JP6448540B2 - 二酸化塩素製造装置及び二酸化塩素製造方法 - Google Patents

二酸化塩素製造装置及び二酸化塩素製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、陽極室と陰極室とを有する隔膜式電解槽を使用して、亜塩素酸塩を含む陽極液を電気分解することによって二酸化塩素を製造する装置及び方法に関するものである。
従来の二酸化塩素製造装置及び二酸化塩素製造方法としては、例えば以下の特許文献1に示すものが挙げられる。この文献には、隔膜式電解槽の陽極室及び陰極室のそれぞれに、亜塩素酸塩を含む陽極液、及び水酸化ナトリウムや塩化ナトリウム等を含む陰極液を供給しながら電解処理を実施して二酸化塩素を発生させる装置及び方法が記載されている。
特公昭59−6915号公報
隔膜式電解槽を備える二酸化塩素製造装置は、隔膜を使用しない1液型の二酸化塩素製造装置と比べて二酸化塩素の生成効率が高い。その反面、発生した二酸化塩素が装置内で高濃度になり易く、爆発を引き起こす危険性が高まるため、二酸化塩素をできる限り速やかに希釈する必要がある。上記特許文献1の二酸化塩素製造装置では、二酸化塩素が溶存する陽極液を、配管を介して曝気槽に移送して曝気処理することによって二酸化塩素を回収・希釈するように構成されているため、曝気槽に移送する途中で、二酸化塩素が陽極液に溶解し切れなくなって爆発する虞があると共に、装置構成が複雑なものとなっていた。
また、上述の二酸化塩素製造装置では、陽極室及び陰極室のそれぞれに、陽極液及び陰極液を独立して供給する構成であったため、陽極液及び陰極液を供給するための貯留タンクや送液ポンプ等の供給系が、陽極室用と陰極室用のそれぞれに必要となる。これにより、装置構成が複雑化して、設計、製造、稼働、保守点検等の種々の点においてコスト高となる場合があった。
さらに、上述の二酸化塩素製造装置では、回収されずに残留する二酸化塩素を含む陽極液、及び高いpHを有する陰極液のそれぞれの廃液処理を別々に行う必要があるため、その煩わしさから、廃液処理が必ずしも適切に実施されていない虞があり、環境汚染についての懸念があった。
本発明の目的は、より簡略な構成及び方法で二酸化塩素を製造して、且つ迅速に二酸化塩素の濃度を希釈することができ、さらに陽極液及び陰極液のそれぞれの廃液処理を簡便に実施することができる二酸化塩素製造装置及び二酸化塩素製造方法を提供することにある。
本発明の二酸化塩素製造装置に係る第1特徴構成は、陽極室と陰極室とを有し、前記陽極室に供給された亜塩素酸塩を含む陽極液を電解処理して二酸化塩素を発生させる隔膜式電解槽と、前記陽極室と前記陰極室とを連通する、液体が移流可能な流路部と、前記陰極室と外部とを連通する、液体が移流可能な排出部と、供給量調節自在に曝気気体を前記陽極室に供給する曝気手段と、前記陰極室及び前記排出部の少なくともいずれか一方に中和剤を供給する中和手段と、を備え、前記陽極室において前記陽極液を電解処理して二酸化塩素を発生させ、前記曝気手段により曝気気体を前記陽極室の陽極液に供給することによって、発生した二酸化塩素を回収し、前記陽極室にて電解処理及び曝気処理された後の陽極液が、前記流路部を通って前記陰極室に移流して陰極液として電解処理された後、前記陰極室及び前記排出部の少なくともいずれか一方で中和処理され、前記流路部に脱気槽を設け、前記曝気手段が前記陽極室及び前記脱気槽に曝気気体を供給し、前記排出部に中和槽を設け、前記中和手段が前記中和槽に中和剤を供給し、前記曝気手段が前記隔膜式電解槽の陽極室、前記脱気槽、前記中和槽のそれぞれに曝気気体を供給するように構成される点にある。
〔作用及び効果〕
本構成によれば、曝気手段によって曝気気体を陽極室に供給して陽極液を曝気処理することができる。これにより、発生した二酸化塩素の陽極液への溶解を抑えながら、二酸化塩素濃度を速やかに希釈して爆発を回避することが可能となるため、発生した二酸化塩素をより効率的且つ安全に回収することができる。さらに、曝気気体を陽極室に直接供給する構成であることから、別に曝気槽等を設ける必要がなく、装置構成が簡素化される。
