JP6452523B2 - 縞投影内視鏡の先端光学系及びそれを備えた内視鏡装置 - Google Patents

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本発明は、白色光を用いた通常照明光を物体面に照射して観察を行うことに加えて、干渉縞を物体面に投影し形状計測を行う内視鏡装置に備わる先端学系及びそれを備えた内視鏡装置に関する。
従来、この種の内視鏡は、例えば、次の特許文献1に記載のように、干渉縞を物体面に投影する縞投影用光学系を、内視鏡先端部に備えている。
特開平5−211988号公報
ところで、上記のような内視鏡装置においては、内視鏡先端部には、縞投影用光学系の他にも、物体面を観察(撮像)するための観察光学系を備えている。また、上記のような干渉縞を投影する内視鏡装置においては、物体を通常照明するための白色照明光を備えることが求められる。しかるに、医療系内視鏡における生体への負担や、工業系内視鏡において挿入径の細いものまで適用範囲が広がることを鑑みると、内視鏡先端部は極力、小型化することが必要である。しかし、特許文献1に記載の内視鏡装置の先端部に、白色照明用光学系を、縞投影用光学系とは別に備えると、その分の配置スペースを確保するために径が太くなり、内視鏡の細径化の障害となってしまう。
このため、白色照明用光学系と縞投影用光学系とを一つの光学系として多重化することが望まれるが、縞投影用光学系において干渉縞を投影するためには、光路内に干渉縞を形成するための一部材として偏光板を用いる必要がある。偏光板は、特定方向に偏波した一方の直線偏光成分の光のみを透過させ、他方の直線偏光の成分を透過させない特性を有している。このため、偏光板に入射した光は、偏光板を通過することにより強度が低下する。そして、偏光板に通常照明用の光を入射させた場合、透過光量が著しく低下し、照明光が暗くなってしまい、通常観察に悪影響を与えるおそれがある。
本発明の幾つかの態様によれば、上記従来の課題を解決するために提案されたものであり、内視鏡先端部を小型・省スペース化でき、且つ、通常照明時の光量低下を極力抑えながら、白色光による通常照明と干渉縞の投影を行うことのできる縞投影内視鏡の先端光学系及びそれを備えた内視鏡装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の一態様による縞投影内視鏡の先端光学系は、干渉縞を物体面に投影し物体の形状計測を行う内視鏡の先端部に備わる光学系であって、中央部に配置された偏波面保持ファイバと、前記偏波面保持ファイバの周囲に配置された白色光伝送用のライトガイドとを備えてなる光伝送部材と、前記光伝送部材の出射端側に配置された複屈折板と、前記複屈折板の出射端側に配置された、前記偏波面保持ファイバからの光束が通る範囲に対応した大きさを有する偏光板と、前記偏光板の出射端側に配置され、内部を通る光を反射又は全反射する側面を有し、前記複屈折板及び前記偏光板からの光を導光する導光部材と、前記導光部材の出射端側に配置され、前記導光部材の出射端側に配置され、前記偏光板からの光束が入射する領域と該偏光板からの光束が入射する領域の周囲に、光を拡散させる領域を備えた光学部材と、を有する。
また、本発明の一態様による内視鏡装置は、本発明の一態様による縞投影内視鏡の先端光学系を内視鏡先端部に備えている。
本発明によれば、内視鏡先端部を小型・省スペース化でき、且つ、通常照明時の光量低下を極力抑えながら、白色光による通常照明と干渉縞の投影を行うことのできる縞投影内視鏡の先端光学系及びそれを備えた内視鏡装置が得られる。
本発明の各実施形態のいずれかの縞投影内視鏡の先端光学系を備えた内視鏡装置の概略構成を示す説明図で、(a)は長手方向に沿う構成部材の配置を示す図、(a)は内視鏡先端部の正面図である。 本発明の第1実施形態にかかる縞投影内視鏡の先端光学系の概略構成を示す説明図で、(a)は長手方向に沿う構成部材の配置を示す図、(a)は光路内における偏光板の正面図である。 本発明の第2実施形態にかかる縞投影内視鏡の先端光学系の概略構成を示す説明図で、(a)は長手方向に沿う構成部材の配置を示す図、(a)は光路内における偏光板の正面図である。
