JP4640555B2 - 無線簡易設定システム、無線簡易設定方法、及び無線簡易設定プログラム - Google Patents

無線簡易設定システム、無線簡易設定方法、及び無線簡易設定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信機器とアクセスポイントとを通信を確立する無線簡易設定システム及びその無線簡易設定システムに適用される無線設定装置、無線簡易設定方法、無線簡易設定プログラムに関する。
無線通信機器(以下、無線子機と記す。)と、アクセスポイントに備えられた装置(以下、無線アクセスポイント装置と記す。)との通信確立設定を簡易に行うことができる機能として、Wi−Fi(Wireless Fidelity )を用いた「Wi-Fi Protected Setup 」(以下、WPSと記す。)を利用する無線簡易設定機能(以下、WPS機能と記す。)や、らくらく無線スタート(登録商標)等のWPS規格以外の無線簡易設定機能(以下、他の無線簡易設定機能と記す。)が知られている。
これらの無線簡易設定機能では、無線アクセスポイントの設定を提供する無線デバイスをResistrar、Resistrarから無線設定に関する情報を取得する無線デバイスをEnroleeと呼ぶ。例えば、WPS機能による無線簡易設定では、個々のEnroleeを識別するPIN(Personal Identification Number)を割り振った番号をResistrarに入力するWPS−PIN方式と、無線デバイスのハードウェア的なボタン(以下、ボタンと記す。)を押下して設定を行うWPS−PBC方式(Push Button Configuration 方式)の2種類が存在する。以下の説明では、WPS機能による無線簡易設定がWPS−PBC方式で実装される場合について説明する。
WPS機能に基づく無線簡易設定の例について、以下に詳述する。なお、以下の説明では、WPS機能のみを実装している無線アクセスポイント装置をAP装置、及びAP装置にWPS機能に基づく通信確立要求を行う無線子機を、単純に子機と記す。また、WPS機能は、WPS−PBC方式で実装されているものとする。
また、子機からAP装置に対して、通信確立設定を要求するための信号をProbe Request信号(以下、ProbeReqと記す。)と呼び、その信号のうち、WPS機能による通信確立を要求する信号(以下、WPS−PBCと記すこともある。)を含んだProbeReqを、ProbeReq[WPS−PBC]と記す。WPS−PBCは、例えば、ProbeReqのinformation element フィールドに設定される。
子機は、WPS機能による通信確立を要求する機能(以下、WPS要求機能と記す。)を起動すると、AP装置に、WPS要求機能が起動していることを通知するため、ProbeReq[WPS−PBC]を送信する。
AP装置は、無線簡易設定開始の指示(例えば、AP装置に備えるボタンの押下)を検知すると、無線アクセスポイントの存在を示すために定期的に送信しているパケット(以下、Beaconフレームと記す。)に、WPS機能による無線設定が可能になったことを示す内容を含めた信号(以下、Beacon[WPS−PBC]と記す。)を子機に送信する。また、AP装置は、子機から送信されたProbeReqに対しては、通信確立設定の要求に対する応答のためのProbe Response信号(以下、ProbeResと記す。)の、例えば、information element フィールドに通信確立要求への応答情報を設定した信号(以下、ProbeRes[WPS−PBC]と記す。)を送信する。
子機は、ProbeRes[WPS−PBC]やBeacon[WPS−PBC]を検知すると、これらの信号をもとに、AP装置が接続されているネットワークへの通信を確立するよう設定を行う。
WPS−PBC方式では、AP装置が、ボタンが押下される前までにWPS−PBCを検出している場合にWPS機能に基づく無線簡易設定を行うという特徴がある。そのため、WPS−PBC方式により、AP装置から子機への設定を行う方法は2種類ある。第1の方法は、子機が先に操作される場合である。すなわち、子機のWPS要求機能が先に起動されてから、AP装置のボタンが押下される場合である。第2の方法は、子機が後で操作される場合である。すなわち、AP装置のボタンが押下されてから、子機のWPS要求機能が起動された場合である。
図10は、子機のWPS要求機能が先に起動された場合の例を示す説明図である。子機は、WPS要求機能を起動し(ステップS71)、AP装置にProbeReq[WPS−PBC]を送信する(ステップS72)。このとき、AP装置は、まだボタンの押下を検知していないため、子機にProbeResを送信する(ステップS73)。このとき、AP装置は、子機にProbeResは送信しているが、ProbeRes[WPS−PBC]は送信していない。
その後、AP装置のボタンが押下されると(ステップS74)、AP装置は、Beacon[WPS−PBC]を送信する(ステップS75)。AP装置は、この状態で、子機からのProbeReq[WPS−PBC]を受信した場合には(ステップS76)、ProbeRes[WPS−PBC]を子機に送信する(ステップS77)。なお、この場合、AP装置は、ステップS72にて、ProbeReq[WPS−PBC]を既に受信しているため、WPS機能に基づいた無線簡易設定を開始する。
子機は、AP装置が送信する信号に応じて無線簡易設定を行う(ステップS78)。子機は、無線簡易設定が完了すると、AP装置に無線簡易設定が完了した旨の信号を送信し(ステップS79)、AP装置は、その信号を受信して、無線簡易設定が完了した旨の信号を子機に送信する(ステップS80)。
図11は、子機のWPS要求機能がAP装置のボタンが押下された後に起動された場合の例を示す説明図である。AP装置のボタンがまだ押下されていない状態では、AP装置は子機にProbeResを送信し(ステップS81)、ProbeRes[WPS−PBC]を送信しない。その後、AP装置がボタンの押下を検知すると(ステップS82)、AP装置は、Beacon[WPS−PBC]を子機に送信する(ステップS83)。
その後、子機が、WPS要求機能を起動すると(ステップS84)、AP装置にProbeReq[WPS−PBC]を送信する(ステップS85)。AP装置は、子機からのProbeReq[WPS−PBC]に対してProbeRes[WPS−PBC]を送信する(ステップS86)。
子機は、ProbeRes[WPS−PBC]を受信することによって、AP装置を検出する。その後、子機は、AP装置が送信する信号に応じて無線簡易設定を行う(ステップS87)。子機は、無線簡易設定が完了すると、AP装置に完了した旨の信号を送信し(ステップS88)、AP装置は、その信号を受信して、無線簡易設定が完了した旨の信号を子機に送信する(ステップS89)。
WPS機能及び他の無線簡易設定機能のいずれも、無線子機に対して無線アクセスポイント装置への無線設定を簡易に行うための機能であり、無線アクセスポイント装置はWPS機能と他の無線簡易設定機能の両方の機能を実装することが可能である。このとき、無線アクセスポイント装置は、無線子機が無線アクセスポイント装置に要求する通信確立方法に応じて、WPS機能による設定か、その他の無線簡易設定機能による設定かを判別して、無線簡易設定を行う。
