JP6444101B2 - 車両検査システム - Google Patents
車両検査システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6444101B2 JP6444101B2 JP2014179802A JP2014179802A JP6444101B2 JP 6444101 B2 JP6444101 B2 JP 6444101B2 JP 2014179802 A JP2014179802 A JP 2014179802A JP 2014179802 A JP2014179802 A JP 2014179802A JP 6444101 B2 JP6444101 B2 JP 6444101B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- image
- abnormality
- inspection object
- determined
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000007689 inspection Methods 0.000 title claims description 258
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims description 170
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 59
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 claims description 26
- 238000000034 method Methods 0.000 description 34
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 29
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 18
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 13
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 8
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 7
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 6
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 6
- 238000003708 edge detection Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000007781 pre-processing Methods 0.000 description 1
- 238000011179 visual inspection Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Image Analysis (AREA)
Description
また、例えば、車両のブレーキディスク面を撮像して検査する車両検査装置であって、車両の軌道に沿って配置され、軌道を通過する車両のブレーキディスク面の画像を撮像する撮像装置と、撮像装置による撮像画像を処理し、ブレーキディスク面における特徴点を抽出する処理を行う処理装置と、撮像画像および特徴点の抽出処理結果を含むデータを保存する保存装置と、を備える車両検査装置が提案されている(特許文献2参照)。
車両の撮影画像を取得するための撮像手段と、
前記車両の種類を識別する識別手段と、
前記撮像手段によって取得された撮影画像から、検査対象物の画像を認識する画像認識手段と、
前記画像認識手段によって認識された検査対象物の画像に基づいて、当該検査対象物に異常があるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって異常があると判定された場合に報知する報知手段と、
を備え、
前記画像認識手段は、前記車両の種類によって異なる前記検査対象物に関する情報を前記識別手段による識別結果に基づき取得し、当該取得した情報に基づいて、前記撮影画像に含まれる前記検査対象物の画像を認識し、
前記撮像手段は、前記車両とともに当該車両が走行しているレールを撮影して前記撮影画像を取得し、
前記判定手段は、前記撮影画像に写っている前記レールを基準として、前記画像認識手段によって認識された検査対象物の画像に基づいて当該検査対象物を構成する部品の傾きに異常があるか否かを判別し、異常があると判別した場合に、当該検査対象物に異常があると判定するように構成されている。
また、検査員等が車両を実際に見なくても、検査対象物を構成する部品の傾きに異常があるか否かを検査することができる。
また、検査対象物を構成する部品の傾きに異常があるか否かを、正確に検査することが可能となる。
本実施形態の車両検査システム1は、鉄道車両(以下、単に「車両」という。)が車両基地内を走行中に、当該車両の下部(主に床下)に設置された装置や器具などを検査する。具体的には、車両検査システム1は、例えば、車両検知装置10と、撮像装置20と、照明装置30と、検査装置40と、報知装置50と、を備えて構成される。
