JP6451438B2 - レーザー分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、配管や炉の周壁に接続して設けられ、レーザー光を照射することにより配管内や炉内のガス分析を行うレーザー分析装置に関する。
転炉で発生した排ガスを集塵し、非燃焼で可燃性ガスを回収する装置および回収方法が知られている。転炉精錬時に発生する排ガスは、一酸化炭素を高濃度に含むガスとなる。この転炉排ガスを処理する装置として、従来、一酸化炭素を燃焼させずに回収する非燃焼型排ガス処理装置が利用されている。
この非燃焼型排ガス処理装置として例えば、非特許文献1に記載のOG方式転炉排ガス回収装置が用いられている。
転炉における精錬においては、転炉に溶銑を装入し、転炉吹錬によって主に脱炭精錬を行う。精錬完了後に溶鋼を出鋼するとともにスラグを排滓し、次の精錬のために溶銑を装入する。以上のような転炉精錬サイクルの中で高濃度の一酸化炭素を含む排ガスが多量に発生するのは吹錬中であり、非吹錬時に排ガスは発生しない。また、吹錬開始直後において、排ガス発生量が急激に増大するが、吹錬開始直後の排ガス中には高濃度の酸素が含まれ、一酸化炭素濃度は高くない。吹錬開始から時間が経過するにつれて排ガス中の酸素濃度は低下し、一酸化炭素濃度が増大する。
吹錬開始後、排ガス中の一酸化炭素濃度が高くない時点から排ガスを回収すると、回収した排ガスの燃料ガスとしての品位が低下するので好ましくない。このため、通常、以下の特許文献1に記載のように、転炉吹錬開始時の排ガスを大気中に放散し、転炉炉頂の輻射部の排ガス経路にガス中CO濃度分析計(炉頂CO分析計)を設け、排ガス中の一酸化炭素濃度を測定し、一酸化炭素濃度が所定濃度以上に上昇した時点で排ガス回収を開始している。
上述のように吹錬開始直後は排ガス中の酸素濃度が高いが、排ガス経路中に破損などが生じて排ガスに外気が混入すると排ガス中の酸素濃度が増大することがある。排ガス中の酸素濃度が高いときに排ガスを回収すると、排ガスの成分が爆発限界を超える可能性がある。このため、安全性の観点から、転炉炉頂輻射部の排ガス経路にガス中酸素濃度分析計(炉頂酸素分析計)を設けるとともに、湿式集塵後の煙道にもガス中酸素濃度分析計(炉下酸素分析計)を設け、これら2箇所の排ガス中の酸素濃度がいずれも所定値以下となった場合のみ排ガスを回収している。
例えば、吹錬開始後、炉頂CO分析計で計測した一酸化炭素濃度が例えば25%以上、かつ、炉頂酸素分析計と炉下酸素分析計で計測した2箇所の排ガス中酸素濃度が一定濃度以下、例えば、2%以下となる条件が成立した場合に初めて排ガスの回収を開始する。
前述の転炉排ガス中の酸素濃度分析においては、煙道(排ガス経路)内のガスをサンプリングし、分析する方法が一般的になされている。例えば、湿式サンプラを用いた磁気式酸素分析計が用いられる。水流を用いて煙道からガスをサンプリングし、ドレンセパレーター、ガスクーラー、さらにドレンセパレーターを経由して磁気式酸素分析計にサンプリングガスを導入し、サンプルガス中の酸素濃度を測定することができる。
このような従来の分析方法では、炉下酸素分析計の分析応答遅れが存在するため、転炉吹錬開始後、排ガスを回収開始する時期が遅れる問題があり、可燃性ガスである転炉排ガスを十分に有効利用できていない問題があった。
また、ガス分析計として測定ガス中にレーザー光を集光照射し、該レーザー光の光量変化からガス濃度を測定するレーザー式ガス分析計が例えば以下の特許文献2、3に開示されている。
特開平5−209212号公報 特開2002−277391号公報 特開2007−170841号公報 国際公開第2013/179432号
日本鉄鋼協会編「第3版鉄鋼便覧II製銑・製鋼」第462頁
これまで転炉ガス回収装置に上記のようなレーザー式ガス分析計を適用した例がなかったので、本願発明者らは特許文献4に開示したようにレーザー式ガス分析計を適用し、排ガス経路におけるガス中酸素分析の分析応答遅れを低減し、転炉排ガス回収量の増大を図った。
図7(A)は特許文献4に記載したレーザー式ガス分析計の第1の例を示すもので、煙道を構成する配管100に設けられたレーザー照射部101およびレーザー受光部102と演算処理装置103を備えてガス分析装置105が構成されている。この図の構成において配管100の周壁の一側を貫通した導入管106の外側にレーザー照射部101が接続され、周壁の他側を貫通した検出管107の外側にレーザー受光部102が接続され、導入管106の先端と検出管107の先端が対向配置されている。
図7(B)は特許文献4に記載したレーザー式ガス分析計の第2の例を示すもので、配管100に設けられたレーザー照射部101とレーザー受光部102と演算処理装置103を備えてガス分析装置105が構成されている点は同等構造である。この図の構成において、配管100の周壁の一側を貫通した導入管108は先の例の導入管106よりも長く形成され、配管10の他側を貫通した検出管109は先の例の検出管107よりも長く形成されている。導入管108の一部と検出管109の一部にパージガスの供給装置110が接続され、導入管108の先端と検出管109の先端から配管100内にパージガスを供給しつつガス中酸素濃度の測定が出来るようになっている。
図7(A)、(B)に示す構成のレーザーガス分析装置105を備えることで、煙道を構成する配管100内を流れる排ガス中の酸素濃度について分析応答遅れを生じることなく計測することが可能となった。また、配管100の内径が大きくなった場合、排ガス中に含まれるダストや水滴などの異物の存在によりレーザー光の散乱や反射を起こすので、図7(B)に示す如く配管100の中央部側まで延出する長い導入管108と検出管109を用いる構成によりそれらの影響を抑制することができる。
ところが、転炉に接続される配管100には、転炉の稼動や周辺設備の稼動あるいは内部を通過するガスの有無などに応じ、微振動あるいは変形が発生する。そして、配管100を貫通するように設けられている導入管106、108、検出管107、109に長期的微振動が作用し、配管100の変形等の影響が加わると、レーザー照射部101とレーザー受光部102の対向位置がずれることがありレーザー光の光軸ずれに伴う光量の低下により、測定誤差が大きくなるか、場合によっては測定不能となる問題があった。
このため、定期的にレーザー式ガス分析装置のメンテナンスが必要であり、メンテナンスの度にレーザー照射部101とレーザー受光部102の光軸ずれを修正する必要があった。
本発明は、前記従来の問題点に鑑みなされたものであって、配管や炉の周壁が振動あるいは変形することがあってもレーザー光の光軸ずれや位置ずれを生じ難い構成とすることができ、光軸ずれや位置ずれに伴う測定精度の低下を防止できるとともに、光軸ずれや位置ずれを抑制することでメンテナンス時の作業性を向上させたレーザー分析装置の提供を目的とする。
本発明は、前記課題を解決する手段として、以下の構成を有する。
(1)本発明のレーザー分析装置は、配管または炉の周壁の一側に形成された挿通孔を遊挿して設けられた第1のインサーションチューブと、前記周壁の他側に形成された挿通孔を遊挿して設けられ、前記第1のインサーションチューブに対向するように設けられた第2のインサーションチューブと、前記第1のインサーションチューブを介しレーザー光を前記周壁の内側空間に照射する発光部と、前記内側空間を通過した前記レーザー光を前記第2のインサーションチューブを介し受光する受光部とを備え、前記第1のインサーションチューブが第1の架台に支持された管体に接続され、前記第2のインサーションチューブが第2の架台に支持された管体に接続され、前記第1の架台と前記第2の架台が前記周壁とは別個に基礎に支持されるとともに、前記インサーションチューブが前記挿通孔を遊挿した部分に形成されている隙間が前記インサーションチューブに外挿された伸縮管によって覆われ、記伸縮管を延長するように前記管体が前記インサーションチューブに外挿され、前記管体の外端が前記インサーションチューブの外側に配置された封止板で閉じられ、前記伸縮管と前記インサーションチューブとの間に形成されている空間部が前記封止板で閉じられる一方、前記封止板で閉じられた部分よりも外側に延在された前記インサーションチューブの外側端に前記発光部あるいは前記受光部が取り付けられ、前記管体を前記架台が支持することで前記インサーションチューブが前記架台に片持支持され、前記伸縮管と前記管体との接続部分が前記架台に支持されたたことを特徴とする。
周壁の挿通孔を遊挿した第1と第2のインサーションチューブが周壁とは別個に基礎に支持された管体に接続されているため、第1と第2のインサーションチューブは周壁の振動や変形による影響を受けない。このため、長期間の使用によってもインサーションチューブの位置ずれや角度ずれを生じることがなく、インサーションチューブに接続された発光部と受光部の位置ずれや角度ずれも生じない。従って、レーザー光の光軸の位置ずれや角度ずれを引き起こすことなくガス分析を行うことができ、測定誤差を生じ難く、測定不能の状態に陥ることがないレーザー分析装置を提供できる。また、光軸ずれや位置ずれを生じ難いので、受光部と発光部の光軸ずれや位置ずれの修正作業が不要となりメンテナンス時の作業性が向上する。
また、インサーションチューブが周壁の挿通孔を遊挿した部分の隙間は伸縮管を備えた遮蔽機構が覆うので、隙間の部分を外部から遮断することができ、配管や炉などの内側空間に存在するガスを外部に出すことは無い。
伸縮管に接続された管体の外側開口部を封止板で覆うことにより、管体の外側端を封止板で閉じることができる。これにより、インサーションチューブの外側に伸縮管と管体により覆われて形成される空間部を封止板で閉じることができ、インサーションチューブの挿通孔遊挿部分の隙間を外部から隔離できる。
壁の外側に位置するインサーションチューブの外周部と発光部または受光部をそれぞれの架台によって支持された管体によって支持し、各架台を基礎で支持することにより周壁とは別個にインサーションチューブと発光部および受光部を安定支持できる。このため、配管や炉の周壁に振動あるいは位置ずれを生じることがあってもインサーションチューブと発光部および受光部の位置ずれは起こり難く、角度ずれも生じ難い。このため、測定誤差を生じ難く、測定不能の状態に陥ることがないレーザー分析装置を提供できる。
縮管の一端側で挿通孔の開口周縁部に接続し、伸縮管の他端側を閉じることによりインサーションチューブの挿通孔遊挿部分の隙間を外部から隔離できる。このため、伸縮管内を流れる排ガスが前記隙間を介し外部に出ることはない。また、周壁の振動や位置ずれは伸縮管に伝わるが、伸縮管の他端側は架台に支持され、インサーションチューブと分離されているので、伸縮管の振動や位置ずれはインサーションチューブには伝わらない。
(2)本発明において、前記空間部から前記インサーションチューブの遊挿部分を介し前記周壁の内側に向けてパージガスを流すパージガス供給手段が接続された構成を採用できる。
空間部からインサーションチューブの遊挿部分を介して周壁内部側にパージガスを供給することで遊挿部分を介して外部に出ようとするガスを阻止することができ、配管内や炉内からのガスの漏洩を防止できる。
(3)本発明において、前記伸縮管の一端側が延長管を介し前記挿通孔の開口周縁部に接続された構成を採用できる。
(4)本発明において、前記延長管より前記伸縮管が長く形成された構成を採用できる。


本発明は、周壁に形成された挿通孔を遊挿する第1のインサーションチューブと、周壁に形成された他の挿通孔を遊挿して前記第1のインサーションチューブに対向する第2のインサーションチューブを周壁とは別に基礎に支持させたので、インサーションチューブが周壁の振動や変形の影響を受け難く、発光部と受光部に接続されたインサーションチューブに位置ずれや角度ずれを生じ難い。このため、長期間使用してもレーザー光の照射と受光の位置関係に角度ずれや位置ずれを生じることが無く、光軸ずれによる光量の低下を抑制し、優れた分析精度を長期間維持できるレーザー分析装置を提供できる効果がある。
また、レーザー光の発光部と受光部の位置関係において光軸ずれや位置ずれを生じ難いので、長期間使用してもメンテナンス時の修正作業が不要となり、メンテナンス時の作業性を向上できる効果がある。
本発明に係る第1実施形態のレーザー分析装置が適用される転炉排ガス回収装置の一例を示す概略図。 同転炉排ガス回収装置に設置された第1実施形態のレーザー分析装置を示す側面図。 同レーザー分析装置の一部構成を示すもので、(A)は図2の矢印EE’に沿う第1の架台の側面図、(B)は図2の矢印FF’に沿う第2の架台の側面図、(C)は図2の矢印GG’に沿う第1のインサーションチューブ支持部分を示す側面図。 同レーザー分析装置の要部を示す断面図。 同レーザー分析装置の一部構成を示すもので、(A)は図4の矢印LL’に沿うフランジ板の側面図、(B)はインサーションチューブ支持部分を示す平面図。 同レーザー分析装置の一部構成を示すもので、(A)は図4の矢印MM’に沿う封止板の側面図、(B)は図4の矢印NN’に沿う蓋板の側面図。 従来のレーザー分析装置を示すもので、(A)は第1の例を示す断面図、(B)は第2の例を示す断面図。
以下、第1実施形態に係るレーザー分析装置を転炉排ガス回収装置に適用した例を挙げて本発明の詳細について説明する。
本実施形態のレーザー分析装置を採用したOG方式転炉排ガス回収装置の全体構成を図1に示す。
転炉1の炉頂部分にフード2が接続され、このフード2に輻射部3を介して2段のベンチュリースクラバー(集塵装置)4が接続され、2段目のベンチュリースクラバー4の後段に誘引送風機5を介し煙道を構成するための配管11が接続されている。配管11の途中部分に順に分岐路11Aと分岐路11Bが形成され、分岐路11Bには放散塔8が接続されている。分岐路11Aは分岐路11Bの途中部分に接続されている。分岐路11Bにおいて配管11から分岐された部分に第1の三方弁6Aが設けられ、配管11において分岐路11Bの分岐部分より若干下流側に第2の三方弁6Bが設けられ、分岐路11Aの内部に第3の三方弁7が設けられている。
配管11の下流端側に回収弁9が設けられ、その下流側に接続管12を介しガスホルダー10が接続されている。
三方弁6Bで配管11の流路を閉じ、三方弁7で分岐路11Aを閉じ、三方弁6Aを開放して分岐路11Bの流路を開放することで配管11に流入された排ガスは放散塔8を介し大気中に放散される。三方弁6Bで配管11の流路を開放し、三方弁6Aで分岐路11Bの流路を閉じることで配管11内の排ガスは回収弁9と接続管12を経由してガスホルダー10に至る。
以上のように三方弁6A、6Bを操作することにより、転炉1から排出された排ガスをガスホルダー10に導くか、あるいは放散塔8から大気中に放散するかを選択することができる。
上述の通り、転炉1からの排ガスは上流側である転炉1から下流側である放散塔8あるいはガスホルダー10に向かって流される。以下、転炉1から放散塔8あるいはガスホルダー10までの排ガスの流れる経路を総称して排ガス経路という。
転炉1の炉頂側において、1段目のベンチュリースクラバー4が設けられている位置より上流側の排ガス経路である輻射部3に、第1のガス中酸素濃度分析計(以下炉頂酸素分析計という)21とガス中CO濃度分析計(以下炉頂CO分析計という)22が組み込まれている。また、2段目のベンチュリースクラバー4より下流側の排ガス経路である配管11に第2のガス中酸素濃度分析計(以下炉下酸素分析計という)23が組み込まれている。この炉下酸素分析計23は誘引送風機5の下流側の配管11に組み込まれている。
転炉排ガスをガスホルダー10に回収するか、あるいは放散塔8を経由して大気中に放散するのかの判断については、排ガスのガス分析結果によって行う。例えば、炉頂CO分析計22で分析した排ガス中の一酸化炭素濃度が25%以上であって、炉頂酸素分析計21と炉下酸素分析計23で分析した排ガス中酸素濃度がいずれも2%以下であることを回収条件とし、回収条件が成立した場合に排ガスをガスホルダー10に回収する。
条件が1つでも外れた場合は回収条件が非成立となり、排ガスを放散塔8から大気中に放散する。なお、上記回収条件は一例であり、設備ごとに適宜変更することができる。
上述したように、転炉吹錬開始時には転炉排ガス中の酸素濃度が高く、一酸化炭素濃度が低いため、転炉排ガスを放散塔8から放散する。
吹錬の経過とともに、炉頂酸素分析計21、炉下酸素分析計23で分析するガス中の酸素濃度が低下し、炉頂CO分析計22で分析する排ガス中の一酸化炭素濃度が上昇する。そして、分析したガス成分が回収条件成立に至ったときに、三方弁6A、6Bを回収側に操作するとともに回収弁9を開とし、ガスホルダー10への排ガス回収を開始する。
本実施形態では、炉下酸素分析計23として、配管11の排ガス中にレーザー光を照射し、そのレーザー光の光吸収による光量変化からガス濃度を測定する方式であって、図2に詳細構造を示すレーザー分析装置が設けられている。
本実施形態のレーザー分析装置23は、詳細には、図2に示すように煙道を構成する水平配置された配管11の途中部分を横断面視した場合、周壁11aの直径方向一側に形成された挿通孔11bを若干の隙間dをあけて遊挿し、水平に設置された第1のインサーションチューブ25と、第1のインサーションチューブ25の外端部に接続された発光部26を備えている。また、図2の周壁11aの直径方向他側に形成された挿通孔11cを遊挿して水平に設置された第2のインサーションチューブ27と、第2のインサーションチューブ27の外端部に接続された受光部28と、受光部28に接続された演算処理装置29が設けられている。
前記発光部26は測定したい空間に向けて測定用レーザー光30を照射する機能を有し、受光部28は前記測定したい空間を透過した測定用レーザー光30を検出する機能を有する。発光部28から発するレーザー光30の波長を連続的に変化させながら測定空間に照射し、この結果得られる受光部28からの出力信号を演算処理装置29で分析および演算することにより検出対象である分子や原子の平均濃度および平均温度のデータを得ることができる。
本実施形態では配管11の内側空間Sを転炉1からの排ガスが通過するので、測定用レーザー光30は第1のインサーションチューブ25の先端部25aから内側空間Sに出た後、第2のインサーションチューブ27の先端部27aに入るまでの間に、排ガスの影響を受け、その後、受光部28に至る。
第1のインサーションチューブ25は、配管11の半径より若干長いチューブから構成され、その先端部25aを配管11の中心部近くに望ませ、その基端部25bを配管11の外側に突出させて水平に設置されている。第1のインサーションチューブ25はその基端部25bを配管11とは別個の基礎Gに支持されている鉄骨組構造の架台33により支持されている管体24に接続されている。
架台33の上端部において管体24側に矩形状の枠材33aを介し門型フレーム33Aが立設され、この門型フレーム33Aの頂部中央に互いに離間した支持片33B、33Bが設けられ、これらの支持片33B、33B間に挟まれるように管体24が支持されている。対になる支持片33B、33Bは門型フレーム33Aの上面側において配管11に近い位置と配管11から遠い位置にそれぞれ形成され、合計4つの支持片33Bにより管体24が位置決めされている。
従って、管体24は門型フレーム33Aの頂部中央に設置されるとともに、4つの支持片33Bに挟まれた状態で固定され、水平に支持されており、第1のインサーションチューブ25は管体24に接続され、水平に片持支持されている。
第1のインサーションチューブ25の一端側は管体24を挿通して管体24の外側に延在され、管体24の外側端に一体化されているフランジ板44Aを挿通して該フランジ板44Aに隣接されている封止板44Bに接合されている。この接合構造については後に詳述する。
第1のインサーションチューブ25が配管11の挿通孔11bを遊挿した部分の外側には、周壁11aの外面に密着して挿通孔11bの開口周縁部を覆う蓋板35が設けられている。この蓋板35は図6(B)に示すように正面視正方形状であり、その中央に形成されている透孔35aに第1のインサーションチューブ25が若干の隙間をあけて遊挿されている。
蓋板35の外側には第1のインサーションチューブ25の外径よりも内径の若干大きな短尺の延長管36が設けられ、この延長管36が第1のインサーションチューブ25に外挿されている。延長管36の一端側は蓋板35の透孔35aを通過して挿通孔11bの開口周縁部に接続され、延長管36の他端側にはリング板状の接続板37が取り付けられている。なお、図4に第1のインサーションチューブ25の挿通部分の拡大構造を示すが、図4は図2に示す第1のインサーションチューブ25を見る方向と反対方向から第1のインサーションチューブ25とその周囲部分を描いている。
前記接続板37の外側に金属製の蛇腹管からなる伸縮管38が接続されている。伸縮管38はその両端開口部にリング板状のフランジ板39、40が接続され、伸縮管38は一方のフランジ板39を延長管36側の接続板37に突き合わせて第1のインサーションチューブ25に外挿されている。突き合わせて重ねられた接続板37とフランジ板39は両者を貫通して一体化する図示略の複数の連結ボルトにより接合されている。なお、伸縮管38の一例としてステンレス鋼製の蛇腹管を例示できる。
延長管36、接続板37、フランジ板39、伸縮管38、フランジ板40、41は、いずれも第1のインサーションチューブ25に対し若干の隙間をあけて外挿されている。このため、第1のインサーションチューブ25の外周側には、挿通孔11bの開口周縁部から延長管36の内周部と接続板37の内周部と伸縮管38の内周部と管体24の内周部、フランジ板44Aの内周部と封止板44Bに至る空間部Kが形成されている。この空間部Kは、配管11側において、挿通孔11cを介し配管11の内側空間に連通されているが、配管11から離れた側において、第1のインサーションチューブ25に一体化されている封止板44Bにより閉じられている。
以上の構成において、蓋板35、延長管36、接続板37、フランジ板39、伸縮管38、フランジ板40、41、管体24、フランジ板44A、封止板44Bにより、挿通孔11bの開口部の隙間dを外部から隔離するための遮蔽機構Hが構成されている。
なお、前記空間部Kにはパージガスを流しておくことが好ましいので、一例として、延長管36の外周壁の一部にパージガス供給装置34に接続される供給管34aを接続し、窒素ガスなどのパージガスを空間部Kに供給する構成とされている。
フランジ板40、41と封止板44Bの下方に第1の架台33の上部側から延出形成された支持台33Cが形成され、図6(A)に示すようにフランジ板40とフランジ板41が支持台33Cの上に載置され、支持台33Cに連結された索条体42によってフランジ板40とフランジ板41が固定されている。
第1のインサーションチューブ25の基端部側には観測用レーザー光の中継器43が複数枚のフランジ板44A、封止板44B、フランジ板44Cを介し接続されている。そして、この中継器43の外側に観測用レーザー光の発光部(発光ユニット)26が接続されている。
また、周壁11aにおいて第1のインサーションチューブ25が外側に突出された部分の上方に第1のインサーションチューブ25とその基端側の部分および中継器43と発光部26を覆うように庇型のカバーユニット46が設置されている。
ここまで、図2に示す周壁11aの一側に設けられている第1のインサーションチューブ25と発光部26およびそれらの周辺機器の構造について説明したが、周壁11aの他側に第2のインサーションチューブ27と受光部28およびそれらの周辺機器が設けられている。第2のインサーションチューブ27とその支持構造並びにその周辺構造については、第1のインサーションチューブ25とその支持構造並びにその周辺構造と方向が異なるのみで構造は同等である。よって、方向のみが異なるが、同一の構成要素については同一の符号を付してそれらの説明を簡略化する。
第2のインサーションチューブ27は、第1のインサーションチューブ25と同等の長さに構成され、その先端部27aを配管11の中心部近くに望ませ、その基端部27bを配管11の外側に突出させて水平に設置されている。第2のインサーションチューブ27は第1のインサーションチューブ25と対向するように周壁11aを遊挿して水平に配置されている。
第2のインサーションチューブ27はその基端部27bを配管11とは別個の基礎Gに支持されている鉄骨組構造の架台33により支持されている管体24に接続されている。この架台33は先の例の架台33と同等構造で設置位置と設置方向のみが異なる。即ち、門型フレーム33Aと支持片33B、33Bを備えこれらにより管体24が支持されている。
第2のインサーションチューブ27が周壁11の挿通孔11cに遊挿されている構造についても第1のインサーションチューブ25の構造と同等であり、蓋板35、延長管36、接続板37、伸縮管38、フランジ板39、40、41、フランジ板44A、封止板44B、フランジ板44Cが設けられている点についても第1のインサーションチューブ25の周辺構造と同等である。
第2のインサーションチューブ27においては、その基端部側に中継器43を介して受光部28が接続されている点が異なり、受光部28に演算処理装置29が接続されている点が異なるが、その他の構造は先の第1のインサーションチューブ25の周辺構造と同等である。
以上の構成において、第2のインサーションチューブ27に対し、蓋板35、延長管36、接続板37、フランジ板39、伸縮管38、フランジ板40、41、44A、封止板44Bが設けられているので、これらにより、挿通孔11bの開口部の隙間を外部から隔離するための遮蔽機構Hが構成されている。
以上説明の構造によれば、配管11とは個別に基礎Gに設けた架台33に支持された管体24によって第1のインサーションチューブ25が片持支持され、同じく基礎Gに設けた他の架台33に支持された管体24によって第2のインサーションチューブ27が片持支持されている。このため、第1のインサーションチューブ25を支持した管体24を支持した架台33を第1の架台と呼称し、第2のインサーションチューブ27を支持した管体24を支持した架台33を第2の架台と呼称できる。
第1のインサーションチューブ25を挿通孔11bに遊挿し、第2のインサーションチューブ27を挿通孔11cに遊挿しているので、配管11が振動または微小位置ずれることがあっても、配管11とインサーションチューブ25、27が相互干渉することがなく、インサーションチューブ25、27が配管11の影響を受けて位置ずれや角度ずれを起こすことがない。第1のインサーションチューブ25と第2のインサーションチューブ27は配管11とは個別の基礎Gに支持された第1の架台33と第2の架台33により支持されているので、配管11が振動し、位置ずれしてもインサーションチューブ25、27の位置ずれ、角度ずれは生じない。
また、長期間の使用によってもインサーションチューブ25、27に位置ずれや角度ずれを生じない。インサーションチューブ25、27の位置ずれや角度ずれが生じないので、発光部26と受光部28の相対位置ずれ、相対角度ずれも生じない。
従って、レーザー光の光軸の位置ずれや角度ずれを引き起こすことなくガス分析を長期間行うことができ、測定誤差を生じ難く、測定不能の状態に陥ることがないレーザー分析装置23を提供できる。また、長期間使用しても光軸ずれや位置ずれを生じ難いので、光軸ずれや位置ずれの修正作業が不要となり、メンテナンス時の作業性が向上する。
一般市販のレーザー分析装置においては、光軸が3度程度ずれた場合でも計測値が変わるか計測不能となる場合があるので、上述の構造は極めて有効である。
次に、インサーションチューブ25を挿通孔11bに遊挿し、インサーションチューブ27を挿通孔11cに遊挿した構造としていると、これら挿通孔11b、11cとインサーションチューブ25、27の間に隙間dを生じる。そして、これらの隙間dを介し、配管11内を流れる排ガスが配管11の外側に出るおそれを有するが、これら隙間dの外側は空間部Kに連通され、空間部Kは封止板41で閉じられているので、配管11の外部に排ガスが漏れることはない。
また、延長管36の外周壁にパージガスの供給管34aを接続すると、空間部Kにパージガスを満たすことができ、このパージガスを空間部K側から挿通孔11b、11cを介し配管11の内側に流すようにするならば、配管11の内側空間に存在している排ガスが空間部K側に流れ込まないようにパージガスでブロックすることができ、排ガスの外部漏洩を確実に防止できる。
また、前記の構造において、インサーションチューブ25、27のそれぞれの外側に伸縮管38を設けているので、基礎Gに支持された架台33、33によってインサーションチューブ25、27を安定支持した状態で、配管11に振動や位置ずれなどを生じても、伸縮管38がこれら振動や位置ずれを吸収し、インサーションチューブ25、27側に振動や位置ずれによる影響を与えない。即ち、配管11に振動や位置ずれを生じると、これらが伸縮管38までは伝わるが、伸縮管38が変形することでこれらの振動や位置ずれを吸収し、インサーションチューブ25、27に振動や位置ずれによる影響を与えない。
伸縮管38の外側の端部に接続されているフランジ板40、41、封止板44Bは支持台33Cを介し架台33により支持されるので、伸縮管38の外側端部も安定支持される。
ところで、先の実施形態では配管11に取り付けるインサーションチューブ25、27を配管11の中央部近くまで延出する長尺のチューブとしたが、本実施形態の構造は、インサーションチューブ25、27を図7(A)に示す短尺のインサーションチューブとした場合に適用することもできる。図7(A)に示すように配管100の周壁を貫通して配管100の内側に若干突出する短尺のインサーションチューブであっても、本発明を適用することが可能であり、配管100の外側に突出するインサーションチューブを図7(A)に示す構成より若干長く形成して配管100とは別個の基礎に支持された管体24に支持させてインサーションチューブを支持する構造に適用できる。
また、先の実施形態では配管11にインサーションチューブ25、27を取り付けた構造について説明したが、配管11に本発明を適用する代わりに、燃焼炉や焼鈍炉あるいは冷間圧延用調質炉などの周壁あるいはこれらの炉から雰囲気ガスを抜き出す配管に対し一側にインサーションチューブ25を遊挿し、他側にインサーションチューブ27を遊挿する構造とすることによって、配管以外の炉の周壁に本発明構造を適用することができる。
燃焼炉や調質炉などにおいても、炉内雰囲気中に含まれる酸素や一酸化炭素などの量に応じて炉の制御を行う場合があるので、本発明構造を適用し、レーザー光を用いて炉内雰囲気中のガス濃度や温度を計測することができる。
H…遮蔽機構、G…基礎、K…空間部、1…転炉、2…フード、3…輻射部、4…ベンチュリースクラバー、6A、6B…三方弁、8…放散塔、10…ガスホルダー、11…配管、23…炉下酸素分析計(レーザー分析装置)、25…第1のインサーションチューブ、25a…先端部、25b…基端部、26…発光部、27…第2のインサーションチューブ、27a…先端部、27b…基端部、28…受光部、29…演算処理装置、30…測定用レーザー光、33…架台、36…延長管、38…伸縮管、39、40、41、44A、44C…フランジ板、44B…封止板。

Claims (4)

  1. 配管または炉の周壁の一側に形成された挿通孔を遊挿して設けられた第1のインサーションチューブと、前記周壁の他側に形成された挿通孔を遊挿して設けられ、前記第1のインサーションチューブに対向するように設けられた第2のインサーションチューブと、前記第1のインサーションチューブを介しレーザー光を前記周壁の内側空間に照射する発光部と、前記内側空間を通過した前記レーザー光を前記第2のインサーションチューブを介し受光する受光部とを備え、
    前記第1のインサーションチューブが第1の架台に支持された管体に支持され、前記第2のインサーションチューブが第2の架台に支持された管体に支持され、前記第1の架台と前記第2の架台が前記周壁とは別個に基礎に支持されるとともに、
    前記インサーションチューブが前記挿通孔を遊挿した部分に形成されている隙間が前記インサーションチューブに外挿された伸縮管によって覆われ
    前記伸縮管を延長するように前記管体が前記インサーションチューブに外挿され、前記管体の外端が前記インサーションチューブの外側に配置された封止板で閉じられ、前記伸縮管と前記インサーションチューブとの間に形成されている空間部が前記封止板で閉じられる一方、
    前記封止板で閉じられた部分よりも外側に延在された前記インサーションチューブの外側端に前記発光部あるいは前記受光部が取り付けられ、前記管体を前記架台が支持することで前記インサーションチューブが前記架台に片持支持され、前記伸縮管と前記管体との接続部分が前記架台に支持されたことを特徴とするレーザー分析装置。
  2. 前記空間部から前記インサーションチューブの遊挿部分を介し前記周壁の内側に向けてパージガスを流すパージガス供給手段が接続されたことを特徴とする請求項1に記載のレーザー分析装置。
  3. 前記伸縮管の一端側が延長管を介し前記挿通孔の開口周縁部に接続されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレーザー分析装置。
  4. 前記延長管より前記伸縮管が長く形成されたことを特徴とする請求項3に記載のレーザー分析装置。
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