WPS機能と他の無線簡易設定機能の両方の機能を実装している無線アクセスポイント装置の動作について具体的に説明する。図12は、本発明に関連する無線アクセスポイント装置の状態遷移の例を示す説明図である。
無線アクセスポイント装置の処理を行う部分(以下、制御部と記す。)が、無線子機からのProbeReqの受信を待機している状態(以下、IDLE状態と記す。)(ステップS91)で、無線アクセスポイント装置のボタンが押下されると、制御部は無線簡易設定の処理を開始する(ステップS92)。
ボタンが押下される前までに制御部がProbeReq[WPS−PBC]を検出していた場合には、制御部は、WPS機能による無線通信設定を開始し(ステップS93)、WPS機能に基づく設定処理を行う(ステップS94)。なお、WPS機能に基づく設定処理はよく知られているため、説明を省略する。制御部は、WPS設定処理が正常に終了した場合、WPS処理を正常終了し(ステップS95)、IDLE状態に戻る(ステップS91)。また、制御部は、WPS設定処理に失敗した場合、WPS処理を異常終了し(ステップS96)、IDLE状態に戻る(ステップS91)。
また、制御部がProbeReq[WPS−PBC]を検出していなかった場合には、制御部は、他の無線簡易設定を行うものと判断し、他の無線簡易設定機能に応じた処理を行う(ステップS97)。制御部は、他の無線簡易設定処理が正常に終了した場合、他の無線簡易設定処理を正常終了し(ステップS99)、IDLE状態に戻る(ステップS91)。また、制御部は、他の無線簡易設定処理がタイムアウトやシーケンスエラーなどにより失敗した場合、他の無線簡易設定処理を異常終了し(ステップS98)、IDLE状態に戻る(ステップS91)。
すなわち、WPS機能及び他の無線簡易設定機能のいずれも実装する無線アクセスポイント装置は、無線子機からのWPS設定要求を常時待ち受け、ボタンが押下される前に無線子機からのWPS設定要求を受けていた場合には、WPS機能による無線簡易設定を行い、WPS設定要求を受けていなかった場合には、他の無線簡易設定機能による無線簡易設定を行う。
また、特許文献1には無線通信する相手先が複数存在する場合に、送信先の選択にかかる操作を簡便なものとする無線通信装置が記載されている。特許文献1に記載された無線通信装置は、相手通信機器からの通信チャネル確立要求、及びその確立要求に対する確立応答を、一定期間待ち続ける。無線通信装置は、一定期間内に確立要求及び確立応答を受信せずタイムアウトになった場合、一定回数、確立要求の処理を繰り返す。無線通信装置は、確立要求の処理を一定回数まで繰り返した場合には、通信チャネル確立操作の指示が行われる前の状態に戻す。
また、特許文献2にはユーザ端末に実装されているソフトウェアに依存することなく、ユーザ端末とインターネット中継網との間の通信制御手順を正常に実行可能なパケット転送装置が記載されている。特許文献2に記載されたパケット転送装置は、端末が送信するEAPOL−Startが監視パケットとして指定されている場合、このパケット情報をもとに、接続管理テーブルから、受信パケットの送信元MAC(Media Access Control)アドレスの値と一致するテーブルエントリを検索する。
また、特許文献3には複数の簡易設定方式がサポートされているステーション装置が記載されている。特許文献3に記載されたステーション装置は、ステーション装置に備えられたトリガがユーザに操作されたことを検知すると、送信部からIE(information element )を含んだプローブリクエストをブロードキャストする。ステーション装置は、アクセスポイント装置からIEを含んだプローブレスポンスを受信すると、そのIEにおけるDevice Password IDの値で指定されている簡単設定方式を特定する。
特開2004−328289号公報(段落0036、図6) 特開2007−335945号公報(段落0058〜0060、図6) 特開2008−72577号公報(段落0025〜0029、図2)
図12に示す無線アクセスポイント装置では、無線簡易設定を行う無線子機の設定要求のタイミングと、無線アクセスポイントのボタンが押下されるタイミングよって無線簡易設定の方法が決定されてしまう。そのため、ボタンが押下されるタイミングによっては、無線子機が要求する無線簡易設定が行われない場合があるという課題があった。すなわち、例えば、無線子機がWPS機能に基づく通信確立を要求する場合には、無線アクセスポイントのボタンが押下される前に要求しなければならない。
また、特許文献1に記載された無線通信装置は、無線LANの通信相手を決定するための制御方法を実装した装置であり、無線通信装置の起動のタイミングを考慮した通信を確立することができるわけではない。
また、特許文献2に記載されたパケット転送装置は、一般的なルータ装置であり、無線通信を行う機器同士の起動のタイミングを考慮した通信確立を制御することができるわけではない。
また、特許文献3に記載されたステーション装置では、ステーション装置自身がアクセスポイント装置からのプローブレスポンスに含まれるIEの内容を判断して、無線簡易設定方式を決定する。そのため、無線簡易設定方式を識別する手段を個々のステーション装置ごとに実装する必要があるという課題がある。また、ステーション装置が複数の無線簡易設定方式を実装していても、アクセスポイント装置自身がその無線簡易設定方式に対応していない場合には、そのアクセスポイントに接続できる対象のステーション装置も限られてしまうという課題がある。
そこで、本発明は、複数の無線簡易設定機能を実装する無線設定装置が無線子機からの要求に応じ、適切な無線簡易設定を選択することができる無線簡易設定システム、及びその無線簡易設定システムに適用される無線設定装置、無線簡易設定方法、無線簡易設定プログラムを提供することを目的とする。
本発明による無線簡易設定システムは、無線通信による通信確立を要求するための無線設定要求信号を送信する無線通信装置と、無線設定要求信号を受信したときに、複数の通信確立方法の中から無線設定要求信号に応じた通信確立方法を選択して無線通信装置と通信を確立する無線設定装置とを備え、無線通信装置が、無線設定要求信号を、無線設定装置に送信する無線設定要求信号送信手段を備え、無線設定装置が、無線設定要求信号の受信履歴を記憶する記憶手段と、無線通信装置から無線設定要求信号を受信したときに、記憶手段に無線設定要求信号を登録する登録手段と、無線通信装置との通信確立処理を開始するためのユーザの操作を検知する操作検知手段と、操作を検知したときに、無線設定要求信号のうち、所定の設定方法による通信確立を要求する所定の通信確立要求信号の受信履歴が記憶手段に存在していない場合に、無線通信装置から無線設定要求信号を受信するまで待機する待機手段と、操作を検知したときに、記憶手段に記憶された無線設定要求信号に、所定の通信確立要求信号の受信履歴が存在している場合、及び待機手段が所定の通信確立要求信号を検知したときに、所定の設定方法で無線通信装置と通信を確立する通信確立手段とを備え、通信確立手段が、待機手段が所定の通信確立要求信号以外の無線設定要求信号を検知したときに、所定の設定方法以外の設定方法で無線通信装置と通信を確立することを特徴とする。
本発明による無線設定装置は、無線通信による通信確立を要求するための無線設定要求信号を送信する無線通信装置から、無線設定信号を受信する無線設定装置であって、無線設定要求信号の受信履歴を記憶する記憶手段と、無線通信装置から無線設定要求信号を受信したときに、記憶手段に無線設定要求信号を登録する登録手段と、無線通信装置との通信確立処理を開始するためのユーザの操作を検知する操作検知手段と、操作を検知したときに、無線設定要求信号のうち、所定の設定方法による通信確立を要求する所定の通信確立要求信号の受信履歴が記憶手段に存在していない場合に、無線通信装置から無線設定要求信号を受信するまで待機する待機手段と、操作を検知したときに、記憶手段に記憶された無線設定要求信号に、所定の通信確立要求信号の受信履歴が存在している場合、及び待機手段が所定の通信確立要求信号を検知したときに、所定の設定方法で無線通信装置と通信を確立する通信確立手段とを備え、通信確立手段は、待機手段が所定の通信確立要求信号以外の無線設定要求信号を検知したときに、所定の設定方法以外の設定方法で無線通信装置と通信を確立することを特徴とする。
本発明による無線簡易設定方法は、無線通信による通信確立を要求するための無線設定要求信号を送信する無線通信装置が無線設定要求信号を、無線通信装置と通信を確立する無線設定装置に送信する無線設定要求信号送信ステップと、無線設定装置が、無線通信装置から無線設定要求信号を受信したときに、無線設定要求信号の受信履歴を記憶する記憶手段に無線設定要求信号を登録する登録ステップと、無線設定装置が、無線通信装置との通信確立処理を開始するためのユーザの操作を検知したときに、無線設定要求信号のうち、所定の設定方法による通信確立を要求する所定の通信確立要求信号の受信履歴が記憶手段に存在していない場合に、無線通信装置から無線設定要求信号を受信するまで待機する待機ステップと、無線設定装置が、操作を検知したときに、記憶手段に記憶された無線設定要求信号に、所定の通信確立要求信号の受信履歴が存在している場合、及び、無線設定装置が待機ステップで所定の通信確立要求信号を検知したときに、所定の設定方法で無線通信装置と通信を確立する第1通信確立ステップと、無線設定装置が待機ステップで所定の通信確立要求信号以外の無線設定要求信号を検知したときに、所定の設定方法以外の設定方法で無線通信装置と通信を確立する第2通信確立ステップとを含むことを特徴とする。
無線通信による通信確立を要求するための無線設定要求信号を送信する無線通信装置から、無線設定信号を受信するコンピュータに搭載される無線簡易設定プログラムであって、コンピュータに、無線通信装置から無線設定要求信号を受信したときに、無線設定要求信号の受信履歴を記憶する記憶手段に無線設定要求信号を登録する登録処理、コンピュータが無線通信装置との通信確立処理を開始するためのユーザの操作を検知したときに、無線設定要求信号のうち、所定の設定方法による通信確立を要求する所定の通信確立要求信号の受信履歴が記憶手段に存在していない場合に、無線通信装置から無線設定要求信号を受信するまで待機する待機処理、コンピュータが操作を検知したときに、記憶手段に記憶された無線設定要求信号に、所定の通信確立要求信号の受信履歴が存在している場合、及び、コンピュータが待機処理で所定の通信確立要求信号を検知したときに、所定の設定方法で無線通信装置と通信を確立する第1通信確立処理、および、コンピュータが待機処理で所定の通信確立要求信号以外の無線設定要求信号を検知したときに、所定の設定方法以外の設定方法で無線通信装置と通信を確立する第2通信確立処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、複数の無線簡易設定機能を実装する無線設定装置が無線子機からの要求に応じ、適切な無線簡易設定を選択することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。以下の説明では、無線アクセスポイント装置は、複数の無線簡易設定機能を備えているものとする。また、無線アクセスポイント装置は、ハードウェアボタンが押下されたときに、無線簡易設定を開始するものとし、その開始前に無線子機から特定の通信確立方法による設定を要求する信号(以下、無線設定要求信号と記す。)を受信していた場合に、その無線子機との通信確立処理を行う場合について説明する。
なお、無線子機が送信する無線設定要求信号の具体例として、WPS機能による通信確立を要求する信号(すなわち、ProbeReq[WPS−PBC])が使用される場合について説明するが、無線設定要求信号は、ProbeReq[WPS−PBC]に限定されない。
図1は、本発明による無線簡易設定システムの一実施形態を示すブロック図である。本発明による無線簡易設定システムは、無線アクセスポイント装置1と、無線子機2と、LAN(Local Area Network)端末3とを備えている。無線アクセスポイント装置1と無線子機2とは、無線通信ネットワーク100を介して接続される。また、無線アクセスポイント装置1とLAN端末3とは、通信ネットワーク200を通じて接続される。
通信ネットワーク200は無線通信ネットワークやLANケーブル等であるが、通信ネットワーク200の形態は、特に限定されない。なお、上記説明によれば、Enroleeが無線子機2、Resistrarが無線アクセスポイント装置1に相当する。
無線子機2は、制御部21を備えている。制御部21は、無線アクセスポイント装置1との通信確立を要求する。以下、制御部21が、WPS機能による通信確立を要求する機能を、WPS要求機能と記す。制御部21は、例えば、プログラムに従って動作する無線子機2のCPUによって実現される。例えば、プログラムは、無線子機2の記憶部(図示せず)に記憶され、CPUは、そのプログラムを読み取り、プログラムに従って制御部21として動作してもよい。WPS要求機能は、例えば、無線子機2の使用者の指示に応じ、無線アクセスポイント装置1に、ProbeReq[WPS−PBC]を送信する。
無線アクセスポイント装置1は、無線LANドライバ11と、ブリッジ部12と、無線簡易設定機能部13と、ボタンドライバ部14と、LANドライバ15と、記憶部16とを備えている。
無線LANドライバ11は情報を伝送するための信号であるフレームを送受信する。無線LANドライバ11は、無線子機2からのフレームを検知すると、そのフレームをブリッジ部12または無線簡易設定機能部13に通知し、ブリッジ部12または無線簡易設定機能部13からフレームを受信すると、そのフレームを無線子機2に送信する。例えば、無線LANドライバ11は、無線子機2との通信が確立していない場合に、無線子機2からのフレームを検知すると、そのフレームを無線簡易設定機能部13に通知し、無線子機2との通信確立後に、無線子機2からのフレームを検知すると、そのフレームをブリッジ部12に転送する。また、無線LANドライバ11は、ブリッジ部12または無線簡易設定機能部13からフレームを受信すると、そのフレームを無線子機2に送信する。
LANドライバ15は、LAN端末3とフレームを送受信する。LANドライバ15は、LAN端末3からのフレームを検知すると、そのフレームをブリッジ部12に送信し、ブリッジ部12からフレームを受信すると、そのフレームをLAN端末3に送信する。
なお、無線LANドライバ11が、LAN端末3や他の端末(図示せず)に無線通信ネットワーク100を介して、フレームの送受信を行うことができる場合であれば、無線アクセスポイント装置1は、LANドライバ15を備えていなくてもよい。
ブリッジ部12は、無線LANドライバ11及びLANドライバ15が受信したフレームを中継するブリッジ処理を行い、無線LANドライバ11及びLANドライバ15にそのフレームを送信する。ブリッジ処理は、例えば、受信したフレームを、転送先のMAC(Media Access Control)アドレス等に基づいて適切なポートにのみ信号を中継する処理を行うが、ブリッジ処理は、これらの処理に限定されない。
ボタンドライバ部14は、無線アクセスポイント装置1が備えるボタン(図示せず)が操作されたことを検知する。例えば、ボタンドライバ部14は、無線アクセスポイント装置1のユーザにより無線アクセスポイント装置1が備えるボタンが押下された操作を検知すると、ボタンが押下されたことを示す操作信号を無線簡易設定機能部13に通知する。以下の説明では、ボタンドライバ部14がボタンの押下を検知したときに、無線簡易設定機能部13が無線簡易設定開始の指示を検知するものとして説明する。
図2は、無線簡易設定機能部13の一実施形態を示すブロック図である。無線簡易設定機能部13は、他の無線簡易設定機能部131と、WPS機能部132とを備えている。さらに、他の無線簡易設定機能部131は、無線簡易設定方式切換え処理部1311と、他の無線簡易設定処理部1312とを備えている。
無線簡易設定機能部13は、無線LANドライバ11が、無線子機2からのフレームを受信すると、無線アクセスポイント装置1の記憶部16にそのフレーム情報を登録する。また、無線簡易設定機能部13は、ボタンドライバ部14からボタンが押下されたことを示す通知(すなわち、無線簡易設定開始の指示)を受けたときに、その通知を受けるまでに無線子機2から受信したフレームの情報を記憶部16から読み込み、無線子機2からの通信確立要求の有無を判断する。
無線簡易設定方式切換え処理部1311は、無線簡易設定機能部13が、無線子機2からWPS機能による通信確立要求がなかったと判断した場合、無線子機2からの通信確立要求があるまで待機する。
他の無線簡易設定処理部1312は、無線簡易設定方式切換え処理部1311が待機している間に、無線子機2からWPS機能以外による無線簡易設定(以下、他の無線簡易設定機能と記す。)による通信確立要求があったと判断した場合、他の無線簡易設定機能に基づいた無線簡易設定を行う。他の無線簡易設定機能は、らくらく無線スタート等の無線簡易設定機能であるが、これらの機能は広く知られているため、説明を省略する。
WPS機能部132は、無線簡易設定機能部13、もしくは無線簡易設定方式切換え処理部1311が、無線子機2からWPS機能による通信確立要求があったと判断した場合、WPS機能に基づいた無線簡易設定を行う。
ブリッジ部12、及び無線簡易設定機能部13(より詳しくは、他の無線簡易設定機能部131(さらに、詳しくは、無線簡易設定方式切換え処理部1311、及び他の無線簡易設定処理部1312)、及びWPS機能部132)は、例えば、プログラムに従って動作する無線アクセスポイント装置1のCPUによって実現される。例えば、プログラムは、無線アクセスポイント装置1の記憶部16に記憶され、CPUは、そのプログラムを読み取り、プログラムに従ってブリッジ部12、及び無線簡易設定機能部13(より詳しくは、他の無線簡易設定機能部131(さらに、詳しくは、無線簡易設定方式切換え処理部1311、及び他の無線簡易設定処理部1312)、及びWPS機能部132)として動作してもよい。
次に、動作について説明する。以下の説明では、初期状態では、無線アクセスポイント装置1のボタンが、まだ押下されていないものとする。
図3は、本実施形態における無線簡易設定機能部13の状態遷移の例を示す説明図である。初期状態では、無線簡易設定機能部13は、無線子機2からの通信確立要求を待機している状態(以下、アイドル状態と記す。)である(ステップS11)。アイドル状態では、無線簡易設定機能部13は、無線子機2からのProbeReq、あるいはProbeReq[WPS−PBC]を受信しても、無線簡易設定を行わない。なお、無線LANドライバ11が、これらの信号を受信したときには、無線簡易設定機能部13は、受信した信号の履歴を記憶部16に記憶させる。
その後、無線アクセスポイント装置1のボタンが押下されると、無線簡易設定機能部13は、無線簡易設定を開始する状態(以下、無線自動設定開始状態と記す。)に遷移する(ステップS12)。無線自動設定開始状態では、無線簡易設定機能部13は、WPS規定に基づき、現在時刻から2分前まで間に、無線子機2からのProbeReq[WPS−PBC]を受信しているかを、記憶部16に記憶された履歴を読み込んで確認する。無線簡易設定機能部13が、ProbeReq[WPS−PBC]の履歴が存在すると判断した場合には、無線簡易設定機能部13は、WPS機能による簡易設定を開始する状態(以下、WPS開始状態と記す。)に遷移し(ステップS13)、WPS機能による無線簡易設定を開始する(ステップS14)。無線簡易設定機能部13は、WPS機能による無線簡易設定処理が正常に終了した場合、設定処理を正常終了し(ステップS16)、IDLE状態に戻る(ステップS11)。また、無線簡易設定機能部13は、WPS機能による無線簡易設定処理に失敗した場合、設定処理を異常終了し(ステップS15)、IDLE状態に戻る(ステップS11)。
記憶部16にProbeReq[WPS−PBC]の履歴が存在しない場合には、無線簡易設定方式判別状態へ遷移し(ステップS17)、無線簡易設定方式切換え処理部1311は無線子機2からの通信確立要求を検知するまで待機する。また、無線簡易設定機能部13は、Beacon[WPS−PBC]の送信を開始する。
なお、上記説明では、WPS規格に合わせ、2分前までの受信履歴を無線簡易設定機能部13が確認している場合について説明しているが、無線簡易設定を行うことができる時間であれば、無線簡易設定機能部13が受信履歴を確認する時間は2分に限定されない。
無線簡易設定方式判別状態で、無線簡易設定方式切換え処理部1311がProbeReq[WPS−PBC]を検知した場合、WPS機能部132は、WPS機能に基づいた無線簡易設定を開始する(ステップS13)。以降の処理は、ステップS14〜S16に示した内容と同様である。
一方、無線簡易設定方式切換え処理部1311が他の無線簡易設定機能による通信確立要求を検知した場合、他の無線簡易設定処理部1312は、他の無線簡易設定機能に基づいた無線簡易設定を行う(ステップS18)。他の無線簡易設定処理部1312は、他の無線簡易設定処理が正常に終了した場合、設定処理を正常終了し(ステップS20)、IDLE状態に戻る(ステップS11)。また、他の無線簡易設定処理部1312は、他の無線簡易設定処理が失敗した場合、設定処理を異常終了し(ステップS19)、IDLE状態に戻る(ステップS11)。
なお、無線簡易設定方式切換え処理部1311が一定時間待機しても、ProbeReqを検知しなかった場合、無線簡易設定機能部13は、タイムアウトと判断して異常終了し(ステップS19)、アイドル状態へ遷移する(ステップS11)。
図4は、本実施形態において無線子機2のWPS要求機能が、無線アクセスポイント装置1のボタン押下よりも先に起動された場合の例を示す説明図である。無線子機2は、WPS要求機能を起動し(ステップS21)、無線アクセスポイント装置1にProbeReq[WPS−PBC]を送信する(ステップS22)。このとき、無線アクセスポイント装置1は、まだボタンの押下を検知していないため、無線子機2にProbeResを送信する(ステップS23)。このとき、無線アクセスポイント装置1は、無線子機2にProbeResは送信しているが、ProbeRes[WPS−PBC]は送信していない。