車両検知装置10と、撮像装置20および照明装置30と、の離間距離は、例えば、撮像装置20および照明装置30の動作準備の時間(すなわち、車両検知信号を受信してから、動作モードに切り替わるまでの時間)を確保できる距離に設定されている。当該距離は、例えば、車両基地内を走行する車両の速度(例えば、25km/h以下)、車両検知装置10が車両を検知してから撮像装置20および照明装置30が動作モードに切り替わるまでに要する時間等、あるいはこれらの組み合わせに基づき設定することができる。
具体的には、例えば、撮像装置20は、車両検知装置10からの車両検知信号を受信すると、スリープモードから動作モード(撮影モード)に切り替わって、撮影画像を取得する。そして、取得した撮影画像を検査装置40に送信する。
また、本実施形態の場合、撮像装置20は、撮影画像として静止画データを取得する。撮影画像(静止画データ)は、所定周期で連続的に静止画撮影を行って(すなわち、連写撮影を行って)取得することも可能であるし、動画撮影を行って得た動画データに含まれるフレームを所定数おきに抜き出し、抜き出したフレームを撮影画像とすることも可能である。
また、本実施形態では、線路の片側と他側のそれぞれに1つの照明装置30を設置したが、これに限定されるものではなく、線路の片側と他側のそれぞれに複数の照明装置30を設置することも可能である。
なお、車両検知装置10とI/F部41とを接続するとともに、撮像装置20および照明装置30とI/F部41とを接続して、検査装置40を介して車両検知装置10から撮像装置20および照明装置30へと車両検知信号を送信するように構成することも可能である。
撮影日時は、例えば、撮影画像とともに撮像装置20から検査装置40へと送信されてもよいし、あるいは、検査装置40に計時手段を備え、I/F部41が撮像装置20からの撮影画像を受信した日時等を当該計時手段によって計時して、それを撮影日時としてもよい。
車両番号は、例えば、車種識別部451(後述)によって取得される。
よって、撮影画像データベース42には、車両Aを被写体とした撮影画像を、車両Aの車両番号とともに記憶し、車両Bを被写体とした撮影画像を、車両Bの車両番号とともに記憶し、車両Aおよび車両Bを被写体とした撮影画像を、車両Aの車両番号および車両Bの車両番号とともに記憶する。
具体的には、制御部45は、検査装置40の各部を統括的に制御する。また、制御部45は、車種識別部451と画像認識部452と異常判定部453とを有する。
具体的には、例えば、車種識別部451は、車両Xの種類を識別するための車種識別情報として車両番号を取得する。
本実施形態の場合、車種識別部451は、車両Xの撮影画像から、車両Xの車体外装部に表記されている車両番号を認識して取得する。ここで、「車両Xの撮影画像」とは、車両Xが他の車両と連結していない場合(一両編成である場合)には、車両Xを被写体とした撮影画像のことであり、車両Xが他の車両と連結している場合には、車両Xを被写体とした撮影画像と、車両Xおよび当該他の車両を被写体とした撮影画像と、の双方のことである。
ここで、「検査対象物」とは、車両に備えられた装置や器具などのうち、車両検査システム1によって検査する装置や器具などのことである。また、「検査対象物情報」には、例えば、車両が備える検査対象物を識別するための検査対象物識別情報と、当該検査対象物の配設位置(大まかな配設位置)を示す位置情報および当該検査対象物の形状(大まかな形状)を示す形状情報と、当該検査対象物を構成する部品の配設位置等を示す部品情報と、が含まれている。なお、検査対象物情報には、検査対象物の位置情報と形状情報との双方が含まれていなくてもよく、少なくとも一方が含まれていればよい。
本実施形態の場合、制御部45のROM等に検査対象物情報記憶領域が設けられており、当該検査対象物情報記憶領域に、予め、車両の車両番号と、当該車両の検査対象物情報と、が対応付けて記憶されている。
なお、検査対象物情報記憶領域において、2つの車両の連結部分に設置されている検査対象物(連結装置等)に関する検査対象物情報は、当該2つの列車のうち一方の車両番号と対応付けて記憶されていることが好ましい。これにより、当該検査対象物を重複して検査することがなくなる。
車両Xの一側面の下部全体のエッジ画像は、車両Xの一側面が写っている撮影画像(少なくとも車両Xの一側面の一部が写っていればよく、車両X以外の車両が写っていてもよい)を用いて生成され、例えば、車両Xの一側面が写っている撮影画像が複数ある場合には、当該複数の撮影画像から生成した複数のエッジ画像を繋ぎ合わせて生成される。車両Xの他側面の下部全体のエッジ画像の場合も同様である。
また、画像認識部452は、生成した車両Xの全体エッジ画像から、車両Xとともに撮影されたレールの所定部分(例えば上面)のエッジ線を抽出する。このエッジ線は、鉛直基準線(後述)として使用される。
また、本実施形態では、検査対象物の画像の認識に、エッジ検出処理によって検査対象物のエッジ画像を抽出する方法を用いたが、これに限定されるものではなく、検査対象物の画像の認識には、公知の画像認識処理技術を用いることができる。例えば、2値化処理によって検査対象物の2値化画像を抽出する方法、エッジ検出処理によって検査対象物のエッジ画像を抽出する方法、特徴点抽出処理によって検査対象物の特徴点画像を抽出する方法等、あるいはこれらの組み合わせを用いることができる。
具体的には、例えば、異常判定部453は、画像認識部452によって検査対象物のエッジ画像が抽出されなかった場合に、当該検査対象物が無いと判別して、当該検査対象物に異常があると判定する。本実施形態では、検査対象物情報に、検査対象物の配設位置(大まかな配設位置)を示す位置情報および検査対象物の形状(大まかな形状)を示す形状情報が含まれており、画像認識部452は、当該位置情報および当該形状情報に基づいて、生成した全体エッジ画像から検査対象物のエッジ画像を抽出するので、検査対象物が車両から離脱してしまった場合だけでなく、検査対象物の配設位置が大きくずれている場合や、検査対象物の形状が大きく変形している場合にも、検査対象物のエッジ画像が抽出されず、当該検査対象物に異常があると判定される。
具体的には、例えば、異常判定部453は、画像認識部452によって抽出された検査対象物のエッジ画像と、画像認識部452によって取得された検査対象物情報(具体的には、検査対象物情報に含まれる部品情報)と、に基づいて、当該検査対象物を構成する部品の有無を判別し、当該検査対象物を構成する部品が無い、すなわち紛失している部品があると判別した場合に、当該検査対象物に異常があると判定する。
具体的には、例えば、検査対象物を構成する部品の形状が直方体状である場合には、異常判定部453は、まず、画像認識部452によって抽出された当該検査対象物のエッジ画像から、当該部品の輪郭線を抽出する。次いで、抽出した輪郭線の真直度を求め、求めた真直度が輪郭線真直度閾値より大きい場合に、当該検査対象物の形状に異常があると判別する。これにより、検査対象物を構成する部品に凹み変形が生じていないか等を検査することができる。
また、例えば、検査対象物を構成する部品の形状が棒状や筒状である場合には、異常判定部453は、まず、画像認識部452によって抽出された当該検査対象物のエッジ画像から、当該部品の軸線を抽出する。次いで、抽出した軸線の真直度を求め、求めた真直度が軸線真直度閾値より大きい場合に、当該検査対象物の形状に異常があると判別する。これにより、検査対象物を構成する部品に曲がり変形が生じていないか等を検査することができる。
具体的には、異常判定部453は、まず、画像認識部452によって抽出された検査対象物のエッジ画像から、当該検査対象物を構成する部品の輪郭線や軸線などを抽出する。また、画像認識部452によって抽出されたレールの所定部分(例えば上面)のエッジ線を取得し、これを鉛直基準線として用いる。次いで、抽出した輪郭線や軸線などの鉛直基準線に対する傾きを求め、求めた傾きが傾き許容範囲外である場合に、当該検査対象物の傾きに異常があると判別する。
これにより、検査対象物を構成する部品が傾いて取り付けられているか否かを検査したり、検査対象物を構成する部品が異常な状態であるか否かを検査したりすることができる。ここで、「異常な状態」とは、例えば、検査対象物を構成する部品が、機器箱の蓋を開閉する際に握るハンドルであり、車両の走行中に当該ハンドルが施錠されていることが正常である場合には、解錠状態のことである。また、例えば、検査対象物を構成する部品が、コックであり、車両の走行中に当該コックが開放されていることが正常である場合には、閉鎖状態のことである。
具体的には、報知装置50は、例えばパトライト(登録商標)等によって構成され、検査装置40(具体的には制御部45)からの報知指示信号に従って、点灯したり点滅したりしてアラートを出力する。これにより、検査対象物に異常があることを、検査員等に報知することができる。
まず、車両検知装置10が、撮像装置20および照明装置30に接近する車両を検知すると(ステップS1)、照明装置30によって撮像装置20の撮影範囲が照明された状態で、撮像装置20が、車両の撮影画像を取得する(ステップS2)。
次いで、検査装置40の車種識別部451が、当該車両の種類を識別する(ステップS3)。
次いで、検査装置40の画像認識部452が、ステップS2で取得された撮影画像にエッジ検出処理(画像処理)を施して、当該車両の全体エッジ画像を生成する(ステップS4)。
当該車両は走行装置を備える車両でないと判定した場合(ステップS5;No)には、ステップS12の処理に移行する。
一方、当該車両は走行装置を備える車両であると判定した場合(ステップS5;Yes)には、走行装置の画像を認識する(ステップS6)。すなわち、ステップS4で生成した全体エッジ画像から、走行装置のエッジ画像を抽出する。
走行装置の画像が認識されなかったと判別した場合(ステップS7;No)、すなわち走行装置のエッジ画像が抽出されなかった場合には、走行装置に異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS11)。
走行装置を構成する部品が無い、すなわち紛失している部品があると判別した場合(ステップS8;Yes)には、走行装置に異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS11)。
走行装置を構成する部品の形状に異常があると判別した場合(ステップS9;Yes)には、走行装置に異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS11)。
走行装置を構成する部品の傾きに異常があると判別した場合(ステップS10;Yes)には、走行装置に異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS11)。
一方、走行装置を構成する部品の傾きに異常がないと判別した場合(ステップS10;No)には、ステップS12の処理に移行する。
当該車両は高さ調整装置Fを備える車両でないと判定した場合(ステップS12;No)には、ステップS19の処理に移行する。
一方、当該車両は高さ調整装置Fを備える車両であると判定した場合(ステップS12;Yes)には、高さ調整装置Fの画像を認識する(ステップS13)。すなわち、ステップS4で生成した全体エッジ画像から、高さ調整装置Fのエッジ画像を抽出する。
高さ調整装置Fの画像が認識されなかったと判別した場合(ステップS14;No)、すなわち高さ調整装置Fのエッジ画像が抽出されなかった場合には、高さ調整装置Fに異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS18)。
