JP6452877B1 - 高揚力装置、飛行機の主翼、水中翼船の水中翼、及び飛行機のエンジンカウル - Google Patents

高揚力装置、飛行機の主翼、水中翼船の水中翼、及び飛行機のエンジンカウル Download PDF

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    • F15D1/10Influencing flow of fluids around bodies of solid material
    • F15D1/12Influencing flow of fluids around bodies of solid material by influencing the boundary layer

Abstract

【課題】 揚力の増加と抗力の減少を実現する。
【解決手段】 高揚力装置は、後端部が鋭角状に形成された翼本体部と、前記翼本体部の先端側に固体された鋭角部と、備える高揚力装置であって、前記高揚力装置の断面における前記鋭角部の先端点の高さ位置は、前記高揚力装置の投影下端線から前記高揚力装置の投影上下中心線までの間に存在することを特徴とする。
【選択図】図11

Description

本発明は、例えば、流体によって生じ得る抗力を減少できるようにした高揚力装置、飛行機の主翼、水中翼の水中翼、及び飛行機のエンジンカウルに関する。
従来、亜音速で飛行する飛行機の主翼は、揚力を効率よく発生させ、且つ、抗力を減少させることを目的に形成されている。
図15は、飛行機の主翼の代表的な従来例であるNACA0010の断面形状を示している。NACA0010は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の前身であるNACA(アメリカ航空諮問委員会)によって定義されたものである。同図に示されるように、NACA0010の断面形状(以下、翼型と称する)は、先端部101が円弧状、後端部102が鋭角に形成された、いわゆる流線形である。
なお、通常、主翼には仰角が設けられており、同図の場合、先端部101と後端部102とを繋いだ翼中心線(翼弦線)204と、主翼に当たる流体(空気)が流れる方向と平行であって、主翼の翼型の最下部分に接する投影下端線202とが成す仰角が3°とされている。
また、例えば特許文献1には、主翼の前縁部に設ける可動式の高揚力装置と、飛行機が巡航状態となって該高揚力装置を収容する際に発生し得る抗力の増加を抑止するための渦発生器とが記載されている。
特開2013−233926号公報
上述したように、飛行機の主翼は、従来から揚力の発生と抗力の減少を考慮して形成されている。ただし、抗力の減少に関しては、従来から流線形が最も効率的な翼型であるとされている。しかしながら、本発明者は、流線形よりも抗力を減少できる翼型を見出した。
また、引用文献1に記載の渦発生器は、飛行機が巡航状態となって高い揚力が不要となったときに抗力の増加を抑止し得るものであり、揚力の効率的な発生と同時に抗力を減少させるものではない。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、流線形に比較して揚力の増加と抗力の減少とを同時に実現できる翼型を提案することを目的とする。
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下のとおりである。上記課題を解決すべく、本発明の一態様に係る高揚力装置は、高揚力装置であって、後端部が鋭角状に形成された翼本体部と、前記翼本体部の先端側に固定された鋭角部と、を備え、前記高揚力装置の断面における前記鋭角部の先端点の高さ位置は、前記高揚力装置の投影下端線から前記高揚力装置の投影上下中心線までの間に存在することを特徴とする。
前記鋭角部は、前記翼本体部に対して分離着脱可能に固定されているようにすることができる。
前記断面における前記先端点の高さ位置は、前記高揚力装置の前記投影上下中心線に略一致するようにすることができる。
前記断面における前記鋭角部は、30°以下に形成されているようにすることができる。
前記断面における前記鋭角部は、略20°に形成されているようにすることができる。
前記断面における前記先端点と前記高揚力装置の上端部とを繋ぐ上辺は、直線状に形成されているようにすることができる。
前記断面における前記後端部の高さ位置は、前記高揚力装置の前記投影下端線に略一致するようにすることができる。
前記断面における前記先端点と前記翼本体部の前記後端部とを繋ぐ下辺は、直線状に形成されているようにすることができる。
前記断面における前記先端点と前記翼本体部の前記後端部とを繋ぐ下辺は、曲線状に形成されているようにすることができる。
本発明の他の態様に係る飛行機の主翼は、上記した高揚力装置を採用したことを特徴とする。
本発明のさらに他の態様に係る水中翼船の水中翼は、上記した高揚力装置を採用したことを特徴とする。
本発明のさらに他の態様に係る飛行機のエンジンカウルは、上記した高揚力装置における前記鋭角部の断面形状を、先端側の断面形状に採用したことを特徴とする。
本発明によれば、流線形に比較して揚力の増加と抗力の減少とを実現することが可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
翼モデルの揚力及び抗力の測定に用いた測定装置の構成例を示す図である。 抗力の算出方法を説明するための図である。 翼モデルM01〜M08を示す図である。 翼モデルM01〜M08の仕様と抗力を示す図である。 翼モデルM01〜M08の先端角度と抗力との関係を示す図である。 翼モデルM1〜M5の形状を示す図である。 翼モデルM6〜M9の形状を示す図である。 翼モデルM1〜M9の抗力と揚力の測定値を示す図である。 翼モデルM1〜M9の抗力と揚力の測定値をプロットした図である。 翼モデルM2〜M9の評価をまとめた図である。 翼モデルM10〜M12の形状を示す図である。 翼モデルM10〜M12の抗力と揚力の測定値を示す図である。 翼モデルM10〜M12の抗力と揚力の測定値をプロットした図である。 翼モデルM11,M12の評価をまとめた図である。 翼型の代表的な従来例であるNACA0010を示す図である。
以下、本発明に係る一実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、一実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、「Aからなる」、「Aよりなる」、「Aを有する」、「Aを含む」と言うときは、特にその要素のみである旨明示した場合等を除き、それ以外の要素を排除するものでないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。
<翼モデルの揚力及び抗力の測定に用いた測定装置の構成例>
図1は、後述する各翼モデルの揚力及び抗力の測定に用いた測定装置の構成例を示している。ここで翼モデルとは、全長(図面左右方向の長さ)が略120mm、全幅(図面奥行き方向の長さ)が略100mmであって、全幅方向で同一の翼型に形成されたものである。
該測定装置10は、可動部11、水平可動部13、L型変換部15、上下可動部17、測定部21,22、及び送風部23を備える。
可動部11には、翼保持点12(図面奥行き方向の軸)にて、水平方向に対して所定の仰角(例えば、+3°)が設けられた翼モデル30が固定されている。可動部11は、翼モデル30に生じる揚力及び抗力に応じて上下方向及び水平方向に移動可能とされている。可動部11の下端は測定部22に接している。なお、翼モデル30上の点Pは、翼モデル30の全体に生じる揚力及び抗力の仮想的な作用点を示している。以下、点Pを作用点Pと称する。
水平可動部13は、一端が翼保持点12にて可動部11と回動自在に接続されており、他端がL型変換部15の一端と回動自在に接続されている。
L型変換部15は、その中心が回転軸16にて固定台20に回動自在に接続されており、その一端が回転軸14にて水平可動部13の他端と回動自在に接続され、その他端が回転軸18にて上下可動部17の一端と回動自在に接続されている。上下可動部17は、その下端が測定部21に接している。
測定部21は、下方に移動された上下可動部17によって押下される力を測定する。なお、測定部21は、送風部23から送風が行われていないときの上下可動部17等の重さを表す測定値を初期値として保持し、送風部23から送風が行われているときの測定値と該初期値との差を測定値D01または測定値D02として測定する。
測定部22は、下方に移動された可動部11によって押下される力を測定する。なお、測定部22は、無風状態(送風部23から送風が行われていない状態)の可動部11等の重さを表す測定値を初期値として保持し、送風部23から送風が行われているときの測定値と初期値との差を測定値L01または測定値L02して測定する。
送風部23は、翼モデル30に対して、水平方向(図面右方向)に所定の風速(例えば10m/sec)で送風を行う。
測定装置10を用いた測定では、はじめに図1に示されたように、翼モデル30を所定の仰角(いまの場合、+3°)を設けた状態で測定を行う。
図1に示された状態で送風部23から送風が行われると、翼モデル30の作用点Pには、図中上方向の揚力Lと、図中右方向の抗力Dが生じる。
翼モデル30は、揚力Lによって図中上方向に移動され、翼モデル30が固定されている可動部11も図中上方向に移動される。よって、測定部22の測定値は、無風状態のときの初期値よりも減少することになる。この減少した測定値と初期値の差分が測定値L01として測定される。
また、翼モデル30は、抗力Dによって図中右方向に移動され、翼モデル30が固定されている可動部11とそれに接続されている水平可動部13も図中右方向に移動される。水平可動部13の図中右方向への移動により、L型変換部15は回転軸16を中心として図中右回りに移動し、これによって上下可動部17は図中下方向に移動される。よって、測定部21の測定値は、無風状態の初期値よりも増加することになる。この増加した測定値と初期値の差分が測定値D01として測定される。
ただし、測定部21による測定値D01には抗力Dだけでなく揚力Lも影響しているので、この影響を計算によって打ちけすため、次に、図2に示すように、翼モデル30の上下を反転し、さらに負の仰角(いまの場合、−3°)を設けた状態で同様の測定を行う。
図2の状態の場合、送風部23から送風が行われると、翼モデル30の作用点Pには、図中下方向の揚力L(=−L)と、図中右方向の抗力Dが生じる。
翼モデル30は、揚力Lによって図中下方向に移動され、翼モデル30が固定されている可動部11も図中下方向に移動される。よって、測定部22の測定値は、無風状態のときの初期値よりも増加することになる。この増加した測定値と初期値の差分が測定値L02として測定される。
また、翼モデル30は、抗力Dによって図中右方向に移動され、翼モデル30が固定されている可動部11とそれに接続されている水平可動部13も図中右方向に移動される。水平可動部13の図中右方向への移動により、L型変換部15は回転軸16を中心として図中右回りに移動し、これによって上下可動部17は図中下方向に移動される。よって、測定部21の測定値は、無風状態の初期値よりも増加することになる。この増加した測定値と初期値の差分が測定値D02として測定される。
そして、上述した2回の測定結果を用いた計算により、翼モデル30の揚力及び抗力を取得する。具体的には、以下に説明するとおりである。
まず、図1に示された状態での測定部21による測定値D01には、次式(1)に示すように、抗力Dだけでなく揚力Lに基づくモーメントMが影響している。
01=D+M/b
・・・(1)
ただし、式(1)におけるモーメントMは、次式(2)のとおりである。
=a×L
・・・(2)
式(2)におけるaは、翼モデル30の作用点Pと翼保持点12との水平方向の距離である。なお、測定部22による測定値L01にも、揚力Lだけでなく抗力Dが影響する。ただし、抗力Dが作用する作用点Pと翼保持点12との上下方向距離は、翼保持点12と測定部22の距離bに比較して十分小さいので、抗力Dによるモーメントは無視することができる。よって、次式(3)に示すように、測定部22による測定値L01を揚力Lと見做すことができる。
=L01
・・・(3)
次に、図2に示された状態での測定部21による測定値D02には、次式(4)に示すように、抗力Dだけでなく揚力Lに基づくモーメントMが影響している。
02=D−M/b
・・・(4)
ただし、式(4)におけるモーメントMは、次式(5)のとおりである。
=a×L
・・・(5)
次に、次式(6)に示されるように、式(1)と式(4)とを加算して2で除算すれば、抗力Dを得る。
(D01+D02)/2=(D+M/b+D−M/b)/2=D
・・・(6)
よって、抗力Dは、測定部21による2回の測定値D01,D02に基づいて算出することができる。
以上のように、後述する各翼モデルの揚力については、測定装置10の測定部22による測定値そのものである。一方、各翼モデルの抗力については、測定装置10の測定部21による測定値に基づいて算出した計算値であるが、測定装置10によって測定した抗力とも記載する。
<理想的な翼型の決定>
次に、理想的な翼型について説明する。
図3は、測定装置10を用いて揚力及び抗力を測定した複数の翼モデル30の翼型の例を示している。
各翼モデル30は、同図の(A)に示される、先端側が平坦であって後端側が鋭角状に形成されたベース部31に、同図の(B)〜(I)に示される異なる複数の頭部32を組み合わせて形成される。各翼モデル30は、全体として前後に細長く、先端側が円弧状または鋭角に形成され、後端側が鋭角に形成されている。
ベース部31に対して同図の(B)に示す先端が円弧状の頭部32を組み合わせた翼モデルを、以下、翼モデルM01と称する。
ベース部31に対して同図の(C)に示す先端が鋭角(20°)に形成された頭部32を組み合わせた翼モデルを、以下、翼モデルM02と称する。
ベース部31に対して同図の(D)に示す先端が翼モデルM02よりも大きな鋭角(29°)に形成された頭部32を組み合わせた翼モデルを、以下、翼モデルM03と称する。
ベース部31に対して同図の(E)に示す先端が翼モデルM03よりも大きな鋭角(37°)に形成された頭部32を組み合わせた翼モデルを、以下、翼モデルM04と称する。
ベース部31に対して同図の(F)に示す先端が翼モデルM04よりも大きな鋭角(44°)に形成された頭部32を組み合わせた翼モデルを、以下、翼モデルM05と称する。
ベース部31に対して同図の(G)に示す先端が翼モデルM05よりも大きな鋭角(50°)に形成された頭部32を組み合わせた翼モデルを、以下、翼モデルM06と称する。
ベース部31に対して同図の(H)に示す先端が翼モデルM06よりも大きな鋭角(61°)に形成された頭部32を組み合わせた翼モデルを、以下、翼モデルM07と称する。
ベース部31に対して同図の(I)に示す先端が翼モデルM07よりも大きな鋭角(66°)に形成された頭部32を組み合わせた翼モデルを、以下、翼モデルM08と称する。
次に、図4は、翼モデルM01〜M08の先端角度[°(度)]、及び測定された抗力[gf(グラム重)]を示している。
図5は、図4に示された翼モデルM01〜M08の先端角度と抗力との関係をプロットしたものであり、横軸が先端角度、縦軸が抗力を示している。
同図において、黒丸は、翼モデルM01〜M08から測定された抗力の測定値である。2点鎖線は、黒丸で示された翼モデルM01〜M08の測定値から求めた近似曲線である。白丸は、先端角度を20°,30°,40°,50°,60°とした仮想的な複数の翼モデルに対して近似曲線を用いて推定した推定値である。
上述した推定値によれば、翼モデルM01と比較した場合、先端角度が20°の仮想的な翼モデルは、抗力を63%まで減少させることができる。また、先端角度が30°の仮想的な翼モデルは、抗力を71%まで減少させることができる。また、先端角度が40°の仮想的な翼モデルは、抗力を82%まで減少させることができる。また、先端角度が50°の仮想的な翼モデルは、抗力を95%まで減少させることができる。なお、先端角度が60°の仮想的な翼モデルは、抗力が増加してしまうことがわかる。
以上の結果より、翼モデルの先端角度を鋭角にして流体(いまの場合、送風部23からの風)の流れを上下に分けて、流体の淀み点の発生を防ぐことによって抗力を低減でき、さらに、先端の鋭角を小さくするほど抗力を低減できることがわかる。
次に、図6及び図7は、NACA0010の先端部101に、鋭角に形成された鋭角部300を設けた複数の翼モデルの翼型の例を示している。
図6の(A)は、鋭角部300を設けていないNACA0010の翼型を示している。以下、図6の(A)に示されたNACA0010を翼モデルM1と称する。なお、図6の(A)の場合、翼モデルM1は、先端部101と後端部102とを繋いだ翼中心線(翼弦線)204と、主翼に当たる流体(空気)が流れる方向と平行であって、翼モデルM1の最下部分に接する投影下端線202とが成す仰角が3°とされている。
図6の(B)は、翼モデルM2の翼型を示している。翼モデルM2は、NACA0010の先端部101に、先端点301の投影下端線202からの高さ位置が投影上下中心線203と一致するように形成された鋭角部300が設けられている。ここで、投影上下中心線203とは、主翼に当たる流体(空気)が流れる方向と平行であって、翼モデルM1の最上部分に接する投影上端線201と投影下端線202との中心を通る線を指す。
図6の(C)は、翼モデルM3の翼型を示している。翼モデルM3は、NACA0010の先端部101に、先端点301の投影下端線202からの高さ位置が翼中心線204と一致し、全長が翼モデルM2(図6の(B))と一致するように形成された鋭角部300が設けられている。
図6の(D)は、翼モデルM4の翼型を示している。翼モデルM4は、NACA0010の先端部101に、先端点301の投影下端線202からの高さが、後端部102の投影下端線202からの高さ位置と一致し、全長が翼モデルM2(図6の(B))と一致するように形成された鋭角部300が設けられている。
図6の(E)は、翼モデルM5の翼型を示している。翼モデルM5は、NACA0010の先端部101に、先端点301の投影下端線202からの高さ位置が投影上下中心線203と一致し、全長が翼モデルM2(図6の(B))よりも短くなるように形成された鋭角部300が設けられている。
図7の(A)は、翼モデルM6の翼型を示している。翼モデルM6は、NACA0010の先端部101に、先端点301の投影下端線202からの高さ位置が投影上下中心線203と一致し、全長が翼モデルM2(図6の(B))よりも長くなるように形成された鋭角部300が設けられている。
図7の(B)は、翼モデルM7の翼型を示している。翼モデルM7は、NACA0010の先端部101に、先端点301の投影下端線202からの高さ位置が後端部102の投影下端線202からの高さ位置と一致し、全長が翼モデルM6(図7の(A))と一致するように形成された鋭角部300が設けられている。
図7の(C)は、翼モデルM8の翼型を示している。翼モデルM8は、NACA0010の先端部101に、先端点301の高さ位置が投影下端線202と一致し、全長が翼モデルM6(図7の(A))と一致するように形成された鋭角部300が設けられている。
図7の(D)は、翼モデルM9の翼型を示している。翼モデルM9は、NACA0010の先端部101に、先端点301の投影下端線202からの高さ位置が翼中心線204と一致し、全長が翼モデルM6(図7の(A))と一致するように形成された鋭角部300が設けられている。
次に、図8は、翼モデルM1〜M9の先端角度[°]と、揚力及び抗力の測定値[gf]とを示している。図9は、測定値をプロットしたものであり、横軸が抗力、縦軸が揚力を示している。
同図において、翼モデルM1の測定値を基準とすれば、その左側にプロットされている測定値は、抗力に関して翼モデルM1よりも減少していることになる。また、その測定値の上側にプロットされている測定値は、揚力に関して翼モデルM1よりも増加していることになる。
例えば、翼モデルM3は、翼モデルM1と揚力はあまり変わらないが、抗力を減少させることができていることがわかる。また、例えば、翼モデルM8は、翼モデルM1よりも揚力が増加しているが、抗力も増加してしまっていることがわかる。
図10は、翼モデルM1を基準とする翼モデルM2〜M9の評価を示している。
翼モデルM2は、翼モデルM1に比較して抗力が84%に減少し、揚力が141%に増加しているので、抗力の減少と揚力の増加との両方に効果がある。
翼モデルM3は、翼モデルM1に比較して抗力が89%に減少しているが、揚力が98%に減少しているので、抗力の減少だけに効果がある。
翼モデルM4は、翼モデルM1に比較して抗力が115%に増加し、揚力が139%に増加しているので、揚力の増加だけに効果がある。
翼モデルM5は、翼モデルM1に比較して抗力が97%に減少し、揚力が129%に増加しているので、抗力の僅かな減少と揚力の増加に効果がある。
翼モデルM6は、翼モデルM1に比較して抗力が77%に減少し、揚力が173%に増加しているので、抗力の減少と揚力の増加との両方に大きな効果がある。
翼モデルM7は、翼モデルM1に比較して抗力が84%に減少し、揚力が225%に増加しているので、抗力の減少と揚力の増加との両方に大きな効果がある。
翼モデルM8は、翼モデルM1に比較して抗力が108%に増加し、揚力が284%に増加しているので、揚力の増加にだけ大きな効果がある。
翼モデルM9は、翼モデルM1に比較して抗力が71%に減少しているものの、揚力が32%に激減しているので飛行不可と判断できる。
以上に説明した翼モデルM2〜M9の評価を総合すると、抗力の減少に関しては、鋭角部300を有し、その先端点301の投影下端線202からの高さ位置が投影上下中心線203と一致していることが効果的であるといえる。一方、揚力の増加に関しては、先端点301の投影下端線202からの高さ位置が投影上下中心線203と投影下端線202との間にあることが効果的であるといえる。
次に、図11は、上述した抗力の減少に関して効果的な形状を有する複数の翼モデルの翼型の例を示している。なお、図11は、各翼モデルの仰角が3°である場合を示している。
図11の(A)は、後述する翼モデルM11,M12の評価の基準となる、NACA0010と同様に形成された翼モデルM10の翼型を示している。
図11の(B)は、翼モデルM11の翼型を示している。翼モデルM11は、翼モデルM10と全長が等しく翼面積が近づけられたものである。翼モデルM11は、本発明の高揚力装置に相当する。
なお、翼モデルM11は、後端部303が鋭角状に形成された翼本体部400の先端側に、鋭角部300を固定したものである。ただし、翼本体部400と鋭角部300との境界の形状は任意であって図示していない。また、翼モデルM11は、翼本体部400に対して鋭角部300を一体的に形成してもよいし、分離着脱可能に形成してもよい。
翼型M11の翼型は、先端点301の投影下端線202からの高さ位置が投影上下中心線203と一致し、先端点301が略20°の鋭角に形成され、先端点301と上端部302とを繋ぐ前方上辺が直線状に形成されている。また、翼型M11は、先端点301と後端部303とを繋ぐ下辺が直線状に形成され、後端部303の高さ位置が投影下端線202に一致するように形成されている。
なお、先端点301と上端部302とを結ぶ前方上辺と、投影上端線201とがなす角度が小さいほど抗力を減少できる。また、該角度は、先端点301と後端部303とを繋ぐ下辺が直線状に形成されている場合、剛性強度を確保し得る翼厚となるように、略17°以上が望ましい。さらに、仰角が増加した姿勢であっても流体の剥離が生じないように、上端部302と後端部303とを後方上辺と投影上端線201とがなす角度は15°以下が望ましい。
図11の(C)は、翼モデルM12を示している。翼モデルM12は、翼モデルM10と全長が等しく翼面積が近づけられたものである。翼モデルM12は、本発明の高揚力装置に相当する。
なお、翼モデルM12は、後端部303が鋭角状に形成された翼本体部400の先端側に、鋭角部300を固定したものである。ただし、翼本体部400と鋭角部300との境界の形状は任意であって図示していない。また、翼モデルM12は、翼本体部400に対して鋭角部300を一体的に形成してもよいし、分離着脱可能に形成してもよい。
翼型M12は、先端点301の投影下端線202からの高さ位置が投影上下中心線203と一致し、先端点301が略20°の鋭角に形成され、先端点301と上端部302とを繋ぐ前方上辺が直線状に形成されている。また、翼型M12は、先端点301と後端部303とを繋ぐ下辺が曲線状に形成され、後端部303の高さ位置が投影下端線202に一致するように形成されている。
なお、先端点301と上端部302とを結ぶ前方上辺と、投影上端線201とがなす角度が小さいほど抗力を減少できる。また、該角度は、先端点301と後端部303とを繋ぐ下辺が曲線状に形成されている場合、該下辺が直線状に形成されている翼型M11に比較して、剛性強度を確保するための翼厚を設け易いので、該角度は略13°以上とすればよい。さらに、仰角が増加した姿勢であっても流体の剥離が生じないように、上端部302と後端部303とを後方上辺と投影上端線201とがなす角度は15°以下が望ましい。
次に、図12は、翼モデルM10〜M12の揚力及び抗力の測定値[gf]を示している。同図の(A)は仰角を3°に設定した場合の測定値、同図の(B)は仰角を5°に設定した場合の測定値である。
図13は、図12に示された測定値をプロットしたものであり、横軸が抗力、縦軸が揚力を示している。なお、黒丸は仰角3°の測定値、白丸は仰角5°の測定値である。また、2点鎖線は、従来の翼型に生じると考えられる揚力及び抗力の分布範囲を示している。
図13において、翼モデルM10の測定値を基準とすれば、その左側にプロットされている測定値は、抗力に関して翼モデルM10よりも減少していることになる。また、その上側にプロットされている測定値は、揚力に関して翼モデルM10よりも増加していることになる。
図14は、翼モデルM10を基準とする翼モデルM11,M12の評価を示しており、同図の(A)は仰角を3°に設定した場合、同図の(B)は仰角を5°に設定した場合にそれぞれ対応する。
翼モデルM11は、仰角を3°に設定した場合、翼モデルM10に比較して抗力が84%に減少し、揚力が612%に増加している。また、仰角を5°に設定した場合、翼モデルM10に比較して抗力が82%に減少し、揚力が368%に増加している。したがって、翼モデルM11は、抗力の減少と揚力の増加との両方に効果があり、特に揚力増に大きな効果があるといえる。
翼モデルM12は、仰角を3°に設定した場合、翼モデルM10に比較して抗力が66%に減少し、揚力が245%に増加している。また、仰角を5°に設定した場合、翼モデルM10に比較して抗力が64%に減少し、揚力が167%に増加している。したがって、翼モデルM12は、抗力の減少と揚力の増加との両方に効果があり、特に揚力増に大きな効果があるといえる。
したがって、主翼について、揚力の増加を重視する場合には翼モデルM11を採用し、抗力の減少を重視する場合には翼モデルM12を採用するようにすればよい。
<揚力増加と抗力抑制とのメリット>
揚力増加と抗力抑制を実現し得る翼モデルM11,M12を飛行機の主翼に採用した場合のメリットを以下に列挙する。
(1)従来に比較してより低速度で離着陸可能になり、従来離着陸できなかった短い滑走路が使用できる。
(2)従来に比較して出力が小さい小型軽量のエンジンを採用できるので、巡航時のエネルギ消費量を低減できる。
(3)従来に比較して積載重量を増加させた輸送機を実現できる。
(4)飛行場等における飛行機の取り回しを容易にする目的で、翼を従来よりも小さく設計することができる。
(5)出力が小さいエンジンを搭載した飛行機や人力飛行機等の離陸、巡航を容易にすることができる。
<飛行機の主翼以外の適用例>
なお、翼モデルM11,12は、飛行機の主翼以外にも適用できる。例えば、水中翼船の水中翼に翼モデルM11,12を適用すれば、水中翼に生じる揚力を増加させるとともに、水による抗力を減少させることができる。
また、翼モデルM11,12による抗力の減少効果に着目し、翼モデルM11,12における鋭角部の断面形状を、例えば、飛行機に搭載したジェットエンジンを覆うエンジンカウルの先端側の断面形状に適用すれば、ジェットエンジンに流入する空気の淀み点を無くすことができ、エンジンカウルに生じる抗力を効果的に減少させることができる。また、ジェットエンジンに対して空気を効果的に供給することができる。
本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、他の効果があってもよい。
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した各実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、本発明が、必ずしも説明した全ての構成要素を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を、他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に、他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
10・・・測定装置、11・・・可動部、12・・・翼保持点、13・・・水平可動部、14・・・回転軸、15・・・L型変換部、16・・・回転軸、17・・・上下可動部、18・・・回転軸、20・・・固定台、21・・・測定部、22・・・測定部、23・・・送風部、30・・・翼モデル、31・・・ベース部、32・・・頭部、101・・・先端部、102・・・後端部、201・・・投影上端線、202・・・投影下端線、203・・・投影上下中心線、204・・・翼中心線、300・・・鋭角部、301・・・先端点、302・・・上端部、303・・・後端部、400・・・翼本体部

Claims (9)

  1. 所定の仰角が設けられた高揚力装置であって、
    後端部が鋭角状に形成された翼本体部と、
    前記翼本体部の先端側に固定された鋭角部と、
    を備え、
    前記高揚力装置の断面における前記鋭角部の先端点の高さ位置は、記高揚力装置の投影上下中心線に略一致する
    ことを特徴とする高揚力装置。
  2. 請求項に記載の高揚力装置であって、
    前記断面における前記鋭角部は、30°以下に形成されている
    ことを特徴とする高揚力装置。
  3. 請求項1または2に記載の高揚力装置であって、
    前記断面における前記鋭角部は、略20°に形成されている
    ことを特徴とする高揚力装置。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載の高揚力装置であって、
    前記断面における前記先端点と前記高揚力装置の上端部とを繋ぐ上辺は、直線状に形成されている
    ことを特徴とする高揚力装置。
  5. 請求項1〜のいずれか一項に記載の高揚力装置であって、
    前記断面における前記先端点と前記翼本体部の前記後端部とを繋ぐ下辺は、直線状に形成されている
    ことを特徴とする高揚力装置。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載の高揚力装置であって、
    前記断面における前記先端点と前記翼本体部の前記後端部とを繋ぐ下辺は、曲線状に形成されている
    ことを特徴とする高揚力装置。
  7. 請求項1〜のいずれか一項に記載の高揚力装置を採用した
    ことを特徴とする飛行機の主翼。
  8. 請求項1〜のいずれか一項に記載の高揚力装置を採用した
    ことを特徴とする水中翼船の水中翼。
  9. 飛行機のジェットエンジンを覆うエンジンカウルであって、
    請求項1〜のいずれか一項に記載の高揚力装置における前記鋭角部の断面形状を、前記ジェットエンジンに対して空気が流入する先端側の断面形状に採用した
    ことを特徴とする飛行機のエンジンカウル。
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