JP6447727B2 - 分析結果出力処理装置及び分析結果出力処理用プログラム - Google Patents

分析結果出力処理装置及び分析結果出力処理用プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6447727B2
JP6447727B2 JP2017525694A JP2017525694A JP6447727B2 JP 6447727 B2 JP6447727 B2 JP 6447727B2 JP 2017525694 A JP2017525694 A JP 2017525694A JP 2017525694 A JP2017525694 A JP 2017525694A JP 6447727 B2 JP6447727 B2 JP 6447727B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
analysis result
output processing
result output
cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017525694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017002156A1 (ja
Inventor
桐子 松尾
桐子 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Publication of JPWO2017002156A1 publication Critical patent/JPWO2017002156A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6447727B2 publication Critical patent/JP6447727B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/62Detectors specially adapted therefor
    • G01N30/72Mass spectrometers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/86Signal analysis
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor

Description

本発明は、液体クロマトグラフ、ガスクロマトグラフ、液体クロマトグラフ質量分析計、ガスクロマトグラフ質量分析計などの様々な分析装置により得られた分析結果を表示画面上に表示したり印刷出力したりするための分析結果出力処理装置及び分析結果出力処理用プログラムに関し、さらに詳しくは、多数の検体に対する多成分の定量結果やクロマトグラム等のグラフを一括して表示したり印刷出力したりするのに好適な分析結果出力処理装置及び分析結果出力処理用プログラムに関する。
近年、食品中の残留農薬検査や環境水中の汚染物質検査など様々な分野において、液体クロマトグラフ質量分析計(LC−MS)やガスクロマトグラフ質量分析計(GC−MS)を利用した多検体多成分の定量分析が利用されている。一般に、多検体多成分の分析によって得られるデータの量は膨大である。そのため、多検体多成分の分析結果であるクロマトグラムやそれから求まるピーク検出結果や定量結果などをユーザ(分析者)が解析する際の作業効率を向上させるには、ユーザの作業手順に応じた確認が容易な形式で以てデータや分析結果を表示することが重要である。
こうした要求に応えるためのソフトウェアとして、非特許文献1、2に記載の定量支援ソフトウェアが従来製品化されている。
例えばLC−MSやGC−MSを用いてポジティブリストに基づく残留農薬検査を実施する場合、測定対象である化合物(成分)は決まっている。そこで、LC−MSやGC−MSにおける質量分析計では、既知である多数の測定対象化合物に対応した質量電荷比をターゲットとするSIM(選択イオンモニタリング)測定或いはMRM(多重反応イオンモニタリング)測定が、その測定対象化合物がカラムから溶出してくる保持時間付近で繰り返し実施される。したがって、試料(検体)毎にそれぞれ、多数の測定対象化合物に対するクロマトグラムデータが得られ、そのデータに基づいてピーク面積値や定量値(濃度)などが算出される。
上記定量支援ソフトウェアによれば、行方向(横方向)に異なる試料の情報を並べ、列方向(縦方向)に異なる化合物の情報を並べた2次元テーブルの各セルに、上述のようにして得られたピーク面積値や定量値などの数値情報が配置されたテーブルが作成され、該テーブルがモニタ表示画面上に表示されるようになっている。こうしたテーブルが表示されることで、試料と測定対象化合物との組み合わせに対する定量値等の数値情報を分析者は一覧で確認することができる。また、試料毎の各測定対象化合物についてそれぞれ得られたクロマトグラム(マスクロマトグラム、抽出イオンクロマトグラム)が、数値情報のテーブルと同じマトリクス配列に従って並べられることでグラフ描画テーブルが作成され、このグラフ描画テーブルと数値情報テーブルとが並べて表示されるようになっている。これにより、或る試料中の或る測定対象化合物の定量値等の数値情報と、それに対応する実測のクロマトグラムとを一度に確認ことが容易になる。
