JP6441163B2 - 接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置 - Google Patents

接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置 Download PDF

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Description

本発明は、接続ケーブルを介して車両重量を検出する軸重検出部に電源電圧を供給し、前記軸重検出部から接続ケーブルを介して受けた車両重量検出信号を処理して車両重量を測定する車両重量測定装置であって、接続ケーブルの断線を検出する接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置に関するものである。
トラック等の車両の積載重量が法定重量をオーバーしていると、その車両の制動距離が延びたり、道路のカーブにおける走行特性に悪い影響を及ぼしたりして、事故を誘発する危険性を生じ、また、道路の損傷を早めたり、騒音を高めたりする等の弊害をもたらすことになる。
そのため、各高速道路会社等の道路管理者或いは運送会社等が、道路を走行するトラック等の車両の積載重量が規定の法定重量をオーバーしているか否かを測定する必要がある。
そして、車両の積載重量は、被測定車両の左右の車輪を軸重検出部上に載せ、その軸重検出部の複数の重量検出信号を接続ケーブルを介して車両重量測定装置に伝送し、その複数の重量検出信号を車両重量測定装置にて処理して車両重量を測定するようにしている。このような車両重量測定装置の従来例としては、例えば、特許文献1(特開昭57−103018号公報)、特許文献2(特開平09−304166号公報)に記載されたものがある。
法定重量をオーバーしているか否かは、車両重量測定装置のディスプレイを視認したり、プリントアウトされた積載重量測定結果票を視認したりすることにより行うことができるようになっている。
図6は、上記特許文献2に記載のような可搬型車両重量測定装置に属する車両重量測定装置の概要を模式的に示す斜視図である。図6において、2は被測定車両(トラック)、4は車両重量測定装置、6は車両重量測定装置4の操作部で、車両重量測定装置4を操作するためのものである。8は車両重量測定装置4の表示部(ディスプレイ)で、積載重量の測定値、法定重量をオーバーしているか否かについての判定結果等を表示する。10は車両重量測定装置4のプリンタで、積載重量の測定値や法定重量をオーバーしているか否かについての判定結果等を印字して積載重量測定結果票を出力する。
12は車両重量測定装置4の測定用レセプタクル(測定用コネクタと称する場合もある)であり、それには多芯の接続ケーブル14の一端が接続される。16Lおよび16Rは、軸重検出部16の一部を構成する左側および右側の載荷板で、それぞれ複数(例えば6個或いはそれ以上)の荷重変換器(ロードセルとも称する)を載荷板16Lおよび載荷板16Rの底板(図示せず)との間に挟まれた状態で内蔵され、車両重量測定装置4から多芯の接続ケーブル14を介して電源電圧(ブリッジ電圧と称することもある)を受け、重量測定信号を多芯の接続ケーブル14を介して車両重量測定装置4へ出力する。
なお、従来の車両重量測定装置には、図6に示す可搬型の車両重量測定装置の他に設置型の車両重量測定装置がある。可搬型の車両重量測定装置は、人により持ち運びし、設置するようにしたものであるのに対し、設置型の車両重量測定装置は、所定の箇所に恒久的に設置して使用するようにしたものである。
そして、可搬型の車両重量測定装置は、車両重量の測定実施までの準備が簡単で、場所に束縛されることなく、また、労力、時間、費用がかからないという利点があり、多く使用される傾向にある。
しかしながら、可搬型の車両重量測定装置は、多くの車両が行き来しているところに搬送して人手によって設置され、接続ケーブルが露出した状態のまま使用される。そのため、車両が接続ケーブルを押しつぶし、断線等の事故が生じやすくなる。そのため、接続ケーブルの断線によって車両重量測定装置による測定不能というトラブルが生じ易いという課題があった。
元来、車両重量測定装置による重量測定が正常に行われないトラブルの原因には種々あるが、主として車両重量測定装置内部のトラブルと、接続ケーブルの切断があり、原因毎に対応が異なる。
車両重量測定装置内部のトラブルの場合、車両重量測定装置内部を開けて故障原因がどこにあるかを探し、原因を発見した場合は故障箇所を直す必要がある。故障には、車両重量測定装置の設置現場では直せない場合もあり、そのような場合には予備の車両重量測定装置を代わりに使用しなければならないことになる。
接続ケーブルの切断の場合には、接続ケーブルの交換が必要である。
このように故障原因によって対応が異なるので、早く故障原因を調べ、それに迅速に対応することが必要である。
そして、優先的になすべきことは、接続ケーブルの断線チェックの方である。何故ならば、車両重量測定装置内部にある故障の場合、故障の生じる可能性のある場所の数が多く、発見に時間がかかるのみならず、接続ケーブルに断線があると、車両重量測定装置内部の故障の発見に支障を来すからである。
そのため、車両重量測定装置を設置したら、先ず接続ケーブルの断線チェックを行い、その後、車両重量測定装置が正常に作動しているか否かのチェックをして、異常がない場合、重量測定の実施を開始すべきである。
