JP6444195B2 - 生成装置、記録装置、生成方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

生成装置、記録装置、生成方法、プログラム、及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、所定の記憶部から記録データを読み出す際に用いる信号を生成する生成装置、記録装置、生成方法、プログラム、及び記憶媒体に関する。
記録素子によって構成された記録素子列を有する記録ヘッドを用いる記録装置において、ヘッドの製造時における製造誤差や装置へのヘッドの取り付け時における取り付け誤差等を原因として、基準となる位置に対して傾いてヘッドが配置されることがある。このヘッドの傾きによる記録位置のずれを抑制するために、記録データにおける記録開始位置に相当する部分及び記録終了位置に相当する部分に、画像の記録とは関係ないヌルデータを付加し、これを記憶部に格納する方法が知られている。この方法においては、ヘッドに記録データを送信するために記憶部からデータを読み出す際、ヌルデータをも含めた全てのデータを読み出すため、処理負担が比較的大きく、また、その処理時間が比較的長くなってしまうことがある。
これを防止するために、特許文献1には、ヘッドの傾きを補正するように予め設定された単位に分割された記録データを記憶部から読み出し、分割された記録データにヌルデータを付加し、これをヘッドに送信する記録装置が開示されている。
特開2010−143026号公報
しかしながら、特許文献1の記録装置においては、分割されたデータとヌルデータとを組み合わせる処理を行う専用の回路を設けているため、回路の複雑化や装置全体のコストアップにつながることがある。そのため、専用の回路を設けることなく、処理負担や処理時間を抑えることがより望ましい。
本発明は上記課題に鑑みなされたものである。その目的は、記録位置ずれを補正するために記録データにヌルデータを付加する場合においても、データを読み出す際の処理負担や処理時間を抑えることができる生成装置、記録装置、生成方法、プログラム、及び記憶媒体を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る生成装置は、記録素子を有する記録ヘッドの傾きに応じて画像の記録とは関係ないヌルデータが付加されている記録データの第一記憶部からの読み出しを許可する第一の読出許可信号、及び前記第一記憶部から読み出された前記記録データが前記傾きに応じて書き込まれて前記傾きを補正するデータとなった前記補正するデータの第二記憶部からの読み出しを許可する第二の読出許可信号、を生成する生成装置であって、前記記録ヘッドを用いて所定の単位領域を記録する際に、前記第一記憶部から読み出される前記記録データの総量よりも前記第二記憶部から読み出される前記補正するデータの総量を少なくするように、前記第二の読出許可信号を生成することを特徴とする。
上記構成によれば、前記第一記憶部から読み出されるデータの総量よりも第二記憶部から読み出されるデータの総量を少なくするように、第二の読出許可信号が生成される。これによって、第二記憶部からヌルデータを含めた全てのデータを読み出す場合と比較して、第二記憶部からデータを読み出す際の処理負担や処理時間を抑えることができる。
インクジェット記録装置の内部構成を示す概略斜視図である。 インクジェット記録装置の制御構成を示すブロック図である。 第一記憶部における記録データの格納ファーマットを示す図である。 第一読出許可信号を示す図である。 第二読出許可信号を示す図である。 第二記憶部における記録データの格納フォーマットを示す図である。 第一記憶部に格納されている記録データを説明するための図である。 第一読出許可信号及び第二読出許可信号を示す図である。 (a)〜(d)は第二記憶部における記録データの格納状態を示す図である。 基準位置から傾いて配置されている記録ヘッドの一例を示す模式図である。 第二記憶部における記録データの格納状態を示す図である。 (a)〜(c)は傾き補正をした場合の記録位置を示す模式図である。 傾き補正値を決定する処理の流れを示すフローチャートである。 第一記憶部に格納されている記録データを説明するための図である。 第二記憶部に格納される記録データを説明するための図である。 第一読出許可信号及び第二読出許可信号を示す図である。 (a)〜(d)は第二記憶部の記録データの格納状態を示す図である。
以下に図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(実施形態)
図1は本実施形態におけるインクジェット記録装置(以下「記録装置」という)1の内部構成を示す概略斜視図である。同図に示すように、記録装置1は、インクカートリッジ11、ヘッドカートリッジ(記録ヘッド)2、キャリッジ3、ガイド軸10、エンコーダスケール4、及びローラ5〜8を備えている。インクカートリッジ11には、液体として、ブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色のインクが個別に貯留されている。インクカートリッジ11に貯留されているインクは、ヘッドカートリッジ2に供給される。ヘッドカートリッジ2の記録媒体9との対向面には、インクを吐出する吐出口によって構成された吐出口列が配置されている。図1には図示しないが、図中y方向に沿って吐出口が複数形成されており、この複数の吐出口によって吐出口列が構成されている。ヘッドカートリッジ2には8列の吐出口列が配置されており、1色のインクは2列の吐出口列の吐出口から吐出されるようになっている。各吐出口列は320個の吐出口によって構成されている。図示しないが、ここでは、吐出口からインクを吐出させるためのエネルギを発生させるエネルギ発生素子(記録素子)として、発熱抵抗素子であるヒータが用いられる。ヒータは吐出口に対応して設けられている。
