JP6445383B2 - 軌道検測方法及びその装置 - Google Patents
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Description
10mの測定弦による測定方法では、測定中に1点でも特異データがあると、測定の全体に与える影響が大きく、その改善が求められている。
本発明の目的は、鉄道レールを計測するとき、長い区間の軌道をより正確に検測する軌道検測装置を提供する。
本発明の他の目的は、鉄道レールを計測するとき、迅速にかつ簡易な装置により検測を可能にする軌道検測装置を提供する。
本発明の発明1の軌道検測方法は、複数本のレールからなる鉄道軌道の変位を検測するための軌道検測方法において、光線を投射して前記光線の反射光を受信して距離を測量するための計測機を、前記レール上を移動するための第1移動手段に搭載し、前記光線を反射するための反射手段及び、前記複数本の前記レールのレール頭頂部の高低、又は、前記複数本の前記レールのレール頭部内側面間の間隔を検出するための傾斜検出手段を、前記レール上を移動するための第2移動手段に搭載し、前記第1移動手段と第2移動手段が前記レール上で所定距離を離れて位置したとき、前記計測機が投射した前記光線が前記反射手段に反射し、前記反射光として前記計測機に受信することで、前記反射手段までの距離を計測し、前記傾斜検出手段は、前記レールの傾きを測定し、前記計測された前記距離と前記傾きを用いて前記変位を検測することを特徴とする。
光線を投射して前記光線の反射光を受信して測量するための計測機と、
前記計測機を搭載し、前記レール上を移動するための第1移動手段(3)と、
一方の前記レールの頭頂面と内軌側面を基準として移動する第1移動部材(7a)と、他方の前記レールの頭頂面を基準として移動する第2移動部材(7b,7d,10)と、前記第1移動部材(7a)と前記第2移動部材(7b,7d,10)を連結する連結部材(7c,7e)とからなる基台(15)と、
一端が前記第1移動部材(7a)に揺動自在に連結された第1リンクと、一端が前記第1リンクの他端が揺動自在に連結され、他端が第3移動部材(9c,9d,11c)に揺動自在に連結され、前記他方のレールの頭側面に案内され移動する第2リンクとからなるリンク機構(9)と、
前記第1移動部材上に搭載され前記光線を反射するための第1反射手段と、
前記第2移動部材上に搭載され前記光線を反射するための第2反射手段と、
前記基台(15)の傾斜を計測する第1傾斜検出手段(5)と、及び、
前記第1リンク及び前記第2リンクに配置された第2傾斜検出手段(6)と
からなることを特徴とする。
図1は、第2移動台7の外観を示す立体図である。第2移動台7上には、2台のプリズム4、傾斜センサー5、傾斜センサー6が搭載されている。プリズム4は、計測機2から投射されたレーザー光を反射するためのものである。プリズム4は、入射した光を平行に反射光として戻せるプリズムが入っているものであれば、任意の測量用のプリズムを用いることができる。
スライド機構9は、第2移動台7の基台15上に搭載されたものである。スライド機構9は、レールR1の頭部側面とレールR2の頭部側面の間の距離を計測するための機構である。スライド機構9は、板状の第1リンク9a、第2リンク9b、アングル状部材9c、ローラー9d等からなる。第1リンク9aと第2リンク9bの一端は、互いに揺動自在に軸11aで連結されている。
本発明の実施の形態の軌道検測装置1を用いて複数レールの軌道変位を検測する手順を説明する。まず、軌道検測装置1を用意する。図5に図示したように、第1移動台3に計測機2を搭載し、第2移動台7にプリズム4、傾斜センサー5,6(図中に図示せず。)を搭載して、レールR1,R2の上に設置する。この設置した概要を図5に図示している。図5の中では、参照番号Sでまくら木を表す。
〔レールR2の基点の軌間方向の補正量〕
連結板材7cが角度θだけ傾いていると、プリズム中心23はプリズム中心23’に移動する。縦軸線21も角度θ傾いて縦軸線21’になる。このとき、プリズム中心23’から垂直に引いた軸線25は、縦軸線21’と角度θを有する。基点26は角度θがあると点26’になる。
〔レールR2の基点の軌間方向の補正量〕
レールR2の基点の軌間方向の補正量は、レールR2の基点20の軌間方向の補正量tが分かっているので、この値と、傾斜センサー5,6の測定角度を利用して、算出される。
図9(a)には、連結板材7cと傾斜センサー5は想像線で図示しており、傾斜センサー5で測定した角度は前述の通りθとして計算に用いる。
本発明の軌道検測装置1による方法を検証するために、従来の軌道検測装置を用いて測定を行った。この測定では、株式会社カネコ(所在地:東京都杉並区)製の軌道変位測定器トラックマスターを用いた。この測定では、2本線の軌道の高低変位を測定した。特に、図10に図示しているように、2軌道が交差する交差点の近傍を、矢印で示す測定方向に沿って測定した。測定結果は図11のグラフに図示している。
2…計測機
3…第1移動台
4…プリズム
4a…ピンポール
5,6…傾斜センサー
7…第2移動台
7a,7b,7d…(L字形状の)アングル状部材
7c,7e…連結板材
8a、8b、8c、8d…ローラー
9…スライド部
9a…第1リンク
9b…第2リンク
9c…アングル状部材
9d…ローラー
10…反射台
11a,11b,11c…軸
15…基台
20,26…基点
23…プリズム中心
R1,R2…レール
S…まくら木
Claims (5)
- 複数本のレールからなる鉄道軌道の変位を検測するための軌道検測方法において、
光線を投射して前記光線の反射光を受信して距離を測量するための計測機を、前記レール上を移動するための第1移動手段に搭載し、
前記光線を反射するための反射手段及び、前記複数本の前記レールのレール頭頂部の高低、又は、前記複数本の前記レールのレール頭部内側面間の間隔を検出するための傾斜検出手段を、前記レール上を移動するための第2移動手段に搭載し、
前記第1移動手段と第2移動手段が前記レール上で所定距離を離れて位置したとき、前記計測機が投射した前記光線が前記反射手段に反射し、前記反射光として前記計測機に受信することで、前記反射手段までの距離を計測し、
前記傾斜検出手段は、前記レールの傾きを測定し、
前記計測された前記距離と前記傾きを用いて前記変位を検測する
ことを特徴とする軌道検測方法。 - 請求項1に記載の軌道検測方法において、
前記反射手段は、第1反射手段と第2反射手段からなり、
前記第1反射手段と前記第2反射手段は、各前記レール頭頂部の上にそれぞれ位置するように、前記第2移動手段に搭載され、
前記第1移動手段を所定位置に停止させて、前記第2反射手段を前記第1反射手段から所定距離離れるまでに移動させながら、前記計測機は前記第1反射手段までの距離を計測し、かつ、前記傾斜検出手段の計測値を受信し、
その後、前記第2移動手段を停止させて、前記第1反射手段を前記第2反射手段までに移動させながら、前記計測機は前記第2反射手段までの距離を計測し、かつ、前記傾斜検出手段の計測値を受信し、
前記計測された前記距離と前記傾きを用いて前記軌道変位を検測する
ことを特徴とする軌道検測方法。 - 請求項1又は2に記載の軌道検測方法において、
前記傾斜検出手段は、第1傾斜検出手段と第2傾斜検出手段からなり、
前記第1傾斜検出手段は、前記レールの上に、前記レールの長手方向軸線と垂直に配置され、前記鉄道レールの高さの傾きを検出するための検出手段であり、
前記第2傾斜検出手段は、前記レールの間の軸間を計測するための検出手段であり、前記レールの頭部側面とそれに対向する前記レールの頭部側面の間に配置され、前記軸間の距離に応じて傾斜するリンク上に配置されたものである
ことを特徴とする軌道検測方法。 - 請求項1ないし3から選択される1項に記載の軌道検測方法において、
前記軌道変位は、前記レールの高低変位、通り変位、水準変位、平面性変位、及び軌間変位の中から選択される1以上の変位である
ことを特徴とする軌道検測方法。 - 複数本のレールの軌道変位を検測するための軌道検測装置において、
光線を投射して前記光線の反射光を受信して測量するための計測機と、
前記計測機を搭載し、前記レール上を移動するための第1移動手段(3)と、
一方の前記レールの頭頂面と内軌側面を基準として移動する第1移動部材(7a)と、他方の前記レールの頭頂面を基準として移動する第2移動部材(7b,7d,10)と、前記第1移動部材(7a)と前記第2移動部材(7b,7d,10)を連結する連結部材(7c,7e)とからなる基台(15)と、
一端が前記第1移動部材(7a)に揺動自在に連結された第1リンクと、一端が前記第1リンクの他端が揺動自在に連結され、他端が第3移動部材(9c,9d,11c)に揺動自在に連結され、前記他方のレールの頭側面に案内され移動する第2リンクとからなるリンク機構(9)と、
前記第1移動部材上に搭載され前記光線を反射するための第1反射手段と、
前記第2移動部材上に搭載され前記光線を反射するための第2反射手段と、
前記基台(15)の傾斜を計測する第1傾斜検出手段(5)と、及び、
前記第1リンク及び前記第2リンクに配置された第2傾斜検出手段(6)と
からなることを特徴とする軌道検測装置。
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JP2015090656A JP6445383B2 (ja) | 2015-04-27 | 2015-04-27 | 軌道検測方法及びその装置 |
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JP2015090656A Active JP6445383B2 (ja) | 2015-04-27 | 2015-04-27 | 軌道検測方法及びその装置 |
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