その後、無線アクセスポイント装置1のボタンが押下されると(ステップS24)、無線アクセスポイント装置1は、Beacon[WPS−PBC]を送信するとともに(ステップS25)、他の簡易設定機能も起動したことを示すフレームを送信する(ステップS26)。
この状態で、無線子機2からのProbeReq[WPS−PBC]を受信した場合には(ステップS27)、無線アクセスポイント装置1は、ProbeRes[WPS−PBC]を無線子機2に送信する(ステップS28)。なお、本実施例では、無線アクセスポイント装置1は、ステップS22にて、すでに、ProbeReq[WPS−PBC]を受信しているため、無線簡易設定機能部13は、すぐに図3に示すWPS開始状態に遷移し、WPS機能部132が、無線子機2に対し、WPS機能に基づいた無線簡易設定を行う。
無線子機2は、無線アクセスポイント装置1が送信する信号に応じて無線簡易設定を行う(ステップS29)。無線子機2は、無線簡易設定が完了すると、無線アクセスポイント装置1に完了した旨の信号を送信し(ステップS30)、無線アクセスポイント装置1は、その信号を受信して、無線簡易設定が完了した旨の信号を無線子機2に送信する(ステップS31)。
図5は、本実施形態において無線子機2のWPS要求機能が、無線アクセスポイント装置1のボタン押下よりも後に起動された場合の例を示す説明図である。無線アクセスポイント装置1のボタンがまだ押下されていない状態では、無線アクセスポイント装置1は無線子機2にProbeRes[WPS−PBC]を送信しない(ステップS41)。その後、無線アクセスポイント装置1のボタンが押下されると(ステップS42)、無線アクセスポイント装置1は、Beacon[WPS−PBC]を送信するとともに(ステップS43)、他の簡易設定機能も起動したことを示すフレームを送信する(ステップS44)。
なお、この状態では、無線アクセスポイント装置1は無線子機2からProbeReq[WPS−PBC]を検知していないため、無線簡易設定方式切換え処理部1311は、無線子機2からの通信確立要求があるまで待機している。
その後、無線子機2は、WPS要求機能を起動すると(ステップS45)、無線アクセスポイント装置1にProbeReq[WPS−PBC]を送信する(ステップS46)。無線アクセスポイント装置1は、無線子機2からのProbeReq[WPS−PBC]を検知すると、ProbeRes[WPS−PBC]を送信する(ステップS47)。
無線子機2は、ProbeRes[WPS−PBC]を受信することによって、無線アクセスポイント装置1を検出し、WPS機能部132は、無線子機2に対して、WPS機能に基づいた無線簡易設定を行うための信号を送信する。無線子機2は、無線アクセスポイント装置1が送信する信号に応じて無線簡易設定を行う(ステップS48)。無線子機2は、無線簡易設定が完了すると、無線アクセスポイント装置1に完了した旨の信号を送信し(ステップS49)、無線アクセスポイント装置1は、その信号を受信して、無線簡易設定が完了した旨の信号を無線子機2に送信する(ステップS50)。
図6は、本実施形態において無線子機2が、他の無線簡易設定機能による通信を確立するために、無線アクセスポイント装置1からの信号を待機している場合の例を示す説明図である。無線子機2は、無線アクセスポイント装置1からの信号の待機を開始する(ステップS51)。その後、無線アクセスポイント装置1のボタンが押下されると(ステップS52)、無線アクセスポイント装置1は、Beacon[WPS−PBC]を送信するとともに(ステップS53)、他の簡易設定機能も起動したことを示すフレームを送信する(ステップS54)。
なお、この状態では、無線アクセスポイント装置1は無線子機2からProbeReq[WPS−PBC]を検知していないため、無線簡易設定方式切換え処理部1311は、無線子機2からの通信確立要求があるまで待機している。
無線子機2は、他の簡易設定機能も起動したことを示すフレームを受信すると、他の簡易設定機能による通信確立を依頼する信号を無線アクセスポイント装置1に通知する(ステップS55)。無線アクセスポイント装置1は、他の簡易設定機能による通信確立を依頼する信号を受信すると、他の無線簡易設定処理部1312は、他の無線簡易設定機能に基づいた無線簡易設定を行う(ステップS56)。無線簡易設定が完了すると、無線子機2は設定が完了したことを、無線アクセスポイント装置1に通知する(ステップS57)。
本発明によれば、無線子機2が、通信確立を要求する信号を、無線アクセスポイント装置1に送信する。無線アクセスポイント装置1が、通信確立を要求する信号を受信したときに、その受信履歴を記憶部16に登録する。無線アクセスポイント装置1が、無線子機2との通信確立処理を開始するためのボタン押下の操作を検知したときに、記憶部16に記憶された受信履歴に、ProbeReq[WPS−PBC]の受信履歴が存在していない場合には、無線子機2から通信確立を要求する信号を受信するまで待機する。無線アクセスポイント装置1が、ボタン押下の操作を検知したときに、記憶部16に記憶された受信履歴に、ProbeReq[WPS−PBC]の受信履歴が存在している場合にはWPS機能による設定方法で無線子機2と通信を確立する。また、無線アクセスポイント装置1が通信確立を要求する信号を待機しているときにProbeReq[WPS−PBC]を検知したときにも、WPS機能による設定方法で無線子機2と通信を確立する。無線アクセスポイント装置1が通信確立を要求する信号を待機しているときにProbeReq[WPS−PBC]以外の通信確立を要求する信号を検知したときに、WPS機能による設定方法以外の方法で無線子機2と通信を確立する。よって、複数の無線簡易設定機能を実装する無線アクセスポイント装置1が無線子機2からの要求に応じ、適切な無線簡易設定を選択することができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
図7は、本実施形態の変形例における無線簡易設定機能部13の状態遷移の例を示す説明図である。上記に説明した実施形態では、図3に示すステップS13において、無線アクセスポイント装置1が無線子機2から送信されるProbeReq[WPS−PBC]を検出した場合に、WPS機能に基づく無線簡易設定を行う場合について説明した。本実施形態の変形例では、無線子機2がProbeReq[WPS−PBC]以外の信号(以下、他の無線設定要求信号と記す。)を送信して、WPS機能に基づく通信確立を要求した場合であっても、無線アクセスポイント装置1がWPS機能に基づく無線簡易設定を行う場合について説明する。
具体的には、図7に示すステップS60において、無線アクセスポイント装置1が、無線子機2からのProbeReq[WPS−PBC]を検出して、WPS機能に基づく無線簡易設定する場合に加え、他の無線設定要求信号を受信したときにもWPS機能に基づく無線簡易設定を行う点で、上記実施形態と異なる(図7に示す点線部分)。それ以外の状態遷移は、図3と同一である。上記に説明した実施形態と同様の状態遷移については、図3と同一の符号を付し、説明を省略する。
また、本実施形態の変形例における無線簡易設定システムの構成例は、図1及び図2に示す構成と同様であるため、説明を省略する。
なお、以下の説明では、無線アクセスポイント装置1が他の無線設定要求信号を受信した場合に、WPS機能に基づく無線簡易設定を行う場合について説明するが、他の無線設定要求信号を受信した場合に行う無線簡易設定を行う機能は、WPS機能に基づくものである場合に限定されない。
また、以下の説明では、無線アクセスポイント装置1が他の無線設定要求信号を検知する場合の例としてEAPoL−startフレームを検知する場合について説明するが、他の無線設定要求信号は、はEAPoL−startフレームに限定されない。
なお、EAPoL−startフレームは、通常、IEEE802.1x認証で使用され、端末の認証を行う場合に送信されるパケットである。本実施形態では、EAPoL−startフレームは、WPS機能に基づく無線設定時に送信されることが多い信号であることを利用し、WPS機能に基づく無線簡易設定を要求する信号とみなして処理を行うものである。
無線簡易設定機能部13が、アイドル状態(ステップS11)から、無線アクセスポイント装置1のボタンが押下されて、無線自動設定開始状態になったときに(ステップS12)、ProbeReq[WPS−PBC]の履歴がないと判断した場合に、無線簡易設定機能部13は、無線簡易設定方式判別状態へ遷移する(ステップS60)。
ステップS60の無線簡易設定方式判別状態において、無線簡易設定方式切換え処理部1311が、ProbeReq[WPS−PBC]、あるいは、EAPoL−startフレームを検知した場合には、WPS機能部132は、無線子機2に対し、WPS機能に基づいた無線簡易設定を開始する(ステップS13)。以降の状態の遷移は、図3に示した内容と同様である。
図8は、本実施形態の変形例において無線子機2のWPS要求機能が、無線アクセスポイント装置1のボタン押下よりも後に起動された場合であって、無線子機2は、ProbeReqの、例えば、information element フィールドにWPS−PBCを含まない簡易設定要求を行う場合の例を示す説明図である。なお、無線子機2が、WPS要求機能を起動するまでの処理は、図5に示すステップS41〜S45までの動作と同様である。
無線子機2は、WPS要求機能を起動すると(ステップS45)、無線アクセスポイント装置1にProbeReqを送信する(ステップS61)。なお、このProbeReqには、WPS−PBCを含んでいないため、この信号だけでは、WPS機能による通信確立要求と判断することはできない。無線アクセスポイント装置1は、無線子機2からのProbeReqを検知すると、無線子機2にProbeRes[WPS−PBC]を送信する(ステップS62)。
無線子機2は、ProbeRes[WPS−PBC]を受信すると、無線アクセスポイント装置1に、EAPoL−startフレームを送信する(ステップS63)。無線アクセスポイント装置1は、EAPoL−startフレームを受信すると、WPS機能部132は、WPS機能に基づく通信確立要求と判断し、WPS機能に基づいた無線簡易設定を開始する(ステップS64)。無線子機2は、無線簡易設定が完了すると、無線アクセスポイント装置1に完了した旨の信号を送信し(ステップS65)、無線アクセスポイント装置1は、その信号を受信して、無線簡易設定が完了した旨の信号を、無線子機2に送信する(ステップS66)。
本発明によれば、実施形態1の効果に加え、無線アクセスポイント装置1が要求信号を待機しているときに、ProbeReq[WPS−PBC]以外のEAPoL−startフレームを検知したときに、WPS機能による無線簡易設定を行う。よって、規定の無線設定要求信号を送信しない無線子機2を使用する場合でも、規定の無線簡易設定を行うことができるため、無線設定可能な無線子機の対象を増やすことができる。
本実施形態の変形例の場合であれば、無線アクセスポイント装置1が、EAPoL−startフレームもWPS通信確立要求の信号として判断するため、ProbeReqにWPS−PBCを含まずに送信する無線子機2であっても、WPS機能による通信確立が可能な無線子機と判断することができる。よって、そのような無線子機2であっても無線アクセスポイント装置1がWPS機能に基づく無線簡易設定を行うことができるため、WPS機能に基づく無線簡易設定が可能な無線子機の対象を増やすことができる。
図9は、本発明における無線簡易設定システムの概要を示すブロック図である。本発明による無線簡易設定システムは、無線通信による通信確立を要求するための無線設定要求信号(例えば、ProbeReq)を送信する無線通信装置80と、無線設定要求信号を受信したときに、複数の通信確立方法(例えば、WPS機能に基づく通信確立、らくらく無線スタートに基づく通信確立)の中から無線設定要求信号に応じた通信確立方法を選択して無線通信装置80と通信を確立する無線設定装置90とを備えている。
無線通信装置80は、無線設定要求信号を無線設定装置90に送信する無線設定要求信号送信手段81(例えば、制御部21)を備えている。
無線設定装置90は、無線設定要求信号の受信履歴を記憶する記憶手段91(例えば、記憶部16)と、無線通信装置80から無線設定要求信号を受信したときに、記憶手段91に無線設定要求信号を登録する登録手段92(例えば、無線簡易設定機能部13)と、無線通信装置80との通信確立処理を開始するためのユーザの操作を検知する操作検知手段93(例えば、ボタン、ボタンドライバ部14)と、操作を検知したときに、無線設定要求信号のうち、所定の設定方法による通信確立(例えば、WPS機能に基づく通信確立)を要求する所定の通信確立要求信号(例えば、ProbeReq[WPS−PBC])の受信履歴が記憶手段91に存在していない場合に、無線通信装置80から無線設定要求信号を受信するまで待機する待機手段94(例えば、無線簡易設定方式切換え処理部1311)と、操作を検知したときに、記憶手段91に記憶された無線設定要求信号に、所定の通信確立要求信号の受信履歴が存在している場合、及び待機手段94が所定の通信確立要求信号を検知したときに、所定の設定方法(例えば、WPS機能に基づく設定方法)で無線通信装置80と通信を確立する通信確立手段95(例えば、WPS機能部132)とを備え、通信確立手段95は、待機手段94が所定の通信確立要求信号以外の無線設定要求信号を検知したときに、所定の設定方法以外の設定方法(例えば、らくらく無線スタート機能に基づく設定方法)で無線通信装置80と通信を確立する。
そのような構成により、複数の無線簡易設定機能を実装する無線設定装置90が無線通信装置80からの要求に応じ、適切な無線簡易設定を選択することができる。
また、通信確立手段95が、待機手段94が所定の通信確立要求信号以外の他の通信確立要求信号(例えば、EAPoL−startフレーム)を検知したときに、所定の設定方法で無線通信装置と通信を確立してもよい。
そのような構成により、所定の無線設定要求信号を送信しない無線通信装置80を使用する場合でも、所定の無線簡易設定を行うことができるため、無線設定可能な無線通信装置80の対象を増やすことができる。
また、無線設定要求信号送信手段81が、所定の通信確立要求信号としてWPS規格に基づく設定方法による通信確立を要求するWPS信号を送信し、登録手段92が、WPS信号の受信履歴を記憶手段91に記憶し、待機手段94が、操作を検知したときに、記憶手段91に記憶された無線設定要求信号の受信履歴にWPS信号の受信履歴が存在していない場合に、無線通信装置80から無線設定要求信号を受信するまで待機し、通信確立手段95が、操作を検知したときに、記憶手段91に記憶された無線設定要求信号の受信履歴にWPS信号が存在している場合、及び待機手段94がWPS信号を検知したときに、WPS規格に基づく設定方法で無線通信装置80と通信を確立し、通信確立手段95が、待機手段94がWPS信号以外の無線設定要求信号を検知したときに、WPS規格に基づく設定方法以外の設定方法で無線通信装置80と通信を確立してもよい。
また、無線設定要求信号送信手段81が、所定の通信確立要求信号としてWPS規格に基づく設定方法による通信確立を要求するWPS信号を送信し、登録手段92が、WPS信号の受信履歴を記憶手段91に記憶し、待機手段94が、操作を検知したときに、記憶手段91に記憶された無線設定要求信号の受信履歴にWPS信号の受信履歴が存在していない場合に、無線通信装置80から無線設定要求信号を受信するまで待機し、通信確立手段95が、操作を検知したときに、記憶手段91に記憶された無線設定要求信号の受信履歴にWPS信号が存在している場合、及び待機手段94がWPS信号を検知したときに、WPS規格に基づく設定方法で無線通信装置80と通信を確立し、通信確立手段95が、待機手段94がWPS信号以外の無線設定要求信号を検知したときに、WPS規格に基づく設定方法以外の設定方法で無線通信装置80と通信を確立し、通信確立手段95が、待機手段94が他の通信確立要求信号としてEPAoL−startフレームを検知したときに、WPS規格に基づく設定方法で無線通信装置80と通信を確立してもよい。
また、無線設定装置90が、押しボタン(例えば、ボタン)を備え、操作検知手段93が、押しボタンが押下されたときに操作を検知してもよい。
本発明は、無線通信機器とアクセスポイントとを通信確立する無線簡易設定システムに好適に適用される。
本発明による無線簡易設定システムの一実施形態を示すブロック図である。 無線簡易設定機能部13の一実施形態を示すブロック図である。 本実施形態における無線簡易設定機能部13の状態遷移の例を示す説明図である。 無線子機2のWPS要求機能が、無線アクセスポイント装置1のボタン押下よりも先に起動された場合の例を示す説明図である。 無線子機2のWPS要求機能が、無線アクセスポイント装置1のボタン押下よりも後に起動された場合の例を示す説明図である。 無線子機2が、他の無線簡易設定機能による通信を確立するために、無線アクセスポイント装置1からの信号を待機している場合の例を示す説明図である。 本実施形態の変形例における無線簡易設定機能部13の状態遷移の例を示す説明図である。 本実施形態の変形において無線子機2のWPS要求機能が、WPS−PBCを含まない場合の処理の例を示す説明図である。 本発明における無線簡易設定システムの概要を示すブロック図である。 子機のWPS要求機能が先に起動された場合の例を示す説明図である。 子機のWPS要求機能が後に起動された場合の例を示す説明図である。 本発明に関連する無線アクセスポイント装置が実装する制御部の状態遷移の例を示す説明図である。
符号の説明
1 無線アクセスポイント装置
2 無線子機
3 LAN端末
11 無線LANドライバ
12 ブリッジ部
13 無線簡易設定機能部
131 他の無線簡易設定機能部
1311 無線簡易設定方式切換え処理部
1312 他の無線簡易設定処理部
132 WPS機能部
14 ボタンドライバ部
15 LANドライバ
16 記憶部

Claims (14)

  1. 無線通信による通信確立を要求するための無線設定要求信号を送信する無線通信装置と、
    前記無線設定要求信号を受信したときに、複数の通信確立方法の中から当該無線設定要求信号に応じた通信確立方法を選択して前記無線通信装置と通信を確立する無線設定装置とを備え、
    前記無線通信装置は、
    前記無線設定要求信号を、前記無線設定装置に送信する無線設定要求信号送信手段を備え、
    前記無線設定装置は、
    前記無線設定要求信号の受信履歴を記憶する記憶手段と、
    前記無線通信装置から前記無線設定要求信号を受信したときに、前記記憶手段に当該無線設定要求信号を登録する登録手段と、
    前記無線通信装置との通信確立処理を開始するためのユーザの操作を検知する操作検知手段と、
    前記操作を検知したときに、無線設定要求信号のうち、所定の設定方法による通信確立を要求する所定の通信確立要求信号の受信履歴が前記記憶手段に存在していない場合に、前記無線通信装置から無線設定要求信号を受信するまで待機する待機手段と、
    前記操作を検知したときに、前記記憶手段に記憶された前記無線設定要求信号に、前記所定の通信確立要求信号の受信履歴が存在している場合、及び前記待機手段が前記所定の通信確立要求信号を検知したときに、所定の設定方法で前記無線通信装置と通信を確立する通信確立手段とを備え、
    前記通信確立手段は、前記待機手段が前記所定の通信確立要求信号以外の無線設定要求信号を検知したときに、所定の設定方法以外の設定方法で前記無線通信装置と通信を確立する
    ことを特徴とする無線簡易設定システム。
  2. 通信確立手段は、待機手段が所定の通信確立要求信号以外の他の通信確立要求信号を検知したときに、所定の設定方法で無線通信装置と通信を確立する
    請求項1記載の無線簡易設定システム。
  3. 無線設定要求信号送信手段は、所定の通信確立要求信号としてWPS規格に基づく設定方法による通信確立を要求するWPS信号を送信し、
    登録手段は、前記WPS信号の受信履歴を記憶手段に記憶し、
    待機手段は、操作を検知したときに、記憶手段に記憶された無線設定要求信号の受信履歴に前記WPS信号の受信履歴が存在していない場合に、無線通信装置から無線設定要求信号を受信するまで待機し、
    通信確立手段は、操作を検知したときに、記憶手段に記憶された無線設定要求信号の受信履歴に前記WPS信号が存在している場合、及び前記待機手段が前記WPS信号を検知したときに、WPS規格に基づく設定方法で無線通信装置と通信を確立し、
    通信確立手段は、前記待機手段が前記WPS信号以外の無線設定要求信号を検知したときに、WPS規格に基づく設定方法以外の設定方法で前記無線通信装置と通信を確立する
    請求項1または請求項2に記載の無線簡易設定システム。
  4. 無線設定要求信号送信手段は、所定の通信確立要求信号としてWPS規格に基づく設定方法による通信確立を要求するWPS信号を送信し、
    登録手段は、前記WPS信号の受信履歴を記憶手段に記憶し、
    待機手段は、操作を検知したときに、記憶手段に記憶された無線設定要求信号の受信履歴に前記WPS信号の受信履歴が存在していない場合に、無線通信装置から無線設定要求信号を受信するまで待機し、
    通信確立手段は、操作を検知したときに、記憶手段に記憶された無線設定要求信号の受信履歴に前記WPS信号が存在している場合、及び前記待機手段が前記WPS信号を検知したときに、WPS規格に基づく設定方法で無線通信装置と通信を確立し、
    通信確立手段は、前記待機手段が前記WPS信号以外の無線設定要求信号を検知したときに、WPS規格に基づく設定方法以外の設定方法で前記無線通信装置と通信を確立し、
    通信確立手段は、前記待機手段が他の通信確立要求信号としてEPAoL−startフレームを検知したときに、WPS規格に基づく設定方法で無線通信装置と通信を確立する
    請求項2記載の無線簡易設定システム。
  5. 無線設定装置は、押しボタンを備え、
    操作検知手段は、前記押しボタンが押下されたときに操作を検知する
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の無線簡易設定システム。