しかしながら、膨大な数の試料について数百以上にも及ぶ測定対象化合物に対する定量結果を一つ一つ分析者が目視で確認するのは、非常に煩雑で手間が掛かる。残留農薬検査や汚染物質検査などの場合、濃度が規制値を超えている測定対象化合物があるか否か、あるとすればそれは何であってその濃度がどの程度であるのか、といったことを調べるのが重要である。したがって、分析者が着目すべきは、定量値等の数値が基準値を超えていたり(場合によっては基準値を下回っていたり)基準値を超えてはいないもののそれに近いレベルの濃度であったりする化合物である。そこで、上記定量支援ソフトウェアには、数値情報テーブル及びグラフ描画テーブルの両方において、定量値等の数値が予め設定した基準値を超えている結果を色分けして表示したり、或いはフラグが付された結果のみを表示したりするフラッギング機能が備えられている。
上述したようにテーブル上で分析結果を色分け表示することで、分析者はそれぞれの分析結果が基準を満たしたものか(規制範囲内であるか)或いは基準を満たさないものかを容易に判断することができる。しかしながら、こうした色分け表示では、その分析結果がどのような色で表示されているのかということを分析者が判断するため、本来着目する必要がない情報にも注意が向けられてしまうことになり、作業効率の改善効果が小さい。また、グラフ描画テーブルにおいては、例えば定量値が基準値を超える化合物に対するクロマトグラムを特定の色の矩形状の枠で囲むことで他と識別し易いようにしているが、同じ色の枠が付されたクロマトグラムの数が多くなると、その枠が付されたクロマトグラムと枠が付されていないクロマトグラムとが視覚上認識しにくくなり、分析者の判断ミスを誘発し易くなる。
一方、フラグが付されていない結果を削除してフラグが付されている結果のみを表示しようとした場合、数値情報テーブルやグラフ描画テーブルにおいて各行又は各列の要素数が同じでなくなる。こうした状態で、テーブル上で間引かれた要素の位置へ残っている要素を詰めてしまうと、元のテーブル上で保たれていたマトリクスの関係が崩れてしまい、試料と化合物の組み合わせが不明確になる。一方、テーブルのマトリクスの関係を維持したままフラグが付されていない結果を削除すると、その試料についてその化合物が検出されなかったのか、何らかの要因で適切な結果が得られなかったのか、或いは、フラグが付されていないために表示されないだけなのか、一目では理解しにくい。
さらにまた、上記定量支援ソフトウェアによる表示では、分析者が数値情報テーブルを見て或る試料における或る化合物の定量値が基準値を超えていることが把握できても、その基準値がいくつであるのかは分からない。定量値を判定する基準値が一つである場合にはそれほど支障はないものの、基準値が複数段階に設定されている場合には、どの基準値を超えているのかが即座に分からないと不便であることが多い。
「LabSolutions Insight GCMS用多検体定量支援ソフトウェア」、[online]、株式会社島津製作所、[2015年6月11日検索]、インターネット<URL: http://www.an.shimadzu.co.jp/gcms/insight.htm> 「GCMS用多検体定量支援ソフトウェア LabSolutions Insight」カタログ、株式会社島津製作所分析計測事業部
本発明は上記課題に鑑みて成されたものであり、その主たる目的は、多検体多成分の分析結果等のデータを表示したり印刷出力したりする際に、分析者が着目すべき数値情報やグラフを効率的に確認することができるとともに、そうした情報に基づく判断や検証を的確に行えるようにすることができる分析結果出力処理装置、及びコンピュータ上で動作する分析結果出力処理用プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明に係る分析結果出力処理装置は、多数の試料についてそれぞれ多数の化合物の分析を行うことで得られた分析結果に基づく定量結果を含むデータを処理して出力するための分析結果出力処理装置であって、
a)試料を識別する情報と化合物を識別する情報とをそれぞれ行方向及び列方向に並べ、一つの試料と一つの化合物との組み合わせに対して得られたデータの少なくとも一部を対応する一つのセルに割り当てることで2次元状のテーブルを作成するテーブル作成部と、
b)予め設定された絞り込み条件に従って前記テーブルの各セルに割り当てられているデータを判定し、該絞り込み条件を満たすデータが割り当てられているセルを特定する絞り込み実行部と、
c)前記テーブルにおいて前記絞り込み実行部により特定されなかったセルに割り当てられているデータに基づく数値若しくは文字又はグラフによる表示を、該絞り込み実行部により特定されたセルに割り当てられているデータに基づく数値若しくは文字又はグラフによる表示に比べて薄い表示とした、前記テーブルと同じ行列配置であるテーブルを表示部の画面上に表示するため又は印刷するために出力する絞り込み反映表示処理部と、
を備えることを特徴としている。
また上記課題を解決するためになされた本発明に係る分析結果出力処理用プログラムは、多数の試料についてそれぞれ多数の化合物の分析を行うことで得られた分析結果に基づく定量結果を含むデータを処理して出力するためにコンピュータを動作させる分析結果出力処理用プログラムであって、
a)試料を識別する情報と化合物を識別する情報とをそれぞれ行方向及び列方向に並べ、一つの試料と一つの化合物との組み合わせに対して得られたデータの少なくとも一部を対応する一つのセルに割り当てることで2次元状のテーブルを作成するテーブル作成ステップと、
b)予め設定された絞り込み条件に従って前記テーブルの各セルに割り当てられているデータを判定し、該絞り込み条件を満たすデータが割り当てられているセルを特定する絞り込み実行ステップと、
c)前記テーブルにおいて前記絞り込み実行ステップにより特定されなかったセルに割り当てられているデータに基づく数値若しくは文字又はグラフによる表示を、該絞り込み実行ステップにより特定されたセルに割り当てられているデータに基づく数値若しくは文字又はグラフによる表示に比べて薄い表示とした、前記テーブルと同じ行列配置であるテーブルを表示部の画面上に表示するため又は印刷するために出力する絞り込み反映表示処理ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴としている。
ここで、多数の試料についてそれぞれ多数の化合物の分析を行う、つまり多検体多成分の分析を行うための分析装置の種類は特に問わないが、典型的な例としては、上述した、液体クロマトグラフ、ガスクロマトグラフ、液体クロマトグラフ質量分析計、ガスクロマトグラフ質量分析計などである。
本発明に係る分析結果出力処理用プログラムをコンピュータで動作させることで具現化される本発明に係る分析結果出力処理装置において、テーブル作成部は例えば、多数の各試料について化合物毎に得られた定量値(濃度値やピーク面積値など)を、試料と化合物との組み合わせに対応したセルに割り当ててテーブルを作成する。ただし、このテーブルは必ずしも表示されるものではなく、データ処理の過程で仮想的に作成されるものであってもよい。絞り込み実行部は例えば分析者により予め設定された絞り込み条件やそれに関連したパラメータを記憶しておき、その絞り込み条件に従って上記テーブルの各セルに割り当てられているデータを判定して、その絞り込み条件を満たすデータが割り当てられているセルを特定する。例えば上述した残留農薬検査のように規制値を上回る化合物が重要である場合には、予め定めた閾値を超えることを絞り込み条件とすればよい。
絞り込み反映表示処理部は、絞り込み実行部により特定されなかった、つまりは絞り込みに残らなかったセルに割り当てられている定量値等の数値やグラフによる表示を、該絞り込み実行部により特定された、つまりは絞り込みに残ったセルに割り当てられている定量値等の数値やグラフによる表示に比べて薄い表示としたテーブルを表示部の画面上に表示するため又は印刷するために出力する。ここでいう「薄い表示」とはコンピュータの表示部の画面上では通常、背景が透けて見える半透明の表示である。
本発明に係る分析結果出力処理装置では、絞り込み条件に従った絞り込みに残った定量値等の数値やグラフは通常通りの明瞭なフォントや線などで表示され、絞り込みで除外された定量値等の数値やグラフは明瞭性が劣る半透明等のフォントや線などで表示される。このとき、絞り込みによって残るか否かに拘わらず、表示されるテーブルの行列は絞り込みがされていない元のテーブルと同じに保たれる。したがって、分析者は表示されたテーブルを見て、絞り込みに残った、具体的には例えば定量値が基準となる閾値を超えた試料と化合物との組み合わせを容易に把握することができる。
本発明に係る分析結果出力処理装置の一態様として、上記絞り込み条件は数値の大小を判定する閾値であり、上記絞り込み反映表示処理部は、上記絞り込み実行部により特定されたセルに割り当てられているデータに基づく数値を表示する際に、使用された閾値を併せて表示する構成とするとよい。
この構成によれば、数値判定に使用された閾値が一目で確認できるので、例えば定量値が閾値に対してどの程度超えているのかを容易に把握することができる。また、閾値の設定誤りなどを見つけるのも簡単である。
また本発明に係る分析結果出力処理装置では、上記絞り込み反映表示処理部は、各セルに割り当てられているデータに基づく数値を表示する第1テーブルと、各セルに割り当てられているデータに基づくグラフを表示する第2テーブルと、を出力するものであり、少なくとも第2テーブルにおいて、上記絞り込み実行部により特定されなかったセル中のグラフの表示を特定されたセル中のグラフの表示に比べて薄くする構成としてもよい。
この構成では、例えば、基準となる閾値を超えた定量値を算出する際に用いられたピークが観測されるクロマトグラムが第2テーブルにおいて明瞭に示され、それ以外のクロマトグラムは薄い表示となる。即ち、例えば、ピーク形状が適切であるか、他のピークの重なりはないか、等の確認が必要となるクロマトグラムのみが明瞭に示されるとともに、そのクロマトグラムがいずれの試料といずれの化合物との組み合わせに対応するものであるのかが一目で分かるので、分析者は効率的に確認作業を進めることができる。
また本発明に係る分析結果出力処理装置において、表示部の画面上に表示されるテーブル中で薄く表示される数値やグラフなどは、通常、分析者による確認が不要な情報である。そこで、本発明に係る分析結果出力処理装置では、好ましくは、上記絞り込み反映表示処理部は、出力するテーブルにおいて一つの又は連続する複数の行方向の全てのセル又は一つの又は連続する複数の列方向の全てのセルが上記絞り込み実行部により特定されなかったセルである場合に、該当する一若しくは複数の行又は列を非表示にするとともに、非表示/表示を切り替える操作子をテーブル中に設ける構成とするとよい。
一般に、残留農薬検査や汚染物質検査などにおいては、多数の測定対象化合物の中で規制値を超える化合物があったとしても、その数は測定対象化合物の総数に比べればごく僅かである。そのため、こうした検査に本発明に係る分析結果出力処理装置を利用した場合、表示されるテーブル中の大部分のセル内の数値やグラフは薄く表示されることになる。上記構成によれば、こうした場合、多くの行や列が非表示となるために表示されるテーブルは小さくなり、閾値を超える定量値やその定量値が得られる試料と化合物との組み合わせを容易に見つけることができる。
以上のように本発明に係る分析結果出力処理装置及び分析結果出力処理用プログラムによれば、多検体多成分の分析の結果を、例えば定量値が基準値を超える試料と化合物との組み合わせに絞り込んで表示する場合でも、表示されるテーブルの行と列の関係はその絞り込みによっても保たれ、絞り込みによって除かれた定量結果等は絞り込みに残った定量結果とは明瞭に且つ一目で識別可能となる。したがって、分析者は解析すべき又は着目すべき数値やグラフ、或いは試料と化合物との組み合わせを容易に把握することができ、定量結果の解析作業の効率化を図ることができる。また、そうした解析作業における判断や評価のミスも起こりにくくなる。