また、重量測定の実施中に車両重量測定装置のトラブルが発生したときも、真っ先に接続ケーブルの断線の有無をチェックすべきであり、接続ケーブルの断線チェックは重要である。
そこで、従来においては、例えば、本発明とは、技術分野を異にするものではあるが、特許文献3(特開平6−3398号公報)に示すように、多芯電装ケーブルの断線をチェックできる専用検査装置が存在しており、この断線チェックテスターによれば、多芯ケーブルの断線をチェックすることは可能であると考えられる。
特開昭57−103018号公報 特開平09−304166号公報 特開平6−3398号公報
しかしながら、上述した特許文献3に示すような多芯電装ケーブルの検査装置を用いて多芯ケーブルの断線をチェックする従来技術には、次のような問題がある。
検査員が車両重量の測定実施現場に行く場合、車両重量測定装置、載荷板(軸重検出部)、多芯の接続ケーブル(予備も含む)等、車両重量の測定に不可欠なものの他に、前記多芯電装ケーブルの検査装置(以下、「ケーブル検査装置」という)を用意して測定実施現場に臨まなくてはならない。即ち、用意する装置類や機材の数や重量が増え延いては、装備コストが嵩むことになる。
また、検査員が測定実施現場に到着したら、先ず、使用する多芯の接続ケーブルとケーブル検査装置を取り出し、そのケーブル検査装置に接続ケーブルを接続し、その断線チェックを行い、正常であれば、次いで、接続ケーブルをケーブル検査装置から取り外し、その後、載荷板に接続ケーブルの一端を接続し、他端を車両重量測定装置に接続してから、車両重量測定装置の異常の有無をチェックし、正常な場合、車両重量の測定を開始することになる。このように、測定開始までに行う準備作業が面倒で、時間も増えるという問題があった。
本発明は、従来の技術の根本的な問題を解決するためのもので、車両重量測定装置自身に断線チェック機能を持たせ、以て、測定現場に臨む際に用意する装置の数、重量を減らし、且つ断線チェック作業が極めて簡易化、正確化、迅速化され、結果的に測定現場での準備作業の作業数、作業時間を大幅に少なくすることを目的とする。
請求項1に記載した本発明に係る接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置は、上述した目的を達成するために、
軸重検出部を路上に配置して車両の軸重および総重量を測定する車両重量測定装置において、
前記軸重検出部へ電源電圧を供給し、前記軸重検出部からの重量検出信号を車両重量測定装置へ伝送する多芯の接続ケーブルと、
前記接続ケーブルの一端が接続される測定用レセプタクルと、
前記軸重検出部に設けられ、前記接続ケーブルの他端が接続される軸重検出用レセプタクルと、
前記接続ケーブルの他端が選択的に接続される接続ケーブル断線チェック用レセプタクルと、
前記測定用レセプタクルの前記接続ケーブルの各芯線に対応する端子と前記接続ケーブル断線チェック用レセプタクルの各芯線の端部との対応するもの同士の導通の有無を検出する検出手段と
を有することを特徴とするものである。
請求項2に記載した本発明に係る接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置は、
前記接続ケーブルの一端を前記測定用レセプタクルに、その他端を前記接続ケーブル断線チェック用レセプタクルにそれぞれ接続した状態としたとき、前記検出手段が、断線の有無を判別して表示手段を表示状態としたり、非表示状態とするように構成したことを特徴とするものである。
請求項3に記載した本発明に係る接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置は、
軸重検出部を路上に配置して車両の軸重および総重量を測定する車両重量測定装置において、
前記軸重検出部に電源電圧を伝達する一対の電源電圧供給用芯線に対応する端子と、前記軸重検出部に対応して設けられた重量検出信号を受ける対を成す信号出力用芯線に対応する端子を有する測定用レセプタクルと、
前記重量検出信号を一対の共通端子にて受け、一対のブレーク接点(ノーマルクローズ接点)よりその重量検出信号を装置内部へ受け入れ、一対のメーク接点(ノーマルオープン接点)から前記軸重検出部へ送る電源電圧の一方の電極と接続される複数のスイッチと、
前記測定用レセプタクルの各端子と対応した端子を有し、接続ケーブルがその測定用レセプタクルと自身とに接続されたとき前記接続ケーブルを介して前記測定用レセプタクルと自身との対応する各端子同士が導通する接続ケーブル断線チェック用レセプタクルと、
前記測定用レセプタクルの重量検出信号を受ける対を成す端子と対応する前記接続ケーブル断線チェック用レセプタクルの一対の端子に一対の入力端子が接続されたNANDゲートと、
前記NANDゲートの出力信号を一方の入力端子に受け、他方の入力端子が前記測定用レセプタクルのうちの電源電圧の他方の電極が接続された端子と対応する前記接続ケーブル断線チェック用レセプタクルの端子に接続され、且つ前記電源電圧の電極の前記一方の電位にプルアップ手段を介してプルアップされているNORゲートと、
を少なくとも備え、
前記スイッチの切換端子が前記測定用レセプタクルのうちの電源電圧の前記一方の電極が接続された端子と対応する前記接続ケーブル断線チェック用レセプタクルの端子と接続され、且つ、前記電源電圧の前記他方の電極の電位にプルダウン手段を介してプルダウンされており、
前記NANDゲートの二つの入力端子は、前記電源電圧の前記他方の電極の電位にプルダウン手段を介してプルダウンされており、
