JP6444677B2 - 発電機 - Google Patents

発電機 Download PDF

Info

Publication number
JP6444677B2
JP6444677B2 JP2014194712A JP2014194712A JP6444677B2 JP 6444677 B2 JP6444677 B2 JP 6444677B2 JP 2014194712 A JP2014194712 A JP 2014194712A JP 2014194712 A JP2014194712 A JP 2014194712A JP 6444677 B2 JP6444677 B2 JP 6444677B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
field winding
generator
turns
winding
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014194712A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016067129A (ja
Inventor
龍介 柄澤
龍介 柄澤
水谷 政敏
政敏 水谷
知美 後藤
知美 後藤
祐紀 志村
祐紀 志村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp filed Critical NTN Corp
Priority to JP2014194712A priority Critical patent/JP6444677B2/ja
Publication of JP2016067129A publication Critical patent/JP2016067129A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6444677B2 publication Critical patent/JP6444677B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Synchronous Machinery (AREA)

Description

この発明は、自動車や、小型風力発電機、流水利用小型発電機などに用いられる永久磁石レスの発電機に関する。
回転により発電を行う発電機として、誘導発電機や同期発電機があり、誘導発電機はロータの巻線に励磁を必要としないが、系統連係させかつ高い回転速度で回転させる必要があって小型の発電機には適さない。そのため、小型風力発電機等では、同期発電機が用いられることが多い。
しかし、通常の同期発電機は、界磁の生成に永久磁石を用いるため、永久磁石の成分となるレアメタルが高価で発電機全体が高額になるうえ、始動時にコギングが発生し、コギングトルクによって始動トルクが大きくなる。このため、小型風力発電機等の僅かな自然力で発電させる発電機には適さない。永久磁石の代わりに電磁石を用いる他励式の同期発電機もあるが、電磁石への外部からの給電の構成が必要で、外部電源により構成が複雑となる。
これらの課題を解消し、永久磁石および外部からの給電が不必要な自励式の同期発電機が提案されている(特許文献1)。この発電機は、鉄心の残留磁気を利用して、自己励磁により界磁巻線に流れる電流を増加させて行くことで、発電に必要な磁束を、高価な永久磁石や励磁用の外部電源を必要とせずに作り出している。
特開2006−149148号公報
自動車で使用される発電機、例えば電動ブレーキや補機を駆動するために、バッテリーの電力とは別に補助的な電源に発電機を用いることが試みられている。このような自動車用発電機や、家庭、小規模施設等に設けられる小型風力発電機、流水利用小型発電機等では、小型で軽量なものが求められている。前記で述べた自励式の発電機は、他励発電機に比べ効率は良いが、出力密度(単位体積当たりの出力)は小さく、出力密度改善に課題がある。
この発明の目的は、永久磁石を使用せず、自励式でありながら、高い出力密度が得られる発電機を提供することを目的とする。
この発明の発電機は、出力巻線が巻かれ励磁用の巻線が巻かれていない出力鉄心と、主界磁巻線および副界磁巻線が巻かれた界磁鉄心と、前記各界磁巻線に接続された整流手段とを備え、前記出力鉄心と前記界磁鉄心のいずれか一方がステータとなり、他方がロータとなり、前記ステータとロータとの相対回転により発電電力を得る自励式の発電機において、
前記副界磁巻線の巻数を、前記主界磁巻線の巻数と同等、または前記主界磁巻線の巻数よりも多くしたことを特徴とする。
好ましくは、前記副界磁巻線の巻数を、前記主界磁巻線の巻数の90〜200%とする。
前記副界磁巻線の巻数を、前記主界磁巻線の巻数よりも多くし、主界磁巻線の巻数の10
0%よりも多くし、100〜200%としても良い。
なお、上記の「同等」とは、同一に限らず、10%の相違あっても含むことを意味する。
この構成によると、主界磁巻線を用いて励磁を行う自励式であるため、永久磁石や、外部からの他励のための給電を行う外部電源を必要とせずに発電が行える。永久磁石を用いないため、コギングトルクが発生せず、小さなトルクでロータを回転させることができる。そのため、小型軽量の発電機の場合に、わずかな外力が作用することで発電でき、効果的に使用できる。
前記主界磁巻線と副主界磁巻線とは、例えば、次のように接続される。すなわち、前記主界磁巻線に並列に整流素子が接続され、前記副界磁巻線に直列に整流素子が接続され、この副界磁巻線と整流素子が接続された回路が、前記主界磁巻線と並列に接続されていて、前記主界磁巻線に流れる電流と同じ方向の電流のみが前記副界磁巻線に流れる。
この自励式の発電機において、前記副界磁巻線の巻数を、前記主界磁巻線の巻数と同等、または前記主界磁巻線の巻数よりも多くしたため、高い発電の出力密度が得られる。特に、副界磁巻線数を主界磁巻線数の90〜200%に設定することで、最も高い出力密度を得ることが出来る。
副界磁巻線は主界磁巻線の磁束を維持するために必要であり、巻数を増やすと界磁の強度が増し出力が上がる。しかし多すぎても無駄な電力となり出力は落ちる。上記90〜200%巻数にすることで最も出力密度が高くなる。これにより他励発電機より効率が良く、かつ高い出力密度を得ることができる。
この発明において、発電の初期励磁に必要な程度に、前記出力鉄心および界磁鉄心のいずれか一方または両方に磁力を付与する初期励磁手段を設けても良い。前記初期励磁手段は、着磁手段であっても、永久磁石であっても良い。
初期励磁手段を設けた場合、回転の長期停止後や分解保守の後であって残留磁気が減り過ぎていても、また低速回転であっても、確実に発電を開始することができる。自励式の発電機では、回転するに従って磁束が増大するため、初期励磁に必要な磁力は極小さな磁力で済む。このため、初期励磁手段が着磁手段であれ、また永久磁石であれ、軽微なもので済む。なお、上記の「着磁」とは、磁化処理の終了後に残留磁気が生じるように磁化することを言う。着磁手段が簡単な構成で済む。
この発明の発電機は、出力巻線が巻かれ励磁用の巻線が巻かれていない出力鉄心と、主界磁巻線および副界磁巻線が巻かれた界磁鉄心と、前記各界磁巻線に接続された整流手段とを備え、前記出力鉄心と前記界磁鉄心のいずれか一方がステータとなり、他方がロータとなり、前記ステータとロータとの相対回転により発電電力を得る自励式の発電機において、前記副界磁巻線の巻数を、前記主界磁巻線の巻数と10%の相違までである同等、または前記主界磁巻線の巻数よりも多くしたため、永久磁石を使用せず、自励式でありながら、高い出力密度が得られる。
この発明の第1の実施形態にかかる発電機の発電機本体を示す破断正面図である。 同発電機の発電機本体を直線状に展開して示す説明図である。 同発電機の電気回路構成を示す回路図である。 同発電機の主界磁巻線スロットおよび副界磁巻線スロットを示す部分拡大断面図である。 同発電機の磁場解析を行ったモデルの説明図である。 同発電機の磁場解析の結果を示すグラフである。 同発電機の図6の場合とは副界磁巻線スロットの断面積を変えた場合の磁場解析の結果を示すグラフである。 この発明の他の実施形態にかかる発電機の発電機本体を示す破断正面図である。 この発明のさらに他の実施形態にかかる発電機の発電機本体を示す破断正面図である。
この発明の第1の実施形態を図1ないし図6と共に説明する。図1はこの発電機の発電機本体の破断正面図、および外部負荷の電気回路図を組み合わせた説明図、図2は同図の発電機本体1の磁極の一極対を直線状に描いた模式図、図3は同発電機本体の電気回路である。
図1おいて、この発電機は、発電機本体1が、環状のステータ4と、このステータ4の内側にステータ4の中心周りで回転自在に設置されたロータ5とで構成される。ステータ4は出力鉄心6と出力巻線7とからなる。この実施形態は8極発電機に適用した例であり、出力鉄心6は、円環状のヨーク部6aの円周方向8箇所に、内側へ突出する歯状の磁極部6bが形成されている。各磁極部6bに前記出力巻線7が巻かれている。各磁極部6bの出力巻線7は、図2に示すように、出力鉄心6の隣り合う磁極部6bの内径側を向く磁極面に互いに異なる磁極N,Sが現れるように、隣合う磁極部6bの巻線が直列に接続されている。出力巻線7の両端が端子7a,7bとなり、これら端子7a,7bに図1のように外部負荷3を接続し、発電機から電流を外部に取り出す。
ロータ5は、界磁鉄心8と、この界磁鉄心8に巻かれた主界磁巻線9および副界磁巻線10とからなる。界磁鉄心8は、中心孔を有する鉄心本体8aの外周に、外径側へ突出する複数の歯状の磁極部8bが円周方向に並んで設けられている。主界磁巻線9と副界磁巻線10も、出力巻線7と同様に、隣合う磁極面に異なる磁極N,Sが現れるように直列に接続されている。副界磁巻線10は、主界磁巻線9に対して進相した位置に巻かれている。主界磁巻線9および副界磁巻線10の各直列接続体の両端の端子を、それぞれ符号9a,9b,10a,10bで図2に示す。
図3に示すように、主界磁巻線9には並列にダイオードからなる整流素子11が接続される。主界磁巻線9には整流素子11が流すことができる向きの電流が流れる。そのため、主界磁巻線9では巻線に流すことができる電流によって決まる向きのみの磁束が発生する。また、電磁誘導により、電流がつくる磁束と同方向の磁束の減少を妨げる向きには電流が流れるが、磁束が増えるのを阻止する向きには電流が流れない。そのため磁束の減少は妨げられるが、磁束の増加は妨げられない。副界磁巻線10は上記のように主界磁巻線9と位相をずらして巻かれている。副界磁巻線10は直列にダイオードからなる整流素子12が接続され、主界磁巻線9に流れる電流と同じ方向の電流のみが流れるようになっている。図中の矢印は電流の流れる方向を示す。
図4に拡大して示すように、界磁鉄心8における主界磁巻線9が巻かれる磁極部8b,8b間の部分が主界磁巻線スロット9Aであり、副界磁巻線10が巻かれる磁極部8b,8b間の部分が副界磁巻線スロット10Aである。主界磁巻線スロット9Aには主界磁巻線9が隙間なく収められ、副界磁巻線スロット10Aには副界磁巻線10が隙間なく収められる。
上記構成において、この発電機では、前記副界磁巻線10の巻数を、前記主界磁巻線9の巻数と同等、または前記主界磁巻線9の巻数よりも多くしている。なお、上記の「同等」とは、上記のように同一に限らず、10%の相違あっても含むことを意味する。
好ましくは、前記主界磁巻線9の巻数の90〜200%とする。副界磁巻線10の巻数を主界磁巻線9の巻数よりも多くし、例えば100%以上または100%よりも多く、100〜200%としても良い。
上記構成の動作を説明する。出力鉄心6または界磁鉄心8の残留磁気により主界磁巻線9に電流が流れる。この電流による主界磁巻線9がつくる磁束により副界磁巻線10に鎖交する磁束が変化して、副界磁巻線10に電圧が発生する。この電圧で副界磁巻線10が主界磁巻線9に整流素子12を介して電流を供給して、主界磁巻線9に流れる電流を増加させる。副界磁巻線10に電圧が誘起されずに電流を供給していない時、主界磁巻線9には整流素子11を通して還流電流が流れ、主界磁巻線9の磁束を維持する。主界磁巻線9に電流が供給され、主界磁巻線9がつくる磁束が大きくなるので、副界磁巻線10に鎖交する磁束も大きくなり、さらに大きい電流が主界磁巻線9に供給される。このように主界磁巻線9の電流が次第に増加し、発電に必要な界磁磁束がつくられる。
出力鉄心6と界磁鉄心8の相対運動により出力巻線7の鎖交磁束が変化して、出力巻線7に電圧が発生する。この場合に、前記副界磁巻線10の巻数を、前記主界磁巻線9の巻数と同等、または前記主界磁巻線9の巻数よりも多くしたため、高い出力密度で発電することができる。前記副界磁巻線10の巻数を、前記主界磁巻線9の巻数の90〜2000%とした場合は、最も発電の出力密度が高くなる。
副界磁巻線10の巻き数を大きくすると、副界磁巻線10に発生する電圧が大きくなるので主界磁巻線9に供給する電流が大きくなり、主界磁巻線9の磁束が大きくなる。そのため発電機の出力は大きくなるが、副界磁巻線10の抵抗値が高くなるため、副界磁巻線10で発生する銅損が大きくなる。この両者の効果のバランスで、出力が高くなる巻き数が決まる。
上記巻き数の比率による出力の違いを確認するため、図5に示す解析モデルで磁場解析を実施した。この解析モデルは、図1に示す実施形態をモデル化したものである。外径φ323mm、積厚85mm、出力鉄心6及び界磁鉄心8の材質は電磁鋼板とする。副界磁巻線10が位相を進ませた位置に巻かれている。各界磁巻線9,10には図2の様に整流素子11,12が接続されている。出力巻線7 には外部負荷3となる抵抗が接続されている。
スロットのコイル占積率、主界磁巻線9の巻き数を一定とし、副界磁巻線10のコイル線径を変えて副界磁巻線10の巻線数を変えた。巻線数比率を変化させたときの出力及び効率を図6に示す。
同図の結果より、副界磁側の巻線数を変化させることで、効率及び出力の特性に変化がある。副界磁巻線10の巻数は、最適比率が存在する。副界磁巻線10の巻数を90〜200%とした場合の効率の最適比率であった。
図7は副界磁巻線スロット10Aの断面積を変えた場合の同結果を示す。図6は副界磁巻線スロット10Aの断面積が主界磁巻線スロット9Aの断面積に対し27%のときの結果であり、図7は10%とした時の結果である。スロット面積比率を変化させても同様の傾向を確認できる。
図8は、この発明の他の実施形態を示す。この実施形態は、図1〜図7に示す第1の実施形態において、初期励磁手段として、発電の初期励磁が必要な磁力を発生することが可能な程度に、前記出力鉄心6および界磁鉄心8のいずれか一方または両方の鉄心6,8を着磁する着磁手段2を設けたものである。図示の例では、出力鉄心6を着磁するように前記着磁手段2を設けている。
具体的には、出力巻線7に、スイッチング手段13を介して着磁用電源14が外部負荷3と並列に接続してある。前記着磁用電源14とスイッチング手段13とで前記着磁手段2が構成される。スイッチング手段13は、半導体スイッチッング素子または有接点のスイッチが用いられる。着磁用電源14は2次電池またはコンデンサ等の蓄電手段である。外部負荷3が2次電池の場合は、それを着磁用電源として用いても良い。
着磁をするには、所定の大きさの電流を極短時間流せば良い。着磁の程度は、発電の開始のための初期励磁に必要な残留磁気が得られる程度で良く、電流の大きさとスイッチング手段13のオン時間とで定められる。スイッチング手段13の開閉操作は、開閉制御手段15によって行われる。開閉制御手段15は、例えば、ロータ5の回転を検出する回転検出手段16の検出信号を監視し、ロータ5が静止状態から回転を開始したことが検出されると、スイッチング手段13を着磁に必要な設定時間だけオンさせる。なお、ロータ5の回転の停止時間が短い場合は残留磁気が十分に残っているため、開閉制御手段15は、設定時間以上のロータ5の停止の後に回転を開始した場合のみスイッチング手段13をオンさせるなど、設定条件に従ってスイッチング手段13をオンさせるように制御としても良い。また、所定の回転数になっても発電を開始しない時だけ着磁をするようにしてもよいし、所定の時間ごとに発電機の回転が停止しているときに着磁をしてもよい。
上記のように、ロータ5が回転を行っている間に発電を行うが、ロータ5がある程度長い時間を停止していると、出力鉄心6および界磁鉄心8のいずれにも残留磁気がなく、または残留磁気が不十分であって、発電を開始できない。そこで、この実施形態では、ロータ5の停止後の回転の開始時に、着磁手段2のスイッチング手段13をオンにして着磁用電源14から出力巻線7に着磁電流を流し、出力鉄心6を着磁する。磁束は前記のように回転を続けると次第に大きくなるため、着磁の程度は、発電の開始のための初期励磁に必要な残留磁気が得られる程度で良い。そのため、着磁をするには、所定の大きさの電流を極短時間流せば良い。この着磁により、ロータ5の長時間の停止後にも、回転の再開により発電が確実に開始される。
図9は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、図1ないし図7に示す第1の実施形態において、初期励磁手段として初期励磁用磁石31を設けた例である。初期励磁用磁石31は、同図に示すように、界磁鉄心8に初期励磁用磁石31を埋め込んだものである。初期励磁用磁石31は、発電の初期励磁に必要な磁力を発生させる永久磁石であり、初期励磁に必要な磁力を確実に発生できるように余裕を考慮した範囲で、出来るだけ小さな物が用いられる。また、初期励磁用磁石31には希土類磁石に比べて安価なフェライト磁石が用いられる。この初期励磁用磁石31は、発生する磁束の向きが、前記主界磁巻線9に流れる励磁電流がつくる磁束の向きと同じとなる向きとされる。初期励磁用磁石31の個数は任意でよく、一つであっても良い。また、出力鉄心6の磁極数に応じた個数としても良い。
初期励磁用磁石31は、界磁鉄心8の突出した磁極部8bの軸方向厚さの全体に渡るものとしている。初期励磁用磁石31は、この他に、界磁鉄心8の磁極部8bにおける前記出力鉄心6と対向する面間に埋め込んだものであっても良い。
この実施形態の場合、長時間の発電停止等によって出力鉄心6および界磁鉄心8のいずれにも残留磁気がなくなり、または残留磁気が不十分となっても、初期励磁用磁石31の発生する磁束により、回転の再開により発電が確実に開始される。初期励磁用磁石31は、初期励磁に必要な磁力を発生する永久磁石であるため、通常の発電電力を得る永久磁石に比べて極弱い磁力を発生する磁石で済む。そのため、高価なレアメタルは不用で、フェライト磁石等の安価な材料で済み、また小さな磁石で済み、コギングトルクも実用上で問題とならない程度となる。
なお、上記各実施形態の発電機によると、次の利点も得られる。主界磁巻線9を用いて励磁を行う自励式であるため、永久磁石や、外部からの他励のための給電を行う外部電源を必要とせずに発電が行える。永久磁石を用いないため、コギングトルクが発生せず、小さなトルクでロータ5を回転させることができる。
また、上記各実施形態では、ステータ4側を出力鉄心6、ロータ5側を界磁鉄心8としたが、これとは逆にステータ4側を界磁鉄心8とし、ロータ5側を出力鉄心6としても良い。また上記実施形態では8極発電機としたが、2極、4極、6極、16極など、2の倍数の多極の発電機としても良い。
1…発電機本体
2…着磁手段(初期励磁手段)
3…外部負荷
4…ステータ
5…ロータ
6…出力鉄心
6a…ヨーク部
6b…磁極部
7…出力巻線
8…界磁鉄心
8a…鉄心本体
8b…磁極部
9…主界磁巻線
9A…主界磁巻線スロット
10…副界磁巻線
10A…副界磁巻線スロット
11…整流素子
12…整流素子
31…初期励磁用磁石(初期励磁手段)

Claims (5)

  1. 出力巻線が巻かれ励磁用の巻線が巻かれていない出力鉄心と、主界磁巻線および副界磁巻線が巻かれた界磁鉄心と、前記各界磁巻線に接続された整流手段とを備え、前記出力鉄心と前記界磁鉄心のいずれか一方がステータとなり、他方がロータとなり、前記ステータとロータとの相対回転により発電電力を得る自励式の発電機において、
    前記副界磁巻線の巻数を、前記主界磁巻線の巻数と10%の相違までである同等、または前記主界磁巻線の巻数よりも多くしたことを特徴とする発電機。
  2. 請求項1に記載の発電機において、前記副界磁巻線の巻数を、前記主界磁巻線の巻数の90〜200%とした発電機。
  3. 請求項1に記載の発電機において、前記副界磁巻線の巻数を、前記主界磁巻線の巻数とよりも多くした発電機。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の発電機において、発電の初期励磁に必要な程度に、前記出力鉄心および界磁鉄心のいずれか一方または両方に磁力を付与する初期励磁手段を設けた発電機。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の発電機において、前記主界磁巻線に並列に整流素子が接続され、前記副界磁巻線に直列に整流素子が接続され、この副界磁巻線と整流素子が接続された回路が、前記主界磁巻線と並列に接続されていて、前記主界磁巻線に流れる電流と同じ方向の電流のみが前記副界磁巻線に流れる発電機。
JP2014194712A 2014-09-25 2014-09-25 発電機 Expired - Fee Related JP6444677B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014194712A JP6444677B2 (ja) 2014-09-25 2014-09-25 発電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014194712A JP6444677B2 (ja) 2014-09-25 2014-09-25 発電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016067129A JP2016067129A (ja) 2016-04-28
JP6444677B2 true JP6444677B2 (ja) 2018-12-26

Family

ID=55805921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014194712A Expired - Fee Related JP6444677B2 (ja) 2014-09-25 2014-09-25 発電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6444677B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6038068U (ja) * 1983-08-19 1985-03-16 スズキ株式会社 自励発電機
JP2887686B2 (ja) * 1990-02-23 1999-04-26 新ダイワ工業株式会社 ブラシレス自励同期発電機
JP2003134766A (ja) * 2001-10-26 2003-05-09 Denso Corp ブラシレス回転電機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016067129A (ja) 2016-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9006949B2 (en) Synchronous motor
CN105720765B (zh) 轴向间隙型的旋转电机
JP2013055872A (ja) スイッチドリラクタンスモータ
CN107196477B (zh) 旋转电机
JP2013055789A (ja) 電動発電機
JP6139007B2 (ja) 回転電気機械
EP1744437A2 (en) Self magnetizing motor and stator thereof
CN107591979A (zh) 转子轴向磁化永磁开关磁阻电机
JP2015511811A (ja) 磁気移転によって励磁される電力モータ発電機
KR101817646B1 (ko) 영구자석과 전자석을 구비한 발전기
KR100664091B1 (ko) 자기 착자 모터 및 그 자기 착자 모터의 고정자 권선 방법
JP5582149B2 (ja) ロータ、これを用いた回転電機および発電機
CN208257638U (zh) 倍极式永磁型两相开关磁阻电机
CN207410198U (zh) 转子轴向磁化永磁开关磁阻电机
WO2016013477A1 (ja) 発電機
KR100664092B1 (ko) 자기 착자 모터 및 그 자기 착자 모터의 고정자 권선 방법
JP6444677B2 (ja) 発電機
JP2016025811A (ja) 発電機
JP6444676B2 (ja) 発電機
JP2016067128A (ja) 発電機
JP6396146B2 (ja) 発電機
JP2014030293A (ja) 回転電機のロータ
JP5594660B2 (ja) リラクタンス発電機
JP2006217798A (ja) 永久磁石式リラクタンス型回転電機
JP2016039747A (ja) 風力発電用発電機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6444677

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees