内側手袋部材10側と図5(b)に示す外側手袋部材20側とを貼り合わせる。これらの貼り合わせは、接着テープ50であるところの両面テープの他方の面の剥離紙を剥がして、そこに、内側手袋部材10を位置合わせした状態で、防水フィルム40を接着テープ50に貼付する。
図5(d)に示すように、本実施形態では、その後に、図5(c)に示す状態のものを、内側手袋部材10を基準に内外裏返す。そうすると、それまでは防水フィルム40で覆われた内側手袋部材10とこれに貼付された状態で重ね合わされた外側手袋部材20とが、外から内に向けて、外側手袋部材20、防水フィルム40、内側手袋部材10といった順の構成となる。
図5(e)に示すように、本実施形態では、防水フィルム40の余剰分をカットして、既知のように、裾テープ、ベルト等を開口部に取り付けることで、図1等に示すような作業用手袋が完成する。
本発明の実施形態の作業用手袋100の掌側から見た概略図である。 図1に示す作業用手袋100を手の甲側から見た斜視図である。 図1及び図2に示す作業用手袋100の分解図である。 図1等に示す外側手袋部材20を裏返した状態の図である。 図1等に示す作業用手袋100の製造工程例を示す図である。
10 内側手袋部材
20 外側手袋部材
22 布帛部
24 指部
26 掌部
28 皮部
30 浸水低減フィルム
40 防水フィルム
50 接着テープ
100 作業用手袋

Claims (4)

  1. 作業用手袋本体を構成する内側手袋部材及び外側手袋部材と、
    前記内側手袋部材と前記外側手袋部材との間に位置する防水フィルムと、
    前記外側手袋部材と前記防水フィルムとを貼り合わせる接着テープと、
    前記接着テープと前記外側手袋部材との間に位置する浸水低減フィルムと、
    を備える作業用手袋。
  2. 前記浸水低減フィルムは、少なくとも各指部の内側先端部に位置する、請求項1記載の作業用手袋。
  3. 前記外側手袋部材は、前記指部に縫い付けられた皮部を備え、
    前記浸水低減フィルムは、前記皮部を縫い付ける際に、これとともに前記指部に縫い付けられている、請求項2記載の作業用手袋。
  4. 前記防水フィルムは、前記内側手袋部材と一体化されている、請求項1記載の作業用手袋。
JP2015246141A 2015-12-17 2015-12-17 作業用手袋 Active JP6456811B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015246141A JP6456811B2 (ja) 2015-12-17 2015-12-17 作業用手袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015246141A JP6456811B2 (ja) 2015-12-17 2015-12-17 作業用手袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017110317A JP2017110317A (ja) 2017-06-22
JP6456811B2 true JP6456811B2 (ja) 2019-01-23

Family

ID=59081718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015246141A Active JP6456811B2 (ja) 2015-12-17 2015-12-17 作業用手袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6456811B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6251122U (ja) * 1985-09-14 1987-03-30
JPH05125603A (ja) * 1991-11-02 1993-05-21 Kamiki:Kk 作業用手袋の補強用当材
GB9424458D0 (en) * 1994-12-03 1995-01-18 Plumptre Michael J Safety glove
JP3018096U (ja) * 1995-05-15 1995-11-14 株式会社ヒロ・セラミック 作業用手袋
JP3165730U (ja) * 2010-11-19 2011-02-03 株式会社中虎 重層型手袋

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017110317A (ja) 2017-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8656518B2 (en) Chemical resistant glove having cut resistant properties
US20230077536A1 (en) Glove having reinforced fingertips
JP5936636B2 (ja) 積層された皮革を用いた、防水性のテープ留めがなされた手袋およびミトン
US20090126074A1 (en) Gloves with reinforcing elements and methods for making same
US20160029721A1 (en) Concealed impact glove
JP2004285528A (ja) 作業用手袋
US9554603B2 (en) Glove with removable fingertips
JP7169277B2 (ja) 手袋構造
JP6456811B2 (ja) 作業用手袋
JP2015028225A (ja) 作業用エプロン
US20190191799A1 (en) Seam sealed heat resistant glove or mitt
JP3165730U (ja) 重層型手袋
JP3118077U (ja) 手袋
AU2018100359A4 (en) Garment Manufacturing Method
JP3192665U (ja) 作業用手袋
JP2007321308A (ja) 手袋
JP2018035462A (ja) 作業用手袋
JP5687669B2 (ja) 作業用手袋
JP3083971U (ja) 耐溶剤性およびガスバリアー性二重手袋
JP2009197364A (ja) スポーツ用手袋
KR200487035Y1 (ko) 레펠용 장갑
JP6744676B1 (ja) 手袋
US11006682B2 (en) Glove
WO2020071369A1 (ja) 異物侵入防止具
JP2021070903A (ja) 手袋

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6456811

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250