高さ調整装置Fを構成する部品が無い、すなわち紛失している部品があると判別した場合(ステップS15;Yes)には、高さ調整装置Fに異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS18)。
高さ調整装置Fを構成する部品の形状に異常があると判別した場合(ステップS16;Yes)には、高さ調整装置Fに異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS18)。
高さ調整装置Fを構成する部品の傾きに異常があると判別した場合(ステップS17;Yes)には、高さ調整装置Fに異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS18)。
一方、高さ調整装置Fを構成する部品の傾きに異常がないと判別した場合(ステップS17;No)には、ステップS19の処理に移行する。
当該車両は主回路装置Gを備える車両でないと判定した場合(ステップS19;No)には、ステップS26の処理に移行する。
一方、当該車両は主回路装置Gを備える車両であると判定した場合(ステップS19;Yes)には、主回路装置Gの画像を認識する(ステップS20)。すなわち、ステップS4で生成した全体エッジ画像から、主回路装置Gのエッジ画像を抽出する。
主回路装置Gの画像が認識されなかったと判別した場合(ステップS21;No)、すなわち主回路装置Gのエッジ画像が抽出されなかった場合には、主回路装置Gに異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS25)。
主回路装置Gを構成する部品が無い、すなわち紛失している部品があると判別した場合(ステップS22;Yes)には、主回路装置Gに異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS25)。
主回路装置Gを構成する部品の形状に異常があると判別した場合(ステップS23;Yes)には、主回路装置Gに異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS25)。
主回路装置Gを構成する部品の傾きに異常があると判別した場合(ステップS24;Yes)には、主回路装置Gに異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS25)。
一方、主回路装置Gを構成する部品の傾きに異常がないと判別した場合(ステップS24;No)には、ステップS26の処理に移行する。
当該車両は補助電源装置を備える車両でないと判定した場合(ステップS26;No)には、ステップS33の処理に移行する。
一方、当該車両は補助電源装置を備える車両であると判定した場合(ステップS26;Yes)には、補助電源装置の画像を認識する(ステップS27)。すなわち、ステップS4で生成した全体エッジ画像から、補助電源装置のエッジ画像を抽出する。
補助電源装置の画像が認識されなかったと判別した場合(ステップS28;No)、すなわち補助電源装置のエッジ画像が抽出されなかった場合には、補助電源装置に異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS32)。
補助電源装置を構成する部品が無い、すなわち紛失している部品があると判別した場合(ステップS29;Yes)には、補助電源装置に異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS32)。
補助電源装置を構成する部品の形状に異常があると判別した場合(ステップS30;Yes)には、補助電源装置に異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS32)。
補助電源装置を構成する部品の傾きに異常があると判別した場合(ステップS31;Yes)には、補助電源装置に異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS32)。
一方、補助電源装置を構成する部品の傾きに異常がないと判別した場合(ステップS31;No)には、ステップS33の処理に移行する。
当該車両は空気装置を備える車両でないと判定した場合(ステップS33;No)には、ステップS40の処理に移行する。
一方、当該車両は空気装置を備える車両であると判定した場合(ステップS33;Yes)には、空気装置の画像を認識する(ステップS34)。すなわち、ステップS4で生成した全体エッジ画像から、空気装置のエッジ画像を抽出する。
空気装置の画像が認識されなかったと判別した場合(ステップS35;No)、すなわち空気装置のエッジ画像が抽出されなかった場合には、空気装置に異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS39)。
空気装置を構成する部品が無い、すなわち紛失している部品があると判別した場合(ステップS36;Yes)には、空気装置に異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS39)。
空気装置を構成する部品の形状に異常があると判別した場合(ステップS37;Yes)には、空気装置に異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS39)。
空気装置を構成する部品の傾きに異常があると判別した場合(ステップS38;Yes)には、空気装置に異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS39)。
一方、空気装置を構成する部品の傾きに異常がないと判別した場合(ステップS38;No)には、ステップS40の処理に移行する。
当該車両は保安装置を備える車両でないと判定した場合(ステップS40;No)には、ステップS47の処理に移行する。
一方、当該車両は保安装置を備える車両であると判定した場合(ステップS40;Yes)には、保安装置の画像を認識する(ステップS41)。すなわち、ステップS4で生成した全体エッジ画像から、保安装置のエッジ画像を抽出する。
保安装置の画像が認識されなかったと判別した場合(ステップS42;No)、すなわち保安装置のエッジ画像が抽出されなかった場合には、保安装置に異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS46)。
保安装置を構成する部品が無い、すなわち紛失している部品があると判別した場合(ステップS43;Yes)には、保安装置に異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS46)。
保安装置を構成する部品の形状に異常があると判別した場合(ステップS44;Yes)には、保安装置に異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS46)。
保安装置を構成する部品の傾きに異常があると判別した場合(ステップS45;Yes)には、保安装置に異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS46)。
一方、保安装置を構成する部品の傾きに異常がないと判別した場合(ステップS45;No)には、ステップS47の処理に移行する。
当該車両は他の検査対象物を備える車両でないと判定した場合(ステップS47;No)には、車両検査処理を終了する。
一方、当該車両は他の検査対象物を備える車両であると判定した場合(ステップS47;Yes)には、他の検査対象物の画像を認識する(ステップS48)。すなわち、ステップS4で生成した全体エッジ画像から、他の検査対象物のエッジ画像を抽出する。
他の検査対象物の画像が認識されなかったと判別した場合(ステップS49;No)、すなわち他の検査対象物のエッジ画像が抽出されなかった場合には、他の検査対象物に異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS53)。
他の検査対象物を構成する部品が無い、すなわち紛失している部品があると判別した場合(ステップS50;Yes)には、他の検査対象物に異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS53)。
他の検査対象物を構成する部品の形状に異常があると判別した場合(ステップS51;Yes)には、他の検査対象物に異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS53)。
他の検査対象物を構成する部品の傾きに異常があると判別した場合(ステップS52;Yes)には、他の検査対象物に異常があると判定して、報知装置50に報知指示信号を送信する。これにより、報知装置50によって異常が報知される(ステップS53)。
一方、他の検査対象物を構成する部品の傾きに異常がないと判別した場合(ステップS52;No)には、車両検査処理を終了する。当該車両が備える他の検査対象物が複数ある場合には、ステップS47からステップS53までの処理を他の検査対象物毎に行う。
また、複数の車両が連結して列車を構成している場合には、車両検査システム1は、ステップS1で、当該列車を検知し、ステップS2で、当該列車の先頭から最後尾までを撮影し、ステップS3からステップS53までの処理を各車両に対して行う。すなわち、ステップS3からステップS53までの処理を車両毎に行う。
また、異常報知を行う際に、異常が検出された撮影画像を表示部43に表示するように構成することも可能である。これにより、検査員等は、車両を実際に見に行かなくても、表示部43に表示されている撮影画像を見るだけで、本当に異常が発生しているのかを確認することができる。
さらに、異常報知の後、検査員等が、表示部43に表示された撮影画像を見たり車両を実際に見たりして、異常が確認できたか否かを操作入力部44を操作して入力し、異常が確認できなかった回数が所定数に達した場合に、制御部45によって閾値や許容範囲などを変更するように構成することも可能である。具体的には、例えば、台車Dの枠(走行装置を構成する部品)の傾きに異常があると判別して異常報知を行った後に「台車Dの枠の傾き異常が確認できなかった」と入力された回数が所定数に達した場合、制御部45は、台車Dの枠の傾き異常を判別する際に用いる傾き許容範囲を、例えば“−10度〜+10度”であったところを“−11度〜+11度”に変更するように構成することも可能である。これにより、異常判定精度を向上させることが可能となる。
例えば、車両検知装置10がコードリーダやタグリーダによって構成されている場合には、車種識別部451は、車両検知装置10が車両Xから読み取った車両番号を取得することも可能である。この場合、撮像装置20を介して車両検知装置10から検査装置40へと車両番号を送信するように構成することも可能であるし、車両検知装置10とI/F部41とを接続して車両検知装置10から検査装置40へと車両番号を直接送信するように構成することも可能である。
また、車両の種類を識別するための車種識別情報は、車両番号に限定されるものではなく、適宜任意に変更可能である。
例えば、車両の側面全体を撮影して当該車両の側面外観を認識し、当該認識結果に基づいて、当該車両の種類を識別するように構成することも可能である。
また、例えば、列車の正面全体を撮影して当該列車の正面外観を認識し、当該認識結果に基づいて、当該列車を構成する車両の種類を識別するように構成することも可能である。
すなわち、上記の実施形態において、「検査対象物が無い(検査対象物の画像が認識できない)」という条件を満たす場合、「検査対象物を構成する部品が無い」という条件を満たす場合、「検査対象物を構成する部品の形状に異常がある」という条件を満たす場合、あるいは「検査対象物を構成する部品の傾きに異常がある」という条件を満たす場合に、当該検査対象物に異常があると判定するように構成したが、検査対象物に異常があると判定するための条件は、これに限定されるものではない。例えば、「検査対象物を構成する部品の寸法に異常がある(例えば、寸法変化が寸法許容範囲外である場合等)」という条件を満たす場合に、当該検査対象物に異常があると判定するように構成することも可能である。
10 車両検知装置(検知手段)
20 撮像装置(撮像手段)
50 報知装置(報知手段)
451 車種識別部(識別手段)
452 画像認識部(画像認識手段)
453 異常判定部(判定手段)
Claims (1)
- 車両の撮影画像を取得するための撮像手段と、
前記車両の種類を識別する識別手段と、
前記撮像手段によって取得された撮影画像から、検査対象物の画像を認識する画像認識手段と、
前記画像認識手段によって認識された検査対象物の画像に基づいて、当該検査対象物に異常があるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって異常があると判定された場合に報知する報知手段と、
を備え、
前記画像認識手段は、前記車両の種類によって異なる前記検査対象物に関する情報を前記識別手段による識別結果に基づき取得し、当該取得した情報に基づいて、前記撮影画像に含まれる前記検査対象物の画像を認識し、
前記撮像手段は、前記車両とともに当該車両が走行しているレールを撮影して前記撮影画像を取得し、
前記判定手段は、前記撮影画像に写っている前記レールを基準として、前記画像認識手段によって認識された検査対象物の画像に基づいて当該検査対象物を構成する部品の傾きに異常があるか否かを判別し、異常があると判別した場合に、当該検査対象物に異常があると判定することを特徴とする車両検査システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014179802A JP6444101B2 (ja) | 2014-09-04 | 2014-09-04 | 車両検査システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014179802A JP6444101B2 (ja) | 2014-09-04 | 2014-09-04 | 車両検査システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016053531A JP2016053531A (ja) | 2016-04-14 |
JP6444101B2 true JP6444101B2 (ja) | 2018-12-26 |
Family
ID=55745073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014179802A Active JP6444101B2 (ja) | 2014-09-04 | 2014-09-04 | 車両検査システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6444101B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6737638B2 (ja) * | 2016-06-01 | 2020-08-12 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 鉄道車両の外観検査装置 |
EP3690764A4 (en) * | 2017-09-29 | 2021-01-27 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | SUPPORT SYSTEM FOR CONSTRUCTION MACHINE INSPECTION, ADMINISTRATION SERVER AND SYSTEM FOR GENERATING INSPECTION REPORTS |
JP6946527B2 (ja) * | 2017-09-29 | 2021-10-06 | 日立建機株式会社 | 建設機械の点検支援システム |
US11993249B2 (en) | 2018-11-28 | 2024-05-28 | Horiba, Ltd. | Vehicle testing system and vehicle testing method |
JP7377089B2 (ja) * | 2019-12-11 | 2023-11-09 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法 |
JP7494470B2 (ja) | 2020-01-10 | 2024-06-04 | コベルコ建機株式会社 | 建設機械の点検システム |
JP7439519B2 (ja) * | 2020-01-10 | 2024-02-28 | 日本電気株式会社 | 処理装置、処理方法及びプログラム |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05143714A (ja) * | 1991-07-04 | 1993-06-11 | Nishi Nippon Riyokaku Tetsudo Kk | 画像処理を利用した走行車両の異常監視方法及び異常監視システム |
US5327782A (en) * | 1991-09-09 | 1994-07-12 | Kawasaki Steel Corporation | Automatic brake shoe measuring apparatus for rolling stock |
WO2010048453A2 (en) * | 2008-10-22 | 2010-04-29 | International Electronic Machines Corp. | Thermal imaging-based vehicle analysis |
JP5274346B2 (ja) * | 2009-04-06 | 2013-08-28 | 三菱電機株式会社 | 表面検査装置および表面検査方法 |
JP5466048B2 (ja) * | 2010-03-04 | 2014-04-09 | 株式会社日立製作所 | 車両検査装置 |
-
2014
- 2014-09-04 JP JP2014179802A patent/JP6444101B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016053531A (ja) | 2016-04-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6444101B2 (ja) | 車両検査システム | |
JP6904614B2 (ja) | 対象物検出装置、予測モデル作成装置、対象物検出方法及びプログラム | |
EP2697738B1 (en) | Method and system of rail component detection using vision technology | |
CN103077526B (zh) | 具有深度检测功能的列车异常检测方法及系统 | |
US9471057B2 (en) | Method and system for position control based on automated defect detection feedback | |
WO2017113805A1 (zh) | 列车车号和车型识别方法和系统及安全检查方法和系统 | |
EP2998927B1 (en) | Method for detecting the bad positioning and the surface defects of specific components and associated detection device | |
CN106226157B (zh) | 混凝土构件裂缝自动检测装置及方法 | |
JP6737638B2 (ja) | 鉄道車両の外観検査装置 | |
KR20210157000A (ko) | 차량 하부 검사 시스템 및 그 방법 | |
CN103512762A (zh) | 图像处理方法、装置及列车故障检测系统 | |
JP2014211763A5 (ja) | ||
Lu et al. | Automatic fault detection of multiple targets in railway maintenance based on time-scale normalization | |
KR20190024447A (ko) | 실시간 선로 결함 검측 시스템 | |
CN111289261A (zh) | 一种库内车底部件检测方法 | |
KR101063946B1 (ko) | 카메라 영상을 이용한 철도차량의 차륜과 레일의 상대변위 계측 장치 및 방법 | |
JP6908445B2 (ja) | 変化検出装置及び鉄道設備部品の保守管理方法 | |
EP4082867A1 (en) | Automatic camera inspection system | |
JP5274346B2 (ja) | 表面検査装置および表面検査方法 | |
JP7470511B2 (ja) | 情報処理システム、情報処理方法、情報処理プログラム | |
JP6438275B2 (ja) | 塗装表面検査装置 | |
JP2009174923A (ja) | 表面検査装置および表面検査方法 | |
JP2021125786A5 (ja) | 検品装置、情報処理方法、検品システム、検品方法、及びプログラム | |
JP2011180049A (ja) | パンタグラフ監視装置 | |
JP2017040598A (ja) | 検査方法、検査装置、画像処理装置、プログラム及び記録媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170720 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180618 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180703 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180824 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180918 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181029 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181113 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181127 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6444101 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |