JP6454636B2 - 無線制御装置とそのプロトコル切替方法およびプログラム - Google Patents

無線制御装置とそのプロトコル切替方法およびプログラム Download PDF

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Description

この発明は、プロトコル切替機能を備えた無線制御装置とそのプロトコル切替方法およびプログラムに関する。
無線通信システムにおいて、無線制御局が複数のプロトコルを時分割で切り替えることで、それぞれのプロトコルを使用する端末局とデータ通信を行うシステムが提案されている。例えば、特許文献1には、制御局が複数の指向性アンテナを備え、一定時間ごとに上記複数の指向性アンテナを切り替えることにより、異なる端末局との間でデータを送受信する技術が記載されている。
特開平7−131411号公報
ところが、特許文献1に記載されたシステムでは、制御局が、指向性アンテナを切り替える際に通信中の端末局との間でその都度終了通知手順を実行して通信を終了し、しかるのち他の指向性アンテナに切り替えて他の端末局と通信を行うようにしている。このため、通信を終了した端末局が通信を再開するには、当該端末局と制御局との間でネットワークのサーチ、接続および認証処理を含む起動シーケンスを実行し直す必要があり、通信を再開するまでに時間と処理負荷が掛かっていた。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、通信デバイスとの通信中にプロトコルの切替えを行った場合に当該通信デバイスとの間の通信を短時間に再開できるようにした無線制御装置とそのプロトコル切替方法およびプログラムを提供しようとするものである。
上記課題を解決するためにこの発明の第1の態様は、通信のためのプロトコルを第1のプロトコルと第2のプロトコルとの間で切替えることで、上記第1および第2のプロトコルに対応する通信デバイスとの間でそれぞれ通信を行う無線制御装置とそのプロトコル切替方法およびプログラムにあって、上記第1のプロトコルを用いて上記通信デバイスとの間で通信を行っている状態で、当該通信デバイスとの間で終了通知手順を実行せずに、上記第1のプロトコルを上記第2のプロトコルに切替える処理と、上記第1のプロトコルから上記第2のプロトコルへの切替えに先立ち上記通信デバイスとの通信に係る通信パラメータ情報をメモリに保存し、当該通信パラメータ情報を上記第2のプロトコルへの切替え後も保持する処理と、上記通信パラメータを保存する際に、上記通信デバイスからのデータ受信間隔を表す統計値を算出して、当該算出されたデータ受信間隔を表す統計値を上記メモリに保存する処理と、上記第2のプロトコルから上記第1のプロトコルへの再切替えが行われた場合に、上記メモリに保存されている通信パラメータ情報に基づいて上記通信デバイスとの間の通信状態を復元するための再起動処理と、上記再起動処理を実行してから、上記メモリに保存されているデータ受信間隔の統計値により示される時間を経過するまでの第1の期間に、上記通信デバイスからデータを受信したか否かを判定し、上記第1の期間に上記通信デバイスからデータを受信しなかった場合には、上記メモリに保存されている上記通信パラメータ情報を削除する処理とを実行するようにしたものである。
この発明の第の態様は、通信デバイスが予め設定された周期で無線制御装置の動作状態を確認するためのポーリング手順を実行する機能を備えている場合に、上記第1のプロトコルを用いて上記通信デバイスとの間で通信を行っている状態で、当該通信デバイスとの間で終了通知手順を実行せずに、上記第1のプロトコルを上記第2のプロトコルに切替える処理と、上記第1のプロトコルから上記第2のプロトコルへの切替えに先立ち上記通信デバイスとの通信に係る通信パラメータ情報をメモリに保存し、当該通信パラメータ情報を上記第2のプロトコルへの切替え後も保持する処理と、上記第2のプロトコルから上記第1のプロトコルへの再切替えが行われた場合に、上記メモリに保存されている通信パラメータ情報に基づいて上記通信デバイスとの間の通信状態を復元するための再起動処理と、上記再起動処理を実行してから、上記ポーリング手順を実行する周期が経過するまでの第2の期間に、上記通信デバイスからデータを受信したか否かを判定し、上記第2の期間に上記通信デバイスからデータを受信しなかった場合に、上記メモリに保存されている上記通信パラメータ情報を削除する処理とを実行するようにしたものである。
