JP6455668B2 - エローゾルを生成する方法およびシステム - Google Patents

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Description

微粒なベーパーミストすなわちエローゾルを生成するための流体の微粒子化は、燃焼用途で用いられる燃料/空気混合気、吹き付け塗装のための空気と塗料を霧状にした混合気、医薬用コーティングへの適用、接着剤への適用など、数多くの製造業および工業に適用され、恩恵をもたらしている。成分溶液からエローゾルが生成されると処理が容易になり、ほぼ全ての形状の表面を覆うことができる。あるいは、製薬業界では、一般的に「噴霧乾燥」と呼ばれる処理においてエローゾルを用いて微粒な粉末を生成し、この微粒な粉末が上流成分溶液として機能して医薬品の有効成分が生成されている。
全ての既知の適用分野において、成分溶液からエローゾルを生成することは困難な課題である。成分溶液がニュートン流体のような挙動を示す場合は、従来の複数の方法により蒸気またはエローゾルを生成することが可能である。従来の一つの方法では、空気および液体を運ぶ高速の空気流が用いられる。一般的なスプレーすなわちエローゾルは、レイノルズ数およびウェーバー数が大きい(すなわち流体内の慣性力が粘着力および表面張力より勝る)空気と成分溶液の同軸流を必要とする。通常このような同軸流は不安定であり、ケルビン・ヘルムホルツ(Kelvin−Helmholtz)不安定性およびプラトー・レイリー(Plateau−Rayleigh)不安定性により流体が千切れる。多くの場合、同軸流は乱流で無秩序状態であり、著しい歪および高歪速度により流体粒子がはぎ取られ、引き伸ばされ、流体を伴う大量の空気に引き込まれ、空気中に浮遊する微粒な霞の小滴となる。
成分溶液がニュートン特性を有しニュートン流体のように挙動する場合は速い速度の同軸流が効果的である。しかし、成分溶液の多くは、様々な高分子、および相互作用する個体成分を含んでおり、これにより、ずり減粘および粘弾性などの非ニュートン特性がもたらされる。速い速度の同軸流やエレクトロスプレーなどの従来の方法による微粒子化は、非ニュートン特性を有する成分溶液には効果がない可能性がある。例えば、流体が引き伸ばされるとき、成分溶液が粘弾性を有し伸長可能に濃くなり過ぎると、伸長粘度は引っ張られる方向に桁違いの値まで増加する(すなわち、いくつかの高分子量のポリマー成分の溶液では10を超える)。
噴霧中、非ニュートン特性を有する成分溶液が伸長可能に濃くなることにより、粘性抵抗が慣性力および表面張力を圧倒し、これにより、システムは流体が千切れる前の強い引っ張り力をサポートし、小さい滴の形成を抑えることができる。このような噴霧により、長く粘着性のあるフィラメント、膜、および巻きひげが形成され、これらが千切れて空気中に浮遊しない。基本的に、液体は引き伸ばされるが、千切れて小滴となり、霞または蒸気を形成しない。
エローゾルを生成するための同軸流システムの最大の問題は、引っ張られる方向と移動方向とが一致することである。フィラメントは、最終的に千切れて霞を形成する小滴となるが、強い引っ張り力を実現するために、噴霧器から噴射されるフィラメントは、必ずしも長い距離を移動するとは限らない。フィラメントは移動するにつれ、勢いを失い後退し、再び大きな滴となってしまう恐れがある。あるいは、移動中にフィラメントを継続的に推進させるよう試みることにより、非現実的な長さで噴射させて、フィラメントを千切り、小滴を形成しなければならない。
したがって、当技術分野では、ニュートン特性と非ニュートン特性の一方または両方を示す流体からエローゾルを生成する方法およびシステムが望まれる。
図1は、本開示の様態に従った、2つのローラの間に画定されたニップに引き込まれる流体、および引き伸ばされている流体フィラメントの進行図である。 図2は、一対のピストン、およびその間で引き伸ばされて千切れる流体の例を示す図である。 図3は、本開示の様態に従った、一対の互いに反対方向に回転するローラ、およびニップの下流側に形成されるフィラメントを示す図である。 図4は、互いに反対方向に回転する、例示的な一対のローラ、および流体用容器の断面図である。 図5は、エローゾルを生成する、一対の互いに反対方向に回転するローラを備えるエローゾル生成装置の例を示す図である。 図6Aは、一対の互いに反対方向に回転するローラに関する流体コーティング技術の一例を示す図である。 図6Bは、一対の互いに反対方向に回転するローラに関する流体コーティング技術の一例を示す図である。 図7Aは、一対の互いに反対方向に回転するローラに関する流体コーティング技術のその他の例を示す図である。 図7Bは、一対の互いに反対方向に回転するローラに関する流体コーティング技術のその他の例を示す図である。 図7Cは、一対の互いに反対方向に回転するローラに関する流体コーティング技術のその他の例を示す図である。 図7Dは、一対の互いに反対方向に回転するローラに関する流体コーティング技術のその他の例を示す図である。 図7Eは、一対の互いに反対方向に回転するローラに関する流体コーティング技術のその他の例を示す図である。 図8は、一対の互いに反対方向に回転するローラの上流に空気流を発生させるためのファンを備える、エローゾルを生成するシステムの例を示す図である。 図9は、一対の互いに反対方向に回転するローラの下流に配置にされる隔壁をさらに備える、図8に示される、エローゾルを生成するシステムの図である。 図10は、一対の互いに反対方向に回転するローラ、および隔壁の下流に配置される噴霧収集器およびバキュームをさらに備える、図9に示される、エローゾルを生成するシステムの図である。 図11は、一対の互いに反対方向に回転するローラの上流に空気が流れ、一対の互いに反対方向に回転するローラの下流に配置される隔壁、噴霧収集器、およびバキュームを備える、エローゾルを生成するシステムの例を示す図である。 図12は、一対の互いに反対方向に回転するローラの下方に配置されるファン、互いに反対方向に回転するローラの上方に配置される隔壁、および互いに反対方向に回転するローラの下流に配置される噴霧収集器およびバキュームを備えるエローゾルを生成するシステムの別の例を示す図である。 図13は、互いに反対方向に回転するローラと平行に、かつローラ間に画定されるニップに沿って空気が流れる、エローゾルを生成するシステムのさらに別の例を示す図である。 図14は、ローラの表面に様々な開口を含む、反対方向に回転するローラの例を示す図である。 図15Aは、互いに反対方向に回転するローラの一方または両方の質感の一例を示す図である。 図15Bは、互いに反対方向に回転するローラの一方または両方の質感の一例を示す図である。 図15Cは、互いに反対方向に回転するローラの一方または両方の質感の一例を示す図である。 図16は、異なる質感の表面の2つの領域を有する、互いに反対方向に回転するローラのうちの一方を示す図である。 図17は、ローラの外周をリブが様々な距離の間隔で延在する、反対方向に回転するローラの表面の質感のさらに別の例を示す図である。 図18は、ローラの表面から外に向かって延在する複数の針毛を有する、さらに別の種類の質感を有するローラの表面を示す図である。 図19は、異なる領域の表面で2種類の表面処理が施されたローラの例を示す図である。 図20Aは、複数のローラを備える、エローゾルを生成するシステムの一例を示す図である。 図20Bは、複数のローラを備える、エローゾルを生成するシステムの一例を示す3次元の斜視図である。 図21Aは、複数のローラを備える、エローゾルを生成するシステムの別の例を示す図である。 図21Bは、複数のローラを備える、エローゾルを生成するシステムの別の例を示す3次元の斜視図である。 図22Aは、複数のローラを備える、エローゾルを生成するシステムのさらに別の例を示す図である。 図22Bは、複数のローラを備える、エローゾルを生成するシステムのさらに別の例を示す3次元の斜視図である。 図23Aは、複数のローラを備える、エローゾルを生成するシステムのさらに別の例を示す図である。 図23Bは、複数のローラを備える、エローゾルを生成するシステムのさらに別の例を示す3次元の斜視図である。 図23Cは、図23Aおよび図23Bに示されるスペーサのうちの1つを示す拡大図である。 図24Aは、複数のローラを備える、エローゾルを生成するシステムの一例を示す図である。 図24Bは、複数のローラを備える、エローゾルを生成するシステムの一例を示す3次元の斜視図である。 図25Aは、複数のローラを備える、エローゾルを生成するシステムのさらに別の例を示す図である。 図25Bは、複数のローラを備える、エローゾルを生成するシステムのさらに別の例を示す3次元の斜視図である。 図26Aは、複数のローラを備える、エローゾルを生成するシステムのさらに別の例を示す図である。 図26Bは、複数のローラを備える、エローゾルを生成するシステムのさらに別の例を示す3次元の斜視図である。
流体フィラメントを引き伸ばして千切り小滴を形成し、エローゾル、霞、またはその他の蒸気を生成する、エローゾルを生成するシステムおよび方法を開示する。エローゾル、霞、および蒸気は共通に使用可能な用語であり、空気中に浮遊するようになる、1つ以上の流体フィラメントの小滴を示すために用いられる。流体とは、通常、ニュートン特性または非ニュートン特性のどちらかを有する液体である。一般に、非ニュートン特性を有する流体は、伸長可能に濃くなり過ぎる特性を有し得、これにより、引っ張られるときに引っ張られる方向への伸長可能な粘着性が著しく(時には桁違いに)増加する。非ニュートン特性を有する流体が伸長可能に濃くなることにより、粘性抵抗が流体の慣性力および表面張力を圧倒し、これにより、システムは流体が千切れる前の強い引っ張り力をサポートし、小さい滴の形成を抑えることができる。
適切な長さの引っ張り経路に沿って引っ張られ、伸ばされると、ニュートン特性を有する流体および非ニュートン特性を有する流体などの全ての流体は、最終的に千切れて小さな滴すなわち小滴になり、霞すなわちエローゾルを形成する。全ての流体が継続的に引き伸ばされて、流体フィラメント(引き伸ばされた流体)を形成し、最終的にその流体フィラメントが、千切れていくつかの小滴になり、霞すなわちエローゾルを形成することができる。
第1のラウンドの小滴が形成された後に残る余った流体、あるいは新しい流体を用いることにより、流体フィラメントを引っ張って伸ばす、このような処理を繰り返すことができる。さらに、第1の流体フィラメントを伸ばし引っ張る処理と並行して、複数の流体フィラメントを引き伸ばすことができ、これにより、形成される小滴の体積を増やすことができる。第1の流体フィラメントおよびその他の余った流体フィラメントを引き伸ばす間の時間は、所望の通りに調整可能である、すなわち制御可能な時間周期により決めることができる。流体フィラメントを多数回引き伸ばし千切る間の時間は変更することができる、あるいは、一定にすることもできる。
図1には、一対の互いに反対方向に回転するローラ100および102によって、引き伸ばされる流体の進行状況が示されている。ニップ104は、2つのローラ100と102の間の空間として画定され、ローラ100および102が互いに反対方向に回転すると、流体がニップ104に引き込まれる。流体はニップ104の上流側106で溜まり、ニップ104に引き込まれる。ニップ104の下流側108では、流体が2つのローラ100と102の表面間で引き伸ばされて、流体フィラメント110が形成される。ローラ100および102が互いに反対方向に回転するとき、流体フィラメント110は、ローラ100およびローラ102の同じ表面に付着したままであるが、これらの表面間の空間は広がる。ローラ100の表面とローラ102の表面が、回転して互いに離れるにつれ、流体フィラメント112は、より細長くなる。この液柱が不安定になるポイント(流体フィラメント112が細くなって千切れるポイントでもある)に、流体フィラメント112が達すると、流体フィラメント112は千切れて、数個の小滴114になり、余った流体116は、各ローラの表面に残される。余った流体116は各ローラの表面に引っ込み、溜まっている流体に戻され、ローラの次の回転でニップに引き込まれる。この処理が繰り返されて、連続して霞が供給され得る。
図2には、一対のピストン200と202の間で流体204が引き伸ばされて、流体フィラメント206が形成され、この流体フィラメント206が、最終的に千切れて複数の小滴206になる進行状況が示されている。流体204は、ピストン200と202の間に挟まれる。ピストン200および202は互いに離れ、流体204を引っ張り、これにより、流体204がピストン200と202との間で引き伸ばされて、流体フィラメント206を形成する。流体フィラメント206が細長くなると、その流体フィラメント206は、最終的に、細くなって千切れるポイントに達し、そこで千切れて複数の小滴208となり、それぞれのピストン200および202の表面には余った流体210が残される。図2には糸でつないだ玉のような構造212も示されており、これは流体フィラメント206が細くなって千切れ、小滴208を形成するポイントの前段階を示している。余った流体210はピストン200および202上に留まり、ピストン200および202は再度その間を狭め、もう一度、流体を引き伸ばす。これにより、この処理を繰り返し次の霞の小滴を形成する。
図3には、一対の互いに反対方向に回転するローラ302および304の一例が示されている。ローラ302および304により、ローラ間の領域であるニップ306が画定される。いくつかの例では、互いに物理的に離れているローラ間の空間でニップが画定される。別の例では、互いに物理的に接触するローラ間にニップ306が画定される。さらに別の例では、ローラの表面が可撓性を有し、ニップでローラ同士が接触するとき圧縮される。