本発明に係る分析結果出力処理装置を用いたGC−MS分析システムの一実施例の概略構成図。 本実施例のGC−MS分析システムにおいて表示される数値情報テーブル及びグラフ描画テーブルの枠及び項目を示す図。 本実施例のGC−MS分析システムにおいて数値情報テーブルの作成及び表示処理の説明図。 本実施例のGC−MS分析システムにおける数値情報テーブルの作成及び表示処理の説明図。 本実施例のGC−MS分析システムにおけるグラフ描画テーブルの作成及び表示処理の説明図。 本実施例のGC−MS分析システムにおけるグラフ描画テーブルの作成及び表示処理の説明図。 本実施例のGC−MS分析システムにおけるグラフ描画テーブルの作成及び表示処理の説明図。 本実施例のGC−MS分析システムにおける数値情報テーブルの印刷用出力処理の説明図。 本実施例のGC−MS分析システムにおける数値情報テーブルの印刷用出力処理の説明図。 本実施例のGC−MS分析システムにおける数値情報テーブルの印刷用出力処理の説明図。
以下、本発明に係る分析結果出力処理装置を用いたGC−MS分析システムの一実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は本実施例によるGC−MS分析システムの概略構成図である。
このGC−MS分析システムは、試料(検体)に含まれる化合物を時間的に分離するガスクロマトグラフ(GC)と化合物を検出する質量分析装置(MS)とが接続されたGC−MS測定部1と、GC−MS測定部1で得られたデータを処理するデータ処理部2と、データ処理部2における処理に必要なパラメータ等を分析者が入力するための入力部3と、データ処理部2における処理の結果が表示される表示部4と、データ処理部2における処理の結果が印刷出力される印刷部5と、を備える。
データ処理部2は、データ格納部20、定量解析部21、数値情報テーブル作成部22、グラフ描画テーブル作成部23、絞り込み条件記憶部24、絞り込み判定部25、テーブル表示処理部26、テーブル出力処理部27、などの機能ブロックを含む。このデータ処理部2の実体はパーソナルコンピュータ(或いはより高性能なワークステーション)であり、コンピュータに予めインストールされた専用の処理プログラムを該コンピュータで実行することによって具現化される機能である。
ここでは、ポジティブリストに従った残留農薬検査のように、予め決められた複数の化合物の定量分析を行う場合を例に挙げて、本実施例のGC−MS分析システムにおける特徴的な動作を説明する。こうした定量分析では、GC−MS測定部1における測定対象の化合物は既知であるから、その既知の化合物が質量分析装置に導入される時間付近、つまりはその化合物の保持時間付近の所定の時間範囲でその化合物に対応した質量電荷比m/zにおけるSIM測定を実行するように質量分析装置における分析条件が設定される。また、質量分析装置がタンデム四重極型質量分析装置である場合には、その化合物に対応した特徴的なプリカーサイオンの質量電荷比とプロダクトイオンの質量電荷比との組み合わせ(MRMトランジション)におけるMRM測定を実行するように分析条件が設定される。したがって、GC−MS測定部1において一つの試料を測定すると、複数の測定対象化合物それぞれについて、所定の時間範囲に亘る所定の質量電荷比(又は所定のMRMトランジション)におけるイオン強度の時間的な変化を示す測定データが得られる。この測定データはデータ格納部20に保存される。このとき、試料に付与されたサンプル名や測定対象化合物の名称などの分析に関連する情報も併せて保存される。
定量解析部21は、データ格納部20に保存された測定データに基づいて定量値(濃度値)を算出する。具体的には、測定データに基づき、測定対象化合物毎にマスクロマトグラムを作成し、該化合物に対応する保持時間付近に現れるピークを検出して面積値(又は高さ値)を求める。そして、標準品を測定した結果に基づいて予め作成しておいた検量線を参照して、面積値から定量値を導出する。そうして算出された定量値やその過程で求まったピークの面積値や高さ値、さらには検出されたピークトップの位置から求まる保持時間などの情報を測定データに対応付けて又は測定データと同じファイル若しくはフォルダに格納する。なお、定量解析部21による解析処理は、全ての試料についての測定が終了したあとにバッチ的に実行されてもよいし、試料の測定中に逐次的に実行されてもよい。
いずれにしても、多数の試料を含む一つの試料群に対する多数の化合物の定量解析が終了すると、データ格納部20にはその試料群に対する大量の測定データ、定量結果等が格納された状態となる。こうした定量結果等を分析者自身が確認して評価を行う際には、例えば定量値が基準値を外れた化合物を迅速に見つけ、その化合物について得られたクロマトグラムピークが適切であるか否か、或いはそのピークの開始点や終了点、ベースラインが適切であるか否か等についての判断を行う必要がある。そこで、特に、分析者が確認すべき、着目すべき、試料と化合物との組み合わせに対する定量値等の数値や得られたクロマトグラム等を分かり易く示すために、以下に述べるような特徴的な表示や印刷出力を行う。
分析者が入力部3から、上述した一つの試料群における定量結果を一括して表示する指示を行うと、数値情報テーブル作成部22はデータ格納部20から読み出したデータに基づいて、図2に示すように試料情報を横方向に化合物情報を縦方向にとった行列状のテーブルを作成し、その各セルに、試料と化合物との組み合わせに対する定量値などのデータを割り当てる。テーブル表示処理部26はこうした行列状の数値情報テーブルを表示部4の画面上に表示する。
ここでは、全てのデータや情報を個々の試料に関連付けられるものと、個々の化合物に関連付けられるものとの二つの分類に分けておく。本例では、試料特有のデータや情報、例えば、サンプル名、サンプル種類(例えば標準試料、未知試料など)、測定日時、測定者などを試料に関連付けられる(試料の属性を持つ)データとしておく。また、化合物特有のデータや情報、例えば化合物名、保持時間、定量イオン(定量に利用されるイオンの質量電荷比)、ピークの面積値(又は高さ値)、定量値(濃度値)などを化合物に関連付けられる(化合物の属性を持つ)データとしておく。この場合、一つの試料中の一つの化合物についてのデータは、化合物の属性を持つデータと試料の属性を持つデータとが混在したものとなる。
図3(a)は、Prop An(n=1,2,3)が試料、Prop Bm(m=1,2,3)が化合物であるときに、数値情報テーブルの各セルに割り当てられるデータを示した図である。Van1、Van2は試料の属性を持つデータ、Vbm1、Vbm2は化合物の属性を持つデータである。この例では、数値情報テーブルの各セルにはそれぞれ四つのデータが割り当てられている。図3(a)に示した行列状のテーブルは、図3(b)に示すように、試料毎のテーブルと化合物毎のテーブルとに分けて表示することが可能であり、試料毎のテーブル上の各行はそれぞれ一つの化合物毎のテーブルに関連付けられることになる。図3(b)は、試料毎のテーブルの最上位の行(試料:Prop A1)が指定されたときに表示される化合物毎のテーブルの例である。このように試料毎のテーブル上で分析者がサンプル名を指定し、それに対応して表示される化合物毎のテーブルにおいて各化合物の定量値などを精査するようにすることができる。
なお、テーブルの各セルに割り当てられているデータの中で全てがテーブル中で表示されるわけではなく、分析者が指定した任意の項目、例えば定量値のみを表示することが可能である。
特定の条件を満足するデータのみを確認したい場合、分析者は入力部3から、確認すべき項目を他と識別するための絞り込みの条件を入力設定する。例えば、定量値が基準値を超えているものについて確認したい場合には、定量値がその基準値を超えたものが絞り込みに残るように条件を設定すればよい。もちろん、化合物毎に異なる基準値を設定したり、試料毎に基準値を設定したりすることもできる。また、定量値のみならず、ピーク面積値など他の数値情報について絞り込み条件を設定することができるし、さらには、サンプル名称や化合物名称などの文字情報についても絞り込み条件を設定し、例えば特定の文字列がサンプル名称に含まれるものは絞り込みで除外する又は逆に絞り込みで残すようにすることもできる。入力された絞り込み条件は絞り込み条件記憶部24に格納される。
いま一例として、図3において試料:Prop A1における化合物:Prop B3のデータ:Vb31が絞り込みで除外されるような絞り込み条件が設定されたものとする。絞り込み判定部25は絞り込み条件に従ってそれぞれの数値を判定する。この場合、図4(a)に示すように、化合物毎のテーブルにおいて×で示したデータのみが判定結果による除外対象である。こうした絞り込みが実施されると、テーブル表示処理部26は試料:Prop A1における化合物:Prop B3のデータが表示不要であると判断し、試料毎のテーブルで最上位行(つまりは試料:Prop A1)が選択されたときには、化合物毎のテーブルにおいて化合物:Prop B3の行を削除した表示を行う(図4(b1)参照)。一方、試料毎のテーブルで2行目(つまりは試料:Prop A2)が選択されたときには、化合物毎のテーブルにおいて化合物:Prop B3の行を含む全ての化合物に対応したデータを表示する(図4(b2)参照)
グラフ描画テーブル作成部23は、数値情報テーブル作成部22において作成された行列状のテーブルと同じ行列の配列となるように、得られたクロマトグラムの縮小画像を配置したグラフ描画テーブルを作成する。例えば図3(a)に示したように数値情報テーブルを3行3列とする場合には、グラフ描画テーブルも3行3列とする。図5は、こうして作成した数値情報テーブル及びグラフ描画テーブルを表示部4の画面上に表示したときの模式図である。このように二つのテーブルの行列を合わせておくことで、試料と化合物との組み合わせの対応関係が分かり易く、例えば或る定量値が得られた元となったクロマトグラムを容易に確認することができる。
上述したように、定量値などについての絞り込み条件に従って試料と化合物との組み合わせを除外すると、確認が必要であるセルの数が少なくなるものの、本実施例のシステムでは、グラフ描画テーブルのセルの数、つまりは要素の数は変更せず、その代わりに、絞り込みによって除外された数値情報に対応するグラフ(クロマトグラム)を薄い色で表示(実際には半透明表示)するように表示を変更する。図6は、試料:Prop A1に対しては化合物:Prop B1が、試料:Prop A2に対しては化合物:Prop B1及びProp B2が、試料:Prop A3に対しては化合物:Prop B3が、それぞれ絞り込みによって残った場合に表示されるグラフ描画テーブルである。このようにして、絞り込みに残ったグラフと絞り込みで除外されたグラフとを一目で把握することができるとともに、試料と化合物とのどの組み合わせが絞り込みで残ったのかを容易に認識することができる。
図7は、一つの試料当たりの測定対象化合物の数がさらに多い(この例では6個)場合のグラフ描画テーブルの表示の例である。図7(a)に示すように、この例では、化合物:Prop B4及びProp B5の二つは、三つの試料ともに絞り込みによって除外されていて、グラフは薄い色の表示になっている。この場合、このグラフ描画テーブル上で、化合物:Prop B4及びProp B5に対応する2行は分析者が確認する必要がない。そこで、図7(b)に示すように、それら行を表示する代わりに、それら行が非表示であることを示すとともに非表示/表示を切り替える「+/−」ボタンを設けるようにしてもよい。図7(b)では「+/−」ボタンが「+」の表示となっており、この表示によって分析者は、行数は不明であるものの非表示の行が存在することを認識することができる。その行を確認したい場合には、「+/−」ボタンをマウス等のポインティングデバイスでクリック操作すると、その表示は図7(a)に示すように切り替わり、全ての行が表示されることになる。
