JP6450870B1 - オープン型ドラム缶 - Google Patents

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Abstract

【課題】UN規格に適合させるべく締結バンドの締結強度、ひいては天蓋の耐圧強度を確保しながら、締結バンドひいてはオープン型ドラム缶の軽量化及び材料費低減を実現することができるオープン型ドラム缶を提供する。【解決手段】オープン型ドラム缶1は、円筒状をなした中空の胴体2と、胴体2の下側開口を閉塞する地板4と、胴体2の上側開口に締結バンド6により開閉可能に装着される天蓋8とを備え、締結バンド6は、リング形状の一カ所に切れ目30を有するバンド本体28と、切れ目30を形成するバンド本体の両端部30aにてバンド本体28を縮径させることにより天蓋8を胴体2に対し締結する締結機構35とを有し、バンド本体28は、その周方向に沿って、上鍔部28a、下鍔部28b、及び、上鍔部28aと下鍔部28bとを接続する外周部28cを有し、上鍔部28aは、その内周端28a1側を上方向に折り曲げて形成した上側折曲部38を有する。【選択図】図8

Description

本発明は、オープン型ドラム缶に関し、詳しくは締結用バンドにより天蓋を開閉可能としたオープン型ドラム缶に関する。
この種のオープン型ドラム缶は、粘性が比較的高い液体危険物や、また、粉体又は固体等の出し入れが容易ではない内容物の充填輸送に好適し、通常の密閉型ドラム缶との相違は天板の代わりに開閉可能な天蓋を備えていることにある(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−272533号公報
オープン型ドラム缶も通常の密閉型ドラム缶の場合と同様に、危険物輸送に関する国連勧告(UN規格=UN Recommendations on the Transport of Dangerous Goods)に定められている気密試験、落下強度試験、水圧強度試験及び積み重ね試験の各判定基準に適合していなければならない。しかしながら、オープン型ドラム缶はその天蓋が開閉可能であるから、特にその落下強度試験や水圧強度試験の判定基準に適合した性能を満たすには、オープン型ドラム缶には通常の密閉型ドラム缶とは異なる工夫が要求される。
具体的には、前述の性能を左右する要因として、天蓋及び胴体の胴体カールの耐圧強度や、胴体カールに対して天蓋カールを締結する締結バンドの締結強度等が考えられる。特に、天蓋は、大形部品であって受圧面積が広いことから、耐圧強度の向上が望まれ、さらに締結バンドは、天蓋の耐圧強度に直接に影響してくることから、締結強度の向上が望まれている。
しかし、締結バンドのバンド本体の板厚を薄くした場合、材料強度が低下するため、所望の締結強度で天蓋を胴体に締結することができず、UN規格の各判定基準に不適合となる。従って、締結バンドひいてはオープン型ドラム缶のさらなる軽量化及び材料費低減の実現が阻まれていた。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、UN規格に適合させるべく締結バンドの締結強度、ひいては天蓋の耐圧強度を確保しながら、締結バンドひいてはオープン型ドラム缶の軽量化及び材料費低減を実現することができるオープン型ドラム缶を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のオープン型ドラム缶は、円筒状をなした中空の胴体と、胴体の下側開口を閉塞する地板と、胴体の上側開口に締結バンドにより開閉可能に装着される天蓋とを備え、締結バンドは、リング形状の一カ所に切れ目を有するバンド本体と、切れ目を形成するバンド本体の両端部にてバンド本体を縮径させることにより天蓋を胴体に対し締結する締結機構とを有し、バンド本体は、その周方向に沿って、上鍔部、下鍔部、及び、上鍔部と下鍔部とを接続する外周部を有し、上鍔部は、その内周端側を上方向に折り曲げて形成した上側折曲部を有し、下鍔部は、その内周端側を上方向に折り曲げて形成した下側折曲部を有し、下側折曲部は、水平方向に延びる平坦面を有し、平坦面において胴体カールの下部に当接される
ましくは、胴体は、その上端縁に胴体カールを有し、天蓋は、その上端縁に胴体カールにガスケットを介して嵌め合わせられる天蓋カールを有し、上鍔部は、天蓋カールの上部に当接される下側当接領域を有し、下鍔部は、胴体カールの下部に当接される上側当接領域を有し、上側折曲部は、上側当接領域よりも上鍔部の内周端側に位置する。
好ましくは、下側折曲部は、下側当接領域よりも下鍔部の内周端側に位置する。
ましくは、バンド本体は、2.0mm以下の板厚を有する。
好ましくは、バンド本体は、略U字形状又は略V字形状の横断面を有する。
好ましくは、締結機構は、ボルト締結式である。
本発明のオープン型ドラム缶によれば、UN規格に適合させるべく締結バンドの締結強度、ひいては天蓋の耐圧強度を確保しながら、締結バンドひいてはオープン型ドラム缶の軽量化及び材料費低減を実現することができる。
本発明の一実施形態に係るオープン型ドラム缶の正面図である。 図1中のA部の断面図である。 図1中のB部の断面図である。 図1の天蓋の平面図である。 図1の締結バンドの詳細を示す斜視図である。 図5のバンド本体及びS金具を示す斜視図である。 図5の締結バンドの締結状態を示す平面図である。 図3の拡大図である。 図8のバンド本体の切れ目における部分的な斜視図である。
以下、図面に基づき本発明の一実施形態に係るオープン型ドラム缶について説明する。
図1に示すように、オープン型ドラム缶1は、円筒状をなした中空の胴体2と、胴体2の下側開口を閉塞する地板4と、胴体2の上側開口に締結バンド6により開閉可能に装着される天蓋8とを備えている。なお、胴体2には、例えば2本の輪帯10が形成されており、これら輪帯10は上下方向に所定の間隔を存して配設されている。なお、オープン型ドラム缶1には、3本の輪帯10を設けても良いし、輪帯10を設けなくても良い。
図2に示すように、胴体2の下端縁と地板4の外周縁とは充填剤(図示しない)を介在させた状態で巻締めにより相互に接合され、いわゆるチャイム12を形成している。
一方、図3に示すように、胴体2の上端縁は外側に突出するフランジ状の胴体カール14として形成され、そして、天蓋8の上端縁もまた外側に突出するフランジ状の天蓋カール16として形成されている。
天蓋カール16は胴体カール14よりもカール径が大きく、天蓋8が胴体2の上側開口に装着されたとき、天蓋カール16は胴体カール14にガスケット18を介して嵌め合わせられる。また、胴体カール14は、横断面で見て、胴体2に連なる上側円弧部14a、及び上側円弧部14aに連なる下側円弧部(下部)14bを有している。
天蓋カール16は、横断面で見て、天蓋本体20に連なる上側円弧部(上部)16aを有している。本実施形態の場合、胴体2ひいては胴体カール14の板厚は、例えば、通常(M級:1.2mm)から、より薄い場合(L級:1.0mm、S級:0.9mm)に至る広い範囲が想定可能である。
また、ガスケット18は、本実施形態の場合、断面視略半円形状又は断面視略円形状等をなし、天蓋カール16の内側に貼付けられ、オープン型ドラム缶1内に充填する広範な液体に対して十分な化学的耐性を有する組成で形成されている。具体的には、ガスケット18は例えば天然ゴム組成物である。なお、ガスケット18は中空であっても良い。
図3及び図4に示すように、天蓋8の円板状の天蓋本体20には、その外周縁に立上り部22が形成されている。この立上り部22は、天蓋本体20から垂直方向、つまり、胴体2の高さ方向に立ち上がっている。天蓋本体20には、立上り部22の上端に天蓋カール16の上側円弧部16aが連なって形成されている。
図5に示すように、締結バンド6は、リング形状のバンド本体28を備え、このバンド本体28はリング形状の一カ所に切れ目30を有し、内周側が開口した略U字形状の横断面に形成されている。バンド本体28にて切れ目30を形成する両端部30aには、一対のS金具32がそれぞれ取り付けられている。これらS金具32はパイプ状のボルト挿通部34を有している。すなわち、本実施形態の締結バンド6は、ボルト締結式の締結機構35を備えている。
図6に示すように、バンド本体28は、天蓋カール16の上側円弧部16aに当接される上鍔部28a、胴体カール14の下側円弧部14bに当接される下鍔部28b、及び上鍔部28aと下鍔部28bとを接続する外周部28cから形成されている。
図3に示したように、胴体2の上側開口に天蓋8が装着された後、締結バンド6は、バンド本体28の内周側に胴体カール14及び天蓋カール16を包み込むようにして取り付けられる。
次に、図5に示す締結ボルト36b、ナット36n、ワッシャ36wを準備し、締結ボルト36bを一対のS金具32のボルト挿通部34にそれぞれ挿通し、ボルト挿通部34から突出した締結ボルト36bのねじ部にワッシャ36wを挿通した後にナット36nを螺合する。
そして、図7に示すように、一対のS金具32がバンド本体28の周方向に互いに当接するまで締結ボルト36bを螺進することにより、両端部30aにてバンド本体28がその周方向に縮径され、締結バンド6は胴体カール14と天蓋カール16とをガスケット18を介して締結する。こうして、胴体2に天蓋8が緊密に装着され、オープン型ドラム缶1が閉蓋される。
逆に、ナット36nを取り外して一対のS金具32から締結ボルト36bを抜き取り、バンド本体28を胴体カール14及び天蓋カール16から取り外せば、胴体2から天蓋8を取り外してオープン型ドラム缶1を開蓋することができる。
ここで、図8に示すように、上鍔部28aには、その内周端28a1側を上方向に折り曲げた上側折曲部38が上鍔部28aの全周に亘って形成されている。上鍔部28aは、天蓋カール16の上側円弧部16aに当接される上側当接領域40を有しており、上側折曲部38は、上側当接領域40よりも上鍔部28aの内周端28a1側に位置している。すなわち、上側折曲部38は、上鍔部28aの上側円弧部16aと離間している。
一方、下鍔部28bには、その内周端28b1側を上方向に折り曲げた下側折曲部42が下鍔部28bの全周に亘って形成されている。下鍔部28bは、胴体カール14の下側円弧部14bに当接される下側当接領域44を有しており、下側折曲部42は、下側当接領域44よりも下鍔部28bの内周端28b1側に位置している。
バンド本体28を略U字形状の横断面に加工する際に、上鍔部28aの内周端28a1と下鍔部28bの内周端28b1とを上方に向けて立ち上げる絞り加工等を全周に亘って施すことにより、上側及び下側折曲部38、42が形成される。
図9に示すように、本実施形態の上側折曲部38は、上鍔部28aの内周端28a1側に向けた斜め上の延設方向に対して角度αで折り曲げた環状の傾斜板をなしている。なお、上鍔部28aの折り曲げ前は二点鎖線で示す。上鍔部28aの上側円弧部16aと離間する傾斜した外周面38aの幅はW1である。角度αは、例えば、30°から60°の範囲に設定され、好ましくは45°である。また、W1は、例えば2mmから8mmの範囲に設定され、好ましくは4mmである。
また、本実施形態の下側折曲部42は、下鍔部28bの内周端28b1側に向けた斜め下の延設方向に対して角度βで折り曲げた環状の平坦板をなしている。なお、下鍔部28bの折り曲げ前は二点鎖線で示す。下側折曲部42は、胴体カール14の下側円弧部14bに水平方向に延びる平坦面42aで当接され、平坦面42aの幅はW2である。角度βは、例えば、5°から20°の範囲に設定され、好ましくは15°である。また、W2は、例えば2mmから8mmの範囲に設定され、好ましくは4mmである。
また、本実施形態のバンド本体28の板厚tは、少なくとも従来の2.3mmよりも薄く、好ましくは2.0mm以下である。
ここで、UN規格の水圧強度試験では、例えば200Lの容量を有したオープン型ドラム缶1を横に倒し、締結バンド6のS金具32を下にした状態で図示しない試験台上に配置する。そして、この試験では、オープン型ドラム缶1内に水を注入し、オープン型ドラム缶1の内圧を0.1MPaの加圧状態として、例えば5分間(液体危険物Y等級の場合)維持し、この間、オープン型ドラム缶1から水漏れしないことが要求される。
そして、上側及び下側折曲部38、42を有するとともに板厚tが2.0mmのバンド本体28により構成した締結バンド6で天蓋8を胴体2に締結したオープン型ドラム缶1に対し、上記水圧強度試験を行った。その結果、M級、L級、S級の各オープン型ドラム缶1において水漏れはなく、UN規格の水圧強度試験に適合することが確認された。
一方、UN規格の落下強度試験では、200Lの98%以上の水を充填したオープン型ドラム缶1を高さ1.2mから落下させても、オープン型ドラム缶1から水漏れしないことが要求される。そして、上側及び下側折曲部38、42を有するとともに板厚tが2.0mmのバンド本体28により構成した締結バンド6で天蓋8を胴体2に締結したオープン型ドラム缶1に対し、締結バンド6のS金具32を衝撃点とする対角落下試験と、胴体2の溶接部を衝撃点とする水平落下試験とを行った。その結果、M級、L級、S級の各オープン型ドラム缶1において水漏れはなく、UN規格の落下強度試験に適合することが確認された。
以上のように本実施形態では、バンド本体28の上鍔部28aに上側折曲部38を形成したことにより、上鍔部28aひいてはバンド本体28の全体の特に曲げや捻りに関する剛性を飛躍的に高めることができる。これにより、バンド本体28の板厚tを2.3mmから2.0mm以下まで薄くすることが可能となる。従って、UN規格の各判定基準に適合するべく、締結バンド6の締結強度ひいては天蓋8の耐圧強度を維持しながら、締結バンド6ひいてはオープン型ドラム缶1の軽量化及び材料費低減を実現することができる。
また、バンド本体28の下鍔部28bに下側折曲部42を形成したことにより、下鍔部28bひいてはバンド本体28の全体の特に曲げや捻りに関する剛性をさらに高めることができる。
しかも、下側折曲部42は、その平坦面42aにおいて胴体カール14の下側円弧部14bに当接されることから、締結バンド6を取り付けたとき、より一層ホールド感を高めた包み込みでバンド本体28によって胴体カール14を保持することが可能となる。これにより、締結バンド6の締結強度、ひいては天蓋8の耐圧強度をより一層高めながら、締結バンド6ひいてはオープン型ドラム缶1の軽量化及び材料費低減を実現することができる。
また、上側折曲部38は上側当接領域40よりも上鍔部28aの内周端28a1側に位置し、さらに下側折曲部42は下側当接領域44よりも下鍔部28bの内周端28b1側に位置する。これにより、略U字形状の横断面を有するバンド本体28において、上鍔部28aの上側当接領域40と下鍔部28bの下側当接領域44とを従来通り確保することができる。しかも、従来機能していなかった部位、すなわち、天蓋カール16の上側円弧部16aと離間している上鍔部28aの部位と、胴体カール14の下側円弧部14bと離間している下鍔部28bの部位とを有効利用して、上側及び下側折曲部38、42が形成可能となる。
従って、新たな部材を追加することなく簡単な構成で、締結バンド6の締結強度、ひいては天蓋8の耐圧強度をより一層高めながら、締結バンド6ひいてはオープン型ドラム缶1の軽量化及び材料費低減を実現することができる。
以上で本発明の一実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
例えば、上記実施形態で説明した上側及び下側折曲部38、42は、必ずしも両方形成する必要はなく、少なくとも上側折曲部38を備えるバンド本体28であれば、締結バンド6の締結強度、ひいては天蓋8の耐圧強度を高めながら、締結バンド6ひいてはオープン型ドラム缶1の軽量化及び材料費低減を実現することができる。
また、上側当接領域40及び下側当接領域44の面積が十分に確保され、バンド本体28の板厚tを減じても締結バンド6の締結強度、ひいては天蓋8の耐圧強度を従来と同様に或いは従来以上にすることができるのであれば、上側及び下側折曲部38、42は、必ずしもそれぞれ上側及び下側当接領域40、44よりも内周端28a1、28b1側に位置付ける必要はない。例えば、上側及び下側当接領域40、44の途中から折り曲げて上側及び下側折曲部38、42を形成しても良い。
また、バンド本体28の板厚tを減じても締結バンド6の締結強度、ひいては天蓋8の耐圧強度を従来と同様に或いは従来以上にすることができるのであれば、上側折曲部38の角度α、幅W1と、下側折曲部42の角度β、幅W2との各値は、上記実施形態に限定されるものではなく、また、上側及び下側折曲部38、42の形状や折り曲げ態様も種々の変更が可能である。
例えば上側折曲部38は、上鍔部28aの内周端28a1側を上方向に折り曲げて形成するのであれば、傾斜板の形状に限らず、湾曲に折り曲げることによりカール状にしても良いし、折り曲げた先端を巻き込んで円環状或いは巻回状にしても良いし、180°折り返して二重の傾斜板状に形成しても良い。これらの上側折曲部38の形状であっても、バンド本体28の剛性を高めることが可能である。
また、下側折曲部42は、下鍔部28bの内周端28b1側を上方向に折り曲げて形成するのであれば、平坦板の形状に限らず、斜め上方向に折り曲げた傾斜板、上述したカール状、円環状、或いは巻回状にしても良い。これらの下側折曲部42の形状であっても、バンド本体28の剛性を高めることが可能であり、また、より一層ホールド感を高めた包み込みでバンド本体28によって胴体カール14を保持することが可能である。
また、上述した上側及び下側折曲部38、42は、バンド本体28の横断面が略U字形状となる場合に限らず、略V字形状となる場合にも形成可能であり、この場合であっても上記と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態の締結機構35はボルト締結式であるが、これに限らず、内レバー締結式や外レバー締結式であっても、上述した上側及び下側折曲部38、42をバンド本体28に形成可能である。
1 オープン型ドラム缶
2 胴体
4 地板
6 締結バンド
8 天蓋
14 胴体カール
14b 下側円弧部(下部)
16 天蓋カール
16a 上側円弧部(上部)
18 ガスケット
20 天蓋本体
28 バンド本体
28a 上鍔部
28a1 内周端
28b 下鍔部
28b1 内周端
28c 外周部
30 切れ目
30a 両端部
35 締結機構
38 上側折曲部
40 上側当接領域
42a 平坦面
42 下側折曲部
44 下側当接領域

Claims (6)

  1. 円筒状をなした中空の胴体と、
    前記胴体の下側開口を閉塞する地板と、
    前記胴体の上側開口に締結バンドにより開閉可能に装着される天蓋と
    を備え、
    前記締結バンドは、
    リング形状の一カ所に切れ目を有するバンド本体と、
    前記切れ目を形成する前記バンド本体の両端部にて前記バンド本体を縮径させることにより前記天蓋を前記胴体に対し締結する締結機構と
    を有し、
    前記バンド本体は、その周方向に沿って、上鍔部、下鍔部、及び、前記上鍔部と前記下鍔部とを接続する外周部を有し、
    前記上鍔部は、その内周端側を上方向に折り曲げて形成した上側折曲部を有し、
    前記下鍔部は、その内周端側を上方向に折り曲げて形成した下側折曲部を有し、
    前記下側折曲部は、水平方向に延びる平坦面を有し、前記平坦面において前記胴体カールの前記下部に当接される、オープン型ドラム缶。
  2. 前記胴体は、その上端縁に胴体カールを有し、
    前記天蓋は、その上端縁に前記胴体カールにガスケットを介して嵌め合わせられる天蓋カールを有し、
    前記上鍔部は、前記天蓋カールの上部に当接される下側当接領域を有し、
    前記下鍔部は、前記胴体カールの下部に当接される上側当接領域を有し、
    前記上側折曲部は、前記上側当接領域よりも前記上鍔部の内周端側に位置する、請求項に記載のオープン型ドラム缶。
  3. 前記下側折曲部は、前記下側当接領域よりも前記下鍔部の内周端側に位置する、請求項に記載のオープン型ドラム缶。
  4. 前記バンド本体は、2.0mm以下の板厚を有する、請求項1からの何れか一項に記載のオープン型ドラム缶。
  5. 前記バンド本体は、略U字形状又は略V字形状の横断面を有する、請求項1からの何れか一項に記載のオープン型ドラム缶。
  6. 前記締結機構は、ボルト締結式である、請求項1からの何れか一項に記載のオープン型ドラム缶。
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