JP6444815B2 - タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤに関し、特に耐偏摩耗性能を維持しつつ、耐久性能を向上可能なタイヤに関する。
従来、タイヤには、路面における突起物を踏みつけた際の突起入力に対するプランジャー耐久性能、及び、偏摩耗の一種であるショルダー部の接地端付近に生じるショルダーエッジ耐摩耗性能の両立が求められている。特許文献1には、タイヤのベルト構造において、カーカスのクラウン域の外周側に、タイヤ周方向に対して45°よりも大きな角度で傾斜して延びるコードからなる第1ベルト層と、タイヤ周方向に向けて延びるコードからなる第2ベルト層と、タイヤ周方向に対して第1ベルト層のコードとは逆方向に30°以下の角度で傾斜して延びるコードからなる第3ベルト層とをタイヤ径方向内側から順次配設し、第3ベルト層の幅W3をトレッド幅Wの80%以上とするとともに、第2ベルト層の幅W2<第1ベルト層の幅W1<第3ベルト層の幅W3の関係にすることで、プランジャー耐久性能及びショルダーエッジ耐摩耗性能を向上させる技術が開示されている。
特開2014−151701号公報
しかしながら、上記ベルト構造の場合、コードの延長方向が周方向に配向された第2ベルト層が1層構造であるため、突起入力があった場合に、第2ベルト層のジョイント部に不具合が生じ、タイヤとしての耐久性能の低下を生じさせる虞がある。すなわち、コードが周方向に延長する第2ベルト層は、内圧充填時、特に負荷転動時に張力を受けてタイヤの伸長変形を抑えてタイヤの形状を保持する作用があるため、タイヤに対して突起入力があった場合に、第2ベルト層のジョイント部に不具合が生じ易い。そこで、本発明では、プランジャー耐久性能を向上させてタイヤとしての耐久性能が向上したタイヤを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためのタイヤの構成として、一対のビード部間にトロイダル状に延在するカーカスのクラウン部の外周側に、タイヤ円周方向に対して45°以上の角度で傾斜して延長するコードからなる第1ベルトと、タイヤ円周方向に向けて延長するコードからなる第2ベルトと、タイヤ円周方向に向けて延長するコードからなる第3ベルトと、第1ベルトのコードとは逆方向に、タイヤ円周方向に対して30°以下の角度で傾斜して延長するコードからなる第4ベルトと、第4ベルトのコードとは逆方向に、タイヤ円周方向に対して35°以上の角度で傾斜して延長するコードからなる第5ベルトと、をタイヤ半径方向内側から順次配設した。
本構成によれば、プランジャー耐久性能が向上するため、タイヤの耐久性能を向上させることができる。
また、第1ベルトの幅をW1、第2ベルトの幅をW2、第3ベルトの幅をW3、第4ベルトの幅をW4としたときに、W2=W3<W1<W4としたことにより、上記効果に加え、タイヤ円周方向に対して異なる向きに傾斜する第1ベルトのコードと、第4ベルトのコードとがショルダー部において交差するため、ショルダー部の剛性が向上し、ショルダー部におけるベルト歪が小さくなり、ショルダーエッジ耐摩耗性能を更に高めることができる。
また、上記タイヤの他の構成として、第2ベルト及び第3ベルトは、リボン状のベルトストリップを螺旋状に巻き回して形成される構成とした。
本構成によれば、巻き回しするときの端部領域を狭くできるため、シート状に形成されたベルトを巻き回したときのジョイント部に起因するベルト構造の故障を防ぐことができる
た、上記タイヤの他の構成として、第5ベルトの幅をW5としたときに、W5<W4とした。
本構成によれば、上記効果に加え、第5ベルトが第2ベルト乃至第4ベルトと異なる幅で重なるため、第1ベルト乃至第5ベルトからなるベルト層の剛性が向上し、ベルト端部における耐久性能を高めることができる。
また、上記タイヤの他の構成として、第5ベルトの幅W5をトレッド幅Wの80%〜90%とした。
本構成によれば、上記効果に加え、ベルト層における端部の耐久性能を高めることができる。
タイヤの一実施形態を示すタイヤ幅方向断面図である。 ベルト層を示す図である。 ベルトのジョイント部を示す図である。 第2ベルト及び第3ベルトの形成過程の一実施形態を示す展開図である。 実施例の結果を纏めた表である。
以下、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組合せのすべてが発明の解決手段に必須であるとは限らず、選択的に採用される構成を含むものである。
図1は、本実施形態に係るタイヤTの断面図である。以下、同図を用いて本実施形態に係るタイヤTの構造について説明する。なお、以下の説明における各ベルトの幅等の寸法は、適用リムに組み付けたタイヤTに規定内圧を充填し、無負荷状態において計測した寸法である。また、「適用リム」とは、タイヤサイズに応じて以下のの規格に規定されたリムをいう。具体的には、タイヤが生産または使用される地域に有効な産業規格であり、日本では日本自動車タイヤ協会の「JATMA YEAR BOOK」、アメリカ合衆国ではTHE TIRE AND RIM ASSOCIATION INC.の「YEAR BOOK」、欧州ではThe European Tyre and Rim Technical Organizationの「STANDARDS MANUAL」等に記載されているタイヤに適用可能な標準リム(Approved Rim Recommended Rim)をいう。また、「規定内圧」とは、上記の各規格において、最大負荷能力に対応して規定される空気圧をいう。「最大負荷能力」とは、上記の各規格でタイヤに負荷されることが許容される最大の質量である。また、「トレッド幅」とは、上記状態で計測したトレッド端部間の幅方向長さである。「トレッド端部」とは、上記状態とされたタイヤTに最大負荷能力に対応する負荷を加えた際の接地面におけるタイヤ幅方向最外側の接地位置をいう。
図1に示すタイヤTは、例えば、トラックやバス等の重荷重車に適用される。同図に示すように、タイヤTは、コード部材を主体として構成される一対のビードコア11、カーカス12、ベルト層13、ゴム部材を主体として構成されるビードフィラー19、インナーライナー20、サイドゴム21、トレッドゴム22等を備える。タイヤTは、ビードフィラー19とビードコア11とで形成される一対のビード部間にトロイダル状に延在する一枚以上のカーカスプライからなるカーカス12のクラウン域の外周側にベルト層13が設けられている。ベルト層13のタイヤ半径方向外側には、トレッドゴム22が配設され、カーカス12のクラウン域及びベルト層13及びトレッドゴム22を含んでタイヤTにおけるトレッド部5が構成される。また、カーカス12のサイド域の外側には、ビード部からトレッドゴム22と重複するようにサイドゴム21が設けられ、タイヤTにおけるサイド部6が構成される。カーカス12の内周側の全域は、インナーライナー20により被覆される。
トレッド部5の外表面には、タイヤ周方向に延びる4本の周方向溝(リブ溝)8a〜8dや、図示しない幅方向溝(ラグ溝)が形成される。トレッド部5には、周方向溝8b;8cによりセンター陸部9aが、周方向溝8a;8b及び周方向溝8c:8dの間にそれぞれサイド陸部9b;9bが区画される。また、周方向溝8a;8dよりもタイヤ幅方向外側には、それぞれショルダー陸部9c;9cが区画される。ショルダー陸部9c;9cのタイヤ幅方向外側のトレッド端部5A;5Aは、タイヤTが接地した際のタイヤ幅方向の端部であり、タイヤ幅寸法(タイヤ幅W)の測定位置である。
図2は、ベルト層13の構造を示す図である。以下、図1,図2を用いてベルト層13について説明する。図1に示すように、ベルト層13は、第1ベルト14乃至第5ベルト18の複数のベルトにより形成され、第1ベルト14、第2ベルト15、第3ベルト16、第4ベルト17、第5ベルト18の順にタイヤ径方向内側から外側に向かって配置される。第1ベルト14乃至第5ベルト18は、1本または複数本のコード周りをゴムで被覆したコード部材を主体として構成される。
第1ベルト14は、カーカス12のタイヤ半径方向外側に積層するように設けられる。図2の部分拡大図に示すように、第1ベルト14は、当該第1ベルト14を構成するコード14zが、タイヤ円周方向に対して所定の傾斜角度θ、例えば45度以上で傾斜するように配設される。
第2ベルト15は、第1ベルト14のタイヤ半径方向外側に積層するように設けられる。第2ベルト15は、当該第2ベルト15を構成するコード15zがタイヤ円周方向に沿って延長するように配設される。第3ベルト16は、第2ベルト15のタイヤ半径方向外側に積層するように設けられる。第3ベルト16は、第2ベルト15と同様に、当該第3ベルト16を構成するコード16zがタイヤ円周方向に沿って延長するように配設される。
なお、コード15z;16zが「タイヤ周方向に沿って延長する」とは、コード15z;16zがタイヤ円周方向に沿って平行に延長している場合に加えて、タイヤ円周方向に対して10°未満の角度で傾斜して延長している場合も含むものとする。
第4ベルト17は、第3ベルト16のタイヤ半径方向外側に積層するように設けられる。図2に示すように、第4ベルト17は、当該第4ベルト17を構成するコード17zが第1ベルト14のコード14zの傾斜方向とは逆向きに、タイヤ円周方向に対して所定の傾斜角度φ、例えば30°以下で傾斜するように配設される。第5ベルト18は、第4ベルト17のタイヤ半径方向外側に積層するように設けられる。第5ベルト18は、当該第5ベルトを構成するコード18zが第4ベルト17のコード17zの傾斜方向とは逆向きに、タイヤ円周方向に対して所定の傾斜角度ω、例えば35°以上で傾斜するように配設されている。
なお、上述の第1ベルト14、第4ベルト17及び第5ベルト18の傾斜角度θ,φ,ωは、それぞれ0<θ,φ,ω≦90°の範囲の値で設定される。
より好ましくは、コード14zの傾斜角度θは、45°以上 90°以下とすることが好ましい。また、コード17zの傾斜角度φは、5°以上30°以下とすることが好ましい。また、コード18zの傾斜角度ωは、35°以上75°以下とすることが好ましい。また、同図の例では各コード14z乃至18zを直線により示しているが、コードが波状等に延びている場合には、コードの振幅の中心線を上述の延長方向とする。
第1ベルト14、第4ベルト17及び第5ベルト18は、例えばコード14z、コード17z、コード18zがすだれ状に上記角度で延長するように形成される。
コード14z、コード17z、コード18zには、例えばスチールやナイロンやアラミド、ポリエチレンテレフタレート等の非金属の素材が用いられる。
また、第2ベルト15及び第3ベルト16は、例えばスチール製の1本もしくは複数本のコードをゴム被覆したベルトストリップを螺旋状に巻き回して形成される。第2ベルト15を形成するベルトストリップ及び第3ベルト16を形成するベルトストリップでは、ベルトストリップの延長方向に沿ってコード15z;16zが延びている。
図3は、第1ベルト14の周方向端部14A;14B同士のジョイント部Xを示す図である。同図に示すように、第1ベルト14は、周方向端部14A;14Bが、それぞれコード14zの延長方向に沿って切断され、突き合わせ状態でジョイントされる。また、第4ベルト17及び第5ベルト18についても第1ベルト14と同様に周方向端部同士が突き合わせ状態で接合される。即ち、第4ベルト17は、周方向端部17A;17Bが、それぞれコード17zの延長方向に沿って切断され、突き合わせ状態でジョイントされ、第5ベルト18は、周方向端部18A;18Bが、それぞれコード18zの延長方向に沿って切断され、突き合わせ状態でジョイントされる(図2参照)。各ベルト14,17及びベルト18のジョイント部、第2ベルト15の端部や第3ベルト16の端部は、タイヤ半径方向において互いに重ならないように、タイヤ円周方向に位置ずれして設けられる。
図4(a)乃至(d)は、第2ベルト15及び第3ベルト16の形成過程の一実施形態を示す展開図である。A,A’は、同一位置を示している。同図に示すように、本実施形態では、同一の一本のベルトストリップ50を第1ベルト14上に螺旋状に巻き付けることにより第2ベルト15及び第3ベルト16を形成するものとして説明する。なお、図4に示す14u及び14vは第1ベルト14の側端(タイヤ幅方向端部)をそれぞれ示し、14u側を一方側、14v側を他方側として方向を特定するものとして以下説明する。また、同図の破線は、視認できない下層のベルトストリップ50を示し、実線は、視認できるベルトストリップ50を示している。
第2ベルト15及び第3ベルト16を形成するベルトストリップ50は、例えば、波状に成形したスチールコードを複数本を引き揃え、リボン状にゴムコーティングして形成される。ベルトストリップ50には、例えば20mm等、5〜30mm程度の幅で形成されたものから好適な寸法のものが用いられる。
図4(a)に示すように、第2ベルト15及び第3ベルト16をベルトストリップ50により形成する場合には、ベルトストリップ50の端部50Aの一方のエッジをタイヤ幅方向中央CLに合わせ、他方のエッジ側とは逆側に傾斜させて巻き回しが開始する。なお、ベルトストリップ50の巻き回しの開始位置Sは、第1ベルト14のジョイント部と周方向に位置ずれした位置から開始される。この巻き回す際の角度は、ベルトストリップ50を第1ベルト14に一周分巻き回したときに、ベルトストリップ50の他方側の側端50vが上記一方のエッジに接するように設定される。そして、既に巻き回されたベルトストリップ50の一方側の側端50uに、これから巻き回すベルトストリップ50の他方側の側端50vが突き合わせ状態となるように、第1ベルト14の一方側の側端14uに向けて順次巻き回す。ベルトストリップ50が、第1ベルト14の一方側の側端14uから所定距離内側(CL側)の、第2ベルト15の端部位置となる転換点15pに達すると、巻き回す方向をタイヤ周方向に沿うように向きを変えて転換点15pまで一周巻き付ける。これにより、第2ベルト15の片半分側が形成される。
次に、図4(b)に示すように、ベルトストリップ50を第1ベルト14の他方側に傾斜させて巻き回す。この逆向きに巻き回す際の角度は、ベルトストリップ50を傾斜させた状態で一周巻き回したときに、ベルトストリップ50の一方側の側端50uが、タイヤ周方向に沿って巻き付けたベルトストリップ50の他方側の側端50vを横切るように設定される。そして、既に巻き回されたベルトストリップ50の他方側の側端50vに、これから巻き回すベルトストリップ50の一方側の側端50uが突き合わせ状態となるように、第1ベルト14の他方側に向けて順次ベルトストリップ50を巻き回し、巻き回したベルトストリップ50がタイヤ幅方向中央CLを超えることで、第2ベルト15の片半分の上に第3ベルト16の片半分側が形成される。
次に、図4(c)に示すように、ベルトストリップ50が、タイヤ幅方向中央CLを超えて巻き回され、第1ベルト14の他方側の側端14vから所定距離内側(タイヤ幅方向中央CL側)に設定された第2ベルト15の端部位置となる転換点15qに達すると、巻き回す方向をタイヤ周方向に沿うように向きを変えて転換点15qまで一周巻き付ける。これにより、第2ベルト15の残りの片半分側が形成される。即ち、第2ベルト15が形成される。
次に、図4(d)に示すように、ベルトストリップ50を第1ベルト14の一方側に傾斜させて巻き回す。この逆向きに巻き回す際の角度は、ベルトストリップ50を一周巻き回したときに、これから巻き回されるベルトストリップ50の他方側の側端50vが、タイヤ周方向に沿って巻き付けたベルトストリップ50の一方側の側端50uを横切るように設定される。そして、既に巻き回されたベルトストリップ50の一方側の側端50uに、これから巻き回されるベルトストリップ50の他方側の側端50vが突き合わせ状態となるように、第1ベルト14の一方側に向けて順次ベルトストリップ50を巻き回し、タイヤ幅方向中央CLを過ぎる前に巻き回しを終了し、この位置でベルトストリップ50がカットされる。これにより、第3ベルト16の残りの片半分側が第2ベルト15の上に形成される。即ち、第3ベルト16が形成される。また、ベルトストリップ50の巻き回し終端Eは、巻き回し始端Sに対して向き合うように終了するため、ベルトストリップの巻き回し始端S及び巻き回し終端Eが、ベルト層13の構造に及ぼす影響を最小限にすることができる。即ち、ストリップベルト50は、シート状のベルトの端部領域の幅に比べて、端部領域の幅が狭いので、第2ベルト15及び第3ベルト16を形成したときの端部領域を狭くでき、シート状に形成されたベルトを巻き回したときのジョイント部に起因するベルト構造の故障を防ぐことができる。
なお、上記実施形態では、ベルトストリップ50の巻き回し始端Sをタイヤ幅方向中央CLの位置から開始するとして説明したが、これに限定されずタイヤ幅方向中央CLから第2ベルト15及び第3ベルト16の端部となる予定位置の間であればいずれであっても良い。
また、第2ベルト15及び第3ベルト16の形成形態は、上記形態に限定されず、一本のベルトストリップ50を第1ベルト14上に巻き回して所定幅の第2ベルト15を形成し、一旦ベルトストリップ50を切断するか、或は切断せずにそのまま連続的に第2ベルト15の上にベルトストリップ50を巻き回して第3ベルト16を形成するようにしても良い。また、第2ベルト15及び第3ベルト16は、コードの構造がそれぞれ異なるベルトストリップにより形成されても良い。
また、上記実施形態では、ベルトストリップ50を巻き回す際に、側端50u,50v同士を突き合わせ状態で巻き回すとして説明したが、所定量重なり合うようにして、第2ベルト15や第3ベルト16を形成するようにしても良い。
第2,第3ベルト15;16は、それぞれコード15z;16zがタイヤ円周方向に沿って延長しているため、内圧充填時、特に負荷転動時の張力を受け、タイヤTの伸長変形を抑えることによりタイヤTの形状を保持している。そして、この効果を高めるためには、第2ベルト15の幅W2と、第3ベルト16の幅W3とを等しくすることが好ましい。また、コード15z;16zの破断強度を高める観点から、コード15z;16zは、タイヤ円周方向に沿って波状に延長していることが好ましい。また、同様にコード15z;16zの耐破断性能を高める観点から、ハイエロンゲーションコード(例えば、破断時の伸度が4.5〜5.5%のコード)を用いることも好ましい。このように、コードがタイヤ円周方向に沿って延長するベルトを第2ベルト及び第3ベルトの2層構造にしたことで、第4ベルト及び第5ベルトの張力負担を低減できる。これにより、第5ベルト18のコード18zの延長する角度を35度以下に設定することを可能とし、第5ベルト18が下層のベルト14乃至17を抑えるように作用することで、ベルト層13のタイヤ幅方向における端部の歪が抑制されるため、ベルト端の耐久性能の向上に寄与させることができる。
第1ベルト14、第4ベルト17、第5ベルト18に使用されるコード14z;17z;18zとしては、強度の点からスチールコードを適用することが好ましい。例えば、破断荷重の10%に等しい引張力下における相対伸び率が、ゴムに被覆されていない状態で0.3%〜2%のコードを用いると良い。
図1に示すように第1ベルト14乃至第4ベルト17は、第1ベルト14の幅をW1、第2ベルト15の幅をW2、第3ベルト16の幅をW3、第4ベルト17の幅をW4としたとき、W2=W3<W1<W4となるようにベルト幅をそれぞれ設定することが好ましい。
このように第1ベルト14及び第4ベルト17を第2ベルト15及び第3ベルト16よりも幅広に設定するとともに、第1ベルト14のコード14zと第4ベルト17のコード17zとが上記傾斜角度θ,φで互い交差するように設定することにより、第2ベルト15及び第3ベルト16のタイヤ幅方向外側、すなわちタイヤTにおけるショルダー部においてコード14zとコード17zとが交差するため、ショルダー部における面内曲げ剛性が高まり、ショルダー部における偏摩耗、特にトレッド端部5Aにおける偏摩耗を抑制することができる。ここで、面内曲げ剛性とは、積層されたベルト、特に第1ベルト14及び第4ベルト17の幅方向端部側がタイヤ半径方向に曲がることに対する剛性をいう。
一般にタイヤは、タイヤ幅方向のセンターからショルダー部にかけて半径が小さく形成されているため、この半径差によってタイヤTの回転時にセンター部とショルダー部との間に回転速度差が生じる。センター部の回転速度は、ショルダー部の回転速度よりも遅いため、回転速度の速いショルダー部にはブレーキング方向(タイヤ回転方向と逆向き方向)の剪断力が発生する。そして、この剪断力が、ショルダー部に偏摩耗を生じさせる要因の一つとなっている。
そこで、上述のように第1ベルト14のコード14zと第4ベルト17のコード17zとをショルダー部において交差させながら、第2ベルト15及び第3ベルト16の幅方向端部を上下方向から挟み込むように覆わせることにより、第2ベルト15及び第3ベルト16の幅方向端部の剛性を高めることができる。第2ベルト15及び第3ベルト16のベルト端における剛性を高めることで、第1ベルト14及び第4ベルト17のベルト端における歪も低減されるため、ショルダー部における変形を小さくしてブレーキング方向への剪断力を小さくすることにより、ショルダーエッジ摩耗を抑制することができる。
また、本実施形態では、コード15z;16zが円周方向に沿って延長する第2ベルト15及び第3ベルト16を積層し、第2ベルト15及び第3ベルト16のいずれかのタイヤ円周方向の端部同士をジョイント(接合)しないことにより、タイヤ幅方向におけるセンター部とショルダー部との張力比を大きくすることなく、プランジャー耐久性能を向上させ、タイヤとしての耐久性能を向上させることができる。
さらに、第4ベルト17の幅W4と第5ベルトの幅W5とをW5<W4の関係に設定することで、第2ベルト15及び第3ベルト16及び第4ベルト17のタイヤ幅方向におけるベルト端の歪を抑制することにより、プランジャー耐久性能とともにベルト端における耐久性能を高めることができる。
また、第5ベルト18の幅W5をW5<W4とすることにより、第5ベルト18が、第1ベルト14及び第4ベルト17ともショルダー部側において重なるため、第1ベルト,第4ベルト及び第5ベルト14,17,18のベルト端における剛性が向上し、プランジャー耐久性能とともにショルダーエッジ耐摩耗性能を向上させることができる。
より好ましくは、第5ベルト18の幅W5を第1ベルト14の幅W1と同等となるように設定することによりセンター部側とショルダー部側との張力比を小さくしてショルダーエッジ耐摩耗性能をより向上させることができる。なお、第5ベルト18の幅W5は、タイヤTの用途に応じて次のように設定しても良い。例えば、接地面において全体的に突起入力が生じる未舗装路を主として走行する場合には、ベルト端における耐久性能を得るようにW5<W3とし、突起入力の少ない舗装路を主として走行する場合には、ショルダーエッジ耐摩耗性能を向上させるように、W5<W4とすれば良い。
特に、ベルト端部の耐久性能を向上する観点からは、ベルト層13を構成する第1ベルト14乃至第5ベルト18の各ベルトの幅方向端部同士が重なり合わないように、例えば、第1ベルト14の幅W1をトレッド幅Wの70%以上、第4ベルト17の幅W4をトレッド幅Wの90%以上、第5ベルト18の幅W5をトレッド幅Wの90%以下とすることが好ましい。より好ましくは、第5ベルト18の幅W5をトレッド幅Wの80%以上90%以下とすると良い。以下、上記構成からなるタイヤTの実施例について説明する。
以下に示す仕様の下、サイズ315/60R22.5の比較例タイヤ1、及び実施例タイヤ1〜6をそれぞれ試作し、各タイヤについて、ショルダーエッジ耐摩耗性能試験、プランジャー耐久性能試験、ベルト層端部耐久性能試験を行った。
図1に示すように、実施例タイヤ1〜6は、一対のビード部間にトロイダル状に延在するカーカスのクラウン域の外周側に、タイヤ周方向に対して50°の傾斜角度θで傾斜して延びるコード14zからなる第1ベルト14と、タイヤ周方向に向けて延びるコード15zからなる第2ベルト15と、タイヤ周方向に向けて延びるコード16zからなる第3ベルト16と、タイヤ周方向に対して16°の傾斜角度φで第1ベルト14のコード14zとは逆方向に傾斜して延びるコード17zからなる第4ベルト17と、第4ベルト17のコード17zとは逆方向に、タイヤ円周方向に対して所定の傾斜角度ωで傾斜して延長するコード18zからなる第5ベルト18とがタイヤ半径方向内側から順次配設されている。なお、第2ベルト15及び第3ベルト16は、上記実施形態で説明したように形成されている。
実施例タイヤ1,6の第5ベルト18は、コード18zの傾斜角度ωが16°に設定され、実施例タイヤ2〜5の第5ベルト18は、コード18zの傾斜角度ωが52°に設定される。
上記、各実施例タイヤ1を構成する第1ベルト14〜第5ベルト18の幅W1〜W5は、図5の表1に示す通りであり、それぞれ第1ベルト14〜第4ベルト17の幅W1〜W4が、W2=W3<W1<W4の関係を満たすように設定される。また、実施例タイヤ1〜6の第5ベルト18の幅W5が、第4ベルト17の幅W4とW5<W4の関係を満たすように設定される。
比較例タイヤ1は、実施例タイヤ1〜6の第2ベルト15及び第3ベルト16を形成したベルトストリップを第1ベルトの外周に巻き回して第2ベルトを形成し、第3ベルトを備えていない点を除いて、実施例タイヤ1と同じ構造である。なお、上述した比較例タイヤ1、実施例タイヤ1〜6の諸元については、表1に示すとおりである。また、図5の表1に示す第1〜第5ベルトのコード14z,17z及びコード18zの傾斜角度θ,φ,ωの符号は、タイヤ円周方向に対して第1ベルト14のコード14zと同じ方向に傾斜している場合を正、逆方向に傾斜している場合を負として記載してある。
上記、試作タイヤのそれぞれを、リムサイズ9.00×22.5インチのリムに組み付けるとともに、内圧を900kPa、負荷荷重を正規荷重(4000kgf)とした条件下で以下の各種評価を行った。
<ショルダーエッジ耐摩耗性能試験>
ショルダーエッジ耐摩耗性能試験は、トレッド部における耐偏摩耗性能を調べるための試験である。比較例タイヤ1、実施例タイヤ1〜6を摩耗エネルギードラムにてショルダーエッジ摩耗の核となるショルダーエッジ端の摩耗エネルギーをそれぞれ測定し、比較例タイヤ1における摩耗エネルギーの測定結果を100として指数化して相対評価した。その評価結果を表1に示す。なお、数値が大きい程ショルダーエッジ耐摩耗性能に優れる。
<プランジャー耐久性能試験>
プランジャー耐久性能試験は、タイヤに対して突起入力があった場合に、ベルト層13における耐久性、すなわち、タイヤとしての耐久性を調べる試験である。比較例タイヤ1、実施例タイヤ1〜6をJIS D 4230の破壊エネルギー試験に基づき、トレッド部にプランジャーを押し付けて、タイヤが破壊される直前のプランジャー押し込み力と移動距離を調べ、両者の積をとり、比較例タイヤ1における試験結果を100として指数化して相対評価した。その評価結果を図5の表1に示す。なお、数値が大きい程プランジャー耐久性能に優れる。
<ベルト層端部耐久性能試験>
ベルト層端部耐久性能試験は、タイヤの走行時にベルト層13においてもっとも歪が生じやすいベルト端、特に第4ベルト17及び第5ベルト18のベルト端における耐久性能を調べる試験である。実施例タイヤ1〜6をアウトサイドドラム型試験機に装着して、20000km走行した後、第4ベルト17のタイヤ幅方向端及び第5ベルト18のタイヤ幅方向端の間をナイフで剥いで、第4ベルト17端と第5ベルト18端との間に発生しているき裂の長さを測定し、該長さの逆数をそれぞれの供試タイヤで比較することにより、ベルト層端部耐久性能を評価した。実施例タイヤ4の結果を100として指数化して相対評価した。その評価結果を図5の表1に示す。なお、数値が大きい方がベルト層端部耐久性能が優れている。
図5の表1に示すように、実施例タイヤ1〜6は、第3ベルト16を備え、周方向ベルトが2層となったことにより、比較例タイヤ1よりもプランジャー耐久性能に優れることが分かった。すなわち、タイヤとしての耐久性能が向上することが分かった。また、実施例タイヤ3〜6は、プランジャー耐久性能に加えてショルダーエッジ耐摩耗性能に優れることが分かった。特に、実施例タイヤ3では、プランジャー耐久性能、ショルダーエッジ耐久性能に加えて、ベルト層端部耐久性能を高度に両立できていることが分かった。
一方、実施例タイヤ1,2は、比較例タイヤ1及び実施例タイヤ3〜6に比べてショルダーエッジ耐摩耗性能が不十分であることが分かった。これは、単に比較例タイヤ1に実施例タイヤ1〜6における第3ベルト16を設けると、プランジャ−耐久性能は向上するもののショルダーエッジ耐摩耗性能が低下することを示している。すなわち、第3ベルト16の配設によりタイヤのセンター側の剛性が向上することで、プランジャ−耐久性能を向上させるが、ベルト層13全体として見た場合、タイヤ幅方向におけるセンター側とショルダー側とに剛性差が生じたために、ショルダーエッジ耐摩耗性能が低下したものと考えられる。
そこで、ベルト層13におけるセンター側とショルダー側との剛性差を無くすように、第5ベルト18の幅W5を第4ベルト17の幅W4に近づけ、タイヤ幅Wの80%以上となるように広げた場合(実施例タイヤ3〜6)、ショルダーエッジ耐摩耗性能が向上するもののベルト層端部耐久性能が低下することが分かった。
特に、第5ベルト18のコード18zの傾斜角度ωが同じ実施例タイヤ4と実施例タイヤ5とを比較すると、第5ベルト18の幅W5をトレッド幅Wの90%を境にして、90%よりも大きく、かつ第4ベルト17の幅W4に近づけ過ぎると、ベルト層端部耐久性能が低下する傾向にあることが分かった。
また、第5ベルト18の幅W5が等しく、コード18zの傾斜角度ωが異なる実施例タイヤ4と実施例タイヤ6とを比較すると、コード18zの延長する方向がタイヤ円周方向に近づくようにコード18zの傾斜角度ωを小さくしてもベルト層端部耐久性能が低下する傾向にあることが分かった。つまり、第5ベルト18のコード18zの傾斜角度ωをタイヤ円周方向に近づくように傾斜させると、ショルダーエッジ耐摩耗性能がより向上するものの、ベルト層端部耐久性能がより低下することが分かった。
5 トレッド部、5A トレッド端、13 ベルト層、14乃至18 ベルト、
14z乃至18z コード、50 ベルトストリップ、T タイヤ、
θ;φ;ω 傾斜角度。

Claims (4)

  1. 一対のビード部間にトロイダル状に延在するカーカスのクラウン部の外周側に、
    タイヤ円周方向に対して45°以上の角度で傾斜して延長するコードからなる第1ベルトと、
    タイヤ円周方向に向けて延長するコードからなる第2ベルトと、
    タイヤ円周方向に向けて延長するコードからなる第3ベルトと、
    前記第1ベルトのコードとは逆方向に、タイヤ円周方向に対して30°以下の角度で傾斜して延長するコードからなる第4ベルトと、
    前記第4ベルトのコードとは逆方向に、タイヤ円周方向に対して35°以上の角度で傾斜して延長するコードからなる第5ベルトと、
    をタイヤ半径方向内側から順次配設し
    前記第1ベルトの幅をW1、前記第2ベルトの幅をW2、前記第3ベルトの幅をW3、
    前記第4ベルトの幅をW4としたときに、W2=W3<W1<W4としたタイヤ。
  2. 前記第2ベルト及び第3ベルトは、
    リボン状のベルトストリップを螺旋状に巻き回して形成した請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記第5ベルトの幅をW5としたときに、W5<W4とした請求項1又は請求項2に記載のタイヤ。
  4. 前記第5ベルトの幅W5をトレッド幅Wの80%〜90%とした請求項に記載のタイヤ。
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