JP6452047B2 - コインホッパ - Google Patents

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Description

本発明は、コインを回転ディスクの通孔に落下させて1つずつ区分けして払い出すコインホッパに関し、詳しくは、回転ディスク直径がコインの直径の大凡二倍程度の小型のコインホッパに関する。さらに言えば、回転ディスクと回転軸との取り付け部位において充分な機械的強度を有するコインホッパに関する。
なお、本明細書で使用する「コイン」は、通貨であるコインの他、ゲーム機のメダルやトークン等の代用貨幣または類似のものを包含する。
また、「小型のコインホッパ」とは、回転ディスクの直径が通孔の大凡2倍であり、かつ通孔が1つのみ設けられたコインホッパをいう。
小型のコインホッパは、自動販売機のリサイクル式コイン受入払出装置(例えば、特開2003−196695公報参照)やスーパーのレジにおけるコインの釣銭払出機(例えば、特開平7−306965公報参照)に採用される。
これらに採用される小型のコインホッパは、設置空間との関係で大きさの制約を受け、コインの直径が大きい場合、回転ディスクの直径は通孔の大凡2倍程度になり、かつ通孔が1つのみ設けられる。
小型のコインホッパの従来技術の一例として、本出願人の出願に係る特許文献1(特許第5540190号公報)がある。特許文献1のコインホッパは、コインをバラ積み状態で保留する筒型のホッパーヘッド、前記ホッパーヘッドの底孔に配置されると共に上面から下面へ向かって前記コインが通過可能な通孔および前記コインの押動部を有すると共に所定の角度で傾斜し、直径は前記通孔の大凡二倍未満である回転ディスク、前記回転ディスクの下側に平行に配置され、前記押動部によって押動される前記コインがスライドするスライドベースを有するコインホッパにおいて、前記回転ディスクは段差を有する上段部と下段部の少なくとも二段構成であり、前記段差は斜面に形成された少なくとも二段構成であり、前記通孔は、前記下段部における前記回転ディスクの偏心位置に形成され、前記段差は平面視において前記回転ディスクの半径よりも小さな半径であって、前記回転ディスク上を中心とする円弧状をなすことにより前記上段部は平面視において三日月形を呈し、前記円弧の一端は前記通孔に接し、前記円弧の中間は前記回転ディスクの軸心よりも周縁側に配置されることを特徴としている。
特許第5540190号(図1〜図4、段落番号0010、0011、0017〜0029)
一般に、コインホッパでは、回転ディスクは駆動軸たる回転軸に固定部材たるネジを用いて固定される。その場合、回転ディスクの中心軸線に同軸に形成されたネジ挿入孔にネジを挿入した状態で回転軸のネジ孔にネジ止めすることによって固定されるため、回転ディスクの回転軸線と固定部材の軸線とが同軸となる。これに対し、特許文献1のコインホッパでは、回転ディスクの通孔が回転ディスクの回転軸線近傍に及ぶため、固定部材を回転ディスクの回転軸線と同軸で配置することができず、固定部材を回転ディスクに対して偏心した位置に配置する必要がある。その場合、回転ディスクの回転に伴って固定部材にせん断応力が作用し、固定部材が疲労により破断する虞がある。通常、コインホッパではコインジャムを解消するために回転ディスクは正転と逆転を繰り返すため、その繰り返しに伴って固定部材の破断の可能性はより高くなる。対策として固定部材の材料を機械強度の高い材料とすれば破断の可能性を低くすることができるが、固定部材はネジであるため加工性やコストを考慮すると俄かに採用することはできない。
本発明は、上記状況を鑑みなされたものであり、その目的とするところは、回転ディスクの回転軸線と固定部材の軸線とが同軸でない場合であっても、固定部材の破断を効果的に防止できるコインホッパを提供することにある。
本発明の他の目的は、回転ディスクの回転軸線と固定部材の軸線とが同軸でない場合であっても、コストの増加を抑制しつつ、回転ディスクの回転軸への固定強度を高めることができるコインホッパを提供することにある。
ここに明記しない本発明の他の目的は、以下の説明および添付図面から明らかである。
この目的を達成するため、本発明に係るコインホッパは以下のように構成されている。
すなわち、本発明のコインホッパは、コインをバラ積み状態で保留する筒型のホッパーヘッドと、前記ホッパーヘッドの底孔に配置されると共に上面から下面へ向かって前記コインが通過可能な通孔および前記コインの押動部を有すると共に所定の角度で傾斜し、直径は前記通孔の大凡二倍未満であり、且つ、回転軸に固定された回転ディスクと、前記回転ディスクの下側に平行に配置され、前記押動部によって押動される前記コインがスライドするスライドベースと、を備え、前記通孔は前記回転ディスクの偏心位置に形成され、前記回転ディスクは前記回転軸の上端において中心軸から偏心した位置で固定部材により固定されたコインホッパにおいて、前記回転軸の上端に形成された嵌合突部と前記回転ディスクの裏面側に形成された嵌合凹部とを嵌合させた状態で前記回転ディスクおよび前記回転軸が前記固定部材により固定され、前記回転軸は前記上端において前記中心軸を挟んで配置される平面視略半円形の第1端面および第2端面を有し、前記第1端面は前記スライドベースに対してほぼ面一となるよう位置し、前記第2端面は前記第1端面に対して突出し、前記嵌合突部は前記第2端面に位置することにより前記中心軸に対して非対称かつ偏心して配置され、前記回転ディスクは当該回転ディスクの下面に対して下方に突出する中央部を有し、前記嵌合凹部は前記中央部の周縁側から前記中心軸に向けて延在する、ことを特徴とする。
本発明のコインホッパでは、コインをバラ積み状態で保留する筒型のホッパーヘッドと、ホッパーヘッドの底孔に配置されると共に上面から下面へ向かってコインが通過可能な通孔およびコインの押動部を有する回転ディスクと、回転ディスクの下側に平行に配置され、押動部によって押動されるコインがスライドするスライドベースと、を備えている。回転ディスクは、所定の角度で傾斜し、直径は通孔の大凡二倍未満であり、且つ、回転軸に固定されている。通孔は回転ディスクの偏心位置に形成され、回転ディスクは回転軸の端面において中心軸から偏心した位置で固定部材により固定される。そして、回転軸の端面に形成された嵌合突部と回転ディスクの裏面側に形成された嵌合凹部とを嵌合させた状態で回転ディスクおよび回転軸が固定部材により固定される。回転ディスクが回転した場合、回転ディスクと回転軸との間に働く回転方向の作用力は嵌合突部と嵌合凹部との嵌合により受け止められる。そのため、固定部材に働く回転方向の作用力は大幅に低減する。したがって、固定部材の破断を効果的に防止できる。しかも、嵌合突部および嵌合凹部は、回転ディスクおよび回転軸の製作時に形成することができるので他の部材を必要とせず、コストの増加を可及的に抑制できる。すなわち、回転ディスクの回転軸線と固定部材の軸線とが同軸でない場合であっても、固定部材の破断を防止でき、コストの増加を抑制しつつ、回転ディスクの回転軸への固定強度を高めることができる。
本発明のコインホッパでは、回転ディスクの回転軸線と固定部材の軸線とが同軸でない場合であっても、(a)固定部材の破断を防止でき、(b)コストの増加を抑制しつつ、回転ディスクの回転軸への固定強度を高めることができる、という効果が得られる。
本発明の一実施例のコインホッパを示す斜視図である。 図1のコインホッパのホッパーヘッドを取り除いた状態の平面図である。 図1のコインホッパのホッパーヘッドを取り除いた状態の要部分解斜視図である。 図1のコインホッパのホッパーヘッドおよび回転ディスクを取り除いた状態の斜視図である。 図1のコインホッパの回転ディスクを示す、表面側から見た斜視図である。 図1のコインホッパの回転ディスクを示す、裏面側から見た斜視図である。 図1のコインホッパの回転ディスクと回転軸の嵌合状態を示す、(A)は正面図、(B)は右側面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
本発明に係るコインホッパ100は、バラ積みで保留されたコインCを一つずつ区分けして払い出す機能を有する。図1および2に示すように、コインホッパ100は、大凡フレーム部102、ベース部104、回転ディスク106、弾き出し部108およびホッパーヘッド112を含んでいる。
まず、図1および図2を参照しながら、フレーム部102について説明する。フレーム部102は、ベース部104、回転ディスク106、弾き出し部108およびホッパーヘッド112を支持する機能を有する。フレーム部102は樹脂にて射出成型され、側面視おおよそ直角三角形の箱型であり、頂部は約30度傾斜し、平面視おおよそ正方形を呈している。フレーム部102の内部には、回転ディスク106を回転駆動するための電気モータ等が内蔵される。