なお、この例では行単位で1又は複数の行を非表示にしていたが、列についても同様に、列単位で1又は複数の列を非表示にすることができる。
なお、ここでは、絞り込みによって除外されたグラフを薄い色の表示に変更していたが、絞り込みを有効にしても、絞り込みによって除外される値やグラフが絞り込みで残る数値やグラフと同様に表示される「必ず表示」プロパティを設定できるようにしたり、数値やグラフなどを薄く表示する場合にその濃淡を任意に設定できるようにしてもよい。
上述したように、表示部4の画面上に表示する際には、絞り込みに残ったデータのみを分析者が効率良く確認する必要があるので、上述したように、絞り込みで除外されたデータを非表示にしたり或いは明瞭性の劣る薄い表示色で表示したりするようにしていたが、報告書を作成するために定量結果を印刷出力するような場合には、絞り込みで除外されたデータも十分に視認可能な形式で印刷されるように出力することが好ましい。そこで、本実施例のシステムにおいてテーブル出力処理部27はテーブル表示処理部26とは異なる処理を実施する。
試料と化合物との組み合わせに対応する定量値を示す数値情報テーブルの印刷出力例を図8〜図10に示す。
図8の例では、定量値を判定する閾値は100であり、定量値が100以上であるものが基準値を外れている。つまり、着目すべきなのは定量値が100以上である項目である。ここでは、閾値未満である定量値についてはその数値を示さずに「<100」との文字のみを示している。一方、閾値以上の定量値についてはその数値を示している。このように絞り込みの閾値を超えた定量値の数値のみを表示することで、絞り込みで残った値に分析者や報告書を読んだ者が注目するように仕向けることができる。また、閾値未満の定量値については「<100」という表示を行うことで、閾値の値自体を示すことができる。なお、印刷出力時の絞り込み条件は画面表示の際の絞り込み条件とは別に設定することで、より柔軟な印刷出力が可能になるようにしてもよい。
図9の例は、絞り込みのための閾値を2段階に設定した場合の印刷出力の例である。また図10は図9に加え、閾値を括弧()内に示した例である。ここでは、閾値を限界値と限界値には達しないものの注意を要する注意値との2段階とし、定量値が限界値を超えていることを定量値の数値のあとに付した「L」の文字で表し、定量値が注意値を超えていることを定量値の数値のあとに付した「R」の文字で表している。また、その「L」、「R」の文字の上付き表示は上限値、下付き表示は下限値を表す。即ち、この例では、限界値及び注意値を、上限と下限のそれぞれで指定できるようになっている。なお、このように閾値に対する上又は下を特定の文字の付加の有無で示す代わりに、定量値を示すフォントの相違などで表してもよい。
なお、図8〜図10等で示した出力例を印刷の際だけでなく、表示部4の画面上に数値情報テーブルを表示する際にも利用してもよい。また、図6に示したような、絞り込みによって除外された情報を薄い色で表示する手法を数値情報テーブルを表示する際にも利用してもよい。
また、上記実施例は本発明をGC−MSに適用したものであるが、本発明はGC−MSのみならず、LC、GC、LC−MS、或いはそれ以外の様々な分析装置で得られたデータの処理に適用できることは明らかである。特に、多検体多成分の分析によって得られたデータを処理する場合であって、その中で試料と化合物との特定の組み合わせにおける定量値等の数値情報とそれに対応するグラフとを目視で確認したり評価したりしたい場合に本発明は有効である。
また、上記実施例や各種の変形例はいずれも本発明の一例にすぎず、本発明の趣旨に沿った範囲でさらに適宜変形や修正、追加を行っても本願特許請求の範囲に包含されることは明らかである。
1…GC−MS測定部
2…データ処理部
20…データ格納部
21…定量解析部
22…数値情報テーブル作成部
23…グラフ描画テーブル作成部
24…絞り込み条件記憶部
25…絞り込み判定部
26…テーブル表示処理部
27…テーブル出力処理部
3…入力部
4…表示部
5…印刷部

Claims (10)

  1. 多数の試料についてそれぞれ多数の化合物の分析を行うことで得られた分析結果に基づく定量結果を含むデータを処理して出力するための分析結果出力処理装置であって、
    a)試料を識別する情報と化合物を識別する情報とをそれぞれ行方向及び列方向に並べ、一つの試料と一つの化合物との組み合わせに対して得られたデータの少なくとも一部を対応する一つのセルに割り当てることで2次元状のテーブルを作成するテーブル作成部と、
    b)予め設定された絞り込み条件に従って前記テーブルの各セルに割り当てられているデータを判定し、該絞り込み条件を満たすデータが割り当てられているセルを特定する絞り込み実行部と、
    c)前記テーブルにおいて前記絞り込み実行部により特定されなかったセルに割り当てられているデータに基づく数値若しくは文字又はグラフによる表示を、該絞り込み実行部により特定されたセルに割り当てられているデータに基づく数値若しくは文字又はグラフによる表示に比べて薄い表示とした、前記テーブルと同じ行列配置であるテーブルを表示部の画面上に表示するため又は印刷するために出力する絞り込み反映表示処理部と、
    を備えることを特徴する分析結果出力処理装置。
  2. 請求項1に記載の分析結果出力処理装置であって、
    前記絞り込み条件は数値の大小を判定する閾値であり、前記絞り込み反映表示処理部は、前記絞り込み実行部により特定されたセルに割り当てられているデータに基づく数値を表示する際に、使用された閾値を併せて表示することを特徴とする分析結果出力処理装置。
  3. 請求項1に記載の分析結果出力処理装置であって、
    前記絞り込み反映表示処理部は、
    各セルに割り当てられているデータに基づく数値を表示する第1テーブルと、各セルに割り当てられているデータに基づくグラフを表示する第2テーブルと、を出力するものであり、少なくとも第2テーブルにおいて、前記絞り込み実行部により特定されなかったセル中のグラフの表示を特定されたセル中のグラフの表示に比べて薄くすることを特徴とする分析結果出力処理装置。
  4. 請求項1に記載の分析結果出力処理装置であって、
    前記絞り込み反映表示処理部は、出力するテーブルにおいて一つの又は連続する複数の行方向の全てのセル又は一つの又は連続する複数の列方向の全てのセルが前記絞り込み実行部により特定されなかったセルである場合に、該当する一若しくは複数の行又は列を非表示にするとともに、非表示/表示を切り替える操作子をテーブル中に設けるようにしたことを特徴とする分析結果出力処理装置。
  5. 多数の試料についてそれぞれ多数の化合物の分析を行うことで得られた分析結果に基づく定量結果を含むデータを処理して出力するためにコンピュータを動作させる分析結果出力処理用プログラムであって、
    a)試料を識別する情報と化合物を識別する情報とをそれぞれ行方向及び列方向に並べ、一つの試料と一つの化合物との組み合わせに対して得られたデータの少なくとも一部を対応する一つのセルに割り当てることで2次元状のテーブルを作成するテーブル作成ステップと、
    b)予め設定された絞り込み条件に従って前記テーブルの各セルに割り当てられているデータを判定し、該絞り込み条件を満たすデータが割り当てられているセルを特定する絞り込み実行ステップと、
    c)前記テーブルにおいて前記絞り込み実行ステップにより特定されなかったセルに割り当てられているデータに基づく数値若しくは文字又はグラフによる表示を、該絞り込み実行ステップにより特定されたセルに割り当てられているデータに基づく数値若しくは文字又はグラフによる表示に比べて薄い表示とした、前記テーブルと同じ行列配置であるテーブルを表示部の画面上に表示する又は印刷出力する絞り込み反映表示処理ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする分析結果出力処理用プログラム。
  6. 請求項5に記載の分析結果出力処理用プログラムであって、
    前記絞り込み条件は数値の大小を判定する閾値であり、前記絞り込み反映表示処理ステップでは、前記絞り込み実行ステップにおいて特定されたセルに割り当てられているデータに基づく数値を表示する際に、使用された閾値を併せて表示することを特徴とする分析結果出力処理用プログラム。
  7. 請求項5に記載の分析結果出力処理用プログラムであって、
    前記絞り込み反映表示処理ステップでは、各セルに割り当てられているデータに基づく数値を表示する第1テーブルと、各セルに割り当てられているデータに基づくグラフを表示する第2テーブルと、を出力し、少なくとも第2テーブルにおいて、前記絞り込み実行ステップにおいて特定されなかったセル中のグラフの表示を特定されたセル中のグラフの表示に比べて薄くすることを特徴とする分析結果出力処理用プログラム。
  8. 請求項5に記載の分析結果出力処理用プログラムであって、
    前記絞り込み反映表示処理ステップでは、出力するテーブルにおいて一つの又は連続する複数の行方向の全てのセル又は一つの又は連続する複数の列方向の全てのセルが前記絞り込み実行部により特定されなかったセルである場合に、該当する一若しくは複数の行又は列を非表示にするとともに、非表示/表示を切り替える操作子をテーブル中に設けるようにしたことを特徴とする分析結果出力処理用プログラム。
  9. 請求項1に記載の分析結果出力処理装置であって、
    前記テーブル作成部で作成されたテーブルを、前記絞り込み反映表示処理部が表示部の画面上に表示するため又は印刷するために出力するものとは異なる形式で印刷するように出力するテーブル出力処理部、をさらに備えることを特徴とする分析結果出力処理装置。
  10. 請求項5に記載の分析結果出力処理用プログラムであって、
    前記テーブル作成ステップにおいて作成されたテーブルを、前記絞り込み反映表示処理ステップにおいて表示部の画面上に表示するため又は印刷するために出力するものとは異なる形式で印刷するように出力するテーブル出力処理ステップ、をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする分析結果出力処理用プログラム。
JP2017525694A 2015-06-29 2015-06-29 分析結果出力処理装置及び分析結果出力処理用プログラム Active JP6447727B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/068643 WO2017002156A1 (ja) 2015-06-29 2015-06-29 分析結果出力処理装置及び分析結果出力処理用プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017002156A1 JPWO2017002156A1 (ja) 2018-02-08
JP6447727B2 true JP6447727B2 (ja) 2019-01-09

Family

ID=57609380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017525694A Active JP6447727B2 (ja) 2015-06-29 2015-06-29 分析結果出力処理装置及び分析結果出力処理用プログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6447727B2 (ja)
WO (1) WO2017002156A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018207228A1 (ja) * 2017-05-08 2018-11-15 株式会社島津製作所 クロマトグラフ質量分析データ処理装置及びクロマトグラフ質量分析データ処理用プログラム
US11209404B2 (en) * 2017-12-05 2021-12-28 Shimadzu Corporation Biological sample analyzing system
JP6969441B2 (ja) * 2018-02-26 2021-11-24 株式会社島津製作所 測定データ処理方法、測定データ処理装置、及び測定データ処理用プログラム
EP3968016A4 (en) * 2019-05-08 2022-04-27 Shimadzu Corporation ANALYSIS DEVICE

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003098111A (ja) * 2000-09-21 2003-04-03 Hitachi Ltd 欠陥検査方法およびその装置
US20120306883A1 (en) * 2009-11-13 2012-12-06 Hitachi High-Technologies Corporation Liquid chromatography/mass spectrometry device and analysis method using liquid chromatography/mass spectrometry device

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017002156A1 (ja) 2017-01-05
JPWO2017002156A1 (ja) 2018-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5811023B2 (ja) クロマトグラフ質量分析用データ処理装置
JP5365579B2 (ja) クロマトグラフ質量分析用データ処理装置
JP6447727B2 (ja) 分析結果出力処理装置及び分析結果出力処理用プログラム
JP4983451B2 (ja) クロマトグラフ質量分析データ処理装置
US20140012515A1 (en) Chromatograph mass spectrometry data processing device
JP2013224858A (ja) クロマトグラフタンデム四重極型質量分析装置
Weggler et al. Advanced scripting for the automated profiling of two-dimensional gas chromatography-time-of-flight mass spectrometry data from combustion aerosol
US9582909B2 (en) Chromatograph mass spectrometry data processing device
JP2014032093A (ja) 分析装置
US10371675B2 (en) Data processing device for comprehensive two-dimensional chromatograph
JP5757264B2 (ja) クロマトグラフ質量分析データ処理装置
JP5272822B2 (ja) 代謝物解析用データ処理装置
JP6439878B2 (ja) 分析データ解析装置及び分析データ解析用プログラム
JP2016180599A (ja) データ解析装置
JP6308107B2 (ja) クロマトグラフ質量分析データ処理装置
JP6485556B2 (ja) 分析情報管理システム
JP6403204B2 (ja) 質量分析データ処理装置および質量分析データ処理方法
JP2009150876A (ja) スペクトル解析および表示
JP2008232654A (ja) 機器分析用制御装置及び制御プログラム
Cramer et al. Evolving window factor analysis-multivariate curve resolution with automated library matching for enhanced peak deconvolution in gas chromatography-mass spectrometry fuel data
WO2015015555A1 (ja) クロマトグラフ用データ処理装置及びデータ処理方法
JP2019148455A5 (ja)
US10928358B2 (en) Mass spectrometer using judgement condition for display
JP2017032470A (ja) 多変量解析結果表示装置
JP6686792B2 (ja) 分析データ表示処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180911

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181119

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6447727

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151