以下、本発明の実施形態について、説明する。なお、以下に説明する実施の形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下の実施形態で説明する構成の全てが、本発明における必須の構成要件であるとは限らない。
本発明の実施形態の縞投影内視鏡の先端光学系は、干渉縞を物体面に投影し物体の形状計測を行う内視鏡の先端部に備わる光学系であって、中央部に配置された偏波面保持ファイバと、前記偏波面保持ファイバの周囲に配置された、偏波面保持ファイバよりも開口数の大きな白色光伝送用のライトガイドとを備えてなる光伝送部材と、前記光伝送部材の出射端側に配置された複屈折板と、前記複屈折板の出射端側に配置された、前記偏波面保持ファイバからの光束が通る範囲に対応した大きさを有する偏光板と、前記偏光板の出射端側に配置され、内部を通る光を反射又は全反射する側面を有し、前記複屈折板及び前記偏光板からの光を導光する導光部材と、前記導光部材の出射端側に配置され、前記偏光板からの光束が入射する領域と該偏光板からの光束が入射する領域の周囲に、光を拡散させる領域を備えた光学部材と、を有する。
本発明の実施形態の縞投影内視鏡の先端光学系のように、中央部に配置された偏波面保持ファイバと、前記偏波面保持ファイバの周囲に配置された白色光伝送用のライトガイドとを備えてなる光伝送部材を有すれば、物体に通常光を照明する光学系と物体に干渉縞を投影する光学系とを多重化でき、内視鏡先端部を小型・省スペース化できる。
ところで、縞投影用光学系においては、干渉縞を投影するために、光路内に干渉縞を形成するための一部材として偏光板を用いる必要がある。偏光板は、複屈折板により二方向の直線偏光成分に分けられた光のうち、一方向の直線偏光成分の光のみを通過させ、他方の直線偏光の成分を透過させない特性を有している。このため、偏光板に入射した光は、偏光板を通過することにより強度が低下する。そして、偏光板に通常照明用の光を入射させた場合、透過光量が著しく低下し、照明光が暗くなってしまい、通常観察に悪影響を与えるおそれがある。
しかるに、本発明の実施形態の縞投影内視鏡の先端光学系のように、光伝送部材に備える低開口数の偏波面保持ファイバを用いるとともに、偏光板の大きさを、低開口数の偏波面保持ファイバからの光束が通る範囲に対応させれば、白色光伝送用ライトガイドを通り、複屈折板を通過した白色光が、偏光板に入射する領域を極力小さくすることができ、白色光を用いた通常照明における光量低下を抑えることができる。
また、本発明の実施形態の縞投影内視鏡の先端光学系のように、偏光板の出射端側に配置され、内部を通る光を反射又は全反射する側面を有し、複屈折板及び偏光板からの光を導光する導光部材を備えれば、光量のロスを防止できる。
また、本実施形態の縞投影内視鏡の先端光学系のように、導光部材の出射端側に配置され、偏光板からの光束が入射する領域と、偏光板からの光束が入射する領域の周囲に、光を拡散させる領域を備えた光学部材を有すれば、例えば、偏光板からの光束が入射する領域を凹面で構成することで、凹面により、低開口数の偏波面保持ファイバから出射し、複屈折板、偏光板、導光部材を通過した光束径の小さな偏光光束の径を大きく拡げて物体面に対し、観察画面内で物体面の情報を得るために十分な大きさの干渉縞を投影することができる。なお、上記光学部材における偏光板からの光束が入射する領域を凸面で構成し、凸面により偏光板からの光束を一旦集光させた後に、投影させるようにしてもよい。また、干渉縞を拡大しなくても観察画面内で物体面の情報を得ることが可能であれば、上記光学部材における偏光板からの光束が入射する領域を平面で構成してもよい、また、上記光学部材における偏光板からの光束が入射する領域の周囲に備わる、光を拡散させる領域により、白色光伝送用ライトガイドから出射し、複屈折板、導光部材を通過した通常照明用の光を観察物体に拡散させて照射することができる。
このため、本発明の実施形態の縞投影内視鏡の先端光学系のようにすれば、内視鏡先端部を小型・省スペース化でき、且つ、通常照明時の光量低下を極力抑えながら、白色光による通常照明と干渉縞の投影を行うことができる。
また、本発明の実施形態の縞投影内視鏡の先端光学系においては、好ましくは、前記偏波面保持ファイバと前記偏光板との間にコリメートレンズを備える。
このようにすれば、偏波面保持ファイバから出射した光束の広がりを抑えることができる。このため、低開口数の偏波面保持ファイバからの光束が通る範囲に対応した偏光板の外径をより一層小さくすることができる。その結果、白色光伝送用ライトガイドを通り、複屈折板を通過した白色光が、偏光板に入射する領域をより一層小さくすることができ、白色光による通常照明における光量低下をより一層抑えることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の各実施形態のいずれかの縞投影内視鏡の先端光学系を備えた内視鏡装置の概略構成を示す説明図で、(a)は長手方向に沿う構成部材の配置を示す図、(a)は内視鏡先端部の正面図である。
図1の例の内視鏡装置1は、観察光学系20と、本発明の各実施形態のいずれかの縞投影内視鏡の先端光学系10を内視鏡先端部に備えている。図1(a)中、3は内視鏡先端部の鏡筒、2は内視鏡先端部の鏡筒3に着脱可能なアダプタの鏡筒、10’は先端光学系10と光学的に接続する、内視鏡本体部の光源までを含めた光学系の全体構成を示している。また、30は白色光源としての発光ダイオード、31はレンズ、32はレーザ光源としてのレーザダイオード、33はレンズ、34は位相シフタである。
観察光学系20は、例えば、レンズ21,22、カバーガラス23,24、レンズ26,27、撮像素子28等を有している。そして、観察光学系20は、これらの光学部材を介して観察対象の像を取得する。なお、観察対象の像を取得できるものであれば、観察光学系20はどのような構成であってもよい。
先端光学系10の具体的な構成及び作用については、以下の各実施形態において詳しく説明する。
第1実施形態
図2は本発明の第1実施形態にかかる縞投影内視鏡の先端光学系の概略構成を示す説明図で、(a)は長手方向に沿う構成部材の配置を示す図、(a)は光路内における偏光板の正面図である。
第1実施形態の縞投影内視鏡の先端光学系10は、図2(a)に示すように、光伝送部材11と、複屈折板14と、偏光板15aと、導光部材16と、レンズ17を有している。図2(a)中、12、13及び18はカバーガラス、15bは偏光板15aの外周を囲む開口付き円盤形状のカバーガラスである。
光伝送部材11は、偏波面保持ファイバ11aと、白色光伝送用のライトガイド11bとを備える。
偏波面保持ファイバ11aは、光伝送部材11の中央部に配置されている。そして、偏波面保持ファイバ11aは、例えば、いわゆるPANDAファイバ等、外力によって偏波面が回転しないように保持する、垂直方向と水平方向の屈折率を異ならせたファイバで構成されている。また、偏波面保持ファイバ11aは、低開口数の特性を有している。
白色光伝送用のライトガイド11bは、偏波面保持ファイバ11aの周囲に配置されていて、例えば、図1(a)に示した白色光源30からの白色光を導光する。
複屈折板14は、光伝送部材11の出射端側に配置されている。そして、複屈折板14は、入射した光を偏光方向の異なる2つの直線偏光成分の光に分けて出射する。
偏光板15aは、複屈折板14の出射端側に配置されている。そして、偏光板15aは、図2(b)に示すように、偏波面保持ファイバ11aから出射した光束が通る範囲に対応した大きさを有している。そして、入射した光のうち、特定方向に偏波した直線偏光成分の光のみを透過させる。
導光部材16は、偏光板15aの出射端側に配置されている。そして、導光部材16は、内部を通る光を反射又は全反射する側面を有し、複屈折板14及び偏光板15aからの光を導光するガラス製又は樹脂製の透明部材で構成されている。
レンズ17は、導光部材16の出射端側に配置されていて、偏光板15aからの光束が入射する領域17aと、光を拡散させる領域17bを有している。
偏光板15aからの光束が入射する領域17aは、凹面で構成され、光束を広角化して出射する機能を有している。
光を拡散させる領域17bは、凹面17aの周囲に形成された、例えばマイクロプリズムアレイ等の拡散面で構成されている。
このように構成された第1実施形態の縞投影内視鏡の先端光学系10を備えた、例えば、図1(a)に示すような内視鏡装置において、物体に対し干渉縞の投影を行う場合、白色光源30をOFFにして、レーザ光源32をONにする。
レーザ光源32から出射したレーザ光は、レンズ33を通り、移送シフタ34で移相が調整されて偏波面保持ファイバ11aに入射する。偏波面保持ファイバ11aに入射した偏光は偏波面が保持された状態で導光されて、複屈折板14に入射する。複屈折板14に入射した光は、偏光方向の異なる2つの直線偏光成分の光に分けられ、偏光板15aに入射する。偏光板15aに入射した2つの直線偏光成分の光のうち、一方の直線偏光成分の光のみが偏光板15aを透過する。偏光板15aを透過した偏光は、導光部材16を経てレンズ17の凹面17aに入射し、光束の径を拡げられて、レンズ17から出射する。そして、レンズ17から出射した光が物体面に干渉縞を投影する。
一方、白色光による通常照明を行う場合、白色光源30をONにして、レーザ光源32をOFFにする。白色光源30を出射した白色光は、レンズ31を通り、白色光伝送用のライトガイド11aに入射する。白色光伝送用のライトガイド11aに入射した光は、導光されて、複屈折板14に入射する。複屈折板14に入射した光は、偏光方向の異なる2つの直線偏光成分の光に分けられ、大部分の光が、カバーガラス15bに入射し、一部の光が偏光板15aに入射する。カバーガラス15bに入射した光は、カバーガラス15bを透過して、導光部材16に入射する。偏光板15aに入射した2つの直線偏光成分の光のうち、一方の直線偏光成分の光のみが偏光板15aを透過して、導光部材16に入射する。導光部材16に入射した光は、導光されてレンズ17の凹面17a及びその外周の拡散面17bに入射する。凹面17aに入射した光は光束の径を拡げられ、拡散面17bに入射した光は、拡散させられてレンズ17を出射する。そして、レンズ17からの光は物体面を照明する。
第1実施形態の縞投影内視鏡の先端光学系10によれば、中央部に配置された偏波面保持ファイバ11aと、偏波面保持ファイバ11aの周囲に配置された白色光伝送用のライトガイド11bとを備えてなる光伝送部材11を有しているので、物体に通常照明光を照明する光学系と物体に干渉縞を投影する光学系とを多重化でき、その結果、例えば、図1(b)に示すように、内視鏡先端部の鏡筒2(3)内に配置する光学系を、観察光学系20と先端光学系10の2つにすることができ、内視鏡先端部を小型・省スペース化できる。
そして、第1実施形態の縞投影内視鏡の先端光学系10によれば、偏光板15aの大きさを、低開口数の偏波面保持ファイバ11aからの光束が通る範囲に対応させたので、白色光伝送用ライトガイド11bを通り、複屈折板14を通過した白色光が、偏光板15aに入射する領域を極力小さくすることができ、白色光を用いた通常照明における光量低下を抑えることができる。
また、第1実施形態の縞投影内視鏡の先端光学系10によれば、偏光板15aの出射端側に配置され、内部を通る光を反射又は全反射する側面を有し、複屈折板14及び偏光板14aからの光を導光する導光部材16を備えれば、光量のロスを防止できる。
また、第1実施形態の縞投影内視鏡の先端光学系10によれば、導光部材16の出射端側に配置され、偏光板15aからの光束が入射する領域17aと、領域17aの周囲に、光を拡散させる領域17bを備えた光学部材17を有し、領域17aを凹面で構成したので、領域17aにより、低開口数の偏波面保持ファイバ11aから出射し、複屈折板14、偏光板15a、導光部材16を通過した光束径の小さな偏光光束の径を大きく拡げて物体面に対し、例えば、図1(a)の内視鏡装置の観察光学系20を介して取得する際の観察画面内で物体面の情報を得るために十分な大きさの計測用の干渉縞を投影することができる。また、光を拡散させる領域17bにより、白色光伝送用ライトガイド11bから出射し、複屈折板14、導光部材15aを通過した通常照明用の光を観察物体に拡散させて照射することができる。
このため、第1実施形態の縞投影内視鏡の先端光学系10によれば、内視鏡先端部を小型・省スペース化でき、且つ、通常照明時の光量低下を極力抑えながら、白色光による通常照明と干渉縞の投影を行うことができる。
なお、第1実施形態の縞投影内視鏡の先端光学系10では、レンズ17における偏光板15aから出射した光束が入射する領域17aを凹面で構成したが、領域17aを凸面に構成し、凸面により偏光板からの光束を一旦集光させた後に、投影させるようにしてもよい。また、干渉縞を拡大しなくても観察画面内で物体面の情報を得ることが可能であれば、領域17aを平面に構成してもよい、
第2実施形態
図3は本発明の第2実施形態にかかる縞投影内視鏡の先端光学系の概略構成を示す説明図で、(a)は長手方向に沿う構成部材の配置を示す図、(a)は光路内における偏光板の正面図である。なお、第1実施形態と同様の構成については、構成部材に同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
第2実施形態の縞投影内視鏡の先端光学系10は、図3(a)に示すように、偏波面保持ファイバ11aと偏光板15a’との間にコリメートレンズ19を備えており、偏光板15a’の外径が図2(a)に示した第1実施形態における偏光板15aの外径よりも小さく形成され、その分、偏光板15a’の外周を囲むカバーガラス15b’の面積が広くなっている。
第2実施形態の縞投影内視鏡の先端光学系10によれば、偏波面保持ファイバ11aからの光束の広がりを抑えることができる。このため、低開口数の偏波面保持ファイバ11aからの光束が通る範囲に対応した偏光板15a’の外径をより一層小さくすることができる。その結果、白色光伝送用ライトガイド11bを通り、複屈折板14を通過した白色光が、偏光板15a’に入射する領域をより一層小さくすることができ、白色光の光量低下をより一層抑えることができる。
なお、図3の例では、コリメートレンズ19を、カバーガラス12,13の間に配置したが、偏波面保持ファイバ11aと偏光板15a’との間であれば、コリメートレンズ19は、どこに配置してもよい。
以上、本発明の実施形態およびその変形例について説明したが、本発明は、各実施形態およびその変形例に記載のとおりの構成に限定されるものではなく、実施段階では、発明の要旨を変更しない範囲内で構成要素を変形して具体化することができる。また、各実施形態やその変形例に記載した複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明を導出することができる。例えば、各実施形態やその変形例に記載した全ての構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよいし、異なる実施形態やその変形例に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。このように、発明の要旨を変更しない範囲で、種々の変形や応用が可能である。
本発明の縞投影内視鏡の先端光学系は、内視鏡を用いて物体に干渉縞を投影して計測を行うことが求められる分野に有用である。
1 内視鏡装置
2 アダプタの鏡筒
3 内視鏡先端部の鏡筒
10 縞投影内視鏡の先端光学系
11 光伝送部材
11a 偏波面保持ファイバ
11b 白色光伝送用ライトガイド
12、13 カバーガラス
14 複屈折板
15a、15a’ 偏光板
15b、15b’ 偏光板を周囲で保持するカバーガラス
16 導光部材
17 光学部材
17a 偏光板からの光束が入射する領域
17b 光を拡散させる領域
19 コリメートレンズ
20 観察光学系
21、22、26、27、31、33 レンズ
23、25 カバーガラス
28 撮像素子
30 白色光源
32 レーザ光源
34 移相シフタ

Claims (3)

  1. 干渉縞を物体面に投影し物体の形状計測を行う内視鏡の先端部に備わる光学系であって、
    中央部に配置された偏波面保持ファイバと、前記偏波面保持ファイバの周囲に配置された白色光伝送用のライトガイドとを備えてなる光伝送部材と、
    前記光伝送部材の出射端側に配置された複屈折板と、
    前記複屈折板の出射端側に配置された、前記偏波面保持ファイバからの光束が通る範囲に対応した大きさを有する偏光板と、
    前記偏光板の出射端側に配置され、内部を通る光を反射又は全反射する側面を有し、前記複屈折板及び前記偏光板からの光を導光する導光部材と、
    前記導光部材の出射端側に配置され、前記偏光板からの光束が入射する領域と該偏光板からの光束が入射する領域の周囲に、光を拡散させる領域を備えた光学部材と、
    を有することを特徴とする縞投影内視鏡の先端光学系。
  2. 前記偏波面保持ファイバと前記偏光板との間にコリメートレンズを備えたことを特徴とする請求項1に記載の縞投影内視鏡の先端光学系。
  3. 請求項1又は2に記載の縞投影内視鏡の先端光学系を内視鏡先端部に備えた内視鏡装置。
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