次に、図2を参照しながら、ベース部104について説明する。ベース部104は、コインCのスライドベース114、コインCの弾き出し部108およびホッパーヘッド112を保持する機能を有する。ベース部104は、フレーム部102の頂部に着脱可能取り付けられた矩形厚板状をし、樹脂により射出成型されている。ベース部104の上面中央にはベース部104の全幅に近い直径を有するおおよそ円形有底のガイド穴116が形成されている。ガイド穴116の周壁117のベース部104の傾斜の上側の一部が開口され、コインCの出口開口118が形成されている。ガイド穴116の出口開口118部分は、ベース部104の上側端縁119に連続する台形部120に形成されている。台形部120の斜面121は、図2においてベース部104の左上角部122に対し傾斜している。ガイド穴116および台形部120には耐摩耗性を向上のため、それらと相似形に形成した金属製のスライドベース114が嵌込まれ、当該スライドベース114の上面は、ベース部104の出口上面123と面一に構成されている。
次に、図2、図5および図6を参照しながら、回転ディスク106について説明する。回転ディスク106は、ホッパーヘッド112内にバラ積みされたコインCを一つずつ区分けして払い出す機能を有する。すなわち、回転ディスク106は後述するホッパーヘッド112の底孔134にスライドベース114の上面に近接して平行に配置され、コインCの払出信号に基づいてフレーム部102に内蔵された電気モータ(図示せず)と駆動転結された回転軸300に固定されている。回転ディスク106は、電気モータの回転によって、図2において反時計方向に回転される。この反時計方向の回転を正回転という。また、コインジャムを生じて電気モータが正回転モードであるにも拘わらず回転ディスク106が回転しない場合、又は指示された数のコインCが払い出されていないにも拘わらず所定時間コインCが払い出されない場合、換言すれば、指示された数のコインCが払い出されず、かつ、所定時間コインCの払出が無い場合、電気モータの回転が停止された後、逆転(図2において時計方向)され、再び正転することを所定回繰り返す。
回転ディスク106は薄板円盤型であって、下段部126と上段部128とが形成されている。換言すれば、図5に示すように下段部126の厚みは、上段部128の厚みよりも薄く形成されている。下段部126と上段部128とは、回転ディスク106の下面130に対し平行に形成されている。回転ディスク106のコインCによる回転抵抗を小さくするためである。
図2に示すように、下段部126は平面視楕円(ラグビーボール)形に形成され、回転ディスク106の偏心位置であって、かつ、その外周縁の一部が当該回転ディスク106の周縁に隣接した位置に当該回転ディスク106の上面から下面へ貫通する一つの円形の通孔132が形成されている。通孔132の直径は、使用されるコインCの直径よりも僅かに大きな直径を有し、回転ディスク106の半径よりも僅かに小さい。また、通孔132の周面133は上向きに拡開するすり鉢形に形成されている。コインCが通孔132に落下し易くするためである。
上段部128は、回転ディスク106の偏心位置において三日月形に形成され、円弧状の周縁は上段部128の延長線に対する角度が約20度の傾斜面(図示せず)に形成されている。換言すれば、上段部128の上部外周面140は部分的に錐形に形成されている。このように、錐形の上部外周面140にすることにより、コインCがホッパーヘッド112の内周面によりかかって立ちにくくするためである。内向き円弧縁138は、回転ディスク106の第1半径R1よりも小さな第2半径R2であって、通孔132に隣接した回転ディスク106上を中心CE2とする円弧である。換言すれば、回転ディスク106の第1半径R1よりも僅かに小さい第3半径R3によって上段部128の基になる円形上段部を形成し、当該円形上段部の一部を楕円形に削除することにより、又は三日月形の上段部128を付設することにより下段部126を構成する。なお、回転ディスク106は例えば焼結品とし、下段部126および上段部128を一体成形することができる。
図2に示すように、三日月形の内向き円弧縁138の一端部である右側の第1端部142は回転ディスク106の周縁近傍において通孔132に接し、中間部144は回転ディスク106の軸線CE1よりも周縁側に位置し、左側の第2端部146先端と第1端部142とを結ぶ直線Lは、回転ディスク106の軸線CE1よりも反上段部128側に位置している。換言すれば、回転ディスク106の正転方向に対し後位側に位置する第1端部142は回転ディスク106の周縁部において通孔132に接している。これにより、下段部126に面接触して載っているコインCは通孔132に対し傾斜の上側に位置した場合、自重によって当該下段部126の上面を滑り落ちて通孔132に落下することができる。また、下段部126に面接触し、かつ円弧縁138に係止されたコインCは、回転ディスク106の傾斜において、円弧縁138が軸線CE1を通る水平線よりも上方に位置した場合、円弧縁138の傾斜および重力によって通孔132側へ転動する。通孔132側へ転動したコインCは円弧縁138が通孔132と接している第1端部142において、通孔132に相対して落下する。円弧縁138は斜面であり、下段部126と上段部128との段差を接続している。
上段部128の上面中央には円柱状の突起148が形成されている。上面中央とは、三日月形の上段部128の最大幅部における幅方向および長手方向の中間をいう。突起148は、直径約3ミリの円柱状であり、かつ、高さはコインCの厚みよりも低く、さらに上端縁は面取りしてある。突起148は、金属で製作し、上段部128に穿孔した縦向き穴に下端部を圧入して構成することができるが、回転ディスク106と一体成形することも出来る。コインCが突起148に係止されて回転ディスク106と共に回転した場合、コインCが傾斜の凡そ上側に位置した場合、コインCは回転ディスク106の上面をすべり落ちて通孔132に落下する。
回転ディスク106の裏面側には、通孔132に隣接し、かつ回転ディスク106の中心部から周縁に伸び、かつ正転方向に向かって凸形状のインボリュート曲線を描くように押出部152が形成されている。これにより、回転ディスク106が正回転する場合、通孔132に落下したコインCは、押出部152によって押されつつ周縁をガイド穴116の周壁117に、下面をスライドベース114に案内されつつ図2において反時計方向に回動される。そして、出口開口118の近傍において、スライドベース114上に突出する規制ピン154(図4参照)によって出口開口118側に案内され、後述する弾き出し部108によって弾き出される。
図5および図6に示すように、回転ディスク106の裏面側の通孔132の正回転方向の前位側には、通孔132に沿って下向きに突出する戻し突起156が形成されている。これにより、回転ディスク106が逆転した場合、コインCは戻し突起156によって図2において時計方向に押され、周縁をガイド穴116の周壁117に、下面がスライドベース114に案内されつつ図2において時計方向に回動される。出口開口118の近傍において、コインCは規制ピン154に当接するが、公知のように規制ピン154はスライドベース114内に弾性的に後退するので、コインCは出口開口118側に案内されることなく回転ディスク106と共に回動される。
次に、図2を参照しながら、弾き出し部108について説明する。弾き出し部108は、コインCを1つずつ区分けして払い出す機能を有する。本実施例において、弾き出し部108は固定ローラ162と移動ローラ172とを含んでいる。
固定ローラ162は、ベース部104の傾斜上側において、ガイド穴116に隣接して配置され、ベース部104に形成された長孔166を貫通する支軸168の上端部に回転自在に取り付けられている。支軸168は、ベース部104の裏面側に配置され、回転ディスク106の下側において固定軸(図示せず)に回動自在に支持され、かつスプリング(図示せず)により図2において時計方向に付勢されたレバー(図示せず)に固定されている。このスプリング力は後述の弾き出し用のスプリング194に対しバネ定数が極めて大きく、通常のコインCの払出し時、固定ローラ162は移動されない。しかし、極めて大きな力が作用した場合、長孔166の範囲において移動することができる。
移動ローラ172は、回転ディスク106によって固定ローラ162との間に押し込まれたコインCを弾き出す機能を有する。移動ローラ172は、第2支軸174に回動自在に支持された揺動レバ176の先端から下向きに突出する軸178に回転自在に支持されている。第2支軸174は、ベース部104の固定ローラ162と反対側の角部においてガイド穴116に隣接配置された弧状の位置調整ブラケット182の端部から上方に向けて突出している。
位置調整ブラケット182は、回転ディスク106の軸心を中心とする所定半径で形成された弧状長孔184を貫通してベース部104にねじ込まれる一対のネジ186a、186bによってベース部104の上面に固定される。この構成により、使用されるコインCの直径に対し固定ローラ162との関係で移動ローラ172が最適位置になるよう弧状長孔184の範囲で位置調整される。位置調整ブラケット182の端部から上向きにバネ受け188が突出され、揺動レバ176の他端192は当該バネ受け188の下端部に当接され、待機状態での移動ローラ172の待機位置(図2の位置)を規制する。
弦巻スプリング194の中間が第2支軸174の外周に巻き付けられ、その一端は揺動レバ176に、他端はバネ受け188に係止され、揺動レバ176に図2において反時計方向の回動力を付与する。移動ローラ172が待機位置に位置する場合、固定ローラ162との間隔は使用されるコインCの直径よりも小さい間隔で保持される。規制ピン154に案内されたコインCが回転ディスク106の押出部152によって固定ローラ162と移動ローラ172との間に押し込まれた場合、揺動レバ176は図2において時計方向に回動され、コインCの中心を通る直線が固定ローラ162と移動ローラ172との接点を通過した直後に、弦巻スプリング194の弾発力に基づいて移動ローラ172によって後述のセンサ212に向かって弾き出される。
次に、図1を参照しながら、ホッパーヘッド112について説明する。ホッパーヘッド112は、コインCをバラ積み状態で回転ディスク106の上方に所定量保留する機能を有する。ホッパーヘッド112は全体として縦向きの筒形であって、下端部196は円形に、上端部198は矩形に形成され、中間部202は上端部198と下端部196を滑らかに接続するよう斜面に形成され、下端部196は、ベース部104に着脱可能に固定される。
次に、図1および図2を参照しながら、センサ212について説明する。センサ212は、弾き出し部108によって弾き出されたコインCを検知する機能を有する。センサ212は、例えば磁気センサ214である。塵埃等の影響を受けずにコインCを検知できるからである。磁気センサ214は横向きの門形を呈し、その上支持部218と下支持部(図示せず)の間のコイン通過部(図示せず)を弾き出されたコインCが通過するよう、フレーム部102の側面に固定された金属製ブラケット226に固定されている。
次に、図3〜図7を参照しながら、回転ディスク106の回転軸300への接続構造について説明する。まず、回転軸300について説明する。回転軸300は、回転ディスク106を回転可能に支持する機能を有する。回転軸300は、電気モータ(図示せず)の駆動軸に対して減速ギヤ(図示せず)を介して駆動連結され、電気モータにより回転される。回転軸300は磨耗性の低い(換言すれば、硬度の高い)金属製である。回転軸300は、大径部312と小径部314を有する断面円形の棒状体であって、その上端に第1端面301と第2端面302を有している。第1端面301および第2端面302は平面視半円状であって、第1端面301は第2端面302に対して下方に位置している。換言すれば、第1端面301と第2端面302との間には段差が形成されている。第1端面301はスライドベース114に対してほぼ面一となるよう位置し、第2端面302はスライドベース114から上方に向けて突出している。回転ディスク106を第2端面302に固定した場合に、回転ディスク106の裏面側とスライドベース114との間に所定の隙間が形成されるようにするためである。第2端面302には、平面視略矩形の突部304が回転軸300と一体で形成されている。換言すれば、突部304は、幅W、長さL1、高さHの略直方体の外形状を有している。突部304は、回転軸300の回転軸線RAに対して偏心して配置されている。第2端面302において突部304の両側方には、二つのネジ孔306が形成されている。これら二つのネジ孔306もまた回転軸線RAに対して偏心して配置されている。
他方、回転ディスク106の下面130に対して下方に突出する中央部324には、回転軸300の突部304に嵌合可能な凹部322が形成されている。凹部322は、幅Wの凹溝323であり、中央部324の周縁325側から回転軸線RAに向けて延在している。凹溝323の両側方には、回転軸線RAに対して偏心した位置に二つのネジ挿入孔(ザグリ穴)326が形成されている。
二つのネジ330は、回転ディスク106のネジ挿入孔326を介して回転軸300のネジ孔306にネジ込まれている。これら二つのネジ330は、回転軸線RAに対して偏心した位置に配置され、回転ディスク106と回転軸300とを固定する固定部材332として機能する。
回転ディスク106の回転軸300への固定は、次のように行われる。まず、回転軸300の突部304を回転ディスク106の裏面側に形成された凹溝323に嵌め合わせつつ、回転ディスク106のネジ挿入孔326と回転軸300のネジ孔306とが同軸になるよう位置合わせする。その状態で二つのネジ330を回転ディスク106のネジ挿入孔326に挿入し、回転軸300の第2端面302と回転ディスク106の中央部324の裏面とが密着するまでネジ330を回転させて回転軸300にネジ止めする。こうして、回転軸300の第2端面302に形成された突部304と回転ディスク106の裏面側に形成された凹溝323とを嵌合させた状態で回転ディスク106および回転軸300がネジ330により固定される。
この状態で回転軸300の回転により回転ディスク106が回転された場合、回転ディスク106と回転軸300との間に働く回転方向の作用力は突部304の側面と凹溝323の側面との嵌合により受け止められる。そのため、ネジ330に働く回転方向の作用力は大幅に低減する。したがって、ネジ330の破断を効果的に防止できる。しかも、突部304および凹溝323は、回転ディスク106および回転軸300の製作時に形成することができるので他の部材を必要とせず、コストの増加を可及的に抑制できる。
なお、本実施例では、回転軸300の突部304を略直方体の外形状とし、回転ディスク106の凹部322を凹溝323としているが、本発明は、これに限定されるものではなく、突部304の外形状と凹部322の内形状は種々の変更が可能である。例えば、突部304を円柱状とし、凹部322を平面視円形とすることも可能である。しかし、回転方向の作用力を受け止める面積を可及的に大きくするという観点から、本実施例のように、突部304を略直方体の外形状とし、回転ディスク106の凹部322を凹溝323とすることが有効である。
100 コインホッパ
102 フレーム部
104 ベース部
106 回転ディスク
108 弾き出し部
112 ホッパーヘッド
114 スライドベース
116 ガイド穴
117 周壁
118 出口開口
126 下段部
128 上段部
132 通孔
134 底孔
138 円弧縁
140 上部外周面
142 第1端部
144 中間部
146 第2端部
148 突起
152 押出部
154 規制ピン
156 戻し突起
162 固定ローラ
172 移動ローラ
176 揺動レバ
212 センサ
214 磁気センサ
300 回転軸
301 第1端面
302 第2端面
304 突部
306 ネジ孔
312 大径部
314 小径部
322 凹部
323 凹溝
324 中央部
326 ネジ挿入孔
330 ネジ
332 固定部材
C コイン
RA 回転軸線

Claims (1)

  1. コインをバラ積み状態で保留する筒型のホッパーヘッドと、
    前記ホッパーヘッドの底孔に配置されると共に上面から下面へ向かって前記コインが通過可能な通孔および前記コインの押動部を有すると共に所定の角度で傾斜し、直径は前記通孔の大凡二倍未満であり、且つ、回転軸に固定された回転ディスクと、
    前記回転ディスクの下側に平行に配置され、前記押動部によって押動される前記コインがスライドするスライドベースと、を備え、
    前記通孔は前記回転ディスクの偏心位置に形成され、前記回転ディスクは前記回転軸の上端において中心軸から偏心した位置で固定部材により固定されたコインホッパにおいて、
    前記回転軸の上端に形成された嵌合突部と前記回転ディスクの裏面側に形成された嵌合凹部とを嵌合させた状態で前記回転ディスクおよび前記回転軸が前記固定部材により固定され
    前記回転軸は前記上端において前記中心軸を挟んで配置される平面視略半円形の第1端面および第2端面を有し、前記第1端面は前記スライドベースに対してほぼ面一となるよう位置し、前記第2端面は前記第1端面に対して突出し、前記嵌合突部は前記第2端面に位置することにより前記中心軸に対して非対称かつ偏心して配置され、
    前記回転ディスクは当該回転ディスクの下面に対して下方に突出する中央部を有し、前記嵌合凹部は前記中央部の周縁側から前記中心軸に向けて延在する、
    ことを特徴とするコインホッパ。
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