  6. 無線通信による通信確立を要求するための無線設定要求信号を送信する無線通信装置から、当該無線設定信号を受信する無線設定装置であって、
    前記無線設定要求信号の受信履歴を記憶する記憶手段と、
    前記無線通信装置から前記無線設定要求信号を受信したときに、前記記憶手段に当該無線設定要求信号を登録する登録手段と、
    前記無線通信装置との通信確立処理を開始するためのユーザの操作を検知する操作検知手段と、
    前記操作を検知したときに、無線設定要求信号のうち、所定の設定方法による通信確立を要求する所定の通信確立要求信号の受信履歴が前記記憶手段に存在していない場合に、前記無線通信装置から無線設定要求信号を受信するまで待機する待機手段と、
    前記操作を検知したときに、前記記憶手段に記憶された前記無線設定要求信号に、前記所定の通信確立要求信号の受信履歴が存在している場合、及び前記待機手段が前記所定の通信確立要求信号を検知したときに、所定の設定方法で前記無線通信装置と通信を確立する通信確立手段とを備え、
    前記通信確立手段は、前記待機手段が前記所定の通信確立要求信号以外の無線設定要求信号を検知したときに、所定の設定方法以外の設定方法で前記無線通信装置と通信を確立する
    ことを特徴とする無線設定装置。
  7. 通信確立手段は、待機手段が所定の通信確立要求信号以外の他の通信確立要求信号を検知したときに、所定の設定方法で無線通信装置と通信を確立する
    請求項6記載の無線設定装置。
  8. 無線通信による通信確立を要求するための無線設定要求信号を送信する無線通信装置が当該無線設定要求信号を、当該無線通信装置と通信を確立する無線設定装置に送信する無線設定要求信号送信ステップと、
    前記無線設定装置が、前記無線通信装置から前記無線設定要求信号を受信したときに、前記無線設定要求信号の受信履歴を記憶する記憶手段に当該無線設定要求信号を登録する登録ステップと、
    前記無線設定装置が、前記無線通信装置との通信確立処理を開始するためのユーザの操作を検知したときに、無線設定要求信号のうち、所定の設定方法による通信確立を要求する所定の通信確立要求信号の受信履歴が前記記憶手段に存在していない場合に、前記無線通信装置から無線設定要求信号を受信するまで待機する待機ステップと、
    前記無線設定装置が、前記操作を検知したときに、前記記憶手段に記憶された前記無線設定要求信号に、前記所定の通信確立要求信号の受信履歴が存在している場合、及び、前記無線設定装置が前記待機ステップで前記所定の通信確立要求信号を検知したときに、前記所定の設定方法で前記無線通信装置と通信を確立する第1通信確立ステップと、
    前記無線設定装置が前記待機ステップで前記所定の通信確立要求信号以外の無線設定要求信号を検知したときに、前記所定の設定方法以外の設定方法で前記無線通信装置と通信を確立する第2通信確立ステップとを含む
    ことを特徴とする無線簡易設定方法。
  9. 待機ステップで、無線設定装置が、所定の通信確立要求信号以外の他の通信確立要求信号を検知したときに、所定の設定方法で無線通信装置と通信を確立する
    請求項8記載の無線簡易設定方法。
  10. 無線設定要求信号送信ステップで、無線通信装置が、所定の通信確立要求信号としてWPS規格に基づく設定方法による通信確立を要求するWPS信号を送信し、
    登録ステップで、無線設定装置が、前記WPS信号の受信履歴を記憶手段に記憶し、
    待機ステップで、無線設定装置が、操作を検知したときに、記憶手段に記憶された無線設定要求信号の受信履歴に、前記WPS信号の受信履歴が存在していない場合に、無線通信装置から無線設定要求信号を受信するまで待機し、
    第1通信確立ステップで、無線設定装置が、操作を検知したときに、記憶手段に記憶された無線設定要求信号の受信履歴に前記WPS信号が存在している場合、及び前記待機ステップで、無線設定装置が、前記WPS信号を検知したときに、WPS規格に基づく設定方法で無線通信装置と通信を確立し、
    第2通信確立ステップで、無線設定装置が、前記待機手段が前記WPS信号以外の無線設定要求信号を検知したときに、WPS規格に基づく設定方法以外の設定方法で前記無線通信装置と通信を確立する
    請求項8または請求項9に記載の無線簡易設定方法。
  11. 無線設定要求信号送信ステップで、無線通信装置が、所定の通信確立要求信号としてWPS規格に基づく設定方法による通信確立を要求するWPS信号を送信し、
    登録ステップで、無線設定装置が、前記WPS信号の受信履歴を記憶手段に記憶し、
    待機ステップで、無線設定装置が、操作を検知したときに、記憶手段に記憶された無線設定要求信号の受信履歴に、前記WPS信号の受信履歴が存在していない場合に、無線通信装置から無線設定要求信号を受信するまで待機し、
    第1通信確立ステップで、無線設定装置が、操作を検知したときに、記憶手段に記憶された無線設定要求信号の受信履歴に前記WPS信号が存在している場合、及び前記待機ステップで、無線設定装置が、前記WPS信号を検知したときに、WPS規格に基づく通信確立方法で通信を確立し、
    第2通信確立ステップで、無線設定装置が、他の通信確立要求信号としてEPAoL−startフレームを検知したときに、WPS規格に基づく設定方法で無線通信装置と通信を確立する
    請求項9記載の無線簡易設定方法。
  12. 無線設定装置は、当該無線設定装置に備えた押しボタンが押下されたときに操作を検知する
    請求項8から請求項11のいずれか1項に記載の無線簡易設定方法。
  13. 無線通信による通信確立を要求するための無線設定要求信号を送信する無線通信装置から、当該無線設定信号を受信するコンピュータに搭載される無線簡易設定プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記無線通信装置から前記無線設定要求信号を受信したときに、前記無線設定要求信号の受信履歴を記憶する記憶手段に当該無線設定要求信号を登録する登録処理、
    前記コンピュータが前記無線通信装置との通信確立処理を開始するためのユーザの操作を検知したときに、無線設定要求信号のうち、所定の設定方法による通信確立を要求する所定の通信確立要求信号の受信履歴が前記記憶手段に存在していない場合に、前記無線通信装置から無線設定要求信号を受信するまで待機する待機処理、
    前記コンピュータが前記操作を検知したときに、前記記憶手段に記憶された前記無線設定要求信号に、前記所定の通信確立要求信号の受信履歴が存在している場合、及び、前記コンピュータが前記待機処理で前記所定の通信確立要求信号を検知したときに、前記所定の設定方法で前記無線通信装置と通信を確立する第1通信確立処理、および、
    前記コンピュータが前記待機処理で前記所定の通信確立要求信号以外の無線設定要求信号を検知したときに、前記所定の設定方法以外の設定方法で前記無線通信装置と通信を確立する第2通信確立処理
    を実行させるための無線簡易設定プログラム。
  14. コンピュータに、
    待機処理で、当該コンピュータが所定の通信確立要求信号以外の他の通信確立要求信号を検知したときに、所定の設定方法で無線通信装置と通信を確立させる
    請求項13記載の無線簡易設定プログラム。
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