前記NORゲートの出力により断線の有無を判定するようにしてなる
ことを特徴とするものである。
請求項4に記載した本発明に係る接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置は、
前記NORゲートの出力側にLEDよりなる表示手段を設け、この表示手段が点灯することによって前記接続ケーブルを構成する各芯線において断線がないことを視認し得るように構成したことを特徴とするものである。
請求項5に記載した本発明に係る接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置は、
前記接続ケーブルは、4芯のストレート結線のケーブルであることを特徴とするものである。
請求項6に記載した本発明に係る接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置は、
前記軸重検出部は、左右一対の輪重検出部からなり、前記輪重検出部は、路面に当設する基台と、前記車両の車輪が搭乗する載荷板と、前記基台と前記載荷板との間に挟持され、前記載荷板から伝達される前記車両の輪重を受けて、前記輪重に対応した重量検出信号を出力するように構成したことを特徴とするものである。
請求項7に記載した本発明に係る接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置は、
前記接続ケーブルのうち、第1の接続ケーブルは、車両重量測定装置本体と第1の前記輪重検出部との間に接続され、第2の接続ケーブルは、前記第1の輪重検出部と第2の輪重検出部との間に接続され、これら、前記第1および第2の接続ケーブルは、電源電圧の供給と、前記第1および第2の輪重検出部からの重量検出信号を授受する機能を有することを特徴とするものである。
請求項1に記載した本発明に係る接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置によれば、車両重量測定装置自身が多芯の接続ケーブルの一端と他端との互いに対応する芯線同士の導通の有無を検出する検出手段を有するので、車両重量測定装置以外に、接続ケーブルの検査装置を用意する必要がない。従って、車両重量の測定現場に車両重量測定装置等重量の測定実施に必要なものの他には搬送する必要はない。
そして、検査員が測定実施の現場に着いたとき、車両重量測定装置を接続ケーブルと共に取り出し、その一端を測定用レセプタクルに接続し、他端を接続ケーブル断線チェック用レセプタクルに接続し、測定用レセプタクルの各端子と、接続ケーブル断線チェック用レセプタクルの各端子との対応するもの同士の導通の有無を検出する検出手段を動作させることで、簡易に且つ迅速に多芯の接続ケーブルの断線チェックをすることができる。
そして、断線チェックの結果、異常がない場合は、多芯の接続ケーブルの接続ケーブル断線チェック用レセプタクルに接続した方の端子を、その断線チェック用のレセプタクルから外し、軸重検出部に接続し、その後、車両重量測定装置側の異常の有無をチェックすれば、すぐに車両重量の測定の実施をスタートさせることができ、測定現場での準備作業の作業手数、作業時間を大幅に短縮化させることができる。
請求項2に記載した本発明に係る接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置よれば、被測定ケーブルを、上記測定用レセプタクルと接続ケーブル断線チェック用レセプタクルとの間にそれぞれ接続した状態としたとき、検出手段が断線の有無を判別して表示状態が点灯状態になったり非表示状態になったりする表示手段を有するので、その表示手段によって視覚的に明確且つ容易に判断することができる。
請求項3に記載した本発明に係る接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置よれば、次のように動作するので、NORゲートの出力信号により断線の有無を判定できる。
測定用レセプタクルと接続ケーブル断線チェック用レセプタクルとの間に接続ケーブルが接続された状態のときには、次のように動作する。
(1)断線がない場合
複数のスイッチの状態が切り換わり、共通端子がメーク接点(ノーマルオープン接点)に接続された状態になる。NANDゲートの二つの入力端子に接続ケーブルを通じて電源電圧の一方の電極の電位(例えばプラス)を受け、共に「HIGH」(以下、「H」と略記する。)になり、出力信号は「LOW」(以下、「L」と略記する。)になる。そして、NORゲートは一方の入力端子にその「L」の信号を受け、他方の入力端子に、電源電圧の他方の電極の電位(例えばマイナス)を接続ケーブルを通じて受けるので、共に「L」になり、NORゲートNORの出力は「H」になる。
(2)電源電圧の一方の電極(例えば、プラス)断線がある場合
a.電源電圧の一方の電極の電位(例えばプラス)を伝送する芯線が断線の場合
複数のスイッチは、断線により切換信号を受け得ないので、切換状態は変化し得ない。
従って、NANDゲートNANDは、二つの入力信号が「L」になり、出力信号が「H」になり、それを一方の入力信号として受けるNORゲートNORの出力信号は「L」になる。
b.重量検出信号を伝達する芯線の少なくとも一方が断線の場合
NANDゲートの入力信号の少なくとも一方が「L」になるので、出力信号が「H」になり、NORゲートNORの出力信号は「L」になる。
c.電源電圧の他方の電極の電位(例えばマイナス或いはアース)を伝送する芯線が断線の場合
断線によりNORゲートの他方(NANDゲートの出力端子と接続されていない方)の入力端子は、プルアップ手段により電源電圧の一方の電極の電位にプルアップされているので、「H」になり、NORゲートNORの出力信号は「L」になる。
以上のことから明らかなように、NORゲートNORの出力信号は、断線がない場合は「H」になり、断線がある場合は「L」になる。
従って、NORゲートの出力信号から断線の有無を判定することができる。
請求項4の接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置によれば、車両重量測定装置のNORゲートの出力側にLEDよりなる表示手段を設けたので、点灯か消灯かによって断線の有無を明瞭に判断することができる。
請求項5に記載の接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置によれば、接続ケーブルが4芯のストレート結線のケーブルであるので、軸重検出部へ電源電圧を2本の芯線を介して供給し、軸重検出部からの重量検出信号を2本の芯線を介して車両重量測定装置へ伝送する少なくとも4芯の接続ケーブルの断線チェックを確実に実施することができる。
請求項6に記載の接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置によれば、前記軸重検出部は、左右一対の輪重検出部からなり、前記輪重検出部は、路面に当設する基台と、前記車両の車輪が搭乗する載荷板と、前記基台と前記載荷板との間に挟持され、前記載荷板から伝達される前記車両の輪重を受けて、前記輪重に対応した重量検出信号を出力するように構成したことにより、小型で且つ計量な輪重検出部を構成することができ、可搬型の車両重量測定装置として甚だ好都合である。
請求項7に記載の接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置によれば、
前記接続ケーブルのうち、第1の接続ケーブルは、車両重量測定装置本体と第1の前記輪重検出部との間に接続され、第2の接続ケーブルは、前記第1の輪重検出部と第2の輪重検出部との間に接続され、これら、前記第1および第2の接続ケーブルは、電源電圧の供給と、前記第1および第2の輪重検出部からの重量検出信号を授受する機能を有することにより、上記第1の接続ケーブルおよび第2の接続ケーブルのいずれについても、接続ケーブルの断線チェックを簡易且つ迅速に行うことができる。
(A)、(B)は、本発明に係る接続ケーブルの断線チェック機能を備えた車両重量測定装置の外観構成を示す斜視図で、(A)は車両重量の測定時における結線状態を、(B)は接続ケーブルの断線チェック時における結線状態を示す。 本発明に係る接続ケーブルの断線チェック機能を備えた車両重量測定装置の車両重量測定時の内部回路構成を示す回路図である。 本発明に係る接続ケーブルの断線チェック機能を備えた車両重量測定装置の断線チェック時における接続状態を示す回路図である。 本発明に係る接続ケーブルの断線チェック機能としての断線チェック動作の一部を示すフローチャートである。 多芯の接続ケーブルの断線チェック動作の図4に示した部分の残りを示すフローチャートである。 可搬型車両重量測定装置に属する車両重量測定装置の従来例を示す斜視図である。
以下、本発明の一つの実施の形態に基づき、図面を参照して本発明の接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置を詳細に説明する。
図1〜図3は、接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置の構成を示すもので、図1(A)、(B)は外観構成を示す斜視図で、(A)は車両重量の測定時における状態を、(B)は接続ケーブルの断線チェック時における状態を示し、図2は、ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置の重量測定時における状態を示す回路図を示し、図3は、当該車両重量測定装置の断線チェック時における状態を示す回路図、図4、図5は内部回路の動作を示すフローチャートである。
図1において、3は本発明の接続ケーブル断線チェック機能を有する車両重量測定装置であり、図6に示す車両重量測定装置4とは、外観上、断線チェック用レセプタクル(18)を有する点と、発光ダイオード(LED)を有する点で相違する。また、内部に接続ケーブルの断線チェック機能を備えている点で相違する。それ以外の点では共通し、共通する点については既に説明済みのため重複する説明は省略し、相違する点についてのみ説明し、また、図1において、図6と共通する部分には図6に用いた符号と同じ符号を付した。
18は接続ケーブル断線チェック用レセプタクルであり、多芯(この例においては4芯)の接続ケーブル14の一端を受ける。そして、接続ケーブル14の各芯線は、車両重量測定装置1内部の内部回路の各々別の端子に接続される。LEDは、断線の有無を表示する表示手段としての発光ダイオードである。
車両重量測定装置3の車両重量測定時には、図1(A)に示すように、多芯の接続ケーブル14の一端が測定用レセプタクル12に接続され、他端が図6に示す軸重検出部16の載荷板(16L、16R)側に接続される。その時は、接続ケーブル断線チェック用レセプタクル18は、何も接続されず、遊びの状態である。
車両重量測定装置3の接続ケーブル断線チェック時には、図1(B)に示すように、接続ケーブル14の一端が測定用レセプタクル12に接続され、他端が接続ケーブル断線チェック用レセプタクル18に接続される。
次に、図2に従って本発明の実施の形態に係る車両重量測定装置3の内部回路の説明をする。図2は、軸重検出部16の載荷板16(16L、16R)に内蔵された荷重変換器(ロードセルとも称される)n個分の回路構成図である。
LC1、LC2〜LCnは、4つのひずみゲージをもってブリッジ構成に形成されたn個のロードセルで、これ等n個のロードセルLC1、LC2〜LCnによって1個の軸重検出部16が構成される。このようなロードセルは一つの載荷板に、例えば6個ずつ設けられており、載荷板は、左側の載荷板16Lと右側の載荷板16Rの二つからなる。そして、多芯の接続ケーブル14は、その複数個の荷重変換器に対して電源電圧の供給をすると共に、各荷重変換器の重量検出信号を各々別々に取り出すことのできる複数の芯線を有している。
図3は、接続ケーブル14の他端側をケーブル断線チェック用レセプタクル18に接続した状態における車両重量測定装置3の内部回路の概要図である。TSは、測定用レセプタクル12の4個の端子である。TSaは、ブリッジ電源電圧供給プラス端子、TSbは、重量検出信号入力プラス端子、TSdは、重量検出信号入力マイナス端子、TScは、電源電圧マイナス端子である。
電源電圧プラス端子TSaには、車両重量測定装置3内部の図示しない電源回路でつくられた電源電圧Vccのプラス端子と接続されている。そして、電源電圧マイナス端子TScには、電源電圧Vccのマイナス端子と接続されている(アースされている)。
重量検出信号入力プラス端子TSbは、スイッチSWの一方の共通端子に、重量検出信号入力マイナス端子TSdは、スイッチSWの他方の共通端子にそれぞれ接続されている。そして、このスイッチSWの一対のブレーク接点(ノーマルクローズ接点)SWb、SWdが重量検出信号の出力端子となるようにされている。
そして、上記スイッチSWの一対のメーク接点(ノーマルオープン接点)SWa、SWcには、上記電源電圧Vccのプラス端子が接続されている。
尚、上記スイッチSWは、通常測定状態と、断線チェック状態との間で切換をするためのもので、ケーブルの断線チェック用レセプタクル18に接続ケーブル14の他端が接続されたことに応動して、切換信号を受けない状態では通常測定状態、即ち、図2に示す状態を保ち、切換信号を受ける状態ではケーブルの断線をチェックする接続ケーブル断線チェック状態、即ち、図3に示す状態になる。
即ち、ケーブル断線チェック用レセプタクル18に、接続ケーブル14の他端が接続されたことに応動してスイッチSWは、メーク接点側に切り換わる。
TCは、接続ケーブル断線チェック用レセプタクル18の端子で、TCaは、プルダウン抵抗PDaを介して接地されている(電源電圧Vccのプラス端子と接続されている)と共に、上記スイッチSWの切換端子に接続されている。
TCbは、NANDゲートNANDの一方の入力端子NANDaに、TCdは、そのNANDゲートNANDの他方の入力端子NANDbにそれぞれ接続され、そして、共に、各々別のプルダウン抵抗PDb、PDcを介して接地されている(電源電圧Vccのマイナス端子と接続されている)。
尚、接続ケーブル断線チェック用レセプタクル18は、複数の荷重変換器分の端子を有しているが、互いに対応する端子同士は、本車両測定装置内において電気的に接続されている。即ち、全荷重変換器分のTCb同士は、電気的に接続され、TCd同士も電気的に接続されている。
NORは、NORゲートで、一方の入力端子NORaは、上記NANDゲートNANDの出力端子NANDcと接続され、他方の入力端子NORbは、プルアップ抵抗PUを介して電源電圧Vccのプラス端子と接続されていると共に、端子TCcとも接続されている。
上記NORゲートNORの出力端子NORcは、負荷抵抗RLをおよび表示手段としての断線チェック表示用発光ダイオードLEDを介して接地されている(電源電圧Vccのマイナス端子と接続されている)。
図2に示す内部回路において、接続ケーブル断線チェック用レセプタクルTCに何も接続されていない状態における動作を説明する。
接続ケーブル断線チェック用レセプタクルTCに接続ケーブル14を接続しない状態では、端子TCaはプルダウン抵抗PDaを介して接地された状態になっており、この接地レベルではリレーにより切換動作を受けるスイッチSWを切り換えることはできず、一対の共通接点Ta、Tbは一対のブレーク接点SWb、SWdと接続された状態を保つ。
従って、測定用レセプタクルTSの端子TSb、TSdに入力された車両重量検出信号をそのままスイッチSWから図示を省略した検出信号処理回路へ送出される。
次に、NANDゲートNANDの二つの入力端子NANDa、NANDbは、共にプルダウン抵抗PDb、PDcを通じて接地されており、「L」である。従って、NANDゲートNANDの出力信号は、「H」となる。そして、NORゲートNORは、NANDゲートNANDの出力NANDcが「H」にある出力信号を一方の端子NORaに受けた状態なので、「L」を出力する。
従って、発光ダイオードLEDは、消灯状態を保つ。
次に、図3に示すように、接続ケーブル14の一端を測定用レセプタクル12の端子TSに、他端を接続ケーブル断線チェック用レセプタクル18の端子TCに接続した場合の動作を説明する。
(1)断線がない場合
この場合、電源電圧Vccのプラス端子の電位が、接続ケーブル14の芯線14aを通じてスイッチSWの切換端子SWeに伝達され、スイッチSWは、共通端子Ta、Tbがメーク接点SWa、SWcに接続された切換状態になる。