ニップ306には、上流側310と下流側312がある。ローラ(複数可)を覆う流体はニップ306の上流側310に溜められる。流体はニップ306に引き込まれて下流側312に到達し、引き伸ばされて流体フィラメント308を形成する。ニップの下流側では、この流体フィラメント308に、断続的に引っ張り力が加わり、その力は増加する。この引っ張り力の増加により、ローラ302の表面とローラ304の表面が離れるにつれ、流体フィラメント308は細長くなる。図3に示される例では、ローラ302および304が互いに反対方向に回転するために、流体フィラメント308に加えられる引っ張り力が増加する。すなわち、この流体は、これらのローラの表面上の同じ位置に付着したまま、これらのローラが互いに反対方向に回転し、この回転により、これらのローラの表面の間の距離が広がり、それにより、流体フィラメントが引き伸ばされ、最終的に千切れる。
図4には、一対の互いに反対方向に回転するローラ402および404を備えるエローゾル生成システム400のさらに詳細な図が示されている。図3と同様、図4の一対の互いに反対方向に回転するローラ402および404は、それらの間にニップ406を画定し、これらのローラは互いに反対方向に回転する。ローラ402および404は、それぞれ流体412および414で覆われる。これらの流体412および414は、各ローラ402および404の外周全体に延在する。ローラ402とローラ404の一方または両方に付着する流体412および414のうちの一部は、部分的に蒸発し、蒸発した流体はローラを覆うことなく、ローラの表面(複数可)の領域から離れる。あるいは、別の例では、流体は一対のローラの一方だけを覆うことができ、いくつかの領域では部分的に蒸発し得る。
図4では、下部ローラ404の一部が、この下部ローラ404を覆う流体410を含むコーティングパン408内に沈められる。また下部ローラ404はゴムの層416も有し、このゴムの層416により下部ローラ404と上部ローラ402の間に負の隙間が形成され得る。これらの2つのローラ402と404との間の負の隙間により、流体はローラ402と404との間で可逆的に圧縮される。また、このゴムの層416により、流体410がローラ404の表面に付着し易くなる。この例では、ゴムの層416にゴムが用いられているが、他の例では、流体がローラに付着し易くするその他の全ての好適な材料を用いてもよい。
一対の互いに反対方向に回転するローラ402と404との間ではニップ406が画定される。この例では、このニップは、2つのローラ402と404との間で流体層412および414を押しつぶして流体の厚さを制御する。いくつかの例では、制御される流体の厚さを調整することができるが、その他の例では、一定にすることもできる。流体の厚さを制御することにより、ニップ406の下流側で霞の小滴418が形成されるときの体積および方法の制御が可能となる。図1を参照して議論した通り、流体は、ニップ406を通過する前にニップ406の上流側に溜められ得る。図4に示される例では、溜められている流体は、ローラ402および404の両方からの流体を混ぜ合わせた流体でよい。
図5には、流体を引き伸ばすための引っ張り力を加える要素として、一対の互いに反対方向に回転するローラ502および504を備えるエローゾル生成システム500の例が示されている。図5に示されるモータ506などの駆動要素が、一対の互いに反対方向に回転するローラ502および504を駆動させて、図5の矢印508および510で示す通りに、互いに反対方向に回転させる。その内側に液体を含む容器などの流体源511により、ローラ502および504の一方または両方の表面が流体で覆われる。ローラ502および504の一方または両方の表面(複数可)に流体の膜が形成される。エローゾル生成システム500は、調量ブレード512またはその他の膜厚制御機構を備えることができ、これらにより、ローラ502および504の膜の厚さを制御する。図5に示される通り、調量ブレード512は、ローラ502および504の一方または両方と接触、あるいは、ほぼ接触して、ローラ502および504上の流体の膜の厚さを制御する。
上記で議論した通り、これらのローラが互いに反対方向に回転するとき、ローラの一方または両方を覆う流体はローラ間に画定されたニップに引き込まれる。ニップの下流側で流体フィラメントが引き伸ばされ、千切れて小滴となり、ニップの下流側で霞が形成される。流体フィラメントが千切れて小滴になり、これらの小滴がローラ自体から離れる方向に流される。回収要素を配置して、ローラ間のニップに引き込まれた流体の膜により形成された霞を回収することができる。流体フィラメントが千切れて形成された小滴の集合が霞となる。
図6Aおよび図6Bには、流体を引き伸ばすための、一対の互いに反対方向に回転するローラを備えるエローゾル生成システムに関する、2つの異なる種類の流体コーティング技術が示されている。図6Aには、一対の互いに反対方向に回転するローラのうちの上部ローラ604に流体が接触するよう向けられた流体供給602が含まれる。この例では、流体供給602により、流体が上部ローラ604と接触し、その近くで、調量ブレード606も上部ローラ602と接触する。この調量ブレード606は、上部ローラ604の表面に付着する流体の厚さを制御する。上部ローラ604が反時計回りに回転すると、上部ローラ604の表面の外周に流体の膜が形成される。この例では、調量ブレード606が上部ローラ604の表面からどのくらい近く配置されるかに基づいて、あるいは、別の例では、両方のローラの表面からどのくらい近く配置されるかに基づいて、調量ブレード606は流体の膜の最大の厚さを設定する。
ローラ604および610が互いに反対方向に回転することにより、上部ローラ604と下部ローラ610との間に形成されたニップ608内に流体が引き込まれる。下部ローラ610は時計回りに回転し、これにより、流体の膜をニップ608の上流端から引き込む。ニップ608の下流側の空気流経路612および614は、各ローラの回転動作と平行な経路である。例えば、反時計回りに回転する上部ローラ604では、空気経路612は上部ローラ604の反時計回りの回転と平行であり、時計回りに回転する下部ローラ610では、空気経路614は下部ローラ610の時計回りの回転と平行である。
図6Bには、図6Aに示される同じ一対の互いに反対方向に回転するローラ604および610に関する別のローラコーティング技術が示されている。この技術では、その中に流体を溜めるパンすなわち容器616が流体源である。下部ローラ610が回転すると、この下部ローラ610の一部が流体の中に沈み、パン614内の流体内を移動するよう容器616が配置され、これにより、流体が下部ローラ610の表面に付着し易くなる。調量ブレード618は、下部ローラ610に接触するよう、あるいは、ほぼ接触するよう配置され、流体が通過可能な最大の厚さを画定することにより、下部ローラ610の表面に付着する流体の膜の厚さを制御する。空気経路612および614は、図6Aおよび図6Bに示される両方のコーティング技術に関する互いに反対方向に回転するローラと同じである、あるいは同様である。
図6Aおよび図6Bの例で示されるニップ608には、2つのローラ604と610との間に隙間すなわち空間が含まれ、これらのローラ604および610が、互いに隣接して配置されるが、互いに直接接触しないようにしている。このニップ608により形成される隙間が狭くても、ニップ608の下流端で流体フィラメントが引き伸ばされ、千切れて小滴となり、霞すなわちエローゾルが形成される。
図7A〜図7Eには、一対の互いに反対方向に回転するローラを有する、引っ張り力を加える要素のローラ(複数可)に流体を塗布するための、その他のコーティング技術が示されている。これらの例では、分かり易くするために、ローラ700を一方だけ示されているが、このローラは一対の互いに反対方向に回転するローラの一方である。図7Aには、スロットビードコーティングをローラ700に塗布する流体源702が示されている。この流体源702は、ローラ700の上流側で、このローラ700の高さに沿ってほぼ中央で、ローラ700の表面に流体を塗布するよう配置される。この例では、流体源702は、ローラ700の表面と接触する、あるいは、ローラ700の表面とほぼ接触する。流体704はローラ700の外周を覆う。
図7Bには、多層構造のスロットビードコーティングをローラ700に塗布するための第1の流体708および第2の流体710を有する流体源706が示されている。図7Aで議論される単一層のスロットビードコーティング技術と同様に、流体源706は、ローラ700の上流側で、このローラ700の高さに沿ってほぼ中央で、ローラ700の表面に流体を塗布するよう配置され、ローラ700の表面と接触する、あるいは、ローラ700の表面とほぼ接触する。しかし、この例では、流体源706は、第1の流体708と第2の流体710を含み、これらが互いに重なり合い、多層構造の流体712としてローラ700の表面を覆う。この多層構造の流体712は、ローラ700の外周を覆う。
図7Cには、スロットカーテンコーティング技術が示されている。この技術では、流体源714は、ローラ700の上方で、ローラ700の幅のほぼ中央に配置される。流体源714はまた、ローラ700から離れて配置されており、流体をローラ700に塗布する際、ローラ700の表面とは物理的に接触せず、これにより、流体は空気中を一定の距離だけ移動した後でローラ700と接触する。上記で議論された図7Aおよび図7Bで示された別のコーティング技術と同様に、流体経路716は、ローラの外周に延在する。
図7Dには、スライドビードコーティング技術が示される。この技術では、流体源718が、第1の流体720、第2の流体722、および第3の流体724を含み、これらの流体により多層構造の流体726が生成され、この多層構造の流体726がローラ700の表面に付着する。第1の流体720、第2の流体722、および第3の流体724がそれぞれ供給されると、互いに一つ流体に流れ込み多層構造の流体726が形成されるよう、流体源718は、ローラ700の側面にローラ700に対して、一定の角度だけ傾けられて配置される。この例では、流体源718は、ローラ700と接触する、あるいは、ローラ700とほぼ接触する流体726を供給するよう配置されている。上記に議論された他の例と同様に、流体726の流体経路は、ローラ700の外周に延在する。
図7Eには、スライドカーテンコーティング技術が示されており、この技術では、流体源728が、第1の流体730、第2の流体732、および第3の流体734を含み、これらの流体により、多層構造の流体736が生成され、ローラ700の表面に付着する。第1の流体730、第2の流体732、および第3の流体734がそれぞれ供給されると互いに一つ流体に流れ込み多層構造の流体736が形成されるよう、流体源728は、ローラ700の側面にローラ700に対して一定の角度だけ、傾けられて配置される。流体源728はローラ700の表面から離れて配置されており、流体736をローラ700に塗布する際、ローラ700の表面とは物理的に接触せず、これにより、流体736は空気中を一定の距離だけ移動した後でローラ700と接触する。流体経路は、流体736とローラ700が接触する点と直交する方向に延在し、ローラ700の外周を覆う。
あらゆる好適なコーティング技術(複数可)を用いて、ローラの表面に流体を塗布することができるが、上記に議論されたコーティング技術は、多少なりとも、本開示を限定するものではない。例えば、ローラ(複数可)に対して、あらゆる好適な角度で、あらゆる好適な位置に流体を塗布することができる。ローラのうちの一方または両方に流体を滴り落とすことができる、あるいは、ローラの表面に直接塗布することができる。上記の例では、ローラは円形であり、ニップの下流側で塗布された流体が、下流側でローラを覆い、ローラが回転することにより、この流体はニップの上流側でニップに入るが、ニップの上流側または下流側で流体を塗布することができる。
図8〜図12には、エローゾル回収システムの構成例が示され、各構成例では、エローゾルの小滴を形成するための、あるいはエローゾルの霞を誘導するための補助具がいくつか示されている。図8〜図12の各構成例には、一対の互いに反対方向に回転するローラ800および802、流体源804、および調量ブレード806が含まれている。別の例では、ニップに電界をかけて、あるいはニップの近くに電界をかけて、流体フィラメントからの小滴の形成を促している。
図8では、このエローゾル生成システムは3つのファン808も含み、これらのファンは、それぞれが空気流経路810を有し、これらの空気流経路により、ローラの間のニップの下流側で流体フィラメントが引き伸ばされ千切れて小滴になり易くなり、霞すなわちエローゾルが空気流810の方向に流れ易くなる。あるいは、流体フィラメントを引き伸ばし、千切れて小滴を形成し易くする全ての好適な圧縮空気の供給源または全ての圧力供給源をファンの代わりに用いてもよい。
図9には、図8に示されるエローゾル生成システムと、付加的な2枚の隔壁812が示されており、これらの隔壁はニップの下流側で、ローラ800および802に対して角度を付けて配置されている。隔壁812は、形成されたエローゾルを経路814に誘導し、2枚の隔壁812の間に形成された開口816を通過させる。図10には、図9に示されるエローゾル生成システムと、付加的なエローゾルコレクタ818およびバキューム820が示されている。このエローゾルコレクタ818は、エローゾルの小滴を全ての好適な種類の容器に集めるための要素である。バキューム820をかけて、エローゾルの小滴がエローゾルコレクタ818に流れ易くすることができる、あるいは、エローゾルを所望の方向に、すなわち、所望の経路に沿って誘導することができる。図11には、図10に示される同じエローゾル生成システムが、ファンを取り除いた状態で示されている。
図12には、一対の互いに反対方向に回転するローラ800および802、流体源804、および調量ブレード806を備える、さらに別のエローゾル生成システムが示されている。図12に示されている例では、一対のローラ800および802の下流側でかつ下方にファン822が配置され、このファンにより、エローゾルがローラ800および802から離れる方向と直交する空気流経路824が発生する。この空気流経路824により、エローゾルは隔壁826に誘導され、次いで、このエローゾルはエローゾルコレクタ828に流れる。ある構成では、エローゾルコレクタ828にバキューム830をかけて、エローゾルがエローゾルコレクタ828に流れ易くすることができる。別の構成では、空気流はローラの一方または両方を通過して流れ、ローラの一方または両方、あるいはその一部を通って放射状に放出される。
図13には、一対の互いに反対方向に回転するローラ1300および1302を備える、さらに別のエローゾル生成システムが示される。下部ローラ1302は、その一部が容器1304内の液体内に沈められ、その液体の中を通過して回転するよう配置される。ニップの下流側で流体1306が千切れて形成された小滴に向かって、ローラ1300および1302の全長とほぼ平行に空気流1308が流れる。
図14には、その表面に複数の開口1402を有するローラ1400が示されている。流体がこれらの穴から開口1402に引き込まれ、流体フィラメントの形成(すなわち、霞の小滴のサイズを調整する流体フィラメントのサイズ)が調整され、これにより、流体フィラメントの千切れ方が調整され、霞が形成される。また、この開口1402により、ローラ1400の表面に流体が付着し易くなる効果もある。さらに、開口1402は、ローラの表面を貫通して、空洞ローラの内部に延在する穴、あるいは、ローラ表面の内側に延在する空洞などの底を有する開口でよい。開口1402を設けることで、流体がローラの表面に付着する表面領域が増加する。図14に示される開口1402内に流体が溜まる領域などの、増加する流体の体積の領域を有することにより、ローラが互いに反対に回転するときに引き伸ばされる流体の体積が増加し、これにより、今度は、細くなり千切れるポイントに達して流体フィラメントから形成される小滴の量が増加する。図14には、開口を含むことができる、一方または両方のローラが示される。開口1402は、あらゆる好適な構成でよく、また、あらゆる好適な形状およびサイズでよい。
図15A〜図15Cには、一方または両方のローラの表面に適用される様々な質感が示されている。これらの質感は、ローラの表面と一体で形成可能である、あるいは、ローラの表面の上部に層として塗布することも可能である。図15Aには、複数のくぼみの質感を有するローラの表面が示されている。図15Bおよび図15Cには、パターン化された隆起部の質感を有するローラの表面が示されている。質感を有するローラ(複数可)の表面(複数可)により、流体が付着するローラの表面領域が増加し、流体とローラの表面との間で、付着する流体の形状がつくられる、あるいは、付着する流体の厚さ、形状、流れ、角度が変化する。
図16には、質感を有する表面のローラ1600が示され、このローラ1600は、第1の質感の表面を有する第1の部分1602と、第1の質感とは異なる第2の質感の表面を有する第2の部分1604とに分けられる。図17には、さらに別のローラ1700が示され、このローラ1700は、ローラの外周を互いに様々な距離で間隔を開けて延在する複数のリブ1702を含む質感の表面を有する。図18には、さらに別の例示的なローラ1800が示され、このローラ1800は、ローラ1800の表面から外に向かって延在する複数の針毛1802を有する。
図19には、さらに別のローラ1900が示され、このローラ1900は、流体とローラ1900の接触角度を変更するための第1の表面処理が施された第1の領域1902と、流体とローラ1900の接触角度を変更するための第2の表面処理が施された第2の領域1904と、を含み、第2の表面処理は第1の表面処理とは異なる。その他の例では、一種類の表面処理だけをローラに施して流体とローラの接触角度を変更している。
他にも理由はあるが、各流体のエローゾル生成処理をカスタマイズし、最も効率よく、流体をエローゾルにするために、ローラに塗布される質感、および/または処理を、エローゾルになる流体の特性に基づいて選択することができる。いくつかの例では、質感を有するローラの一方または両方の表面により、ローラの表面に付着する流体の厚さを変更することができる。このような質感を有する表面により、流体の膜の厚さが変更し易くなり、目標領域の流体の濃度を変更することにより、流体フィラメントが効率よく千切れて小滴が形成される。
これらのローラは、鋼材またはその他の金属(複数可)、プラスチック、ゴムなど、あらゆる好適な材料を含むことができる。ローラ、またはローラのあらゆる部分は、単一の材料でよい、あるいは、あらゆる数の複数の材料でよい。例えば、ローラは、芯材よりも柔らかい材料の表面層で覆われる、または有する芯材を含むことができる。いくつかの例では、表面層の材料により、流体がローラに付着し易くなる、または、表面層の材料により、流体がローラに、表面層の材料のない場合とは異なる角度であるいは異なる方法で付着し易くなる。
流体源のローラに対する配置は、あらゆる望ましい位置でよい。いくつかの上記の例では、霞すなわちエローゾルを形成する小滴を特定の方向に誘導する空気流の供給源が議論されている。空気流の供給源は、あらゆる気体供給源でよく空気には限定されない。例えば、気体がニップの上方または下方のどちら側かに流れて、流体フィラメントが千切れ小滴の形成が容易になるよう、気体の供給源を配置することができる。あるいは、気体が一方または両方のローラを通過して、ローラ(複数可)から放射状に放出されるよう気体の供給源を配置することもできる。
形成された霞は、様々な幾何学形状のエローゾルを形成するよう誘導される。霞がどのように誘導されるかにより、あらゆる所望される幾何学形状の形成が可能となる。幾何学形状は、長方形、円錐、または円錐形状などのあらゆる形状でよく、これらの形状のサイズおよび外形は、エローゾルになる流体の体積および濃度を変更することにより制御可能である。
上記の2つのローラ、およびピストンで構成されるエローゾル生成システムは、流体の霞に関する濃度を生成する一対のローラまたは一対のピストンを含む。霞の濃度を濃くするための、開示されたいくつかの方法では、システムを平行に並べ、引き伸ばされる流体フィラメントをより濃い濃度で生成し、それにより、濃度の濃い霞が生成される。図20A〜図26Bには、いくつかのシステムの例2000、2100、2200、2300、2400、2500、2600と、それらに関する3次元図と、より濃い濃度の流体の霞を生成する方法と、が示され、これらの図には、複数のローラとそれらの各分岐面と、を有するシステムおよび方法が含まれる。
例示的な複数のローラを有するシステムおよび方法には、第1のローラおよび第1の分岐面と、第2のローラおよび第2の分岐面と、が含まれる。第1のローラと第1の分岐面との間には第1のニップが画定され、第2のローラと第2の分岐面との間には第2のニップが画定される。2つのローラとピストンのシステムの例に関して上記で議論された通り、各ニップには上流側および下流側がある。流体は各ニップに引き込まれ、各ニップの下流側に向かって流れる。流体は、各ローラの表面と各ローラの分岐面との間の各ニップの下流側で引き伸ばされて流体フィラメントになる。2つのローラ/ピストンのシステムに関して上記に議論された通り、例えば、流体が細くなり千切れるポイントを超え、流体フィラメントが千切れて複数の小滴になることにより、引き伸ばされた流体フィラメントが千切れて複数の小滴になる。複数の小滴から霞が形成され、この霞が回収される、あるいは、本明細書に開示されているあらゆる方法で誘導される。
いくつかの例では、図20A、図20B、図21A、および図21Bに示されている例などのように、第1の分岐面と第2の分岐面とは別々のローラである。その他の例では、図22A、図22B、図23A、図23B、図24A、図24B、図25A、および図25Bに示される例などのように、第1の分岐面および第2の分岐面は連続リングであり、円形パターンで構成されるローラの内部空間に配置される、あるいは、円形パターンで構成されるローラの外径に沿って延在するよう配置される。さらに別の例では、図26Aおよび26Bに示されるエローゾル生成システムなどのように、第1の分岐面および第2の分岐面は複数のローラの周りのベルトである。
複数のローラを有するエローゾル生成システムは、第1のローラおよび第2のローラを流体で覆う流体源も含む。駆動要素は、第1のローラおよび第2のローラを駆動させて、互いに反対方向に回転させるよう構成される。いくつかの例では、図20A、図20B、図21A、および図21Bに示されるエローゾル生成システムの例のように、第1のローラおよび第2のローラが、それぞれの分岐面に対して反対方向に回転する。その他の例では、図22A、図22B、図23A、図23B、図24A、図24B、図25A、および図25Bに示される例のように、第1のローラおよび第2のローラは、それぞれの分岐面と同じ方向に回転する。複数のローラを有するシステムは、あらゆる好適な数のローラ、およびそれらの分岐面を含むことができる。
図20A、図20B、図21A、および図21Bには、例示的なシステム2000および2100が示され、これらのシステム2000および2100は、隣り合うローラ同士が互いに反対方向に回転する6つのローラを備え、3つのローラ2002が時計回りに回転し、これらと隣り合う3つのローラ2004が反時計回りに回転する。図20A、図20B、図21A、および図21Bに示される両方の例では、単一のローラおよび分岐面に関して説明された全ての例と同じように、6つのローラ2002および2102は、それぞれ駆動され、流体で覆われ得る。例えば、図20および図21に示されるシステム2000および2100では、ローラ2002および2004を、スロットコーティング方式で覆うことができる、あるいは、例えば、ニップの下流側に圧力を加える圧力方式で覆うことができる。
図20A、図20B、図21A、および図21Bに示される6つのローラは、互いに円形構成で配置されているが、これらのローラを所望すれば他の形状で配置することもできる。この円形構成により、ローラとローラを囲む外径との間の内部空間が画定される。各ローラは、隣り合うローラに対して反対方向に回転する。各ローラをそれぞれの位置に保持しローラを駆動させて回転させる静止軸など、あらゆる好適な構造により、円形構成でローラを支持して配置させることができる。図20Bには、ローラの両端にそれぞれ配置された2枚の支持壁が示され、これらの支持壁は、それぞれが所定の位置にローラを保持し易くする。あるいは、壁またはスペーサなどのその他の支持構造を、ローラの外径に沿って、あるいはローラの内径内または内部空間内の、両方またはいずれかに配置することができる。その他の代替的な構成には、楕円形構成、またはその他に半円形構成、または湾曲の構成が含まれるが、これらには限定されない。開示されている複数のローラを有するシステムは、2つのローラ/ピストンのシステムに関して上記に議論した例などの、あらゆる所望の材料、質感、および表面処理を施したローラを含むことができる。
図20Aおよび図20Bでは、6つのローラのうちの3つのローラ2002が、流体源2010からの流体で覆われる。流体源2010は、6つのローラの円形構成の内部空間2006内に配置される。流体源2010は、6つのローラの円形構成のうちのローラ2002をそれぞれ覆うが、別の例では、流体源は全てのローラを覆う、あるいは、あらゆる好適な数のローラを覆う。流体は3つのローラ2002を覆い、交互に並ぶ、一対の互いに反対方向に回転するローラ間に画定されたニップ2012に引き込まれる。各ニップ2012には、上流側および下流側があり、流体は下流側に向かってニップ2012内を流れる。流体フィラメント2011は、ニップ2012の下流側の流体で覆われているローラ2002の表面と、交互に並ぶ流体で覆われていないローラ2004の表面との間で引き伸ばされる。これらの流体フィラメント2011は、各ニップ2012の下流側で、千切れて複数の小滴となる。
複数の小滴は、ニップ2012の下流側から離れる方向に移動する。図20Aおよび図20Bに示されている例では、複数の小滴がニップ2012から離れるように、また6つのローラの構成の中心から離れる方向に移動する方向。上記で議論されたあらゆる方法で、形成された小滴を回収し誘導することができる。
図21Aおよび図21Bには、6つのローラを有するエローゾル生成システム2100の別の例が示され、このシステムでは、時計回りに回転するローラ2102が、ローラ2102および2104の円形構成の外径2108からの流体で覆われる。図21Aおよび図21Bでは、3つの流体で覆われるローラ2102は時計回りに回転する、すなわち、図20Aおよび20Bに示されるシステム例で、流体で覆われていないローラ2004とは逆方向に回転する。図21Aおよび図21Bに示されるシステムでは、ニップ2112の上流側は外径2108に位置し、ニップ2112の下流側は6つのローラ2102および2104間の内部空間2106内に位置する。
外径に沿って流体に覆われる3つの時計回りに回転するローラ2102を有する構成により、ニップ2112の下流側のローラ2102の円形構成の内部空間2106内の隣り合ったローラの表面同士の間で流体が引き伸ばされる。この例では、流体フィラメント2111は、ローラの円形構成の中央内部空間2106内で複数の小滴に千切れる。小滴は各ニップの下流側から離れる方向に千切れる。図20Aおよび図20Bに示される例と同様に、2つのローラ/ピストンの例に関して上記に議論されたあらゆる方法で、形成された小滴を回収し誘導することができる。図21Bには、回転中にローラを保持するために、ローラの両端に配置された2枚の壁を備える支持構造の例が示されている。
図22Aおよび図22Bには、エローゾル生成システム2200のさらに別の例が示され、このシステムは円形構成で配置される7つのローラ2202を備える。これらのローラ2202はそれぞれ互いに間隔を開けて配置され、同じ方向に回転する。これらのローラは、リング2204内に配置される、あるいは、別の例では、同様にローラ2202を同じ方向に回転させるその他のあらゆる支持構造内に配置される。図22Aおよび図22Bに示されるローラの各対の分岐面は、各ローラの表面に対するリングの表面である。図22Aおよび図22Bに示されるエローゾル生成システム2200の分岐面は、各ローラに対して同じ表面、すなわち、7つのローラ2202を囲み、ローラ2202の円形構成の周りの外径を画定する外部リング2204である。これらの7つのローラ2202は、外部リング2204の内面2206に沿って、互いに空転することにより回転する。
外部リング2204内には、図22Aおよび図22Bに示されるローラのうちの1つ以上を覆う流体源が含まれ得る。この流体源は、外部リング内のスロットを通して、あるいは、いくつかの例では、その他のあらゆる好適なコーティング方法により、ローラを覆うことができる。ローラは上記に議論されたスリップコーティング法によっても覆うことができ、このスリップコーティングでは、リングの反対側である、ローラの円形構成の中央内部空間に流体源が配置される。ローラはリングの内面に沿って互いに間隔を開けて配置される。したがって、ローラ2202が回転すると、外部リング2204の内面2206に沿って空転する。ローラ2202は、外部リング2204の内面と物理的に接触する。いくつかの例では、その間に正の隙間が発生し、別の例では、ローラはリングの内面から若干離れて配置される。外部リング2204の内面2206と各ローラ2202の表面との間で流体が引き伸ばされ、流体フィラメント2211が生成され、この流体フィラメントが千切れて複数の小滴となる。
図23Aおよび図23Bに示されるエローゾル生成システム2300などのいくつかの例では、内部リング2306またはその他の円形構造体が、外部リング2304内で同心円状に配置され、各ローラ2302は内部リング2306と外部リング2304の間に配置される。ローラ2302は、内部リング2306に対して静止し、内部リング2306の外面2308と直接接触する。駆動要素は、内部リング2306に動力をかけることにより、ローラ2302を駆動させて回転させるよう構成され得、これにより、ローラ2302は外部リングの内面2310に沿って空転し、各ローラと分岐面を組み合わせたニップの下流側で流体を引き伸ばす。この例では、外部リングの内面が各ローラの分岐面である。
図23Aおよび図23Bに示されている例では、エローゾル生成システムは流体源とドクターブレード要素2316を組み合わせた要素を含む。流体源とドクターブレード要素2316を組み合わせた要素は、ローラ2302間を離すスペーサとしての役割も果たす。流体源とドクターブレード要素2316を組み合わせた要素は流体源を含み、この流体源は、そのローラ間の位置からローラの表面を覆う。しかし、図23Aおよび図23Bのローラ、ならびに本明細書で議論されたその他のあらゆる例のローラは、ニップの上流のあらゆる位置から覆われ得る。図23Cには、流体源2318、ドクターブレード2320、およびスペーサ2322を含む、流体源とドクターブレード要素2316を組み合わせた要素の拡大図が示されている。
図23Aおよび図23Bには、外部リング2304が静止可能で、あるいは回転可能で、6つのローラ2302と物理的に接触するエローゾル生成システム2300が示されている。内部リング2306は外部リング2304内で同心円状に配置され、ローラ2302が内部リング2306と外部リング2304の間に配置される。これらのローラ2302は、内部リング2306の外面2308から離し、かつ互いに間隔を開けて配置され得、これにより、ローラ2302は表面2308に沿って空転することができる。各ローラのニップ2310は、ローラ2302の表面と内部リング2306の外面2308との間で画定される。この例では、内部リング2306の外面2308が各ローラの分岐面である。流体はニップに引き込まれ、ニップの下流側で引き伸ばされて、流体フィラメント2311が形成され、この流体フィラメントが最終的に千切れて複数の小滴となる。
ローラ2302は、図23の外部リング2304の内面2310と直接接触し、かつ外部リング2304の内面2310に対して静止して配置される。また、これらのローラ2302は、内部リング2306の外面2308から離され、かつ互いに間隔を開けて配置され、ローラ2302と内部リング2306の外面2308との間で空転し易くなる。図23Aおよび図23Bに示されるエローゾル生成システム2300の駆動要素は、外部リング2304に動力をかけるように構成され得、これにより、ローラ2304が内部リング2306の外面2308に沿って空転し、各ローラのニップ2308の下流側で流体が引き伸ばされる。ローラおよび/または外部リングは、同じ方向に回転する。内部リングは静止可能、あるいは、ローラおよび外部リングに対して反対方向に回転可能である。
図24Aおよび図24Bには、円形構成で配置される6つのローラ2402を備えた、複数のローラを有するエローゾル生成システム2400のさらに別の例が示されている。この例では、リング2404が、6つのローラ2402全ての周りに延在する。リング2404は、流体源2406を含むことができる。この例では、ローラ2402は、円形構成で互いに物理的に接触し、かつリング2404から離れて配置される。流体源はローラ2402とリング2404の間の空間に格納された流体2406である。この例では、ローラ2402の円形構成内に画定される中央の内部空間2408内がニップの下流側となる。流体フィラメント2410は、中央の内部空間2408に向かう方向に千切れる。
図25Aおよび図25Bには、中央リング2504の周りに円形構成で配置される6つのローラ2502を備えた、複数のローラを有するエローゾル生成システム2500のさらに別の例が示される。これらのローラ2502は同じ方向に回転し、互いに間隔を開けて配置されている。各ローラの表面と中央リング2504の外面の間にニップが画定される。各ニップの下流側全体に渡って、流体フィラメント2510が引き伸ばされ、最後には千切れる。図25Aおよび図25Bに示されている例では、流体源2506およびドクターブレード2508はそれぞれ、各ニップ2511の上流側に配置される。
図26Aおよび図26Bには、線形構成で配置される5つのローラ2602を備えた、複数のローラを有するエローゾル生成システム2600のさらに別の例が示されている。これらのローラ2602は、ベルト2604に囲まれている。これらのローラ2602は、互いに間隔を開けて配置され、ベルト2604とローラ2602の組み合わせが、流体を含むトレイ2606内に部分的に沈められる。ベルトまたはローラのどちらかが回転するが、この例では、ローラが互いに同じ方向に回転し、ベルトは静止している。ローラの表面とベルト2604上部の内面との間にニップ2608が形成される。流体はニップ2608に引き込まれ、ニップ2608の下流側で引き伸ばされて、流体フィラメント2610となり、最終的に千切れて複数の小滴となる。この例では図示されていないが、ドクターブレードまたはその他の厚さ制御機構を備えて、上流側でニップに入る流体の厚さを制御することができる。
各ローラ2602に関する分岐面は、ベルト2604の内面の一部である。ベルト2604が回転すると、それにより、ローラ2602も回転する。ローラ2602が部分的に流体内に沈むため、ローラ2602が回転することにより、流体は各ローラ2602を覆い、各ローラの各ニップ2608に引き込まれ、ローラ2602の表面と各ローラ2602に対応し、各ローラのニップ2608を形成するベルト2604の内面の部分との間で引き伸ばされる。上記で議論された例と同様に、この流体が引き伸ばされて流体フィラメント2610となり、最終的には、千切れて流体の複数の小滴となる。このベルトには、硬質材料および準硬質材料などのあらゆる好適な材料が含まれ得る。図26Aおよび図26Bに示されているエローゾル生成システム2600のベルトの構成は水平の配列で示されているが、望めば、曲線を有する配列、縦の配列など、その他の配列も可能である。
図20A〜図26Bに示される、複数のローラを有するエローゾル生成システムの全ての例は、回収機構、誘導機構をさらに含むことができる、あるいは、本開示に議論された全ての方式で操作される。図20A〜図26Bに示される、複数のローラを有するエローゾル生成システムの全ての例は、あらゆる好適な数のローラ、および代替的な構成を含むことができる。例えば、図20A〜図23Bに示される例のローラを、楕円形構成、またはその他の円形構成で配置することができ、これらの構成には全ての偶数の数のローラが含まれ得る。別の例では、図24Aに示されるエローゾル生成システムは、全ての数(奇数または偶数)のローラ、および水平な構成または曲線を有する構成を含むことができる。
図20A〜図26Bに示される、複数のローラを有するエローゾル生成システムのローラの数を増やすことにより、引き伸ばされる流体フィラメントの数が増え、これらの増えた流体フィラメントが千切れて複数の流体の小滴を形成し、これに伴い、霞の体積が増加する。ローラの構成およびローラの表面と組み合わされて各ニップを画定する分岐面の種類を変更することにより、流体フィラメントが千切れるときに形成される複数の小滴が移動する方向を変更することができる。ローラ、分岐面、および/または流体と接触する各表面の表面処理により、小滴が形成さる方式を変更する、あるいは、制御することができる。
流体を各ニップに引き込み易くするために、上記のエローゾル生成システムの全ての部分にも圧力をかけてもよい。例えば、ニップの下流側に対してニップの上流側により高い圧力をかけることにより、流体がニップに引き込まれて、引き伸ばされて流体フィラメントとなり、千切れて小滴が形成され易くなる。上記で議論した通り、流体が各ニップに引き込まれるときに流体の厚さを制御する全てのシステムは、説明した全てのエローゾル生成システムに含むことができる。例えば、ドクターブレードまたはドクターローラは、ローラが回転するときにニップの上流側のローラの近くに配置することができ、流体がニップに引き込まれると、ローラを覆う流体の厚さが均一になるようにすることができる。ニップに引き込まれる流体の厚さを制御することにより、ニップの下流側で流体フィラメントが千切れた後の小滴の濃度および体積を制御することができる。

Claims (10)

  1. 第1のローラと、
    前記第1のローラから離れて線形構成で配置される第2のローラと、
    ベルトの内側空間を画定し内面を有するベルトであって、前記第1のローラの表面の少なくとも一部、および前記第2のローラの表面の少なくとも一部が、前記ベルトの内面と物理的に接触するよう、前記第1のローラおよび前記第2のローラが前記ベルトの内側空間内に配置される、ベルトと、
    前記ベルトの前記内面と物理的に接触する前記第1のローラの前記表面の前記少なくとも一部と、前記ベルトの前記内面との間で画定され、上流側および下流側を有する第1のニップと、
    前記ベルトの前記内面と物理的に接触する前記第2のローラの前記表面の前記少なくとも一部と、前記ベルトの前記内面との間で画定され、上流側および下流側を有する第2のニップと、
    前記第1のローラおよび前記第2のローラを流体で覆うよう構成される流体源と、
    前記第1のローラおよび前記第2のローラを駆動させ、これにより、流体が前記第1のニップの前記上流側から前記第1のニップの前記下流側に引き込まれ、かつ前記第2のニップの前記上流側から前記第2のニップの前記下流側に引き込まれるよう構成される駆動要素と、を含み、
    前記ベルトおよび前記第1のローラのうちの少なくとも一方が回転すると、第1の流体フィラメントが前記第1のローラの分岐面と前記ベルトの前記内面との間で引き伸ばされ、前記第1の流体フィラメントが引き伸ばされて、最終的に千切れて複数の第1の小滴になり、
    前記ベルトおよび前記第2のローラの少なくとも一方が回転すると、第2の流体フィラメントが前記第2のローラの分岐面と前記ベルトの前記内面との間で引き伸ばされ、前記第2の流体フィラメントが引き伸ばされて、最終的に千切れて複数の第2の小滴になる、エローゾル生成システム。
  2. 前記第1のローラおよび前記第2のローラが、互いに同じ方向に回転するよう構成される、請求項1に記載のエローゾル生成システム。
  3. 前記ベルトの内側空間に圧力を加えて、前記第1のニップおよび前記第2のニップの前記上流側の圧力が、前記第1のニップおよび前記第2のニップの前記下流側の圧力より大きくなるようにする、請求項1に記載のエローゾル生成システム。
  4. 前記第1のローラおよび前記第2のローラは静止したままになるよう構成され、前記ベルトが回転する、請求項1に記載のエローゾル生成システム。
  5. 前記ベルトには、可撓性の材料または準可撓性の材料が含まれる、請求項1に記載のエローゾル生成システム。
  6. 前記ベルトは静止したままになるよう構成され、前記第1のローラおよび前記第2のローラが、同じ方向に回転するよう構成される、請求項1に記載のエローゾル生成システム。
  7. 前記ベルト、前記第1のローラ、および前記第2のローラが、同じ方向に回転するよう構成される、請求項1に記載のエローゾル生成システム。
  8. 前記流体源は、流体を含むトレイであり、前記第1のローラの下部、前記第2のローラの下部、および前記ベルトの下部が、前記トレイ内に沈められる、請求項1に記載のエローゾル生成システム。
  9. 前記第1のローラと前記第2のローラとの間の距離が調整可能である、請求項1に記載のエローゾル生成システム。
  10. 前記第1のローラの反対側に前記第2のローラから離れて配置される第3のローラをさらに含み、前記第1のローラ、前記第2のローラ、および前記第3のローラが線形の配列で構成される、請求項1に記載のエローゾル生成システム。
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