インクカートリッジ11及びヘッドカートリッジ2は、キャリッジ3に着脱可能に搭載されている。キャリッジ3は、図中x方向に延在するガイド軸10と摺動可能に係合し、x方向へ往復移動する。また、ガイド軸10に対して平行な位置であり且つキャリッジ3と対向する位置には、x方向に延在するエンコーダスケール4が配置されている。エンコーダスケール4には150lpiの間隔でスリットが設けられている。キャリッジ3にはエンコーダセンサ(不図示)が搭載されている。エンコーダセンサの発光部(不図示)から発した光をエンコーダスケール4へ照射し、その透過光を受光部(不図示)が受光し、電気信号に変換して、キャリッジ3の走査位置に関する信号が出力される。
記録媒体9の搬送方向(図中に示すy方向)の上流側にはローラ7、8によって構成された給紙ローラ対が、下流側にはローラ5、6によって構成された搬送ローラ対が、夫々配置されている。給紙ローラ対は、ローラ7、8の間に記録媒体9を挟持しながら回転することによって、記録媒体9を給紙する。搬送ローラ対は、ローラ5、6の間に記録媒体9を挟持しながら回転することによって、記録媒体9を搬送する。ローラ6、7は不図示のモータによって駆動され回転する。ローラ5はローラ6の回転に従動回転し、ローラ8はローラ7の回転に従動回転する。
記録装置1においては、キャリッジ3のx方向への移動に伴って記録ヘッド2の吐出口から記録媒体9へインクを吐出させる記録動作と、各ローラによる記録媒体9の搬送動作と、によって、記録媒体9に画像を記録する。
図2は記録装置1の制御構成を示すブロック図である。同図に示すように、記録装置1は、CPU(制御部・決定部)109、第一記憶部101、第二記憶部107、読出許可信号生成部102、読出部104、書込読出部105、ヘッド転送データ生成部108、及びROM110を備える。ROM110には各種プログラム等が格納されている。CPU109は、ROM110に格納されているプログラムに従って、記録装置1を制御する。CPU109は、読出許可信号生成部102、読出部104、書込読出部105、及びヘッド転送データ生成部108に対して各種設定を行う。
第一記憶部101には、各インク色に対応する記録データが格納されている。本実施形態においては、画像データに対して所定の処理が施された記録データが、外部装置から記録装置1へ入力され、この記録データが第一記憶部101に格納される。なお、ここでは、所定の処理が施された後の記録データが記録装置1へ入力される場合について説明するが、記録装置1に画像データが入力され、記録装置1において画像データに各種処理を施し、インク色に対応する記録データを生成してもよい。
読出許可信号生成部102は、エンコーダセンサからの出力に基づいてキャリッジ3の位置を特定し、特定した位置に応じて各信号を出力する。より詳細には、読出許可信号生成部102は、キャリッジ3の位置情報に基づいて、読出部104に対して第一読出許可信号103を出力し、書込読出部105に対して第二読出許可信号106を出力する。
第一読出許可信号103は、読出部104が第一記憶部101から記録データを読み出すタイミング信号である。第二読出許可信号106は、書込読出部105が第二記憶部107から記録データを読み出すタイミング信号である。
読出部104は、第一読出許可信号103に応じて、第一記憶部101から記録データを読み出し、書込読出部105へこれを送信する。書込読出部105は、読出部104から受信した記録データを第二記憶部107へ書き込む。第二記憶部107は、第一記憶部101から読み出された記録データを一時的に格納する。また、書込読出部105は、第二読出許可信号106に応じて、第二記憶部107に一旦格納されていた記録データを再度読み出して、ヘッド転送データ生成部108へ送信する。ヘッド転送データ生成部108は、受信した記録データを、記録ヘッドに対応したデータ転送フォーマットにして、これを記録ヘッド2へ転送する。転送された記録データに基づいてヒータが駆動されることによって、記録ヘッド2の吐出口からインクが吐出される。
図3は第一記憶部101における記録データの格納フォーマットを示す図であり、ある1つの吐出口列の記録データの格納フォーマットを記録媒体上のイメージとして表している。図3に示す枠内にはその部分に記録される画像の記録データが格納されている第一記憶部101のアドレスを示している。図3に示すように、記録媒体9の左上部分に記録される記録データは、第一記憶部101のアドレスsad(sadは任意の変数である)に格納されている。記録媒体9の左部分に記録される画像の記録データは、y方向に沿って即ち吐出口列を構成する吐出口の配置方向に沿って、アドレスsad+0×2、sad+0×4…と、連続するアドレスに格納されている。また、記録媒体9の左上部分に記録される記録データからx方向へn列分離れた部分の記録データは、アドレスsad+offset(sadは任意の変数である)×nに格納される。他の吐出口列についても、夫々異なる領域に図3に示すフォーマットと同じフォーマットで記録データが格納されている。
図4は第一読出許可信号103の詳細を示す図である。同図に示すように、第一読出許可信号103は、読出許可フラグ1及び読出トリガ1を含んで構成されている。第一読出許可信号103は、吐出口列毎に生成される。読出トリガ1はパルス信号となっている。読出許可信号生成部102は、エンコーダセンサから入力される信号に基づいてキャリッジ3が所定の位置に到達したと判断すると、読出許可フラグ1を有効状態を示すHighレベル(“H”)に遷移させる。また、読出許可信号生成部102は、記録データの1列を記録媒体に記録する周期で、読出トリガ1を有効状態を示す“H”に遷移させる。
読出許可フラグ1が“H”の時に、読出トリガ1の出力が“H”になると、読出部104は第一記憶部101から1列分の記録データを読み出す。読出部104は、書込読出部105へ読み出した記録データを送信する。書込読出部105は、受信した記録データを第二記憶部107へ格納する。以上の処理は、読出トリガ1が次に“H”になるまでに完了される。図4に示す場合においては、読出許可フラグ1か“H”である時、読出トリガ1は24回“H”となっているので、24列分の記録データが第一記憶部101から読み出される。読出許可フラグ1が“H”である時に読出トリガ1を何回“H”とするかは、読出許可信号生成部102に対して適宜設定される。
ここで、読出部104による1回の読み出し処理によって読み出される1列分の記録データは、所定の吐出口列の記録データが格納されている領域から吐出口列の吐出口の数に応じた量となる。本実施形態のように、320個の吐出口によって各吐出口列が構成されている場合において、図3に示す記録媒体9の左上部分から記録を始める場合について説明する。読出許可フラグ1が“H”である時に読出トリガ1の出力が1度目に“H”となると、読出部104は第一記憶部101のアドレスsadからアドレスsad+0×26までの領域から合計320ビットの記録データを連続して読み出す。読出許可フラグ1が“H”である時に読出トリガ1の出力が2度目に“H”となると、第一記憶部101のアドレスsad+offsetからアドレスsad+offset+0×26までの領域から記録データを連続して読み出す。その後、読み出しフラグ1が“H”である場合に読出トリガ1の出力が“H”レベルになるたびに、アドレスをoffsetだけ加算した領域の記録データを順次読み出していく。
図5は第二読出許可信号106の詳細を示す図である。同図に示すように、第二読出許可信号106は、読出許可フラグ2及び読出トリガ2を含んで構成されている。第二読出許可信号106は、吐出口列毎に生成される。読出許可フラグ2が“H”の時に、読出トリガ2の出力が“H”になると、書込読出部105は第二記憶部107から吐出口列の吐出口の個数に応じた量の1列分の記録データを読み出す。
第二記憶部107においては、各色の各吐出口列に記録データの格納領域として320×8ドットの領域を夫々与え、各吐出口列に以下のアドレス領域を割り当てる。上述したように、ここでは、同じ色のインクを吐出させるために2つの吐出口列が使用されるため、色毎に2つのアドレス領域がある。
Bk 0×000〜0×13E、0×140〜0×27E
C 0×280〜0×3BE、0×3C0〜0×4FE
M 0×500〜0×63E、0×640〜0×77E
Y 0×780〜0×8BE、0×8C0〜0×9FE
各色の各吐出口列に割り当てた領域について、縦のサイズは各吐出口列のy方向の範囲と対応するようになっている。横のサイズは、書込読出部105による記録データの読み書きの際に、未だ読み出されていない記録データが格納されている領域に、新たな記録データが書き込まれることがないようなサイズとなっている。また、横方向については、リング構成となっている。
図6は第二記憶部107におけるブラックインクを吐出する2つの吐出口列のうちの1つの吐出口列に対応する記録データの格納フォーマットの一例を示す図である。図6に示すように、この吐出口列には、0×000〜0×13Eのアドレス領域が割り当てられている。この吐出口列を構成する吐出口の記録データは、対応するアドレスから読み出される。なお、以下においては、この1つの吐出口列について説明する。
図7は第一記憶部101に格納されている記録データを示す図である。図7においては、図3と同様に、1つの吐出口列の記録データの格納フォーマットを記録媒体上のイメージとして表している。また、図7においては、同じ列の枠に同じ番号を付して示している。読出トリガ1が“H”となったタイミングにおいて、同じ番号が付されている枠内に格納されている記録データが読み出される。ここでは、主走査方向に90列分の記録データが記録媒体9に記録される。
図8は第一読出許可信号103及び第二読出許可信号106を示す図であり、両信号の時間的な関係を説明するための図である。主走査方向に90列分の記録データを記録するため、読出トリガ1及び読出トリガ2が“H”となる90回の期間の間、読出許可フラグ1及び読出許可フラグ2は、“H”となる。図8に示すように、読出許可フラグ2が“H”となり、読出トリガ2が最初に“H”となるタイミングは、読出トリガ1が2度目に“H”となるタイミングとなっている。即ち、読出トリガ1の1回分の周期で、読出部104は第一記憶部101から記録データを読み出して書込読出部105へ送信し、書込読出部105は第二記憶部107への記録データの書き込みを完了させるようになっている。
図9(a)〜(d)は図8に示すタイミングa〜dの夫々の第二記憶部107における記録データの格納状態を説明するための図である。図9(a)は図8に示すタイミングa、図9(b)は図8に示すタイミングb、図9(c)は図8に示すタイミングc、図9(d)は図8に示すタイミングd、における第二記憶部107の記録データの格納状態を夫々示している。図9(a)〜(d)の枠内に示される数字は、図7に示す枠内に示される数字に対応している。具体的には、図9(a)〜(d)において同じ数字が付されている枠内に格納されている記録データは、図7に示す同じ列に格納されていたことを表している。図9(a)、(b)において数字が付されていない領域には、不定データが格納されている。
図9(a)に示すように、図8に示すタイミングaにおいては、第一記憶部101の1列目の記録データが第二記憶部107に格納されている。より詳細には、第二記憶部107の列番号1(図6に示すアドレス0×000〜0×026)の領域に記録データが格納されている。図8に示すように、タイミングaにおいては、読出トリガ2が1度目に“H”となっているので、書込読出部105によって、第二記憶部107の列番号1の領域に格納されている記録データの読み出しが開始される。
図9(b)に示すように、図8に示すタイミングbにおいては、第一記憶部101の1から4列目の記録データが第二記憶部107に格納されている。より詳細には、第二記憶部107の列番号1から4(図6に示すアドレス0×000〜0×026、0×028〜0×04E、0×050〜0×076、0×078〜0×09E)の領域に記録データが格納されている。図8に示すように、タイミングbにおいては、読出トリガ2が4度目に“H”となっているので、書込読出部105によって、第二記憶部107の列番号4の領域に格納されている記録データの読み出しが開始される。
図9(c)に示すように、図8に示すタイミングcにおいては、第一記憶部101の11列目までの記録データの第二記憶部107への格納が完了している。第一記憶部101の4から8列目の記録データは第二記憶部107の列番号4から8の領域に夫々格納されている。また、第一記憶部101の9から11列目の記録データは、第二記憶部107の横方向がリングバッファとなっているため、第二記憶部107の列番号1から3の領域に夫々格納されている。1から3列目までの記録データが読み出された後に、9から11列目までの記録データは上書きされる。図8に示すように、タイミングcにおいては、読出トリガ2が11度目に“H”となっているので、第二記憶部107の列番号3の領域に格納されている記録データの読み出しが開始される。
図9(d)に示すように、図8に示すタイミングdにおいては、第一記憶部101の83から90列目の記録データが第二記憶部107に格納されている。第一記憶部101の83から88列目の記録データは、第二記憶部107の列番号3から8の領域に夫々格納されている。また、第一記憶部101の89、90列目の記録データは、第二記憶部107の横方向がリングバッファとなっているため、第二記憶部107の列番号1、2の領域に夫々格納されている。82列目までの記録データが読み出された後に、89、90列目の記録データは上書きされている。図8に示すように、タイミングdにおいては、読出トリガ2が90度目に“H”となっているので、第二記憶部107の列番号2の領域に格納されている記録データの読み出しが開始される。
図8に示すように、読出トリガ2が90度目に“H”となり、書込読出部105による90列分の記録データの読み出しが終了すると、読出許可フラグ2はLowレベル(“L”)となり、読み出し不許可状態になる。
取り付け基準位置に記録ヘッドが配置されている場合、以上の処理によって吐出口からインクを吐出させることによって、所望の位置へインクを付与することができる。しかしながら、図10に一例を示すように、取り付け基準位置から傾いて記録ヘッドが配置された場合、以上の処理によって吐出口からインクを吐出させても所望の位置にインクを付与することができない。図10は取り付け基準位置から傾いて配置されている記録ヘッド2の一例を示す模式図である。図10に示すように、取り付け基準位置から角度θだけ傾いて記録ヘッドが配置されている場合、上述の処理によって記録ヘッド2の吐出口からインクを吐出させると、その位置によっては所望の位置から角度θ分ずれた位置にインクが付与されることとなる。そのため、本実施形態においては、記録ヘッドが傾いて配置された場合に生じる記録位置ずれを抑制するために記録データを補正する。そのために用いる補正値を、ここでは傾き補正値というものとする。
図11から図17(a)〜(d)を参照して、傾き補正値を用いて傾きを補正する場合について説明する。なお、詳細は後述するが、ここでは、傾き補正値の最大値と同じ数の列分のnullデータが、第一記憶部101に格納されている記録データの左右両側(記録開始部分及び記録終了部分)に夫々付加される。この記録データは、第一記憶部101から1列ずつ読み出され、行毎に決定された傾き補正値に応じて記録ヘッドの傾きを相殺するように、第二記憶部107に斜めに書き込まれる。この書き込まれた記録データは第二記憶部107から1列ずつ読み出される。ここでは、余分なデータの読み出し処理を実行させないように、読み出しフラグ1が“H”となる期間よりも読み出しフラグ2が“H”となる期間を短くし、読出トリガ1が“H”となる回数よりも読出トリガ2が“H”となる回数を少なくする。
図11は第二記憶部107における記録データの格納状態を示す図であり、図10に示す記録ヘッド2を用いる場合において傾き(角度θ)を補正する場合の記録データの格納状態を示している。図11に示す枠内に付された数字は、第一記憶部101における列番号を示している。ここでは、第一記憶部101の同一の列に格納されていた記録データは、角度−θ分だけ傾いて格納されるように即ち記録ヘッドの傾きを相殺するように、第二記憶部107に書き込まれている。具体的には、CPU109によって行毎に割り当てられた傾き補正値に応じて、書込読出部105は列番号1から所定の量横方向にシフトさせた列番号までの領域へ記録データを書き込む。第二記憶部107から記録データを読み出す際、書込読出部105は第二記憶部107の同一列番号の記録データを読み出す。そして、記録ヘッドの傾きによる記録位置ずれを抑制するように生成された記録データに基づいて吐出口からインクを吐出させる。これによって、記録ヘッドが傾いて配置された場合における記録位置ずれが抑制される。
図12(a)〜(c)は補正された記録データに基づいて吐出口からインクを吐出させた場合の記録媒体9上の記録位置を示す模式図であり、図11に示す第二記憶部107から記録データを読み出し、これに基づいてインクを吐出させた場合を示している。図12(a)〜(c)に示す丸印は記録データを示している。丸印の中に示す番号は第一記憶部101の列番号に対応しており、同一の番号が付されている記録データは第一記憶部101の同じ列番号の領域に格納されていたデータである。また、図12(a)〜(c)においては、1つの吐出口列を用いて記録された画像を示している。図12(a)は1列分の記録データを記録した場合、図12(b)は2列分の記録データを記録した場合、図12(c)は6列分の記録データを記録した場合、を夫々示している。
図11を参照して説明した方法によって記録データが書き込まれた第二記憶部107の列番号1から記録データを読み出し、読み出した記録データに基づいて吐出口からインクを吐出させると、図12(a)に示すように記録媒体9上にインクが付与される。続いて、第二記憶部107の列番号2から記録データを読み出し、これに基づいて吐出口からインクを吐出させると、図12(b)に示すように記録媒体9上にインクが吐出される。同様な処理を繰り返し、第二記憶部107の列番号6から記録データを読み出し、これに基づいてインクを吐出させると、図12(c)に示すように記録媒体9上にインクが吐出される。ここでは、取り付け基準位置から傾いて記録ヘッドが配置されている場合であっても、図12(a)〜(c)に示すようにインクが吐出されるため、その傾きによる記録位置のずれを抑制することができる。
図13は記録ヘッドの傾きによる記録位置ずれを補正するための傾き補正値を決定する処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態においては、異なる補正値を用いて複数のパッチを記録し、複数のパッチの中から最も記録位置ずれを抑制しているパッチをユーザに選択させ、この選択されたパッチの記録に用いられた補正値を傾き補正値として用いる。
ユーザからの指示によって又は所定のタイミングにおいて、CPU109の制御によって記録ヘッドからインクを吐出させ、記録ヘッドの傾きを検出するためのパッチが記録媒体に複数記録される(S131)。ここでは、行番号毎の補正値の値やその組み合わせが異なる複数のパッチが記録される。記録媒体に記録された複数のパッチの中から、記録位置ずれを最も抑制しているパッチをユーザによって選択させる(S132)。記録装置1にはユーザインタフェースとして操作パネル(不図示)が設けられており、操作パネルに表示される画面をユーザが操作することによって複数のパッチから1つのパッチが選択されると、その情報はCPU109に入力される。CPU109は、入力された情報に基づいて、ユーザに選択されたパッチの記録に用いた補正値を傾き補正値として決定する(S133)。以上の処理を経て傾き補正値が決定される。より具体的には、CPU109は、第一記憶部101の行番号ごとに傾き補正値を決定する。第一記憶部101の各行に格納されている記録データは、行番号ごとに割り当てられた傾き補正値に応じて、第二記憶部107に書き込まれる。後述する図17(a)〜(d)に示すように、以下においては、行番号1に「6」、行番号2に「5」、行番号3に「4」、行番号319に「1」、行番号320に「0」、が傾き補正値として夫々決定されたものとする。そのため、ここでは、傾き補正値の最大値は「6」となる。
図14は第一記憶部101に格納されている記録データを説明するための図である。図14においては、図3と同様に、ある1つの吐出口列の記録データの格納フォーマットを記録媒体上のイメージとして表している。また、図14においては、図11にて説明した処理によって決定された傾き補正値を用いて記録データを補正する場合における記録データを示している。図14と図7とを比較すると、図14においては1列目の記録データの左側及び90列目の記録データの右側に、傾き補正値の最大値「6」と同じ数の列すなわち6列分のnullデータが夫々付加されている。画像の記録とは関係ないデータであるnullデータを傾き補正値の最大値と同じ数の列だけ、記録データの左右に付加し、このnullデータも読み出す対象の記録データとして扱う。ここでは、主走査方向における90列分の記録データ及びこれの左右夫々に付加された6列分のnullデータ、合計102列分のデータが第一記憶部101に格納されており、このデータが読出部104によって読み出される。
図15は第二記憶部107に格納される記録データを説明するための図である。ここでは、第二記憶部107として、第一記憶部101よりも容量の小さいメモリを用いる。より具体的には、後述する図17(a)〜(d)に示すように第二記憶部107として、8列分の記録データを記憶可能な容量を有するメモリを用いる。そのため、第二記憶部107にはその容量に応じたデータが順次書き込まれるが、図15においては、説明の便宜のために、第二記憶部107に格納される全ての記録データを模式的に示している。詳細は、図17(a)〜(d)を参照して後述するが、ここでは、図15に示すように、ヘッドの傾きに応じてヘッドの傾きを補正するように、第二記憶部107へ記録データが斜めに格納される。
図15に示す第二記憶部107に格納されるデータを全て読み出すと、ヌルデータのみの列からもデータをも読み出すこととなるため、画像を記録するためのデータのみを読み出す場合と比較してデータを読み出す際の処理負担が多くなる。また、画像を記録するためのデータのみを読み出す場合と比較してその処理時間が長くなってしまう。これによって、記録速度が低下してしまうことがある。そこで、本実施形態においては、ヘッドの傾きによる記録位置ずれを補正するためにヌルデータを付加する場合であっても、ヌルデータのみのデータを読み出すことがないように、第二読出許可信号106を生成する。より詳細には、画像の記録に関係ない余分なヌルデータを読み出すことがないように、第二読出許可信号106を生成する。記録媒体の所定の単位領域(ここでは90列分の記録データが記録可能な領域)を記録する際に、第一記憶部101から読み出されるデータの総量よりも、第二記憶部107から読み出されるデータの総量が少なくなるように、第二読出許可信号106を生成する。そのために、本実施形態においては、第一読出許可信号103及び第二読出許可信号106の読み出し開始のタイミング、読み出し終了のタイミング、及び読み出す期間の長さを異ならせる。詳細は、図16、図17(a)〜(d)を参照して後述する。
図16は第一読出許可信号103及び第二読出許可信号106を示す図であり、両信号の時間的な関係を説明するための図である。図16に示すように、読出部104によって第一記憶部101から102列分のデータが読み出されるように、読出トリガ1が102回“H”となる間、読出許可フラグ1は“H”を出力する。読出許可フラグ2が“H”となり且つ1度目に読出トリガ2が“H”となるタイミングは、読出トリガ1が8度目に“H”となるタイミングとなっている。読出許可フラグ2が“H”を出力する期間は、読出トリガ2が96回“H”となっている間である。つまり、書込読出部105は、第二記憶部107から96列分の記録データを読み出すようになっている。
図16と図8とを比較すると、読出許可フラグ2が“H”となるタイミングが異なる。また、図8においては、読出トリガ1が“H”となる回数と読出トリガ2が“H”となる回数とが同じであったが、図16においてはそれぞれの回数が異なる。具体的には、図16において読出トリガ1は102回“H”となるのに対して、読出トリガ2は96回“H”となり、読出トリガ1が“H”となる回数よりも読出トリガ2が“H”となる回数の方が少ない。この理由を図17(a)〜(d)を参照して説明する。
図17(a)〜(d)は図16に示すタイミングa〜dの夫々においての第二記憶部107における記録データの格納状態を説明するための図である。図17(a)は図16に示すタイミングa、図17(b)は図16に示すタイミングb、図17(c)は図16に示すタイミングc、図17(d)は図16に示すタイミングd、における第二記憶部107の記録データの格納状態を示している。図17(a)〜(d)の枠内に示される数字は、図14に示す枠内に示される数字に対応している。具体的には、図17(a)〜(d)において同じ数字が付されている枠内に格納されている記録データは、図14に示す同じ列に格納されていたことを表している。
図17(a)に示すように、図16に示すタイミングaにおいて、第二記憶部107には、図14に示す第一記憶部101の一番左のnullデータが書き込まれている。上述したように、第一記憶部101に格納されていたデータは、行毎に割り当てられた傾き補正値に応じて、第二記憶部107における列番号1から所定の量横方向へシフトさせた列番号の領域へ格納されている。上述のように、行番号1の傾き補正値は「6」であるため、第一記憶部101の一番左のnullデータのうち行番号1に格納されていたデータは、第二記憶部107における列番号1から「6」列ずれた列番号7の領域に書き込まれている。行番号320の傾き補正値は「0」であるため、第一記憶部101の一番左のnullデータのうち行番号320に格納されていたデータは、第二記憶部107における列番号1の領域に書き込まれている。その他のデータについても同様に、傾き補正値に応じて、第二記憶部107へ書き込まれている。なお、図16に示すタイミングb〜dにおいても、各データは各行番号に割り当てられた傾き補正値に応じて格納されている。
図17(b)に示すように、図16に示すタイミングbにおいて、第二記憶部107には、第一記憶部101の左側のnullデータの全てと1列目の記録データとが書き込まれている。図16に示すように、タイミングbにおいて、読出トリガ2が1度目に“H”となっているので、書込読出部105によって、図17(b)に示すnullではない記録データが含まれている第二記憶部107の列番号7の領域から記録データが読み出される。
ここで、書込読出部105が最初に読み出しを行う第二記憶部107の列番号について説明する。第一記憶部101内において、1列目の記録データの左側に傾き補正値の最大値と同じ数の列分nullデータを付加する場合、列番号1から傾き補正値の最大値分オフセットさせた列番号が最初に読み出される列番号となる。ここでは傾き補正値の最大値は「6」であるので、列番号1から「6」だけオフセットさせた列番号「7」が最初に読み出しを行う列番号となる。
図17(c)に示すように、図16に示すタイミングcにおいて、第二記憶部107には、第一記憶部101の左側のnullデータの全てと1から3列目までの記録データとが書き込まれている。ここでは、データが上書きされている領域が存在する。上書きされた領域のうち列番号7の行番号1からは記録データが既に読み出されているため、記録データが読み出される前にデータが上書きされるようなことは生じない。また、nullデータにnullデータが上書きされている領域も存在するが、nullデータは傾きを補正するために付加されたデータであるので、nullデータにnullデータが上書きされていても記録には影響しない。図16に示すように、タイミングcにおいては、読出トリガ2が3度目に“H”となっているので、図17(c)に示す第二記憶部107の列番号1の記録データの読み出しが開始される。
図17(d)に示すように、図16に示すタイミングdにおいて、第二記憶部107には、第一記憶部101のnullデータを含めた全てのデータの書き込みが完了している。そのため、図16に示すように、タイミングdにおいて、読出許可フラグ1は“L”となり、読み出し不許可状態になる。図17(d)に示すように、タイミングdにおいて、88列目までの記録データは既に上書きされているが、上書き前に格納されていたデータは書込読出部105によって既に読み出されているため、読み出される前にデータが上書きされるようなことは生じない。また、図16に示すように、タイミングdにおいて、読出トリガ2が96度目に“H”となっているので、図17(d)に示す第二記憶部107の列番号6の記録データの読み出しが開始される。
図16に示すように、読出トリガ2が96度目に“H”となり、記録を行う全ての記録データの書込読出部105による読み出しが終了すると、読出許可フラグ2は“L”となり、読み出し不許可状態となる。
ここでは、傾き補正値の最大値をnとした場合、読出トリガ1が(2+n)度目に“H”となる時に読出トリガ2を1度目に“H”にし、且つ読出トリガ1が“H”となる回数よりも読出トリガ2が“H”となる回数をn回少なくする。即ち、本実施形態においては、読出トリガ1の“H”となる回数よりも読出トリガ2の“H”となる回数を少なくし、読み出しフラグ1が“H”となる期間よりも読み出しフラグ2が“H”となる期間を短くする。こうすることによって、記録データにnullデータを付加する場合においても、第二記憶部107から傾きによる記録位置ずれが抑制された画像の記録に用いられる記録データのみを読み出し、これを記録ヘッドへ転送することができる。つまり、第二記憶部107に格納されているnullデータを含めた全てのデータを読み出すことを必要とせずに、記録位置ずれが抑制された画像の記録に用いられるデータのみを記録ヘッドへ転送することができる。そのため、本実施形態においては、全てのデータを読み出す場合よりも処理負担を低減させることができ、また処理時間も短縮させることができる。
なお、本実施形態においては、傾き補正値の最大値と同じ数の列数のnullデータを、記録データの左右に付加する場合について説明したが、記録データに付加するnullデータの列数はこの数に限定されるものではない。記録データに付加するnullデータの量は傾き補正値に応じて適宜変更することができる。
(他の実施形態)
なお、本実施形態の機能は以下の構成によっても実現することができる。つまり、本実施形態の処理を行うためのプログラムコードをシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)がプログラムコードを実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することとなり、またそのプログラムコードを記憶した記憶媒体も本実施形態の機能を実現することになる。
また、本実施形態の機能を実現するためのプログラムコードを、1つのコンピュータ(CPU、MPU)で実行する場合であってもよいし、複数のコンピュータが協働することによって実行する場合であってもよい。さらに、プログラムコードをコンピュータが実行する場合であってもよいし、プログラムコードの機能を実現するための回路等のハードウェアを設けてもよい。またはプログラムコードの一部をハードウェアで実現し、残りの部分をコンピュータが実行する場合であってもよい。
2 記録ヘッド
101 第一記憶部
102 読出許可信号生成部(生成装置)
103 第一読出許可信号
106 第二読出許可信号
107 第二記憶部

Claims (13)

  1. 記録素子を有する記録ヘッドの傾きに応じて画像の記録とは関係ないヌルデータが付加されている記録データの第一記憶部からの読み出しを許可する第一の読出許可信号、及び前記第一記憶部から読み出された前記記録データが前記傾きに応じて書き込まれて前記傾きを補正するデータとなった前記補正するデータの第二記憶部からの読み出しを許可する第二の読出許可信号、を生成する生成装置であって、
    前記記録ヘッドを用いて所定の単位領域を記録する際に、前記第一記憶部から読み出される前記記録データの総量よりも前記第二記憶部から読み出される前記補正するデータの総量を少なくするように、前記第二の読出許可信号を生成することを特徴とする生成装置。
  2. 前記第一記憶部から読み出される前記ヌルデータの量よりも前記第二記憶部から読み出される前記ヌルデータの量が少なくなるように、前記第二の読出許可信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の生成装置。
  3. 前記第一の読出許可信号の読み出しを許可する期間よりも前記第二の読出許可信号の読み出しを許可する期間を短くすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の生成装置。
  4. 前記第一の読出許可信号の読み出しを許可するタイミングと前記第二の読出許可信号の読み出しを許可するタイミングと、を異ならせて前記第一の読出許可信号及び前記第二の読出許可信号を生成することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の生成装置。
  5. 前記第一の読出許可信号の読み出しを不許可とするタイミングと前記第二の読出許可信号の読み出しを不許可とするタイミングと、を異ならせて前記第一の読出許可信号及び前記第二の読出許可信号を生成することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の生成装置。
  6. 前記記録ヘッドを搭載するキャリッジの位置情報に基づいて、前記第一の読出許可信号及び前記第二の読出許可信号を出力することを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の生成装置。
  7. 請求項1から請求項6の何れか1項に記載の生成装置を備え、
    前記第一の読出許可信号に応じて前記第一記憶部から前記記録データを読み出す読出部と、
    前記読出部によって読み出された前記記録データを前記傾きに応じて前記第二記憶部へ書き込んで前記補正するデータとし、前記第二の読出許可信号に応じて前記第二記憶部から前記補正するデータを読み出す書込読出部と、
    前記第二の読出許可信号に応じて前記書込読出部によって読み出された前記補正するデータに基づいて、前記記録ヘッドを制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする記録装置。
  8. 前記書込読出部は、前記傾きを相殺するように前記第二記憶部へ前記記録データを書き込んで、当該データを前記補正するデータとすることを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
  9. 前記傾きを補正するための傾き補正値を決定する決定部を備え、
    前記ヌルデータの量は、前記決定部にて決定された傾き補正値に応じた量であることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の記録装置。
  10. 前記書込読出部は、所定の位置から前記傾き補正値に応じてシフトさせた位置から、前記補正するデータを読み出すことを特徴とする請求項9に記載の記録装置。
  11. 記録素子を有する記録ヘッドの傾きに応じて画像の記録とは関係ないヌルデータが付加されている記録データの第一記憶部からの読み出しを許可する第一の読出許可信号、及び前記第一記憶部から読み出された前記記録データが前記傾きに応じて書き込まれて前記傾きを補正するデータとなった前記補正するデータの第二記憶部からの読み出しを許可する第二の読出許可信号、を生成する生成方法であって、
    前記記録ヘッドを用いて所定の単位領域を記録する際に、前記第一記憶部から読み出される前記記録データの総量よりも前記第二記憶部から読み出される前記補正するデータの総量を少なくするように、前記第二の読出許可信号を生成することを特徴とする生成方法。
  12. 請求項11に記載の生成方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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