この発明の第1の態様によれば、通信デバイスとの間で通信が行われている状態でプロトコルを切替える場合に、上記通信デバイスとの間の終了通知手順は実行されず、当該通信デバイスとの間の通信に使用している通信パラメータ情報が上記プロトコルの切替えに先立ち保存される。そして、プロトコルが再度切替えられて上記通信デバイスとの間の通信が可能な状態になった場合に、上記保存されている通信パラメータ情報に従い上記通信デバイスとの間の通信状態が復元される。したがって、通信デバイスとの間の通信を再開する際に、当該通信デバイスとの間で認証手順等を含む初期起動シーケンスを最初からやり直す必要がなくなり、これにより短時間に通信を再開することが可能となる。また、無線制御装置および通信デバイスの処理負荷も軽減される。
さらに、この発明の第の態様によれば、プロトコルの切替えが行われる前に通信デバイスからのデータ受信間隔を示す統計値が算出されてメモリに保存され、通信デバイスとの間の通信が再起動されてから上記統計値により示される期間が経過するまでに通信デバイスからデータが受信されないと、当該通信デバイスの通信に係る通信パラメータ情報がメモリから消去される。このため、プロトコル切替前に保存した通信パラメータ情報が、通信デバイスがデータ送信を自主的に中止したにもかかわらず半永久的に保存され続ける不具合を防止することができる。
この発明の第3の態様によれば、通信デバイスとの間の通信が再起動されてから、通信デバイスによるポーリング周期に相当する期間が経過するまでに、上記通信デバイスからデータが受信されないと、当該通信デバイスの通信に係る通信パラメータ情報がメモリから消去される。このため、プロトコル切替前に保存した通信パラメータ情報が、通信デバイスがデータ送信を自主的に中止したにもかかわらず半永久的に保存され続ける不具合を防止することができる。
すなわちこの発明の各態様によれば、通信デバイスとの通信中にプロトコルの切替えを行った場合に当該通信デバイスとの間の通信を短時間に再開することができる無線制御装置とそのプロトコル切替方法およびプログラムを提供することができる。
この発明の一実施形態に係る無線制御装置を備えた無線通信システムの概略構成図。 図1に示した無線通信システムにおけるアクセスポイントの機能構成を示すブロック図。 図2に示したアクセスポイントにおける通信パラメータ保存制御部の制御手順と制御内容を示すフローチャート。 図2に示したアクセスポイントにおける再起動制御部の制御手順と制御内容を示すフローチャート。 図1に示した無線通信システムの動作シーケンスを示す図。 図2に示したアクセスポイントの通信パラメータ保存部に保存される通信パラメータの一例を示す図。
以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態を説明する。
[一実施形態]
(構成)
図1は、この発明の一実施形態に係る無線制御装置を備えた無線通信システムの概略構成図である。
一実施形態における無線通信システムは、例えば無線LAN(Local Area Network)を用いたもので、無線制御装置の機能を有する親機としてのアクセスポイントBSと、このアクセスポイントBSが形成する無線エリア内でアクセスポイントBSとの間で無線通信を行う子機としての複数の通信デバイスDT1〜DTnとを備えている。
アクセスポイントBSは、複数種のプロトコル、例えば920MHz帯のIEEE802.15.4、IEEE802.15.4e、IEEE802.15.4g、IEEE802.15.4d、TTC標準JJ-300.10(Wi-SUN, Zigbee(登録商標) IP)等の標準規格で定められたプロトコルや、その他の独自に定められたプロトコルに対応可能であり、予め決められた周期でプロトコルを切り替え、切り替えたプロトコルにより、当該プロトコルに対応可能な通信デバイスとの間で無線信号を送受信する。
通信デバイスDT1〜DTnは、例えばアンテナおよびICチップを備えたセンサ機器、当該センサ機器を備えた携帯電話やスマートフォン、ウェアラブル端末、センサ機器を備えていない携帯電話機やスマートフォン等の携帯端末からなり、上記複数のプロトコルのうち一種類以上のプロトコルに対応可能である。
ところで、アクセスポイントBSは以下のような機能を備えている。図2はその機能構成を示すブロック図である。
すなわち、アクセスポイントBSは、制御ユニット1と、記憶ユニット2と、無線インタフェースユニット3と、有線インタフェースユニット4とを備えている。
無線インタフェースユニット3は、制御ユニット1の制御の下、通信デバイスDT1〜DTnとの間で上記した複数種のプロトコルにより規定された無線通信方式により無線通信を行う。有線インタフェースユニット4は、図示しないゲートウェイ等のネットワーク接続装置を介して、インターネット等の上位ネットワークとの間で通信を行う。
記憶ユニット2は、記憶媒体として例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の随時書き込みおよび読み出しが可能な不揮発性メモリを用いたもので、本実施形態を実現する上で必要な記憶領域として、起動制御情報記憶部21および通信パラメータ記憶部22を備えている。
起動制御情報記憶部21には、通信デバイスDT1〜DTnとの間を接続するための起動シーケンスにおいて使用する認証情報等が予め記憶されている。通信パラメータ記憶部22は、通信デバイスDT1〜DTnとの間でデータ通信を行っている状態でプロトコルの切替えが行われる場合に、当該通信デバイスDT1〜DTnとの間の通信に係る各種通信パラメータを保存するために使用される。
制御ユニット1は、例えばCPU(Central Processing Unit)とプログラムメモリを備え、本実施形態を実現するために必要な制御機能として、起動制御部11と、プロトコル切替制御部12と、通信パラメータ保存制御部13と、再起動制御部14と、データ送受信制御部15とを備えている。これらの制御部11〜15はいずれもプログラムメモリに格納されたプログラムを上記CPUに実行させることにより実現される。
起動制御部11は、待機中の通信デバイスDT1〜DTnから接続要求を受信した場合に、上記起動制御情報記憶部21に記憶された認証情報等に基づいて、上記通信デバイスDT1〜DTnとの間で所定の起動シーケンスを実行し、通信デバイスDT1〜DTnとの間に通信リンクを確立する。
プロトコル切替制御部12は、自装置が備える複数種のプロトコルを切り替えるための制御を実行する。このプロトコルの切替制御方式には、例えば自装置が備える複数種のプロトコルを所定の周期で順次切り替え、かつ隣接する他の無線制御装置との間で同一期間に実行されるプロトコルが排他的となるような方式が採用される。またプロトコル切替制御部12は、プロトコルの切替えに際し、通信中の通信デバイスがあっても当該通信デバイスとの間で終了通知手順を実行しない。
通信パラメータ保存制御部13は、上記プロトコル切替制御部12によりプロトコルの切替えが行われる場合に、当該切替えに先立ち、通信中の通信デバイスDT1〜DTnの各々についてその通信パラメータを通信パラメータ記憶部22に記憶させる。また通信パラメータ保存制御部13は、通信中の通信デバイスDT1〜DTnの各々について、当該通信デバイスDT1〜DTnから送信されるデータの受信間隔を表す統計値を計算し、この計算されたデータの受信間隔を表す統計値を上記通信パラメータと共に上記通信パラメータ記憶部22に記憶させる。
再起動制御部14は、上記プロトコル切替制御部12によりプロトコルの切替えが行われるごとに、上記通信パラメータ保存制御部13に保存されている通信パラメータを参照して、対応する通信デバイスとの間の通信状態をプロトコル切替前の状態に復元するための再起動処理を実行する。
データ送受信制御部15は、上記起動制御および再起動制御により通信デバイスDT1〜DTnとの間に通信リンクが確立された状態において、通信デバイスDT1〜DTnから送信されたデータを無線インタフェースユニット3を介して受信し、受信されたデータを有線インタフェースユニット4から上位網に向け送信する処理を実行する。
(動作)
次に、以上のように構成されたアクセスポイントBSの動作を説明する。
(1)起動制御シーケンス
ここでは、アクセスポイントBSにおいて第1のプロトコルが設定されている期間に、例えば通信デバイスDT1がセンサデータを送信しようとする場合を例にとって説明する。図5の処理Aにこのときの起動制御シーケンスを示す。
すなわち、通信デバイスDT1は先ずサーチ処理においてネットワーク(アクセスポイント)のサーチを行い、これにより通信可能なアクセスポイントBSを選択する。そして、この選択したアクセスポイントBSに対し接続要求を送信する。そうすると、通信デバイスDT1とアクセスポイントBSとの間ではアソシエーション処理が実行され、続いて通信デバイスDT1においてIPアドレスの生成およびアドレス確認のための処理が行われる。
次に、通信デバイスDT1とアクセスポイントBSとの間では認証手順が実行される。この認証手順では、アクセスポイントBSの起動制御部11が、通信デバイスDT1から送信される認証IDおよびパスワードを起動制御情報記憶部21に記憶されている認証情報と照合し、通信デバイスDT1が登録済か否かを判定する処理が行われる。なお、この認証手順では、アクセスポイントBSが保持する認証情報と同一の認証情報をデバイスDT1が保持しているか否かを判定するようにしてもよい。以上の認証処理の結果、通信デバイスDT1が登録済であれば、或いはアクセスポイントBSが保持する認証情報と同一の認証情報を保持していれば、アクセスポイントBSにより通信デバイスDT1との間に通信リンクが確立され、以後通信デバイスDT1はセンサデータの送信が可能となる。アクセスポイントBSのデータ送受信制御部15は、上記通信デバイスDT1から送信されたセンサデータを無線インタフェースユニット3を介して受信し、当該受信されたセンサデータを有線インタフェースユニット4から上位ネットワークに向け送信する。
(2)プロトコル切替えに伴う通信パラメータ保存制御シーケンス
上記通信デバイスDT1がセンサデータの送信を行っている期間に、アクセスポイントBSはプロトコル切替のための準備として、通信パラメータ保存制御部13の制御の下、以下のように通信パラメータの保存制御を実行する。図3はその制御手順と制御内容を示すフローチャートである。
すなわち、通信パラメータ保存制御部13は、先ずステップS11において通信デバイスDT1から送信されるセンサデータの受信を監視し、通信デバイスDT1から予め設定したしきい値Θ、例えば3以上のデータ受信があったか否かをステップS12で判定する。そして、しきい値Θ以上の数のデータ受信が検出されると、ステップS13において上記データ受信間隔を表す統計値を計算する。
例えば、いま同一の通信デバイスDT1から受信したセンサデータの受信間隔をd1,d2,d3,…,dnとすると、その平均avg および分散var をそれぞれ
n
avg =Σdi/n
i=1
n n
var ={Σ(di) 2/n}−{Σdi/n} 2
i=1 i=1
により算出する。
そして、この平均および分散の計算値の和を求めてその値をデータ受信周期とし、このデータ受信周期を上記データ受信間隔を表す統計値として、ステップS14により通信デバイスDT1の識別情報に関連付けて通信パラメータ記憶部22に保存する。なお、ステップS12により、しきい値Θ以上の数のデータ受信が確認されない間は、ステップS11に戻ってセンサデータの受信監視を続ける。
通信パラメータ保存制御部13は、次にステップS15において、上記データ送信中の通信デバイスDT1の通信パラメータを通信デバイスDT1の識別情報に関連付けて通信パラメータ記憶部22に保存する。保存対象の通信パラメータは、例えばネットワーク名およびネットワークIDを含むネットワーク情報と、認証IDおよびパスワードからなる認証情報と、認証後に生成された通信デバイスDT1のMACアドレス、IPV6アドレスおよび暗号化キー等のデバイス情報から構成される。図6にその一例を示す。
上記通信パラメータの保存処理が完了すると、アクセスポイントBSはプロトコル切替制御部12の制御の下、予め決められた切替タイミングにおいて、プロトコルを第1のプロトコルから第2のプロトコルに切替える。なお、上記プロトコルの切替えにおいて、アクセスポイントBSは上記データ送信中の通信デバイスDT1との間で終了通知手順を実行しない。
従って、通信デバイスDT1はアクセスポイントBSのプロトコルが第2のプロトコルに切替った後も、通信リンクが維持されているものと見なしてセンサデータの送信を続ける。なお、アクセスポイントBSは第2のプロトコルに切り替わっているため上記センサデータを受信できないが、一般にセンサデータの計測周期は短く設定されているため、部分的に消失したとしても影響は小さい。
(3)プロトコルの再切替後の再起動シーケンス
プロトコル切替制御部12の制御の下、プロトコルを第1のプロトコルに切り替えると、アクセスポイントBSは上記第1のプロトコルによりデータ送信を行っていた通信デバイスDT1との間の通信状態を復元させるための再起動制御シーケンスを以下のように実行する。図4はその制御手順と制御内容を示すフローチャートである。
すなわち、アクセスポイントBSは再起動制御部14の制御の下、先ずステップS21により通信パラメータ記憶部22から対応する通信デバイスDT1の通信パラメータを読み込み、ステップS22においてこの通信パラメータに基づいて起動に必要なパラメータをセットして起動する。続いてステップS23において、通信デバイスDT1のMACアドレスやIPv6アドレス等のデバイス情報をデータ送受信制御部15に登録すると共に復元し、ステップS24においてアクセスポイントBS内における上記通信デバイスDT1との通信状態を復元する。かくして、以後アクセスポイントBSでは、データ送受信制御部15の制御の下、通信デバイスDT1から送信されたセンサデータを受信し、上位ネットワークへ送信する処理が再開される。
また、上記通信状態が復元されるとアクセスポイントBSは、ステップS25において上記通信デバイスDT1からのセンサデータの受信を監視する。そしてステップS26において、上記再起動後、上記通信パラメータ記憶部22に保存されている上記通信デバイスDT1のデータ受信周期に相当する時間内にセンサデータを受信できたか否かを判定する。この判定の結果、上記プロトコル切替前に保存しておいた通信デバイスDT1のデータ受信周期に相当する時間が経過しても、上記通信デバイスDT1からセンサデータが受信されなかったとする。この場合には、通信デバイスDT1は既にデータ送信を終了したか又は放棄したと判断し、ステップS27により通信パラメータ記憶部22から該当する通信デバイスDT1に対応する通信パラメータを削除する。
(効果)
以上詳述したように一実施形態では、アクセスポイントBSにおいて、プロトコルを切替える際に、それに先立ちデータ送信中の通信デバイスDT1の通信パラメータを通信パラメータ記憶部22に保存し、上記通信デバイスDT1との間の終了通知手順を行わずにプロトコルを切替える。そして、上記プロトコルに再度切替えられた場合に、上記通信パラメータ記憶部22に保存されている通信パラメータをもとに、上記通信デバイスDT1に対するアクセスポイントBSの通信状態を復元し、以後通信デバイスDT1から送信されたセンサデータの受信を再開するようにしている。
従って、通信デバイスDT1との間のデータ通信を再開する際に、当該通信デバイスDT1との間で認証手順等を含む起動制御シーケンスを最初からやり直す必要がなくなり、これにより通信デバイスDT1との間のデータ通信を短時間に再開することが可能となる。また、無線制御装置および通信デバイスの処理負荷も軽減される。ちなみに、無線LANのシステムの起動制御シーケンスでは、例えばネットワークサーチに約9秒、アソシエーションに約3秒、認証手順に約10秒が掛かる。このため、上記起動制御シーケンスを省略できることで、20秒以上時間を短縮することが可能となる。
また一実施形態では、通信パラメータを保存する際に通信デバイスDT1からのデータ受信周期を算出して通信パラメータ記憶部22に保存しておく。そして、再起動制御シーケンスを実行する際に、再起動後通信デバイスDT1から上記保存されたデータ受信周期に相当する時間が経過してもセンサデータを受信できない場合には、通信デバイスDT1は既にデータ送信を終了したか又は放棄したと判断し、通信パラメータ記憶部22から該当する通信デバイスDT1に対応する通信パラメータを削除するようにしている。従って、通信デバイスDT1に係る通信パラメータが半永久的に保存され続ける不具合を防止することができる。
さらに、上記データ受信周期の算出に当たり、データ受信間隔の平均だけでなく分散も考慮するようにしたので、データの送信周期が一定ではない通信デバイスについてもそのデータ受信周期を精度良く求めることができる。
[他の実施形態]
前記一実施形態では、通信デバイスDT1からのデータ受信周期を算出して通信パラメータ記憶部22に保存しておき、再起動制御シーケンスを実行する際に、再起動後通信デバイスDT1から上記保存されたデータ受信周期に相当する時間が経過してもセンサデータを受信できない場合に、通信パラメータ記憶部22から通信パラメータを削除するようにした。
しかし、それに限るものではなく、通信デバイスDT1が、予め設定された周期でアクセスポイントBSの動作状態を確認するためのポーリング手順を実行する機能を備えている場合には、再起動制御シーケンスを実行してから、上記ポーリング手順を実行する周期に相当する時間が経過するまでの期間に、通信デバイスDT1からデータを受信できなかった場合に、通信パラメータ記憶部22から通信パラメータを削除するようにしてもよい。
その他、無線通信システムの種類や無線制御装置の構成、プロトコル切替制御、通信パラメータ保存制御および再起動制御の各制御手順と制御内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
BS…アクセスポイント、DT1〜DTn…通信デバイス、1…制御ユニット、2…記憶ユニット、3…無線インタフェースユニット、4…有線インタフェースユニット、11…起動制御部、12…プロトコル切替制御部、13…通信パラメータ保存制御部、14…再起動制御部、15…データ送受信制御部、21…起動制御情報記憶部、22…通信パラメータ記憶部。

Claims (5)

  1. 通信に使用するプロトコルを第1のプロトコルと第2のプロトコルとの間で切替えることで、前記第1および第2のプロトコルに対応する通信デバイスとの間でそれぞれ通信を行う無線制御装置であって、
    前記第1のプロトコルを用いて前記通信デバイスとの間で通信を行っている状態で、当該通信デバイスとの間で終了通知手順を行わずに、前記第1のプロトコルを前記第2のプロトコルに切替える手段と、
    信パラメータ保存制御手段と、
    起動制御手段と
    を具備し、
    前記通信パラメータ保存手段は、
    前記第1のプロトコルから前記第2のプロトコルへの切替えに先立ち、前記通信デバイスとの通信に係る通信パラメータ情報をメモリに保存し、当該通信パラメータ情報を前記第2のプロトコルへの切替え後も保持する手段と、
    前記通信デバイスからのデータ受信間隔を表す統計値を算出し、当該算出されたデータ受信間隔を表す統計値を前記メモリに保存する手段と
    を備え、
    前記再起動制御手段は、
    前記第2のプロトコルから前記第1のプロトコルへの再切替えが行われた場合に、前記メモリに保存されている通信パラメータ情報に基づいて前記通信デバイスとの間の通信状態を復元するための再起動処理を実行する手段と、
    前記再起動処理を実行してから、前記メモリに保存されているデータ受信間隔の統計値により示される時間が経過するまでの第1の期間に、前記通信デバイスからデータを受信したか否かを判定する手段と、
    前記第1の期間に前記通信デバイスからデータを受信しなかった場合に、前記メモリに保存されている前記通信パラメータ情報を削除する手段と
    を備えることを特徴とする無線制御装置。
  2. 通信に使用するプロトコルを第1のプロトコルと第2のプロトコルとの間で切替えることで、前記第1および第2のプロトコルに対応しかつ予め設定された周期で無線制御装置の動作状態を確認するためのポーリング手順を実行する機能を備える通信デバイスとの間でそれぞれ通信を行う前記無線制御装置であって、
    前記第1のプロトコルを用いて前記通信デバイスとの間で通信を行っている状態で、当該通信デバイスとの間で終了通知手順を行わずに、前記第1のプロトコルを前記第2のプロトコルに切替える手段と、
    前記第1のプロトコルから前記第2のプロトコルへの切替えに先立ち、前記通信デバイスとの通信に係る通信パラメータ情報をメモリに保存し、当該通信パラメータ情報を前記第2のプロトコルへの切替え後も保持する通信パラメータ保存制御手段と、
    再起動制御手段
    を具備し、
    前記再起動制御手段は、
    前記第2のプロトコルから前記第1のプロトコルへの再切替えが行われた場合に、前記メモリに保存されている通信パラメータ情報に基づいて前記通信デバイスとの間の通信状態を復元するための再起動処理を実行する手段と、
    前記再起動処理を実行してから、前記ポーリング手順を実行する周期が経過するまでの第2の期間に、前記通信デバイスからデータを受信したか否かを判定する手段と、
    前記第2の期間に前記通信デバイスからデータを受信しなかった場合に、前記メモリに保存されている前記通信パラメータ情報を削除する手段と
    を備えることを特徴とする無線制御装置。
  3. 通信に使用するプロトコルを第1のプロトコルと第2のプロトコルとの間で切替えることで、前記第1および第2のプロトコルに対応する通信デバイスとの間でそれぞれ通信を行う無線制御装置が実行するプロトコル切替方法であって、
    前記第1のプロトコルを用いて前記通信デバイスとの間で通信を行っている状態で、当該通信デバイスとの間で終了通知手順を行わずに、前記第1のプロトコルを前記第2のプロトコルに切替える過程と、
    前記第1のプロトコルから前記第2のプロトコルへの切替えに先立ち前記通信デバイスとの通信に係る通信パラメータ情報をメモリに保存し、当該通信パラメータ情報を前記第2のプロトコルへの切替え後も保持する過程と、
    前記通信デバイスからのデータ受信間隔を表す統計値を算出し、当該算出されたデータ受信間隔を表す統計値を前記メモリに保存する過程と、
    前記第2のプロトコルから前記第1のプロトコルへの再切替えが行われた場合に、前記メモリに保存されている通信パラメータ情報に基づいて前記通信デバイスとの間の通信状態を復元するための再起動処理を実行する過程と、
    前記再起動処理を実行してから、前記メモリに保存されているデータ受信間隔の統計値により示される時間を経過するまでの第1の期間に、前記通信デバイスからデータを受信したか否かを判定する過程と、
    前記第1の期間に前記通信デバイスからデータを受信しなかった場合に、前記メモリに保存されている前記通信パラメータ情報を削除する過程と
    を具備することを特徴とするプロトコル切替方法。
  4. 通信に使用するプロトコルを第1のプロトコルと第2のプロトコルとの間で切替えることで、前記第1および第2のプロトコルに対応しかつ予め設定された周期で無線制御装置の動作状態を確認するためのポーリング手順を実行する機能を備える通信デバイスとの間でそれぞれ通信を行う前記無線制御装置が実行するプロトコル切替方法であって、
    前記第1のプロトコルを用いて前記通信デバイスとの間で通信を行っている状態で、当該通信デバイスとの間で終了通知手順を行わずに、前記第1のプロトコルを前記第2のプロトコルに切替える過程と、
    前記第1のプロトコルから前記第2のプロトコルへの切替えに先立ち前記通信デバイスとの通信に係る通信パラメータ情報をメモリに保存し、当該通信パラメータ情報を前記第2のプロトコルへの切替え後も保持する通信パラメータ保存制御過程と、
    前記第2のプロトコルから前記第1のプロトコルへの再切替えが行われた場合に、前記メモリに保存されている通信パラメータ情報に基づいて前記通信デバイスとの間の通信状態を復元するための再起動処理を実行する過程と、
    前記再起動処理を実行してから、前記ポーリング手順を実行する周期が経過するまでの第2の期間に、前記通信デバイスからデータを受信したか否かを判定する過程と、
    前記第2の期間に前記通信デバイスからデータを受信しなかった場合に、前記メモリに保存されている前記通信パラメータ情報を削除する過程と
    を具備することを特徴とするプロトコル切替方法。
  5. 請求項1または請求項2に記載の無線制御装置が備える手段による処理を、前記無線制御装置が備えるプロセッサに実行させるプログラム。
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