従って、車両重量検出信号処理回路の入力側は他から電気的に切り離される。
そして、NANDゲートNANDの二つの入力端子は、電源電圧Vccのプラス端子の電位をスイッチSWの二つのメーク接点SWa、SWc、接続ケーブル14の二つの芯線14b、14dを介して受けるので、二つの入力が共に「H」となり、出力信号は「L」になる。
NORゲートNORは、一方の入力端子NORaに「L」であるNANDゲートNANDの出力信号NANDcを受け、他方の入力端子には電源電圧Vccのマイナス端子の電位(アース電位)を接続ケーブル14の芯線14cを介して受けるので、出力信号が「H」になり、発光ダイオードLEDが点灯する。
このように、断線チェック時に接続ケーブル14に断線がない場合、発光ダイオードLEDが点灯した状態になり、断線がないことを、確認することができる。
(2)断線がある場合
a.接続ケーブル14の芯線14aが断線した場合
芯線14aが断線しているので、電源電圧Vccのプラス端子の電位をスイッチSWの切換端子SWeへ伝達することができない。従って、スイッチSWの一対の共通端子Ta、Tbは、ブレーク接点端子SWb、SWdに接続された状態を保つので、NANDゲートNANDの二つの入力端子NANDa、NANDbは、共に「L」となり、その出力信号は「H」になり、その出力信号「H」を一方の入力端子NORaに受けるNORゲートNORの出力信号は、「L」になる。その結果、発光ダイオードLEDは消灯状態になる。
断線チェック時であるにもかかわらず、発光ダイオードLEDが消灯状態であることから、断線異常が発生していることが解る。
b.接続ケーブル14の芯線14b或いは芯線14dが断線した場合
芯線14b或いは芯線14dが断線しているので、NANDゲートNANDの一方の入力信号が「L」になり、その出力信号は「H」になる。すると、その「H」の出力信号を一方の入力端子に受けるNORゲートNORの出力信号は、「L」になり、その結果、発光ダイオードLEDは消灯状態になる。
断線チェック時であるにもかかわらず、発光ダイオードLEDが消灯状態であることから、断線異常が発生していることが解る。
c.接続ケーブル14の芯線14cが断線した場合
芯線14cが断線しており、電源電圧Vccのマイナス端子(アース)の電位がNORゲートNORのプルアップ抵抗PUと接続された入力端子NORbは、電源電圧Vccのプラス端子の電位にプルアップ抵抗PUによってプルアップされ、「H」になる。すると、その出力信号は、「L」になり、発光ダイオードLEDは、消灯状態になる。
断線チェック時であるにもかかわらず、発光ダイオードLEDが消灯状態であることから、断線が発生していることが解る。
尚、下記に示した3個の表1、表2、表3のうち、表1は、NANDゲートNANDの二つの入力NANDaおよびNANDbと出力NANDcの関係を示す論理表である。
Figure 0006441163
また、下記表2は、NORゲートNORの2つの入力NORa、入力NORbおよび出力NORcとLEDの点灯、消灯の関係を示す。
また、下記表3は、切換端子SWe、メーク接点SWa、ブレーク接点SWb、メーク接点SWc、ブレーク接点SWdの関係を示す。
Figure 0006441163
Figure 0006441163
以上に述べたように、接続ケーブル14の一端を測定用レセプタクル12の端子TSに、他端を接続ケーブル断線チェック用レセプタクル18の端子TCに接続した場合、即ち、断線チェック時のときに、接続ケーブル14の芯線14a、14b、14c、14dのいずれにも断線がない場合、発光ダイオードLEDが点灯する。
従って、その発光ダイオードLEDの点灯を視認することにより、断線がないことを容易且つ確実に確認することができる。
それに対して、断線チェック時のときに、接続ケーブル14の芯線14a、14b、14c、14dのいずれか一つの芯線に断線がある場合、発光ダイオードLEDが消灯状態になり、そのことから断線があることを確認することができる。
次に、図4および図5に示すフローチャートを参照して、接続ケーブル14の断線チェック動作を説明する。
ステップS1「開始」
フローチャートを開始する。
ステップS2「レセプタクル間に接続ケーブルが接続?」
ステップS1でフローが開始すると、接続チェックケーブル14の一端が測定用レセプタクル12に、他端が接続ケーブル断線チェック用レセプタクル18にそれぞれ接続されているか、否かの判断をする。
ステップS3「芯線14aが断線?」
ステップS2の判断結果がYESの場合、芯線14aが断線しているか否かの判断をする。
ステップS4「スイッチSWの切換端子SWeが「H」になる。」
ステップS3の判断結果がNOの場合、即ち、芯線14aが断線していない場合、スイッチSWの切換端子SWeが「H」になる。
ステップS5「スイッチSWをメーク側に切り換える」
ステップS4が済むと、スイッチSWは、ブレーク切換状態からメーク切換状態に切り換わる。即ち、一対の共通端子Ta、Tbがメーク接点SWb、SWcに接続された切換状態に切り換わる。
ステップS6「芯線14bが断線?」
ステップS5が済むと、接続ケーブル14の芯線14bが断線しているか否かの判断をする。
ステップS7「NANDaが「H」」
ステップS6の判断結果がNOの場合、即ち、接続ケーブル14の芯線14bが断線していない場合、NANDゲートNANDの入力端子NANDaが「H」になる。
ステップS8「芯線14dが断線?」
ステップS6が済むと、接続ケーブル14の芯線14dが断線しているか否かの判断をする。
ステップS9「NANDbが「H」」
ステップS8の判断結果がNOの場合、即ち、接続ケーブル14の芯線14dが断線していない場合、NANDゲートNANDの入力端子NANDbが「H」になる。
ステップS10「NANDcが「L」」
ステップS9が済むと、NANDゲートNANDの出力端子NANDcが「L」になる。
ステップS11「NORaが「L」」
ステップS10が済むと、NORゲートNORの入力端子NORaが「L」になる。
ステップS12「接続ケーブル14の芯線14cが断線?」
ステップS11が済むと、接続ケーブル14の芯線14cが断線しているか否かを判断する。
ステップS13「NORbが「L」」
ステップS12の判断結果がNOの場合、即ち、接続ケーブル14の芯線14cが断線していない場合、NORゲートNORの入力端子NORbが「L」になる。
ステップS14「出力端子NORcが「H」」
ステップ13が済むと、NORゲートNORの出力端子NORcが「H」になる。
ステップS15「LEDが点灯」
ステップ14が済むと、NORゲートNORの出力端子NORcが「H」になるので、発光ダイオードLEDが点灯する。
ステップS16「切換端子SWeが「L」」
ステップS2の判断結果がNOの場合、或いはステップS3の判断結果がYESの場合、スイッチSWの切換端子SWeが「L」になる。
ステップS17「SWをブレーク側に切換(維持)」
ステップS16によりスイッチSWの切換端子SWeが「L」になるので、スイッチSWは共通端子Ta、Tbがノーマルクローズ接点であるブレーク接点SWb、SWdと接続されたブレーク切換状態になる(維持する)。
ステップS18「NORaが「L」」
ステップS17が済んだ場合、或いは上記ステップS6の判断結果がYESだった場合には、NORゲートNORの入力端子NORaが「L」になる。
ステップS19「NANDbが「L」」
ステップS8の判断結果がYESの場合、NANDゲートNANDの入力端子NANDbが「L」になる。
ステップS20「NANDcが「H」」
ステップS19が済んだ場合或いはステップ18が済んだ場合、NANDゲートNANDの出力端子NANDcからの出力信号が「H」になる。
ステップS21「NORaが「H」」
ステップS20が済むと、必然的にNORゲートNORの入力端子NORaが「H」になる。
ステップS22「NORbが「H」になる。」
ステップS12の判断結果がYESの場合、NORゲートNORの入力端子NORbが「H」になる。
ステップS23「NORcが「L」」
ステップS21が済んだとき、或いはステップ22が済んだとき、NORゲートNORの出力端子NORcからの出力信号が「H」になる。
ステップS24「発光ダイオードLEDが消灯」
ステップS23が済むと、NORゲートNORの出力信号が「L」になるので、発光ダイオードLEDが消灯する(点灯しない)。
ステップS25「終了」
ステップS15が済んだ場合、或いはステップS24が済んだ場合は、接続ケーブル12に対する断線のチェックが終了する。
接続ケーブルの全部の芯線に断線がなかった場合には、発光ダイオードLEDが点灯し、一つ以上の芯線に断線があった場合、発光ダイオードLEDが消灯する。
従って、発光ダイオードLEDが点灯するか、消灯するかによって接続ケーブルの断線の有無を判定することができる。
上記実施の形態の車両重量測定装置3は、可搬型の車両重量測定装置であったが、本発明は、設置型の車両重量測定装置にも適用することができる。
確かに、可搬型の車両重量測定装置の方が接続ケーブルの断線事故が圧倒的に多いものの、設置型の車両重量測定装置でも、経年劣化や地震、振動等で接続ケーブル事故が皆無とは言えず、接続ケーブルの断線チェックが必要だからである。
尚、本実施の形態では、接続ケーブルに断線が生じたとき発光ダイオードLEDが消灯するようになっていたが、逆に断線が生じたとき点灯するようにしても良い。発光色は任意でよく、例えば緑や青でも良いが、断線が生じたとき発光するようにした場合には、発光色は赤系統が警告の意味を込められるのでより望ましい。
本発明は、載荷板から接続ケーブルを介して受けた車両重量測定信号を受けて処理して車両重量測定する車両重量測定装置に広く産業上の利用可能性がある。
2 被測定車両(トラック)
3 接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置
6 操作部
8 表示部(ディスプレイ)
10 プリンタ
12 測定用レセプタクル
14 多芯の接続ケーブル
14a 電源電圧のプラス側の電位を伝える芯線
14b、14d 重量検出信号を伝える芯線
14c 電源電圧のマイナス側の電位を伝える芯線
16 軸重検出部
16L、16R 載荷板
18 接続ケーブル断線チェック用レセプタクル
SW スイッチ
SWa、SWc メーク接点
SWb、SWd ブレーク接点
SWe 切換信号を受ける入力端子
Vcc 電源電圧
TS 測定用レセプタクルの端子
TSa 電源電圧のプラス側に接続された端子
TSb 重量検出信号を受ける一方の端子
TSc 電源電圧のマイナス側に接続された端子
TSd 重量検出信号を受ける他方の端子
TC 接続ケーブル断線チェック用レセプタクルの端子
TCa TSaと対応する端子
TCb、TCd TSb、TSdと対応する端子
TCc TScと対応する端子
NAND NANDゲート
NANDa、NANDb NANDゲートの入力端子
NANDc NANDゲートの出力端子
NOR NORゲート
NORa、NORb NORゲートの入力端子
NORc NORゲートの出力端子
LED 発光ダイオード(表示手段)
PU プルアップ抵抗
PDa、PDb、PDc プルダウン抵抗
RL 負荷抵抗

Claims (7)

  1. 軸重検出部を路上に配置して車両の軸重および総重量を測定する車両重量測定装置において、
    前記軸重検出部へ電源電圧を供給し、前記軸重検出部からの重量検出信号を車両重量測定装置へ伝送する多芯の接続ケーブルと、
    前記接続ケーブルの一端が接続される測定用レセプタクルと、
    前記軸重検出部に設けられ、前記接続ケーブルの他端が接続される軸重検出用レセプタクルと、
    前記接続ケーブルの他端が選択的に接続される接続ケーブル断線チェック用レセプタクルと、
    前記測定用レセプタクルの前記接続ケーブルの各芯に対応する端子と前記接続ケーブル断線チェック用レセプタクルの各芯の端部との対応するもの同士の導通の有無を検出する検出手段と
    を有することを特徴とする接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置。
  2. 前記接続ケーブルの一端を前記測定用レセプタクルに、その他端を前記接続ケーブル断線チェック用レセプタクルにそれぞれ接続した状態としたとき、前記検出手段が、断線の有無を判別して表示手段を表示状態としたり、非表示状態とするように構成したことを特徴とする請求項1に記載の接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置。
  3. 軸重検出部を路上に配置して車両の軸重および総重量を測定する車両重量測定装置において、
    前記軸重検出部に電源電圧を伝達する一対の電源電圧供給用芯線に対応する端子と、前記軸重検出部に対応して設けられた重量検出信号を受ける対を成す信号出力用芯線に対応する端子を有する測定用レセプタクルと、
    前記重量検出信号を一対の共通端子にて受け、一対のブレーク接点(ノーマルクローズ接点)よりその重量検出信号を装置内部へ受け入れ、一対のメーク接点(ノーマルオープン接点)から前記軸重検出部へ送る電源電圧の一方の電極と接続される複数のスイッチと、
    前記測定用レセプタクルの各端子と対応した端子を有し、接続ケーブルがその測定用レセプタクルと自身とに接続されたとき前記接続ケーブルを介して前記測定用レセプタクルと自身との対応する各端子同士が導通する接続ケーブル断線チェック用レセプタクルと、
    前記測定用レセプタクルの重量検出信号を受ける対を成す端子と対応する前記接続ケーブル断線チェック用レセプタクルの一対の端子に一対の入力端子が接続されたNANDゲートと、
    前記NANDゲートの出力信号を一方の入力端子に受け、他方の入力端子が前記測定用レセプタクルのうちの電源電圧の他方の電極が接続された端子と対応する前記接続ケーブル断線チェック用レセプタクルの端子に接続され、且つ前記電源電圧の電極の前記一方の電位にプルアップ手段を介してプルアップされているNORゲートと、
    を少なくとも備え、
    前記スイッチの切換端子が前記測定用レセプタクルのうちの電源電圧の前記一方の電極が接続された端子と対応する前記接続ケーブル断線チェック用レセプタクルの端子と接続され、且つ、前記電源電圧の前記他方の電極の電位にプルダウン手段を介してプルダウンされており、
    前記NANDゲートの二つの入力端子は、前記電源電圧の前記他方の電極の電位にプルダウン手段を介してプルダウンされており、
    前記NORゲートの出力により断線の有無を判定するようにしてなる
    ことを特徴とする接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置。
  4. 前記NORゲートの出力側にLEDよりなる表示手段を設け、この表示手段が点灯することによって前記接続ケーブルを構成する各芯線において断線がないことを視認し得るように構成したことを特徴とする請求項3に記載の接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置。
  5. 前記接続ケーブルは、4芯のストレート結線のケーブルであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置。
  6. 前記軸重検出部は、左右一対の輪重検出部からなり、前記輪重検出部は、路面に当設する基台と、前記車両の車輪が搭乗する載荷板と、前記基台と前記載荷板との間に挟持され、前記載荷板から伝達される前記車両の輪重を受けて、前記輪重に対応した重量検出信号を出力するように構成したことを特徴とする請求項1またはに記載の接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置。
  7. 前記接続ケーブルのうち、第1の接続ケーブルは、車両重量測定装置本体と第1の前記輪重検出部との間に接続され、第2の接続ケーブルは、前記第1の輪重検出部と第2の輪重検出部との間に接続され、これら、前記第1および第2の接続ケーブルは、電源電圧の供給と、前記第1および第2の輪重検出部からの重量検出信号を授受する機能を有することを特徴とする請求項6に記載の接続ケーブル断線チェック機能を備えた車両重量測定装置。
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