JP6448278B2 - 電子機器および制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電池を電源として動作する電子機器およびその制御方法に関する。
携帯型の電子機器に電源を供給する電源供給装置として、リチウムイオン二次電池に代表される充電可能な電池を、その内部に備えた装置(以後、電池パックとする)が広く利用されている。また電池パックは、例えば電池の種類や出力電圧値などの各種情報を格納した記憶手段や、電子機器側と通信するための通信手段等をその内部に備えている。そして、電子機器は、電池パックが装着された時、その電池パックとの間で情報通信を行い、受け取った情報により、その電池パックが適正なものかどうかを確認する動作(以下、認証動作とする)を行う。電子機器は、その認証動作の結果に応じた適正な処理を行う。
また例えば、特許文献1には、電源経路上にダイオードを直列に挿入し、ダイオードの逆電流をアース側に流すバイパス回路を設け、電源電圧安定化用のコンデンサの電荷を放電し、電池取り外しを検知する技術が開示されている。
特開平8−205416号公報
ところで、前述のような認証動作を行うシステム構成において、電子機器の電源スイッチがオンされる毎に認証動作が行われると、電源オンから電子機器が使用可能になるまでの待ち時間が長くなってしまう。このように電源オン毎に認証動作がなされて待ち時間が発生すると、ユーザーは、大変な煩わしさを感ずることになる。このため、電子機器の内部に認証動作の結果を記憶するレジスタを設け、一度認証動作で適正と判断されたならば、その認証結果をレジスタに記憶させる技術が提案されている。この場合、電子機器は、その電池パックが装着されたままの状態で、次回電源オンされたときには再度認証動作を行わないことで、電源オンから使用可能になるまでの待ち時間を短縮可能となる。
また、そのような認証結果記憶用のレジスタを備えた電子機器は、例えば電池パックが取り外され、駆動電力がなくなって当該レジスタがクリアされると、電池パックが取り外されたことを検知する。ただし、例えば電池パックが短時間だけ取り外された後直ぐに装着されたような場合、電子機器は、電池パックが取り外されたことを検知できないことがある。即ち例えば、電子機器内部の電源電圧安定用のコンデンサ等に電荷が残存していると、その電荷が前記レジスタへ電力が供給されてレジスタのクリアがなされず、その結果、電子機器は、電池パックが取り外されたことを検知できない。このような問題を解決する技術として、前記特許文献1に記載の技術が提案されている。しかしながら、この技術の場合、電力供給源である二次電池と負荷との間の電源経路上にダイオードがあるため、装置の作動中このダイオードにより、一定の電力が消費されてしまう。また、バイパス回路があるため、動作/非動作にかかわらず、リーク電流がアースに流れ込み、ここでも電力が消費される。そのため、電池の稼働時間が短くなるという問題が発生する。
そこで、本発明は、無駄な電力消費を生じさせることなく、電池の取り外しを検出できるようにすることを目的とする。
本発明に係る電子機器は、電池とサーミスタとを有する電池パックの取り外しが可能な電子機器であって、前記電池パックと前記電子機器とが接続された場合に前記サーミスタと接続される接続手段と、前記電子機器を電源オフ状態にするための指示が入力された場合に前記接続手段を介して前記サーミスタと接続されるプルアップ抵抗であって、前記接続手段と前記プルアップ抵抗との接続点の電圧を所定の電源電圧にプルアップするのに用いられる前記プルアップ抵抗と、前記電子機器が電源オフ状態である場合に前記接続点の電圧と所定の電圧とを比較する比較手段と、前記電池パックが前記電子機器から取り外されたことを示す値を記憶するための記憶手段と、前記電子機器が電源オフ状態である場合に前記接続点の電圧が前記所定の電圧以上になった場合には、前記電池パックが前記電子機器から取り外されたことを示す値を前記記憶手段に記憶させるための制御を行う制御手段とを有する
本発明に係る制御方法は、電池とサーミスタとを有する電池パックの取り外しが可能な電子機器の制御方法であって、前記電子機器は、前記電池パックと前記電子機器とが接続された場合に前記サーミスタと接続される接続手段と、前記電子機器を電源オフ状態にするための指示が入力された場合に前記接続手段を介して前記サーミスタと接続されるプルアップ抵抗であって、前記接続手段と前記プルアップ抵抗との接続点の電圧を所定の電源電圧にプルアップするのに用いられる前記プルアップ抵抗と、前記電池パックが前記電子機器から取り外されたことを示す値を記憶するための記憶手段とを有し、前記制御方法は、前記電子機器が電源オフ状態である場合に前記接続点の電圧と所定の電圧とを比較するステップと、前記電子機器が電源オフ状態である場合に前記接続点の電圧が前記所定の電圧以上になった場合には、前記電池パックが前記電子機器から取り外されたことを示す値を前記記憶手段に記憶させるための制御を行うステップとを有する。
本発明によれば、無駄な電力消費を生じさせることなく、電池の取り外しを検出することができる
第1及び第2の実施形態の電子機器の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態の電子機器の処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態の電子機器の処理の一例を示すフローチャートである。
<第1の実施形態>
図1は、本発明にかかる第1の実施形態の電子機器の主要部の概略構成を示している。この図1において、電子機器は、主要な構成要素として制御部20と電源制御IC30を有し、さらに電池10及び電池51、スイッチ12、ダイオード13及び14、ダイオード50、コンデンサ15等を有して構成されている。
電池10は、例えばリチウム電池等からなり電子機器に挿抜可能な電池パック構成となされている。以下、この電池10をメイン電池10と表記する。当該メイン電池10の電源出力10aは、例えば2.5Vから4.2Vの電圧出力となされており、電源安定化用コンデンサ15と後述する電源制御IC30とスイッチ(SW)12に供給される。メイン電池10は、サーミスタ11を内蔵している。また、メイン電池10は、4つの端子を具備している。そのうち一つの端子は、グランド(GND)10d用の端子となされていて接地されている。残りの3つの端子は、電源出力10a用の端子、サーミスタ11の出力用の端子、通信信号10c用の端子となされている。サーミスタ11は、当該メイン電池10の温度に応じた電圧値を出力する。なお、以下の説明では、サーミスタ11からの出力電圧値を、温度検知信号10bと称する。当該温度検知信号10bである電圧値は、後述する電源制御IC30に供給される。また、詳細は後述するが、温度検知信号10bの電圧値は、電源制御IC30内の切替部31を介して制御部20にも供給される。なお、サーミスタ11は、前記温度検知信号10bである電圧値を出力する端子の他に、前記グランド10dに接続される端子も備えている。また、メイン電池10は図示しないメモリをその内部に備えている。この内部メモリには、例えば電池の種類や電池の出力電圧値、充放電がなされた回数などの各種情報が記憶される。またメイン電池10は、制御部20と通信するための図示しない通信インターフェイスも備えている。前記通信信号10cは、前記内部メモリと制御部20が通信インターフェイスを通じて送受信する信号である。
スイッチ12は、電子機器の電源オン/オフに使用される、例えばプッシュスイッチであり、ユーザーにより操作される。当該スイッチ12は、ユーザーにより電源オン操作がなされると、電源出力10aを駆動信号12aとして出力する。この駆動信号12aは、制御部20へ入力するとともに、ダイオード14を介して後述の電源制御IC30のイネーブル端子へも入力する。
制御部20は、電子機器を制御する。また、当該制御部20は、メイン電池10の認証動作を行う。即ち制御部20は、メイン電池10が装着された時、メイン電池10の内部メモリに記憶されている情報を通信信号10cとして受け取り、その受け取った通信信号10cの情報を元に認証動作を行う。また、制御部20は、後述する電源制御IC30のDCDC変換部36から電源Cの電源出力20cを受ける。また、制御部20は、通信信号20bを用いて、電源制御IC30との間で通信が可能となされている。また、制御部20は、駆動信号20aを出力し、この駆動信号20aはダイオード13を介して電源制御IC30のイネーブル端子へ入力する。なお図1の構成においては、当該ダイオード13の出力端と前記ダイオード14の出力端は、後述の電源制御ICのイネーブル端子に接続されている。このため、ダイオード13を介した駆動信号20aとダイオード14を介した駆動信号12aは、電源制御IC30のイネーブル信号13aとなる。また、制御部20は、A/D(アナログ/デジタル)コンバータ21をも備えている。A/Dコンバータ21には、後述するDCDC変換部36から電源Bの電源出力21bが供給されており、また、後述する切替部31とプルアップ抵抗(以下PU抵抗とする)38との間の接続点の信号21aが入力される。なお、詳細は後述するが、切替部31は、前記サーミスタ11の出力側を、PU抵抗38へ接続するか、又は、プルアップ抵抗(PU抵抗)37へ接続するかを、切替可能な切替手段である。即ち、切替部31は、サーミスタ11とPU抵抗38を接続するか、又は、サーミスタ11とPU抵抗37を接続するかを、切替可能となされている。従って、切替部31を介してサーミスタ11とPU抵抗38が接続されているとき、A/Dコンバータ21は、電源Bの電圧値がPU抵抗38とサーミスタ11の内部抵抗とで分圧された電圧値をA/D変換することになる。そして、制御部20は、A/Dコンバータ21でのA/D変換にて得られた値により、メイン電池10内部の温度を監視して高温にならずに動作しているか否か等を検出する。さらに制御部20は、メイン電池10が高温状態で放電を継続する虞があるとき、例えば動作の停止等の適切な制御を行うことにより、メイン電池10の劣化を防止する。なお、本実施形態では、切替部31からPU抵抗38までの信号線上の電圧値信号を信号21aと称する。また、切替部31からPU抵抗37までの信号線上の電圧値信号を信号31aと称する。
電源制御IC30は、リアルタイムクロック部34、バックアップ用LDO(Low Drop Out)部32、記憶部33、通信部35、DCDC変換部36を有する。以下、リアルタイムクロック部34はRTC部34とし、バックアップ用LDO部32は単にLDO部32とする。また、電源制御IC30は、切替部31、プルアップ抵抗(以下PUとする)37および前記PU抵抗38、比較部39、設定部40、低電圧検出部41をも有して構成されている。
RTC部34は、時計機能を有したリアルタイムクロックである。電池51は、例えば所謂コイン型の電池であり、RTC部34の駆動用バックアップ電池である。以下、この電池51をバックアップ電池51と表記する。当該バックアップ電池51は、メイン電池10が電子機器から取り外された場合に、RTC部34へバックアップ電力を供給することで、RTC部34の時計動作を維持させる。
LDO部32は、メイン電池10が電子機器に装填されているとき、電源出力10aを受け、その電源出力10aの電圧を、バックアップ電池51の出力電圧と同じ電圧(例えば3.0V)のRTC駆動電圧50aに変換するためのレギュレータである。このLDO部32から出力されるRTC駆動電圧50aはダイオード50を介してRTC部34へ供給される。ダイオード50は、RTC駆動電圧50aの逆流防止用に設けられている。なお、例えばメイン電池10が取り外された時、LDO部32は、バックアップ電池51の電源出力により動作してもよい。
記憶部33は、電源制御IC30の各状態を記憶する記憶手段である。通信部35は、制御部20との間で、通信信号20bを用いた情報通信を行う。また、通信部35は、通信信号20bを通じた制御部20からの制御の基で、電源制御IC30の出力電圧や出力オン/オフ、電池認証状態、時計機能の初期設定値等の情報を記憶部33に書き込み、また、記憶部33から各設定値等の情報を読み出す。なお、例えばメイン電池10が電子機器から取り外された時、記憶部33は、バックアップ電池51からの電力で動作しても良い。
DCDC変換部36は、記憶部33に保持されている情報33aに従って、電源出力10aから複数の電源出力を生成する。本実施形態の場合、DCDC変換部36は、電源Bの電源出力21b、電源Cの電源出力21cを生成する。なお、これら電源出力21bの電圧、電源出力21cの電圧は、それぞれの電源供給先で必要とされる電圧になされている。
切替部31は、メイン電池10のサーミスタ11の出力側の信号線を、PU抵抗37に接続するか、PU抵抗38へ接続するかを、切り替える。即ち、切替部31は、温度検知信号10bの信号線をPU抵抗38に接続するか、または、温度検知信号10bの信号線をPU抵抗37へ接続するかを、切替可能となされている。また、切替部31とPU抵抗37の間を結ぶ信号線(信号31aの信号線)は、後述する比較部39の比較信号入力用の信号線にも接続されている。即ち、比較部39の比較信号入力用の信号線と、切替部31からPU抵抗37までの信号線は、接続点39aにより接続されている。また、この切替部31の切替動作は、通信部35を介して制御部20が制御する。制御部20による切替部31の切替制御の詳細については、後述の図2のフローチャートにより説明する。PU抵抗37は、プルアップ部であって、切替部31からの信号31aをLDO部32の所定の電源電圧である電源Aにプルアップするための抵抗である。PU抵抗38は、切替部31からの信号21aをDCDC変換部36の電源Bにプルアップするための抵抗である。また、切替部31は、後述の低電圧検出部41からエラー検出信号31bが出力されたとき、そのエラー検出信号31bを通信部35を介して制御部20へ送る。低電圧検出部41の動作及びエラー検出信号31bの詳細は後述する。なお、切替部31の接続切り替え用のセレクタは、MBB(Make Before Break)接点となされている。この切替部31の接続切り替え用のセレクタは、サーミスタ11側の接点が、常に電源B側(PU抵抗38側)又はPU抵抗37側(電源A側)に接続され、それぞれ逆流しない構成なされている。なお、例えばメイン電池10が電子機器から取り外された時、切替部31は、バックアップ電池51からの電力で動作しても良い。
比較部39は、PU抵抗37にプルアップされている信号31aの電圧Vaを、所定の比較電圧Voと比較する。即ち、比較部39は、切替部31からPU抵抗37への信号線と比較信号入力用の信号線とが接続された接続点39aの電圧値である電圧Vaを、比較信号入力用の信号線を介して受け取り、その電圧Vaと前記比較電圧Voとを比較する。そして、比較部39は、前記電圧Vaと所定の比較電圧Voとの比較結果を表す信号を、設定部40へ出力する。設定部40は、比較部39の出力信号に応じて、記憶部33の所定の設定値を書き換えるための設定手段である。具体的には、設定部40は、制御部20による制御の元で、記憶部33に対し、所定のレジスタ値としての検出フラグを設定する。なお、例えばメイン電池10が電子機器から取り外された時、比較部39と設定部40は、バックアップ電池51からの電力で動作しても良い。また、これら比較部39と設定部40の詳細な動作については後述の図2のフローチャートで説明する。
低電圧検出部41は、LDO部32を介してメイン電池10から供給される電源出力10aの電圧を監視することによってエラー検出を行う。ここで、低電圧検出部41により検出されるエラーとは、電子機器が電源オンの動作状態である時に、例えばメイン電池10が取り外されたり、何らかの原因でメイン電池10からの供給電力が停止してしまったことで発生する電源エラーである。電子機器が電源オンの動作状態である場合に、メイン電池10が取り外された時、当該電池10からの電源出力10aの電圧は低下することになる。このため、低電圧検出部41は、メイン電池10からの電源出力10aの電圧が、予め設定されている所定電圧閾値以下になったことを検出した時、エラーが発生したことを検知する。また、電子機器が電源オンの動作状態である場合に、メイン電池10から電子機器への電力供給が停止されてしまった時も同様に、メイン電池10からの電源出力10aの電圧は低下することになる。この場合も低電圧検出部41は、メイン電池10からの電源出力10aの電圧が前記所定電圧閾値以下になったことを検出した時、エラーが発生したことを検出する。低電圧検出部41は、このようなエラーが発生したことを検出すると、そのエラー検出信号31bを、切替部31から通信部35を介して、制御部20へ通知する。
なお他の例として、低電圧検出部41は、メイン電池10からの電源出力10aの代わりに、図1中の点線で示した信号線を介して、DCDC変換部36にて生成された電圧を監視することによりエラーを検出してもよい。この例の場合、低電圧検出部41は、DCDC変換部36によって生成された電圧が所定電圧閾値以下になったことを検出したとき、エラーが発生していることを検出する。
次に、第1の実施形態において、メイン電池10が電子機器に挿抜されたときに、その挿抜を検出するための動作について図2を用いて説明する。図2は、主として制御部20と電源制御IC30によって行われる処理のフローチャートである。
図2のフローチャートにおいて、メイン電池10が装填されていない状態から、電子機器にメイン電池10が装填されると、制御部20は、ステップS201として、当該メイン電池10の装填がなされたことを検出する。次に、電源制御IC30では、常時起動用のLDO部32が、ステップS202として、メイン電池10から供給される電源出力10aにより、RTC部34を駆動するために電源Aの電源出力50aを開始する。また、制御部20は、ステップS203として、ユーザーがスイッチ12の電源オン操作を行ったか否かを判定し、電源オン操作が行われたと判定(Yesと判定)したときには電子機器を電源オンするための制御を行う。
また、スイッチ12がオン操作されて駆動信号12aが出力されると、その駆動信号12aは、イネーブル信号13aとして電源制御IC30のイネーブル端子へ入力する。イネーブル信号13aが入力すると、電源制御IC30は、ステップS204として、予め設定されている所定のシーケンスに従って、DCDC変換部36から各デバイスを駆動するための電圧出力を開始させる。またこのとき、DCDC変換部36は、制御部20の駆動用の電源Cの電源出力20cと、A/Dコンバータ21の駆動用の電源Bの電源出力21bを開始する。また、このステップS204では、制御部20は、駆動信号20aを出力して電子機器のオン状態を保持する。次に、制御部20は、ステップS205として、通信部35を介し、記憶部33にレジスタ値として保持されている検出フラグの値を読み出す。ここで、検出フラグは、設定部40により記憶部33に設定され、例えばメイン電池10が取り外されたときに「1」の値が設定される。この例の場合、記憶部33に記憶されている検出フラグは、前回メイン電池10が取り出された事を検出した際に設定部40により例えば「1」の値がセットされていることになる。従って、この例の場合の制御部20は、その検出フラグの値から、メイン電池10が今回新たに装填された事を検出し、電池の認証動作を行う。次に、制御部20は、ステップS206として、通信部35を介して切替部31を制御し、サーミスタ11の出力側をPU抵抗38に接続する。次に、制御部20は、ステップS207として、通信部35を介し、記憶部33にレジスタ値として「0(ゼロ)」の値をセットする。
次に、制御部20は、ステップS208として、電子機器の電源がオフにされたか否かを判定するために、ユーザーによりスイッチ12が押下されたか否かを判定する。ユーザーによりスイッチ12が押下されたと判断(ステップS208でYesと判断)すると、制御部20は、電子機器の電源がオフにされたと判定し、電子機器を電源オフの動作停止状態にするための制御へ進む。電子機器の電源がオフにされて、ステップS209へ進むと、制御部20は、通信部35を介して切替部31を制御し、サーミスタ11の温度検知信号10b用(信号31a用)の信号線をPU抵抗37に接続してから、電源制御IC30を停止させる。次に、比較部39は、ステップS210として、PU抵抗37にプルアップされている信号31aの電圧Vaを監視し、所定の比較電圧Voと比較する。ここで、所定の比較電圧Voは、一例として、サーミスタ11がPU抵抗37に接続されている状態のときの電圧値よりも少なくとも高い電圧値で、電源Aの電圧値以下の値として設定されている。この場合において、例えばメイン電池10が電子機器から取り外されたとすると、サーミスタ11は電源制御IC30から切り離されることになる。このとき、比較部39に接続されている信号31aの電圧Vaは、電源Aの電圧と同電位となり、信号31aの電圧Vaは所定の比較電圧以上(比較電圧Vo以上)の値に変化することになる。即ち、比較部39で所定の比較電圧Voと比較される信号31aの電圧(接続点39aの電圧)は、メイン電池10が切り離されると直ちに電源Aと同電位になる。そのため、比較部39において電圧Vaが所定の比較電圧Vo以上であると判定された場合、つまりステップS210でYesと判定されたとき、制御部20は、メイン電池10が電子機器から取り外されたと判断する。またこのとき、比較部39からは、前記電圧Vaと所定の比較電圧Voとの比較結果を表す信号が設定部40へ出力される。そして、設定部40は、記憶部33にレジスタ値として検出フラグを設定する。この検出フラグは、その値が「1」であるとき、メイン電池10が電子機器から取り外されたことを表し、一方、「0(ゼロ)」であるとき、メイン電池10が電子機器から取り外されていないことを表している。設定部40は、前記電圧Vaが所定の比較電圧Vo以上に変化したことを示す比較結果を受けたとき、ステップS212として、記憶部33のレジスタに、検出フラグとして「1」の値をセットする。一方、前記電圧Vaが所定の比較電圧Vo以上でないと判定された場合、つまりステップS210でNoと判定されたとき、制御部20は、メイン電池10が電子機器から取り外されていないと判断する。その後、制御部20は、ステップS211として、電子機器の電源がオンにされたか否かを判定するために、ユーザーによりスイッチ12が押下されたか否かを判定する。そして、ユーザーによりスイッチ12が押下された場合、つまりステップS211でYesと判定されたとき、制御部20は、電子機器の電源がオンにされたと判断し、ステップS204へ戻る。一方、ユーザーによりスイッチ12が押下されていない場合、つまりステップS211でNoと判定されたとき、制御部20は、ステップS210に戻る。
このように、第1の実施形態における電子機器は、当該電子機器の電源がオフにされた場合、メイン電池10から供給される入力電圧ではなく、サーミスタ11からの温度検知信号10bの電圧を使って、メイン電池10が取り外されたか否かを検出する。即ち例えばメイン電池10が取り外された場合、電源出力10aの電圧は電源安定化用のコンデンサ15等の放電により急激に低下することはない。一方で、メイン電池10が取り外された場合、サーミスタ11からの温度検知信号10bは電源制御IC30から直ちに切り離される。本実施形態の電子機器は、メイン電池10が取り外された場合、サーミスタ11の温度検知信号10bの切り離しを直ちに検出することで、メイン電池10の取り外しを瞬時に検知できる。従って、本実施形態の電子機器は、メイン電池10が取り外された際の検出時間を早くでき、例えばメイン電池10が短時間だけ挿抜された場合であってもそれを検知することができる。また、本実施形態の電子機器は、メイン電池10から電源制御IC30の経路上にダイオード等が設けられておらず、また余分なバイパス回路等も設けられていないため、余計な電力消費がない。このように、本実施形態の電子機器は、駄な電力消費を生じさせることなく、確実に電池の挿抜を検知可能となっている。
<第2の実施形態>
次に本発明の第2の実施形態の電子機器を説明する。第2の実施形態における電子機器は、図1に示した第1の実施形態の電子機器の構成と同一であるため、各構成要素の説明は省略し、異なる部分のみ説明する。
図3には、第2の実施形態の電子機器がメイン電池10の挿抜を検出する際のフローチャートを示す。以下、図3のフローチャートを参照して、第2の実施形態の電子機器の動作を説明する。なお、図3のフローチャートの処理も、主に制御部20と電源制御IC30によって行われる検出処理である。図3のフローチャートにおいて、ステップS301〜ステップS307は、図2のフローチャートのステップS201〜S207と同様の処理であるため、それらの説明を省略する。さらに、図3のフローチャートのステップS309〜ステップS312は、図2におけるS209〜S212と同様の処理であるため、説明を省略する。
制御部20は、ステップS308として、電子機器の電源がオフされたか否かを判定するために、ユーザーによりスイッチ12が押下されたか否かを判定する。ユーザーによりスイッチ12が押下されなかったと判断(ステップS308でNoと判断)すると、制御部20は、ステップS313へ進む。
ステップS313へ進むと、制御部20は、低電圧検出部41によってエラーが検出されたか否かを判定する。低電圧検出部41によってエラーが検出されていない場合(ステップS313でNoと判定)、制御部20は、ステップS308に戻る。一方、低電圧検出部41によってエラーが検出された場合(ステップS313でYesと判定)、制御部20は、切替部31と通信部35を介してエラー検知信号31bを受け取り、切替部31を制御する。即ち、エラー検知信号31bを受け取ると、制御部20は、ステップS314として、通信部35を介して切替部31を制御することで、サーミスタ11の出力側の信号線をPU抵抗37に接続させる。このステップS314の制御の後、制御部20は、図2のステップS210と同様のステップS310、ステップS211と同様のステップS311、ステップS212と同様のステップS312の制御を行う。即ち、第2の実施形態の場合、電子機器が電源オンの動作状態において電源エラーが発生した場合であっても、比較部39は、前述のような電圧Vaと所定の比較電圧Voを用いた判定と、その判定の結果に応じた検出フラグのセットが行われる。
このように、第2の実施形態の電子機器は、第1の実施形態の場合と同様、サーミスタ11からの温度検知信号10bの電圧を使うことで、メイン電池10の取り外しを瞬時に検知できる。従って、第2の実施形態の電子機器は、メイン電池10が取り外された際の検出時間を早くでき、メイン電池10が短時間だけ挿抜された場合であってもそれを検知することができる。さらに、第2の実施形態の電子機器は、電源エラーが発生した場合であっても、メイン電池10が取り外されたか否かを検出することができる。また、第2の実施形態の電子機器は、第1の実施形態の場合と同様に、余計なダイオードやバイパス回路が設けられていないため、電力消費を少なくすることができる。このように、第2の実施形態の電子機器は、駄な電力消費を生じさせることなく、確実に電池の挿抜を検知可能となっている。
<その他の実施形態>
なお、本実施形態の電子機器は、例えばメイン電池10が取り外された時、前記切替部31と比較部39と記憶部33と設定部40及び制御部20が、メイン電池10の電源駆動状態から前記バックアップ電池51の電源駆動状態に変更されてもよい。
上述の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明は、その技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10 メイン電池、11 サーミスタ、20 制御部、21 A/Dコンバータ、30 電源制御IC、31 切替部、32 LDO部、33 記憶部、34 RTC部、35 通信部、36 DCDC変換部、37 PU抵抗、38 PU抵抗、39 比較部、40 設定部、41 低電圧検出部、50 逆流防止用のダイオード、51 バックアップ電池

Claims (3)

  1. 電池とサーミスタとを有する電池パックの取り外しが可能な電子機器であって
    前記電池パックと前記電子機器とが接続された場合に前記サーミスタと接続される接続手段と、
    前記電子機器を電源オフ状態にするための指示が入力された場合に前記接続手段を介して前記サーミスタ接続されるプルアップ抵抗であって、前記接続手段と前記プルアップ抵抗との接続点の電圧を所定の電源電圧プルアップするのに用いられる前記プルアップ抵抗と、
    前記電子機器が電源オフ状態である場合に前記接続点の電圧と所の電圧とを比較する比較手段と、
    前記電池パックが前記電子機器から取り外されたことを示す値を記憶するための記憶手段と、
    前記電子機器が電源オフ状態である場合に前記接続点の電圧が前記所定の電圧以上になった場合には前記電池パックが前記電子機器から取り外されたことを示す値を前記記憶手段に記憶させるための制御を行う制御手段
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記電子機器が電源オン状態である場合に前記電池パックの出力電圧または前記電池パックの出力電圧から生成された電圧が所定閾値以下になった場合には、所定のエラーの発生を検出する低電圧検出手段さらに有し
    前記低電圧検出手段が前記所定のエラーの発生を検出した場合であっても、前記プルアップ抵抗は、前記接続手段を介して前記サーミスタと接続され、
    前記低電圧検出手段が前記所定のエラーの発生を検出した場合であっても、前記比較手段は、前記接続点の電圧と所定の電圧とを比較し、
    記低電圧検出手段が前記所定のエラーの発生を検出した場合に前記接続点の電圧が前記所定の電圧以上になった場合であっても、前記制御手段は前記電池パックが前記電子機器から取り外されたことを示す値を前記記憶手段に記憶させるための制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 電池とサーミスタとを有する電池パックの取り外しが可能な電子機器の制御方法であって
    前記電子機器は、
    前記電池パックと前記電子機器とが接続された場合に前記サーミスタと接続される接続手段と、
    前記電子機器を電源オフ状態にするための指示が入力された場合に前記接続手段を介して前記サーミスタ接続されるプルアップ抵抗であって、前記接続手段と前記プルアップ抵抗との接続点の電圧を所定の電源電圧プルアップするのに用いられる前記プルアップ抵抗と、
    前記電池パックが前記電子機器から取り外されたことを示す値を記憶するための記憶手段
    を有し
    前記制御方法は、
    前記電子機器が電源オフ状態である場合に前記接続点の電圧と所定の電圧とを比較するステップと、
    前記電子機器が電源オフ状態である場合に前記接続点の電圧が前記所定の電圧以上になった場合には前記電池パックが前記電子機器から取り外されたことを示す値を前記記憶手段に記憶させるための制御を行うステップと
    を有することを特徴とする制御方法。
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