JP6456119B2 - 調味液注入装置および炊飯システム - Google Patents

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Description

本発明は、炊飯釜に調味液を注入する調味液注入装置および炊飯システムに関する。
炊飯装置において炊飯釜に調味液を注入することが知られている(特許文献1)。特許文献1に記載される塩飯の製造方法および装置において、炊飯加熱した炊飯釜の蓋が取り外され、炊飯釜内の米飯に食塩水を散布することが開示されている。そして、食塩水を散布するパイプ状の散布ノズル(調味液注入部材)が垂直姿勢で待機し、炊飯釜が搬入され定位置に停止すると、散布ノズルが下降し水平状態となり、散布ノズルから炊飯釜に食塩水を散布し、一定量の食塩水が散布されると、散布ノズルは上方に回動して、垂直姿勢となって次の炊飯釜を待機している。上述の構成により、炊飯釜内の米飯に食塩分を均等に行き渡らせ、飯粒内部に食味にとって重要な要素である保水効果を持った塩飯を提供することができる。
特開平11−18700号公報
特許文献1に記載される塩飯の製造方法および装置では、散布ノズル(調味液注入部材)が、方形状の炊飯釜に対して長手方向に沿って伸びていたので、方形状の炊飯釜に対して均等に散布できたが、円形の炊飯釜に対しては、均等に散布することができなかった。
本発明は、調味液注入部材を周回させて平面視略円形の炊飯釜に対して調味液を均等に散布できる調味液注入装置および炊飯システムを提供することを目的とする。
本発明の調味液注入装置は、米飯を収容した平面視略円形の炊飯釜に調味液を注入可能な調味液注入装置であって、外部から供給された調味液を下方に位置する炊飯釜に向けて注入する注入孔を有する調味液注入部材と、前記炊飯釜の上方にて、前記調味液注入部材を水平な面内で回転可能な状態で支持する支持機構と、を備える。
本発明の調味液注入装置の一態様として例えば、前記調味液注入部材および前記支持機構を前記炊飯釜から退避させる退避機構を更に備える。
本発明の調味液注入装置の一態様として例えば、前記支持機構に取り付けられ、前記注入孔の下方位置と退避位置の間を移動可能な、注入孔遮蔽部材を更に備える。
本発明の調味液注入装置の一態様として例えば、前記退避機構が、前記調味液注入部材および前記支持機構を前記炊飯釜から退避させたときに、前記調味液注入部材の内部に残留した調味液を廃棄する廃棄槽を更に備える。
本発明の炊飯システムは、前記調味液注入装置と、前記炊飯釜を搬送する搬送コンベヤとを含む。
炊飯釜に対して調味液注入部材を水平な面内で回転可能とすることで、平面視略円形の炊飯釜内への調味液散布が均等に行われる。また、退避機構により調味液注入部材および支持機構に対して炊飯釜からの蒸気による結露を防止できる。そして、注入孔遮蔽部材により注入孔からの調味液落下を防止して周囲を汚すことなく清潔な工場環境を維持できる。更に廃棄槽により調味液注入部材に残留した調味液を廃棄できるので、異なる種類の調味液を順次切り替えて散布することができる。
本発明に係る炊飯システムの炊飯ラインフローのブロック図。 本発明に係る調味液注入装置の一例を示す斜視図。 図2の調味液注入装置の(a)平面図、(b)正面図、(c)右側面図。 本発明に係る調味液タンクの一例を示し、(a)上面図、(b)正面図。 本発明に係る注入孔遮蔽部材の一例を示し、(a)斜視図および部分拡大図、(b)分解斜視図および部分拡大図。 本発明に係る調味液注入部材および支持機構が、退避位置にあることを示す斜視図。 退避位置において本発明に係る廃棄槽の一例が設けられた調味液注入装置の裏面側斜視図。 本発明に係る調味液注入部材および支持機構の他の実施例の一例を示す平面から見た概念図、(a)第1の支持機構が上方位置、第2の支持機構が退避位置、(b)第2の支持機構が上方位置、第1の支持機構が退避位置。
以下、本発明に係る調味液注入装置および炊飯システムの好適な実施形態を、図1〜図8に基づいて詳述する。
図1は、炊飯システムの炊飯ラインフローのブロック図である。
本実施形態の調味液注入装置1は、未炊飯の米と水とが投入された平面視略円形の炊飯釜2を搬送コンベア3で搬送し、炊飯釜2で炊飯を行う炊飯システム100の調味液散布工程103で使用される装置である。炊飯システム100は、炊飯工程101と、蓋取り工程102と、調味液散布工程103と、釜反転工程104と、ほぐし工程105とを少なくとも備えている。そして炊飯釜2は釜反転工程104のあと洗浄工程、米水供給工程を経由し、再び炊飯工程101に戻るようになっている。このように炊飯システム100は、炊飯釜2を上記工程で循環しながら連続して炊飯を行うシステムである。
炊飯工程101では、蓋がされた炊飯釜2を炊飯加熱する。蓋取り工程102では、炊飯加熱された炊飯釜2から蓋を取る。調味液散布工程103では、調味液注入装置1によって炊き上がったご飯に調味液を散布する。炊飯釜2全体に均等に調味液を散布することにより、ほぐし工程105でご飯と調味液が均等に混ぜ合わせることができる。
釜反転工程104では、炊飯釜2を反転してご飯をほぐし工程105に移す。ほぐし工程105では、回転しながらご飯をほぐすほぐし羽根を備えているため、反転されたご飯がほぐし羽根でほぐされ、ご飯と調味液がムラなく均等に混ぜ合わされる。
図2は、調味液注入装置1の斜視図であり、図3(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。図2および図3を用いて、調味液散布工程103で使用される本実施形態の調味液注入装置1の一例を詳述する。
調味液注入装置1は、調味液を散布する調味液注入部材10と、調味液注入部材10を支持し回転させる支持機構20と、調味液注入部材10と支持機構20とを炊飯釜2から退避させる退避機構30と、調味液注入部材10の下方位置に移動可能な注入孔遮蔽部材40と、支持機構20および退避機構30を支持する架台60と、を備える。
調味液注入部材10は、略円柱形状で中空のパイプを水平状に成し、中央部に回転軸でもある中空のパイプ軸12が立設している。そしてパイプ軸12より外部から供給された調味液を下方に位置する炊飯釜2に向けて注入する複数の注入孔11を備え、調味液注入部材10の全長は、炊飯釜2内を周回可能とするため炊飯釜2の内径より短く形成されている。また、調味液注入部材10の炊飯釜2内での回転は、炊飯釜2の中心に合わせて行うことが望ましく、調味液が炊飯釜2内に均等に散布することができる。即ち、炊飯釜2の中心と調味液注入部材10の回転軸が一致することが望ましい。
支持機構20は、炊飯釜2を横断する方向に長手方向を持つ平面視略矩形状の支持台21と支持台21を覆う支持台カバー22とを備え、支持台21上面には、調味液が外部(後述する調味液タンク80)から供給される調味液供給口23と、調味液の供給路を開閉する開閉弁24と、パイプ軸12と接続し調味液を支持台21下方に設置された調味液注入部材10に送るとともに、調味液注入部材10を水平な面内で回転可能な状態で支持するスイベルジョイント25とが設けられている。
また、支持台21上面には調味液注入部材10を回転させる注入部材駆動部70が設けられている。注入部材駆動部70は、出力軸を備えるモータ71と、モータ71の出力軸に固定された駆動プーリ72と、駆動プーリ72の回転を従動プーリ73に伝導するベルト74と、従動プーリ73に固定され、かつスイベルジョイント25の回転軸と同一軸線上に連結され、調味液注入部材10を回転駆動する注入部材回転軸75とを備えている。そして、従動プーリ73の上面に検出金具76が立設され、検出金具76を検知して検出信号を出す注入部材位置検出器77が設けられている。そして調味液注入部材10が支持台21の長手方向に位置した時に検出金具76を検知するようになっている。
本実施形態では、調味液注入部材10と注入部材回転軸75とがT字状に配置されているが、L字状でも良く、調味液注入部材10が炊飯釜2内を周回可能な配置と構成であれば良い。さらに調味液注入部材10のパイプ軸12とスイベルジョイント25との接続部を、着脱が容易な構造、例えばヘルール継手等にすることで、清掃作業や交換作業を容易に行うことが出来る。
退避機構30は、架台60上面に回転自在に立設して支持機構20の支持台21の下面に固定され、架台60に対して支持機構20を回転自在に支持する支持回転軸31と、ロッドを伸縮させて支持回転軸31を回転させるシリンダー32とを備えている。シリンダー32は、ロッドの伸縮に伴い揺動するシリンダー32をシリンダー支軸33で回動自在に支持されている。シリンダー32の駆動は支持回転軸31に固定されたクランクステー34に伝達され、支持回転軸31が回転し、支持機構20と支持機構20に一体化された調味液注入部材10が同時に回転する。
そして、退避機構30は、調味液注入部材10および支持機構20を炊飯釜2上方から退避させる機構であり、シリンダー32の駆動により、調味液注入部材10が、炊飯釜2の上方位置と炊飯釜2の上方位置から退避した退避位置とを選択可能としている。
架台60は、略長方形状を成し、調味液注入部材10、支持機構20および退避機構30の駆動時の振動、重心位置の移動および荷重に対して十分な強度を保てる構造となっている。
図4は、調味液供給口23から供給される調味液の調味液タンクの一例を示し、(a)は上面図、(b)は正面図である。図4を用いて調味液タンク80を詳述する。
調味液タンク80は、調味液供給口23と連結し流量を調整する調整弁81とその先端に吐出口82を設け、タンク架台83に支持固定された調味液を貯留する容器84と、容器84の下部に設置され調味液を調味液供給口23に送る圧送ポンプ85とを備えている。そして、容器84には、容器84の上部を覆う容器蓋84aが設けられ、調味液の貯留状態を把握するためのレベル計84bが容器84の側壁に設けられている。
図5は、注入孔遮蔽部材40の斜視図である。図5を用いて注入孔遮蔽部材40を詳述する。
注入孔遮蔽部材40は支持台21の下面に設けられ、断面略半円形状の筒状の本体41と、本体41の両側にそれぞれ立設固定される平板状の第1の枠体42および第2の枠体43と、第1の枠体42と回動自在に係合する受け金具44と、第2の枠体43と係合し本体41を回動する遮蔽部材駆動部45とを備える。
また、第1の枠体42には、開閉軸孔42aが形成され、第1の枠体42の上部には凹部42bが形成された係合金具42cが回動自在に取り付けられている。そして、受け金具44には、受け金具44から突出し係合溝44aが形成された開閉軸44bが受け金具44の側面44cに固定され、側面44cに対して略直角方向に折れ曲がり支持台21の下面に固定される上面44dが設けられている。
第1の枠体42と受け金具44との係合は、受け金具44の開閉軸44bを第1の枠体42の開閉軸孔42aに挿入し、係合金具42cの凹部42bを開閉軸44bの係合溝44aに係合することにより行われる。
第2の枠体43には、遮蔽部材駆動部45から突出する略半円形状の駆動軸45aが挿入係合する略半円形状の駆動軸孔43aが形成されている。遮蔽部材駆動部45上面は支持台21の下面に固定され、駆動軸45aの軸芯と、受け金具44の開閉軸44bの軸芯が一致し、かつ同じ方向に突出するようになっている。遮蔽部材駆動部45が駆動すると駆動軸45aが回動し、駆動軸45aの回動に追従して受け金具44の開閉軸44bを中心として本体41が回動し、調味液注入部材10の下方位置と側方位置との移動を選択可能としている。
そして、上述の注入部材位置検出器77が検出金具76の位置を検出し、調味液注入部材10が所定位置で停止したとき、注入孔遮蔽部材40の本体41の長手方向が調味液注入部材10に沿った位置となるので、調味液注入部材10の周回軌道全体を覆う必要はなく、注入孔遮蔽部材40を小型化できコンパクトにできる。
さらに係合金具42cを回転して開閉軸44bから解除すると、注入孔遮蔽部材は軸方向に移動自在となり、第1の枠体42、及び第2の枠体43が、開閉軸44b、及び駆動軸45aとの係合が解除され、支持台21から容易に着脱することが可能となる。注入孔遮蔽部材40を装着するときは、逆の操作を行えばよい。
図6は、調味液注入部材10および支持機構20が、退避位置にあることを示す斜視図である。図6を用いて、退避位置関係を詳述する。
本実施形態では、炊飯釜2に調味液を散布するために調味液注入部材10が炊飯釜2の上方に位置し調味液注入部材10が炊飯釜2内で周回できる状態を上方位置とし、調味液注入部材10が炊飯釜2の上方位置から離れて、炊飯釜2の側方に移動した位置を退避位置としている。
上方位置と退避位置とへの移動は退避機構30により行われる。退避機構30のシリンダー32が駆動すると共に、当該駆動に追従して支持回転軸31が回動し、支持機構20が支持回転軸31を中心に回動して、炊飯釜2の搬送方向と支持機構20の長手方向が平行に配列する。図6の円弧状の軌跡Lで示すように、退避機構30は、調味液注入部材10および支持機構20を回動させて炊飯釜2の上方位置Aから炊飯釜2の側方の退避位置Bに退避させる。
ただし、退避機構30による調味液注入部材10および支持機構20の退避の具体的態様は実施形態のものには限定されない。例えば、退避機構は、直線のガイドレール上で、調味液注入部材10および支持機構20を直線状の軌跡に沿って上方位置から退避位置にスライドして退避させてもよい。
調味液注入部材10、支持機構20および注入孔遮蔽部材40が炊飯釜2の側方(又は外側)の退避位置に移動することにより、炊飯釜2から立ち上がる湯気を避けることが可能であり、調味液注入部材10や支持機構20の結露を抑制することができる。
また、調味液散布時以外は注入孔遮蔽部材40が注入孔11の下方位置にあることが望ましい。基本的には、調味液注入部材10が所定位置に停止した後、注入孔遮蔽部材40が遮蔽部材駆動部45の回動により注入孔11の下方位置に移動する。即ち、調味液が下方に落下することを防止しているので、注入孔11を間接的に閉じていることになる。そして、退避位置だけでなく、炊飯釜2の上方位置との移動途中においても、常に注入孔遮蔽部材40が注入孔11の下方位置にあるため、調味液の落下等による調味液注入装置1周辺の汚れを防止している。
図7は、複数種類の調味液を切り替えて散布する場合において、退避位置に於ける廃棄槽50が設けられた調味液注入装置1の裏面側斜視図である。図7を用いて廃棄槽50の一例を説明する。
廃棄槽50は、調味液注入部材10および支持機構20が退避位置にあるときに用いられる。廃棄槽50は、調味液注入部材10の下方に設置され、平らな皿状をなし、一端に調味液を廃棄する排出口51を備えている。また、廃棄槽50は、長手方向の長さが調味液注入部材10の長さよりも大きく形成されている。
そして順次搬送されてくる炊飯釜2へ散布する調味液の種類が切り替わる際、調味液注入部材10が退避位置にあるとき、次に散布する種類の調味液を調味液供給口23から供給すると、調味液注入部材10内部に残留している調味液が注入孔11から吐出される。このとき注入孔遮蔽部材40は側方位置に移動している。吐出された調味液は廃棄槽50に受け入れられ、排出口51から廃棄される。こうして調味液注入部材10内部の調味液が次に散布される調味液に入れ替えられるので、次の炊飯釜2での散布は、始めから次の調味液が散布されることとなる。このように同一の調味液注入部材10において異なる種類の調味液を順次切り替えて炊飯釜2へ散布することができる。
図8は、調味液注入部材10および支持機構20の他の実施例の一例を示す平面から見た概念図である。
支持機構20は、第1の支持機構20aと第2の支持機構20bとが略L字状に配列されている。図8(a)は、第1の支持機構20aが炊飯釜2の上方位置にあり、第2の支持機構20bが退避位置にあることを示し、図8(b)は、第2の支持機構20bが炊飯釜2の上方位置にあり、第1の支持機構20aが退避位置にあることを示している。
第1の支持機構20aが炊飯釜2の上方位置にあるときは、第1の調味液注入部材10aから一の調味液が炊飯釜2に散布され、第2の支持機構20bが炊飯釜2の上方位置にあるときは、第2の調味液注入部材10bから他の調味液が炊飯釜2に散布される。従って、第1の調味液注入部材10aと第2の調味液注入部材10bとが、それぞれ異なる種類の調味液を炊飯釜2に供給することが可能である。
本実施形態ではL字型の配列を示したが、3種類の調味液に対してはT字型の配列とすることが可能であり、調味液の異なる種類により適宜構成、配列の変更が可能である。
次に、調味液散布工程103で行われる流れを詳述する。
(1)炊飯釜停止
釜修正具4の釜修正シリンダーで釜修正板5が上昇する(図2参照)。搬送コンベア3の搬送方向に炊飯釜2が搬入され、搬送面より上方に突出した釜修正板5と当接し、炊飯釜2が所定位置に停止する。
(2)炊飯釜計量
炊飯釜2の下方に位置する計量装置の秤台9が上昇する(図3参照)。炊飯釜2を搬送コンベア3から浮上させ、炊飯釜2の初期重量を計量する。
(3)調味液散布
注入孔遮蔽部材40の遮蔽部材駆動部45を回動して、注入孔11の下方位置から本体41を調味液注入部材10の側方へ回動させ、調味液注入部材10の注入孔11が炊飯釜2に対して開状態となる。注入部材駆動部70のモータ71を駆動させ、調味液注入部材10を回転させる。そして、開閉弁24を開くとともに、調味液タンク80の圧送ポンプ85を駆動して調味液を調味液供給口23から供給する。調味液注入部材10の注入孔11から調味液が炊飯釜2内に噴射し、米飯へ調味液の散布が開始される。
(4)調味液散布停止
調味液の散布により炊飯釜2の重量が初期重量から増加し、調味液散布量が所定量に達すると、調味液タンク80の圧送ポンプ85を停止させ、開閉弁24を閉じる。そして、調味液注入部材10は引き続き回転しているので、注入孔11付近に付着している調味液が振り落とされ、注入孔11からの調味液の落下を抑制することができる。
注入部材位置検出器77が検出金具76の予め設定された位置を検出し、調味液注入部材10が所定位置で停止される。次に、注入孔遮蔽部材40の遮蔽部材駆動部45を回動して、本体41を注入孔11の下方へ回動させ、注入孔11からの調味液が炊飯釜2内に散布されない閉状態とする。
(5)炊飯釜搬出
計量装置の秤台9が下降し、炊飯釜2を搬送コンベア3上に載置させる。釜修正具4の釜修正板5を下降させ、搬送コンベア3の搬送面より下方に位置させ、搬送コンベア3を駆動させ、次の工程(釜反転工程104)へ炊飯釜2を搬送する。
<調味液散布の有無の炊飯釜2について>
調味液散布が必要な炊飯釜2の場合、炊飯釜2を計量したあと、調味液注入部材10および支持機構20を退避位置から炊飯釜2の上方位置(散布位置)へ移動させる。具体的には、シリンダー32を駆動させ支持回転軸31を回動させることで、上方位置まで回転移動させるようになっている。そして、調味液散布が必要な炊飯釜2が続く場合は、上述の(1)〜(5)の散布工程を繰り返す。
一方、炊飯釜2に調味液散布が不要な場合、散布を停止して注入孔遮蔽部材40を注入孔11の下方位置に移動させ、調味液注入部材10、支持機構20および注入孔遮蔽部材40を退避位置まで移動させる。そして、次に調味液散布が必要な炊飯釜2が搬入されるまで、退避位置で待機している。
また、本実施形態の調味液注入装置1には、図示しない制御部が備えられ、炊飯メニュー毎に調味液の散布の要否や量の予め設定、支持機構20による調味液注入部材10の回動および調味液散布、退避機構30による炊飯釜2の上方位置と退避位置への移動、注入孔遮蔽部材40の注入孔11の下方位置と側方位置の移動などが実行される。そして、制御部で、調味液注入部材10からの調味液量や回転回数等が米飯や調味液の種類によって異なる設定が可能である。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明に係る調味液注入装置および炊飯システムは、平面視略円形の炊飯釜に調味液を均等に注入する分野に適用可能である。
1 調味液注入装置
2 炊飯釜
3 搬送コンベア
9 秤台
10 調味液注入部材
11 注入孔
12 パイプ軸
20 支持機構
21 支持台
23 調味液供給口
24 開閉弁
30 退避機構
31 支持回転軸
32 シリンダー
40 注入孔遮蔽部材
41 本体
45 遮蔽部材駆動部
50 廃棄槽
60 架台
70 注入部材駆動部
71 モータ
72 駆動プーリ
73 従動プーリ
74 ベルト
75 注入部材回転軸

Claims (3)

  1. 米飯を収容した平面視略円形の炊飯釜に調味液を注入可能な調味液注入装置であって、
    外部から供給された調味液を下方に位置する炊飯釜に向けて注入する注入孔を有する調味液注入部材と、
    前記炊飯釜の上方にて、前記調味液注入部材を水平な面内で回転可能な状態で支持する支持機構と、
    前記調味液注入部材および前記支持機構を前記炊飯釜から退避させる退避機構と、
    前記支持機構に取り付けられ、前記注入孔の下方位置と退避位置の間を移動可能とし、調味液の注入時以外は前記注入孔の下方位置にあり、前記炊飯釜の上方位置との移動途中においても前記注入孔の下方位置にある注入孔遮蔽部材と、
    を備え、
    前記支持機構の支持台に、前記調味液注入部材とともに回転する検出金具と、前記検出金具を検知する注入部材位置検出器をさらに備え、
    前記注入部材位置検出器が前記検出金具の予め設定された位置を検出すると、前記調味液注入部材が所定位置で停止し、
    前記注入孔遮蔽部材の長手方向が、前記所定位置で停止した前記調味液注入部材に沿った位置とする、調味液注入装置。
  2. 請求項に記載の調味液注入装置であって、
    前記退避機構が、前記調味液注入部材および前記支持機構を前記炊飯釜から退避させたときに、前記調味液注入部材の内部に残留した調味液を廃棄する廃棄槽を更に備える調味液注入装置。
  3. 請求項1または2に記載の調味液注入装置と、前記炊飯釜を搬送する搬送コンベヤとを含む炊飯システム。
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