JP6455276B2 - 圧延ロール - Google Patents
圧延ロール Download PDFInfo
- Publication number
- JP6455276B2 JP6455276B2 JP2015066761A JP2015066761A JP6455276B2 JP 6455276 B2 JP6455276 B2 JP 6455276B2 JP 2015066761 A JP2015066761 A JP 2015066761A JP 2015066761 A JP2015066761 A JP 2015066761A JP 6455276 B2 JP6455276 B2 JP 6455276B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- rolling
- axis
- peripheral surface
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 title claims description 179
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 79
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 71
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 21
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 19
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 33
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 25
- 239000000463 material Substances 0.000 description 9
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 7
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 5
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000008569 process Effects 0.000 description 4
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 4
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 2
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 2
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 125000004122 cyclic group Chemical group 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 1
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 description 1
- 102200082816 rs34868397 Human genes 0.000 description 1
- 238000006467 substitution reaction Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
- B21B27/02—Shape or construction of rolls
- B21B27/024—Rolls for bars, rods, rounds, tubes, wire or the like
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
- B21B27/02—Shape or construction of rolls
- B21B27/03—Sleeved rolls
- B21B27/035—Rolls for bars, rods, rounds, tubes, wire or the like
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Geometry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
この圧延ロールは、軸線回りに回転させられるシャフト部材と、シャフト部材の外周面に嵌合し、超硬合金等からなる圧延リングと、シャフト部材の外周面のうち軸線方向の一方側の端部に突設されて、圧延リングの軸線方向の一方側へ向けた移動を規制するフランジと、シャフト部材の外周面のうち軸線方向の他方側の端部に螺着する押圧ナットと、押圧ナットを軸線方向に貫通して形成される複数のネジ孔と、各ネジ孔に螺着するとともに、圧延リングの軸線方向の他方側に隣接配置されるスペーサを介して、該圧延リングを軸線方向の一方側へ向けて押圧するネジ軸と、を備えている。
また、圧延加工時においては、圧延リング近傍に冷却水が供給される。
このようにシャフト部材に腐食が発生すると、圧延リングがスリップしたり、シャフト部材の摩耗が早まったりして、圧延加工の精度や工具寿命に影響する。
すなわち、本発明の圧延ロールは、軸線回りに回転させられるシャフト部材と、前記シャフト部材の外周面に嵌合する圧延リングと、前記シャフト部材の外周面に設けられ、前記シャフト部材に対する前記圧延リングの軸線方向の一方側へ向けた移動を規制する支持部と、前記シャフト部材の外周面に嵌合するとともに、前記圧延リングの軸線方向の他方側に設けられる介装リングと、前記シャフト部材の外周面に螺着するとともに、前記介装リングの軸線方向の他方側に隣接配置される押圧ナットと、前記押圧ナットを軸線方向に貫通して形成されるネジ孔と、前記ネジ孔に螺着するとともに、前記介装リングを軸線方向の一方側に向けて押圧可能なネジ軸と、を備え、前記押圧ナットには、軸線方向の一方側に向けて開口し、前記ネジ孔よりも径方向外側に位置する内周面を有する嵌合穴部が形成され、前記介装リングは、前記嵌合穴部内に嵌合する嵌合軸部を有し、前記嵌合穴部の内周面と前記嵌合軸部の外周面とは、互いに径方向に対向配置され、前記ネジ軸は、前記嵌合軸部における軸線方向の他方側の端面を押圧することで、前記介装リングを軸線方向の一方側に向けて押圧し、前記押圧ナットと前記介装リングの間における少なくとも一部以上が、前記嵌合穴部の内周面と前記嵌合軸部の外周面との間に設けられた環状のシール部材によって、外周から内周側への液体の通過を規制するようにシールされていることを特徴とする。
本発明ではこのような構成を用いたことにより、例えば圧延リングを固定するために油圧調整機構等を用いるような、複雑で大掛かりな設備は不要となり、設備を簡素化することができる。
そこで、この圧延ロールでは、押圧ナットと介装リングの間における少なくとも一部以上を、外周から内周側への液体の通過を規制するようにシールする構成を採用した。つまり、押圧ナットと介装リングの間における少なくとも一部以上がシールされており、これら部材同士の間を通して、圧延ロールの外部から内部へ液体が流入することが規制されている。これにより、圧延加工時に供給される冷却水が、これらの押圧ナットと介装リングの間を通して、圧延リングとシャフト部材の間に浸入することを防止できる。
このように冷却水の浸入を防止できるため、シャフト部材の腐食を防止することが可能になり、圧延リングのスリップやシャフト部材の摩耗が効果的に抑制される。
よって、上述した本発明の作用効果が、より安定して奏功される。
これにより、シャフト部材のみならず、押圧ナット、ネジ軸及び介装リングの腐食についても防止することができる。
これにより、シャフト部材の腐食をより確実に防止できる。
従って、押圧ナットのネジ孔にネジ軸をねじ込み、介装リングを介して圧延リングを軸線方向に押圧してシャフト部材に固定する際、介装リングの端面がネジ軸の押圧力により変形してしまう(窪んでしまう)ことを抑制できる。
これにより、シャフト部材に対して圧延リングを確実に固定することができる。また、ネジ軸によって介装リングの端面を繰り返し押圧しても、上述の作用効果が安定して奏功される。
具体的に、介装リングの端面のうちネジ軸が押圧する部分の硬度は、例えばロックウェル硬さで45HRC以上であることが好ましい。これにより、介装リングの端面が変形することを格別顕著に抑制できる。
具体的に、圧延リングを固定する際に、押圧ナットのネジ孔にネジ軸を締め込んでいくと、この圧延ロールには、軸線方向に例えば500〜600tもの大きな軸方向荷重(側圧)が作用し、この側圧を受ける支持部に応力が集中しやすくなる。
従って、圧延リングを安定して固定することができ、該圧延リングのスリップ等を防止できる。
本実施形態の圧延ロール1は、例えば線材や棒鋼等となる各種金属素材に対して、圧延加工を施すものである。圧延ロール1は、そのシャフト部材2に対して圧延機の回転トルクが伝達されることにより、軸線O回りに回転駆動させられる。
また、圧延加工時には、圧延ロール1の圧延リング3近傍に対して、外部から冷却水が供給される。
本実施形態の例では、圧延リング3、支持ナット4、介装リング5、押圧ナット6及びスペーサ8の外径が、互いに略同一とされている。ただしこれに限定されるものではなく、これら部材の外径は、互いに異なっていてもよい。
なお、これらの部材を構成する材料の種類(材質)は、上記の例に限定されるものではない。
本明細書では、シャフト部材2の軸線Oが延びる方向を軸線O方向という。また、図1において、軸線O方向に沿って押圧ナット6から支持ナット4側へ向かう方向を軸線O方向の一方側(又は単に一方側)といい、支持ナット4から押圧ナット6側へ向かう方向を軸線O方向の他方側(又は単に他方側)という。
また、軸線Oに直交する方向を径方向といい、径方向のうち、軸線Oに接近する向きを径方向の内側といい、軸線Oから離間する向きを径方向の外側という。
また、軸線O回りに周回する方向を周方向という。
シャフト部材2は、多段円柱状をなしている。シャフト部材2の両端部(又はいずれかの端部のみでもよい)は、不図示の圧延機に回転可能に支持されている。圧延加工時において、シャフト部材2は、軸線O回りの周方向のうち所定の回転方向に回転させられる。
なお、本明細書でいう「シャフト部材2の外周面」とは、シャフト部材2のうち両端部間に位置する前記中間部分の外周面を指している。
圧延リング3は、円筒状をなしており、シャフト部材2の外周面に嵌合している。本実施形態では、圧延リング3が、シャフト部材2の外周面に、軸線O方向に間隔をあけて複数(図1の例では2つ)設けられている。ただしこれに限定されるものではなく、圧延リング3は、シャフト部材2の外周面に、1つのみ設けられていてもよい。
圧延加工時において、圧延リング3の成形溝10は、金属素材からなるワーク(被圧延材)に直接接触させられて、ワークを成形する。成形溝10の縦断面視(図1に示される軸線O方向に沿う断面視)の形状は、ワークに対応して設定される。
支持ナット(支持部)4は、シャフト部材2の外周面に設けられ、該シャフト部材2に対する圧延リング3の軸線O方向の一方側へ向けた移動を規制する。そして本実施形態では、このような機能を備える支持部として、シャフト部材2の外周面に螺着する支持ナット4が用いられている。
なお、支持ナット4の軸線O方向に沿う長さ(螺着領域)は、30mm以上であることが好ましい。
図示の例では、支持ナット4の軸線O方向の他方側の端面(他方側を向く側面)に対して、圧延リング3の軸線O方向の一方側の端面(一方側を向く側面)が、直接当接している。ただしこれに限定されるものではなく、支持ナット4と圧延リング3の間には、スペーサ8が介装されていてもよい。
スペーサ8は、シャフト部材2の外周面において、軸線O方向に隣り合う圧延リング3同士の間に介装されている。なお、本実施形態の例では、スペーサ8が、シャフト部材2の外周面に1つのみ設けられているが、複数設けられていてもよい。
図1及び図2に示されるように、介装リング5は、シャフト部材2の外周面に嵌合しており、圧延リング3の軸線O方向の他方側に設けられている。
本実施形態の例では、介装リング5の軸線O方向の一方側の端面(一方側を向く側面、つまり図2において右側を向く面)に対して、圧延リング3の軸線O方向の他方側の端面(他方側を向く側面、つまり図2において左側を向く面)が、直接当接している。ただしこれに限定されるものではなく、介装リング5と圧延リング3の間には、スペーサ8が介装されていてもよい。
なお、嵌合軸部11は、介装リング5のうち少なくとも軸線O方向の他方側の端部に形成されていればよい。また、嵌合軸部11は、介装リング5の全長にわたって形成されていてもよい。
具体的に、介装リング5の前記端面のうち、ネジ軸7が押圧する部分の硬度は、例えばロックウェル硬さで45HRC以上であることが好ましい。
押圧ナット6は、シャフト部材2の外周面に螺着するとともに、介装リング5の軸線O方向の他方側に隣接配置される。押圧ナット6は、シャフト部材2の外周面において他方側の端部に位置する雄ネジ部に螺着している。
また、押圧ナット6においてネジ孔12は、周方向に互いに間隔をあけて複数形成されている。本実施形態では、これらのネジ孔12が、周方向に等間隔をあけて配置されている。
なお、本明細書においては、嵌合穴部13の内周面と、嵌合軸部11の外周面とが嵌合する部分を指して、「所定位置」ということがある。
ネジ軸7は、押圧ナット6のネジ孔12に螺着しているとともに、介装リング5を軸線O方向の一方側に向けて押圧可能である。本実施形態の例では、ネジ軸7として、該ネジ軸7の全長にわたって外径が一定に形成された、六角穴付き止めネジが用いられている。ただしこれに限定されるものではなく、例えばネジ軸7は、押圧ナット6の軸線O方向の他方側の端面から頭部が突出させられ、該頭部に連設されたネジ部が、ネジ孔12に螺着するとともに該ネジ孔12の軸線O方向の一方側の端部から突出させられた、頭付きボルトであってもよい。
シール部材9は、圧延ロール1の外部から供給される冷却水が、該圧延ロール1の内部に浸入することを防止するものであり、弾性変形可能に形成されている。ただし、冷却水の浸入を防止できる機能を有していればよく、弾性変形不能であってもよい。
具体的に、このシール部材9cは、上記所定位置において、嵌合穴部13の内周面及び嵌合軸部11の外周面のいずれかに形成された環状溝内に収容されている。また、シール部材9cは、前記環状溝の3方の内壁(一対の側壁及び底壁)に密着しているとともに、該環状溝の開口部から僅かに突出するように設けられており、この環状溝に対向する周面部分に対しても、密着させられている。
なお、シール部材9cについては、軸線O方向に互いに間隔をあけて、又は隣接して、複数設けられていてもよい。
シール部材9dは、介装リング5における軸線O方向の一方側の端面、及び、該介装リング5の一方側に隣接する圧延リング3における軸線O方向の他方側の端面、のいずれかに形成された環状溝内に収容されている。また、シール部材9dは、前記環状溝の3方の内壁(一対の側壁及び底壁)に密着しているとともに、該環状溝の開口部から僅かに突出するように設けられており、この環状溝に対向する端面部分に対しても、密着させられている。
シール部材9eは、圧延リング3における軸線O方向の一方側の端面、及び、該圧延リング3の一方側に隣接するスペーサ8における軸線O方向の他方側の端面、のいずれかに形成された環状溝内に収容されている。また、シール部材9eは、前記環状溝の3方の内壁(一対の側壁及び底壁)に密着しているとともに、該環状溝の開口部から僅かに突出するように設けられており、この環状溝に対向する端面部分に対しても、密着させられている。
シール部材9fは、スペーサ8における軸線O方向の一方側の端面、及び、該スペーサ8の一方側に隣接する圧延リング3における軸線O方向の他方側の端面、のいずれかに形成された環状溝内に収容されている。また、シール部材9fは、前記環状溝の3方の内壁(一対の側壁及び底壁)に密着しているとともに、該環状溝の開口部から僅かに突出するように設けられており、この環状溝に対向する端面部分に対しても、密着させられている。
シール部材9gは、圧延リング3における軸線O方向の一方側の端面、及び、該圧延リング3の一方側に隣接する支持ナット4における軸線O方向の他方側の端面、のいずれかに形成された環状溝内に収容されている。また、シール部材9gは、前記環状溝の3方の内壁(一対の側壁及び底壁)に密着しているとともに、該環状溝の開口部から僅かに突出するように設けられており、この環状溝に対向する端面部分に対しても、密着させられている。
この圧延ロール1では、押圧ナット6のネジ孔12に対するネジ軸7の螺着位置(ねじ込み量)を調整し、該ネジ軸7で介装リング5を軸線O方向の一方側へ向けて押し込むことにより、該介装リング5を介して、圧延リング3が軸線O方向の一方側へ押圧される。圧延リング3は、支持ナット4により軸線O方向の一方側へ向けた移動が規制されているため、軸線O方向の両側から挟持されることとなり、シャフト部材2に固定される。またスペーサ8についても、上記同様の作用により、シャフト部材2に固定される。
本実施形態ではこのような構成を用いたことにより、例えば圧延リング3を固定するために油圧調整機構等を用いるような、複雑で大掛かりな設備は不要となり、設備を簡素化することができる。
そこで、この圧延ロール1では、押圧ナット6と介装リング5の間における少なくとも一部以上を、外周から内周側への液体の通過を規制するようにシールする構成を採用した。つまり、押圧ナット6と介装リング5の間における少なくとも一部以上がシールされており、これら部材6、5同士の間を通して、圧延ロール1の外部から内部へ液体が流入することが規制されている。これにより、圧延加工時に供給される冷却水が、これらの押圧ナット6と介装リング5の間を通して、圧延リング3とシャフト部材2の間に浸入することを防止できる。
このように冷却水の浸入を防止できるため、シャフト部材2の腐食を防止することが可能になり、圧延リング3のスリップやシャフト部材2の摩耗が効果的に抑制される。
よって、上述した本実施形態の作用効果が、より安定して奏功される。
これにより、シャフト部材2のみならず、押圧ナット6、ネジ軸7及び介装リング5の腐食についても防止することができる。
これにより、シャフト部材2の腐食をより確実に防止できる。
従って、押圧ナット6のネジ孔12にネジ軸7をねじ込み、介装リング5を介して圧延リング3を軸線O方向に押圧してシャフト部材2に固定する際、介装リング5の端面がネジ軸7の押圧力により変形してしまう(窪んでしまう)ことを抑制できる。
これにより、シャフト部材2に対して圧延リング3を確実に固定することができる。また、ネジ軸7によって介装リング5の端面を繰り返し押圧しても、上述の作用効果が安定して奏功される。
すなわちこの場合、シャフト部材2に対して圧延リング3を固定するときに、支持部(支持ナット4)の変形を抑えることができる。
ここで、例えば従来のように、支持部として、シャフト部材に一体に形成されて外周面から突設するフランジを設けていると、このフランジに大きな側圧が作用して、フランジの根本部分に変形等が生じる可能性がある。フランジに変形等が生じた場合、シャフト部材に対して圧延リングを安定して固定できなくなる。
従って、圧延リング3を安定して固定することができ、該圧延リング3のスリップ等を防止できる。
なお、支持ナット4の軸線O方向の長さ(螺着領域)が30mm以上であると、応力分散の効果がより安定的に得られやすい。また押圧ナット6についても、支持ナット4に作用する側圧と同様の側圧が作用(反作用)することがあるため、軸線O方向の長さ(螺着領域)は30mm以上であることが好ましい。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
2 シャフト部材
3 圧延リング
4 支持ナット(支持部)
5 介装リング
6 押圧ナット
7 ネジ軸
9c シール部材
9d シール部材
9e シール部材
9f シール部材
9g シール部材
12 ネジ孔
O 軸線
Claims (5)
- 軸線回りに回転させられるシャフト部材と、
前記シャフト部材の外周面に嵌合する圧延リングと、
前記シャフト部材の外周面に設けられ、前記シャフト部材に対する前記圧延リングの軸線方向の一方側へ向けた移動を規制する支持部と、
前記シャフト部材の外周面に嵌合するとともに、前記圧延リングの軸線方向の他方側に設けられる介装リングと、
前記シャフト部材の外周面に螺着するとともに、前記介装リングの軸線方向の他方側に隣接配置される押圧ナットと、
前記押圧ナットを軸線方向に貫通して形成されるネジ孔と、
前記ネジ孔に螺着するとともに、前記介装リングを軸線方向の一方側に向けて押圧可能なネジ軸と、を備え、
前記押圧ナットには、軸線方向の一方側に向けて開口し、前記ネジ孔よりも径方向外側に位置する内周面を有する嵌合穴部が形成され、
前記介装リングは、前記嵌合穴部内に嵌合する嵌合軸部を有し、
前記嵌合穴部の内周面と前記嵌合軸部の外周面とは、互いに径方向に対向配置され、
前記ネジ軸は、前記嵌合軸部における軸線方向の他方側の端面を押圧することで、前記介装リングを軸線方向の一方側に向けて押圧し、
前記押圧ナットと前記介装リングの間における少なくとも一部以上が、前記嵌合穴部の内周面と前記嵌合軸部の外周面との間に設けられた環状のシール部材によって、外周から内周側への液体の通過を規制するようにシールされていることを特徴とする圧延ロール。 - 請求項1に記載の圧延ロールであって、
前記圧延リングの軸線方向の両端面に、軸線回りに延びる環状のシール部材が設けられることを特徴とする圧延ロール。 - 請求項1又は2に記載の圧延ロールであって、
前記介装リングの軸線方向の一方側の端面に、軸線回りに延びる環状のシール部材が設けられることを特徴とする圧延ロール。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の圧延ロールであって、
前記嵌合軸部における軸線方向の他方側の端面のうち、少なくとも前記ネジ軸が押圧する部分に、表面硬化処理が施されていることを特徴とする圧延ロール。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の圧延ロールであって、
前記支持部は、前記シャフト部材の外周面に螺着するとともに、前記圧延リングの軸線方向の一方側に配設される支持ナットであることを特徴とする圧延ロール。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015066761A JP6455276B2 (ja) | 2015-03-27 | 2015-03-27 | 圧延ロール |
PCT/JP2016/059558 WO2016158722A1 (ja) | 2015-03-27 | 2016-03-25 | 圧延ロール |
US15/560,235 US10369605B2 (en) | 2015-03-27 | 2016-03-25 | Rolling mill roll |
TW105109511A TWI670123B (zh) | 2015-03-27 | 2016-03-25 | 軋輥 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015066761A JP6455276B2 (ja) | 2015-03-27 | 2015-03-27 | 圧延ロール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016185557A JP2016185557A (ja) | 2016-10-27 |
JP6455276B2 true JP6455276B2 (ja) | 2019-01-23 |
Family
ID=57004262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015066761A Active JP6455276B2 (ja) | 2015-03-27 | 2015-03-27 | 圧延ロール |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10369605B2 (ja) |
JP (1) | JP6455276B2 (ja) |
TW (1) | TWI670123B (ja) |
WO (1) | WO2016158722A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107649519A (zh) * | 2017-08-14 | 2018-02-02 | 浙江恒成硬质合金有限公司 | 一种带预紧力的硬质合金复合辊 |
CN107639117B (zh) * | 2017-09-07 | 2024-04-30 | 浙江恒成硬质合金有限公司 | 一种硬质合金复合辊 |
CN115532838B (zh) * | 2022-10-09 | 2023-11-21 | 江苏锦航机械制造有限公司 | 一种带有裂缝填补结构的轧辊及其使用方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4622730A (en) * | 1984-03-30 | 1986-11-18 | Rolf Steinbock | Apparatus to mechanically stress a bolt-type fastener |
JP2537658Y2 (ja) * | 1987-09-17 | 1997-06-04 | 三菱マテリアル株式会社 | 圧延ロール |
JP3198877B2 (ja) * | 1995-07-24 | 2001-08-13 | 三菱マテリアル株式会社 | 簡易クランプ式圧延ロール |
-
2015
- 2015-03-27 JP JP2015066761A patent/JP6455276B2/ja active Active
-
2016
- 2016-03-25 US US15/560,235 patent/US10369605B2/en active Active
- 2016-03-25 WO PCT/JP2016/059558 patent/WO2016158722A1/ja active Application Filing
- 2016-03-25 TW TW105109511A patent/TWI670123B/zh active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW201703890A (zh) | 2017-02-01 |
US20180071802A1 (en) | 2018-03-15 |
JP2016185557A (ja) | 2016-10-27 |
US10369605B2 (en) | 2019-08-06 |
WO2016158722A1 (ja) | 2016-10-06 |
TWI670123B (zh) | 2019-09-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5735788A (en) | Simple clamp type mill roll | |
JP6455276B2 (ja) | 圧延ロール | |
US9238269B2 (en) | End mill and shank structure of end mill | |
JP2006322579A (ja) | 転がり軸受 | |
EP2684281B1 (de) | Spalttopf einer magnetkupplung, insbesondere einer magnetkupplungspumpe | |
CN102472379A (zh) | 凸轮从动件及凸轮从动件的制造方法 | |
JP5087738B2 (ja) | ロール及び該ロールのためのリング | |
WO2011132580A1 (ja) | 減速装置 | |
JP2017506316A (ja) | 機械要素 | |
EP1378298A2 (en) | Rolling mill roll assembly | |
JP2016060269A (ja) | ホイールナットセットの取り付け方法 | |
KR101990174B1 (ko) | 구름 베어링 | |
EP2837844B1 (en) | Shear valve and torque limiter | |
US8231279B2 (en) | Unit for supporting axle-shaft of go-karts | |
JP2021519890A (ja) | 回転シャフトと固定フレームの間におけるシールのための金属シール・アッセンブリ | |
JP2006162011A (ja) | 予圧機構付き転がり軸受 | |
TWI538750B (zh) | 用於在一滾壓設備中之滾子的滾子裝置 | |
JP3237666B2 (ja) | 圧延ロールとその組立方法 | |
JP4198961B2 (ja) | 圧力リリーフバルブ | |
JP2001314906A (ja) | 圧延用スリーブロールとその組立方法 | |
JP6154791B2 (ja) | ワイパーリングを備えたボールねじ装置 | |
JP2021154342A (ja) | 圧延ロール | |
JP2010133489A (ja) | 外面ねじ溝付き直動軸受及びその製造方法 | |
JPH0123602Y2 (ja) | ||
RU118343U1 (ru) | Запорный элемент фурнитуры |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170926 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180911 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181012 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181029 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181120 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181203 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6455276 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |