JP6396146B2 - 発電機 - Google Patents

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この発明は、自動車や、小型風力発電機、流水利用小型発電機などに用いられる永久磁石レスの発電機に関する。
回転により発電を行う発電機として、誘導発電機や同期発電機があり、誘導発電機はロータの巻線に励磁を必要としないが、系統連係させかつ高い回転速度で回転させる必要があって小型の発電機には適さない。そのため、小型風力発電機等では、同期発電機が用いられることが多い。
しかし、通常の同期発電機は、界磁の生成に永久磁石を用いるため、永久磁石の成分となるレアメタルが高価で発電機全体が高額になるうえ、始動時にコギングが発生し、コギングトルクによって始動トルクが大きくなる。このため、小型風力発電機等の僅かな自然力で発電させる発電機には適さない。永久磁石の代わりに電磁石を用いる他励式の同期発電機もあるが、電磁石への外部からの給電の構成が必要で、外部電源により構成が複雑となる。
これらの課題を解消し、永久磁石および外部からの給電が不必要な自励式の同期発電機が提案されている(特許文献1)。この発電機は、鉄心の残留磁気を利用して、自己励磁により界磁巻線に流れる電流を増加させて行くことで、発電に必要な磁束を、高価な永久磁石や励磁用の外部電源を必要とせずに作り出している。
特開2006−149148号公報
自動車で使用される発電機、例えば電動ブレーキや補機を駆動するために、バッテリーの電力とは別に補助的な電源に発電機を用いることが試みられている。このような自動車用発電機や、家庭、小規模施設等に設けられる小型風力発電機、流水利用小型発電機等では、小型で軽量なものが求められている。前述の自励磁式の発電機は他励発電機に比べ効率は良いが出力密度(単位体積当たりの出力を言う)が小さく、出力密度改善に課題がある。
この発明の目的は、自励式でありながら、出力密度が高い発電機を提供することを目的とする。
この発明における第1の発明の発電機は、出力巻線が巻かれた出力鉄心と、主界磁巻線および副界磁巻線が巻かれた界磁鉄心と、前記各界磁巻線に接続された整流手段とを備え、前記出力鉄心と前記界磁鉄心のいずれか一方がステータとなり、他方がロータとなり、前記ステータとロータとの相対回転により発電電力を得る自励式の発電機において、
前記副界磁巻線は、前記主界磁巻線に対して電気角で60°を超え115°以下の範囲の角度だけ進相した位置としたことを特徴とする
この構成によると、主界磁巻線を用いて励磁を行う自励式であるため、永久磁石や、外部からの他励のための給電を行う外部電源を必要とせずに発電が行える。永久磁石を用いないため、コギングトルクが発生せず、小さなトルクでロータを回転させることができる。そのため、小型軽量の発電機の場合に、わずかな外力が作用することで発電でき、効果的に使用できる。
この自励式の発電機において、副界磁巻線を主界磁巻線に対し電気角60〜115°進相した位置とすることで出力密度を大きくすることができる。位相を変えることで界磁の強さを変化させることができ、特に上記電気角では出力を最も大きくすることができる。
これにより他励発電機より効率が良く、且つ高い出力密度を得ることができる。
この発明における第2の発電機は、出力巻線が巻かれた出力鉄心と、主界磁巻線および副界磁巻線が巻かれた界磁鉄心と、前記各界磁巻線に接続された整流手段とを備え、前記出力鉄心と前記界磁鉄心のいずれか一方がステータとなり、他方がロータとなり、前記ステータとロータとの相対回転により発電電力を得る自励式の発電機において、
前記副界磁巻線は、前記主界磁巻線に対して電気角で60〜115°進相した位置とし、発電の初期励磁に必要な程度に、前記出力鉄心および界磁鉄心のいずれか一方または両方に磁力を付与する初期励磁手段を設けている。前記初期励磁手段は、着磁手段であっても、永久磁石であっても良い。
初期励磁手段を設けた場合、回転の長期停止後や分解保守の後であって残留磁気が減り過ぎていても、また低速回転であっても、確実に発電を開始することができる。自励式の発電機では、回転するに従って磁束が増大するため、初期励磁に必要な磁力は極小さな磁力で済む。このため、初期励磁手段が着磁手段であれ、また永久磁石であれ、軽微なもので済む。なお、上記の「着磁」とは、磁化処理の終了後に残留磁気が生じるように磁化することを言う。着磁手段が簡単な構成で済む。
この発明における第1の発明の発電機は、出力巻線が巻かれた出力鉄心と、主界磁巻線および副界磁巻線が巻かれた界磁鉄心と、前記各界磁巻線に接続された整流手段とを備え、前記出力鉄心と前記界磁鉄心のいずれか一方がステータとなり、他方がロータとなり、前記ステータとロータとの相対回転により発電電力を得る自励式の発電機において、前記副界磁巻線は、前記主界磁巻線に対して電気角で60°を超え115°以下の範囲の角度だけ進相した位置としたため、自励式でありながら、高い出力密度が得られる
この発明における第2の発明の発電機は、出力巻線が巻かれた出力鉄心と、主界磁巻線および副界磁巻線が巻かれた界磁鉄心と、前記各界磁巻線に接続された整流手段とを備え、前記出力鉄心と前記界磁鉄心のいずれか一方がステータとなり、他方がロータとなり、前記ステータとロータとの相対回転により発電電力を得る自励式の発電機において、前記副界磁巻線は、前記主界磁巻線に対して電気角で60〜115°進相した位置とし、発電の初期励磁に必要な程度に、前記出力鉄心および界磁鉄心のいずれか一方または両方に磁力を付与する初期励磁手段を設けたため、自励式でありながら、高い出力密度が得られる。
この発明の第1の実施形態にかかる発電機の発電機本体を示す破断正面図である。 同発電機の発電機本体を直線状に展開して示す説明図である。 同発電機の電気回路構成を示す回路図である。 同発電機の主界磁巻線スロットおよび副界磁巻線スロットを示す部分拡大断面図である。 同発電機の磁場解析を行ったモデルの説明図である。 同発電機の磁場解析の結果を示すグラフである。 この発明の他の実施形態にかかる発電機の発電機本体を示す破断正面図である。 この発明のさらに他の実施形態にかかる発電機の発電機本体を示す破断正面図である。
この発明の第1の実施形態を図1ないし図6と共に説明する。図1はこの発電機の発電機本体の破断正面図、および外部負荷の電気回路図を組み合わせた説明図、図2は同図の発電機本体1の磁極の一極対を直線状に描いた模式図、図3は同発電機本体の電気回路である。
1において、この発電機は、発電機本体1が、環状のステータ4と、このステータ4の内側にステータ4の中心周りで回転自在に設置されたロータ5とで構成される。ステータ4は出力鉄心6と出力巻線7とからなる。この実施形態は8極発電機に適用した例であり、出力鉄心6は、円環状のヨーク部6aの円周方向8箇所に、内側へ突出する歯状の磁極部6bが形成されている。各磁極部6bに前記出力巻線7が巻かれている。各磁極部6bの出力巻線7は、図2に示すように、出力鉄心6の隣り合う磁極部6bの内径側を向く磁極面に互いに異なる磁極N,Sが現れるように、隣合う磁極部6bの巻線が直列に接続されている。出力巻線7の両端が端子7a,7bとなり、これら端子7a,7bに図1のように外部負荷3を接続し、発電機から電流を外部に取り出す。
ロータ5は、界磁鉄心8と、この界磁鉄心8に巻かれた主界磁巻線9および副界磁巻線10とからなる。界磁鉄心8は、中心孔を有する鉄心本体8aの外周に、外径側へ突出する複数の歯状の磁極部8bが円周方向に並んで設けられている。主界磁巻線9と副界磁巻線10も、出力巻線7と同様に、隣合う磁極面に異なる磁極N,Sが現れるように直列に接続されている。副界磁巻線10は、主界磁巻線9に対して位相を進ませた位置に巻かれている。電気角の180°は、界磁鉄心8の一組の異なる磁極N,Sの切り替わる角度であり、図1および図2に、電気角の180°を成す範囲αと、副界磁巻線10の主界磁巻線9に対する進相した位相差θを示す。主界磁巻線9および副界磁巻線10の各直列接続体の両端の端子を、それぞれ符号9a,9b,10a,10bで図2に示す。
図3に示すように、主界磁巻線9には並列にダイオードからなる整流素子11が接続される。主界磁巻線9には整流素子11が流すことができる向きの電流が流れる。そのため、主界磁巻線9では巻線に流すことができる電流によって決まる向きのみの磁束が発生する。また、電磁誘導により、電流がつくる磁束と同方向の磁束の減少を妨げる向きには電流が流れるが、磁束が増えるのを阻止する向きには電流が流れない。そのため磁束の減少は妨げられるが、磁束の増加は妨げられない。副界磁巻線10は上記のように主界磁巻線9と位相をずらして巻かれている。副界磁巻線10は直列にダイオードからなる整流素子12が接続され、主界磁巻線9に流れる電流と同じ方向の電流のみが流れるようになっている。図中の矢印は電流の流れる方向を示す。
図4に拡大して示すように、界磁鉄心8における主界磁巻線9が巻かれる磁極部8b,8b間の部分が主界磁巻線スロット9Aであり、副界磁巻線10が巻かれる磁極部8b,8b間の部分が副界磁巻線スロット10Aである。主界磁巻線スロット9Aには主界磁巻線9が隙間なく収められ、副界磁巻線スロット10Aには副界磁巻線10が隙間なく収められる。
上記構成の動作を説明する。出力鉄心6または界磁鉄心8の残留磁気により主界磁巻線9に電流が流れる。この電流による主界磁巻線9がつくる磁束により副界磁巻線10に鎖交する磁束が変化して、副界磁巻線10に電圧が発生する。この電圧で副界磁巻線10が主界磁巻線9に整流素子12を介して電流を供給して、主界磁巻線9に流れる電流を増加させる。副界磁巻線10に電圧が誘起されずに電流を供給していない時、主界磁巻線9には整流素子11を通して還流電流が流れ、主界磁巻線9の磁束を維持する。主界磁巻線9に電流が供給され、主界磁巻線9がつくる磁束が大きくなるので、副界磁巻線10に鎖交する磁束も大きくなり、さらに大きい電流が主界磁巻線9に供給される。このように主界磁巻線9の電流が次第に増加し、発電に必要な界磁磁束がつくられる。
出力鉄心6と界磁鉄心8の相対運動により出力巻線7の鎖交磁束が変化して、出力巻線7に電圧が発生する。主界磁巻線9と副界磁巻線10の位相を変えることで発電機の特性を変化させることが出来る。位相差を大きくすることで、歯状の磁極部8b(「ティース」とも称する)のうちの、主界磁巻線9と副界磁巻線10が同方向に巻かれた磁極部8b1の幅V(図2)が狭まり、逆方向に巻かれた磁極部8b2の幅W(図2)が広がっていく。ここで、主界磁巻線9と副界磁巻線10が同方向に巻かれた磁極部8b1を通る磁束は出力巻線7と鎖交し、出力電圧を発生させる役割をする。逆方向に巻かれた磁極部8b2は副界磁巻線10の鎖交磁束を変化させ、副界磁巻線10に電圧を発生させて主界磁巻線9の磁束を増やす役割をしている。つまり、位相差を大きくすると、界磁の強度の増加と出力電圧への結合度の減少が同時に起きる。このバランスで出力密度を大きくすることができる。
この実施形態では、前記副界磁巻線10を、前記主界磁巻線9に対して電気角で60〜115°進相した位置としたため、自励式でありながら、高い出力密度を得ることができる。
出力密度が最大となる最適な位相を求めるため、図5に示す解析モデルで磁場解析を実施した。この解析モデルは、図1に示す実施形態をモデル化したものである。外径φ323mm、積厚85mm、出力鉄心6及び界磁鉄心8の材質は電磁鋼板とする。出力巻線7が出力鉄心6に巻かれている。図1と共に前述したように、主界磁巻線9が界磁鉄心8に巻かれており、それと進相した位置に副界磁巻線10が巻かれている。各界磁巻線9,10には図3の様に整流素子11,12が接続されている。出力巻線7には外部負荷3が接続されている。
主界磁巻線9と副界磁巻線10の位相差θを変化させ、出力及び効率を計算した。位相差θ以外の条件は同じとした。その結果を図6に示す。同図の位相は、上記位相差θである。副界磁巻線10を主界磁巻線9に対し電気角60〜115°としたとき、より詳しくは60°を超え、115°以下のとき、電気角60°の進相の位置に対し出力を大きくすることができる。
副界磁巻線10を主界磁巻線9に対し電気角60〜115°進相した位置とすることで、高い出力を得ることができる。これにより他励発電機より効率が良く、且つ高い出力密度を得ることができる。
図7は、この発明の他の実施形態を示す。この実施形態は、図1〜図6に示す第1の実施形態において、初期励磁手段として、発電の初期励磁が必要な磁力を発生することが可能な程度に、前記出力鉄心6および界磁鉄心8のいずれか一方または両方の鉄心6,8を着磁する着磁手段2を設けたものである。図示の例では、出力鉄心6を着磁するように前記着磁手段2を設けている。
具体的には、出力巻線7に、スイッチング手段13を介して着磁用電源14が外部負荷3と並列に接続してある。前記着磁用電源14とスイッチング手段13とで前記着磁手段2が構成される。スイッチング手段13は、半導体スイッチッング素子または有接点のスイッチが用いられる。着磁用電源14は2次電池またはコンデンサ等の蓄電手段である。外部負荷3が2次電池の場合は、それを着磁用電源として用いても良い。
着磁をするには、所定の大きさの電流を極短時間流せば良い。着磁の程度は、発電の開始のための初期励磁に必要な残留磁気が得られる程度で良く、電流の大きさとスイッチング手段13のオン時間とで定められる。スイッチング手段13の開閉操作は、開閉制御手段15によって行われる。開閉制御手段15は、例えば、ロータ5の回転を検出する回転検出手段16の検出信号を監視し、ロータ5が静止状態から回転を開始したことが検出されると、スイッチング手段13を着磁に必要な設定時間だけオンさせる。なお、ロータ5の回転の停止時間が短い場合は残留磁気が十分に残っているため、開閉制御手段15は、設定時間以上のロータ5の停止の後に回転を開始した場合のみスイッチング手段13をオンさせるなど、設定条件に従ってスイッチング手段13をオンさせるように制御としても良い。また、所定の回転数になっても発電を開始しない時だけ着磁をするようにしてもよいし、所定の時間ごとに発電機の回転が停止しているときに着磁をしてもよい。
上記のように、ロータ5が回転を行っている間に発電を行うが、ロータ5がある程度長い時間を停止していると、出力鉄心6および界磁鉄心8のいずれにも残留磁気がなく、または残留磁気が不十分であって、発電を開始できない。そこで、この実施形態では、ロータ5の停止後の回転の開始時に、着磁手段2のスイッチング手段13をオンにして着磁用電源14から出力巻線7に着磁電流を流し、出力鉄心6を着磁する。磁束は前記のように回転を続けると次第に大きくなるため、着磁の程度は、発電の開始のための初期励磁に必要な残留磁気が得られる程度で良い。そのため、着磁をするには、所定の大きさの電流を極短時間流せば良い。この着磁により、ロータ5の長時間の停止後にも、回転の再開により発電が確実に開始される。
図8は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、図1ないし図6に示す第1の実施形態において、初期励磁手段として、初期励磁用磁石31を設けた例である。初期励磁用磁石31は、同図に示すように、界磁鉄心8に初期励磁用磁石31を埋め込んだものである。初期励磁用磁石31は、発電の初期励磁に必要な磁力を発生させる永久磁石であり、初期励磁に必要な磁力を確実に発生できるように余裕を考慮した範囲で、出来るだけ小さな物が用いられる。また、初期励磁用磁石31には希土類磁石に比べて安価なフェライト磁石が用いられる。この初期励磁用磁石31は、発生する磁束の向きが、前記主界磁巻線9に流れる励磁電流がつくる磁束の向きと同じとなる向きとされる。初期励磁用磁石31の個数は任意でよく、一つであっても良い。また、出力鉄心6の磁極数に応じた個数としても良い。
初期励磁用磁石31は、界磁鉄心8の突出した磁極部8bの軸方向厚さの全体に渡るものとしている。初期励磁用磁石31は、この他に、界磁鉄心8の磁極部8bにおける前記出力鉄心6と対向する面間に埋め込んだものであっても良い。
この実施形態の場合、長時間の発電停止等によって出力鉄心6および界磁鉄心8のいずれにも残留磁気がなくなり、または残留磁気が不十分となっても、初期励磁用磁石31の発生する磁束により、回転の再開により発電が確実に開始される。初期励磁用磁石31は、初期励磁に必要な磁力を発生する永久磁石であるため、通常の発電電力を得る永久磁石に比べて極弱い磁力を発生する磁石で済む。そのため、高価なレアメタルは不用で、フェライト磁石等の安価な材料で済み、また小さな磁石で済み、コギングトルクも実用上で問題とならない程度となる。
なお、上記各実施形態の発電機によると、次の利点も得られる。主界磁巻線9を用いて励磁を行う自励式であるため、永久磁石や、外部からの他励のための給電を行う外部電源を必要とせずに発電が行える。永久磁石を用いないため、コギングトルクが発生せず、小さなトルクでロータ5を回転させることができる。
また、上記各実施形態では、ステータ4側を出力鉄心6、ロータ5側を界磁鉄心8としたが、これとは逆にステータ4側を界磁鉄心8とし、ロータ5側を出力鉄心6としても良い。また上記実施形態では8極発電機としたが、2極、4極、6極、16極など、2の倍数の多極の発電機としても良い。
1…発電機本体
2…着磁手段(初期励磁手段)
3…外部負荷
4…ステータ
5…ロータ
6…出力鉄心
6a…ヨーク部
6b…磁極部
7…出力巻線
8…界磁鉄心
8a…鉄心本体
8b…磁極部
9…主界磁巻線
9A…主界磁巻線スロット
10…副界磁巻線
10A…副界磁巻線スロット
11…整流素子
12…整流素子
31…初期励磁用磁石(初期励磁手段)
α…電気角の360°
θ…位相差

Claims (2)

  1. 出力巻線が巻かれた出力鉄心と、主界磁巻線および副界磁巻線が巻かれた界磁鉄心と、前記各界磁巻線に接続された整流手段とを備え、前記出力鉄心と前記界磁鉄心のいずれか一方がステータとなり、他方がロータとなり、前記ステータとロータとの相対回転により発電電力を得る自励式の発電機において、
    前記副界磁巻線は、前記主界磁巻線に対して電気角で60°を超え115°以下の範囲の角度だけ進相した位置としたことを特徴とする発電機。
  2. 出力巻線が巻かれた出力鉄心と、主界磁巻線および副界磁巻線が巻かれた界磁鉄心と、前記各界磁巻線に接続された整流手段とを備え、前記出力鉄心と前記界磁鉄心のいずれか一方がステータとなり、他方がロータとなり、前記ステータとロータとの相対回転により発電電力を得る自励式の発電機において、
    前記副界磁巻線は、前記主界磁巻線に対して電気角で60〜115°進相した位置とし、発電の初期励磁に必要な程度に、前記出力鉄心および界磁鉄心のいずれか一方または両方に磁力を付与する初期励磁手段を設けた発電機。
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