また本構成によれば、陽極室にて電解処理及び曝気処理された後の陽極液を、流路部を介して陰極室に移流させて、そのまま陰極液として使用することが可能となる。従来は、陽極室及び陰極室のそれぞれに陽極液及び陰極液を独立して供給する構成であったため、陽極液及び陰極液を供給するための貯留タンクや送液ポンプ等の供給系が、陽極室用と陰極室用のそれぞれに必要であった。しかし、本構成であれば、陽極室用の供給系だけで済むため、装置構成が簡素化されて種々のコストを削減することができる。
さらに本構成によれば、陽極室にて電解処理及び曝気処理された後の陽極液が、流路部を介して陰極室に移流して電解処理される。これにより、たとえ、発生した二酸化塩素の一部が陽極室で回収されずに陽極液中に残留していたとしても、陰極室において陰極還元されて亜塩素酸塩となる。またさらに、陰極室にて電解処理された後の、高いpHを有する陰極液が、中和手段から供給される中和剤により、陰極室及び排出部の少なくともいずれか一方で中和処理される。
つまり、本構成のごとく、陽極室にて電解処理及び曝気処理された後の陽極液をそのまま陰極液として使用し、陰極室にて電解処理された後の陰極液を中和処理するという構成を採用することによって、残留二酸化塩素を含む陽極液、及び高いpHを有する陰極液のそれぞれの廃液処理が、それぞれ別々にではなく、陰極室から排出部を経て排出されるまでの間にまとめて実施されるようになるため廃液処理が簡便化される。
また本構成によれば、曝気処理が陽極室だけでなく、脱気槽においても実施されることになる。そのため、生成された二酸化塩素のうち、陽極室で回収されなかった二酸化塩素を、脱気槽で回収することができるようになり、生成された二酸化塩素をより確実に回収することができる。
また本構成のごとく、中和処置する専用の中和槽を設けることによって、より効率的に中和処理が実施される
第2特徴構成は、前記隔膜式電解槽、前記流路部、及び前記排出部が一体化されている点にある。
〔作用及び効果〕
本構成によれば、隔膜式電解槽、前記流路部、及び前記排出部が一体化されているため、二酸化塩素製造装置の構成をコンパクト化することができる。
本発明の二酸化塩素製造方法に係る特徴構成は、陽極室と陰極室とを有する隔膜式電解槽を用いる二酸化塩素製造方法であって、前記隔膜式電解槽の陽極室に亜塩素酸塩を含む陽極液を供給する供給工程と、前記陽極液を電解処理して二酸化塩素を発生させる陽極電解工程と、曝気気体を前記陽極室の陽極液に供給することによって、発生した二酸化塩素を回収する曝気工程と、前記陽極室にて電解処理及び曝気処理された後の陽極液に曝気気体を再び供給することによって、発生した二酸化塩素を回収する曝気工程と、前記陽極室にて電解処理及び曝気処理された後の陽極液を、陰極液として前記陰極室にて電解処理する陰極電解工程と、前記陰極室にて電解処理された後の陰極液を排出する排出工程と、前記陰極電解工程、及び前記排出工程の少なくともいずれか一方において陰極液を中和処理する中和工程と、前記排出工程において陰極液を中和処理する際に、該陰極液に曝気気体を再び供給する曝気工程と、を包含する点にある。
〔作用及び効果〕
本構成によれば、曝気工程によって曝気気体を陽極室に供給して陽極液を曝気処理することができる。これにより、発生した二酸化塩素の陽極液への溶解を抑えながら、二酸化塩素濃度を速やかに希釈して爆発を回避することが可能となるため、発生した二酸化塩素をより効率的且つ安全に回収することができる。
また本構成によれば、陽極室にて電解処理された後の陽極液を、そのまま陰極液として使用するため、陰極室に別途陰極液を供給する工程が不要となり、製造方法が簡素化されて種々のコストを削減することができる。
さらに本構成によれば、陽極室にて電解処理及び曝気処理された後の陽極液が、陰極液として陰極室にて電解処理されるため、たとえ、発生した二酸化塩素の一部が陽極室で回収されずに陽極液中に残留していたとしても、陰極室において陰極還元されて亜塩素酸塩等となる。またさらに、陰極室にて電解処理された後の、高いpHを有する陰極液が、陰極電解工程、及び排出工程の少なくともいずれか一方において中和処理される。
つまり、本構成のごとく、陽極室にて電解処理及び曝気処理された後の陽極液をそのまま陰極液として使用し、陰極室にて電解処理された後の陰極液を中和処理するという構成を採用することによって、残留二酸化塩素を含む陽極液、及び高いpHを有する陰極液のそれぞれの廃液処理が、それぞれ別々にではなく、陰極室から排出されるまでの間にまとめて実施されるようになるため廃液処理が簡便化される。
本発明の二酸化塩素製造装置の概略流路図である。 本発明の二酸化塩素製造装置の分解斜視図である。 第2板状部材の縦断面図である。 第3板状部材の縦断面図である。
以下、本発明の二酸化塩素製造装置及び二酸化塩素製造方法の一実施形態を説明する。
〔実施形態〕
〔1〕二酸化塩素製造装置
図1に示すように、本実施形態に係る二酸化塩素製造装置1は、陽極室3と陰極室5とを有する隔膜式電解槽2、亜塩素酸塩を含む陽極液を隔膜式電解槽2に供給する供給手段8、脱気槽9、第1排液槽10、電解処理後の陰極液を中和処理する中和槽11、中和剤を供給する中和手段12、第2排液槽13、及び曝気気体を供給する曝気手段14を備えて構成される。
陽極室3と脱気槽9とが第1連通路P1によって連通され、脱気槽9と第1排液槽10とが第2連通路P2によって連通され、第1排液槽10と陰極室5とが第3連通路P3によって連通され、陰極室5と中和槽11とが第4連通路P4によって連通され、中和槽11と第2排液槽13とが第5連通路P5によって連通されている。即ち、二酸化塩素製造装置1は、第1〜第5連通路P1〜P5によって、陽極室3、脱気槽9、第1排液槽10、陰極室5、中和槽11、第2排液槽13が直列的に連通接続されている。
尚、本実施形態において、陽極室3と陰極室5とを連通する流路部Cが、第1連通路P1、脱気槽9、第2連通路P2、第1排液槽10、及び第3連通路P3によって形成されている。しかしながら、流路部Cはこの構成に限定されるものではなく、例えば、脱気槽9や第1排液槽10等を設けることなく第1連通路P1のみで構成し、陽極室3と陰極室5とを直接連通させる構成としても良い。
また本実施形態において、陰極室5と外部とを連通する排出部Dが、第4連通路P4、中和槽11、第5連通路P5、第2排液槽13、及び排液管17によって形成されている。しかしながら、排出部Dはこの構成に限定されるものではなく、例えば、中和槽11や第2排液槽13等を設けることなく排液管17のみで構成し、陰極室5と外部とを直接連通させる構成としても良い。ただしその場合、中和手段12は、陰極室5に中和剤を供給する構成となる。
(隔膜式電解槽)
隔膜式電解槽2としては、陽極室3と陰極室5とが陽イオン交換膜7によって仕切られている従来公知の電解槽を使用することができる。
陽極室3及び陰極室5のそれぞれには、電極として陽極4及び陰極6が設けられている。これらの電極については、従来公知のものを使用することができる。例えば、陰極材料としては、チタン、ステンレス鋼、ニッケル、ニッケル・クロム合金、又は他のバルブ金属が挙げられる。また、陽極材料としては、白金、金、パラジウム、イリジウム、ロジウム、又はルテニウムなどの貴金属、黒鉛、黒鉛フェルト、多層黒鉛布、黒鉛織布、炭素、あるいはチタン上に白金を電気メッキした白金被覆材料、チタン、タンタル、ニオブ、又はジルコニウムのバルブ金属の酸化物で構成された電極などが挙げられ、電極触媒をコーティングしたものが好適に用いられる。
陽イオン交換膜7についても従来公知のものを使用することができるが、選択透過性、耐久性などが優れたフルオロカーボン系の陽イオン交換膜7が好適である。
(中和手段)
本実施形態における中和手段12は、陰極室5及び中和槽11の少なくともいずれか一方に中和剤を供給するように構成されている。しかし、中和手段12は、この構成に限定されるものではなく、陰極室5及び排出部Dの少なくともいずれか一方で中和処理する構成とすれば良い。排出部Dで中和処理する場合、例えば、中和槽11に限らず、排出部Dを構成する、第4連通路P4、第5連通路P5、第2排液槽13、及び排液管17のいずれかに中和剤を供給するようにしても良い。
中和手段12としては、従来公知の構成、例えば、中和剤を貯留する貯留タンク、送液ポンプ、及び送液管等を備えるものを使用することができる。使用可能な中和剤としては、例えば、塩酸、硫酸、クエン酸、フマル酸、ギ酸、乳酸、リン酸、酒石酸、酪酸、各種リン酸塩などが挙げられる。これらは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用しても構わない。
(供給手段)
供給手段8としては、従来公知の構成、例えば、亜塩素酸塩を含む陽極液を貯留する貯留タンク、送液ポンプ、及び送液管等を備えるものを使用することができる。使用可能な亜塩素酸塩としては、例えば亜塩素酸アルカリ金属塩や亜塩素酸アルカリ土類金属塩が挙げられる。亜塩素酸アルカリ金属塩としては、例えば、亜塩素酸ナトリウム、亜塩素酸カリウム、亜塩素酸リチウムが挙げられ、亜塩素酸アルカリ土類金属塩としては、亜塩素酸カルシウム、亜塩素酸マグネシウム、亜塩素酸バリウムが挙げられる。なかでも、入手が容易という点から、亜塩素酸ナトリウム、亜塩素酸カリウムが好ましく、亜塩素酸ナトリウムが最も好ましい。これら亜塩素酸塩は1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用しても構わない。陽極液における亜塩素酸塩の濃度は、二酸化塩素の発生効率、安全性、安定性、亜塩素酸塩の結晶析出防止などを考慮すると、1重量%〜25重量%であることが好ましい。
(曝気手段)
曝気手段14は、例えば、曝気気体の供給量を調節することのできる曝気ポンプと、曝気ポンプからの曝気気体を各槽に導入する導入管等とを備える従来公知の装置を使用することができる。
本実施形態における曝気手段14は、隔膜式電解槽2の陽極室3、脱気槽9、及び中和槽11のそれぞれに曝気気体を供給するように構成されている。また使用可能な曝気気体としては、例えば、空気、あるいは窒素やアルゴンなどの不活性ガスが挙げられる。
〔2〕二酸化塩素製造方法
上記二酸化塩素製造装置1を用いて二酸化塩素を製造する方法について以下に説明する。供給手段8を作動させることによって、亜塩素酸塩を含む陽極液(亜塩素酸塩水溶液)を隔膜式電解槽2の陽極室3に連続的に供給する(供給工程)。また最初のうちだけ、陰極液又は2倍希釈した陽極液を、隔膜式電解槽2の陰極室5に予め供給して貯めておく。
陽極室3に供給された陽極液は、電解処理される。即ち陽極室3には、亜塩素酸イオン(ClO2 -)と陽イオン(亜塩素酸塩として亜塩素酸ナトリウムを用いた場合はナトリウムイオン)とが存在するため、隔膜式電解槽2に直流電源装置(図示せず)より直流を負荷すると、以下の式(1)に示すように、亜塩素酸イオンが陽極で電子(e)を放出するため、二酸化塩素(ClO2)が発生する(陽極電解工程)。
ClO2 -→ClO2+e・・・・・式(1)
一方、陽イオンは、陽イオン交換膜7を通過して陰極室5に入る。
上記式(1)により発生した二酸化塩素は、その高い溶解性により陽極液中に溶け込むが、曝気手段14によって吹き込まれた曝気気体によって、気液平衡関係に従い液中濃度が下がるため液外に追い出される。追い出された二酸化塩素は、供給された曝気気体によって、爆発回避可能な濃度(およそ10%v/v)よりもさらに低い濃度に希釈されながら採取管15より回収される(曝気工程)。
陽極室3にて電解処理された後の陽極液は、第1連通路P1を通って脱気槽9に移流する。脱気槽9においても、曝気手段14によって吹き込まれた曝気気体によって再び曝気処理がなされ、陽極液中に残存する二酸化塩素が液外に追い出される。追い出された二酸化塩素は、陽極室3と脱気槽9とを連通する第6連通路P6を通って再び陽極室3に戻り採取管15より回収される。この脱気槽9においても、追い出された二酸化塩素は、曝気気体によって、爆発回避可能な濃度(およそ10%v/v)よりもさらに低い濃度に希釈される。
尚、本実施形態においては、陽極室3及び脱気槽9への曝気気体の供給量を調節可能に構成することによって、二酸化塩素濃度をコントロールし、希釈と同時にユーザーの所望する濃度の二酸化塩素を製造するように構成しても良い。
脱気槽9で曝気処理された後の陽極液は、第2連通路P2を通って第1排液槽10に移流する。そして、第1排液槽10に移流した陽極液は、第3連通路P3を通り、今度は陰極液として、隔膜式電解槽2の陰極室5内に供給される。
陰極室5では、陰極液として供給された陽極液中に、仮に二酸化塩素の一部が、陽極室3又は脱気槽9で回収されずに残留していた場合、その残留二酸化塩素は、陰極室5の陰極6によって陰極還元されて亜塩素酸塩となる。
また陰極室5では、供給された陽極液(陰極液)の水の一部が、水素イオン(H+)と水酸化物イオン(OH-)に分かれており、以下の式(2)に示すように、水素イオンが陰極6で電子を得て水素ガス(H2)が発生する(陰極電解工程)。
2H++2e→H2・・・・・式(2)
一方、残された水酸化物イオンは、アルカリ(例えば、陽イオンがナトリウムイオンの場合は、水酸化ナトリウム)となる。よって、陰極室5で電解処理された後の陰極液は、アルカリを多量に含むため高いpHを有する。この高いpHを有する陰極液は、中和手段12から供給される中和剤によって中和される(中和工程)。
本実施形態における中和手段12は、陰極室5及び中和槽11の少なくともいずれか一方に中和剤を供給するように構成されているため、高いpHを有する陰極液は、陰極室5及び中和槽11の少なくともいずれか一方で中和される。
特に、陰極液が、本実施形態の中和槽11にて中和される場合、陰極室5で電解処理された後の高いpHの陰極液が第4連通路P4を通って中和槽11に移流すると、曝気手段14によって吹き込まれる曝気気体によって、中和手段12から供給される中和剤と共に激しく攪拌・混合されるため、効率的な中和処理が実施される。
中和槽11に供給された曝気気体はその後、陰極室5と中和槽11とを連通する第7連通路P7を通って陰極室5に移流する。移流した曝気気体は、陰極室5で発生した水素ガスを爆発回避可能な濃度(およそ4%v/v)よりもさらに低い濃度に希釈しながら、水素ガスと共に排気管16より排出される。
中和槽11で中和処理された後の陰極液は、第5連通路P5を通って第2排液槽13に移流する。そして、第2排液槽13に移流した陰極液は、排液管17から装置外に排出される。
〔その他の実施形態〕
上述の実施形態の隔膜式電解槽において、陽極室と陰極室とを仕切る隔膜として陽イオン交換膜を使用しているが、これに限定されるものではなく、中性隔膜を使用しても良い。
以下、本発明の二酸化塩素製造装置に適用される二酸化塩素製造キットKの実施例を図面に基づいて説明する。尚、本明細書中において「厚み方向」、「高さ方向」、「幅方向」のそれぞれは、図2における矢印X1、X2、X3に沿う方向を意味する。
図2に示すように、本実施例に係る二酸化塩素製造キットKは、第1〜第4部材A1〜A4、第1〜第4ガスケット部材G1〜G4、陽イオン交換膜7、及び図示しない外枠部材を備える。尚、第1〜第4部材A1〜A4、第1〜第4ガスケット部材G1〜G4、及び陽イオン交換膜7はいずれも矩形の部材であり、それらの幅と高さは同じ寸法に設定されている。
第1〜第4部材A1〜A4はいずれも矩形の板状部材であって、例えば、ポリ塩化ビニル等の耐久性素材を構成素材とする。尚、第1部材A1及び第4部材A4のそれぞれの厚みは、第2部材A2及び第3部材A3のそれぞれの厚みよりも薄く設定されている。
図2及び図3に示すように、第2部材A2には、厚み方向に貫通する直方体状の3つの貫通空間が設けられており、これら3つの貫通空間のそれぞれが、陽極室3、脱気槽9、及び第1排液槽10を構成する。
陽極4は、第2部材A2の陽極室3の中に配置される。
第2部材A2における陽極室3側の横側壁には、陽極室3の二酸化塩素を回収するための採取管15、及び供給手段8(図1参照)から陽極液を陽極室3に導入するための陽極液導入管20が設けられている。尚、陽極液導入管20は、採取管15の下側に設けられる。
曝気手段14(図1参照)から曝気気体を陽極室3に導入するための第1気体導入管21が、第2部材A2の上側壁を貫通して、その先端が、陽極室3の下部空間に開口するように設けられている。
曝気手段14から曝気気体を脱気槽9に導入するための第2気体導入管22が、第2部材A2の上側壁を貫通して、その先端が、脱気槽9の下部空間に開口するように設けられている。
陽極室3と脱気槽9との間の仕切壁の上部及び下部のそれぞれには、陽極室3と脱気槽9とを連通する第6連通路P6及び第1連通路P1が設けられている。また、脱気槽9と第1排液槽10との間の仕切壁の下部には、脱気槽9と第1排液槽10とを連通する第2連通路P2が設けられている。
第2部材A2における第1排液槽10側の横側壁には、第1排液槽10の内壁面から第2ガスケット部材G2との合わせ面に通じるL字状の連通路30が設けられている。
図2及び図4に示すように、第3部材A3には、厚み方向に貫通する直方体状の3つの貫通空間が設けられており、これら3つの貫通空間のそれぞれが、陰極室5、中和槽11、及び第2排液槽13を構成する。
陰極6は、第3部材A3の陰極室5の中に配置される。
第3部材A3における陰極室5側の横側壁には、陰極室5で発生した水素ガスを排出するための排気管16が設けられている。
中和手段12から中和剤を陰極室5に導入するための第1中和剤導入管24が、第3部材A3の上側壁を貫通して、その先端が、陰極室5の下部空間に開口するように設けられている。
曝気手段14から曝気気体を中和槽11に導入するための第3気体導入管23と、中和手段12(図1参照)から中和剤を中和槽11に導入するための第2中和剤導入管25が、第3部材A3の上側壁を貫通して、各先端が、中和槽11の下部空間に開口するように設けられている。
陰極室5と中和槽11との間の仕切壁の上部及び下部のそれぞれには、陰極室5と中和槽11とを連通する第7連通路P7及び第4連通路P4が設けられている。また、中和槽11と第2排液槽13との間の仕切壁の下部には、中和槽11と第2排液槽13とを連通する第5連通路P5が設けられている。
第3部材A3における第2排液槽13側の横側壁には、第2排液槽13の陰極液を装置外に排出するための排液管17と、厚み方向に貫通する連通路31が設けられている。尚、連通路31は、排液管17の下側に設けられる。
図2に示すように、第4部材A4は、幅方向の両端部のそれぞれに、厚み方向に貫通する貫通孔32,33を有し、これらの貫通孔32,33が、コの字状の配管34を介して連通接続されている。
第1〜第4ガスケット部材G1〜G4は、例えば、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)等の耐薬品性素材を構成素材とする、いずれも矩形の板状部材である。第1〜第4ガスケット部材G1〜G4によって、二酸化塩素製造キットKに高い水密性が付与され、二酸化塩素製造キットKからの液漏れが防止される。
図2に示すように、第2ガスケット部材G2は、幅方向の一端部にて厚み方向に貫通する貫通孔26を有し、他端部にて厚み方向に貫通する直方体状の貫通空間27を有する。また、第3ガスケット部材G3は、第2ガスケット部材G2と同様に、幅方向の一端部にて厚み方向に貫通する貫通孔35を有し、他端部にて厚み方向に貫通する直方体状の貫通空間38を有する。第2ガスケット部材G2の貫通空間27の幅及び高さは、第2部材A2の陽極室3の幅及び高さと同じか、あるいは第2部材A2の陽極室3の幅及び高さよりも小さく設定しても良く、また第3ガスケット部材G3の貫通空間38の幅及び高さについても、第3部材A3の陰極室5の幅及び高さと同じか、あるいは第3部材A3の陰極室5の幅及び高さよりも小さく設定して良い。
第4ガスケット部材G4は、幅方向の両端部のそれぞれに、厚み方向に貫通する貫通孔36,37を有する。また、陽イオン交換膜7は、幅方向の一端部に、厚み方向に貫通する図示しない貫通孔を有する。
二酸化塩素製造キットKを組み立てる場合は、第1〜第4部材A1〜A4、第1〜第4ガスケット部材G1〜G4、及び陽イオン交換膜7を図2に示すように配置する。即ち、第1部材A1と第2部材A2との間に第1ガスケット部材G1を配置し、第2部材A2と第3部材A3との間に第2ガスケット部材G2、陽イオン交換膜7、及び第3ガスケット部材G3をこの順序で配置し、第3部材A3と第4部材A4との間に第4ガスケット部材G4を配置する。
このとき、第2ガスケット部材G2を、その貫通空間27が第2部材A2の陽極室3に対向するように配置し、第3ガスケット部材G3を、その貫通空間38が第3部材A3の陰極室5に対向するように配置する。また、第4ガスケット部材G4を、その一方の貫通孔36が第3部材A3の連通路31に対向し、他方の貫通孔37が第3部材A3の陰極室5に対向するように配置する。また、第4部材A4を、その2つの貫通孔32,33のそれぞれが第4ガスケット部材G4の2つの貫通孔36,37に対向するように配置する。
図2のように配置した第1〜第4部材A1〜A4、第1〜第4ガスケット部材G1〜G4、及び陽イオン交換膜7のそれぞれの端を揃えつつ、互いに密着させた状態で、図示しない外枠部材に嵌め込むことによって、直方体状又は立方体状の二酸化塩素製造キットKが完成する。
二酸化塩素製造キットKの内部では、第2部材A2の連通路30、第2ガスケット部材G2の貫通孔26、陽イオン交換膜7の貫通孔(図示せず)、第3ガスケット部材G3の貫通孔35、第3部材A3の連通路31、第4ガスケット部材G4の一方の貫通孔36、第4部材A4の一方の貫通孔32、配管34、第4部材A4の他方の貫通孔33、及び第4ガスケット部材G4の他方の貫通孔37が連通する。これにより、第2部材A2の第1排液槽10から第3部材A3の陰極室5にわたって連通する第3連通路P3が形成される。
また、第2部材A2の陽極室3と第2ガスケット部材G2の貫通空間27とが連通し、第3部材A3の陰極室5と第3ガスケット部材G3の貫通空間38とが連通するため、第2部材A2の陽極室3と第3部材A3の陰極室5とが陽イオン交換膜7を介して対向配置されて、隔膜式電解槽2が形成される。
即ち、上記二酸化塩素製造キットKでは、隔膜式電解槽2、流路部C、及び排出部Dが一体化されている。そのため、この二酸化塩素製造キットKを使用することによって、二酸化塩素製造装置の構成をコンパクト化することができる。
次いで、上記構成の二酸化塩素製造キットKを使用して二酸化塩素を製造した。
電極寸法が幅18mm、高さ46mm、厚さ1mmの陽極4及び陰極5を備える、幅73mm、高さ148mm、厚さ45mmの二酸化塩素製造キットKを作製した。そしてその二酸化塩素製造キットKの第1及び第2気体導入管21,22に曝気手段14を接続し、二酸化塩素製造キットKの陽極液導入管20に供給手段8を接続し、二酸化塩素製造キットKの第2中和剤導入管25に中和手段12を接続して二酸化塩素製造装置1を構成した。
25重量%の亜塩素酸ナトリウム800mLと塩化カリウム50gとを水に溶解して1Lとして、陽極液を調製した。この陽極液を供給手段8の送液ポンプによって14mL/時間で送液した。
また、リン酸二水素カリウム200gとリン酸一水素カリウム100gとを水に溶解して1Lとして、中和剤を調製した。この中和剤を中和手段12の送液ポンプによって14mL/時間で送液した。
そして、陽極4及び陰極6に対して800mAで通電し、さらに、陽極室3と脱気槽9に対して曝気手段14の曝気ポンプにより空気を供給し、採取管15から放出された二酸化塩素をヨウ化カリウム溶液で所定時間吸収し、遊離されたヨウ素を所定のチオ硫酸ナトリウム水溶液で滴定した。その結果、1.2g/時間の二酸化塩素が発生していたことが確認された。また、排液管17から排出された排液には、ほとんど二酸化塩素が含まれず、pHも7.8であり、安全に廃棄することが可能であった。
本発明に係る二酸化塩素製造装置及び二酸化塩素製造方法は、二酸化塩素による環境除菌や消臭等に関する産業分野に好適に利用することができる。
1 二酸化塩素製造装置
2 隔膜式電解槽
3 陽極室
4 陽極
5 陰極室
6 陰極
7 陽イオン交換膜
8 供給手段
9 脱気槽
10 第1排液槽
11 中和槽
12 中和手段
13 第2排液槽
14 曝気手段
15 採取管
16 排気管
17 排液管
P1〜P7 第1〜第7連通路
C 流路部
D 排出部

Claims (3)

  1. 陽極室と陰極室とを有し、前記陽極室に供給された亜塩素酸塩を含む陽極液を電解処理して二酸化塩素を発生させる隔膜式電解槽と、
    前記陽極室と前記陰極室とを連通する、液体が移流可能な流路部と、
    前記陰極室と外部とを連通する、液体が移流可能な排出部と、
    供給量調節自在に曝気気体を前記陽極室に供給する曝気手段と、
    前記陰極室及び前記排出部の少なくともいずれか一方に中和剤を供給する中和手段と、を備え、
    前記陽極室において前記陽極液を電解処理して二酸化塩素を発生させ、
    前記曝気手段により曝気気体を前記陽極室の陽極液に供給することによって、発生した二酸化塩素を回収し、
    前記陽極室にて電解処理及び曝気処理された後の陽極液が、前記流路部を通って前記陰極室に移流して陰極液として電解処理された後、前記陰極室及び前記排出部の少なくともいずれか一方で中和処理され、
    前記流路部に脱気槽を設け、前記曝気手段が前記陽極室及び前記脱気槽に曝気気体を供給し、
    前記排出部に中和槽を設け、前記中和手段が前記中和槽に中和剤を供給し、
    前記曝気手段が前記隔膜式電解槽の陽極室、前記脱気槽、前記中和槽のそれぞれに曝気気体を供給するように構成される二酸化塩素製造装置。
  2. 前記隔膜式電解槽、前記流路部、及び前記排出部が一体化されている請求項1に記載の二酸化塩素製造装置。
  3. 陽極室と陰極室とを有する隔膜式電解槽を用いる二酸化塩素製造方法であって、
    前記隔膜式電解槽の陽極室に亜塩素酸塩を含む陽極液を供給する供給工程と、
    前記陽極液を電解処理して二酸化塩素を発生させる陽極電解工程と、
    曝気気体を前記陽極室の陽極液に供給することによって、発生した二酸化塩素を回収する曝気工程と、
    前記陽極室にて電解処理及び曝気処理された後の陽極液に曝気気体を再び供給することによって、発生した二酸化塩素を回収する曝気工程と
    前記陽極室にて電解処理及び曝気処理された後の陽極液を、陰極液として前記陰極室にて電解処理する陰極電解工程と、
    前記陰極室にて電解処理された後の陰極液を排出する排出工程と、
    前記陰極電解工程、及び前記排出工程の少なくともいずれか一方において陰極液を中和処理する中和工程と、
    前記排出工程において陰極液を中和処理する際に、該陰極液に曝気気体を再び供給する曝気工程と、を包含する二酸化塩素製造方法。
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