JP6453031B2 - 扉錠におけるシリンダ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、住宅の玄関扉などに設けられる扉錠のシリンダ装置に関する。
玄関扉に設けられる扉錠は、例えば、下記特許文献1に記載されるように、扉の戸先側端面に埋設される錠ケースと、その錠ケースのフロント裏板およびそのフロント裏板にねじ止めされたフロントプレートを貫通するようにして形成されたボルト挿入孔から出没可能なデッドボルトと、扉の室外壁面に設けられ、キーの操作によってデッドボルトを進退させるシリンダ装置と、扉の室内壁面に設けられ、摘みの回転操作によってデッドボルトを進退させるサムターン装置とを有している。
ここで、シリンダ装置は、シリンダボディを有し、そのシリンダボディに形成された軸方向のシリンダ挿入孔内にシリンダを組み込んでいる。シリンダは、外筒と、その内側に組み込まれた内筒からなり、上記内筒に形成されたキー孔内にキーを挿入することにより解錠状態とされて内筒の回転操作を可能とし、その内筒の回転によってデッドボルトを進退させるようにしている。
上記シリンダ装置におけるシリンダボディは、その後端部が錠ケースの室外側壁を貫通して錠ケースの内部に位置し、先端部が扉の室外壁から外部に露出する組み込みとされ、錠ケースのフロント裏板から差し込まれる係止ピンをシリンダボディの後端部に形成されたピン孔に差し込むことによって取付け状態とされる。
上記特許文献には記載されていないものの、一般的な扉錠におけるシリンダ装置においては、シリンダボディの外部に露出する先端部に化粧用のカラーと、そのカラーを扉の室外壁に向けて付勢するコイルスプリングと、保護キャップとを嵌合し、上記カラーによって扉の室外壁に形成されたボディ組込み孔の内周とシリンダボディの外周間に形成される隙間を覆い、シリンダボディの先端部に固定される上記保護キャップによってコイルスプリングおよびカラーを抜止めしている。
ここで、カラーは、内筒部と、その内筒部の先端から外方に折り返された外筒部を有し、内筒部の軸方向長さは一定とされているが、外筒部の軸方向長さは一定ではなく、その外筒部長さの相違する数種のカラーが用意され、扉の厚さに応じて適切な長さの外筒部を有するカラーがシリンダボディ上への取り付けとされる。
また、カラーは、外筒部の形状や色彩の異なる数種のものが用意され、好みに応じたものが取り付けとされる。
特開2007-332672号公報
ところで、シリンダボディの外部に露出する端部に保護キャップを嵌合してカラーを抜止めする従来のシリンダ装置においては、保護キャップを圧入やスプリングピンの打ち込み、あるいは、保護キャップ端部の内向きへの加締めによってシリンダボディへの取付けとしているため、プレス機等の特殊な設備を必要とし、取付けに手間がかかっていた。
また、扉への組み付け後、厚さの異なる扉への取り換えや仕上げ色の変更等の仕様変更に伴ってカラーを取り換えなければならない場合、保護キャップの取り外しを行って交換用カラーの取り付けを行う必要がある。このとき、保護キャップの取付けに特殊な設備を必要とするため、現場で対応することができない場合が生じる。
この発明の課題は、カラー抜止め用の保護キャップを工具を用いることなく簡単に組み付けることができ、しかも、悪戯によって取り外すことができない確実な取り付け状態を得ることができるようにした扉錠におけるシリンダ装置を提供することである。
上記の課題を解決するため、この発明においては、錠ケースの室外側壁を貫通して後端部が錠ケース内に位置し、先端部が扉の室外壁面を貫通して外部に露出する取り付けとされる筒状のシリンダボディと、そのシリンダボディ内に組み込まれたシリンダと、前記シリンダボディの外部に露出する先端部に嵌合されたカラーと、そのカラーを扉の室外壁面に向けて付勢するコイルスプリングと、前記シリンダボディの先端部に嵌合されて前記カラーおよびコイルスプリングを抜止めとする保護キャップを有してなり、前記シリンダが外筒および内筒を備え、その内筒に形成されたキー孔内に挿し込まれるキーによって内筒が回動操作される扉錠におけるシリンダ装置において、前記保護キャップの内側において前記シリンダボディの端部にインナキャップを嵌合し、そのインナキャップとシリンダボディの相互間に、インナキャップの嵌合によって周方向に係合する回り止め手段と、前記インナキャップの嵌合によって軸方向に係合する抜止め手段とを設け、前記インナキャップに径方向に弾性変形可能な抜止め片を設け、その抜止め片の先端部外周に突起部を設け、前記保護キャップには前記突起部が嵌合される係合孔を設け、その係合孔を扉への取付け状態でカラーによって覆われる位置とした構成を採用したのである。
上記の構成からなるシリンダ装置において、そのシリンダ装置の組立てに際しては、シリンダボディの先端部から外側にカラーおよびコイルスプリングを嵌合した後、インナキャップを嵌合し、さらに、その外側に保護キャップを嵌合する。
ここで、インナキャップを嵌合すると、回り止め手段および抜止め手段のそれぞれが係合し、インナキャップは回り止めされ、かつ、抜止めされる。そのインナキャップの取付け後、そのインナキャップの外側に保護キャップを嵌合すると、抜止め片に設けられた突起部が保護キャップに形成された係合孔に係合し、保護キャップが取り付け状態とされ、その保護キャップによってコイルスプリングおよびカラーが抜止めされる。
このように、シリンダボディに対するインナキャップの嵌合後に保護キャップを嵌合する簡単な操作によって保護キャップの取付けとすることができる。
ここで、回り止め手段として、インナキャップの内周に形成された軸方向に延びる回り止め突条と、シリンダボディの先端部外周に形成されて上記回り止め突条が嵌合される軸方向溝からなるものを採用することができる。
また、抜止め手段として、インナキャップに径方向に弾性変形可能な複数の係合爪片を周方向に間隔をおいて設け、その係合爪片の先端部に内向きの鉤部を形成し、シリンダボディの先端部外周に、上記鉤部が係合される周方向溝を設けた構成からなるものを採用することができる。
上記複数の係合爪片のそれぞれ外周に先端に向けて薄肉厚とするテーパ面を設け、そのテーパ面の周方向の中央部に、保護キャップの嵌合による組み付け時に、外周面で保護キャップを摺動案内するガイド突条を設けておくと、保護キャップの内径面とインナキャップの外径面間に微小な径差を形成することができるため、インナキャップに対する保護キャップの初期嵌合を容易とすることができ、保護キャップの取付けの容易化を図ることができる。
この発明においては、上記のように、シリンダボディに対するインナキャップの嵌合後、そのインナキャップの外側に保護キャップを嵌合することによって保護キャップの取付けとすることができるため、工具を用いることなく保護キャップを簡単に取り付けることができる。
また、インナキャップの取付けによりシリンダボディとの間に設けた回り止め手段および抜止め手段が係合してインナキャップは回り止めされ、かつ、抜止めされ、そのインナキャップの外側に保護キャップを嵌合すると、突起部が係合孔に係合するため、保護キャップを強固に確実に取り付けることができる。
さらに、係合孔は扉に対する扉錠の取り付け状態でカラーによって覆われる位置に設けられているため、係合孔に対する突起部の係合が悪戯によって係合解除されることはなく、安全性に優れた扉錠を得ることができる。
また、シリンダ装置を錠ケースから取り外すと、コイルスプリングの弾性力によりカラーが後退して係合孔が外部に露出するため、突起部をピンで押し込むことにより、抜止め片が径方向内方に弾性変形して係合孔に対する突起部の係合を解除することができ、保護キャップおよびインナキャップを簡単に取り外すことができ、カラーを簡単に取り換えることができる。
この発明に係るシリンダ装置を備える扉錠の一部切欠正面図 この発明に係るシリンダ装置の断面図 シリンダ装置の縦断面図 インナキャップの回り止め手段を示す断面図 インナキャップの抜止め手段を示す断面図 インナキャップと保護キャップの係合部を示す断面図 インナキャップと保護キャップの係合解除状態を示す断面図 シリンダ装置を形成する各種部品の分解斜視図 インナキャップを示す斜視図
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、扉錠10は、扉Aの戸先側端面に埋設される錠ケース11と、その錠ケース11のフロント裏板12およびそのフロント裏板12にねじ止めされたフロントプレート13を貫通するようにして形成されたボルト挿入孔14から出没自在とされたデッドボルト15と、錠ケース11の室外側壁11aに設けられたシリンダ装置20と、上記錠ケース11の室内側壁11bに設けられたサムターン装置80とからなる。
サムターン装置80は、扉Aの室内壁面bを貫通して室内に臨む端部に摘み81を有し、その摘み81を回転させることにより、その回転運動は錠ケース11内に組み込まれた図示省略の運動変換機構によりデッドボルト15の直線運動に変換されて、そのデッドボルト15が進退される。
図2、図3および図8に示すように、シリンダ装置20は、シリンダボディ21と、そのシリンダボディ21内に組み込まれたシリンダ30と、上記シリンダボディ21の外側に嵌合されたカラー40と、そのカラー40を錠ケース11の室外側壁11aに向けて付勢するコイルスプリング44と、上記シリンダボディ21の先端部に装着された保護キャップ50と、その保護キャップ50をシリンダボディ21に固定するインナキャップ60とからなる。
シリンダボディ21は、その後端部が錠ケース11の室外側壁11aを貫通し、錠ケース11内に位置する後端部の外周に一対の突出部22が対向位置に設けられ、各突出部22に形成されたピン孔23に係止ピン24が挿入されている。
係止ピン24は、錠ケース11のフロント裏板12を貫通する挿し込みとされ、ピン孔23に対する係止ピン24の挿入によって錠ケース11にシリンダボディ21の後端部が固定の支持とされている。
シリンダボディ21は、先端部が扉Aの室外壁面aに形成された開口部cを貫通し、外部に臨む先端部には小径部25が設けられている。
図3に示すように、シリンダボディ21は筒状をなし、その軸心上に設けられたシリンダ挿入孔26内にシリンダ30が組み込まれている。シリンダ30は、シリンダ挿入孔26の先端部内周に形成されたフランジ27によって外部への抜止めとされている。また、シリンダ30は、シリンダ挿入孔26の後端部内に組み込まれたワッシャ28および止め輪29によってシリンダ挿入孔26の後端開口から抜け出るのが防止されている。
図3および図8に示すように、シリンダ30は、外筒31と、その内側に組み込まれた内筒32とからなる。内筒32は、キー孔33を有し、そのキー孔33にキーを挿入することにより内筒32は解錠されて回転可能となり、その内筒32を回転させることによって図1のデッドボルト15が進退するようになっている。
なお、内筒32の回転運動をデッドボルト15の進退動に変換する運動変換機構については、従来から周知の機構であるため、ここでは、図示省略している。
図2に示すように、カラー40は、内筒部41およびその内筒部41の先端から外側後方に折り返されたテーパ状の外筒部42を有し、上記内筒部41の後端にコイルスプリング44の端部を受ける内向きフランジ43が形成された鋼板のプレス成形品からなっている。
カラー40はシリンダボディ21の先端部から外側に嵌合され、その嵌合後に、内筒部41内へのコイルスプリング44の組み付けが行われ、上記コイルスプリング44から内向きフランジ43に負荷される押圧力によりカラー40が錠ケース11側に付勢されて、外筒部42の後端が扉Aの室外壁面aに押し付けられている。
カラー40は、内筒部41の軸方向長さを一定として、外筒部42の軸方向長さが相違する数種のものが用意され、扉Aの厚さに応じて適切なものが採用される。また、カラー40は、色彩や外径形状が相違する数種のものが用意され、お客の好みに応じたものがシリンダボディ21への取り付けとされる。
図2および図8に示すように、保護キャップ50は、環状板部51の外周に円筒部52を設けた鋼板のプレス成形品からなり、上記環状板部51はシリンダ30における外筒31の先端面を覆うことができる大きさとされ、その環状板部51の中心孔53に対してシリンダ30における内筒32の先端部が挿入可能とされている。
また、円筒部52は、シリンダボディ21の小径部25に嵌合されるインナキャップ60の外側に嵌合可能な大きさとされている。
インナキャップ60は、保護キャップ50の内側においてシリンダボディ21の小径部25に嵌合される環状部61を先端に有し、その環状部61の後端に軸方向に向く一対の板片62を対向位置に連設された合成樹脂の成形品からなる。
図4に示すように、インナキャップ60と小径部25の相互間に周方向に係合する回り止め手段63が設けられている。また、図5に示すように、インナキャップ60と小径部25の相互間には軸方向に係合する抜止め手段66が設けられている。
図4および図8に示すように、回り止め手段63は、一対の板片62の内周に軸方向に延びる回り止め突条64を設け、小径部25の外周には軸方向溝65を形成し、その軸方向溝65に対する回り止め突条64の嵌合によって周方向の係合としている。
図5および図8に示すように、抜止め手段66は、インナキャップ60の環状部61における一方の軸方向端面に、径方向に弾性変形可能な複数の係合爪片67を周方向に間隔をおいて設け、各係合爪片67の先端部に内向きの鉤部68を設け、小径部25の外周には周方向溝69を形成し、その周方向溝69に鉤部68を係合させてインナキャップ60の抜止めとしている。
ここで、係合爪片67は、小径部25に対するインナキャップ60の嵌合時に小径部25の先端面外周に対する鉤部68の当接により径方向外方に弾性変形する。その変形を容易にするため、鉤部68の先端面および小径部25の先端面外周のそれぞれにテーパ面68a、25aを設けている。
また、インナキャップ60に対する保護キャップ50の嵌合の容易化を図るため、係合爪片67の外周に先端を薄肉とするテーパ面70を設け、そのテーパ面70の周方向幅の中央部に、保護キャップ50の嵌合による組み付け時、その保護キャップ50の円筒部52の内径面を摺動案内するガイド突条71を設けて、円筒部52の内径面と環状部61の外径面間に微小な径差を設けている。
図6に示すように、保護キャップ50とインナキャップ60の相互間には、保護キャップ50を嵌合状態に保持する係合手段72が設けられている。係合手段72はインナキャップ60の環状部61における一方の軸方向端面に径方向に弾性変形可能な抜止め片73を設け、その抜止め片73の先端部外周に設けられた円形の突起部74を保護キャップ50の円筒部52に形成された係合孔75に係合させるようにしている。
ここで、抜止め片73は環状部61より薄肉とされ、径方向内方への弾性変形量を突起部74の高さ以上とされている。
また、係合孔75は、扉錠の扉Aへの取付け状態でカラー40で覆われる位置に設けられていると共に、シリンダ装置20を錠ケース11から取り外し、コイルスプリング44によってカラー40が後退動した際に外部に露出する位置に設けられている。
実施の形態で示すシリンダ装置20は上記の構造からなり、そのシリンダ装置20の組立てに際しては、錠ケース11に後端部が支持されたシリンダボディ21の先端部から外側にカラー40およびコイルスプリング44を嵌合し、その後、インナキャップ60を嵌合して、さらに、その外側に保護キャップ50を嵌合する。
ここで、インナキャップ60の嵌合に際しては、そのインナキャップ60に設けられた回り止め突条64とシリンダボディ21の小径部25に設けられた軸方向溝65の位置合わせを行って、インナキャップ60を嵌合する。
インナキャップ60の嵌合により軸方向溝65に回り止め突条64が嵌合し、軸方向溝65と回り止め突条64の周方向の係合によってインナキャップ60は、小径部25に対して回り止めされる。
また、インナキャップ60の嵌合初期、小径部25の先端面外周部に形成されたテーパ面25aに対する係合爪片67の鉤部68の当接により係合爪片67が径方向外方に弾性変形して、インナキャップ60の嵌合を可能とし、鉤部68が周方向溝69と対向する位置までインナキャップ60が嵌合されると、係合爪片67が形状復元して、周方向溝69に鉤部68が係合し、インナキャップ60は固定の取り付けとされる。
インナキャップ60の上記のような取付け後、保護キャップ50に設けられた係合孔75をインナキャップ60に設けられた突起部74に位相合わせして、そのインナキャップ60の外側に保護キャップ50を嵌合すると、突起部74が保護キャップ50の係合孔75に係合し、保護キャップ50が固定の取り付けとされる。そして、その保護キャップ50によってコイルスプリング44およびカラー40が抜止めされる。
このように、シリンダボディ21の小径部25に対するインナキャップ60の嵌合後に保護キャップ50を嵌合することで保護キャップ50の取付けとすることができ、工具を用いることなく保護キャップ50を極めて簡単に取り付けることができる。
また、インナキャップ60の取付け状態では、回り止め突条64と軸方向溝65が係合してインナキャップ60は回り止めされ、かつ、係合爪片67の鉤部68が周方向溝69に係合してインナキャップ60が抜止めされ、そのインナキャップ60の外側に対する保護キャップ50の嵌合によって、突起部74が係合孔75に係合するため、保護キャップ50を強固に取り付けることができる。
さらに、扉錠10を扉Aに取り付ける状態では、図6に示すように、カラー40は保護キャップ50の円筒部52に形成された係合孔75を覆うため、係合孔75に対する突起部74の係合が悪戯によって係合解除されることはなく、安全性に優れた扉錠10の取り付けとすることができる。
ここで、シリンダ装置20を錠ケース11から取り外すと、コイルスプリング44の弾性力によりカラー40が後退して、図7に示すように、係合孔75が外部に露出するため、同図の鎖線で示すピン等の工具Tで突起部74を押し込むことにより、抜止め片73が径方向内方に弾性変形して係合孔75に対する突起部74の係合が解除する。その係合解除によって保護キャップ50を簡単に取り外すことができる。
また、保護キャップ50の取り外し後、係合爪片67の先端部と周方向溝69間に形成される隙間にドライバ等を差し込んで抉ることにより、係合爪片67が径方向外方に弾性変形して周方向溝69に対する鉤部68の係合が解除し、インナキャップ60を簡単に取り外すことができる。そして、そのインナキャップ60を取り外すことで、扉Aの厚さに応じたカラー40の取り換えとすることができる。
11 錠ケース
21 シリンダボディ
30 シリンダ
31 外筒
32 内筒
33 キー孔
40 カラー
44 コイルスプリング
50 保護キャップ
60 インナキャップ
63 回り止め手段
64 回り止め突条
65 軸方向溝
66 抜止め手段
67 係合爪片
68 鉤部
69 周方向溝
70 テーパ面
71 ガイド突条
73 抜止め片
74 突起部
75 係合孔

Claims (3)

  1. 錠ケースの室外側壁を貫通して後端部が錠ケース内に位置し、先端部が扉の室外壁面を貫通して外部に露出する取り付けとされる筒状のシリンダボディと、そのシリンダボディ内に組み込まれたシリンダと、前記シリンダボディの外部に露出する先端部に嵌合されたカラーと、そのカラーを扉の室外壁面に向けて付勢するコイルスプリングと、前記シリンダボディの先端部に嵌合されて前記カラーおよびコイルスプリングを抜止めとする保護キャップを有してなり、前記シリンダが外筒および内筒を備え、その内筒に形成されたキー孔内に挿し込まれるキーによって内筒が回動操作されるようになっており、
    前記保護キャップの内側において前記シリンダボディの端部にインナキャップを嵌合し、そのインナキャップとシリンダボディの相互間に、インナキャップの嵌合によって周方向に係合する回り止め手段と、前記インナキャップの嵌合によって軸方向に係合する抜止め手段とを設け、前記インナキャップに径方向に弾性変形可能な抜止め片を設け、その抜止め片の先端部外周に突起部を設け、前記保護キャップには前記突起部が嵌合される係合孔を設け、その係合孔を扉への取付け状態でカラーによって覆われる位置とした扉錠におけるシリンダ装置において、
    前記回り止め手段が、前記インナキャップの内周に形成された軸方向に延びる回り止め突条と、前記シリンダボディの先端部外周に形成されて前記回り止め突条が嵌合される軸方向溝からなることを特徴とする扉錠におけるシリンダ装置。
  2. 前記抜止め手段が、前記インナキャップに径方向に弾性変形可能な複数の係合爪片を周方向に間隔をおいて設け、その係合爪片の先端部に内向きの鉤部を形成し、前記シリンダボディの先端部外周に、前記鉤部が係合される周方向溝を設けた構成からなる請求項1に記載の扉錠におけるシリンダ装置。
  3. 前記複数の係合爪片のそれぞれ外周に先端に向けて薄肉厚とするテーパ面を設け、そのテーパ面の周方向の中央部に、前記保護キャップの嵌合による組み付け時に、外周面で保護キャップを摺動案内するガイド突条を設けた請求項に記載の扉錠におけるシリンダ装置。
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